引用元
「磯野ー!野球しy・・えぇ!ワカメちゃんが死んだ!?」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1229584611/


 
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:16:51.68 ID:DjvUmtEP0
中島 「おいおい、冗談はよしてくれよ」

カツオ 「・・・こんな事冗談で言えるわけ無いだろ」

中島 「昨日だって元気だったじゃないか!」

カツオ 「事故だよ・・・転んだ拍子にテーブルの角に頭をぶつけたらしい」

中島 「そんな、あのしっかり者のワカメちゃんが・・・」

カツオ 「そういう訳だから、しばらく遊べそうもないんだ。ごめんな」

中島 「磯野・・・」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:18:11.91 ID:DjvUmtEP0
波平 「カツオ、中島君は帰ったのかい?」

カツオ 「うん、事情を話して帰ってもらったよ」

フネ 「ワカメー!ワカメー!」

波平 「ほら、母さん落ち着きなさい」

フネ 「だってアナタ!ワカメが!ワカメが・・・!」

波平 「わかっておる・・・とにかく落ち着きなさい」

波平 「カツオ、母さんを寝室に連れて行ってくれ」

カツオ 「うん・・・わかった」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:20:16.10 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「父さん」

波平 「・・・」

カツオ 「父さん!」

波平 「おぉ、カツオか。母さんの様子はどうだ?」

カツオ 「今は泣きつかれて眠ってるよ」

波平 「そうか」

波平 「ワシはまだ信じられんよ・・ワカメがあんなことで死んだなんて」

カツオ 「でも姉さんとタラちゃんが転んだところを見てたそうじゃないか」

波平 「そうじゃな・・・」

ガラッ
タラ 「カツオ兄ちゃーん。御本読んでくださいー」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:21:48.90 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「ゴメンねタラちゃん。今は忙しいんだ」

タラ 「・・・分かったですー」

波平 「救いはその二人が塞ぎ込んでいないという事じゃな」

カツオ 「そうだね・・・二人が一番ショックだったはずなのに」

波平 「ワシらもしっかりして母さんを支えなくちゃならんな」

カツオ 「うん・・・」

マスオ 「ただいまー」

タラ 「パパ帰ってきたですー」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:23:21.32 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「マスオ兄さん、お帰りなさい」

マスオ 「ただいま、ごめんね。こんな時に仕事で・・」

波平 「マスオくんが気に病むことは無い。むしろワシが不甲斐ないくらいじゃ・・」

マスオ 「そんな!お父さんはお母さんの事だけを考えていてください。家計は僕がなんとかしますから」

波平 「すまん・・マスオくん。すまん・・・!」

サザエ 「みんなー!ごはんできたわよー」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:24:28.64 ID:DjvUmtEP0
サザエ 「今日の御飯はモツ鍋よ」

タラ 「わーい、お鍋ですー」

マスオ 「おいおい、サザエ。こんな時に鍋なんて・・」

サザエ 「なに言ってるのよ。こんな時だからたっぷり栄養あるもの食べて元気ださなきゃ」

波平 「・・そうじゃな。頂こうか」

サザエ 「母さんにはあとでおかゆを持っていくわ」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:25:56.15 ID:DjvUmtEP0
その夜

サザエ 「・・あなた。・・・あなた」

マスオ 「ぐぅーぐぅー」

サザエ 「・・・寝てるわね」

タラ 「寝てるですー」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:26:55.55 ID:DjvUmtEP0
翌朝

波平 「・・どう言う事だい?マスオくん」

マスオ 「ですから、会社を辞めると言ったんです」

波平 「しかし昨日言ったことは・・・」

マスオ 「よく考えたんですが、みんなが心配だから僕も家に居ることにしました」

マスオ 「心配しないでください。貯えはあります。しばらくは生活できますよ」

波平 「・・・君がそういうなら反対はせんよ。スマン、面倒をかけるな」

マスオ 「気にしないでくださいよ。お父さん」

ガラッ
カツオ 「父さんマスオさん、おはよう」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:28:06.96 ID:DjvUmtEP0
波平 「おはようカツオ。早起きじゃないか」

カツオ 「いくら僕でもこんな時に、いつまでも寝ていられないよ。・・母さんは?」

波平 「まだ、寝込んでおるよ。それとカツオ、マスオくんもしばらく家に居るそうじゃ」

カツオ 「えぇ?」

マスオ 「よく考えたんだけど、今は家に居てみんなを支えることが大事だと思ってね」

カツオ 「・・そうなんだ」

学校

カツオ 「・・・って事になったよ」

中島 「じゃあ磯野以外は、みんな家に居るんだ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:29:20.53 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「僕も母さんが心配だから休むって言ったんだけどね。父さんがワカメの分もしっかり学校行けってさ」

中島 「・・・」

ピンポーンパンポーン

『皆さん、これより全校集会を行います。体育館まで集合してください』

中島 「・・なんだろ?」

カツオ 「ワカメのことだよ。さっき先生から聞いた・・・」

中島 「・・・行こうぜ。磯野」

カツオ 「・・・」

中島 「磯野」

カツオ 「・・ああ」

そして体育館でワカメの死が生徒に発表された

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:30:49.03 ID:DjvUmtEP0
放課後

カツオ 「みんな泣いてたな」

中島 「え?」

カツオ 「下級生から上級生までみんな泣いてた」

中島 「ああ、そうだな」

カツオ 「やっぱりワカメは自慢の妹だ・・・」

中島 「・・磯野・・・」

カツオ 「俺も立派な兄にならなきゃな」

中島 「そうだよ、それでこそ磯野だ!」

カツオ 「じゃあ僕は帰って家の事手伝うよ。姉さん一人じゃ心配だからね」

中島 「ああ、また明日な!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:31:48.88 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「ただいまー!」

フネ 「おや、お帰り。早かったのね」

カツオ 「か、母さん!起きて大丈夫なの!?」

フネ 「もう大丈夫だよ。いつまでも寝ているわけには行かないからね」

カツオ 「で、でも・・」

フネ 「大丈夫だから、心配要らないよ」

カツオ 「う、うん、でも無理はしないでね」

フネ 「はいはい」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:32:40.05 ID:DjvUmtEP0
ガラッ
カツオ 「と、父さん。母さんが」

波平 「母さんがどうかしたのか?」

カツオ 「どうかしたかじゃないよ。大丈夫なの?」

波平 「元気になったんだ。それでいいじゃないか」

カツオ 「でも・・!」

波平 「・・・宿題があるんじゃないのか?部屋で勉強していなさい」

カツオ 「こんな時に勉強なんて!」

波平 「いいから行きなさい!」

カツオ 「!!!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:33:53.03 ID:DjvUmtEP0
自室

カツオ 「どうしちゃったんだよ・・・みんなおかしいよ」

カツオ 「やっぱりワカメのことがショックで・・・」

グー

カツオ 「お腹すいたな。台所におやつあるかな」

ガサガサ

カツオ 「・・・なんにもないや。そうだよな、あれから買い物なんてして無いし」

カツオ 「・・・あれ?あのモツ鍋、材料どうしたのかな」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:35:25.62 ID:DjvUmtEP0
ガツッ

カツオ 「イテッ、なんでこんな所にポリバケツが。・・・かなり重いな何が入ってるんだろう?」

パカッ

カツオ 「うっ!な、なんだこれ!なにかの・・・内臓?こんなに大量に・・」

サザエ 「・・・なにしてるの?」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:36:49.29 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「ね、姉さん!あ、いや、あの、こ、これって・・・なに?」

サザエ 「ああ、お肉屋さんでモツが安かったからいっぱい買ったのよ。おいしそうでしょ?」

カツオ 「お、おかしいよ!だってあれからみんな家から出てないじゃないか!

サザエ 「あぁ、そういえばそうだったわね。」

カツオ 「・・・姉さん?」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:38:05.66 ID:DjvUmtEP0
サザエ 「マスオさん、父さん」

ガシッ

カツオ 「う!父さん!?マスオさん?!は、離してよ!」

マスオ 「ごめんね、カツオくん。ちょっと痛いけど、すぐ楽になるからね」

波平 「左様」

カツオ 「う、うわあぁぁっぁあ!!!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:51:28.64 ID:DjvUmtEP0
ガチャ

さぶ 「ちわー、三河屋でーす」

サザエ 「あら、さぶちゃん。どうしたの?」

さぶ 「どうしたのって、いつものお届けじゃないですか。・・・なにやってるんです?」

サザエ 「カツオがイタズラしてね、いまお仕置きしてる所なのよ」

さぶ 「えーと、3人がかりはいくらなんでもやり過ぎじゃないですか?」

カツオ 「さ、さぶちゃん!助けて!みんなおかしいんだ、殺されちゃう!」

さぶ 「え?どうこt」

ドスッ

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 16:57:04.84 ID:DjvUmtEP0
ドサッ

カツオ 「さ、さぶちゃん!!!」

フネ 「まったく手間かけさせるんじゃないよ」

サザエ 「ごめーん。かぎ掛け忘れてたわ」

サザエ 「さて、と」

カツオ 「うわぁぁぁ!」

バッ!ダダダダダッ

サザエ 「あら、逃げちゃったわ。ダメじゃないちゃんと掴んでなきゃ」

マスオ 「いやーごめんごめん」

波平 「面目ない」

タラ 「失敗したですかー?」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:03:58.13 ID:DjvUmtEP0
サザエ 「逃がしちゃった、ごめんねー。タラちゃん」

タラ 「まぁいいですよー。カツオ兄ちゃんが逃げるところなんて限られていますー」

ドンドンドン!

カツオ 「伊佐坂先生ー!助けてください!伊佐坂先生ー!」

難物 「おや、カツオ君どうしたんだい?」

カツオ 「助けてください!あ、あの家のみんながおかしくて!」

難物 「ハハハ、さてはまたイタズラをしたな。まぁ上がりなさい、しばらく匿ってあげるよ」

カツオ 「あ、ありがとうございます」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:08:22.20 ID:DjvUmtEP0
ワンワン!ウゥー!

難物 「おや?ハチが吼えるなんて珍しいな」

ピンポーン

難物 「はーい?」

カツオ 「だ、ダメだ出ちゃ!」

難物 「大丈夫、カツオ君がここに居ることは言わないよ。奥に甚六がいるから一緒に遊んでなさい」

カツオ 「あ・・・」

ガチャ

難物 「やぁ、磯野さん」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:17:07.44 ID:DjvUmtEP0
波平 「こんにちは伊佐坂先生、ウチのカツオがお邪魔していませんか?」

難物 「さぁ?来ていませんが」

ウゥー!ウゥー

難物 「こら!ハチお隣の磯野さんだぞ!いつも来ているじゃないか」

ウゥー!ウゥー!

波平 「そうですか・・・そうだ、これから家で碁でもどうですか?」

難物 「おお、いいですなー。ではお邪魔させてもらいましょう」

カツオ 「伊佐坂先生、父さんと一緒に出て行ったけど大丈夫かな・・・」

甚六 「どうしたんだい?カツオ君さっきから顔が真っ青だよ」

カツオ 「な、なんでもないです。そ、そういえば、軽さんとうきえさんはどうしたんですか?」

甚六 「ちょっと用事で出かけてるよ。帰りは遅くなるらしいけど。」

カツオ 「そ、そうですか」

甚六 「?」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:23:19.84 ID:DjvUmtEP0
ウゥー!ウゥー!

甚六 「またハチが吼えてるなー」

ガチャ

カツオ 「!!!」

甚六 「ん?親父帰ってきたのか?ちょっと待っててねカツオ君」

甚六 「おかえり」

難物 「ああ、ただいま」

ガウッ!ガウッ

甚六 「ハチの奴どうしたんだ?親父にまで吼えるなんて」

難物 「さてな、ところでカツオ君はまだ居るかい?」

甚六 「ああ、部屋に居るよ」

難物 「みんなもう怒ってないから帰るように言ってくるよ」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:31:09.97 ID:DjvUmtEP0
ガチャ

難物 「カツオくん」

甚六 「あれ?居ない。さっきまで居たのにな」

難物 「・・・逃げられたか」

甚六 「え?・・・親父?」

カツオ 「ハァッ!ハァッ!」

カツオ 「父さんと同じ用にハチが吼えていた・・・きっと伊佐坂先生も・・・」

カツオ 「どうすればいいんだ・・」

花沢 「あら?磯野君じゃない」

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:36:17.88 ID:DjvUmtEP0
タラ 「また失敗ですかー」

花沢不動産

花沢 「はい、お茶。落ち着くわよ」

カツオ 「・・ありがとう」

花沢 「一体どうしたの?今の磯野君普通じゃないよ?」

カツオ 「・・・」

花沢 「まぁ話したくないならいいわよ、でもあたしはいつも磯野君の味方だからね!」

カツオ 「花沢さん・・・」

ピンポーン

カツオ ビクッ!

花沢 「磯野君?・・・大丈夫よ。なにが来てもあたしが追い返してやるわ」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:42:02.05 ID:DjvUmtEP0
花沢 「はーい」

サザエ 「こんにちは、花沢さん。ここにカツオ来てないかしら?」

花沢 「・・・」

サザエ 「花沢さん?」

花沢 「・・・来てません。お引取りください」

サザエ 「あら?おかしいわね。だってそれカツオの靴よね?」

花沢 !!!

サザエ 「隠すとためにならないわよ」

花沢 「来てないったら来てません!帰ってください!」

ドスッ

花沢 「え・・・」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:47:55.61 ID:DjvUmtEP0
サザエ 「見つけたわよー、カツオ」

カツオ 「姉さん!」

サザエ 「さぁ、一緒に帰りましょう?」

カツオ 「い、いやだ!・・・花沢さんは?花沢さんはどうしたんだ!?」

サザエ 「ちゃんと忠告したのよ?隠すと為にならないって。なのに言うこと聞かないから・・・」

カツオ 「う、嘘だ・・・・うわぁああああああああ!!!」

サザエ 「さあ、帰るわよ」

カツオ 「来るな!!!来るなぁ!!!」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 17:59:56.12 ID:DjvUmtEP0
ガシッ

花沢 「磯野君!逃げて!」

サザエ 「なっ、こいつ!離しなさい!」

カツオ 「花沢さん!」

花沢 「早く!早く逃げるのよ!」

カツオ 「でも、花沢さんが!」

花沢 「私の事はいいから!早く!」

カツオ 「・・・花沢さん!ゴメン!」

サザエ 「死にぞこないが!」

バキッ

花沢 「アグッ!」

タラ 「またまた、失敗ですかー。これは方法を変える必要があるですー」

花沢 「タラ・・・ちゃん・・・?」

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 18:07:25.83 ID:DjvUmtEP0
タラ 「この傷でよく動けたですー。愛の力ってやつですー?」

花沢 「なに・・・を・・・」

タラ 「カツオ兄ちゃんに気がある事はみんな知ってるですよー」

花沢 「・・・ゴフッ・・・ゴブッ」

タラ 「・・・もう駄目ですねーじゃあ最後に頑張ったご褒美に良いこと教えてあげるですー」

タラ 「カツオ兄ちゃんは花沢さんに言い寄られて・・・迷惑してたですよー」

花沢 ・・・

タラ 「死んじゃいましたー。最後の言葉聞こえたですかねー」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 18:13:16.21 ID:DjvUmtEP0
サザエ 「タラちゃん、後始末はどうする?」

タラ 「これだけ損傷が酷いと、『変える』事もできないですー」

タラ 「家族が帰ってきたら、そいつらも始末するですー」

サザエ 「そんな事したら大事にならない?」

タラ 「大丈夫ですー。会社の経営不振による一家心中ということにするですー」

サザエ 「わかったわ」

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 18:56:14.52 ID:DjvUmtEP0
???1 「ボス、気になる事件が起きました」

???2 「ん?」

???1 「花沢不動産で一家心中です」

???2 「今のご時勢よくある話だろ。残業明けで眠いんだ、静かにしてくれ」

???1 「それが経営は順調そのもので、心中する理由が見当たりません」

???2 「ふむ・・・」

???3 「お待たせしましたー、夕飯買って来ましたよー」

???1 「遅いわよ!コンビニ行くのに何分掛かってるの?」

???3 「す、すいません・・・」

???2 「・・・二人とも、夕飯はお預けだ。行くぞ」

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:02:33.64 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「僕のせいだ・・・僕のせいで花沢さんが・・・」

カツオ 「・・・交番だ!警察の人なら何とかしてくれるかも」

カツオ 「すいません!」

両津 「ああん?なんだー?ワシは今忙しいんだが」

カツオ 「あ、あの家族が変なんです。みんなおかしくて、それがどんどん広がって!」

両津 「ハイハイ、もうすぐ夜だぞ。遊びはほどほどにして帰りな」

カツオ 「遊びなんかじゃ・・・!・・・わかりました」

カツオ 「そうだよな・・・こんな話信じてくれるわけないよな・・・」

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:06:35.57 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「どうしよう、もう暗くなってきた。」

カツオ 「そうだ、ノリスケ叔父さんのところに・・・」

カツオ 「・・・だめだ。巻き込むわけには行かない」

カツオ 「・・・」

中島 「磯野?」

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:13:52.50 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「中島・・・!」

中島 「磯野!探したんだぞ!突然居なくなったって電話があって」

カツオ 「電話?誰から?」

中島 「お姉さんだよ。心配してたみたいだぞ?」

カツオ 「・・・そう」

中島 「おい!どこに行くんだよ!」

カツオ 「さぁ、な。でもここには居られない」

中島 「・・・なにがあったんだ?話してくれよ」

カツオ 「だめだ。中島まで巻き込むわけにはいかない」

中島 「そんな・・!僕達親友だろ!」

カツオ 「とても信じられるような話じゃないよ」

中島 「信じる!」

カツオ 「中島・・・」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:19:10.50 ID:DjvUmtEP0
中島 「そんな事が・・・」

カツオ 「信じてくれるのか?」

中島 「当たり前だろ!」

カツオ 「中島・・・ありがとう・・・」

中島 「これからどうするんだ?磯野」

カツオ 「もう、この街には居られないよ。朝一の電車で町を離れるつもりだ」

中島 「始発までまだ時間があるぞ。それまで身を隠さなきゃ」

カツオ 「・・・そうだな」

中島 「学校なんて良いんじゃないか?今ならだれも居ないし体を休めるくらいできるはずさ」

カツオ 「そうだな、そうしよう」

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:23:21.82 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「うまく忍び込めたな」

中島 「磯野は抜け道詳しいからなー」

保健室

中島 「ここならベットもあるし、体を休めるにはもってこいだろ?」

カツオ 「ああ・・・」

中島 「・・・磯野。疲れてるんだろ、今のうちに眠っておいたほうが良いよ」

カツオ 「でも・・・」

中島 「見張りは僕がしておくからさ。」

カツオ 「・・・ごめん。じゃあちょっとだけ眠る」

287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:27:02.57 ID:DjvUmtEP0
・・・い・・・はい・・・大丈夫・・・眠っ・・・す

カツオ 「うん・・?」

カツオ 「・・・話し声?外からか?」

中島 「今なら確実に捕まえられるよ。タラちゃん」

タラ 「ご苦労ですー」

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:31:49.93 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「そんな・・・!中島まで・・・」

ガタッ

カツオ 「しまった!」

中島 「磯野!起きていたのか!」

カツオ 「に、逃げなきゃ・・・!」

中島 「逃がさないぞ!磯野!」

タラ 「まぁまぁ、中島君。学校は既に包囲してあるですー。逃げ場は無いですー」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:35:32.14 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「はぁ!はぁ!」

カツオ 「だめだ・・・出口は全部固められてる・・・」

タラ 「カツオ兄ちゃーん、どこですかー?」

カツオ 「逃げなきゃ!逃げなきゃ!」

タラ 「カツオ兄ちゃーん、僕御本読んで欲しいですー出て来てくださーい」

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:39:28.96 ID:DjvUmtEP0
屋上

カツオ 「・・・もう、だめだ」

タラ 「カツオ兄ちゃん、ここにいたですか。探したですー」

カツオ 「く、来るな」

タラ 「それ以上行ったら落ちちゃうですよー?まぁ僕はそれでも構わないですー」

315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:46:55.88 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「・・・僕の負けだよ。タラちゃん」

タラ 「やっと諦めてくれたですかー」

カツオ 「殺す前に教えてくれないか・・・ワカメもタラちゃんがやったのかい?」

タラ 「あぁ、あれは違うですー。ワカメお姉ちゃんが勝手に死んだですー」

タラ 「最初にママを『変えた』んですー、ちょうどその時ワカメお姉ちゃんに見られちゃったです」

カツオ 「『変える』・・・?」

タラ 「それでパニックになったワカメお姉ちゃんは走って逃げたですー。でもつまずいて頭をゴツン!しましたー」

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:54:31.19 ID:DjvUmtEP0
タラ 「まぁ当たり一面に内臓が散らばってたですーワカメおねえちゃんには刺激が強すぎたかもですー」

カツオ 「タラちゃん・・・君は一体・・・」

タラ 「僕ですかー?宇宙人ですよ?」

カツオ 「宇宙・・・人・・?」

タラ 「信じられないですー?でも本当ですー僕は地球を侵略しに来た宇宙人ですー」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 19:56:36.66 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「そんな!だってタラちゃんは姉さんとマスオ兄さんの子供で・・・!」

タラ 「ああ、その子ならとっくに死んでるですー」

カツオ 「え・・・」

334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:01:33.68 ID:DjvUmtEP0
タラ 「気づかないのも無理ないですー。入れ替わったのは生まれてすぐですー」

カツオ 「・・・そんな」

タラ 「みんなには感謝してるですー。幼体でまだ大した力のなかった僕をここまで育ててくれたですー」

カツオ 「・・・」

タラ 「質問は終わりですー?じゃあさよならですー」

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:07:45.81 ID:DjvUmtEP0
パン!

タラ 「な・・・?」

カツオ 「え・・・?」

タラ 「痛いですー!誰ですかー!」

???2 「ほう、頭を打ち抜いても死なんか・・・」

タラ 「何者ですー!?」

???2 「MIBだ」

362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:20:21.78 ID:DjvUmtEP0
タラ 「MIB・・・姿を見せるですー!」

    _____
   /        ゝ
  /          ゝ
  / /  ∨∨∨∨\
 |/         |  <ハーイ!
 (6     ´  っ` |
  |    ___ |
   \   \_/ /
    \___/

カツオ 「イクラちゃん!?」

タラ 「イクラちゃん・・・そうだったですかー。今まで気づけなかったなんて不覚ですー」

イクラ 「それはお互い様だ。まさか赤ん坊のときから摩り替わって潜伏してたとはな・・・」

タイコ 「でも、最後にボロを出したわね」

カツオ 「タイコさん!」

ノリスケ 「君はカツオ君を捕まえる為に暴れすぎたのさ」

カツオ 「ノリスケ叔父さん!」

イクラ 「それにベラベラと喋っている間に辺りは鎮圧させてもらった。あとはお前を消せば終わりだ」

381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:29:16.64 ID:DjvUmtEP0
タラ 「舐めるんじゃないですー!お前達くらい僕一人d・・・」

パン!、パン!

タラ 「うあぁああぁぁ!」

カツオ 「タラちゃん!」

タラ 「痛いですー、足が動かないですー・・・カツオ兄ちゃん助けてですー・・・」

カツオ 「・・・タラちゃん」

タラ 「痛いですー痛いですー」

ノリスケ 「カツオ君、同情は禁物だよ。そいつは君の家族を・・・」

カツオ 「・・・」

パン!パン!パン!

タラ 「・・・ち、ちくしょうですー・・・・・」

イクラ 「・・・死んだか」

392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:37:55.42 ID:DjvUmtEP0
ノリスケ 「・・・終わったよ。カツオ君」

カツオ 「終わったって・・・父さんや母さんは!?中島達は?」

ノリスケ 「それは・・・」

イクラ 「奴らは人の内臓を抜き取り、その中に寄生する。寄生されたものは助からんよ」

ノリスケ 「ボス!そんな言い方って!」

イクラ 「・・・いくぞ。町の再編作業が残っている。」

タイコ 「はい、ボス」

カツオ 「うぅっ・・・」

ノリスケ 「・・・カツオ君、このペンの先をよーく見て」

カツオ 「・・・え?」

ピカッ!

ノリスケ 「大丈夫だよ。目が覚めたら、「日常」が戻ってきているから」

404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:46:13.71 ID:DjvUmtEP0
翌日

軽 「カツオー!早くしないと学校遅れるわよー?」

カツオ 「わかってるよ、母さん」

うきえ 「カツオちゃん、そんなに急いで食べると」

カツオ 「むがっむっがが」

うきえ 「ほら、言わんこっちゃ無い。はい、お茶」

カツオ 「ぷはー、助かった。じゃあいってきまーす!」

軽 「カバン忘れてるわよ!甚六!」

カツオ 「甚六?母さん息子の名前間違えないでよ。僕は伊佐坂カツオだよ?」

軽 「そうね、ごめんなさい。・・・おかしいわね、息子の名前間違えるなんて・・・」

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:50:35.16 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「遅刻するー!」

タッタッタッ、ドンッ

ノリスケ 「大丈夫かい?キミ」

カツオ 「すいません!急いでて・・・」

タイコ 「怪我は無い?」

カツオ 「だ、大丈夫です!それじゃ!」

ノリスケ 「ボス、なにも僕達の記憶まで消すことは無いんじゃなかったんですか?

イクラ 「これで良いんだ。俺達はこの町を去るんだからな」

ノリスケ 「え!?どういうことです?」

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 20:54:30.14 ID:DjvUmtEP0
タイコ 「わかりやすく言うと、左遷よ」

イクラ 「侵略者の存在に気づかなかった無能は用なしってことだ」

ノリスケ 「そんな・・・!今回のケースは異例中の異例です!ボスの責任じゃ!」

イクラ 「組織である以上、責任を取るものは必要だ。」

タイコ 「まぁ良い休暇と思えば良いじゃないの」

イクラ 「そういうことだ、行くぞ」

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 21:01:19.84 ID:DjvUmtEP0
放課後

カツオ 「ただいまー!」

軽 「おかえり、カツオ。おやつ棚に入ってるわよ」

カツオ 「はーい」

カツオ 「・・・おやつも食べたし、すること無いなー。僕っていつも放課後なにしてたんだっけ・・・?」

カツオ 「いつも誰かと遊んでたような・・・でもそんな親しい友達いないよなー」

カツオ 「なんだろ・・・なんか・・・・・寂しいな・・・」

END






462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 21:09:49.17 ID:DjvUmtEP0
エピローグ

カツオ 「母さん、この空き家って誰が住んでたの?」

軽 「さぁ?私がここに住みはじめた頃はもう空き家だったよ」

カツオ 「へぇーちょっと探検してこよう!」

がちゃ!がちゃ!

カツオ 「カギが掛かってる・・・そりゃそうだよな」

カツオ 「・・・このポスト・・・この下に確か・・・あった鍵だ」

カツオ 「・・・なんで僕こんな事知ってるんだ?」

がちゃ

カツオ 「お邪魔しまーす」


482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/18(木) 21:19:38.96 ID:DjvUmtEP0
カツオ 「なんだろ・・・この家初めて入ったはずなのに、懐かしい・・・」

ポロ

カツオ 「・・・涙?・・・なんで僕泣いてるんだろう」

カツオ 「涙が・・止まらないよ・・・」

ニャーン

カツオ 「え?・・・猫?」

ニャーン

カツオ 「・・・ここ、お前の家なのか」

ニャーン

カツオ 「でもここは空き家だぞ、食べ物もないだろ。!」

ニャーオ?

カツオ 「・・・そうだ、お前家においでよ!大丈夫、母さんもうきえ姉さんも優しいから、お前を飼うこと許してくれるさ」

ニャーオ!

カツオ 「そうだ、名前つけなきゃな。・・・うーん、タマ!お前は今日からタマだ!」


おしまい





 

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