過去の良作・時事ネタの再投稿です。
ピックアップ希望のSSがある場合は下記リンクからお願いします。
SS宝庫のオススメSS

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:36:21.23 ID:t20QoTCH0


妹「もしもし」

兄「おう」

妹「おれおれ。おれだよ妹だよ」

兄「わかった。今すぐ振り込むから待ってろ。で?」

妹「ねえお兄ちゃん、今いいかな?」

兄「いいよ」





元スレ
妹「クリスマスイブなんだけどね」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1261143381/


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:37:29.44 ID:t20QoTCH0


妹「年末年始はこっち帰ってくるんでしょ?」

兄「うん。正月だからな」

妹「クリスマスは?」

兄「クリスマス? なにそれ?」

妹「え、相変わらず研究室が忙しいの?」

兄「まあな。教授の奴隷みたいなもんだよ」





4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:39:57.58 ID:t20QoTCH0


妹「年内はいつまで?」

兄「あー。まだ決まってないけど、ギリギリまでかな」

妹「それじゃ休んでるヒマないじゃない」

兄「休みの日は休んでるよ」

妹「休みっていつ?」

兄「日曜とかかな」





5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:41:48.43 ID:t20QoTCH0


妹「とかって……」

兄「正月休みも、そっちから一回は学校出なきゃならなくて」

妹「え、なんで?」

兄「動物の面倒見なきゃいけないんだよ。ラットとか」

妹「大変なんだね」

兄「飼育係みたいなもんだな。言ってて虚しくなってきた」





6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:43:26.69 ID:t20QoTCH0


妹「ねぇ、あの、ちょっとお願いがあるんだけど」

兄「なに?」

妹「クリスマスイブなんだけどね」

兄「俺とデートしたいって?」

妹「違うの。話聞いてよ」

兄「俺とのデートは?」





7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:46:12.50 ID:t20QoTCH0


妹「わかったから」

兄「ごめん。冗談だよ。で、話って?」

妹「アリバイ作りに協力してくれないかなぁ……」

兄「と言いますと?」

妹「イブはお兄ちゃんと遊んでることにして欲しいの」

兄「あーはいはい。いいですねぇ。デートですか?」





9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:49:08.86 ID:t20QoTCH0


妹「まぁ、そうかな」

兄「例の彼氏と?」

妹「ふふ。内緒ね」

兄「お兄ちゃんちょっと悲しいな」

妹「それでね、イブの日は夜遅くなるから」

兄「うん」





10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:51:10.37 ID:t20QoTCH0


妹「お兄ちゃんのとこに泊めて欲しいかなって」

兄「え、何時ごろ来る?」

妹「わかんない。深夜かも」

兄「時間わかんないのか。まぁいいけど」

妹「うちに遅く帰ると怒られるから」

兄「で、アリバイってどうすりゃいいんだ?」





11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:53:39.01 ID:t20QoTCH0


妹「朝、うちに電話かけて欲しいの。私も出るから」

兄「俺とひと晩一緒にいたことにするわけだ」

妹「そう」

兄「でもバレバレだろ、そんな見え透いた手」

妹「いいの。親だって言い訳が欲しいだけだと思うから」

兄「俺と一緒だったことにしてりゃ安心、ってことか」





12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:57:18.81 ID:t20QoTCH0


妹「うん。そういうこと」

兄「はいはい。わかりました。オッケーですよ」

妹「大丈夫なのね? イブ」

兄「ああ」

妹「やった! ありがとう。ねえ……」

兄「なに?」





13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:00:16.92 ID:t20QoTCH0


妹「お兄ちゃんほんとにいないの? そういう人?」

兄「そういう人って?」

妹「だから、クリスマスを一緒に過ごすような人」

兄「クリスマス? それっておいしいのか?」

妹「なにして過ごすのかな? クリスマス」

兄「特に予定はない。クリスマスというものはない。サンタはいない」





14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:02:05.23 ID:t20QoTCH0


妹「昔はいたよね、サンタクロース」

兄「ああ、なんかいたような気がするな。遠い昔の記憶だ」

妹「今でも街にはいっぱいいるよね」

兄「そういや、こないだサンタが新聞配ってた」

妹「えっ?」

兄「新聞配達の人がサンタの格好してるんだよ、12月から」





15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:05:37.03 ID:t20QoTCH0


妹「ピザ屋だけじゃないのね」

兄「どういう気持ちなのかなあ、あの格好で新聞配ってて」

妹「結構楽しいんじゃない?」

兄「そうか? なんとなく切なさを感じるんだけど」

妹「切ないって……それはお兄ちゃんが切ないからじゃないの?」

兄「ああ、切ないよ。切ない」





16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:07:48.46 ID:t20QoTCH0


妹「じゃあデートしよっか」

兄「えっ?」

妹「だってさっきお兄ちゃんがデートしたいって」

兄「そういうわけじゃないよ。冗談冗談」

妹「お兄ちゃんがちょっと寂しそうだから」

兄「え、デートしてくれるのか?」





17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:10:56.92 ID:t20QoTCH0


妹「嬉しい?」

兄「クリスマスに?」

妹「あー、そうじゃなくって」

兄「いつかそのうち、って話か」

妹「あーん、それも違う」

兄「え?」





19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:13:50.23 ID:t20QoTCH0


妹「明日の土曜は? 行きたいとこがあるの」

兄「ずいぶん急だな」

妹「やっぱりやめようかなぁ……」

兄「いや、待てよ」

妹「忙しいの?」

兄「夕方からなら時間取れるけど」





22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:16:19.19 ID:t20QoTCH0


妹「それでいいけど、お兄ちゃんあんまり乗り気じゃないの?」

兄「乗り気だよ。ノリノリ。で、どこ?」

妹「クリスマスイルミネーションを見に行くの。公園の」

兄「あー。あの公園?」

妹「そう。花火も打ち上げるんだよ」

兄「ああ、いいね」





23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:17:56.20 ID:t20QoTCH0


妹「なんか私が無理に誘ってるみたいでやだなぁ」

兄「いや、彼氏はいいのか? なんか悪いだろ?」

妹「お兄ちゃんは可愛い妹とデートしたくないですか?」

兄「したいです」

妹「まだちょっと素直じゃないなぁ。私が言わせてるみたいで」

兄「久しぶりにお前に会いたい」





25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:21:23.63 ID:t20QoTCH0


妹「あ、今のちょっと嬉しかった」

兄「俺の心をもてあそばないでくれよ」

妹「久しぶりにお兄ちゃんに会いたい」

兄「やばい、すごい嬉しい」

妹「でしょ」

兄「切ない俺は、妹の情けにすがることにしよう」





26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:24:28.33 ID:t20QoTCH0


妹「なにそれ」

兄「いやさ、お前とデートして、あんまり親しくない知り合いとかに見られたりしてさ」

妹「うん」

兄「『あ、あいつあんな子連れてるんだ』とかって思われてさ」

妹「はあ」

兄「こっそり噂になんかなったりすると嬉しい」





27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:26:21.19 ID:t20QoTCH0


妹「なんかそれ歪んでるよー。もっと自分に自信持ってよー」

兄「でもそれがそのうち『あれ、妹だぜ』とかってバレると悲しい」

妹「そんなこと、勝手に考えないでよ」

兄「うーん。俺さ、最近出会いがないっていうか、好きになれる子がいないんだ」

妹「好きになられることはないの?」

兄「うーん。全然なくはなかったけど」





28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:28:22.14 ID:t20QoTCH0


妹「じゃあ、もてるんじゃない」

兄「自分が好きじゃない子に好かれても、ちょっと困るだろ」

妹「そうね」

兄「そうだな、俺は基準が高いのかもな」

妹「どういうこと?」

兄「お前より可愛い子がなかなかいない」





29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:30:22.02 ID:t20QoTCH0


妹「きゃあ。光栄です」

兄「彼氏は俺よりいい男なのか?」

妹「さあ。お兄ちゃんの方がカッコいいかもよ」

兄「お世辞、ありがとう」

妹「なんかお兄ちゃん、ほんとにいじけっぽいみたいだね」

兄「ごめんな。最近楽しいことがないんだ」





30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:32:32.73 ID:t20QoTCH0


妹「だから明日、楽しくしようって」

兄「わかった。明日の時間は?」

妹「5時じゃ早い?」

兄「ちょっと厳しいかな」

妹「じゃあ6時ね。いい?」

兄「オッケー。じゃあ明日な」





37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:28:28.42 ID:0PqFqhxe0

(19日土曜)

妹「久しぶり〜。待った?」

兄「あ……いや」

妹「どうしたの?」

兄「いや……どうもしてないけど」

妹「じゃ、行こっか」

兄「あぁ……うん」





38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:34:10.57 ID:0PqFqhxe0


妹「元気ないんじゃない? 疲れてる?」

兄「だいじょうぶ。いやぁお前と会うの久々だからさ、緊張してる」

妹「なぁに緊張してんの〜」

兄「可愛いよ……」

妹「え、今なんか言った?」

兄「あ。はは」





41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:40:56.44 ID:0PqFqhxe0


妹「聞こえたかも」

兄「うん」

妹「なんか言ってよ。……あ、こっち行こう」

兄「クリスマスっぽいなあ。どこもかしこもライトアップされてて」

妹「だってクリスマスだもん」

兄「お前、本当に可愛いな」





42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:43:58.62 ID:0PqFqhxe0


妹「聞こえないふりしちゃおう」

兄「綺麗だよなあ」

妹「えっ?」

兄「あのイルミネーション」

妹「今、ドキドキさせようとしたでしょ」

兄「ドキドキした?」





44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:48:33.40 ID:0PqFqhxe0


妹「腕、組んじゃう」

兄「お」

妹「ドキドキした? ねぇ、ドキドキした?」

兄「案外慣れてきた」

妹「つまんないの……」

兄「これが妹じゃなかったらなあ」





46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:53:41.01 ID:0PqFqhxe0


妹「妹じゃだめ?」

兄「なにその質問」

妹「だって。今日、私、お兄ちゃんの彼女のつもりなんだもん」

兄「ああ、お前の練習台なのか俺は」

妹「私がお兄ちゃんの練習台かもよ?」

兄「なんの練習?」





48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:57:58.16 ID:0PqFqhxe0


妹「なんだろう。あ、おっきぃクリスマスツリー!」

兄「話ごまかす気だな」

妹「ううん。ごまかしてないよ」

兄「なんの練習かって話」

妹「デートの練習」

兄「そうか。デートか。デートだったな」





49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:02:27.31 ID:0PqFqhxe0


妹「なに今ごろになってにやけてるの〜」

兄「いや、クリスマスムードってのも結構いいもんだな」

妹「ほら、ずっとあっちまで青いの。ここ降りてく?」

兄「光のカーペットとかって書いてあるぞ」

妹「まっすぐ行って、あの辺曲がると公園の入り口かな」

兄「この辺もずいぶん変わったなあ」





50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:07:54.61 ID:0PqFqhxe0


妹「私は? 変わった?」

兄「ちょっと見ない間に大人になったな」

妹「親戚のおじさんみたい……」

兄「正直言うには照れくさい」

妹「言っていいのになぁ」

兄「ヤバいだろこれ、こんなに美人になって」





52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:14:04.70 ID:0PqFqhxe0


妹「これ? これってこの子?」

兄「そう。この子」

妹「出会い系で知り合って、今日初対面で、一日彼女やってるこの子?」

兄「どんな設定だよ」

妹「ごめんね。私も今日、結構緊張してるの」

兄「そうは見えないけど」





53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:17:31.46 ID:0PqFqhxe0


妹「だって久しぶりだし。誘っちゃったの私だし」

兄「俺が誘ったことにしておくよ」

妹「ほんと? なんかちょっと気が楽になったかも」

兄「お前を襲おうとする悪の手先から守るためにやって来たということで」

妹「どんな設定かなぁ。そんなこと考えてたの?」

兄「だってさ。お前が大人になって遠くに行っちゃうんだなあって」





54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:26:21.57 ID:0PqFqhxe0


妹「遠くにって……ここにいるけど。それに、まだ子供だよ」

兄「ほんと?」

妹「うん」

兄「そういう意味で?」

妹「どういう意味で?」

兄「女って意味で」





57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:33:56.55 ID:0PqFqhxe0


妹「知らない」

兄「いいよ。……あ、ここ曲がるんだっけ?」

妹「そう。ここ。先に遠くに行ったのは、お兄ちゃんの方だよ」

兄「え?」

妹「ひとりで一人暮らししちゃって」

兄「二人じゃ一人暮らししない」





58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:37:31.03 ID:0PqFqhxe0


妹「まぜっかえさないの!」

兄「あ、こんなとこに公園の入り口できたんだ」

妹「最近できたのかな。こっちから入ってみようか」

兄「おわ」

妹「うわぁ〜きれい〜。一面ライトアップだぁ」

兄「まわり暗いから、足もと気をつけろよ」





59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:40:52.99 ID:0PqFqhxe0


妹「ほら、あっちの方、ディズニーランドみたいだよ」

兄「すごいね、これ」

妹「誘ってくれてありがとうね」

兄「どういたしまして、って……ここに連れて来たかったんだよ、とか」

妹「だんだん調子出てきたみたいよ」

兄「カップル気分だぜ、イエー!」





60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:48:47.50 ID:0PqFqhxe0


妹「デジカメ持ってくればよかったかな」

兄「携帯で撮ろう。記念撮影な。あそこ立って。全景入るから」

妹「はい。この辺?」

兄「うん。撮るよ〜。はい」

妹「撮れたかな?」

兄「うーん、お前の写りがちょっと暗い」





62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 01:52:14.15 ID:0PqFqhxe0


妹「もっと明るいところで撮ろうか」

兄「うーん、もったいないな。景色と一緒に撮れれば」

妹「じゃあ私中心で撮って」

兄「ちょっと設定変えてみる。もう一回」

妹「ポーズ!」

兄「ははは。撮るよ〜」





64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:09:37.47 ID:0PqFqhxe0


妹「どう? 撮れた?」

兄「さっきよりは全然いい。もっと撮ろうか。明るいところで」

妹「うん。手冷たくない?」

兄「だいじょうぶ」

妹「手、あっためてあげる」

兄「……」





66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:13:22.31 ID:0PqFqhxe0


妹「こっち向いて」

兄「ん?」

妹「チュッ」

兄「え」

妹「練習」

兄「練習?」





67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:18:34.23 ID:0PqFqhxe0


妹「練習だから。一日彼女だから」

兄「練習ってことにしとこうか……あっちの中入ろう」

妹「うん」

兄「花火はこの奥?」

妹「ここでも見えると思うけど、中の方が見やすいって」

兄「じゃ、おいで」





69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:26:10.30 ID:0PqFqhxe0


妹「ねえ、お兄ちゃん……」

兄「ん?」

妹「うん、なんでもない」

兄「寒い? 最近寒いよな」

妹「このマフラー、長いよ」

兄「二人で巻こうって?」





72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:37:06.25 ID:0PqFqhxe0


妹「やだ?」

兄「雰囲気はわかるけど、首が数珠つなぎみたいになるし」

妹「やってみようよ。練習」

兄「わかった。練習な」

妹「うふふ」

兄「あったかいよ」





75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:42:55.88 ID:0PqFqhxe0


妹「でしょ」

兄「誰かに撮ってもらおうか、この馬鹿みたいなの」

妹「馬鹿みたいじゃないもん」

兄「馬鹿なカップルの想い出ってことで」

妹「バカップル?」

兄「今日のデート記念な」





77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:51:03.88 ID:0PqFqhxe0


妹「なんか、最後のデートみたいな言い方……」

兄「この辺明るいな。一枚お前の撮ろうか」

妹「それじゃこのマフラーが……」

兄「ああそうか。『白い囚人たち』の画を撮るんだったな」

妹「すみませ〜ん。ちょっと撮ってもらえませんか」

兄「頼んじゃったな。恥ずかしい」





79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:55:47.06 ID:0PqFqhxe0

パシャ

妹「どうもありがとうございました〜」

兄「ああ恥ずかしい」

妹「いちいち恥ずかしいって言わないの」

兄「いいだろ、恥ずかしいんだから」

妹「私は恥ずかしくないよ」

兄「じゃあ今度はお前撮るから」





82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:03:26.33 ID:0PqFqhxe0


妹「ちぇ。もうマフラーおしまいなんだ」

兄「別にそんな大層なことじゃないだろ」

妹「いいよ。撮ってよ」

兄「すねた? ほらほらほら可愛いから」

妹「ほんと? ほんと?」

兄「はいはい可愛いからポーズね」





87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:10:09.35 ID:0PqFqhxe0


妹「じゃあ、ピース」

兄「地味だな。もっとこう、勢いあるやつ」

妹「じゃあ、こう!」

兄「いいねいいね。撮るよ〜。はい」

妹「ちゃんと撮れたかな」

兄「あはははは。撮れた撮れた」





90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:19:33.46 ID:0PqFqhxe0


妹「あはははは。恥ずかしい」

兄「こっちは恥ずかしいのかよ」

妹「だってこれ……まぁいいんだけど」

兄「もっと撮ってやるから」

妹「もう踊っちゃおう」

兄「いいよいいよ〜」





91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:24:52.10 ID:0PqFqhxe0


妹「あぁ、おなかすいた」

兄「なんか食べる? まだ花火まで時間あるだろ?」

妹「うん。まだだいじょうぶ」

兄「そこの店、良さげなんだけど」

妹「ストーブあるねぇ」

兄「寒くなった?」





92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:30:17.32 ID:0PqFqhxe0


妹「少しね」

兄「じゃあ入ろう。おごるから」

妹「え、いいの」

兄「俺が誘ったから」

妹「そこにこだわるんだ」

兄「まあいいじゃないか」





93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:34:37.99 ID:0PqFqhxe0


妹「ふぅ。やっとコート脱げる」

兄「え、まだ寒いだろ」

妹「いいの。モコモコしてて邪魔だから」

兄「そんなにモコモコした感じでもないだろ」

妹「コート脱いだ方が可愛いから……」

兄「あ」





94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:38:38.22 ID:0PqFqhxe0


妹「へへ〜。今お兄ちゃん、目の色変わった」

兄「参りました」

妹「コートの中のお洋服の方が気合い入ってるのです」

兄「負けました。五倍ぐらい可愛いです」

妹「でしょ? 五倍?」

兄「十倍でもいいです」





95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:41:39.16 ID:0PqFqhxe0


妹「あ、料理来た」

兄「白い服、汚すなよ」

妹「そんな……幼稚園の子じゃないんだから」

兄「ごめんごめん」

妹「案外おいしいよ、これ」

兄「こっちも。あんまり期待してなかったけど」





96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:44:52.54 ID:0PqFqhxe0


妹「少し食べる?」

兄「ああ。じゃあ交換」

妹「ありがとう。うん。うん。おいしいよ」

兄「だろ?」

妹「そっちのは?」

兄「美味いな。いける」





97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:48:09.76 ID:0PqFqhxe0


妹「ごちそうさま。おいしかった」

兄「ごちそうさま。行く?」

妹「うん。もうそろそろ時間」

兄「コート着ちゃうんだ」

妹「しょうがないでしょ」

兄「一枚撮っておこうか」





98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:54:28.49 ID:0PqFqhxe0


妹「うーん。いいよ店の中だし恥ずかしいから」

兄「もう撮った」

妹「えぇーっ」

兄「そんなに驚くことないだろ」

妹「言ってよ。撮る前に」

兄「いや、急に撮りたくなったから」





100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:59:42.08 ID:0PqFqhxe0


妹「そんなに私のこと撮りたいの?」

兄「うん。なんか」

妹「今まで全然私のこと見てくれなかったくせに〜」

兄「そうかな」

妹「そうだよ。まぁいいけど」

兄「ほら行くよ。花火が始まる」





101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:06:14.19 ID:0PqFqhxe0


妹「ぶぅぶぅ」

兄「怒ってる?」

妹「許すかも」

兄「許してください。お願いします」

妹「棒読み?」

兄「ほら、こっちのイルミネーションも綺麗だぞ」





103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:11:57.70 ID:0PqFqhxe0


妹「ごまかされないよ」

兄「ごまかすよ」

妹「嫌いだよ」

兄「そんなことないよ」

妹「じゃあ好きだよ」

兄「俺もだよ」





105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:16:39.30 ID:0PqFqhxe0


妹「あ、そろそろ始まるって放送が」

兄「場所、この辺でいいのか?」

妹「いいと思うよ」

兄「どっちから上がるのかな?」

妹「みんなの向いてる方に向けばいいんじゃない?」

兄「なんか、定まってないよ。見てる方向がバラバラだ」





106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:20:01.45 ID:0PqFqhxe0


妹「始まればわかるよ」

兄「そりゃそうだ。けど俺はこっちだと思う」

妹「言い切りましたねぇ」

兄「そうですねえ。でもなんか自信ある」

妹「お兄ちゃんそういうとこ変わってないよね。でも面白いよ」

兄「あ、カウントダウンだってさ」





109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:23:32.20 ID:0PqFqhxe0


妹「5・4・3・2・1!」

兄「ドーンと来た!」

妹「うわっ。目の前みたいだね。すごい近い!」

兄「迫力あるね」

妹「手……」

兄「手?」





110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:27:58.87 ID:0PqFqhxe0


妹「繋いで……」

兄「お手〜手〜つ〜ないで〜」

妹「振らないの!」

兄「花火花火」

妹「花火花火」

兄「ドーン」





111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:33:10.78 ID:0PqFqhxe0


妹「ドーン」

兄「5分だけだっけ?」

妹「うん。5分間かな」

兄「あっという間だな」

妹「それでいいのかな」

兄「冬の花火だからな」





113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:40:00.52 ID:0PqFqhxe0


妹「寒いしね」

兄「ビール飲めないしね」

妹「ビール飲むの?」

兄「いや、最近は全然。飲み会ぐらいかな」

妹「ビール飲んでもいいよ」

兄「飲まないよ。寒いから」





114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:45:54.56 ID:0PqFqhxe0


妹「わぁ〜〜っ。ぱちぱちぱちぱち」

兄「でっかい。ぱちぱちぱちぱち」

妹「みんな拍手してるね」

兄「拍手してるねえ」

妹「なんだか拍手しちゃうよね」

兄「誰に拍手してるんだろうね」





115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:48:20.17 ID:0PqFqhxe0


妹「あ、今ので終わりなのかな?」

兄「終わったかな」

妹「と思ったら」

兄「また来た! ナナメに来た!」

妹「スターマイン?」

兄「さらにどんどん来た!」





118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:55:16.74 ID:0PqFqhxe0


妹「これがエンディングだね、きっと」

兄「すごいすごい」

妹「すごいすごい」

兄「結構感動的だな」

妹「みんな拍手してるぅ」

兄「最後の一発! か?」





119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:58:57.57 ID:0PqFqhxe0


妹「でっかいよぉ。終わっちゃう」

兄「あぁ。もうここまでだ」

妹「おしまい」

兄「おしまい」

妹「ふぅ」

兄「ふぅ」





120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:04:28.11 ID:0PqFqhxe0


妹「よかったね」

兄「冬の花火かあ……」

妹「で、感想終わり?」

兄「いや、初めて見たから不思議な感じ」

妹「うん。なんかね」

兄「冬に打ち上げ花火やってもいいんだなあって」





122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:08:55.61 ID:0PqFqhxe0


妹「夏の花火もいいけどね。冬の花火も幻想的かもね」

兄「幻想的かあ。そんな単語は俺にはなかった」

妹「幻想的じゃない?」

兄「キスしていいか?」

妹「え……」

兄「練習の続き」





123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:12:31.96 ID:0PqFqhxe0


妹「練習の続き?」

兄「今度は俺から」

妹「……」

兄「チュッ」

妹「……」

兄「俺さ、お前のことが昔から一番好きだったんだよ」





124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:15:58.62 ID:0PqFqhxe0


妹「お兄ちゃん……」

兄「今日だけ言えた。今日だけ俺の彼女になってくれてありがとう」

妹「そんなこと言われたら、私がなにも言えなくなっちゃうじゃない」

兄「いいよ。言って」

妹「ええと。後で言うから」

兄「後でって?」





125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:19:48.17 ID:0PqFqhxe0


妹「あのね……」

兄「なに?」

妹「あのね、今日お兄ちゃんとこ泊まりに行っていい?」

兄「え、いきなり」

妹「ごめんね、いきなりで。でももうお母さんには言ってあるから」

兄「なんて?」





127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:24:10.50 ID:0PqFqhxe0


妹「お兄ちゃんのところに泊まりに行くかもって」

兄「言ってくれよ。来る前に」

妹「ううん。行くのは今決めたから」

兄「いいのか?」

妹「うん。いいの」

兄「でも、イブも泊まりに来るんだろ?」





131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:28:27.60 ID:0PqFqhxe0


妹「アリバイのアリバイ……かな」

兄「うちに電話する?」

妹「ちょっと待って」

兄「うん」

妹「ぎゅってしてくれる?」

兄「うん……」





135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:31:36.73 ID:0PqFqhxe0


妹「あはは。モコモコだね」

兄「モコモコだな」

妹「ごめんね」

兄「なにが?」

妹「わがままで」

兄「モコモコだよ」





138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:37:11.92 ID:0PqFqhxe0


妹「じゃあ、行こっか」

兄「行こうか」

妹「ほんと、綺麗だよねここ」

兄「よかったよ、来て」

妹「あ、ちょっとあそこで撮ろう。いいポーズするから」

兄「俺も撮ってくれよ。せっかくだから」





139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:44:59.95 ID:0PqFqhxe0


妹「いいよ。いいポーズしてよ」

兄「こうだ! 早く撮って!」

妹「撮るよ〜。はい」

兄「どれ」

妹「あはははは」

兄「あははははは。ははは」





145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:52:36.34 ID:0PqFqhxe0


妹「この辺、お店あるんだね。雑貨屋さん?」

兄「さっきは気がつかなかったなあ」

妹「来たときは、真ん中の方を通ってきたからね」

兄「あ、電話は?」

妹「駅に着いたらする。公園の中はなんとなくね」

兄「あの店ちょっと見てみるか」





147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:58:32.55 ID:0PqFqhxe0


妹「いいの?」

兄「アジア雑貨みたいだな。太鼓がちょっと気になって」

妹「買ってくの? 太鼓?」

兄「いや、買わないと思うけど」

妹「止めないよ。買うの」

兄「この状況で、太鼓持って歩くのはいやだな」





149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:06:14.73 ID:0PqFqhxe0


妹「じゃあ、叩いていけば」

兄「叩かせてください、って言うのか?」

妹「うん、そう。あ、見て、これちょっと可愛い」

兄「なに?」

妹「アクセサリー」

兄「あー。買ってあげようか?」





151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:12:48.81 ID:0PqFqhxe0


妹「あこれ、チョーカーだって」

兄「首につけるやつ?」

妹「か〜わいいなぁ、ちょっと」

兄「気にいった? コートとって付けてみれば?」

妹「うん。ほらほら」

兄「なんですかその必殺似合いっぷりは」





153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:15:31.83 ID:0PqFqhxe0


妹「似合う? ほんと?」

兄「ほんとどころの騒ぎじゃない高ポイント。店の人も似合ってるって言ってる」

妹「買っちゃう」

兄「じゃあさ、ちょっと早いクリスマスプレゼント」

妹「え、嬉しい。いいの?」

兄「こんなんで良ければ。ってとにかく似合うから買ってあげる」





154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:19:05.34 ID:0PqFqhxe0


妹「やった……」

兄「俺が最初に見つけたことにしてくれ。買ったよ」

妹「素早い!」

兄「はい。これが俺からのクリスマスプレゼント。お前に似合うかなあと思って」

妹「あ、ありがとう。どうかな〜。似合うと嬉しいな〜」

兄「結構似合う自信あるんだな、これが」





156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:28:00.91 ID:0PqFqhxe0


妹「今付けてみていいかな?」

兄「いいよ」

妹「でも付けてもコートで隠れちゃう」

兄「いいよ、どっちでも」

妹「じゃあ今付けて、後で見せるからね」

兄「あっ」





158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:34:55.66 ID:0PqFqhxe0


妹「なに?」

兄「太鼓叩くの忘れた……」

妹「あはははは。引き返して叩いてくる?」

兄「いや、いいよ」

妹「いや、いいから」

兄「太鼓はそのチョーカーを見つけるための目印でしかなかったんだよ」





159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:40:18.75 ID:0PqFqhxe0


妹「あっ」

兄「なに?」

妹「ちゃんとお礼するの忘れた……」

兄「さっきされた気がするけど」

妹「ほんとはこうなの。チュッ。チュッ。大好き」

兄「そうなのか」





161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:50:06.64 ID:0PqFqhxe0

(電車内)

妹「座れた〜」

兄「案外歩いたからな」

妹「電車の中、あったかい」

兄「やっぱり今年、寒いよな」

妹「眠くなっちゃう……」

兄「いいよ、寝てても」





163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:53:37.96 ID:0PqFqhxe0


妹「頭のっけていい?」

兄「いいよ」

妹「えへへ」

兄「ここからだとちょっと長旅だからな。慣れないと遠いけど、慣れても遠いよ」

妹「……」

兄「寝ちゃった?」





164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:55:51.43 ID:0PqFqhxe0


妹「うん」

兄「なんだ、寝たのか」

妹「うん」

兄「ぐっすりだな」

妹「うん」

兄「おやすみ」





179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:23:49.21 ID:0PqFqhxe0


(兄の最寄り駅)

妹「到着ぅ〜」

兄「遠路はるばる、おつかれさま」

妹「わりとすぐだったね」

兄「寝てたからだろ」

妹「なんか、前に来たときと違う感じ」

兄「夜だしな。あと、ちょっと変わったとこもあるかな」





180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:28:06.27 ID:0PqFqhxe0


妹「どっちだっけ」

兄「心の赴くままに」

妹「うん。そうする。じゃなくて、また今度来るんだから」

兄「そうか。じゃあまず、あそこのスーパーまで」

妹「うん」

兄「そして、スーパーの角を曲がる」





181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:31:38.79 ID:0PqFqhxe0


妹「あれ、ここまだ開いてるのね」

兄「いつの間にか24時間営業になった」

妹「ちょっと入っていい?」

兄「なんか買うのか?」

妹「ええとね、お泊まり用意があんまりないの」

兄「そう。なにが必要?」





182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:34:03.28 ID:0PqFqhxe0


妹「安いスウェットでも買おうかなあって」

兄「俺のでよければ、着てないのあるよ。わざわざ買わなくても。売ってないかもしれないし」

妹「あ、それならいいかな。貸してもらえる?」

兄「うん。他に買うものは? 新品の歯ブラシぐらいならある」

妹「お菓子」

兄「じゃあ買うか」





183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:38:42.94 ID:0PqFqhxe0


妹「あ、あと朝ごはんの材料」

兄「え、作るの?」

妹「『お兄ちゃんにごはん作ってあげるから』ってお母さんに言っちゃったから」

兄「適当でいいよ。朝になってからなんか買ってもいいし」

妹「今買った方が面倒じゃないでしょ」

兄「なに作るんだ?」





185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:44:00.56 ID:0PqFqhxe0


妹「企業秘密かな」

兄「隠すことないだろ」

妹「別に隠してないけど、教えないの」

兄「それを隠すって言わないか?」

妹「そうとも言うかもね」

兄「まぁいいや。必要なのは期待?」





188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:52:17.93 ID:0PqFqhxe0


妹「正解です」

兄「わかりました。期待してます」

妹「すごく期待しないでね」

兄「難しいな」

妹「では、買い物に入ります」

兄「おともします」





191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:55:53.35 ID:0PqFqhxe0


妹「買いました」

兄「朝ごはんの予想がだいたいつきました」

妹「たぶん、正解だと思います」

兄「ちょっと嬉しいよ」

妹「ちょっと?」

兄「結構かな。いや、かなり」





193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:01:22.64 ID:0PqFqhxe0


妹「黙って食べてね。ええと、スーパーの角を曲がったとこまでね、道順」

兄「うん。そこの信号のある通りまで行く」

妹「てくてくてくてく。はい。信号のある通りね」

兄「青だ。信号を渡って、一本内側の道に入る」

妹「はい。一本内側」

兄「あと、ここからは道なりに真っすぐ。曲がってるとこもあるけど真っすぐ」





194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:05:09.14 ID:0PqFqhxe0


妹「あぁ、思ってたより簡単だった」

兄「着いたよ」

妹「お邪魔しま〜す。妹兼一日彼女が来ましたよ〜」

兄「兼任なんだ」

妹「一日警察署長みたいでしょ」

兄「よくわからないけど、偉い人みたいだ」





195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:08:40.73 ID:0PqFqhxe0


妹「えっへん」

兄「威張った」

妹「お兄ちゃんを一日彼氏に任命します」

兄「ありがたく拝命します」

妹「ハンガー、あるよね」

兄「あ、ハンガー。はいこれ」





196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:13:21.15 ID:0PqFqhxe0


妹「やっとモコモコが脱げる〜」

兄「あ、うんと可愛い子が出てきたぞ」

妹「ほんと?」

兄「チョーカーもやっぱり、ポイント高いな」

妹「鏡で見てみるね。あ〜あ〜これ。いい〜。いいよ〜」

兄「な、可愛いだろ。お嬢様、お目が高い」





197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:17:34.04 ID:0PqFqhxe0


妹「うん。最初からこれ着けてくればよかった〜」

兄「喜ばしい限りでございます」

妹「ねぇ」

兄「うん?」

妹「ぎゅってしていいよ」

兄「ぎゅってして欲しいんだろ」





200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:22:14.97 ID:0PqFqhxe0


妹「そうとも言うかもね」

兄「まだ練習は続いてる?」

妹「続いてるかもね」

兄「俺にも遠慮はあるんだぜ」

妹「ほんとはちょっと怖いよ」

兄「俺が?」





201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:27:47.99 ID:0PqFqhxe0


妹「ううん。自分が。止められないから……」

兄「ほどほどにしとこう。な?」

妹「あぁ、もうよくわかんない。自分の決めたことが……」

兄「俺はだいじょうぶだから」

妹「うん……」

兄「お前に『好きだ』って伝えられただけでもさ……」





204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:35:45.29 ID:0PqFqhxe0


妹「うん……」

兄「かなり胸のつかえが下りた感じなんだよ」

妹「私、お兄ちゃんの気持ち、わかってた。前は」

兄「そうか」

妹「でも、いなくなっちゃったんだもん、お兄ちゃんが」

兄「あぁ」





210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 11:43:45.52 ID:0PqFqhxe0


妹「さっきお兄ちゃんが私に言ったのとおんなじこと言うね」

兄「うん」

妹「私ね、お兄ちゃんのことが昔から一番好きだったんだよ」

兄「今は?」

妹「今は?」

兄「好きだよ。それは変わらない」





216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:04:17.73 ID:0PqFqhxe0


妹「どうしよう……」

兄「どうしたい?」

妹「キスして……」

兄「ああ……」

妹「もっと……もっと……」

兄「好きだよ……好きだよ……好きだよ……」





217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:08:58.22 ID:0PqFqhxe0


妹「えへへへへ……」

兄「どうした?」

妹「なんだか可笑しくなってきちゃった……」

兄「まあ、可笑しいかもな、今日は。クリスマスムードのせいだ」

妹「自分で決めたことを思い出したの」

兄「そうか……」





218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:12:22.84 ID:0PqFqhxe0


妹「シャワー借りていい?」

兄「いいよ。着替え出すから。ほらこれ。白の上下」

妹「ありがとう」

兄「ちょっと大きいかな」

妹「いい。だいじょうぶ」

兄「バスタオルも。はい」





219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:16:37.01 ID:0PqFqhxe0


妹「じゃあ浴びるね」

兄「どうぞ」

妹「のぞきたいと思ってもいいけど、のぞかないでね」

兄「のぞかないから。浴室のカギかければいいよ」

妹「お先に〜」

兄「あ、買い物は冷蔵庫にしまっとくよ〜」





221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:22:03.20 ID:0PqFqhxe0


妹「はぁ。いいお湯でした」

兄「歌ってたな、歌」

妹「聞こえたの?」

兄「いや、ちゃんと聞いてないけど」

妹「えっち」

兄「なんでだよ!」





222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:26:43.50 ID:0PqFqhxe0


妹「だってぇ。のぞかれてるのと一緒でしょ」

兄「あ、そうだ。その浴室のカギさあ、実は開けようと思えば外から開けられるんだよね」

妹「ええっ〜」

兄「10円玉とかで。こう。グリってやって」

妹「なんかそれ、ひどくない?」

兄「なんで?」





223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:31:18.83 ID:0PqFqhxe0


妹「カギ開けられるってわかってて、カギかければ、って言ったんだ」

兄「あ、そう言われてしまえば、そうなってしまう」

妹「私を罠にはめたんだ」

兄「なんだよそれ」

妹「私を騙してまで、のぞきたいって思ってたんだ」

兄「のぞいてないだろ」





226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:39:53.82 ID:0PqFqhxe0


妹「ひどい。ひどい」

兄「あのさあ、まとめると、『ほんとはのぞいて欲しかった』ってこと?」

妹「そんなこと言ってない」

兄「『私を騙して、のぞいて欲しかった』ってこと?」

妹「のぞかれるのは、恥ずかしいよ……」

兄「でも、のぞいて欲しい?」





227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:48:40.54 ID:0PqFqhxe0


妹「お兄ちゃんが、のぞきたいのをうんと我慢してたのは、よくわかった」

兄「断定されてしまった」

妹「犯人はお前だ!」

兄「違う。俺じゃない!」

妹「逮捕拘留取り調べの上、市中引き回し打ち首獄門だ!」

兄「バスタオル一枚でそれ言うなよ」





229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 12:55:55.61 ID:0PqFqhxe0


妹「うーーーーっ」

兄「なに。なに?」

妹「お兄ちゃん、やらしいよ」

兄「なーにが?」

妹「このバスタオルを、パッてしたい気持ちにさせられちゃう」

兄「え」





231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:03:47.20 ID:0PqFqhxe0


妹「しないけど。しないけど……」

兄「するのか」

妹「見たい? よね? ……あとで見せるかも」

兄「ほんと?」

妹「見せる、とは言ってないからね。お兄ちゃんもシャワー浴びてきて」

兄「わかったよ。じゃあ、あとで……」





235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:09:31.46 ID:0PqFqhxe0


妹「着替えちゃったよ」

兄「あぁ、さっぱりした。白、似合うな」

妹「これ、お兄ちゃんの匂いがちょっとするんだ……」

兄「下は? いいの?」

妹「大きいから、上だけでいいよ……」

兄「正直言ってその生足、興奮する」





238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:15:29.40 ID:0PqFqhxe0


妹「セクシー? かな?」

兄「ほんとは足だけじゃなくて、全部だけど」

妹「もう寝ちゃうの……」

兄「疲れた? いいよベッドで寝て。俺は寝袋で寝るから」

妹「ぐーぐーぐーぐー」

兄「おやすみ。……なのか?」





243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:22:27.35 ID:0PqFqhxe0


妹「ううん。こっちに来るの。一緒に寝るの」

兄「いいのか?」

妹「いいよ。ほんとはまだ眠くないよ。さっき電車で寝ちゃったし」

兄「襲うかもよ」

妹「だめかもよ」

兄「そっち行く」





249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:26:50.26 ID:0PqFqhxe0


妹「あはは。私、震えちゃってる。震えちゃってるの」

兄「だいじょうぶ。いい子。いい子」

妹「体じゅう、撫でて欲しい。全部」

兄「柔らかいね。女の体だよ、すっかり」

妹「ううん、まだ子供」

兄「胸、撫でていい?」





251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:30:51.13 ID:0PqFqhxe0


妹「うん……でも他のところも……」

兄「うん……腕とか肩とか?」

妹「顔とか……背中とか……」

兄「可愛い……好きだよ……」

妹「あっあっ……やっ……感じちゃ……」

兄「すごい感じるんだな……」





254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:35:31.91 ID:0PqFqhxe0


妹「だって……あ……だめ……おっぱい感じすぎ……」

兄「直接触るよ……」

妹「あ……待って……待って……ちょっと……」

兄「だめ? ごめん」

妹「下を……脱がせて……」

兄「え、こっち?」





258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:42:22.76 ID:0PqFqhxe0


妹「いまそこ触らないで……お願い……濡れちゃうから……」

兄「うん」

妹「さっき替えたばっかりのだから……濡れちゃうから」

兄「いいの? 脱がすよ」

妹「見ちゃだめ……見ないでね……恥ずかしいよ……」

兄「もう濡れてる……」





259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:46:06.52 ID:0PqFqhxe0


妹「ああっ……そんなこと……お兄ちゃんの指……」

兄「見たいよ。全部。見せて」

妹「うん……。上も。脱がせて。裸にして」

兄「ああ。俺も裸になる」

妹「見せてるよね……私……お兄ちゃんに……全部……」

兄「ああ……こんなにいい形のふくらみで……乳首がツンとしてて」





262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:51:05.84 ID:0PqFqhxe0


妹「感じてね……感じてね……私で……」

兄「ああ……もうたまらないよ……」

妹「嬉しい……嬉しい……」

兄「全部触らせろ……全部舐めさせろ」

妹「いいよ……いいよ……お兄ちゃんの好きにしていいよ……」

兄「こんなにくびれててさ……やらしいお尻しててさ……」





264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:55:32.16 ID:He9aAiFFO

この淡々とした感じが逆にエロいな。




265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 13:58:08.10 ID:0PqFqhxe0


妹「ゃ……ゃ……ゃ……あっあっ……あっ……」

兄「我慢できる? 舐めるよ……」

妹「平気……だよ……もうだめ……私……いっちゃうの?」

兄「いっちゃいな……いいよ……」

妹「お兄ちゃん……お兄ちゃん……ねぇ……ねぇ」

兄「愛してるよ。愛してるよ」





267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 14:01:55.86 ID:0PqFqhxe0


妹「あっあっあっあっ……あっあっあっ……ああああぁっ」

兄「ああ。たまらなく可愛い」

妹「はぁーっ……はぁーっ……は……ああぁっ」

兄「欲しい。入れたい」

妹「お兄ちゃん……あっ……あっ……待って……」

兄「うん。ごめん」





269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 14:11:07.26 ID:0PqFqhxe0


妹「だめなの……それはだめなの……自分で決めたことなの」

兄「ああ。うん。だめだよな。わかってる」

妹「ごめんね……ごめんね……」

兄「いろいろいけないよなぁ」

妹「ほんとはそうじゃないけど……でもだめなの……」

兄「うん。好きだよ。お前のこと」





273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 14:14:42.49 ID:0PqFqhxe0


妹「触っていい? お兄ちゃんの……」

兄「あああっ……触ってる……」

妹「お兄ちゃんも……いっちゃって……私で……」

兄「お前の指が……指だけで……あ……」

妹「見て……私……こんなに興奮してるの……」

兄「あ……あ……出したい……」





279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 14:17:16.90 ID:0PqFqhxe0


妹「出ちゃう? 出ちゃう?」

兄「ああっ……もう……」

妹「体にかけていいよ……いっぱい……いっぱい」

兄「いくっ……いくっ……あっあっあっああああーっ」

妹「ああ……出ちゃったんだ……あったかいんだ……」

兄「ああああああああ……こんな……感じる……」





327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:06:29.97 ID:0PqFqhxe0


妹「あ……裸で寝ちゃってた……」

兄「ん……あ……」

妹「お兄ちゃんも裸のままね……」

兄「んああ。目、覚めた」

妹「そのまま寝ちゃったね」

兄「布団、かけてくれたのか」





328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:12:53.97 ID:0PqFqhxe0


妹「うん……裸って結構あったかいね」

兄「柔らかいよ。お前の肌、気持ちいい」

妹「全部お兄ちゃんの匂いで……包まれてて……」

兄「はは。勃ってきた」

妹「そんなこと言われただけで、感じちゃうよぅ……また……」

兄「触っていいだろ」





329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:20:35.95 ID:0PqFqhxe0


妹「いいよ……」

兄「今日だけな」

妹「今日だけなの?」

兄「その方がいいと思ったから。俺もそう決めた」

妹「ごめんね。セックスできなくって」

兄「しょうがないよ……うん……」





333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:25:15.20 ID:0PqFqhxe0


妹「そのかわり、なんでもする。言って」

兄「俺がお前にしたい。今のお前の全部を覚えておきたい」

妹「フェラチオしていい?」

兄「できるのか?」

妹「わかんない……けど……したいの」

兄「さっき両手でされたの、すごい感じた。電気が走った」





335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:29:54.68 ID:0PqFqhxe0


妹「私もお兄ちゃんに触られただけで、びりびり来ちゃうの」

兄「こんなに硬くなって、俺だって恥ずかしい」

妹「いいよ。おあいこだから。舐めていい?」

兄「いいって言わなくても、するんだろ」

妹「お兄ちゃんが私にしたみたいに、舌動かしちゃうの」

兄「ああ……そう……いいよ……気持ちいい」





337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:36:28.64 ID:0PqFqhxe0


妹「気持ちいい? 先の方とか、まわりとか?」

兄「ああ……いい……上手いよ……」

妹「透明なの出てきた。吸っちゃう」

兄「びっくりしたろ、さっき……あんなの出て……」

妹「ううん、すごい嬉しかった。お兄ちゃん、あんなに感極まってくれて」

兄「だって……お前の裸があんなに……いやらしくのけぞって……」





338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:41:04.17 ID:0PqFqhxe0


妹「ねえ、くわえてもいい?」

兄「いいよ……存分に練習してくれ……」

妹「練習だけど……練習じゃないから」

兄「ああっ……」

妹「こんな感じでいいのかな? もっと?」

兄「もっと……」





340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:47:06.77 ID:0PqFqhxe0


妹「ごめんね。上手にできなくって」

兄「いいよいいよ」

妹「でも今度は、お兄ちゃんを先にいかせたいから」

兄「うん」

妹「言って。して欲しいこと」

兄「感じてるお前の裸見ながら、両手でいかされたい」





342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 22:53:42.56 ID:0PqFqhxe0


妹「さっきみたいに?」

兄「こんな風にお前のクリトリスいじって」

妹「あ……あっ……やぁん……や……」

兄「そう。そう。お前の手で俺のを……」

妹「うぅん……ふぅん……ああっ……いっちゃって……」

兄「ああっ……すごいよ……しびれる……」





344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 23:01:40.71 ID:0PqFqhxe0


妹「ねぇ……やっぱり……い……いっちゃう……」

兄「もっと速く……もっと」

妹「こうなの? こうなの?」

兄「そう……いくっ……いくっ」

妹「飲ませて……お兄ちゃんの……飲ませて……」

兄「いくよっ……飲んで……飲んで」





346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 23:06:57.66 ID:0PqFqhxe0


妹「飲めたの……お兄ちゃんの……」

兄「あぁっ……はぁっ……」

妹「好きよ。ほんとに好きよ」

兄「ありがとう……」

妹「ありがとうなんて、言わないで」

兄「お前が好きだよ……俺は……」





347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 23:15:54.51 ID:0PqFqhxe0


妹「いろいろね、頭がぐちゃぐちゃなの」

兄「わかるよ。俺もだ」

妹「今日だって……お兄ちゃんの顔見たかっただけなのに」

兄「うん」

妹「でもこれでいいって思ってたり、どうするのこれからって思ってたり」

兄「お前が自分で決めた通りでいいから」





349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 23:21:40.04 ID:0PqFqhxe0


妹「うん。ごめんね。ごめんね」

兄「なんで謝るんだよ。楽しかったぞ」

妹「うん。そうだね」

兄「腹減ったよ」

妹「うん」

兄「作るの手伝おうか? 朝ご飯」





351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 23:26:12.22 ID:0PqFqhxe0


妹「待って。ちょっとまだ」

兄「ごめんな」

妹「キスして。いっぱい」

兄「うん……」

妹「ああ……ああ……」

兄「これで最後かな」





353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 23:32:27.80 ID:0PqFqhxe0


妹「違うの。それ以上言わないで」

兄「ああ。わかった」

妹「うん。ご飯作るよ。手伝わなくていいから待ってて」

兄「カーテン開けるよ」

妹「ふぅ。お兄ちゃん、牛乳使っていいよね?」

兄「あ、まだ開けてないやつ、いいよそれ」





366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 00:37:48.00 ID:BzP6rCYZ0


妹「お兄ちゃん〜できたよ〜ん」

兄「おう。美味そうだ」

妹「予想通り、オムライスです」

兄「予想はしてなかったよ。買い物のときは、卵、ケチャップ、とかただ思ってた」

妹「料理作らないの?」

兄「作らなくはない。でもこんな洋食みたいな感じのは」





370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 00:45:46.91 ID:BzP6rCYZ0


妹「じゃあ食べようね。いただきま〜す」

兄「ありがたやありがたや。いただきます」

妹「これも料理ってほどじゃないけどね」

兄「いやいや。なんか華やかでさ」

妹「簡単なのよ。ライスの方はてきとーだし」

兄「普通に美味いよ。上手だと思うよ」





371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 00:50:21.14 ID:BzP6rCYZ0


妹「でもこのオムの方には、気合い入ってるのよ」

兄「卵の方?」

妹「そう。ふわふわ半熟にして、ぱっと開いて乗っけるの」

兄「なんかエロい」

妹「ばか。そうするとね、トマト色のライスの上にとろとろって絡むの」

兄「余計エロい」





373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 00:55:09.10 ID:BzP6rCYZ0


妹「それでね、私、悩みがあるの」

兄「なに?」

妹「せっかくお料理が上手になったとしても、一番大好きな人とは結婚できないの」

兄「ああ、そりゃ大変だ」

妹「大変でしょ? 同情してくれる?」

兄「まあね。あのさ、俺には夢があるんだ」





374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 00:59:29.54 ID:BzP6rCYZ0


妹「どんな?」

兄「妹と結婚できるような世の中に変わるよう、学会を揺るがす世紀の大発見をする」

妹「すごいな」

兄「でもそのために、なにをしていいのかわからないんだ」

妹「悩みだね」

兄「で、とりあえず、ラットの世話してる」





377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 01:04:42.43 ID:BzP6rCYZ0


妹「ああ、お腹いっぱい」

兄「あ、それ残すの?」

妹「うん。ちょっとボリューム多すぎたかな。食べていいよ」

兄「じゃあ遠慮なく」

妹「食べて食べて〜」

兄「いただきます」





378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 01:09:18.56 ID:BzP6rCYZ0


妹「オムライスが言うの。『食べて食べて〜私を食べて〜』って」

兄「どうすりゃいいんだ、それ」

妹「『赤くて黄色くてふわふわでおいしいよ〜』って言うの」

兄「ほんとかなあ」

妹「食べてみなきゃわからないかもね」

兄「そうだな」





379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 01:17:28.78 ID:BzP6rCYZ0


妹「もうごちそうさま、かな?」

兄「ごちそうさま。最後まで飽きが来なかったよ」

妹「いっぱい食べてくれて、嬉しいな」

兄「ふわふわでおいしかったよ」

妹「これなら安心して嫁に出せそうだ」

兄「誰なんだよ、それ言ってるのは」





381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 01:24:55.28 ID:BzP6rCYZ0


妹「ごめん、またちょっと眠くなっちゃった」

兄「くたびれたか? いいから横になりなよ」

妹「普段使わないとこをいっぱい使っちゃったみたい」

兄「休んでな」

妹「食器はあとで洗うから」

兄「あ、いいよいいよ。俺がやるから」





382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 01:30:32.48 ID:BzP6rCYZ0


妹「じゃあちょっと、横になるね」

兄「うん」

妹「お兄ちゃんも、休んだら?」

兄「ああ、そうするかも」

妹「ふわふわでふわふわだよ」

兄「じゃあちょっと俺も横になる」





424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:03:26.08 ID:BzP6rCYZ0


妹「お昼でした」

兄「ぐっすり寝ました」

妹「うーーん、いいお天気ね」

兄「おっぱい見えた」

妹「見えてないでしょ!」

兄「じゃあ見えてない」





425: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:06:52.77 ID:BzP6rCYZ0


妹「見えたっていうのは、こういうのを言うの!」

兄「おおっ」

妹「はい、サービス終わり。あ、私、もう帰るね」

兄「え、もう? そうか」

妹「お兄ちゃんの貴重な日曜だから、あんまりお邪魔してもね」

兄「あ、いや、俺はいいんだけど」





426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:12:50.41 ID:BzP6rCYZ0


妹「これ以上いたら、私帰れなくなっちゃうから」

兄「……」

妹「暗くなってから帰りたくない。なんだか悲しくなっちゃいそうだし」

兄「うん」

妹「そうだ、台所の後片付けするね」

兄「あ……ああ。すまん」





428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:18:42.84 ID:BzP6rCYZ0


妹「お兄ちゃ〜ん、聞くの忘れてた〜」

兄「なに〜?」

妹「ええとね〜。クリスマスプレゼントなに欲しい〜?」

兄「聞こえな〜い」

妹「待ってね〜。片付け終わった。食器このまま置いとくよ」

兄「あ、ありがとう。それでいいよ」





429: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:25:36.53 ID:BzP6rCYZ0


妹「クリスマスプレゼント」

兄「ああ、さっきそう言ったのか」

妹「私はもうもらっちゃったでしょ。お兄ちゃんはなにが欲しいかなって」

兄「えーと。あー。予算は?」

妹「予算? 10円とか?」

兄「じゃあ、『うまい棒』一本」





430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:32:21.19 ID:BzP6rCYZ0


妹「『うまい棒』ね。ほんとに買ってきちゃうよ」

兄「えーとねえ。急に言われたからぱっと思いつかない」

妹「うーん、今一番欲しいものは?」

兄「あー、本とかかな」

妹「なんの本?」

兄「考えてない」





431: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:40:51.28 ID:BzP6rCYZ0


妹「それじゃあわかんないよぉ」

兄「ああいいよ。特に。気持ちだけで十分。お前も出費多いだろ」

妹「お花とか買ってきちゃおうかなぁ」

兄「嬉しいけど、ちょっとあれかな」

妹「じゃあね、またご飯作ってあげる。プレゼントらしくないけどなぁ」

兄「それでいいや」





432: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:46:58.98 ID:BzP6rCYZ0


妹「うん、じゃあなんか考えとくね。イブ、来るときは連絡します」

兄「わかった」

妹「あ、モコモコ着てかなきゃ」

兄「じゃあ送ってくよ」

妹「送り狼?」

兄「なんだよそれ」





433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 12:49:12.63 ID:BzP6rCYZ0


妹「いいよ、送ってくれなくて」

兄「駅まで送るから」

妹「ほんとにいいの。ひとりで歩いて、道を確かめたいから」

兄「いいの?」

妹「うん。じゃあ帰るね。お邪魔しました〜」

兄「ああ。じゃあな。気をつけて」





449: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 14:32:19.76 ID:BzP6rCYZ0


(23日天皇誕生日)

妹「もしもし」

兄「おう……」

妹「おれおれ。おれだよ」

兄「なんだ詐欺か」

妹「ねえお兄ちゃん、今うちにいるの?」

兄「うん」





450: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 14:37:37.95 ID:BzP6rCYZ0


妹「ちょっと出てきちゃったから。……近くでもないんだけど」

兄「えっ?」

妹「買い物とかしてるの。今日から冬休みだから」

兄「そうか。早いな。いいな」

妹「今日お休み?」

兄「まぁ」





452: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 14:42:56.47 ID:BzP6rCYZ0


妹「ちょっと行っても……いいかな?」

兄「え?」

妹「そっち」

兄「え、明日来るんだろ?」

妹「うん……お邪魔だったね。ごめんね」

兄「すまん。ちょっと」





453: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/20(日) 14:45:51.11 ID:BzP6rCYZ0


妹「プレゼント欲しいものある?」

兄「あ、特に思いつかないよ」

妹「そう。わかった」

兄「悪いね」

妹「じゃあ……ね。バイバイ」

兄「じゃあまた」





妹「クリスマスイブなんだけどね」【後編】へつづく



カテゴリー兄「」妹「」のSS一覧
管理人のオススメSS
SSまとめアンテナ

 

SS宝庫最新記事50件