1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/03(金) 23:58:12.13 ID:9HZ+g6zH0

戦士「よかった。ようやくこの不気味な森を抜けられるよ」

魔術師「早く宿に行って休みたい」

盗賊「さっきの道を左に行ってたらさらに迷うところだったな。危なかったぜ」

勇者「よし、じゃあ……」

勇者「引き返してもう片方の道を行ってみよう」

戦士・魔術師・盗賊「「「はぁ?」」」





4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:00:25.31 ID:K75M+n+a0

わかるすごくわかる
宝箱全部取らないと気が済まない





元スレ
ニュース速報(VIP)@2ちゃんねる
勇者(ボク)「おっ こっちの道が正解だったみたいだな」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1388761092/


 
 
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:02:59.75 ID:9HZ+g6zH0

〜街〜

戦士「結局迷いに迷って到着したのは夜か……」

盗賊「早いとこ宿屋に行こうぜ……」

勇者「何言ってるんだ。まずは教会に行くぞ」

魔術師「は?なんで教会?祈りなんかささげたくないよ」

勇者「いいからいいから。それとお前らさっきの森の中で見つけた金貨全部魔術師に渡せ」

戦士「何がしたいんだ?」

勇者「早く休みたいだろ?口答えせずにさっさとすればそれだけ早く済むぞ」





8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:05:59.17 ID:9HZ+g6zH0

神父「今日はどんな御用ですか?」

勇者「お金を寄付したいんです」

戦士「はぁ!?」

勇者「ほら、魔術師。さっき手に入れた金全部神父に渡せ」

魔術師「な、なんでそんなことするんだよ!意味がわからないよ!」

盗賊「そのとおりだぜ!せっかくみんなで見つけたお宝なのに!」

勇者「魔術師は新入りだから経験値足りてないから寄付して稼がないといけないだろうが!!」

戦士「何言ってるんだこいつ……」

勇者「いいからさっさと寄付しろよ!魔術師の手で寄付しないと意味ないんだよ!オラァ!」

魔術師「ひ、ヒィィィ……」





9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:06:25.61 ID:pnSikZCE0

確かに仲間からしたらたまったもんじゃないな





10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:08:41.70 ID:+lN3lfol0

分かれ道で正解の方を一発で行ってしまった時は釈然としない





11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:09:11.52 ID:9HZ+g6zH0

魔術師「結局全財産寄付してしまった……もう一銭もないよ……」

盗賊「何も全財産渡すことはないじゃないか!」

戦士「おかげで今夜泊まる宿代もなくなっちまったぞ!」

勇者「しょうがないだろ。寄付するときは全財産以外受け付けてもらえないんだから」

戦士「宿はどうするんだよ」

勇者「馬小屋でいいだろうが!」

盗賊「ふざけんな!トラップに引っかかって俺は全身擦り傷だらけなんだぞ!病気になっちまう!」

勇者「それもそうだな……よし。じゃあ金を作ろう。冒険者の酒場に行くぞ」

戦士「酒場……?いったい何をするつもりだ……?」





12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:12:05.78 ID:g6Nx04wq0

ドラクエ以外のネタもあるのか?
教会に寄付で経験値わからん





13:>>12 ウィザードリィ:2014/01/04(土) 00:12:11.22 ID:9HZ+g6zH0

マスター「今日は何のようだい?」

勇者「仲間を探してる。そうだな……僧侶でいいよ」

戦士「お、おい!今仲間なんて増やしてどうするんだよ!」

勇者「フフ……まあ見てなって」

僧侶「そ、僧侶です!見習いですがきっとお力になれると思います」

勇者「ああ、よろしく。それじゃあ君に最初の命令を与えよう」

勇者「持ち物全部置いてさっさと消えろ。3秒以内にな」

僧侶「え?……えぇぇ……」





14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:15:43.16 ID:9HZ+g6zH0

勇者「僧侶の装備を売りさばいて金ができたぜ。これで宿に止まれるな」

戦士「すがすがしいほどのクズだな……」

盗賊「いったいどんな育ちだとこんなクソ野郎になるんだ?」

魔術師「でも少なくともこれで宿屋に止まることができるな。もう疲れたよ。早く宿屋にいこう」

勇者「ああ、お前らさきに行ってきてくれ。俺はちょっと冒険者ギルドでやることがあるんだ」

戦士「? ギルドに何の用があるんだ?」

勇者「忘れないうちにさっきの僧侶のギルド登録を抹消しておくんだ。じゃあ後で」

魔術師「あいつには血も涙もないのか?」





16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:21:45.64 ID:9HZ+g6zH0

〜翌日〜

戦士「ふぅ……よく寝たぜ……やっぱりベッドで寝ると疲労の回復が違うな」

戦士「おっと、いけねぇ。日課の朝の鍛錬の時間じゃないか。早く行こう」

〜宿の庭〜

勇者「セイ!セイ!」シュバッ ボッ シュワワワ〜 シュバッ ボッ シュワワワ〜

戦士「おお、勇者。お前も朝の鍛錬か。結局お前は馬小屋に泊まったのか?」

勇者「ああ、俺はケガしてないし魔力だけ回復すればいいのさ」シュバッ ボッ シュワワワ〜 シュバッ ボッ シュワワワ〜

戦士「ふぅん。それにしてもお前今何の鍛錬してるんだ?」

勇者「飛び跳ねてジャンプ力を鍛えながら自らの体を魔法で焼いて破壊魔法と防御力を鍛えつつ」

勇者「炎で受けたダメージを即座に魔法で治療して回復魔法を鍛えてるんだよ」シュバッ ボッ シュワワワ〜

戦士「ふぅん」

戦士(こいつやっぱりキチガイだったか)





19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:26:57.28 ID:9HZ+g6zH0

魔術師「フワ〜……よく寝た」

盗賊 「二人ともいないと思ったら朝の鍛錬か。精が出るねぇ」

勇者「おはよう魔術師、盗賊」

勇者「……」ジィ〜

魔術師「なんだよ?僕の顔に何かついてるか?」

勇者「お前、ちょっと上級火炎魔法撃ってみ?」

魔術師「上級魔法?僕はまだ見習いレベルだから上級魔法はまだ……ソイッ!」ボッ

魔術師「あれ!?撃てたぞ!なんでだ?」

勇者「やはり……昨日の寄付で結構強くなったんだな」

魔術師「そんな劇的な効果が……?」





21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:30:07.46 ID:9HZ+g6zH0

勇者「よし、魔術師が強くなったのならやることはひとつだ」ガシッ

魔術師「え?何するんだ?」

勇者「いいからお前はそこに立ってろ」

魔術師「よく目的がわからないんだが……」

勇者「デュクシッ!」バキィッ

魔術師「ぐはぁっ!な、なにしやがる!」

勇者「デュクシッ!デュクシッ!」

戦士「おい勇者!気でも狂ったか!?」

盗賊「落ち着け勇者!魔術師が気に入らないのか?」

勇者「あぁ?何言ってるんだ?いいからお前らも魔術師を殴れよ」

戦士「は……な、何を言って……」





23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:34:34.58 ID:9HZ+g6zH0

勇者「めんどうくさいな……幻惑の術!」ピカァ〜

戦士「グオオオオ!ブッコロシテヤル!」

盗賊「コ、コロシタイ!」

魔術師「ヒィィィ!何がしたいんだ勇者!」

勇者「動きよ止まれ」ピカァ〜

魔術師「か、体が動かない!?」

戦士「ウグォオオ!」ボコッ

盗賊「ウリャアア!」ベキッ

魔術師「ぐ、グハアア!?」

魔術師「い、いだいぃ!もうやめでぐれ!」

ボコッ バキッ

魔術師「し、死ぬ……!死んでしまう!」

勇者「癒しの魔法」ピカァ〜

魔術師「き、キズが……治っていく」

勇者「こうやってやられる度にキズを直していけば死ぬ心配もないだろ」ニッコリ





25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:35:49.71 ID:zHCAkfZe0

ここまでしなきゃ魔王倒せないなんて…





29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:42:54.07 ID:9HZ+g6zH0

〜一時間後〜

戦士「はっ!」

盗賊「俺たちは何を……?」

勇者「ふむ……このくらいやれば十分かな」

魔術師「……」

勇者「魔術師?もう起きてもいいぞ」

勇者「……」

勇者「……し、」

勇者「死んでる……」

戦士「な、なんだと!」

盗賊「いったい誰が魔術師を殺したんだ!」





30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:43:31.62 ID:zHCAkfZe0

お前らだろ





33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:46:05.34 ID:9HZ+g6zH0

勇者「まてお前ら慌てるんじゃない。まだ助からないと決まったわけじゃない」ピカァ〜

戦士「そ、そうか!魔法で僧侶を蘇生するんだな」

勇者「いやその前に少々魂を縛る魔法の訓練を……」シュバッ シュバッ シュバッ

盗賊「ふざけてる場合じゃないぞ!はやく魔術師を蘇生してくれ!」

勇者「チッ……うるせぇな……ちょっと全裸になるから待ってろ」

盗賊「な、なぜ全裸になるんだ……?」

戦士「そうか……お前は見るのは始めてか……」

盗賊「どういうことだ?」

戦士「勇者は本気で魔法を撃つときには全裸になるんだ。全裸になると魔法の効きが違うとかなんとか」

盗賊「なんだやっぱりキチガイじゃないか」





34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:46:46.07 ID:CwE49tDQ0

鎧で魔法効率下がってんのか





36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:48:09.84 ID:N5x61rhd0

ドラクエとウィズとオブリと…





38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:50:56.42 ID:9HZ+g6zH0

勇者「コォォォォ……セイッ!」ピカァ〜

魔術師「う、うーん…………はっ!」

戦士「うぉおお!生き返った!」

盗賊「良かったぁ!」

魔術師「ひ、ヒィィィ!来るな来るなぁ!」

戦士「ど、どうしたんだ魔術師!俺たちの顔を見るなりおびえて……」

魔術師「うるせぇ!俺のこと殺そうとしやがって!もう我慢の限界だ!」

魔術師「勇者の旅に同行できるなんて光栄だと思ってた俺が馬鹿だった!お前らただのキチガイだ!」

魔術師「俺はもうこの旅を降りる!」

戦士・盗賊「な、なんだってぇ!」

勇者「まぁまぁ落ち着けよ」ピカァ〜

魔術師「俺の心は変わらないぞ!もうお前らとは付き合ってられない!」

勇者「む……洗脳が効かない……そうかレベルが上がったからか……」





39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:55:28.43 ID:9HZ+g6zH0

戦士「どうするんだよ……魔術師がいなくなったら大きな戦力を失うことになるぞ……」

盗賊「どうにか説得できないのかよ!」

勇者「俺に任せておけ……これを使うのは久しぶりだな……」ズイッ

戦士「勇者!何をするつもりだ!」

盗賊「勇者の奴突然オシャレな服を着始めたぞ!何をするつもりだ!」

勇者「……」ズイッ

魔術師「な、なんだよ!何のつもりだ!?」

勇者「ふとんがふっとんだ」(冗談)

魔術師「!?」

勇者「俺の筋肉、すごいだろう?」(自慢)

魔術師「な、な、な……」

勇者「仲間をやめるなんて許さないぞ」(恐喝)

魔術師「あ、あ、あ……」

勇者「お前って結構イケメンだよな」(褒める)





41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 00:59:08.23 ID:9HZ+g6zH0

戦士「あ、あれは!久しぶりに見た!」

盗賊「いったいあれはなんなんだ!?」

戦士「あれこそ勇者流説得術だ!褒めたり脅したり冗談を言ったり……怒涛の勢いで話題を変えていき気づいたら勇者が好きになっている!」

盗賊「そんなことが可能なのか!?」

魔術師「う、うわぁぁ……はっ!ダメだダメだ!俺は絶対にここで抜けるんだからな!」

勇者「そうか……ちょっと手を出せ」

魔術師「?」

チャリンチャリーン

勇者「100Gある。これで仲間に戻ってくれないか?」

魔術師「……」

魔術師「しょ、しょうがねぇなぁ……」

戦士「トドメの賄賂だ……!」

盗賊「す、すげぇ……あんなに頑なだった魔術師をあんなあっさり……」





43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:03:40.16 ID:e2EEbP9u0

この世界では100Gって多いの?





44:>>43 RPGの貨幣価値は狂いすぎてて分からない:2014/01/04(土) 01:04:21.18 ID:9HZ+g6zH0

〜1時間後

魔術師「何か騙されたような気分だがまあいいか」

戦士「勇者は何やってるんだ?」

盗賊「盗んでもギリギリ許されるレベルのアイテムを物色してるらしいぞ」

戦士「そんなのどうやって見分けるんだ」

盗賊「よく分からないが、ギリギリアウトな品物はあいつには赤く見えるらしいぞ」

魔術師「あの人って本当に勇者なのか?」

勇者「待たせたな。それじゃあ行こうか」

戦士「……」

盗賊「……」

魔術師「……」





49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:10:25.68 ID:9HZ+g6zH0

〜町外れ〜

戦士「なぁ勇者……ひとつ聞きたいことがあるんだが……」

勇者「ん?なんだ?」

戦士「持ち物袋がありえないほどでかくなってるんだが……いったい何が入ってるんだ?」

盗賊「俺も気になってたんだ……めちゃくちゃ重そうだぞ……」

勇者「ああ?これか? 調べたらかなり良い物だからさっきの宿屋でお土産にもらってきたんだ」

勇者「持ってくるのに苦労するかと思ったけど、重量挙げ得意だし、軽量化の指輪つけてるから結構余裕なんだ」

魔術師「だから何を?」

勇者「宿屋のベッド」

魔術師「そう……」

魔術師(やっぱりキチガイだな)





50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:11:30.36 ID:zHCAkfZe0

これをキチガイで済ます気か





56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:20:32.19 ID:/u97+gKb0

さり気なさがいい感じ





61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:27:10.05 ID:9HZ+g6zH0

謎の人物「あんた……魔王を探して旅をしているとかいう勇者だな?」

勇者「そのとおりだがお前は?」

謎の人物「お前たちの協力者、とだけ言っておこう。話を聞く気があるのなら、夜0時に街の入り口近くに来てくれ」

戦士「怪しい奴だな……だが、魔王につながる唯一の手がかりだ……どうする?勇者」

盗賊「どうするって行くしかないだろうよ!」

魔術師「勇者も行くだろ?」

勇者「……ああ。行くよ」



〜1年後〜



魔術師「勇者……そろそろ情報提供者のところに行ったほうがいいんじゃないか?」

勇者「ああ……蘇った悪の魔法使いを殺して、人狼の呪いを解いて、魔法を極めて、本を集めて、」

勇者「伝説の吸血鬼倒して、闘技場でチャンピオンになって、伝説のお宝を宮殿から盗み出して」

勇者「そんでこの4つ目の家の建築も終わったら、魔王倒しにいくよ」


                                                終わり





62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:27:23.43 ID:e2EEbP9u0

どした





63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:30:11.33 ID:bgR0zy8V0

つかれたか





64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/04(土) 01:31:32.69 ID:wRjIvN+o0

もっと読みたかったな
眠いしちょうどいいか






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