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ジョセフ「ギャングスターになってやるぜッ!」【前編】【中編】【後編】

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【ジョジョ】ジョセフ「ギャングスターになってやるぜッ!」【SS】
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579: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:20:24.28 ID:0dq/NovvO

〜ヴェネツィア市内のレストラン〜

ジョセフ「暇だからさァ〜〜〜〜〜ナランチャ。お前に算数を教えてやるぜ。」

ナランチャ「え? 突然すぎないジョジョ?」

ジョセフ「フーゴがいない今、お前に算数を教えれるのはオレくらいだぜ? どうせ暇なんだからありがたく教われ!」

ナランチャ「わ…わかったよ…教わればいいんでしょ…」

ジョセフ「よし! なら今回は2ケタのカケ算に挑戦するか!」

ナランチャ「ふ…2ケタ……」

ジョセフ「お前が2ケタのカケ算が出来ねーのは知ってるぜ。だから今はそれを乗り越えないとな。」




580: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:21:29.36 ID:0dq/NovvO

ジョセフ「じゃあまずは、オレが初めてお前らに会った時にやってた16×55からやるぞ。」

ナランチャ「わかった。やってみる!」

ミスタ「ジョジョのやつ何だかんだ言って面倒見が良いよな。」

ブチャラティ「親友のフーゴがいなくなった事にジョジョは気を遣ってるんだろう。ジョジョなりにナランチャを勇気付けようとしてるんだ。」

カキカキ

ジョセフ「16×55って考えるから難しく感じるんだ。まずは16×5からやってみろ。」




581: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:22:31.22 ID:0dq/NovvO

ジョセフ「まず6×5はいくつだ?」

ナランチャ「たしか…さ…30…?」

ジョセフ「そうだ! じゃあ5×10はいくつだ?」

ナランチャ「…おれ九九しか分からないからできないよ…」

ミスタ「ジョジョのやつ短気だからそろそろキレるんじゃあねーか?」

ブチャラティ「大丈夫さ。」

ジョセフ「………………」

ジョセフ「じゃあ5×1はいくつだ?」

ナランチャ「それは分かるよ! 5だろ?」

ジョセフ「そうだ。じゃあ5×10も分かるはずだぜ? 1の後ろに0が付いてるだろ? そんな時は5に0をつけるだけでいいんだよ。」

ナランチャ「てことは…」

カキカキ




582: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:23:23.32 ID:0dq/NovvO

ナランチャ「50…でいいの?」

ジョセフ「やれば出来るじゃあねーかナランチャ!!」

ゴシゴシ

ナランチャ「い…痛いよジョセフ!」

ジョセフ「それじゃあ16×5はいくつだ? さっき計算した2つを足してみろ。」

ナランチャ「え…えーと……6×5と 5×10を足すと……80だ!!」

ジョセフ「そしたらだ…ナランチャ。実はお前はもうすでに16×50の計算は出来るはずなんだ。」

ナランチャ「ウッソーッ! マジかよ!?」

ナランチャ「ん? 待てよ…」

ナランチャ「この式ってさっきのに0をつけただけだ!」

カキカキ




583: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:24:41.49 ID:0dq/NovvO

ナランチャ「……800だ!!」

ジョセフ「正解! じゃあさっきのと足してみろ!」

ナランチャ「うん!」

カキカキ

カチャ

ナランチャ「………………880?」

ジョセフ「…………………」

ナランチャ「……………………」

ジョセフ「完璧だナランチャッ!」

ナランチャ「やったぜッ!!」

パチッ

パチッ

ピシッ

ガシッ

グッ

グッ




584: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:26:53.92 ID:0dq/NovvO

ミスタ「やっと人並みになったってところだな…」へッ

アバッキオ「それでも成長だ……」

アバッキオ「ところでブチャラティ………これから………どうするんだ。」

ブチャラティ「………………」

ブチャラティ「ボスのスタンドはあきらかに時間を消し去り、そしてその中をボスだけが自由に動いていた。」

ブチャラティ「無敵だ。どう考えても何者だろうとあのスタンドの前ではその攻撃は無駄となる!」

ブチャラティ「ボスの正体をつきとめた時は別だ! ボスの素顔さえ知る事ができればッ! こちらからの本体への暗殺の可能性が出てくるからな! なんとかしてボスの正体を知らねばならないッ!」

ミスタ「しかし…どうやって探すんだ? ボスはあらゆる人生の足跡を消して来てる男だぜ…」

アバッキオ「トリッシュだ! ……トリッシュに何かヒントがあるぜッ! みんなトリッシュを追い……そしてボスはトリッシュを始末しようとしていた!」

ジョセフ「だが、これ以上トリッシュをこのことに巻き込むのは可哀想だぜ……なんてったって父親に殺されかけたんだからな…………ボスの事はトリッシュに黙っておいて違う方法を探した方が………」

トリッシュ「その必要はないわジョセフ。」

トリッシュ「もうすでに……理解しているもの……さっきから…」




585: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:28:23.78 ID:0dq/NovvO

ゴゴゴゴゴゴ

バン

トリッシュ「思い出したわ…人生の足跡を消しているという言葉で…あたしの母は昔、父親とはサルディニア島で知り合ったと言っていたわ………」

トリッシュ「あたしが小さい頃……昔話で母からチラリと聞いた事がある…母親が旅行した時に知り合い…母にすぐに戻ってくると言ったきり、写真も本名も何も残さず永遠に消え去ったのよ。」

トリッシュ「サルディニアよ。サルディニアに過去と正体はきっとある!」

ブチャラティ「なぜオレたちに教える!? オレたちは君の父親は殺すかもしれないッ! いや! 倒そうと決意しているんだぞ。」

トリッシュ「倒すとか倒さないとかあたしにとっては別問題だわ!」

トリッシュ「ただ! あたしの知らないところで勝手に戦って守られてるのがイヤなのよ! あたしにも協力をさせて欲しいのッ!」

アバッキオ「どうやら…彼女……オレたちが考えてる以上にタフな精神力のようだな……」

ジョセフ(……トリッシュってブチャラティの事をすっごく気にしてるよなァ〜……………こりゃあ面白くなりそうだ!)




586: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:30:03.49 ID:0dq/NovvO

ジョセフ「?」

ジョセフ(あれ? オレのスプーンどこいったんだ?)

スッ

サッ

ジョセフ(……まぁいいか…ミスタのやつを借りておこう!)

ジョセフ(スープは熱いうちに飲むのがベストでェ〜すッ!)

カチン

ジョセフ「!」

ズズ…

スープの中から溶けたスプーンが出てきた

ズギョガガ

ズザザザザザ

ジョセフ「て…敵だ! スープの中に……サメがいるッ!」

ドドドドドド

ジョセフ「ハーミット・パープル!」

シュビッ

ガチャアン

パリィーン




587: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:31:49.09 ID:0dq/NovvO

ブチャラティ「アバッキオッ!! トリッシュを亀の中に入れて護れッ! ナランチャは右ッ! ミスタは左を護れッ!」

ミスタ「どこだ!? ジョジョ!? 敵はどこにいるッ!?」

ジョセフ「スープの中だァーーーーーッ! どっかからすでにはいってやがったッ!」

ミスタ「どこだって?」

ジョセフ「だ…だからスープの中にサメがいたんだよ! サメの背ビレのような物があったからおそらくサメだッ!」

ズズズ

ズオオ

ジョセフが持ってたスプーンにサメが現れた

ジョセフ「なにッ!」

ドシュバッ

ジョセフ「おぞごぉおうッ!」

ジジジュウウ

ジョセフ「な、な、ななな…」

ガッチャアアーン

ブチャラティ「ジョジョ!!?」

ミスタ「どうした!?」




588: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:34:43.36 ID:0dq/NovvO

ズズズ

ジョセフ(み…水の中を移動してやがる…! 早く……ブチャラティたちに伝えねえと……!)

ミスタ「ジョジョ!? どうしたって聞いてんだよッ! どこか攻撃されたのかッ!? どこをやられた?」

ジョセフ「あ…あ……あそ…」

アバッキオ「さっそく襲ってきたかってかんじだが、オレたち5人相手にいどんで来るとはいい度胸だぜ。」

ブチャラティ「違うぞミスタ! ジョジョはしゃべれないんじゃあないのか!」

ミスタ「え? おい! しゃべれねえのか?」

ドシュン

ジョセフ「!!」

ドシュン

ドシュン

ドシュン

ジョセフ(なるほど………水から水へ移動してきたってわけか……このままじゃあ皆が危ねえ……しゃべれねえなら………行動でしめすぜ!)

ガシッ

ジョセフはテーブルを掴む

ナランチャ「どうしたんだジョセフ!?」

グワアアア

ガッシャアアアーン

テーブルをひっくり返す

ミスタ「お…おい! 何してんだジョジョ!!」




589: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:35:35.93 ID:0dq/NovvO

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ティッツァーノ「なるほどな………ジョセフ・ジョースター。」

ティッツァーノ「ちょっとわかりかけて来たぜ。ボスが情報で言ってたことを。一番用心しなくてはならないのはあの新入りのマッチョだってな。」

スクアーロ「あぁ…」

スクアーロ「正直言ってオレの『クラッシュ』の攻撃だけで十分と思っていた仕事だけど。」

スクアーロ「やはり5人確実に全滅させるには君の協力が必要というわけだティッツァーノ。」

ティッツァーノ「仕込んできたかい?」

スクアーロ「ああ。作戦通りにな。確かにジョセフの口の中に仕込んできたぜ。すでに君のスタンド『トーキング・ヘッド』をよ…………」

ジョセフ「ゲホッ…ゲホッ…」

ジョセフ(イ…イタかったぜェ……敵の野郎……絶対にゆるさねぇ………!)




590: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:36:26.78 ID:0dq/NovvO

アバッキオ「敵は遠隔操作だ………となるとどうやってこのヴェネツィアを脱出するか? だぜ!」

アバッキオ「海を行くのか? 橋を行くのか?」

ブチャラティ「ジョジョ、しゃべれるか? 何を見たんだ? 敵のスタンドはどうやって攻撃してきた?」

ジョセフ(そうだ! 敵の事を知らせねえとッ!)

ジョセフ「ゲホッ……」

ジョセフ「運河を行くべきだぜッ! ブチャラティッ! 敵は金属になって攻撃を仕掛けてくるやつだから地上は危険だッ!」

ジョセフ「へ?」

ジョセフ「オ…オレ今なんつった?」

ミスタ「襲ってきたのはサメじゃなかったのか? それとも言い間違いか?」

ジョセフ「も…もちろん見ましたとも!」




591: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:37:45.28 ID:0dq/NovvO

ジョセフ「敵は金属に化けるスタンドだ!」

ジョセフ「な!」

ナランチャ「つまり敵はスプーンとかに化けてたって事だよね? それだったらサメって何のこと?」

ミスタ「ジョジョ! サメは見てないって事でいいのかッ?」

ジョセフ「ああ、そうだぜ!」

ジョセフ「ち…ちげーよ!」

ミスタ「どっちだよ!!」

ジョセフ(な…何でオレが言おうとしてる事と反対の事を言ってるんだオレ………わけわかんねえッ!)

ブチャラティ「ジョジョ。君の言う敵のイメージがまったくオレたちに伝わって来ないな。」

ブチャラティ「確認するぜ! ……敵は金属に化けるやつで素早くお前を攻撃したんだな?」

ジョセフ「いいや! やつはのろかったねッ!」

アバッキオ「ああ!?」

ナランチャ「!?」

ミスタ「!?」

ブチャラティ「!?」

ジョセフ「な…なんでこうなるのォ〜…?」




592: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:39:41.95 ID:0dq/NovvO

ミスタ「お前言ってることの辻褄が合ってねえぞ!? 嘘ついてんじゃあねえだろうな!」

アバッキオ「それともいつものアメリカンジョークとか言うやつか? それをこんな時に使うなんかバカだな。」

ジョセフ(! そうか! さっき舌を攻撃された時に何かされたんだ!! オレの舌にはスタンドがいるんだ!! 敵は二体いたのかッ!!)

ミスタ「おいブチャラティ。ここはすぐにボートで立ち去って行こうぜ。」

ジョセフ「!! ダメだミスタ!」

ジョセフ「ボートを渡るってのはなかなかの作戦だな。オレは大賛成だぜ!」

ジョセフ「…ってちがーうッ!!」

ミスタ「…ジョジョが壊れる前に早くボートに乗ろうぜ?」

ジョセフ「そうだよな! ボートに乗るべきだぜ! ミスタはやっぱり賢いよなァ〜! 次期幹部はグイード・ミスタで決まりだな!」ガガガガガガ

シュビ…

ミスタ「おいジョジョ! 言ってることと行動が正反対だぞ! あと! オレを褒めても金は払わねえぞッ!」

アバッキオ「…ジョセフ、てめー大丈夫か?」

ジョセフ「言うまでもないね。」コクリ

ジョセフ「オレのバカッ! 違う違う違うッ!!」ガンガンガン




593: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:40:33.36 ID:0dq/NovvO

ブチャラティ「いやミスタ! どうせ運河を行っても追いつかれてしまうだろう。だが、これはチャンスだッ! 今、逆にこの敵を追撃して倒すのだ!」

アバッキオ「賛成だ。」

ナランチャ「賛成!」

ミスタ「しゃあねーな。」

ジョセフ(ふぅ…何とか運河を行かねーようにしたぞ。)

ジョセフ(とりあえず…しゃべりで皆に伝えるのは不可能だ! ここは………)

ガシッ

カキカキ

ジョセフ(ペンで伝えるぜ! ペンは剣よりも強しってな!)

ジョセフ(『水は危険だ! オレの舌は嘘をつくんだ! スタンドなんだ!』)カキカキ

グバッ

ジョセフ「おいみんな! これを見てくれ! これで分かっただろ?」

四人「…………………」

ミスタ「オレ…もうあいつに近づきたくねえわ…ジョジョって呼ぶのやめよっと……」

ナランチャ「ジョセフって下ネタが好きだったんだ………失望したよ。」

アバッキオ「狼少年だな…まさに。」




594: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:41:24.04 ID:0dq/NovvO

ジョセフ「…………」

サッ

ジョセフ「あ!」

『水着は卑猥だ! オレの下着は女性物なんだ! レガースなんだ!』

ジョセフ(OhMyGod!! 違う! 違うんだ! オレはこんな下ネタキャラじゃあねえんだよッ!)

ブチャラティ「…ジョジョ、大丈夫か?」

ジョセフ「言うまでもないね。」コクリ

ジョセフ(か…勘弁してくれェーッ!)

ザザザ

ズズズ

ジョセフ「!」

ドドドドドド

ジョセフ「見てくれ! 敵はあそこにいるぞ!!」

グン

ジョセフが指差したのは運河ではなく、トイレだった!

ブチャラティ「レストランのトイレの中か……ここに本体がいる可能性もある!」

アバッキオ「最後だぞ、これで信じるのは………狼少年さんよ!」

ミスタ「ジョセフ? 今度は本当に見たんだろうなあッ!」

ジョセフ「もちろんだ。」コクリ

ジョセフ(どうしたらいいんだよ!)




595: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:42:14.74 ID:0dq/NovvO

ブチャラティ「追跡するぞッ! この敵との決着はここでつける。」

ズズズ

クラッシュ「行クゼグラッツェ!」

アバッキオ「とりあえずムーディー・ブルースで数十秒前にここにいたやつが誰かハッキリさせよう………」

ジョセフ「ぬあああああああ!」

バアアン

アバッキオ「! おいジョセフ!! 何しやがんだ!!」

ジョセフ(オレがしゃべろうとすると嘘を言っちまう……それなら行動で敵がいることを伝えねーと! たとえ嫌われようとやってみせるぞ!)

アバッキオ「ん? 大便の近くでムーディー・ブルースが変身していくぞ…」

ジョセフ「!」

ビチャア

ジョセフは大便の水の中に左手を突っ込む。

ジョセフ「アバッキオ! 近づいてくれよ! ここに近づいてくれ! (近づくな! 頼むからここに近づかないでくれ!)」ビチャアビチャア

ジョセフ(義手の左手ぐらいどうってこたぁねーよ!! こんなの…どうってこと………ねーよ………うぅ………)ビチャアビチャア




596: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:43:03.33 ID:0dq/NovvO

アバッキオ「気色悪いぞテメー! お前自分の行動がおかしいと思わねえのかッ!」

ジョセフ「思ってねぇぜ。(思うに決まってるだろバカッ!)」バァン

ジョセフ「ハハァッ! オレは大丈夫だぜ! これが本来のオレなのさ! 助けはいらねーぜ。(頭が狂いそうだ……こんなのオレじゃあねーよ! 誰か助けてくれ!)

ミスタ「おい皆…ここはジョセフを一人にしておいてやろう………敵に襲われて混乱してるんだろう……可哀想にな。」ザッザッ

アバッキオ「とりあえず最初にジョセフが襲われた場所に向かおう。そこでムーディー・ブルースを巻き戻す。」ザッザッ

ブチャラティ「……そうだな。」ザッザッ

ナランチャ「………………」ザッザッ

ジョセフ「お…オレの義手が………」

ジョセフ「…なんでこんな時に限って本当の事言えるんだよ………くそ……」ガン!

ザッザッ

ジョセフ「!」




597: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:44:03.49 ID:0dq/NovvO

ナランチャ「………………」

ナランチャ「ジョセフ……もしかしてだけど………敵に襲われてるのか?」

ジョセフ「!!」

ナランチャ「ジョセフは確かに嘘をついたりするけど、敵が出て来たのに冗談を言うようなやつじゃあないと思うんだ………何か…攻撃を受けてんだろ?」

ナランチャ「それに、オレはもうジョセフを信じることにしたんだ。さっき算数を教わった時に……だから………オレはジョジョを信用する!」

ジョセフ(ナ…ナランチャ………おまえは分かってくれると思ってた……って言ったら嘘になるが…もう嘘でもいいや………)

ジョセフ「ナランチャ! オレは大丈夫だ! 敵はここにはいない!」

ナランチャ「…て事は敵が近くにいるんだな。レーダーで探すから待っててくれ。」

ピコーン

ピコーン

ナランチャ「ジョセフから反応があるぞ! ジョセフの体にスタンドがいるのか!」

ジョセフ「そうだナランチャ! 早く倒してくれ! 敵はオレの口の中にいる!!」

ナランチャ「分かったぜ! エアロ・スミス!」




598: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:45:01.12 ID:0dq/NovvO

ジョセフ(ち…違うんだナランチャッ! 敵はオレの舌だけじゃあねえ! 水の中にもいるんだよ!)

ズズズ

ザッバァ

ジョセフ「ナランチャ! 早く倒してくれ! (後ろだ! 後ろに敵がいるぞナランチャ!)」

ザズバァァ

ジョセフ「ナランチャァーーーーッ!」

ナランチャ「オレがおまえの存在に気づいてないと思ったのか……?」

スクアーロ「何だと!?」

ピコーン

ナランチャ「エアロ・スミス!」

ドバババババババ

ズバッ

スクアーロ「うおあっ!」

ティッツァーノ「スクアーロ!」

ナランチャ「敵は二体いる………そうだろジョジョ?」

ナランチャ「今ならジョジョの言いたい事が全て分かる………逆の事を行えばいいんだからよォーーーーッ!」

ジョセフ(ナランチャめ………良い所持っていきやがるぜ!)

ジョセフ「とりあえずナランチャ! ブチャラティたちにこの事を伝えに行け! 敵の一人は傷を負ってるから今ならいける………」

ジョセフ(あれ? ……何でオレ思ったことを伝えれてるんだ………逆じゃあねえってことは舌の敵がスタンドを一時的に解除したのか? なんで今になって…)




599: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:45:45.61 ID:0dq/NovvO

ナランチャ「分かった! すぐに戻ってくるぜジョジョ!」

ジョジョ「!!」

ジョセフ「早く行けナランチャッ!! (敵の罠だナランチャッ! 戻ってこいッ!)

ズバァァ

ナランチャ「うあ!」

ジョセフ「!」

スクアーロ「ナランチャ……てめーを逃がすわけにはいかねーんだよ…!」

ズズズ

ジョセフ「ナランチャッ!」

ジョセフ「ハーミット・パープルッ!!」

シュビッ

カスッ

ハーミット・パープルの攻撃をかすかに避け、クラッシュはナランチャを連れて行った!

ジョセフ「逃がすわけにはいかねェー!! ここで逃がしたらダメなんだよッ!!」

ズズズ

ジョセフ「ナランチャーーーーーーーーッ!!」




600: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:47:14.34 ID:0dq/NovvO

スクアーロ「よし…ジョセフの攻撃は避わせたぞ………あとはナランチャを始末し、残りのやつらを一人ずつ始末していくだけだ………」

ティッツァーノ「待て………今あいつ何て言った?」

スクアーロ「残りのやつを一人ずつ………」

ティッツァーノ「いや違う! ジョセフがですよ!」

ティッツァーノ「うっかり聞き逃すところだった………ジョセフは今…たしかに言ったぞ!!」

ティッツァーノ「『逃がすわけにはいかねェー』…と……声に出してしゃべった!」

ティッツァーノ「オレのトーキング・ヘッドがやつの舌にひっついているのに言ったんだ!」

ティッツァーノ「やつはわざとクラッシュを逃がしたんだ! 君を油断させて瞬間移動の時間を少しでも長く止めるためにッ!」

ドドドドドド

ジョセフ「ナランチャはもうおまえらを追ってねぇぞ…!」

ドバ

ティッツァーノ「やはりだッ! 早く移動しろーーーーッ!!」

ブシュウウウウ

ジョセフ(オレだってナランチャのやりたい事が分かってるぜ…あとはオレに任せてくれ。)

ナランチャはエアロ・スミスを出し続けており、自分ごと攻撃するように命令したのだ。

それは命がけの行為であったが、ジョセフなら何とかしてくれるという信用があったため、ナランチャは行動できた。

ジョセフはその行為を無駄にはしないために動き始めた。




601: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:47:56.18 ID:0dq/NovvO

タッ…タッ…

ティッツァーノ「マズイぞ……ナランチャを捕まえる事には成功したが…スクアーロ………大丈夫か?」

スクアーロ「ああ…死ぬほどじゃあねーよ。まだ戦えるぜ……」ハァ…ハァ…

タッ…タッ…

スクアーロ「おい…見ろ…ジョセフだ…レストランの外からジョセフが歩いて出てきたぞ…何でだ?」ハァ…ハァ…

スクアーロ「ひょっとしてオレたちの居場所が分かったのか? そんなはずは……」

ティッツァーノ「安心しろスクアーロ。やつに分かるはずがねえんだ。」

ティッツァーノ「ひとまずここを離れよう! 街の人々に紛れればバレるわけがない!」

ガヤガヤ

ガヤガヤ

ジョセフ「見つかんねぇなァ〜〜〜。どこにいるんだ敵は…」

タッ…タッ…




602: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:50:00.54 ID:0dq/NovvO

ゴゴゴゴゴゴ

ティッツァーノ「そ…そんなはずはない………オレの聞き間違いだ………!」

ジョセフ「オレの今までの演技に気づいてるんなら…とんでもなく天才だな………敵はよォ〜。」

タッ…タッ…

スクアーロ「ハァ…ハァ…ハァ…」

ドドドドドド

ジョセフ「オレは敵を逃がす………絶対に倒さねえッ!」

タッ…タッ…

ティッツァーノ「まさか………やつはオレたちを騙していたのか…?」

ティッツァーノ「わざと……気づいてないフリをしていたのか? いつからだ………いつから騙していた…!」

ゴゴゴゴゴゴ

ジョセフ「敵を欺くには普通の演技でOKだからな………なかなか楽だったぜ……」

ジョセフ「いつからか? ……そんなのおまえの能力に気づかなかった時からだよッ!!」




603: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:50:52.56 ID:0dq/NovvO

ティッツァーノ「……スタンドを今、解除した………なぜオレたちの居場所が分かったんだ!」

ジョセフ「ブチャラティたちに演技してもらってたんだよ。おまえのスタンドの正体に気付いた時からな。」

ティッツァーノ「なにィッ!?」

ジョセフ「おまえらはこっちの変化に気づいてなかったみてえだな。オレはスタンドを使ってテーブルに血で文字を書いてたんだよ。」

“敵は二体いる! 一体はオレの舌にいる。今からオレは逆の事を言うから付き合ってくれ。”

ジョセフ「てな!」

ジョセフ「そして! ブチャラティたちにおまえらの周りを包囲させてもらったんだ。」

バッ

ティッツァーノ・スクアーロ「!?」

ブチャラティ「……すまなかったなジョジョ。君には辛かっただろう。」ザッ…

ミスタ「演技だと分かっちゃあいたけどよォ〜…一瞬おまえが気持ち悪いやつだと思っちまったぜ。」ザッ…

アバッキオ「…おまえには呆れるぜ……まったく………」




604: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:52:40.35 ID:0dq/NovvO

ジョセフ「オレはおまえらの能力をハッキリと理解する必要があった………そのために長いこと演技してたんだ。」

スクアーロ「この野郎…!」

ズズズ

ミスタ「セックス・ピストルズ!!」

ドゴオオオン

ピストルズ3・7「ヨッシャアアアアア!」

バゴオオン

スクアーロ「!」

ダバァ

ズトン

スクアーロ「!? ティッツァー……!?」

ビチャア

スクアーロ「ティッツァーノォッ!?」

ティッツァーノ「これで周辺に水がたくさん出来ただろ…スクアーロ…ほんのちょっぴり予定通りではなかったが……」

ティッツァーノ「勝利にはかわりがない。オレたちの勝ちには……な。」




605: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:53:56.88 ID:0dq/NovvO

ドグオオン

ナランチャ「オレたちはよォ………このヴェネツィアを……何事もなく皆で脱出する。それじゃあな……」

ナランチャ「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ…」

ズドドドド

ナランチャ「ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)。」

スクアーロ「こんな……圧倒的な、精神力……こいつらをつき動かす……まるで希望があるかのような精神力は…い…一体?」

ドグシャア

グオオオン

ジョセフ「なかなか手強い相手だったぜ………」

ジョセフ「…でさ、どうだったオレの演技!! アランドロンも真っ青の演技だったろッ!」

アバッキオ「ああ。違う意味で真っ青だったろうな。」

ミスタ「お! アバッキオ。なかなか的確に言うじゃあねえか。」

ナランチャ「これから嘘をつくとそれも演技だと思っちゃうぜ!」

アバッキオ「その通りだな!」

ミスタ・アバッキオ・ナランチャ「ガハハハハハハッ!」

ジョセフ「フン! おまえらの事なんか大嫌いだぜッ!!」

ブチャラティ「フ…」




606: ◆krGRxtw0Ps 2014/09/27(土) 18:54:38.73 ID:0dq/NovvO

これからブチャラティたちは飛行機でサルディニア島へ向かうことになる。

そして、その先はボスの正体を掴むヒントと敵が待ち構えているだろう。

ブチャラティたちは最後の希望を抱き、サルディニア島へと向かう!

本体名ーティッツァーノ
スタンド名ートーキング・ヘッド
死亡

本体名ースクアーロ
スタンド名ークラッシュ
死亡

〜to be continued〜




620: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:41:09.58 ID:GrmXG9dhO

〜飛行場〜

警備員「ヘイッ! ヘイッ! おまえらだオイッ! どこへ行く気だッ!?」

警備員「ここは一般乗客用のゲートではないッ! 進入禁止の立て札が見えなかったのかッ!」

ジョセフ「………………………」

ジョセフ「ブチャラティ、ここはオレが交渉しとくから先に行っててくれ。」

ジョセフ「すまねえなあんた。オレたちはただの旅行客で道に迷ってんだ。ちょっと教えてもらってもいいか?」

警備員「それだったら外のやつらに聞きな! ここは立ち入り禁止区域だ! これ以上ここにいたら逮捕することになるぞ!」

ジョセフ「まあまあ…そう固いこと言うなよ。一つ聞いたら帰るからさァ〜…」

ジョセフ「盗めるような『飛行機』ってないかなァ〜………あとでちゃんと返すからさァ〜〜〜。」

警備員「………………は?」




621: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:42:00.12 ID:GrmXG9dhO

ジョセフ「ちょっと手貸してもらっていい?」

警備員「え?」

ジョセフ「いやァ〜…あんたは優しい人だとオレの直感が言ってんだよォ………きっと優しい人に違いねぇ………」

ガチャ

警備員「!!」

警備員(て…手錠? ってこれオレの手錠じゃあないか?………こ…こいつ……いつの間にオレの手錠盗みやがったんだ……!)

警備員「こんな事してただで済むと思っているのかッ!! きさまら全員逮捕するッ!」

ジョセフ「だからさ、あんたが教えてくれたら何もしねぇって……飛行機の場所をだなァ………」

ナランチャ「おいジョセフゥ〜〜〜。あっちに飛行機があるってよォッ!」

ジョセフ「え? そうなの?」

ジョセフ「………なら話は別だぜ。」

警備員「えッ!?」

ビリビリ

警備員「ぶふ。」

ガクン

ジョセフ「そこで10分ぐらい寝といてくれ。あんたより優しい人が起こしに来てくれるからよ。」




622: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:42:40.60 ID:GrmXG9dhO

グオオオオオ

ジョセフ「さてと…なら運転はアバッキオに任せたぜ。」

アバッキオ「言われなくても分かってる。ムーディー・ブルースに操縦士をしてもらうからな。」カシャカシャ

ジョセフ「ちなみにこの飛行機にはゴキブリ一匹もいねえぞ。オレがハーミット・パープルで隅々まで探さしたからな。」シュビシュビ

ブチャラティ「よしッ! この機をいただこう!」

ブチャラティ「ミスタ! ジョセフッ! この機に何人たりとも…いや! いかなる生き物ッ! いかなる機械類をも近づけるなッ!」

ブチャラティ「離陸後、飛行機は高度数千から一万メートル上空を時速800キロものスピードで滑空する! 一度飛び立てばそんな距離はそのようなスピードと力で地上から遠隔操作できるスタンド使いなど存在しないッ!」

ブチャラティ「行き先はサルディニア島!! フライト時間は約2時間弱だッ!!」

ゴゴゴゴゴゴ




623: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:44:06.54 ID:GrmXG9dhO

トリッシュ「………………………」

ジョセフ「…おいミスタ…」ボソッ

ミスタ「ン………何だ?」

ジョセフ「トリッシュってさ、何か掴めねえやつだよな。突然笑ったり、突然黙ったり………こっちも話しかけにくいっつうか…」

ミスタ「ジョジョ、オレらはトリッシュを守るだけでいいんだ。話しかけるのはホドホドでいいんだよホドホドで。」

ジョセフ「一応オレたちの仲間じゃあねーか。仲良くフレンドリーにしたいと思ってんのはオレだけか?」

ミスタ「……話しかけたいんだったら話しかけろよ。無礼なことしなきゃあオレは何も言わねーよ。」

ジョセフ「ったく…おめーはめんどくさがりだな。」

トリッシュ「………………………」

ジョセフ「おいトリッシュ。」

トリッシュ「?」

ジョセフ「紅茶持ってきたけど飲むか?」

トリッシュ「……いただくわ。」

カチャ

ズズズズ…




624: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:44:47.99 ID:GrmXG9dhO

ジョセフ「ここ座っていいか?」

トリッシュ「…好きにしたら?」

ジョセフ「そんならお言葉に甘えて…」

ブゥゥゥゥゥ!

トリッシュ「!!」

ジョセフ「お…おい! 誰だよこんな所にブーブークッション置いたやつは! おかげで恥かいたじゃあねーかッ!」

ミスタ(…お前だろ。)

トリッシュ「…………フッ。」

ジョセフ「お! 笑ってくれた? 良かった………トリッシュが笑ってくれて良かったぜ…もし誰も笑ってくれなかったらオレが変なやつみたいだからよ!」

ミスタ(十分に変なやつだろ。)

ジョセフ「やっぱり女の子ってのは笑ってなきゃあダメだぜ? 笑ってる姿が一番可愛い瞬間なんだからさ。」

トリッシュ「……………………」

トリッシュ「……………でも笑うのって疲れない…?」

ジョセフ「へ?」




625: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:45:27.42 ID:GrmXG9dhO

トリッシュ「誰かのために笑顔を作ったりするのって結構疲れるの。言葉では大丈夫って言っても本当は疲れてる………それだったら最初から笑顔を作らない方が良くないかしら?」

トリッシュ「私だって普通にしたいけど……私はボスの娘………普通にしたいけど普通にはできないわ。」

ジョセフ「……………………」

ジョセフ「別にボスの娘だろうと普通にはできるぜ?」

トリッシュ「え?」

ジョセフ「今、オレは別にトリッシュをボスの娘だと意識して話はしてねーよ。一人の普通の女の子と思って接してる。そして、オレたちの仲間だと思って旅をしてる。」

ジョセフ「オレたちだけでもいいから普段のトリッシュを見せてくれよ。ボスの娘になりきる方が疲れちゃうぜ?」

トリッシュ「……………………」

トリッシュ(…………本当に変な人…別に私なんかに構わなくたっていいのに…)

ジョセフ「あと……一つだけ聞きたい事があるんだけどさ………」

トリッシュ「?」

ガッ




626: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:46:08.16 ID:GrmXG9dhO

ジョセフ「ブチャラティの事どう思ってるんだ?」ボソボソ

トリッシュ「……え?」

ジョセフ「おれって一つの事が気になると夜も昼も眠れなくてさー………どうもトリッシュがブチャラティのことを気にしてるように見えて仕方ねえんだよ………で……実際どう思ってるんだ?」

トリッシュ「………ジョセフ。」

ジョセフ「何だ?」

トリッシュ「すぐ私から離れて。出来たら私の目線に入らないとこまで。」

ジョセフ「ごめんごめん! そんなに怒るとは思ってもみなかったぜ! まー、オレたちは旅の仲間なんだから仲良くしよーぜ仲良く………」

トリッシュ「どうなっても知らないわよ…?」

ジョセフ「どうもすみませんでしたッ!」ダッダッ

ミスタ(バカだなあいつは………正真正銘の。)




627: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:46:55.07 ID:GrmXG9dhO

ピコーン

ピコーン

ピコーン

ナランチャ「レーダーに反応だ! 誰かが近づいて来る! 滑走路を歩いてくる…」

ドドドドドド

クルッ!

ナランチャ「ミスタッ! 左前方に反応だッ! 何者かが来るッ。向かってくるぞ!」

ドドドドドドドドドドドド

ミスタ「そこで止まるんだーーーーッ。」

ミスタ「勝手な事を言わしてもらうが、この飛行機に近づく者はたとえ聖人だろうと射殺させてもらうッ!!」

ミスタ「聖人ならよォー。ここに来るはずはねーーし、自分の幸福を願うならよォーーー。飛行機に背中見せてこの滑走路から消えるんだ…」

ザッザッザッザッザッザッザッザッ

ガァーン

バグオッ

ガクゥ

ミスタ「耳クソがつまってるんなら別だが、よく聞くんだ。もう一度だけ警告するぞ…見逃しやる………そのままはいずってこの滑走路の外に出ろ!!!!」

ズ…

ズル…




628: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:47:50.76 ID:GrmXG9dhO

ナランチャ「向かってくるぞーミスタ。」

ジョセフ「あいつもしつこいねェー。」

ズオオオオ

ミスタ「!」

ナランチャ「スタンド使いだ! スタンドを出したぞッ!」

ミスタ「セックス・ピストルズッ!」

ギュウウウ

ドンドンドンドン

ボゴボゴボゴボゴ

ナランチャ「やった! よしッ!」

ミスタ「ナランチャ、飛行機のまわりを見張れッ! 他の敵に用心しろッ!」ドンドンドンドン

ボゴボゴボゴボゴ

ナランチャ「敵はそいつひとりだ! 他にこの飛行機に近づく者はどこにもいないッ!」

ジョセフ「……間違いねえ…こいつはもう死んでるぜ。だけどこの敵マヌケすぎやしねえか? こうもアッサリ死んじまうと何か怪しく思っちまう………」

ミスタ「オメエ〜、オレとオレのピストルズを侮辱してんのか? そいつはオレ様の敵じゃあなかったって事だ! はるか格下だッ!」




629: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:49:01.42 ID:GrmXG9dhO

ナランチャ「ミスタ! ジョジョ! 飛行機が動き始めたぞッ! 早く乗って! どうやらアバッキオの『ムーディー・ブルース機長』が離陸の手順を始めたみたいだ!」

ギュイイイイイ

ジョセフ「ミスタッ! オレに掴まれッ!」ダダダダ

ミスタ「おう!」ダダダダ

ガシッ

ジョセフ「ハーミット・パープルッ!」

シビシビッ!

シュルシュル…

バコン!

ミスタ「イテテ…おまえのスタンドの荒っぽさは変わらねえな…………」

ジョセフ「すまねえ。」

アバッキオ「おい! 乗ったら早くドアを閉めろよオラァッ!」

ドドドドドド

ムーディー・ブルース機長が操縦する飛行機は無事、サルディニア島へのフライトを成功させた!




630: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:49:50.48 ID:GrmXG9dhO

ゴオオオ

ジョセフ「これで飛行機に乗るのは4回目だけど………今回のは落ちねえだろうな………」

ミスタ「そう簡単に飛行機が落ちるかよ。しかも、この飛行機を操縦してるのはムーディー・ブルース機長だ。墜落の確率は0に等しいぜ。」

ジョセフ「ちなみにオレの乗った飛行機の落ちる確率は3分の2だぜッ。」

ミスタ「おいナランチャ、墜落するかもしれねえからパラシュート出しとけ。」

ナランチャ「わかった。」ダダダダ

トリッシュ「……………………」

トリッシュ「あたしの父は…………」

ブチャラティ「……………」

トリッシュ「いいえ………」

トリッシュ「あなたたちのボスは…あたしがサルディニアに過去を探しに行くと…予想するかしら?」




631: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:50:36.98 ID:GrmXG9dhO

ブチャラティ「元だ…」

ブチャラティ「元…オレたちのボスだ。当然予想はするだろう……オレたちがただ闇雲に組織から逃げてるわけはないとな…」

ブチャラティ「だからサルディニアには2時間で到着するが、時間の余裕はない。一刻を争っている。一刻も早くボスの過去をつきとめなくてはならない……………」

ブチャラティ「オレの考えではサルディニアでボスが君の母親と知り合った時、ボスはまだ正体を隠すようなギャングではなく、ただの若者だったと予想している。その後、ギャングになったのだ。」

ブチャラティ「正体は必ずある…ボスの14年前の素顔が必ず残っている。それはオレたちには探す事は不可能だが…」

ブチャラティ「娘である君には見つけられるはずなんだ。何か…何でもいい。もっと君のお母さんの思い出話でもっと細かい事を何か覚えていないか?」

トリッシュ「『カーラー・ディ・ヴォルぺ』よ。」

トリッシュ「エメラルドのように青い海岸のある『キツネの尾』という名の。母はそのリゾート地へヴァカンスに行って父と知り合ったと言っていたわ。そして父はサルディニアで育った人だとも言っていたわ…サルディニアの方言を使う人だったらしいから。」

トリッシュ「私が知っているのはこのくらい……単なる母の思い出話よ。」

ブチャラティ「それだけでもオレたちの行くべき目的地が決まったんだ。感謝する…トリッシュ。」

トリッシュ「……………………」




632: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 00:51:20.19 ID:GrmXG9dhO

シュル…

ジョセフ(良い雰囲気じゃあないの2人とも! これはオレが恋のキューピットになってあげないとなッ!)

ミスタ「おいジョジョ! なにニヤついてんだ?」

ジョセフ「! す…少し喉が渇いたなァ〜と思ったんだ! 冷蔵庫からコーラ取ってくるぜッ!」ダダダダ

アバッキオ「機内を走るなオイッ!」

ジョセフ「コーラが入ってる事を祈ってオープンだッ!」

ガパァッ

ジョセフ「!!」

バタム

ジョセフ「……………………」

ガパアッ

ジョセフ「……………………」

ジョセフ「な…なんだコリャァーーーーーッ!?」




633: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:25:05.54 ID:RWX6BeaD0

ミスタ「うわ! お、驚かすなよジョジョ! いったいどうしたんだよ!」

ジョセフ「こ…氷の下に………骨が…!」

ミスタ「!!」

ガバッ

ミスタ「……な、なんだ……ただの鳥肉の食べ残しじゃあねえか………ビックリさせやがって………」

ミスタ「前に乗ってた乗客が、間違って冷蔵庫に鳥肉の食べ残しを入れたんだろ。そうに違いねえ。」

ジョセフ「………人型の指をした鳥がいるんならそれは新種だよな………?」

ミスタ「………………………」

ミスタ「嘘だろ…?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ミスタ「…何の冗談だよジョジョ………さっきおまえはゴキブリ一匹もこの飛行機には乗っていねえって言ってたじゃあねえかッ!」

ジョセフ「そのはずだったんだ! だけど…この骨は間違いなく人の指だ!! しかも血が新しい!! 滑走路で殺したやつの手だッ!」

ミスタ「な…何のホラー映画だよッ!」ガシッ

ジョセフ「チャッキーか何かがいる映画だぜ。きっとそれは………」

ミスタ「……冗談はもうよそうぜ………こっちが疲れてき………」




634: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:26:13.82 ID:RWX6BeaD0

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ジョセフ「ゆ…指が一本増えた気がするんだけどォ〜………」

ミスタ「き…気のせいだッ! き…気のせいに違いねえよきっと…」

ジョセフ「そうだよな! きっとそうだよなミスタッ!」

ミスタ「そうだ! そうなんだよきっと…!」

ガシッ

ジョセフ・ミスタ「ハハハハハハハハハハッ!」

ジョセフ・ミスタ「ハハ………ハ…………………」

ジョセフ「ブチャラティ! トリッシュの護衛を頼む!!」グアッ

ミスタ「ナランチャはまわりを調べろッ! 敵がいねえかくまなく探せッ!」グアッ

だが、ミスタたちの捜索もむなしく、敵の手がかりは見つからなかった。

残されているのは冷蔵庫の指だけ…




635: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:28:11.47 ID:RWX6BeaD0

ジョセフ「よ…よくよく考えたらオレの数え間違いだったのかもしれねえな………テンパってて冷静じゃあなかったしよ。」

ミスタ「それでもこの指が異常な物には変わりねえぜッ!」

ブチャラティ「…とりあえずこの冷蔵庫は外に捨てよう。それでひとまず冷静になるんだ。」

ナランチャ「す…捨てるったってここは高度一万二千メートルなんだぜ……アバッキオが言ってたけどそんな高度だったら機内と外の気圧はもの凄く違うらしいんだ!」

ナランチャ「扉を開けたらオレたちは外にぶっ飛んでいくよッ!」

ブチャラティ「扉を開けるだと? 扉にまで持っていく必要はない。みんななにかにつかまれ…」

ブチャラティ「スティッキー・フィンガーズ!!」ゴバ

ナランチャ「えっ!! なにッ! まさかジッパーをここで!」ガシィ

ミスタ「ひいッ! うわあああえ!!」ガシィ

ジョセフ「オォーーーーノォーーーーー!! まだオレは死にたくないんだよォーーーーーーーッ!」ガシィ

トリッシュ「!」ガシィ

ポン

ブチャラティ「……るほどの事もなかったかな。」ス…

ジョセフ「絶対今ので寿命が縮んだぜ………」ズルリ




636: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:29:06.52 ID:RWX6BeaD0

ゴオオオオオオオ

ジョセフ「…ン?」

『フライドチキンが食べたい』

ジョセフ「フライドチキンねェ〜………エリナおばあちゃんが作るフライドチキンを食べたくなっちまったぜ………」

『女の子大好き』

『バカ死ね』

ジョセフ「やけに落書きが多いな…悪ガキが乗ってたんだろうな。」

『サルディニアへ行きたい。オレたちは…』

ジョセフ「? サルディニアだと…?」

ガパァッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

『死体に喰われる。助けてくれ。』

ジョセフ「なんだ〜〜〜これは…!!」

『死体だからもう殺すことはできない。』

『敵スタンドの名はノトーリアス・B・I・G。』

ジョセフ「誰が書いたんだよこんなの!! こんな情報書けるのは…!!」




637: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:30:07.98 ID:RWX6BeaD0

『ジョセフ・ジョースター』

ジョセフ「…………ハッ!!」

ピクッ

ピクッ

ピクピクピクピク

モコモコモコモコ

バッ

ジョセフは左手を見た。

グジョグショグジョグショ

ジョセフ「なにィィィィィィィィ!!?」

ジョセフ「この気色悪いのは何なんだいったいッ!?」

グジョグショ

ジョセフ(お…オレの義手を食ってやがる! そして手がでっかく…)

ジョセフ(!! そうか! きっとこの手は滑走路で死んだやつのスタンドだッ!)

ジョセフ(そして! 冷蔵庫の中に死体の指を入れたのも…ペンで落書きしたのもオレだったんだッ!!)




638: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:31:32.41 ID:RWX6BeaD0

ブチャラティ「何事だ……ジョジョ。」

ミスタ「お、おい!?」

ドンドンドンドン

ドザァ

ミスタ「くそッ! ジョジョの手から離れねえぞ!」

ナランチャ「スタンドか!? どこに本体がいるんだ!!」

ジョセフ「オレの左手にいるこいつの本体は………おそらくヴェネツィアの滑走路に横たわってるぜ……」

ナランチャ「……………………」

ジョセフ「あいつは死ぬためにやってきたんだ…わざと撃たれてな。スタンドの能力を自動追跡にするために…本体が死んで始めて動きだしたんだ……」

ナランチャ「ミスタッ! 早くもっと撃たないとジョジョの左手が!」

ミスタ「ナランチャ……撃ちたいんだけど撃てねえんだ………」

ナランチャ「え?」




639: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:32:58.14 ID:RWX6BeaD0

ミスタ「こいつは素早いぜ…オレのピストルズが……今ので4…体…半分以上だ…」プッ…プッ…

ミスタ「ヤバイぞ…こいつは…」ダラダラ

ドドドドドドドドドド

ピストルズ1「No.2! No.3!」

ピストルズ5「No.6!! No.7!!」

ブチャラティ「ミスタッ!!」

ナランチャ「ミスターーー!!」

ズルゥ

ブチャラティ・ジョセフ「!!」

ジョセフ「オレの手から飛び移りやがったッ!!」

ナランチャ「エアロ・スミスッ!」

ドガガガガ

グバァ

ナランチャ「!!」

バシ

バシ

バシ




640: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:33:55.63 ID:RWX6BeaD0

ナランチャ(バ…バカなッ! 早い…早すぎるぞ! 本体が近くにいて見えなきゃこんなに正確に弾丸の軌道がわかるわけがないッ! しかも、ダメージがないみたいだッ! や…ヤバイぞこいつ! こっ…このままじゃ全滅だ!)

ボンボンボンボンボンボン

ナランチャ「うおおおおおおおおおおお!」

ブチャラティ「ナランチャ!!」

ブチャラティ「トリッシュ!! 君はクローゼットの中に隠れるんだッ! すぐに亀の中に入れッ!」

バッ

グオオオ

ブチャラティ「ト…トリッシュを!!! バ…バカな!! オレやジョジョを飛び越してトリッシュに向かうだとッ! なぜトリッシュなんだ!?」

ブチャラティ「トリッシュ! 早くドアを閉じろォーーッ!」

グオオオ

トリッシュ「まっ!! 間に合わないッ!」

ブチャラティ「トリッシューーーッ!」

ブオン

グオオオ

ブチャラティ・トリッシュ「!」




641: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:35:22.12 ID:RWX6BeaD0

ジョセフ「へへ…全てのトリックが分かっちまったぜ!」

ベチャベチャ

ジョセフ「左手ぐらいくれてやるよ!! 金属の味しかしねえだろうがなッ!」

ジョセフ「こいつは動きだ! 動いている物に飛びついてくるんだ!! 相手が素早ければ素早いほどスピードについてくる! こいつは驚異だったぜ!」グジョグショ

バリィィン

ジョセフは窓を割り、左手を切り落そうとしている!

ジョセフ「よくも仲間を傷つけてくれたなァッ! 2度と顔を見せるなよッ!」

ジョセフ「アリーヴェデルチ……だぜ!」

ゴバアアア

バシ

窓をしめるジョセフ

ジョセフ「ふううううう……」

ガクリ

ブチャラティ「ジョジョッ!!!」バッ




642: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:44:40.17 ID:RWX6BeaD0

ジョセフ「大丈夫だブチャラティ……ちょっと疲れて倒れただけだ。ダメージは食らってないから安心しな。」

ブチャラティ「そうか……それは良かった。」

トリッシュ「ジョセフッ! 左手は大丈夫なの!?」

ジョセフ「あぁ。オレの左手は義手だから大丈夫だ。昔に左手がなくなっててよかったと初めて思ったぜ。」

トリッシュ「義手…?」

ジョセフ「名誉の負傷さ………敵との戦いでなくしちまったのさ。」

トリッシュ「……………………」

トリッシュ「……ジョセフ。あたし…あなたの事ただのバカだと思っていたけど、どうやら違ったみたいね。ごめんなさい。」

ジョセフ「なーに、そんなの慣れっこだよ慣れっこ。」

ジョセフ「…一応言っとくけどオレは世界を滅ぼそうとした敵から地球を守った男なんだぜ。」

トリッシュ「………冗談も言えるぐらい元気みたいね。」

ジョセフ「本当なんだよッ!」

ブチャラティ「とりあえずみんなが死ななくて良かった。トリッシュ。サルディニアにはあと一時間で着くから少し休んでてくれ。」

トリッシュ「ええ。」

ガチャリ

ジョセフ「オレはトイレ行ってこよッ!」

ダッダッ

ガチャリ




643: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:45:37.37 ID:RWX6BeaD0

トリッシュ「…………………」

ス…

トリッシュ「あたしも……何かジョセフたちの役に立てないかしら…………ジョセフたちは必死になってあたしを守ってくれる。あたしはもう役に立てないのに…………」

トリッシュ「……………………」

トリッシュ「あたしも普通の女の子になれるのかしら………」

トリッシュ「整形とかしないとダメなのかな? ………あ…でも、顔をいじるのは産んでくれた母に申し訳ないわね………化粧でごまかさないと…」

パッ

パッ

トリッシュは化粧をするため、手鏡を出した

ポンポン

トリッシュ「………………」

クルッ

トリッシュ「今…確か羽の上にサッカーボールがあったような気がする………見間違いかしら…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

バヂョ

トリッシュ「きゃああああああああああ!」




644: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:46:50.37 ID:RWX6BeaD0

ドヒャ

手鏡を落とす

バシ

シュルシュル

グニグニ

トリッシュ「こ……これはッ!」

トリッシュ(ば…バカなッ! 飛行機の外に吹き飛ばされたのにふり落とされなかったというの? い…いや違う! ……逆だわ……! ジョセフはこの敵は動くものに反応して攻撃すると言っていたわ…)

トリッシュ(だとしたら飛行機は外を動いてるわッ…)

トリッシュ(そ…そうだ! ゆっくり動けば敵は攻撃して来ないはず! クローゼットの中に逃げ込んでドアを閉めようッ!)

ス…

ズウウウ

トリッシュ(び…敏感だわッ! まずい! スピードを増してきた!)




645: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:47:43.22 ID:RWX6BeaD0

ピクン

トリッシュ(動きが…止まった?)

ジャアアアア

ジョセフ「ああ! スッキリしたッ! 気分一新だぜッ!」

ガチャガチャ

ジョセフ「なかなか硬い鍵だな……くそっ! 開かねえぞッ!」

トリッシュ(そうか…トイレの中にいるジョセフに反応してるのね………今ならクローゼットに逃げ込める…………)

ズズズズズ

トリッシュ(敵も移動を始めた………今のうちに…)

トリッシュ「………………………」

トリッシュ(このままならジョセフが扉を開けた瞬間………敵はジョセフを襲う……油断してるジョセフはおそらく抵抗できないでしょうね………)

トリッシュ(リクライニングシートのスイッチ…指でこのスイッチを押すだけで…シートの背もたれが電動で後ろに倒れていく………)

トリッシュ(これを押せば、ジョセフを助けれる……はず………)

トリッシュ(こんな私にだってできること………でも…もしかしたらあたしは死ぬかもしれないわね………クローゼットに逃げ込めばあたしは助かる………)

トリッシュ(でも!)




646: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:49:12.42 ID:RWX6BeaD0

カチッ

ウイイイイイイ

グルン!

ボグオオオオ

トリッシュ「うう…ひ…ひっ…」

トリッシュ(…もうあたしは変わらないといけないッ! 自分が正しいと信じる道へッ!)

トリッシュ「ジョ…ジョセフッ! 今トイレの外にさっきの敵がいるわッ! ゆっくり扉を開けて出てきてッ。」

ジョセフ「な…なんだとォッ!?」

バギンバキン

グルゥン

トリッシュ「ま…また向かってくるッ! シートを破壊し終わったからッ! リクライニングシートの動きが止まったから!」

ビタッ

ビタッ

ビッシイイイ

トリッシュ(あ…あたしの汗に反応したッ! ブーツを掴まれてる!!)

トリッシュ(あ…あたしはここで死ぬんだわ……やっぱりあたしは普通の女の子になんかなれやしないのね…!)

ギシィ

トリッシュ「ひイイイイ。」




647: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:50:33.64 ID:RWX6BeaD0

ドッシュッ

トリッシュ「!!」

トリッシュ「た! 助けてッーーーブチャラ……きゃあああああ!」

パタン

トリッシュ「え……!!」

ゴロリ

グシグシ

バリン

トリッシュ「一体…!? 今…何が起こったの…?」

ブスブス

ブスブスブスブス

トリッシュが手を置いた場所には恐竜の手形のような跡があった

?「ソノママ動カナイデトリッシュ……モウスコシデタスケガクルワ。アナタガ思ッテイル人デハナイケド。」

トリッシュ「え?」

トリッシュ「だ…誰……?」




648: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:52:11.96 ID:RWX6BeaD0

ガチャリ

ビクン

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ジョセフ「せっかくトイレでスッキリしたっていうのによォ〜……」

ジョセフ「機嫌が悪くなっちまったじゃあねえか。」

ジョセフ「1人でいる普通の女の子を攻撃するとは………紳士としては見逃せないぜ!」

トリッシュ「ジョジョッ!!」

ジョセフ「トリッシュ。ブチャラティじゃあなくて悪かったなッ!」

ビシ!

ボグオオオオ

グシグシ

ジョセフ「オレのスタンドはいくら攻撃されようと効かねえぜ。イバラなら何本も作れるからなァ〜。」

ジョセフ「トリッシュ。ゆっくりこっちに来いッ! クローゼットはこっちだ!」




649: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:53:16.64 ID:RWX6BeaD0

トリッシュ「…………………」

トリッシュ(今…声が…どこかから聞こえたわ…何? 今のは? ブチャラティの声? それともジョジョ? いや違う…女性の声だった…今のは…)

?「ズット前カライマス…アナタガ幼イ時カラ。イツモアナタノソバニイマシタ。」

?「トリッシュ。クローゼットヘムカッテクダサイ。」

?「アナタハ自分でソウ決メテイル! ミンナヲ守ルトズテニ決心シテイルッ! 迷イは弱サにツナガリマス。ソシテ…命令ヲ…シテクダサイ…ワタシに…」

トリッシュ「だ…誰なの…?」

?「ワタシは…アナタデス。ワタシハアナタに作ラレマシタ。今はアナマガミンナヲ守ルノデス。」

トリッシュ「……………………」

?「トリッシュ! クローゼットへ向カウノデス!」

ダッ

トリッシュ「守るったってどうすんのよッ!」

ガシッ

トリッシュ「え?」

グニョグニョ

ベチャベチャ

?「コレガアナタノ能力デス。座席シートヲ柔ラカクシマシタ。」

グニイイイイ




650: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:54:10.25 ID:gfQPLK71O

ジョセフ「ト…トリッシュのやつなんでこっちに来ねえんだよ。」

ボゴオオオ

ドギヮア

BIG「ブゲッ。」

バグオオオン

BIG「ウゲッ。」

ジョセフ「ナ、ナンダァーーーッ!?」

トリッシュ「! あんたはひょっとして………あたしなの? これはあたしがやった事なの?」

?「重要ナノハ…………トリッシュ…」

?「仲間ヲ守ロウトシタソノ迷イヲ吹っ切ッタ固イ決意デスッ!」

?「アナタハ強クナッテイル! 精神的ニモ! 人間的ニモ強クナッテイルッ! ソシテッ! アナタハこの世ノアラユル物質ヲ柔ラカクスル事ガデキル!」

?「柔ラカイトイウ事ハダイヤモンドヨリモコワレナイ!!」

グニョグニョ

?「サア…ハヤクジョセフノ方へ向ウノデス。クローゼットノ中ニ一旦隠レ………」

トリッシュ「言われなくても分かってるわよッ!」ダッ!

グニイイイイ

ジョセフ「トリッシュ! 走るんじゃあねえ! 敵は動きに反応してるんだ! それじゃあ敵の思うツボだぜッ!」

?「言ウノガ遅イワネ。」

ジョセフ「だ、誰だテメーはッ!?」

トリッシュ「そんな事より早くクローゼットの中に入ってジョジョッ!」

ジョセフ「お、おう!」

バタン




651: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:55:57.37 ID:RWX6BeaD0

グニグニ

グオン

ジョセフ(扉が粘土みてえに柔らかくなってやがる。これは………もしかして…トリッシュがやったのか…?)

ジョセフ(トリッシュには前からスタンドが見えていた………ボスの娘である以上、素質があるとはわかってはいたが、まさか本当に発現しちゃうとは………)

ジョセフ(とりあえず………)

ジョセフ「隠れたはいいけど…これってマズくないか……?」

グニグニ

トリッシュ「こんな狭いとこに女と二人っきりなんて…なんかドキドキしてくるぜ…なんて思ってるの?」

ジョセフ「! そ…そんな事思ってるわけないだろッ! オレが思ったのはだな!」

?「静カニシテクダサイ。敵二気ヅカレマス。」

ジョセフ「ていうか何だお前ッ! お前はスタンドなのか!?」

?「ワタシハトリッシュ…トリッシュハワタシデスッ!」

ジョセフ「意味が分かんないからちゃんと説明してくれねえかなァ〜? ……なんでスタンドが喋ってるんだよッ!」

?「ソンナ事ワタシニハワカリマセン。トリッシュ二聞イテクダサイ。」

ジョセフ「おまえはロボットかなんかなのか? こんな質問に答えられねえなんてよ!」

トリッシュ「喧嘩はやめてよ!! あたしの周りで騒がしくしないで! 敵があたしを襲って…」




652: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 01:59:29.81 ID:RWX6BeaD0

グワアアア

トリッシュ「きゃあああああ!」

ピクン

トリッシュ「……?」

ズルズル

バギッ

チッチッチッチッチッチッチッ

ドクシャ

?「時計ヲ柔ラカクシマシタ。アノ時計ハモウ少ナクトモ電池ガナクナルマデハ永久二壊レル事ハナイ!!」

?「ソシテアナタガアノ秒針ヨリモ速ク動カナケレバ……………!!」

?「ヤツハ針の動き二反応シ、優先的二何度モ何度モ時計ヲ襲イ続ケマス!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

?「スピードハ出サズ! タダシッ! 万力ノヨーナ力ヲ込メテッ!」

グググ

ズプ

?「コイツヲ細切レニ切リ刻ンデブッ殺スノデスッ!」ズブズブ

BIG「ウギギギギアギニャアアアアア。」

ジョセフ「うへっ…」

?「テメェーッ! サッサトあの世へ行キヤガレェェェェコノクソガアアアアアッ!」グシッビュッ

?「イツマデモコノ世ニヘバリ付イテンジャアネエェーーーーーッ! コラァァァァッ!」グシッグシッビュッ

BIG「アギィィヤアアアアアアギギギググググガゴグババババ!」

ジョセフ(いきなり口調が豹変しやがった!! 怖えよ! このスタンドすっげえ怖えよッ!)




653: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 02:00:26.84 ID:RWX6BeaD0

トリッシュ「な…名前……あなた……名前はあるの? あんたの事、何て呼べばいいの?」

?「『スパイス・ガール』!!」バン

トリッシュ「そう……一味………違うのね……」

グシッグシッ

ジョセフ「本当だぜ…あんだけしつこかった敵が小さくなっていきやがる!」

グシッグシッ

トリッシュ「あたしのスタンドへの恐怖心はなくなった?」

ジョセフ「……………………」

ジョセフ「なくならないね。」

トリッシュ「あたしはもう慣れたけどね。」グシュー

ジョセフ「随分とお早いことで…」

シュー…

ジョセフ「よし! これで敵は死んだぜ! ブチャラティに報告しにいくぞ!」

ガチャリ

トリッシュ「あら、ちょうど良いときに来たわ。ブチャラティ、実はあたし…」

ブチャラティ「それ以上しゃべるんじゃあないッ!」

トリッシュ「…………………」

ジョセフ「おいブチャラティッ! いくらなんでもそれは言い過ぎだぜッ?」




654: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 02:02:00.61 ID:RWX6BeaD0

ブチャラティ「い…いや…ゆっくりだ…二人とも…ゆっくりとこっちに来るんだ。」

アバッキオ「高度7000メートル、6800、6600、6400…」

ジョセフ「え?」

アバッキオ「ダメだ! どんどん落ちていく! なぜか分からねえッ! ムーディー・ブルースにもどうすることもできねえ!!」

ブチャラティ「降下している原因が……アバッキオ。」

ブチャラティ「わかった……だが……これを…どうすればいいんだ?」

トリッシュ「ブチャラティ? 一体何を言ってるのか……」ス…

ブチャラティ「動くんじゃあねえトリッシュッ!!」

トリッシュ「!! ま…まさか!」

アバッキオ「こっ…こ…これは…!! そんなバカな!!」

ジョセフ「夢じゃあ…ねえよな? ……こんなとこで寝るはずねえもんな。」

ゴゴゴゴゴゴ

ジョセフ「!! ト、トリッシュ…後ろを向くなよ……オレは見ちまったけど…今、とてつもなく後悔してるぜ!」

ドドドドドドドド

トリッシュ「こ…これは! そんなバ…バカなッ!」

ノトーリアス・B・I・Gは自分の体を大きくし、飛行機の後部を侵食していた!

それこそが、飛行機の急降下の原因であった!




655: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 02:02:58.36 ID:RWX6BeaD0

ブチャラティ「トリッシュ…ゆっくりとこっちに来るんだ…走るな……絶対にだ。」

トリッシュ「………ねえジョジョ、スパイス・ガール………」

トリッシュ「あたしが今、考えてることわかる?」

ジョセフ「……オレを誰だと思ってやがる。オレもそれしかねえと思ってたところだ。」

スパイス・ガール「トリッシュ。何回モ言ッテルケド、ワタシハアナタナノ。考エテル事ハ手ニトルヨウニ分カルワ。」

トリッシュ「OK……行くわよ。」

ダッ

ブチャラティ「な!!?」

ボンボンボン

ブチャラティ「バ…バカなッ!! 何をやっているんだッ!! 追いつかれるッ!」

トリッシュ「ええ! 追いつかれるわッ! ゆっくり動くなんてスットロい事やってたらいずれ追いつかれるわよどっちみち!」

ドシューー

トリッシュ「コックピットに!! 入るのよーッブチャラティーーーーッ!」

ブチャラティ「血迷った事を!! ドアが破壊されるッ!!」

ジョセフ「ここは黙ってトリッシュに従おうぜブチャラティ!」

シュルッ!

ブチャラティ「う!」

シュビッ

バタム




656: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 02:03:52.62 ID:RWX6BeaD0

ドグオオオ

グニョオオオオ

アバッキオ「い…一体!? まさかトリッシュ……おまえ…ド…ドアが……」

トリッシュ「あたしはもう守られる側じゃあない…今度はあたしがみんなを守る番よ……だから…今はあたしを信じて!」

トリッシュ「スパイス・ガール!」

スパイス・ガール「WAAAAAAAANNABEEEEEEEBE!!!」ズドドドドドドドド

グニャアアア

ブチャラティ「ト…トリッシュ、こらは……おまえ…いつスタンド能力が…」

アバッキオ「カ…カベも、ゴムみてーに、柔らかくなってる。」

ジョセフ「敵がスピード優先で攻撃するなら、オレたちがいる場所とあの飛行機…どっちが遅いだろうなァ〜?」

シュパアーー

トリッシュ「もちろんこのパラシュートねッ!」

BIG「GYYYYAHHHHHHHーーーーッ!」

ドグオオオオンンンン

アバッキオ「こいつは!! いつの間にトリッシュ…」

ブチャラティ「君に…こんな能力が…こんなパワー型の…」

ドドドドドドドド

トリッシュ「アリーヴェデルチ(さよならよ)」

ジョセフ「ブチャラティ! お前の決めゼリフを言われちまったな! へへへッ!」

ブチャラティ「……………………」




657: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 02:04:48.03 ID:RWX6BeaD0

トリッシュ「さあ…姿をくらましてボスの正体を探しに行きましょう。父の過去を追跡するのよ。」

ジョセフ「……よっこらせ!」

ドス!

トリッシュ「ちょ、ちょっとジョジョ! 何してんの!」

アバッキオ「お、おいジョセフ押すな! おまえは体がデカイから危険なんだよ! 落ちるだろッ!」

ジョセフ「狭いんだから仕方ねえだろ!! 我慢しやがれ!」

ジョセフ「……………………」ジー…

ブチャラティとトリッシュはかなり密着している。トリッシュはなぜか顔を少し赤くしていた。

ジョセフ(恋のキューピット作戦は継続だな!)

ジョセフ「……あ。」

トリッシュ「どうしたのジョジョ?」

ジョセフ「この飛行機、例の飛行場に返すって約束してたのに壊しちまったなァ〜と思って…」

アバッキオ「向こうもジョセフだったら諦めがつくだろうよ。」

ジョセフ「……言い返せねえ…」




658: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/04(土) 02:05:39.13 ID:RWX6BeaD0

バァーン

『グイード・ミスタ、ジョセフ・ジョースター、ナランチャ・ギルガ、ブローノ・ブチャラティ』ー再起不能

ヴェネツィア、マルコ・ポーロ空港で何者かにハイジャックされた自家用ジェット機はティレニア海サルディニア島北東沖約50キロ地点で謎の墜落。迷宮入り。

乗客は全員ー(行方不明)

ザザザザ

ザザザザ

BIG「GYAHHH!」

バシッ

バシッ

スタンド名ーノトーリアス・B・I・G
完全殺害不可能。

ノトーリアス・B・I・Gは動いているものなら何でも襲ってしまう。そのせいで何台もの貨物船や何人もの漁師が犠牲になったという。

だが、たまたま弱ったノトーリアス・B・I・Gを発見したとある漁師がノトーリアス・B・I・Gを引き上げ、生き物と勘違いし、自分の家で育てたらしい。

その漁師はノトーリアス・B・I・Gを子供のように可愛がり、ノトーリアス・B・I・Gは動くものを襲うのを止めた。

〜to be continued〜




666: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:06:05.33 ID:SdBLN+/G0

サルディニア島に着いたブチャラティたちはボスの手がかりが残っているとされている像の前に着いた。

しかし、ブチャラティたちはすでにボスがこの島に着いていることを悟り、別々に行動する事にした。

ブチャラティ、ナランチャはボスの探索。アバッキオ、ジョセフは像でリプレイ。ミスタ、トリッシュは遠くでアバッキオたちの観察をすることになった。

アバッキオ「……………………」

ジョセフ「………アバッキオは好きな女っているのか?」

アバッキオ「いねーよ。いてもお前にだけは教えねえな。」

ジョセフ「………どうやってこの組織に入ったんだ?」

アバッキオ「おい。いい加減にしねえとぶん殴るぞ…」

ジョセフ「悪りい悪りい! そんなに怒るなよッ。」




667: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:07:06.04 ID:SdBLN+/G0

カチカチカチカチ

アバッキオ「……………………」

ポン

ポン

アバッキオ「!」

子供「ごめんなさい! おじさん!」

アバッキオ「…………………」

ジョセフ「…………………」

アバッキオ「ほらよ。」

ポン!

子供「ありがとうおじさん!」

ダッダッ

ジョセフ「アバッ……おじさんってガキに対しては優しいんだな…」

アバッキオ「ガキには未来があるからな…オレたちみたいにバカな大人になって欲しくねえんだよ……あと次おじさんって言ったらぶっ殺す。」




668: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:07:57.69 ID:SdBLN+/G0

ジョセフ「それってオレも入ってんの?」

アバッキオ「当たり前だッ! お前が一番バカだろッ!」

ジョセフ「うっせーッ! バカって言った方がバカだもんねェーッ!」

アバッキオ「ガキかテメーはッ!」

ジョセフ「心は永遠にガキのまんまでいたいんだよ…」

アバッキオ「どこのピーター○ンなんだよおまえッ!!」

ジョセフ「ようするにオレは子供心が分かるって言いたいんだよ! 見とけよ!」

ザッザッ

ジョセフ「おいお前ら!」

子供1「ひぃッ!」

子供2(で…でけェー…!)

子供3(知らない人は無視する…知らない人は無視する…)




669: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:09:03.77 ID:SdBLN+/G0

ジョセフ「今からお兄さんが手品を見せてやるよ。おまえらを誘拐とかしねえから見といてくれ。」

子供1「で…でもオレたちサッカーに戻らないと……」

ジョセフ「すぐ終わるから見とけって!」

子供1・2・3(帰りたい…)

ゴソゴソ

ジョセフ「ジャジャーンッ! ここにシャボン玉の液がありまーすッ! どっからどうみてもただのシャボン玉だ!」

ジョセフ「試しに…ほら、そこの帽子被ったボウズ。このシャボン玉を吹いてみな。」

子供1「う…うん……」

子供1「フーッ。」

子供1が吹くと、そこには何個かのシャボン玉ができた。

ジョセフ「な! 普通のシャボン玉だろ?」

ジョセフ「だが…オレにかかればもっと面白くシャボン玉で遊べるんだぜ!」

ポワーン

子供2「す、すげェー! 道具を使ってもないのに、手だけでシャボン玉を作ったッ!!」




670: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:10:08.84 ID:SdBLN+/G0

ジョセフ「おらよッ!」

ペタッ

子供3「しかも手にひっついてやがる!? 割れずに!!」

ジョセフ「驚くのはまだ早いぜ。」

ジョセフ「ハンカチかなんか持ってるか?」

子供1「持ってるよ。」

ジョセフ「では…このハンカチをシャボン玉の中に入れちゃいます!」

バリバリ

ポン

ジョセフ「そして宙に浮かすッ!」

フワフワ

子供1・2・3「すげェーーーーッ!!」

パチパチパチパチ

ジョセフ「じゃあ誰かこのシャボン玉に触ってみろ。」

子供3がシャボン玉に触ろうとする

子供2「あ。」

子供2「おい何してんだよ! ここはジャンケンだろ!!」

子供1「順番抜かしすんなよ!!」

子供3「だって触りたいんだからしょうがないじゃん!!」

パチン

子供1・2・3「!!」

シャボン玉が割れる




671: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:11:14.95 ID:SdBLN+/G0

ジョセフ「あーあ! おまえらが喧嘩するからシャボン玉が割れちまったじゃあねえか!」

子供1・2・3「ご、ごめんなさい……」

ジョセフ「それじゃあ…」

ジョセフ「オレもサッカーに混ぜてくれたら許してやるッ!」

子供1・2・3「ええッ!?」

ジョセフ「ダメか?」

子供1・2・3「……………………」

ゴソゴソ

子供1「……それなら…来て。みんなのとこに行くから。」

子供2「入れるかは分からないけど……」

ジョセフ「へへ! オレさまは意地でも入るつもりだぜッ!」

子供1・2・3(この人なら入ってくるだろうなー…)

アバッキオ(こどもと戯れてるって言うよりは弄んでるな。)




672: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:12:10.27 ID:SdBLN+/G0

ジョセフ「アバッキオ、オレちょっと遊んでくるからここで仕事を続けといてくれ。」

アバッキオ「おいッ! ボスがこの島にいるってのにそんな事していいも思ってんのかッ!!」

ジョセフ「思ってねえよ。」

アバッキオ「!」

ジョセフ「敵はどこから出てくるか分からねえ…向こうの様子を見に行ってくる……少し遊んだらすぐにここに戻ってくるぜ。」

アバッキオ「………………………」

ジョセフ「おいおいアバッキオ。聞いてんのか? 寝てんのかもしかして?」

アバッキオ「……あ、あぁ。早く遊んできな。」

子供1「おじさん早くッ!」

ジョセフ「おいテメーッ! お兄さんって呼びやがれッ!!」

ジョセフ「安心しなアバッキオ。お前だけじゃあなく、みんなを狙ってくる敵はオレが絶対に倒して、みんなを守ってやるぜッ!」ダダダダーン

アバッキオ「…………………………」

アバッキオ(あいつをただのバカだと思ってたオレこそがバカだったのかもな……)




673: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:13:34.11 ID:SdBLN+/G0

子供3「……ねえねえ。おじさんは一緒に遊ばないの?」

アバッキオ「あ? オレか? オレはあいつと違って仕事をしなくちゃあならねえんだよ。すまねえな。」

カシャカシャ

子供3「なんで謝るの?」

アバッキオ「い…いや、なんでもない。オレの機嫌が悪くならないうちに早く行った方がいいぞ。」

子供3「でもさ………」

アバッキオ「?」

子供3「オレもここでやらないといけないことがあるんだ……アバッキオ。」

アバッキオ「!!」

ズドッ

アバッキオ「ウ。」

子供3「やはり、生まれ故郷はいい…ついてる。」

子供3「バイバイおじさん。また会えるといいね。」ダダダ

アバッキオ「…………………」




674: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:15:44.69 ID:SdBLN+/G0

?「……………………」

?「………ッキオ。」

ナランチャ「アバッキオッ!」

ナランチャ「バカなッ!!」

ナランチャ「ちくしょうッ! そんなバカなッ!」

ナランチャ「ジョセフの波紋ならアバッキオのケガも治せるよね! 今までそうやってオレたちのケガを治してきたじゃんか!」

ドドドドドドドド

ジョセフ「………………………」

ブチャラティ「くどいぞナランチャ。ここは危険なのだッ! おまえはエアロスミスを出して周囲を警戒しろ。」

ナランチャ「何言ってんだよー〜〜ブチャラティ。今アバッキオは目覚める途中だってばよォ!!」

ミスタ「……………………」

ナランチャ「何で返事しないんだよ! 冗談はよしてくれアバッキオッ!」

トリッシュ「ぐ……うぐ……」

ナランチャ「アバッキオッ!! 返事をしてくれアバッキ……」

ジョセフ「ナランチャ……いい加減理解しろ……アバッキオは死んだんだ。」




675: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:19:05.69 ID:SdBLN+/G0

ナランチャ「!! ジョ……ジョジョ? 今……な…何て言ったの?」

ジョセフ「アバッキオは死んだ……そう言ったんだぜ。」

ナランチャ「何で波紋で直してもいないのにそんな事言えるんだよ! やってみなきゃ分からないだろ!」

ジョセフ「…………やってるからこそ言っているんだよ……ナランチャ……」

ナランチャ「え?」

バリバリ…

ジョセフ「さっきからずっとだ……オレがアバッキオを発見してからずっとこうしてる…………それなのにアバッキオは目を覚まさねえ……」

ジョセフ「何で目を覚まさないかはナランチャ……お前も分かってんだろ?」

ジョセフ「この現実を受け止めれないのならこのチームから外れな。邪魔だからよォ……」

ナランチャ「……………………」

トリッシュ「ジョジョ! あなたナランチャに何てひどいことを言うの? ナランチャの反応は普通よ!! あなたは何でそんなに冷たいのッ!?」

ブチャラティ「トリッシュ……ジョジョが冷たいっと言ったのを謝罪しろ。」

トリッシュ「え?」

ブチャラティ「謝罪しろと言ったんだ。」




676: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:20:17.93 ID:SdBLN+/G0

ポタッ…

トリッシュ「!」

ジョセフ「なぜアバッキオが死んだか……それはオレがアバッキオと離れたからだ……! そのせいでアバッキオは敵に殺されたんだ…………」

ジョセフ「敵は最初からここに来るのを分かっていたんだ……そしてアバッキオはそいつに殺された…………それが分かった………オレのせいでなッ!」

ポタッ…ポタッ…

ジョセフ「アバッキオはオレのせいで死んだッ!! ナランチャ……恨みたいんならオレを恨めよ? …………オレはこいつとの約束を破っちまったんだからさ……みんなを守るって約束をなァ〜………」

ジョセフ「この最低なおふざけ野郎のオレを怨んでくれ……ナランチャ……………………」ポタポタポタ

ミスタ「……あいつは誰よりもアバッキオが死んだ事を理解し、誰よりも後悔しているんだ………それは、あいつがそれだけ仲間の事を大切にしていたってことだぜ……」

ブチャラティ「ジョジョは冷たくなんかない……オレたちと同じ仲間なんだよ。」

トリッシュ「ジョジョ…………………」




677: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:22:05.59 ID:SdBLN+/G0

ジョセフ「仲間の死を受け止めねえと先へは進めねえ………アバッキオの分までオレたちはボスを倒さねえといけねえんだ。」

ジョセフ「もし! こんなオレと一緒に行動したくなかったらこのチームから外れてくれ。それがおまえのためだ。」

ナランチャ「…………………………」

ナランチャ「………つ…続けるよ。」

ナランチャ「オレはボスを倒すまで諦めないよ! それがアバッキオのためなんだろ?」

ナランチャ「それが……アバッキオの………うぅ……」

ガバッ

ジョセフ「あーあ! 泣くなんて情けねえなァ〜〜〜…もう二度と泣くなよ。」

ナランチャ「う……うん………」グスッ

ザッザッ

ジョセフ「ちゃんとした墓は作れねえが………ボスとの戦いが終わったら立派な墓を作りに戻ってくるぜアバッキオッ!」




678: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:23:54.23 ID:SdBLN+/G0

ジョセフ「ブチャラティ……いつまでもここに残るのはマズイと思う……ボスがこの島に上陸してんのなら証拠も全部隠滅されてるだろうし……オレたちへの刺客も用意してるだろうな。」

ブチャラティ「あぁ…それは分かってる。今すぐにこの島を立ち去らなくてはならない。」

ミスタ「そうは言ってもよォ〜〜……ボスの手がかりはもうなくなったんだよな? それならどこへ行っても一緒だぜ?」

トリッシュ「あたしももうボスの情報は持ってないわ……残念だけど………」

ジョセフ「……チクショォーーーーーッッッ!!!! これじゃあアバッキオの行動が無駄になっちまうじゃあねえかッ!!!!」ガコッ

ジョセフは像を殴った

ジョセフ「ん……? なんだこれは?」

ドドドドドドドド

ブチャラティ「お…おいこれは。」

ミスタ「リプレイは!! 終了してたみたいだな。」

ドドドドドドドド

ミスタ「これはデス・マスクだ!! リプレイのデス・マスク。アバッキオのムーディー・ブルースがくちゆく前にッ!」

ミスタ「最後のスタンドエネルギーで変身した顔の形を石面に押し付けたのだッ!」

ミスタ「指紋までわかるッ! くっきりとめり込ませてあるぞ!」

ブチャラティ「アバッキオは最後に残してくれていたッ!」

ブチャラティ「これがボスの素顔だッ!」

ジョセフ「この顔は忘れねえ……次にこの顔に会った時……二度と合わねえようにしてやるッ!!!」

ジョセフ「アバッキオ……ありがとよ…………おまえの覚悟……しかと受け取ったぜ……」

ザバアアアアアア

ザバアアアアアア




679: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:25:39.16 ID:SdBLN+/G0

シュビシュビ

『該当者なし』

シュビシュビ

『該当者なし』

ブチャラティ「だめか…?」

ジョセフ「あぁ。インターネットのありとあらゆるデータベースをスタンドで探さしているが………合致する指紋がねえ……まあ当然だな。」

ゴゴゴゴゴゴ

トリッシュ「許してはいけないわ…………」

ブチャラティ「…………………」

トリッシュ「あたしの心にもこの男は許してはいけないと感じるわ……………」

トリッシュ「ヴェネツィアの時と同じ感覚がさっき少しの間あった……………………」

トリッシュ「アバッキオに近づいたのは………………」

トリッシュ「父だわッ!」

トリッシュ「この男が直接アバッキオに手を下したのよ!! それが今わかるわッ!!」

ブチャラティ「ボスがここに来てるというのか? トリッシュ。」

トリッシュ「ええ…さっき感じたのよ……今はどこか分からないけどこの海岸のどこかにいるわッ!」

ジョセフ「そうか………アバッキオを殺したのはボスだったのか。これでハッキリしたことが一つあるぜッ!」

ジョセフ「ボスは一人しか確実に殺せないんだよ……ブチャラティの時もアバッキオの時もそうだ。やつはオレたちをまとめて殺せないんだ!」

ブチャラティ「だが! それが分かったところでボスの正体が判明しなければ攻撃のしようがないッ! なんとしてもボスの正体を………」




680: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:26:40.76 ID:SdBLN+/G0

?「ソンナ事ハナイゾッ! 君タチハ追跡ヲモウ…終エテイルッ! 後ハ倒ス方法ヲ見ツケルダケダ!!」

?「ディアボロヲ倒シタイノナラ私ノ言ウコトヲ信ジテ欲シイ。私ハ君タチノ味方だ。」

全員「!」

ジョセフ「ディアボロ……だと…………?」

ジョセフ「おい! おまえ今何て言ったんだッ!?」

ブチャラティ「しっ。」

?「君タチハパッショーネノボスデアルディアボロヲ倒シタイノダロウ? 私ノ目的モディアボロヲ倒スコトナノダ。」

ジョセフ「はったりかましてんじゃあねーぞッ! ディアボロだと? それがボスの名前だって証拠もねえのに信じられるか!! 通信を切るぜ!」

?「ヤツノスタンド能力ハ時を飛ばす能力ダッ!」

?「ブチャラティ……君ハヤツノスタンド能力ヲ間近デ体感シタハズダ! ソレニジョセフ! 君モ体感シテルハズダナ!!」

ブチャラティ「!!」

ジョセフ「こ…こいつ……なんでその事を………」




681: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:28:36.51 ID:SdBLN+/G0

ブチャラティ「………………………」

ブチャラティ「みんな…ここはこいつの話を聞いてやろう。何かわかるかもしれない。何者かまず、名を名乗れッ!」



?「名前カ………“ヴェルゴーニャ”トデモ呼ンデクレ。君タチ二ヤツノ攻略法ヲ教エヨウ。」

ジョセフ(どうせ暗殺とかそんなかんじだろう。)

ヴェルゴーニャ「マズ…ヤツの時を吹き飛ばす能力二弱点はナイッ! 君タチノ誰かはヤツを暗殺シヨウト考えてイルカモシレナイガ、ソレハキット失敗スルゾ!」

ジョセフ(ウゲッ。)

ヴェルゴーニャ「ヤツノキング・クリムゾンは無敵だ!! シカシ、倒ス可能性ハ知ッテイル。可能性ダ。君ラハそれを手二入レナケレバナラナイ!」

ジョセフ「手に入れる? 何を手に入れるんだヴェルゴーニャ?」

ヴェルゴーニャ「可能性だよ。ローマのコロッセオに来れば君タチ二可能性を渡せる。」

ブチャラティ「ローマだと!? さっきからおまえはオレたちに何をさせたいのだ? ボスとおまえはどんな関係なのだ? 信用してローマなんかにオレたちが行くと思うのか!」

ヴェルゴーニャ「コレを見ればキミタチモ信じ得ざるおえなくナルだろ。」




682: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:29:36.25 ID:SdBLN+/G0

ドギャン

トリッシュ以外「これは!?」

トリッシュ「?」

ジョセフ「これは!! 矢だ!」

ブチャラティ「なぜおまえがこれを持っている!?」

ヴェルゴーニャ「コノ矢ハ君タチ……トリッシュを除いてだが、君タチノ体を貫いてスタンド能力ヲ身につくために使ったハズダナ?」

ヴェルゴーニャ「実はこの矢はスタンドを発現サセルタメダケのものではない。真の矢の使い方がアルノダ!」

ヴェルゴーニャ「この矢の真の使い方さえ知ればキング・クリムゾンを超える力ヲ手に入レラレル! ローマに来イ! この矢はディアボロを倒すタッタヒトツの最後の手段ナノダ!!」

この矢についての詳しい説明はジョジョの奇妙な冒険59巻P155をお読みください。

ジョセフ「つ…つまりィ〜……この矢をあんたは独自のルートで手に入れて……それをオレたちにあげるってわけだな?」

ヴェルゴーニャ「そうだ。とりあえず君たちはローマのコロッセオに来ればいい。そこで私と会える。いつでも君たちを待っている……」

ヴェルゴーニャ「君たちならディアボロを倒せるはずだ………」

プチン

ジョセフ「……ブチャラティ。ちょっといいか…」

ブチャラティ「なんだジョジョ?」

ジョセフ「なんでヴェルゴーニャはオレとブチャラティがディアボロと対決した事をしってんだ? ブチャラティとディアボロならまだ分かるが、オレがいた事も知ってるってのはおかしいぜ?」

ジョセフ「あの場所にはカメラや盗聴器はなかったはずだ! あそこはディアボロが選んだ場所なんだからそんな物あるはずがねえ!」

ブチャラティ「………………………」

ジョセフ「一つの可能性だが……もしかして………」

ブチャラティ「……ジョジョ。この話はまた後で話そう。誰にも聞かれない場所でだ。」

ジョセフ「わかった………」

〜to be continued〜




683: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/05(日) 22:30:14.54 ID:SdBLN+/G0

今回はここまで。

話の都合上リゾットをジョセフたちと戦わすのは厳しいと思い、カットしてしまいました。
期待してた方にはお詫び申し上げます。

次回更新は2週間以内とさせていただきます。




696: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:49:04.22 ID:6SeIpEsEO

〜飛行機内〜

ドッピオ「ボス……いくらなんでもヤツらを野放しにするのはやりすぎじゃあないですか? 
いつ、あのゲス共が裏切るかわかりませんよ?」

ディアボロ「その事は心配するな。ローマにはゲス共の他にもう一人……頼れるオトコを配置している………そいつがブチャラティたちがローマへ行く事を教えてくれたのだからな………もしチョコラータとセッコが裏切るような行為をすればそいつが動くだろう。」

ディアボロ「おまえがローマに着いた頃には全てが終わってるかもしれんが…一応ローマに向かって、やつから物を受け取れ。それがおまえの任務だ。」

ドッピオ「……ボスがそこまで信頼してる部下なんてオレ以外にいましたっけ? そいつの名前はなんて言うんですか?」

ディアボロ「名前は…………………」




697: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:50:06.00 ID:6SeIpEsEO

〜ローマ〜

ジョセフ「前方に敵の気配なーし! 上陸準備完了だぜ!」

ミスタ「周りには酔っ払い共しかいねーなァ……あいつらがどっかに行ったら上陸するぞ!」

酔っ払い1「ういいいいいいいい〜。おい……ションベンはここでしたらいいのかおぉい〜〜〜〜〜〜〜。」

酔っ払い2「バカ! そこは水飲み場だよォ! ションベンはこっちだこっち!」

酔っ払い1「バカ野郎! それはポストじゃあねえのかァァァァァァァ〜?」

酔っ払い2「いいからここでしろって!」

ガガッ

酔っ払い1「あれぇ?」

酔っ払い1「オレのファスナーってどこにあるんだァ〜?」

酔っ払い2「おまえがションベンションベン言いまくるからオレもしたくなっちまったじゃあねえか……オレもしよ。」

酔っ払い2「あぁぁぁれええ?」

ドドドドドドドド




698: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:50:58.82 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「おいミスタッ! あれはッ!」

ミスタ「あぁ……ベンチに座ってるのはタダの酔っ払いと思ってたが……死体みてえだ。」

酔っ払い1「ぐべぇえええええ。」

ジョセフ「うええッ! あいつらまるで腐っちまってるみてえだぞッ!! 何があったんだ!」

ミスタ「とりあえず上陸して様子見するぞッ!」

ザッ

ジョセフ「……! 待てミスタッ!」

ミスタ「あ?」

ジョセフ「そのままだ……そのまま上に上がれ………そしたらそのまま動くな。」

ミスタ「どういう意味だ?」

ジョセフ「それはオレが今から証明するぜ。」

ジョセフは自分の左手を自分の体より下に動かした

ジュクジュ

ミスタ「!」

するとジョセフの義手にカビが生えたのだ!




699: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:53:37.00 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「あの酔っ払いの一人はズボンのファスナーを下ろそうとして手が腐った……もう片っぽの方はションベンをしようと階段を降りたら足が腐ったんだ……」

ジョセフ「おそらく自分の体より下に自分の部位を動かしたらカビが生えちまって腐るんだッ! 敵のスタンドで間違いねえぜッ!」

ミスタ「すでに敵がいたか………」

ミスタ「てことは……上陸したらもう戻れねえて事じゃあねーのか…?」

ジョセフ「…………気にしたら負けだぜ。」



〜???〜

チョコラータ「なるほどな……」

チョコラータ「ボスを裏切ったのにヤツらがここまで生きて来れた理由が今のでわかる気がする。」

チョコラータ「セッコ、しっかりと撮れただろーなッ! 今のヤツらの生命にしがみつく必死の形相を!」

セッコ「ふおっ。うお!!? うおっ!!」

チョコラータ「うおおお!!」

チョコラータ「良ぉお〜〜〜〜〜〜しッ! よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし。りっぱに撮れたぞセッコ!」




700: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:54:28.60 ID:6SeIpEsEO

チョコラータ「人間は好奇心が刺激されるほど精神のパワーがわいてくるものだ。人ほどの生命よりも好奇心が強いから進化したのだッ! 早く見たいッ! おれはこーゆーヤツらが死ぬところを早く見たいと思っていたのだッ…」

セッコ「うああ。おっ。うおっ。おおーーッ! 」

チョコラータ「そうだすまない。忘れてた。ごほーびをやるぞ。良く撮れたごほーびだ。2個でいいか?」

セッコ「うあああっ。うおっ。おおあっ。」

チョコラータ「3個か!? 甘いの3個ほしいのか? 3個…イヤしんぼめ!!」

セッコ「うおおううおっ。」

チョコラータ「いいだろう。3個やろう!! 行くぞセッコ、3個行くぞ!」

ドシュゥー

バク!

バク!

チョコラータ「うぉっ。悪い…塀の下に……」

プッ!!

カァ

ンッ

セッコ「ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ。」

チョコラータ「良ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしたいしたヤツだセッコおまえは。」ナデナデ

チョコラータ「そして行けッ! 次にブチャラティは車をゲットしようとするだろう。おまえが行くのだセッコ。おまえのオアシスがッ!」




701: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:56:00.24 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「とりあえず車を調達しねえと!」

シュビッ

シュルシュル

ガチャリ

ジョセフ「調達完了!」

ミスタ「おまえのスタンドは泥棒向きだな。」

ガチャ

ブンブンブンブン

バオオオン

ジョセフ「よし。エンジンがかかったぞ! とりあえずみんなを車に乗せて敵を探すか。」

ミスタ「………………………」

ミスタ「おいジョジョ………はやく出発しろ……今すぐだ。」

ジョセフ「言われなくても分かってるよ! え〜と……敵はおそらく高い所からオレたちを見張ってるはずだからァ〜………」

ミスタ「いいから早く出発しろって言ってんだよッ!!」

ジョセフ「何でそんなに怒ってんだよミスタァ〜。ここは落ち着いつリラックスしていこーぜェ! 焦ったらそれこそ敵の思うツボってな!」

ズブズブ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ




702: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:57:04.44 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ(じ…地面から顔だしてやがるッ!! モグラかなんかかよあいつッ!)

ジョセフ(敵はカビを生やすやつだけじゃあなかったのか!)

ジョセフ「…ど…どちらさん?」

セッコ「…………………………」

ジョセフ「え…え〜と……名前を伺ってもよろしいですかァ……?」

セッコ「…………………………」

セッコ「セッコ……………」

ジョセフ「あぁーはいはいセッコさんね! よく知ってますよ! この前テレビにも出演してたあのセッコさんね! ところで…そんなセッコさんが今日はどんなご用件でしょうか? オレたちはちょっとばかし急いでるもんでさ。」

セッコ「おまえらを………殺しに来た。」

セッコ「全員を…な………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ジョセフ「そ…それはずいぶんと物騒なご用件でェ〜〜〜………」

ミスタ「……………………」クイッ

ジョセフ「…………………」コクッ

ジョセフ「そんなセッコさんに一つ言えることは……………」




703: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:58:11.77 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「誰がいつ…全員車に乗ったって言ったかなァ〜〜〜?」

セッコ「なんだと?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

車の中にいるのはトリッシュ、ミスタ、ナランチャ、ジョセフと亀。

セッコ「!!」

セッコ「ブ…ブチャラティはどこだッ! ブチャラティはどこにいる!!」

ジョセフ「ブチャラティならすでにもう一人の敵の方へ向かったぜ? あれ? もしかして気づかなかったのかなァ〜?」

ジョセフ「可哀想なやつだなおまえ!」

セッコ「ぐぐぐ……」

セッコ「絶対に……殺す……!!」

ズブズブ

ジョセフ「やっべ!! ここはひとまず………」

キュルルルル

ジョセフ「逃げるっきゃあねーぜェーーーーーーーーッ!!」

ブゥウウウウン




704: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:58:46.87 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「どうだミスタッ! あいつはまだ追ってきてるのかッ!!」

ミスタ「そ…それが分からねえんだよ。あの野郎、地面に潜り込んでるみてえなんだ。」

ナランチャ「つまり……どういうこと?」

トリッシュ「どこに敵がいるのか、いつ攻撃をしてくるのか分からないのよ!」

トリッシュ「エアロ・スミスのレーダーは二酸化炭素に反応して探知できる……でも、それは生物が地上にいる時だけ。地面の中にいられちゃあ意味がないってことよ!!」

ナランチャ「………それはマズイよッ!!!」

ミスタ「このまま上を目指してもいつかは下らねえといけねえ! そうなったらオレたちの体はカビだらけだぜ……」

トリッシュ「そ…それだけは絶対にイヤだわッ!」

スパイス・ガール「トリッシュガ嫌ガッテルカラソレダケハ避ケナサイアナタタチ。」

ジョセフ「今さらそんな事言うなッ! 今は上を目指すしか方法がねえんだ! ブチャラティが敵を倒すまでの辛抱だッ!」




705: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 18:59:20.33 ID:6SeIpEsEO

ミスタ「オレが一番心配してるのはブチャラティじゃあなくておまえなんだけどな。」

ミスタ「おまえと乗り物に乗るとロクなことがねえからな………特におまえが運転してる時はよォ〜〜〜〜〜。」

ジョセフ「なら運転代わってくれるのミスタ先輩? あんたが運転手ならみんなもさぞかし安心でしょうねェーーーーーッ!!!」

ミスタ「てめーの言い方は何か頭に来るんだよなァーーーーーーッ!!!」

ジョセフ「頭に? 頭に血が昇ると早死にしちまうってどこかのお偉いさんが言ってたっけなァ〜。」

ミスタ「よし。おまえには後でオレの弾丸をプレゼントしてやる……ありがたく受けとれよ。」

トリッシュ「あなたたちが一番の心配の種ね………」

ナランチャ「きたッ!!!! あいつだッ! あいつが地面から顔を出したよッ!」

ズブズブ




706: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:00:10.40 ID:6SeIpEsEO

ミスタ「くらいやがれッ! オレのとびっきりのプレゼントをなッ!!」

ピストルズ7「ソレモ今回ハ5発プレゼントしちゃうゼェーーッ。」

ピストルズ3「イヤッホォーーーー。ミスタ太っ腹だぜッ!」

ピストルズ1「出血大サービスダゼーーーーッ!」

ドンドンドンドンドン

バアアアアア

ピストルズ6「ヒィーーーハァーーーー!」

ピストルズ5「フウウウウヤッホォーーー!」

ズブ…

プッ!

プッ!

プッ!

プッ!

プッ!

ダンダンダンダン

ミスタ「なにィィィッ!?」

ピストルズ2「い…石カナンカヲ吹っ飛ばして弾丸を全て弾キヤガッタ!!」

ピストルズ1「イヤ! ヨク見ろ! コレは石ジャアナクテ砂ダッ! アイツハ砂を飛ばしてキタンダッ!!」

ピストルズ5「キットコレもアイツノスタンド能力ナンダッ!」

セッコ「……………………」




707: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:01:49.79 ID:6SeIpEsEO

バゴオオオオオオン

全員「!」

ジョセフ「な、なんだ今の爆発音はッ!?」

ミスタ「見ろッ! ヘリコプターが墜落してるぞッ。」

セッコ「!!」

セッコ「……………チョコラータなら大丈夫だ………きっと大丈夫だ…………」

ナランチャ「あいつのスピードが落ちてるぜ! このまま逃げ切ろう!」

ジョセフ「オレの予想じゃああのヘリコプターに乗ってるのはカビのスタンドの本体だと思うぜ。あの高さならこの街のすべての箇所を見渡すことができるからな……」

ナランチャ「…という事はブチャラティがやったって事だなッ!、」

ジョセフ「たぶんな……だけどあれで死ぬほど敵も柔じゃあねえだろ。スタンドの効果はまだ続いているみたいだぜ……」

市民1「うわああああ。誰か助けてくれェ〜〜…足が…………足がァ〜……」

市民2「誰か彼女を病院に連れて行ってくれェーーーーッ! 彼女のお腹の中には赤ちゃんがいるんだッ。誰か助けてェーーーーッ!!」

ミスタ「…………ブチャラティが早く敵を倒してくれる事を祈るしかねえな……」

トリッシュ「……………………」




708: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:05:45.77 ID:6SeIpEsEO

ブウウウン

ジョセフ「このままあの橋を渡れば下り道はねえはずだ! 逃げ切るぞッ!」

ガゴン!

ナランチャ「うわッ!! 橋がすごい角度になってるぜッ!?」

トリッシュ「多分あの敵の仕業よッ!! あの橋を斜めにしてあたしたちを空中にほっぽり出す気よ!」

ミスタ「それよりマズイのはこのままだったらオレたちはカビだらけになっちまうってことだぜッ!!」

スパイス・ガール「モシモノ場合ハトリッシュダケを救出シマス。」

ジョセフ「へへッ! そんなこともあろうかとちゃんと仕込んでるのよねェ〜オレ様はッ!」

シュビッ

シュビッ

ジョセフ「オレのハーミット・パープルでこの車ごと引っ張ってビルの上に乗り上げるからなッ!」

ナランチャ「さすがジョジョッ! 天才だぜッ!」

ミスタ「さすが頭脳派を名乗るだけあるな!」

ジョセフ「トリッシュゥ〜。惚れちゃいそうって言ってもいいんだぜ?」

トリッシュ「ジョジョッ! 前を見なさい前をッ!!」

ジョセフ「照れ隠しする事はねえじゃあねえかァ。」

トリッシュ「バカッ! 早くスタンドを増やしなさいって!」

ジョセフ「へ?」

クルン

ギリ…ギリ…

ジョセフ「あ。」

ビチン!

ジョセフ「この車の重さを計算に入れてなかったぜ……………」

ミスタ・ナランチャ「前言撤回………」

4人「うわああああああああああ。」

バゴオオオオオオン




709: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:06:43.64 ID:6SeIpEsEO

ズブズブ

セッコ「チョコラータ………聞こえるか…………ブチャラティ以外のやつらはカビだらけになったぜェ……そっちはブチャラティを倒したのか?」

「…………………………」

セッコ「……チョコラータァ?」

トリッシュ「どうやらあんたの相方はブチャラティに倒されたようね。」

セッコ「!」

セッコ(そ…そんなバカなッ!)

セッコ「チョコラータが殺られるはずねえだろッ! ブチャラティごとき簡単に………」

ドドドドドドドド

トリッシュ「そう? あたしの体はカビどころかケガ一つ負ってないもの。それが倒したって確証にならない? キレイなままで済んで本当によかったわ。」

スパイス・ガール「トリッシュの言ウ通リ……『車』を柔ラカクシマシタ。アイツラハピンピンシテイマス。」

ジョセフ「へ…へへ……この通りオレたちはピンピンだぜ………」ヘナ〜

ジョセフ(どうやらブチャラティが間に合ったようだな……)

セッコ「チョコラータが…………死んだ………?」

セッコ「………………………………」

セッコ「ケッ!!」




710: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:07:25.49 ID:6SeIpEsEO

セッコ「チョコラータめ………ブチャラティごときにやられるなんて…………ザコすぎるぜッ!」

4人「!!」

グシャア

セッコは手に持っていたカメラをぶっ壊した!

ナランチャ「な…何かあいつ様子が変だぞ? いきなり態度が変わったぜ。」

ミスタ「変わったってより……元に戻ったってところだろうなァ〜…………」

トリッシュ「今……あなたは仲間の事をバカにしたわね…?」

セッコ「それがどうした? ザコの事をザコって言って何か悪いことでもあるかァ?」

セッコ「確かにィ……チョコラータには金もたくさんもらったし…よく遊んでもらったさァ………だけどォ〜〜〜〜! もう死んじまったんならもう用済みだぜェッ!!!!」

セッコ「これでお前らを全員倒せば金や地位は全てオレのモノだッッ! 逆にオレはチョコラータに感謝しねェ〜となァ〜〜〜。」

トリッシュ「…………………………」




711: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:09:49.23 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「おいトリッシュ。ここは下がってな。オレたちがこいつを倒しちまうから車の中で待機………」

トリッシュ「あたしがやるわ。」

ジョセフ「!」

ミスタ「なに言ってんだよ。トリッシュは別に戦う必要はねえんだからおとなしくしてろって。」

トリッシュ「もうあたしを特別扱いするのはやめて。」

トリッシュ「あなたたちにはボスの娘じゃあなくて普通の女としてあたしを見て欲しいの………仲間としてね。」

ミスタ・ナランチャ「!!」

ジョセフ「……………………」

ジョセフ(何か子供が成長した気分だぜ………なんか…こう……胸にジーンとくるもんがあるな……………)

ジョセフ(まートリッシュの親の気持ちはわからねえけどな……ってわかるはずもねえか………)

ジョセフ「……もし、ヤバくなったらすぐ助けるがそれでもいいか?」

ミスタ「お…おい! 何言ってんだよッ!? 戦かわせるわけにはいかないだろ!」

ナランチャ「…………オレはトリッシュに任せてもいいと思うよ…」

ミスタ「ナランチャ!? おまえまで何言ってんだよッ!!」

ジョセフ「ミスタ。ここはトリッシュを信頼してやれ。仲間としてな。」

ミスタ「…………ったくおまえらここにきて頭がどうかしてるぜ………」

バフ

ミスタ「ふぅうううう…」




712: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:10:31.41 ID:6SeIpEsEO

ミスタ「………ま、オレも頭がどうにかなってるけどな。」

ミスタ「無茶すんなよ。少しでもヤバイとオレらが感じたらその時は助けに入る……いいな?」

トリッシュ「ありがとう……ミスタ………」

ジョセフ「オレたちはこの車の中で待たしていただきましょうか!」

ミスタ「ったく…油断してるとあいつに…………」

ナランチャ「おい………あいつどこ行ったんだ?」

ズブズブ

ナランチャ「!」

ナランチャ「トリッシューッ! 下だ! 地面に潜ってるぞッ!」

ジョセフ「とりあえず一定の距離を保ちながら逃げろ!!」

トリッシュ「わかった!!」

ダダダダ




713: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:11:25.89 ID:6SeIpEsEO

トリッシュ(まずは敵の能力を判断するのが優先ね。敵はこうやって地面に潜って移動してる………)

トリッシュ(そして…さっきみたいに橋を変化させる事もできるし、砂を石のように飛ばしてくることもできる………)

トリッシュ(つまり……敵の能力は……………)

トリッシュ(………何なんだろう?……………)

スパイス・ガール「アナタトヨク似テル能力ネ。」

トリッシュ「え?」

スパイス・ガール「敵ハ物ヲドロドロニスル能力デス。地面二潜レルノハ地面ヲ泥ニシテルカラ……」

スパイス・ガール「橋ヲ変化サセタノハ橋ヲナナメ二ナルヨウ動カシタカラ…」

トリッシュ「橋を? そんな大掛かりな事できるの?」

スパイス・ガール「『一時的』ナラ…………私ノ能力ノヨウニデキマス。橋ヲ見テクダサイ。今ハ元ノ橋二ナッテイマス。」

スパイス・ガール「ソシテ…私タチハ砂ヲ固クシテ飛バサセタトオモイコンデイマシタガ、ソレハ砂ヲ泥二変化サセタダケナンデス。」

スパイス・ガール「アル程度本体カラ離レルト泥カラ元に戻ル…コレガヤツノスタンドノ正体デス!」

トリッシュ「凄いわねあなた………探偵にでもなったらいいのに。」

スパイス・ガール「褒メテクダサリアリガトウゴザイマス。」




714: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:12:14.20 ID:6SeIpEsEO

スパイス・ガール「トリッシュ。敵ガ近ヅイテキマシタ。ドウシマスカ?」

ズブズブ

トリッシュ「敵の能力がわかった今、攻撃するに決まってるッ!」ダッ

プッ!

ボゴォ

トリッシュ「う!」

トリッシュ(この攻撃を防ぐ方法を考えないとマズイッ……!)

ナランチャ「トリッシュッ!!」

トリッシュ(クソッ! これじゃあ接近戦に持ち込めないッ。どうしたら……)

スパイス・ガール「トリッシュ。ソノマママエヘ進ンデクダサイ。」

トリッシュ「え! 前へッ!?」

プッ!

トリッシュ「ま…またよッ! また撃ってきたわ!!」




715: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:14:00.04 ID:6SeIpEsEO

スパイス・ガール「トリッシュ! ソコニ落チテル葉っぱデガードシテクダサイ!」

トリッシュ「は、葉っぱで?……」

スパイス・ガール「私ヲ信用シテクダサイ!」

トリッシュ「…わかったわ!」

サッ

フニョアアア

ダム!

セッコ「!」

ボゴオオオ

トリッシュは葉っぱをゴムの柔らかさに変化させた。

葉っぱで跳ね返した泥はセッコの腹部に直撃した

セッコ「!? ど…どんなってやがんだッ……」

トリッシュ「これがあたしの…いや……スパイス・ガールの能力よッ。」




716: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:14:57.67 ID:6SeIpEsEO

ダダダダ

トリッシュ「人を殴るのは初めてだわ………でもそれがあなたなら構わないわよね?……」

ドッゴオオオ

セッコ「ぐおおお。」

ジョセフ「いいぞトリッシュッ! その調子だぜ!」

ミスタ「この調子じゃあオレたちの出番はないな。」

セッコ「…………………………」

ズブッ!

トリッシュ「!!」

セッコ「いいのかァ〜? もし次にオレを攻撃したらこの車を爆発させてこいつらをあの世へ連れて行ってやるぞォ?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

セッコはジョセフたちが乗っている車の上に移動していた!




717: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:16:07.68 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「げっ! いつの間に上に上がりやがったッ!?」

ミスタ「このままじゃエンジンを壊されちまうぞ!! ドアを開けろッ!」

ズブアッ

ズブ!ズブ!

ナランチャ「あ!?」

ナランチャ「と…扉が開かないッ! 扉が開かないよミスタァ〜!」

ミスタ「あの野郎! この車ごと地面に沈めやがったぞッ!!」

ジョセフ「ナニィッ!? それじゃあオレたちは車の中に閉じ込められたってわけかッ!?」

ナランチャ「このままだとセッコにエンジンを壊されてオレたちは………………」

ドンドン

ミスタ「ダメだ……窓を弾丸が貫通しねえ………泥のせいで埋もれちまうぜ。」




718: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:18:36.83 ID:6SeIpEsEO

ジョセフ「………………………」

ジョセフ「…なんてな! オレがこの事態を予測してない訳がないだろ!!」

ミスタ「……今回は本当だろうな?」

ジョセフ「もちろんだぜ! ちゃんとここの窓は簡単に取り外せるようにしておいたんだよ!」

ジョセフ「いくらドロドロだろうと意味がないはずだろ!」

ジョセフは窓を蹴り上げる

ガン!

ジョセフ「あ、あれェ〜……?」

ナランチャ「どういう事だよジョジョッ!」

ジョセフ「おっかしいなァ………確かに取り外し可能にしてたはずなんだけど………」

トリッシュ「そっちの窓の周りは泥になってて外せないようにされてるわジョジョッ!!」

ドロオオオ

ジョセフ「うそォ〜〜〜〜〜!!」

セッコ「気づかねえと思ってたのかよォ〜。ま、オレだから気づいたんだけどなァ〜!」




719: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:20:30.55 ID:6SeIpEsEO

セッコ「この車の爆発でこの三人は死に…残るのはおまえとブチャラティだ。そして、最後にボスを倒し、オレがパッショーネのリーダーになるんだ!」

セッコ「謝るんなら今のうちだぜェ………まぁ許さねえけどなァ〜ッ!」

トリッシュ「……………………」

トリッシュ「ジョジョ、ナランチャ、ミスタ………少し痛いかもしれないけど我慢してね…」

トリッシュ「これもあなたたちを助けるためだから。」

ジョセフ・ナランチャ・ミスタ「え?」

セッコ「この距離でおまえがこの車に接近するのは不可能だッ! 仲間を助けることが出来なくて残念だったな!」

トリッシュ「あたしは諦めたつもりなんてないけど?」

セッコ「ハァ〜?」




720: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:21:45.97 ID:6SeIpEsEO

スパイス・ガール「トリッシュノ言ウ通リ二………」

スパイス・ガール「『車』ヲ再ビ柔ラカクシマシタ。」

スパイス・ガール「コレデ…車ハ………」

セッコ「関係ねえんだよそんな事はッ! オレがこのエンジンをぶっ壊せばッ!!」

ブオン

ズブッ!

スパイス・ガール「壊レルコトハナイデショウ。」

セッコ「これさえ……ぶっ壊せばッ!」

フニャアァァ〜

車が萎んでいく

セッコ「な…なんだこれはッ!」

トリッシュ「言ったでしょ? 車を柔らかくしたの……たとえドロドロになったとしても柔らかさは変えられるのよ。」

トリッシュ「そして…元に戻すこともできるッ!」

ボンッ

車がゴムのように元の大きさに戻る




721: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:23:00.67 ID:6SeIpEsEO

セッコ「グハァッ。」バタアア

ジョセフ「ぐへッ。」

ミスタ「うあッ。」

ナランチャ「ぬあッ。」

ジョセフ「な…中にいるオレたちまでダメージを受けてる…ぜ……」

セッコ(車を一旦萎ませて、元の大きさに戻しやがったッ。そのせいで車から飛ばされて………)

セッコ「ハッッ!」

ドドドドドドドドドドドド

セッコ「あ…うあああ。」

バッ

セッコは土下座した

セッコ「うううあああ……お…おれは……このスタンドなしじゃあ生きていけない体なんだァ〜〜〜………だから……もう………攻撃するのはやめてくれェ〜!」




722: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:24:48.58 ID:6SeIpEsEO

スパイス・ガール「今サラ命ゴイシテ助カルワケネーダロォォォォォォォォォォッ!」

グアアアア

トリッシュ「WAAAAAANNABEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」ズドドドドドドドドドドドドドドドド

セッコ「あへェ〜…………………」

ガシリ!

セッコ「!」

トリッシュ「まだよ……こんなので終わるほど………あたしは甘くないの…」

セッコ「ひ…ひィィィィィィィィッ!」

セッコ(オ…オレはこの女の事を舐めていたッ!! いくらボスの娘だろーと女だと思ってたが……それは間違いだった……………)

ガシィ

セッコ(お…女だからこそ怖いんだーーーーーーーッッッ!!!!)




723: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/09(木) 19:25:51.28 ID:6SeIpEsEO

トリッシュ「WAAAAAAAAAAAAAANNABEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!」ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

セッコ「べろおおばああああ。」

ガゴン!

『燃えるゴミは月・火・金』

トリッシュ「『仲間の事はバカにしない』………あたしがこの旅で学んだ1番大切なことよ…………」バァァン

スパイス・ガール「アナタハモウ私ナシデモ生キテイケルワ……トリッシュ。」

ジョセフ「オレたちも大切なことを学んだぜ…………」

ミスタ「ああ……その通りだ………」

ナランチャ「うん……」

ジョセフ・ミスタ・ナランチャ「『女には逆らわない』って事だぜ………」

トリッシュの活躍により、強敵セッコを倒したジョセフたち。

話は一旦、ヘリコプターが墜落した時に戻る……………

〜to be continued〜




729: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:10:20.96 ID:9Zl2G1pY0

シュウウウウウウ

バゴッ

バゴッ

ガゴオオン

チョコラータ「誰だッ! そこにいるやつはッ。おまえがオレのヘリコプターを落としたのかッ?」

?「………………………」

?「少し騒ぎすぎたなチョコラータ。」

チョコラータ「お…おまえは………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




730: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:12:04.17 ID:9Zl2G1pY0

チョコラータ「“パンナコッタ・フーゴ”……おまえの名前は知っている…おまえの能力は前から気になっていたからな………」

フーゴ「…それは褒め言葉か?」

チョコラータ「もちろんそうさ。キミは敵をカビで跡形もなく消し去ってしまう能力…その時、相手は一体どんな表情で死んでいくのか………とても興味が湧いてくるんだよ。」

フーゴ「気色の悪いやつだ。」

チョコラータ「だが…なぜおまえがオレのところへ来た? 行くのならブチャラティのチームじゃあないのか?」

チョコラータ「組織を裏切ったブチャラティたちを……な。」

フーゴ「……ボスからの指令でな………」

チョコラータ「指令?」

フーゴ「おまえを跡形もなく消しされとの事だ。これはボスからの直々の命令だ…」

チョコラータ「……………………………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ




731: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:13:08.26 ID:9Zl2G1pY0

チョコラータ「…そうかァ〜〜……そうかそうかそうかァ〜〜…………」

チョコラータ「つまり…オレはおまえを倒してもそれは悪いことじゃあないって事だよなァ〜?」

チョコラータ「どうなんだフーゴ?……」

ゴゴゴゴゴゴ

フーゴ「…そっちがその気であるならこちらも攻撃をするまでです。」

チョコラータ「楽しみだ………おまえの能力がッ!!」

チョコラータ「もしおまえの攻撃が当たったら人はどんな表情をするのか………それがやっと分かるんだからかなァ〜ッ!」

チョコラータ「早く攻撃をしてこい! オレだけに攻撃できるのか? 市民を巻き込まない自信でもあるのか?」

フーゴ「…………………………」

チョコラータ「おまえのスタンドは本体のおまえでさえ制御が難しいんだよな? そんなスタンドで攻撃してみろ。おまえも大量殺戮犯の仲間入りだ!」




732: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:14:15.43 ID:9Zl2G1pY0

フーゴ「あるさ………」

チョコラータ「………あん?」

フーゴ「おまえだけを殺す自信はある。オレは人殺しにならなっても構わない。」

フーゴ「それがボスのためならば…どんな身分になろうと構わないッ! たとえ恥知らずと言われてもッ!」グワッ

フーゴはチョコラータの方へ走り出した。

フーゴ「『パープル・ヘイズ』ッ!」

パープル・ヘイズ「うばっしゃあああああああああああ!!」

チョコラータ「………見るからして狂暴そうなスタンドだ。フーゴ…おまえの内面を表すかのようにな。」

チョコラータ「実はおまえはブチャラティチームの中で1番狂暴な男だった…………そうなんじゃあないかァ?」

フーゴ「それがどうしたんですかッ!!」

パープル・ヘイズ「ガルルルウルルルッ!」

チョコラータ「『グリーン・ディ』ッ!」




733: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:15:20.76 ID:9Zl2G1pY0

チョコラータ「カビをばら撒きなッ!」

シュワッ

チョコラータはカビをフーゴに向かってばら撒いた。

チョコラータ「きさまのスタンドはその狂暴さゆえにコントロールができない! つまり! どれだけスタンドが強くても自分自身を守ることはできないはずだッ!!」

フーゴ「…………………………」

チョコラータ「これでおまえもブチャラティたちと同じだ!!」

ガリッ…

ジュウウウウウウ

フーゴの前で煙が出る。

それは不気味な色をしていた。

チョコラータ「な…なにィッ!?」

フーゴ「毒には毒でもって制す………オレはみんなとは一味違っているぞ?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

チョコラータ「そ…そんなバカなッ!! なぜパープル・ヘイズを動かせた!? おまえの思い通りに……!!」

パープル・ヘイズ「ガルルル………」

フーゴ「これが…『パープル・ヘイズ・ディストーション』………オレはこの戦いで死ぬ気でいる……勝つ気なんてない……………」




734: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:16:20.55 ID:9Zl2G1pY0

フーゴ「だが! それがパープル・ヘイズ・ディストーションの強さだ。」

チョコラータ「なんだと………………?」ジワ

フーゴ「敵を倒そうとすればするほど、オレのカビは狂暴になり、カビ同士で殺し合う……つまり、カビの数が減り、おまえを一撃で倒す確率が大幅に低くなる……」

フーゴ「逆に……倒す気がないほど……パープル・ヘイズ・ディストーションの制御は効き、攻撃力を保ったまま攻撃ができるってわけだ。」

フーゴ(昔のオレだったらパープル・ヘイズを出しただけで精一杯だったが、今は違う……オレは成長した。スタンドも…精神的にも…………自分の『過ち』を乗り越えた……)

フーゴ(乗り越えたその先にはッ! 恐れるものなどないッ!!)

チョコラータ「ちょ、ちょっと待てッ! オレと手を組もうぜフーゴッ! オレたちならボスを絶対に倒せるぞ……?」

フーゴ「もうオレはボスに忠誠を誓ったんだ。残念だが…」




735: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:17:18.13 ID:9Zl2G1pY0

チョコラータ「油断してんじゃあねーぞッ!!!!」ガバッ

チョコラータはフーゴの脚にカビを付着させた。

チョコラータ「どうだ!! これでおまえは自分の体より下へは行けない………」

フーゴ「だからどうしたんです? ………」

ガバッ

チョコラータを掴む

チョコラータ「!」

フーゴ「さっきも言いましたが、オレには勝つ気はないんですよ。勝つ気がない限り…」

フーゴ「おまえごときのゲスはオレに勝てないんだよッ!!」

ボゴォ

チョコラータ「グアッ。」

ジュウウウウウ…




736: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:18:30.34 ID:9Zl2G1pY0

フーゴ「………………」

クルン

ザッザッ

チョコラータ「また油断したな…?」

フーゴ「!」

ドドドドドドドド

バァァァァァァァ

チョコラータの上半身と下半身の間からは骨が剥き出しで見えている。

チョコラータ「幼い時に人体解剖をしてきて良かったぜ。そのおかげでどこを傷つけなければ死なねえか把握しているからなァーーーーーッ! オレの勝ちだーーーーーッ!」

フーゴ「………………」

フーゴ「………勝つっていうのは負けるかもしれないという覚悟を持っていなければいけない………必ず勝つ勝負なんてないのだから………」

ボゴォ…

フーゴ「そして! 勝つならば徹底的に相手をブチのめさなくてはならないんですよッ!」

ボゴォボゴォボゴォボゴォボゴォ

チョコラータ「ヤッダーバァァァァァァァァァァァァ。」ズド

ガゴン!

『燃えるゴミは月・火・金』




737: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/11(土) 16:19:31.53 ID:9Zl2G1pY0

フーゴ「………………………」

ザッザッ

ブチャラティ「ヘリコプターが墜落したのはやはり君がやったからか……フーゴ。」

フーゴ「!!」

ブチャラティ「どうやらカビを生やしてた敵は君が倒したようだが…君には聞きたいことが一つある。」

フーゴ「…………………ブチャラティ。」

ブチャラティ「……………………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

〜to be continued〜




746: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:13:31.99 ID:twG1DJi1O

ブチャラティ「フーゴ………君がオレたちに情報を流していたヴェルゴーニャなのか?」

フーゴ「…何のことか分かりませんねブチャラティ。僕は情報を流したやつを始末したあと、あなたを倒し、矢を奪うようにボスから命令されて来ただけですよ。」

フーゴ「あなた達がとった行動は………組織を敵に回すのは間違いだったんです。」

フーゴ「今…ボクの目の前にいるのは仲間ではなく、敵なんですブチャラティ!」

ブチャラティ「……………………」

フーゴ「やはり、情報を流した裏切り者は後で殺します。今はあなたです。」

ブチャラティ「そうか……ならオレも手加減はしない……君のスタンド相手に手加減はできないからな。」

ドドドドドドドド




747: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:16:15.60 ID:twG1DJi1O

ドッピオ「………………………」

ドッピオ(………この任務はやつに任せて正解だったな…後始末は綺麗にな…フーゴ。)ザッザッ

フーゴ「…………………」

ザッザッ

ガッ

ブチャラティ「……………………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フーゴ「パープル・ヘイズッ!」

ブチャラティ「スティッキー・フィンガー………」

スッ…

ブチャラティ「!」

フーゴ「この矢はブチャラティが持っていてください。ボクは今からコロッセオに用事があるので失礼します。」ボソッ

コトン

矢を地面に落とすフーゴ




748: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:17:16.98 ID:twG1DJi1O

ブチャラティ「!!」

ブチャラティ(な…なんだと?)

ブチャラティ「ちょっと待てフーゴ!」

フーゴ「……………………………」

ブチャラティ「今のは………どういう意味だ?……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

フーゴ「ブチャラティ…あなたたちは裏切り者なんかじゃあない………ボクこそが裏切り者なんです。」

フーゴ「もう少しでジョセフが来るはずです。そしたらこの街から逃げてください。」

ブチャラティ(やはり………オレたちに情報を流してくれていたのはフーゴだ…! 間違いない……)

ブチャラティ(フーゴは最初からオレたちを助けようとしてくれていたんだ…)

ザッザッ

フーゴ(ブチャラティ……あなたなら組織を作って立派なギャングになることができるはずだ……オレはここでボスを倒し! 全てにケリをつけるッ!)




749: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:18:33.90 ID:twG1DJi1O

ブチャラティ「フーゴ!!」

ザッ…

ブチャラティ「…………オレは……おまえが裏切ったなんて思ったことはない。」

フーゴ「………………………」

ブチャラティ「フーゴは信じた道を進んだだけだ。それは間違いなんかじゃあない。オレが命令したことに従ったんだからな。」

ブチャラティ「それでも…自分が裏切り者と思うのなら、それでいい……だが…」

ブチャラティ「おまえはオレたちの立派な仲間だ! もどってこいッ!!」

ブチャラティ「これは上司からの命令だ。もし、逆らうならオレも君を敵とみなすッ!」

ゴゴゴゴゴゴ

フーゴ「……………………」

フーゴ「オレは…………ボクはあなたの上司なんかじゃあありません。すでにあなたは組織の一員ではないんですから…」

ザッザッ

ブチャラティ「……………………」




750: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:20:52.29 ID:twG1DJi1O

ジョセフ「おーい! ブチャラティッ!」ダダダダ

ブチャラティ「ジョジョか………他の仲間は無事か?」

ジョセフ「あぁ。今は周りに敵がいねえか確かめに行ってるぜ。」

ジョセフ「で…例の情報提供者には会えたのか?」

ブチャラティ「………ああ、会えたさ…やはりオレたちがよく知る男だった………」バッ

ブチャラティは服の中から矢を取り出した

ジョセフ「そう…か。やはりか。オレの勘は当たりすぎて逆に良くないぜ。」

ブチャラティ「ヴェルゴーニャ……イタリア語で恥を意味する言葉だ………」

ジョセフ「つまり情報提供者はイタリア人。そして、オレたちがボスと会ったのを知っているのはチームの仲間だけだ。すると自然に情報提供者は一人に絞られる…」

ジョセフ「パンナコッタ・フーゴ。オレたちの仲間だった男だ。」

ブチャラティ「……オレはここでみんなが来るのを待つ。ジョジョはこの中にいるフーゴを探してくれ。」

ブチャラティ「何かあれば無理せず戻ってこい。これ以上仲間を死なすわけにはいかないからな。」

ジョセフ「わかってるさ。フーゴに会って事情を聞いてくればいいんだろ? 任しときな!」ダダダダ

ブチャラティ(この矢はフーゴと再び会ってから使う…! 今はまだだ………)




751: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:30:55.32 ID:twG1DJi1O

〜コロッセオ内〜

ザッザッ

フーゴ「ボスッ。どこにいるんですか? 例の物を持ってきました。」

ザッ

ドッピオ「あんたがフーゴ?」

フーゴ「! 誰ですあなたはッ!?」

ドッピオ「そう慌てるなって。オレはボスの直属の部下のドッピオって言うんだ。ボスからあんたに例の物をもらうように言われたんだ。」

フーゴ「ボスはここには来ていないと言う事ですか?」

ドッピオ「そういう事だ。残念だが、ボスはここに来るほど暇じゃあないんでな。」

フーゴ「それは残念です………だって……」

フーゴ「こんなに近くにいるのに会えないなんて……」

ドッピオ「は、はぁ? 何言ってるんだおまえ?」

フーゴ「あなたが二重人格で、リゾットやアバッキオを殺した事も知っています。白状してください。」

ドッピオ「…………………………」




752: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:31:49.71 ID:twG1DJi1O

ドドドドドドドドドドドド

ドッピオ「で……それがどうしたの? 

ドッピオ「別に構わないさ。気にしないよ? どうせ………」

ドドドドドド

ディアボロ「目撃した者は全員死ぬからな…!」

フーゴ「!」

ディアボロ「お前の様子だと…ブチャラティは殺していないな…それに矢もブチャラティに渡してるとみた……」

フーゴ「………………」

ディアボロ「ローマに来たブチャラティたちの動きがどうも怪しいと思っていたんだ…誰かに案内されたようだったからな。それを指示していたのがお前だとしたら理解できる。お前はブチャラティを裏切り、ブチャラティたちの居場所を伝えてくれる優秀な部下として俺が信頼していたからな。」

ディアボロ「それもこれも…俺を裏切り、情報を探るためだったとはな…」

ディアボロ「とんだ恥知らずだッ!」

フーゴ「どうとでも言ってください。俺はあんたを殺せればそれでいいんですから…」




753: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:33:08.25 ID:twG1DJi1O

ディアボロ「だが…お前はまだブチャラティの所に戻る決心をしていないな?」

フーゴ「!!」

ディアボロ「オレに矢の真の能力を話したのも、組織を敵に回すのを恐れ、本当のことを喋ったんだろう? それに関してはおまえは賢い行動をした。」

ディアボロ「ブチャラティに指示をし、組織を裏切ったお前に最後にチャンスをやる…質問に答えろ。」

フーゴ「…………………」

ディアボロ「ブチャラティはどこだ。答えろ。」

ゴゴゴゴゴゴ

ディアボロ「答えれば今までやってたことに目を瞑る。そして、お前を幹部に昇進させてやろう。」

フーゴ「………………」

フーゴ「………………」

ディアボロ「ボスに逆らうのはこれで最後にするのが、おまえにとっては良いぞ……」

フーゴ(………………)




754: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:33:50.65 ID:twG1DJi1O

フーゴ「いつどこでオレがあんたをボスって言った?」

ディアボロ「なに?」

フーゴ「俺の………俺の『ボス』はブチャラティだ……あんたには従わない!」

ディアボロ「どうやら愚問だったようだなッ!!」

フーゴ「『パープル・ヘイズ・ディストーションッ!』」

ディアボロ「『キング・クリムゾン!』」

カプセルをかじった。

カリッ

パープル・ヘイズ「うばっしゃあああああああああああああああッ!!」

ディアボロ(パープル・ヘイズを制御出来るまで成長をしていたか…だが…)

ディアボロ「帝王はこのディアボロだッ!!」カバッ




755: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:34:26.68 ID:twG1DJi1O

フーゴ(俺はブチャラティを裏切った…しかし…ブチャラティの命令には従った……俺はそれを口実に逃げたのはブチャラティたちだと思い続けていた…)

フーゴ(だけどそれは違う…逃げたのは俺の方だ……トリッシュを守る理由が分からなかったから逃げた…いや…単にパッショーネという組織を敵にまわしたくないとビビっていたんだ。)

フーゴ(そして…俺は影ながらにブチャラティたちを支えようと思い、ブチャラティたちに情報を与えていた。だが…それは組織を裏切ったことになる…)

フーゴ(俺はブチャラティと組織…どっちも裏切ってたんだ…俺はなんてバカな事をしていたんだろうな…)

フーゴ(……今なら…最後にジョセフの言ったセリフが痛いほど理解できる…!)

ジョセフ“本当の裏切り者ってのはどっちの味方かはっきりしねーやつの事を言うんだぜ?”

フーゴ(裏切り者の俺が従うのは……)

フーゴ(裏切り者の俺を最後まで信じてくれたブチャラティだッ!!)

パープル・ヘイズ「ぐるるるるるるるるるぅ!」




756: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:35:08.69 ID:twG1DJi1O

ディアボロ「勝てるとでも思ったかッ!!」

シュン

フーゴ(ボスはこうやって時間を飛ばして攻撃してくる…気付いたらすぐそばにいるはずだ。)

フーゴ「上だッ!」

シャバー

ブワアアアア

パープル・ヘイズは自分の上空に細菌をばら撒いた。

それをエピタフで見ていたディアボロは、攻撃をしなかった。

しかし、それがフーゴの狙いだった。

ディアボロが攻撃してこないと分かってるなら…

こっちから攻撃をすれば良い!

そう思ったフーゴはディアボロに足を一歩近付けた。

だが…




757: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:35:55.47 ID:twG1DJi1O

ザッ

ディアボロ「俺の後ろに立てるとでも思ったのか…?」

フーゴ「!?」

ディアボロ「帝王に策など通用せんッ!」

フーゴ「まださッ!」

パープル・ヘイズ「しゃああああばあああああ!」

パープル・ヘイズに細菌をばら撒かせた後に、自分の近くにパープル・ヘイズを待機させていたフーゴ。

しかし、この時、フーゴはまだ知らなかった…

ディアボロがなぜ、パッショーネのボスとして君臨しているかを…その強さを…!




758: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:39:27.36 ID:QlO+b3MzO

シュン

フーゴ「!」

ディアボロ「相手を侮ることはしない…それが強さだ!」

ドグサッ

フーゴ「う…!」

ドピュッ

フーゴ「う…うぐあ…!」

キング・クリムゾンが放った一撃は、フーゴの腹部を貫いた。

その一撃は、普通の人間ならば致命傷となる傷だった。

ダッダッ

ジョセフ「はぁ…はぁ…ど…どこだフーゴのやつ…あいつの顔には一発パンチ入れてやらねーと気が済まねーぜッ!」

フーゴ(この声は…ジョセフか…?)




759: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:40:16.67 ID:QlO+b3MzO

フーゴはこの時、仲間の事を再び思い出していた。

フーゴ(ジョセフ…ミスタ…アバッキオ…ナランチャ……………ブチャラティ……)

フーゴ(みんな…良いやつばっかりだったな……本当なら俺はあのチームには戻れない…)

フーゴ(だけど……)

フーゴ(ブチャラティがそれを許してくれた……こんな俺を……)

フーゴ(…こんな俺が出来るのは…手助けぐらいだ…)

フーゴ「僕は……ッ!」ドピュッ

ディアボロ「! まだ戦う気力が残ってたか。まるでゴキブリだな…」

フーゴ「僕はあなたの部下なんかじゃあない…」ボソッ

フーゴ「…ジョセフッ! みんなを頼みましたよッ!! 絶対にボスを倒してください!!」

ジョセフ「フーゴの声だッ! こっちか!!」

フーゴ「ブチャラティチームとしての誇りを…汚すわけにはいかない!!!」

パープル・ヘイズ「うるるるるるるるるぅしゃああああああああああああああああッ!」




760: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:51:38.47 ID:QlO+b3MzO

ブン

フーゴはパープル・ヘイズ・ディストーションの左腕をウイルスで攻撃した。

ビュッ!

ディアボロ「なッ!?」

その攻撃はあまりにも強力で、ディアボロの左手に飛んで付着した。

ディアボロはそれを予測していなかった。ディアボロはフーゴの攻撃の恐ろしさをしっかりと把握していなかった。

フーゴ「勝ち目がないほど……パープル・ヘイズ・ディストーションの殺傷力は上がるんだよ………」

ディアボロ「ぐ、ぐうおおおおおお!!」

ジュウウウウウ

ディアボロ「し、下っ端ごときが………オレの左手を………」

ディアボロ「下っ端ごときが………このオレを……!!」

ディアボロ「きさまァーーーッ!! 絶対に許さんッ!」

ダダダダ

ジョセフ「!! おいフーゴッ!!」

フーゴ「ジョセフ………来るのが一足遅かったですね……」




761: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:53:10.60 ID:QlO+b3MzO

フーゴ「ジョセフ……いや…ジョジョ……君に伝言を頼みたい…………」

ジョセフ「!」

フーゴ「ブチャラティに………今までありがとうございました………『ボス』……と………」

フーゴ「伝え………」

フーゴ(いや………やはりいいか………オレは……上司の命令に逆らった………チームに『戻れない』………な……)

ディアボロ「ふん!」

ドサッ

地面に投げられるフーゴ

フーゴ「………………………………」

シュー…

パンナコッタ・フーゴー死亡
スタンド名ーパープル・ヘイズ・ディストーション

ジョセフ「フーゴーーーーーーーーーーーーーーーッ!」




762: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:54:14.88 ID:QlO+b3MzO

ザン

ボピュッ

ディアボロは自分の左手を切り落とした

ジョセフ「おめーのその顔…ディアボロだな…? よくもフーゴを……!」

ディアボロ「ジョセフ…次はお前の番だ……ブチャラティはどこにいる?」

ジョセフ「て…てめー……」

ジョセフ(アバッキオだけでなく、フーゴまで…許さねーッ!)

ガッ

アバッキオ「そうカッカするなジョジョ。」

ジョセフ「!」

バッ

ジョセフがフーゴの死体の頭上を見ると、そこには人型の雲のような物があった。




763: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 00:55:03.44 ID:QlO+b3MzO

フーゴ「まったく…僕たちの死を無駄にする気ですかジョジョ?」

ジョセフ「アバッキオ…それにフーゴ!」

アバッキオ「お前は頼りになるオトコだ…こんな所で死んだら承知しねーぞ!」

ジョセフ「…あぁ…わかってる…わかってるさ…」

?「それでこそジョジョだ…」

ジョセフ「その声は…!」

シーザー「お前ならやれるさジョジョ…ジョセフ・ジョースター。俺が友と認めた男だからな。」

ジョセフ「お前ら…」

アバッキオ「頑張るんだジョジョ…」

フーゴ「君なら倒せますよ…」

シーザー「でないとリサリサ先生が悲しむぞ? …………じゃあな…ジョジョ。」

ジョセフ「ま…待ってくれみんなッ!」

シュウウウウウウ…

雲のような物は消えた

ジョセフ「………へっ…化けてでやがったなあいつら……」

ザッ…

ジョセフ「あいつらに………………」

ジョセフ「…………泣いてるような情けないジョセフ・ジョースターは見せれねーな…」

〜to be contiued〜




774: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:38:08.06 ID:n+rHp6dB0

ディアボロ「ジョセフ…覚悟というのは戦うことだけじゃあない……言ってる意味が分かるか?」

ディアボロ「オレに従うのだって覚悟なんだ。お前が今、矢の居場所を教えてくれるのであれば…殺すのはやめよう……」

ジョセフ「もし…俺が持ってると言ったらどうする…?」

チラッ

ディアボロ「!」

ジョセフ「おっと! ヤッベ! 見えちまったかなァ〜?」

ディアボロ「……………」

ディアボロ(なぜあいつが矢を持っているんだ? あいつとフーゴは接触すらしていないはず…どこで手に入れた?)

ディアボロ(だが…そんな事考えるまでもない。奪い取ればいいだけだ…)




775: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:39:08.45 ID:n+rHp6dB0

シュン

ジョセフ「おっと次動いたらこの矢を折っちまうぞ! お前の能力はもう分かってんだからな!」

ディアボロ「なに?」

ジョセフ「じわじわと距離を縮めてんのは分かってんだよ。お前の血がそれを教えてくれてるからなーッ!」

ディアボロ「!?」

ポタッ…

ポタッ…

ディアボロ「な…なにィッ!!」

ジョセフ「お前にとって負傷は初めてのようだな。そんな初歩的な事に気づかないって事はよーッ!!」

ジョセフ(おまえはヴェルゴーニャなんかじゃあねえ……立派なオレのコムラード“仲間”だったぜ……ッ!)

ディアボロ(ぐ……虫ケラめ…どこまで俺に屈辱を味あわせる気だッ!)

ディアボロ(だが…オレは諦めない……オレが頂点にあり続けれるのであればどんな事をしてもいい。誇りを捨てない限りオレには勝機がある。)




776: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:40:20.41 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「さあて…あとはお前を倒す方法だけだが……」

ダッダッ

ミスタ「ジョジョ! フーゴはいたか!」

ナランチャ「フーゴはどこにいんだジョジョッ!」

ジョセフ「ゲッ! あいつらもう近くに来たのかッ! 来るのが早えーよ! 今来たら俺の作戦が…」

シュン

ゴゴゴゴゴゴゴ

ディアボロ「俺の作戦が…何と言ったんだジョセフ…?」

ガシッ

ジョセフ(し…しまったーッ!)

ナランチャ「あ! あんな所にジョジョがいる! あっこにフーゴもいんのかなッ!」

トリッシュ「なんでそんなに楽しそうなのよ。まだフーゴが情報を流した人って分かってないのよ? 本当にバカね。」

ナランチャ「誰がバカなんだ?」

トリッシュ「バカとは喋りたくないわ。」

ミスタ「どっちもバカだ。」




777: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:41:16.84 ID:n+rHp6dB0

トリッシュ「でもおかしいわね…誰かがジョジョを掴んでるように見えるわ。もしかしてフーゴ?」

ミスタ「一体どういう状況なんだありゃあ? ジョジョを掴んでのは誰だよ?」

トリッシュ「!!」

トリッシュ「あ…あぁ…!!」

ブチャラティ「どうしたトリッシュ?」

膝を落とすトリッシュ

トリッシュ「私達に…もう希望はないの……?…」

ブチャラティ「何を言っているんだトリッシュ! 君は俺たちが命を賭けて守ると言っただろッ。」

トリッシュ「だ…だって……あそこにいるのは………」

トリッシュ「私の……お父さん…なのよ…?」

ブチャラティ「!!」

ブチャラティ「君は父親の顔は見たことがなかったんじゃあないのか。なぜ父親だと分かる?」

トリッシュ「分かるのよ……あれは間違いなくお父さんよ………!」

ブチャラティ(なんだと? そんなはずはない……ボスがこんな所に来るはずがないんだ………決して人前には姿を見せないやつだ。しかも、俺が会った時も顔は決して見せなかったんだ……だが…娘であるトリッシュが言っていると言うことは…もしや………)




778: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:42:07.00 ID:n+rHp6dB0

ミスタ「!!」

ミスタ「お…おい……ブチャラティッ! こっちに来てくれッ!!」

ブチャラティ「今はそれどころじゃあなくなった。早くジョジョを助けないと…」ザッザッ

ブチャラティ「!!」

ブチャラティ「…………………………」

ナランチャ「?」

ナランチャ「何でビックリしてんの2人とも?」

ブチャラティ「く…来るなナランチャーーーーッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

柱を曲がった四人が見た先には、お腹に穴が空き、死んでいるフーゴの姿があった。

ナランチャ「!?」

ナランチャ「なんでフーゴが倒れてん…の…?」

ミスタ・ブチャラティ「………………」

ナランチャ「お…おい…嘘だろフーゴ? ………なぁ…フーゴ?」

ダッダッ

ナランチャ「ブチャラティ、ミスタ……………これは何かの冗談だよね? そうだよね…?」

ミスタ・ブチャラティ「………………………」




779: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:42:57.86 ID:n+rHp6dB0

ガバッ

ナランチャ「フーゴ? おいフーゴ!! 久し振りに会ったんだから喋れよ!! 何で黙ってんだよ!!!」

ナランチャ「!」

ナランチャ「お…俺さ! ジョジョのおかげで2ケタの掛け算が出来るようになったんだぜッ? 16×55は…16×5を計算したやつと……え…えーと…16×50…それを計算したやつを足せばいいんだろッ! で、答えは……確か…880だッ!! どうだフーゴ! スゲーだろッ?」

ブチャラティ・ミスタ「…………」

ナランチャ「それに俺さ! まだ皆には言ってないけど、この任務が終わったら学校に通おうと思ってるんだ!! なー? ビックリしただろ!?」

トリッシュ「ナランチャ…」

ブチャラティ「………………」

ブチャラティ「ナランチャ…俺からの命令だ。トリッシュを遠くに連れて行け! 今すぐだッ!!」

ナランチャ「え?」

トリッシュ「どう言うこと? ブチャラティ…意味が分からないわ。」

ブチャラティ「ナランチャ。聞いてたか? 早く行動しろ。」

ナランチャ「で…でも……フーゴが…」




780: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:44:10.76 ID:n+rHp6dB0

トリッシュ「ブチャラティ! 私だって戦うわ! 私だってスタンドがいるのよ? 相手が父親でも手加減はしないわ!」

ブチャラティ「早くしろッ!!」

ナランチャ「う…うぅ……」

ミスタ(ナランチャには無理だブチャラティ…ナランチャは仲間の死をすんなりと受け入れられるほど心は強くはない……しかも、今回は親友のフーゴだ…決めれるはずがねえよ…)

ナランチャ「……わかったよ。」

ミスタ・トリッシュ「!!」

ナランチャ「フーゴはボスを倒すために俺たちに協力してくれたんだ…その覚悟は無駄にしない…!」

ナランチャ「いつまでも悔やんでたら…またフーゴに叱られちゃうや…」

ガシィ

トリッシュ「ちょっと! ブチャラティ!!」

ダッダッ

ミスタ「ブチャラティ…ナランチャのやつ…」

ブチャラティ「あぁ…今すぐにでも泣きたいだろうな。だが、あいつだってもう立派なギャングだ。成長しなくちゃあな…」

ブチャラティ「今のナランチャは俺の立派な部下だ。トリッシュの事はナランチャに任せよう。」




781: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:45:36.41 ID:n+rHp6dB0

バッ

ブチャラティ「………………」

ブチャラティ(この先にいるのは本当にボスなのか?)

ザッザッ

ブチャラティとミスタはジョセフの方へ隠れながら歩みを進める。

ブチャラティ(この感覚は……一度味わったことがある…! これは………ボスと遭遇した時だ…!)

ブチャラティ(やはり…ジョジョを掴んでいるのは間違いなくボス……ディアボロだ! そして…フーゴはディアボロに殺された……)

ミスタ「おいブチャラティッ。やつは何者だ? あんたがそんなに汗をかいてんのは見たことねえぞッ?」

ブチャラティ「ミスタ……ジョジョの目の前にいるのはボスのディアボロだ。」

ミスタ「…やっぱりそうだろうと思ったぜ。」

ミスタ「アバッキオだけじゃあなく…フーゴまで殺すとは………オレの堪忍袋も限界だぜ。」

ブチャラティ(今こそこの矢を使う時のようだな…フーゴ………)

ブチャラティ(最後のオレの命令が戻ってこいだなんて………イヤだったろ………)




782: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:46:46.10 ID:n+rHp6dB0

ミスタ「……………………」

ブチャラティ(フーゴやアバッキオを殺したボスを…絶対に許さないッ! この手で始末するのがオレの…オレ自身への命令だッ!)

カチャリ

ミスタ「ピストルズ…準備しとけ。こいつあ厳しい戦いになるぞ……」

ピストルズ全員「了解!」

ブチャラティ「…たとえオレが死んでも振り向くな…ディアボロを倒すことに集中しろ。」

ミスタ「分かってるぜ。」

ブチャラティ(ボスが油断した時………それが矢を使うタイミングだ………今使えば間違いなく気づかれる! 時を飛ばされ…一気に殺られる……)

バッ

ディアボロ「矢は返してもらうぞ…!」

ブン

ジョセフ「グヘー!」バタッ




783: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:47:45.19 ID:n+rHp6dB0

ディアボロ「ん? な…何だこれはッ!」

ジョセフ「な…何って…俺がお土産屋で買ったサッカークラブのストラップだけど?」

ジョセフ「こんな恥ずかしいもんボスに見られたら、クビになっちまうから見せたくなかったんだよ。あー恥ずかしいッ!」

ディアボロ「きさまーッ!!」

ミスタ「セックス・ピストルズッ!」

ダン!

ダン!

ブチャラティ「スティッキー・フィンガーズッ!」

ジパパパパ

ジョセフ「お…お前ら!」

ディアボロ「無駄だッ! 俺に勝つのは不可能だ!!」

ディアボロ「きさまらは絶対に許さん! 真の絶望を味わせてやるッ!」




784: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:48:35.78 ID:n+rHp6dB0

ドォーーーーン

ドドドドドドド

ザッ

ザッ

ザッ

ディアボロ「やはり…きさまが矢を持っていたかブチャラティ…」

ディアボロ「オレが油断した時に矢を使おうとしたのか? だが、それはおまえにこの矢を使う覚悟がなかったことを意味するんだ……心の中ではまよっていたんだろう?」

ディアボロ「そんなお前の目の前で矢を貫いてやる。最初に俺に殺されるのはきさまだ! きさまに頂点にいる者の強さを見せてやるッ!」

シュン…

ガシッ

ディアボロ「ついに手に入れたぞッ!」

ブチャラティ「!!」

ディアボロ「矢のパワーはッ! この運命からの贈り物はッ! これで我がキング・クリムゾンをこの世の頂点に連れて行ってくれ………」

ブチッ

ディアボロ「!」

ディアボロ「…今の音はなんだ?」




785: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:50:35.38 ID:n+rHp6dB0

ゴゴゴゴゴゴゴ

ジョセフ「そういう動きをとるのは予測してたぜ…ディアボロ。予測出来てたから罠を張らしてもらった。」

ディアボロ「罠だと…?」

シュルッ!

シュルシュル

ディアボロが手に持っていた矢は、イバラに奪われた

ジョセフはブチャラティのそばにハーミット・パープルを張り巡らせ、ボスが来るのを待っていた。

ディアボロ「! なにィッ!?」

ジョセフ「奪われると分かっているなら奪い返せばいいんだッ!」

ジョセフ「お前なんかにイタリアを汚させはしねー! 俺がお前を裁いてやるぜッ!」

ガシッ

ドドドドドドドドドドドド

ディアボロ(このままでは!……矢をやつに使われてしまう…それだけは……それだけは回避しなければ………)




786: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:51:56.67 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「覚悟はしてたが…いざやるとなると勇気がいるぜ……」

ジョセフ「けどよ…俺がやらなきゃ皆の道が閉ざされちまう。それだけはごめんだぜッ!!」

ディアボロ(ここはひとまず距離を取らなくては…ここは退くのだ………ここで一時退くのは敗北ではない…………!! オレは頂点に返り咲ける能力があるッ!)

トリッシュ「ジョジョッ!」

ディアボロ・ジョセフ「!」

トリッシュ「ディアボロは逃げる気だわ! 今確かに一歩退いたわ!」

ナランチャ「ブチャラティごめん! やっぱりオレたちも戦うよ!! 逃げたら臆病者みたいだろーーーッ!」

ブチャラティ「ナランチャ……」

ディアボロ(だめだ……やはりこのオレがここで……逃げるわけにはいかない……!! 誇りが消える……ここでこいつから退いたら!!)

ディアボロ(オレは帝王だ。オレが目指すのものは絶頂であり続けることだ。ここで逃げたら…その誇りが失われる。次はないッ!)

ジョセフ「ハーミット・パープルッ!」

ドオオオン

ディアボロ「例を言うぞ…我が娘よ………おまえが逃げる気だと言った。オレに対する侮辱の言葉で……」

ディアボロ「我が誇りは失われずに済んだッ! 退かなくて良かった…もし逃げていたら……」

ディアボロ「この予知を見ずしてやり過ごしてしまうところだったッ!」バサバサ




787: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:53:28.72 ID:n+rHp6dB0

ディアボロ「フフフフフ…」

ディアボロ「フハ。」バサ

ディアボロ「フフフフフハフハハ。」

ディアボロ「このキング・クリムゾン・エピタフの意外な予知を!」

ドオスウウウーン

トリッシュ「やったッ! あの矢の力の先に向かうのは!! ジョジョのハーミット・パープルだわッ!」

ボゴオオオ

ジョセフ「ぐふっ!」

ミスタ「え?」

ディアボロ「フフフフフフ……」

ディアボロ「フフハ。」

ディアボロ「ハハハ…ハハ。」

ディアボロ「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハーーーーーーッ。」

ミスタ「ン…!?」

トリッシュ「これはッ! なッ!」




788: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:54:32.74 ID:n+rHp6dB0

ディアボロ「逃げなくて本当に良かった…いや、正直言って絶望がオレの心を包んだよ……我が娘のわたしを見下した侮辱がなかったら向かう決断はつかなかった…おかげで矢が地面に落ちる予知をみることができたよ。」

ディアボロ「感謝するぞ我が娘よーーーーッ!」

ナランチャ「逃げろジョジョーーーーッ。」

ディアボロ「とどめだァーーーッ!」

ドグシャア!

ディアボロ「帝王はこのディアボロだッ!! 依然変わりなくッ!」

トリッシュ「ジョジョーーーーーーーーッ!」

ドクン

ドクン

ドクン

ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン

ディアボロ「これは……」

ドドドドドド

ミスタ「ジョ…………」

ブチャラティ「こ………これは…………」




789: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:55:49.49 ID:n+rHp6dB0

ナランチャ「ジョジョ!?」

トリッシュ「ま…待ってナランチャ! あのヘコんだ頭から何か出てきたわ!! ……あれは…」

トリッシュ「まさかッ!」

ディアボロ(何が……起こっているんだ………予知だとジョセフの頭はヘコんでいるはずだ。なのに……なぜ倒れない…)

バグオオオオン

バラバラ

ディアボロが殴ったのは、すでに枯れているハーミット・パープルだった。

クルウウ

ドドドドドドドドドドドド

ディアボロが振り返るとそこにはハーミット・パープルとジョセフがいた。

ハーミット・パープルの体には赤く、綺麗な薔薇がたくさん咲いていた。

ディアボロ「これは……真実なのか………? きっと何かの間違いだ!………」

ブチャラティ「レクイエムだ…あれはジョジョのレクイエム。」

トリッシュ「『ハーミット・パープル・レクイエム』!」




790: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:56:41.00 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「……………………」

ディアボロ(…………………)

ディアボロ(なぜやつは攻撃をせずにこちらを見続けている…………様子見か………このままではやつに攻撃する機会を失ってしまう! 攻撃せねば!…………)

ディアボロ(予知ではオレの勝つ未来が見えている……臆することはない!)

ジョセフ「次のお前の言動は…」

ジョセフ・ディアボロ『最後に勝つのはこの俺だッ!』

ジョセフ「と言い…」

ジョセフ「左足を前に出して…」

ダッ

ジョセフ「キング・クリムゾンの右手で俺を殴ろうとする…」

ガシッ!

ジョセフ「…だぜ。」

ディアボロ「ハッ!」

ディアボロ(バ…バカなッ…なぜ俺の言動が分かるんだこいつはッ! 時間を削ったはずだぞ…!)

ジョセフ(先が見える……ディアボロの予知よりはるかに先が見える…ディアボロがどういう行動をしてくるかはっきりとわかるぜ。これが矢の力か…………)

ディアボロ(オレの予知が変わるはずがない………)




791: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:57:42.04 ID:n+rHp6dB0

バッ

ジョセフ「さて…」

ディアボロ「!」

ジョセフ「そろそろ決着をつけねーとなー…」

ジョセフ(こいつはオレたちの仲間を殺し、市民に麻薬を売り捌いた………そして…シーザーが愛したこの故郷! イタリアを汚そうとしたッ!)

ジョセフ(オレにはオレの誇りがある。それは仲間との思い出………オレの青春だぜ! その青春を壊させやしないッ!)

ジョセフ「『ハーミット・パープル・レクイエム』!!」

ディアボロ(お、おれが負けるなどありえん…帝王に敗北はないッ!)

ディアボロ(ギャングに入ってまだ日も経たないこの下っ端に負けることは……オレにとって一番の屈辱になるだろう。それだけは絶対にありえんッ!)

ディアボロ「『キング・クリムゾン』!!」

ジョセフ「負ける時は負ける…それを受け止めねえと成長しねーぜ?……」




792: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:58:42.47 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「オイッ!!!!」

バーーーーン

ディアボロ「エピタフッ!」

ドォーーーーン

ディアボロ(この時間はオレだけが移動できる! 誰にも邪魔することは………)

ディアボロ(! ジョ…ジョセフのやつがいない…! どこだ! どこに………)

ディアボロ「ウグァアッ!!」

ブチャラティ「ジョジョの一撃が入ったぞ! ジョジョはディアボロのスタンド能力を遥かに上回っているッ! これが矢の力か!」

ザッザッ

ジョセフ「………………」

ディアボロ「はぁ…はぁ…」

ディアボロ(なぜだッ! なぜ攻撃することができるのだッ! これが……矢の力とでも言うのか!!)




793: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 09:59:39.10 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「トリッシュ。」

トリッシュ「……………………」

ジョセフ「トドメを刺したいんなら刺していいぜ? こいつは娘であるトリッシュを殺そうとしたバカ親父だからな。」

トリッシュ「いいえ…大丈夫よジョジョ……」

ジョセフ「…本当にいいのか?」

トリッシュ「ええ…どれだけ私を殺そうとしてもディアボロは私のお父さんなの…私の中に……この人の血が混じってる………」

トリッシュ「トドメを刺すのはジョジョ…あなたよ……これは私からの命令よ。」

ジョセフ「…女の言うことには逆らえねえや。」

ディアボロ(…今ジョセフは完全に油断している。恐らく能力を発動していないはずだ……)

ディアボロ(やはり最後に勝つのはこのオレだった! 帝王の誇りが消えないかぎり、負けることはしない!!)




794: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:00:37.48 ID:n+rHp6dB0

バッ

ダッダッ

トリッシュ「!!」

ギャシッ!

ジョセフ「あ! トリッシュが!」

ディアボロ「ジョセフッ。いくらお前でもこの距離からならば攻撃は出来ないだろ?」

ジョセフ「く…」

ディアボロ(矢はもうないが…やつを倒せば頂点を再び取り戻せる……頂点に居続けることができる…下っ端ごときが頂点に立つことはありえないのだ…!)

ザッ…

ディアボロ「そのまま動くな…動いたらこいつを殺す…!」

ジョセフ「…オレは動かねーさ。」

ヂヂヂ…

ジョセフ「ただ……トリッシュを殺しでもしたらそいつが許さねえだろーぜ?……」




795: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:02:04.26 ID:n+rHp6dB0

ディアボロ「!」

ブチャラティ「吐き気を催すぜ。お前には…」

ディアボロ「!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

ブチャラティ「親ってのは…子供を守る存在だ。一生懸命働いて世話をして、それを恩返しするのが子供の役割だ。」

ブチャラティ「だがお前は違う…」

ブチャラティ「娘であるトリッシュを一度だけじゃあなく……二度も殺そうとしたッ!」

ブチャラティ「父親としてじゃあなく…人間としてもお前は失格だッ!」

ブチャラティ「スティッキー・フィンガーズ!!」

ジパーッ!

ディアボロの右腕が取れる

ディアボロ「ヌゥオッ。」

ジパパパパ

ガシッ

ブチャラティはトリッシュを掴み、移動する

ブチャラティ「ジョセフ…あとは頼んだ。」




796: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:03:00.05 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「ドラマならここで“何か言い残すことはないか?”って聞く場面だな。」

ジョセフ「だけど………お前にそんなセリフを答えるほどの器はねーよな。」

バブオン

ジョセフ「『ハーミット・パープル・レクイエム』ッ!」

ディアボロ「や…やめろーーーーーーーッ!」

ジョセフ「やめろって言われたら…やりたくなっちゃうのよー…オレはーーーーーッ!!」

ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ

バコン!

ディアボロ「うぁ…う……う…」




797: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:03:55.16 ID:n+rHp6dB0

ディアボロ「ハ!」

キョロキョロ

ディアボロ(ま…まだ生きている! オレはまだ生きているぞ!)

ディアボロ(だが…あれだけ殴られたのになぜ無傷なんだ…? 痛みも何もない…攻撃を受けた時、痛みは確かにあったはずなのに…なにか…おかしい……)

ジョセフ「『ハーミット・パープル・レクイエム』ッ!」

ディアボロ「!!」

ジョセフ「やめろって言われたら…やりたくなっちゃうのよ…オレはーーーーーッ!!」

ディアボロ「な…なにィ!!」

ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ

ディアボロ「うぁ…う……う…」




798: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:05:28.94 ID:n+rHp6dB0

ディアボロ(な…なんだこれは……さっきとまるで同じだ。一体これはどういう………)

ジョセフ「『ハーミット・パープル・レクイエム』ッ!

ジョセフ「やめろって言われたら…やりたくなっちゃうのよー…オレはーーーーーッ!!」

ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ

ディアボロ「うぁ…う……う…」

ディアボロ(さっきとまるで同じだ。ジョセフの言ったセリフ…時間…殴られた回数まで。これは偶然なんかじゃあない。レクイエムの能力だ。)

ディアボロ(オレはずっと同じ痛みだけを味わい続けるのか…? ただ殴られ続けるだけの痛みを。このままずっと……)

ディアボロ(ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと…)

ディアボロ「だ…誰か助けてくれーーッ! ドッピオ! 聞こえてるのか! オレを助けろッ!」

ジョセフ「『ハーミット・パープル・レクイエム』ッ!」

ディアボロ「と…トリッシュッ!! 近くにいるんだろ!! 助けてくれッ! もう痛みを受けたくはないんだッ!」

ジョセフ「やめろって言われたら…やりたくなっちゃうのよー…オレはーーーーーッ!!」

ディアボロ「誰でもいいから助けてくれェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」




799: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:06:33.51 ID:n+rHp6dB0

ボチャン

ミスタ「あいつ川から逃げる気だぞッ!」

ジョセフ「ほっときな。」

ナランチャ「追わなくていいのかジョジョ?」

ジョセフ「今あいつは死ぬよりも苦しいのをあじわってるんだ…生かしておいてやってくれ。」

ジョセフ「フー…」バタッ

ナランチャ「ってことは…」

ナランチャ「終わった…終わったんだ!」

ミスタ「本当にボスを倒したんだよな俺たち!」

トリッシュ「そうよ! これで終わりなのよ!」

ミスタ「おいトリッシュ! あんだけバカとは喋りたくねーって言ってたのにナランチャと喋ってんじゃあねーか。」

トリッシュ「あらそう? 案外バカすぎると可愛く見えてくるのよ。」

ナランチャ「それ悪口じゃん!」

ミスタ「ヒヒ…」

ナランチャ「へへ…」

トリッシュ「フフ…」

ナランチャ・ミスタ・トリッシュ「ワハハハハハハハッ!」




800: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:07:33.76 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「あいつら楽しそうだな。人が今疲れて倒れてるってのによー。」

ブチャラティ「そうだな。」

ジョセフ「ディアボロがいなくなった今、パッショーネの存続は危ねえだろうなぁー…」

ブチャラティ「それについてなんだが…」

ジョセフ「?」

ブチャラティ「君がパッショーネのボスになってくれないか?」

バッ

ジョセフ「な…なにィ!? 俺がボスッ!?」

ジョセフ「じょ…冗談はよしてくれよブチャラティ。パッショーネはなくして新しい組織を立てればいいじゃあねーか! それにボスになるなら俺じゃなくてブチャラティの方が適任だぜ!」

ブチャラティ「…今まではそうだったが…、もしパッショーネがなくなれば、あちこちのチンピラやギャングが暴れ出して、今までパッショーネのおかげで平和に暮らしていた市民が危険におかされる…それは何としとも避けなくてはいけない……」

ジョセフ「………………………」




801: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:10:26.68 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「……それは分かったけどよ、ボスを俺に任せるってのはおかしくない?」

ジョセフ「冷静で威厳のあるようなボスとは正反対にいるような性格のおれだぜ? それに前からブチャラティはボスになりたいって言ってたじゃねーか!」

ブチャラティ「…君は気づいていないかもしれないが、俺たちの仲間は皆君の事を認めてるんだぞ?」

ジョセフ「お…俺の事を…?」

ブチャラティ「最初はみんな、君の事を“ジョセフ”と呼んでいたが、今では“ジョジョ”って呼んでいる。それが証拠さ。」

ブチャラティ「こんな短い間で、君は仲間の信頼を得た。それは君に人望がある事をしめしている。それに加えて君には賢い頭脳や仲間をまとめる統率力もある。十分じゃあないか?」

ジョセフ「…………………」

ブチャラティ「君なら、俺が目指す組織を目指せる。俺がいきなりボスだと言っても信じないやつの方が多いだろうからな。」

ブチャラティ「…決めるのは君自身だ。無理なら無理と言ってくれ。君を恨んだりしないさ。」

ジョセフ「へへっ…」

ブチャラティ「どうした?」

ジョセフ「そのセリフ…前にもブチャラティから同じようなのを聞いたなって思ってよ。」

ブチャラティ「…俺が君をチームに誘った時か。」

ジョセフ「あぁ…まさかあん時はこうなるとは思ってなかったぜ…」

ブチャラティ「懐かしいな…」

ジョセフ「じゃあ…あん時みたいに正直に言うぜ!」

ブチャラティ「……………………」




802: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:12:45.67 ID:n+rHp6dB0

ジョセフ「残念だが俺はボスにはなれない。」

ブチャラティ「…どうしてだ?」

ジョセフ「俺にはボスになれる資格があったとしても、俺は飽きっぽい性格だからすぐに辞めるだろうと思ってさ! ボスとして長く続けるならブチャラティの方が適任だぜ。それに…」

ジョセフ「…俺にはまだ残された仕事が残ってる…そこで俺の大事な家族が待っているんだ…」

ブチャラティ「……ハハハハ!」

ジョセフ「!! ど…どうしたんだブチャラティ! 突然笑ったりしてよ!!」

ブチャラティ「いや…今考えてみたら君がパッショーネのボスになったら本当のギャングになってしまうなと思ってな。何てバカな頼みをしたんだと自分に笑ってしまったんだ。」

ジョセフ「…お前らしいぜブチャラティ。」ザッザッ

ブチャラティ「もう行くのか?」

ジョセフ「早いとこ行かないと色んな人に怒られるからな。」

ジョセフ「何か困ったことがあったら俺に相談しろよ! 親友として相談に乗るぜ!」

ブチャラティ「あぁ、ありがとうジョジョ。」

ジョセフ「あと…」

ブチャラティ「?」

ジョセフ「俺のハーミット・パープル・レクイエムによると…“ブチャラティは最初に自分に近づいてくる女と結婚する”って出てるぜ?」

ブチャラティ「?」

ジョセフ「じゃあなブチャラティ! 皆にもよろしく言っといてくれ!」

ブチャラティ「お…おいジョジョ、今のは一体どういう……」

ダッダッ

トリッシュ「ブチャラティ? さっきからジョジョの姿が見えないんだけど……もうジョジョは行っちゃったの?」

ブチャラティ「!」

ブチャラティ「……まったく…………君には全てお見通しか………………」




803: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:13:40.85 ID:n+rHp6dB0

~イタリア・ジェノヴァ~

女子1「リサリサさん! 洗濯物たたみましたよ!」

リサリサ「ありがとうフラン。」

女子2「今日はシーザー兄ちゃん帰ってくるかなー。」

リサリサ「………………」

ダッダッ

男子1「リサリサさん、変な男がリサリサさんを訪ねてきたぜ。」

リサリサ「変な男?」

リサリサ「…その変な男は無駄に身体がデカくなかった?」

男子1「うん! 無駄にデカかった!」

リサリサ「そう…あなたたちご飯の支度をしといて。あと、今日はお客様がいるからもう一人分用意しといてね。」

女子2「もう一人分? 分かりました!」




804: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:14:37.57 ID:n+rHp6dB0

ガチャ

ジョセフ「久しぶりだな…」

リサリサ「………………」

リサリサ「遅かったわね…あなたを待っている間に兄妹のみんなと仲良くなったわよ。」

ジョセフ「シーザーのか…」

リサリサ「ええ…」

ジョセフ「…………」

リサリサ「帰るつもり? 私達はシーザーの事を話しにここまで来たのよ。」

ジョセフ「帰らねーさ…帰ったらまたあいつが化けて出てくるだろうからな。」

ジョセフ「あとよ…」

リサリサ「?」

ジョセフ「…心配をかけちまってすまねーな…そのー………か…母…さん…」

リサリサ「!」

ジョセフ「くううううう! やっぱり今のは聞かなかった事にしてくれーっ!」

リサリサ「……ふふっ…お父さんと本当そっくりね…ジョジョ。」




805: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:15:31.34 ID:n+rHp6dB0

ダッダッ

男子2「リサリサさん、この変な男は誰?」

ジョセフ「おい坊主! 俺は変な男なんて名前じゃあねーぞ!」

男子2「じゃあなんて言うの?」

ジョセフ「俺の名前か? 俺の名前は…」

ジョセフ「ジョセフ・ジョースター…ジョジョって呼んでくれ!」

ー完ー




806: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:16:40.07 ID:n+rHp6dB0

時が経ち、舞台はアメリカへと移る…

~刑務所~

タッ

タッ

タッ

看守「…名前は?」

ブチャラティ「ブローノ・ブチャラティ…隣の男はグイード・ミスタだ。」

看守「…通っていいぞ。」

タッ

タッ

タッ

ミスタ「ボス…運転係りのナランチャが外に着きました。ペリーコロ、ズッケェロ、シーラEには周りを調べさせています。」

ブチャラティ「ムーロロは?」

ミスタ「…ムーロロはサーレーと一緒にトリッシュ夫人の警護をしています…しかし、なぜボスはそこまでやつを信頼しているのですか?」

ブチャラティ「…俺にも言えない事だってあるさ。」




807: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:17:51.67 ID:n+rHp6dB0

タッ…

ミスタ「どうやら着いたみてーだな…」

ゴゴゴゴゴゴ

?「…………………」

ブチャラティ「そう睨まなくていい…君に話があって来たんだ……」

?「…何です?」

ブチャラティ「突然だが、君はお父さんについて何か知っているか?」

?「いいえ。何も知りません。」

ブチャラティ「嘘をついても無駄だ。私は話している相手が嘘をついたら分かってしまうんだ。君はお父さんを知っているね。」

?「…姿だけなら見たことあります……写真だけですけど…それ以外は何も知りません。」

ブチャラティ「そうか…ならもう一つだけ聞こう…」

ブチャラティ「君はまだ若い…ずっとこの刑務所で暮らすのはイヤだろ? 私の仲間にならないか? なってくれるならここから出す。」

?「脅しですか?」

ブチャラティ「脅しなんかじゃあない…君は他の人とは違うからスカウトをしているんだ。」

ブチャラティ「俺や俺の隣にいるこの男は…君と同じように特殊な能力を持っている…」

?「あなたたちも?」

ブチャラティ「そうだ。君に力を貸してもらいたいんだ。イタリアの平和を守るために…」




808: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:18:41.27 ID:n+rHp6dB0

?「あなた…パッショーネのボスのブローノ・ブチャラティですね?」

ミスタ「!」

ブチャラティ「…ああ。そうだ。何で分かったんだ?」

?「あなたの身なりと隣にいる用心棒がいることから、あなたは高い地位にいる人だと判断できる。でも、社長や議員だとかのそんな感じの男じゃあない。人を殺した目をしている。」

?「そして、イタリアという言葉からあなたはイタリアの組織で権力のある人というのもわかる…だとすると、あなたはパッショーネのボスのブローノ・ブチャラティである確立が高いと思ったんです。」

ブチャラティ「すごい分析力だね! さすがだ!」

ブチャラティ「さすが…DIOの息子の汐華初流乃…ジョルノ・ジョバーナ君だよ…」

ドドドドドドドドドドドドドド

ジョルノ「………………」

~to be continued~




809: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:19:20.89 ID:n+rHp6dB0

今回でこの長かったSSも終了となります。

今まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました!

皆様のコメントを読むのが、私にとっての活力でした!

続きに関しましては…現状のところまだ決めておりません。仕事の方もありますし、その時はまた書きに来ます。

長くなりましたが、私はジョジョが大好きです。ジョジョという作品に出会えて私は本当に良かったです。

これからも、ジョジョという作品を書いてくださった荒木先生を応援します!!

今までありがとうございました!




810: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/12(日) 10:22:36.49 ID:jwK8YY+PO

乙めちゃくちゃ面白かった
乙ー




812: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/12(日) 10:42:12.24 ID:i/Ojb+6E0

レクイエムの能力はスーパー未来予知?




813: ◆krGRxtw0Ps 2014/10/12(日) 10:55:28.89 ID:n+rHp6dB0

>>812
自分が考えた設定ではジョセフ自身が死ぬまでの未来が見える未来予知ということになっています。




814: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/12(日) 10:57:08.88 ID:YrVkTavjO

>>1
あなたの最高のSSッ!
ぼくは敬意を表するッ!




815: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/12(日) 11:21:51.97 ID:6bggZNYzO

おつ




816: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/10/12(日) 11:44:32.37 ID:tSD78qzTo

おもしろかった!!





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