転載元:しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」

しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】【パート5】【パート完】




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392: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:20:18.38 ID:OLAdBY7f0

…… …… ……
【ウラウラ島編】
…… …… ……

ウラウラ島
マリエシティ

ハウ「あらよっと! わーい! 上陸ー!!」タッタッタッ

しんのすけ「ハウくんは今日もお元気ですなぁ」

ハウ「ウラウラ島ってーまた雰囲気が違うねー! ポケモンたちにも新しい空気吸わせたいなー」

しんのすけ「フゥーハァーフゥーハァー……んー、これは中古の空気ですな」

ロトム図鑑「大人の色気がムンムン……」

ハウ「あははー、そういう事じゃないよー」

ハウ「ところでー、さっきのカスカベ防衛隊っていいよねー『カスカベ防衛隊! ファイヤー!』っていう掛け声とかさー。まるでテレビのヒーローみたいー」

しんのすけ「お? このセンス分かる?」

ハウ「おれも真似してみようかなー『アローラ防衛隊』とかさー」

しんのすけ「オラたちのアイデア、パクっちゃダメ!」




393: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:21:08.50 ID:OLAdBY7f0

ハウ「いいじゃんいいじゃんー。となるとメンバーだよなー。カスカベ防衛隊は5人だったんでしょー? リーリエに博士に、おれとしんのすけーあと1人誰にしようかなー」

しんのすけ「んもぅワガママなんだから、隊長はオラね」

ロトム図鑑「何を言う、私に決まっているだろ」

ハウ「博士と言えばー、こっちに来たら博士に会うんだよねー! たしかマリエ庭園だっけー」

しんのすけ「マリエ庭園って、ぞうきんみたいなにおいがするポケモンがいる帝国……」

ハウ「それはマリル帝国だよー」

ハウ「でも、なんでマリエ庭園なんだろー? まあ行けばわかるさ! だよねー」




394: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:22:13.68 ID:OLAdBY7f0

ウラウラ島 マリエ庭園

ククイ博士「……おっ、来たね!」

ハウ「あーククイ博士ー!」

しんのすけ「ハカセー! 10年ぶりにあー痛かったよー!」タタッ

ククイ博士「なんだい二人とも、いい顔しているな。すごいことでもあったのかい?」

しんのすけ「いやぁビッケおねいさんにルザミーネおねいさんと、オラにとってパラダイスでしたよー」

ハウ「あのね! 博士あのねー! ウルトラホールが開いたよー! でーウルトラビーストがホントにいたんだよー! バーネット博士に教えてあげてー」

ククイ博士「すごいね! ウルトラホールに、ウルトラビーストだって? よーし、それじゃあなおのこと、島巡りで鍛えておかないとね! いつかウルトラホールの先に行けるようになるかもしれないしね!」

しんのすけ(無視された)ムスー

ククイ博士「よし! 次の試練はホクラニ岳のてっぺん! バスで行くからね。10番道路のバス停においでよ」

ハウ「博士ーお先にどうぞー! マラサダショップに寄るのが、おれなりの島巡りなのー!」

ククイ博士「なるほど、わかった! じゃあしんのすけ、バス停で待ってるぜ!!」

しんのすけ「シャワーは?」クネ

ククイ博士「浴びなくていいよ」




395: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:24:57.95 ID:OLAdBY7f0

テクテク

ハウ「しんのすけー知ってるー?」

しんのすけ「ビッケおねいさんのスリーサイズ?」

ロトム図鑑「もしくは働かなくても贅沢に暮らせる方法か?」

ハウ「ちがうよー! ホラクニ岳には、天文台があるんだよー! おれ、天文台がなんなのかちっとも分かってないけどー」

しんのすけ「ふ、ハウくんも勉強不足ですなぁ。てんもんだいって言うのはね……」

ハウ「外国語で10の問題って言うつもりかなー?」ニコニコ

しんのすけ「うっ、ハウくん鋭い……」

ハウ「おれもしんのすけと一緒にいてコツ掴んだからねー!」ムフー

ハウ「じゃーねー!」

しんのすけ「オシッコのあとのインドぞうさんはよく振るのよー」フリフリ




396: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:27:46.40 ID:OLAdBY7f0

マリエシティ 街道

しんのすけ「みーてみたいーなホンキだしたカビゴン〜」

リーリエ「あ、しんちゃん……」

しんのすけ「お? リーリエちゃん、3ヶ月ぶりー」

ロトム図鑑「老けたか?」

リーリエ「老けてません! 命の遺跡で別れて数時間ぐらいしか経ってないですっ」

しんのすけ「会ってそうそうツッコミごくろーさん」

リーリエ「それより、よろしいですか?」

しんのすけ「なにを? おデート?」

ロトム図鑑「ルチアのライブに連れてってくれるのか?」

リーリエ「違います……ほしぐもちゃんをこの島の遺跡に連れて行きたいのです」

ほしぐもちゃん「ぴゅい!」

しんのすけ「行けばいいじゃん」




397: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:28:41.03 ID:OLAdBY7f0

リーリエ「それがウラウラの遺跡は砂漠の奥にあって……無理は言えないのです」

リーリエ「今、行こうとしているのはマリエ図書館なのです」

しんのすけ「……で?」

リーリエ「いっしょに本を探してほしいのです。マリエ図書館ですけれど、マリエの街中にありますから、わたしにも辿り着けるはずです!」クルッ

しんのすけ「えー疲れるからいいやー」

ロトム図鑑「行ってやれ、ああやって威張ってるけどまた迷うぞ」ボソッ

リーリエ「聞こえてますよ……!」




398: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:29:51.81 ID:OLAdBY7f0

そして街道を歩いていると……。

???「おや、君が持っているその図鑑は……?」

しんのすけ「お?」

ロトム図鑑「その声は……」

しんのすけ「おおっ、ガングロのオーキド博士!」

???「やあやあはじめまして、わたしはナリヤ・オーキド。リージョンフォームを調べておるポケモン研究家です」

オーキド「君がしんのすけくんだね! ククイくんから聞いておるよ」

しんのすけ「ハカセはなんでガングロになったの? やさぐれたから?」

オーキド「長いこと、アローラにいたら、自然とこんなふうになったのです」

オーキド「ロトム。図鑑の中の居心地はどうかな?」

ロトム図鑑「もう少し快適にして欲しいところだな。サーナイトやミミロップのサービスが欲しい」

オーキド「多く求めすぎです!」




399: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:30:44.17 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「ぶりぶりざえもんとお知り合い?」

ロトム図鑑「少し、な」

オーキド「ほうほう、ぶりぶりざえもんと呼んでおるのですか。ロトム図鑑のパーツが完成する前、私のところにいた時期があったのですよ」

オーキド「ところで、ロトム図鑑の方はどうかの? 裏切ったり救い料とか求められたかの?」ボソボソ

しんのすけ「まぁね、でも扱いは手馴れてますからー」ボソボソ

オーキド「それは心強い限りですな。私らも最初、国際警察から引き取った時は手を焼きましたからな――」ボソボソ

しんのすけ「けーさつ?」

オーキド「あぁ、こっちの話です」

ロトム図鑑「私の話題で勝手に盛り上がるな、バカ者どもが!」





400: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:31:17.78 ID:OLAdBY7f0

オーキド「……しんのすけ君、このロトムを頼みますぞ。カロスの発明少年も、生みの親の一人として、気にかけておるからな」

しんのすけ「ひょっとしておじさん、オラに押しつけてなーい?」

オーキド「うっ……正直に言うと、本当に参ってのう。君みたいな子がいてくれて助かりました」

しんのすけ「ま、お気持ちはわかりますから」

オーキド「ふむ……わたしはこの街にいますから、何か困ったことがあれば会いに来ておくれ。歓迎しますぞ」

しんのすけ「あ、そーだ。じゃあ図書館ってどこか知ってる?」

オーキド「図書館には、地面の黒い丸、黒い三角、黒い四角の記号が描かれたタイルを順に辿ると到着できますぞ」

しんのすけ「ありがとうございわぱれすはなんえるでぃーけー」トタトタ

ロトム図鑑「さらばだ、博士。アップデートに期待しているからな」

オーキド「二人とも気をつけてな! 島巡りを楽しんでいってくれ」フリフリ

オーキド(……しんのすけ君にぶりぶりざえもんと呼ばれたあのロトム、ユキナリと国際警察が言うには少々特殊な生まれのロトムと聞いたが……いったい何者なのか――)




401: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:33:41.31 ID:OLAdBY7f0

マリエ図書館前

しんのすけ「リーリエちゃん遅いなぁ。またどこかで迷ってるのかしら」

ロトム図鑑「もしくはフードファイトをしているとか」

リーリエ「しんちゃん……ごめんなさい、待たせましたか?」

しんのすけ「うん、おケツを伸ばして待ってました」

ロトム図鑑「それを言うならインドぞうさんを長くして、だ」

リーリエ「首を長くして、です……。あなたたちにデリカシーはないんですか……?」

しんのすけ「そんなことより、その紙袋は?」

リーリエ「えっ? その……迷ってたときに……つい、ふらふらとブティックに入ってしまい……最後の一着と言われ、つい服を買ってしまいました……気合を入れないと、着れそうもない服ですが……」

しんのすけ「ほほーう? オラたちが待ってる間にお洋服を買ってたのですか。それも、気合を入れないと着れそうもない服なんて買って」ジロッ

リーリエ「うっ……」

ロトム図鑑「どう責任をとらせたものか……」

リーリエ「で、でも店員さんからマリエ図書館の場所を教わったからいいですよね?」アセアセ

しんのす「すぐ近くにお店あるけど」

リーリエ「うっ……!」




402: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:35:29.96 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「どうしてやりやしょうか、親分」ジリジリ

ロトム図鑑「どうしてやろうか、子分」ジリジリ

リーリエ「えっと……あの……」

パカラッパカラッ

バンバドロ「ヒヒウン!」

リーリエ「ひえっ!?」ビクッ

ロトム図鑑「ブキッ! 火事か地震か!? それともきんのたまおやじか?」

しんのすけ「おおっ、バ バンババンバンバン」

???「バンバドロじゃ、バンバしか合っとらんじゃろうが」テクテク

ロトム図鑑「貴様は……」

ハプウ「久しいのう、しんのすけ」

しんのすけ「ハプウちゃん、おっひさー」

ハプウ「ここにいるということは、アーカラ島の大試練は達成したようじゃな。きっと、カプも喜んでるであろう」

しんのすけ「まぁね、マサオくんが大活躍しましたから」

ハプウ「マサオ? ……ああ、あのヨワシか。そうか、それは喜ばしい限りじゃ」




403: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:36:36.05 ID:OLAdBY7f0

ハプウ「で、しんのすけ、そちらは?」

リーリエ「あ、はい……わたしはリーリエと申します」ペコリ

しんのすけ「実は方向音痴なんです」

リーリエ「ほっといてください!」

ハプウ「先程はバンバドロが驚かせてすまなかったな。どうやら島巡りではないようだが、何を?」

リーリエ「あの、訳がありまして……遺跡を調べたりしています」

ハプウ「ほう、感心じゃな。では、どこかに行きたいときは案内してやろう。わらわのバンバドロは特別力自慢でな、2人乗りでも大丈夫」

しんのすけ「じゃあ100人は乗れる?」

ハプウ「わらわのバンバドロはどこぞの会社の物置か……」

ハプウ「ま、しばらくこの街にいるから、用事が終わったら話しかけてくれ。案内しようぞ」

リーリエ「はいっ、ありがとうございます」ペコリ

しんのすけ「ハプウちゃんを見つけられたらね……」ボソッ

リーリエ「何か言いましたか?」

しんのすけ「なにもー? さ、いこいこー」テクテク

ハプウ(仲睦まじいのう)




404: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:37:46.19 ID:OLAdBY7f0

マリエ図書館

リーリエ「探しているのは古い本なのです。バーネット博士に教わった伝説が書かれた本……。なんでも、アローラの伝説のポケモンは、別の世界からやってきていたとのことです……」

しんのすけ「別の世界? んーどっかで聞いたよーな」

しんのすけ「まぁオラも別の世界に行ったことあるけどね」エッヘン

リーリエ「そうですか。それより本は二階にあるのでしょうか?」テクテク

しんのすけ(また無視された……)ズーン

ロトム図鑑「さっきのあてつけか……」




405: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:38:22.57 ID:OLAdBY7f0

〜図書館2F〜

リーリエ「貴重な本ですので、貸し出しているかわかりませんが……」

ロトム図鑑「マンガないかなマンガ」

しんのすけ「オラ、アクション仮面読みたーい」

???「これでしょ、ひらひらのお姉ちゃん」

リーリエ「え?」

???「読ませてあげる!」

リーリエ「ええ……わかりました」

リーリエ「ええと……『アローラの光』。では、読ませていただきますね」




406: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:39:46.89 ID:OLAdBY7f0

なにもない 空
突如として 穴が開き
一匹の 獣 姿を みせる
月を 誘いし 獣と 呼ばれ
アローラの 王 敬う 

月を 誘いし 獣
辺りを 暗く 染め
持てる すべての 力 放ち
島の守り神を 従える

月を 誘いし 獣
アローラの 王朝に
闇を もたらし
生を 終えた 命 導く

月の獣 太陽の獣
交わり 新たな 命 呼ぶ
島の守り神
命 見守ると する……

アローラの王朝
祭壇にて 二本の 笛を吹き
音色 捧げ
月の 獣 ルナアーラに
感謝の 気持ちを 表す




407: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:41:14.34 ID:OLAdBY7f0

???「お父さんの本、おもしろいでしょ!!」

リーリエ「え? ええ……?」

しんのすけ「そうかな? 文字がいっぱいでなんかつまんなーい」ヒョコッ

???「君にはまだ難しいかもね、今度アセロラが読んで聞かせてあげる」

しんのすけ「別にいーや」

リーリエ「お父さんって……これ、相当古い本ですよね?」

アセロラ「うん、お父さん! アセロラ、こうみえて大昔すごかった一族の娘なの」

しんのすけ「なにしたのー? 自動車の創業?」

アセロラ「違うよ。アセロラ、大昔のアローラの王家の末裔なの」

リーリエ「そ、そうなんですか?」




408: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:42:02.38 ID:OLAdBY7f0

アセロラ「よかったら、他にもアローラの伝説を教えてあげるよ! いっぱい知ってるから!」

リーリエ「ありがとうございます。わたし、こちらで……お話を聞いてますね。しんちゃんは試練ですね! 本で読みましたが、ウラウラ島の電気の試練は、10番道路からバスに乗って行くそうですよ」

しんのすけ「知ってるー。ハカセがそこで待ってるから」

アセロラ「試練……? あ、キミがカプ・コケコに選ばれたっていう、5歳の野原しんのすけくんね!」

しんのすけ「そうだよ、サイン欲しい?」

アセロラ「ハプウちゃんから話は聞いてたけど、うちにいる子供たちよりちっちゃーい!」ベタベタ

しんのすけ「いやん、ベタベタさわんないでよ、エッチ!」クネクネ

アセロラ「実はアセロラもキャプテンなんだよ! 電気の試練が終わったらまた会おうね!」

しんのすけ「ほいほい」




409: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:43:00.63 ID:OLAdBY7f0

10番道路 バス停前

スカル団したっぱ1「いじっぱりのドラコ!」カーン!

したっぱ2「れいせいのおキン!」カーン!

したっぱ3「ひかえめのマミ!」カーン!

3人「三人合わせて、『スカル団黒ガバイト隊』!」

バァーーーン!!!

トレーナーA「」

トレーナーB「」

ヒソヒソ ナンダアレ

ドラコ「ふっ、あたいら3人にビビってるみたいだぜ」

おキン「リーダー、やっぱ恥ずかしいっすよ、これ」

マミ「せめて人目のないところでやって欲しい……」

しんのすけ「おおーーーっ!」パチパチパチ

ドラコ「あん?」

しんのすけ「そのポーズ、その掛け声、オラ、今モーレツに感激してる!」パチパチパチ




410: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:44:09.32 ID:OLAdBY7f0

ドラコ「へへっ、ガキに感激されても嬉しくねぇっつーの」

おキン「逆に言うとガキにしか受けてねーと思う……」

しんのすけ「いやぁカスカベ地方でも似たようなお笑い芸人がいたけど、こっちにもいたなんて、オラうれしーゾ!」

ドラコ「お笑い芸人じゃねぇよ! いいか? あたいらはな、スカル団の中でも特に不良の三人衆! 泣く子も黙るスカル団黒ガバイト隊なんだよ! 覚えときな!」

マミ(覚えなくていい、改名したい……)

しんのすけ「オラのいたカスカベ地方にも、サイタマ紅さそり隊っていう、同じポーズを取ってる3人のお笑い芸人がいたよ。師匠たちお仲間?」

ドラコ「師匠って言うのやめろ!」

マミ「てゆうかリーダー、こいつ島巡りの子っスよ。バッグにいっちょまえに証なんかぶら下げてる」

しんのすけ「オラ、島巡りをしてる野原しんのすけ! ねぇねぇ、オラ師匠の弟子になりた〜い!」

ドラコ「しんのすけ? ……そうか、お前がグラジオと姉御の言っていたじゃがいも小僧か」

しんのすけ「お? オラって有名?」

おキン「ああ、スカル団じゃ有名なんだよ。あたいらに盾突く生意気なじゃがいも小僧だってな」

しんのすけ「あー、師匠たち、スケスケおパンツ団の人たちだったのかー。どおりでどこかで見たような衣装してるもんね」

おキン「スケスケおパンツ団じゃねーよ! スカル団だ!」




411: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:45:51.28 ID:OLAdBY7f0

ドラコ「マミ、お前が行きな。ちょいと痛い目に合わせてやれ」

マミ「へいっ」

しんのすけ「もしオラが勝ったら、師匠の弟子にしてよー」

ドラコ「だからお笑い芸人じゃないっつーの!」

スカル団のしたっぱのマミ が
勝負を しかけてきた!

マミ「行きな、タツベイ」ヒョイッ

ポンッ!

タツベイ「ギャーッ!」

しんのすけ「マサオくん! レッツラゴーッ!」ヒョイッ

ポンッ!

ヨワシ(群)『おうよ! 張り切って行くぜい!』




412: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:46:49.00 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「おおっ、マサオくんいきなり強気……」

フクスロー(ボール)『ヨワシは一度群れを従えられるようになったら、そのまま群れと一緒にいるんだ』

しんのすけ「ほうほう」

おキン「む、群れたヨワシ?!」

マミ「リーダー、流石にこれは予想外っスよ!」

ドラコ「バカっ、黒ガバイト隊ならこんなものにビビってるんじゃねぇ! 気合で乗り切るんだ!」

しんのすけ「マサオくん、思いっきり行けーっ」

ヨワシ『派手にかますぜ! オラァ!』ドッ!

ドドドドド!!

タツベイ「ギッ?!!」

ザッパーン!

タツベイ「……」ピクピク

ヨワシ『やったぜぃ!』




413: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:48:34.40 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「マサオくん、ごくろーさん」シュンッ

マリ「やっぱ相手が悪すぎるっスよ……」

しんのすけ「じゃ師匠、これからもよろしくお願いします」

ドラコ「だから師匠って言うな! くそっ、覚えてやがれ!」

おキン「師匠、落ち着けよ」

マリ「そうだよ、次リベンジすればいいじゃんか、師匠」

ドラコ「お前らも師匠って言うなああああ!」

スタコラスタコラサッサ!

ククイ博士「お? しんのすけ、走っていくスカル団とすれちがったよ!」

しんのすけ「いやいや、あの人たちはスケスケおパンツ団のお笑い芸人ですから」

ククイ博士「お笑い芸人? それはいいな! スカル団がアローラを笑いで包んでくれたら、もっと世の中もにほんばれのように明るくなるだろう!」

ククイ博士「ところで、周りがびしょ濡れだけど、しんのすけの仕業かい?」

しんのすけ「いえ! マサオくんのせいです」

ヨワシ(ボール)『ちょ、ちょっと〜僕が悪いみたいな言い方やめてよ』

ククイ博士「マサオ? ひょっとしてリーリエが言っていたヨワシの事かな? それじゃいいことを教えてあげるよ!」




414: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:49:11.10 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「なになに?」

ククイ博士「ヨワシは群れて力を合わせると、確かに強力な技が使えるんだ。だけど、相手からの攻撃で群れが散ってしまうと、技の威力もヨワシ単体のモノに戻っちゃうんだ。そこに気をつけるといいよ!」

しんのすけ「ほーい」

フクスロー(ボール)『ホントに聞いてるのか? 結構大事なことだぞ?』

ククイ博士「さて、ホクラニ岳山頂に行くなら、ここから出るバスがオススメだからね! スカイアッパーのような勢いで登っていけるぜ!!」

プップー
キキッ

しんのすけ「お、さっさと次の展開に移りたいからバスが来た!」

アナウンス『はいはいナッシーバス! 安全運転でぶっぱなしますよ! 乗って乗って!』

ククイ博士「さ、乗るよ! しんのすけ!」

しんのすけ「ほっほーい」




415: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:50:02.26 ID:OLAdBY7f0

ホクラニ岳山頂

しんのすけ「おー高い高い」

ロトム図鑑「ここは……」

ククイ博士「ぉーい! しんのすけ、こっちだぜ!」フリフリ

しんのすけ「ハカセーここがアローラで一番高い山?」

ククイ博士「惜しいな! 2番目に高い山だ! では、一番高いのは……」

ククイ博士の指差す方向、そこには、夕陽に照らされた雪山のてっぺんが雲を突き抜けて姿を現していた。

ククイ博士「ごらんしんのすけ! 神々しさを感じる山があるだろ! アローラで一番高いラナキラマウンテンだぜ!」

しんのすけ「おおっ、かき氷みたいで美味しそう」

ククイ博士「食べちゃダメだぜ! 月の化身とされるアローラの伝説のポケモンに一番近い聖地! ラナキラマウンテンのてっぺん! あそこで島巡りの総仕上げである大大試練を受けるんだ」

しんのすけ「だいたい試練?」

ククイ博士「大大試練! しんのすけが全ての島の大試練を終えたら、あそこに登って最後の試練を受けるんだ。それを乗り越えることが出来れば、晴れて君は島巡りチャンピオンになれるんだ!」

しんのすけ「ほーほー」




416: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:51:57.04 ID:OLAdBY7f0

ククイ博士「――なぁ、しんのすけ。僕には夢があるんだ」

しんのすけ「なーに?」

ククイ博士「ラナキラマウンテンのてっぺん! あそこにポケモンリーグを造ること!」

ククイ博士「過去に島巡りをこなしたものは、ラナキラマウンテンのてっぺんで大大試練を受け、島巡りチャンピオンとなった!」

ククイ博士「僕はアローラの昔からの風習を大事にしつつ、世界に通じるチャンピオンを生み出すため、あそこにポケモンリーグと! リーグを守る四天王を擁立させたいんだ!」

ククイ博士「島巡りチャンピオンから世界のチャンピオンに! そしてチャンピオンを通じ! 世界のみんなに、アローラのポケモンやトレーナーの魅力を知ってもらうんだ!!」

ククイ博士「……と、言っても、まだまだ先の話だけどね。四天王候補はいくつか挙がってるんだけど、別の地方に行って、四天王やジムリーダーのことに関する勉強をいっぱいしなきゃ――ってしんのすけ?」

しんのすけ「おねいさーん、オラと山ガールになりませんかー?」

ククイ博士「……やれやれ、しんのすけにはちょっとスケールが大きすぎて、想像しづらかったかな?」

ロトム図鑑「…………」




417: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:52:44.65 ID:OLAdBY7f0

ククイ博士「どうしたんだい、ロトム――いや、ぶりぶりざえもん」

ロトム図鑑「違う! 私はレオナルド・ロトブリオだ!」

ククイ博士「わかったわかったよ、で、どうしたんだい? 夕陽なんか見て」

ロトム図鑑「この眺めを見ているとなんとなく何かを感じる……」

ククイ博士「なにか、とは?」

ロトム図鑑「さあな……。だが、ひとつだけかすかに思い出したことがある」

ロトム図鑑「私は大昔、誰かとインドぞうさんの大きさを比べていたような気がする。この景色を見ていると、それを思い起こさせる」

ククイ博士「そ、そうかい……」

ロトム図鑑「…………」

しんのすけ「ハカセー、ぶりぶりざえもーん、そろそろオラ試練受けにいきたーい!」テクテク

ククイ博士「ああ、そうだね。それじゃ、天文台まで案内するよ」

ロトム図鑑(この感じは……一体。私は……)




418: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:58:18.42 ID:OLAdBY7f0

ホクラニ岳山頂 天文台前

ククイ博士「よお!」

???「あいかわらず熱いね、ロイヤルマスクくん!」

しんのすけ「誰? このちょっとオタクなメガネ君はキャプテン?」

ククイ博士「こーら、初対面の人にそういうこと言うんじゃない。しんのすけ、彼はマーレイン。天文台の所長にして、パソコンのボックス管理者だがキャプテンではないぜ」

マーレイン「気にしてないよ。それに、元キャプテンだよ、ロイヤルマスクくん」

マーレイン「しんのすけくんだね。わざわざ来てくれてありがとう」アクシュ

しんのすけ「行けと言われたので来ちゃいました」アクシュ

マーレイン「ただ、うちのキャプテンのマーマネは忙しくてね。その間、天文台の中を案内してあげよう」

しんのすけ「いいの?」

マーレイン「本当は君の資質も確かめたいところだけど、外でポケモン勝負をして、開発中の装置のアンテナを傷つけるわけにもいかないからね」

ククイ博士「まぁしんのすけは島巡りをしていた時の僕らより強いと思うぜ! あと、僕はククイであってロイヤルマスクじゃない!」

しんのすけ(バレバレだと思うけど)

ククイ博士「じゃあ僕はマリエ庭園に戻るよ。マラサダを食べ終えただろうハウを、案内しないとね」スタスタ

しんのすけ「バイバーイ」フリフリ




419: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 19:58:56.46 ID:OLAdBY7f0

マーレイン「あいかわらず面白い男だ。わが親友は……!」

しんのすけ「お友達なの?」

マーレイン「君とハウくんのように、昔、僕とククイは島巡りをしていたんだ」

しんのすけ「ふーん」

マーレイン「ところで……ククイのいない今だから言うけど、ロイヤルマスクの正体は彼って、気付いちゃってるかな?」

しんのすけ「アレで気付かないっていうのが無理あるでしょ」

マーレイン「君もそう思うだろう? でも、ああやってムキになって隠しているんだ。だからククイは面白い!」

しんのすけ「ハカセも変わってるよね、かーちゃんのグリグリを自分から受けたいって言ってるもん」

マーレイン「さて、しんのすけくん! われらの天文台にようこそ!」




420: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:00:31.82 ID:OLAdBY7f0

ホクラニ岳山頂 天文台屋内

しんのすけ「おーっ、秘密基地みたーい」

マーレイン「この天文台では主に、彗星の観測をしたり、星の観測をしているよ。たまに彗星のかけらが落ちてくることもあってね、それを分析して宇宙の謎を解いているんだ」

マーレイン「後は、アローラで役に立つような機械をマーマネと一緒に作っているのだよ。例えば、今君の持っているロトム図鑑のパーツの一部は、僕が作ったものなんだ」

ロトム図鑑「だったらもっと女性の目を惹くものをだな……」

マーレイン「デザインと機能を両立させるのは難しいのだよ、ロトム図鑑くん。それに、僕はそれはそれで、中々いいデザインだと思うけどね」

しんのすけ「やれやれ、ぶりぶりざえもんはワガママですから」

マーレイン「そうそう、今、僕はポケモンの強さを数値化している機械を作っていてね。テストも兼ねて、君たちのポケモンの強さを見てみようか」

しんのすけ「見る見るー!」

マーレイン「本当はポケモン勝負で実力を見るのが一番なんだけれどもね、一度やってみたいことがあると、やりたくなっちゃう気質なんだ。僕もマーマネもね」ガサゴソ

マーレイン「ああ、ポケモンは出さなくても大丈夫だよ。ボールに入れたまま、並べてくれるだけで測れるんだ」スチャ カチカチ

しんのすけ「どっかの漫画で見たことあるデザインだね」

マーレイン「さて、どうかな?」ピピピピ!




421: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:01:32.60 ID:OLAdBY7f0

フクスロー(ボール)『なんかドキドキするなぁ』

ヨワシ(ボール)『どうなるのかな? 弱く見られないかな?』

ヌイコグマ(ボール)『やあねぇ、ネネは可憐な乙女だから低く見られて欲しいわ。高すぎると戦い慣れして野蛮に見られちゃう気がするもの』

フクスロー&ヨワシ(僕らの中じゃネネちゃんが一番レベル高そうな気がする)

マーレイン「おや、これは……」ピピピ

しんのすけ「どしたの?」

マーレイン「君たちのレベルの合計を測ってみたんだけど、数値が7と出たんだ」

しんのすけ「ほうほう」

フクスロー『そんな馬鹿な! 僕たち合わせてなのに、そんなに低いはずないだろ?』




422: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:03:10.65 ID:OLAdBY7f0

ロトム図鑑「ふんっ、島巡りで鍛えた我々のレベルの合計がたかだか7だと? 壊れてるんじゃねぇのかジャンク野郎」

マーレイン「もうちょっと細かく調べてみよう。今度は手持ち1匹ずつでどうかな?」ピピピ

マーレイン「君のフクスローのレベルが30!」

マーレイン「ヨワシが26!」

マーレイン「ヌイコグマが32!」

マーレイン「ロトム図鑑のレベルが−81!」

ロトム図鑑「誰がマイナスだ!」

マーレイン「いやぁここまで戦闘に不向きなポケモンも珍しいね。いいデータが取れたよ!」

しんのすけ「ぶりぶりざえもんよっわ〜い」

ロトム図鑑「ふざけんな! もっかいやり直せ!」




424: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/05(月) 20:30:59.31 ID:X5oMvyW6O

ネネちゃんつっよ




425: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:34:31.37 ID:OLAdBY7f0

マーレイン「さて、そろそろ向こうも準備ができたかな? キャプテンに会いに行こうか」

しんのすけ「ほっほーい」

マーレイン「あのドアの向こうだよ。マーマネの試練、頑張って」

ウィーン

しんのすけ「おじゃましまるまいんばくはついちびょうまえー」

マーマネ「目標接近……おそらく試練が目的だと思われ」ブツブツ

しんのすけ「え? オラの身体が目的? いや〜んだいたーん!」

マーマネ「言ってない言ってない……」

マーマネ「いいや、始めよ」

しんのすけ「サタデーナイトフィーバーを?」

マーマネ「試練を、今ここで」




426: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:35:22.29 ID:OLAdBY7f0

マーマネ「呼びだしたぬしポケモンに、おのれの強さを示す。これが試練の基本形……」

マーマネ「そこでぼくは考えたよ。いきなりぬしポケモンを呼べばいいのではないか、と」

マーマネ「そして作ってみたのが、ぬしポケモンを呼びだすマシンだったりする……」

マーマネ「なぜマシンを作ったか? そもそも天文台では、宇宙の音も調べている……人には聞こえなくてもポケモンには聞こえる音……集めた音を地上に流し、ポケモンの反応を確かめる。この仕組みを利用したのが、ぬしポケモンを呼ぶマシン……」ブツブツ

しんのすけ「おおっ! これオクタントゥーン2? いいなぁ、風間くんちでしかやったことないんだー」

マーマネ「あっ、機械にもゲームにも勝手に触っちゃダメ……」

しんのすけ「だって話長くて難しいもん」

マーマネ「……簡単に言うと、ポケモンしか聞こえない音を利用して、ここにぬしポケモンをおびき寄せて、試練をしようということ」

しんのすけ「最初からそう言えばいいのに」

マーマネ「ちなみに……マシンは初めて使うから、実験にお付き合いください」

しんのすけ「痛くしないでね……///」ヌギッ

マーマネ「そういう実験じゃないよ」




427: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:36:53.38 ID:OLAdBY7f0

マーマネ「『ぬしポケモンこいこい マーク2』スイッチオン!」

カチャカチャッ

ウィィン

しんのすけ「なになに?」キョロキョロ

マーマネ「さあ、ぬしポケモ……」

ブゥゥゥン

マーマネ「うひゃあ! 停電でござるか!?」

ロトム図鑑「おいっ、暗くて何も見えん。明かりをつけろ」

ピロピロピロ ウィーン

しんのすけ「今の音なに?」

マーマネ「あいたたた! ドアが閉まった!?」

しんのすけ「いやん、今はオラとマーくんとふたりっきりなのね……」




428: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:37:27.95 ID:OLAdBY7f0

マーマネ「セキュリティを解除してドアを開けるには……! クイズ! です! 

しんのすけ「クイズ? オラクイズなら負けなしだゾ! てゆうかぬしポケモンは?」

マーマネ「だ、大丈夫……ただならぬ気配を感じるよ」

マーマネ「来てます。ぬしポケモンがやってきてます。ですから、このままマーマネの試練、はじめ! です」

試 練 開 始 !

音声「ドアヲアケルタメニ、3問ノクイズニコタエテクダサイ」

しんのすけ「ばっちこーい!」

音声「1問目、ポケモン『ゴースト』ハ、サンカイシンカスルポケモンデアル。○カ×カ?」




429: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:39:28.61 ID:OLAdBY7f0

フクスロー(ボール)『しんのすけ! 答えは×だ!』

しんのすけ「なんで?」

フクスロー『ひっかけ問題だよ。ゴースは、ゴースト、ゲンガーと進化するけどゴーストの次はゲンガーしか……』

しんのすけ「まる!」

フクスロー『僕の話聞けよ!』

ピンポンピンポーン!

音声「セイカイ!」

フクスロー『えっ? なんで?!』

音声「ゴースト、ゲンガー、ソシテ、メガ「シンカ」スル、メガゲンガーノ三種類デス!」

マーマネ「さすがしんのすけ君!」

フクスロー『そんなのありかよ……』

しんのすけ「ジョーシキないな、カザマくん」

ロトム図鑑「ククイの下でなにを勉強してきたのやら」

フクスロー『お前らが言うな!』

音声「ヌシポケモンノソンザイヲ、エンポウニカクニンシマシタ!」




430: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:40:56.85 ID:OLAdBY7f0

マーマネ「ぬしポケモンは、来ています! 2問目も行きましょう」

音声「ドアヲアケルタメニ、3問ノクイズニコタエテクダサイ」

音声「2問目、ワザマシン28トハ、シネシネコウセンデアル。○カ×カ?」

しんのすけ「しねしねこうせん?」

ロトム図鑑「かつてカイリューを従えてたトレーナーが人間に向けて撃って騒ぎになった例の技だ」

フクスロー『それははかいこうせん! ×だよ、×』

しんのすけ「ばつだって。違ってたらカザマくんが責任もつから」

フクスロー『なんでだよ!』

ピンポンピンポーン!

音声「セイカイ! ワザマシン28トハ『きゅうけつ』デアル」

フクスロー『ほらみろ』

ブーーーン

しんのすけ「お?」

音声「ヌシポケモン、サラニセッキンチュウ!」

マーマネ「き、来てます! ぬしポケモンが、すぐ近くに、来てる、気配が!」




431: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:42:21.32 ID:OLAdBY7f0

音声「サイシュウモンダイデス!」

音声「ロイヤルマスクノショウタイハ、ククイハカセデアル。○カ×カ?」

しんのすけ「……え?」

マーマネ「えっ? こんな問題、ぼく作ってないよ! 誰がこんな問題にしたの?」

マーマネ「うわー! ロイヤルバトルなんてキョウミないから、答えがわかんないでごさるー! どうしよう! そもそもロイヤルマスクって誰なんですか?」

しんのすけ「……まるでしょ」

ピンポンピンポーン!

音声「セイカイ! ロイヤルマスクノショウタイハ、ククイハカセデアル」

マーマネ「す、すごい! さすがしんのすけ君です! 暗くてよく見えないですけど、握手したいです!」

しんのすけ「いや、とーぜんでしょ」

音声「セキュリティカイジョ、ドアヲヒラキマス」




432: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:43:18.72 ID:OLAdBY7f0

プシュッ ウィーン

ブゥゥゥゥゥン!!!!

マーマネ「こ、この気配……! この音……! まさか……」

???「ヤ ッ テ キ マ ッ シ ャ ー ! !」

マーマネ「でっ、でたー! ぬしポケモン!! しんのすけ君っ、出番ですー!!」

しんのすけ「暗くてよく見えないけどね」

天文台 ぬしポケモン
??? 出現!!

しんのすけ「ま、いいや! マサオくん、レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ!

ヨワシ(群)『ぬしポケモンだかなんだか知らねーが、一撃で決めてやるよぉ!』

ヨワシ『暗いなんて屁でもねーぜ! 下手な鉄砲だって数うちゃ当たるんだよ! おりゃ!』ブシュッ!

バッシャアアア

マーマネ「ひゃっ! 冷たい! しんのすけ君が出したのはみずポケモンでござるか?!」




433: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:46:43.69 ID:OLAdBY7f0

ブゥゥゥン! ブゥゥゥン!

???「ぎゅぎゅーんっ!」バチチチチッ!!

暗闇の中で何かが光ったと思うと、流星のようにマサオへ突っ込んでいく!

ドンッ!!

ヨワシ『うわっ!』グラッ

しんのすけ「今なんか光った!」

ロトム図鑑「あれはスパークだ!」

???「マッシャー!」バチチチッ!!

ビリビリビリビリ!!!

ヨワシ『ひいい〜っ! 身体がし、しびれれれれれれれれ!』バチバチバチ!!

しんのすけ「『れ』は一個だけで大丈夫だよ」

ヨワシ(単)『そ、そういう問題じゃ……ないよ……しんちゃん』ピクッピクッ

フクスロー(ボール)『マサオくんの性格が戻ってる! 群れが散って単独の姿に戻っちゃったんだ』

ロトム図鑑「マサオは人望がないな」

ヌイコグマ(ボール)『違うわよ! きっと、さっきのダメージで群れが散っちゃったのよ!』




434: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:47:40.67 ID:OLAdBY7f0

フクスロー(ボール)『だけど、わかったこともある。ぬしポケモンはでんきタイプで、かなり素早いってことだ。これ以上マサオくんを戦わせても、こっちが不利になるだけだ』

しんのすけ「ほいほい、マサオくん戻っていーよ」

ヨワシ『まだ身体がしびれ、びれ……』

しんのすけ「ネネちゃん、レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

ヌイコグマ『でも困ったわねぇ、周りが暗くてよく見えないもの』キョロキョロ

ロトム図鑑「ほのおタイプのポケモンがいれば明かりを付けられたものを」

ブゥゥゥゥン!

ヌイコグマ『さっきからなんなのかしら、この音』

しんのすけ「むしポケモンが飛んでる音みた〜い」

ブンッ!

ギュッ!

ヌイコグマ『きゃっ! なになに!? いやあああ!』




435: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:48:51.37 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「どしたの?」

ヌイコグマ『なにかに挟まれてるの! 痛い! 離して!』ブンブン

ヌイコグマ『離しなさいよ! このっ! ふぬぬぬ……』ググ

???「ぎゅ……ぎゅん!」

バチチチチッ!

ヌイコグマ『ひいっ! しびびびびびびびび!』ビリビリビリ!!

しんのすけ「だから『び』は一個だけでいいって」

ヌイコグマ『そういう問題じゃないっつーの!』ビリビリビリ!

ヌイコグマ『ぬ……おりゃあああ!』グググッ

???「ぎゅん!?」

ヌイコグマ『乙女の身体に軽々しく触ってるんじゃないわよ! ヘンタイ!』ガシッ

ヌイコグマ『ぬおりゃあっ!』ブンッ!

???「ぎゅぎゅん!?」

ドシンッ!

マーマネ「ぎゃあ! 何かがぶつかってきた!」




436: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:49:28.12 ID:OLAdBY7f0

ヌイコグマ『暗がりに隠れてないで堂々と出てきたらどうなのよっ』

ヨワシ(ボール)『ね、ネネちゃん……暗いから無理だよ』

???「ぎゅぎゅーんっ!」バチチチチッ!!

ヌイコグマ『きゃあっ!』ドンッ!!

しんのすけ「またスパークだ!」

ヌイコグマ『もうっ! さっきからどこから攻撃してきてるのよ!』

フクスロー(ボール)『ちょっと待って……おかしくないか?』

しんのすけ「オラもおかしいと思ってた。……なんでルザミーネのおねいさんは40以上なのにあんなにきれいなのか」

フクスロー(ボール)『そっちじゃないよ! そっちもある意味気になるけどさ……』




437: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:50:16.76 ID:OLAdBY7f0

フクスロー(ボール)『暗い中で戦うっていう条件は向こうも同じなのに、マサオくんやネネちゃんをこの暗闇の中で正確に攻撃しているってことさ』

しんのすけ「んーひょっとしたら、ネネちゃんの普段の態度に原因があるのでは?」

ヌイコグマ『どういう意味よ!』

ブンッ!

ヌイコグマ『きゃっ! また来たっ!』

フクスロー(ボール)『そうか……! わかったよ! 音だ!』

しんのすけ「音?」

フクスロー(ボール)『相手は音でこっちの居場所を判断してるんだよ! 二人とも大きな声を出してぬしポケモンに挑発してただろ? 向こうはその声を頼りに攻撃してたんだ!』

ヨワシ(ボール)『そういうことだったんだ……』

フクスロー(ボール)『ネネちゃん、僕と一旦変わろう! ネネちゃんはダメージを受けちゃってるし、たぶん場所も特定されてると思うから』

ヌイコグマ『分かったわ、お願いカザマくん!』

しんのすけ「ほっほーい! じゃ、カザマくんと交代ね」ヒョイッ

ポンッ!

フクスロー『よしっ……って、喋っちゃいけないんだった……』

フクスロー(こっちも相手の音を聞いて、反撃してやる!)




438: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:51:18.93 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「カザマくん、どしたの? 急に黙っちゃって」

フクスロー『シッ! しんのすけも静かにして。相手に場所を探られちゃうよ』ゴショゴショ

しんのすけ「ほーい!」

フクスロー『それをやめろって言ってんだよ!』ゴショゴショ!

ブゥゥゥン

ブゥゥゥン

フクスロー「…………」




439: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:51:59.84 ID:OLAdBY7f0

ブゥゥゥン

ブゥゥゥン

しんのすけ「…………」

マーマネ(???? 急に静かになった……)

ブゥゥゥン

ブゥゥゥン

プゥ〜オ

マーマネ「……オナラ?」

フクスロー『……誰がやった?』

ブゥンッ!
ガプッ!

ロトム図鑑「でーっ! なんだなんだ!?」

???「クライツキマッシャー!!」




440: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:52:43.67 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「おならしたのぶりぶりざえもんだったのかー」

ヌイコグマ(ボール)『やあねぇ、もう』

フクスロー『でもチャンスだ! ぶりぶりざえもんの悲鳴で相手の場所が分かる!』バッ

フクスロー『これでも喰らえっ!』

ドスドスドスドス!!

???「ぎゅぎゅん!?」

ロトム図鑑「いだだだだ! 誰だ私を攻撃してるのは!」

フクスロー『まだまだ!』

ザクザクザク!!
ドスドスドスドス!!

ロトム図鑑「やめろやめろ!」

???「ぎゅぎゅっ……!」

フクスロー『しんのすけ! とどめだ! Zワザ頼む!』

しんのすけ「ほいっ!」




441: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:53:26.25 ID:OLAdBY7f0

バッ バッ ブリッ ブリッ パァァッ バァーン!

ピカッ! ゴウッ!!

カザマは Zパワーを 身体に まとった!

カザマが 解き放つ
全力の Zワザ!

ブ ル ー ム シ ャ イ ン エ ク ス ト ラ !

しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」

フクスロー『これで終わりだ!』

カザマがZパワーを周囲へ放出すると、次々と花が咲き乱れていく! そして日光がぬしポケモンのクワガノンとロトム図鑑に照射され、どんどん威力を増していく!

パァァァッ!!

マーマネ「まっ、眩しい!」

ドゴォォォン!!

クワガノン「ぎゅ、ぎゅーーーん!!」

ロトム図鑑「ブヒィィィィィ!!!」

ジュウウウ……

クワガノン「」ピクピクッ




442: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:54:25.21 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「やったの?」

フクスロー『うん――』

プツン ウィィィン

フクスロー『あ、電気が戻った!』

しんのすけ「んー目がチカチカするぅ」

プシュー

マーレイン「マーくん!」ドタドタッ

マーマネ「マーさん!」ニコッ

しんのすけ「マーちゃん///」




443: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:56:11.61 ID:OLAdBY7f0

マーレイン「ナイスキャプテンだよ! しんのすけくんを成長させ、実験も成功させた!」

マーレイン「もっとも……『ぬしポケモンこいこい マーク2』は、電力を使いすぎのようだ。デンヂムシの協力をあおぐとか、改善の余地ありだね」

マーマネ「あ……しんのすけ君……ぬしポケモンを倒した君に、デンキZをあげる……」

しんのすけは デンキZを 手に入れた!

しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」

試 練 達 成 !




444: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:57:18.17 ID:OLAdBY7f0

マーマネ「……みてて」

バッ バッ ブゥンブゥン ビリリッ!

マーマネ「…………///」カアッ

クルッ

マーマネ「停電だと平気だったけど……ああ……人に見られてると、うまく話せなくなっちゃう」

しんのすけ「マーちゃん恥ずかしがらなくてもいいのよぉ〜ん」グネグネ

マーマネ「うぅ……///」

マーマネ「ありがと……おめでと……マーマネの試練、達成だよ」

マーレイン「試練達成おめでとう! マーマネもキャプテンおつかれ」

マーマネ「ぼくもドキドキ……」

しんのすけ「オラはムネムネ」

マーレイン「あぁ、いとこだけどマーマネをキャプテンに選んでよかった」

マーレイン「本来であれば、しまキングがキャプテンを任命する。だが、ウラウラ島は事情がやや特殊でね」

しんのすけ「ほうほう」




445: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:58:27.55 ID:OLAdBY7f0

マーマネ「なんとかかんとか、キャプテンしてる。しんのすけ君、セキュリティのクイズも答えて、暗くて何も見えない中でも戦って、すごかった」

マーレイン(そういえば、セキュリティの最後のクイズ、マーくんには教えてなかったね。答えられたようだから良かったけど、念のため後で教えてあげないと)

マーレイン「なるほど……ではいいものを進呈しよう! ハガネZだ!」つハガネZ

しんのすけ「おおっ、いいの?」

マーレイン「ポケモンとともに強さを求め、島巡りで手に入れたZクリスタル。僕より、きみにふさわしいだろう! 遠慮せずに使ってほしい」

しんのすけ「ありがたく頂戴します」

ロトム図鑑「……ひどい目にあった」フラフラ

フクスロー『オナラなんかするからだよ。静かにって言ったのに』

フクスロー(変な気分だ――力が沸いてくるような感じ。前にもこんなことあった気がする……)

ロトム図鑑「……そう言えば、ひとつ言い忘れていた」

フクスロー『なに?』





446: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 20:59:15.49 ID:OLAdBY7f0

ロトム図鑑「ライト機能があったの、忘れてた」カチッ ピカー

フクスロー「…………」ピキッ

ポンッ! ポンッ!

フクスロー&ヨワシ&ヌイコグマ『最初に言えこの豚ァァァァ!!』ドカドカッゲシゲシッ!!

ロトム図鑑「ブヒィィィィィィィィィ!!!」

しんのすけ「やれやれ」

マーレイン「さて、しんのすけくん。お使いを頼まれてくれるかな。ククイ君の忘れものだよ」つ はかせのふくめん

しんのすけ「これハカセの被ってる覆面? かっこいー!」

マーレイン「ククイ君、マリエ庭園に戻ると言っていたよね。お手数をかけるが、よろしく」

しんのすけ「お手数かけられましたー!」

マーマネ「今度は、勝負……」




447: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:44:02.90 ID:OLAdBY7f0

ウラウラ島 マリエ庭園

しんのすけ「オーラーはしんのすーけ。おねいさんのーしもべー♪」

ザワザワ

しんのすけ「ほほー?」テクテク

したっぱE「おいおいおいククイさんよお!」

したっぱF「ポケモンリーグを造るって? なにトチ狂ってんだ!」

ククイ博士「4ターンだ!」ビシッ

したっぱE「はあ?」キョトン

ククイ博士「まとめてかかってくるといい! ボクもポケモン技の研究家!」ニイッ

ククイ博士「スピードスターや、やきつくすなどで、まとめて倒せるよう、バトルロイヤルでお相手しよう!」

したっぱE「マジかよ……」

したっぱF「や、やっちまうぞ……!」

ハカセ ガンバレー! チョーシノリスギ、スカルダン!

???「バトルロイヤル、いいよな! 一気に3匹もブッ倒せてよお」




448: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:45:03.37 ID:OLAdBY7f0

ククイ博士「…………」

スタスタ

野次馬「グズマだ……」

したっぱE「ボスのおでましだ!」

グズマ「ブッ壊してもブッ壊しても、手を緩めなくて嫌われるグズマがここにいるぜ」

グズマ「やあ、皆の衆! スカル団ボスグズマと、ポケモン博士ククイのカード! よだれもののスペシャルマッチだろ」

グズマ「ククイさんよ、あんたとオレはお互いキャプテンになれなかった者同士、アローラ地方に残る古臭い風習――しまキングやキャプテンなんて、くだらない連中に変わる新しいものが欲しくなるよなあ?」

グズマ「だがよ、ククイさん。ポケモンリーグはいけないぜ。最強のトレーナーはもう決まっているんだからよ」

ククイ博士「ボクは『なれなかった』ではなく『ならなかった』んだ。夢のために、ね」

クルッ

ククイ博士「ハラさんに勝つため、どの技が強いか探り……やっとたどりついた答え――そのとき、ベストの技を選べるポケモンとトレーナーのコンビが繰りだす技が最強だと!」

ククイ博士「なら、『そのとき』を生みだす場、ポケモンリーグを造らねば、とね! グズマくん! キミも口だけでなく、自慢の技を見せてくれよ」

グズマ「言うじゃねぇか――」

――ワッハッハッハッ!




449: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:46:11.67 ID:OLAdBY7f0

ククイ博士&グズマ「!?」

パーパーパラパーパッパーパーパーパー

しんのすけ(はかせのかめん装備)「アクションロイヤル仮面! さんじょー! とおっ!」

クルクルクル スタッ!

ククイ博士「し、しんのすけ……!」

ククイ博士(そういえば天文台にマスクを間違って置いていったんだっけな……)

しんのすけ「やいっ、スケスケおパンツ団のリーダー! オラの目が白いうちは、悪さなんてさせないゾ!」ビシッ

ククイ博士「目が黒いうちに、だろ。それにそのマスク、勝手に被っちゃダメじゃないか」ズポッ

しんのすけ「お?」

グズマ「あぁ? ククイさんよ、とうとう子守まで始めたのか? ハラの孫じゃなさそうだが」

ククイ博士「いや、この子は野原しんのすけ。最近アローラに来たばかりでね。発見、体験、大冒険を楽しんでいるところだよ」

しんのすけ「主にアローラのきれいなおねいさん探しです」

グズマ「……Zリングか。それに、そんなガキが島巡りかよ?」




450: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:47:04.15 ID:OLAdBY7f0

ククイ博士「カプ・コケコに認められて、特例でね。だけど、しんのすけが一緒に旅しているカザマたちも、さぞや強力な技を使うだろう。だからグズマくん、キミが最強なら、戦えばいい!」

グズマ「技マニアが……あおってくれる」

しんのすけ「うちわ持ってないよー」

グズマ「そっちのあおるじゃねぇよ!」

グズマ「おいクソボーズ、島巡りなんかしてなんになるんだよ?」

しんのすけ「おねいさんにモテモテになるためです!」キッパリ

グズマ「あぁ? なにもねえよ、くだらねえよ」

しんのすけ「見るからにワルくてモテなさそうな、くさやのおじさんに言われてもなぁ」

グズマ「くさやじゃねぇ! グズマだ!」




451: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:47:40.71 ID:OLAdBY7f0

グズマ「まずはククイさん、あんたを壊す前に、あんたが大事にしているものを壊す!」

しんのすけ「そんなこと、させないもん!」バッ

ククイ博士「しんのすけ……」

しんのすけ「ハカセの貞操は、オラが守る!」

ククイ博士「い、意味知ってて言ってるのかな、しんのすけ……」

しんのすけ「深くは知らない!」

グズマ「ハッ、ぶっ壊してやるよ! 破壊という言葉が人の形をしているのが、このオレさま――グズマだぜえ!」

スカル団ボスの グズマが
勝負を しかけてきた!




452: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:52:14.87 ID:OLAdBY7f0

グズマ「オラァ行けっ! グソクムシャ!」ヒョイッ

グソクムシャ「ズモォォォッ!!」ポンッ!

しんのすけ「ネネちゃん! レッツラゴー!」ヒョイッ

ヌイコグマ『行くわよ、しんt……』ポンッ!

グズマ「であいがしらだ!」

グソクムシャ「ズモォォォッ!!」ドスドスドス!

ドカッ!

ヌイコグマ『きゃっ! いきなりなにすんのよ! まだセリフ終わってないじゃない!』

しんのすけ「そーだそーだ! ひきょーだぞ!」

ククイ博士「しんのすけ! であいがしらは出した瞬間のみだが、必ず先制できる技だ! グソクムシャの得意技だよ!」

グズマ「そういうこった! どんどんぶっ壊しに行くぜ! シェルブレードだ!」

グソクムシャ「オオオオッ」ブンッ!

ガシッ!

ヌイコグマ『ぬくく……』プルプル

グソクムシャ「オオオオ……!」グググッ





453: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:53:02.28 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「ネネちゃんガンバレーっ!」

グズマ「そのまま押し切っちまいな!」

ヌイコグマ『そうやすやすと攻撃されてたまるもんですか……!』ズズズ

野次馬「おおっ! あのヌイコグマ、見た目以上の怪力だ! グソクムシャを押している!」

ヌイコグマ『おりゃあああ!』ドンッ!

グソクムシャ「ズモォォ……!?」ズズズ

ヌイコグマ『今度はこっちの番よ! ネネ・パーンッ……』

グソクムシャ「ズモォォッ!」ブンッ

ドンッ!

ネネが攻撃を仕掛けようとした瞬間、素早くグソクムシャが隙を突いた。

ヌイコグマ『え――!?』

しんのすけ「おわっ!?」

グズマ「不意打ち、成功だぜ」ニヤッ

ドサッ ゴロゴロ

ヌイコグマ『い、いたい……』




454: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:54:05.52 ID:OLAdBY7f0

ククイ博士(グズマくん、相変わらずだね。相手に攻撃させる隙を与えず、一気に攻め込んで制圧する戦法。それも以前より磨きが掛かっている)

ククイ博士(さて、しんのすけ……君はどう出るつもりだい?)

しんのすけ「ネネちゃん、平気?」

ヌイコグマ『……しんちゃん、ちょっとタイム取っていい?』フラッ

しんのすけ「くさやのおじさん! ちょっとターイム!」

グズマ「あぁ?」キョトン

ヌイコグマ「…………」バッ!

ククイ博士「ピッピ人形?」

グズマ(あんなん持たせて、何するつもりだ?)




455: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:55:00.57 ID:OLAdBY7f0

ヌイコグマ『……ふんっ!』

ドッ!

ドッ!

ドッ!

ヌイコグマ『ムカつくぅ!! さっきっから卑怯な手ばっかり使いやがってぇ〜っ! フンッ! フンッ!』ドッ!  ドッ!

グズマ「……いい性格してんじゃねぇか」

しんのすけ「いやぁ、それほどでも」

グズマ「オメェじゃねーよ!」

ヌイコグマ『あースッキリした。いいわよ、しんちゃん』スッキリ

しんのすけ「ほーい! それじゃ再開ねー!」

グズマ「それで何か変わるってのかよ? そろそろトドメ刺しちまいな! シェルブレード!」

グソクムシャ「オオオオッ」ブンッ!




456: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:57:01.92 ID:OLAdBY7f0

ヌイコグマ「オラァッ!」ブンッ!

グソクムシャより先にネネが動き出し、グソクムシャの白い甲殻に向けて渾身の力を込めた拳を振り下ろした!

ズンッ!

グソクムシャ「グモッ!?!?」メキッ

グズマ「はぁ!?」

ククイ博士(今のはアームハンマーか!)

ヌイコグマ『これでトドメっ! ネネ・パーンッ……』グワッ

シュンッ!

ヌイコグマ『え――!?』スカッ

しんのすけ「ボールに戻っちゃった! なんで?」

グズマ「危機回避だよ。オレのグソクムシャは頭が良くてよぉ、傷付いて身の危険を感じると自分から戻ってきてくれるんだよ」パシッ

ヌイコグマ『なにが危機回避よ! 逃げただけじゃないの!』

しんのすけ「そーだそーだ!」

グズマ「あぁ? ひとりで何言ってやがる? さっきからそのヌイコグマに一つも命令してねぇし、変なガキだ」

グズマ「まぁいい、行きな! アリアドス!」ヒョイッ




457: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:58:59.64 ID:OLAdBY7f0

アリアドス「シャーーッ!!」ポンッ

ヌイコグマ『ひいっ、気持ちワル〜い。こっちも危機回避したい気分……』

しんのすけ「うまいこと言うね」

グズマ「アリアドス! そいつに糸をまとわりつかせてやれ!」

アリアドス「シャーッ!!」ブシャーッ

シュルルルッ!

ヌイコグマ『えっ? なにこれ? 動けない!』モゾモゾ

ギュウウウッ

ヌイコグマ『ううっ……どんどん締め付けて来るっ!』

しんのすけ「ネネちゃん痩せて抜け出すんだ!」

ヌイコグマ『うっさいわね! 無理言わないでよ!』

グズマ「叩き潰せ!」




458: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 21:59:39.43 ID:OLAdBY7f0

アリアドス「シャッ!!」グイッ

アリアドスはそのまま勢いよく、ネネを締め付けている糸を空中に向けて勢いよく振り上げた!

ヌイコグマ『えっ? やっ……!』ブンッ

ズズンッ!

しんのすけ「ネネちゃん!」

ヌイコグマ「」ピクピク

グズマ「ハッ、ぶっ壊してやったぜ!」

ヌイコグマ『悔しい……いつか絶対仕返ししてやる……覚えてなさいよ!』

しんのすけ「ぬー……おのれ、さすがスケスケおパンツ団のボスのくさや!」




459: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:00:36.75 ID:OLAdBY7f0

グズマ「スカル団のボスのグズマだ! そうか、テメーが下っ端とプルメリの言っていた例のじゃがいも小僧か!」

しんのすけ「お? オラもアローラでますます有名になっていきますなぁ」

ロトム図鑑「それにしてもスケスケおパンツ団のボスか。盗んだ下着の数も凄そうだぞ」

しんのすけ「まあリーダーですし」

グズマ「下着ドロじゃねぇよ!」

ククイ博士「で、しんのすけ。次はどうするつもりだい?」

しんのすけ「じゃあカザマくん、行きますか! レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

フクスロー『じゃあってなんだよ、じゃあって』

フクスロー『でも、一番レベルの高いネネちゃんを、ほとんど攻撃させずに倒すなんて』

しんのすけ「不意打ちとかしてくるから気をつけたほうがいいよ」

フクスロー『わかってる。ネネちゃんのカタキは僕が取るよ』

グズマ「そいつが2匹目か。同じようにぶっ壊してやるよ!」

グズマ「さっきみたいに糸をまとわりつかせろ!」




460: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:01:54.46 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「カザマくん、飛んで避けて!」

フクスロー『!』サッ

フクスロー(このままみだれづきと思わせて――)バサッ

アリアドス「シャッ!」ブンッ

ククイ博士「また不意打ちだ!」

フクスロー『そう来ると思ってたよ!』サッ

シュルシュルシュル
ガッ!

アリアドス「?!!」フラッ ゴロンッ

グズマ「不意打ちを躱してくさむすびで反撃だと? ずいぶん器用なことしやがる」

ククイ博士(だけど、どく・むしタイプのアリアドスにくさむすびはダメージとしては微々たるものだ。むしろ動きを止めることを優先しているように見えるね)

フクスロー『このままみだれづきだ!』バッ




461: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:02:28.74 ID:OLAdBY7f0

ドスドスドスッ!

アリアドス「シャッ?!!」

グズマ「アリアドス、どくばりだ!」

しんのすけ「カザマくん、離れて!」

フクスロー『え――!』

アリアドス「シャーッ!」シュッ!

ドスッ!

フクスロー『うっ……!』ビクッ

しんのすけ「ああん、カザマくん!」

ロトム図鑑「あの様子だとまた毒になったようだな」

グズマ「そのままみだれひっかき!」

アリアドス「シャーッ!」ブンッ!

ザクザクザクッ!

フクスロー『くうっ、このまま負けるもんかっ!』バッ




462: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:03:19.09 ID:OLAdBY7f0

身を翻したカザマは羽を折り畳みそのまま地面を蹴り、低空飛行でアリアドスへ突っ込む!

ギュンッ!
ドンッ!!

アリアドス「シャッ?!」

グズマ「おい! アリアドス!」

フクスロー『ハァハァ……どうだっ!』

アリアドス「シャ……」ガクッ

ククイ博士(今のはブレイブバードか! 見る限り習得したというより、身の危険を感じて無意識に使ったのか?)

フクスロー『よし……まず1匹だ!』

グズマ「チッ……すまねぇな、アリアドス」

グズマ「もう一度来な! グソクムシャ!」ヒョイッ

ポンッ!

グソクムシャ「ズモォォォッ!!」




463: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:04:06.25 ID:OLAdBY7f0

フクスロー(ネネちゃんとの戦いで、一度ボールに戻った奴か……)

グズマ「ヤツは虫の息だ! であいがしらでぶっ壊しちまいな!」

グソクムシャ「ォォォッ!!」ドスドスドス!

フクスロー(ここまでか……)

しんのすけ「カザマくん……!」グスッ

フクスロー『しんのすけ……泣いているのか』

カザマは自らの身体が毒で蝕まれると同時に、薄れゆく意識の中で目元を抑えるしんのすけが視界に映った。

フクスロー『ごめん……僕はここまでだ』

しんのすけに詫びながら、迫り来るグソクムシャの攻撃を受け入れるように、カザマは静かに目を瞑る。

フクスロー『……』

本当に、これでいいのか? (自称)エースの自分がここで倒れていいのか?
島巡りを始めたとき、曲がりなりにもしんのすけと供に旅をして島巡りチャンピオンになろうと決めたじゃないか。ここで倒れて、マサオも倒れれば、しんのすけの未来は閉ざされるだろう。

フクスロー(いや、諦めたって何も始まらない!)

フクスロー(今の僕が、出来ることをしなくちゃ!)ググッ

意を決して、立ち上がった時だった!

カッ!




464: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:09:38.09 ID:OLAdBY7f0

フクスロー『えっ?』ピカーッ

グズマ&グソクムシャ「!?」

ズズズズ!

フクスロー『これって……!』

しんのすけ「んー目にゴミ入ったぁ〜って、おおっ! またカザマくんの身体が輝いてる!」

ククイ博士「これは――進化か! さっきのアリアドスとの戦いでちょうど進化する段階まで成長したのか!」

カザマの姿が進化の光に覆われ、どんどん姿が変わっていく。
翼はさらに大きく、そして深い緑色を帯びる。貴族然とした姿から、外套を被った狩人のものへ、進化していく!

ズズズズ!

『……!』ファサァッ

ククイ博士「しんのすけ、やったな! カザマはジュナイパーに進化したんだ!」

ジュナイパー(カザマ)『これは……!』

野次馬「おおっ!」

しんのすけ「いや〜ん! オラの想いが届いてくれたのね〜」

ジュナイパー『気色悪い言い回しするなよ……』




465: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:11:06.56 ID:OLAdBY7f0

グズマ「はっ、進化したからなんだってんだ! 弱っているのに変わりねぇだろ! グソクムシャ、トドメ刺しちまえ!」

グソクムシャ「ォォォッ!!」ブンッ

しかし、グソクムシャの爪は空を切った。カザマが跳躍し、真上に飛び立つと矢羽根を弓に模した翼につがえて発射した!

グソクムシャ「グモッ!?」

グズマ「なにぃ?! 不意打ちだと!?」

ジュナイパー『これで終わりだ!』ググッ

カザマの手には黒いオーラを放つ矢が握られていた。それを真っ直ぐ飛ばすと、グソクムシャの地面に触れて、爆発を起こした!

ドガァァン!!

グソクムシャ「グモォォォッ!!」

グズマ「グソクムシャ!」

グソクムシャ「グ……モ……」ガクッ

しんのすけ「かっこい〜! ハカセ、今の技なんていうの?」

ククイ博士「かげぬい、だね。ジュナイパーの得意技で、あたかも影を縫ったように相手を逃がさない技だよ」




466: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:11:59.60 ID:OLAdBY7f0

しんのすけ「ほうほう、オラも是非覚えたいですな」

ククイ博士「どうしてだい?」

しんのすけ「だってきれいなおねいさんを逃したくないものですからー!」

ジュナイパー『お前はそういう発想しかできないのかよ!』スタッ

しんのすけ「でも、進化したって言うから期待したのになんか地味な見た目」

ジュナイパー『悪かったな、地味で!』

ヌイコグマ(ボール)『そう? ネネはかっこいいって思うけど』

ヨワシ(ボール)『うんっ! うらやましいなァ』

ロトム図鑑「相変わらずチープな進化だぜ。私もかみなりのいしで進化すれば無敵に……」

ジュナイパー『だから進化しないだろお前は! 同じツッコミを何度もさせるな!』

グズマ「グズマァ!! なにやってるんだああ!!」ガクガクッ

しんのすけ&ククイ博士「!」




467: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:12:49.83 ID:OLAdBY7f0

グズマ「自慢のポケモンたちに、もっと破壊させてやれよお!!」

しんのすけ「ほうほう……」

グズマ「フゥーフゥー……しんのすけ、だったか」ギロリ

しんのすけ「なに? くさやのおじさん」

グズマ「壊しがいのあるヤツとして、胸に刻んでおくぞ! オラ行くぜ!」スタスタ

したっぱE「ボスによ、本気ださせるなよ!」ダッ

しんのすけ「お風呂入れよー!」フリフリ

ジュナイパー(……進化してなかったら危なかった。グズマにグソクムシャ……あなどれない人だ)




468: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:14:19.00 ID:OLAdBY7f0

ザワザワ

野次馬「スカル団もおとなしくなるよな。なんたってあんなちっさい子供に負ければ」

野次馬「いやーしんのすけ君だったか。すごかりしトレーナーですよ!」

野次馬「まだ小さいのに、グズマに勝っちゃうなんてすごいわ! 島巡り応援してるね、しんのすけ君!」

しんのすけ「いやん、オラおねいさんのためならどんなことだって出来ちゃいますよ〜」

ククイ博士「よしっ、しんのすけのポケモンは元気にしといたよ!」

ククイ博士「さっきはいい技だったぜ! 魂が震えたよ!」

しんのすけ「まあねー」

ククイ博士「そのご褒美ってわけじゃないけど、ジュナイパーにのみ使えるZクリスタルをあげるよ!」つジュナイパーZ

しんのすけ「いいの? やったやったー!」ピョンピョン

ククイ博士「Zクリスタルの中には、特定のポケモンにでしか力を発揮しないモノがあるんだ。そして、そのZクリスタルを使えば、カザマは特別なZワザも使えるだろう!」

しんのすけ「他にもこーゆーのあるの?」

ククイ博士「ああ、そのジュナイパーZもそうだし、後はハウのニャビーの最終進化であるガオガエン、アシマリの最終進化のアシレーヌ、そしてピカチュウとライチュウのZクリスタルが今まで発見されているんだ!」




469: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:15:31.22 ID:OLAdBY7f0

ロトム図鑑「私のZクリスタルはないのか?」

ククイ博士「残念ながら、まだ見つかってないんだ」

しんのすけ「日頃の行いが悪いから……」

ロトム図鑑「なんだとー! 私ほど公明正大で清廉潔白なポケモンもそうそういないだろう!」

ククイ博士「ははは……。でも、ZクリスタルもZワザもまだまだ分からない部分は多いからね。ひょっとすれば、ロトム専用のZクリスタルが見つかるかもしれないね」

しんのすけ「じゃあ、アクションビームとかカンタムパンチとか使えるZクリスタルとか出てくるかな?」

ククイ博士「それがどんなものなのか分からないけど……そういう力を持ったZクリスタルがあって、トレーナーの想いがポケモンに届けば、君の言う技は実現できるかもね。だからZワザって奥深いんだ!」

しんのすけ「よーし! 島巡りが終わったら、今度はそれを探してみよーっと!」

ククイ博士「ところで、リーリエはどうしてるんだっけ?」

しんのすけ「さぁ? また道に迷ってるんじゃない?」

リーリエ「ここにいます」テクテク

アセロラ「アセロラもいっしょ!」




470: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:16:31.86 ID:OLAdBY7f0

ククイ博士「ハウは……まだマラサダショップかな」

リーリエ「博士もしんちゃんも、スカル団とやりあうなんて……怖い人たちだと聞きますから、わたし……心配になります……」

アセロラ「そうそう! アセロラも結構ハラハラして見てたんだから」

ククイ博士「そうかい? 技をぶつけあえば、相手がどんなトレーナーでもすぐにわかりあえるけどね!」

しんのすけ「オラとしてはスケスケおパンツ団より、リーリエちゃんがまた道に迷ったりブティックに寄り道しないかどうかが心配だぞ」

リーリエ「大きなお世話です……!」

ククイ博士「さて、そろそろハウを迎えに行かなきゃね。しんのすけもこの調子で試練をこなし、ポケモンを鍛えてくれよ!」テクテク

しんのすけ「ほーい!」




472: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:18:48.53 ID:OLAdBY7f0

【おまけ】

夕陽に照らされた荒野。
風が吹く音と供に、少女の泣き叫ぶ声が響いてくる。

ミミ子「助けて! アクション仮面!」

アクション仮面「ドラピオン教授! 今日こそ年貢の納め時だ!」

ドラピオン教授「ヒャーッハッハッハッ! 貴様に我が忠実な眷属であるこのドラピオンが倒せるかな?」

ドラピオン教授「行け、ドラピオン! だましうちだ!」

アクション仮面「なにっ!?」

ドラピオン「ドラッ!」フッ

ドラピオンの姿が消えたかと思うと、紫色のハサミをルカリオに振り下ろした!

ルカリオ「グアッ?!」ドゴッ!

アクション仮面「馬鹿な、ドラピオンはレベルでもわざマシンでも、だましうちは覚えないはずだ!」

ドラピオン教授「だましうちは、タマゴ技で覚えるのだ! このドラピオンは、私が厳選に厳選を重ね、スコルピから育てた自慢のポケモンなのだ!」

アクション仮面「ぬう……悪役のくせに育成をばっちりこなすとは! 敬意を表する!」

アクション仮面「だが、私とルカリオの絆はそれ以上に強い! 行くぞ、ルカリオ!」

ルカリオ「グルゥゥゥァ!!」




475: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:20:12.82 ID:OLAdBY7f0

アクション仮面「ルカリオ! メガシンカだ!!」カッ!!

ルカリオのルカリオナイトと アクション仮面の メガベルトが 反応した!

キィィィィン! ドゴォォォォッ!!

メガルカリオ「グォオオオオッ!!」

ドラピオン教授「なにっ?! ルカリオがさらなる進化だと!?」

アクション仮面「これが進化を超えた進化――メガシンカだ!」

ドラピオン教授「メガシンカだと?」

アクション仮面「私は悪を倒すため、ルカリオと供に世界各地を渡り、修行を続けた。その果てにこのチカラを得た!」

アクション仮面「そして、メガシンカを会得した私は今週から、アクション仮面LMSに改名する! 」

ドラピオン教授「なにがアクション仮面LMSだ! そんなくだらん肩書きはジャージのサイズだけにしておけ!」

アクション仮面LMS「行くぞメガルカリオ! ドラピオンにインファイトだ!」

メガルカリオ「グルゥゥア!!」ダッ!

メガルカリオは疾風怒濤の勢いでドラピオンに急接近すると、拳のラッシュをドラピオンの身体に次々と打ち込んだ!

メガルカリオ「オオオオオッ!!」ドドドドドドド!!!

ドラピオン「ドラッ!! ドラピッ!?」

ドラピオン教授「なにい、なんだこのダメージはっ!」




476: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:21:19.53 ID:OLAdBY7f0

アクション仮面LMS「――ルカリオは、あくタイプの攻撃を喰らうとこうげきを上げるせいぎのこころを持っている」

アクション仮面LMS「そしてメガルカリオは、自分のタイプと同じタイプの技のダメージを2倍にするてきおうりょくに特性が変化するのだ!」

ドラピオン教授「バ、バカなっ!」

アクション仮面LMS「行くぞ! メガルカリオ!」

メガルカリオ「ガァッ!!」

アクション仮面LMSとメガルカリオは同時に飛び上がると、ドラピオン教授とドラピオンに向けて、それぞれ両手の肘を向ける!

アクション仮面LMS「メガアクションビーム!!」

メガルカリオ「ルァァァッ!!(はどうだん!!)」

ビビビビビ!!
ゴウッ!!

アクション仮面LMSの両腕から虹色のビームが発射され、メガルカリオの両手から、はどうだんが放たれた!
ビームとはどうだんが合わさり、ドラピオン教授とドラピオンに直撃すると、爆風を巻き起こした!

ドラピオン「ドラアアアア!!」

ドラピオン教授「ぐわーーっ! 厳選しても絆の力には勝てなかったか……地獄で待ってるぞ! アクション仮面LMS!!」

ドゴォォォン!!




477: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/05(月) 22:22:25.76 ID:OLAdBY7f0

ミミ子「ありがとう! アクション仮面LMS! メガルカリオ!」

アクション仮面LMS「なあに、毎週のことだ! そして、メガルカリオと力を合わせれば、どうということはない!」

メガルカリオ「ガウッ!!」

ミミ子「それではテレビのみなさんもご一緒に!」

アクション仮面LMS「ワッハッハッハ!!」

ミミ子「ワッハッハッハ!!」

メガルカリオ「グルゥワッハッハッハッ!!」

……

ロトム図鑑「……」<ワッハッハッハッ

しんのすけ「ワッハッハッ!! 正義は勝つ!」

ハウ「その人がカスカベ地方のチャンピオンなんだー」

しんのすけ「そ、オラのそんけーしてるトレーナーで、一緒に戦ったこともあるんだよ」

ハウ「へぇー、それにメガシンカかー……もしおれも出来るようになったら、もっと勝負が楽しくなるかもねー!」




480: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:40:26.36 ID:jtUOr8US0

マリエシティ街道

アセロラ「でもしんちゃん、マーマネの試練達成ってすごい! 次の試練は11番道路を越えて、カプの村に行くんだよ!!」

しんのすけ「オラ、その前にハラが減りましたぞ」

リーリエ(今のはハラさんの真似とお腹が空いた事をかけたのでしょうか?)

アセロラ「じゃあ3人で家まで行こうよ! みんなで晩ご飯作ろう!」

リーリエ「お料理、作れるのですか?」

アセロラ「任せて! これでもしんちゃんくらいの年の子供たちの世話をしてるんだから!」ムフー





481: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:41:03.66 ID:jtUOr8US0

リーリエ「すごいですね……子供の世話だけでなく、お料理も出来るなんて……」

しんのすけ「オラも料理できるもーん!」

リーリエ「カップラーメンっていうオチではありませんよね?」

しんのすけ「違うもん! レトルトカレーだもん!」

アセロラ「同じでしょ!」

アセロラ「でも、その前に買い出ししなきゃ! 二人とも付き合ってよ!」

リーリエ「はい!」

しんのすけ「えー? オラ疲れちゃった」

アセロラ「付き合ってくれたら、1個だけお菓子買ってあげてもいいかなー?」

しんのすけ「ホント? 約束だよ?!」キラキラッ

リーリエ「……クスッ」




482: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:41:32.71 ID:jtUOr8US0

マリエシティ ポケモンセンター

アセロラ「えーっとこれ買ってこれもー……」

しんのすけ「これも買ってーこれもー」ドサドサ

アセロラ「こぉら、勝手にお菓子入れちゃダメだよ!」

???「……また増えたのかい」

しんのすけ「お?」

アセロラ「あー! クチナシおじさん!」

クチナシ「……ずいぶん騒がしそうなヤツだね」

アセロラ「違うよー。この子はしんちゃんで、いま島巡りしてるの」

しんのすけ「オラ、野原しんのすけ5歳! 好きな女性のタイプはシロナのようなおねいさん」




483: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:42:10.22 ID:jtUOr8US0

クチナシ「……島巡り? 5歳じゃ出来ねぇんじゃないのかい?」

アセロラ「この子はカプ・コケコから直接かがやく石をもらったんだって! だから、特別に5歳から島巡りしてるの」

クチナシ「……そうかい」ジロリ

しんのすけ「お、おじさん……そんな目で見られたら、オラ照れちゃう///」モジモジ

クチナシ「……まぁ、カプに認められたんなら何も言うことねえけどよ」

アセロラ「しんちゃんすごいんだよ! マーマネの試練も達成して、さっきはスカル団と戦ってフクスローをジュナイパーに進化させたんだよ!」

クチナシ「スカル団……ね。坊主、あんまり騒ぎを起こすんじゃないよ」

スタスタ

しんのすけ「アセロラちゃん、今の幸薄そうなおじさん誰?」

アセロラ「クチナシおじさんだよ。ああ見えてあの人警察官で、この島のしまキングなんだから!」

しんのすけ「あ、そう……」ズーン

アセロラ「……? どうしたの?」

しんのすけ(オラがっかり、こんなおじさんじゃなくてライチおねいさんのようなピチピチのしまクイーンがよかった……)

アセロラ「そういえばリーリエちゃんどこ行ったんだろ?」キョロキョロ




485: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:47:15.85 ID:jtUOr8US0


12番道路

アセロラ「アセロラちゃん、お口あんぐりしちゃったよ。リーリエちゃんポケモンセンターの中なのに迷子になっちゃうなんて」

リーリエ「恥ずかしいです……」

しんのすけ「まったく、世話を焼かせますなぁ。オラやアセロラちゃんに頼ってばかりですと、将来ロクなオトナになりませんぞ! 方向音痴くらい治しなさい!」ビシッ

リーリエ「うぅ……」

アセロラ「まぁまぁ。ともかく、エーテルハウスに行ってしんちゃんも試練を受けちゃおうよ」

しんのすけ「アセロラちゃんの試練ってなにするの?」

アセロラ「ナイショだよー。まぁこの時間帯にやるのがすっごくピッタリかも」クスクス

しんのすけ「わかった! 合コンして王様ゲームするのが試練の内容だな!」

アセロラ「全然違うよ! しかも今時王様ゲームって……」

リーリエ「あの、アセロラさん。前の道なんですが……」

三人の目の前には、凹凸の激しいゴツゴツとした岩の道が広がっていた。

アセロラ「あー、ウラウラ島ではこういう道が多いの。だからね……」

ハプウ「おーい! しんのすけ! リーリエ!」フリフリ

バンバドロ「ムヒヒウン!」




486: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:48:39.68 ID:jtUOr8US0

しんのすけ「おーハプウちゃん」

リーリエ「こんばんは、ハプウさん」ペコリ

アセロラ「ハプウちゃん、どうしたの?」

ハプウ「いやなに、しんのすけたちがここに来ているのを見てな。きっとこの道を通るのに困るだろうからついて来たのじゃ。そういえばリーリエは遺跡に来る時に通ったの」

リーリエ「はい、また乗せてくださるのですか?」

ハプウ「もちろんじゃ。それにしんのすけにはアーカラで世話になったからの。ウラウラを巡るうえで、必要不可欠なバンバドロのライドギアを登録させようと思ってな」

アセロラ「あれ? しんちゃんどこ行ったんだろ?」キョロキョロ

リーリエ「……まさか」

ヘイヘイオネイサン! オラトコイノショウガイトイウデコボコミチヲイッショニノリコエテイキマセンカー?>

ハプウ「なんと――バンバドロでもなければ通れん道を普通に行きおった……」

リーリエ「またですか……」ハァ

ほしぐもちゃん「ピュイ!」

アセロラ「しかもさりげなく買い物袋置いてってるし」

ハプウ「ま、元気なのはいいことじゃ。ほれ、二人ともバンバドロに乗っていけ。向こう側まで送り届けてやろうぞ」




487: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:49:51.75 ID:jtUOr8US0

カプの村付近 モーテル前

しんのすけ「あれー? リーリエちゃんたちどこ行っちゃったんだろ?」

ロトム図鑑「またあいつは道に迷ったのか。手間のかかる奴だ」

しんのすけ「オラがしっかり見守ってあげナイト。夜だけに」

ロトム図鑑「月が綺麗だな……」

しんのすけ「こーゆー夜はお月見チョコビがいいんだよね」

ハウ「あー! しんのすけだー!」

しんのすけ「今度はハウくんか。今日はたくさんの出会いがありますなぁ」

ハウ「マーマネから聞いたよー! ぬしを呼びだすマシンの、動作テストに付き合ったんでしょー? おれもお手伝いしてさー、なんとか試練こなせたよ!」

しんのすけ「ま、まーね」

ハウ「うー、少しは強くなったかなー? しんのすけーせっかくだし勝負しよーよー! アーカラのバトルロイヤルの時からずっと戦ってないしー」

しんのすけ「じゃあ付き合ってやりますか」

ハウ「わーい! しんのすけがどんなポケモン捕まえたのか、楽しみー!」

ポケモントレーナーの ハウが
勝負を しかけてきた!




488: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:50:49.98 ID:jtUOr8US0

ハウ「行くよー! イーブイー!」ヒョイッ

イーブイ「ブイブイ!!」ポンッ!

しんのすけ「ネネちゃんレッツラゴー!」ヒョイッ!

ヌイコグマ『行くわよ!』ポンッ!

ハウ「わー! 新しいポケモン捕まえてたんだねー!」

しんのすけ「捕まえたの結構前だけどね」

ハウ「よーし、お手並み拝見だよー! イーブイ、スピードスター!」

イーブイ「ブイブイ!」キラキラッ

ヌイコグマ『きゃっ!』ドンドンッ! 

ヌイコグマ『この!』ダッ!

ネネは走り出すと、イーブイにアームハンマーを繰り出した!

ヌイコグマ『エイッ!』ブンッ!

イーブイ「ブイッ!?」ドゴッ!

ハウ「おおースゴいパワー! ならこっちも噛みついちゃえ!」




489: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:51:55.86 ID:jtUOr8US0

イーブイ「ブイブイッ!」ガプッ!

ヌイコグマ『いったああい!!』

しんのすけ「おいしい?」

イーブイ「ブイッ!」q

ヌイコグマ『ちょっと! 2人ともどーゆー意味よ!』

ハウ「怯んだスキにーとっしんだよー!」

イーブイ「イーッブイッ!」ダッ!

イーブイがネネに向かって走り出した時だった。急にネネは膝を崩した体勢になり、涙目でイーブイに訴え始めた!

ヌイコグマ『ううっ……! どうしてあなたってすぐ手をあげるの? 』フルフル

イーブイ「ブ、ブイッ?」ビクッ!

ハウ「どうしたのー? イーブイ?」

ジュナイパー(ボール)『まさかこれって……』




490: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:53:00.65 ID:jtUOr8US0

ヌイコグマ『せっかくあなたのために洗濯して晩御飯を作っても、暴力を振るって。いつもあなたが家をメチャクチャにする!』ウルウル

イーブイ「ブイッ! ブイブイブイッ!」

ヨワシ(ボール)『リアルおままごと……』

ロトム図鑑「しかも向こうもノリノリだな」

ハウ「え? えー??」キョトン

ヌイコグマ『たまには家族サービスもしてよ! あたしのことも考えてよ! なんとか言いなさいよ!』ガシッ

イーブイ「ブ、ブイッ?!」

ヌイコグマ『おりゃあああ!!』グルングルン!

イーブイ「ブイッ! ブイーッ!」

ジュナイパー(ボール)『リアルおままごとから自然にぶんまわす攻撃へ移ったな……』

しんのすけ「恐るべしリアルおままごと」

ヌイコグマ『どりゃあ!!』ブンッ!

イーブイ「ブイーッ!!」

ぶん回された後に投げ飛ばされたイーブイは、そのまま空中を飛んで地面を落下して転がると、目を回して動かなくなった。

イーブイ「ブ、ブイッ……」グルングルングルン

ハウ「うわー、力持ちなんだね、そのヌイコグマ!」

しんのすけ「ネネちゃん、だゾ」




491: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:53:49.14 ID:jtUOr8US0

ハウ「よーし、そっちがパワーならこっちはスピードで勝負だ! 行くよーライチュウ!」ヒョイッ

ライチュウ(アローラ)「ライラーイッ!!」ポンッ

しんのすけ「あれ? なんかオラの知ってるライチュウと違う」

ロトム図鑑「あのライチュウはアローラ特有の姿をしたライチュウだ。エスパータイプが加わり、サイコエネルギーで浮かんだサーフテールに普段乗っている」

しんのすけ「ふーん。なんか肌も黒いね、日焼けした?」

ハウ「パンケーキでも食べたんでしょー? さー行くよー!」

ハウ「ライチュウ! スパーク!」

ライチュウ「ライッ!」ギュン!

サーフボード型の尻尾に乗ったライチュウは急発進すると、電気を纏いながらネネに突進する!

ライチュウ「ラーイッ!」ドンッ!

ヌイコグマ『きゃあっ! なにすんのよ! 危険運転反対!』

ハウ「続いてサイコキネシスー!」

ライチュウ「ライッ!」ギンッ!

ライチュウの青い目が輝くと、ネネに怪しい波動が広がる!

ヌイコグマ『う、ううっ!』ビビビ




492: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:54:37.94 ID:jtUOr8US0

ジュナイパー(ボール)『マズイぞ……ネネちゃんはかくとうタイプだから効果が抜群だ!』

ヌイコグマ『うううっ!』ガクガク

ライチュウ「ライライ!」

ライチュウの念力でネネは身体を震わせて悶え苦しみながら、じっと堪える。
しかし、その我慢も限界を迎えようとしていた!

ヌイコグマ『うがあああっ!』バチッ!

ライチュウ「ライッ!?」

ハウ「サイコキネシスを自力で解いた?!」

しんのすけ「さすがネネちゃん」

サイコキネシスを力ずくで解いたネネは、怒りの形相でライチュウに向かって走り出すと、拳を振り上げた!

ヌイコグマ『おりゃあッ!!』ブンッ!

ライチュウ「ライッ!」サッ

しんのすけ「ああん外した!」

ハウ「間一髪だねー」

ヌイコグマ『このっ!』ブンブンッ!

ライチュウ「ライライッ!」サッサッ




493: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:58:09.07 ID:jtUOr8US0

ネネのがまんで溜まったエネルギーを込めた攻撃を、ライチュウは軽い身のこなしで次々と躱していく。
ついには、ネネの攻撃が届かないところまで距離をとった。

ライチュウ「ライラーイッ!」ギュンッ!

ヌイコグマ『ああもう! ちょこまかちょこまかと……!』ゼェゼェ

ロトム図鑑「ふん、ノロマめ」

ジュナイパー(ボール)『敏捷力は圧倒的に向こうが上だ!』

しんのすけ「あは〜♪」

ジュナイパー(ボール)『それは微笑(びしょう)! 僕が言ってるのは敏捷(びんしょう)!』

ハウ「ライチュウ! 10まんボルト!」

ライチュウ「ラーイッ……」チチチチ

ライチュウ「ヂュウウウッ!!」ビリビリ!!

ライチュウの全身から発せられた電撃が、ネネへと降り注ぐ!

ヌイコグマ『あああっ!!』

しんのすけ「ネネちゃん!」

ヌイコグマ『マーマネさんの試練に続いてライチュウに電気でやられちゃうなんて……』ドサッ




494: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 20:58:59.26 ID:jtUOr8US0

ハウ「やりいー! これで残りのポケモンは同じだねー」

ジュナイパー(ボール)『動きの軽さに加えてエスパータイプか。ネネちゃんにとって相手が悪かったかもな……』

ハウ「さー! 次のポケモン出してよー! おれ、しんのすけの新しいポケモンもっと見てみたいー!」

しんのすけ「ほうほう、じゃあリクエストに応じまして……」スッ

しんのすけ「マサオくん、レッツラゴー!」ヒョイッ

ヨワシ(群)『オッケー! 任しときなぁ!!』ポンッ

ハウ「わー! 群れたヨワシー!? 」

しんのすけ「マサオくんだゾ」

ジュナイパー(ボール)『しんのすけ何やってるんだ! でんきタイプに対してみずタイプ出したらマーマネさんの試練と同じ事の繰り返しになるぞ!』

しんのすけ「いやー、ハウくんが見たいって言うから」

ジュナイパー(ボール)『あ、あのなあ……』

ハウ「うー、ちょっと予想外。でもー、でんきタイプだからこっちが有利だもんねー! ライチュウ、10まんボルト!」

ライチュウ「ラーイッヂュウウウッ!!」バチチチッ!

ヨワシ『うおっ! おおおおっ!?』ビリビリビリ!

ヨワシ『……はっ! こんなもの、さっきの試練と比べりゃマッサージみてえなもんだぜ! うりゃあっ!』ドッ!




495: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:00:02.40 ID:jtUOr8US0

10まんボルトを喰らいながら、なんとか群れを維持しつつ、マサオとその群れはライチュウに向かってみずでっぽうを発射した!

ハウ「ライチュウ、避けてー!」

ライチュウ「ライッ!」ギュンッ

ヨワシ『逃がすかよ!』

マサオは放っているみずでっぽうの形を一点に集中させた直線状のものから、広範囲に及ぶ扇状に変えた。
さしものライチュウもこれには避けきれず、みずでっぽうを受けてしまう!

バシャッ!

ライチュウ「ラ、ライッ!」フラッ

しんのすけ「いいぞーマサオくん!」

ヨワシ『褒めたって何も出ねえよ! このまま押し潰してやるぜ!』

みずでっぽうを受けてバランスを崩したライチュウにマサオは接近すると、身体を大きく一回転させた!
群れたマサオの巨大な尾ひれ(の形になったヨワシたち)がライチュウに迫る!

ズズンッ!!

ライチュウ「ライーッ!!」

大地が揺れて、ライチュウが地面にめり込む!




496: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:00:54.04 ID:jtUOr8US0

ライチュウ「ラーイッヂュウウウッ!!」ビリビリ!

しかし、ライチュウも負けじとめり込んだまま、10まんボルトをマサオに流し込む!

ヨワシ『ぐぁぁぁっ!』バチチチチッ!

ジュナイパー(ボール)『マズイ! ヨワシたちが離れつつあるぞ!』

ハウ「ふうっ! もう少しで群れはいなくなりそうだねー」

ヨワシ『このままヤツをチカラずくでねじ伏せてやるぜ!』

しんのすけ「ほうほう、押しの強いゴーリキー、略してゴリ押しですな」

ハウ「ライチュウ! マサオをかく乱しながらもう一度スパークだー!」

ライチュウ「ラーイッ!」ギュンッ!

ヨワシ『!』




497: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:01:53.72 ID:jtUOr8US0

ライチュウは全身に電気を纏いながら、空中を素早く舞ってマサオを惑わしていく。
マサオを纏うヨワシたちも、必死でライチュウの姿を目で追っていく。

ハウ「今だよー!」

ライチュウ「ライッ!」ドッ!

ヨワシ『しゃらくせえ!!』ブンッ

マサオの背後に回ったライチュウがスパークを出したと同時に、マサオも身体を勢いよく回転させてしなりをつけながら尾ひれを動かす!

ライチュウ「ライヂュュウッ!」バチチチッ!

マサオ『おりゃああああ!!』ブンッ!

ドッゴォォッ!!

ヨワシ(単)『うわーっ!』

ライチュウ「ライーッ!!」

ドサッ

ジュナイパー(ボール)『マサオくんを纏っていたヨワシの群れとライチュウが同時に吹っ飛んだ!』

ライチュウ「ら……ライ……」オメメグルグル

ハウ「わー、そのまま倒せると思ったのに!」

ヨワシ『はあ……はあ』




498: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:02:57.14 ID:jtUOr8US0

ハウ「んー……マサオの群れはいなくなったけどー、代わりにライチュウが倒れちゃったかー。群れたヨワシってやっぱりとんでもないねー!」

しんのすけ「まあね」

ハウ「でもーそっちのヨワシも群れがいなくなったから結果オーライだよねー!」スッ

ハウ「さぁ、出番だよー! ニャヒート!」ヒョイッ

ニャヒート「ニャー!」ポンッ!

ヨワシ『ひいい〜っ、これって戻ったほうがいいよね』

ヌイコグマ(ボール)『戻んなくて平気よ! なんのためのみずタイプよ』

ジュナイパー(ボール)『そうだね。いくら群れがいなくなっても、君はみずタイプ。ほのおタイプのニャヒートに対して、優位に立てられるよ!』

しんのすけ「魚が猫に勝つ絵面ってなんとなくかっこいいかも」




499: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:03:44.76 ID:jtUOr8US0

ヨワシ『そ、そうかな? よーし! 来いっ!』

ニャヒート「ニャッ!」バッ!

ガプッ

ヨワシ『ひえええ助けてぇぇ〜!』

ニャヒート「ニャ〜」カプカプ

しんのすけ「早っ!」

ハウ「あははー食べちゃダメ、食べちゃダメだよーニャヒート」

ロトム図鑑「マサオ加えたニャヒート追いかけて、か」

ニャヒート「ニャッ」ペッ

ヨワシ『うう……』

ジュナイパー(ボール)『タイプ相性でどうなるかと思ったけど、さすがに無理か……。しょうがない、しんのすけ、僕を出すんだ!』

しんのすけ「ほーい! というわけでマサオくんチェンジね」シュンッ

しんのすけ「カザマくん、レッツラゴー!」ヒョイッ

ジュナイパー『最初に戦った時は負けたけど、今度は勝つぞ!』ポンッ




500: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:04:28.35 ID:jtUOr8US0

ハウ「ん……カザマ、ジュナイパーに進化したんだねー! おれのニャヒートより先に進化するなんてやるなー!」

ニャヒート「ニャー……」

ハウ「よーし、おれも負けてられないねー! ニャヒート、ひのこ!」

ニャヒート「ニャーーッ!!」ボッボッ!

ジュナイパー『新技の威力、見せてやる!』スッ!

カザマは片翼に影の矢羽根を3つ作り出すと、それを素早くつがえて放った! カザマのかげぬいが空を切り、ニャヒートのひのこを2つの矢羽根が打ち消し、最後の1つがニャヒートの影に突き刺さって爆発を起こす!

ドゴォォン!!

ニャヒート「ニャッ……!」

ハウ「ニャヒート! そのままほのおのきばだー!」

ニャヒート「シャーッ!」クワッ!

ジュナイパー『!』

爆風に煽られながらも、ニャヒートが大きな口を開けながら、炎をまとった牙をむき出しにカザマへ迫る!

ジュナイパー『おっと、そうはさせるか!』ブンッ!

ニャヒート「ニャアッ!!」ザクッ




501: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:05:00.03 ID:jtUOr8US0

しんのすけ「おーかっこいい! 今の居合抜き見たいのなに?」

ジュナイパー『リーフブレードさ! 一度コレやってみたかったんだ!』

ハウ「やっぱそう簡単に行かないかー! それならー!」

バッ バッ ボウッ ボウッ ゴウッ バァーン!


ピカッ! ゴウッ!!

ニャヒートは Zパワーを 身体に まとった!

ニャヒートが 解き放つ
全力の Zワザ!

ダ イ ナ ミ ッ ク フ ル フ レ イ ム !




502: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:05:40.83 ID:jtUOr8US0

ジュナイパー『Zワザか!』

ハウ「ゴーゴー! ニャヒート!」

ニャヒート「フシャアアアッ!!」ゴウウウッ!

ニャヒートは身を固めると、炎を纏い始めた!
そして、ニャヒートが巨大な火球そのものになると、カザマに向かって猛進してきた!

ジュナイパー『……!』

カザマは火球に飲み込まれると、そのまま火球は風船のように膨らんでいき、そのまま大爆発を起こした!

ドゴォォォッ!!

ジュナイパー『うわっ……ああっ!』

しんのすけ「おわーっ! カザマくんが焼き鳥になっちゃう!」

ロトム図鑑「焼き鳥といえばせせりが食べたくなってきたな」

しんのすけ「オラはつくねがいいなぁ」

ロトム図鑑「ふっ、まだまだお子様よのう」

ジュナイパー『お前ら僕の前でなんて会話してるんだ!』シュウウウ

しんのすけ「おおっ、生きてた!」




503: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:06:31.56 ID:jtUOr8US0

ハウ「おれとニャヒートのゼンリョクを受けても倒れないなんてー……」

ジュナイパー『結構……ギリギリ、だけどね』

ジュナイパー『しんのすけ! 僕たちもZワザだ! 博士からもらったZクリスタルを使ってみようよ!』

しんのすけ「おっけー!」

しんのすけ(あれっ? でもZワザのポーズ教わってねーや。ケツだけ星人にしちゃお!)

バッ バッ ブリブリブリブリ!

カザマは Zパワーを 身体に まとった!

ジュナイパー(なんなんだそのポーズ……)

カザマが 解き放つ
全力の Zワザ!

シ ャ ド ー ア ロ ー ズ ス ト ラ イ ク !

しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」

ジュナイパー『気を取り直して――行くぞッ!』バサッ




504: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:08:02.37 ID:jtUOr8US0

しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」

ジュナイパー『気を取り直して――行くぞッ!』バサッ

カザマは真上に飛翔すると、周囲に無数の矢羽根を扇形に並べた。そして矢羽根と供にニャヒートへ急降下する!
そしてニャヒートに直接攻撃したと同時に無数の矢羽根がニャヒートや周囲に突き刺さり、黒紫の爆発を引き起こした!

ドッゴォォォォン!!

ニャヒート「ニャアアアッ!!」

ドサッ ゴロゴロッ

ニャヒート「ニ……ニャア」

ハウ「……!」

ジュナイパー『――っふう! 結構危なかったな』

しんのすけ「イエーイ、オラたちの勝ちー!」

ハウ「うんー、いい勝負だったー! しんのすけの新しいポケモンもごきげんだねー」

ハウ「ポケモン勝負ってさー、勝ったり負けたりだからー、楽しまなきゃ損だよねー」

しんのすけ「そう? なんかさっきマサオくんとかカザマくん出した時のハウくん、なんか楽しむより焦ってたように見えてたけど」

ハウ「えー? そうかなー?」




505: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:09:11.61 ID:jtUOr8US0

しんのすけ「うん、なんだか……『まくれまくれ! あ゛ー負けたー』みたいな」

ハウ「うー……競馬じゃないんだからー」

ハウ「……なーなー、しんのすけってーカプ・コケコから石をもらったんだよねー」

しんのすけ「そうだよー。どうせならサインもくれたらよかったのに」

ハウ「でも、周りから石をもらった事とか、5歳で島巡りってすごいとか言われてー結構プレッシャーにならないー?」

しんのすけ「プレッシャー? 別に?」

ハウ「ホントー?」

しんのすけ「でもー、島巡りしてライチおねいさんとかビッケおねいさんにぃ、ルザミーネおねいさんに褒められたのは嬉しいですなぁ〜あは〜」

ハウ「……」

ハウ「おれ、しんのすけのそーゆー自分に正直で素直なところ、羨ましいなーって思うー」

しんのすけ「いやーそれほどでも。ハウくんも素直になれば?」

ハウ「うんー! 勝負してくれてありがとーしんのすけ! ポケモン、元気にしてあげるねー」

???「軽く見られていいなら、せいぜい騒がしくしてな……」

しんのすけ&ハウ「!」




506: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:29:44.38 ID:jtUOr8US0

グラジオ「……」

ハウ「わー! でたー!!」

しんのすけ「……誰だっけ?」

グラジオ「……」ジロッ

ハウ「スカル団の用心棒の人だよー!」

しんのすけ「あ、クジラくんかぁ!」

グラジオ「……クジラじゃない、グラジオだ」

グラジオ「ところで、スカル団がコスモッグというポケモンを探している……。オマエら、なにか知っているか?」

しんのすけ「オラ知っt……ムグッ」

ハウ「お、教えないよー!」

グラジオ「……フッ、コスモッグ自体は強くないポケモンだ。だが、あいつはとんでもないポケモンを呼びよせかねない……。なにかあれば、アローラに災厄が訪れるぞ……!」

ハウ「災厄って、ひどいことー? もしかして……」ゾォォッ




507: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:30:44.13 ID:jtUOr8US0

しんのすけ「…………」

〜しんのすけの妄想〜

おとなのおねえさん「ぎゃおー食べちゃうぞー!」グワー
バトルガール「たかいたかいしてやるー!」グイッ
ビキニのおねえさん「ふみつけてあげる!」フミッフミッ

〜妄想終了〜

しんのすけ「うひゃーたまりませんなぁ///」

グラジオ「お前はナニ考えてるんだ……!」

ハウ「じゃあ、どうすればいいのー?」

グラジオ「……コスモッグを知っているなら、守ってやれ! まがりなりにもスカル団の用心棒をしているが、これだけはアドバイスしてやる」

グラジオ「コ ス モ ッ グ だ け は 守 れ ッ ! !」ギンッ




508: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:31:26.52 ID:jtUOr8US0

しんのすけ&ハウ「……」

スタスタ

ハウ「どういうことー? それに、どこに行くのー!?」

グラジオ「……それにしてもスカル団、コスモッグの存在をどこで知ったというのだ?」ブツブツ

ハウ「行っちゃったー……」

ハウ「とにかく、リーリエとコスモッグを守ればいいんだよねー!! よーし! 次の試練もこなして、もっともっと強くなるー!」ボッ

しんのすけ「うーん、オラはそろそろ晩ご飯を食べたい気分」グゥ




509: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:32:30.89 ID:jtUOr8US0

カプの村

ハウ「しんのすけー」

しんのすけ「お?」

ハウ「おれさー島巡りをこなして、カプ・コケコに認められ、しまキングになるんだー!勝ち負けを競いつつも、楽しいポケモン勝負を広めたいしさ」

しんのすけ「ハウくんならしまキングになれるよ」

ハウ「ほんとー?」

しんのすけ「タブンネ」

ハウ「」ズルッ

ハウ「多分かよー。でも、ありがとーしんのすけ。いっしょにチャンピオン、めざそーね!!」

しんのすけ「おねいさんにモテモテになるためやってやりますか。で、オラたち、どこに向かってるんだっけ?」

ハウ「エーテルハウスでしょー? しんのすけもアセロラの試練受けるんじゃないのー?」

しんのすけ「おおっ、こってり忘れてた! あれ? ハウくんもアセロラちゃんとお尻合いなの?」

ハウ「うんー場所を教えてもらったのー」




510: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:33:37.09 ID:jtUOr8US0

ハウ「ねーほら、あれ! あれがラナキラマウンテンの入口なんだよー」ユビサシ

しんのすけ「なんかエレベーターみたいなのがあるね」

ハウ「博士が言ってたんだけど、あれでちょっと登ったあと、雪の中を歩いててっぺんまで行くらしいよー」

ハウ「そういえば、ラナキラマウンテンのてっぺんにポケモンリーグができるらしいねー。遠い地方にあるポケモンリーグにはー、四天王と呼ばれるめっちゃ強いトレーナーが4人いるんだってー!」

しんのすけ「オラ知ってる! カスカベ地方にも四天王がいるもん」

ハウ「四天王としまキングって、どっちが強いのかなー? なんかワクワクするよねー!」

しんのすけ「そりゃカスカベの四天王が一番でしょ! アクション仮面なんてチャンピオンだもん」

ハウ「へぇー、四天王なら本気のじーちゃんと戦わせてみたいなー」

しんのすけ「うんうん、きっといい勝負を繰り広げるでしょうな」

ハウ「カスカベ地方も、島巡りできるかなー? 行ってみたいなー」

しんのすけ「ハウくんもカスカベ地方においでよ。なんもないけど楽しいところだから」

ハウ「あははーなんか矛盾してるよそれー!」




511: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:35:25.72 ID:jtUOr8US0

カプの村 エーテルハウス

ハウ「おー! しんのすけ、エーテルハウスだねー!」

しんのすけ「ここがあの女のハウスね!」

ハウ「さ、入ろ入ろー! アローラ!」プシュー

しんのすけ「おじゃましますとらいくはばったーあうと」

子供たち「!」

しんのすけ「あれ? アセロラちゃんいないの?」

男の子「知らないヤツだ!」

女の子「ポケモンしょうぶね!」

ハウ「えー? えー!?」

子供たち「アセロラねーちゃんの留守を守るー!!」

ヤングース「きゅう!」ガブッ

ハウ「うわー! なんか噛まれたー!」ジタバタ




512: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:36:12.68 ID:jtUOr8US0

女の子「まいったかー!」

しんのすけ「正義は勝つのだ! ワッハッハッハッ!」

男の子「ワッハッハッハッ……あれ?」

ハウ「しんのすけはこっちの味方でしょー?」

プシュー

アセロラ「ただいま! おー! もう仲良くなってる! しんちゃんとハウくん一緒に来たんだね!」

ハウ「痛いほど仲いいのかー」ダラー

しんのすけ「頭から血ィ出てるよ。あれ? リーリエちゃんは?」

アセロラ「ハプウちゃんと一緒! そのうち来るんだって。その間に試練を終わらせてみんなでご飯作ろうよ!」

ハウ「おーいいねー! みんなでご飯食べれば楽しいもんねー」

しんのすけ「ハウくんは現在進行形で食べられてるけどね」

ナニヲスルノデス、ヤメテクダサイッ!>

アセロラ「なんだろう? 外に誰かいるみたい」

しんのすけ「お祭りかな? オラ見てくるー」ダッ

プシュー




513: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:37:26.79 ID:jtUOr8US0

したっぱB「だってよ……! メレメレの時もおまえのバッグ動いたじゃないッスカ! なに入ってるか気になるじゃないスカ!」

しんのすけ(お、リーリエちゃんとスケスケおパンツ団だ! よーし)スーッ

リーリエ「触らないでください!」

しんのすけ「……」フリフリ

リーリエ(しんちゃん……?)

しんのすけ「……」シーッ

リーリエ「……」コクコク

したっぱB「珍しいポケモンなら、奪ってお小遣い稼ぎしたいっスカ。珍しくないポケモンでも、ちょいお小遣い稼ぎしたいのがスカル団の心理じゃないッスカ」

リーリエ「そ、そんなの勝手です!」

しんのすけは気配もなくしたっぱの真後ろに立つとしゃがんで両手を合わせ、人差し指と中指を立てた。そして鈍感なしたっぱのお尻に両手を狙い澄ますと……。

したっぱB「お前の理屈なんて知ったことじゃない――」

しんのすけ「アクションカンチョービーム!!」

ズ ボ ッ !




514: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:38:59.04 ID:jtUOr8US0

したっぱB「スッカァァァァァァァ!!」

しんのすけ「おー飛んだ飛んだ」

したっぱB「」ビクビクッ

リーリエ「え? えぇ?」キョトン

したっぱB「カンチョーくらって、カンショーに浸るっスカ……」

しんのすけ「覚えてろ!」

したっぱB「それこっちのセリフでスカら!」フラフラ

リーリエ「はあ……しんちゃん。ありがとうございます……!」

しんのすけ「おケツが大したことなかったから、ラクショーでした」

リーリエ「トレーナー気分を味わいたくて、歩いていたんです。ハプウさんとお別れして……。そうしたらほしぐもちゃんが、バッグからでようとしちゃって……」

リーリエ「ほらあなたも、しんちゃんにお礼を」

ほしぐもちゃん「ぴゅう!!」

しんのすけ「んもー勝手に出ちゃ危ないでしょ。ケツだけ星人見せてあげないよ?」

ほしぐもちゃん「ぴゅ……」

リーリエ「それは見せなくていいです……」




515: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:39:57.70 ID:jtUOr8US0

しんのすけ「ずっと気になってたんだけどさー。なんでほしぐもちゃん、ボールん中入れないの? 入れるの嫌なの?」

リーリエ「そういうわけじゃないんです。……この子、なぜかモンスターボールを使っても入らなくって。バーネット博士によると、モンスターボール側がほしぐもちゃんをポケモンとして認識していないようで……」

しんのすけ「ふーん、大変なんですなぁ、ほしぐもちゃんも」

ほしぐもちゃん「ぴゅうぴゅう!」

リーリエ「それで、私からもお礼を。島巡りに役立てばうれしいのですが……」つ やみのいし

しんのすけ「なにこれ?」

ロトム図鑑「それはやみのいしだ。ほのおのいしのように、ポケモンを進化させられるぞ。売ったらちょっとした小遣いになるからくれ」

リーリエ「地域センターの掘り出し物市で見かけて、つい……」

しんのすけ「また寄り道したんだな」

ウィーン

アセロラ「あ、リーリエちゃんとしんちゃん? なんか騒がしかったから来ちゃった! 何があったの?」

しんのすけ「スケスケおパンツ団をカンチョーで倒してた」

アセロラ「スケスケおパンツ?」




516: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:40:36.34 ID:jtUOr8US0

リーリエ「スカル団、です。実はかくかくしかじかで……」

アセロラ「それは大変な目にあったねー。くたびれちゃったでしょ? エーテルハウスで休んでってよ」

リーリエ「はい、アセロラさん。お言葉に甘えますね!」

アセロラ「しんちゃん! アセロラの試練は、カプの村から行くんだよ! ついてきて!」

しんのすけ「ほいほーい!」

リーリエ「試練、頑張ってくださいね。応援してます」




517: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:41:43.76 ID:jtUOr8US0

スーパー・メガやす跡地前

アセロラ「はーい! アセロラの試練する場所はここです!」

しんのすけ「なんかこわーい。ここじゃなくて別のところにしようよ」

アセロラ「しんちゃんはこれまでの試練を達成したんでしょ? 男の子なんだから、怖がらない怖がらない!」

アセロラ「では、どんな試練か説明しちゃいます! 跡地には、ゴーストタイプのポケモンがたくさんいるんだ。アセロラの試練はね、ここのぬしポケモンを、ポケファインダーで撮影することです!」

しんのすけ「じゃあ撮るよー。はい、チーズ!」

アセロラ「チーズ……って、アセロラちゃんを撮ってもしょうがないでしょ!」

ロトム図鑑「ぬしポケモンって、どんなポケモンだ?」

アセロラ「ナイショ。ヒントをいうと、ピカチュウにそっくりなポケモンだよ! 跡地にはぬしポケモンと同じ種類のポケモンが住んでるけど、ぬしポケモンは特有のオーラをまとっていて、ちょうどアセロラの腰までありそうなくらい大きいから違いはひと目でわかるよ!」




518: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:42:30.07 ID:jtUOr8US0

アセロラ「じゃあ、ちょっとロトム図鑑借りるね。ゴーストタイプのポケモンを写せるようにしてあげるから」

しんのすけ「ほい」

ロトム図鑑「丁寧に扱えよ」

アセロラ「ヘヘ、ロトムもゴーストタイプのポケモンだもんね! ここをこうしてっと!」カチャカチャ ピピピ

ロトム図鑑「ああん……そこダメェ///」

アセロラ「気色悪い声出さないでよ。はい、これで大丈夫」ハイ

アセロラ「じゃ、跡地に入ればアセロラの試練、はじめ! だからね。終わったら晩ご飯だからガンバって!」

しんのすけ「ほーい……怖いなぁ」シブシブ

試 練 開 始 !

ギィ……

メガやす跡地に入るしんのすけ。それを建物の窓から覗く、謎の影が……

???『……ボー』




520: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:46:26.33 ID:jtUOr8US0

【おまけ】

気がつくと、ネネは草原に立っていた。
空には赤い月が浮かんでおり、夜空を赤黒く照らしていた。

ヌイコグマ『ここ……どこかしら?』

???『……ネネちゃん』

ヌイコグマ『だ、誰っ?!』クルッ

ピッピ人形「……」

ヌイコグマ『ピ……ピッピさん?』

ピッピ人形『そうだよ……やっと会えたね。へへー♪』フラフラ

ヌイコグマ『ひっ……! 』

ピッピ人形『ねぇ、ネネちゃんは、ずっと私を殴り続けているよね? なんで? なんで?』

ヌイコグマ『え……あの、その……』

ピッピ人形『なんで? なんで? な ん で ?』

ヌイコグマ『ひ、酷いことしてごめんなさい!』

ピッピ人形『ダメダメ、全てのピッピ人形の名にかけて、絶対に許さない』

ピッピ人形『大昔から言われてるでしょ? 人形をいじめたらバチが当たるって!』




521: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:47:22.58 ID:jtUOr8US0

そう言うと、ピッピ人形は突然巨大化して、ネネに覆いかぶさってきた!

ヌイコグマ『ぐ、ぐるじい……! だずげで! もう殴ったりしないから……』グググッ

ピッピ人形『殴ったりしない? 私はあなたに殴られ続けて、殴られることが存在意義になっちゃったのよーー!』

ヌイコグマ『じゃあどうしたらバチが当たらなくて済むの?』

ピッピ人形『そうねえ、あなたには生きて私を殴ってくれないと困るの。だから、これからのポケモン勝負に勝ち続けなさい』

ヌイコグマ『勝てば……勝てばいいのね?』

ピッピ人形『負けるのは許さないから。ポケモン勝負で最低でも1匹は倒しなさい。分かった?』

ヌイコグマ『は、はいっ!』

ピッピ人形『へへー♪ ネネちゃんが勝ち続けて私を殴ってくれるの、楽しみー』スッ

へへー♪ 楽しみ楽しみ
へへー♪ 楽しみ楽しみ

もし約束破ったら……ネネちゃんを私のものにしちゃうから

へーへーへー♪




522: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/06(火) 21:48:02.22 ID:jtUOr8US0

……

ヌイコグマ『……ハッ! なんだ夢か』

ヌイコグマ『よかった、嫌な夢、見ちゃったな……』

ヌイコグマ『……ピッピ人形さん。まさか、ピッピ人形さんがまさか、ねぇ』

ふと、ネネは上を向いていた顔を前に向けると、そこにはピッピ人形が腹に乗っていた。

ピッピ人形「」

ヌイコグマ『ひいっ! いやあああああ!!』

へーへーへー♪




524: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:45:36.63 ID:QIuy7ebG0

スーパー・メガやす跡地

しんのすけ「ううっ、なんだかおまたが寒くなってきてる……」ブルブル

ジュナイパー(ボール)『それを言うなら背筋が凍る、だろ』

ヨワシ(ボール)『ひいい……でもホントに暗くて寒くて怖いよぉ』

ヌイコグマ(ボール)『みんな情けないわね、こんなのさっさと終わらせればいいじゃない』

ロトム図鑑「さっきポケチューブで『悪夢の赤い霧』を見たせいで余計こわい……」

ジュナイパー(ボール)『お前ゴーストタイプだろ……僕もだけどさ』

ヌイコグマ(ボール)『あら? カザマくんってくさ・ひこうじゃなかったっけ?』

ジュナイパー(ボール)『進化してゴースト・くさになったんだ。こおりタイプに少し強くなって、ノーマルとかくとうタイプの技が効かなくなったのはおおk……』

ガタタッ!!

しんのすけ「うわっ!」ビクッ

ジュナイパー(ボール)『ひっ!』ビクッ

ロトム図鑑「お、おい……今の音はなんだ?」ガクガク

ガタタッ! ガタタッ!

ヨワシ(ボール)『ひいい〜っ! なんか動いてるよぉ!』





525: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:46:17.36 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「よし、マサオくん! 見てくるんだ!」

ヨワシ(ボール)『え〜っ!? やだよぉ! カザマくん行ってよ!』

ジュナイパー(ボール)『なんで僕が! こういう時はレベルの高いネネちゃんが行くべきだろ!』

ヌイコグマ(ボール)『なんでよ! か弱い女の子を行かせるなんて最低! 最近役に立ってないぶりぶりざえもんが行きなさいよ!』

ロトム図鑑「ふざけんな! 私はか弱いロトム図鑑だぞ! したっぱのキサマらが行くべk」

ユラッ

ヌイコグマ(ボール)『   行  け  』

ロトム図鑑「ブ……ブキッ」

しんのすけ(ネネちゃん、ボールの中でピッピ人形殴ったな)




526: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:46:50.65 ID:QIuy7ebG0

〜結局ロトム図鑑が行くことに〜

ロトム図鑑「…………」ソロソロ

しんのすけ「ぶりぶりざえもーん、調子どう?」

ロトム図鑑「うるさい! 話しかけんな! 気付かれちまうだろ!」

ジュナイパー(ボール)『何にだよ……』

ヨワシ(ボール)『もしかして幽霊? ひいい……』

ロトム図鑑(……このカートが動いたのか?)

ガタタッ!
バッ!

ゴース「イッショニノロワレーーッ!!」

ロトム図鑑「ぎゃああああ!」

しんのすけ「うわわーっ!」ダダダッ

ロトム図鑑「待て! 置いてくな!」




527: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:48:01.32 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「あーびっくりした」ドックンドックン

ロトム図鑑「というか、ここはどこだ?」

ジュナイパー(ボール)『もとはスーパーだから、そんなに広いはずはないけど……』キョロキョロ

フワフワ

ロトム図鑑「お、おい……今度はぬいぐるみが浮かんでるぞ」ブルブル

しんのすけ「わはは、時代遅れだなぁ。最近のぬいぐるみはホバー機能つきなんだよ」ガクガク

ジュナイパー(ボール)「そっちのほうがありえないだろっ!」

???『……気付いた』

しんのすけ「わ゛ーっ今度は誰かの声が聞こえたー!」ビクッ

???『落ち着いて』

しんのすけ「……え?」

ガサッ

???『ごめんごめん、驚かせるつもりはなかった』

しんのすけ「ボーちゃんの声だ!」




528: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:53:34.77 ID:QIuy7ebG0

モゾモゾ

???『……ボ』

しんのすけ「……ピカチュウ? なんかぬいぐるみみたーい」

ジュナイパー(ボール)『ミミッキュだ! ピカチュウを模した布を被っているゴーストポケモンだよ!』

しんのすけ「ほうほう」

ミミッキュ(ボーちゃん)『きみ、ボールの中のポケモンと会話してたね。ポケモンと会話出来る人はとっても珍しいから、ついて来た』

ポンッ

ジュナイパー『君がぬしポケモンなの?』

ミミッキュ『ううん、僕じゃない。ぬしポケモンは僕と同じミミッキュだけど、あの部屋のなかにいるよ』スッ

ミミッキュが鼻水のように垂らした影を手の形に変えて示した先には、閉ざされた両開きの扉があった。

ジュナイパー『あの中か……』




529: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:54:44.11 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「ねぇねぇ、石集めるの、好き?」

ミミッキュ『うん、好き』

しんのすけ「わーい! やっぱりボーちゃんだ!」キャキャ

ミミッキュ『ボーちゃん……?』

ジュナイパー『おいおい、試練中はポケモン捕まえちゃダメだぞ。ルールなんだから』

しんのすけ「えー? したかない、じゃあお近づきの印にどうぞ」つ やみのいし

ミミッキュ『ボ! いいの?』キラキラ

しんのすけ「けっこうけっこう、かぷこけこー!」

ミミッキュ『ありがと、このお礼は試練が終わったあと、必ずするから。じゃ、また後で』

モゾ モゾ

しんのすけ「最後にボーちゃんが見つかってよかったー」

ヌイコグマ(ボール)『間が悪かったわねぇ、試練じゃなかったらゲットできたのに』

ヨワシ(ボール)『でも、もし仲間になってくれたら、もっとにぎやかになって楽しくなるね!』

ジュナイパー『そうしたら4人目の仲間だよ、試練が終わったら、また会いに行こう!』

みんな『「おーーーっ!」』




530: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:56:24.85 ID:QIuy7ebG0

そして扉の前にやってきたしんのすけたち――。

ロトム図鑑「というわけで、ここにぬしポケモンがいるわけだな。さっさと撮って引き上げようぜ」

しんのすけ「おうっ」

ジュナイパー(ボール)『さっきまでみんな怖がってたけど、仲間になりそうなポケモンが見つかって、やる気になってる。いいぞ、この調子で達成しちゃおう』

ギィーッ

しんのすけ「なんかせまーい」

ロトム図鑑「壁に写真が貼り付けてあるな……ピカチュウばっかりだ」

しんのすけ「ほうほう、いわゆるピカチュウ推しって奴ですな」

ギロッ

しんのすけ「!」クルッ

ミミッキュ「…………」




531: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 19:57:12.32 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「おわっ、ボーちゃん? いるならいるって言ってよね」

ミミッキュ「……」スッ

ロトム図鑑「なんだ? さっきとは様子が変だぞ」

ジュナイパー(ボール)『さっきのミミッキュとはサイズが違う! こいつがぬしポケモンだ!』

ミミッキュ「ミ タ ァ ァ ァ !」ゴウッ!!


メガやす跡地 ぬしポケモン
ミミッキュ 出現!


しんのすけ「おおっ、ぬしポケモンだったのかー! よーし、マサオくん! レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

ヨワシ(群れ)『おうっ! 任せとけぃ!』

ヨワシ『ぶっ潰してやるぜ! オラッ!』ブッシャーッ!




532: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:00:36.80 ID:QIuy7ebG0

マサオの口から、いつもの水鉄砲とは比べ物にならない威力の水が勢いよくほとばしる!膨大な量の水が、ミミッキュに押し寄せる!

ドドドドド!!!

ミミッキュ「タ……ッ!」

しんのすけ「おおっ! 新しい技?」

ロトム図鑑「あれはハイドロポンプだ。みずタイプ最強の技だぞ」

しんのすけ「おおっ、すげー!」

シュウウウ……

しんのすけ「やっつけたのかな?」

ヨワシ『へっ、これ食らって生きてられる奴は――』

部屋から水が引くと、そこには無傷のミミッキュが立っていた。先ほどと様子が違うのは、被っているピカチュウの首が傾いているだけだった。

ミミッキュ「キュー」コテン

ヨワシ『……いないはずなのに』

しんのすけ「ダメだなぁマサオくん」

ヨワシ『ンな馬鹿な! オレは確かに攻撃を当てたぜ!』





533: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:01:24.39 ID:QIuy7ebG0

ミミッキュ「ミ タ ァ ー ッ ! !」

スゥーッ

ゴースト「タマシイヨコセーッ!!」カッ

呼び出されたゴーストの目が怪しく輝く!

ヨワシ『――あ』クラッ

しんのすけ「マサオくん……?」

ヨワシ「……ZZZ」

しんのすけ「どうしたの? マサオくん!」

ジュナイパー(ボール)『催眠術だ! マサオは眠らせられたんだ!』

ミミッキュ「キューッ!」ジャキンッ!

ゴースト「ケケケーッ!」ブゥゥン

ミミッキュが影の爪で切り裂くことで、ゴーストはナイトヘッドでマサオを纏うヨワシを散り散りにしていく!




534: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:03:10.16 ID:QIuy7ebG0

ヨワシ『う、うう……痛いよネネちゃん……!』

しんのすけ「マサオくん! 起きなさい! 朝ですよーっ!」

ロトム図鑑「ジリリリリリリ!!!」(※アラーム音)

ミミッキュ「タタリーッ!」ジャキンッ!

ズバッ!
バララッ

ヨワシ(単)『ご、ごめんなさい、ボクの甲斐性が悪いだけだから……離婚届は出さないで』

しんのすけ「あ〜ん、群れが散っちゃった……!」

ロトム図鑑(夢の中でもリアルおままごとか)

しんのすけ「じゃ、しょうがない。ネネちゃんに頑張ってもらおうかな」スッ

ジュナイパー(ボール)『いや、待ってくれ。僕を出して欲しい』

ヌイコグマ(ボール)『なんでよ? しんちゃんが出てって言うんだからいいじゃない』

ジュナイパー(ボール)『ネネちゃんの攻撃技って、ほとんどノーマルとかかくとうタイプがほとんどだろ? 相手はゴーストタイプだから、ダメージが通らないんだ』

ヌイコグマ(ボール)『そんなの、やってみなきゃ分からないでしょ? ホントは出番が欲しいだけじゃないの?』

ジュナイパー(ボール)『そうじゃないって、ホントのことだよ!』

しんのすけ「オラどっちでもいいんだけど……」




535: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:06:06.48 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「ま、いいや、適当に投げちゃお」ヒョイッ

ポンッ

ジュナイパー『よーし、いい判断だぞしんのすけ!』

ヌイコグマ(ボール)『けっ、次は絶対ネネが出るんだから』

ゴースト「ヒヒヒ……!」カッ

ジュナイパー『眠らされるのはまずい! 目を閉じなきゃ!』ギュッ

カザマが目を閉じたと同時にミミッキュが飛び出して、影の爪でカザマの身体を切り裂く!

ミミッキュ「キュッ!」ブンッ

ジュナイパー『ぐあっ!』ザクッ!

ジュナイパー(先にゴーストをどうにかしないと、同じことの繰り返しだ!)

ジュナイパー『喰らえ、かげぬい!』バッ

ゴースト「ヒッ!?」ドゴンッ!




536: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:06:55.84 ID:QIuy7ebG0

ミミッキュ「キュウウウッ!」ゴウッ

ミミッキュが影の手を作ると、カザマの両翼を模して、黒いオーラを放つ弓矢を放った!

ドスッ
ドガァァン!!

ジュナイパー『うわぁぁぁっ!』

ジュナイパー『い、今のはかげぬい!? しまった、これじゃ動けない!』

しんのすけ「カザマくんの技をパクったのか」

ロトム図鑑「まねっこか」

ゴースト「ゾゾンビーッ!」カッ

ジュナイパー『うっ、マズイっ!』メヲトジルッ

ミミッキュ「キュッ!」ブンッ

ジュナイパー『うわぁぁっ!』ザクザクッ

ロトム図鑑「袋叩きか。カザマならぬ無様な姿よのう」

ヌイコグマ(ボール)『だからあたしに任せてって言ったのに……』




537: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:07:51.17 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「困りましたなー」ウーム

――ゴースト「タマシイヨコセーッ!!」カッ

――ゴースト「ゾゾンビーッ!」カッ

しんのすけ「そーだ!」ピーン!

しんのすけ「ぶりぶりざえもん、ちょっといい?」

ロトム図鑑「おいっ、ポケファインダーにしてなにをするつもりだ」ピコピコ

しんのすけ「えーっと、自撮りモードってこれだっけ」

ゴースト「チニウエテイルッ!」カッ!

ジュナイパー『くっ……このまま何もできないまま、やられちゃうのか……?』

しんのすけ「やいっ、これでも喰らえっ!」バッ

ジュナイパー『しんのすけ……?』

ブンッ




538: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:10:14.89 ID:QIuy7ebG0

ロトム図鑑「コラーッ! なにするんだきさまーっ!」グルグルグル!

ゴーストの目が光った瞬間、しんのすけが投げたぶりぶりざえもんのポケファインダーがさいみんじゅつを使ったゴースト自身の姿を映し出した!

ゴースト「レ!? ……ZZZ」ガクッ

ヌイコグマ(ボール)『ポケファインダーの機能を鏡代わりにしたのね!』

ジュナイパー『よしっ、しんのすけでかした!』

ロトム図鑑「私は無事じゃないぞ……!」

ジュナイパー『今度はこっちの番だっ! かげぬいをお返ししてやるっ!』バシュッ!

ミミッキュ「キュッ!?」ドンッ

ジュナイパー『しんのすけ! Zワザだ!』

しんのすけ「おーし!」

バッ バッ ブリブリブリブリ!

カザマは Zパワーを 身体に まとった!

カザマが 解き放つ
全力の Zワザ!

シ ャ ド ー ア ロ ー ズ ス ト ラ イ ク !




539: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:12:10.79 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」

ジュナイパー『行くぞッ!』バサッ

カザマは真上に飛翔すると、周囲に無数の矢羽根を扇形に並べた。そして矢羽根と供にミミッキュへ急降下する!
そしてミミッキュに直接攻撃したと同時に無数の矢羽根がミミッキュや周囲に突き刺さり、黒紫の爆発を引き起こした!

ミミッキュ「キュ、キュウーッ!」

しんのすけ「おーっ、効果は抜群だー!」

ジュナイパー『しんのすけ、ポケファインダーで撮るのを忘れるなよ!』スタッ

しんのすけ「おっと、ぽっきり忘れるところでした」スッ




540: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:13:11.25 ID:QIuy7ebG0

ミミッキュ「た……たりぃ……」

カシャカシャ

しんのすけ「んー、オラおねいさんの方がいいけど、仕方ありませんか」

ジュナイパー『でもこれで、試練達成だね!』

しんのすけ「あー、やっと晩ご飯が食べられる」

ジュナイパー『さっきのミミッキュも探さなきゃね』

ロトム図鑑「まったく、ひどい目にあった……」ブツブツ

ガチャッ バタン!

ゴソッ

ミミッキュ(ボーちゃん)『ボー……あれがZワザに、Zリング』

ミミッキュ(ぬし)「きゅ……」

ミミッキュ(ボーちゃん)『やっぱり、あの子について行けば、なにかわかるかも』




541: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:14:58.05 ID:QIuy7ebG0

メガやす跡地、入口前

ギイッ

しんのすけ「ほっほーい! 撮ってきたよー」

アセロラ「おかえり、しんちゃん! さっそく写真確認ね! どれどれ……」ピコピコ

アセロラ「うん! ミミッキュだ! あのコ、うまく撮影するの難しいのにすごい! では、試練達成の証にゴーストZをあげちゃいます!」

しんのすけは ゴーストZを 手に入れた!

しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」

試 練 達 成 !




542: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:16:34.46 ID:QIuy7ebG0

アセロラ「ゴーストタイプのZパワーを使うなら、こんなポーズを決めちゃってね!」

バッ バッ ヒュウウ……バァーン!

しんのすけ「ほうほう」

バッ バッ ブリブリ……バァーン!

アセロラ「おしりは出さなくていいの!」

しんのすけ「あ、そうだ! さっきオラ、ボーちゃんを見つけたんだっけ。仲間にしなきゃ」

アセロラ「ボーちゃん……って?」

しんのすけ「オラのお友達。さっきもぬしポケモンのいる奥の部屋を教えてくれたの」

アセロラ「え? もう、しんちゃんってばわたしを驚かせようとして。でもバレバレ! だって、跡地の奥に部屋なんてないんだよ……」

しんのすけ「????」

アセロラ「あれ……? なんだか冷えてきた……? って、そんなわけないか」

ジュナイパー(ボール)『え? じゃあ僕たちがあのぬしポケモンと戦っていた部屋って……?』ブルブル

???「ボー……」

しんのすけ&アセロラ「!」




543: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:17:50.92 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ&アセロラ「!」

ミミッキュ(ボーちゃん)『試練おつかれ』

しんのすけ「おー、ボーちゃん! 来てくれたんだぁ」

ミミッキュ『石のお礼、まだしてなかったから』

アセロラ「その子がボーちゃんなの?」

しんのすけ「まーね、石が好きで、ここらへんの黒い鼻水みたいなの垂れてるところがカスカベ地方に住んでるボーちゃんに似てるからボーちゃん」

アセロラ「そういえば、石を集めている変わったミミッキュが跡地に住んでるって話、他の島巡りの人から聞いたことあるかも」

しんのすけ「ボーちゃん、オラたちと一緒に来てくれるの?」

ミミッキュ『うん、石をくれたお礼に島巡りのお手伝いしたい。それに、外に出て知りたいこともあるから』

しんのすけ「うっひょー! 来てくれるならなんでもオーケーオーケーふろおーけー! ボーちゃん、よろしくね!」ギュウウウ

ミミッキュ『ボ!』

ジュナイパー(ボール)『これで4匹目の仲間だ! ボクはジュナイパーのカザマ、よろしくね!』

ヨワシ(ボール)『僕、ヨワシのマサオ。一緒に頑張ろうね』

ヌイコグマ(ボール)『あたしはヌイコグマのネネ。よろしくね!(仲間が増えたから、リアルおままごとでも出来ることも広がったわ! 彼にどんな役にさせようかしら?)』




544: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:18:31.36 ID:QIuy7ebG0

ミミッキュ『よろしく』

しんのすけ「よーし! これでアローラのカスカベ防衛隊全員揃ったぞー! カスカベ防衛隊ならぬアローラ防衛隊完成だーイェーイ!」パンパカパーン

アセロラ(なんでしんちゃん、ミミッキュに向かって話しかけてるんだろう? ひょっとして、ポケモンとしゃべってるつもりなのかな?)

アセロラ「なんだかよくわからないけど、ミミッキュゲットおめでとう! この子はとっても心強い味方になってくれるはずだから、大事に育ててね!」

しんのすけ「もろちんっ!」

アセロラ「それを言うならもちろん、でしょ。じゃあエーテルハウスに戻って、晩ご飯の準備しよっか。その後はハウくんに試練を受けさせなきゃね」

しんのすけ「ほーい!」




545: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:24:10.87 ID:QIuy7ebG0

〜エーテルハウスに向かう途中、ボールの中では……〜

ヨワシ『ボーちゃんってなんで石を集めてるの?』

ミミッキュ『ボ、石の不思議な魅力に惹かれたから。ほのおのいしやかみなりのいしのように進化する石もあれば、かわらずのいしのように進化させない石もある。知れば知るほど、奥が深い』

ジュナイパー『へぇー研究家なんだね』

ミミッキュ『こだわりもある。石の色、つや、形、肌触り、みんな大事。しんちゃんがくれたやみのいしは、僕が見てきた石の中でも一番だった』

ミミッキュ『ひんやりとした冷たい光沢、深淵そのものを表現したような黒さ、不安感を煽らせる複雑な形、これほど僕が惹かれた石は随分久しぶり』キラン

ヌイコグマ『だから、しんちゃんにお礼として仲間になったのね』

ミミッキュ『うん、だけど僕は、進化の石の他にも、Zクリスタルも興味がある』

ヌイコグマ『どうして?』




546: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 20:24:54.09 ID:QIuy7ebG0

ミミッキュ『Zクリスタルは、人とポケモンをつなぐ不思議な石。だけど、その力は、ぬしポケモンが纏うオーラとどことなく似てたから。しんちゃんがZわざを出した時に、それを見て気になった』

ジュナイパー『なるほど、ボーちゃんはやみのいしをくれたお礼と、しんのすけのZクリスタルに興味があって仲間に加わったんだな』

ミミッキュ『うん、僕はZクリスタルとぬしポケモンがまとうオーラの秘密が知りたい』

ヨワシ『すごいなぁ、ぼくそういうの全然考えたことないや』

ジュナイパー『でも確かに、ボクも気になってたんだ。ぬしポケモンがまとうあのパワーはなんなのか――』




547: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:05:28.69 ID:QIuy7ebG0

エーテルハウス付近

アセロラ「二つも試練があって、お疲れだったね。晩ご飯なに作ろっか?」

しんのすけ「そうですなぁ、やっぱりバカうまな焼きそばとかたこ焼きとかコロッケとかー」

アセロラ「なんでそんなにB級グルメにこだわってるの?」

しんのすけ「B級グルメにはちょっとした思い出がありましてー」

アセロラ「あれ? エーテルハウスの前に誰かいる……?」

???「……おや?」

ハウ「あ、しんのすけー! スカル団がまた来たんだよー!」

アセロラ「スカル団!?」

しんのすけ「あ、いつぞやのスケスケおパンツ団のおねいさん!」

プルメリ「スカル団のプルメリだよ! いい加減覚えな」

したっぱB「ヨヨヨー! さっきはよくもカンチョーしてくれたな!」クネクネ




548: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:06:23.59 ID:QIuy7ebG0

プルメリ「あんたら、子供だからと舐めてたからああいう結果になったんだろ?」

プルメリ「さてと、しんのすけだったね。アーカラ島であたいが言ったことまで忘れちゃいまいね」

しんのすけ「なんだっけ?」

ロトム図鑑「一緒にハチクマン3見に行く約束だったか?」

プルメリ「誰があんたらと行くかよ!」

プルメリ「次、邪魔したら本気でやるって言ったよね? 聞いたよ、したっぱを邪魔したどころか、ボスにも因縁つけたってね」スッ

しんのすけ「そんなの向こうが勝手に突っかかってきただけだし、オラわるくないもーん。モーンスターボールー」

プルメリ「ホントにムカつく子供だね……! あんたらはそこの子供とキャプテンの足止めしてな!」




549: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:07:38.86 ID:QIuy7ebG0

したっぱB「そういうわけでスカら」

したっぱE「ここでばっちり足止めして姉御に褒めてもらうぜ!」

ハウ「あわわーしんのすけ、気を付けてー!」

しんのすけ「だいじょぶだいじょぶ、すぐ終わらせるから」スッ

プルメリ「その減らず口、いい加減塞いでやるよ!」

スカル団幹部の プルメリが
勝負を しかけてきた!




550: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:08:34.33 ID:QIuy7ebG0

プルメリ「行きな、ゴルバット!」ヒョイッ

ポンッ

ゴルバット「ゴルール!」バッサバッサ

しんのすけ「よーし、ボーちゃん! レッツラゴー!」

ポンッ

ミミッキュ(ボーちゃん)『ラジャ!』

プルメリ「そいつは新顔かい? 悪いけど、すぐにご退場してもらおうか。ゴルバット、あやしいひかりだよ」

ゴルバット「ゴルルッ!」バサバサッ!

パァァーーッ!

ミミッキュ『ボ……!』

ヨワシ(ボール)『た、大変だ! あの光を浴びちゃったら混乱しちゃうんだ!』

プルメリ「ゴルバット、エアカッターで痛めつけてやりな!」

ゴルバット「ゴルッ!」バサバサッ

ゴルバットが大きく翼をはためかせて空気の刃を放ち、ボーちゃんを切り裂こうとする!




551: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:13:17.65 ID:QIuy7ebG0

キンキンキンッ!

ゴルバット「ゴル?!」

しかし、空気の刃が途中で弾かれて、空中で消滅した!

プルメリ「エアカッターが見えない何かに阻まれた……?」

ミミッキュ『ボッ!』メラッ

ボーちゃんの周りに青白い炎が出現すると、一斉にゴルバットへと襲いかかった!

ボウウッ

ゴルバット「ゴルルッ?!」メラメラ

プルメリ「チッ、おにびかい!」

ゴルバット「ゴルル……」シュウウ

更に、やけどを負っているゴルバットの背後に、影の手が素早く現れる!

ミミッキュ『えい!』

ザクッ!

ゴルバット「ゴッゴルル!?」フラッ




552: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:14:17.34 ID:QIuy7ebG0

プルメリ「怯むんじゃないよ! もう一度、エアカッターだよ!」

ゴルバット「ゴルッ!」バサバサッ!

再びゴルバットは翼をはためかせて、空気の刃をボーちゃんに向けて飛ばした!
しかし、またもやエアカッターは透明の壁に阻まれてしまった。

プルメリ「……やっぱりね、そいつは光の壁を張っているのか。しかもその様子じゃ、混乱してないみたいだね」

しんのすけ「オオタヒカルの壁?」

ジュナイパー(ボール)『光の壁! 相手の特殊攻撃を守るバリアーみたいな技さ』

プルメリ「なら――どくどくのキバだよ!」

ゴルバット「ゴルルルッ!」バサッ

ガプッ!

ミミッキュ『ボ……!』カクッ

しかし、ボーちゃんにどくどくのキバのダメージは入らず、被っているピカチュウの布の頭部が、コテンと傾いただけだった。

しんのすけ「あれ? ボーちゃん傷ついてない?」

アセロラ「ミミッキュはね、1回だけどんな攻撃も防ぐことができる、ばけのかわって言う強力な特性を持っているの。ただばれた姿になったら、普通に攻撃が通っちゃうから気を付けて!」

ジュナイパー(ボール)『そうだったのか、だからぬしポケモンのミミッキュにマサオくんのハイドロポンプが効かなかったんだな!』




553: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:16:02.83 ID:QIuy7ebG0

ミミッキュ『せい、やーっ!』ブンッ

ボーちゃんが空中に飛び出し、鼻水型の影を伸ばして、ゴルバットを切り裂く!

ザクッ!!

ゴルバット『ゴルッ!』

ドサッ

しんのすけ「おー、さすがボーちゃん!」

ミミッキュ『ボ』b

プルメリ「……チッ、厄介なポケモン持ってるね。だけどここからが本番さ」スッ

プルメリ「行きな、エンニュート!」

エンニュート「キーククククッ!!」

しんのすけ「どっかで見たぬしポケモンだ! ボーちゃん、イケる?」

ミミッキュ『任せて』グッ

プルメリ「エンニュート、どくどくだよ!」

エンニュート「どくどく〜!」バシャッ!

ミミッキュ『――ボ!』サッ




556: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:25:00.57 ID:QIuy7ebG0


プルメリ「そのままシャドークローだよ!」

エンニュート「キークッ!」ブンッ

回避直後を狙ってエンニュートが素早く飛び出し、ボーちゃんに向けて影に染まった鋭い爪を立てて一閃する!

ミミッキュ『ボっ?!』ザクッ!

しんのすけ「あーっ! ボーちゃん!」

ミミッキュ『……ボ!』ギンッ

ボーちゃんの目が妖しく光った瞬間、エンニュートの全身に寒気立つような恐ろしい感覚が襲いかかった!

エンニュート「!」ビクゥ

フラフラ

ミミッキュ『……しんちゃん、ごめん。他の誰かと変わって欲しい』

しんのすけ「えっ? もう?」

プルメリ「はんっ、一発もらっただけでおしまいかい」

ミミッキュ『大丈夫、しんちゃんたちが有利になれるように『置き土産』しておいたから』





555: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:19:55.26 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「おみやげ? なになに? カンタムロボ基地セットとか?」

ミミッキュ『そういう意味のおみやげ、じゃないよ』

しんのすけ「えーそうなの? ま、いいや、マサオくん、レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ!

ヨワシ『おうっ! このままぶっ倒してやるぜ!』

プルメリ「あの時のヨワシか。メンドーなヤツに育っちまったね」

プルメリ「まぁいいさ、エンニュート! メロメロにしちまいな!」

しんのすけ「メロメロン?」

エンニュート「ウッフゥーン」クネッ

しんのすけ「……え?」

エンニュートが取ったセクシーなポーズに、しんのすけは目が点になった。
しかし、マサオには……。

ヨワシ「」ズッキューン




557: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:26:32.33 ID:QIuy7ebG0

プルメリ「そして、もう一度どくどく!」

エンニュート「どくどく〜!」バシャッ!

ヨワシ「」ビシャッ!

しんのすけ「あーんマサオくん、なんで避けないの!」

ヨワシ『あ、あはは……天使が見えるよ』

しんのすけ「はぁ? いいから早く攻撃してよー!」

プルメリ「無理だね、そいつはエンニュートに夢中になっちまってるのさ。きっとオスだろうとアタリを付けてたよ」

しんのすけ「どゆことー?」

ロトム図鑑「恋の虜だ」

しんのすけ「片栗粉?」

ハウ「つまりマサオはー、エンニュートのメロメロで好きになって攻撃しにくくなっちゃったんだよー! しんのすけがおねいさんに攻撃できないのと一緒!」

しんのすけ「マサオくん……趣味悪っ」




559: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:27:38.93 ID:QIuy7ebG0

プルメリ「さて、反撃と行こうか。ドラゴンクロー!」

エンニュート「キークククッ」ゼェゼェ

ブンッ

ヨワシ『い、いたいって、じゃれつかないで〜』ザクッ

ヌイコグマ(ボール)『あぁもう、なにやってるのよあのバカッ!』

プルメリ「もう一度やりな! ぶっ倒れるまで続けるんだ」

エンニュート「キクーッ!」ハァハァ

ブンッ

ヨワシ『もうっ、エン子ちゃんったら〜マイスイートハニー』ザクッ デレデレ

しんのすけ「だめだこりゃ」

ヌイコグマ(ボール)『しんちゃん! あたしを出して! あいつの根性叩き直してやる!』

ジュナイパー(ボール)『待って、なんか様子が変だぞ?』




560: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:28:29.86 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「マサオくんならとっくに変じゃん」

ジュナイパー(ボール)『そっちじゃない! エンニュートの方だよ』

エンニュート「ハァッ! ハァッ!」ドクンドクン

カザマの言うとおり、エンニュートは明らかに様子がおかしかった。さっきと比べて全身から汗が吹き出て、顔色も悪くなり、左胸を抑えている。

プルメリ「どうした? エンニュート」

プルメリ(毒? いや、しんのすけが出してきたポケモンの中に、『ふしょく』の特性を持ってるヤツはいなかった。でも、今エンニュートは弱ってるのはどういうことかね?)

しんのすけ「風邪でも引いたのかな?」

ジュナイパー(ボール)『わからないけど、今がチャンスだ! マサオくんを引っ込めて別のポケモンを出すんだ』

しんのすけ「ほいほい、じゃあマサオくんとネネちゃんチェンジねー」ヒョイッ

ポンッ

ヌイコグマ『マサオくん、後で覚えておきなさいよ!』ダッ

プルメリ「エンニュート! はじけるほのおで迎撃だよ!」




561: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:30:11.18 ID:QIuy7ebG0

ヌイコグマ『しゃらくさいわよ!』ブンッ

はじけるほのおを打たせる前にネネが先制してアームハンマーを放つ!

エンニュート「ぎギッ!」ドズムッ

ヌイコグマ『あんたみたいにぶりっこしてるポケモンが一番ムカつくのよ!』

エンニュート「キキ……クククッ」ボッ

ヌイコグマ『キャッ!』メラメラ

プルメリ「そのままドラゴンクローで返り討ちにしな!」

エンニュート「キ……ク」ユラリ

姿勢を崩したヌイコグマに、エンニュートが爪を立てながら近づく。

ヌイコグマ『う……!』




563: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/07(水) 21:31:43.39 ID:QIuy7ebG0

ピタッ

プルメリ「!?」

ヌイコグマ『え?』

エンニュート「キ、キ……」ブクブクブク

ドサッ!

エンニュートは攻撃する直前、眼球が上を向いて口から泡を吹くと、そのまま力尽きて倒れてしまった。

ヌイコグマ『なんで? なんか急に泡吹いて倒れちゃった……』

エンニュート「」ビクビクッ

プルメリ「気を失ってる……何が起きた?」

アセロラ(あれってひょっとして……のろい?)

しんのすけ「……あ!」

――大丈夫、しんちゃんたちが有利になれるように『置き土産』しておいたから

しんのすけ「ボーちゃん、なんかやった?」

ミミッキュ(ボール)『……ボ』b

しんのすけ「おお、にひる」




564: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:33:50.86 ID:QIuy7ebG0

プルメリ「……ハンっ、こんな子供に、得体の知れないやられ方で負ける自分がイヤになるね! 大したもんだよ。ま、子供相手に手間取るのもわかる強さか」

プルメリ「ただ、ポケモンを返してほしければ、あんた一人で来るんだ」

しんのすけ「オラひとりで? いやーん、おデートのお約束?」

プルメリ「ハァ……ある種うらやましくなるね、その能天気さ」

アセロラ「ちょっと! ポケモンを返すってどういうこと!?」

プルメリ「あの家ン中見てみりゃわかるよ」

プルメリ「さて、しんのすけ。あんたはボスがお待ちかねなんだ。ポータウンの、あたいらのアジトで! せいぜい覚悟しておくんだね」

ザッザッ

しんのすけ「顔を洗って待ってろよー!」

アセロラ「首を洗って、でしょ!」

ハウ「うう……負けちゃいけない勝負は楽しくないよー」ガックリ

しんのすけ「みんなそれだけ必死ってことだゾ、ハウくん。トイレ駆け込む時だっていちいち楽しんでらんないでしょ」

ハウ「それって、正しい喩えって言えるのー?」

アセロラ「そんなことより、みんな大丈夫なの?!」ダッ




565: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:34:59.35 ID:QIuy7ebG0

エーテルハウス

アセロラ「ねぇ、みんな大丈夫?!」

リーリエ「は、はい。この子達は大丈夫です。ですがスカル団の方が……」

男の子「ふええ〜ん! ヤンちゃんが! ヤンちゃんが!」

女の子「ヤンちゃん……グスッグスッ」

リーリエ「この子達のヤングースさんが、スカル団の人たちに取り上げられたのです……」

アセロラ「……許せないっ! ていうか、スカル団のわりに頭いいことしちゃって!!」

しんのすけ「盗むのはスケスケおパンツだけじゃなかったのね」

ハウ「ポケモンを返してほしければ、しんのすけ一人でポータウンのスカル団のアジトに来いって、あいつら言っていたよね……」

リーリエ「そんな……! しんちゃん一人で来てって、とても危険です。スカル団になにをされるか……」

ほしぐもちゃん「ピュイ……」

しんのすけ「じゃあ、お助けに行ってきますか」




566: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:36:24.81 ID:QIuy7ebG0

リーリエ&ハウ「えっ!?」

アセロラ「ちょっと、リーリエちゃんの話聞いてたの?」

しんのすけ「うん、ヤンちゃんがさらわれたからオラがお助けに行けばいいんでしょ?」

リーリエ「あの……そうじゃなくて、みんなしんちゃん一人で行かせるっていうのが危険ってことを話してたんです」

しんのすけ「へーきへーき! カスカベ防衛隊隊長のオラがいて良かったですな。あ、今はアローラ防衛隊の隊長かー」

アセロラ「おバカなこと言わないで! ヒーローごっこしてる場合じゃないんだよ!」

アセロラ「みんなしんちゃんの事が心配なの! しんちゃん一人危ない目に合わせられないでしょ!」

しんのすけ「ほーほー、じゃあなにすんの? ここでじっと考えてスケスケおパンツ団のところからヤンちゃんが帰ってくるの待ってるの? 助け呼んでる間にヤンちゃんあんなこととかこんなこと、されちゃうかも」

アセロラ「……っ、それは」

しんのすけ「ひょっとしたら、あっはんでうっふんなことされて、ヤンちゃんスケスケおパンツ団に夢中になっちゃうかも」

アセロラ「ヤンちゃんにそんなスケベなことするわけないでしょ! さすがに!」




567: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:37:46.82 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「やれやれ、ここでそれどれ言っててもしょーがないし、向こうがオラをお呼びならお助けに行かなくちゃ」

ハウ「それどれじゃなくて、あれこれでしょー」

しんのすけ「そうともゆー」

アセロラ「…………」

しんのすけ「というわけで君たち、アローラ防衛隊隊長のオラがヤンちゃんをお助けに行ってくるから、泥船に乗った気持ちで待っててね。だから泣かないの」

男の子「う、うん……」グスッ

女の子「これ……あげる」つマラサダ

女の子「だから……ヤンちゃんのこと……お願い」

しんのすけ「おうっ、オラにまっかせなさいっ!」ドンッ

しんのすけ「じゃ、そゆことでー!」ダッ

リーリエ「あっ! しんちゃん! ダメですっ、戻ってください!!」

ハウ「危ないよー! ホントに行っちゃうのー?!」

アセロラ「……しんちゃん」




568: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:39:23.17 ID:QIuy7ebG0

15番水道 浜辺

しんのすけ「……あれ? そういえばスケスケおパンツ団のアジトってどこにあるんだっけ?」

ロトム図鑑「私は面倒だから行かないぞ」

しんのすけ「ぶりぶりざえもんも来るの! ぶりぶりざえもんだってアローラ防衛隊の一人なんだから」

アセロラ「しんちゃん!」タタタッ

しんのすけ「お?」

アセロラ「よかった、まだ遠くに行ってなかったんだね」

しんのすけ「どしたの?」

アセロラ「……スカル団たちのいるポータウンの近くまで連れて行ってあげる。一人じゃどう行けばわからないでしょ?」

ロトム図鑑「猛反対してたのにか?」

アセロラ「さっきは怒鳴ったりしてごめんね。アセロラ、しんちゃんのこと心配だったから」




569: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:43:39.83 ID:QIuy7ebG0

アセロラ「でも、カプ・コケコから石をもらって、2つの島の大試練を乗り越えて、こうしてゴーストの試練も達成して……アセロラ、しんちゃんはただものじゃないって、わかってたのに」

アセロラ「ずっとエーテルハウスに住んでるあの子達の面倒を見てたから、どうしてもしんちゃんとその子を重ねちゃってたの」

しんのすけ「オラは積み木じゃないゾ」

アセロラ「そういう意味の重ねる、じゃないよ」

しんのすけ「あれ? リーリエちゃんとハウくんは?」

アセロラ「2人は子供のことを任せてるよ。ハウくんも、ハラさんの孫ならきっとあの子達とリーリエちゃんを守ってくれるもんね」

しんのすけ「じゃあさっさと行きますか。スケスケおパンツ団のアジトってどこ?」




570: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:44:31.38 ID:QIuy7ebG0

アセロラ「この浜辺の海を越えた向こうの16番道路だよ。しんちゃん、ライドギア持ってる?」

しんのすけ「持ってないよ。なにそれ?」

アセロラ「エー!? 持ってないの?! よく島巡りできたね!」

しんのすけ「それほどでも〜」

アセロラ「うーん……仕方ないか。確かしんちゃんは、群れたヨワシがいたよね? その子に乗って16番道路に行こうよ!」

しんのすけ「おーし、マサオくん! レッツラゴー!」

ヨワシ『おうっ! 派手に飛ばすからしっかり捕まってなァ!』ザバァ!




571: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:46:38.67 ID:QIuy7ebG0

16番道路

アセロラ「でもさっき、アセロラちゃん、お口あんぐりしちゃった。しんちゃんって、見た目より大人なんだね」

しんのすけ「インドぞうさんはまだ子供だけどね」ジー

アセロラ「人格の話! 女の子の前でそういうこと言っちゃダメだよ!」

アセロラ「……アセロラも、ただ子供たちを守ってるだけじゃダメかもね。しんちゃんに負けないくらい、あの子達も強くなって誰かを守れるようにしなきゃ」

しんのすけ「うーむ、ならあの子たちは将来ムボウなアローラ防衛隊隊員ですなぁ」

アセロラ「将来有望、でしょ。アローラ防衛隊ってなに? アローラ地方を守る秘密組織?」

しんのすけ「そうそう、もともとはカスカベ地方にある、愛と正義のカスカベ防衛隊の兄弟みたいなものでー、隊長はもちろんオラ! 隊員はオラのポケモンとハウくんと、リーリエちゃんなんだゾ」

アセロラ「しんちゃんが隊長? なら、アセロラも隊員になっちゃおうかな」

しんのすけ「おおっ、隊員しぼーなら歓迎だよ」




572: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:47:29.31 ID:QIuy7ebG0

アセロラ「でも、こっそりしんちゃんの寝首をかいて、アセロラが隊長になっちゃうかも」

しんのすけ「背中をかく?」

アセロラ「寝首をかく、だよ。 まぁ、隊長さんは知らなくていい言葉かもねー」ムフフ

しんのすけ「????」

アセロラ「あ、しんちゃん……この先だよ。ウラウラの花園を抜けたら18番道路に出るよ。そこにスカル団がたむろしているポータウンがあるから」

しんのすけ「ほうほう」

アセロラ「くれぐれも、真正面から突入して、真っ向からスカル団と相手をするようなことはしちゃダメだよ。スパイのように、こっそり忍び込むんだよ」

しんのすけ「ほーい! アローラ防衛隊最初の任務は、スケスケおパンツ団にさらわれたポケモンの救出! 隊長のオラが直々にお助けしまーす!」ビシッ

アセロラ「うん、頑張って隊長さん! アセロラ、応援してるから」ビシッ




573: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:48:21.35 ID:QIuy7ebG0

17番道路 ポータウン入口前

ドラコ「いじっぱりのドラコ!」カーン!

おキン「れいせいのおキン!」カーン!

マミ「ひかえめのマミ!」カーン!

3人「三人合わせて、『スカル団黒ガバイト隊』!」バァーーーン!!!

ドラコ「ったく……グズマさんも人使いが荒いぜ。こんな雨の中入口を守るなんてよ」

おキン「しょーがないっスよリーダー。くじ引きで負けちゃったんスから」

マミ「そうそう、でも中でバリケードを守ってる奴らもこの雨の中つっ立ってないといけないから、お互い様だって」

ドラコ「あーあヒマだなぁ、ウラウラの外に出て刺激的なことしてぇな」

テクテク

おキン「……!」

マミ「リーダー、誰か来やすよ」

ドラコ「あいつは、じゃがいも小僧か!」

しんのすけ「おー誰かと思ったら、お笑い芸人の師匠!」




574: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:51:35.51 ID:QIuy7ebG0

ドラコ「師匠じゃねーよ! あたいらはスカル団の中でも屈指の不良! 『スカル団黒ガバイト隊』だ!」

しんのすけ「お笑いの不良品?」

ドラコ「不良品でもねーよ! 絶対に売れてやるから!」

マミ「リーダー、それお笑い芸人と認めてるようなもんスよ……」

おキン「つーかお前、こんなとこまで何しに来たんだ? スカル団に入りに来たのかよ?」

しんのすけ「あ、そーだ。オラ、ヤンちゃんのお助けしに来たから、今は師匠たちのお相手してるヒマないんだった」

マミ「ヤンちゃん? 知らねーな、そんなの」

おキン「どうします? リーダー。こいつ追い払っちゃいますか?」

ドラコ「そうだな、また師匠だなんだと言われたらたまらねぇしな。おい、おキン、アンタが相手してやれ」

おキン「へいっ! というわけだじゃがいも小僧、痛い目遭いたくないなら帰んな」スッ

しんのすけ「オラ、帰らないもん。アローラ防衛隊として、ヤンちゃんをお助けしなきゃ!」スッ

おキン「ハッ、じゃあ無理矢理にでも追っ払ってやるよ!」

スカル団のしたっぱのおキンが
勝負を しかけてきた!





575: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:53:31.90 ID:QIuy7ebG0

おキン「行きな、ナックラー」ヒョイッ

ポンッ

ナックラー「クァウッ!」

しんのすけ「ネネちゃん、レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

ヌイコグマ『ネネが相手よ! かかってきなさい!』

ドラコ「あん? ヨワシじゃねーのか?」

マミ「なら楽勝じゃん、とっとと倒しちゃいな!」

おキン「ナックラー! かみつく!」

ナックラー「クァーッ!」ガブッ

ヌイコグマ『痛いじゃない! なにすんのよ!』ブンッ!

ナックラー「ナクッ!」ドゴォ!

ネネちゃんに投げ飛ばされたナックラーが壁にぶつけられる。更にネネちゃんは右腕を振りかざして、ナックラーに飛びかかる!

ヌイコグマ『ネネ・パーンチッ!(アームハンマー)』ブンッ

ナックラー『ヤナカンジーー!!』ヒュウウゥゥ……キラン




576: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:54:25.14 ID:QIuy7ebG0

おキン「ナックラー!」

マミ「う……うそだろ? ただのヌイコグマなのに」

しんのすけ「どーだまいったか! ワッハッハッハッ! さあ観念して門を開けなさい!」ビシッ

ドラコ「チッ、おい! お前ら門の中に入れ!」

おキン&マミ「へ、へいっ!」ダッ

ガラララッ ドタドタッ

ドラコ「わりぃけど、じゃがいも小僧は入れられないな! ここは遊び場じゃないんでね」

しんのすけ「こらーっ! 逃げるなんて卑怯だぞ!」

ガラララッ ピシャッ

しんのすけ「ぬーっ! このっこのっ開けろー!」ドンドンッ

???「坊主……」

しんのすけ「ん?」クルッ

クチナシ「そんなか、入りたいのかい」




577: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:55:12.65 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「……どちら様?」

クチナシ「クチナシ、だよ」

しんのすけ「ああ! ポケモンセンターにいた幸薄そうなしまキングのおじさん!」

クチナシ「で、入るつもりなのかい?」

しんのすけ「だって入らないと、ヤンちゃん助けられないじゃん」

クチナシ「中に進むなら、覚悟が必要だぜ? 誰かを助けるにしろ、スカル団と戦うにしろ、あるのかい? 覚悟ってやつ」

しんのすけ「うん!」

しんのすけ(ところで、かくごってなんだろう?)

クチナシ「まぁ、色々あるわな。おじさんもワケありでね、扉を開けてもらえるしよ」

ロトム図鑑「まさか、貴様はスケスケおパンツを盗んだ前科でもあるのか?」

しんのすけ「えぇ、そうなの?」

クチナシ「なんでそういうふうになるんだよ……。ま、ホネは拾ってやる」

しんのすけ「チキンのホネ拾いのお掃除? 大変だね、おじさん」

クチナシ「違うっての……大丈夫か、お前」ハァ




578: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:56:16.02 ID:QIuy7ebG0

ポータウン

ザーザー

しんのすけ「なかなかハイザラな街だね」

ロトム図鑑「それを言うならサハラ」

スカりん「ハイカラ、だよねースッチー」

スッチー「ねースカりん」

しんのすけ「おおっ、アローラのはた迷惑バカップル」

スッチー「てゆうかスカりん、子供が勝手に入ってきたけどどうしよう?」

スカりん「ほっとけばいいよ。だって僕にはスッチーがいるもん」

スッチー「それもそうね!」

スカりん「このバリケードだって、抜け道を見つけられなきゃ越えられないもんね!」

スッチー「雨が降ってるけど、スカりんが温めてくれて、こうして立ったまま仕事できてラクよねー」

スカりん「スッチーのくじ運がいいおかげさ!」




579: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:58:06.15 ID:QIuy7ebG0

スカりん「スッチーのくじ運がいいおかげさ!」

スカりん「スッチー!」ギュッ

スッチー「スカりん!」ギュッ

しんのすけ「ぶりりん!」ギュッ

ロトム図鑑「しっチー!」ギュッ

ジュナイパー(ボール)『二人とも何やってるんだよ! 早く助けに行くんだろ?』

しんのすけ「あ、そうだった」

ロトム図鑑「どうやらあの奥のお化け屋敷がヤツらの本拠地のようだな」

しんのすけ「スケスケおパンツ団の基地なのに、なんか地味ー。もっと盗んだスケスケおパンツがぶら下がってるもんだと思ってた」

ジュナイパー(ボール)『それじゃあただの変態集団の住処じゃないか!』




580: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:58:47.13 ID:QIuy7ebG0

ミミッキュ(ボール)『確か二人はどこか抜け道があるって言ってたね』

しんのすけ「あの穴じゃない? あの家の垣根」

ヨワシ(ボール)『案外近くにあったね……』

ジュナイパー(ボール)『間抜けなスカル団っぽいけどね。さ、早く助けに行こう』

ロトム図鑑「え〜やだぁ、怖ぃ〜」

しんのすけ「かわいいなぁ」

ジュナイパー(ボール)『あ、あのねぇ……』




581: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 21:59:58.13 ID:QIuy7ebG0

〜いかがわしき屋敷周辺〜

しんのすけ「うーん、SSだからラクラクに進めましたな」

ヌイコグマ(ボール)『しんちゃん、なに言ってるの?』

ジュナイパー(ボール)『なんとかここまで進められたけど、入口付近にスカル団がたむろしてるな……。真正面から入っていくわけにもいかないし』

ミミッキュ(ボール)『僕たちの力を合わせればいい』

ポンッ!

ミミッキュ『僕たちがしんちゃんのサポートをして、屋敷の中に入れば大丈夫!』

ジュナイパー(ボール)『なるほど、その手があったか!』

しんのすけ「さすがボーちゃん!」

ミミッキュ『ボ!』シュパッ

ボーちゃんが影の手を伸ばすと、屋敷の2階のテラスに届いた。

ミミッキュ『しんちゃん、掴まって』

しんのすけ「ほいっ」




582: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:00:54.21 ID:QIuy7ebG0

シュルシュルシュル

スタッ

しんのすけ「ワッハッハッハッ、見事に潜入できましたな。ボーちゃんありがとーちゃんのあしはベトベトンよりくさい!」

ミミッキュ『ボ』b

ミミッキュ『でも、気を付けて。中にもスカル団がいっぱいいるから』

しんのすけ「ほーい! それじゃアローラ防衛隊結成はじめての仕事、ヤンちゃん救出作戦いくぜい! アローラ防衛隊ポケモン部隊、ファイヤー!」

カザマたち『ファイヤーーッ!』




583: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:02:34.25 ID:QIuy7ebG0

ポータウン いかがわしき屋敷 屋内

したっぱB「まったく、思い出せばメレメレのじゃがいも小僧に出会って、散々じゃないッスカ」

したっぱA「アーカラに飛ばされ、ウラウラに飛ばされ、最後は屋敷の雑用なんて……」

したっぱB「ユーはいいじゃないッスカ。オレなんてカンチョーされちゃいましたからね! お尻の穴が裂けるかと思ったッスカ」

したっぱA「というか、いつまでスカ スカ言い続ける気なんだ? 相棒」

したっぱB「ん? おい、あれはなんなんスカ?」

ニャース?「んみゃ〜お」

ヌイコグマ「ガウ……」

したっぱA「ニャースとヌイコグマ? なんでこんなところに?」

したっぱB「誰かが放置したとかじゃないッスカ?」

したっぱA「まぁいいや、さっさとモンスターボールに入れて倉庫に置いてきちゃおうよ」

スタッ




584: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:05:14.29 ID:QIuy7ebG0

したっぱB「スカ?」クルッ

ミミッキュ「ボ!」バチチチッ!

したっぱA&B「ビリっときたあああああ!!」ビリビリビリ!

したっぱA&B「」ピクピクッ

ニャース?(inしんのすけ)「ボーちゃん、電気技使えたの?」

ミミッキュ『でんじはだよ。見せる機会がなかった』

ヌイコグマ『ねぇ、天井に穴が空いているわ。屋根裏に入れないかしら?』

しんのすけ「入ろー入ろー! ネネちゃんボーちゃん、ごくろーさん」シュンッ

ピョンッ
ゴソゴソ

しんのすけ(んーこの感覚。アクションスパイやってた昔を思い出しますなぁ)

しんのすけ(レモンちゃん、お元気にしてるかな? あ、レモンちゃんって名前じゃなかったっけ。ま、いーや)

したっぱG「姉御、あのガキ本当に来るんですかねぇ?」

しんのすけ「?」ユカニミミアテ




585: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:16:54.20 ID:QIuy7ebG0

プルメリ「どうだかね。やることはやったんだ。来ようが来まいが、どちらでもいいけどさ」

したっぱG「あいつら、なに考えてるんだか分からないっスね。ポケモンを保護する裏でこれからなにをしでかすのか……」

プルメリ「……そうだね」

しんのすけ(ほうほう)

したっぱG「姉御、そろそろポケモンが元気になってるはずです。ボール受け取りに行きましょう」

プルメリ「ああ、分かったよ」

テクテク
ガチャ……バタンッ!

パカッ

しんのすけ「この部屋の中にヤンちゃんいるかなー?」ヒョコッ




586: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:17:47.07 ID:QIuy7ebG0

ジュナイパー(ボール)『うん、まずはこの部屋から探してみようよ! あのプルメリって人はヤンちゃんをさらった張本人だし』

しんのすけ「ほーい」スタッ

しんのすけ「ヤンちゃんどこに行ったのかなー? 出ておいでー」

ロトム図鑑「……!」

ガサゴソガサゴソ

ロトム図鑑「しんのすけ、これを見よ!」つプルメリの下着

しんのすけ「スケスケじゃないのね」

ロトム図鑑「これをその手のマニアに売り飛ばせば高く値が付くぞ」

しんのすけ「ほうほう」

げ    ん

こ    つ

しんのすけ「」

ロトム図鑑「」

ヌイコグマ『アンタたちが下着ドロになってどうするのよ! 最低!』

ミミッキュ(ボール)『ネネちゃん、声大きい』




587: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:21:47.40 ID:QIuy7ebG0

天井裏

ジュナイパー(ボール)『結局、あの部屋にヤンちゃんはいなかったね』

ヨワシ(ボール)『この建物じゃなくて別の場所に連れ去ったとか?』

ミミッキュ(ボール)『ボスがお待ちかね、って言ってたから、たぶんスカル団のボスのところの部屋にいると思う』

ジュナイパー(ボール)『スカル団のボス……あのむしタイプ使いの人か』

しんのすけ「……」

ゴソゴソ

しんのすけ(お、いた!)

ジュナイパー(ボール)『ボーちゃんの予測通りだったね』

しんのすけは開いている穴から下を覗くと、連れ去られたヤングースを見つけた。
しかし同時に、マリエ庭園で戦っていたグズマがすぐそばで椅子に座ってふんぞり返っており、したっぱも一人控えている。

ヤングース「きゅう……」

グズマ「…………」

したっぱH「…………」




588: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:26:37.88 ID:QIuy7ebG0

ヌイコグマ(ボール)『みんなヤンちゃんから背中を向けているからいいけど、結構距離近いわよ? 大丈夫?』

ジュナイパー(ボール)『しんのすけ、物音を立てずにゆっくり降りながらヤンちゃんを助け出すんだ』

しんのすけ「ほい」

しんのすけ「ボーちゃん、レッツラゴー」

ミミッキュ『ボ……』スッ

しんのすけボーちゃんの鼻水状の影を腰に巻くと、静かにグズマたちのいる部屋へ下り始めた……。

しんのすけ「…………」スルスルスル

ヤングース「きゅ?」

しんのすけ「…………」ヨッ

しんのすけ「…………」サ、オラノウデニオノリ

ヤングース「きゅう」タッ

グズマ「……おい」




589: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:27:21.62 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ&ヤングース「!!」ビクッ

グズマ「新しいエネココア取ってこい。今すぐだ」

したっぱH「へ、へいっ」ダッ

グズマ「…………」

しんのすけ&ヤングース「……ホッ」

ロトム図鑑(あの宝石はZクリスタルか? ひとつくすねちゃお)ソロソロ

カチャッ
コロコロ

グズマ「ん!?」ガタッ

ロトム図鑑「あ」

しんのすけ「い!」

グズマ「うぉ、お前らは……!」




590: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:28:30.70 ID:QIuy7ebG0

ロトム図鑑「ち、ちわー、宅配便ですぅハンコーお願いしますぅ」

グズマ「あ? なんも頼んでねーぞ」

しんのすけ「オラたち、幸せを運ぶ宅急便なんで……」

グズマ「はっ、スカしてるなあ。そのヤングースが目当てかよ」

ヤングース「きゅうぅ……」

しんのすけ「ぬーバレたか! オラはアローラ防衛隊の隊長として、ヤンちゃんをお助けしに来たんだゾ! しんみょーにお縄につけ! スケスケおパンツ団のくさや!」

グズマ「グズマだっつってんだろーが!」

グズマ「で、そんなことのために、わざわざ乗りこんできたのかよ」

しんのすけ「そーそー!」

グズマ「はっ、大事なのはてめえのポケモンだけでいいじゃねーか!」

しんのすけ「防衛隊ルールその1! 困ってる人とポケモンがいたらお助けすること!」

グズマ「くだらねぇよ、んなもん。あんな奴ら、助ける価値もねぇよ」ギロリ

しんのすけ「ううっ……そんな目で見ないで」

グズマ「……てめーよ、目の前にブッ壊れたテレビとかがあったらどうするよ?」




591: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:29:47.34 ID:QIuy7ebG0

しんのすけ「……叩く?」

グズマ「だろ? とりあえずブッ叩くよな! 少なくともオレはそうする。まあ、大抵はよ、跡形もなく壊れちまうけどな」

グズマ「おまえも、ガキにしちゃ相当ブッ壊れているな。バカっぽく振舞っちゃいるが、オレの目は誤魔化せねぇ。分かるぜ、おまえそこらの奴らと比べ物にならないくらい修羅場を乗り越えてやがるな。そこらのガキがする目つきじゃねえ」

しんのすけ「くさやのおじさんは目のクマがすごいけどね。寝不足?」

グズマ「んな言葉でごまかしてるんじゃねーよ。おまえ、直してやらあ!」

しんのすけ「悪いけどオラ、お腹すいてるからおじさんに構ってるヒマないの」スッ

しんのすけ「マサオくん! レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

ヨワシ(群)『よっしゃー! 派手にブチかますぜ!』ガパッ

群れたマサオの巨大な口は、グズマに向けられていた。どこからともなく、何かが押し寄せるような音が聞こえてくる。

グズマ「は――?」

ブッシャァァァァァァァ!!

グズマ「なっ、おおおっ?!」

マサオの口から発射されたハイドロポンプが、グズマを勢いよく部屋の外へ、そしてそのまま屋敷の外へと押し出していく!




592: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:30:46.53 ID:QIuy7ebG0

〜いかがわしき屋敷 外〜

スカりん「スッチー!」

スッチー「スカりん!」

ドラコ「あいつら、まだやってるのか……」

マミ「ウザイというか、なんというか……」

バリン!
ドドドドドド!!

おキン「!?」

ドラコ「なんだ!?」

マミ「屋敷から大量の水が!」

グズマ「ゴホッ! ペッ! ペッ!」

ドラコ「グズマさん!」




593: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:31:44.75 ID:QIuy7ebG0

ザワザワ
ヤシキガ!
グズマサン、ダイジョウブッスカ?

グズマ「…………」ポタポタ

グズマは天を仰ぐと、カザマに掴まって空からポータウンを脱出するしんのすけとヤングース(と、こっそりムシZを手に入れたぶりぶりざえもん)が……。

しんのすけ「…………!」フリフリ

ドラコ「あのじゃがいも小僧、いつの間に……」

マミ「急いで追ってきやす!」

グズマ「グズマァ!! なにやってるんだああ!!」ガクガクッ

マミ「ヒッ!」ビクッ

グズマ「……あのじゃがいも小僧。おまえはブッ壊す! あいつらの力を使ってもな!」ワナワナ




594: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:32:52.45 ID:QIuy7ebG0

17番道路

バサッバサッ

しんのすけ「ほっほーい!」フリフリ

アセロラ「あ、帰ってきた!」

スタッ

しんのすけ「あー疲れた」

ヤングース「きゅう!」ピョン

アセロラ「おーよしよし、怖かったねー」ナデナデ

アセロラ「しんちゃんありがとう! ホント、すごいんだ! 尊敬だよ!!」

しんのすけ「いやいやーアローラ防衛隊としてとーぜんのことをしたまでですからー。カザマくんもごくろーさん」

ジュナイパー『まったく、ぶりぶりざえもんが勝手なことしなきゃ穏便に済んだのに』

ロトム図鑑「魔が差しただけだ、まいったか」

ジュナイパー『威張るなって』

クチナシ「急にスカル団が騒がしくなったと思ったら、お前さんたちか」

アセロラ「あー! クチナシのおじさん!」




595: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/07(水) 22:33:36.90 ID:QIuy7ebG0

アセロラ「おじさん! 腕利きのおまわりさんだよね? ちゃんとスカル団をみておいてよ! なんのため、ここにいるんだよ!」

クチナシ「安いんだよ、家賃が」ヤレヤレ

クチナシ「スカル団の近くにいるなんて、酔狂者だからよ」

アセロラ「スカル団にキズつけられたポケモンなら、エーテル財団に預ければいいのに。自分で世話してるからでしょ?」

アセロラ「しんちゃん! ヤングース! エーテルハウスに帰ろ!」

しんのすけ「ほーい!」

ヤングース「きゅう!」

アセロラ「あ、おじさん、また来るね!」フリフリ

しんのすけ「達者で暮らせよー」フリフリ

クチナシ「静かに暮らしたいんだがな」

タッタッタッ

クチナシ(それにしてもスカル団の連中、なんだか少ねえな。まあ、屋敷が吹っ飛んだら逃げ出すやつもいるよな)

クチナシ「ボールの中のポケモン、街の中のスカル団……どっちが幸せなんだか」




600: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:26:28.73 ID:gKH7a9Ln0

エーテルハウス

しんのすけ「おっかえりー!」

アセロラ「ただいま! ヤングースも帰ってきたよ!」

ヤングース「きゃうきゃう!」ダッ

男の子「○×□△※★!!」ギャーギャー

女の子「○△※×□△!!」ピーピー

ハウ「…………」ガックリ

アセロラ「エー!? どういう感じなの? これ?」

しんのすけ「あれ? リーリエちゃんは?」

ハウ「しんのすけ……ごめん!! おれ、ちっとも楽しくないよ……」

アセロラ「だから、どういうことなの?」

ハウ「リーリエ、いなくなっちゃったー」




601: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:28:46.30 ID:gKH7a9Ln0

〜数時間前〜

リーリエ「なんて人たち……」

プルメリ「今日は消えないんだねえ。聞いてた話と違うじゃないか」

リーリエ「あのときは……このコも絶体絶命のピンチでした……。ですから、能力を使ってわたしを……」

リーリエ「わたしにはなにもできませんが、能力だけは使わせない……そう決めたのです。ですから……わたしが頑張るのです……!」

したっぱB「今もピンチじゃないスカ? お花畑なお嬢さまスカ」クネクネ

プルメリ「いいさ、これ以上あんたから奪えるモンなんてないし」

プルメリ「それに……あんたをポケモン泥棒と言っていいのか、わからないところもあるからね」

リーリエ「あなたたちについていきます。ですから、他のみなさんには、手を出さないでください……!」




602: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:29:51.37 ID:gKH7a9Ln0

ハウ「アセロラがいなくなったあと、プルメリっての戻ってきてー」

アセロラ「えー!?」

ハウ「おれ、トレーナーなのにー!」キッ

ハウ「トレーナーじゃないリーリエに守ってもらったんだ……」ガックリ

しんのすけ「んもー今度はリーリエちゃん? オラがいないとすぐどっか行っちゃうんだから」ヤレヤレ

ウィーン

みんな「!!」

グラジオ「……コスモッグと一緒にいたのが、まさかリーリエだったとは!」

ハウ「わー!! リーリエ知ってるのー?」

しんのすけ「ほーほー、リーリエちゃんはクジラの一種だったのかー」

ハウ「そーじゃないってー!」

グラジオ「オマエらが頼りないから、コスモッグも! リーリエも! ……オレの怒り、ぶちまける!」ギロッ

グラジオ「まずはしんのすけ、お前からだ!」スッ

しんのすけ「いやん、オラってモテモテー」

ハウ「違うと思う……」




603: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:31:26.94 ID:gKH7a9Ln0

スカル団の グラジオが
勝負を しかけてきた!

グラジオ「……オレの怒りと重ね合わせ、無力な者どもに制裁を! 行け、ヌル!」ヒョイッ

ポンッ

タイプ:ヌル「オォォォォッ!」

しんのすけ「カザマくんっ、レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

ジュナイパー『あのポケモン……! 今度は勝つぞ!』

ハウ「うわわー! 始まっちゃった!」

グラジオ「ヌル! シザークロス!」

ヌル「オォォォッ!」ブンッ

ジュナイパー『今までの僕と一味違うところを見せてやるっ!』バサッ

カザマはヌルのシザークロスをかわしつつ、天井近くまで大きく羽ばたくと、矢羽根によるはっぱカッターを放った!

ヌル「オオッ!?」ドスッ




604: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:33:18.32 ID:gKH7a9Ln0

グラジオ「ヌル……! ブレイククロー!」

ヌル「ウォォッ!」ドドドド!

ズパッ!!

ジュナイパー『うわっ……と。あれ?』キョロキョロ

グラジオ「なぜ、効かない!?」

ロトム図鑑「ブレイククローはノーマルタイプの技のようだな」

しんのすけ「クジラくん、オラのカザマくんはゴーストタイプ。ジョーシキだゾ」

グラジオ(しまった。ヤツのモクローは進化して、ゴーストタイプになったのか。うかつだった……!)

ジュナイパー『お返しだ!』

矢を放たず、ジュナイパーは翼を広げると、ヌルに向かって突っ込んだ!

ジュナイパー『えいっ!』ブンッ

ザンザンザンッ!!

ヌル「オオオッ?!」ズパッ!




605: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:34:37.29 ID:gKH7a9Ln0

グラジオ「チッ、ヌル! おいうちだ!」

ヌル「ウォォォッ!」ダッ

シュルシュルシュル
ガッ!

ヌル「?!!」フラッ ドタッ

グラジオ「なっ……くさむすびか!」

しんのすけ「よーしカザマくん! このままZワザ行っちゃいますか!」

ジュナイパー『うん、頼む!』

バッ バッ ブリッ ブリッ パァァッ バァーン!

ピカッ! ゴウッ!!

カザマは Zパワーを 身体に まとった!

カザマが 解き放つ
全力の Zワザ!

ブ ル ー ム シ ャ イ ン エ ク ス ト ラ !




606: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:35:47.79 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」

フクスロー『行くぞっ!』

カザマがZパワーを周囲へ放出すると、次々と花が咲き乱れていく! そして日光がヌルに照射され、どんどん威力を増していく!

パァァァッ!!

ドゴォォォン!!

ヌル「オォォォォォッ!」

ドサッ ゴロゴロ

グラジオ「ヌル!」ダッ

ヌル「オォォ……」ブルブル

グラジオ「……!」

グラジオ「……なにしてやがるんだ、オレ。怒りに身を任せて、お前に余計な傷を負わせてしまったな」

グラジオ「……すまない、ヌル」

ヌル「グゥゥ……」




607: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:37:00.56 ID:gKH7a9Ln0

グラジオ「……しんのすけも、感情に任せて意味のない勝負に付き合わせて悪かったな」

しんのすけ「どってことないゾ」

ロトム図鑑「ふっ、怒りに任せて戦うなど、まだまだ二流だな」

ジュナイパー『なんでお前が偉そうに言うんだよ』

グラジオ「……だが! 前にも言ったはずだ。コスモッグは、アローラに災厄を招きかねない……取り戻さねばならない! この島の乗船所に来い!」

グラジオ「……ついてくるか?」

しんのすけ「いいよーリーリエちゃんとほしぐもちゃんを連れて帰るのは慣れてますから」

ハウ「……おれ、もう少しここにいる。もうちょっと、考えたいのー」

グラジオ「そうか、じゃあ行くぞ」ダッ




608: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:37:44.94 ID:gKH7a9Ln0

アセロラ「……しんちゃん、今度はリーリエちゃんを助けに行くんだよね?」

しんちゃん「まぁね、せっかくみんなで晩ご飯作ろうとしてたのに、ごめんね」

アセロラ「気にしないで! リーリエちゃんを助けたら、またみんなでここに来ればいいだけだから!」

しんのすけ「じゃ、リーリエちゃんのお助けにいってきまーす! ハウくんのことよろしくねー」ビシッ

アセロラ「うんっ、気をつけてね。隊長!」ビシッ

しんのすけ「あ、そーだ。カザマくん。とーちゃんからもらったわざマシンがあったんだ。使う?」

ジュナイパー『今更かよ! それで、どんな技なんだ……?』




609: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:38:53.59 ID:gKH7a9Ln0

マリエタウン 乗船所

しんのすけ「あー腹減った。もらったマサラダ食べよっと」ムシャムシャ

グラジオ「フッ……ハウも待つよな?」

しんのすけ「たぶん来るんじゃない?」

グラジオ「そうだな……あいつはおもしろいよな。しまキングという、偉大な祖父と向きあっている。……オレにはできないことだ」

しんのすけ「クジラくんも島巡り?」

グラジオ「いや……」

しんのすけ「どうして? スケスケおパンツ団に入っちゃったから?」

グラジオ「違う、オレの場合はそもそも親がそれを許してくれなかったからだ。かといって、そのときは島巡りに憧れる余裕もなかったが」

しんのすけ「ふうん」

グラジオ「オレからもひとつ聞きたい。お前とハウはリーリエと一緒にいたのか?」

しんのすけ「うん」

グラジオ「リーリエは……オマエ達と一緒にいてどんな様子だった?」




610: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:39:50.92 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「えー? そりゃ、リーリエちゃんにはずーっと振り回されてばっかでさー、道には迷うし、すぐスケスケおパンツ団に絡まれるし、人を待たせてすぐムダな買い物するし、ケツだけ星人もインドぞうさんも勝手に禁止にしようとするし、オラがいないとホントだめな人なんだから」

ロトム図鑑「人を散々振り回しているからな、あいつは」

しんのすけ「うんうん。家族の顔が見てみたいもんですなぁ」

グラジオ「フッ……そうか」

しんのすけ「そだ、クジラくんってなんでリーリエちゃんのこと知ってたの? 恋人?」

グラジオ「まさか。あいつはオレの……」

ザッザッ

クチナシ「…………」

グラジオ「……クチナシさん!?」

しんのすけ「おおっ、幸薄そうなおじさん!」

クチナシ「……スカル団も、ポータウンで好き勝手してるだけなら、どうでもいいんだけどなあ」




611: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:41:10.70 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「坊主。おじさん、しまキングなのよ。だから、相手しなよ。島巡りチャンピオンになるための経験ってのやるからよ」

しんのすけ「えっ? これって大試練?」

グラジオ「……そういうことになるな」

しんのすけ「なんか他の島と比べると地味ィー」

ロトム図鑑「それに胡散臭い」

クチナシ「で、やるのかい? やらないのかい?」

しんのすけ「んーしょーがないなぁ」スッ

クチナシ「……ま、軽くね」スッ

しまキングの クチナシが
勝負を しかけてきた!

クチナシ「行こうか、ヤミラミ」ヒョイッ

ヤミラミ「ヤァミィィ!」ポンッ

しんのすけ「ボーちゃん、レッツラゴー!」

ミミッキュ『ボッ!』ポンッ




612: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:47:16.15 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「ミミッキュか……。ヤミラミ、シャドーボール」

ヤミラミ「ヤミッ!」ブンッ

ミミッキュ『ボーッ!』ピカー!

ヤミラミの放ったシャドーボールが、ボーちゃんに直撃するより前に、現れた光の壁に阻まれる。だが……

ヤミラミ「ヤミィィ!」ズズズ

しんのすけ「おわっ、影から出てきた!」

グラジオ「かげうちか……!」

ブンッ!

ミミッキュ『ボッ!?』カクン

クチナシ「これでばけのかわは剥がしたね」

ミミッキュ『せいっ!』ボウッボウッ

クチナシ「おにびか。それを喰らうのはまずいね。パワージェムで応戦しな」

ヤミラミ「ヤミッ!」

宝石のように煌く光がヤミラミの周囲から発射され、次々とおにびをかき消していく。しかし、その合間を縫うように、ボーちゃんがヤミラミに急接近する!




613: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:48:48.96 ID:gKH7a9Ln0

ザザザザッ!!

ミミッキュ『抱っこ』バッ

ヤミラミ「ヤミッ?!」ドカッ

ポカポカドカドカ!
ヤミィィィ!

しんのすけ「……なにやってんの、ボーちゃん」

グラジオ「あれはじゃれつくだ。自分のポケモンの技くらい把握しろ……!」

しんのすけ「いやぁ、そんなに褒めちぎってもなんも出ないって〜」

クチナシ「褒めてねぇと思うぞ。ヤミラミ、シャドーボールで迎撃だ」

ヤミラミ「ヤ、ヤミッ!」ギュオオオッ

ミミッキュ『ボッ?!』ドンッ!

しんのすけ「ボーちゃん!」

クチナシ「そんな密着した距離で打たれちゃ、光の壁もあまり意味はねぇだろ」

ミミッキュ『……出来る』ゼイゼイ

ヤミラミ「ヤミィ……」ゼイゼイ

クチナシ(とはいえ、やっこさんもヤミラミも、互いに馬鹿にならないダメージを負ったな。次でどっちかが倒れるね)




614: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:49:55.54 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「ヤミラミ、シャドークロー」

ヤミラミ「ヤミッ!」ダッ

ミミッキュ『ボ!』ジャキンッ!

ヤミラミ「ヤミィィィィッ!」ブンッ

ミミッキュ『ボーッ!』ブンッ

ザ ク ッ !

ミミッキュ「…………」

ヤミラミ「…………」

しんのすけ「…………」

クチナシ「…………」




615: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:51:16.40 ID:gKH7a9Ln0

ヤミラミ「ヤミ……」ドサッ

ミミッキュ『無念』ドサッ

グラジオ「引き分けか……!」

ロトム図鑑「フッ、どちらも大したことないぜ」

クチナシ「じゃ、仕切り直しと行こうかね」スッ

しんのすけ「ほい」スッ

クチナシ「出な、ワルビル」ヒョイッ

ワルビル「ワルワール!」ポンッ

しんのすけ「マサオくん、レッツラゴー!」ヒョイッ

ヨワシ(群)『おうよ、行くぜぃ!』ポンッ

グラジオ「これは、群れたヨワシか……?」

クチナシ(今度は群れたヨワシか。まいったね、こりゃ)




616: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:52:34.07 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「ワルビル、ヨワシに威張りな」

ワルビル「ワルルッ!」ピョンッ

ヨワシ『あん?』

ワルビル「ワルワル! ワルルルッ」

ヨワシ『ンだとてめぇ!』ブチッ

しんのすけ「なに言われたの?」

ヨワシ『ぶっ飛ばしてやらあ! オラッ』ブッシューッ!

ワルビル「ワルッ」ヒョイッ

ヨワシ『避けてんじゃねー! オレ様が一番ってところを見せてやるっ!』ブシュッ! ブシュッ!

ワルビル「ワルッ! ワルッ!」サッ サッ

グラジオ「凄まじい威力だ……!」

クチナシ「でも、当たんなきゃ意味ないんだよ」

しんのすけ「ダメじゃん、マサオくん」

ロトム図鑑「またお刺身コー……ブヘッ!」(※マサオの放ったみずでっぽうの流れ弾が当たった)




617: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 19:58:42.51 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「それじゃあ仕上げかね。すなじごくに閉じ込めちまいな」

ワルビル「ワルーッ!!」ズオォォォォ!

ワルビルの口から吐き出されたおびただしい数の砂粒が渦巻いてすっぽりと覆われていく!

ヨワシ『な、なんじゃこりゃ!? 目が回る!』ズザザザザッ!!

しんのすけ「すげー」

グラジオ「マズイな、ヨワシの群れがどんどん散っていく……!」

ヨワシ(単)『ひいいいーっ!』グルグルグル

クチナシ「ワルビル、かみついてとどめ刺しちまいな」

ワルビル「ワルッ!!」ダッ

ガプッ!

ヨワシ『ひいい〜っ! 痛いよ痛いよ〜っ!』ジタバタジタバタ

ワルビル「ペッ」

ヨワシ『痛いよぉ……グスン、グスン』ドサッ

グラジオ(タイプ相性上不利なヨワシをこうもいなすとは……改めてクチナシさんは恐ろしい人だ)

クチナシ「さ、そいつは戦えないみたいだし、次出しなよ」




618: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:09:00.79 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「ぬぬぬ……ネネちゃん、レッツラゴーッ!」ヒョイッ

ヌイコグマ『まったく、最近マサオくんだらしないわね! ネネが相手よ!』ポンッ

クチナシ「ワルビル、もう一度、相手に威張りな」

ワルビル「ワルワル! ワルルルッ」

ヌイコグマ『え?』

ワルビル「ワル! ワルルワルッ!」

ヌイコグマ『なんですってぇぇぇ!』ビキッ

しんのすけ「だからなに言われたの……?」

ヌイコグマ『うがーっ!』ドスドスドスッ

クチナシ「ワルビル、穴を掘って逃げな」

ワルビル「ワルッ」

ザクザクザクッ




619: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:09:46.46 ID:gKH7a9Ln0

ヌイコグマ『逃げてんじゃないわよ!』

ヌイコグマ『うおりゃああああっ!』ブンッ

ズ ズ ン ッ !

ワルビル「ワルビッ!?」メキッ

しんのすけ「おおっ、地面がゆれた!」

グラジオ「今のは『じしん』か?!」

ヌイコグマ『みぃつけた……!』ニィッ

ワルビル「ワ、ワルッ?」ビクッ

ヌイコグマ『よくもあたしにイモおんなって言ったわね! 許せない!』ブンッ

ワルビル「ワルワルッ!?」

ド ズ ム !

ワルビル「ワ、ワルッ……」ピクピクッ

クチナシ「ん……いばるが裏目に出ちまったね」

クチナシ(今のアームハンマーか。アレが使えるってことは、あのヌイコグマの嬢ちゃん、もう進化してもおかしくないってところか)




620: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:10:45.18 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「いもおんな?」

ロトム図鑑「説明してやる。イモとはつまり、田舎のことだ。ワルビルはネネに田舎者と言ったのだ」

しんのすけ「ほうほう」

クチナシ「やれやれ、おじさんのポケモン、あっという間に最後の1匹になっちまったね」

クチナシ「頼むぞ、ペルシアン」ヒョイッ

アローラペルシアン「ニャーゴ!」ポンッ

ヌイコグマ『あームシャクシャする! あんた倒せば終わりでしょ?』ダッ

クチナシ「ペルシアン、躱してかみくだく」

ヌイコグマ『おらっ!』ブンッ

ヌイコグマがアームハンマーを繰り出した瞬間、ペルシアンの姿が消えていた。気が付くとネネの横に回り込み、その大きな口を開けていた!




621: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:12:40.06 ID:gKH7a9Ln0

ペルシアン「フシャアアアアッ!」

ガブッ

ヌイコグマ『いっだあ゛あ゛あ゛いっ! なにすんのよっ!』ブンブン

クチナシ「一旦離れて、辻斬りをするんだ」

ペルシアン「シャッ!」バッ

クチナシの命令通り、ペルシアンはネネと距離を取ると、爪を立てながら一気に跳躍してきた!

ペルシアン「フシャァッ!」

ザクッ!

ヌイコグマ『うあっ!』

クチナシ「もう一度、辻斬り」

ペルシアン「フシャッ!」

ザクッ!

ヌイコグマ『いッ!』




622: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:13:46.34 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「やられっぱなしじゃん。なんで反撃しないの? がまんしてるから?」

ヌイコグマ『したいけど……疲れて身体が思うように動かないのよ』

クチナシ「坊主。お前さん命令しないからどんな技なのかよくわからないけどね、あれがおじさんの見立て通りアームハンマーだったら、そのヌイコグマは反動で動きが鈍くなってるのよ。なにせ相当スタミナを使うからね」

しんのすけ「おぉ……」

クチナシ「そろそろ、終わらせるとするか。パワージェム」

ペルシアン「シャーッ!」

ペルシアンの周りに現れた光が、次々とネネに襲いかかる。しかしネネも負けじと、攻撃を耐えながらペルシアンに向けて走り出す。

ヌイコグマ『うおりゃああっ!』ブンッ

ペルシアン『シャッ!?』

ドゴォッ




623: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:14:36.96 ID:gKH7a9Ln0

ヌイコグマ「…………」ハァハァ

ネネの豪腕は、ペルシアンをすれすれで外しており、地面にめり込んでいた。

ペルシアン「……ニャッ!」

しんのすけ「ネネちゃん……」

クチナシ「……危なかったね。ペルシアン、辻斬り」

ペルシアン「フシャッ!」

ザクッ!

ヌイコグマ『……!』フラッ

ドサッ

しんのすけ「ネネちゃん!」

ヌイコグマ『しんちゃん……ごめん』

グラジオ「後は……」

クチナシ「あのジュナイパーだろ? ポータウンの時に見かけたからね。それがお前さんの相棒かい?」




624: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:15:22.13 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「……カザマくん」

ジュナイパー(ボール)『……しんのすけ。僕は進化してゴーストタイプになった。この意味、わかるよな』

グラジオ(ジュナイパーはくさ・ゴースト。アローラのペルシアンとは相性が悪い。更にクチナシさんはZワザも残してる……どうするつもりだ?)

クチナシ「坊主、お前さんは今、ずいぶん悔しい思いをしてるだろうよ。だけど、これが現実なんだよ」

しんのすけ「現実?」

クチナシ「現実はねテレビのヒーローのように正義が必ず勝つとは限らないのよ。悪には、悪なりの信念ってものがあるんだよ。最後に勝つのは意志の強いほうだぜ。坊主、お前はどうだ?」

しんのすけ「……オラ」




625: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:16:31.70 ID:gKH7a9Ln0

――まだまだ正義のことがよく分からないゾ。アクション仮面、正義って何?

――しんのすけ君。その答えは、自分で出すものだ。大丈夫、キミなら出来るさ

――しんのすけ君、キミの守りたいものってなに?

――最後に勝つのは意志の強いほうだ。坊主、お前はどうだ?

しんのすけ「……オラ、まだ正義のこととか、よくわかんないけど!」

――えっ? はい……リーリエと申します

――常 識 で す っ ! !

――その……迷ってたときに……つい、ふらふらとブティックに入ってしまい……最後の一着と言われ、つい服を買ってしまいました……気合を入れないと、着れそうもない服ですが……

――また、助けられました……ありがとうございます

――しんちゃん

グラジオ「…………」

しんのすけ「でもオラ、リーリエちゃんをお助けしたい! それが今のオラの正義で、シンネンなんだゾ! だからオラ、こんなとこで負けたくないもん!」




626: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:21:15.34 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「――なら、その信念を、ゼンリョクでおじさんとペルシアンにぶつけて来な。おじさんも、おじさんの信念をゼンリョクで坊主にぶつけるつもりだよ」

しんのすけ「ほいっ!」スッ

しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」ヒュッ

ジュナイパー『しんのすけ。お前がリーリエさんのために負けたくないっていう思いが本気なら、僕もそれにゼンリョクで応えるよ! 絶対に勝とう!』ポンッ

しんのすけ「おうっ!」

クチナシ「じゃ、ぼちぼち行くかね」

バッ バッ ブゥゥン バァーン!

グラジオ(……クチナシさんのZワザ)アンナポーズスルノカ……

しんのすけ「カザマくん……来るゾ! 「アレ」できる?」

ジュナイパー『ああ、ばっちりさ!』コクン




627: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:23:07.59 ID:gKH7a9Ln0

ペルシアンは Zパワーを 身体に まとった!

ペルシアンが 解き放つ
全力の Zワザ!

ブ ラ ッ ク ホ ー ル イ ク リ プ ス !

ペルシアンを覆っているZパワーから禍々しい黒い球体が形成されると、それが頭上に向けて放たれた。
それは急激に膨張すると、赤黒い光を発しながら、次々と周囲のものを吸い込んでいく!

ジュナイパー『うっ……!』バサッ

カザマはなんとか黒い球体から逃れようと飛翔するが、海すら飲み込みかねない吸引力に、なすすべはなかった。

ジュナイパー『うわぁぁぁぁっ!』

しんのすけ「カザマくーーーんっ!!」

カザマはいとも簡単に吸い込まれてしまった。そして、カザマが吸い込まれたのを皮切りに、黒い球体が収束し、大爆発を起こした!

ジュナイパー「…………」

……後に残ったのは、爆発に巻き込まれ、傷だらけになったカザマだけだった。

ドサッ

ジュナイパー「」




628: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:23:57.88 ID:gKH7a9Ln0

グラジオ「……しんのすけ」

クチナシ「…………」

しんのすけ「……カザマくん」

クチナシ「……坊主」




629: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:26:03.87 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「今だっ!」

バサッ!

一陣の風のように翼がはためく音が聞こえたかと思うと、ペルシアンの背後から緑の閃光が飛来してきた!

ジュナイパー『行くぞっ!』

グラジオ「なっ!?」

クチナシ「……!」

ガシッ!

ジュナイパー『おおおおおっ!!』

ペルシアン「ニャッ!?」

カザマはカギ爪でペルシアンを掴むと、そのまま空へ投げ飛ばすと同時に6つの矢羽根をつがえて、一斉に発射した!

ジュナイパー『はあああっ!』ドドドド!!!

ペルシアン「ニ゛ヤッ!? ニ゛ャ゛ニャァッッ!!?」ドスドスドスッ!

ドサッ!

ペルシアン「ニャアアアッ……!」

ジュナイパー『……決まった!』




630: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:28:39.02 ID:gKH7a9Ln0

グラジオ「馬鹿な、さっき間違いなくZワザで倒されたはず――」

グラジオは、Zワザで倒れたはずのジュナイパーへ目を向けると、そこには草で編まれた人形が転がっていた。

グラジオ「あれは……!」

ジュナイパー『しんのすけ! Zワザ、行くぞっ!』

しんのすけ「ブ・ラジャー!」

バッ バッ ブリブリブリブリ!

カザマは Zパワーを 身体に まとった!

カザマが 解き放つ
全力の Zワザ!

シ ャ ド ー ア ロ ー ズ ス ト ラ イ ク !




631: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:29:47.80 ID:gKH7a9Ln0

しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」

ジュナイパー『これで決めるっ!』バサッ

カザマは真上に飛翔すると、周囲に無数の矢羽根を扇形に並べた。そして矢羽根と供にペルシアンへ急降下する!
そしてペルシアンに直接攻撃したと同時に無数の矢羽根がペルシアンや周囲に突き刺さり、黒紫の爆発を引き起こした!

ドカァァァン!!

ペルシアン「フニャアアアァァッ!!」

ドサッ
ゴロゴロ

しんのすけ「……!」

ジュナイパー『……』スタッ

グラジオ「しんのすけが……勝ったのか?」

ペルシアン「」グッタリ

クチナシ「…………」ニヤッ




632: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:31:39.44 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「一本取られたね。Zワザを読んで、みがわりを出すとはよ」

しんのすけ「それほどでも」

ジュナイパー『しんのすけのおじさんからもらったわざマシンのおかげで、勝てた……!』

クチナシ「……まいったなあ。あいつらの屋敷に乗りこむ度胸と強さの持ち主とわかっていたが、これほどとはね」

しんのすけ「まったく、ちくびらないで欲しいですな」エッヘン

クチナシ「見くびる、だろ。カザマ、だったか? ポケモンもおつかれさん! ほら元気にしてやっからよ」




633: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:33:20.53 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「そら、持っていきな」

しんのすけは アクZを 手に入れた!

しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」

大 試 練 達 成 !

クチナシ「あくタイプのZパワーは、こうしてこうすればいいからよ」

バッ バッ ブゥゥン バァーン!

グラジオ「……」アゼン

しんのすけ「こうしてこうしてこうですな?」

バッ バッ ブリリィ バァーン!

クチナシ「……いや、尻は出さなくていいけどよ」

クチナシ「ま、おめでとよってやつだな。ウラウラ島での島巡り、達成だよ」

スタスタ
ピタッ

クチナシ「なんかあるんだろ? まあ、ほどほどにしときなよ」

しんのすけ「ほいっ、ほどほどにヘンタイなことしてきます!」





634: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:36:43.20 ID:gKH7a9Ln0

クチナシ「……ところで、坊主」

しんのすけ「お?」

クチナシ「そいつ……ロトム図鑑だっけか? 面白い奴を連れているな」

しんのすけ「面白い奴というか、変な奴というか。ぶりぶりざえもんって言うんだ」

ロトム図鑑「お前は私を知っているのか? ずいぶん馴れ馴れしいな」

クチナシ「ぶりぶり……ね。あんまりしょうもないことして、余計な騒ぎを起こさせるなよ。そんだけだ」

クチナシ「それと……グラジオのあんちゃん、強くなりたいのならスカル団を頼ってどうするよ?」

グラジオ「………」

スタスタ

しんのすけ「行っちゃったー……やっぱり地味ィ」

ロトム図鑑「あいつ、私を知っていたな。いよいよ私も有名人になってきたな」

ジュナイパー(ボール)『そういう意味じゃない気がする……』

グラジオ「……クチナシさんはああいう人でな。面倒見がいいというか、ドライというかな」




635: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/08(木) 20:39:25.75 ID:gKH7a9Ln0

ハウ「しんのすけー!」

しんのすけ「お、ハウくーん! オラ、ウラウラ島の島巡り、達成したよー!」

ハウ「ホントー? すごいー!」

グラジオ「……楽しいとか、言ってられないんだぜ?」

ハウ「おれが強ければーリーリエは……。だから、みんなを笑顔にするため、腹くくったのー!」

しんのすけ「えっ? ハウくんのお腹ってなんか結べちゃうの?!」

グラジオ「そういう意味じゃないだろう……」

ハウ「それにーおれもアローラ防衛隊だしねー」

しんのすけ「うんうん、防衛隊メンバーならしっかりしてもらわないと困るよ」

ハウ「で、リーリエはどこに連れていかれたの? ポータウンは違うでしょ。そのころ、しんのすけがいたんだし」

グラジオ「フッ……甘いワリには、案外するどいじゃないか」

グラジオ「エーテルパラダイスだ」

ハウ「エーテルパラダイスー!?」

しんのすけ「わーい! またビッケおねいさんとルザミーネおねいさんに会えるー!」

【ウラウラ島編 おしまい】




しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】【パート5】【パート完】


・SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介でした
 【SS速報VIP】しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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