転載元:ξ ゚゚)ξは女友達が欲しいようですル

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:10:07.29 ID:9LwgXKkb0

昼休み、教室で昼食を食べながら、ツンはとびっきりのネタ話を披露していた。

( ;ω;)「マジかおwwwwwwwwww信じらんねーおwwwwwwwwww」

(;A;)「ひゃっはーwwwwwwwwwあひぃwwwwwwwwwwwwwwww」

(´;ω;`)「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwwwwwwwwwwww」

ξ;;)ξ「マジwwwwwwうけるでしょwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

彼女は人形のように整った顔を、ぐしゃぐしゃにして笑った。
鼻水が出ている気もしたが、拭くのは後回しにする。
オチのテンポが死んでしまうからだ。





 


【※殿堂入り】地上波で「マ●コが見えた」と伝説になったシーンがこちらwwwwこれはヒドイわwwww...
【※マジキチ】ク リ ト リ ス に 注 射 器 で 肥 大 剤 打 っ て み た っ た 結 果wwwwwwwww...
【放送事故】大雨で女子アナの服が濡れて透け…⇒完全に丸見えになっている…
【悲報】手コキ動画流出のグラドル「日本一お●ぱいがキレイな女子大生」石原佑里子、引退wwwwwww...
【ボッキ不可避】熱湯風呂で視聴率が最も上がる瞬間がこちらwwwwwwwwwwwwwwwww(GIFあり)
【※露骨】『橋本マナミのヨルサンポ』 とかいう最初から最後までお●ぱいマンスジまみれの露骨番組www...
【※悲報】佐々木希さん、かかとがクリ●リスに当たってビクン!!!ってなるww ←ガチでワロタwwww...
【※速報】第71回全日本体操選手権でおマ●コを晒した16歳の梶田凪とかいう娘wwwwwwwwwwwww...
娘「愛してるわ……パパ」父「……俺もだよ」
アスカ「でもプラグスーツの中でオシッコすると気持ちいいわよね」
嫁「セ○クスは嫌です無理ですお断りしますとても不潔です」
コナン「なあ服部。妙だと思わねーか?」服部「ああ。あのオッサンのケツ……」
【悲報】やっすいラブホに行くとこうなるwwwwwwwwwwwwwwww(画像あり)
【ついに陥落】エ□成分少な目なお堅い温泉番組“秘湯ロマン”、ついにマンチラ放送事故をやらかす・・・・...
なんちゅーフ●ラだよ…見てるだけでチ●ポがビンビン!精子が枯れるほど抜けるフ●ラGIF画像がヤバいwww
薬剤師「ジェネリック医薬品がオススメですよ」男「今までのでいいです」薬剤師「しかしお安いですよ?」
リア充「この中に一人いらない奴がいまーすwwww」リア充彼女「ww」キョロ充「それなw」俺「ヒッ」
男「ここがコメダ珈琲か……」カランカラン 客「見ねぇツラだな」客「よそ者がきやがったぜ」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:12:20.73 ID:9LwgXKkb0

ξ;;)ξ「でねwwwwwその黒人が言ったのよwwwwwwwwww」

( ;ω;)「なんてwwwwwwwwwwwwwww」

ξ ゚ p゚)ξ「『クーン』」

(((((( ;ω;))))))「ぶははははははwwwwwwwwwwwwwww」

(;A;)「ラスカルかてめぇはwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

(´;ω;`)「くぱぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ξ;;)ξ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

決まった。ストライク。バッターアウト。
盗み聞きしていたのであろう、机に突っ伏して寝ていたはずのクラスメイトまで吹き出す、出来のいいトークだった。




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:15:30.64 ID:9LwgXKkb0

( ^ω^)「あー、面白かったおwwwツンはほんと最高だお!」

ξ*゚ー゚)ξ「ふふんっ! それほどでもないけどね!」

(´・ω・`)「いやいや、マジでバカw 女にしとくのがもったいないぐらいだよwww」

ξ*゚゚)ξ「なによー、失礼しちゃうわね! それに性別は関係無くない?」

('A`)「女といえば……」

ドクオが眉間に皺を寄せて黙り込んだ。
ツンの顔をまじまじと見て、それから教室内を見渡し、視線を戻す。

('A`)「お前ってさ」




('A`)「女友達いなくね?」




ξ;゚д゚)ξ「!!!!!??」




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:18:07.69 ID:9LwgXKkb0

耳を疑った。
倒れそうになった。
悪い夢に違いないと思いたかったが、五感がそれを否定した。

理由はわからない。
認めたくはない。
知られたくもなかったが、ドクオの言ったことは正解だ。

ツンには同性の友達がいなかった。
いつも野郎達の中にいた。
居心地が悪いわけではなかったが、女としてこれでいいのかと不安になる。


いや、はっきり認めるべきだろう。
ツンは同性の友人がいないのが、コンプレックスだった。
欲しくて欲しくて堪らなかったが、誰も仲良くしてくれなかった。




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:19:46.09 ID:9LwgXKkb0

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ξ ゚゚)ξは女友達が欲しいようです










11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:22:44.78 ID:9LwgXKkb0

(´・ω・`)「いくらいつも僕らといるからって、その発想は飛躍しすぎじゃない?」

('A`)「いやいや、わからんぞ。こいつ結構男ノリだしさ」

( ^ω^)「うーん、確かにツンが女子といるとこ見たことないお。
      でもだからって決め付けるのは……」

会話なんて聞こえちゃいなかった。
背中に汗をかき、足が震えた。
ツンは渾身の力で拳を握り、なんでもないような顔をする。

('A`)「まあ、ちょっと気になっただけだから、別にこの話し掘り下げようなんて気は――」

ξ ゚−゚)ξ「は? あんたらなに言っちゃっての?
       てか、普通にいるし。友達ぐらい普通いるし」

('A`)「おお、そうかそうか。まあ、そりゃそうだよな」

ξ ゚−゚)ξ「私、超いるし。友達いるし。マジ予定山だし。寝る暇ないし」

('A`)「ああ、分かったよ」

ξ ゚−゚)ξ「ガチでいるし。マジいるし。アドレス帳とかプリクラ帳とかパンク寸前で困るだし」

(;'A`)「あ、ああ……」




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:25:46.02 ID:9LwgXKkb0

ξ ゚−゚)ξ「ヤバいし。スゲーいるし。がっつりいるし。大量だし。もっさりだし。毎日祭りだし」

(;'A`)

(;´・ω・`)「ドクオ……お前なんか地雷踏んだんじゃ……」

ξ ゚−゚)ξ「小学生の入学式で百人越えたし。中学じゃ全校ダチだったし。ダチのためならマジ体張るし」

ξ ゚゚)ξ「ヤバいし。マジヤバしだし。山盛りだし。出馬すれば即当選だし」

ξ ゚゚゚゚)ξ「ヤバくね? パナくね? お祖父ちゃん越えるし。チョリッスだし」

(;'A`)(;´・ω・`)(;^ω^)「「「……………………」」」

ξ(((((゚゚゚゚゚゚)))))ξ「いるいるいるししししししるいるいるいういうIRU? IRUIRUIURIRU……」

まるで大震災に見舞われたかのように震えるツン。
ブーン達三人の背筋が、恐怖で冷えてきた。





16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:27:12.10 ID:9LwgXKkb0

ξ(((((゚゚゚゚゚゚)))))ξ「いるいるい……る……る、る、る、る……ルービックキューブ。ブブブブ、豚ばら肉」

(;'A`)「やべぇ、バグっちまった」

(;´・ω・`)「ブ、ブーン、きみツンと一番仲いいだろう? な、なんとかしてよ」

内藤の顔はかなり引きつっていたが、意を決して話しかけた。

(;^ω^)「ツン、どうしたんだお? 少し落ち着いて――」

ξ#゚皿゚)ξ「うぎぎぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

<;^ω^)「ぎゃああああああああああああああああ!!!?」

(;´・ω・`)「噛んだあああああああ!!!」

(;'A`)「スッポンかお前は……」




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:29:28.97 ID:9LwgXKkb0

ξ(゚皿゚# 彡「ふん!!!!」ギリュッ

冫^ω^)「ああああああああああああああ――……」

(;´・ω・`)「だ、大丈夫かい!? ちょっと血が出てるじゃないか!!?」

(;'A`)「グロ画像ktkr!!!」

ξ#゚д゚)ξ「私にだってねぇ、女友達ぐらい、いくらでもいるわよ!!!!
       見てなさいよ!! すぐに連れて来てやるんだから!!!!!」

ツンはそう言ったかと思えば、走り去っていった。

( ^ω^)「……ツン、一体どうしちゃったんだお?」

(;´・ω・`)「知らないよ。なんかあったんじゃない?」

('A`)「あの日かもな」

( ^ω^)「お弁当も食べかけで……なに考えてんだか」

内藤は呆れたようにため息をつき、昼食を再開した。




19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:31:37.59 ID:9LwgXKkb0



(*゚ー゚)「〜♪」

しぃは校内にある自販機に向かっていた。
恋人のギコにジャンケンで負け、ジュースを買いに行かされたのだ。
勝ったことに子供のようにはしゃいでいたギコを思い返すと、ほろりと頬が綻んだ。

(*゚ー゚)(普段はリードしたがるくせに、根はお子ちゃまなんだからw)

ギコは無類の甘党だ。
しかし彼自身はそんな嗜好を恥ずかしいものだと思っているらしく、
自分の前では意地を張り、甘くないやつを頼むと注文を付けてきた。

無理しちゃって、まったく。お見通しなのに。

(*゚ー゚)(……やっぱコーラがいいんだろなぁ。一日一本、必ず飲むし)

間違えて買ってきたとでも弁解しようか。
不満を言いつつ嬉しそうにするだろうギコの顔が想像できて、しぃは再び微笑した。

ξ ゚ー゚)ξ「HEY! HEY! しぃじゃんか、YOYOYOYO!! こんなとこでチェケラッチョー?」

笑いを噛み殺していたら、横合いから声を掛けられた。




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:34:00.48 ID:9LwgXKkb0

(*゚ー゚)「?」

ξ ゚ー゚)ξ

すらりとした痩身で顔立ちが整った、ツインテールの女子がいた。
大きい目は気の強さを主張していたが、美点といっていいだろう。
同姓ながら、すれ違ったら目で追ってしまうぐらい綺麗な子だった。

金色の髪が良く似合う、少しだけわがままだけど育ちがいいお嬢様、といったところだろうか。

(*゚ー゚)「……えっと」

改めてまじまじと見ると、ギコと同じクラスの人のはずだと思い当たる。
確か内藤君たちといつも一緒にいる、

ξ;゚д゚)ξ「 私 を 知 ら な い の ! ? 」

(*;゚−゚)「え、あ……ごめ……」

ξ ゚゚д゚゚)ξ「 私 は 知 っ て る の に 、 貴 女 は 知 ら な い の ! ? 」




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:36:39.31 ID:9LwgXKkb0

名を尋ねようとしたら怒鳴られた。
肩を掴まれて前後に揺らされる。
正直怖かった。

(*;゚−゚)「う、うん。顔はね、知ってるんだけど、名前は」

ξ ゚ー゚)ξ「……ツンよ。ツン。私の名前はツン。
       ツンドラのツン、乳首ツンツンのツン。好きな方で覚えてちょうだい」


(*;゚−゚)「は、はぁ」

ξ ゚゚)ξ「じゃあ連れションいこっか」

(*;゚−゚)「……えぇ?」




28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:39:07.04 ID:9LwgXKkb0

ξ ゚ー゚)ξ「ああ、ごめん。大だった? したくないけど大丈夫。付き合ってあげるからw」

(*;゚−゚)「い、いやぁ……」

ξ ゚ー゚)ξ「なによー、私としぃの仲っしょwww」

(*;゚−゚)

ξ ゚゚)ξ「あ、それとも連れゲロ? 連れ生理?」

(*;゚−゚)

ξ ゚゚)ξ「連れオナ? 連れスカトロ? まさか連れ出産――」

(*;゚ー゚)「ごめん!!! 用事あるの忘れてた!! また今度ね!!!」

何故か強烈に殺される、という身の危険を感じたしぃは駆け出した。
ギコの元へ辿り着いた時には全身に汗が、顔は涙でぐっしょりと濡れていた。




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:42:11.31 ID:9LwgXKkb0



从 ゚∀从

从 -∀从 ハフー

从 ゚∀从「暇だなぁ」

ハインは校舎裏をぶらぶらと歩いていた。

授業の開始までまだかなり時間はある。
本当は図書室にでも行って、エルマーの冒険を読みたかったが、それも叶わない。
以前、受付の子が自分が来たのを見て、失神寸前といった感じで青ざめてしまったからだ。

些か古風で、しかも誤解なのだが、スケバンといったレッテルが彼女を困らせていた。

原因は荒っぽい言動と派手な髪の色、それに護身用にと両親から持たされた特殊警棒にある。

从 ゚∀从(やっぱ髪染めるか、言葉遣いなおそっかなぁ)

从 ゚∀从(でもパパとママはとっても似合ってるって言ってるしなぁ。どーすっかなぁ)

瞬間、辺りを悲鳴が切り裂いた。男の金切り声である。
殺人鬼でも暴れてるのだろうか。
聞こえた方向へ顔を向けた。




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:44:35.92 ID:9LwgXKkb0

  _
(; ∀ )「いだ……いだだだだだ……!!」

ξ#゚゚)ξ「もっと! しゃっきと! 歩きなさいよね!!!」

(;・∀・)「すんません、すんません、すんません、すんません!!
      お願いっす!! 勘弁してくださいっす!! 長岡死んじゃうっすよ!!!」

从;゚∀从

女子が、ヤンキーと評判の長岡を引き摺っているのが見えた。
長岡とよく一緒にいる相棒のモララーは、半泣きで謝罪しながら後に続いている。
一体なにが起きているのだろう?

ξ ゚ー゚)ξ「あら、ハイン。探したわよw」

从;゚∀从「あえ……俺に用なの?」

ξ ゚ー゚)ξ「そうそうw 実はね、私、あなたとお友達になりたいの」

脈絡がない。話が見えない。超おっかない。
何故か幼い頃の、暖かい庇護に包まれていた記憶が蘇り、親孝行したくなる。

膝が笑っていた。




35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:46:21.23 ID:9LwgXKkb0

ξ ゚゚)ξ「それでね、お近づきの印に……ほら、出しなさいよ!!!!」
  _
(  ∀ )「あ、あああ――……」

(;・∀・)「だからなんすか!! なに出せば長岡離してくれんすか!!?」

ξ#゚゚)ξ「あんたら不良でしょ? ヤクに決まってるじゃない!!
       クサでもバツでもなんでもいいから、早く寄越しなさいよ!!!」

ξ ゚ー゚)ξ「ちょっと待っててね、ハインw すぐに用意させるからw」

この人はなにを言っているのだろう。
とても同じ言語を使っているとは思えなかった。




37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:48:29.95 ID:9LwgXKkb0

(;・∀・)「そ、そんなの、持ってないっすよ」

ξ ゚゚д゚゚)ξ「 嘘 を つ く な ! ! ! ! 」

長岡へ暴力が一気呵成に付与された。
ちょうどトラックに撥ねられるとこんな感じになるはずだ。

ξ ゚゚д゚゚)ξ「DQN!! 風情が!! 私を!! 騙そうと!! するだなんて!!!!!」

从 ;д从(はわ……はわわ……)

(;・∀・)「ちょwwwwwwwww タ、タバコ!! タバコじゃダメっすか!!?」

ξ ゚゚д゚゚)ξ

(;・∀・)「箱ごとあげますんで、どうかこれで!!!」

ξ ゚゚゚゚)ξ「ちっ!」

女子はモララーから赤いパッケージの箱を受け取ると、こちらに歩み寄ってきた。
目は煌々と輝き、薄ら笑いを浮かべている。




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:50:42.80 ID:9LwgXKkb0

ハインは咄嗟に警棒を構えた。
しかし迫り来る重圧から手に持った物がシャー芯としか思えなかった。
ああ、これが捕食者の迫力か。弱肉強食とはこれほど恐ろしいものなのか。
ハインは生を諦めた。

(;・∀・)「長岡ー!! 生きてるかー!!」
  _
(。∀°)「……オレ、モウ悪サシナイ……真面目ニイキル……」

(;・∀・)「ああ、そうしよう!! それがいい!!!」

きっとそうした方がいいのだろう。
もし生き残れたら、明日から黒髪、三つ編み、ですます口調でひっそり過ごそう。
両親は残念がるかもしれないが、死んでしまうよりずっといいはずだ……。

威圧感に耐え切れなくなったハインは、その場で静かに崩れ落ちた。




42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:52:55.58 ID:9LwgXKkb0



渡辺さんは学校に備え付けられた噴水へイワシを投げ入れていた。

从'ー'从「いっぱいお食べ〜」

もうお忘れであろう。あるいは元より知らない人も多いのかもしれない。
昔、ワイドショーを賑わしたあのタマちゃんに、渡辺さんは餌をやっていた。

从'ー'从「かわいいよ〜」

数ヶ月前、川で死にそうになっていたタマちゃんを保護し、ここで飼育していた。
かつての地位から凋落したアイドルへの同情心からではなく、
純粋な愛情を持って献身的に世話をする渡辺さんに、タマちゃんはすっかり懐いていた。



だからだろう。




45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:55:03.94 ID:9LwgXKkb0

タマ「ピギィィィィィィィィ!!!!!」

从'ー'从「ん〜?」

タマは動物の第六感で感じた迫り来る危機を、
我が身を顧みず、渡辺さんへの警告として叫ぶ。



ξ ゚゚д゚゚)ξ



凶兆を空気に滲ませる、「敵」が来た、と。




47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:56:57.72 ID:9LwgXKkb0

从'ー'从「あれれ〜どちら様〜?」

タマ「ピーーーーーーーーー!!!! (逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!)」

アザラシとは思えぬ跳躍力を見せるタマ。全身をバネにして金髪女へ躍りかかる。
少しでもいい、時間を稼げれば。そんな儚い願いは数瞬で掻き消える。
タマはバレーのスパイクの要領で、噴水に叩き返された。

瞬く間に起きた出来事で、目と頭が追いつかず、渡辺さんは立ち尽くしていた。

从;'ー'从「あれれ〜? なにが起きたの〜?」

ξ ゚゚д゚゚)ξ

从;'ー'从「……ふぇぇぇ?」

すとんと腰が抜けた。
みるみる力が抜けていく。
もう立てるとは思えなかった。




51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 22:58:18.58 ID:9LwgXKkb0

ξ ゚゚д゚゚)ξ

タマ「ピー! ピピー!! (俺が相手だ掛かって来い!! この死にぞこないを先に片付けろ!!)」

女はタマを無視して渡辺さんに接近。
耳元まで顔を寄せ、小さく口を動かした。

ξ ゚゚д゚゚)ξ「……――でしょう?」

从;'ー'从「ふぇ?」

ξ ゚゚д゚゚)ξ「あんたレズでしょう?」

从;'ー'从「ち、ちがうよ〜」

ξ ゚゚д゚゚)ξ「嘘よ!!!! そういう顔してるじゃない!!!!!!!」

从;'ー'从「あ、あの……あのぉ…………」

喋ろうと思ったが、顎がかたかた鳴るので声にならなかった。

从;ー;从「ひ、ひぃぃ……」

涙が止まらなかった。




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:00:29.15 ID:9LwgXKkb0

渡辺さんは宿命的に悟る。私の生殺与奪はこの人が握ってると絶望混じりに思い知る。
今こうして呼吸できるのはこのお方が殺さないでくれるからだ。
死にたくない、死にたくない、死にたくない、お願いです、助けてください。

ξ ゚゚д゚゚)ξ「いいから私をおんぶなさい!!!!」

从;ー;从「わかりました〜!」

根が生えたように微動だにしなかった足が、命ぜられてあっさり動く。
言われるがまま女を背負い、歩けという指示にも従った。

ξ ゚゚ー゚゚)ξ「……背中におっぱいあたってるでしょ?」

从;ー;从「え、えぇ……?」



ξ ゚゚д゚゚)ξ「あててんのよ」



タマが最後の力を振り絞り、渡辺さんのスカートに水をぶっ掛けた。
お陰で気を失った渡辺さんは、恥をかかずにすんだ。




56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:03:25.10 ID:9LwgXKkb0



(;'A`)「押さないでくださーい! 順番はお守りくださーい!
    あっ、そこ、はみでないようお願いしまーす!」

(;´・ω・`)「こちらにお名前、学年、住所をご記入の上……いえ、印鑑は必要ございません」

(;´ω`)「ほんっっっっとに、申し訳ありませんでしたお!!!!!」

内藤は教室で土下座した。
背後の壁には「ツン対策本部室」と書かれており、長蛇の列ができていた。

(;'A`)「取り合えず謝るかって話だったけどよ、こりゃ切りがなくねーか?」

ドクオはうんざりしたように行列を眺めた。
内藤はそろそろおでこから血が出るかもしれない。




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:05:27.62 ID:9LwgXKkb0

(´・ω・`)「お! そうだ!! いいこと思いついた!!」

ショボンは最前列の連中を誘導し、最後尾に並ばした。
列がぐるぐると回りだした。

('A`)「お前賢いな」

(;´ω`)「助かったお、ショボン。ありがとうだお」

(´・ω・`)「それよりどうするよ? ツンの奴、まだまだ暴れるつもりなんじゃない?」

三人は現状を確認した。

どうやらツンは女子生徒に迫り、片っ端から失神させているらしい。
といっても暴行を加えるわけではなく、精神的なプレッシャーで潰しているようだった。
動機は不明。現在位置も不明である。




63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:08:06.97 ID:9LwgXKkb0

(,,;゚Д゚)「た、大変だゴルァ!!!」

( ^ω^)「ギコ、どうしたんだお。しぃちゃんの付き添いで保健室にいたんじゃなかったのかお?」

(,,;゚Д゚)「その保険室に怪我人が殺到してんだゴルァ!!!!」

自分達に言うのだから聞くまでもない。
ツンの仕業なのだろう。

(,,;゚Д゚)「なんと、あの杉浦先輩もやられちまったらしんだゴルァ!!」

(;´・ω・`)「喧嘩自慢の……校内最強のヤンキー杉浦が!!?」

(,,;゚Д゚)「なんでもヒート先輩を守ろうとして、返り討ちにあったみたいだゴルァ!!
     溺死寸前で発見されたんだゴルァ!!!」

(;^ω^)「溺死って……プールで戦ったのかお?」

(,,;゚Д゚)「いや、女子トイレだゴルァ!! 便器に押し込まれてたみてーなんだゴルァ!!!」

('A`)(問題は杉浦先輩が何故女子トイレにいたかってことだけど、黙っておくぜ!! 先輩、あんた男だよ……)




65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:10:18.88 ID:9LwgXKkb0

(;^Д^)「た、大変だーーーーー!!! ワカビロコンビが潰された!!!!」

(;^ω^)「剣道部のエース、全国大会ベスト3の二強が墜ちただと!!?」

(;^Д^)「ちんぽっぽちゃんと三人でいたとこを、ツンが襲ったんだってよ!!
     竹刀二本をケツと口に突っ込んで、バーベキューみてぇにされたらしい!!!」

(;´・ω・`)「いったいこの学校で何が起きてんだ……? ちょっとした災害レベルじゃないか」

('A`)「ノリはパニックホラーだな。セクロスと一人になるのはよした方がいい」

ツンはいったどうしたのだろう。
普段からおしとやかという言葉とは無縁だが、いくらなんでも酷すぎる。
これではまるでテロか、校内に猛獣が解き放たれたような……

(;゚ω゚)「!!!!?」




66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:10:32.55 ID:M9JY3qIeO

誰か麻酔銃持ってこいwww




68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:10:58.36 ID:PieFSIU3O

おもしれえwwwww




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:11:51.77 ID:C0Qz0AKkO

これは酷いwwww




73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:13:07.78 ID:9LwgXKkb0

ミセ*゚ー゚)リ ペチャクチャ ペチャクチャ (゚、゚トソン

内藤の目に止まったのは二人の女子、廊下の窓側の壁に寄りかかってお喋りしている仲良し二人。
実にほのぼのとした光景だったのだが、突如として沸いた焦燥と言い知れぬ予感が背筋を焼いた。
進化の果てに置いてきたはずの原始的な危機感が悲鳴を上げているのが、はっきりと聞こえる。

次に狩り殺されるのは、あいつらだ!

(;゚ω゚)「窓を閉めろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

内藤が駆け出した瞬間、窓枠の上部から、にゅっと腕が伸びたのが見えた。

(;´・ω・`)「――!?」

(;'A`)「奴だ!!!!!!!」




77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:15:37.93 ID:9LwgXKkb0

その腕はミセリの頭を鷲掴みにし、引っ張り上げた。
とんでもない腕力なのだろう、なんの抵抗も無くミセリが浮いた。

(;゚ω゚)「させるかああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

間一髪で間に合った内藤は、ミセリの両足をがっしりと掴んだ。
にも関わらず、ミセリは動く、上げられる。
内藤の踏ん張りも圧倒的な力の前に負け、ずるずると引き摺られていた。

(;´・ω・`)「ブーン、いま行くぞ!! 持ち応えてくれ!!」

(;゚ω゚)「来……る……な……お」

(;´・ω・`)

(;゚ω゚)「上へ……ツンを……」

ショボンはその言葉だけで理解した。
ここでツンが手を離せば容易に逃げられてしまう。だから自分ここで食い止める。

早くツンを捕まえろ!!




80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:17:28.98 ID:S72+iCGPO

いゃぁぃああああミセリがちぎれちゃぅぅううう!!!!




81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:17:52.41 ID:9LwgXKkb0

ショボンは人手がいないか見渡した。
原因は恐怖なのだろう、ギコは涙目で震えており、プギャーは狂ったように笑っている。
やはり自分達しかいない。

(´・ω・`)「ドクオ、君はあっちの階段から行ってくれ。挟み撃ちにしよう」

言うが早いかショボンは走り出す。

('A`)「やれやれ、ヘビーな仕事だな……。おや?」

(;、;トソン

ドクオは取り残された女子が泣いているのに気がついた。
先ほどまで和気藹々としていた相手が、突然死の危険に晒されているのだから怖がるのも無理はない。




84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:19:52.05 ID:9LwgXKkb0

('A`)「お嬢ちゃん、綺麗な顔が台無しだぜ?」

ドクオは女子にキスをした。
優しく、唇に。

( 、 トソン「……んっ……」

('∀`)「つぎ会う時は笑顔を見せてくれ。その時、大人の女にしてやるよ」







ドクオはこの一件が原因で長い長い裁判を味わうことになるが、それはまた別のお話である。




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:20:31.78 ID:ELLp/eqx0

イケメンなら許され……ねーよwwwwwww




86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:20:36.34 ID:I+xP+RqC0

ドクオwwwwwwwwwwwwwwwww





87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:21:05.77 ID:hsy7jBVhO

ドwwwクwwwオwww




93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:24:00.08 ID:9LwgXKkb0

(;゚ω゚)「んぎぎぎぎぃぃぃぃ――……!!!!」

内藤は引っ張っていた。渾身の力で耐えていた。
靴底は磨り減り、爪先は壁に当たっていたが、歯を食いしばって粘りに粘る。
ミセリの足を掴んだまま、後方へ全体重を傾けている。

自分の腕が抜けてもいい、ミセリが千切れたって構わない。
そんな決意を胸に秘め、ただひたすら全身全霊を費やした。

(#´・ω・`)「そこまでだああああああああ!!!!」

階上でショボンの声が響いたかと思えば、ふっと力が抜けた。
その結果、ミセリの体が引力に従い、落下しそうになる。

(;゚ω゚)「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

どうやらミセリは意識がないようだった。だらりと脱力して成すがままになっている。
疲弊しきった内藤の腕には、些か重すぎた。




98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:26:44.50 ID:9LwgXKkb0

(;゚ω゚)「上は……どうなってんだお……」

('A`)「ブーン、聞こえるか!?」

(;゚ω゚)「……ドクオ……ツンは……?」

('A`)「壁伝いに逃げられた! あいつは想像以上の化けもんだ!」

(;゚ω゚)「ふんがあああああああああああああああああああああ!!!!!!」

内藤はジャーマンスープレックスの物理学を応用し、ミセリを投げ飛ばす。
ミセリは教室側の壁に激突し、事なきを得た。




流血しているように見えたのは、きっと気のせいだ。




101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:29:32.05 ID:9LwgXKkb0

戻って来たショボンとドクオと合流した。
今後どうするべきかを話し合おうとした時、チャイムが鳴った。
地獄絵図と化した昼休みが終わりを告げたのだ。

が、切迫している事態には何の関係もない。

(;^ω^)「一応聞くけど、授業はどうするんだお?」

(;´・ω・`)「流石に野放しには出来ないっしょ。サボってあいつを探そうよ」

('A`)「まっ、しゃーねぇな。手分けして探すか?」

(;^ω^)「一対一じゃ分が悪いお。ぶちのめされるのがオチだお」

(´・ω・`)「なら武器でも用意する?
      剣道部が竹刀持っても勝てないんじゃ、気休めにもならないだろうけど」

('A`)「でも手ぶらよりいいだろ。あ、待て待て。
    確かギコの奴、いつも鞄にロープ入れてたな。あれは使えるんじゃねーか?」




104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:31:42.66 ID:9LwgXKkb0

( ^ω^)「なんでまた学校にそんなもんを」

('A`)「あいつ、ドMなんだよ。よくしぃちゃんに縛ってもらうんだと」

(´・ω・`)「よし、取り合えずそいつを借りてこよう。
      その後は野球部の部室からバットを拝借ってところだね」

三人は索敵しながら自分達の教室へ行き、扉を開けた。



ξ ゚゚д゚゚)ξ



(;^ω^)(;´・ω・`)(;'A`)「「「ちゃんと座ってる――――――!!!!!!??」」」

ツンはちょこんと席についていた。




107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:33:51.15 ID:9LwgXKkb0

(;'A`)「よ、よし!! この機を逃すなよ!! 囲め囲めぇ!!!」

(;^ω^)(;´・ω・`)「「了解!!!」」

三人は散った。円を描くように距離を取る。
そしてじりじりとツンに近づいた。

('A`)「デレさん、ちょっと借りますね」

ζ(゚ー゚;ζ「わ、私のフルートを?」

('A`)「ぴゅ〜〜〜♪ ぴょろろ〜〜〜〜♪」

ζ(;д;ζ「きゃあああああああああああ!!!!!!!」

(´^ω^`)「えー、酔狂酔狂と冷やかされて喜ぶ奴ぁいないでしょうが、
      目立ちたがり屋が多いここお江戸では、ちょいと事情というやつが……」

ドクオとショボンがそれぞれやり方で注意を引き付けた。
暗に内藤へ、お前が決めろと言っているのだろう。
親指を立て、了承の合図を送る。




112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:36:34.34 ID:9LwgXKkb0

(;^ω^)(失敗は許されないお……)

内藤はブレザーを脱いだ。
ツンは視界を奪われ、首筋を叩かれると失神してしまう体質だ。
そこを突くのが最善だろうと内藤は思った。

そこで、ツンの目線が気になった。

ξ ゚゚д゚゚)ξ キョロキョロ

ξ(゚゚д゚゚ ξ キョロキョロ

( ^ω^)(……何かを探してる?)

もしかしたら自分かもしれない。ウインクしてみる。

どうやら違ったようだった。




114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:40:45.86 ID:9LwgXKkb0

('A`)「ぴょろろろ〜〜〜♪ ペロペロ ぴろぴろ〜〜〜♪」

ζ(;д;ζ「あ……ああ……!!」

(´^ω^`)「ズゾッ! ズゾゾゾゾッ!! かぁー! 美味い! 
      こいつは三国一の蕎麦にちげぇねぇ!!
      大将! やっぱあんたの腕は大したもんだぁ!」

考えろ。考えるんだ内藤ホライゾン。
ツンは何を探してる? 獲物か? 新しい標的か?
いや、それは違う。わざわざ見渡さなくても、か弱き羊はそこらにいくらでもいるではないか。
彼女がその気になれば、ここはすぐ狩場になるはずだ。

ではなんだ? 考えろ、考えろ、考えるんだ、内藤ホライゾン。

( ^ω^)(……探すってことは、ここにあるはずだったんだお。
      でも今は無い。なぜ無くなった? なぜいま必要なんだお……)

ξ ゚゚д゚゚)ξ

ξ(゚゚д゚゚ ξ




ξ(゚゚д゚゚)ξ




115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:41:37.39 ID:S72+iCGPO

だめだこいつらwww




118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:41:50.64 ID:Xq844k3n0

ブーンやばいwwwwww




119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:41:52.44 ID:ivxsntd8O

こっち見んなwwwww




120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:41:58.53 ID:3S6BIuIZO

こっちみんなこええからwwwwwwwwwwww




121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:42:03.24 ID:Rd/wF4AMO

こっちみんなwww




122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:42:12.65 ID:hsy7jBVhO

こ…こっち見んなぁぁぁぁ!




123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:42:53.63 ID:ELLp/eqx0

こっち見るなぁああああ!!!!!
俺に近寄るなぁああああ!!!!




124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:43:54.38 ID:9LwgXKkb0

('A`) シャブシャブ ジュポ チュパチュパチュパチュパチュパカブラ

ζ(;д;ζ

(´^ω^`)「って、なんだいこいつぁ!! 髪の毛が入ってやがるじゃねぇか!!
      こんなもん食わするなんて、おれっちをバカにしてやがんのかいっ!!
      ヘヘヘ……よしてくださいよ、お客さん。
      そいつは京から仕入れたばかりの『髪蕎麦』ですぜ」

( ^ω^)(……待てよ……)

(;^ω^)(あれか!!!!)

閃いた光明。
これを利用しない手はない。
しかし何の策も練る間も無く、事態は急転。取り返しが使えない展開へと加速する。




128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:46:11.65 ID:9LwgXKkb0

ζ(;д;ζ「いい加減にしてぇ!!」

デレがドクオから笛を奪い返そうとしたのだろうが、勢い余って弾いてしまい、笛がくるくると宙を舞う。
その方向がまずかった。
狂気を孕んだあの生命体――ツンの元へと飛んでった。

野生の動物を遥かに凌ぐ反応速度で飛来物を察知した彼女の脳は、
すぐさま筋繊維を収縮させろという指示を、電光石火の速さで運動神経へ伝達させる。






轟音が教室に響いた。




134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:49:13.62 ID:9LwgXKkb0

(;´・ω・`)「消え――」

消えた。ツンが消え去った。そう思ったショボンの驚愕も無理はない。
しかし彼が言わんとしたことは、広義的には間違えている。
ツンは消えてなどいない。
確かにショボンの視界からは消失していたが、依然として教室内部にその体を存在させていた。

ただそれは、室内の空間を三次元的に把握してようやく見えてくる真実だ。

(;'A`)「……?」

ドクオは異様な気配を帯びた視線を感じたのかもしれない。
先ほどのツンの動き、壁を這う姿を目撃した経験則から導き出した推察だったのかもしれない。
暗闇を覗き込むような不安を抱きながら、ドクオは仰ぎ見た。





ξ ゚゚д゚゚)ξ

(;'A`)「う、上だぁ!!! 上にいやがんぞおおおおおおおおおお!!!!」

ツンは天井に、その手足の強靭な指の力で張り付いていた。




143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:51:44.79 ID:9LwgXKkb0

方々から絶叫が木霊した。
室内の生徒は例外なく、恐れ慄いていた。

ξ ゚゚д゚゚)ξ「――――ッ!!!!」

悲鳴に驚いたのか、はたまた威嚇のためだったのか。
生命体は一度だけ大きく吼えると、縦横無尽に教室内を飛び跳ねた。
床、壁、天井を足場に次々と跳躍するその姿は、完全に重力を無視しているかのように見えた。

(;^Д^)「ぎゃああああああああああ!!!!!」

(;、;*川「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

ノハ;;)「怖いよおおおおおおおおおおおお!!!!!」

ζ(;д;ζ「拾わないでよぁ! 返してよぉ!!」

(;'A`)「もうSAT呼んじゃよ、SATをよー!! 絶対来てくれるって!!」チュパチュパチュパ




154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:54:55.34 ID:9LwgXKkb0

( ^ω^)

混乱する教室を尻目に内藤は、静かに覚悟を決めていた。

無策だが、仕方ない。背に腹は変えられない。
大きな被害が出る前に打って出よう。
なに、決着の時がきただけだ。案ずることはない。

戦って負けたら綺麗に死ねばいい。

(;´・ω・`)「こんなの捕まえられっこない……もう終りだよ……僕達はみんなここでお終いなんだ……」

( ^ω^)「いや、まだだお」

内藤は自分の鞄を開けた。



( ^ω^)「クライマックスは、ここからだお」







161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/14(火) 23:58:09.88 ID:9LwgXKkb0

(;´・ω・`)「ブーン?」

鞄から取り出した物を持つと、内藤は窓から地面を見下ろした。
ここは二階だ。大丈夫。慎重に着地すれば怪我なんかしやしない。
惨状と化した教室を尻目に、内藤は飛び降りた。

(;^ω^)「っと」

少しだけ足が痺れたが問題ない。全くの無傷。
深呼吸してから柔軟体操。ストレッチパワーが溜まる。

さあ、いこう。

火蓋が切って落とされた。

(# ^ω^)「ツーーーーーーーーーーーーン!!!!!
      お前の探し物は、ここにあるおーーーーーーーーー!!!!!」

ブーンは僅かに蓋を開けた。
それと同時に駆け出した。




167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:01:01.53 ID:TpXikDPH0

ξ(((((゚゚Д゚゚)))))ξ「シャギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」

後方から咆哮、ガラスの割れる音。
ツンはこちらの目論見どおり、誘いに乗ったらしい。

⊂ニニニ(# ^ω^)ニニ⊃「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!」

内藤は全速力で駆け出した。
行く先は五里霧中。だが、少しでも早く、遠くへ行く必要がある。
教室から離れれば離れるほど、クラスメイトの危機も遠ざかるのだ。

内藤はツンにとっての好餌である、手に持った物を一瞥した。



それは弁当箱だった。




174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:03:50.08 ID:TpXikDPH0

内藤は先ほど見たツンの探すような視線から、とある仮説をたてた。
それは彼女が、食べ残した弁当を探しているのでは、というものだった。

思えばツンは昼ご飯の途中で席を外していた。
そして今日はとてつもない運動量をこなしている。
これでは腹ペコになっても仕方がない。

幸運だったのは、内藤の人の良さ。お節介な性格だった。

内藤は放置された弁当をそのままにしておけず、かといって勝手にツンの鞄を開けるのも憚れたので、
後で会ったら手渡してやろうと預かっておいたのだ。




まさか理性を失った怪物になって戻ってくるとは思わなかったが。




176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:06:12.87 ID:TpXikDPH0

(;´・ω・`)「信じられん……まさか弁当に釣られるとは……」

ショボンは教室から内藤達を見て、戦慄していた。

つい先ほどまで物を、人を、室内を蹂躙していたツンが、内藤を追って木に飛び移っていった。
その理由がお弁当である。
あの生命体がどんな思考回路をしているかが全く分からない。
もっとも、理解などできるはずもないのだろうが。

まったく、ツンの食い意地と内藤の勘の良さには頭が下がる。

(,,゚Д゚)「いやー、ぎりぎり間に合ったんだゴルァ」

今までしぃの看護をしていたのだろう、暢気そうにギコが扉を開けた。




179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:09:19.30 ID:TpXikDPH0

(,,;゚Д゚)「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 台風でもきたのかゴルァ!!?」

('A`)「おい、それ貰うぞ」

(,,;゚Д゚)「アッー!! 俺のお楽しみになにすんだ!!」

ドクオはギコが持っていたコーラを奪い、ショボンに放る。

('A`)「ショボン、ブーンを援護しろ!」

ショボンはうなずいた。
考えるのは後回しでいい。
まずは内藤を、あの自己犠牲の塊のような男を、助けなければならない。

(´゚ω゚`)「僕の肩は――――防弾ガラスだあああああああああ!!!!」

コーラをぶん投げた。
時速137kmのストレートが内藤を追うツンを迫るが、彼女は身を捩って飛び退き、回避した。




187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:13:18.49 ID:TpXikDPH0

('A`)「……クソッ、ダメか。やっぱ銃火器でもなきゃ話になんねーな」

(;´・ω・`)「でもほっとけないよ。ブーンを助けなきゃ。急いで階段から――」

('A`)「バッキャロー、ダチのピンチに遠回りかよ。俺は直通で行くぜ!!」

(;´・ω・`)「無茶言いやがって……ちくしょう!! 分かったよ!! 付き合うよ!!!」

ショボンとドクオは二階から飛び降りた。





ζ(;д;ζ「私の笛返してーーーーーーーー!!!!!!」




195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:16:41.44 ID:TpXikDPH0

寸前まで接近していたツンの気配が遠のいた。
遅れて地面に何か固い物が当たり、土が爆ぜた気がした。
しかし全力疾走しているため、仔細に確認する余裕はない。

周囲から校舎の壁と学校を囲むフェンスを蹴る音が聞こえてきた。
どうやらツンは、飛び跳ねながら距離を取り、警戒しているようだった。
お陰で少しだけ寿命が延びた。

⊂ニニニ(;^ω^)ニニ⊃(……でも……どうすれば……?)

やはり一度退避してから罠を張り、ツンを誘き寄せた方が良かったか。
いや、駄目だ。クラスの皆を見殺しになどできない。




196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:17:31.19 ID:w6Tn6s6fO

ドクオwwwかっこつけるか気持ち悪いのかどっちかにしてくれwww




199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:19:09.69 ID:nlQ0vzO4O

女友達作るのって大変なんだな
勉強になる




203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:21:11.17 ID:TpXikDPH0

⊂ニニニ(;^ω^)ニニ⊃(せめて一瞬でも動きを止めれたら……一発かませるのに……)

走っているうちに血流が活発になったのか、頭の中で一矢報いる策が形になりつつあった。
だがそれを実践するためには、一度ツンの動きを止める必要がある。
彼女の跳び撥ねる音を吟味した。とても無理そうだ。

内藤は神に祈った。

彼は別段信仰心が強いわけではない。
日本人特有の緩い無神論者である。
しかしこの時ばかりは強烈に敬い、信仰した。




207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:24:03.06 ID:TpXikDPH0

スーパーかっこいいお神様……僕にチャンスを、彼女に隙を。
膠着状態だっていいです。自分とツンが同時に止まる瞬間があれば、必ず物にします。
ですからお願いです、ケバ目の色黒でも、幼女でもいいです、神様……どうか……。






ξ ゚゚д゚゚)ξ「カアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」

跳梁していたツンが速度を速め、自分に差し迫っているのが分かる。
――死んだ。
諦めではなく、確実に訪れるであろう未来に震えたその時、内藤は躓いた。




209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:26:31.32 ID:TpXikDPH0

(;゚ω゚)「のわあああああああああ!!?」

派手に転倒、無意識に弁当をこぼれないよう庇う。
余裕を持って観察していたのだろう、ツンは再び離れ、砂埃を上げて着地する。
内藤は気息奄々で這ったまま、逃げ延びようとする。

ツンが禍々しく微笑んだ。
地を舐めるように姿勢を低くしてて疾走。
内藤の命を刈り取ろうと駆け寄って来る。

(;゚ω゚)「う、うわあああああああああああああああ」




救いが、訪れた。

タマ「ピーーーーーー!!!!! (ナベちゃんの仇、討たせてもらおうか!!!!!)」

どこからともなくアザラシが参上し、ツンに襲い掛かっていった。




219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:30:18.69 ID:TpXikDPH0

ξ((((゚゚∀゚゚))))ξ「ゲヒャ――――――ッ!!!」

恐るに足らず。アザラシをそう評価したのだろう。
ツンは歯を剥き出しにして笑いながら、迎撃しようとした。

だが、彼女の顔色が変わる。
研ぎ澄まされた危機感知能力が捕捉した異変に体が反応する。
地に伏せるツンの頭上を、風を切るフルートが通過した。

タマ「ギャーーーーンッッッ!!!!!」

ξ  д )ξ「!!!!??」

フルートはアザラシの腹へとぶち当たり、アザラシの口から大量のイワシが飛び出した。
ツンはそれをまともに浴びた。

(´・ω・`)「やべっw」

('A`)「おいwwwwwww」

かなり遠くからショボンとドクオが走ってくるのが見えた。

というか、アザラシといいフルートといい、
内藤には何が起きているのかさっぱり意味が分からなかった。




225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:33:42.82 ID:TpXikDPH0

(;^ω^)(大体僕はどうして転んじゃったんだお……?)

躓いたであろう場所に目をやると、女子が一人、倒れていた。

从 ∀从 キュウ

(;^ω^)「高岡さん?」

タマ「ギョーーーーーーーーーン!!!!!」

錐揉み回転でアザラシが吹っ飛んだ。
どうやらツンが復活したようだった。

内藤が立ち上がるのと同時に、ツンは有らん限りの力を込めた一撃を振り下ろす。
まるで増槽を捨てた戦闘機のように、急降下で迫る腕。

内藤は、それを受け止めた。

ξ ゚゚д゚゚)ξ「――ッ!!?」

(;^ω^)「さすがのツンも、金属は折れないってか!!!!」

学び舎に転がっているはずの無い警棒を、咄嗟に拾って受け止めた。




231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:37:07.47 ID:TpXikDPH0

ξ#゚゚д゚゚)ξ「かぁっ!! があああああああああああああっ!!!!」

改めて思う。その華奢な体のどこにそんな力があるのだと。
僥倖で得た均衡も、ツンの腕力で決壊しようとしていた。
しかし、もう構わない。とても間隙とは呼べないが、なんとか賭けに出れる機会を獲得できたのだ。
最後のカードを切った末、ツンが立ち上がれたのならば、彼女の勝ちだ。

それでいい。

( ^ω^)「行くお……ツン。君を倒す!!」

内藤はふいに力を抜いて後ろに下がった。
そして、ごはんにごめんなさいすると、弁当を地面に捨てる。
ツンは内藤の脱力に体勢を崩す。関心は弁当に注がれている。

背後に回る隙は充分だった。

(# ^ω^)(もらったぁ!!)

ツンの体に腕を回す。抱きしめるためでなく、自身のとっておきである、ツンを倒しうる唯一の技を繰り出すために。

( ゚ω゚)「これが僕の切り札――ジャーマンスープレックスじゃあああああああい!!!!!」

熙(((゚゚゚д゚゚))))ξ「ぎゃおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!!」

ツンの後頭部が大地に叩きつけられた。




235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:42:42.80 ID:TpXikDPH0

ξ д )ξ

(;^ω^)「勝っ……た……?」



ξ(゚゚д゚゚)ξ ギンッ



(;^ω^)「ッ!!?」

ツンは内藤のクラッチを強引に振りほどくと勢い良く立ち上がる。
内藤は信じられない思いで愕然とする。
ツンにはダメージがある。ふらつく足元を見れば一目瞭然だ。
だが、それでも依然として圧倒的な実力を有する彼女に、絶望と諦念を感じる。

最早、ここまでか。




243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:46:30.34 ID:TpXikDPH0

ξ(( д )))ξ  ゚゚  ゚゚「ガッ――ハッッッ!!!!!」

ツンの体が前転するように宙を舞ってふっ飛んだ。
ショボンとドクオが、ドロップキックを食らわせたのだ。

(´゚ω゚`)「今だああああああああ!!!! 確保おおおおおおおおお!!!!!」

三人はツンに飛び掛った。
内藤はツンが着ていたブレザーを顔まで引き上げ、首を叩く。
ショボンは暴れる彼女を押さえ付ける。ドクオは胸を揉んだ。柔らかかった。






こうしてようやく、ツンの拘束に成功した。




259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:50:09.66 ID:TpXikDPH0




体育倉庫に着いた一行は、縛ったツンを床に転がした。
表には「硫化水素発生中」と張り紙をしてあるので邪魔は入らないだろう。

ξ ゚゚Д゚゚)ξ「ぎゃうぎゃうっ!! ぎゃう!! んぎぎぎぎぎぎっぎぎぎぎぃぃぃ!!!」

(#´・ω・`)「化け物め!! 大人しくしろ!!」

ξ ゚゚д゚゚)ξ「ぐるるるるる……ぎゃうっ!!!!」

(;'A`)「やれやれ……手間かけさせやがって」

ドクオとショボンは保健所に連絡するか、それとも厚生省の方がいいだろうかと話し合う。
内藤は沈黙を守っていたが、やおらツンに歩み寄り、彼女に手を差し伸べた。




264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:53:56.36 ID:TpXikDPH0

(;´・ω・`)「ブーン! 危ないよ!」

(;'A`)「おい、あんま迂闊に……」

二人の忠告を黙殺し、ブーンあやすようにツンの頬に触れる。

( ^ω^)「よしよしだお、ツン。もう大丈夫なんだお」

ξ ゚゚皿゚゚)ξ ガブッ

(;^ω^)「!!?」

(;'A`)「か、噛まれたぞ!!」

(#´・ω・`)「この鬼子がぁ!!!!」

ξ ゚゚皿゚゚)ξ ギリギリギリギリ

( ^ω^)「怖くないお、大丈夫。怖いことなんてなんにもないお。
      だから噛まないで欲しいんだお」




272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:57:18.52 ID:TpXikDPH0

ξ ゚゚皿゚゚)ξ ギリギリギリ・・・

ξ ゚゚д゚゚)ξ

ξ ゚゚д゚゚)ξ ペロペロ

(;´・ω・`)「バ、バカな!? 噛むのを止めただと!!!?」

(;'A`)「こいつ、人の言葉が分かるのか……?」

( ^ω^)「一応ツンだお」

(;´・ω・`)「そういえば……」

(;'A`)「そうだった……」

ショボンとドクオはすっかり「ツン」という識別コードの生体兵器を相手にしているつもりだった。
酷い連中である。




278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 00:59:57.36 ID:TpXikDPH0

ξ ゚゚д゚゚)ξ ペロペロ・・・ペロ

ξ ;д;)ξ ポロポロポロ

(;´・ω・`)「液体を出したぞ!!!」

(;'A`)「毒か!!!!!??」

ξ ;д;)ξ「――っだもん……」

( ^ω^)「お?」

ξ ;;)ξ「悔しかったんだもん!!」

( ^ω^)「なにがだお? 教えてくれお、ツン」

ブーンは、ツンの頭を撫でてやりながらそう聞いた。




284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:02:02.46 ID:TpXikDPH0

ξ ;;)ξ「……女友達……いないだろって言われたのが……悔しくて……」

ドクオは、えっ!? 俺のせい!!? という顔をした。
ショボンがドクオにガンを飛ばす。

ξ ;;)ξ「だから頑張って……友達つくろうとしたんだけど……できなくて……
       やっぱ私みたいなバカな子は……みんな相手にして……くんないのかなって。
       そんで自棄に……なっちゃって……」

ショボンは、あっ!! 僕、バカって言っちゃった!! という顔をした。
ドクオがショボンにガンを飛ばす。

( ^ω^)「でも、だからって皆に迷惑掛けちゃいけないお」

ドクオとショボンは、そうだそうだ!!! その通り!!! という顔をした。
二人はツンにガンを飛ばす。




292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:05:48.77 ID:TpXikDPH0

ξ ;;)ξ「……ごめんなざい……ごめんな……ざい……」

ξ ;д;)ξ「うわあああああああああああああああ」

(;'A`)「あーーーー!! また泣いちゃった! ショボンが睨むからだぞ!!」

(;´・ω・`)「ふ、ふざけんなよ! ドクオの陰険な眼差しのせいだろう!? 責任転嫁すんなよな!!」

二人は結構本気で殴り合いだした。

( ^ω^)「泣いちゃダメだお。僕達も悪かったから、一緒に謝るんだお?」

ξ ;;)ξ「でも……でも……わたじ、ひどいごどじちゃったじ……」

( ^ω^)「だからこそだお。たとえ許してくれなくても、ちゃんとごめんって言わなきゃダメだお」

ξ ;;)ξ

( ^ω^)「ツン?」

ξ ;;)ξ「わがっだ……謝る……でも、一人でやる……ぢゃんと一人であやばぶ……」

( ^ω^)「うん。いい子だお」




301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:08:35.82 ID:TpXikDPH0

内藤は満足そうにうなづくと、取っ組み合っているドクオとショボンを捨て置き、外の空気を吸いに行った。
すると体育倉庫の周りを警官隊が取り囲んでいるのが見えた。

ああ、硫化水素のせいか。

内藤はぺろりと舌を出して謝った。





309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:12:30.30 ID:TpXikDPH0



それから数日後。
街には奇怪な三人組が仁王立ちしていた。

川 ^ω^)

ζ´・ω・`ζ

从*'A`从

女子の制服を着た、内藤、ショボン、ドクオである。

ζ´・ω・`ζ「でよ、なんなんだこりゃ?」

川 ^ω^)「知るか」

突き放した言い方だったが、事の発端は内藤にあった。




318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:15:39.48 ID:TpXikDPH0

あれからツンは内藤が押す台車に乗って、土下座行脚を敢行した。
ドクオは笛を吹き、ショボンは落語の続きを話し、ちんどん屋顔負けの派手さで謝罪。
猛省したのが伝わったのだろう、被害にあった方々は、どうにか溜飲を下げてくれた。

が、しかし。相変わらずというより、ツンの発狂ぶりからますます友達が出来にくい空気になった。

自分が撒いた種とはいえ、いたく落ち込んでいたツンを気の毒に思った内藤は、彼女を励ました。

ツン、僕達がいるお。友達だったら僕らがいるんだお。
うん。わかってる。でもね、ちょっとは同姓の友達も欲しいかなって思うんだ。
じゃあもうこうなったらいっそのこと、僕たちを女友達だと思うってのはどうだおwww

 そ れ よ ! ! 

え? いやいや、ツンさん、冗談ですよ? そんなに目をキラキラされても……あのー……

ζ´・ω・`ζ「その結果がこれか。あいつの人生それでいいのかよ?」

川 ^ω^)「だから知らねぇーつってんだろ」

从*'A`从「♪」




324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:20:16.64 ID:TpXikDPH0

( ^Д^)9m「プギャーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

川#^ω^)「見せモンじゃねーーーんだよ!! そんぐらい分れやコラッ!!!!」

(;^Д^)「あ……ごめんなさい」

(,,;Д;)「ギコハハハハハハwwwwwwwwwなんだありゃあwwwwwwwwww」

(*;ー;)「笑っちゃ悪いよwwwwwwwwギコ君wwwwwwうひひwwwwwwwwwww」

ζ´・ω・`ζ「うっせーんだよ、カスども。ぶっ殺すぞ、おい?」

(,,;゚Д゚)(*;゚−゚)「「サ、サーセン」」

( ・∀・)「おい見ろよ長岡wwwwwwwwwwスゲーぞあれwwwwwwwww」
  _
( ゚∀゚)「人を見て笑うなんて感心しないな、モララー君」

从*'A`从「気にしなくていいわよ。どうせ照れ隠しなんでしょ? んふっw」
      _
(;・∀・)(;゚∀゚)「「オエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!」」ビシャビシャビシャ




329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:23:18.83 ID:TpXikDPH0

アザラシに乗った渡辺も、がらりとイメージを変えた高岡も、
鎖で新しく買ったフルートと体を繋ぐデレも、ドン引きしながら遠巻きで去っていく。

ちなみにミセリは軽度であるが、謎の記憶障害で入院しているらしい。

川 ^ω^)「……はぁ」

内藤は激昂しつつ、内心は恥ずかしくて堪らなかった。
なんの因果でこうなったのか。
罰ゲームでもないのにどうしてこんな。

川 ^ω^)「でもしょうがないんだお」

ζ´・ω・`ζ「まあ、そうなんだけどね」




333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:25:54.51 ID:TpXikDPH0

从*'A`从「そうよそうよ! あんた達だってちゃんと似合ってるし、気にしちゃダメにゃんよ☆」

そういう問題ではない。
例えどれだけ褒めてもらっても、ちっとも嬉しくなんかない。

内藤達はツンの為に、こんな格好をしているのだ。
少々過保護のきらいがあるかもしれないが、せっかく普段からつるんでいるのだ、
こうやって慰めてやるぐらいの甲斐性はみせてやってもいいはずだ。

だから決して変態なのではない。




334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:27:03.59 ID:w6Tn6s6fO

ドクオは間違いなく変態




335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:27:36.10 ID:Hlqw0TvoO

3人とも変態です




336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:28:09.87 ID:/EcwsNnV0

誰かドクオだけは逮捕しとけよwww




337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:28:45.44 ID:TpXikDPH0

ζ´・ω・`ζ「僕達っていい奴だよねぇ」

川 ^ω^)「まったくだお」

从*'A`从「ぷぅー!! そこはいい女って言うべきじゃなくて〜?」

川#^ω^)ζ#´゚ω゚`ζ「「さっきからキメェんだよテメーはよー!!!!」」

从;'A`从「え!? う、嘘だろ、おい……?」

言い合いになった内藤達は騒ぎながら朝の通学路を行く。
やがて待ち合わせの場所に差し掛かる。

そこにはツンが、良く晴れた空に負けないぐらいの笑顔で、出迎えてくれた。




340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:31:43.66 ID:TpXikDPH0

ξ*^ー^)ξ「みんなーーー!! おはよーーーー!!!」

人の気も知らないで、あんな顔で笑いやがって……。
まったく、とんだダチ公だ。


三人は歩く。
念のため、太股に竿と玉を挟んだまま、彼女の元へ。






かけがえのない、友の元へと。




346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:34:49.12 ID:TpXikDPH0

・エピローグ

 〜修学旅行先、親友達と共に〜
no title

  ―了―





347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:34:52.44 ID:tiTxw0mUO

トソンは?




349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:36:02.29 ID:2Vpej5BZ0


ドクオざまあwwwww




350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:36:17.58 ID:vIuIh4xGO

お疲れwwww




351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:36:19.18 ID:AQSBC79MO

ドクオwww




352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:36:21.26 ID:Hlqw0TvoO

ドwwwクwwwwオwwwwww




353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:37:04.54 ID:nlQ0vzO4O

乙wwwwwドクオwwwww




356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:38:32.23 ID:w6Tn6s6fO

ドクオざまあwwwwwwww乙wwwwwwwwww




357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:38:51.72 ID:Ny+cHL630

おwwwwつwwwwww
やっと寝れるうううううううううううっ!!




358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:39:43.72 ID:TpXikDPH0

投下完了です
いやー、疲れた。意外と時間かかったなぁ

支援やツッコミありがとうございました
乙でした!





359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:40:09.26 ID:ZOidwkr2O

乙!!
面白かったよwww




360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:40:31.36 ID:w4TIWY18O

面白かった
超乙




362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:40:57.32 ID:9zjZDxPb0

あんた天才だろ




363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:44:42.44 ID:QchB9/PsO

綺麗に締めやがったwwwwwww

乙!面白かったw




365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:46:07.17 ID:Hlqw0TvoO

乙!
引っ越しとか一日女王様の人か?




371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 01:56:31.08 ID:TpXikDPH0

トイレ行ってました
いやーマジ疲れた。今日はよく寝れそうだ

>>347
元気に法廷行ってます
これを機に検察を目指すようです

>>365-365
違います




374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/04/15(水) 02:10:38.63 ID:hrZxkgcrO

これが処女作?




378: ◆PxaeLV0ois 2009/04/15(水) 03:01:07.33 ID:TpXikDPH0

たびたび席外してすみません
風呂とか色々してました

>>374
( ^ω^)はミュージカルをするようですというの休止中です
俺は書く書く詐欺師じゃない!!今月中には絶対投下してやる!!!!ちくしょう!!!!

では寝ます。乙でしたノシ





・ニュース速報(VIP)@2ちゃんねるに投稿されたスレッドの紹介でした
 ξ ゚゚)ξは女友達が欲しいようです
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