転載元:しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」

しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】【パート5】【パート完】

1: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:13:04.28 ID:h8Rc+5Hs0

・クレヨンしんちゃんとポケモンSMのクロスオーバーSS
・ストーリーの流れはムーン版準拠。カットしている場面(スクールやジガルデ等)や設定改変、シナリオ改変、キャラ崩壊、敵の手持ちの変更あり
・戦闘描写も適当に書いているので技構成など相当ガバガバです
・ネタバレが多いのでご注意ください
・取り扱っている作品が作品なので、下ネタ多し

次レスからスタートです






2: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:15:46.04 ID:h8Rc+5Hs0

…… …… ……
【プロローグ】
…… …… ……

カスカベ地方・空港

『アローラ地方のククイ博士から連絡です』

ひろし「おっ、博士から連絡だ」カタカタ

ひろし「あ、どうもこんばんはー……じゃなくて、こんにちは」

ノートPC『…………。 …………?』

ひろし「しんのすけですか? みさえ、しんのすけは?」

みさえ「あれ? さっきまでここにいたはずなんだけど……どこ行ったのかしら?」

ひろし「オイオイ……。スミマセン、ちょっと待っててくれますか?」

ノートPC『……。 …………』







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3: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:17:47.11 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「しんのすけー? どこにいるのー?」

しんのすけ「おねいさーん! 機内食はきのみ派? ポフィン派? それともオ・ラ・派?」

げ    ん

こ    つ

しんのすけ「」

みさえ「さっきまでみんなと別れて落ち込んでたと思ったらすぐナンパして! ポジティブなのかなんなのか……」

ひまわり「ケッ!」

ひろし「おっ、きたきた。すぐ代わります」

ひろし「しんのすけ、向こうでお世話になるククイ博士だ」

しんのすけ「ほーい」





4: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:19:24.42 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士『やあ、こんばんは! いよいよアローラにやってくるね!』

しんのすけ「いやぁ、とーちゃんがお仕事の都合で転勤になって、一家揃って二度目のお引越しだけど、忙しくてまいっちゃうよね」

ひろし「余計なことは言わなくていいの!」

ククイ博士『ハハハ……。大丈夫、アローラはみんな大らかで楽しいところだぜ! 友達もいっぱいできるさ』

ククイ博士『さて、アローラは地続きのカスカベ地方とは真逆で、いくつかの島が集まって出来ている地方。それが理由なのか珍しいポケモンばかりだぜ!』

ククイ博士『そう! アローラにも、ポケットモンスター――縮めて『ポケモン』がたくさんいる! ポケモンは本当に不思議な生き物でね――』

ポンッ

イワンコ『ワンワンッ!』

ククイ博士『草むらや洞窟、空、海……いたるところにいて、ぼくたちはポケモンの力を借りたり、助けあったり、ポケモントレーナーとしてポケモンを戦わせたりするんだ!』

イワンコ『ワン!』

ククイ『イワンコ、大事な話だからね。遊ぶのは待っててくれるかい? さて、みんなに紹介するから……』

ククイ博士『しんのすけ……? ぉーい、さっきから顔がこっち向いてないけど……』

しんのすけ「ZZZ……」




5: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:20:31.77 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「こらっ、博士が話しているのに寝ちゃダメでしょ! スミマセン……」

ククイ博士『いえいえ、いいんですよ。僕の言葉はしんのすけにとって、さいみんじゅつになっちゃったかな?』

ククイ博士『それじゃあ、こっちに着いたら、僕と一緒に来てみんなに紹介してもらおうかな』

みさえ「はい、よろしくお願いします」

ククイ博士『じゃ、みんなの到着を、楽しみに待ってますよ!』

プツン!

ひろし「……おっと、そろそろフライトの時間だ」

みさえ「ほらしんのすけ、起きなさい! 行くわよ!」





6: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:21:59.91 ID:h8Rc+5Hs0


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

クレヨンしんちゃん×ポケットモンスター サンムーン
嵐を呼ぶゼンリョク! アローラ地方大冒険!

OPテーマ「オラはにんきもの」

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★





7: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:23:09.08 ID:h8Rc+5Hs0

…… …… ……
【メレメレ島編】
…… …… ……

アローラ地方
メレメレ島 自宅

ひろし「輝く太陽!」

みさえ「見たことのない姿のポケモン!」

しんのすけ「ボン! キュッ! ボン! なアローラのおねいさん!」

ひろし「来たぜ!」

野原一家「「「アローラ地方!!」」」

シロ(ペロッパフ)「アンッ!」




8: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:26:00.46 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「さ、みんな、荷物の片付けしちゃうわよ!」

ひろし「ようし、早いとこ片付けて、アローラでしか見られないポケモンを見に行こうぜ!」

しんのすけ「じゃ、オラビーチに行っておねいさんを……」

ギュウウゥ……

しんのすけ「いれれれれ!」

みさえ「アンタはパパのお手伝いをするの!」

しんのすけ「ほ、ほひゃい……」

ピンポーン!

みさえ「あら? 誰かしら?」

ひろし「ククイ博士じゃないのか?」

みさえ「はーい!」

ガチャ

ククイ博士「お邪魔します!」

みさえ「あら、博士!」

ククイ博士「野原さん、あらためまして! ククイと申します。ようこそ、アローラへ!」




9: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:27:52.84 ID:h8Rc+5Hs0

ひろし「あ、どうもどうも、ククイ博士」

みさえ&ひろし(は、裸の上に白衣って……。一歩間違えたら変質者だぞ)

ククイ博士「やぁ、しんのすけ!」

しんのすけ「よ!」

ククイ博士「僕がククイです! よろしく! アローラ地方への長旅、おつかれさま! 時差ボケは大丈夫かい?」

しんのすけ「ばあさんや、飯はまだかのぅ。じいさんや、さっき食べたじゃありませんか」

ひろし「そういう意味じゃねぇよ」

ククイ博士「アローラとカスカベは遠く離れているからね。こっちは昼で驚いただろ?」

みさえ「ええ、なんか変な気分ですね。夜起きちゃったらどうしようかとホホホ……」

しんのすけ「いつも夜ふかしして『ふぞろいのチーゴのみ』見てるくせに」

みさえ「なんか言った?」ギロッ

しんのすけ「いえ、なんも!」




10: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:29:31.22 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「さて、しんのすけ! せっかくだから隣町に行こうぜ! みんなにしんのすけのこと、紹介しなくっちゃな!」

みさえ「あらーいいじゃない。行ってきたら、しんちゃん」

しんのすけ「えーっ? オラ、これから自室のお片付けしなくちゃいけないので……」

ひろし「うちにお前の部屋のスペースなんてねぇよ」

ククイ博士「そう言うなって。ほら、みんな君が来るの楽しみにしてるんだから、行こうぜ!」グイグイ

しんのすけ「いやーん! ハカセのケダモノぉぉっ」

みさえ「それじゃあよろしくおねがいしまーす」ペコリ

ひろし「しんのすけ、友達と会ったらアローラって挨拶するんだぞ」




11: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:30:53.76 ID:h8Rc+5Hs0

1番道路

ククイ博士「さてと! ポケットモンスターの楽園、アローラ地方にようこそ! アローラでも、人はポケモンと力をあわせ、暮らしている」

ククイ博士「なにより……ポケモンがいれば、どこにだって行ける! さあ! リリィタウンはこっちからが近いぜ」

ククイ博士「そういえば、しんのすけ、君はまだ自分のポケモンを持ってないんだろ?」

しんのすけ「まーね、シロがいるけどちょっと違うし」

ククイ博士「そうか、君も11歳になったら、しまキングからポケモンを貰うんだよ。今から楽しみになってくるんじゃないかな?」

しんのすけ「しまキング?」

ククイ博士「ああ、しまキングはね、ポケモンを戦わせたら敵なしのポケモントレーナーさ! リリィタウンでは冒険する子供のために、しまキングがポケモンをくれるんだ」

しんのすけ「ファイヤーとかサンダーとかボンバーとか?」

ククイ博士「ハハハ、さすがにそういうポケモンは持ってないかなぁ。あと、ボンバーっていうポケモンは聞いたことないな」




12: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:32:10.77 ID:h8Rc+5Hs0

タロウ「博士―!」

ククイ博士「おっ、アローラのポケモントレーナーが来たぜ!」

タロウ「今度おすすめの技、教えてよ」

ククイ博士「ほんとは決めてるんだろ? きみの自慢のポケモンが新しい技を覚えたら、また勝負しようぜ!」

ククイ博士「……あれっ? しんのすけ?」

しんのすけ「おねいさーん、オラと一緒にアローラのすがたになってみなーい?」

ミニスカート「え、えーっと……」

ククイ博士「なかなかいい『おだてる』だね、しんのすけ! だけど、草むらの中にポケモンも連れてないで入っちゃダメだよ! 野生のポケモンが飛び出してくるんだから」

しんのすけ「ほーい」

ミニスカート「あっ、博士、今度あたしのポケモンの技を見て欲しいです!」

ククイ博士「もちろんいいぜ、楽しみにしているよ!」




13: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:33:14.66 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「オラにおとらずモテモテですな。ハカセって、ゆーめーじんなの?」

ククイ博士「有名人って言うより、リリィタウンのみんなの先生ってところかな。僕はこれでも、ポケモンの技を日夜研究しているんだ」

しんのすけ「おお、だからハカセはいちいちセリフの中にワザのおなまえを入れてるのかー」

ククイ博士「おっ、気付いてくれたのか! うれしいぜ」

しんのすけ「いや〜わかりやすいわかりやすい」

ククイ博士「みんな突っ込んでくれなくてね。しんのすけが初めてだよ」

しんのすけ「いやん、照れますなぁ」




14: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:35:12.66 ID:h8Rc+5Hs0

リリィタウン 広場

ククイ博士「来たぜ! 着いたぜ!! リリィタウン!! メレメレ島の守り神であるポケモン……カプ・コケコを祭っているんだ!」

しんのすけ「あの台はなーに?」

ククイ博士「あれは土俵だよ。この島名物のアローラ相撲を執り行ったり、ポケモン勝負をする場所さ」

???「はかせー! アローラ!」フリフリ

ククイ博士「アローラ、ハウ!」

ハウ「わー! 見たことない子ー! ひょっとして君がこっちに引っ越してきたしんのすけー?」

しんのすけ「あんた誰?」

ハウ「おれー? おれねーハウ! しまキングの孫! でねーニャビーがパートナーなのー」

ハウ「なーなー、ポケモン勝負しよーよー」

ククイ博士「ハウ、しんのすけはまだポケモンを持ってないんだ。その代わり、今度しんのすけにトレーナーの心得を教えてあげなよ!」

ハウ「そっかー。でも、楽しみができたからいいやー! よろしくねー」

しんのすけ「うんうん、ハウくんはお元気でよろしいですな」

ククイ博士「そういえば、他のみんなはどこへ行ったんだ? ここで待ち合わせのはずだけど……」

ハウ「じーちゃん、なんかカプが騒いでるって言って出かけてっちゃったー。リーリエは知らないー」





15: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:35:56.15 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「そうか、ならマハロ山道に行ってるのかな? ハウはハラさんを連れてきてくれ。僕はこの辺りでリーリエを探してくるからさ」

ハウ「うんー」

しんのすけ「オラは? オラは?」

ククイ博士「君はここでみんなが行き違いにならないように待っててくれ。さっきみたいに勝手にどっか行っちゃったりするなよ?」

ハウ「また後であそぼーねー!」フリフリ

しんのすけ「ほっほーい!」

しんのすけ(ヒマだから探検しよーっと)




16: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:37:14.95 ID:h8Rc+5Hs0

マハロ山道

しんのすけ「なーにかおーちてこないっかなー♪ くいもんおかねおねいさん♪」

???「……になにがあるというのです?」

しんのすけ「お?」

???「ぴゅい! ぴゅい!」

少女「バッグからでないで……。誰かに見られたら困ります」

しんのすけ(なんか、おもしろそーな人発見!)




17: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:38:46.24 ID:h8Rc+5Hs0

マハロ山道 吊り橋前

オニスズメたち「キョーッキョーッ!」バサバサッ

ほしぐもちゃん「ぴゅ……ぴゅい」ビクビク

少女「……」オロオロ

しんのすけ「ほっほーい! どしたのー?」

少女「……!」クルッ

しんのすけ「お? パーティーですかな?」

少女「あの……助けてください……ほしぐもちゃんを」

しんのすけ「ほしぐもちゃん?」

オニスズメたち「キョーッキョーッ!」バサバサッ

ほしぐもちゃん「ぴゅ……」ビクビク

しんのすけ「おねいさんが助けに行けばいいじゃん」

少女「その……オニスズメさんに襲われ……でも……わたし、怖くて……足がすくんじゃって……」ガクガク

しんのすけ「……んもーしょーがないなぁ」

少女「あっ……危ないです。それより誰か大人の人を呼んで……」

しんのすけ「ほっほーい♪」グラグラ

少女「ど、どうしよう……」オロオロ




18: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:40:51.52 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけは、三匹のオニスズメを前にしてもためらわず、『ほしぐもちゃん』に手を伸ばしてかかえた。

しんのすけ「おケガなーい?」

ほしぐもちゃん「ぴゅ、ぴゅい」ビクビク

オニスズメ「キーッ!!」

しんのすけに、獲物を奪われまいとオニスズメたちがカギ爪やクチバシを立ててしんのすけを襲ってきた!

しんのすけ「やーい来てみろ来てみろー」ヒョイヒョイヒョイ

オニスズメたち「キョーッキョーッ!!」

少女「あの……早く、早く戻ってきてください」

しんのすけ「ほいほーい」ヒョイヒョイヒョイヒョヒョイノヒョイ

しんのすけ「あ」ズルッ




19: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:50:35.55 ID:h8Rc+5Hs0

少女「……ッ!」

しんのすけ「おわーっ!」ヒュウウウウ

ほしぐもちゃん「ピュ……ピュウ!」

足を踏み外し、ほしぐもちゃんと一緒に落下していくしんのすけ。ほしぐもちゃんが危機を感じて光を帯びていく。

その時、青空に黄色いポケモンが現れ、真っ直ぐにしんのすけたちに向かって飛んできた!
ポケモンは危うく川に落ちかけるしんのすけを抱えると、少女のそばまで運び、下ろした。
 
ポケモン「……」

しんのすけ「おーっ! 今のもっかいやってー!」パチパチ

少女「……」アゼン

ポケモン「…………」

ポケモン「カプゥー! コッコォー!」

しんのすけを見つめていたポケモンは咆哮を上げると、全身に電気をまといながら、飛び立ってしまった。あっという間に、空へ消えていく。

しんのすけ「なに? 今のポケモン……」

ほしぐもちゃん「ピュイ……」




20: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 18:51:48.46 ID:h8Rc+5Hs0

少女「よかった……です……あなた……また『力』を使おうとして……あのあと、動けなくなったでしょ……あんな姿、みたくないのです」

少女「ううん、ごめんなさい……。あのとき、あなたはわたしを助けてくれた……。なのに、あなたを守れなくて……」

しんのすけ「あのー……」ジロー

少女「あっ……申し訳ありません……危ないところを助けてくださり、心から感謝しております」

しんのすけ「礼はいらない。アメなら欲しい」

ほしぐもちゃん「ピュウ!」つかがやく石




21: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:07:23.22 ID:h8Rc+5Hs0

少女「石……?」

少女「これ……あなたの石ですよね?」

しんのすけ「オラ、こんな石持ってないよ? ま、くれるってなら貰うけど」

少女「あの……このコのこと……誰にもいわないで……ください。秘密で……秘密でお願いします」

しんのすけ「大丈夫、オラ尻は柔らかい方だから」

少女「それを言うなら……口は固い、じゃないですか?」

しんのすけ「そーともいうー」

少女(……本当に大丈夫でしょうか。……不安になってきました)

少女「ほしぐもちゃん……バッグに入ってください」

ほしぐもちゃん「ピュウ……」

テクテク




22: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:07:56.19 ID:h8Rc+5Hs0

少女「石……?」

少女「これ……あなたの石ですよね?」

しんのすけ「オラ、こんな石持ってないよ? ま、くれるってなら貰うけど」

少女「あの……このコのこと……誰にもいわないで……ください。秘密で……秘密でお願いします」

しんのすけ「大丈夫、オラ尻は柔らかい方だから」

少女「それを言うなら……口は固い、じゃないですか?」

しんのすけ「そーともいうー」

少女(……本当に大丈夫でしょうか。……不安になってきました)

少女「ほしぐもちゃん……バッグに入ってください」

ほしぐもちゃん「ピュウ……」

テクテク





23: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:09:16.35 ID:h8Rc+5Hs0

リリィタウン 広場

ククイ博士「おっ、いたいた! しんのすけー勝手に行っちゃダメって言ったじゃないかー」

しんのすけ「いやぁ、五歳児の辞書にヒマなんてコトバはないんですよ」

ククイ博士「おや? でもマハロ山道から帰ってきたってことは助手に会ったのかな?」

しんのすけ「じょしゅ?」

少女「あっ……」

ククイ博士「では、あらためて紹介しようか! こちらは、僕の助手のリーリエだ!」

少女「えっ? はい……リーリエと申します」

しんのすけ「オラ、野原しんのすけ五歳! 趣味は道ばたではねるコイキングごっこ。しんちゃんって呼んでね」

ククイ博士「リーリエが出会ったのが、昨日アローラに来たばかりのしんのすけだよ! 色々、教えてあげてよ!」

リーリエ「ククイ博士のお知り合いなのですね。よろしくお願いします」ペコリ




24: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:10:41.03 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「まだオラ、ハカセとお尻を見せ合っていないけどね」

リーリエ「お、おしり……?」

ハウ「はかせーじーちゃん連れてきたよー」

ハラ「なにか、ありましたかな?」

ククイ博士「ちょっと……ハラさんどこに行ってたんですか?」

ハラ「しまキングですからな。島の問題が起これば解決にいきますな」

ハラ「で、リーリエ、なにかありましたかな? なにやら、カプ・コケコの飛ぶ姿をみかけましたが」

リーリエ「あの、ハラさん……吊り橋の上で、オニスズメさんに襲われていたこのコを、こちらの方に守ってもらいました。でも足を踏み外して……谷底に落ちそうになり……そこを、島の守り神さんに助けていただいたのです」

ククイ博士「おお! そいつはすごいぜ!」

しんのすけ「えっへん!」ドヤァ




25: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:11:42.35 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「ほう! 守り神といわれるも気まぐれな、カプ・コケコの心を動かしたのですな!」

ハラ「はじめまして、メレメレの『しまキング』ハラと申します。ようこそ、アローラへ!ククイから君のことは聞いていました。お会いできて、うれしいですな!」

しんのすけ「オラもハラのおじさんに会えてこーえーですな! ハラのおじさんのハラもタプタプですな」ペチペチ

リーリエ「あのっ、失礼ですよ」

ハラ「はっはっはっ! 構いませんぞ! そのむかし、ハウがしんのすけと歳が同じころ、よくハラをタプタプされたのを思い出しますな」

ハウ「えー? そうだったっけー? 覚えてないやー」

ハラ「君が覚えてなくとも、このハラは覚えてるぞ。……おお、話が逸れるところでしたな! 時間があれば、しんのすけのご家族ともご挨拶したいですな」

しんのすけ「うーん……かーちゃんのハラとハラのおじさんのハラ、どっちが凄いのか気になるところですな」

ハウ「……? どゆことー?」

しんのすけ「ここだけの話、かーちゃんのお腹、三段ハラなんだ」

\ブフッ! ワッハッハッハッ!/

ハラ「これ、母親のことを悪く言ってはいけませんぞ」

ククイ博士「そんな顔で言っても、説得力ありませんよ。ハラさん」

リーリエ「…………」




26: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:15:06.17 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「アローラ地方の食べ物っておいしいってかーちゃん言ってたから、きっときのみとかいっぱい食べて体重が増えるのが目に見えて……」キラッ

ハラ「ぬお? しんのすけ……お持ちのかがやく石を見せていただけるかな?」

しんのすけ「これ? ひまにあげようと思ってるけど、欲しいの?」つ かがやく石

ハラ「……おお! これは!」

ハウ「じいちゃん。それって、もしかして……」

ハラ「そういえば、しんのすけは、カプ・コケコに助けられたと……」

しんのすけ「カノ・エイコ?」

リーリエ「カプ・コケコです。橋から落ちた時に、あなたを助けてくださった、あのポケモンさんですよ」





27: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:15:49.40 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「なるほど、石まで貰うとはなあ……! 君は、アローラに来るべくして来たのかもな」

しんのすけ「いや、とーちゃんの転勤の都合だけどね」

ハラ「しんのすけ! 石はちょいと預からせてもらいます。なあに、明日返しますから」

しんのすけ「ほーい!」

ククイ博士「じゃあしんのすけ、家まで送るよ! リーリエもいっしょだぜ。君の大事なあのコがはぐれると大変だからね」

リーリエ「はい……気を付けます」

ほしぐもちゃん「ピュイ!」

リーリエ「ほら、言ったそばからバッグから出ないでください」




28: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:16:58.30 ID:h8Rc+5Hs0

自宅

ククイ博士「じゃ、しんのすけ! また明日!」

リーリエ「……」ペコリ

しんのすけ「股ねー」

ガチャ

しんのすけ「おっかえりー!」

みさえ「ただいま、でしょ。今日はどうだったの?」

しんのすけ「実はかくかくしかじかで……」

みさえ「ふうん、ハウくんにリーリエちゃんに、しまキングのハラさんねぇ……。明日、改めてご挨拶に行かなくっちゃね」

しんのすけ「あれっ? とーちゃんは?」

みさえ「パパはお仕事。確かエーテル……なんとかっていう遠い島に行ってるから、夜遅くまで帰ってこないわよ」

しんのすけ「ほうほう、そこでとーちゃんが浮気相手を見つけて、そのまま暮らしていくんだな」

みさえ「縁起でもないこと言わないの!」




29: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:20:42.92 ID:h8Rc+5Hs0

ひまわり「たいやー」

しんのすけ「ひまーホントはおみやげがあったんだけど、ハラのおじさんに貸しちゃったから、また明日ねー」

ひまわり「たや?」

しんのすけ「そだ、アクション仮面見なきゃ」

ピッ

TV『きょうもたべよぉ マラサダたべよぉ まだまだ マラサダー♪』

しんのすけ「あれー? かーちゃん、アクション仮面やってないんだけどー」

みさえ「やってるわけないでしょ。カスカベ地方とは全然違うんだから」

しんのすけ「ガ〜ン! ……それじゃカンタムは? チョコビは?」

みさえ「無いわよ。アローラ地方ってそのぐらい遠いもん」

しんのすけ「」

しんのすけ(……こっそり持ってきたかけなしのチョコビ、大事に食べないと)




30: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:21:41.32 ID:h8Rc+5Hs0

翌日 自宅

ピンポーン

みさえ「あら? 誰かしら?」

ガチャ

みさえ「はーい」

ククイ博士「こんにちは、奥さん」

みさえ「あら、ククイ博士」

ハウ(この人がしんのすけの言ってた三段ハラかー)

ククイ博士「しんのすけはいるかな?」

みさえ「ええ、リビングにいますけど――そちらの子は?」

ハウ「アローラ! しんのすけのおばさん。おれはハウですー」ニコニコ




31: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:22:34.52 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「あら、あなたがしんのすけの言っていた……。アローラ」

みさえ「ちょっと待っててね。今呼んでくるから」ドテドテ

シンノスケーククイハカセトハウクンヨー
オラ、イソガシイノ
ミチバタニコロガルオハギゴッコナンテヤッテナイデ、ゲンカンニイキナサイ!
チガウモン! ハマベデヒヤケスルナマコブシゴッコダモン
ドーデモイイワ! イイカラハヤクイキナサイ!

ハウ「にぎやかな家族だねー」

ククイ博士「これからもっとにぎやかなことになるさ」

トテトテ

しんのすけ「おたませー」

ククイ博士「おっ、そのコスプレはナマコブシかな?」

しんのすけ「そうそう、ホラ、とびだすなかみもできるんだよー」クイッ ウニョー

ハウ「すごーい、よくできてるなー」プニプニ

しんのすけ「あン、そこ触っちゃダメぇ……///」




32: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:23:37.89 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「こーら、そんなコスプレしてないの。それじゃあよろしくお願いします」

ククイ博士「あぁ、もしお時間がよろしければ奥さんも一緒に。大事な話があるので」

みさえ「えっ? 大事な話? ちょっとしんのすけ、アンタまさかヘンなイタズラしたんじゃないでしょうね?」

しんのすけ「ううん、昨日帰ったあとにかーちゃんの高級パックでオラのインドぞうさんをスベスベにしたぐらいしか……」

みさえ「今のちょっと聞き捨てならないわねぇぇどういうことよぉぉっ!」グリグリグリグリ

しんのすけ「ひいいいっ! 久しぶりのグリグリ攻撃ィィ!」

ククイ博士「おおっ! 見たことのない技だ! これはかくとうタイプの技だな!」

ハウ「はかせーそんなこと言ってる場合じゃないでしょー」

ククイ博士「あ……そうそう、しんのすけは外で悪さしてませんよ。それどころか、しんのすけは『選ばれた』んです」

みさえ「選ばれた?」ピタッ

しんのすけ「なにに?」

ククイ博士「それは、これから案内する場所でお話します」

ハウ「おれとじーちゃんちでねー」




33: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:24:53.27 ID:h8Rc+5Hs0

リリィタウン ハウとハラの家

みさえ「し、島巡り!?」

しんのすけ「ほうほう」

ハラ「そう、しんのすけはカプ・コケコに選ばれて、島巡りをする権利を得たのですな」

しんのすけ「しまめぐりってなーに?」

ククイ博士「説明しよう!」

――島巡りとは!

――アローラ最強のトレーナー! 島巡りチャンピオンをめざす

――少年少女と、ポケモンの冒険なんだ!!

ククイ博士「4つだ!」

ククイ博士「アローラには、このメレメレ島の他にも『アーカラ島』『ウラウラ島』『ポニ島』、合わせて4つの島があって、それぞれしまキングがいるんだ!」

ハウ「しまキングに認められるために、7つの試練をこなしていくんだよー」




34: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:26:48.59 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「本来、島巡りは11歳から行われるものなのです。ですが、しんのすけは守り神のカプ・コケコに認められて、例外として5歳から島巡りを行うことができるようになった、というわけですな!」

みさえ「認められたって……どういうふうに? その証はあるんですか?」

ハラ「証は、これですな」スッ

ハラはみさえとしんのすけの前に、石で出来た腕輪が置かれた。

ひまわり「たーいっ!」キラキラ

みさえ「これは……腕輪ですか? 」

ハラ「これはZリング。Zリングはポケモンの秘めた力……Zパワーを引き出す、不思議な腕輪!」

ハラ「われわれしまキングは、カプ・コケコに頂いたかがやく石を加工して、Zリングにするのですな。もっとも、島巡りをして、Zクリスタルを集めねば、Zパワーは発揮できませぬがな」

しんのすけ「これって、オラが昨日拾った石?」

ククイ博士「そうだよ! そして君が、カプ・コケコに選ばれた証しなんだぜ!」

ハラ「それにしても、じかにかがやく石を貰うとは……君は、カプ・コケコに気に入られたのか……それとも、なにか使命があるのですかな」

しんのすけ「んー……なんかどっかで見たことある展開」




35: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:27:52.19 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「あの、それってしんのすけにアローラ地方をひとり旅させるってことですか?」

ククイ博士「いえ、しんのすけ君はまだ5歳ですから、流石にひとり旅はさせませんよ」

ハラ「このハラの孫のハウも11歳を迎えまして、これから島巡りをさせるところでしてな。しんのすけの良き旅の導き手になれると自負できます」

ハウ「へへー」

ハラ「しんのすけにとっても、アローラの各地を巡って、様々なポケモンを見たり、体験できることは、これから一生残る経験になれると思いますが――いかがですかな?」

みさえ「…………」

ハウ「ねーねー! しんのすけも島巡りしようよー! 島巡りチャンピオンめざそーよ!」

しんのすけ「えーっ……めんどくさ」

ハウ「そんなーいいじゃーん! ポケモンのコトとかーアローラのコトとかーいろいろ教えたげるからさー!」

ククイ博士「いきなりアローラの風習をすすめられても、ピンと来ないかもな。だが、ポケモンの技を調べる僕にとっても、君が島巡りで色んなポケモンに出会うのは、願ったり叶ったりなんだ!」




36: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:29:09.11 ID:h8Rc+5Hs0

ハウ「それにーもし、しんのすけが島巡りチャンピオンになったらーきっとアローラ中で有名になるかもー」

ハラ「なにせ最年少の島巡りチャンピオンですからな。外からやってきた幼子がカプ・コケコから石を貰えること自体、そうそう無いことですが。もしチャンピオンになれば、未来永劫、その名が轟くことでしょうな」

しんのすけ「有名……?」ピクッ

みさえ「その名が轟く……?」ピクッ

〜しんのすけの妄想〜

おとなのおねえさん「キャーッ! 島巡りチャンピオンのしんのすけ様よ!」
ビキニのおねえさん「握手して!」
エリートトレーナー♀「サインお願いします!」
おじょうさま「しんのすけ様―!」

キャーキャーワーワーシンノスケサマー!!
しんのすけ「ワーッハッハッハッ! ワーッハッハッハッ!!」

〜みさえの妄想〜

しんのすけが島巡りチャンピオンになったら……。
その次はカントー、ジョウト、ホウエン、シンオウなどの地方で、ジムやポケモンリーグに挑戦! 島巡りで培った経験を活かして、どんどん地方のチャンピオンになって――。
やがて活躍の場を世界に広めて、伝説のポケモントレーナーレッドさんの再来と呼ばれるような、世界的なポケモントレーナーになるの!
そうしたら私も、しんのすけの母として有名になって……。




37: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:29:57.83 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「ウヘヘヘ……」

みさえ「グヘヘヘ……」ヨダレダラー

ハラ「ど、どうしたのですかな、急に……」

ククイ博士「さ、さあ? まるでてんしのキッスを受けたみたいだ……」

ハウ(面白い人たちだなーこんな子と一緒に旅に出られるなんてすごく楽しくなりそー!)キラキラ

しんのすけ「オラ、島巡りやります!」

みさえ「私も、しんのすけに島巡りさせます!」

ハウ「えっ? ほんとー?!」

しんのすけ「ホントと書いてマジと読むのでござる」

ククイ博士「そうか! いい返事だ!」

ハラ「決まり、ですな!」

ハウ「やったー! これからよろしくねー! しんのすけー!」ウキウキ

ククイ博士「それじゃあ早速、ハラさんから最初のポケモンを貰おうか!」




38: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:31:14.10 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「オラ、シロでも構わないけど」

ククイ博士「シロ? ああ、あのペロッパフか!」

みさえ「ダメよ、シロを飼うとき約束したじゃない。ポケモン勝負に出さないって」

ハラ「まずは、外に出ますかな。しんのすけには、三匹のポケモンから一匹を選んでもらいます」




39: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:33:00.68 ID:h8Rc+5Hs0

リリィタウン 広場

リーリエ「あ、博士……どうでしたか?」

ククイ博士「あぁ、リーリエ。しんのすけも島巡りに出ることになったんだ。これからハウと一緒に、しんのすけの面倒を見るんだぞ!」

リーリエ「あ、はい」

しんのすけ「よっ、リーリエちゃん」

みさえ「あら、キレイな子。こんにちは〜」

リーリエ「あ、こんにちは……。博士の助手をしています、リーリエです」

リーリエ「しんのすけさん……。すごいですね、5歳で島巡りをするなんて……」

しんのすけ「いやぁ、これもおねいさんのためですから」

リーリエ(……おねいさん?)

しんのすけ「あとリーリエちゃん。しんのすけさんって呼び方、なんかムズムズするから、普通にしんちゃんでいいよ」

リーリエ「しんちゃん……しんちゃん、ですね?」

しんのすけ「そーそー」

ハラ「皆の衆、雑談はそれくらいにしておきましょうぞ。よーし、ポケモンたち。顔を見せるのですぞ!」




40: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:34:51.16 ID:h8Rc+5Hs0

ハラが三つのモンスターボールを投げる。そこから飛び出してきたのは、くさばねポケモンのモクロー、ひねこポケモンのニャビー、あしかポケモンのアシマリの三匹だった。

モクロー「もふぅ……」

ニャビー「にゃぶ!」

アシマリ「あしゃま?」

みさえ「あらーみんな可愛いじゃない!」

ひまわり「たいやい!」

ハラ「どのポケモンを選ばれますかな?」

しんのすけ「んー……」

ハウ「やっぱ悩んじゃうよねー。おれも一時間近く悩んだもん」

ハラ「ハウよ、今はパートナーを選ぶ真剣な時。黙って見守るのですぞ」

しんのすけ「ど・れ・に・し・よ・う・か・な……」

ハウ&ハラ&ククイ博士&みさえ「」ズコッ

リーリエ「あ、当てずっぽうですか……?」

しんのすけ「て・ん・の・か・み・さ・ま・の……」

モクロー『……こんな小さい子がボクのトレーナーになるのかな?』




41: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:35:50.27 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「お?」

モクロー『え?』

しんのすけ「キミ、今しゃべった?」

モクロー『君こそ、ボクの言葉がわかるのか?』

ハウ「しんのすけーどうしたのー? なんかモクローに言ってるけどー」

みさえ「しんちゃんったら、今みたいにポケモンに向かってブツブツ話しかけることがたまにあるんです」

リーリエ「……本で読んだことがあります。イマジナリーフレンドに似たようなものですか?」

ククイ博士「いいじゃないか! ポケモンと積極的にコミュニケーションを取ろうとするのは、トレーナーとして大事なことだぜ!」

モクロー『初めてだよ、ボクと会話できる人間がいるなんて』

しんのすけ「なんか声もしゃべり方もオラのお友達にそっくりー。ねぇ、お名前はなんていうの?」

モクロー『さぁ? ボクは生まれた時からずっと博士に『モクロー』と呼ばれているだけだから……』

しんのすけ「じゃあカザマくん、と呼んであげよう」

モクロー(風間トオル)『なんかパッとしない名前だな……。そういう君はなんていうの?』

しんのすけ「オラ? オラ野原しんのすけ、ちょっとシャイな今時のナウでヤングな5歳児」




42: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:36:57.68 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「くさポケモンのモクローになされますかな?」

しんのすけ「うん、オラ、カザマくんにするー」

リーリエ「カザマくん……?」

ククイ博士「おお、もうニックネームを付けたのか! よっぽどモクローが気に入ったんだな!」

みさえ「ちょっとー、そんな名前でいいの? カスカベ地方の風間くんに手紙とか送る時ややこしくなるんじゃない?」

しんのすけ「いーのいーの。声がそっくりだし」

ハラ「なにはともあれ、お互い、選び、選ばれてこそ真のパートナーといえますな!」

しんのすけとモクロー(カザマ)は、土俵の上に立つと、互いに向き合った。みんなは一人と一匹の様子を見守っている。

ハラ「それではモクロー……もといカザマは、君を選ぶのか見ましょうぞ!」

モクロー『君がボクのトレーナーになるって言うんだから、しっかりやってくれよ?』

しんのすけ「だーいじょぶだいじょぶ、オラにまっかせなさい!」

モクロー(なんでだろう? しんのすけとはずっと前からいたような親しみやすさを感じるけど、同時に嫌な予感もする。なんとなく、これから何度も振り回されそうな……)

モクロー(まぁ、ずっとボールの中で出番を待っているよりかマシかな。外へ出て、もっといろんなことを勉強したいし)




43: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:39:04.32 ID:h8Rc+5Hs0

モクロー『じゃあ、これからよろしくな、しんのすけ!』

しんのすけ「ほーい!」

トコトコ

モクロー「……もふぅ」

ククイ博士「おっ……!」

リーリエ「!」

みさえ「あら……!」

ハラ「お! モクローも、しんのすけを認めましたな!」

ククイ博士「互いを認めあった君たちは、永遠の友達だぜ!!」

みさえ「よかったわね〜しんのすけ」

しんのすけ「いやぁオラも嬉しいぞ〜大親友の風間くんと一緒に島巡りできるなんて〜」モフモフ

モクロー『ははは、そんなくっつくなよ』

ハウ「あれ〜? まだ出会ったばかりなのに大親友ってどういうことだー?」

リーリエ「モクロー……じゃなくて、カザマさん、ですね」

ククイ博士「よーし! これでしんのすけも、今日からポケモントレーナーだぜ! 僕からも素敵なプレゼントだ!」つポケモン図鑑




44: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:40:45.42 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「あら? これって……」

しんのすけ「ハカセーなにこれ? ゲーム?」

ククイ博士「それはポケモン図鑑。ポケモン図鑑は、出会ったポケモンを自動的に記録するハイテクな道具なんだ!」

しんのすけ「ほうほう」

ククイ博士「君がパートナーにしたモクローも記録されているよ。チェックするといいぜ!」

みさえ「懐かしいわねー。パパが昔、シンオウ地方を旅してたって図鑑を見せびらかしていた頃を思い出すわー」

ククイ博士「そしてこれが、君のトレーナーパスと島巡りの証!」つトレーナーパス&証

しんのすけ「ありがとござますぅ」

みさえ「島巡りの証は私が預かっとくわね。明日、無くさないようにカバンに結んでおくから」

ハウ「なーなー! しんのすけー! 早速おれと勝負しようよー」

しんのすけ「死体ごっこで?」

リーリエ「……死体ごっこってなんですか? ポケモン勝負じゃないですか?」




45: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:41:52.09 ID:h8Rc+5Hs0

ハウ「そのモクロー、かっこいいもん。いっぺん勝負してみたーい」

ククイ博士「おお! 初めてのポケモン勝負だね! ポケモンの技を繰り出し、勝ち負けを決めるんだぜ!!」

ハラ「孫の相手をお願いできますかな。がっぷり4つの勝負を期待しますな!」

リーリエ「わたし……ポケモンさんが傷つく勝負は、ちょっと苦手ですが……しんちゃんを応援しますね」

みさえ「しんのすけー! 頑張ってねー!」

ハウ「よーし、負けないよー!」

ハラ「では、ポケモン勝負――始めませいっ!」


ポケモントレーナーの ハウが
勝負を しかけてきた!




46: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:43:32.63 ID:h8Rc+5Hs0

ハウ「ゆけっ、ニャビー!」ポイッ

ニャビー「にゃぶー!」ポンッ

しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」ビシッ

モクロー『さっそくバトルか! よーし行くぞー!』バサバサッ

ハウ「ニャビー! ひっかくだー!」

ニャビー「にゃぶ!」シャンッ

ザクッ!

モクロー『うわっとっと!』

モクロー『しんのすけ! ボクに指示をくれ!』

しんのすけ「しり?」

モクロー『し・じ!』

みさえ「しんのすけー! ポケモンに命令するのよ」




47: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:45:26.34 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「ほうほう……。じゃ、カザマくん、オラにおしゃくしてくれたまえー」

みさえ&モクロー「」ズコッ

モクロー『指示って、そういう指示じゃなぁぁい!』

みさえ「そうじゃなくて、たいあたりとか、なきごえとか、ポケモンの技に関することよ!」

しんのすけ「ほーほー」

モクロー『それも知らないで勝負を受けたのかよ、お前は!』

しんのすけ「うーん、やっぱりこのツッコミのキレの良さは風間くんそのまんまですな」

リーリエ「あの、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないと思います……」

ハウ「ニャビー! ひのこだー!」

ニャビー「にゃぶぅ!」

ボッ! ボッ! ボッ!

モクロー『お前もう少しトレーナーとしてのメンツというか知識をだな……』

しんのすけ「カザマくん、前、前」

モクロー『え?』クルッ




48: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:46:11.09 ID:h8Rc+5Hs0

ボウッ!

モクロー『あちゃちゃちゃ! あちゃちゃちゃちゃ!』メラメラドタドタ

モクロー「」シュウウゥ

バタッ

ハラ「勝負あり! この勝負、ハウとニャビーの勝ち!」

ハウ「やったー!」

しんのすけ「カザマくん! たいあたりだ!」

モクロー『もう遅いよ! バカ!』

みさえ「あぁ……恥ずかしい」カアアッ

ククイ博士「まぁ、いきなり指示とか技とかって言われても難しかったかな?」

リーリエ「やっぱり、5歳の子に島巡りって無茶な気がします……」

しんのすけ「いやぁ、それほどでもぉ」

リーリエ「褒めてません……」




49: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:47:01.26 ID:h8Rc+5Hs0

自宅

ひろし(電話)『ワッハッハッハッ! それでその、ハウ君にバトルで負けちゃったのか!』

みさえ「そうなのよー恥ずかしいったらありゃしないわ」

ひろし『それにしても、しんのすけが島巡りか……。俺はてっきり11歳まで待つもんだと思ってたけどなぁ』

みさえ「あの時はつい行くって言っちゃったけど、やっぱり心配になっちゃうわねー」

ひろし『なーに、しんのすけなら大丈夫さ。それに先輩のハウ君やククイ博士もいるんだろ?』

みさえ「ええ。それにひょっとしたら、途中でお仕事中のあなたに会うかもしれないわね」

ひろし『そうだな。今度会ったときに、しんのすけがどんなポケモンゲットしているのか興味あるなぁ』

みさえ「ほんとねー」チラ

モクロー『ったく……こんな奴のポケモンになったボクが馬鹿だったよ。こんなことならあの時近寄らなければ良かった』

しんのすけ「んもぅ、オラとカザマくんは運命のあかいいとで繋がれているのよん。そんな冷たいこと言わないで〜」

モクロー『ええいくっつくな! 気色悪い!』

ひまわり「たーいたーい」ピシャシピシャ

モクロー『いてっ、ボクの頭を叩くなよ』




51: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:49:38.55 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「こーらっひま、危ないからカザマくんの頭叩いちゃダメ!」

みさえ「……でもね、もらったポケモンはすごく気に入ってるみたいよ。ニックネームに『カザマ』なんて付けちゃって」

ひろし『へー風間くんの名前を付けたのか。それじゃあ、2匹目はマサオくんとかネネちゃんかもな』

みさえ「かもねー」

ひろし『ま、友達の名前をニックネームに付けてるってことは、それだけあいつはポケモンを大事にしてるってことだ。ちゃんとポケモンもわかってくれるさ』

ひろし『それで、島巡りは明日から始めるのか?』

みさえ「みたいね。最初はこの島からスタートするみたいだから、こっそり見に行っちゃおうかしら」

ひろし『オイオイ、あんまり邪魔になるようなことはするなよ。島巡りはアローラにおける大事な通過儀礼なんだから』

みさえ「わかってるわかってる。ところで、あなたはいつごろ帰ってくるの?」

ひろし『そうだな……俺は今、アーカラ島にいるんだ。アローラのガラガラとダグトリオの生態を調べ終わったら、しばらく休暇がもらえるからその時にこっちに戻るよ』

みさえ「そう……気を付けてね」

ひろし『おう、しんのすけによろしくな』

ガチャ




52: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:50:27.57 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「しんのすけ、今日は早めに寝なさい。明日から島巡りでしょ?」

しんのすけ「オラ、カザマくんの技のチェックメイトしなくちゃいけないので」

モクロー『嘘つけ! さっきから散々ボクをいじくりまわってた癖に!』

みさえ「メイトはいらないわよ」

みさえ「そうそう、お外へ出かける用の服買ったから、明日はそれ着て行きなさい」

しんのすけ「ほーい」




53: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:53:48.21 ID:h8Rc+5Hs0

――翌日

ピンポーン!

みさえ「はーい」

ガチャッ

リーリエ「あっ、こんにちは……」ペコリ

みさえ「あら? あなたは確かリーリエちゃん――」

リーリエ「はい、しんちゃんを研究所へ来るようククイ博士に連れてくるよう言われたので、お迎えに参りました」

みさえ「あぁ、うちのしんのすけがたくさん迷惑かけるかもしれないけど、よろしくね」

リーリエ「はい」

みさえ「しんのすけー! リーリエちゃんが迎えに来たわよーっ」

ホーイ

みさえ「ちょっと待っててね」

リーリエ「あっ、お構いなく」

みさえ「それにしても、行儀のいい子ねー。うちのしんのすけにも見習わせたいわ〜」

リーリエ「あ、ありがとうございます……」ペコリ





54: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:55:16.56 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「来たぞ、みさえー」

みさえ「お母さん、でしょ! ほら、リーリエちゃんが迎えに来たわよ」

しんのすけ「よっ」

リーリエ「あっ……どうも」

みさえ「ほら、しんのすけ、新しいリュックよ」

しんのすけ「おおっ、アクション仮面のリュック! それにマサオくんたちから貰ったカスカベ防衛隊のバッジも付けてある! かーちゃん太もも〜」

みさえ「太っ腹、でしょ? 島巡りの証もそこに結んであるけど、なくしちゃダメよ? カザマくんの入ったボールは持った?」

しんのすけ「持った」




55: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:55:50.94 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「Zリングは?」

しんのすけ「持った」

みさえ「ポケモン図鑑は?」

しんのすけ「持った」

みさえ「フウロの写真集は?」

しんのすけ「持った」

みさえ「んなもん持ってかなくてよろしい!」

しんのすけ「あ〜ん、自分で言ったんじゃ〜ん」

リーリエ「……クスッ」




56: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:56:31.72 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「それじゃ、カザマ君とも仲良くするのよ! いってらっしゃい!!」

しんのすけ「ほいっ」

バタン

シロ「クーン」

しんのすけ「シロ、じゃーね!」

シロ「アンッ!」

リーリエ「優しそうなおかあさま……ですね」

しんのすけ「そうでもないよ。ケチでおケツはでかいし、もうすぐ三十路だし、小皺は目立つし、そろそろきのみの食べ過ぎて体重が……」

バタンッ!!!

みさえ「なんか言った?」ギロッ

しんのすけ「……とっても若くてキレイなおかあさまです、はい」

みさえ「よろしい。旅立つ前に目の前を真っ暗にされたくないなら、発言に気をつけなさい」

バタン

リーリエ「……ふふっ」




57: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:57:23.52 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「で、オラに何の用?」

リーリエ「ククイ博士に「おぉ、リーリエ! 期待の新人トレーナーを研究所に連れてきてよ!」と、頼まれたものですから、わたし、案内いたしますね」

しんのすけ「モノマネあんまし上手くないね」

リーリエ「……と、とにかくついてきてください」

しんのすけ「ほーい」




58: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:57:59.36 ID:h8Rc+5Hs0

研究所周辺

リーリエ「博士の研究所は、草むらの先にあります。なんでもポケモンに囲まれ、技の調査もはかどるそうです。トレーナーではないわたしは、むしよけスプレーが欠かせません」

しんのすけ「なんでリーリエちゃんはトレーナーじゃないのにうしぞらくんをバッグに入れて連れてるの?」

リーリエ「ほしぐもちゃん、です」

リーリエ「ほしぐもちゃん……。コスモッグは、遠いトコロからやってきた珍しいポケモンなんです」

ほしぐもちゃん「ぴゅう!」

リーリエ「不思議な力を秘めていて、わたし……危ないところを、助けてもらったこともあります」

リーリエ「それゆえ、必要としている人もいて……ですから、博士やハラさん……信頼できる人にだけコスモッグのことを教えています」

リーリエ「ですので、秘密ということであらためてよろしくお願いします」

しんのすけ「ほうほう、つまりリーリエちゃんは、後ろ暗くて誰かに見られたくないから、ほしぐもちゃんをバッグに突っ込んでるというわけですな」

リーリエ「……そ、そうです」




59: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 19:59:01.92 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士の研究所前

しんのすけ「なんか建物ボロ〜い」

リーリエ「それはですね……」

ドスッ! ボコッ! ドスッ! ドスッ!

ククイ博士「いいぞ! イワンコ、もっとだ! もっと思いっきり来るんだ!! 僕の体は、ヤワじゃないぜ!」

リーリエ「ふぅ……またですね……。ククイ博士、研究所の中でも技の研究をなさるのです。また、屋根が壊れます」

しんのすけ「ほうほう」

ドスッ! ボコッ! ドスッ! ドゴォ!

しんのすけ「んー、でもオラんちの方がもっと凄い音出すけどね」

リーリエ「3ヶ月前からここでお世話になっているのです。助手としては未熟ですが、なにかお返ししたいのです。ポケモントレーナーでしたら、博士のお役に立てるのに……」

イワンコ「ワォォォン!!」

ドゴォ!!

リーリエ「洗ってきれいにした白衣もボロボロになるし……わたし、お裁縫とかうまくなくて、結局白衣を買うのです……とにかく、入るとしましょう」

しんのすけ「なんか、かーちゃんみたいなこと言うね」




60: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:00:31.39 ID:h8Rc+5Hs0

ガチャ

リーリエ「ただいま戻りました」

しんのすけ「おじゃましまうまー」

ククイ博士「よう! しんのすけ! リーリエもありがとう!」フリフリ

リーリエ「いえいえ、助手ですから……。なにより、お世話になっていますし」

ククイ博士「イワンコの技がキレててね。研究もはかどったよ!」

しんのすけ「キレてないっすよ、キレちゃいないよ」

リーリエ「????」

ククイ博士「おっ、しんのすけ、昨日の赤いシャツからボーダーシャツに一新したのか! 黒キャップもすごく似合っているぜ!」

しんのすけ「そお? オラ別に何も着なくて平気だけど」

リーリエ「それはそれで問題なのでやめたほうがいいです……」

ククイ博士「ところで、しんのすけの図鑑、ちょっと借りるぜ」

しんのすけ「なに? ひょっとしてオラのこじんじょーほーとかプライベートとか見る気?」つ図鑑

ククイ博士「いや、そんなことはしないさ。そもそもポケモン図鑑にそんな機能はないぜ」

ククイ博士「やあ、居心地はどうだい? って、悪くないよね」

しんのすけ&リーリエ「?」




61: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:01:43.67 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「それよりも待たせたね! ようやく荷物が届いたんだよ!」

リーリエ「あ、あの……」

ククイ博士「なんだいリーリエ? 僕は独り言はいわないぜ。図鑑の中には、ロトムというポケモンがいるんだ」

しんのすけ「ロトム? それってお刺身の……」

リーリエ「それはトロです。ロトムさんはですね、電気のような体で、機械に入りこむことができる能力を持つポケモンさんです」

ククイ博士「そう! ロトムの不思議な力を、最大限に活かすため開発された、専用のボディにロトムを入れることで完成する新時代のポケモン図鑑!」

ククイ博士「ポケモンと人の新しいコミュニケーションの形! ロトム図鑑は、世間的にまだ数が少ないレアものだぜ!」

ククイ博士「さらに! 届いたパーツで図鑑をパワーアップすれば――」ピピッピピピッ

ロトム?「ブヒー!」




62: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:07:21.37 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「ああ! すまない、ロトム。驚かせてしまったね」

リーリエ(あれっ? ロトムさんってこんなバネブーさんのような見た目でしたっけ?)

しんのすけ「ほほー?」

ロトム?「ブヒー!」

ククイ博士「ロトム! 君の好きな図鑑をパワーアップしたよ! しんのすけの手助け、頼むぜ!!」

ロトム?「ブヒーブヒヒ!!」

ククイ博士「あぁ分かってる分かってる。また今度、ローンでな!」

リーリエ「ローン?」

ロトム?「ブヒー!」

スーッ

ピピピッカチャカチャ

ククイ博士「ほら! しんのすけ! ロトムが話せるようになっただろ!」

ロトム?(ぶりぶりざえもん)「私はレオナルド・ロトブリオ。アローラ唯一のロトム図鑑だ」

しんのすけ「おおっ、ぶりぶりざえもん!」

ロトム図鑑「ちがーう! レオナルド・ロトブリオ!」




63: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:08:37.95 ID:h8Rc+5Hs0

リーリエ「サポートとは……?」

ククイ博士「ああ、しんのすけはアローラに来たばかりだからね。それに、トレーナーとしての知識もない。だからナビとして、ロトム図鑑を渡すよ。タウンマップとGPS機能があるから、迷子になってもこっちでも探せるよ」

ロトム図鑑「図鑑の使用料百億万円ね、ローンまたはクレジットでも可」

リーリエ「ちょ、ちょっと性格に難ありな気もしますけど……」

ククイ博士「まぁ、慣れると楽しいもんだよ! しんのすけなら、うまくやっていけるさ」

ガチャ

ハウ「アローラー! 潮風に誘われ、遊びに来たよー!」

ハウ「あれー? しんのすけ、イメチェンしたー?」

しんのすけ「最近のりゅーこーを取り入れてみましたー」

ロトム図鑑「私を無視して話を進めるな、このバカ者共が!」

ハウ「あー、それがロトム図鑑なんだー。なんだかぶさいくー」

ロトム図鑑「なんだとー! 電気タイプの中でも最強と謳われるこの私にブサイクだと! ふざけるなジャリボーイ!」

しんのすけ「まぁ、ぶりぶりざえもんにソックリですから」

リーリエ(ぶりぶり……?)




64: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:09:33.47 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「さて、しんのすけも島巡りの証を持ってきたようだね。それじゃあ早速、ここから近くにあるハウオリシティに向かおうぜ! 最初の試練のキャプテンもそこにいるんだ! しんのすけも、そこでポケモンのノウハウを学ぶといいぜ!」

しんのすけ「ほい」

ハウ「おれーポケモンと遊ぶー! ……じゃなくて鍛えるー!!」

リーリエ「島巡り……アローラの人々は、これで世界に触れていくのですね」

ククイ博士「リーリエ、しんのすけをよろしく! しんのすけがロトムに慣れるまで、君がお姉さんになって案内してあげてよ!」

リーリエ「は、はいっ」

リーリエ(お姉さん……ですか。ポケモントレーナーではないわたしでも、しんちゃんの面倒くらいはちゃんと見なくては……)

しんのすけ「えー? オラ道案内されるなら、二十代のビキニのおねいさんの方が……」

リーリエ「そんなわがままがまかり通るわけ無いでしょう……!」

ククイ博士「ま、そう言うなよ、しんのすけ! リーリエの言うことはちゃんと聞くんだぞ!」

しんのすけ「ほーい……」




65: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:13:32.24 ID:h8Rc+5Hs0

ハウオリシティはずれ

しんのすけ「おっきい街ー」

ハウ「あ、そっかあ。しんのすけはまだ、ここに来たばっかだもんねー」

リーリエ「ハウオリシティは、アローラで一番大きな街なんです。ポケモンセンターからマラサダ屋、バトルバイキングと呼ばれるショッピングモール、船乗り場とたくさんのお店や施設が揃っているんですよ」

ハウ「リーリエはさー、街中にしんのすけを案内するんでしょー? せっかくだからみんなでおいしいもん食べに行こうよー」

ロトム図鑑「私はアローラガールの水着姿でも拝んでくるとするか」

ククイ博士「おっと、その前にしんのすけはここにいてもらうよ!」

しんのすけ「えーっ? なんで? オラが絶世の美少年だから?」

ククイ博士「しんのすけに、ポケモンはどうやって戦わせるのか、野生のポケモンの捕まえ方をレクチャーしなくちゃいけないからね!」

ハウ「あーそうだねー」

リーリエ「博士がお教えなさるんですか?」

ククイ博士「いや、せっかくの島巡りだからね! 特別にキャプテンを呼んでおいたよ!」

しんのすけ「キャプテン? 誰? 指名料とか取られんの?」




66: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:15:05.24 ID:h8Rc+5Hs0

???「はい! キャプテンのイリマです」

しんのすけ「おおっ、かーちゃんとひま好みの顔」

ククイ博士「しんのすけ、この人はメレメレ島のキャプテンのイリマだ!」

しんのすけ「キャプテンって、なに?」

ハウ「キャプテンはねーしまキングに挑むための試練を与える人なんだよー」

ククイ博士「カスカベ地方からやってきたしんのすけだよ。カプ・コケコに選ばれた特別な子でね、島巡りチャンピオンになる気マンマンなんだ!」

イリマ「なるほど、やる気満々ならウェルカムですよ! ボクの出す試練でも、是非頑張って欲しいですね」

しんのすけ「よろしくちーとは風間くんが好きなポケモンその1」

イリマ「さて、しんのすけ君! ボクについて来てくれませんか?」

しんのすけ「ほーい」

ハウ「俺もついていくー! なんかあれば教えてあげたいしー」

リーリエ「私も……。トレーナーとはどういうものなのか、知りたいです」




67: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:16:47.68 ID:h8Rc+5Hs0

ハウオリシティ 草むら

イリマ「はい! キャプテンのイリマです」

イリマ「ククイ博士から、しんのすけ君はまだポケモン勝負とはどういうものか、そして野生のポケモンの捕まえ方を知らないと聞きました」

イリマ「なので、僕がレクチャーしたいと思います!」

しんのすけ「手短にね」

ガサガサッ!

ヤングース「シャー!」

イリマ「おっと、野生のヤングースが草むらから飛び出して来ましたね! 野生のポケモンが出てきたら、こちらも手持ちのポケモンを出して応戦するんです!」

イリマ「出番ですよ! ドーブル」

ポンッ

ドーブル「ドー!」

イリマ「そして、ポケモンにどんな技を出して戦わせるか、指示を与えるんです!」

イリマ「ドーブル! にどげりです!」

ドーブル「ドー!」




68: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:17:48.75 ID:h8Rc+5Hs0

ヤングース「キュウ……」

パタッ

イリマ「……とまあ、ざっとですが、ポケモン勝負とはこうして行うんです。相手のポケモンが戦闘不能になればこちらの勝ち。逆に、手持ちのポケモン全員が戦えなくなったらこちらが負けです」

イリマ「そして、野生のポケモンの場合ですが、相手が弱っている時にこうしてモンスターボールを投げると――」つ○

イリマは モンスターボールを 投げた!

ポンッ! コロコロコロ……カチッ

イリマ「はいっ、こうしてポケモンを捕まえることが出来るんです!」つ●

しんのすけ&ハウ「おーっ」パチパチパチ

ロトム図鑑「ふんっ、トレーナーとして当然のことだ」




69: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:18:50.14 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「じゃあしんのすけ君、今度は君が野生のポケモンと戦ってみてください!」

ガサガサ

コラッタ「チュウ!」

イリマ「今度はコラッタが飛び出して来ましたよ! さぁ、戦う準備はできてますか?」

しんのすけ「よーし!」シナイトボクシンググローブ ソウビ

イリマ「あなたじゃなくてポケモンが戦うんです!」

しんのすけ「んもー、なら早くそう言ってよね」スッ

イリマ「あなたは何を見ていたんですか……」

しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

モクロー(カザマ)『……ったく、今度はしっかりやってくれよ』

しんのすけ「おうっ、今しっかりカザマくんの技調べてるからへーきへーき」ピコピコ

ロトム図鑑「あんっ、そこ触っちゃダメっ……///」

モクロー『今じゃ遅いんだよ今じゃ!』

コラッタ「シャー!」ダッ




70: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:19:49.67 ID:h8Rc+5Hs0

リーリエ「しんちゃん、来ましたよ!」

しんのすけ「カザマくん! タイヤキ!」

モクロー『たいあたり、だろっ!』ダッ

ドンッ!

コラッタ「チ、チュウ!」ピョンッ

モクロー『おいっ、コラッタが飛びかかってきたぞ! 早く次の指示を出せよ!』

しんのすけ「えーとえーと……かれは!」

モクロー『かれはじゃなくて、このは!』バッ

カザマが翼をはためかせると、葉っぱの塊がまっすぐコラッタに飛んでいった!

ドカッ! バサバサッ!

コラッタ「チュウ……」

ドサッ!

しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」

ハウ「しんのすけ、カザマー、おつかれー」

モクロー『なんでだろう……大した相手じゃないのにすごく疲れたよ』




71: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:21:19.49 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「うーん……ギリギリ50点ってところでしょうか」

リーリエ「と、言いますと?」

イリマ「できることなら、ロトム図鑑無しで技を覚えて欲しいですね。図鑑を見ている間、相手は待ってくれるとは限らないですよ」

しんのすけ「ほーい」

ククイ博士「しんのすけ、あとはポケモンのタイプと技には相性があることも覚えておくんだ!」

しんのすけ「タイプ? オラは年齢が20代前半でボン・キュッ・ボンでいつも耳掃除してくれるきれいなおねいさんがタイプ」

ハウ「そのタイプ違うよー」

リーリエ「あの……例えば、燃えている火に水をかけると消えますよね? そんなふうに、ほのおタイプのポケモンに、みずタイプの技を与えると、ダメージがバツグンに効くんです」

しんのすけ「ほうほう、つまりとーちゃんはかーちゃんに弱くて、かーちゃんはとーちゃんの足の臭いに弱くて、とーちゃんの足の臭いはとーちゃんに効果がないのと同じってことか」

イリマ「喩えがよく分かりませんが……まぁ、そういうことです」

ハウ「ちなみにー、おれのニャビーはほのおタイプだから、くさタイプのモクローは相性が悪いんだよー。草に火を点けたらすぐ燃えちゃうもんねー」

しんのすけ「そーゆーときってどーすんの?」

イリマ「基本的には、相手のタイプに合わせて、こっちに有利になるポケモンを出せばいいんですよ」




72: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:22:28.41 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「ある程度腕を上げたトレーナーなら、苦手なタイプの対策として自身とは違うタイプの技を覚えさせるパターンもあるけどね」

ロトム図鑑「マニア用語でサブウェポンと呼ばれているヤツだ」

しんのすけ「ほうほう」

イリマ「というわけで、今回特別にモンスターボールを10個プレゼントしますよ。これで是非、モクローの弱点を補うポケモンをゲットしてください」つ○×10

しんのすけ「ありがとござますぅ家宝にいたしますぅ」

イリマ「そこまでしなくていいですよ」ハハハ

イリマ「ちなみにイリマのお得情報ですが、ポケモンセンター内のショップでもモンスターボールが売っているのですが、今ならなんと、10個まとめて買うとプレミアムボールもひとつオマケでついてくるんです! お得でしょう?」

しんのすけ「なんか深夜にやってる通販番組みたいなノリだね」




73: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:23:05.65 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「最後に……ボク、イリマの試練は茂みの洞窟で行います! しんのすけ君のチャレンジをお待ちしていますよ! それでは」スタスタ

しんのすけ「お土産買ってきてねー」フリフリ

ククイ博士「ありがとう、イリマ! かえんほうしゃのように勢いのある熱血指導だったぜ!」フリフリ

ククイ博士「それじゃ改めて、二人とも、しんのすけの案内頼んだぜ! 僕は先に茂みの洞窟の先で待ってるからさ!」

リーリエ「はい!」

ハウ「じゃーさじゃーさ! さっそく行こうよー! しんのすけにアローラのいろんなところ、案内させなきゃ!」ダッ

リーリエ「あっ、ハウさんったら……」

しんのすけ「おーおー近頃の子供は元気に走り回ってよろしいですな」

リーリエ「しんちゃんも子供でしょう? 私たちも行きましょう」




74: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:24:42.97 ID:h8Rc+5Hs0

ハウオリシティ ビーチサイドエリア

ハウ「うーみー!」

ハウ「あ、そーだ! しんのすけってロトム図鑑持ってるんでしょー?」

しんのすけ「いえすいっといず」

ハウ「それでねー、ロトム図鑑ってポケファインダーっていう機能があるんだってー」

しんのすけ「ボケファンタ? そんな機能があるの?」

ロトム図鑑「ポケファインダー。いわゆる写真・動画撮影機能だ。SNSやポケチューブにもアップロードできる。私もよく使っているぞ」

しんのすけ「ポケモンなのに?」

ロトム図鑑「私はハイカラなポケモンだからな。ちなみに、私はさる有名なポケチューバーでもあるのだ!」

リーリエ「それって凄いのか凄くないのか、イマイチわかりませんね……」

しんのすけ「ほーほー、じゃあさっそく」トテトテ

ハウ「しんのすけーどこいくのー?」

しんのすけ「おねいさ〜ん! アロ〜ラ〜♪」パシャパシャパシャ

ビキニのおねえさんたち「アロ〜ラ〜♪」ピース




75: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:27:37.70 ID:h8Rc+5Hs0

ロトム図鑑「よくわかってるではないか、しんのすけ!」

しんのすけ「いやぁどういたまして」パシャパシャ

リーリエ「しんちゃん……なにしてるんですかっ!」カオマッカ

ハウ「あははー! リーリエ顔真っ赤だよー!」

リーリエ「ロトム図鑑さん、さっきの写真は消してくださいね。しんちゃんの教育上よくないですから」ズカントリアゲッ

しんのすけ「えーっ?! 鬼! 悪魔! メノクラゲ!」

ロトム図鑑(消したフリしてバックアップ取っとこ)




76: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:29:06.24 ID:h8Rc+5Hs0

ハウオリシティ ショッピングエリア

リーリエ「では、わたし……ブティックでショッピングをしていますね。ハウさん、お願いします」

しんのすけ「ふんだ」プイッ

ハウ「まだ怒ってるのー? いーじゃん、水着のお姉さんの写真なんてこの先いっぱい撮れるんだからさー」

ロトム図鑑「ぶぁかもの! ただ写真を撮れればいいというわけではないのだ!」

しんのすけ「そーそー! その時、その場所で、そのポーズ、その水着の色のおねいさんの写真が撮れないと価値がないの!」

ロトム図鑑「その通り! 肝心なのは量じゃない、質なんだよ!」

ハウ(ただテキトーに撮ってるようにしか見えないけどなー)

ハウ「まぁいいやーそれよりーしんのすけに紹介したいものがあるのー」

しんのすけ「なぁーに? おねいさんがいないと、オラ行かないよ」

ロトム図鑑「もしくは金になりそうなところでも可」

ハウ「どっちも無いけど、とってもおいしいところだよー」

テクテク

ハウ「ここだよーおいしいものー! マラサダ食べればーポケモンとなかよしー! なかよしポケモンー勝負でいい動きー!」

しんのすけ「マサラダってなに?」




77: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:31:16.48 ID:h8Rc+5Hs0

ハウ「アローラ名物の食べ物だよー。しんのすけもカザマも、ぜひ食べてみてよー。とにかくポケモンがかわいくてーマラサダあげちゃうんだよねー」

しんのすけ「チョコビはないの?」

ハウ「チョコビー? なにそれー?」

しんのすけ「カスカベ地方で売ってるお菓子。くーぜんぜつごの人気のオヤツなんだゾ」

ハウ「知らなーい。アローラじゃ売ってないかもー」

しんのすけ「あ、そう……」

ハウ「そうがっかりしないでよーマラサダ分けたげるからー」

しんのすけ「どれどれみふぁそ」ムシャムシャ

ハウ「さーて、ビーチエリアに戻って叫ぶとするかなー。「本気のじーちゃんに勝つぞー!!」ってねー!」トテトテ

しんのすけ「うーん……あま〜い。あつーいおちゃちゃが欲しいな」ムシャムシャ

サラリーマン「……たか?」

しんのすけ「お? なんだろ」

サラリーマン「スカル団の連中、またポートエリアでたむろっているみたいだぞ……」

OL「じゃあすぐにキャプテンに知らせないと。あの人たち、ロクなことしないもんね」

しんのすけ(スケスケおパンツ団!?)




78: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:33:34.73 ID:h8Rc+5Hs0


しんのすけ「ぶりぶりざえもん! ボンドエリアまで案内してよ!」

ロトム図鑑「それをいうならポートエリアだ。一体何があったのだ?」

しんのすけ「スケスケおパンツ団っていうのがポートエリアにいるんだって!」

ロトム図鑑「スケスケおパンツ団……?」

〜しんのすけ&ロトム図鑑の妄想〜

スケスケおパンツのおねえさんA「うっふ〜ん。あたしたちと一緒にポケモン勝負しましょ?」

スケスケおパンツのおねえさんB「もし私たち勝てたら、さっき穿いてたスケスケのおパンツ、あ・げ・ちゃ・う」

〜妄想終了〜

ロトム図鑑「おっしゃあ! 見に行くぞしんのすけ! ポートエリアはこっちだ!」

しんのすけ「うおーっ!」

しんのすけ&ロトム図鑑「スケスケおパンツ♪ スケスケおパンツ♪」ドドドドド!!!!




79: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:38:25.71 ID:h8Rc+5Hs0

ハウオリシティ ポートエリア

スカル団したっぱB「ヨヨヨー! そのバッグの中に入ってるもの、オレたちにくれないッスカ?」クネクネ

したっぱA「気になるんだよなーそのバッグの中、ガサゴソなにか動いてるなんてよー」クネクネ

リーリエ「だ、ダメですっ! 渡せませんっ!」

したっぱB「それじゃ、いっちょ力づくでやっちゃいまスカ?」

リーリエ「あ、あぅ……」

ドドドドド!!!!

しんのすけ「スケスケおパンツ!」ドドドドド

ロトム図鑑「スケスケおパンツ!」ドドドドド

しんのすけ&ロトム図鑑「スケスケおパンツどこだーっ!」

リーリエ「し、しんちゃん?!」

しんのすけ「お?」

キキーッ!!

しんのすけ「あ、リーリエちゃん! この辺でスケスケおパンツのおねいさん見かけなかった?!」

リーリエ「え? スケスケ……?」




80: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:40:45.10 ID:h8Rc+5Hs0

したっぱB「ヨヨヨー! いきなりなんなんスカ? このじゃがいも頭。弟ッスカ?」

したっぱA「それにしちゃ似てなさすぎだろ。せめてイトコとかそのへんじゃね?」

リーリエ「あ、あの……いまこの人たちに絡まれてて……その、ククイ博士かイリマさんを呼んで頂ければ……」

しんのすけ「え? だれ? これ?」

したっぱA「オレたちを代名詞で呼ぶな!」

したっぱB「オレたちの事を知らないなんて、世間知らずにも程があるじゃないッスカ」

しんのすけ「いやぁ、オラこないだアローラに来たふつつかものでして」

したっぱB「ケッ、よそ者ッスカ。じゃあいっちょ、教えてやるッスカ!」

したっぱA「オレたちは!」クネクネ

したっぱB「泣く子も黙る! スカルのマークが目印の!」クネクネ

したっぱA「スカル団!」ジャキン!

したっぱB「スカ!」ジャキン!

しんのすけ「え? スケスケおパンツ団?」

ロトム図鑑「お前たちが?」

したっぱA「スカル団! どんな耳してたらそんな風に聞こえるんだ!」

したっぱB「このガキどもお下品すぎじゃないッスカ?!」




81: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:41:40.08 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「えー……さっき街でスケスケおパンツ団って聞いたから、てっきりおねいさんだらけだと思ってたのに。男ばっかでガッカリ」

ロトム図鑑「なるほど、スケスケおパンツ団の正体は、スケスケおパンツ専門の下着ドロボー集団だったのか。いやはや、なんと下賎な連中よ」

しんのすけ「ねー」

したっぱA「スカル団っていうワードからそんなふうな発想できる奴に言われたくねーよ!」

したっぱB「いっちょ、このじゃがいも小僧に世の中の怖さ、教えてやらないッスカ?」

したっぱA「さんせー! そこの女の子のバッグ取るのも後ででも出来るしー」

リーリエ「し、しんちゃん……」オロオロ

しんのすけ「…………」チラ

――ロトム図鑑さん、さっきの写真は消してくださいね。しんちゃんの教育上よくないですから!

――し、しんちゃん……

しんのすけ「ハァーやれやれ、しょーがないなぁ」スッ

したっぱB「オレがポケモンを使いこなして、身の程を教えてやるとしまスカ!」

スカル団の したっぱが
勝負を しかけてきた!




82: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:43:20.01 ID:h8Rc+5Hs0

したっぱB「ズバットの恐ろしさ、見せてやるッスカ!」ヒョイッ

ポンッ

ズバット「ズバッ!」

しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

モクロー(カザマ)『初のトレーナー戦か! しんのすけ、イリマさんから教えてもらった事を実践してみるんだ!』

しんのすけ「オラがメイクアップアーティストになるための特訓だっけ?」

モクロー『んなこと教わってないだろっ! もういい! お前に構ってたら先制されちゃうから僕が勝手に行くよ!』バサッ

しんのすけ「あらあら、気が早い子ね……」

したっぱB「なに独り言ブツクサしゃべってるんスカ!」

したっぱA「しかも命令も無しに勝手に突っ込んできたし。懐いてすらいないんじゃね?」

したっぱB「ズバット! おどろかすッスカ!」

ズバット「ズバーッ!」




83: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:44:32.49 ID:h8Rc+5Hs0

モクローがクチバシを突き出してズバットにつつくをしようとした瞬間、ズバットの姿が消えた。そして――

チョイチョイ

モクロー『えっ?』クルッ

ズバット「ズ゙ババッ!」バッ!

モクロー『うわああっ!』

したっぱB「かみつくッスカ!」

ズバット「ズバッ」

ガブッ!

モクロー『いででで!!』ジタバタジタバタ!!!

したっぱA「出た! ボス直伝のおどろかしてかみつくコンボだ!」

しんのすけ「ほうほう、ユニークな作戦ですな」

モクロー『離せよ、この!』ブンブンッ

ズバット「ズバーッ」バッ

しんのすけ「おいしかった?」

モクロー『お前どっちの味方だよ!』ダラダラ




84: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:45:46.45 ID:h8Rc+5Hs0

したっぱB「さーてじゃがいも頭、どうするッスカ?」

しんのすけ「んー……作戦ターイム!」

したっぱB「認めてやるッスカ」

リーリエ「認めちゃうんですか!?」

……

モクロー『……で、どうするんだよ』

しんのすけ「そりゃ、決まってるでしょ。ゴショゴショゴショ……」

モクロー『えーっ? そんなの通用するかなぁ……』

しんのすけ「だってぇ、向こうも出来たんならこっちもできるでしょ? ね、ぶりぶりざえもん」

ロトム図鑑「ま、カザマの技なら可能だ。ガンバレ」

モクロー『お前ら他人事だと思って……ああもう、わかったよ!』

……
したっぱB「終わったッスカ?」

しんのすけ「おたまたませー」




85: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:46:46.69 ID:h8Rc+5Hs0

したっぱB「じゃあズバット! もう一度かみつくッスカ!」

ズバット「ズバーッ」ガパァーッ!

ズバットが再び口を開けて、牙をむき出しにしながらモクローに襲いかかってくる!

モクロー『同じ技を二度も受けてたまるか! このは!』

バサバサバサッ!!!

ズバットの目の前に、モクローの翼から放たれたいくつもの葉っぱ状の羽根が飛び散っていく。
ズバットが葉っぱの羽根に惑わされていると、なんといたはずのモクローの姿が消えていた!

ズバット「ズバーッ?」ドコイッタ?

バッ!

モクロー『ばあっ!』

ズバット「ズバッ?!」ウヒャア!

したっぱB「お、おどろかすッスカ?!」

しんのすけ「今だ! カザマくん!」




86: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:47:37.56 ID:h8Rc+5Hs0

モクロー『よーし、思いっきりつっついてやる! 喰らえ!』シャキーン!

ドドドドドドド!!!!

何度も何度も、モクローのクチバシがズバットの身体に打ち込まれていく!

ズバット「ズ、ズバ……!」

ピクピク……

相手の ズバットは 倒れた!

しんのすけ「正義は勝つ! ワーッハッハッハッ!」

したっぱB「まじっスカ!? じゃがいも頭に負けちゃったッスカ!?」

しんのすけ「これがオラ考案の、このはおどろかすつつくコンボだゾ!」

したっぱB「オレの作戦のパクリじゃないッスカ!」

しんのすけ「そういうの幼稚園でまだ習ってませんから」エッヘン

したっぱA「きったねぇ〜!」

イリマ「それは果たしてあなた達が言えることでしょうか?」

全員「!?」




87: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:50:25.01 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「はい! キャプテンのイリマです!」

イリマ「街の人から、あなた達が悪さしているという通報を受けたので、やってきました」

イリマ「これ以上、僕の知人に迷惑をかけるというのなら、ゼンリョクでお相手しますよ? キャプテンを倒せる、良い機会だと思いますけど」ニコニコ

したっぱA「うっ……」

しんのすけ「おおっ、かっこい〜」

したっぱA「ヘッ! イリマのポケモンなんか、いりませーん!!」

したっぱB「ここはいったん、ズラかるッスカ!」

しんのすけ「お風呂入れよー」

スタスタスタコラサッサ!

イリマ「……やれやれ、です」

しんのすけ「助けて下さり、ありがとございまするぅ」ペコリ

リーリエ「それ、私のセリフです……」

イリマ「しんのすけ君。失礼ながら、今の戦いの一部始終、しっかり見てましたよ」

イリマ「戦い方はまだまだ未熟ですが、友人を守るために、スカル団に立ち向かったその勇気は満点です。きっとしんのすけ君なら、僕の試練を突破できますよ」

しんのすけ「ま、オラの手にかかればチョチョイのチョイでござる」

イリマ「改めて茂みの洞窟で、お待ちしております。ロトム図鑑でご確認くださいね。では、アローラ!」テクテク




88: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:52:24.54 ID:h8Rc+5Hs0

リーリエ「……あの」

しんのすけ「なに?」

リーリエ「また、助けられました……ありがとうございます」

ロトム図鑑「お助け料百億万円ね、ローンも可」

モクロー『お前なんもしてないだろ!』

しんのすけ「カザマくん、まだいたんだ」

リーリエ「その……しんちゃんは試練の場所に向かうんですよね……。一緒に行ってもいいですか?」

しんのすけ「どーして?」

リーリエ「わたし……その、よく迷うんです。服も買えませんでしたし……試練の場所へ向かう2番道路を探していたら港に出てしまって……スカル団の方たちに絡まれて……」

リーリエ「なので、ロトム図鑑さんを持っているしんちゃんと一緒なら……迷うこともないと思うんです」

しんのすけ「あのねぇリーリエちゃん、それって他力本願って奴じゃない?」

リーリエ「そ……れは」

しんのすけ「ところで他力本願ってどんな意味だっけ?」

リーリエ「」ズルッ




89: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:53:54.82 ID:h8Rc+5Hs0

2番道路

ロトム図鑑「茂みの洞窟はここからまっすぐ進めばあるぞ」ピコピコ

しんのすけ「ごくろーさん」

リーリエ「……しんちゃん」

しんのすけ「お?」

リーリエ「ポケモンさんと力を合わせて、スカル団と戦う姿……。すごかったです。だからしんちゃんはあの時、トレーナーでもなかったのに、ほしぐもちゃんを助けられたんだって……」

リーリエ「しんちゃんは……ポケモンに選ばれたんだって、わたし、わかったんです」

リーリエ「カプ・コケコさん……。ポケモン勝負が好きだと、リリィタウンで聞きました。カプ・コケコさんに会えたら、どうしてしんちゃんやほしぐもちゃんを助けてもらえたのか、わかるのでしょうか……?」

リーリエ「しんちゃん……?」

しんのすけ「ヘイヘイそこのおねいさん! オラと愛の試練を受けに行きませんか〜?」

リーリエ(全然聞いてません……)ガクリ

ほしぐもちゃん「ぴゅい!」

リーリエ「ほしぐもちゃんも、そう思いますか?」

リーリエ「さっき、頼もしく助けてくれたのかと思うと……ああやってすぐ女の人に声をかけるなんて……しんちゃんは、ハウさんとはまた違う掴みどころのなさで困ります」ハァ




90: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:55:09.78 ID:h8Rc+5Hs0

茂みの洞窟 ポケモンセンター前

ハウ「おー! しんのすけーリーリエー!」フリフリ

しんのすけ「ほっほーい! ハウくーん!」ピョンピョン

ハウ「これから試練受けるんでしょー?」

しんのすけ「まぁね」

リーリエ「どちらから先に、試練を受けるんですか?」

しんのすけ「オラ先やりたい! オラ先やるー!」

ハウ「いいよー。じゃあ、おれはしんのすけが終わるまで、ポケセンで待ってるねー」

リーリエ「私もポケモンセンター内のカフェで待ってます。試練、頑張ってくださいね」

しんのすけ「ほいほーい!」

ハウ「茂みの洞窟はねーカプ・コケコにゆかりがあってねー、島巡りとかで許されて、やっと入れる場所なんだー。だからポケモンも強いと思うよー」

しんのすけ「だいじょぶだいじょぶ、スケスケおパンツ団に勝てたからへーきへーき!」

ハウ「スケスケおパンツー?」

リーリエ「スカル団、です!」

しんのすけ「じゃ!」




91: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:56:49.01 ID:h8Rc+5Hs0

茂みの洞窟 キャプテンゲート前

イリマ「はい! キャプテンのイリマです!」

しんのすけ「本日4回目ー」

イリマ「お待ちしていましたよ、しんのすけ君!」

しんのすけ「『いや〜ん待った〜?』『いや、今来たとこだぜ!』『嘘ばっかり。でもアタシ、そんなあなたの優しさに惚れたの〜』」

イリマ「え、えーっと……試練の説明をしてもよろしいでしょうか?」

しんのすけ「おかまいなくー」

イリマ「コホン……。僕の試練は、ここから歩いて散歩! この茂みの洞窟で行います! ただ、茂みの洞窟で暮らすポケモンは、かなり手ごわいですよ」

しんのすけ「そんなんでいいの?」

イリマ「もちろん、ただの散歩ではありません。キミがするべきことは……洞窟奥の台座から、Zクリスタルを手に入れて僕のもとへ持って帰ってくること!」

しんのすけ「おつかいみたいなものか。確かにオラにとっては試練みたいなものですな」

イリマ「ポケモンももちろん、襲ってきますので、君のモクローとのコンビネーションが試されます」

???「キーキーキークー!!!!」

しんのすけ「おおっ、何いまの音?」




92: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:57:30.09 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「ああ! 言い忘れていたことがひとつあります。強いポケモンがたむろする洞窟ですが、さらに強い『ぬしポケモン』が住み着いています。……試練をクリアするための、最大の障壁となるでしょうね!』

しんのすけ「ほーほー……」

イリマ「ちなみに、試練を達成するまで外に出られませんし、ポケモンも捕獲できませんからよく覚えておいてくださいね」

しんのすけ「おトイレ行きたい時はどーすんの?」

イリマ「そ、それは先に済ませるべきです。というか、今もよおしているんですか?」

しんのすけ「ううん、今は平気」

イリマ「じゃあ用を済ます前に、試練を先に済ませちゃいましょう」

しんのすけ「うまいこというねー」

イリマ「さて、島巡り7つの試練、そのうちの1つ――それでは……イリマの試練、はじめ!」

試 練 開 始 !

しんのすけ「うっしゃあー! なんでもかかってこーい!」ドタドタドタ!!!




93: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 20:58:52.66 ID:h8Rc+5Hs0

茂みの洞窟の中

キー キー クー クー ワルイデー ザコチャーウ

しんのすけ「いろんなポケモンの鳴き声がするー」テクテク

ロトム図鑑「茂みの洞窟とかけまして、あくむを見せるポケモンと解く」

しんのすけ「その心は?」

ロトム図鑑「だぁー暗い」

しんのすけ「ぶりぶりざえもんの座布団全部持ってって」

ロトム図鑑「おいっ! そこは「座布団一枚やって」って言うもんだろうが!」

モクロー『おいおい……今は試練中だぞ? ふざけてる場合じゃないだろ』

しんのすけ「あれ? カザマくんいつの間に?」

モクロー『君たちだけだと心配だから出てきたんだよ。それより、早く試練を達成しようよ』




94: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:00:21.17 ID:h8Rc+5Hs0

ダダダダッ!

???「ヨヨヨー!」

しんのすけ「お?」

モクロー『こいつら確か……』

したっぱA「リベンジ・オブ・ポートエリア! おれらのこと、覚えてるか?」クネクネ

しんのすけ「どちら様だっけ?」

したっぱA&B&モクロー「」ガクッ

したっぱB「そうでスカ……」

ロトム図鑑「ネタがベタベタだな。もうちょっと捻りを入れるべきだ」

しんのすけ「あ? やっぱりィ?」

したっぱB「……って、覚えてるじゃないスカ! 忘れたふりッスカ!?」

しんのすけ「んもー分かってるよー。スケスケおパンツ団の人たちでしょ?」

したっぱB「スカル団! いい加減覚えて欲しいッスカ!」




95: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:02:18.74 ID:h8Rc+5Hs0

したっぱA「って、どうでもいいよ! こいつの試練をジャマするため、忍びこんできたんだぜ!!」

したっぱB「そうでした! それではさっそく、コイツのポケモン、奪いまスカ!」

しんのすけ「えー? それじゃあおにいさんのポケモンちょーだい」

したっぱB「それじゃただの交換じゃないッスカ!」

モクロー『てゆうかボクを取引に使うなよ!』

したっぱA「ええい! どうでもいいって言ってるだろ! 始めるぞ!」


スカル団の したっぱが
勝負を しかけてきた!


したっぱA「スリープ! じゃがいも頭をひねり潰せ!」ヒョイッ

ポンッ

スリープ「スリィィィプ!」

しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」

モクロー『ったく、トレーナーとしての自覚をもっと持って欲しいよ……』バッ




96: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:03:25.22 ID:h8Rc+5Hs0

したっぱA「スリープ! モクローにねんりきで石を飛ばせ!」

スリープ「スリィィィ……」ムゥ〜ン

スリープが目を閉じて一心に念じると、洞窟に転がっている小石や岩がふわりと浮き始めた。

スリープ「……ィィップ!!!!」

スリープが目を見開くと、岩が一斉にカザマへ向かって飛んできた!

モクロー『うわっ! 危ない!』バサッバサッ!

したっぱA「逃がすんじゃねーぞ! 岩でメッタ打ちだ!」

スリープ「スリィィィプ!」

カザマが空中を飛ぶと、その後ろを岩もついていく!

モクロー『くそっ! このままじゃ技が出せないよ!』バサバサバサ!

ロトム図鑑「おいっ、なんとかならんのか?」

したっぱA「なるわけないだろバーカ!」

したっぱB「スーッカスカスカスカ!」

しんのすけ「んー……」

しんのすけはスリープとスカル団、そして岩と逃げるカザマを順に見据える。




97: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:04:27.23 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「カザマくん、そのままあっちに突っ込めばいいじゃん」ユビサシッ

カザマ「え? あ、なるほど!」クルッ

したっぱA「はーっはっはっは!」

したっぱB「スーカスカスカ! ……スカ?」

ゴウウウウッ!!

したっぱA「なんかこっち来てないか?」

したっぱB「まさか正真正銘のダイレクトアタックっスカ!?」

カザマはスリープを横切り、更にスカル団も横切っていく。その後にやってくるのは、もちろん……

したっぱたち「うわあああああっ!」

ドカドカドカドカ!!

したっぱA「」ピクッピクッ

したっぱB「」スカッスカッ

スリープ「」ピクッピクッ

ロトム図鑑「フッ、口ほどでもない」

モクロー『だからお前何もやってないだろっ!』




98: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:06:52.67 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「じゃ、いこいこ」テクテク

モクロー『でも、相手の攻撃を利用するなんて、しんのすけにしちゃ考えたな』

したっぱB「お、覚えてろ……ッスカ」

したっぱA「……いいか? 相棒がスカ スカ言ってるのは、記憶に残るためだからな……。本当におぼえておけよ……スケスケおパンツって言うなよ……」ガクッ




99: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:07:41.58 ID:h8Rc+5Hs0

茂みの洞窟 ぬしの間

モクロー『あっ、あれがZクリスタルかな?』

しんのすけ達の目の前には、台座があった。その中には、透明のZクリスタルが輝いている。

しんのすけ「ほっほーい!」ダッ!

ロトム図鑑「ふん、結構あっけないもんだったな」

モクロー『でも待って。僕たち、なにか忘れているような……』

???「ぬしゃしゃ!!」

モクロー『!?』

ロトム図鑑「んあ?」

しんのすけ「?」

ピョンッ!

ズシンッ!!

ラッタ「ぬっしゃーっ!」


茂みの洞窟 ぬしポケモン
ラッタ 出現!




100: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:10:07.08 ID:h8Rc+5Hs0

モクロー『そうだ! ぬしポケモンだ!』

ラッタ「ぬっしゃああああっ!」ゴウッ!!

モクロー『なんかオーラ纏ってる!』

しんのすけ「本気でキレた時のかーちゃんみたーい」

ロトム図鑑「どうやら能力が上がっているようだな。あれがぬしポケモンの強さの秘訣か」

モクロー『よーし! 試練達成してZクリスタルを手に入れるぞ! それっ!』バサバサッ

モクローはこのはで、葉っぱ状の羽根がラッタへ飛び散っていく。そしてすぐに急接近すると――。

モクロー『ばあっ!』ヒョッイッ

ラッタ「キークー?!」ビクッ!

モクロー『よしっ! 今のうちに!』クチバシツキタテッ!

ドスドスドスドス!!!

ラッタ「シャーッ!」

しんのすけ「おおっ、やるー」

ロトム図鑑『いいぞ我がしもべよ。そのままぬしポケモンを蜂の巣にしてしまえ』




101: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:11:26.47 ID:h8Rc+5Hs0

ラッタ「ッシャー!」ブンッ

モクロー『うわっ!』

ラッタがカザマを振り切ると、いきり立って前歯をむき出しにして襲いかかってきたっ!

ガブッ!!

モクロー『いっでぇぇぇっ!』

しんのすけ「おおっ、二度目のかみつき」

ロトム図鑑「いや、あれは『いかりのまえば』だ。死にはしないが、体力の半分は持ってかれたな」

しんのすけ「おいしい?」

ラッタ「ッシャ!」b

モクロー『だからお前はどっちの味方だよっ!』

ラッタ「……キィーッ! シャーッ!」

ラッタがさっきまでと違う、甲高い声を上げた。すると……。

コラッタ「シャー!」ピョンッ




102: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:12:18.35 ID:h8Rc+5Hs0

モクロー『うわっ、なんでコラッタが!?』

しんのすけ「飲みに誘ってきたんじゃない?」

ロトム図鑑「あとはラッタに告白してきたとか」

モクロー『どう見ても違うだろっ!』

コラッタ「ヂュッ!!」ダッ

ドカッ!

モクロー『ぐあっ!』

しんのすけ「カザマくーん!」

ロトム図鑑「今のはでんこうせっか、か」

ラッタ「シャーッ!」

コラッタ「シャー!」

モクロー『いてて……どうしよう、これじゃ2対1だ』

ロトム図鑑「私にいい作戦がある。私一人だけではダメだ。しんのすけも協力する必要がある」

しんのすけ「なに?」




103: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:14:03.02 ID:h8Rc+5Hs0

ロトム図鑑「……カザマをラッタたちの餌にして、その隙にZクリスタルをいただき、ふたり揃って茂みの洞窟を脱出するのだ」

モクロー『…………』ブチッ

ドカッ! ドカッ! バキッ! ドカッ!

モクロー『いいかげんにしろよこのブタ! ガブリアスのサンドバッグにしてやろうか?!』ドカッ! ドカッ!

ロトム図鑑「ジョーク! ジョーク! アローラジョーク! あっいいこと思いついた!」

モクロー『もしまたくだらない作戦だったら、お前をラッタの餌にするからな?』

ロトム図鑑「あれを見よ」ユビサシ

ロトム図鑑が指さした場所……崖の上に、大岩があった。

ロトム図鑑「あれをなんとかラッタの頭に落とせば、それだけで勝てるのではないか?」

しんのすけ「ラッタくんを煽って、壁にぶつければいいんじゃない?」

モクロー『よーし、それでやってみよう』

モクロー『やーい、来てみろ来てみろー!』バッサバッサ!

ラッタ「…………」

テクテク

モクロー『お、おい、どこ行くんだよ?』




104: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:15:16.71 ID:h8Rc+5Hs0

ラッタは大岩のある崖近くに来ると、カザマの方へ一度振り返った。まるで、しんのすけたちを嘲笑うように。そして――

ラッタ「ぬっしゃーっ!」タックル!

ドンッ!
ゴロッ…

ズシン! !

モクロー&ロトム図鑑「」

しんのすけ「見抜かれましたな」

ロトム図鑑「この作戦は失敗だな……」

モクロー『なに冷静に実況してんだよ! おバカ!』

ラッタ「シャーッ!」ダッ!!

コラッタ「シャーッ!」ダッ!!

モクロー『うわわわーっ!』

ラッタとコラッタが、前歯をむきだしにしながら、逃がさないと言わんばかりに左右からカザマに挟み撃ちを仕掛けてくる!




105: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:19:19.71 ID:h8Rc+5Hs0

ドドドドド!!!

モクロー『もうダメだー!』

しんのすけ「カザマくん! 上、上!」

カザマ「えっ? ……ハッそうか!」バサッ!!

カザマは飛び出すように上空へ羽ばたいた! そして、後に残ったコラッタとラッタが向かい合うように走ってくる!

ラッタ「シャ?! シャーッ!」バタバタ

コラッタ「シャーッ!?」バタバタ

ドシンッ!

ラッタ「ヌ……シャー……」ピクピク

コラッタ「」ピクピク

モクロー『やった! 同士打ちだ!』

しんのすけ「車は急に止まれないもんだ。気をつけなきゃ」

ラッタ「シャー……」フラフラ

ラッタは 洞窟の奥に 姿を 消した!




106: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:20:20.91 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「なんというトレーナーでしょう!」

しんのすけ「お?」

イリマ「ボクが鍛えに鍛えあげた、ぬしポケモンをああいう形で倒すだなんて……! 悔しいですが、さすがとしか言いようがありません」

ロトム図鑑「ふん、私の完璧な計画が功を奏したな」

モクロー『お前結局役に立ってなかったじゃないか!』

イリマ「ポケモンと力をあわせ、イリマの試練――達成です!」

イリマ「さあ、台座のZクリスタルを!」

しんのすけ「ほっほーい!」トテトテ

しんのすけは ノーマルZを 手に入れた!

しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」

試 練 達 成 !




107: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:21:50.79 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「いま、手に入れたのがノーマルタイプのZクリスタル……! その名も、ノーマルZ!」

イリマ「それをたいあたりなど、ノーマルタイプの技を使えるポケモンに持たせて!」

バッ! バッ! バッ! ジャーン!

イリマ「このように、エレガントなポーズをすることで、ノーマルタイプの技を強める、Zパワーを放てますよ!」

しんのすけ「おーっ! かっこいー! オラもやってみよーっと!」

バッ! バッ! バッ! プリッ! ジャーン!

しんのすけ「こうですな?」

イリマ「お、おしりは出さなくて結構です……」

しんのすけ「んーこの方がしっくりくるんだけど」




108: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:22:41.95 ID:h8Rc+5Hs0

イリマ「コホン……。そうそう、言い忘れていたことがひとつ、ありましたね」

イリマ「試練を行う場所には、先ほどのラッタのように、一際強いポケモンがいます。それに、アローラ地方のポケモンは助け合いなのか、戦いのときに仲間をよぶのですよ!」

モクロー『なるほど、僕はずっとククイ博士の研究所の中で育ってきたから知らなかった……』

しんのすけ「世間知らずだな、カザマくん」

モクロー『るさい』

イリマ「しんのすけ君も、ポケモンもひとまずはお疲れ様です。洞窟の入口まで戻りましょうか」

しんのすけ「ほーい」




109: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:25:29.42 ID:h8Rc+5Hs0

茂みの洞窟 ポケモンセンター前

イリマ「さて、しんのすけ君! メレメレ島にいるキャプテンは、ボク1人! つまり試練も1つです。試練を終えたことを、しまキング……ハラさんに、報告しておいてくださいね!」

しんのすけ「なんで?」

イリマ「島のキャプテンの試練を全て乗り越えたら、今度はしまキングに挑戦するからですよ。それが島巡りのルールなんですから、忘れちゃダメですよ」

ククイ博士「おお! しんのすけ! イリマの顔を見るに、試練達成かな」フリフリ

しんのすけ「ハカセー!」フリフリ

ククイ博士「Zクリスタルを手に入れたみたいだね。では、僕からのプレゼントだ! Zパワーについて、お教えしよう! よーく見ておくんだぜ!」

しんのすけ「なるべくシリプリにね」

イリマ「シンプル、です」

ガサガサッ

ガーディ「アオオオン!」

ククイ博士「ゆけっ、イワンコ!」

イワンコ「ワンッ」

しんのすけ「おおっ、都合よくポケモンが草むらから飛び出してきた!」




110: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:26:58.50 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「ノーマルZと、ノーマル技を持っていれば、Zパワーが使える! さあ、見ててごらん!」

バッ! バッ! バッ! ジャーン!

ピカッ! ゴウッ!!

イワンコは Zパワーを 身体に まとった!

イワンコが 解き放つ
全力の Zワザ!

ウ ル ト ラ ダ ッ シ ュ ア タ ッ ク !

ククイ博士「よーし! 思いっきり行くんだ!」

イワンコ「ワオオオン!」

 Zパワーを纏いながら、イワンコが全速力でガーディに向かって突っ込む!

ドドドドドド!!

ドカッ!

ガーディ「ヤナカンジー!」

キラン!

しんのすけ「おーっ!」パチパチパチ




111: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:27:56.12 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「ふう……! トレーナーの思いをポケモンに重ねるZパワーは、くたびれるね……」

イリマ「そう、Zパワーはトレーナーの体力と思いを使って発揮されるんです。一回の勝負では、一回が限度。更に言えば、しんのすけ君はまだ子供ですから、勝負が終わったあとは長時間の休憩をおすすめします」

しんのすけ「ますます必殺技っぽいですな」

イリマ「ところで、心なしか博士の顔が浮かないようですが……」

ククイ博士「ああ! ドわすれしていた! あれなんだ!3番道路でリーリエとはぐれてしまってね……」

しんのすけ「えーっ? 迷子になったの? 世話がかかりますな」

ククイ博士「しんのすけ、彼女を探してくれないか?」

しんのすけ「めんどくさ、自分でやれば?」

ククイ博士「そうかぁ……しょうがないなぁ。さっきたまたま、ポケモンセンターで知り合いから巨乳のおねえさんの生ポスターを貰ったんだけど、いらないかぁ」ガサガサ

しんのすけ「いりますやります! うおーっ! リーリエちゃんどこだーっ!」ドドド!

ククイ博士「おおっ、全力のZワザに負けずとも劣らないスピードだ!」

イリマ「それじゃあ、僕も念のため、洞窟の様子を見にいきますね」

ククイ博士「ああ、手分けして探すとしよう!」




112: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:29:04.88 ID:h8Rc+5Hs0

3番道路 メレメレの花園

太陽の光を浴びて明るい金色に咲き乱れる花々。そこにリーリエはいた。
だが、そばに居るはずのコスモッグは、リーリエから花畑と草むらで隔たれたように、はるか遠くの場所で花を眺めていた。

リーリエ「ほしぐもちゃん……無茶しないで」

ほしぐもちゃん「ピュイ! ピュイ!」

ドドドド!

リーリエ「?」

しんのすけ「ほっほーい! リーリエちゃんみっけ! 早くハカセからポスターもらってこよ!」

リーリエ「あ、あの……」

しんのすけ「なに? 今オラいそがしいの」

リーリエ「ほしぐもちゃんが、草むらの奥に入っちゃったのです……」

ピューイピューイ>

しんのすけ「ほんとだ」

リーリエ「吊り橋でひどい目にあったのに、あのコったら……。野生のポケモンさんがでてきても、戦える技、ないのに……」オロオロ

リーリエ「それで、私の代わりに助けに行ってくれませんか?」




113: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:30:33.02 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「えーめんどくせ……ま、ポスターを貰うためにはしょうがないかぁ」ヌギヌギ

リーリエ「え? あの、なんでズボンを脱いでるんですか?」

しんのすけ「お花畑に出現したケツだけ星人、ただいまお花摘みちゅう〜! ブリブリ〜ブリブリ〜!」

ガサガサガサッ!

リーリエ「」

しんのすけ「ブリブリ〜ブリブリ〜!」ガサガサガサッ!

オドリドリ「ピョッ!?」ビクッ

アブリー「リッ!?」ビクッ

チュリネ「チュリ!?」ビクッ

観光客「わっ! なになに!?」ビクッ

しんのすけ「ブリブリ〜ブリブリ〜!」ガサガサガサッ!

ほしぐもちゃん「ぴゅ?」

しんのすけ「よ! ほしぐもちゃん。オラのおケツに乗れば〜?」

ほしぐもちゃん「ぴゅい! ぴゅい!」ピョンッ




114: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:31:30.27 ID:h8Rc+5Hs0

ガサガサガサッ!

しんのすけ「ブリブリ〜ブリブリ〜!」ガサガサガサッ!

ほしぐもちゃん「ぴゅーいぴゅーい!」ピョンピョン

ガサガサガサッ!

しんのすけ「戻ったぞみさえ〜」

ほしぐもちゃん「ぴゅいぴゅーい!」

リーリエ「…………」カオマッカ

しんのすけ「さ、バッグの中にお戻りなさい」

ほしぐもちゃん「ぴゅい!」モゾモゾ

しんのすけ「また後でやったげるからね。いい子にしてるんだよ?」

ほしぐもちゃん「ぴゅ? ぴゅーい!」ジブンデチャックシメル

リーリエ「あの……恥ずかしくないんですか……?」フルフル

しんのすけ「いつもやってることなんでーほーらブリブリ〜!」

リーリエ「やめてくださいっ! こっちが恥ずかしいですっ!」

しんのすけ「んも〜せっかく助けてあげたのに」




115: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:32:37.80 ID:h8Rc+5Hs0

3番道路

ハウ「しんのすけー! あーリーリエいたー!」

リーリエ「ハウさんはどうして?」

ハウ「試練をこなしたからさー。新しいポケモンと一緒にこなしたんだよー」

ピカチュウ「ぴっかー!」

しんのすけ「ほうほう、通ですな」

ハウ「ねーねーどれだけ強くなったのか確かめさせてー」

しんのすけ「いやオラ、試練とケツだけ星人で疲れちゃったからいいや」

ハウ「ケツだけ星人?」

リーリエ「わたしに聞かないでください……」

ハウ「????」

ククイ博士「おお! さすがしんのすけ! リーリエを見つけてくれて感謝してるぜ!」

しんのすけ「まったく参っちゃうよね。方向音痴を探すのにも一苦労ですよ」

リーリエ「花畑でおしり出してる人に言われたくないです……!」




116: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:39:02.55 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「ハウも試練達成おめでとう! ニャビーとピカチュウと一緒にいい技を出したんだろ?」

ハウ「えへへー。ぬしに勝って、しんのすけもおれもー強くなってるよねー! じーちゃんに勝てるかなー?」

リーリエ「どういうことでしょうか?」

ハウ「試練をこなせばー、次はしまキングと戦うんだよー!」

ククイ博士「そう! しまキングとの戦い――その名も大試練! 技の研究をしている僕からすれば、興奮のポケモン勝負が続くわけだ!」

ハウ「いやいやー」

ククイ博士「おーし! めざすぜリリィタウン! おいかぜ吹かせて、3番道路を下ろうぜ!」

しんのすけ「ハカセハカセ、例の物は?」チョイチョイ

ククイ博士「ああ、そうだったね! お礼のポスターだ!」つポスター

ハウ「なんのポスター? 見せて見せてー」

ペラッ

ハウ「ミルタンクのポスターだー」

ククイ博士「アーカラ島のオハナ牧場にいる、オカミという妙齢のミルタンクだよ。これだけ乳が大きいと、ミルクのみの回復量もすごいだろうなぁ」

しんのすけ「」

ハウ「ねーなんで落ち込んでるのー?」




117: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:43:43.39 ID:h8Rc+5Hs0

リリィタウン 広場

ククイ博士「帰ってきたぜ! リリィタウン!」

リーリエ「ぐるっと島を一周してきたんですね」

しんのすけ「長いようで短い旅でしたな」

ハラ「やあ、皆の衆。どうやら、無事、キャプテンの試練をこなしたようですな!」

ハウ「じーちゃーん! 俺もしんのすけも試練、達成したよー」

ハラ「おお! 確かに、二人ともZクリスタルを持っているようですな。大試練を受ける資格、バッチリおありですぞ」

リーリエ「ところで、この騒ぎは一体何ですか?」

ハラ「ちょうど、明日、ゼンリョク祭りがありましてな」

ハラ「アローラ地方には4つの島があり、守り神のポケモンがいるのです」

ハラ「守り神ポケモンがわれらのそばにいてくれること。それに感謝をあらわすのが、明日の祭りなのですな」

しんのすけ「お祭り? もしかして屋台とかテキヤとか出る?」

ハラ「ハッハッハッ。しんのすけ、残念ながら祭りといっても田舎の小さなもので、みんながカプ・コケコに捧げる勝負を見てはしゃくだけですな」

しんのすけ「ちぇーがっかり」




118: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:44:44.38 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「ハラさん、二人の大試練はそこで……?」

ハウ「ちょうど良いところで、試練を達成してくれた、ということですな。明日のお祭りで、大試練も兼ねて行おうと思いますな」

リーリエ「なにがあるのでしょうか?」

ほしぐも「ぴゅい!」

ククイ博士「ごきげんなポケモン勝負。技と技のぶつかりあい! ゼンリョク祭りでは、カプにポケモン勝負を奉げるんだぜ!」

リーリエ「では、おふたりがハラさんと勝負なさるのですね。ポケモンさんが戦うのは傷ついたりするので苦手ですが、わたし……きちんと見ます」

ククイ博士「しんのすけ、ハウ、君たち二人が明日のお祭りを盛り上げるんだ!」

ハウ「おー! 盛り上げちゃおーね! しんのすけー!」

しんのすけ「おー!」

ククイ博士「しんのすけ! メレメレのしまキング、ハラさんは強いぜ! かくとうタイプのポケモンを使いこなすトレーナーだよ!」

ククイ博士「ひこうタイプやエスパータイプの技を鍛えておくといいかもね!」

ハウ「だからーカザマとは相性がいいんだよー。がんばってー」

しんのすけ「ほいっ!」




119: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:45:34.67 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「それじゃあ今日は日も暮れているし、家まで送ろうか」

しんのすけ「やれやれ、これからうるさい中年ブロイラーのところへ帰るのか」

ハウ「しんのすけーそんなこと言っていいのー?」

しんのすけ「へーきへーき、かーちゃんが中年ブロイラーなのは事実ですし。なんならもっと言ってあげようか? 妖怪ケチケチオババ、三段ハラ、たいしぼうポケモンミサイドn」

げ    ん

こ    つ

みさえ「帰ってきたと思ったらいきなりママに対してなんてこと言ってるのよアンタはぁぁぁ!」グリグリグリグリ

しんのすけ「あへぇぇぇぇ!」

ハウ(後ろに居たのになんで気付かなかったんだろー?)

ククイ博士「お、この間見たあの技だ! 奥さん、後でその技、ぜひ僕にも掛けてくれませんか?」

リーリエ「は……博士?」




120: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:49:07.88 ID:h8Rc+5Hs0

自宅

みさえ「へぇ〜じゃあ一個目の試練が終わって、今度はハラさんに挑戦するの? 早いわね〜」モグモグ

しんのすけ「それにオラ、スケスケおパンツ団の人たちとも戦って、勝ったんだよ」モグモグ

みさえ「す、スケスケおパンツ団?」

モクロー『スカル団!』モグモグ

ロトム図鑑「スケスケおパンツ専用の下着ドロ集団、だからスケスケおパンツ団なのだ」

みさえ「あら、や〜ねぇ。一昔前に世間を騒がせたロケット団とかプラズマ団と比べると大したことなさそうだけど……」

モクロー『だから違うって言ってるだろ! あぁ、なんでこんな奴らだけしか、僕の言葉が分からないんだ……?』

ひまわり「たいや、とうていやったい!」

しんのすけ「あーんダメっ! オラのZクリスタルなんだから」

ひまわり「ぶーっ! たいっ!」バッ

ダダダダダ!!!
ガラガラガッシャーン!!

みさえ「わっわっ! ご飯が!」




121: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 21:50:19.85 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「うわーっ! なんとかしてぶりぶりざえもーん!」

ロトム図鑑「こっそり撮ってあったイリマの生写真!」カシャカシャ

ひまわり「きゃーっ! でへへへ……」キラキラ

モクロー(……この兄にしてこの妹あり、だな)

モクロー『ところでしんのすけ、明日のハラさんの試合どうするのか考えてるのかよ?』

しんのすけ「だいじょぶだいじょぶ」

モクロー『本当かよ。しっかりしてくれよな、ホント。試練だって、実質マグレみたいなものだし』

しんのすけ「トオルちゃん心配性ねぇ、ママのオッパイ飲む?」

モクロー『やめろよその言い方! なんかムカつくな!』

モクロー(まぁ、相手はかくとうタイプの使い手だからタイプ相性では心配ないけど、コイツだからなぁ……)

みさえ「こーら、カスミの水着写真集なんて読んでないで、早く寝なさい。明日、大試練なんでしょ?」

しんのすけ「えー? これからがオールナイトなのに」

ロトム図鑑「コラ! 画面を舐めるな! 私は精密機器なんだぞ!」

ひまわり「レロレロ〜」ペロペロ

モクロー(不安だ……)




122: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:00:58.78 ID:h8Rc+5Hs0

翌日
リリィタウン・広場

ワイワイ ガヤガヤ

みさえ「芋洗い状態ってわけじゃないけど、人がいっぱい来てるわねー」

しんのすけ「そうだね」オイモゴシゴシ

みさえ「本当に芋洗ってるんじゃないの! どっから持ってきたのよ……」

ククイ博士&ハウ「おーい、しんのすけー!」フリフリ

リーリエ「……こんにちは」ペコリ

しんのすけ「ハカセー! ハウくーん! リーリエちゃーん!」フリフリ

みさえ「あ、どうもー」

ひまわり「やっ」

ハウ「ねーねーしんのすけーどっちが先にやるー?」

しんのすけ「なにが?」

ロトム図鑑「トイレの順番か?」

リーリエ「ハラさんと戦う順番じゃないですか?」

ハウ「そうそう。おれ、どっちでもいいよー。最初に出てもートリを飾ってもーどっちもみんな盛り上がるしー」




123: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:01:55.55 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「じゃあオラ先やるー!」

ハウ「やっぱりー言うと思ったー」

しんのすけ「ハウ君にハラのおじさんの手の内を見せてやるという、オラのしんこー心に、カンシャするがいいー!」

みさえ「おいおい……」

ククイ博士「それを言うなら、親切心だぜ!」

ハウ「あははー結構しんのすけって計算高いんだねー」

ハラ「決まりましたかな?」

しんのすけ「ハラのおじさん!」

ハウ「じーちゃん、しんのすけが最初にやるってー」

ハラ「ほうほう、先にしんのすけからですか。カプ・コケコに選ばれた期待の新人と最初にバトルとは、このハラ、ハラハラしますぞ!」

しんのすけ「ほうほう、やっぱりオヤジギャグはトシを重ねるにつれてセンスが磨かれるのですな」

ハラ「お! しんのすけもこのハラの渾身の駄洒落、分かってくれますかな?」

しんのすけ「うんうん」

ハラ「……さて、駄洒落はここまでにして、それでは祭りを始めるとしますかな」




124: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:03:30.03 ID:h8Rc+5Hs0

土俵上

ハラ「島に暮らす命。島巡りを楽しむもの」

ハラ「すべての無事を、祈ります」

ハラ「ではこれより、しんのすけとハウに対する大試練と供に、島の守り神カプ・コケコに奉げる、ポケモン勝負をはじめます」

ククイ博士「試練をこなしたしんのすけと、ポケモンたちの勝負……どんな技に魂をこめて繰り出すのか、楽しみだぜ!」

リーリエ「はい、あの……トレーナーではない私にも、スゴイことだと、わかります」

ほしぐもちゃん「ぴゅい!」

ハウ「お互いが楽しく思えるなら、きっといいポケモン勝負になるよねー」

みさえ「しんのすけーっ! 頑張ってー!」

ひまわり「たいやーい!」

シロ「アンアンッ!」

しんのすけ「ほっほーい!」

スゥーッ
ドシンッ

ハウ「……せいっ!」

しんのすけ「おおっ、ごこふみ」




125: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:04:46.96 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「おおっ、ごこふみ」

ククイ博士「しんのすけ、それを言うなら四股踏みだぜ」

ハラ「お待ちしておりました、島巡りに挑む者たちよ。あらためて、あいさつをしますかな」

ハラ「メレメレ島のしまキング、ハラと申します」

しんのすけ「オラ、野原しんのすけ5歳」

ハラ「では、始めるとしますか。メレメレ島、最後の試練にして、しまキングとのポケモン勝負!」

――その名も 大試練!

ハラ「では、しんのすけ! カプ・コケコにかがやく石を託されたきみと! パートナー、カザマのゼンリョク、みせていただこう! こちらもゼンリョク! オニのハラでいきますぞ!」

ハラ「大試練っ! はじめぃ!!」

しまキングの ハラが
勝負を しかけてきた!




126: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:06:33.73 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「ゆけぃ! マクノシタ!」ヒョイッ

ポンッ

マクノシタ「マクーッ!」

しんのすけ「カザマくん! レッツラゴー!」ヒョイッ

ポンッ

モクロー『よーし! 負けないぞ!』

しんのすけ「おっしゃー! カザマくん、突撃〜!」

モクロー『オーケー!』バッ

ハラ「マクノシタ、猫騙し!」

カザマがマクノシタをつつくより先に、マクノシタが体格に合わない動きで、急接近する。

マクノシタ「ホーッ!」スゥーッ

パチンッ!

モクロー『うわっ!』




127: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:08:00.63 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「そのままつっぱり!」

マクノシタ「マクーッ!」

ドンッ!

モクロー『ぐあっ!』

ドサッ!

しんのすけ「カザマくんっ!」

モクロー『平気だよ! このまま行くぞっ!』バサバサッ

モクローは勢いよく飛び出し、マクノシタにつつくを繰り出す!

ハウ「反撃ですぞ!」

マクノシタ「マクッ!」

マクノシタがもう一度つっぱりを出そうとする直前、モクローは急上昇して回避。そして背後へ回り込んだ!

モクロー『えいっ! えいっ!』ドスッ! ドスッ!

マクノシタ「マッ、マクッ!」ブンッ

モクロー『おっと!』ヒョイ




128: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:10:28.88 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「カザマくん! 今のもっかい!」

モクロー『よーし!』バッ!

マクノシタ「マクッ!」ブンッ

モクロー『遅いよ! 喰らえ!』

カザマはつついては回避するを繰り返し、マクノシタを翻弄していく。マクノシタも反撃を試みるが、カザマのすばやさに追いつけない!

マクノシタ『マ……マクゥ』

モクロー『へへん、どうだ!』

しんのすけ「もーいっちょー!」

みさえ「その調子よー!」

ククイ博士「つつくのヒットアンドアウェイか。回避しつつ、多角的に相手を攻めるいい戦法だ!」

リーリエ「でも、しんちゃんは何も命令しないまま、カザマさんが勝手につつくを繰り出してますよ? トレーナーは、ポケモンさんに技の命令をして戦わせるんですよね?」

ハウ「そこはしんのすけもカザマも分かってるんじゃないー? だってしんのすけはカザマの言葉が分かるんでしょー?」

ロトム図鑑「私もポケモンだから言葉が分かるぞ。ほめ称えろ」

リーリエ「あれはしんちゃんがしゃべってると思い込んでるだけだと思いますが……」




129: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:11:51.05 ID:h8Rc+5Hs0

モクロー『よしっ、そろそろ向こうも弱ってきたな! とどめを刺すよ!』

しんのすけ「おっしゃー! 行けー!」

カザマが急降下して、クチバシを突き立てながら弱ったマクノシタへ突っ込む!

ハラ「マクノシタ! 砂かけですぞ!」

マクノシタ「マ……クッ!」

ザッ!

モクロー『わっ! 目に砂がっ!』

しんのすけ「カザマくん! そのまま真っ直ぐ!」

ドスッ!

マクノシタ「マ……ク」

ドサッ

相手の マクノシタは 倒れた!

ククイ博士「まずは一匹、倒したな!」

みさえ「でも……」

モクロー『ううっ……目が……』フラフラ




130: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:12:29.37 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「一つの技に拘り過ぎて、慢心致しましたな! まだもう一匹、ポケモンが残っていますぞ!」スッ

ハラ「ゆけぃ! マケンカニ!」ヒョイッ

ポンッ

マケンカニ「カァ〜ニッ!」

ハラ「それでは、私とマケンカニのゼンリョク、とくとお見せいたしましょうぞ」スッ

ククイ博士「出るぞ、ハラさんのZワザが……!」

ハウ「じーちゃん、ここで決める気ー?」

ハラ「ウーッ! ハーッ!」

バッ! シュッ! ドスドスドスッ!

ピカッ! ゴウッ!!

マケンカニは Zパワーを 身体に まとった!

マケンカニが 解き放つ
全力の Zワザ!

マケンカニ「カァァニィィィ!!」

ぜ ん り ょ く む そ う げ き れ つ け ん !




131: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:14:35.39 ID:h8Rc+5Hs0

マケンカニ「カニカニカニカニカニカニカニカニカニカニ!!!」

ゼンリョクのマケンカニが放つ無数の拳がカザマを襲う!

しんのすけ「カザマくん!」

モクロー『ハッ!』

ドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!

マケンカニ「カニカニカニカニカニカニカニカニカニカニカニ」

モクロー『ぐあっ! ああっ! があっ!』ガガガガガッ!!

マケンカニ「カニィッ!」

フィニッシュに、マケンカニ自身がオーラを纏ってカザマへ突っ込んでくる!

ドドドドドドド!!!

ドッゴォ!!

モクロー『うわぁぁっ!』

ドサッ ゴロゴロッ

しんのすけ「カザマくん、だいじょぶ?」

モクロー『うっ、ボクは大丈夫……』ムクッ




132: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:15:42.19 ID:h8Rc+5Hs0

モクロー『しんのすけ……アレをやるから、タイミングを教えてくれ。じゃないと、僕らはこのまま負けちゃうから……頼んだよ』

しんのすけ「ほ、ほい!」

リーリエ「カザマさん、とってもボロボロです……」

ククイ博士「マクノシタとの戦いでのダメージも引いているからね。ひこうタイプ故の身軽さで、攻撃をある程度回避して持ちこたえたってところかな」

みさえ(しんのすけ……)ギュッ

モクロー『うっ……』フラッ

ハラ「これでとどめですな! マケンカニ、おいうち!」

マケンカニ「カニッ」ジリジリ

ハウ「うわー! 負けちゃうよー!」




133: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:17:09.74 ID:h8Rc+5Hs0

スッ!

マケンカニが拳のようなハサミを振りかざしたときだった!

しんのすけ「……今だ!」

ムクッ!

モクロー『わっ!』

マケンカニ「カニッ?!」ビクッ

ハラ「!」

ククイ博士「おおっ、倒れたフリして驚かせたのか!」

しんのすけ「カザマくん! ゴーッ!」

モクロー『くらえっ! さっき喰らった分だっ』キランッ

ドスドスドスドスドスッ

マケンカニ「カ、カニッ!」

ハラ(この技の組み合わせは――)

ハラ「マケンカニ! グロウパンチ!」

モクロー『おっと、危ない!』スカッ




134: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:18:39.53 ID:h8Rc+5Hs0

モクロー『しんのすけ! Zワザで決めるぞ!』

しんのすけ「ブ・ラジャーッ!」

バッ! バッ! バッ! プリッ! ジャーン!

ピカッ! ゴウッ!!

カザマは Zパワーを 身体に まとった!

カザマが 解き放つ
全力の Zワザ!

ウ ル ト ラ ダ ッ シ ュ ア タ ッ ク !

しんのすけ「カザマくん! ファイヤーッ!」

カザマ『おりゃああああ!』

Zパワーを纏いながら、カザマが全速力でマケンカニに向かって突っ込む!

ドドドドドド!!

ドカッ!

マケンカニ「カニィィィ!」

ヒュウウウ

ロトム図鑑「え? ブヒッ!」ドゴォ




135: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:20:01.92 ID:h8Rc+5Hs0

土俵の場外まで吹き飛ばされたマケンカニは、ロトム図鑑を巻き込みながらヤシの木に激突! そのまま目を回して動かなくなった。

マケンカニ「」ガクッ

ロトム図鑑「」ピクピク

相手の マケンカニ(ついでにぶりぶりざえもん)は 倒れた!

シーン

みさえ「……やったの?」

ククイ博士「はい、あれでは動けないでしょうね」

リーリエ「じゃあ、しんちゃんの勝ちなんですね!」

ハウ「勝った勝ったー!」

ワァァァァ!!!

モクロー『はは……しんのすけ! 僕たち、勝ったんだ!』

しんのすけ「へぇぇ……疲れた」グダッ

ハラ「……おおう、あっぱれ!」

傷ついたポケモンを労うようにボールに戻しながら、ハラはしんのすけに近付いた。

ハラ「けして番狂わせなどではない。なんと……よいトレーナー。そして、よいポケモンですな!」




136: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:20:46.44 ID:h8Rc+5Hs0

しんのすけ「いやぁどういたまして」

モクロー(だけど、不思議な気分だ。戦い終わった途端、身体の奥底から、Zパワーとは違う、なにか別の力が湧き上がってきた気がする。なんだろう、これは)


――カプゥーコッコ!!


ハラ「おお! カプ・コケコのさえずり!」

ハラ「ふむう! カプ・コケコは、強くなった君たちと戦うのが楽しみなのか……」

ハラ「よし! パートナーのポケモンに、トレーナーの力をわけあたえるZクリスタルを 受け取られよ」

しんのすけ「ほいっ!」

しんのすけは カクトウZを 手に入れた!

しんのすけ「正義は勝つ! ワッハッハッハッ!」

モクロー『これでメレメレ島の試練はクリアーだ!』

大 試 練 達 成 !




137: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:22:17.74 ID:h8Rc+5Hs0

ハラ「しんのすけよ、かくとうタイプのZパワーを使うには、腕をこうして……腰をこのようにしたポーズをとれ」

バッ! シュッ! ドスドスドスッ!

しんのすけ「ほいっ! こうですね!」

バッ! シュッ! ブリッブリッブリッ! 

みさえ「尻は出さなくていいの!」

ハラ「しんのすけ! これにてアローラ地方1つめの島! メレメレ島での試練をすべて達成、ですな!!」

しんのすけ「ほっほーい!」

みさえ「よかったわね、しんちゃん!」

しんのすけ「みさえのダイエットよりは上出来だもんねー」

げ    ん

こ    つ

しんのすけ「」




138: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:23:10.07 ID:h8Rc+5Hs0

みさえ「アンタはいちいち一言無駄が多いのよ!」

ハラ「……ゴホン!」

ハラ「ところで、しんのすけ。さっきの、おどろかすからのつつくの流れですが……」

しんのすけ「お?」

ハラ「相手をひるませて、追撃を加える技の組み合わせ。……本来は、バトル開始に行い、相手に攻撃させる間を与えず一気呵成を体現した戦法です。かつて、このハラの弟子が好んでいた戦い方ですな」

ハラ「その戦い方、どこで教わりましたかな?」

しんのすけ「スケスケおパンツ団の人たちがやってたのを真似したの」

リーリエ「スカル団です。ハウオリシティのポートエリアで、絡まれていたところを助けてもらったんです」

ハラ「スカル団……なるほど」

ククイ博士「さ、次はハウの番だ! しんのすけのようにゴキゲンな技の応酬、期待してるぜ!」

しんのすけ「おおっ、頑張ってハウくん!」

みさえ「私たちも応援するわよー!」

ハウ「ありがとー! じゃあ頑張ってくるー!」フリフリ

ロトム図鑑「誰か私を助けろ……!」ボロッ




139: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:24:21.74 ID:h8Rc+5Hs0

ハウの大試練戦終了後

ハウ「えー?! おれの活躍カットなのー?!」

しんのすけ「この作品のしゅやくはオラですから」エッヘン

ハウ「そんなー」ガックリ

ロトム図鑑「現実は厳しいのだよ、少年」

リーリエ「あの……なにを二人でお話しされているんですか?」

しんのすけ「オトコ同士のお話です」

ククイ博士「二人とも、まずは大試練突破おめでとう! ハウもハラさんからZリングが貰えたようだな!」

ハウ「えへへ、これでおれもしんのすけみたいにZワザが使えるんだよねー」

しんのすけ「これで、オラとハウくんは切っても切れないカンケーになったのね〜」

みさえ「しんちゃんがハウ君と戦った時、カザマくんにロクに指示が出せなかったのが遠い昔の出来事に思えるわ〜」

ハラ「二人とも、凄まじい成長性ですな」ポンポン

ハウ「えへへー」




140: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:25:33.02 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「さて、次の舞台はアーカラ島だ! 川からジャングル、火山とアローラの中でも様々な自然に富んだ場所なんだ!」

しんのすけ「おージャングル! マンキーさんとアクション仮面を思い出しますな。ね、ひま」

ひまわり「たいやー!」

リーリエ「あの……しんちゃんとハウさんにお願いしてもいいでしょうか?」

ハウ「なにー?」

しんのすけ「サインが欲しいなら、事務所を通したまえ」

リーリエ「ほしぐもちゃんを……もとの住処に戻してあげたいのです。……以前、お話したように、このコのおかげでわたしは危ないところを助けられました。ですから、お礼をしたいのです!」

リーリエ「でも、ポケモントレーナーではないわたしにはできないことばかり……。だからお二人に助けてもらえたら……! ワガママだというのは、よくわかっているのですが……」

ハウ「おれは別にいいよー」

しんのすけ「ま、リーリエちゃんはオラが面倒見なきゃダメダメみたいですからな」

みさえ「こーらっ、そういうこと言うんじゃないの!」

リーリエ「……ありがとうございます。うれしいです、とっても困ってましたから。では、私たち、次の島にもついていきますね!」

ほしぐもちゃん「ぴゅい!」モゾモゾ




141: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:26:30.67 ID:h8Rc+5Hs0

ククイ博士「さーて! そうと決まればヨットの整備だ。リーリエ、手伝ってくれるかい?」

リーリエ「はい!」

ハラ「では、ここらでお開きにするとしますかな」

ハウ「じゃあまた明日ねー!」フリフリ

リーリエ「こういうとき、さよならというのですね」

しんのすけ「違うよ。オラが引っ越してくる前、みんなこう言ってたよ。『またね』って」

リーリエ「そうなんですか?」

しんのすけ「うん、さよならだとずっと会えなくなるから縁起が悪いって、よしなが先生が言ってた」

リーリエ(そういえば、しんちゃんは遠いカスカベ地方からアローラへ引っ越してきたんでしたっけ……。お友達や学校の先生など、大勢の人達と別れてきたのでしょう)

リーリエ(また会えることを信じて別れたのですから、確かに、「さよなら」と言うのはふさわしくないのかもしれません)

しんのすけ「じゃ、そゆことで〜」

リーリエ「」ガクッ

リーリエ「そこは『またね』じゃないんですか……」




143: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/02(金) 22:34:57.40 ID:h8Rc+5Hs0

【おまけ】

しんのすけ「それなーにー?」

リーリエ「これですか? ブティックでいただいたのです。なにも買っていないのですが……なんでも来店99999人目記念だそうです。でも、しんちゃんにあげても、しょうがないですよね」

しんのすけ「おーこの化粧品知ってるー」

リーリエ「えっ? 知ってるんですか?」

しんのすけ「うん、かーちゃんがよく使ってるから。ちょっと失礼して」

ヌリヌリ

しんのすけ「ほーら、オラいつもかーちゃんの化粧品でイタズラしてるから、お化粧がすごくうまくなったのよ〜ん」

リーリエ「そ、そうですか……」




146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 22:51:03.00 ID:AWkCyJxo0

おつです

しんのすけにリーリエショックとかなんか劇場版の終盤のお別れみたいだぁ・・・




147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/02(金) 22:55:24.00 ID:VQzAT4gt0

しんちゃんウツロイドに寄生されても平常心でいそう




149: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/03(土) 10:53:32.97 ID:jmaz9O8d0

翌日

ハウオリシティ ポートエリア

しんのすけ「ほっほーい!」

ククイ博士「お、ようやく来たか!」

みさえ「スミマセン、寝坊してしまって……」

しんのすけ「うわっ、ボロっちいヨット」

ロトム図鑑「私たちが乗り込んだらすぐ沈没するんじゃないのか? ええ?」

みさえ「コラッ! 失礼でしょ」

ククイ博士「古いんじゃないぜ、クラシックスタイルだからさ」

リーリエ「味わい深さがあって、わたしは好きですけれど……」

ハウ「でもやっぱ不安になるかもー」

ハラ「では、全員揃ったことですし、そろそろ行かれますかな?」

ククイ博士「そうですね、向こうで人も待たせていますし」

しんのすけ「誰?」

ククイ博士「会ってからのお楽しみさ」





150: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/03(土) 10:55:32.40 ID:jmaz9O8d0

ハウ「じゃあじーちゃん、行ってくるねー」

ハラ「うむ、ハウよ。ポケモンと供に島巡りを終えて、いつか本気のハラと戦えるようになるのを、楽しみに待っていますぞ!」

ハウ「うんー! 頑張ってくるー!」

みさえ「しんちゃんも、3人の言うこと、ちゃんと聞くのよ」

しんのすけ「えーっ! かーちゃんも来ないの?」

みさえ「当たり前でしょ。引越しの荷物整理しないといけないし。ひまとシロもいるのよ?」

ひまわり「たーよたーよ!」

しんのすけ「……」

みさえ「ママと離れ離れになって寂しい気持ちは分かるわ。でもね、これは一人でやらなきゃいけないことだから」

みさえ「しんちゃん?」

しんのすけ「やったやったー! オラ自由だー! フリーダーム! イエーイ!」

みさえ「」ガクッ

みさえ「……そういうヤツよね、アンタは。えぇ、分かってたわよ」

みさえ「そういえば、パパがお仕事でアーカラ島にいるみたいだから、ひょっとしたら会えるかもね。もし会ったら、島巡りで体験したこと、ちゃんと話しなさいよ」

しんのすけ「その時にはとーちゃんも、たくさんの女巡りを体験しているわけですな」

みさえ「だから縁起でもないこと言うなっつーの!」




151: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/03(土) 10:56:21.44 ID:jmaz9O8d0

トコトコ

イリマ「おめでとうですよ、しんのすけ君、ハウ君!」

しんのすけ「お、イリマ君」

ひまわり「キャーッ!」キラン

みさえ(あら、イケメン)

イリマ「お二人がアーカラ島へ行くと聞いて、見送りに来ました!」

イリマ「二人共、ゴキゲンなZパワーでしたね。また今度、ポケモン勝負をしましょう!では、キミたちの島巡りに! 未来に、幸ありますように!」

ハラ「しんのすけ! ハウ! ポケモンや人に出会うことで、人生はおもしろくなりますぞ!」

しんのすけ「ほいっ!」

ハウ「はーい!」

ククイ博士「よーし! そろそろレッツ・クルージングといこうか!」

しんのすけ「それじゃーアーカラ島に出発おしんこーオボンのぬか漬けー!」




152: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/03(土) 10:57:13.29 ID:jmaz9O8d0

しんのすけ「じゃーねー! かーちゃーん! お土産買ってきてねー」フリフリ

ハウ「じーちゃーん!」フリフリ

シロ「アンッアンッ!」

みさえ「しんのすけ……気を付けてね」

イリマ「心配いりませんよ、しんのすけ君は僕の試練も、ハラさんの大試練も乗り越えたんですから。あの子達なら、きっと島巡りを終えられますよ」

ハラ「昼間の月……夜の太陽……」

ハラ「見えなくても存在するものに、思いを馳せられるかどうか。アローラの島を巡り、いろんなポケモンや人の見えるもの、見えないものを考え、いつか、カプ・コケコに会うのですな」

みさえ「私たちも、二人の成長を楽しみにしながら待ちましょう。私たちにできることはそれだけですものね」

ハラ「うむ。では、それぞれの場所に戻りますかな」

イリマ「はい!」




153: 超超ゴルーグロボ ◆g/SXBgh1y6 2017/06/03(土) 10:59:00.12 ID:jmaz9O8d0

海上

ハウ「うみー!」

ハウ「ねーねー博士! もっとスピードだしてー!」

リーリエ「博士のヨットに無理をさせると、海のもくずになります」

ハウ「アハハー! それに、リーリエの帽子が飛んじゃうよねー」

しんのすけ「おーっ! モーレツー!」バタバタ

ククイ博士「そんな古いネタ、よく知ってるなぁ」

ハウ「ジャングルに川に、火山かぁ、なんかいっぱいあってわくわくするよねーしんのすけ!」

しんのすけ「オラはきれいなおねえさんがいれば、たとえ火の中水の中あの子のスカートの中ー」

ロトム図鑑「ポケファインダーの準備はいつでもOKだ、しんのすけ」

しんのすけ「うーん、どんなおねいさんがいるのか楽しみになってきた」

ハウ「しんのすけとぶりぶりざえもんは平常運転だねー」ヘラヘラ

リーリエ「はぁ……」

…… …… …… …… ……
【メレメレ島編 おしまい】
…… …… …… …… ……




しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】【パート5】【パート完】


・SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介でした
 【SS速報VIP】しんのすけ「アローラ地方を冒険するゾ」
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