1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 00:57:41.562 ID:O6JE2EU00.net

【エンジェル珈琲】

カランカラン


マスター「いらっしゃいませ」

マスター「席へご案内いたします」

ゼルエル「ああ、ありがとう」

マスター「こちらがメニューでございます」

マスター「ご注文が決まりましたらお声がけください」

ゼルエル「わかった」






 
 
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:00:02.253 ID:O6JE2EU00.net

ガヴリール「マスタぁー、やっぱトイレ絶対詰まりかけてます……………………って」

ガヴリール(姉さん!?) サッ

マスター「おや?天真くん。顔が真っ青だけど、どうしたんだい?」

ガヴリール「あ、ああああれ何?」

マスター「え?ああ、天真くんは着物ってあまり見た事がないのかな?」

マスター「金色の髪に和服なんて珍しいよねぇ。外国の人かな?それにしては立ち振る舞いが綺麗だね」

マスター「私も年甲斐なく見惚れてしまうよ」ニコニコ

ゼルエル「すまない。注文をしたい」

マスター「はい。ただいま伺います」





 
5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:02:01.668 ID:O6JE2EU00.net

マスター「ご注文をお願いします」

ゼルエル「うむ」

ゼルエル「ガヴリールをひとついただこう」

マスター「…………」

マスター「カプチーノ?」

ゼルエル「ガヴリール」

マスター「」

マスター(……………………ええー?)

マスター「」チラ

ガヴリール(こっち見んなマスター)シッシッ

マスター「…………ひ、非売品ですので」

ゼルエル「なるほど。確かにガヴリールは可愛すぎて値など付けられない」

ゼルエル「分かっているな、店主」

マスター「あ、ありがとうございます」





 
6:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:04:13.905 ID:O6JE2EU00.net

マスター「すみません。少々お待ちいただいてもよろしいですか?」

ゼルエル「ん?ああ」



マスター「どうしよう天真くん。あの人ちょっとおかしいかもしれない」プルプル

ガヴリール「ちょっとどころじゃないです。おかしいんです」

マスター「天真くんの知り合いなのかい?」プルプル

ガヴリール「はい。不本意なことに」

ガヴリール「でも安心してください。奴には弱点があるんです」

ガヴリール「いま知り合いに犬を連れて来るよう連絡しますから!」

マスター「だだだだめだよ天真くん!?ここ飲食店!近々保健所の検査が入るから勘弁して!!」





 
9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:06:03.903 ID:O6JE2EU00.net

ガヴリール「と、とにかく私は隠れてるんで」

ゼルエル「ガヴリール」

ガヴリール「」ビク

ゼルエル「そこにいるのは分かっている。早く出てきなさい」

ガヴリール「ぐぅぅ……千里眼か!」





 
10:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:07:27.827 ID:O6JE2EU00.net

ガヴリール「」ムスッ

ゼルエル「ガヴリールのウェイトレス姿!かわいい!最高だ!!」

ガヴリール「最悪だよ。シスコンにバイト先がバレるとかさ」

ゼルエル「かわいい!かわいいぞガヴリール!」パシャパシャパシャ

ガヴリール「写真を撮るな!」

ゼルエル「ハニエルからお前の近況を撮ってきてほしいと頼まれているんだ」

ガヴリール「くっ…………!」

ガヴリール「少しだけにしてよ!」





 
11:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:09:07.068 ID:O6JE2EU00.net

ガヴリール「せめて来る前に連絡入れてよ。いつもいつも心臓に悪いんだよ」

ゼルエル「私もそうしたいが、そもそもお前に着信拒否されてるから連絡取れないだろ」

ガヴリール「そうだった……毎晩姉さんからおやすみコールがかかって来るからうざくて着拒したんだった」

ガヴリール「それにしてもなんでこんなに下界に来るの?ちょっと多すぎじゃない?」

ゼルエル「多いって言っても1ヶ月に一度くらいじゃないか」

ガヴリール「年に12回も姉さんの顔見たくないんだよ!」

ゼルエル「ね、年に12回ぐらいはいいだろ……お姉ちゃん悲しい」ガーン





 
13:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:11:07.494 ID:O6JE2EU00.net

ゼルエル「私は、お前が下界でしっかり学んでいるか見に来ているんだぞ」

ガヴリール「はぁ?ほっといてよ。姉さんこそ大学サボってるじゃん」

ゼルエル「ガヴリール、私が大学をサボると思うか?」

ガヴリール「え?だって今もこうして……」

ゼルエル「修行を積んで天使力を上げると分身を作れるようになるんだ。だから、同時に天界と下界に存在することができる」

ガヴリール「まじか」

ゼルエル「いつでも気軽にお前の様子を見にこれるというわけだ」

ゼルエル「ちなみに戻るのは簡単だぞ。分身を一発ひっぱたけばすぐに本体へ」

ガヴリール「」パシーン !

ゼルエル「ガヴリール。こっちのお姉ちゃんは本物だ」ヒリヒリ

ガヴリール「ふーん、ごめんね」

ゼルエル「結構いたい」ヒリヒリ





 
14:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:13:09.938 ID:O6JE2EU00.net

マスター「て、天真くんのお姉さんでしたか。これは失礼いたしました」

ゼルエル「こちらも挨拶が遅れてすまない。天真=ゼルエル=ホワイトだ。妹が世話になっている」

マスター「いえいえこちらこそ。天真くんからはいつも元気を貰っています」

ガヴリール「ふん」ムスッ

マスター「せっかくだし、何か頼まれてはいかがですか。サービスしますよ」

ゼルエル「おお、ありがとう。オススメはあるのかな?」

マスター「オススメですか!それはもちろんブレンドコーヒー……!」

ゼルエル「申し訳ないがコーヒーの味はよくわからないんだ。では、緑茶を頼む」

マスター(緑、茶……!)

マスター(エンジェル珈琲なのに緑茶……!)

マスター「か、かしこまりました」プルプル





 
15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:15:02.241 ID:O6JE2EU00.net

ガヴリール「そもそも、なんで私がここで働いてるって知ってるの」

ゼルエル「とある情報筋から聞いてな」

ガヴリール「誰それ」

ゼルエル「すまない……提供者から『私が教えた事はガヴちゃんに秘密にしてくださいね♪』と言われているんだ」

ガヴリール「ふーん」ピッ

ガヴリール「もしもしラフィエル?今すぐ来い。3秒で来い。ビンタするから」





 
16:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:17:02.061 ID:O6JE2EU00.net

ラフィエル「こんにちは。途中で偶然タプちゃんと会ったので、一緒に来ちゃいました」ニコニコ

ガヴリール「ラフィ、お前よくそんな笑顔で来れたな」

タプリス「お、おおお久しぶりですっ」

ゼルエル「2ヶ月ぶりかタプリス。そんなに緊張しなくていい」

ガヴリール「とりあえず殴るからタプリスの後ろから出てこい」

ラフィエル「うふふ。遠慮しまーす」





 
17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:19:03.829 ID:O6JE2EU00.net

ゼルエル「ここへはよく来るのか?」

タプリス「はいっ。ゆっくりできますし、お客さんがいない時は先輩とおしゃべりできますから」

ゼルエル「なるほどな」

ゼルエル「ふむ、ちょうど私たちの他に客はいないようだが……」

ラフィエル「いつもいませんよ?」

マスター「」ガーン

ゼルエル「ガヴリールと少し話をしたい。店主、妹を借りても良いだろうか?」

マスター「え、ええ……」

ガヴリール「私は良くないんだけど」





 
19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:21:05.310 ID:O6JE2EU00.net

ゼルエル「君たちも何か頼みなさい。今日は私がごちそうしよう」

タプリス「ほんとですかっ」

ラフィエル「わー、ありがとうございます!」


ガヴリール「マスター。私いちごヨーグルトスムージー」

タプリス「オレンジジュースお願いします」

ラフィエル「私、レモンティーで」

マスター(誰ひとりコーヒーを頼まない……!)





 
20:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:23:06.856 ID:O6JE2EU00.net

ゼルエル「こうしてゆっくり話すのは久しぶりだなガヴリール」

ガヴリール「そうだね。姉さんがいつも暴走するからゆっくり話したことってあまりないね」

ゼルエル「ガヴリール。学校はどうだ?上手くやれてるか?ご飯はちゃんと食べているのか?」

ガヴリール「ギクシャクした親子関係みたいな話出しはやめてよ姉さん」

タプリス「あれ?なんでしょう、私この会話デジャヴです」





 
21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:25:04.393 ID:O6JE2EU00.net

ガヴリール「そんな事聞かなくても、どうせいつも千里眼で覗いたりしてるんでしょ」

ゼルエル「いや、最近は控えるようにしている。夏場はまずいと気がついてな」

タプリス「なんで夏場はまずいんですか?」

ゼルエル「ガヴリールが昼頃に目を覚ますと真っ先にシャワーで汗を流しに行くからだ」

ゼルエル「以前大学にいる時にふと全裸のガヴリールを覗いてしまってな。鼻血を噴いて失血多量で運ばれたんだよ」

ガヴリール「姉さんそんなの見てたの!?変態!変態!」

ラフィエル「あー、私もガヴちゃんを覗くとたまにやっちゃいます」

ガヴリール「ラフィ!?」

タプリス「うらやましいっ!」

ガヴリール「タプリス!!」





 
22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:27:02.459 ID:O6JE2EU00.net

タプリス「私、まだ力不足で千里眼を使ってもかなりぼやけちゃうんです」

ラフィエル「なかなか難しいですもんね」

ガヴリール「ラフィエルはそういうの真っ先に習得してったけどな」

タプリス「でも、ぼやけた状態で天真先輩を見るとそれはそれでえっちな感じがして、でへへへ」

ガヴリール「うっわ」ゾッ

ゼルエル「卑猥な目でガヴリールを見る事は許さんぞ!」ダンッ

ラフィエル「ゼルエルさんがそれを言うんですね」

ゼルエル「私は姉だから見ていいんだ」

ガヴリール「姉関係ないよ。いい訳ないでしょ」





 
23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:29:04.157 ID:O6JE2EU00.net

タプリス「私もいずれ、お義姉さんのように立派な天使になりたいです」

ゼルエル「ん?タプリス」

タプリス「はい?」

ゼルエル「今なんといった」

タプリス「立派な天使に……」

ゼルエル「その前」

タプリス「お、お義姉さんと……言いました///」チラチラ

ガヴリール「顔を赤くしてこっちを見るなタプリス」

ゼルエル「ハニエルとお前じゃ年齢差がある。私も快く頷く事はできないぞ」

タプリス「ハニエルちゃんの方じゃないですよ!?」





 
24:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:31:04.300 ID:O6JE2EU00.net

ゼルエル「私を義姉と呼ぶことは許さん!」

タプリス「ぐ、ぐぬぬ……!呼び方から始めてゆっくり浸透させていこうと思ったのに」

ラフィエル「なるほど、そういう手がありましたか」

ラフィエル「ガヴちゃん、私もゼルエルさんのことお義姉さんと呼んだ方がいいですか?」ニコニコ

ガヴリール「なんで私に聞くんだよ」

ラフィエル「なんとなくー」ニコニコ

ガヴリール「くっそ、楽しそうでムカつくなお前……」





 
25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:33:05.749 ID:O6JE2EU00.net

ゼルエル「ところで」

ゼルエル「急なんだが、実は少し相談に乗って欲しい事がある」

ラフィエル「はい?なんでしょう?」

ゼルエル「最近ガヴリールが構ってくれなくて辛いんだ」

ラフィエル「んー、年頃の姉妹ならそういう時期もあるのでは?」

ガヴリール「ちょっと、そういう話は本人のいないとこでやってよ」

ゼルエル「そうだとしても寂しい」

ラフィエル「お互いの距離感をうまく掴む事が大切ですよ」

タプリス「お義姉さんは少しグイグイ行きすぎな感じがしますよね」

ゼルエル「しかしガヴリールへの愛が止まらないんだ」

ガヴリール「病院行く?姉さん」





 
26:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:35:04.811 ID:O6JE2EU00.net

ラフィエル「まあ私に対してはなんだかんだ構ってくれるんですけどねー」

ゼルエル「ん?」

ラフィエル「抱きしめたり、手を握ったりしてもあまり振りほどかないですし」

ガヴリール「ラフィがしつこいから諦めてんだよ」

ラフィエル「あら?信頼されているからだと思っていましたが」

ゼルエル「ラフィエル、喧嘩を売っているのか」

ラフィエル「いえいえそんなことは。うふふふふ」

ゼルエル「ぐ、ぐぐぐぐぐ!」

ゼルエル「ガヴリール!」

ガヴリール「なに」

ゼルエル「ハグミー!」

ガヴリール「なんで英語なの」

ゼルエル「天使の抱擁が欲しい」

ガヴリール「目の前の巨乳天使にやってもらいなよ」





 
27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:37:03.319 ID:O6JE2EU00.net

ガヴリール「ん」

ガヴリール「姉さん。私もう上がりの時間だから」

ゼルエル「なに、そうなのか」

ゼルエル「すまない店主。結局最後までガヴリールを借りてしまったな」

マスター「いえいえ、きっと天真くんもお姉さんと話せて嬉しいと思いますから」

ゼルエル「ああ、ガヴリールも元気そうだし、様子を見に来て本当に良かった」

ガヴリール「ちっ」

ゼルエル「しかし、この店は全く客が来ないな」

マスター「」ガーン





 
28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:40:25.635 ID:O6JE2EU00.net

マスター「お客様が……来ない……」ズーン

ゼルエル「しかし心配するな。この店は幸福に包まれているはずさ」

マスター「え?」

ゼルエル「なんて言ったって」

ゼルエル「こんなにもたくさんの天使の愛に包まれているのだから」フワッ

マスター「……………天、使」







マスター(……この人、自意識過剰なのかな)

タプリス(お義姉さん、マスターさんは私達のこと天使だって知らないんですよ)

ガヴリール(多分、ものすごい自画自賛な奴に見えてるぞ)

ラフィエル「くっ……ぷくくくく、お腹、お腹痛い……!あはっ、あははは……!」





 
29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:42:11.955 ID:O6JE2EU00.net

【後日】


マスター「ご注文はお決まりでしょうか」

ゼルエル「可愛い店員さんをひとつ」

ガヴリール(マスター、そいつを帰らせろ) クイ

マスター(て、天真くん。お客さんだよぉ……?)

マスター「わ、私はいかがでしょうか……」プルプル

ゼルエル「貴様ふざけているのか」





 
30:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:43:38.628 ID:O6JE2EU00.net

カランカラン


サターニャ「がっゔりぃーるぅ!遊びに来たわよー!」

ゼルエル「久しいな小悪魔」

サターニャ「ぎゃっ!?だからなんであんたがいるのよ!」

ゼルエル「私がいたら何か都合が悪いのか?小悪魔」

サターニャ(当たり前でしょ!ガヴリールが私に接客する時間が減るじゃない!)





 
31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:44:53.146 ID:O6JE2EU00.net

サターニャ「ガヴリール!水ちょうだい!」

ガヴリール「はい」トテトテ

ゼルエル「!」

ゼルエル「ガヴリール!抹茶ケーキだ!」

ガヴリール「あーはいはい」トテトテ

サターニャ「メニュー無いわよ!持ってきなさい!」

ガヴリール「あーだっる、だっる」トテトテ

ゼルエル「スプーン付いてないぞ!」

マスター「申し訳ありません!こちらを」

ゼルエル「ちっ!はずれの方が来たか!」

マスター「はずれ……っ!?」ガーン



ガヴリール「あのさぁゼルエル姉さん……」

ゼルエル「なんだガヴリール」モグモグ

ガヴリール「早く天界に帰れよ!!」

ゼルエル「やだ!」








 
32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 01:50:41.492 ID:3161mquK0.net







 
34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 02:09:03.697 ID:w2G48/3I0.net

乙です






SS宝庫のオススメSS (2017/07/15追加)
カテゴリー「ガヴリールドロップアウト」のSS一覧
・元スレ:ガヴリール「シスコン姉さんがまた来た」
 

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