1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:01:37.64 ID:2tzg7I0yO
ミギー「君の性癖について教えてくれないか?」

ブフーッ

シンイチ「ゴホッゴホッ…俺のサスケ返せ!! ……じゃなくて、何でお前にそんなこと語らにゃならんのだ!?」


ミギー「我々(寄生生物)には性欲というものはない しかし、それは三大欲求と呼ばれるものの一つであり、君たち人間にとっては重要なものであるということを書物で知った」


シンイチ「へいへい、相変わらず勉強熱心なこと ……で、それが何よ?」


ミギー「我々(寄生生物)の思考は寄生する宿主の個性や環境から影響を受ける場合がある」

シンイチ「つまり、お前の知的好奇心を満たすために自ら恥をさらせと?」


 

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:04:12.99 ID:2tzg7I0yO
ミギー「我々(寄生生物)には人間の言う恥という感情は無いのでよく分からないが、それは違う」

シンイチ「どう違うってのよ?」

ミギー「我々(寄生生物)の思考特性が顕著に現れるのは戦闘時だ つまり私が自分の思考に影響を与える因子について細かく把握しておくことは君と私の生存に関わる重要事項であり、ひいてh

シンイチ「だあーっ! もういい、わかった! ……でも流石のお前もそういうことについては疎いだろ? 俺の性癖だけ知ったところであまり参k

ミギー「テスト前の君と一緒にしてもらっては困る すでにパソコンで予習済みだ」

シンイチ「(人が寝てる間に勝手なことしやがって……ん?)てことは、俺のブックマークとか画像フォルダなんかも見たのか?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:08:58.48 ID:2tzg7I0yO
ミギー「もちろんだ ただ、某巨大掲示板などで得た情報から君のそれは他の人間のオスに比べて極端に少なすぎることがわかった」

シンイチ(最悪だ……つうか、こいつ2ちゃんねらーだったのかよ……)

ミギー「さらに言えばフォルダの整理もまったくされていなかったので君の性的嗜好がいまいち把握できなかった」

シンイチ「はあ……で?」

ミギー「いわゆるガチホモというやつなのか?とも考えたが、それならそれでそういう類の画像があって然るべきだし、たしか君は以前あの村野とかいうメスに対して性的な興奮を

シンイチ「どわあーっ! ……ったく、お前にはデリカシーってもんはないのか……」ブツブツ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:15:14.43 ID:2tzg7I0yO
ミギー「とにかく以上のことからおそらく君はエロ本派という種に分類されるオスではないかと推s

シンイチ「ほっとけ!」

ミギー「あまり興奮するな、シンイチ 体によくないぞ」

シンイチ「誰のせいだよ!」

ミギー「とにかく、そういうわけで参考のために君の秘蔵コレクションを見せて欲しい」

シンイチ「(何がそういうわけなんだよ!ったく)……はあ……わかった ちょっと待て」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:19:04.47 ID:2tzg7I0yO
ミギー「どこへ行くんだ、シンイチ?」

シンイチ「ちょっと下の物置部屋にな……」

トントントン...

ミギー「部屋の隅々まで探しても何も見つからなかったが、やはり別に隠し場所を設けていたのか」

シンイチ「(……やっぱり捜索済みなわけね)

ミギー「しかし、そんな所では両親に見つかったりしないのか?」

シンイチ「んん? ああ、うちの母さんは虫が大の苦手であそこにはまず立ち入らないし、もともと父さんとは共有している物だから問題ない」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:21:54.00 ID:2tzg7I0yO
ミギー「シンイチ、そういう物を父親と共有する人間というのは、かなり珍しい部類に属する存在だと思うぞ」

シンイチ「ほっとけ! さあ、無駄口たたいてる間に到着したぜ」

ガチャッ カチ パッ

ミギー「段ボールでぎっしり埋まっているな この中に紛れ込ませているわけか これなら母親が万が一ここに入ったとしても見つかることはないな」

シンイチ「いや、この箱全部が俺たちのコレクションだ」

ミギー「………何…だと……? 一体どれくらいあるんだ?」

シンイチ「ちょっと待てよ この辺に蔵書目録が…」
ガサゴソ

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:25:01.30 ID:2tzg7I0yO
ミギー(………目録…だと……?)

シンイチ「お! あったあった! いよっと」ドスン

ミギー「!?」

それは目録というにはあまりに大きすぎた
大きく 分厚く そして大雑把すぎた
それは まさに 辞書だった

ミギー「すごい……」

ペラペラペラ

シンイチ「ん? 何か言ったか、ミギー?」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:28:10.56 ID:2tzg7I0yO
ミギー「いや、何でもない それで、結局これは何冊くらいあるんだ?」

シンイチ「えーっと…」

ペラペラ

シンイチ「今年の10月の時点で1万5000冊ってことになってる」

ミギー「…どういう種類の本だろうと一般家庭で所蔵してるレベルじゃないな」

シンイチ「まあ、父さんの仕事上の資料でもあるからな」

ミギー「たしかシンイチの父親はフリーのルポライターだったと記憶しているが?」

シンイチ「そうだよ 風俗専門のな」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:31:36.76 ID:2tzg7I0yO
ミギー「なるほど ちなみにシンイチ自身はどのくらい目を通しているんだ?」

シンイチ「お前がきてからはなかなか見れてないけど、それまでは大体全部読んでたな 父さんとは趣味が合うんだ」

ミギー「そうか しかし、この目録を見ると…」

ペラ…ペラ…ペラペラ…ペラ…

ミギー「一定のジャンルに偏りすぎている気がするのだが?」

シンイチ「あによ? 変態だって言いたいの?」

ミギー「いや、食事に関してはバランス良く栄養を摂取することを希望するが、こういう事柄について私の方から特に口を出すつもりはない それに…」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:38:16.55 ID:2tzg7I0yO
シンイチ「それに?」

ミギー「先ほど君が口にした文脈における『変態』という語は一般的な感覚から遊離した性的嗜好を持つ人間に対して用いる呼称だと理解しているが、そういう意味で言うと、このフタナリというジャンルはそれに該当するものではないのだろう?」

シンイチ「……いや、自分で言うのもなんだが、普通に該当すると思うけど」

ミギー「しかし、私がネットで訪問した掲示板では、多くの人間がその話題で盛り上がっていたし、蒼星石とかいう名前のフタナリ人形が結構な人気を博していたぞ?」

シンイチ「(よりによってvipperかよ、ミギー……)お前ね、あの掲示板は特殊な人間が集まる所なの だから、あそこでの評価を社会一般に当てはめるのはかなり問題があるぞ」

ミギー「なるほど、少しネット上の情報源を拡大する必要があるな…たしかmixiというものも…」ブツブツ

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:41:38.50 ID:2tzg7I0yO
. .λ λ λ λ

シンイチ「のわっ!!」

ミギー「む? どうしたシンイチ? 急に心拍が乱れたぞ?」

シンイチ「お前さあ、思索に耽るのは結構だけど、いきなり分裂とかやめろよ! 心臓が止まるかと思ったぞ」

ミギー「それは困る 君が死んだら私の生命活動も停止してしまうからな 以後、気を付けよう」

シンイチ「是非そうしてくれ」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:46:27.89 ID:2tzg7I0yO
ミギー「ところでシンイチ、あの村野とかいうメスはどうなんだ?」

シンイチ「どうって何が?」

ミギー「フタナリなのか?」

シンイチ「んなっ! 知るかよ! そんなこと!」

ミギー「しかし、君の性的嗜好からすれば重要事項なんじゃないか? 彼女のことを想像しながらすることもあるんだろ?」

シンイチ「馬鹿野郎! 恋愛とオナ…自慰行為は切り離すべき物だ!」

ミギー「kwsk」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:52:38.23 ID:2tzg7I0yO
〜シンイチの熱弁は二時間弱に及んだという〜

シンイチ「……というわけだ」

ミギー「ふむ……君の主観が入りすぎていて論理の方はお粗末だが、思春期の人間のオスの思考様式のサンプルとしてはとても参考になった」

シンイチ「それはけなしてんだよな?」

ミギー「そうじゃない しかしまあ、とにかく君は村野里美では自慰行為をしないんだな?」

シンイチ「それが正しい童貞のあり方だ」

ミギー「単に性行為の経験がないというだけの状態に正誤の区別があるのか?」

シンイチ「ぐっ……」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 13:56:46.81 ID:2tzg7I0yO
ミギー「童貞というのは本当に変わった生き物だな 論理は破綻していることが多いが確固たる信念を持っている 実に興味深い」

シンイチ「だが、我々(童貞)は、か弱い 信念だけでは生きていけない ただの細胞体だ だから あまりいじめるな」

ミギー「…君の童貞哲学は理解した ところで、もう少し尋ねていいか?」

シンイチ「何だ?」

ミギー「話は戻るが、先ほどの君の話によると、フタナリというのは実例も少なく、一部ではともかく一般的にはさほど需要のあるものではない」

シンイチ「それがどうかしたか?」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 14:01:50.93 ID:2tzg7I0yO
ミギー「ということはシンイチの父親もフタナリ関係の仕事だけで収入を得ているわけではない」

シンイチ「当たり前だ!」

ミギー「だとすると、やはりこのコレクションは仕事上の資料としては偏りすぎてるんじゃないか?」

シンイチ「そりゃそうだが、全体の1割にすぎないとはいえその他のジャンルの物も1500冊はあるんだぞ?」

ミギー「……なるほど、たしかに十分すぎる量だな だが、そうだとすると、やはり約1万数千冊については純粋に趣味で集めた物なのか?」

シンイチ「やっぱり異常かな?」

ミギー「それはよく分からないが、それほど強い情念が私の思考にどういう影響を及ぼすのか、という点が非常に気に掛かる」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 14:06:01.88 ID:2tzg7I0yO
シンイチ「まあ、そうだろうな しかし、SMとかならまだかろうじて想像もつくが、フタナリって戦闘時の思考に何か影響するようなもんかね?」

ミギー「それも私にはよく分からない ところで、一体何が君たちをそこまで駆り立てるんだ?」

シンイチ「これは父さんも同じ事を言ってたんだけど、初めてこれに触れたとき、脳にある指令がきたんだ」

ミギー「指令?」

シンイチ「このジャンルを食い尽くせ! だ」

ミギー「……前言を翻す形になってすまないが……シンイチ、仮に変態という性質に限界がないとしても、その中の『究極』に一番近い生物は やはり、君たち父子だと思うぞ」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/12/14(日) 14:11:33.02 ID:2tzg7I0yO
シンイチ「褒め言葉として受け取っておくよ」

ミギー(しかし、取り敢えず今のところ感知できる影響はないようだが……もしシンイチの脳を奪ってしまっていたら……私の思考様式もかなり偏ったものになっていたかもしれないな……)ブツブツ

シンイチ「おい、ミギー? どうした? ミギー? おーい?」

ミギー「シンイチ……」

シンイチ「何だよ?」


ミギー「……君の脳を奪わなくてよかった」



おしまい


このSSも読んどけwww
ミギー「なあシンイチ」

引用元
ミギー「ところでシンイチ」
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1229227297/
 

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