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剣士「Lv46、臨時PT募集ー」勇者「レ、レベ?りんなんだって?」【前編】【後編】

元スレ
剣士「Lv46、臨時PT募集ー」勇者「レ、レベ?りんなんだって?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1410267003/


 
 
299: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 13:54:20 ID:3qNTYvRY

[氷の国 東第一エリア]

剣士「……」ビュアアァァァ

炎「おお……」

勇者「さっむ……」カタカタ

勇者「け、剣士は実際にはこの場にいないからいいとして、何故お前が寒がらないんだ」

炎「微量の魔力を燃焼させて体の周囲の気温を上げている……まあそれでもそれなりに寒いぞ」

勇者「卑怯な……」ブルル

剣士「えーと……行きますよ?」




300: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 13:57:27 ID:3qNTYvRY

[氷の国 東第二エリア]
勇者「……」ザッザッ

炎「雪深い土地だな」

剣士「万年氷に閉ざされた世界、だから氷の国なんですよ」

剣士「さあ……そろそろですよ」

勇者「因みに今向かっているのは?」

剣士「アイスゴーレムというのがいるところです」

勇者「物理が効くんだな」

炎「炎で融かせそうだな」

勇炎「よし」

剣士(ほんと何の心配もいらなさそう)




301: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:00:26 ID:3qNTYvRY

[這いよる万年解けぬ巨大氷]

勇者「来るぞ」ゾクッ

剣士「問題発生したらお報せします」

炎「ああ、後方にいてくれ」

―― [戦 闘 開 始] ――

アイスゴーレム「ゴオオン!」

勇者「声がグランドゴーレムと変わらないな」

剣士(SEのデータ同じですから)




302: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:06:52 ID:3qNTYvRY

アイスゴーレム「ゴオオ」ブァ

炎「連爆撃!」

アイスゴーレム「ゴオオン」ドドドン

勇者「雷神!!」

アイスゴーレム「ゴオオ……」ズガガガンズガガン


剣士「……」

剣士(一瞬で二人で二万超えのダメージ叩き入れた……)




303: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:12:28 ID:3qNTYvRY

剣士(アイスゴーレムは多彩な防御技使うからその分、他より若干HP低いんだよなぁ)

剣士(暇そうだし強化型グランドゴーレムのMHP計算しておくか)

剣士(……? どっか間違えたかな……)

剣士(おあ、これ本当に八十万ある! 勇者さんで二十五万ぐらい削っていたのか……)

剣士(雷さんマジ化け物……でもこれ、宝玉の大部分をこっちの魔王とか持ってると厄介だなぁ)

剣士(四、五百万ぐらいか? 攻撃力変わらなくても、PCじゃ削りきれないなぁ)

剣士(んー……アイスゴーレムで六、七十万ぐらいかなぁ……)




304: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:15:18 ID:3qNTYvRY

炎「灰燼!!」ゴッ

アイスゴーレム「ゴオオン」ゴゴゴゴ

炎「はぁっ! はぁっ!」ガタガタ

勇者「任せておけ!」

炎「あ、ああ、任せ、る」ガタガタガタ

勇者「こっちだ! かかって来い!」




305: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:18:21 ID:3qNTYvRY

剣士「……」

アイスゴーレム > プリズムガード
アイスゴーレム > 14332ダメージ(貫通)(エレメンタルブレイク)
アイスゴーレム > 13997ダメージ(貫通)(エレメンタルブレイク)
   ・
   ・
炎 > 魔力欠乏症発症

剣士(鬼だ……貫通で多段HITって)

剣士(うん? 急性がついていない……ああ、一度に消費したわけじゃないからか)

剣士(一応、回復アイテム使っておこうかなぁ……むしろMP回復のBuffつけとくか)




306: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:21:11 ID:3qNTYvRY

炎「……? なんだ、魔力が少しずつ」

炎「彼、か……?」


剣士「……」グッ


炎「徐々に回復していく……月の聖域のようなものか」スック

勇者「もう大丈夫なのか?」

炎「派手にはいけないがな」

勇者「よし、叩き潰すぞ」

炎「ああ」




307: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:24:40 ID:3qNTYvRY

アイスゴーレム「ゴォォォン」ガラガラガラ

アイスゴーレム > Dead

―― [戦 闘 終 了] ――

剣士(二人揃ってこれかぁ……勇者さんの世界、戦力的には戦線は世紀末状態だったりして……)

宝箱「」スゥ

勇者「……」

炎「……」

剣士「?」

炎「いや、お前が預かっていてくれ」

勇者「! そうか、分かった」

炎(わざわざ敵が置いていったものだ。どんな細工があるかも分からない)

炎(もし何か起こされても一箇所に集中させていたほうが、リスクは減らせそうだ)




308: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:27:25 ID:3qNTYvRY

勇者「他はどうなっているのだ?」

剣士「北側に水晶が採取できる場所、あと西側には北にある洞窟を抜けないといけないので」

剣士「水晶採取地に寄った後、洞窟を抜けて……まだ何があるか情報の無いパワースポットに行きましょう」

炎「しかし二人いればよほどの事が無い限り、そうそう苦しい戦いにはならないだろう」

剣士「正直そうなんですよね」

剣士(しかも傾向としては次も戦闘だとしても、強化型じゃないから瞬殺だろうし)




309: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:30:41 ID:3qNTYvRY

[氷の国 北第六エリア]
[輝き散る未だ見ぬ水晶洞窟]

勇者「ほう……」

炎「美しいな……」

剣士「採取していきます?」

勇者「折角だしな」

炎「風あたりは特に喜ぶだろうな」

剣士「へえっ」

炎「まあ……光物が好きなだけなのだが」

剣士「……鳥?」




310: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:33:52 ID:3qNTYvRY

剣士「!!」

勇者「どうした?」

剣士「い、いえ……珍しい水晶がとれたもので」

炎「それは良かった。我々には君に返せるものがないからな」

剣士(太陽剣、盾の時点でもう……)

剣士(にしても光の結晶と日の結晶か……とんでもない化け物アイテム来ちゃったな)

剣士(使用者の光系スキルを一時的に超強力化と、MAP内全PC全回復か……)

剣士(日の結晶だけで10Mがしたっけ……廃人、キング狩りギルドご用達)

剣士(光の結晶はどうしようかな。光系って少ないしスキルツリー面倒だし……なんか実装されて、高騰するまで保管かなぁ)




311: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:36:33 ID:3qNTYvRY

クリスタルゴーレム「ゴオオ」ドズドズ

勇者「たぁっ!!」キンッ

狼ABC「ガウガウ!」

炎「はぁっ!」ボボォゥ

剣士(そういえばここの洞窟……飽くまでダンジョン扱いじゃないから、宝玉効果無しだっけ)

剣士(勇者さんとか通常攻撃で確殺だし……)

勇者「弱いな……」

炎「ああ。ここの世界ではどのぐらいに位置している魔物なのだ?」

剣士「え? そうですねー……僕ですとゴーレムは一対一でアイテム使って何とか倒すぐらいです」

勇者「そんなものか」




312: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:39:41 ID:3qNTYvRY

[氷の国 西第一エリア]

勇者「……」ガタガタガタ

剣士「あーしまった……勇者さん達の防寒具」ビュアアァァ

炎「これは流石に……」ブル

炎「私に施してくれた魔力回復、まだ使えるだろうか?」

剣士「あ、はい。余裕ありますよ」

炎「また施してくれ。勇者」パァ

勇者「お、おお……温い」ホワ

炎「少しずつ効果が薄れていくし、常時魔力を消費していく」

炎「効果が切れそうなら言ってくれ」




313: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:42:36 ID:3qNTYvRY

[氷の国 西第四エリア]

勇者「くお……」ガタタ

炎「火力を上げよう……とんでもない場所に踏み込んでしまったものだ」ブル

剣士(でもある意味、正解だったかも……あちらの三人がこっちだとしたら、相当文句言われただろうなぁ)


[火の国 北第二エリア]
[猛り上る隔てなく呼び誘う温泉]

風「ふあ……」チャポ

氷「はぁ……いいわ」

雷「剣士の奴、いいところ回してくれたもんだぜ」




314: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:45:29 ID:3qNTYvRY

[切り荒ぶ牙剥く者の狩場]
―― [戦 闘 開 始] ――

氷狼「オォォン!」

勇者「こちらが受け持つパワースポットはこれが最後なんだな!」ブルブル

剣士「です!」

炎「これを倒せばこの国から出ていいのだな!」ブルブル

剣士「です!」

勇者 > 奮起(攻撃力150%増加)
炎 > 奮起(攻撃力150%増加)




315: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:48:49 ID:3qNTYvRY

―― [戦 闘 終 了] ――

勇者「さあ帰るぞ!」

炎「急ぐぞ!」

剣士「や、あの、宝箱ぐらい回収しましょうよ……」ガッチャン

剣士 > 太陽兜入手

剣士「」

勇者「け、剣士?」

炎「どうしたのだ?」




316: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/03(金) 14:52:34 ID:3qNTYvRY

剣士(ナニコレドウイウコト)

剣士(ここまで来るともう、槍騎士さん達が弄っている気がしてきた……というか弄ってるよねこれ)

剣士(兜……グランドゴーレムでしかドロップしない、なんて思われていたけど、ここでもドロップするのか)

剣士(……むしろ勇者さん達の影響で、ドロップがおかしくなっている可能性もあるか)

剣士(ま、それ抜きにしても作為的な何かを感じるなぁ……うーん、一先ず保管しておこう)

剣士(他PCのいない所で必要に迫られた時だけ使おう)




318: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 05:28:21 ID:NyzmgttY

そろそろ役満かw
まあ偶然じゃないよなぁ




321: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 18:54:34 ID:RP/vA1dI

[恵み振る変わりなき湖の畔]

勇者「ああ……暖かい」ヌクヌク

炎「しばらく横にでもなるか」ヌクヌク

勇者「名案だな」ゴロリ

炎「三人の様子はどうだろうか?」

PC検索[四将・風]
[熱き滾る火口広場]

剣士「んー……多分戦闘中ですね」

剣士(場所が場所だしマグマのゴーレムとか火竜かなぁ)




322: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 18:57:05 ID:RP/vA1dI

勇者「しかし……この後はどうすればいいんだろうな」

炎「思いつく欠片の在り処はこれだけだろう?」

剣士「え、えっと……あるかもしれない、なら他にも候補はあります」

勇者「と、言うと?」

剣士「特定の宝玉を持って行ったダンジョンのボスがキングと呼ばれる、と言いましたよね」

勇者「そういえば聞いたような……」

炎「それを巡る、か? どれほどダンジョンというものがあるのだ?」

剣士「最低、エリアに一つ」

勇者「エリア……風が一辺11枚のパネルで正方形にしていたよな……」

炎「パネル……な、まさか」

剣士「そ、そこまでぎっちりじゃないですよ? ただまあ……かなり数は、あります」




323: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:00:29 ID:RP/vA1dI

勇者「……面倒だな」

炎「流石にそれはなぁ……」

勇者「雷に丸投げするのはどうだろうか……スタンプラリーだ、と」

炎「名案だが、やる気はあっても効率は悪いだろうな……特にその、なんだ」

勇者「頭か」

炎「頭だ」

剣士(もう戦争止めちゃえ)




324: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:03:21 ID:RP/vA1dI

勇者「仮にそれを巡るとしたら、待っている間も惜しいな」

炎「うーむ……」

剣士「一応、パワースポットで得られる全ての欠片が集まったら何か起こるかもしれませんし」

剣士「何より……流石にダンジョンだと誰かしらに見られるでしょうし……」

勇者「姿を消したまま戦えないのは不便だな」

剣士「できちゃうと迷惑行為が横行しちゃうんで……」




325: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:06:27 ID:RP/vA1dI

剣士「あ……勇者さん達の世界にそういう魔法は無いんですか?」

勇者「透明化か? 理論すらまだないだろ」

炎「見つけ出せた者は、後世に名を残しているだろうな」

剣士「中々、思うようにいきませんね……」

勇者「そう上手くいく訳がないだろう……。元の世界で俺がどれほど歯痒い思いをしていると思っているんだ」

炎「実にそうだな。ただ一人に多大な損害を与えられているのだ」

剣士「え、あれ? 地雷?」




326: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:09:28 ID:RP/vA1dI

勇者「いや、戦地を渡り歩いている人間の経験として教訓を」

炎「念には念を押しても、軍隊の瓦解報告を受ける理不尽さを伝え残す為に」

勇者「え? がか、え……そこまで酷い損害を一度に与えていないはずだぞ」

炎「相手が勇者とは言え、二百対一が覆されて戦意消滅して、丸々除隊してしまった隊があるんだぞ」

剣士「ぶぅっ!」

勇者「ま、待て、その規模だと殺してても五十未満のはずだが……」

炎「いや……瞬く間にそれだけ殺されれば心も折れるだろう……何処が人間なのだ、本当に」




327: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:12:45 ID:RP/vA1dI

剣士「あのー……実際のところ、皆さんのお強さってどういう序列になっているんですか?」

勇者「んー……どうだろうな」

炎「ふむ……いや、面白そうだ。お互いに出し合ってみるか」

勇者「そうだなぁ炎、俺、風と氷が同列ぐらいか氷が僅かに劣るか」

炎「そうなのか? 私と勇者が同列、次いで間があって風、少し間があって氷だと考えている」

剣士「……? 雷さんは?」

勇炎「扱いに困る枠」

剣士(なんでそんな言葉でハモるんだろ……)




328: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:16:02 ID:RP/vA1dI

勇者「風、氷より強い。というのは確かだが、俺らより強いかと言えば強いんだが、一応まだ負けてない」

炎「捌ければ勝てる。少なくとも模擬戦では負けた事は無い」

勇者「でもその捌くのが少しでもミスると……」

炎「立て直す間もなく……」ブルル

剣士「凄い共通認識なんですね……風さん達は捌くだけの技量が無いんですか?」

炎「あの巨大なハルバードを、短剣や刺突剣で捌けると思っているのか……」

剣士「あー……そういえばそうですね」

勇者「それに魔法を物理的に掻き消してくるからなぁ……彼女達では勝ち目が無い」

剣士「へー……え?」




329: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:18:33 ID:RP/vA1dI

剣士(勇者さん達が戦慄する、逸脱した内容は聞かなかった事にしよ)

剣士「勇者さんと炎さんは戦った事があるんですか?」

勇者「ああ」

剣士「……よく無事でしたね。上だと思っているんですよね」

炎「あれはまあ……魔力欠乏症で不利な状態に追い込まれてな」

勇者「粘って魔力奪いつつ戦ったんだよ」

剣士「あー……」

勇者「格上を相手するなら当然の戦法だ」

炎「正直、勇者の剣技の方が脅威だったからな。及び腰であったお陰で、逆に逃げるチャンスが得られたものだ」

剣士(これどっちか強気で行動したらバランス崩れそうだなぁ……嫌な事に気づいちゃったな)




330: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:21:51 ID:RP/vA1dI

剣士「あ、風さん達が風の国に帰ってきたっぽいです」

勇者「迎えに行くとするか」ムクリ

炎「ああ」


雷「敵よえぇ……」

炎「だろうな」

雷「サシだったのに……」

勇者「サ、サシでか……」

氷「一人で戦うって言って聞かなかったのよ」




331: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:24:45 ID:RP/vA1dI

風「剣士さん」チョイチョイ

剣士「? 何かありましたか?」ヒソ

風「いえ、雷に見つかると欲しがって面倒になるので、こちらを」ゴソ

剣士 > 黄金鎧トレード

剣士「!!」

剣士「よく隠せましたね」

風「ばらして仕舞っていたので」




332: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:27:46 ID:RP/vA1dI

剣士(本格的に何かの思惑を感じるなぁ……)

剣士(剣盾兜鎧……太陽系列揃っちゃったよ。全鯖でいないんじゃないかな)

剣士(わー……一度に使いたくなぁい)

風「私達には何も返せませんので……できればこれでその……」

剣士「いえいえ十分すぎますよ。本当にありがとうございます」

勇者「それにしても……」

炎「ああ、特には何も起こらないな」

雷「どーすんのさ」




333: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:30:49 ID:RP/vA1dI

槍騎士D『何をした!』

剣士「ほわぁ!」

勇者「剣士?」

剣士「す、すみません、槍騎士Dさんから連絡が……ちょっと待って下さい」

[槍騎士B]
whisperに返答しますか?
[はい]ピッ

剣士「な、なにがでしょうか?」

槍騎士D『異様な程にサーバーに負荷がかかっている!』

剣士(濡れ衣!)




334: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:33:47 ID:RP/vA1dI

槍騎士D『君達がいるMAPは重たく無いのか? そこが一番酷いはずだぞ』

剣士「え……嘘、快適ですよ」

槍騎士D『……なに? 馬鹿な』

剣士「他に重たいところありますか? 今パワースポットで得られた謎のアイテムがここに集まっているんです」

剣士(あ、濡れ衣じゃないなこれ)

槍騎士D『なるほど、待っていろ』

槍騎士D『! ラスボス、で意味は通じるな? そこの戦闘用のMAPも負荷がかかっている』

剣士(魔王とかグラの使いまわしの無い一点物のボスだよなぁ。廃ギルドの独占状態の)




335: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:37:50 ID:RP/vA1dI

剣士「そこに他のPCはいませんか?」

槍騎士D『二箇所にいたようだ。だが一斉にMAPへの接続が切れている』

槍騎士D『と、言うより切断された、と言った方がいいな』

剣士(廃人ナムー)

剣士「一人残らず同時に切断されるって異常ですね」

槍騎士D『ああ……関わっている、と見るべきか』

剣士「だと思います」

槍騎士D『……何があるか分からない。実質攻略不能なMobが現れるやもしれない』

槍騎士D『他のデバックチームに専用のPCを待機させておく。状況が変わったら、随時連絡が欲しい』

剣士「分かりました」




336: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:40:38 ID:RP/vA1dI

槍騎士D『何? 本当か? そうか……引き続き頼む』

剣士「どうしたんですか?」

槍騎士D『五箇所のMAP……どんな問題が起こるか分からないから、接続できないよう処理しようとしたのだが』

槍騎士D『こちらから操作を受け付けなくなったそうだ』

剣士「受け付けないってそれって」

槍騎士D『ああ、彼ら同様だ』

剣士(既に風さん達にも)

槍騎士D『今朝報告をくれた時に、彼女達のPC情報を見ただけだ』




337: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:42:39 ID:RP/vA1dI

剣士「そういえば五箇所って言ってましたけど……」

槍騎士D『ああ、何故かは分からないが、問題ないのは一番実装から短い……』

剣士「腐敗竜、ですか……他五体のラスボス自体、関連性が無いし偶然なんですかね」

槍騎士D『何とも言えないな……』

剣士(寧ろ腐敗竜が魔石を手に入れた結果だったり。他五体を操ってる、まさかね)

槍騎士D『少し、連絡を密に取ったほうがいいかもしれないな……』

剣士「ですね……こちらも進展がありましたら報告します」

槍騎士D『ああ、すまないがそうしてもらえると助かる』




338: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:45:41 ID:RP/vA1dI

剣士(さて……現状分かった事が、一部MAPが重いってだけだしなぁ)

剣士(勇者さん達にはなんて言おう)

剣士「管理側からいくつか情報を貰いました。皆さんの状態が特殊で何とも言えませんが」

剣士「体調とか何か変わった事はありませんか?」

勇者「特には」

炎「同じく」

雷「すこぶる好調」

氷「で、しょうね……」

風「何があったんですか?」




339: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:49:47 ID:RP/vA1dI

剣士「ええと説明が難しいのですが、この世界を構築している道具に負担が大きくなっているという事でして」

剣士「そうなると僕達にとっては操作が重く……こちらの指示に対して、行動が実行されるまでの間が大きくなるんです」

勇者「忘れていたが、君達は時間差を感じさせないほど、高速の操作と命令処理がされていたんだったな」

氷「時々忘れるわね……魔物も動きが生々しいのに」

剣士「あとは一部のMAPが特に酷いという事でして」

炎「そこに行ってみた方がいいのではないか?」

剣士「って思うじゃないですか」

風「何か問題でも?」

剣士「僕じゃそこまで辿り着けません」




340: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:51:31 ID:RP/vA1dI

雷「あたし等がいるじゃないの」

風「あ……人が集まる場所なのですか?」

剣士「ダンジョンの最深部なんですけどね……道中で稼ぐ人とか多くいるんですよ」

勇者「透明化していても攻撃はされるしな……」

炎「攻撃を受けたり攻撃したら効果が切れる……」

氷「人がいる場となると……ねえ」

剣士「そーいう訳なんで……あ」




341: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:54:39 ID:RP/vA1dI

槍騎士D『指定座標に送る、か。便利屋ではないのだぞ』

剣士「す、すみません。でも調査するにはそれ以外、勇者さん達の姿を見られずに進む方法も、僕一人行く方法も無いんです」

槍騎士D『……手がかりが欲しいのはこちらも同じだ。協力しよう』

剣士「ありがとうございます」

槍騎士D『来る者帰らぬ荒野なら深部に人はいないな』

剣士「よろしくお願いします」

槍騎士D『ああ、ではやるぞ』




342: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 19:57:45 ID:RP/vA1dI

[来る者帰らぬ荒野]
[第六エリア]

剣士「……」シュンッ

剣士「ん?」

剣士「あ、あれ?」ポツーン


炎「剣士君一人が消えたぞ」

勇者「どうなっているんだ?」

風「さ、さあ……?」




343: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:00:58 ID:RP/vA1dI

剣士「ちょ、どういう事ですか」

槍騎士D『? 彼らはこちらの操作を受け付けないと話さなかったか?』

剣士「あっ! え? じゃあ僕一人でどうしろと!」

槍騎士D『とりあえず最深部を見たかったのだろう』

剣士「僕欠片持っていません……」

槍騎士D『……なるほど』

剣士「と、とりあえず中入ってみます」




344: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:03:42 ID:RP/vA1dI

[来る者帰らぬ荒野]
[最深部]

剣士「……?」

剣士「あれ? ムービーが始まらない……というか普通のMAP状態だ」

槍騎士D『機能していない、のか』

剣士「はい……というかラスボスのいないMAPですね」

槍騎士D『はあ……どうなっているのやら』

剣士「お、お疲れ様です。町に戻りますね」




345: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:06:29 ID:RP/vA1dI

……
剣士「という訳でした」

勇者「なるほど……根城っていた魔物が消えた、か」

雷「なーさ。その管理側に、あたし等が魔物から見えないような何かしてもらえないの?」

剣士「特殊な処理全て無効化されるそうですよ」

氷「……じゃあもう、あたし達で乗り込むしかないわね」

剣士「ちょ、ちょっと待って下さい。相談してみます」


槍騎士D『無茶を言うな』

剣士「ですよね」




347: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:12:31 ID:RP/vA1dI

槍騎士D『ナビゲーションはするから絶対に見られるな』

剣士「見られたらどうしましょう?」

槍騎士D『……』

剣士「……」

槍騎士D『絶対に見られるな』

剣士(ネットの向こうからこの威圧感)ブルブル




348: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:15:24 ID:RP/vA1dI

[来る者帰らぬ荒野]
[第一エリア]

剣士「という訳で第四エリアまで突っ走ります!」ダッ

勇者「良し来た」

炎「任せろ」

風「これでも戦線に立つ側なので」

氷「あたし達の事を気遣わないで」

雷「ガンガン進んじまっていーからねー」

剣士(まあ……現代基準だと人間じゃない方々だしなぁ)




349: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:18:29 ID:RP/vA1dI

[来る者帰らぬ荒野]
[第六エリア]

勇者「あっさり来れたな」

炎「意外と問題ないものだな」

剣士(移動速度増加アイテム使ってみたけど、勇者さん達全員平然とついてきた……)

剣士(おまけに人がいないところに魔物集めて一網打尽ですぐまた移動……)

風「どうかされましたか?」

剣士「あ、いえ」




350: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:21:22 ID:RP/vA1dI

剣士「で、ここが目的の場所なんですが」

氷「ただの広い場所ね」

雷「何もいないよーだしね」

剣士「うーん」

剣士「勇者さん達を連れてきてみても何も……」

槍騎士D『なに? となると一体……』

雷「さっきも剣士の動きが止まっていたけど、あれ何してんの?」

風「恐らくウィスパーと呼ばれる機能を使っているのだと思うわ。特定の相手と遠距離で会話できるそうよ」

勇者「その機能なら俺も話には聞いたな。今まさに使っているのか」




351: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:24:21 ID:RP/vA1dI

[恵み振る変わりなき湖の畔]
剣士(この様子だと他四箇所も意味が無いのかなぁ)

勇者「どうする?」

剣士「一先ず各地のダンジョンでも攻略しますか……宝玉は2セットしかないのが歯痒いところですが」

剣士(今日、槍騎士Dさんに頼りまくりだから、これ以上面倒事頼むのも嫌だしなぁ)

槍騎士D「だろうと思って先手を打ちに来たぞ」

剣士「ひあぁぁ!」

槍騎士D「また呼び出されるのも面倒だ。全員分のデバッグ用の宝玉と地図だ」

剣士「す、すみません」




352: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:27:20 ID:RP/vA1dI

雷「これで一人一人ダンジョンってのを攻略できんのね」

剣士「問題は人がいるって事かぁ」

剣士「ううん……」

槍騎士D「流石に随時、各地のダンジョンの接続人数まで伝えてられんぞ」

剣士「ですよね」

槍騎士D「効率は落ちるが誰もいないダンジョンを伝える。そこを攻略していってくれ」

剣士「勇者さん達にWisって届くか試してないなぁ」

槍騎士D「接続できなかったぞ」

剣士「試したんですか……」




353: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:30:20 ID:RP/vA1dI

勇者「ああ、そうか。初めは俺を剣士同様、普通のプレイヤーとやらだと考えていたのだったか」

炎「どういう事だ?」

勇者「逸脱した行動として管理側に見咎められていて、他のプレイヤー同様の処罰をしようとしたらできなかったそうだ」

勇者「恐らくその一対一の会話で呼び出す、という事も試したのだろう」

剣士「あー……」

槍騎士D「だからあの時は、わざわざ出向いて呼び出したのだ」

氷「呼び出す……?」

風「折檻部屋、とかでしょうかね」

剣士「間違ってはいないですね」




354: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:33:24 ID:RP/vA1dI

槍騎士D「! 状況が変わった。ダンジョン攻略は待って欲しい」

剣士「? 何か状況が変わったそうです」

剣士「どうしました?」

槍騎士D「腐敗竜の所に行く方法は知っているか?」

剣士「はい。火の国のあるダンジョンの隠し通路を通って」

剣士「特定のアイテムを使うと腐敗竜のダンジョンに移動するんですよね」

槍騎士D「ああ、その時に特別なエフェクトが発生して……開通している合図になるのだが、現在常時そうなっているそうだ」

剣士「……治せないんですか?」

槍騎士D「例の如く、な」




355: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:36:23 ID:RP/vA1dI

槍騎士D「飽くまでネットで上がっている情報だけだ」

槍騎士D「そこもやはり何も現れないそうだ」

剣士「けど、負荷はない?」

槍騎士D「ああ……」

剣士「調査すべきだとは思いますが、ネットに情報出たって事は……」

槍騎士D「実装当日の半分ぐらいの人数がいるな」

剣士「あー……それじゃあ僕達なんで呼び止められたんですか?」

槍騎士D「よくよく考えたら、現地へ送る方法があると思ってな」

剣士「え? 一切、弾かれるんですよね?」

槍騎士D「ああ、だから」




356: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:39:46 ID:RP/vA1dI

魔法使いA「どうもでーす。槍騎士Dさんの後輩でーす」

勇者「彼女も管理側の?」

剣士「ですね。で、方法というのは?」

魔法A「コマンドが駄目なら、テレクリを使って移動すればいいじゃない」

魔法A「って事で腐敗竜D最深部手前の座標でっす☆」

剣士「え? ダンジョン内は駄目なんじゃ」

勇者「話しているところ悪いがさっぱり話しについていけないのだが」

剣士「え、あ、はい。というか僕もツッコミたいところがいっぱいで。因みにそれ素でやっているんですか?」

魔法A「折角なのでぶりっ子やってまーす☆」

氷(ぶりっ子ってこういう事をいうものだったっけ?)




357: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:42:52 ID:RP/vA1dI

剣士「えーとテレクリ、テレポートクリスタルというアイテムでして」

剣士「特定の場所の位置を記したアイテムで、それを所持して遠くへ移動できるテレポートという魔法を使うと」

剣士「その座標に移動できるのですが、ダンジョン等ではこのクリスタルが生成できません」チラ

魔法A「えーとですね……先輩、これ、ああはい」

魔法A「ここだけの話で聞いて下さい。テレクリはテレポートとは別の魔法で生成しているのは知っていますね?」

剣士「はい」

魔法A「『生成を禁止されている場所』であって、『テレポートで直接移動する事が禁止されている場所』ではないんです」

剣士「ああ、そういう処理……GM権限でクリスタル作ってしまえば」




358: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:45:59 ID:RP/vA1dI

魔法A「まあ、イベント用MAP移動とかでそうした形をとっていますからね。気づいている人いると思いますよ」

剣士「確かに……考えてみればそうですね」

勇炎雷風氷「???」

剣士「ああ、えっと今のは僕向けの解説だったので忘れて下さい」

魔法A「では今からPTテレポートしますね。PT申請下さい」

剣士「あ、はい分かりました」

剣士(そして恐らく槍騎士Dさんとリアルで話したからなのか、魔法使いさん完全に素に戻っているという)




359: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:49:10 ID:RP/vA1dI

[溶け逝く地深き底]
[第七層]

剣士「僕、初めてで最後かも……こんな所に来るの」

魔法A「今現在、一番難易度高い所ですからね」

勇者「この先も空っぽだったりしてな」

剣士「それじゃあ行って来ます」

魔法A「ついでに私も見ていきます。報告すべき事があっても困るので」

剣士「他のPCを通行止めとかにしてくれないんでしょうか……後続迫っているんじゃないですか?」

魔法A「まだ五層です。よほどの事が無い限り追いつかれないでしょう」




360: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:51:25 ID:RP/vA1dI

[最下層]

剣士「ムービー始まらない……またかぁ」

勇者「いや……」

炎「微弱だがこの感覚は」ピリ

雷「宝玉の欠片ん時に感じたものに違わないねー」

魔法A「ほ、本当ですか?」

氷「でもあまりにも弱々しいわ」

風「魔力が……何処かから漏れ流れてきた、そんな感じですね」

剣士「収穫があったような無かったような……」




361: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:54:24 ID:RP/vA1dI

[森の国 北第三エリア]
[切り荒ぶ忘れ去られた山小屋]

魔法A「それでは私は戻りますね」

剣士「ありがとうございました」

魔法A「」ペコ シュンッ

剣士「……ふう」

勇者(途中から口調がまともになってたな)

炎(途中から口調が素であったな)

雷(つまんねーな。とっとと戦わせて欲しいんだけどなー)

氷(素に戻っていたわね)

風(先程の方の登場時の様子、何がしたかったのかしら……)




362: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 20:57:41 ID:RP/vA1dI

剣士「一先ず、これからの事なんですけども」

勇者「地道にキングとやらを撃破か」

剣士「それ……」

炎「?」

風「剣士さん?」

雷「おーい」

剣士 <Link Dead>

勇者「あー……もしかすると、オチルしたのかもしれん」

風「使い方が微妙に……まあいいでしょうか」




363: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 21:01:47 ID:RP/vA1dI

ID[**********]
PS[**********]
    [login] ピッ

[サーバーに接続できません]

「ちょ、嘘でしょ。冗談止めて、え、勇者さん達は?」サァ

「い、いや、回線が込み合っているだけだ! うおおおお!」ピピピピピ

[サーバーに接続できません]
[サーバーに接続できません]
[サーバーに接続できません]
[サーバーに接続できません]

「くそ……ログイン画面城の絵だし! これが城オンラインか……って、頼むから繋がって!」ピピピ




364: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/04(土) 21:04:58 ID:RP/vA1dI

一時間後

勇者「……」スタスタ

炎「どうだった?」

勇者「誰もいなかった。いや、剣士のようなプレイヤーは、か」

風「道具屋等はどうでした?」

勇者「いるにはいるが、あれは自動で動いているのだろう?」

風「ええ、NPCというものだそうです……しかしそうなると、PC全員がこの世界から追い出された?」

風「となると私達は、私達だけはこの世界に取り残された、という事でしょうか」

炎「ふむ……剣士君なら我々の位置が分かるのだな」

氷「ならやる事は一つね」

雷「……? ! ああ」ニタァ




366: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 00:46:36 ID:ZaN9gxto

ほんと勇者と炎仲良いなあ、ほんわかぱっぱする




371: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:09:55 ID:LZD.3MAo

翌日

剣士「……」シュン

剣士「うわーどうすんだうわー……」

剣士「あと二日……二日」ブツブツ

剣士「一先ず、勇者さん達と合流s」

槍騎士B『繋がったっ!』

剣士「? どーしたんです?」

槍騎士B『ちょ、テンション低すぎ。昨日の鯖缶、俺達の所為じゃ無いよ?』

剣士「あー……まあ分かってますよー」




372: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:12:45 ID:LZD.3MAo

槍騎士B『一先ず彼ら集めて。集め終わったら言って。説明するから』

剣士(なんか凄い慌ててるなぁ)

槍騎士B『や、もーどうしたらいいんだろうね。こっちもてんわやんわだよ。とにかく急いでお願い』

剣士「わ、分かりました」

槍騎士B『それと君は出来るだけアイテム持って来て。流石に一度にカンスト量生成するとバレる。代金払うからさー』

剣士「……」

剣士(あの槍騎士Bさんが真面目に仕事? の事考えてる。ちょっと僕も真面目にならないと)




373: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:15:27 ID:LZD.3MAo

剣士「あ、見つけた! すみませんでしたぁ!」

勇者「剣士! ああ、良かった。気にするな。剣士以外の者もさっぱりいなかったぞ」

雷「おう、お陰でバッチリだぜ!」

剣士「はい?」

氷「誰もいないなら気兼ねなくダンジョンとやらを攻略できるじゃない」

剣士「……はい?」

炎「少しくたびれたがまあ、な」

風「……制覇したのですよ。全MAP」

剣士「……は?」




374: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:18:14 ID:LZD.3MAo

炎「残念ながら宝玉の欠片は得られなかったがな」

剣士「そーですか」

勇者「それと俺達の世界の魔物が大量に現れているようだ」

剣士「へっ? 本当ですか?!」

氷「……私が受け持つ部隊もいたわ」

炎「ここの世界の魔物と化していたから、殺すほか無かったがな……」

剣士(だからか……いや待てよ、それならGMの無敵キャラ投入するだけでも)

剣士(うぇ……これ以上、酷い事が起こっているのかなぁ)




375: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:24:17 ID:LZD.3MAo

槍騎士D「集まったみたいだな」

槍騎士B「頼むよー。多分、君らの手にかかってるわ」

剣士「説明お願いできますか?」

槍騎士A「一応、意味の無い話だが、勇者というPCの解析についてだ」

勇者「俺は実在しているのだが……」

槍騎士C「結果はファイルが破損していて、明確なデータを得られなかった、だ」

剣士「一日半近く時間があっても、ですか?」

槍騎士D「ログインしていない間、私も立ち会ってみたがどうやっても解析できなかったのだよ」




376: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:27:39 ID:LZD.3MAo

勇者「つまりどういう事だ?」

槍騎士B「ま、君達の存在は色んなルールを逸脱してんのよ。ま、初めに会った時からぶっ飛んでたけどな」

剣士「構成するデータすらもそれを裏付けた訳ですか」

槍騎士A「そんなところだな」ハァ

勇者「俺の事はどうでもいい。それ以外の事態で呼び出したんじゃないのか?」

槍騎士C「ああ……既に気づいていると思うが、正体不明のMob。まあ、君らの世界の魔物、かな?」

槍騎士C「が大量に発生し、各地で大混乱が起こっている。風の国すら城下町の西側とか人いない場所が占拠されているし」

剣士「町の中で沸いてるんですか?」

槍騎士C「PCみたく出入り口から沸いたりしているようだよ」




377: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:30:43 ID:LZD.3MAo

炎「つまり……この際、形振り構わず我々に迎撃を願うと」

槍騎士D「いや。その点は急遽、魔物の襲撃イベントという事で、他のプレイヤーに戦ってもらっている」

剣士「上手い事利用しましたね」

槍騎士D「我々も手が足りないのだ。で、本題だ」

槍騎士D「溶け逝く地熱の底の最下層手前でシャドウナイトが出現した」

剣士「え? それって魔王の前で戦うものじゃ……」

槍騎士D「ああ、それもかなり強い。今、情報を得た複数のギルドが討伐しているところだが……」

剣士「腐敗竜の所に魔王の手下ってそれって……」

槍騎士D「どうもおかしな方向に加速しているようだ」




378: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:33:54 ID:LZD.3MAo

風「話を聞く限りでは、先日行ったところをこの世界の魔王が占拠している、と?」

槍騎士D「実態はどうかは分からないが、可能性はあるだろう。いや、ここまでくるともう、何でもありえそうだ……」

剣士「つまり僕達は……」

槍騎士A「ああ、君達には溶け逝く地熱の底の最下層に行ってもらいたい」

槍騎士C「運営チームからはカンスト、完全耐性のPCを行かせる」

氷「どういう事?」

剣士「この世界のルールで言えば無敵、です」

雷「ま、あたしは強い相手と戦えんのなら何でもいいけどさ」




379: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:36:32 ID:LZD.3MAo

槍騎士A「もし、本当に最下層で何かが起こるとしたら、それは君達に関係する事なんだろう」

槍騎士B「んもー夢物語みたいな話だけどさー。面白くなってきやがったぜ」

槍騎士C(この後のスケジュールが、完徹で組みなおされていた事は黙っておいてやろ……)

槍騎士D「昨日よりサーバーへの負荷もかかっている。これ以上、上を押し留める事はできないだろう」

剣士(もしかしてしなくて、昨日切断はこれが原因だよなぁ……)

槍騎士D「これで全てを仕舞いに出来なければ緊急メンテだ」

剣士「げっ」

勇者「確か……ここの機能が一時止まるというあれか」

槍騎士D「火消しがどうのは後だ。我々も現場に向かい対応する」

槍騎士D「ついて来て、貰えるな?」




380: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:39:40 ID:LZD.3MAo

剣士「勇者さん」

勇者「元より、こちらには選択肢など無いだろ」

炎「全くだな」

雷「ま、戦闘だったら全て片してやろうじゃないの」

風「部下達も巻き込まれている以上、長引かせる訳にもいきません」

氷「ラストバトル、というものね」

剣士「……」コクリ

剣士「よろしくお願いします」

槍騎士D「ああ、こちらこそ」




381: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:42:47 ID:LZD.3MAo

[溶け逝く地熱の底]
[第七層]

槍騎士A「どうやらシャドウナイトは討伐されて、多くのプレイヤーが最下層にいるようです」

剣士「……」ゴクリ

勇者「……これは」ビリ

炎「間違いないな」

槍騎士D「どうした?」

雷「この先、問題が来ているわよぉ……」

氷「宝玉の欠片がある場所に来た時と同じ雰囲気なのよ」

槍騎士C「……そういう相手に殺されても平気、だよな」コソ

剣士「あ、僕何回か殺されたんで大丈夫です」コソ




382: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:45:32 ID:LZD.3MAo

[最下層]

剣士(画面が暗転した! ムービーが始まる……どうなる)

魔王「ようやく来たか……」

魔王「愚かな人間どもよ!」バッ

「おお、新ムービー」
「いきなりイベントなのにちゃんと作ってあんだな」
「でも何で腐敗竜のところに」

魔王「なあ……今の勇者よ」

勇者(!)

炎(こちらを、見ている……!)

剣士(まさか本当に自我が……? いやいや流石に)

魔王「実験は成功だ」スイ

勇者「なっ!」

風「欠片が吸い寄せられていく……」




383: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:48:17 ID:LZD.3MAo

魔王「よもやこの様な地で、これほどの依り代を得られ、再び蘇る事ができようとは……」

氷「割れているはずの宝玉が……元の形に」

「? なんだっけ?」
「いや……そんな設定は無かったはずだが」

勇者「まさか、そんな……本当にか? 古の、魔王なのか」

「誰、叫んでんの」
「うへ、RP?」

魔王「……ふ、如何にも。我こそは奮起し、魔族の国を立ち上げ、人間に敗れた魔王……」

魔王「我が力を封じるられゆく最中、己の敗北を悟り、この宝玉に我が精神も入れ込んだ者だ」

「え、あれ? 答えた?」
「いやいやまさか」




384: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:51:18 ID:LZD.3MAo

氷「魔王、様……本当に?」

炎「魔王様! 貴方が討たれてから云百年の月日が流れました!」

炎「そして私どもは、今再び魔王様の悲願を掲げ、立ち上がろうと奮起している者です!」

炎「何卒、我々新生魔王軍の長として、人間達にそのお力を示し、国の繁栄と平和を」

魔王「下らん」

炎「は……?」

風「ま、魔王様? それは一体……」

魔王「貴様のその思想が下らんと言ったのだ」

魔王「繁栄? 平和? 人間達に力を示しただけでどうする」

魔王「奴らを押さえつけ、奪い、支配しなくてどうするというのだ!」




385: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:54:57 ID:LZD.3MAo

炎「なるほど……魔王様のお考え、よく分かりました」

魔王「良い、貴様は愚かしくも若輩者ゆえの事、これより我が元で一層の精進に励むがいい」

炎「いえ、貴方は要りません」

魔王「なに……?」

勇者「……炎」

炎「我々は飽くまで一つの国として生きる事を目指す者達」

炎「貴方のような狂人の戯れに付き合う気は毛頭無い!!」




386: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 20:57:49 ID:LZD.3MAo

魔王「ほう……他の者等も同じか」

風「我々は元より、略奪者に身を落とした覚えはありませんゆえ」

氷「そうね……あたし達は外道になった訳ではないし」

雷「あたし、そういう方が分かりやすくていいわー」

氷「ら、雷……?」

魔王「話が分かる者もいたのだな。いいだろう、その者達の首を持って来るがいい、側近として向かいいれてやろう」

雷「だけどつまらないよねぇ。生かしておけば、勇者みたいなのが現れたりすんだからさ」

雷「つー事で……手前は死ね」クィ

魔王「……」




387: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:00:47 ID:LZD.3MAo

「どうなってんの……」
「あ、もしかしてこれもムービーの一部?」
「映像魔王しか映っていないんだけど」

剣士(勇者さん達には普通に周囲が見えているんだろうなぁ)

「運営しっかりしろ」
「手抜き過ぎじゃね」

槍騎士A(とばっちり!)

槍騎士D「……ふっ」

槍騎士C(鼻で笑った! 超怒ってる! めっちゃ怒ってる)

槍騎士B(やべー、しばらくこの人のディスクに近寄らないでおこ……)




388: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:03:33 ID:LZD.3MAo

魔王「よい……この地より、この世界を蹂躙した後、元の世界に戻るつもりであった」

魔王「貴様ら共々、消し炭になるがいい!」バリィン

勇者「宝玉が……五つに割れた!」

「五つって事は」
「魔王含んで五体? 含まないで五体?」
「ラスボス同時攻略とか無理すぎる」
「あ、一欠けら魔王のとこに留まった……じゃあ他四体か」

剣士(どっち道、流石にヤバイんじゃ)




389: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:06:47 ID:LZD.3MAo

エレメンタルゴーレム「ゴオオオン!!」ズゴゴゴ

ギガンテス「ガアアアア!」ズォォン

デスナイト「……」ボゥ

千年竜「グアアアアア!!」ドドォン

魔王「……」スッ

魔王「根絶やしにせよ!!」バッ



―― [戦 闘 開 始] ――




390: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:12:12 ID:LZD.3MAo

炎「勇者、あの魔王を討て」

勇者「いいのか?」

風「魔王とは……人間に討たれるものだそうですよ」

炎「あんな者でも、皆敬意する気持ちはあった。せめてもの手向けだ」

勇者「分かった……他四体は任せるぞ」

氷「ふん、気負うほどの相手じゃないわ」

雷「ああ……ぶっ潰してやるぁ!!」

勇者「お、おう……」




391: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:18:56 ID:LZD.3MAo

槍騎士D「我々は千年竜を行くぞ」

大剣使い「すみません、遅れました」

槍騎士B「チート組は適当に攻撃してりゃいーよ」

両手剣「ひでぇ」

槍騎士C「心配する必要ないしなぁ……」

剣士(さあて……僕どうしよう)

剣士(岩場に隠れてよ……)コソコソ

剣士(流石廃ギルドは全員Lv90代か……カンストも多いし)

剣士(だけど……いや、今は目の前の事に専念しよう)




392: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:21:31 ID:LZD.3MAo

エレメンタルゴーレム「ゴオオオン!!」ドゴォン

「被ダメおかしくねー!?」
「こいつ強くなってるぞ!」
「落ち着け、攻略法は変わらないはずだ」

炎「随分と大物だが……攻撃はし易そうだな」

エレメンタルゴーレム「ゴォォン」キラキラ

エレメンタルゴーレム > エレメンタルガード
エレメンタルゴーレム > プリズムガード

剣士「炎さん! 物理魔法に対して、大きな防御効果を発揮する技を発動させました! 時間経過で切れます」

剣士「また魔法を反射させる技もあります! 気をつけて!」

炎「情報、感謝する! さて……お前のその障壁、私の炎に耐えうるか!」ゴォァ




393: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:24:37 ID:LZD.3MAo

ギガンテス「グオオオオ!」ドドドン

「なんだよこれ! 初めっから発狂状態か!?」
「Buff早く!」
「盾で時間を稼げ!!」

氷「随分と戦いやすそうな事」シュンッ

剣士「氷さん! ギガンテスは攻撃力がとてつもなく高いです!」

剣士「一撃に気をつけてください! また地面を隆起させたり中距離攻撃が可能です!」

氷「ありがとうね。ま、期待して待っていて頂戴」




394: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:27:33 ID:LZD.3MAo

デスナイト「フゥゥゥ」ブォン

「ええー……」バタ
「即死耐性80%なのにっ!」ドザ
「なんだよこれ、即死強すぎだろ」ドサァ

風「デスナイト……あの鎌、死神の鎌ってことかしら」ヒラリ

剣士「風さん! デスナイトは全ての物理攻撃に、相手を即死させる力があります!」

剣士「距離を取ると、強力な闇系魔法を使ってきます! 気をつけて下さい!」

風「闇系魔法というのは分かりませんが……当たらなければどうという事は無い、という事ですね」フワ




395: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:30:23 ID:LZD.3MAo

千年竜「グアアアア!!」ゴアアアァァ

「ブレス強くなってんぞ!」
「属性障壁もっと重ねろ!」
「人手足らん!」

雷「ふんっ!」ドズン

四将・雷 > 自雷針

雷「雷神!!」カッ

四将・雷 > 5843回復
四将・雷 > 6329回復
四将・雷 > 5970回復
四将・雷 > 6211回復
四将・雷 > 6025回復
四将・雷 > 帯電Lv3(全ステータス上昇)

雷「おらぁっ! 簡単にくたばんじゃねぇぞ!!」

剣士(……あの人は大丈夫そうだな……うん)




396: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:33:43 ID:LZD.3MAo

魔王「爆撃」ドドドン

「ちょ、なにその魔法」
「そもそも爆発系とか使わないんじゃねーのかよ!」
「完全にイベント用か! 無茶振り!」

勇者「魔王」ザッ

魔王「やはり私の相手は貴様か……憎々しい、その鎧も、その剣も!!」

勇者「! なるほど、何故勇者という存在がこの場にいる、と判断したのかと思ったが」

勇者「魔王を討った武具、その伝承は間違いではなかったのだな」

魔王「ほざくなっ! 所詮は道具よ! 貴様ごと叩き潰してくれる!!」

勇者「来い! 魔王!!」




397: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:36:27 ID:LZD.3MAo

剣士「ああ……完全に戦いだしてる。勇者さんだけ情報が……大丈夫かなぁ」

剣士(そういえば無敵チームはどこ行ったんだろう、あ)


デスナイト「フゥゥゥ」ヒュンヒュン

風(この速度ならそこまで油断しなければ問題なさそうね)バッ

デスナイト「カァッ!」ブォン

風(あとは隙を突いてダメージを与えていけば……)ヒラリ

大剣使い「……」ブォン

剣士(無敵チーム、どんな仕様なんだろ。攻撃したら敵即死だったりしたら笑えるけども)

ザンッ




398: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:39:39 ID:LZD.3MAo

大剣使い「なっ……」

大剣使い「攻撃が、当たるだなんて」

デスナイト > アタック
大剣使い > 4852ダメージ
大剣使い > 即死発動
大剣使い > Dead

剣士(物理魔法完全耐性あるいは回避だったんだろうな……)

剣士(弄ってるところにはとことん、システムに干渉してきているか)

剣士(やっぱり要は勇者さん達かなぁ……PT情報出しておいて、HP・MPだけでもアイテムで支援しよ)

風「隙有り!」ヒン

デスナイト「」スゥッ

風「!」




399: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:43:40 ID:LZD.3MAo

デスナイト「フゥゥ」シュウッ

風(後ろを、取られ)

「インパクト!」ドゥッ

デスナイト > 1439ダメージ
デスナイト > ノックバック

「スタンさせるから釘付けにして」
「撃て撃て撃て」
「伝説の突きわ、あ」ドザ
「VITが前出んな、てかなんでお前こっちいんの」

剣士(相手のステータスが高くても、戦術で相手できるのか……)

剣士(無敵チームより廃人ギルドの方がこの場じゃ心強いかもなぁ)




400: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:46:16 ID:LZD.3MAo

千年竜「コァ」スァ

「ブレス来る」
「やば、間に合わ」

千年竜「ガアアアア!!」バアァァァ

*** > Dead
*** > Dead
*** > Dead
*** > Dead
  ・
  ・

槍騎士D(威力が遥かに上がっているな……)

槍騎士B:Dead「サーセン」

槍騎士A:Dead「すみません……あれ無理ですって」

槍騎士D「止むを得んとは言え、もう少し事態に合わせた装備を考えないのか……」




401: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:48:13 ID:LZD.3MAo

雷「そうらっ!!」

千年竜 > 8954ダメージ
千年竜 > 9322ダメージ
千年竜 > 9006ダメージ

:Dead「おお、すっげ」
:Dead「イベントNPC? あんな装備見た事ねえ」
:Dead「あれでPCだったらチート乙だな、運営仕事しろ」

槍騎士D「……っ」

槍騎士B:Dead(微かな舌打ちがこええ)

槍騎士A:Dead(怒りのボルテージが貯まっていく……)




402: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:51:26 ID:LZD.3MAo

炎「灰燼!!」

エレメンタルゴーレム「ゴオオオ!」ボボォォ

「すっげ……貫通してるぞ」
「俺達も支援攻撃をするぞ」
「Buff上書きするからBuff管理ヨロ」

エレメンタルゴーレム「ゴオオ!」ドズンドズン

炎「ぐ、う……怯まないか」ブルブル

「はい、Buff剥げ」
「おっし弱体化させるわー」
「AGIとATK優先」
「おっしゃあいくぞ」
「次Buffまで20秒」

炎「ふぅ……ふぅ……流石に、一人であったなら……。ここの世界の者達も、中々、やってくれるな」




403: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:54:19 ID:LZD.3MAo

氷「地吹雪!!」

ギガンテス「ガアアアア!!」ブォン

「お、暗闇になった!」
「このギガンテス強すぎ、近接寄るなよー」
「行くだけ無駄だし近接しかできないから見てる」
「ちょ」

氷(でも、確かにあれは肉弾戦はすべきではないわね……)

氷(あたしの剣ではろくにダメージにならないようだし、魔法で攻めていった方が良さそうね)スィ

氷「凍土!」




404: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 21:57:46 ID:LZD.3MAo

魔王 > 雷撃
勇者 > 回避
勇者 > 3201ダメージ
勇者 > 回避
勇者 > 雷光突
魔王 > 回避
勇者 > アタック
魔王 > 3887ダメージ
魔王 > アタック
勇者 > シールドガード
勇者 > 1003ダメージ

「すっげえ……」
「巻き込まれたら一瞬で死ぬな……」
「支援に回るしかないな」

剣士(実際問題、今あれに割って入ったら叩きのめされるよなぁ)

剣士(遠距離で使える回復アイテムセットしておこ)




405: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:00:10 ID:LZD.3MAo

ギガンテス「グアアアア!!」ブァ

氷「しまっ」ゴシャ

「うおっやべ」
「あの人落ちたら負けるぞ」

氷「コフッゴフ」ビチャビチャ

「盾組行って!」
「リザ頼むからな」

剣士(やっば)

剣士 > 休息のカード
四将・氷 > 3000回復




406: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:03:28 ID:LZD.3MAo

氷「た、助かるわ……」パァ

四将・氷 > 氷竜の息吹
四将・氷 > 7000回復

氷「よし!」スック

ギガンテス「ガアアア!」ドドン

*** > 8566ダメージ(ガードブレイク)
*** > Dead
*** > 8298ダメージ(ガードブレイク)
*** > Dead
*** > 8014ダメージ(ガードブレイク)
*** > 8698ダメージ(ガードブレイク)
*** > Dead

剣士(うわぁ……廃人は阿鼻叫喚だなぁ)




407: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:06:30 ID:LZD.3MAo

炎「はぁっはぁっ」カタカタカタ

「MHP高すぎね……?」
「イベント用の設定なんだろ」
「誰かMPクレ」

炎(不味いな……魔力管理が難しく)フワ

炎「これ、は……」

四将・炎 > 278回復(MP)
四将・炎 > 265回復(MP)

剣士(ひぃぃ忙しい! 支援追いつかなぃぃ! 五箇所見るとか無理ぃぃ!)

剣士(夕飯一回奢りで僧侶扱き使えば良かったぁ!!)




408: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:09:46 ID:LZD.3MAo

風「あっ」ザシュゥ

デスナイト「フゥゥゥ」

風「く、う……」

風(しま、次の攻撃を避けられ……)

「ディーフェンスディーフェンス」バッ

デスナイト「フゥゥ」ヒュン

「うはw死んだwww」ドザ
「捨て身代わりGJ!」
「その人守れ! 俺らだけじゃ食い止められないぞ!」




409: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:12:27 ID:LZD.3MAo

デスナイト「カァッ!」

「ちょ」ドサ
「範囲攻撃とか聞いてないwww」ドサ
「前衛壊滅」ドゥ
「え、あれどうやって止めんの……」

デスナイト「フウウ」ヒュン

風「くっ!」シュゥ

風(回復より距離を取る事に専念すべきだった……受け止めるしか!)スッ

デスナイト「フゥッ」ゴシャァッ

風「え?」

「お、ナイスノックバッ……誰?」

雷「風ーしっかりしてよねー。四将一の敏捷が泣くわよぉ」

風「ま、間違っていないけども、そんな呼ばれ方していたの……私」




410: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:15:21 ID:LZD.3MAo

剣士「……」


雷『アーッハッハッハッハ!!』

千年竜『ガォォォン!』

千年竜 > 8935ダメージ
千年竜 > 9053ダメージ
千年竜 > 9204ダメージ
四将・雷 > テンション上昇(攻撃力増加)
千年竜 > 10023ダメージ
千年竜 > 10639ダメージ
千年竜 > 9773ダメージ
千年竜 > ヘルブレス
四将・雷 > 雷撃波
四将・雷 > 回避
四将・雷 > テンション上昇(攻撃力増加)
  ・
  ・




411: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:18:49 ID:LZD.3MAo

剣士(鬼だ……炎さんなんて比じゃない。修羅だ、修羅がいる)


「なあ」
「ああ……」
「あのイベントキャラだけでいいんじゃね、もう……」
「そう思う……設定ミスだろ」

槍騎士D「……」

槍騎士B「いちおーあれって彼らの世界の住人なんっすよねぇ」

槍騎士A「……その世界とやらの人間は本当に人間なんだろうか」




412: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:22:10 ID:LZD.3MAo

雷「はあああ!!」

デスナイト「フゥゥ」ズザァ

「すげえ! 全部の攻撃にノックバックついてんのか!?」

風(ただの力任せです)

デスナイト「カァッ!」ビィッ

雷「はぁっ!!」ブァン

「すっげぇ! 武器で魔法無効化したぞ!」

風(ただの力任せです)




413: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:24:12 ID:LZD.3MAo

剣士(……順次攻略していきそうだなぁ。問題は魔王か)

剣士(能力が完全に勇者さんの世界よりな所為で、一番苦戦を強いられているなぁ……でも)

勇者「はぁっ!」

魔王「遅いわっ! 死」ドズッ

魔王「が、な……」

「Buff支援終わった奴から援護射撃」
「うっす」
「折角だし爆裂矢使うか」
「俺、光の矢使うわ」

魔王「貴さ」ザンッ

勇者「ふぅぅ」

魔王「ぐ、ぐぐ……」




414: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:27:30 ID:LZD.3MAo

剣士(少し攻防の勢いが落ちたからか、廃人ギルドが攻撃し始めたなぁ)

剣士(それだけで押し勝てそうって……魔王の宝玉って実は大した事無い? あ、五分割だからか)

剣士(これならあまり気を張り詰めていなくてもよさそうかな)

剣士(とは言え、ワンパンで引っくり返すとかやってきそうだし、ログのチャックは怠らない方がいいか)

雷「そうらどうしたあ!! 風だってもっと粘るぞ!!」

風「……無理」

剣士(デスナイト討伐秒読みっ)

剣士(そういえば千年竜は宝箱出たのかな……圧倒的に雷さんが与ダメ出してるから、まだ誰も開けられない、か?)

剣士(宝玉の欠片回収してこないとなぁ)




416: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:31:37 ID:LZD.3MAo

ギガンテス「ガアアア!!」

氷「はぁっ! はぁっ!」

「くそ、こいつ何時になったら死ぬんだ」
「百万は与えているのに……」
「回復アイテム切れたー」

氷「く……」ヨロ

ギガンテス「ガア!」ブン

氷「かっ」ゴシャ




418: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:34:24 ID:LZD.3MAo

風「氷!」ガッ

氷「ふ、う……?」ドクドク

風「雷が来たわ。もう大丈夫よ」

氷「そ、か……ごめ」ドクドク

風(これほどの出血、私の魔法ではこの致命傷は……)

剣士(あ、射程入った)

剣士 > グレートヒーリングポーション
四将・氷 > 10ダメージ
四将・氷 > 9000回復
四将・風 > 3000回復

剣士(!? ダメージ?! 風さん?!)

氷「……」ビッショリ

風「恐ろしい程の治癒効果で助かったけども……水薬は投げつけて使うのがこの世界のルールなのかしら……」ビショ




419: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:36:40 ID:LZD.3MAo

雷「でかいだけの木偶の坊があああ!!」

ギガンテス「ガアアアアア!!」ドザァン

「今までの苦労はなんだったのか」
「あれって千年竜と戦っていたよな……」
「うわ、デスナイトも終わってる!」

雷「さあて、残りはゴーレムと魔王様だけど……」チラ


炎「はああ!!」キンッ

エレメンタルゴーレム「ゴオオオオ!」ガラガラガラ

「いよっしゃああ!」
「勝ったぜええい!」




420: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:39:18 ID:LZD.3MAo

勇者「魔王……お前の企みは終わりだ」

勇者「宝玉に封じるなどしない。今この場で引導を渡してやろう!」

魔王「ぐ、貴様……!」

炎「ええ、我々の世界に……ましてや魔族達にすら、貴方を必要とされない」

雷「なーに? まだ勇者倒せてないんですかー……そんな弱いんじゃあ、あたしですら求めませんよー」

氷「あたし達はあたし達を道を行きますのでお眠り下さい」

風「我々が魔族を導いていきますので」

魔王「ぐ、ぐぐ……馬鹿な……このような事が……ならば貴様だけでも!!」バッ

勇者「!」ザンッ




421: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:42:15 ID:LZD.3MAo

炎「勇者っ!」

勇者「……」

魔王「……」

―― [戦 闘 終 了] ――

勇者「……」

魔王「……」ズルゥ ドザァ

炎「……」

勇者「……本当に良かったんだな?」

炎「そんな顔をするんじゃない。全て本心だ。ありがとう、愚かな先代に全うな戦いの中で幕を引かせてやってくれて」




422: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:45:46 ID:LZD.3MAo

槍騎士D「終わったのか?」

剣士「いえ、分かりません……。あ、そうだ。太陽装備……」

槍騎士D「? どうかしたか?」

剣士「え……いえ」

槍騎士B「あ、それ俺」

槍騎士A「何の話だ?」

槍騎士B「ちょーと数字弄ってねぇ」

槍騎士D「……」

槍騎士B「や! もしもの保険! ほら、通常の仕様道理の行動なら効くじゃん!




423: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:48:25 ID:LZD.3MAo

槍騎士C「始末書じゃ済まないだろう……」

剣士「太陽装備揃った時はもう、そうなんだろうなと思いましたよ」

槍騎士B「え?」

剣士「え?」

槍騎士B「流石に全部は不味いから、比較的ドロップが確認されてる剣と鎧だけにしてたんだけど……」

剣士「えぇ?」

剣士(勇者さんの影響説が強まってきた……? うっそぅ)




424: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:52:07 ID:LZD.3MAo

剣士(でも、ここまで非現実的なら……)

剣士「勇者さんの世界に神様とかいるんですか?」

勇者「ああ……いるにはいるが」

勇者「一応は神託とかそういうのもあるらしい……俺はあまり信じていないんだが」

炎「お前……それはいくらなんでも」

氷「その称号も神託で授かったんじゃないの……」

剣士「え? そういうのなんですか?」

勇者「ああ……それで都市に連れ出されて魔法を叩き込まれた訳だ」

剣士(剣は田舎暮らしの時に叩き込まれていたのかぁ……)




425: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:55:35 ID:LZD.3MAo

氷「それにしても……これで終わったのね」

風「……? でもおかしくないかしら?」

炎「何がだ?」

風「先程の魔王様の依り代となった元の魔王にとっても、ここは拠点ではないのでしょう……なのに何故」

剣士「多分、他四体を呼ぶにはここが広くていいからだと思いますよ」

剣士「全部のMAPで一番ここが広いですから」

勇者「そんな理由だったのだろうか……? 意外としょうもないんだな。魔王も」




426: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 22:57:37 ID:LZD.3MAo

「お、ルート権キタ」
「あ、てめ」
「ご開帳ー!」ガパァ
「あれ? 中身が無い……」
「は? んだよそれ」

剣士(中身が、無い……?)ピク

勇者「しかしこれからどうすれば……」

炎「む、そうだったな……」

剣士「み、皆さん! あれ見て下さい! どう見えますか!!」

勇者「? 紫の光が立ち上って……まさか」

風「……! この感じは」ゾク

氷「粉々に砕けた宝玉……」

炎「……待て、ここの主の姿は……先程の五体の中にあった、のか?」

剣士「……」サァァ




427: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 23:00:53 ID:LZD.3MAo

剣士「せ、戦闘態勢をとって下さい!」

槍騎士A「ど、どうしたんだ?」

剣士「ま、まずい……あぁ、もう、目立ちたくない! けど!」

剣士:shout「宝箱も開けないで!!」

「え?」
「開けちった……」
「こっちも」
「俺も」
「だって誰も開けないし」
「今正に……」

剣士(開けた報告五人っ!)ゾォ




428: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 23:03:26 ID:LZD.3MAo

槍騎士D「まさか、発端となっている……」

剣士「粉末状になって舞い上がってます!」

勇者「い、いや……奥に流れていくぞ」

剣士:shout「皆さん、戦闘準備お願いします! 強化腐敗竜が出現するかもしれません!!」

「え? イベント終わりじゃない?」
「あ、宝箱空っぽってそういう……」
「ちょっと待てさっきのレベルで強化された腐敗竜って……」
「倒せるのか……?」




429: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 23:06:16 ID:LZD.3MAo

槍騎士D「しかし、彼らが五人揃っているのだぞ。いくら強化された腐敗竜と言えど」

剣士「それが問題なんです! もし現れるとしたら、殆ど宝玉一個分の強化です!」

剣士「さっきの五分割強化とは訳が違います」

勇者「どう判断すべきか分からないな。剣士、頼む」

剣士「腐敗竜は強力な酸を体内に生成し、更にそれが自身の体を蝕んでいる竜です」

氷「聞くだけだと弱そうね」

剣士「その分、凄まじい再生能力を持っています。常時回復していっていると思って下さい」

炎「それは倒せるのか?」

剣士「一定量の回復が終わると再生できなくなりますが、腐敗竜自身が強化になります」

雷「それまで削れってね」




430: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 23:09:44 ID:LZD.3MAo

剣士「それと攻撃に気をつけて下さい……」

剣士「全ての体液が強力な酸性になっています」

剣士「勇者さん達でも直撃したらタダでは……」

勇者「肝に銘じておこう」

風「どういった攻撃方法なのですか?」

剣士「尾っぽを振り回す、後は全て唾を飛ばす攻撃です」

雷「唾ぁ?」




431: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 23:12:45 ID:LZD.3MAo

炎「なるほど……恐ろしいな。近づいて尾を回避できたとしても、表皮から飛び散る体液も危険なのだろうな」

剣士「はい。それに涎自体大量に垂れてきます。仮に近づいたとしても、決して頭部の下に行かないで下さい」

剣士「……僕の知っているのはこの程度です。その……」

槍騎士A「いや、その情報でだいたいだ」

槍騎士C「基本的には遠距離から攻撃し、移動し続けて唾を避ける」

槍騎士C「遠距離に注意が向いている所を、近接が横から攻撃後するに離脱、って感じだな」

雷「まどろこっしい……」




432: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 23:15:17 ID:LZD.3MAo

炎「雷、今回ばかりは我々も死を覚悟して向かわなければならない」

炎「……けど、雷にとっては何時もと変わらないか。無理な特攻だけは止めてくれよ」

雷「別に何時も特攻しているつもりないんだけどー?」

勇者「えっ」

風「あ、あれで……」

氷「嘘、でしょ? 雷、嘘と言って」

雷「え、なにその反応」

剣士「……」

炎「……」

剣士「何で炎さん達はこれで団結できているんですか?」

炎「私も常々不思議だよ……」




433: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/05(日) 23:18:26 ID:LZD.3MAo

風「! 全部の粉末化した宝玉が……」

勇者「……!!」ゾッ

炎「これ、は」ゾゾッ

雷「……ふ、はは、ははは! こりゃあ随分と」ニタァ

風「どうやら本当にこれは……」ゾゾ

氷「生きて帰れるといいわねぇ……」


腐敗竜「ルルルル……ウルル」ズロロ

腐敗竜「ギャオオオオォォォン」ビチャボタボタ

―― [戦 闘 開 始] ――




437: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/06(月) 01:44:48 ID:l/EV7pRI

ハラハラがとまんねぇwwwww




449: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 20:48:51 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「ウウウウ」ジュゥボタボタボタ

「唾来るぞ!」
「散れ!」
「耐酸90%の俺が輝く!」

腐敗竜「ハシュッハシュッハシュッハシュッ」

「え、いきなり連、避け」

剣士「な……」

腐敗竜 > 連射投酸
*** > 201ダメージ
*** > 354ダメージ
*** > 328ダメージ
*** > 807ダメージ




450: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 20:51:36 ID:C8VA8PR6

剣士(かすっただけで300? 連射直撃で800? 90%の耐性で? じゃ、じゃああれは実質……)

「生半可な耐性じゃ当たったら即死だぞ、おい」
「やばい、こっち向いた!」
「頬が膨らんで……連射来るぞ!」
「ひいいい」

腐敗竜「ハシュッハシュッハシュッ」

槍騎士A「これどうするんです?」

槍騎士D「私に聞くな」

槍騎士B「連射速度も上がってんなー……攻略できなくね?」

槍騎士C「うーん」




451: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 20:54:24 ID:C8VA8PR6

勇者「雷神!」

炎「灰燼!」

氷「凍土!」

雷「雷神!」

風「風神!」


腐敗竜「ギャアアォォン!」ドドドドン

腐敗竜「ウウウウ」ボタボタ




452: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 20:57:54 ID:C8VA8PR6

勇者「散れ!」

炎「言われるまでも無い!」

剣士「ひぃ……」


腐敗竜 > 投酸
腐敗竜 > 連射投酸
腐敗竜 > 連射投酸
腐敗竜 > 連射投酸
腐敗竜 > 爆散投酸
腐敗竜 > 連射投酸
腐敗竜 > 連射投酸
腐敗竜 > 投酸
腐敗竜 > 連射投酸
腐敗竜 > 爆散投酸
  ・
  ・




453: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:00:40 ID:C8VA8PR6

剣士「……」ガタガタ

腐敗竜「ルルル……ギャオォォン!」

剣士(勇者さん達は……)キョロキョロ

氷「ゴボッ」ジュワジュワ

炎「ぐ、う……なん、て、酸、だ」ボジュゴボ

勇者「ほんの少し、掠めた程度で……」ジュブジュブ

風「助けに行きたいけども……岩陰から出たら」ゾォ

雷「さ、流石にこれは……ああ、こんな気持ち、久々だ」ゾクゾク ニタァ

剣士(僕達はいい。だけどこのままだと勇者さん達は……)




454: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:03:08 ID:C8VA8PR6

剣士(どうする……回復させたところでこの状況を覆すには……覆せるのか……? これを)

槍騎士B:Dead「太陽装備使っちゃいなー」

剣士「……え?」

槍騎士C:Dead「それでどうにかできるとは思わないがなぁ」

槍騎士B:Dead「全四種を装備すると色々と特典があるんだよー。仕様書見てねーの?」

槍騎士B:Dead「装備者の耐性強化に常時リジェネ、PTで貼れる超耐性の障壁と光系の魔法と剣技が使えるよーになる」

槍騎士D「剣自体に対竜、ゾンビ、魔が付与されている。ある意味腐敗竜特化の剣と言えるな」

剣士「!」

槍騎士A:Dead「つーか……俺らはプレイヤーですら無いし、そこまで細かいとこ見てないな」

槍騎士B:Dead「えー?」

剣士(全てがお膳立てされていたかのように……)

剣士(誰の意思かは分からないけど……それが一筋の光明なら)




455: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:06:17 ID:C8VA8PR6

剣士 > 日の結晶
*** > 完全回復
*** > 完全回復
*** > 完全回復
  ・
  ・

「お、生き残りで日結晶持ちいたか」
「ありがてえ」
「けど蘇生されてもこれどうすんの」

腐敗竜「ギョル……」

氷「か、体が……凄い」

炎「また、剣士君に命を拾われたようだな」

剣士 > 太陽鎧 装備
剣士 > 太陽剣 装備
剣士 > 太陽盾 装備
剣士 > 太陽兜 装備




456: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:09:09 ID:C8VA8PR6

剣士(いくつかBuffが付いている……凄い)

剣士(完全耐性は無いこそ、殆どが80%台だ……)

剣士(月の装備が実装されたらリジェネが常時MP回復かな)

剣士(勇者さん達の戦いで、僕が前線に立つ時が来るとは)ゴク

剣士(……そして絶対に晒される)ゴクリ


剣士「勇者さん!」

勇者「剣、士……立派じゃないか、似合っているぞ」

炎「ああ……全くだな」

剣士「ありがとうございます」




457: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:12:32 ID:C8VA8PR6

……
勇者「なるほど……その装備の力で俺達もあの酸に多少は耐えられるように」

氷「けれど、それで近づけても決定打なんて……」

剣士「この剣にあります。この剣は魔や竜を払う力があります。さらに光属性、聖なる力だと思って下さい」

剣士「腐敗竜は驚異的な生命力ですので、一撃で倒す事は叶わないでしょうが……」

風「それでは一体?」

勇者「対魔……聖なる……そうか、魔王の宝玉の力そのものを」

剣士「はい。可能性の話ですし、賭けではありますが」




458: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:15:26 ID:C8VA8PR6

剣士「ただその技ですと、剣技は僕のこのキャラの体力をほぼ全て、魔法であれば魔力を全て消費します」

雷「チャンスは二度って事?」

風「剣士さんの様子からですと、魔法は不得手なのだろうと思います。つまり」

炎「魔法で一撃加えたところを剣でもって、根幹となる宝玉の力を払う、と」

剣士「僕に考えられるのはそんな感じです」

氷「それで弱体化できるのなら儲けものね」




459: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:18:03 ID:C8VA8PR6

剣士 > サンライズガード
勇者 > サンライズガード
四将・炎 > サンライズガード
四将・風 > サンライズガード
四将・雷 > サンライズガード
四将・氷 > サンライズガード

勇者「あの竜が発する魔力の圧迫感が……」

炎「これが君の世界の耐性というものか?」

剣士「体感的な事は分かりませんが恐らく……」

風「……」キィィン

氷「……」キィィン

氷「あたし達ができる支援は施したわよ」

風「では作戦通りに」

勇者「必ず成功させるぞ」

炎「当然だ」




460: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:21:38 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「ウウウウ、ブヒュッ」

「やべっ」
「爆散唾きたぁ!」
「散らばれ!」

槍騎士D「彼らの話、聞いていたな」

槍騎士B「囮っすね」

槍騎士A(一応、GMなのになぁ……)

槍騎士C「さて、やるかぁ」




461: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:24:56 ID:C8VA8PR6

勇者「こっちだ、雷神!」

炎「灰燼!」

腐敗竜「ルルルル」スィ

氷「凍土!」

腐敗竜「ガアアァァ!」

雷「氷、ナイス!」タタッ

氷「ら、雷!? 話を聞いて」

雷「魔法でチマチマ戦うのは性にあわなぁーい!!」ダダダ

氷(チマチマって……雷神は雷魔法の最高位じゃないの……)




462: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:27:38 ID:C8VA8PR6

剣士「……」ドギドギ

風「私の支援魔法が切れたら掛け直しますので言って下さい」タタタ

剣士「は、はい」タタタ

剣士(僕が作戦の要、僕が作戦の要、僕が)ドキドキ

風「剣士さん、もう少しリラックス」

剣士「うぇ?! か、顔に出ているはず無いんですが……エモなんて操作してないですし」

風「それでも私達には、剣士さんが緊張して、引き攣った顔をしているようにしか見えませんよ」

剣士「うぅ」




463: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:30:13 ID:C8VA8PR6

風「ほら、雷を見て下さい」

剣士「え……? えっ、何であの人一人で突っ込んで!?」

風「近接で戦えず焦れたのでしょうね」

剣士「あの人は……」

風「まあ、先程の猛攻撃でも軽症でしたし、信じてあげてください」

剣士「はあ……」

風「ふふ」

剣士「え?」

風「いえ、何も」

風(緊張は解けたようですが、余計な事を言う必要も無いでしょうね)




464: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:33:11 ID:C8VA8PR6

「オワタ」
「こっち被弾ー」
「リザくれリザ」
「射程範囲外だしそこまで近寄れないって」

槍騎士D「ふう……」

槍騎士A:Dead「すっげぇ、まだ生きている……」

槍騎士C:Dead「よく避け続けられますね」

槍騎士B「一応、こっちの動きに合わせた照準の定め方すんのよ。撃たれた瞬間に合わせた動きすりゃあいーのさ」

槍騎士A:Dead「……Cβからプレイヤーだった奴は、軽く言ってくれるな」

槍騎士B「ま、さっきはドジったけどなー。ちゃんと、プレイヤーとしても遊んだほーが楽しーぜ?」

槍騎士C:Dead(休日までログインしたくないなぁ……)




465: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:36:13 ID:C8VA8PR6

剣士「あ、あと少し……」

腐敗竜「グルルルル」ブンッ

剣士「尾、長……えっ」ドン

風「ぐ! う……」ドッ

剣士「風さん!」

四将・風 > 6558ダメージ
四将・風 > 転倒

風「行って下さい! こちらを向かれたら終わりですよ!!」

剣士「……。分かりました!」




466: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:38:59 ID:C8VA8PR6

「避ける合間に撃てー!」
「被弾したー!」
「お、おい、あれすっげぇ……!」
「え? な、太陽装備……」
「何なんだあいつ……あいつもNPC?」
「っていうかあの謎装備、全員PCって噂だぞ」
「そうなのか? イベント用のGMか……?」


剣士「……」タタタタ

腐敗竜「ダヒュッ」ベッ

剣士(こんな間近で腐敗竜を見る時が来るなんて……二度とないだろうなぁ)

剣士(……どうか成功しますように)ヒ




467: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:42:19 ID:C8VA8PR6

剣士 > 光の結晶
剣士 > 太陽神の加護(光系スキル攻撃力、範囲上昇)

剣士「……」ゴクリ

剣士「……食らえ」

剣士 > サンライズアロー
腐敗竜 > 20433ダメージ

腐敗竜「グアァァァン!!」ギョロ


「すっげぇ」
「なんだあの魔法」
「光の筋が……かっけぇな」




468: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:45:07 ID:C8VA8PR6

勇者「雷神! 雷神!! はぁっ! はぁっ!」

炎「まずい、こちらを振り向きもしないぞ!」

勇者「剣士……」


腐敗竜「ルルルル」ボタタボタ

剣士(これは……だけどこの距離なら届く!)

剣士「頼む……これで!」

剣士 > サンライズソード
腐敗竜 > 36549ダメージ




469: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:48:25 ID:C8VA8PR6

「すっげえ……」
「何だよあれ、太陽フル装備スキルか?」
「動画撮ってりゃ良かった……」

腐敗竜「ガアアァァ!!」ジュウジュウ

風「! 完全ではないけども……」

氷「今まで放っていた魔力が格段に!」

雷「やぁっと……同じ土俵には立てたって事かねぇ」ニタァ

勇者「落とすぞ」

炎「ああ」




470: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:51:20 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「ダヒュッ」

剣士(これは、何しても直撃だよなぁ……)

剣士 > シールドガード
剣士 > Aboid

剣士「……? は?」ブジュブジュ

風「剣士さん! 一旦離れますよ!」グィ

剣士「え? へ? えぇぇ!?」ブァ




471: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:54:13 ID:C8VA8PR6

剣士(まさか、他のPCに引きずられて行くなんて……風さん的には掴んで、空飛んだんだりしてると思うけど)

風「剣士さん……その装備」

剣士「え、あ、ああ……どう見えますか?」

風「装備が若干融けています……」

剣士(! 本当だ……装備の耐久度が一気に)

剣士(これじゃあまるで、本物の武具のような……)

風「とにかく、あの竜の異常な強化も大きく失われているようですので」

風「後は私達が戦います」




472: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 21:57:23 ID:C8VA8PR6

剣士「僕も……」

風「いえ」

風「剣士さん達にとって何の事でも無いのでしょうが、私達には貴方が生きている人間に見え」

風「力尽きれば……やはり死んだ人間のように見えるのです。それでも声がするので、それはそれで不気味ですが」クス

風「とにかく、知人が力尽きる姿を見るのは堪えるものなのですよ」

剣士「でも、皆さんは力尽きたらそれこそ……」

風「大丈夫ですよ、私達なら」




473: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:00:01 ID:C8VA8PR6

剣士「……あ、そうか。そういえば炎さんは蘇生魔法が使えたんだった」

風「はい?」

剣士「え? そういう話じゃないんですか……?」

風「私達の世界には死者を蘇らせられる魔法はありませんよ……?」

剣士「……」

剣士(どうなっているんだ? 皆の呻き方が本気過ぎて、炎さんの魔法の事忘れていたと思ったら……)

剣士(僕に施された蘇生効果は、システムに干渉するほどの回復効果があるだけで、勇者さん達の現実では……)

風「とにかく……私達は皆、戦場に身を置くものです。この程度で死ぬ訳にはいきませんわ」ニコ

剣士「……」

剣士(だったら、尚更……僕は)




474: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:03:56 ID:C8VA8PR6

「! 涎のダメージ下がってるぞ!」
「これぐらいなら何とか……」
「ああ、Buffくれ! 腐敗竜を狩るぞ!」


槍騎士B「どーすんっすか」

槍騎士D「強化型とは言え彼らもいる。必要以上に手を出す必要は無いだろう」

槍騎士A「え? 撤収ですか?」

槍騎士D「他のデバックチームにも伝えろ。後方で様子を見ている。事態収拾が見えた段階で撤収、やるべき業務に戻るぞ」




475: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:06:32 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「ギャアアォォォン」ジャバジャバ

「ちょ、待て、なんだあの涎の量」
「あんなん見た事無いぞ」

腐敗竜「ゥゥ」プクゥ

勇者「まずい! 一気に噴出すつもりか!」

炎「散れ!」

腐敗竜「ブウウゥゥ!!」

*** > Dead
*** > Dead
*** > Dead
*** > Dead
  ・
  ・




476: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:09:05 ID:C8VA8PR6

氷「く、うっ!」ジュバババ

氷(酸の量が多すぎる! 氷壁が、もたない!)バジュッ

氷「〜〜〜〜!!」ブジュ ジュジュ

氷「……?」チラ

太陽盾「」ジュブ ジュジュゥ

氷「……これって!」


勇者「ふぅ……間に合ったか」

剣士「やっぱりこういう使い方ができたのか……」




477: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:12:18 ID:C8VA8PR6

剣士(盾を投げるなんてスキルは無いけども、勇者さんならああやって投げつけて壁にする事も……)

剣士(これで、僕の守りが減るけども鎧と兜がある。多少の酸なら被っても平気、なはず)

剣士(それに……"僕達"なら死んでも実害は無い!)

腐敗竜「ギャアアアアア!!」ブォン

勇者「避けろっ!」バッ

剣士(あ、盾無いのに尾っぽは)ゴシャァ

勇者「剣士!」

剣士「」ドザァァ

剣士 > 2355ダメージ
剣士 > ノックバック

剣士「……こ、これなら」




478: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:15:14 ID:C8VA8PR6

勇者「剣士! 平気か!」

剣士「は、はい……! 僕も戦闘に加わります!」

勇者「大丈夫なのか?」

剣士「自分の事は自分でします! 僕も、最後まで関わらせて下さい!」

勇者「……分かった。ここまで手を貸してくれた君だ。任したぞ」

剣士「はい!」

剣士(奮発してきて良かった)

剣士 > 高純魔力水
剣士 > 3000回復(MP)
剣士 > ハイポーション
剣士 > 2907回復




479: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:18:19 ID:C8VA8PR6

雷「たあああ!!」

腐敗竜「ガアアアアア!」ブォン

雷「あ、タイミング外、ぢぃっ!」ドォンッ

四将・雷 > 2751ダメージ(Guard)
四将・雷 > ノックバック

勇者「雷!」

腐敗竜「ルルルル」ボタタタ

剣士「させない!」

剣士 > サンライズアロー
腐敗竜 > 21036ダメージ

腐敗竜「グルルル……ダヒュッ」




480: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:21:07 ID:C8VA8PR6

剣士「わっ」ベシャァァッ

剣士「まだ剣が残っているんだ……耐えてくれ!」ジュバババ

剣士 > 1043ダメージ
剣士 > 927ダメージ

剣士「よし!」

剣士 > ハイポーション

剣士「もう一度叩き込む!」




481: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:25:11 ID:C8VA8PR6

「おお……なんか前衛が凄い事になってんぞ!」
「注意がこちらに向かない内に撃ちまくれ」
「! こっち向いた、連射クルー」

「こんだけいる腐敗竜討伐ってのも無いなっ」
「なんかすげー楽しくなってきた! 突っ込め!」
「腐敗竜相手に前衛総突撃とかねーが俺も混ざる!」


氷「地吹雪!」

風「風塵!」

腐敗竜「ガアアアア!」ブンブン

雷「ばぁか! 尾っぽ振り回すだけならっ!」ザッ

雷「はああああ!!」ドンッ

腐敗竜 > 尾脱落




482: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:27:10 ID:C8VA8PR6

勇者「流石……」

炎「あの尾を落としたか……」

腐敗竜「ハシュッハシュッ」

勇者「連射、来たぞ」

炎「初めこそ焦りはしたが……」

勇者「速いが細い唾液なら」バッ

炎「避けるのは楽だな」ザッ




483: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:30:02 ID:C8VA8PR6

炎「前足、行くぞ!」

勇者「ああ!」

腐敗竜「ガアアァァァ!」

勇者「煉獄!」ゴォッ

炎「一太刀!」ザンッ

腐敗竜「ウウウウ」ジャバザバ

炎「流石にこの位置で吐き出される訳にいかないな」スゥ

勇者「体勢を崩させてもらうぞ」ダッ




484: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:33:47 ID:C8VA8PR6

剣士(勇者さん達は間に合わないだろうけど、僕が間に合った!)スラッ

剣士「もう一発!!」

剣士 > サンライズソード
腐敗竜 > 38665ダメージ
勇者 > 爆牙突
腐敗竜 > 5955ダメージ
四将・炎 > 業炎連斬
腐敗竜 > 7084ダメージ
腐敗竜 > 6733ダメージ
腐敗竜 > 6981ダメージ
腐敗竜 > 転倒




485: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:36:08 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「ギャアアアア!!」ドバァ

勇者「凄い量だな!」バッ

炎「むしろ鮮血か……? 体が崩壊しているのか?」

雷「!」チリッ

雷「そろそろ悪あがきの時間かしらねー?」

腐敗竜「グリュリュリュリュ」ボコボコボコボコ

腐敗竜「ガアアアアアア!!」

勇者「足が治って……!」

炎「尾も生えてきたぞ!」




486: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:39:09 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「フシュゥッ」ビュッ

腐敗竜 > 高速投酸

「やべ」ヂッ

***:Dead

氷「くっ!」ドチャァッ

氷「た、盾が」ジュバババ

風「氷、投げ捨てて!」

氷「わ、分かった!」

盾「」ドロォォ

四将・氷 > 太陽盾 破壊




487: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:42:19 ID:C8VA8PR6

風「他の人を掠めて尚、勢いが衰えないなんて……」

氷「というか貫通していたわね」

風「……最後の灯火という事かしら」

氷「そろそろ魔力も苦しいし、あたしは前に行くわ!」


雷「はあああ!!」ギィィン

腐敗竜「ウウウウ」ギロ

雷「硬っ! いいじゃない!」バッ




488: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:45:22 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「ガアアア!」ブォン

雷「たああ!」ガァン

雷「ぐ、う! 流石に、その尾は切り落とせない、か!」

雷「だからって諦めるつもりもねーけども!!」ザンッギンッ

腐敗竜「フシュルルル」ブォンブン

腐敗竜「ガアアア!!」ブォ

雷「ぐ!」ドゴォン




490: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:48:13 ID:C8VA8PR6

炎「くそ、雷が近すぎる!」

勇者「! 雷神!」

腐敗竜 > 2451ダメージ
四将・雷 > 5386回復
腐敗竜 > 2207ダメージ
四将・雷 > 5722回復
腐敗竜 > 2740ダメージ
四将・雷 > 6016回復
  ・
  ・

雷「あんがと! こっちは魔法使ってる余裕ないわぁ!」バヂヂ




491: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:51:44 ID:C8VA8PR6

剣士「……」

ログ検索[腐敗竜]
腐敗竜 > 2030ダメージ
腐敗竜 > テールウィップ
腐敗竜 > 904ダメージ
腐敗竜 > 2743ダメージ
腐敗竜 > 2509ダメージ
腐敗竜 > 2996ダメージ

剣士(やっぱり耐性が上がっている……)

剣士(勇者さんの雷神や炎さんの灰燼ですら3000超えなかったか……強いな)

剣士(数の暴力で削りきるしかないか……)




492: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:54:56 ID:C8VA8PR6

「これ、押し切れんのか?」
「また大量に噴出すぞ!」
「発狂したらまた威力が上がってんぞ!」
「東側、近接壊滅!」


腐敗竜「グルル」ギョロ

氷「!」ズザァッ

氷「ちょっと……まだ攻撃していないわよ」タラ

腐敗竜「ガアアアア!」ダラダラ

腐敗竜「ダヒュッ」

氷「氷壁!」ドンッ

氷壁「」ジュバッ

氷(貫通、してく)




493: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 22:57:49 ID:C8VA8PR6

剣士「どうだ!」バッ ジュバババ

剣士「よっし! 前に出ただけで身代われた!!」ジュバ

氷「剣士! 貴方!」

剣士「大丈夫です! 多分……」ジュゥゥゥ

剣士(いや駄目かな……耐久がもう。え?)スゥ

腐敗竜「ガアア!!」ブン

剣士「げぇっ!」ガァァン

剣士 > 4183ダメージ

剣士(アイテムでリジェネかけて無かったら死んでた!)ズザァァ

剣士 > 太陽鎧 破壊
剣士 > 太陽兜 破壊

剣士(おわぁっ!)バキィィン




494: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:00:39 ID:C8VA8PR6

勇者「剣士!」

炎「ここで食い止めねばならないな」

氷「け、剣士!」ワタワタ

剣士「大丈夫です、大丈夫ですから慌てないで下さい」

剣士 > ハイポーション
剣士 > 3000回復

剣士(もう剣のみかぁ……)

剣士「これも神様の思し召しなら……使い切らないとかなぁ」

氷「え?」




496: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:03:10 ID:C8VA8PR6

剣士 > 闘士のカード
剣士 > 攻撃力上昇
剣士 > 皆殺しのカード
剣士 > 死せる一撃(次無属性攻撃スキルダメージ1.5倍)

「お、見ろよあいつ……」
「まさか太陽剣捨てる気か」
「おお、太っ腹。与ダメ見ものだな」

剣士「さーてどうなるかな」

腐敗竜「グルルル」ダラダラ

剣士「これ放ったら速攻で叩き潰されるのかなぁ」

剣士 > フルパワースラッシュ
腐敗竜 > 423971ダメージ
剣士 > 太陽剣 破壊
剣士 > 行動不能




497: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:06:50 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「オオオォォォォン!!」ゴゴゴ

「地鳴り咆哮キタ! あと一割っ」
「涎爆撃くるぞー!」
「いーや攻撃だ!」

炎「あと一押しか……」

勇者「ああ、終わりにするぞ」

雷「一気に叩き潰す!」

風「可能な限り、魔法で酸が反れるよう支援します」

氷「魔力が回復してきたし、あたしは魔法で攻撃するわ」




498: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:09:11 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「ブウウゥゥゥ」

剣士「とぁっ!」ズザァ

剣士「ま、間に合ったぁ……岩場が無かったら風さんに文句言われるところだった」

腐敗竜「ギャアオオオン!!」

剣士「……」チラ

剣士(総攻撃が始まったか)

腐敗竜 > 1544ダメージ
腐敗竜 > 1092ダメージ
腐敗竜 > 1957ダメージ
腐敗竜 > 1306ダメージ
  ・
  ・

剣士(これで……僕達の勝ち、かな)




499: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:12:27 ID:C8VA8PR6

……
勇者「たあああ!!」キンッ

腐敗竜 > 4906ダメージ(クリティカル)

腐敗竜「ガアアアアアア!!」

腐敗竜 > Dead

腐敗竜「ァァァァ」ズドォォン

―― [戦 闘 終 了] ――

「おしゃあああ!!」
「勝った勝った!」
「お前ら動くな邪魔!」
「リザ配布初めまーす。漏れてたらシャウトしてー」




501: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:15:14 ID:C8VA8PR6

腐敗竜「」ブァァァ

勇者「終わ、ったか……」

炎「粉末化した宝玉が腐敗竜の体から立ち上っていくな」

雷「消えていくし、もう魔力も感じられないわねー」

風「ええ……流石に、これ以上の戦闘は苦しいところね」

氷「まるで……天に昇っていくかのようね」

勇者「……っぷふ」

氷「……ア?」




502: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:18:30 ID:C8VA8PR6

勇者「随分、ロマ、チスト……」プルプル

氷「〜〜〜!」ギリギリギリ

炎「二人とも……いい加減にしないか。というか元気だな……」ハァ

剣士「というか今まであれ以降、喧嘩されていないのが不思議なんですが」

風「この二人、間に誰かを挟んでいる時は衝突しないのですよ……」

剣士「……?」

雷「あー……単純に勇者と氷が炎と話している、みたいな状況だとねー」

剣士(ああ、相槌打つ程度で直接の会話の相手が違うから、か……)




503: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:21:16 ID:C8VA8PR6

剣士「……。!?」ビクッ

風「? どうされました?」

剣士「あ、嘘……いや、そうか」

氷「何かあったの?」

勇者「なんだ? 何か揉め事か?」

炎(……お前達がな)

剣士「皆さんは今まで、頭上に名前とかが見えていませんでしたか?」

氷「あーそういえば……あれ? 勇者のが消えている」

剣士「違います。皆さんのが消えているんです」

雷「ありゃ、本当だ」

炎「そうか……本当に終わり、という事か?」




504: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:24:40 ID:C8VA8PR6

剣士「……」

勇者「剣士、そんな顔をしないでくれ。そして……ありがとう」

剣士「……本当に感謝していますか?」

勇者「え゛、あ、ああ、勿論だ」

剣士「炎さん達、皆さんはっ」

炎「あ、当たり前ではないか」

風「ええ、剣士さんがいなかったら、今も尚放浪していた事でしょうね……」

氷「……本当、貴方が魔族だったらどれほど良かった事やら」

雷「あんたのお陰で中々楽しかったぜー」

剣士「……」コクリ

剣士「なら! それに関するお礼は行動で払っていただきます!」

勇者「……。え? ちょ、剣士、どうしたんだ」




505: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:29:59 ID:C8VA8PR6

剣士「何時まで、この世界にいられるのか分かりませんので、急ぎ足で伝えます。勇者さん!」

勇者「はいっ!」

剣士「元の世界に行ったら国王達を脅してでも何でもいいから、新生魔王軍との協議のテーブルにつかせるよう説得して下さい!」

勇者「はぁっ!?」

剣士「いっそ、断るならもう最前線で戦わない、故郷に帰る。でもいいです! いいですね!」

勇者「わ、分かった」

剣士「あ、戦線で戦っている兵士とかもいますよね」

剣士「そうした人達には、魔王軍が攻撃、領土を侵犯しない限り、戦闘を禁止させて下さい」

勇者「ちょ、そんな無茶」

剣士「返事は!」

勇者「はいっ!」




506: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:33:04 ID:C8VA8PR6

剣士「炎さん!」

炎「!」ビク

剣士「炎さんは魔王軍そのものに対して直接指揮を執っていますね!」

炎「あ、ああ……一応は」

剣士「元の世界に戻ったら即時、展開中の軍を撤退!」

剣士「魔族の者が暮らす場所など、最低限の戦線まで引き上げて下さい!」

炎「わ、分かった」

剣士「更に協議の場の準備を! 皆さんは人間を知っていても、人間は皆さんを知っていません、多分」

剣士「勇者さん筆頭に護衛をつけさせて、魔王軍中枢で人間の王と協議を行って下さい!」

炎「ほ、本気で言っているのか?」

剣士「当然です!」




507: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:36:18 ID:C8VA8PR6

風「随分と大胆な考えですね……」

剣士「も〜〜〜〜っ! 皆さんがおかしいんですよ! 戦う人トップが仲良く出来て、国が仲良く出来ないとかアホくさい!!」

勇炎「お、おお」ビクッ

風「さ、流石にそれは無茶苦茶な理論では……」

剣士「戦争するくらいなら、無茶苦茶理論でも押し通して下さい! 国王が嫌がったら?! 勇者さん人類最強でしょ! 脅して下さい!」

勇者「え、ええ……?!」

剣士「魔王軍兵士が和解を求めていないなら?! あの魔王と同じように切り捨てて下さい!」

炎「な……ううむ」

氷(正直、実質総統しているのがあたしじゃなくて良かった……剣士の怒鳴り声ちょっと怖い)ドギドギ




508: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:39:52 ID:C8VA8PR6

剣士「人間側が領土侵犯どうのと文句言ったら?! 今までの虐殺を詰問して下さい!」

剣士「魔王軍が不満を言ったら?! 雷さんがいて宝玉に固執して、戦争になった事を反省して下さい!」

剣士「戦争の勝敗を国王が気にしたら、戦争そのものを吹っかけたの人間だって事と、雷さんの全力をデモンストレーションして下さい!!」

剣士「魔王軍が過去の事を持ち出したら?! 人間側から賠償分捕って下さい!」

剣士「はーっ! はーっ!」

勇者「お、おお……」

炎「ううむ……」

風「……」

氷「……」オドオド

雷「ふあぁ……」




509: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:42:41 ID:C8VA8PR6

勇者「け、剣士……?」

剣士「僕はっ!」

炎「っ!」ビクッ

剣士「僕は、皆さんに死んでほしくなんかありません……」

剣士「勇者さんと炎さん達で、殺し合いを続行させる為に、協力してなんていません……」

剣士「皆さんがただ……無事に帰還し、平穏な生活を送って欲しくて、ただそうなって欲しいだけで」

勇者「剣士……」

剣士「だから……だから、これで皆さんが殺し合いに戻るなんて事……」ジワッ




510: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:45:33 ID:C8VA8PR6

「……そうだな、理由がどうあれ共闘もお互いに語らいもした上で、今まで通り戦えはしないな」

「飽くまで兵士を指揮しているのは俺じゃないからな……。だがここまで言われて何もしない訳にもな」

「……厄介事に巻き込まれた、と思っていましたが……もしかしたら私達には必要な事だったのかもしれませんわね」

「あたしは直接の被害は無いし、怨恨も無いから和平が結ばれる分には喜ばしい事だけども」

「まーあたしは戦えればいいだけだし、親善試合にかこつけて勇者とかと戦うだけだしねー」

剣士(ああ、なんだよこれ……ディスプレイが歪むし勇者さん達の姿が薄く見える……)ジワァッ

「……ぐす」ゴシゴシ

剣士「皆さん、お元気でっ」

……

剣士「……」シィン




511: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:48:42 ID:C8VA8PR6

……
[現在メンテナンス中です]
[メンテナンス終了後にログインして下さい] ピッ


(あれからもう一週間か……)

(イベントは告知ミスと設定ミス。ま、一つの鯖でしか行われていないとかないもんなぁ)

(今回、未確認装備のPCはGMで、GM専用装備であり今現在PCが入手できるようになる予定はなし)

(本来はその個々のPCにシナリオがあって、プレイヤーは彼らを助けつつ彼らの目的を達成せよ、というイベント)

(その一環として、魔物の襲撃イベントである、と)

(但し、本来語られるべきシナリオは、今後改めて公開する事は検討中である、と)

(シナリオが出来上がったら公開、て事かなぁ。うわぁ、大変そう)




512: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:51:08 ID:C8VA8PR6

(にしても超苦しい言い訳オンパレードだけど……それ以外どうしろって話だもんな)

(まだまだ暴動待ったなし、な状態で炎上しているし……他の鯖のPC全員にアイテム補填がどう効果を出すか)

(槍騎士Dさんの苛立ちが簡単に想像できるなぁ……Wikiにも乗る珍事扱いだし。コメがバッシングの嵐だし……)

(後はもう押し通すしかないよなぁ……総合スレはどうなってるかな)カチ

"結局、腐敗竜戦にいた全身太陽装備のPCなんなの"
"GMじゃなくて?"
"同じ名前のPC、昨日風の国で見たぞ"
"凸れ"

(……)ダラダラ

"それ剣士ってPCだわ
〜〜〜〜〜.jpg"

(わーーー!! SSまでーー! 遂に丸裸にされたー!!)




513: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:54:22 ID:C8VA8PR6

"フル太陽とかブルジョワ乙"
"ちょwwwフル装備wwww"
"廃人ギルドの別キャラか? でもLv50で太陽使うとかアホ過ぎ"
"ところがどっこい
〜〜〜〜〜.jpg"
"うはw全部ロストしてんじゃねえかwww"
"もったいなw"

(壊れた時のログまでっ。誰だよこんなのSSに撮ったのっ!)

(あーやばいなぁ……これからは色々と聞かれそう)

(運営バッシングで注目がそれているとは言え、僕も嘘を考えておかないとだなぁ)




514: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/07(火) 23:57:20 ID:C8VA8PR6

"確認されている新GM
勇者
〜〜〜〜〜.jpg
四将・雷
〜〜〜〜〜.jpg
四将・炎
〜〜〜〜〜.jpg
四将・風
〜〜〜〜〜.jpg
四将・氷
〜〜〜〜〜.jpg"

(まあ……こうなるよね)

(検索かけるとちらほら絵もあるし……)

(確実に勇者さん達が存在した証が生まれていくのは……嬉しいな)




515: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:00:34 ID:zjxtHR.o

[風の国 南第四エリア]
[恵み振る歴史に残らぬ聖堂]

僧侶「はー……そんな事があったとは」

剣士「口外しないでよ?」

僧侶「えー今のは宝玉持ちのあたしが付き合ったお礼じゃなーい?」

剣士「……」

僧侶「はいはい、分かりましたー」




516: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:03:50 ID:zjxtHR.o

剣士「宝箱……」

僧侶「そういえばここだけ、Mob沸かないのに戦闘になったんだよね? 何でだろう?」

剣士「さあ……分からない事ばかりだからなぁ」ガッチャ

剣士「? 絵画アイテム」

僧侶「へえ、そんなのここでドロップするんだ」

剣士「家なんて持っていないから売るしかないけど……どんな絵だろ」

剣士「あっ……」

僧侶「どしたの?」

剣士「ううん……」

剣士(良かった……向こうは、少なくとも今までより丸く落ち着いたのかな)

絵画
[ 風 雷 勇者 炎 氷 ]

剣士(本当に……良かった)ジワ




518: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:06:58 ID:zjxtHR.o

……
勇者「……ん」

勇者「ここ、は……」ムク

勇者「……見覚えが。って、王城じゃないか」ノロノロ

勇者「く、そ……頭が痛い。全く、地名が表示されるというのは便利なものだったな」

兵士「誰だ! そこで何を……ゆ、ゆゆ勇者様!!」

勇者「ああ……すまない」

兵士「い、いえ! よくぞご無事で!!」

勇者(ああ、面倒だがまた状況把握からか)




519: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:09:52 ID:zjxtHR.o

勇者「詳しい事は今は話せないが、どういう状況であったか教えてもらえないか?」

兵士「はっ! 数日前に一週間ほど前に魔王軍の手によって勇者様を生け捕りにした」

兵士「という情報が新生魔王軍の側近という者より伝えられました」

兵士「現状、勇者の処刑、これ以上の進撃の意思は無い」

兵士「貴国らと勇者の命が惜しいのならば大人しく待つがいい」

兵士「ただし斥候の一人でも発見しようものなら分かっているな、との事でした」

勇者(側近、非戦闘員にして知将と言う噂だったな……戦えないのに将を名乗っていいかは別にして)

勇者(恐らく、四将、勇者共に蒸発の報聞いたのであろう)

勇者(状況不明のゆえ、場を膠着すべきと判断したのか……考えたな)




520: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:12:06 ID:zjxtHR.o

兵士「各国動けずにいる中、北の国が進軍準備を進めていたところです……ああ、本当に良かった」

勇者(一番軍事力を持っているからな。俺が領土内での戦闘を行う事すら嫌うほど、自分達でどうにかしたがっている)

勇者(剣士の置き土産……一番厄介な相手だな)

勇者「ありがとう、すぐに陛下の下に向かう」

兵士「はっ!!」


……
勇者「……という事があり、私はこの数日間彼らと行動を共にしていました」

陛下「何と……信じられぬ」




521: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:15:31 ID:zjxtHR.o

勇者「つきましては陛下、私は魔王軍を国と認め、和平を結ぶ事を具申致します」

陛下「なっ!」

「魔族と友好を結べと……?」
「なんて恐ろしい事を」
「ああ、勇者様が洗脳されてしまわれた……」

陛下「正気か!」

勇者「至って正気です。私は旅の中、彼らと接触する機会がありました」

勇者「その時より常々、時代が違えば親しき仲になれたのだろうと思っておりました」

勇者「今回彼らと共に戦い、そして異界の人間に諭され気付かされました。何故戦っているのか、と」

陛下「……」




522: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:18:25 ID:zjxtHR.o

勇者「陛下、受け入れ難い事は十分に分かります」

勇者「ですがこの連鎖、現状をもって断ち切るのであれば、どちらかの殲滅でもってしかありません」

勇者「私は別の道を行きたいと思います。別の未来を見たいと思います」

陛下「もし、私が首を横に振ったらどうするつもりだ……?」

勇者「各国の中で、陛下が一番私の事を信頼して下さっています。その陛下ですら却下されるのであれば……」

勇者「私はこの地を離れ、魔王軍の軍門に下ろうと考えております」

勇者(どうだ……)ゴクリ

「なっ……」
「そ、そんな事になったら……」

陛下「……」スッ

「……」シィン




523: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:21:37 ID:zjxtHR.o

陛下「昔から……柔軟な対応をしてみせる一方で、一度決めたら芯を貫き通すものだったな」フッ

陛下「だが……私一人だけの意思では決められん。他国は勿論、自国の民も納得させねばなるまい」

陛下「まずこの場にいる家臣、近衛兵、兵士に何か伝えたい事はあるか?」

勇者「……」

勇者「ご存知だと思いますが、魔物・魔族には特性と言うものがあります」

勇者「だが何故そうなのか、等詳しい事は全く分かっていないのが現状」

勇者「彼らと友好的になれた暁にはそうした研究が飛躍的に進むだろう、と」




524: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:24:24 ID:zjxtHR.o

陛下「ふむ、魔法の技術面でも大きな貢献が期待できそうだな。他にはあるか?」

勇者(やはりこの人はある程度、理詰めじゃないと駄目か……困ったな)

勇者「……経済的に見て、流石にそこまで分かりません」

勇者「ああ、そうですね……。私事で申し訳ないですが、少しですが、自分が幸せになれます」

陛下「む……」ピク

「……」ザワ

陛下「どういう意味かね?」

勇者「自分は別に、戦う事が生甲斐という訳ではありませんので。人の姿をした魔族を斬るのはやはり心苦しい」

勇者「それと神託により勇者になって以降、初めて心からの安息につく事ができます」

「あ……」

陛下「……」




525: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:27:23 ID:zjxtHR.o

陛下「よかろう。我が国は勇者の提案する、魔族との和平に向けた協議に賛同しよう」

陛下「細かい話は追って話し合おう。まずは各国の説得からだ」

勇者「え……い、いいんですか?」

陛下「……勇者としてこの城に向かい入れたのも、学術戦術の指導を行うよう指示させたのも」

陛下「そして、皆の期待を双肩に背負い成長する姿を見てきたのも……全て私だ」

陛下「血こそ違えど息子のように思っている。その息子の幸せならば、多大な無茶もしようというものだ」

勇者「……あ、有難きお言葉!」アセアセ

陛下「急に畏まるな。そのような言い方、今までにした事もなかろうに」




526: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:30:08 ID:zjxtHR.o

勇者「……ふう。第一関門クリア、か」

勇者(他国はどうだろうな……俺の発言が必要だったら何か言ってくるだろう)

勇者(それまでは……どうするかな)

騎士「勇者殿」

勇者「お久しぶりです」

騎士「無病息災で何よりだ。陛下も喜んでおられたよ」

勇者「そ、そうですか」

騎士「なんだ……? その煮え切らない態度は」




527: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:32:24 ID:zjxtHR.o

……
騎士「なるほどな」

勇者「ええ、今までそのように接せられた事が無かったので、陛下の胸中を知った時は何と言うか」

騎士「あの方は昔から身近な者には言葉が足りないからな……」

騎士「きっと、今回の件でも甚く喜んでおられるだろう」

勇者「え?」

騎士「魔王軍との戦いは終わりが見えない状況が続いている」

騎士「それを和解という形で、息子のように思う君が立ち上がり行動しているのだ」

騎士「陛下とて戦乱を良しとは思っていない。ならば、当然の事であろう」




528: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:33:57 ID:zjxtHR.o

士「おっと、至急いくつか確認すべき事があったのだった」

勇者「どうしました?」

騎士「まずは宝物庫へ。ついて来てくれ」

勇者「はあ……」


騎士「ここに納められていた武具は知らないだろうか?」

勇者「ここは自分でさえ立ち入りを禁じられていたので……武具があったんですか」

騎士「ふむ……まあいい。それとこれから伝える神託が、今回の件と一致しているかどうか判断して欲しい」

勇者「神託、ですか」

騎士「ああ、先日あったのだよ」




529: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:35:14 ID:zjxtHR.o

騎士「大いなる力が世界を破り、果てなる世界へと旅立った」

騎士「彼の地より英雄達も旅立ちて、残された者はただ時を待つばかり」

騎士「太陽の輝きが、果てなる世界へ差し込まれ」

騎士「新たなる英雄の手により、大いなる力に輝きが放たれる」

騎士「英雄達は凱旋し、真なる平安を作り出す……と」

勇者「……」

騎士「……」

勇者「……」ダラダラ




530: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:36:39 ID:zjxtHR.o

勇者「つかぬ事お伺いします……ここに納められていた武具とは」

騎士「うむ、太陽をあしらった武具で、全部で剣、盾、鎧、兜が収められていた」

勇者「……その、何故俺にはそれが与えられなかったのでしょうか?」

騎士「俺も詳しくないが、この武具を授かった時の神託で必要とされるまで保管せよ、との事だったらしい」

騎士「確か昔、魔王が討たれた後の話らしいぞ」

勇者「そう、ですか」ダラダラダラ




531: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:37:17 ID:zjxtHR.o

勇者「神託は、まあ……そんな感じで」

騎士「そうか。平安……魔王の災厄はもう無いという事だな」

勇者「ええ」

勇者(作り出す……俺達の心情までお見通しって事か。これからはもうちょっと信じてみるか)

騎士「ん? もしかして太陽の輝きと言うのはこの武具の事だったのか? どうなったのだ」

勇者「!」ビク

勇者「……」

勇者「熾烈を極める激戦の中、魔王討伐という大いなる使命を果たすと共に、その役割を……」

騎士「そうかそうか……それなら良かった。意味があったのだな」ウンウン

勇者(剣とか必要だったとは言え、故意に壊したのは黙っておこう……)




532: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:38:20 ID:zjxtHR.o

……
側近「以上がこの数日間の報告です」

炎「ああ、よくやってくれた。ありがとう」

炎「先程伝えた件、全軍への通達を頼むぞ」

側近「はい」

氷「本当に和平が結ばれるのかしらね……」

風「人間側が今どうなっているのやら……」

雷「あたしはどっちだっていいからとっとと片付いてくれないかなー。おちおち勇者と試合もできねーの」

風「……試合」

氷「死合?」

炎(殺、し合い)

雷「炎、考えていることが顔に出てんだけど」




533: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:39:20 ID:zjxtHR.o

数日後
側近「戦線を引き上げ各隊長クラスを前面に立てて防衛線を築きました」

側近「『何事も無ければ』維持していく事ができるかと思われます」

炎「ああ、助かる。人間側から何か接触はあったか?」

風「まだ何もありませんわね……」

氷「現場仕事が減った分、デスクワークが処理しやすくていいですが、これはこれで微妙だわ……」

雷「手伝おーか?」

氷「い、いい!」ゾオ

風「大丈夫よ」

雷「即答だと思ったよ」




534: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:40:08 ID:zjxtHR.o

炎「……雷は暇を持て余しているのか?」

雷「んー時間潰すのはできているから別に暴れるとかねーよ」ジロリ

炎「それは良かった」

風「寧ろ、雷がどうやってストレス発散させているのかが、怖いのだけれども……」

雷「そーいや炎以外、直に見せた事ないっけ」

氷「え? 見せる? 何が?」


雷「じゃん」フフン

狼「……」

風氷側近「!?」




535: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:41:06 ID:zjxtHR.o

炎「ああ……そういえば居たな、狼」

氷「ど、どういう事?」

炎「魔王軍にスカウトした時から一緒に居たのだよ」

風「そうだったの……」

雷「こっちで暇があるならこいつ構ってられるからなー♪」モッフモフ

狼「アォォン」

「なっ」ガシャッ

炎「?」

兵士「……」

勇者「な、な……」ワナワナワナ




536: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:42:19 ID:zjxtHR.o

炎「何故いる……」

兵士「え、あの、一応、人間達の使者という事なので通したのですが……」

風「ありがとう、下がっていいわ」

兵士「はっ!」

勇者「なっ、ななっ」ガタガタ

勇者(雷が女性っぽい雷が女性っぽい雷が女性っぽい)グルグルグル

氷「ちょ、どうしたの? 大丈夫?」

炎「現実を受け止められず拒絶反応を起こしたか」

風「私達は女の子らしいところがあるのを知っているからいいものの、確かに勇者にとってこれはある種のトラウマでしょうね……」




537: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:43:10 ID:zjxtHR.o

側近「どうぞ」コト

勇者「あ、ああ、すまない」

炎「目が泳いでいる……動揺が隠しきれていないぞ」

雷「んだよ、あたしが狼と戯れていたら変か」

勇者「いや、だが雷だったら寧ろ獅子を選択するんじゃ……」

雷「勇者ん中であたしはどーなってんの? だいだいこの子はあたしが一人旅してた時に拾っただけだし」

風「……でもその種、他の生き物どころか同種ですら群れないで有名だと聞いているのだけど」

勇者「力でもってリーダーとして示したか……」

氷「イヌ科と相性良さそうね……」




538: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:44:18 ID:zjxtHR.o

炎「で、お前は困惑しに来たのか?」

勇者「はっ、しまった……目的を見失いそうだった」

勇者「落としてすまんが土産だ」ガサ

氷「さっきの……」

勇者「あれは不可抗力だろ……」

炎「で、本題に入ろうか」

勇者「一国を除き、各国が協議に参加する意思が確認できたから伝えにきた」

雷「残り一国どうすんのさー」モフモフ

勇者「もうすぐ、何処かの国に頭を下げるだろうから、その時に交換条件で飲ませるさ」

風「……? 言っている意味がよく分からないのだけれども……」




539: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:45:34 ID:zjxtHR.o

勇者「もうすぐ食料危機に気づくかなー……」

炎「……何をした」

勇者「外れにある国内三番目に大きい小麦畑に毒を撒いたから、そろそろ枯れ始める。もう手遅れだな」

氷「ちょ……」

風「でも今年は気候がいいから、豊作だったら分からないんじゃないのかしら?」

勇者「魔法を研究している知り合いに頼んで、雀千羽を一番大きな畑に放ってきた」

雷「わお、面白そーな事してんじゃん。見たかったぁ」モフモッフ




540: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:46:17 ID:zjxtHR.o

炎「どんな因果関係だ……」

勇者「基本、転移魔法って送る数で制限があるんだろう?」

勇者「知り合いは変な魔法ばかり研究していてな。範囲を指定した転移魔法も対象だったから」

勇者「ささっと小さいものを送るには丁度良かったんだ」

氷「というか……お前、随分とえげつない事もするんだな」

勇者「別に聖人じゃないからな」

勇者「まあ、そんな訳でもうしばらくだから、会場とか考えていてくれ」

炎「人数とか必要事項が何も無いのにか?」

勇者「ああそうだった。これが資料だ」

側近「お預かりします」




541: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:47:17 ID:zjxtHR.o

勇者「それと転移魔法使える奴はいないか?」

氷「風とあたしが使えるけども」

勇者「じゃあついて来てくれないか? お前達の意見も聞きたい事がある」

勇者「あの世界で、こちらの世界にある建築物と瓜二つの場所があったんだ」

勇者「そこが俺と剣士が始めて宝玉の欠片を手に入れた場所なんだが」

氷「ああ……聞いたわね」

風「でも今更何故そこへ?」

勇者「どうも魔力が溜まっているらしくてな。どうにも判断できないんだ」

風「なるほど……炎、私達は少し外に行ってきますので」

炎「ああ、分かった」




542: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:48:05 ID:zjxtHR.o

……
勇者「どうだ?」

風「これはどうにも……」

氷「今まで見た事が無い現象ね……」

勇者「二人でも分からないか……」ガシガシ

風「でも少しずつ魔力が散っているから、何れ無くなるでしょうけども」

風「もしかしたら、だけども。剣士さん達のあの世界への最後の繋がりの可能性があるわ」

氷「ああ……そういう考えはありえるわね。本当にここが起点であったのであれば」

勇者「……」

勇者「何か送れないだろうか……剣士に」




543: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:49:20 ID:zjxtHR.o

氷「絶対彼に届く訳じゃないのよ」

勇者「だが可能性はあるのだろう」

風「……」

風「あの世界の文字にはカンジと呼ばれる物があり」

風「少し教えて頂いたものは私達とは全く異なる形の文字だったわ」

氷「え? でもあの世界の文字、あたし達と同じ表記じゃ……」

勇者「俺達にはそういう風に見えていた……見えてしまっていた?」

風(……剣士さんは炎の魔法で蘇生された、と)

風「今となっては分からないけれども、私達は剣士さんから見るとあの世界のルールにさえも、干渉していたのかもしれない」

風「そして私達は翻訳された形で文字や言葉を見聞きし、彼らは翻訳された形で言葉を聞いていたのかもしれないわ」




544: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:50:07 ID:zjxtHR.o

氷「もしかしたら、手紙を書いたとしても今となっては伝わらない可能性も」

勇者「その仮定で考えると十分あり得るな」

風「……どうするの?」

勇者「一旦、そっちの本部に戻って急いで送る物を作ろう」

氷「はぁっ? だからその送る物どうしたらって話じゃ……」

勇者「そちらに人物画のデッサンが得意な者はいるか?」

勇者「これなら確実だろ」




545: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:51:11 ID:zjxtHR.o

勇者「手短に、各自が分かる程度でいいから」

「は、はあ……」

風「何時まであそこが保っていられるか分からないものね」

炎「帰ってきたと思えば」フゥ

氷「まあいいじゃない。剣士には世話になったんだし、こっちの無事ぐらい伝えたいじゃない」

雷「ま、そーね」


側近「え、えとこっちにいようね?」

狼「クアア」ノビー




546: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:52:08 ID:zjxtHR.o

……
炎「ここが……」

勇者「ああ。よし、入れるぞ」

雷「何もさー全員で来なくてもよくない?」

風「私はしっかりとこれを送り出したいし」

氷「あたしも」

雷「じゃー仕方無いわねー」

勇者「意外だな……お前がそういう事を考えていると言うのは」

雷「ま、欠片探しの時に温泉地回してもらったしねー」

炎「待て何の事だ?」

勇者「俺達は雪山だったのに?」




547: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:53:09 ID:zjxtHR.o

魔力溜り「」スゥゥ

勇者「消えた……」

風「これでもう、完全にあちらとは……」

炎「少し寂しいが、これが本来あるべき形だ。我々の中で忘れなければいい」

氷「ええ、そうね」

雷「んじゃあ帰るかねー」

炎「お前はどうする?」

勇者「やる事済んだし、俺も帰るさ」

炎「そうか」スッ

勇者「何の握手だ?」




548: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:54:11 ID:zjxtHR.o

炎「これからが大変だろう。よろしく頼むぞ」

勇者「そうだな……だが、前途多難だろうが、一応成功が約束されてはいる」グッ

氷「? どういう事?」

勇者「そういう思し召し、ていうのかな。ま、誰かに言われたから何だって話か」

勇者「何にせよ改めてまたよろしく頼む。今までのように……これからもずっと」

炎「ああ」

風「ええ」

氷「当然よ」

雷「とっとと協議関係終わらせて、試合しよーぜ」

勇者「……炎」

炎「……頑張れ」


   剣士「Lv46、臨時PT募集ー」勇者「レ、レベ?りんなんだって?」 終




549: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:54:46 ID:qw5mLPD.






550: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:55:59 ID:lRkE8u.I






551: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:56:30 ID:kY1G2ztw

乙乙
ラスト一気投下、心地良いね




553: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:57:19 ID:6DFcwE/2


面白かった




554: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 00:59:27 ID:9YRdm.1c



楽しかった




555: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 01:02:51 ID:OIHSZA5A


乙乙
面白かったです。有難う。




558: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/08(水) 01:23:21 ID:kX5qeHRM

乙ん
すごい面白かったよー





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