1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:37:16.999 ID:Ro1LFkW70.net

男「バレンタインが終わって今日で一ヶ月」
友「あぁ。あの日は地獄だったな」

男「男子校には甘い匂いが一切無かったのが幸いだ」

友「なぁ、今年もチョコ菓子作ったのか?」

男「あぁ。鬱憤晴らすためにな」

友「・・・やはり、その紙袋は」

男「おう。チョコ菓子だ」

友「どうせなら女の子から一ヶ月前にもらいたかった」

男「・・・」





 
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:38:10.491 ID:Ro1LFkW70.net

男「うぃーす」
生徒「おう、男・・・って、その紙袋はチョコ菓子か!?」

男「おう! 今年も鬱憤晴らすために作ってきた」

先生「うち、お菓子持ち込み禁止ねー」

生徒「おぉ!」

生徒2「じゃあ、昼休みのデザートは決定だな」

先生「無視かよ」

友「これ、うちのクラス分あるんだよな?」

男「タルトとかケーキ分ければ、な」

生徒 生徒2「できれば女の子からもらいたかった」

男、友「言うな」




4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:38:44.285 ID:1xHDxMeT0.net

バレンタインから1ヶ月ってなんかモヤモヤするな




6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:39:44.452 ID:Ro1LFkW70.net

>>4
色々あってこんな時期に書くことになっちまった
スマヌ




8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:40:11.063 ID:Ro1LFkW70.net

昼休み
男「じゃあ、皆、鬱憤晴らしに食っちまおうぜ!」
生徒「おぉー!」

先生「生活指導の先生にはバレるなよー(もぐもぐ)」

友「すげぇうめぇ!」

生徒「だな。店で売ってても普通に買うレベルだろ!」

生徒「男はこりゃ、将来、有名なパティシエだな」

男「菓子作りはただの趣味だって。それにパティシエになるには進学しなきゃ駄目なんだろ? うち親がいないからさ、就職すんだよ」

生徒「えぇ〜、勿体ねぇ」「そうだ、そうだ」

生徒「・・・悪かったな」

男「何が?」




9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:40:56.707 ID:Ro1LFkW70.net

生徒「親がいないこと知ってたのに、そんなこと訊いちまって」
男「いいって。逆にそういう態度取られたほうが悲しいかな」

生徒「ごめんな」

男「おいおい、これ俺泣かなきゃいけない? え〜ん、え〜ん」

生徒「嘘泣き下手だぞ〜」「もうちょっと上手くやれ」

皆「わははは」

先生「5時間目私の授業なんだけど」




11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:42:10.574 ID:Ro1LFkW70.net

友「なぁ、男」

男「なんだ?」

友「これは俺の独り言なんだけどよ」

友「おまえはやっぱパティシエやコックとか本格的な料理の道に進むべきだと思う」

男「・・・」

友「親がいないから金がない? 別に奨学金で行けばいいだろ?」

男「そうかも知れないけど、後々返すのがめんどくさいだろ? 利子付くし」

友「笑わせんな。おまえの家庭状況だと無利子の奨学金もらえるし、返却不要の奨学金もらえるだろうよ」

友「それに、お前のばあちゃんに金借りればいいだろ」




12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:43:17.541 ID:Ro1LFkW70.net

男「どうしたんだよ、おまえ。先生と同じこと言いやがって」

男「・・・じいちゃん、ばあちゃんには迷惑かけたくねぇ。ただでさえ迷惑かけてんだ、だから――――」

友「独り言だ。黙って聞いてろ」

男「・・・」

友「それにおまえの頭の良さなら、特待生も狙えるだろ?」

友「でも、おまえは就職したがってる。理由は?」

男「・・・独り言じゃなかったのかよ」

友「たまには他人の意見も聞きたいもんさ」

男「今日はおまえつっかかるなぁ。たまに頭の回転良くなるよな、おまえ」

友「どうも。俺が思うにおまえは逃げてんだよ」

男「あっ?」




13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:44:08.042 ID:Ro1LFkW70.net

友「もし、パティシエになれなかったら、と思ってしまうから逃げてんだろ?」

友「自信持ててる料理の腕が、もし評価されなかったら、と思うと」

男「・・・」

友「安心しろ」

男「えっ」




14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:44:57.222 ID:Ro1LFkW70.net

友「おまえの料理の腕は確実に評価される。だから、そういう道もあること考えてみてくれ」

男「はぁ・・・。昔から口は上手いなぁ、おまえ。詐欺師がお似合いだ」

友「詐欺師、いいかもな」

男「おい」

友「冗談だって」

男「まぁ、考えとくわ。じゃあな」

友「おう!」




15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:45:53.281 ID:Ro1LFkW70.net

男「ただいま」

ちーん
男「母さん、父さんただいま」

男「さて、冷蔵庫の中の余ってるチョコどうっすかな」

友『お前は逃げてんだよ』

男「・・・ざけんな!」




17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:47:00.850 ID:Ro1LFkW70.net

男「あぁ、イライラする。ボウルのチョコレートもう一度湯煎にかけてやらぁ!」

がちゃ
妖精「すぅ、すぅ」

バン!
男(昔、心霊ビデオで見たことある。冷蔵庫の中に赤ちゃんの顔があるのを)

男(いや、あれって中古で買って云々って話のはず。この冷蔵庫は新品だ。だから、そんなことはないはず)




18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:47:49.843 ID:Ro1LFkW70.net

がちゃ
妖精「すぅ、すぅ」

バン!
男(こんなことは許されない)

男(冷蔵庫に妖精っぽいのがいる。しかも大きい)

男(大きい妖精・・・大妖精。駄目だ、ゼルダのトラウマしか出てこない)

男(瓶詰め妖精ならぬ、野菜室の妖精か)

男(あぁ〜、教えて先生さん)




20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:48:48.288 ID:Ro1LFkW70.net

がちゃ
妖精「すぅ、すぅ」

男「・・・」 ぷにぷに

妖精「ん〜」

男(生きてるっぽい)

男「もしも〜し」

妖精「ん〜、あれ私なにしてたっけ?」

男「野菜室で眠っていましたね」

妖精「そうですかって、あなたは?」

男「逆に訊こう、きみは?」

チョ娘「チョ娘ですよー」




21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:49:49.127 ID:Ro1LFkW70.net

男「はぁ・・・チョ娘?」

チョ娘「はい」

男「そういや君が眠っていた場所にあったであろう、ボウルごと入れておいたチョコレートの行方を知らない?」

チョ娘「それが私ですよー」

男「あぁ、擬人化ってやつねって、おいおいおいおいおい!」

チョ娘「どうかしましたか?」

男「そうだ、これは夢なんだ。目が覚めたら・・・寝る」

チョ娘「お休みなさい。では、私も寝ますね」
バン!

男(あっ、野菜室に戻るんだ)




22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:50:51.717 ID:Ro1LFkW70.net

男「ちょっと待て」

がちゃ
チョ娘「なんですか?」

男「夢じゃない?」

チョ娘「さぁ? 寝たらどうです? 20時に起こしましょうか?」

男「お願い」




23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:52:05.323 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「19時50分ですよー」

男「・・・」

チョ娘「どうですか?」

男「夢じゃないみたいだね」

チョ娘「それは良かったです」

男「晩飯作る前に聞きたい。きみは?」

チョ娘「チョ娘ですよー」

男「じゃあ、チョ娘。きみは何?」

チョ娘「何と訊かれれば、・・・う〜ん、チョコレートの妖精です」

男「妖精って子どもにしか見えないと思うんだけど」

チョ娘「じゃあ、まだあなたは子どもということですね」

男「・・・」

チョ娘「あぅ。怒らないで」




24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:53:09.427 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「じょ、冗談です。そもそも、あなたは妖精の定義を間違えています」

チョ娘「妖精も一種の信じる人には存在するので見えて、信じない人には存在しない、つまり見えないものです」

男「・・・は?」

チョ娘「えっと、神様信じてますか?」

男「いや」

チョ娘「なら、あなたの神様はいません!」

男「俺の考え一つで神様消えるの!?」

チョ娘「人間には一柱ずつ神様が宿っていますから、一名ぐらい消えても支障はありませんよ」

男「へ、へぇー」

チョ娘「だてに八百万の神って言いませんよ」




25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:54:57.981 ID:Ro1LFkW70.net

男「背後霊とは違うのか?」

チョ娘「背後霊はあなたを護るために憑いていますが、あなたの神様は存在しているだけで特に何もしません」

チョ娘「極まれにお願いをかなえるぐらいです。アルコール除菌99.99%を生き残る雑菌レベルです」

男「そういや法律上、100%とは書いちゃ駄目なんだっけ」

チョ娘「まぁ、それだけ稀ってことです」




26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:55:55.744 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「先ほども言いましたが、日本は八百万の神がいて水や石にも宿っています。まぁ、消えても存在自体は残るんですけど」

チョ娘「そして、モノに宿ってる中でも力の弱い子が、私たち妖精として具現化」

チョ娘「逆に言えば、力強い妖精は神様にクラスチェンジしたりもします。テーレレレー!」

チョ娘「妖精が存在する理由に、私たち妖精が人間界にいることで神と人間のバランスを保っています」

男「よく分からんが、妖精も神様も人間も必要ってことか」




27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:58:06.981 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「そうですね、見えると見えないを一番分かりやすく説明するなら幽霊ですね」

男「幽霊はいないな、うん!」

チョ娘「どうやら心霊現象は信じてない模様で」

男「そりゃそうだ、科学的に説明できるからな」

チョ娘「(お化け怖いんだ)その時点であなたの中では幽霊は見えなくなります。しかし、幽霊の存在自体は残っていますが、見えないので何されても気づかないということです」

チョ娘「実際、幽霊見えてる方だっていますし、この世に未練タラタラだと怨念が残ってしまうこともあります」

男「なんか簡単に論破されそうなぐだぐだな説明だね」

チョ娘「そう言えばgdgd妖精sというのもありましたね」

男「あぁ、あったね」




28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:59:05.946 ID:Ro1LFkW70.net

男「ということは、俺はきみの存在、つまり神様や妖精の存在を密かに信じてたため、きみが見えるということか」

チョ娘「はい。小さい子は無邪気で真っ直ぐですから、何を言われても信じてしまう」

チョ娘「だから、最初はちゃんと私たちが見えるのですが、大きくなるにつれそんなものはいない、と思ってしまうため見えなくなります」

チョ娘「実際、子供が妖精が見えるって言っても、大抵のお母さん方は子供の一人遊びだとして処理しますからね」




29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 00:59:56.497 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「実はリモコンをどこかにやるのも私たちの悪戯です(どや!」

男「・・・」ぐりぐり

チョ娘「痛い! 痛い! 痛い!」

チョ娘「何するんですか!?」

男「悪戯に対する制裁を加えただけ。ほかに悪戯は?」

チョ娘「怒りませんか?」

男「うん」

チョ娘「えっと、爪切りで異様に飛んでった爪を隠すのも私たちの悪戯です」

男「あぁ、あれか」




30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:01:18.944 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「怒らないんですね」

男「素直に感心してしまった」

男「でも、私たちって言うにはほかの妖精たちが見えないんだけど」

チョ娘「そらそうよ」

男「何故に関西弁」

チョ娘「普通、宿っててもこっちには来ませんから」

男「妖精にも世界があるってこと?」

チョ娘「そう捉えてもらって構いません」

男「なるほど、そうか。そろそろ晩飯作るか」

チョ娘「やったー」

男「食べるんだ」




31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:03:37.928 ID:Ro1LFkW70.net

晩飯後
男「意外と食べたね」

チョ娘「意外と入るんですよ。そうそう、考えてたんですが、私はあなたのことを何と呼んだらいいですか?」

男「普通に男でいいよ」

チョ娘「なら、男さんで。私のことは俺の嫁と呼んでもいいですよ」

男「呼ばないよ。・・・というか、すげぇ気になるから身長測っていい?」




32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:04:41.397 ID:Ro1LFkW70.net

男「60センチか。でかいな・・・」

チョ娘「妖精ってもっと小さいと思ってました?」

男「まぁ手のひらサイズだと思ってた」

チョ娘「手のひらサイズの子もいるにはいるんですが、比較的大きいサイズである私たちとは仲良くありませんね」

男「へぇ。ちっこいのも見てみたいな」

チョ娘「まぁ、存在を信じていればいつかきっと」

男「なんか条件あんの?」




33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:07:53.892 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「男さんがチョコの妖精である私を見ることができたのは、どこか心の中で妖精の存在を信じていたこと」

チョ娘「もう一つはチョコが大好きなことですね」

男「妖精の存在なんて信じてるわけないだろ、この歳だぞ」

チョ娘「・・・おかしいですね。信じてなければ見えるものも見えないはずなんですけど」

男「信じてねぇ! ってんだろ!!」

チョ娘「えっ、あ」

男「・・・悪い。風呂入ってくる」




34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:09:00.653 ID:Ro1LFkW70.net

風呂
男「いたら、せめて母さんと父さんを」

バン!
チョ娘「お風呂ですよー!」

男「っておい! 入ったらマズいだろ」

チョ娘「えぇ〜、ホットチョコレートおいしいですよ」

男「そういう意味じゃない! 溶けるだろ!」

チョ娘「あぁ、そのことならご心配なく。熱には強いですから」

男「そ、そうか」




35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:10:30.703 ID:Ro1LFkW70.net

男(うわぁ、肌白いな。60センチとはいえ、女の子の身体だし・・・胸ないけど)

チョ娘「男さん、シャンプーこれですか?」

男「あぁ! うん!」

チョ娘「どうしました? 顔真っ赤ですよ?」

男「いや! 肌が白くてきれいだと思って」

チョ娘「む。ちょっと、後ろを向いててください」

男(あぁ。やっぱ、変態だと思われたか・・・)

チョ娘「こっち向いてください」




36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:14:47.116 ID:Ro1LFkW70.net

男「えっ! 誰!?」

チョ娘「む。私ですよ、チョ娘ですよー」

男「いや、色が」

チョ娘「えぇ。まぁ、チョコの妖精ですから。白いのはホワイトチョコ。いまの色はミルクチョコぐらいの色でしょうか」

男(一瞬で日焼けしたみたいになってる)

男「なぁ、訊きたいんだけど」

チョ娘「なんでしょう?」

男「腕とか顔だけミルクで・・・その、胸とか腹はホワイトとかにできるか?」




37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:15:47.782 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「なんですか! その変なの!?」

男「いや、できるか訊いてみただけだ! 変態的嗜好はない!」

チョ娘「むー。まぁ、できるんですけどね」パッ

男「グレイト! 素晴らしい!」ガシっ!

チョ娘「ちょっ、親指! 先っちょ、胸の先っちょに当たってますって!」




38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:17:11.440 ID:Ro1LFkW70.net

男「すみません、取り乱してしまって」

チョ娘「ま、まぁ、何か男さんのフェチに触れたのでしょう」ごしごし

男(あぁ、ホワイトに戻ってしまった。日焼け跡良かったのに。いや、いまのホワイトも充分素晴らしいけど)

男(でも、ちっこい! 大きかったらこいつ美少女なんだろうな)

チョ娘「バレンタインデー、キッス! 魔法をかけて」

男(あぁ、鼻歌歌ってるよ。ちらちら乳首見せてエロいな)




39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:18:33.514 ID:Ro1LFkW70.net

男(・・・ヤバい。非常にヤバい)

男「俺、そろそろあがるわ!」

チョ娘「駄目ですよ。身体洗ってないの知ってるんですから! それに、男さんいなかったら身体の泡流せないんです」

男「うぅ〜。(チョ娘よ、俺は1週間抜いてないんだ。限界なんだよ、俺のチョコバットは!)」

男「お湯かけるぞ」

チョ娘「はーい」ざぱぁ!

チョ娘「ぷはっ。げほげほ! 少し飲んじゃった」

男「・・・おまえ、わざとやってるだろ?」

チョ娘「へ?」




40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:19:41.227 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「湯船につかりますけど、いいですか?」

男「どうぞ(見られたら一巻の終わりだ)」

チョ娘「ごぼぼぼ!」

男「どうした!」

チョ娘「深いです! 私の身長なら立たないと溺れちゃうじゃないですか!」

男「あぁ、そうだね(俺の息子はもう立ってるよ)」

チョ娘「ということで男さんの膝に座らしてください」

男「ま、待て!」




42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:23:29.199 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「・・・」

男「・・・」

男「・・・何か言ってよ」

チョ娘「あの、もしやおっ立ててます?」

男「・・・」こく

チョ娘「えーと、その。・・・まぁ、いいや。よいしょ」

男「座るのかよ!」




43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:24:24.883 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「じゃないと私溺れますし」

男(やばい、お尻がお尻が)

チョ娘「・・・お尻が当たって気持ちいい、とか考えてません?」

男「・・・」




44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:25:59.965 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「さっきのこと」

男「え?」

チョ娘「怒ったのなら謝ります」

男「あぁ、気にしないでくれ。別にお前が謝るようなことじゃない」

チョ娘「そう、ですか」

チョ娘「・・・」

チョ娘「真面目な話してるのにちっとも小さくなりませんね」

男「・・・」




45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:27:48.014 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「えっと、私もう出ますね。あはは」

男「そうしていただけると非常に助かります」

男「タオルあるから使ってくれ」

チョ娘「はーい」

がちゃ、バン!
男(お尻ぷにぷにだったな)

男(いいオカズ手には入ったし、久々に)

チョ娘「タオル、タオル」ふよふよ

チョ娘「あっ、これかな。・・・大きい」

チョ娘「これだけ拭けばいいかなって、あれ」




47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:29:53.393 ID:Ro1LFkW70.net

男「やばっ、もうイっ!」

チョ娘「あの、タオルってこれですか? 私、てっきりバスタオルを使うのかと思って使ってしまいました」

男「・・・」どくどく

チョ娘「・・・」

チョ娘「・・・た、タンパク質は熱で変性しますのでちゃんと処理してくださいね!」




49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:32:59.813 ID:Ro1LFkW70.net

男「なぁ」

チョ娘「はい?」

男「あれは男だから仕方ないことなんだよ」

チョ娘「えっと、私で興奮することがですか?」

男「・・・」こく

チョ娘「えっと、ロリコンとかそういう趣味ではないと?」

男「女の子の身体まじまじと見るの初めてだったんだ」

チョ娘「はぁ」

男「つか、あのお尻の柔らかさ! 思ってたとおりの柔らかさで――――」

チョ娘「・・・えっと、お休みなさい!」

男「布団敷こうか?」

チョ娘「あっ、お願いします」




51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:34:18.273 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「宿題しなくていいんですか?」

男「・・・春休み間近だからないよ」

男「それより野菜室で寝ないの?」

チョ娘「だって邪魔ですよね?」

男「それもそうだ」

チョ娘「それに大根枕は首が痛いし」

男「・・・大根潰れてないよな? まぁ、お休み」

チョ娘「はい、お休みなさい」

男(目が覚めるとこんな夢ともお別れだ)




52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:35:33.103 ID:Ro1LFkW70.net

次の日
男「・・・」

チョ娘「すぅ、すぅ」

男(夢じゃなかった!)

チョ娘「ん、あっ、おはようございます」

男「あぁ、おはよう。ご飯食べるよね?」

チョ娘「はい!」




53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:44:27.782 ID:Ro1LFkW70.net

男「ごちそうさま」

チョ娘「大根の味噌汁美味しかったです! でも大根多いですよ。他のお野菜も希望します」

男「・・・おまえが昨日、枕にしたせいで傷んだんだよ」

チョ娘「す、すみません」




54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:45:30.437 ID:Ro1LFkW70.net

男「じゃあ、俺学校行くけどどうする?」

チョ娘「お留守番しときます。家事は料理以外ならできますので」

男「あっ、なら掃除頼んでいい?」

チョ娘「はい! 隅々まできれいにしときます!」

男「そりゃ、頼もしい。掃除機とかの使い方分かる?」

チョ娘「はい。洗濯もしときますね。あっ、干すのは男さんがお願いします」

男「あっ、どうして?」




55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:46:43.116 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「私の姿は男さん以外に見えないんです。ですので、周りから見たら・・・」

男「なるほど。ポルターガイスト現象みたいになると」

チョ娘「はい。ですので、周りから見てもおかしなことはない範囲で何かしときます」

男「うん。ありがとう。なぁ、料理以外ってことは料理できないんだろうけど」

チョ娘「はい! そうですけど何か?」

男「もしや出火不明の火事もおまえの仲間が関係してるのか?」

チョ娘「・・・あはは」

男「なるほど。一つ謎が解けた」




56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:47:45.490 ID:Ro1LFkW70.net

学校
男「なぁ、友よ。おまえは神様を信じてる?」

友「あぁ? うん、まぁ一応」

男「じゃあ、神様の姿を見たことあるか?」

友「いや、ねぇけど」

男「そうだよな、それが普通だよな」

友「・・・風邪でもひいたか?」




58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:48:53.362 ID:Ro1LFkW70.net

男「じゃあ、なんで神様って見たことないのに信じてんだ」

友「ん〜、そう言われれば。多分、見たことないけどいつの間にか神様って存在を心の中で認めてたんだろうよ」

友「実際、神よ頼む! って思ったときになんかいいことあったら神様はいるんだって思えるようになるだろ」

男「なるほどね」

男(こいつの神様は存在してて、願いを叶えたってわけか)




60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:51:32.958 ID:Ro1LFkW70.net

男の家
チョ娘「意外ときれい」

チョ娘「でも、あくまで見える範囲だけか」

チョ娘「空飛べるって掃除のときに役に立つんですねー」

チョ娘「次は男さんのお部屋か」ふよふよ




61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:56:20.955 ID:Ro1LFkW70.net

学校
男(あいつの昼飯作るの忘れてきた)

男「友」

友「なんだ」

男「俺は変態なのかな」

友「いまさら気づいたのか、ロリコン野郎。でも、頭いいからムカつく」

男「あれー」




62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:57:50.209 ID:Ro1LFkW70.net

男「もしも、だ。もし、さ。お風呂入ってるときにさ、幼女入ってきたらどうする?」

友「・・・まぁ、びっくりする。どうした、夢でもみたのか?」

男「あぁ、夢精しそうな勢いだった。で、思ったんだけどおまえはその幼女の裸を見て勃起ングしちゃう?」

友「なんで進行形? 幼女はきれいなのか?」

男「あぁ、肌はホワイトチョコみたいに日焼け知らずの真っ白で、顔はきれいつぅーよりかわいいな」

友「愛でたいな。でも、センサーは反応しないと思う」




64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 01:59:14.000 ID:Ro1LFkW70.net

友「夢精するかと思ったってことはセンサーに反応ありか?」

男「あぁ。実は1週間オナ禁してたんだよ」

友「ありゃ、それは辛いな。俺も起つわ、そりゃ」

男「俺は変態だ、と仮定しよう。だが、幼女だから勃ったのなら問題だ。しかし、この場合は仕方ないだろ?」

友「いや、問題だろ」

男「・・・」

友「俺なら脳内変換で同い年に成長させてから一週間はネタにするね」

男「お前も十分おかしいわ」




66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:04:15.713 ID:Ro1LFkW70.net

男の家
チョ娘「うわぁ、結構でてきたな」

チョ娘「あっ、でもロリコンじゃないのは本当なんだ。ロリ系もあるけど」

チョ娘「あれ、これ表紙の子は女子高生っぽいけど中身はロリ系多いぞ。これはどうなんだろう」

チョ娘「うわぁ、最近のってモザイク意味あるの。まぁ、昔は無修正だし大丈夫か。・・・にしても、これ、おし、お尻の穴に?」

チョ娘「胸大きいな、この人」ぺちぺち

チョ娘「はぁ・・・」

チョ娘「あっ、昼ご飯どうしよ」




67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:13:29.233 ID:Ro1LFkW70.net

学校
男「友」

友「面白い話か?」

男「おまえにとってはね」

友「聞こう」

男「英語の先生休みだってよ」

友「おぉ! それはいいニュースだ。実は予習してない」

男「あと訊きたい。おまえの夢って何?」

友「俺は経済を回してみたいな」

男「はっ?」

友「金貯め込んでるやつらいるだろ? あいつらのせいで日本の経済まわってないと思うんだ」

男「興味深いな、聞こう」




68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:16:47.018 ID:Ro1LFkW70.net

男の家
チョ娘「ポテチ食べ終わったら掃除再開しよ」

チョ娘「・・・やっぱり、このマンガ読み終わってから」

数時間後
男「ただいま」

チョ娘「あっ、お帰りなさい」ふよふよ

男「あれ、おまえ飛べたの?」

チョ娘「一応、妖精ですから。掃除ですけど、見えるところはきれいでしたので見えないとこの掃除をしました」

男「ありがとう。昼ご飯用意してなくて悪かったな」

チョ娘「あっ、すみません。勝手にポテチいただきました」

男「あぁ、いいよ。晩飯作るから風呂入れてくれ」

チョ娘「はーい」




69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:18:45.381 ID:Ro1LFkW70.net

男「いただきます」チョ娘「いただきます」

チョ娘「男さん、本当にロリコンじゃないんですか?」

男「急に何を・・・おまっ、まさか!」

チョ娘「まぁ、お掃除してましたら出てきましたから。意外と普通のものもありましたね」

男「・・・俺の部屋は次から掃除しないでください」

チョ娘「はーい」




70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:24:58.132 ID:Ro1LFkW70.net

男「今日も一緒に風呂入るのか」

チョ娘「だって溺れますし」

男「飛べよ」

チョ娘「羽根濡れたら飛べないんですよ! 溺死します!」

男「妖精って死ぬのか」

チョ娘「人間の概念で言うと死にますよ」わしわし

男「人間の概念?」

チョ娘「人間みたいに死んだら終わりってことはないです」

チョ娘「いま私は人間界に存在できて目視できますけど、死んだら――――あっ、お湯お願いします」

男「はいよ」




71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:25:59.133 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「ぷはっ!」

男「あっ、これコンディショナーね」

チョ娘「ありがとうございます」

チョ娘「どこまで話しましたっけ?」

男「人間は死んだら終わりってとこまで」

チョ娘「いま私は人間界に存在できて目視できますけど、死んだらばたんきゅーってなります」

男「ばよえ〜ん」

チョ娘「・・・」

男「・・・ごめん続けて」




72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:29:59.431 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「死んだら妖精の世界に戻ってしまいます」

男「再び人間界には?」

チョ娘「さぁ。一度死んだらもう死にたくないから人間界には来ませんよ」

チョ娘「人間だってあの世から帰ってきた人はいないですよね? それぐらいトラウマになるんですよ、多分」

男「(・・・ちょっと違う気もするけどな)妖精の世界だと不老不死なのか?」

チョ娘「えぇ、それに近いですね」

男「だけど、人間界だと人生一度切りは妖精も変わらないのか」

チョ娘「はい。まぁ、人間界でも私たち老衰の概念はないので死ぬときは何か事故ですね」

男「なら皆ロリなの?」

チョ娘「・・・」




73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:33:40.599 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「私みたいに自由に肌の色を変えれる子もいれば、年齢を変えられる子もいますよ」

男「ロリババアか」

チョ娘「・・・あぁ言えば、こう言う」

チョ娘「本当はロリコンなんじゃないですか?」

男「それはない。おっぱい大きい人が好きだぞ」

チョ娘「嫌味ですか?」ぺたーん




74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:35:53.829 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「・・・まったく。じゃあ失礼します」

チョ娘「・・・あの、胸は大きいのがお好きなのでは?」

男「そのはずなんだけどね」ビンビン

男「ストライクゾーンが広いということで。実際、おまえかわいいし」

チョ娘「はぁ。その状態で言われてもグッと来ませんよ」




75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:37:31.905 ID:Ro1LFkW70.net

2日後
男「行ってきます」

チョ娘「行ってらっしゃい」

チョ娘「さて、お掃除頑張るか」

学校
先生「男、放課後ちょっといいか?」

男「えぇ、まぁ」

友「どうした?」




76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:39:45.476 ID:Ro1LFkW70.net

男「放課後お呼びがかかりました」

友「昨日は俺だったから皆呼ばれてんのかな」

男「だろうな。何言われたんだ?」

友「就職するなら学校真面目に来いだと」

男「なら進路相談か」

友「まだ考えは就職か? せめてケーキ屋に就職するとか」

男「俺はホワイトカラーの仕事に就きたいの」

友「そうか。なら俺は言いたいことは言ったからもう知らん」




77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:42:12.444 ID:Ro1LFkW70.net

放課後
先生「待たせてすまんな、男」

男「就職で。大学に進学はしませんし専門学校も行きません」

先生「そうか。なら就職ね」

男「・・・意外と聞き分けいいですね」

先生「・・・就職するなら、まず言葉遣い直そうな」

先生「まぁ、就職するって決めてる生徒にわざわざ大学進学しろって言うのもかわいそうだし」

男「俺は先生の認識間違っていたのかも知れません」

先生「まぁ、正直な話すればお前みたいな頭いいやつが国立にでも行ってくれれば私の評価上がるんだけどねー」

男「・・・あんた、来年も担任なのか」




79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:50:31.833 ID:Ro1LFkW70.net

男「待たせた」

友「お疲れ。何言われた?」

男「まぁ、テンプレ」

友「先生もそりゃ頭いいやつには、いい大学に行って欲しいよな」

男「そういや、来年も担任あの先生らしいよ」

友「・・・マジかよ。今から文系に変更駄目かな?」

男「諦めて俺と一緒に理系に来い」

友「物理のテストあるときよろしく」




81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:52:09.882 ID:Ro1LFkW70.net

友「そういや、お前のばあちゃん達いつ帰ってくんの?」

男「さぁ? 世界一周旅行だから3ヶ月以上はかかるんじゃない?」

友「軽く見積もって3ヶ月一人暮らしか。嬉しいような、ダルいような」

男「最近楽しいな」

友「おろ。いいことあったっぽいな」

男「まぁね」

友「女関係か?」




82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:52:41.477 ID:Ro1LFkW70.net

男「・・・なわけないだろ」

友「そりゃスマン」

男「そういや、そっちこそじいちゃん達元気か?」

友「あぁ。元気過ぎて困る。最近雑草が多くていつも草むしりしてるよ。当分、お年玉に困りそうにないね」

男「そりゃ、いいことだ。・・・じゃあ、俺は夕飯の買い出し行くから」

友「おう」




84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 02:59:25.151 ID:Ro1LFkW70.net

男「買い出しはこんな物で充分か。・・・あいつのポテチ買っとかないと」

男(そういや、あいつが来てもう結構経つのか)

男「・・・イオンに寄ろう」

男(考えてみれば、あいつが来て色々変わったな)

男(食事は前まで腹に入れば全部同じって考えだったのに、レパートリーまで考えるようになって)

男(家も綺麗になったし。・・・風呂はまぁ)

男(そういや、誰かと家で話すのって久々だったんだな、俺)




86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:01:12.326 ID:Ro1LFkW70.net

イオン

男「おもちゃ屋さんは、と。あった、あった」

男「人形コーナーは、ここか。えっと、人形の服は・・・高いな」

男「家帰らないと金足らないしな、参ったな」

男「安いのないかな、って、やっぱあいつ大きいし、そもそもサイズが置いてないよな」

男「・・・ん?」




87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:01:58.568 ID:Ro1LFkW70.net

帰り道

男(なんで、俺こんな物買っちまったんだ)

男(あいつがいつ見えなくなるのかも知れないのに。クソっ!? 恥ずかしくなってきた)

おばちゃん「やだ、火事かしら」

おばちゃん2「空気乾燥してるものね」

おばちゃん「原因なにかしら? 不審火?」

男『もしや出火不明の火事もおまえの仲間が関係してるのか?』

チョ娘『・・・あはは』




88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:04:44.056 ID:Ro1LFkW70.net

男「ちょっと待てよ! 洒落になんねぇぞ!」

男「妖精だかなんだか知らんけど! 勝手に消えてもらっちゃ困るんだよ!」

男「はぁはぁ」

野次馬「焚き火が燃え移ったっぽいよ」

野次馬2「あー、今日風強いしな」

男「・・・あれ、俺の家じゃない 」




89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:05:26.849 ID:Ro1LFkW70.net

男「ちょっとすみません! 前通ります!」

男「・・・」

友「・・・よう」

男「ナニコレ」

友「珍百景」

男「・・・」

友「冗談だよ。じいちゃんが集めた雑草燃やそうとして焚き火してたら、家に燃え移ったんだとよ」

友祖母「あんたって人は!? 全く何考えてんだい!?」




90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:06:00.153 ID:Ro1LFkW70.net

男「おじいさん、正座させられてるじゃん。下、砂利なのに」

友「まぁ、しゃーねぇよ。俺も恥ずかしくなってきた」

男『妖精だかなんだか知らんけど! 勝手に消えてもらっちゃ困るんだよ!』

友「どうした? 顔赤いぞ、 風邪か?」




92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:10:16.923 ID:Ro1LFkW70.net

男「・・・ただいま」

チョ娘「あっ、お帰りなさい」

男「何してんの?」

チョ娘「面白そうなゲームあったんでやってます」

男「・・・」

チョ娘「何か疲れてます?」

男「あぁ、うん。不審火の火事って聞いて」

チョ娘「えっ、私の仲間が? 見えました?」

男「いや、関係なかった」




93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:15:39.584 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「・・・もしかして私がやったと心配しました?(クスクス)」

男「あぁ」

チョ娘「えっ、急になんですか!」

男「たった3、4日とはいえ、お前と一緒にいたんだ。急にいなくなったら悲しいだろ」

チョ娘「ちょっ!? えぇ!?」

男「あと、これ」

チョ娘「えっ、リボン?」

男「あぁ、ちょっとしたプレゼントだ」

チョ娘「あっ、ありがとうございます」




94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:16:21.984 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「なんか男さん優しいですね」

男「そうだな。なんか俺も変わったのかもな」

男「本当は服を買おうとしたんだけどな。思ったより高くてな」

チョ娘「はぁ」

男「ごめんな、そんな安っぽいリボンで」

チョ娘「いえ! とっても嬉しいです!」

男「そうか」

チョ娘「ちょっと使ってきますね」

男「おう。じゃあ、その間に晩御飯温めるわ」




95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:19:56.980 ID:Ro1LFkW70.net

男「・・・遅いな」

チョ娘「あ、あれ」

男「どうした? ブッ!!」

チョ娘「リボンが上手く結べなくて!」

男「何してんだ、お前!」

チョ娘「リボン結んでたんですが! 絡まっちゃって!」

男「なんで裸になってんだ!」

チョ娘「だって、チョコレートにはラッピングしますよね!?」

男「あっ、お前チョコレートの妖怪だったね」

チョ娘「妖精です!」

男「・・・リボンは髪の毛を結うのに使うもんだけど」

チョ娘「へ、そうなんですか?」

男「まず、服着てくれ。その後、髪の毛結ってやるから」




97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:26:31.509 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「別にいまさら裸見られても気にしませんのに」

男「気にしろよ。女の子なんだし」

チョ娘「・・・だって、お風呂のとき男さん凝視してますよね? お湯かけてくれるときとか」

男「あー、それは否定しない」

チョ娘「・・・否定しないんですね」

男「なんだろ、裸リボンはなんか、見えそうで肝心なところは見えてないからエロさが増すんだよ」

男「よし、できた!」




99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:27:23.194 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「おぉ!」

男「お気に召しましたか、お嬢様?」

チョ娘「はい! えへへ」

男「まぁ、簡単なポニーテールだけどな」

男「リボンもう一個買うべきだったな。ツインテールもできたのに」

チョ娘「私、こんな髪型初めてです!」

男「そりゃ、お前いつも髪の毛下ろしたままだったもんな」

チョ娘「嬉しいです! 男さん、本当にありがとうございます!」

男「おう。次は服でも作ってみるかな」




98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:26:43.148 ID:0EU9fW5V0.net

男 性格イケメンなのに 何故モテないんだ?




100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:28:10.408 ID:Ro1LFkW70.net

>>98
男子校にいるロリコンだから




101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:28:52.208 ID:Ro1LFkW70.net

ピンポーン!
男「おっ、来たか」

チョ娘「・・・」

男「どもー」

チョ娘「なんですか、それ?」

男「開けてみろ」

チョ娘「も、もうなんですか!? 男さん今日優しすぎますよ!」

チョ娘「・・・」

男「どうよ!」

チョ娘「・・・えっ、なにこれ」




102: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:29:40.055 ID:Ro1LFkW70.net

男「スク水とイス」

チョ娘「・・・なぜ、これを」

男「・・・えー、お風呂のときずっと凝視してるの悪いし」

チョ娘「・・・ほう、ほうほうほう」

チョ娘「・・・イスは?」

男「・・・えー、風呂で背中や羽根におっ立てたアレをずっと押し当てるのは何か」

男「・・・犯罪めいたことしてそうでずっと興奮してましたので」

チョ娘「・・・あー、なるほど」

チョ娘「スク水とやら試しに着てみますね」




103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:31:18.751 ID:Ro1LFkW70.net

男、チョ娘「まぁ、知ってた」ぶかぶかー

チョ娘「私ぴったりの水着とか無かったんですかー?」

男「ない。ですので、このスク水を使って今からチョ娘専用スク水を作ろうかと」

チョ娘「なるほど」

男「スリーサイズ測っていいかな?」

チョ娘「それが狙いですか」

チョ娘「いいですよ、私裸でお風呂入っても」

男「えっ」




104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:32:26.723 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「先ほど言ったとおり気にしませんし」

男「いや、それは女の子としてどうなのかなー」

チョ娘「測りたいだけですよね?」

男「・・・」

チョ娘「とりあえず晩ごはん食べましょう」

男「そうだな」




106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:45:36.614 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「男さん、これどうぞ」

男「なにこれ?」

チョ娘「先ほどトイレで測って来ました、私のスリーサイズです」

男「えぇ!」

チョ娘「男さんの家庭科の授業で使う裁縫セットの中にメジャーが入ってましたので使いました」

男「・・・スク水作ってきまーす」

チョ娘「どうぞー」




107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:46:20.407 ID:Ro1LFkW70.net

男「できたぞー」

チョ娘「・・・毎回思いますが、男さん女子力高いですよね」パソコンカチカチ

男「・・・お前もどんどん現代っ子化してるな」

男「着てみてくれ」

チョ娘「はい」ぬぎぬぎー

男「・・・ここで着替えるのか」

チョ娘「駄目ですか? 男さんとしては私の裸見て嬉しいんじゃ?」

男「いや、思ったけどパンチラはエロいけどパンモロは何か違うじゃん」

チョ娘「・・・」




108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:47:24.071 ID:Ro1LFkW70.net

チョ娘「私なんでこの人から姿見えるようになっちゃったんだろ」

チョ娘「はい、どうですか?」

男「・・・それ俺の台詞だろ」

男「どうだ? きつくないか?」

チョ娘「えぇ、まぁ。で、どうですか?」

男「かわいい」

チョ娘「・・・そう言われて悪い気はしないです」




110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:49:48.035 ID:Ro1LFkW70.net

お風呂
男「おぉー」

チョ娘「な、なんですか! じろじろ見ないでください!」

男「似合ってるなー」

チョ娘「ほんと、もう!」

男「いや、お前やっぱ可愛いわ。風呂入るとお前俺の膝の上座るから正面から見ることできなかったんだよなー」

チョ娘「まぁ、それは」

男「娘ができたらこんな感じなのかなー」頭なでなで

チョ娘「男さんのお嫁さん大変そう」




111: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:50:36.371 ID:Ro1LFkW70.net

次の日
男「行ってきます」

チョ娘「はい、行ってらっしゃい」

チョ娘「とは言ったものの、もうやることないですよー」

チョ娘「掃除もするところ無し。洗濯も終ってる」

チョ娘「暇ですからネットサーフィンでも」




112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:51:25.387 ID:Ro1LFkW70.net

男「ただいま」

チョ娘「・・・」

男「・・・怒ってます?」

チョ娘「ちょっとー!! 私専用とは言いませんが!」

チョ娘「赤ちゃん用の水着あるじゃないですかー!」

男「バレたか」

チョ娘「これ買ってください」

男「・・・えらく可愛いけど」

チョ娘「そうでしょう」

男「値段が可愛くないぞ」

チョ娘「うわ、本当だ」




113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 03:59:01.863 ID:Ro1LFkW70.net

男「・・・結局、スク水脱いだのね」

チョ娘「昨日着ましたから洗濯しました」

男「明日は大掃除やって明後日は終業式かー」

チョ娘「じゃあ、明後日から男さんは家にいらっしゃるんですか!?」

男「お前嬉しそうだな」

チョ娘「はい! だって一人でゴールデンアイやスマブラやっても楽しくないですし」

男「皆で遊ぶゲームでボッチプレイしてたのか」




114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:00:17.351 ID:Ro1LFkW70.net

次の日
男「行ってきまーす」

男「・・・あれ? チョ娘ー? 寝てんのかな」

男「ん? 手紙?」

チョ娘『今日、大掃除ですよね。体操着忘れないように。』

男「いけね。ありがとよ、チョ娘」




115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:01:01.969 ID:Ro1LFkW70.net

男「おす」

友「おう、ってどうしたそのエナメル」

男「あっ、あぁ。ちょっと気分でな体操着入れだ」

男(そうか、あいつが用意したからいつもと入れ物違うんだ)

友「珍しいな。部活やってないお前がエナメルなんて」

男「占いでラッキーグッズにエナメルバッグってあったからな」

友「なるほどね」




116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:05:40.353 ID:Ro1LFkW70.net

英語教師「はい、先日先生が休んでしまったので振替授業です。最後の授業だからって気ぃ抜くなよ、この文の和訳は――――」

男「・・・」

チョ娘「やぁ」

男「えっ、お前何やってんの?」

チョ娘「暇ですからついてきました」

男「え、えぇー。ついてきちゃった?」

チョ娘「はい」

男「・・・どうりで、俺はえらくデカいエナメル持って来たわけだ」

チョ娘「えへへ」




117: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:06:29.751 ID:Ro1LFkW70.net

男「なに? 授業受けんの?」

チョ娘「はい! 興味あります!」

男「・・・お前の姿、誰にも見えないんだよな?」

チョ娘「はい」

男「ならいいよ」

チョ娘「やた」

10分後
チョ娘「このアーマーナイト堅いですね」

男(飽きるの早っ!!)




118: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:07:54.404 ID:Ro1LFkW70.net

休憩時間
男「エナメルのチャック閉めていい?」

チョ娘「どうぞ。SPの充電切れたら帰ります」

友「男ー、購買でパン買わねぇ?」

男「おう。今行く」



男「結局帰らなかったのね」

チョ娘「はい。意外と充電持つんですね」

男「これ昼飯のパン」

チョ娘「あっ、ありがとうございます」




119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:21:40.792 ID:Ro1LFkW70.net

4時間目
化学教師「2年生の範囲は終わってるので自習ー」

男「・・・」

チョ娘「すぅ、すぅ」

男「俺も寝よう」

化学教師「寝るのは禁止でーす」

男「・・・」

化学教師「・・・」

友「すー、すー」

化学教師「ふー!」耳元に息を吹きかける音

友「ひゃいー!」

男(あいつ、耳が弱点なのか)




120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:22:22.713 ID:Ro1LFkW70.net

放課後

男「結局、帰らなかったのね」

チョ娘「いつの間にか寝ちゃってました」

男「よく寝れるよ、この中で」

友「男ー、帰んぞー」

男「おう」

男「どうする?」

チョ娘「飛んで帰ります」

男「ならまた後で」

チョ娘「はい」



男「ただいま」

チョ娘「お帰りなさい」




121: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/15(水) 04:36:39.576 ID:Ro1LFkW70.net

約1ヶ月後
チョ娘「そういや男さん」

男「んー?」

チョ娘「今日はブラックデーというらしいですよ」

男「・・・??」

チョ娘「いや、そんなアホを見るような顔やめてください!」

チョ娘「実際、私も聞いたときその顔になりましたから」

チョ娘「でも私の話聞いてください」




3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:18:24.141 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「韓国ではバレンタインデー、ホワイトデー」

チョ娘「そして、今日4/14はブラックデーというらしいです」

男「・・・で?」

チョ娘「ブラックデーは、バレンタインデー、ホワイトデーに贈り物されなかった人が一人寂しく黒い物を食べる風習があるそうです!」

男「・・・ほう、ほう」

チョ娘「食べなくていいんですか?」

男「よっしゃ! そのケンカ買った!」

チョ娘「今日はパワプロにしましょう」




4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:21:54.267 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「・・・ちなみに韓国はほぼ毎月14日が記念日になってて問題になっているそうです」ぶすー

男「・・・ハブててんなー」

チョ娘「永川なんでアソコでど真ん中に投げるかなー!!」

男「パワプロでカープ使ったお前が悪い」

男「・・・あー、じゃあ俺達は1ヶ月記念日として」

男「お前に服でもプレゼントするか」

チョ娘「えっ!?」




5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:24:07.462 ID:jXKvCKdj0.net

イオン
男「お前、どっちがいい?」

チョ娘「私は白いワンピースの方が」

男「えぇ! 今も似たような服着てるじゃねぇーか!」

チョ娘「だ、だって!」

チョ娘「こんな白黒な服似合うわけないですよ!」

男「えー、調べたらドールってゴスロリが多いって出たんだけど」

チョ娘「私はドールじゃないです!」




7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:28:18.598 ID:jXKvCKdj0.net

男「むー、でも今日はブラックデーというし」

男「やっぱこのゴスロリ衣装かな」

チョ娘「私の意見は無視ですか!?」

チョ娘「ほら、赤ちゃん用の服のコーナーも行きましょうよ!」

男「分かった、分かった。このワンピースも買うから」

男「えーと、値段、値段」

男「・・・」チョ娘「・・・」

男、チョ娘「たっか!!」




8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:32:28.763 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「やめましょう、こんな高い服! 詐欺ですよ!」

男「いや、でも記念日だし」

男「せめて、このゴスロリだけ買おう」

チョ娘「ちょっ、ならこっちのワンピースで!」

店員(あの人、何やってんだろ)

妖精「・・・」

男「結局、ワンピースにしてしまった」

チョ娘「私は満足ですよ! ありがとうございます!」

男「なんかしっくり来ねぇ」

男(あの、ゴスロリ衣装はもう自分で作ろう)

チョ娘「あの、男さん!」

男「ん?」
チュッ




9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:33:46.379 ID:jXKvCKdj0.net

男「・・・」

チョ娘「わ、私は男さんに何も送れませんから」

チョ娘「せめてものお礼です!」

男「お、おう。ありがとう」

男「・・・」

チョ娘「だ、黙らないでください! 恥ずかしいんですから!」




10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:36:21.811 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「か、帰ったら、スマブラ勝負しましょう!」

男「お、おう。じゃあ、今日はミュウツーオンリーでやるか」

チョ娘「えー、無印やりましょうよー」

男「いやだよ。お前、ドンキーで投げ嵌めしてくるんだから」




11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:39:40.171 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「あれ? お家、電気点いてますよ?」

男「消し忘れたかな?」

祖父「おう、お帰り!」

祖母「お帰り、男くん」

男「じいちゃん! ばあちゃん!」

男「お帰り! 早かったね?」

祖母「それがね」

祖父「男、戦艦武蔵が見つかったニュース見たか?」

男「あ、うん」




12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:42:28.332 ID:jXKvCKdj0.net

祖母「お爺ちゃん戦艦大和乗ってたの」

男「へぇー、スゴいね」

祖父「だから武蔵が沈んだ近くの海まで行ってくる」

男「はっ? えぇ!」

祖母「そういうことだから、また留守になっちゃうけど大丈夫よね?」

男「武蔵と大和の関係あんのかよ」

チョ娘「ありましたよ」

男「何か書いてある?」

チョ娘「えーと、どうやら大和と武蔵は同型艦で似た者同士らしいですよ」

男「へぇ」

チョ娘「まぁ、私もよく知りませんけど」

チョ娘「それよりもGoogle先生は大和のレシピって予測候補にありますが、大和も造れるんでしょうか」

男「流石だな、Google先生」




13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:46:55.378 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「大和といえば」

男「んー?」

チョ娘「私の友達に戦艦大和の妖精がいましてね」

男「・・・」

チョ娘「いや、確かにその顔は分かりますけど」

チョ娘「聞いてください!」

男「き、聞こうか」

チョ娘「えと、私の親友のラムネの妖精ちゃんがいましてね」

男「なんでラムネ」




14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:51:29.785 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「戦艦大和の中にはラムネ工場があったらしいです」

男「へー」

チョ娘「で、そのラムネの妖精ちゃんに紹介してもらったんです」

男「・・・えっ、お前そんな長生きなの?」

チョ娘「はい」

男「ばばあじゃん!」

チョ娘「ば、ばばあ言うな!」




15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:54:46.976 ID:jXKvCKdj0.net

男「で、その大和の妖精はどうなったの?」

チョ娘「海に沈んだとしか」

男「悲しすぎだろ!!」

チョ娘「まぁ、大和に宿った運命ですね」

男「ラムネの妖精ちゃんは?」

チョ娘「妖精界にいますよ、多分」

チョ娘「ちょっと前まで妖精界でラムネちゃんと大和ちゃんと一緒にいました」

男「あー、良かった」

チョ娘「いつからか、大和ちゃんは急に消えたんですけど」




17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 00:58:04.161 ID:jXKvCKdj0.net

後日イオンにて
男「んー、あのゴスロリを再現するにはやっぱり――――」

妖精「・・・」ふよふよ

男(妖精いたー!!)

男「ただいま」

チョ娘「あっ、お帰りなさい」

男「訊きたいことがあるんだけど」

チョ娘「はい?」

男「今日、イオンに行ったんだ」

チョ娘「えぇ」

男「イオンに妖精いた」

チョ娘「・・・」




19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:00:14.972 ID:jXKvCKdj0.net

男「・・・そんな、冷たい目で見るな」

男「この前、お前と服買いに行ったろ」

チョ娘「はい」

男「あそこにいた」

チョ娘「た、確かに私は最初に八百万の神がいるように、それだけ妖精いるって言いましたが」

チョ娘「い、イオンの妖精。ぷっ!」

男「てめぇ、信じてないだろ!」

男「いいだろ! 明日確認に行くからな!!」

チョ娘「はい、はい」




21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:04:16.024 ID:jXKvCKdj0.net

イオン
妖精「・・・」ふよふよ

男「ほら、いたー!」

チョ娘「・・・大和ちゃん?」

男「はっ?」

チョ娘「あれ、多分、大和ちゃんです!」

チョ娘「や、大和ちゃーん!」

男「バカ! お前! 人違いだったら」

妖精「・・・あっ、チョ娘」

男「・・・」ズコー




23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:06:16.720 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「なんで、なんで! なんで大和ちゃんがここに!」

大和「・・・簡単に言うと」

大和「・・・隣の大和ミュージアムから引っ越した」

男「大和ミュージアムに宿ってたのか」

大和「・・・」ささっ

チョ娘「あっ、大丈夫ですよ。この人、私たちが見えるんです」

大和「・・・チョ娘が見えるのは分かるよ。この人、チョコレート大好きなオーラ出てるし」




24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:08:16.268 ID:jXKvCKdj0.net

男「・・・俺にはそんなオーラ出てるのか」

大和「・・・でも、なんで私まで」

チョ娘「確かに」

男「てか、隣の大和ミュージアムから引っ越したって」

大和「・・・うん」

男「戦艦大和に宿ってたんだよな?」

大和「・・・うん。海で溺死した」

男「・・・(話、重っ)」

男「チョ娘」(小声)

チョ娘「はい」

男「実は、俺が見た妖精こいつじゃない」

チョ娘「え」




25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:12:36.479 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「どんな子でした?」

男「こんな黒髪ぱっつんの大和撫子じゃない」

男「顔は見れなかったけど銀髪だったぞ」

チョ娘「ラムネちゃんは銀髪でしたからラムネちゃんかも知れません」

チョ娘「大和ちゃん、ラムネちゃん見ました?」

大和「・・・」ふるふる

男「悪い、話逸らしちまった。戦艦大和がどうしたって」




26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:13:35.936 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・私が宿ってた、戦艦大和で大勢の人が亡くなってさ」

大和「・・・せめて弔おうと思って人間界に戻ってきたら」

大和「・・・呉市っていつの間にかこんなに発展してたんだね」

男(イオンもとい、ゆめタウン見てそれ言うか)

大和「・・・??」

大和「・・・あなた、昔戦艦大和に乗ってた?」

男「俺は乗ってない。俺のじいちゃんが」




27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:15:45.561 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・ごめんなさい!」

男「はっ?」

チョ娘「空中で土下座!?」

大和「・・・あなたのお祖父さん、護れなかった!」

男「いや、生きてるよ、俺のじいちゃん」

大和「・・・」

男(あっ、照れてる)

大和「・・・でも、良かった。一人でも生き残った人がいて」




28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:19:19.379 ID:jXKvCKdj0.net

男「そういや、なんでゆめタウンに引っ越したんだ」

大和「・・・あっち、面白くない」

男「すごいこと言い出したな、この妖精」

大和「・・・こっち、面白いものたくさん」

男「・・・はぁ」

大和「・・・寝る前に廣文館で読書してABCマートの靴で遊んで家財売り場のベッドで寝てるんだー」

男「多分、呉のゆめタウンに来たことある人しか分からない会話してるぞ、この娘」

大和「・・・あと1階でアイス食べたり。フードコートで犬みたいな妖怪とソフトクリーム取り合ったりもしてるよ」

男「・・・コマさん?」




29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:22:42.500 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・この前まで、そこの青山に沢山若い人来てたよ」

男「はい、大和ミュージアム近辺トークやめやめ!」

チョ娘「多分ですけど、男さんの祖父が戦艦大和の乗組員だったことが関係して大和ちゃんが見えるんだと思います」

男「・・・そんな単純なら今頃妖精が見える人は沢山いるだろ」

チョ娘「それは男さんが幼稚だから」

男「・・・さらっと酷いこと言うね、きみ」




30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:23:45.994 ID:jXKvCKdj0012345.net

チョ娘「大和ちゃんも私たちと一緒に住まない?」

男「おい、俺の意見は無視か」

大和「・・・それは駄目」

チョ娘「そっかー」

大和「・・・ごめんね。私が存在できるのはやっぱあの子の近くじゃないと」

チョ娘「あー」

男「なに? どういうことだ」




31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:25:39.834 ID:NlsbPUZYr.net

はぶてるって広島の方言だろって思ったら地元呉か




32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:27:57.191 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「そういや話してませんでしたね」

チョ娘「まぁ、私にはあんまり関係ないですが」

チョ娘「妖精は基本宿った場所近辺しか行動できません」

男「だから、あの子は俺の家に来れないと」

チョ娘「はい」

男「もし、離れると?」

チョ娘「さぁ? 消える、もしくは帰ってしまうとかですかね」

チョ娘「なにせ、経験ありませんし」

男「お前は?」

チョ娘「チョ、チョコレートは基本どこにでもありますし」

男「なるほどね」

大和「・・・」




34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:31:25.956 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「今度、遊びに来てもいいですか?」

大和「・・・うん。そうすると私も退屈しない」

男「ここは、君たちの遊び場じゃないけどね」

チョ娘「では、また」

大和「・・・うん、またね」

大和「・・・あんまり嘘つくのはやめなよ」

チョ娘「・・・」

男「友達いて良かったな」

チョ娘「はい!」

大和「・・・ふむ」




35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:38:39.922 ID:jXKvCKdj0.net

ちーん
男「・・・」

チョ娘「・・・」

男「ふぅ」

チョ娘「こちらは男さんのお父様とお母様ですか?」

男「あぁ、そういや話してなかったな」

チョ娘「聞くのも野暮ですから」

男「・・・聞いてくれるか?」




36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:46:20.705 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「え?」

男「俺が神様や妖精を信じてない理由」

チョ娘「はい」

男「あれは俺が小学生の頃」

男「俺は普通に暮らしてて普通に授業受けてた」

男「その日は土曜日だったから午前中で授業が終わりで、学校終わったら昼から友達と遊ぶ約束してた」

男「普通に帰宅して、普通に昼御飯食べて、母さんに友達の家で遊んでくるって伝えて」




37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:54:39.293 ID:jXKvCKdj0.net

男「遊んでる途中にさ、じいちゃんが友達の家に慌てて迎えに来た」

男「母さんと父さんが事故に遭ったって」

男「普通ってそんな簡単に崩れるんだよな」

男「じいちゃんが運転する車の中でさ」

男「俺ずっと御守り握って、お願いします! 母さんと父さんを助けてくださいってお願いしてた」

チョ娘「どうぞ」

男「・・・悪い、俺泣いてたか」

男「じいちゃんはさ、せめて死に目だけでも会わせてやってくれって思ってたらしい」

男「病院に着いたら、ばあちゃんが大泣きしてて」

男「それを見たじいちゃんも泣き崩れて」

男「俺も泣いた」

男「そのとき、あー、やっぱ神様っていなんだなって思ったんだ」




38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:55:20.029 ID:jXKvCKdj0.net

男「悪いな、こんな話聞いてもらって」

チョ娘「いえ、辛いこと思い出させたようでごめんなさい」

男「でも、お前が見えるってことは俺神様信じてたんだなー」

男「あんなに恨んでたのに」

チョ娘「男さんは、神様を赦したんじゃないですか?」

男「・・・赦すってなんなんだろうな」

チョ娘「さぁ? でも」

チョ娘「今は私がいますよ」ぎゅっ

チョ娘「そりゃ、お母様みたいに男さんを抱き締めてあげることはできませんが」

チョ娘「こうやって慰めてあげることはできます」なでなで

男「なんでだろうな」

男「涙が止まらねぇや」




39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 01:58:49.520 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・あの人にそんな過去がねー」

チョ娘「なんでしょうね、これが母性なんでしょうか」

大和「・・・他人の恋愛話ほど面白くないものはないね」

チョ娘「恋愛って・・・。それに女の子なのに恋ばなに興味ない大和ちゃんはどうなんでしょう」

大和「・・・恋ばななんてするもんじゃないよ」

チョ娘「何故ですか?」

大和「・・・死亡フラグが立つからねー」

チョ娘「あなたが言うと、妙な説得力がありますね」




40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:04:37.958 ID:jXKvCKdj0.net

男「おい、チョ娘、帰るぞ」

チョ娘「あっ、はーい! じゃあね、大和ちゃん」

大和「・・・ん」

大和「・・・本当に死ななきゃいいけど」

次の日
チョ娘「あっ、大和ちゃーん!」

大和「・・・おぅ」

大和「・・・てっきり、死んだかと」

チョ娘「ひどいこと言いますね」




41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:08:28.205 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「それでは、また明日」

大和「・・・ん」

大和「・・・お腹すいた」ふよふよ

妖精「ちょっとー! なんでここのお好み焼きは広島焼きって名前なのよ!」

大和「・・・」

妖精「広島なんだから広島風お好み焼きって言い方にしなさいよ!」

大和「・・・ラムネ?」

妖精「あれ?」

ラムネ「・・・あんたなんでここに?」

大和「・・・いや、おまえこそ」




42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:09:03.874 ID:jXKvCKdj0.net

ラムネ「つまり、戦艦大和の弔いで人間界に来たってこと?」

大和「・・・うむ」

ラムネ「律儀ねー。もう何十年前の話よ」

大和「・・・いや、おまえこそ大和に乗ってたでしょ」

ラムネ「私やチョ娘は移ろうと思えば違うラムネやチョコレートに移れるし」

ラムネ「それほど思い出はないわよ」

大和「・・・そのチョ娘だけど結構面倒くさいことになってるよ」

ラムネ「あの子もこっちに来てるの?」

大和「・・・ん」

ラムネ「面倒なことって?」




43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:14:42.300 ID:jXKvCKdj0.net

大和「かくかくしかじか」

ラムネ「・・・えー」

ラムネ「どうすんのよ?」

大和「・・・なんとかなるなる」

ラムネ「ちょっとチョ娘に会ってどうするのか聞いてくるわ」

大和「・・・いってらー」

大和「・・・あれ、あの子チョ娘がどこに住んでるのか知ってるっけ」




45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:19:37.088 ID:jXKvCKdj0.net

1ヶ月後
男「チョ娘ー、ボーッとしてないでたまには料理手伝ってくれ」

チョ娘「・・・火事になりますよー」

男「? どうした?」

チョ娘「5月病ってやつです」

男「妖精でも5月病にかかるのか」

チョ娘「なんかやる気起きないんですよねー」




46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:22:36.056 ID:jXKvCKdj0.net

男「じゃあ、俺学校行ってくるけど大丈夫か?」

チョ娘「えっ、土曜日なのに学校あるんですか?」

男「模試があるんだ。3年生は全員参加」

チョ娘「大変そうですね」

男「進学する気ないのにねー」

チョ娘「お気をつけて、頑張ってください」

男「おう、いってきます」




48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:25:54.880 ID:jXKvCKdj0.net

男「ただいま」

チョ娘「おかえりなさい。模試の結果どうでした?」

男「なんで今日模試の返却日って知ってんだ」

チョ娘「ちょくちょく付いていってましたから」

男「なるほどな。来てもほとんど俺のSPでファイアーエムブレムやったり、ポケモンやってたけどな」

チョ娘「まぁ、それは。で、結果は?」

男「ほらよ」




50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:31:00.733 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「パティシエにはならないんですか?」

男「パティシエになるには特別な免許はいらないんだとよ」

チョ娘(ちゃんと調べたんですね)

チョ娘「私は男さんの料理好きですし、お菓子も好きですから」

チョ娘「それを他の方々に食べてもらいたいと思う考えはありますよ」

男「ならねぇよ。趣味でお菓子を作り続けるかも知れないけど」

男「ただパティシエとかになって、それを職とすることはないよ」




51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:36:04.322 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「・・・そ、そうですか。ちょっと残念です」

男「だ、大丈夫だって。お前にはちゃんとお菓子作ってやるから」

チョ娘「それはそれで嬉しいですけど私は男さんの作る料理全般、他の方々に食べてもらいたいと思ってます」

チョ娘「優しい味ですから」

男「・・・面と向かってそう言われるのは初めてだな」

男「分かった。考えとく」

チョ娘「はい!」




52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:42:43.848 ID:jXKvCKdj0.net

数日後
チョ娘「男さん映画見に行きませんか?」

男「急にどうした?」

チョ娘「すごく泣ける映画をやっているそうなんです」

男「笑い転げるってことか?」

チョ娘「いえ、感動で」

男「お前には似合わないと思うけどな」

チョ娘「失礼な」




53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:43:52.651 ID:jXKvCKdj0.net

男「泣けたな」
チョ娘「私は男さんが泣きすぎてて集中できませんでした」

男「・・・すまん」

チョ娘「男さん、結構涙もろいですよね」

チョ娘「前にテレビでやってた映画でも泣いてましたし」

男「いや、普通泣くだろ!? お前なんで泣けないの?」

チョ娘「いや泣けますけど、そんな大泣きするレベルでは」




54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:45:10.323 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「もう一度見たいです」

男「男一人がまたあの映画を見るために劇場に入るとか罰ゲームかよ」

チョ娘「分かりました、なら私一人で行ってきます」すぃー

男「ストーップ! せめて金を払え!」



男「俺買い出し行ってくるけどどうする?」

チョ娘「ついて行きますよ。大和ちゃんに会いたいですし」

男「そうか。ゆめタウン行く気なかったけど、じゃあ、そこまで行くか」

男「じゃあ後で合流ってことで」

チョ娘「大和ちゃんいなかったら本屋にいるので」

男「はいよ」




55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:49:47.157 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「大和ちゃんいませんね」

チョ娘「またアイスでも食べているのでしょうか」

チョ娘「本屋に行ってもほとんど本読めないから行っても意味ないんですよねー」



男「おもちゃ売り場にはいない」

男「じゃあ、本屋か」

男「えーと」

男「今更だけど、あいつ小さいから見つけにくいんだよな」

男「いたいた」

男「チョ娘、帰るぞ」

チョ娘「あっ、はい」




56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:51:54.317 ID:jXKvCKdj0.net

男「なんの本見てたんだ」

チョ娘「これです」

男「これ昔、映画化したなー」

男「買ってやるよ」

チョ娘「いいんですか!?」

男「まぁ、お前が読み終わったら俺が読めばいいしな」

チョ娘「ありがとうございます!」




57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 02:56:32.030 ID:jXKvCKdj0.net

テレビ「来週で終戦70周年を迎える今日――――」

チョ娘「あつーい、溶けますー」

男「・・・冗談にならないからやめろ」

チョ娘「にしてもですねー」

男「ゆめタウン行ってきたらどうだ?」

チョ娘「大和ちゃんいないんですよー」

男「なんで?」




58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:01:35.483 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「知りませんよ。妖精界に帰ったんですかねー?」

男「大和温泉にずっと浸かってるんじゃね?」

チョ娘「あー、それは可能性ありますね」

チョ娘「8月入るまではいたんですけどね」

チョ娘「男さん、世間の受験生は皆勉強してるのに勉強しなくていいんですか?」

男「受験しないからいいんです」

チョ娘「それは大学の話で、専門学校は受けてくれるんですよね?」

男「・・・」

チョ娘「まだ、悩んでるんですか?」




59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:02:24.482 ID:jXKvCKdj0.net

男「やっぱ就職する」

チョ娘「そう、ですか。残念です」

男「悪いな、やっぱばあちゃん達にもう迷惑かけられないし」

チョ娘「・・・分かりました」

男「昼飯にするか」

チョ娘「今日は素麺がいいです」

男「昨日も素麺だった気がするんだが」

チョ娘「いいですよー。揖保の糸を希望します」

男「はいよ」




60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:06:24.108 ID:jXKvCKdj0.net

男「飯だぞー」

チョ娘「はーい」

チョ娘「・・・???」

男「どうした?」

チョ娘「い、いえ。なんでも」

チョ娘「・・・いただきます」ずぞー

男「??」




61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:07:03.414 ID:jXKvCKdj0.net

1週間後
男「おい」

チョ娘「はい」

男「お前、ちょっと小さくなったろ?」

チョ娘「・・・」

チョ娘「最近、素麺ばっか食べてましたしね」

男「・・・騙せると思ってんのか」

チョ娘「バレちゃいましたか」




62: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:13:47.445 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「そうです。小さくなりました」

男「・・・原因は?」

チョ娘「色んなことが考えられますけど」

チョ娘「多分、一番に考えられる理由は」

チョ娘「寿命かな」

男「ちょっと待て」

男「お前、妖精は事故以外では死なないって」

チョ娘「そうですね」

男「だったら!」

チョ娘「でも宿ってるモノが寿命を迎えたら?」

男「は?」




63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:17:21.515 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「私、チョコレートの妖精なんですよね」

男「知ってるよ」

チョ娘「チョコレートにも寿命はあるんです」

男「は?」

チョ娘「賞味期限という寿命が」

男「だったら!」

チョ娘「私がこの世界で見えるようになったあのボウルのチョコレート」

チョ娘「男さんの愛情と私の妖精としての不思議な力でここまで期限を延ばすことができました」

チョ娘「そして、その期限が来てしまったというわけです」




64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:19:18.551 ID:jXKvCKdj0.net

男「わけわかんねぇ、おまえの言ってたこと矛盾だらけじゃねぇか!」

チョ娘「そうですね、矛盾だらけですよ」

チョ娘「だって、私妖精ですし」

男「冷凍室に突っ込んでいいか?」

チョ娘「無駄ですよ。それにそれだと凍死しちゃいます」

男「だったらまた、チョコレートを湯煎して!」

チョ娘「そうですね、それだと私は復活できるかも知れません」

男「じゃあ、早速!」

チョ娘「・・・駄目なんですよ、それでも」

男「どうして!?」




65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:21:44.840 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「見えなくなっちゃいます、私」

男「・・・」

男「見えなくても、お前がいると分かるんだったらそれでいい」

チョ娘「私が嫌なんです!!」

男「・・・」

チョ娘「好きな人に気づいてもらえないことがどれほど苦しいと思ってるんですか!?」




66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:36:22.662 ID:jXKvCKdj0.net

男「お前」

チョ娘「・・・そうですよ、笑ってください」

チョ娘「私はロリコンで泣き虫で時々意地悪で菓子の仕事に就きたいのに評価されなかったらどうしようって考えてるヘタレが」

チョ娘「でも、優しい貴方が大好きなんです」

チョ娘「いいところなんて、沢山ありますから言いきれませんよ」

チョ娘「いつの間にか好きになってたんです」

チョ娘「妖精の私が人間を」




67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:37:02.962 ID:jXKvCKdj0.net

男「なんでそう言うことを、こんなときに言うんだよ!」

男「俺だって大好きだよ、お前のこと!」

男「もうお前のいない生活なんて考えられねぇよ!?」

男「お前しかいないのに!!」

男「俺はどうしろって言うんだよ!」

男「離れたくないから、お前が見えなくてもいいから一緒にいたいって気持ちの何がいけないんだよ!」




68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:41:04.989 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「えぐっ! えぐっ!」

チョ娘「離れたくないよー。見えなくなるのも嫌だよー」

チョ娘「ずっと、ずっと一緒にいたいよー」

男「・・・」

チョ娘「えぐっ! ん!」

チョ娘「男さん?」

男「チョコレートのくせにしょっぱいなー、お前の唇」




69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:41:43.299 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「そうですか?」

チョ娘「・・・もっとしてください」

男「ん」

チョ娘「ぷはっ」

チョ娘「男さんの唇もしょっぱいですよ」

男「そうか?」

チョ娘「なんだかなー。初めてのキスはレモンの味って聞いてたのに」

チョ娘「塩の味しかしないや」

男「そうだな」

チョ娘「ふふ」




70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:43:23.184 ID:jXKvCKdj0.net

男「いつ、いなくなるんだ?」

チョ娘「多分、今日が終わる頃です」

男「そうか」

チョ娘「こういうもう一生会えない別れ際のとき」

男「ん?」

チョ娘「本だったらエッチしてましたけど」

男「あのとき買ってやった本?」

チョ娘「はい、ごめんなさい、こんな身体で」




71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:44:48.855 ID:jXKvCKdj0.net

男「気にしないよ」

チョ娘「どっちの意味にも取れますよ?」

男「あっ、いや。やらないって意味」

チョ娘「くすくす。よしよし、私がいなくなっても大丈夫ですよね?」

男「大丈夫じゃないな」

チョ娘「そこは、嘘でも大丈夫って言うところですよ」

男「あぁ、なら大丈夫」




72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:50:57.127 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「洗濯、掃除ちゃんとできますか?」

男「お前が来るまでやってたさ」

チョ娘「そうですね。ちゃんと料理はバランス良く、ですよ」

男「あぁ。でも、気づかずに2人分作ってしまいそうだな」

チョ娘「そのときは、お母様方に供えてでもあげてください」

チョ娘「あのとき、小さかった僕はもうこんな料理を作れるようになりました、って」

男「そうだな」

チョ娘「それに、えーと」

男「もういいよ。やり残したことないか?」

チョ娘「ありますけど」

男「なんだ?」

チョ娘「1度もパワプロで勝てませんでした」

男「お前がカープを使うからだ」

チョ娘「あと、エロ本処分できませんでした」




73: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:51:56.093 ID:jXKvCKdj0.net

男「するつもりだったのか」

チョ娘「胸が大きいやつだけですけどね」

チョ娘「ロリで髪の長い女の子が出てるやつだけにしとくべきでした」

男「普通の家庭なら逆のことしそうだけどな」

チョ娘「それと」

男「ん?」

チョ娘「抱っこしてください」




74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 03:59:42.553 ID:jXKvCKdj0.net

男「どうだ?」

チョ娘「暖かいです」

チョ娘「頭も撫でてください」

男「甘えん坊さんめ」

チョ娘「チョコレートですから」

チョ娘「今までなかなか甘えることできませんでしたから」

チョ娘「お風呂でスク水とイス使うの嫌だったんですよ」

男「なんで?」

チョ娘「抱っこしてもらえなくなるから」




75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:00:29.008 ID:jXKvCKdj0.net

男「そうだったのか」

チョ娘「あっ」スー

男「時間か」

チョ娘「そうらしいです。こんな感じなんだ」

男「妖精界に帰るだけで、消えたりはしないんだよな?」

チョ娘「はい、この世界で見えるようになったのが、あのボウルのチョコレートなので」

チョ娘「死んだりはしません」

男「それを聞いて安心した」

チョ娘「最後にお願いしていいですか?」

男「ん?」

チョ娘「もう一度、キスしてください」

チョ娘「それも大人のキスで」

男「分かった」




76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:01:38.677 ID:jXKvCKdj0.net

チョ娘「ん! ぷはぁ!」

男「舌、ちいせぇよ、お前」

チョ娘「ごめんなさい。それと」

チョ娘「最後のお願いです」

チョ娘「パティシエ、目指してください」

男「・・・分かった、約束する。パティシエになってやる」

男「じゃあ、俺からもお願いを一つ」

男「消えないでくれ」

チョ娘「・・・なんでそんなこと言うんですか」

チョ娘「もう泣かないって決めたのに!」

チョ娘「そんなこと言われると、私!」

男「俺は、もう泣かないから俺の分まで泣いてくれ」

チョ娘「馬鹿言わないでください、泣いてるじゃないですか!」




77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:11:18.253 ID:jXKvCKdj0.net

男「俺はいいんだよ、泣き虫だから!」

チョ娘「じゃあ、私も女の子だから泣いていいんです!」

男「女の子は嫁に行くときに泣くんだぞ」

チョ娘「あっ、・・・お嫁さんいいなー。男さんのお嫁さんになりたかったなー」

チョ娘「料理全くできないですけどお嫁さんにしてくれますか?」

男「あぁ。関係ねぇよ、俺が作るから」

チョ娘「なんで、私消えちゃうんですかね」

チョ娘「悔しいなー、ホント悔しいなー」

チョ娘「また男さんの料理お腹一杯まで食べたいのに」

チョ娘「消えたくないよー、えぐっ!」




78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:12:06.991 ID:jXKvCKdj0.net

男「じゃあ、消えるなよ!」

チョ娘「本当ですよ、消えなければいいのに!」

チョ娘「・・・男さん、絶対パティシエになってください」

チョ娘「私、もうこっちに来れないかも知れないけど」

チョ娘「ずっと、ずっと私見守ってますから」

チョ娘「大好きでした、貴方のこと」

チョ娘「そして」

チョ娘「私のこと、忘れてください」




79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:13:02.465 ID:jXKvCKdj0.net

男「・・・チョ娘?」

男「・・・リボンとボウル?」

男「くそっ!?」

男「おい、神様! いるんだろ!」

男「なんで、俺から奪う!?」

男「一つぐらい残してくれたっていいだろ!」

男「頼むよ! せめてこいつだけでも」

男「俺の隣にいさせてくれよ」




80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:14:38.464 ID:jXKvCKdj0.net

次の日
男(大和! どこだ!)

男(お前なら何か知ってんだろ!)

男「なんでどこにもいねぇ!」

男「あいつも消えちまったのかよ」



男(大和ミュージアムにもてつのくじら館にもいねぇ)

アナウンス「大和ミュージアムにお集まりの皆様にお知らせします」

男「・・・なんだ?」

アナウンス「本日、終戦記念日と致しまして、正午より1分間の黙祷とさせていただきます」

男「・・・」

男(あいつそういや、弔いに来てるとか言ってたな)




81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:15:31.076 ID:jXKvCKdj0.net

次の日
男「よう、探したぞ」

大和「・・・誰かと思えば」

男「昨日はどうした? どこにいた?」

大和「・・・」

男「終戦記念日記念日だから、大和の沈んだとこまで行ってきたってところか」

大和「・・・チョ娘から訊いたのか?」

男「・・・あいつは消えた」




82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:16:43.270 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・寿命が来たのか」

男「知ってたのか?」

大和「・・・長くなる。スマホに付けるイヤホンマイクある?」

男「えっ?」

大和「・・・おもちゃコーナーにずっといて、ぶつぶつ言ってると通報されるよ」

大和「・・・ベンチに座って会話してるように見せよう」




大和「・・・さて、あの子どこまで話してる?」

男「どこまで?」

大和「・・・まず、おまえは妖精をなんだと訊いた?」

男「一種の信じる人には存在して、信じない人には存在しないもの、力あるのは神になって、力の弱いのは妖精」

大和「・・・微妙な説明」

男「違うのか?」




83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:18:22.911 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・まぁ捕捉していこう」

大和「・・・まず、負の気と正の気の説明は受けた?」

男「いや」

大和「・・・人間は正の気と負の気がある。完璧な神様には正の気だけで負の気は一切ない」

大和「・・・そこらへんは陰陽道とかが詳しいのかな。良くは知らないけど」

大和「・・・人間は負の気が多くなると弱気になったり、病気になったりする」

男「初めて聞いたぞ」




84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:20:12.693 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・あの子が話してなかっただけー」

大和「・・・で、その負の気は溜まりまくると今度は周りの人や環境にまで悪影響を及ぼす」

大和「・・・コップから水が溢れ出すように負の気がドバドバと溢れるからね」

男「正の気が溢れることはないのか?」

大和「・・・そりゃ聖人君子だね、ガンジーのレベルだよ」

男「なるほど」

大和「・・・で、溢れちゃった負の気は誰かが代わりに受け持ってやらないといけない」

大和「・・・それが私たち妖精の役目さ」

男「・・・」

大和「・・・私たちは神様の劣化版。正の気だけだから、負の気をどれだけ集めても影響はないからね」

大和「・・・代わりに受け持ってあげてる」

大和「・・・でも、担当できるのは私なら大和に対する負の気。チョ娘ならチョコレートに対する負の気限定」




85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:21:28.716 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・そうやって人類は暮らしてきた」

大和「・・・じゃあ、問題」

大和「・・・負の気が溜まりやすい環境はな〜んだ? ヒントは昨日」

男「戦争か?」

大和「・・・お見事ー」

男「頭がこんがらがってきた」

大和「・・・別に妖精界で受け持ってもいいんだよ」

大和「・・・でも、やっぱ吸収効率は人間界に来た方がいいわけ」

男「お前がこっちにいるのは、そのためなのか?」

大和「・・・それもあるけど」

大和「・・・幽霊って信じてる?」

男「あいつに出会うまでは信じてなかったが、出会ってから信じるようにしたよ」

男「見えなくても存在してるんだろ?」




86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:22:19.263 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・まぁね。じゃあ、私が宿った大和」

大和「・・・どれだけの幽霊がいて」

大和「・・・どれだけの負の気、つまり怨念があると思う?」

男「ちょっと待て。幽霊にもあるのか? というか怨念なのか?」

大和「・・・そりゃ、満足な思いで死んでたら成仏してるよ」

大和「・・・皆生きたかっただろうね」

大和「・・・ものすごく強い怨念の溜まり場だよ」

男「お前」

大和「・・・助けられなくて悔しいって思いも、そりゃあるけど」

大和「・・・強すぎて人間界から離れられないのが本音かな」

大和「・・・だから、大和が沈んだとされる日にその場所に行ったり」

大和「・・・終戦記念日に行ってかき集めてるんだ」

大和「・・・まぁ、あとは弔いのためにね」




87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:23:35.700 ID:jXKvCKdj0.net

男「重い、な」

大和「・・・そうかも知れないね、でも、これが現実」

大和「・・・じゃあ、チョ娘の話をしよう」

大和「・・・なぜ、こっちの世界に呼ばれたか」

大和「・・・分かってると思うけど、お前のせいだ」

男「だろうな」

大和「・・・チョコレートに対する負の気が溜まる日」

大和「・・・もちろんバレンタインデー」

大和「・・・でも、別に妖精界で吸収してても問題ないレベルなんだ」

大和「・・・しかし、あの日のホワイトデー。チョコレート大好きな人間がチョコレートに対して、ものすごい負の気を出した」




88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:25:29.159 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・まぁ、それでも対処できるレベルだっただろうね」

大和「・・・しかし、イレギュラー発生」

男「なんだよ」

大和「・・・お前がクラスメイトに両親がいないことを指摘された」

大和「・・・友人には、パティシエにならない理由、いやパティシエを目指すのが怖い理由を当てられた」

大和「・・・顔では隠してたが、ものすごい怒ってたんだろうな」




89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:27:35.823 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・そして、チョコレートに八つ当たりしようとした」

大和「・・・結果」

男「あいつが妖精界からこちらに連れて来られ、はからずも俺がチョコレート好きだったせいで見えるようになった」

大和「・・・正解」

男「じゃあ、またホワイトデーに負の気満々でチョコレート菓子でも作ればあいつはこっちに帰ってこれる?」

大和「・・・だからイレギュラーだよ。そんな簡単にはいかない」

大和「・・・それに悲しいことだけど、もし奇跡的にチョ娘がこっちに来れても」

大和「・・・彼女はお前のこと忘れてるよ」

男「どうして!?」

大和「・・・チョ娘が沢山あるチョコレートの中で人間界で生活するために宿ったのはあの湯煎されたチョコレート」

大和「・・・そして、チョ娘が帰った理由が賞味期限切れ」




90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:28:45.020 ID:jXKvCKdj0.net

大和「・・・笑えるけど、そのチョコレートが無くなったとともに、チョ娘がここにいた記憶も無くしてるさ」

男「あいつ、だから」

大和「・・・自分のこと忘れてくれ、とか言ったんだろ?」

大和「・・・いいよ、お前が望むならホワイトデーに怒りを込めてチョコレートを湯煎すればいい」

大和「・・・毎年、毎年好きになっては記憶をなくす、チョ娘の顔が見れるのならね!」




91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:29:59.992 ID:jXKvCKdj0.net

男「なぁ、大和」

大和「・・・なんだい?」

男「俺はどうすりゃいいんだ」

大和「・・・パティシエになって、とお願いされたんだろ? それを叶えてやるのが一番のチョ娘の願いだと思うよ」

男「そっか。分かった、なってやるよパティシエに」

男「その代わりと言っちゃなんだが」

大和「・・・ん?」

男「たまに愚痴を聞いてもらっていいか? チョコ菓子持ってくるから」

大和「・・・私の評価は厳しいぞ」

男「それぐらいが丁度いいさ」




92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:34:19.776 ID:jXKvCKdj0.net

数年後
姉「ねぇ、 パパにバレンタインデーのケーキ買っていこう!」

妹「・・・手作りしたかった」

姉「いや、私たちじゃムリムリ」

姉「どれがいいかなー? すみません予算これぐらいでオススメありますか?」

店員「そうだねー。可愛いチョコ細工が乗ってるケーキはどうかな? 大人気だよ!」




93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:35:54.002 ID:jXKvCKdj0.net

姉「本当だ、かわいいお人形さん!」

姉「ねぇ、これにしよ!」

妹「・・・うん、パパも喜ぶ」

姉「じゃあ、これ1つ!」

店員「はーい。パパが大好きなんだねー?」

姉「うん! 大好き。将来、結婚するんだー!」

妹「・・・いや、私だから」

姉「ざんね〜ん! 妹ちゃんは私より遅く16歳になるから私の方が先ー!」

妹「・・・むー。じゃあ、私愛人になる。愛人の方がいっぱい愛してもらえる」

姉「えっ! そうなの!?」

姉「・・・にしても、このチョコ細工すごいなー」

妹「・・・うん。名前あるのかな?」




94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/16(木) 04:39:42.473 ID:jXKvCKdj0.net

店員「あっ、なんだっけ? すごい単純な名前だけど」

店員「すみませーん! この子、なんて名前でしたっけ?」

パティシエ「ん? あぁ、そのままの名前だよ」

パティシエ「名前は――――」

終わり





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