2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:02:49.24 ID:jGbC47Qe0

シンジ「絶望した! 久々に会ったと思ったら捨て駒扱いする父親に絶望した!!」

ゲンドウ「……」

ミサト「……」

リツコ「……」

シンジ「大人が汚いのはよくわかっています。

    ですが、まさか実の父親にまでこういった仕打ちをされるとは

    思いもよりませんでしたぁ!」
    
ミサト「……あの、あれ? どうしたの? シンジ君」



エヴァと絶望先生のクロス?
シンジの中身が絶望先生的な。


元スレ
SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
ゲンドウ「早く乗れ。でなければ帰れ」シンジ「絶望した!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369414911/


 
 
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:03:20.62 ID:jGbC47Qe0

シンジ「どうしたもこうしたも! 

    実の父親に、謎の兵器に乗れと言われて!
    
    平気でいられますか!?」
    
リツコ「謎ではないわ。ちゃんと科学に基づいて作られている」

シンジ「どうせオーバーテクノロジーの塊か何かでしょう!?

    きっと乗った瞬間に暴走して、私の意志とは関係なく戦いをはじめるんだ!」
    
ゲンドウ「……」

冬月「……」

ミサト「落ち着いてシンジ君……どうしたの? ついさっきまではおとなしかったのに……」

シンジ「そりゃそうですよ。見知らぬ大人に呼び出し食らったのと、

    父親においでってされたのとでは全然意味合いが違いますもの!!」
    


シンジ「やっぱり、親なんてものはろくでもないものなんですよ!!」



リツコ ミサト「……」ピクッ



ミサト「ろくでもなくなんかないわよ!」

リツコ「……確かにろくでもないかもしれないけど」



シンジ「はい?」

ミサト リツコ「っ……なんでもない」





4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:05:29.02 ID:jGbC47Qe0

シンジ「……はぁ……」

ゲンドウ(仕方ないな……レイを引き合いに出して……)

シンジ「……どうせ、ここでわめいても状態は悪化するだけのようですし……

    いいでしょう、乗りますよ。乗ればいいんでしょう?」
    
ミサト「え、いいの?」

シンジ「だって乗らないと絶対話進まない状態じゃないですか!

     首を縦に振るまで選択肢の連続ですよ。
     
     ここはレヌール城ですか!?」

リツコ「……とにかく、乗ってくれるのかしら」

シンジ「それに、こんな世界で生き続けるよりは化け物と戦って死んだほうがマシです」

ミサト「縁起でもないこと言わないでよ」

シンジ「縁起でもないのはこの人生ですよ!

    幼い頃に母を亡くし、親戚の家に預けられて腫れもの扱いの毎日!」
    
リツコ(こんな子じゃ仕方ないわ……)





5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:06:05.51 ID:jGbC47Qe0

シンジ「…………まぁ、いいですよ。

    とにかく早く、乗って、あの化け物に殺されてきます
    
    こんな人生、きっと、生きているだけ絶望の毎日ですからねぇ……
    
    死んだほうがマシです」
    
ミサト「ちょ、ちょっと……」

ゲンドウ「かまわん……乗りさえすればいい」

シンジ「え」



ゲンドウ「……なんだ?」

シンジ「あ、いえ、あのー……ほんとに? 死んじゃいますよ?」

ゲンドウ「お前の生きるか死ぬかは問題ではない」

シンジ「……あー……えっと……」

ゲンドウ「……どうした」





6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:06:36.56 ID:jGbC47Qe0

シンジ「その、乗るか乗らないかで言うと、どちらかというと乗りたくない、と言いますか、

    ああ、! 僕、乗り物酔いするんですよ!」
    
ゲンドウ「その心配はない」

シンジ「あ、ほら、閉所恐怖症で」

ゲンドウ「シンクロすれば外が見える構造になっている」

シンジ「……」

ゲンドウ「早く乗れ」

シンジ「……」スタスタスタ

ミサト「ちょ、ちょっと? どこ行くの?」

シンジ「帰ります」

ミサト「か、帰るって、あなたさっき乗るって……」

シンジ「嫌ですよ。の、乗ったら絶対、あれと戦うことになるんでしょう?」

リツコ「……そうね」

シンジ「そんなの死亡フラグどころか死ぬの確定じゃないですかぁ!!」





7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:07:22.18 ID:jGbC47Qe0

ゲンドウ「お前が乗らないのであれば、レイを乗せるしかないな」

シンジ「ほ、ほら、ちゃんとパイロットだっているんじゃないですか!」



ガラガラガラ……

ベッドの上で虫の息のレイ「……っく……うう……」

シンジ「っ……」

ゲンドウ「……乗れ」



シンジ「!?」カット1

シンジ「!?」カット2

シンジ「!?」カット3

シンジ「!?」カット4

シンジ「絶望した! 下の者の事情も考えずに命令だけ下す上層部に、絶望した!!」



レイ「……なんなの?」

ミサト「……さぁ」





8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:08:14.46 ID:jGbC47Qe0

シンジ「無理だ無理だと言ってるのに仕事を押し付けてくる。

    そしてそれを必死の思いで、かなりの無理をしてやり遂げると、
    
    『じゃこれもやってー』と、さらに無理難題を押し付ける上司……
    
    父さん! あなたは、そういう人間なんですねぇ!?」
    
ゲンドウ「無理でもやらなくてはいけない」

シンジ「だからって! こんな傷だらけの少女にやらせていいわけがないじゃないですか!」

ゲンドウ「ならお前が乗れ」

シンジ「こんないたいけな少年に死ねというんですか!?」

ミサト「死ぬときまったわけではないわよ」

シンジ「死にますよ!! 

    『見ず知らずの兵器に乗って軍隊で太刀打ちできなかった巨大生物と戦う』
    
    この一行の文章に死にそうな要素がいくつ含まれていますか!?
    
    全文節一字一句に死相が見えますよ!!」
    
    
    
レイ「……でも、あなた、さっき『死んだほうがマシ』って」

シンジ(余計なことを!!)





9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:08:42.39 ID:jGbC47Qe0

シンジ「わ、私は……積極的に死なないだけです!

    死にたいとは思ってますよ、ええ山ほどね!」
    
ミサト(そんな元気に死にたいって言わなくても……)

シンジ「乗ったら死ぬロボットに、自ら乗るなんて、
    
    私にはできません! 誰らのですか!?」
    
ゲンドウ「……では、強制的に乗せられるほうがいいのか」

シンジ「……え?」





10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:09:09.62 ID:jGbC47Qe0

ザッザッザッザ

黒服「……」ガシッ

シンジ「え?」






初号機内

シンジ「……え?」





11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:09:43.09 ID:jGbC47Qe0

ミサト『……あの、いいんですか?』

ゲンドウ『本人が、自ら乗りたくないけど死にたいと言っているのだ。

     乗ったら死ぬロボットに、強制的に乗せてやれば、
     
     アレも本望だろう』
     
シンジ「どうしてこうなった……狂ってるとしか思えない!」

レイ『……』

シンジ「あなたからも何か言ってやってください!

     そんな何もかも悟ったような顔してないで!」
     
レイ『……何を言えばいいの?』

シンジ「何でもいいです! 今私を見て何か思うことはありませんか!?」

レイ『……あなたには……』

シンジ「……」ゴクリ

レイ『……あなたには、尻尾が似合うと思う。特に、犬の……』

シンジ「今読者の中であなたのCVが変更されましたよ! 確実に!!」





12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:10:11.13 ID:jGbC47Qe0

ゲンドウ『発射用意』

シンジ「発射って!?」

ミサト『仕方ないわ。シンジ君、覚悟して』

シンジ「覚悟って!?」

リツコ『……成功を祈るわ』

シンジ「祈るって!?」

マヤ『エヴァ初号機、射出します!』

シンジ「待って!?」



ドシュゥン





13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:10:45.69 ID:jGbC47Qe0

地上

シンジ「……えらい目にあってしまった……

    というか、これからえらい目にあわされてしまうのか……」シクシク
    
ミサト『シンジ君、聞こえる?』

シンジ「ええ、聞こえますよ。

    いい声の割にヴの発音ができなさそうな声してますね」
    
ミサト『人の活舌に茶々入れない……

    とにかく、歩くことだけを考えて!』
    
シンジ「歩く?」

シンジ(……歩く、歩くことを考える?

    歩くって、そう、足を前に突き出す、ってことだよな?)
    
ぐぐ……

ミサト『動いた!?』

シンジ(……歩く、歩く……)

ググググ……

ミサト『歩いた!』


リツコ『ええ、歩いたわね。でも……

    どうして後ろ向きに歩くのかしら?』
    
シンジ「す、すみません。どうにも考え方が後ろ向きだったみたいで」





14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:11:36.63 ID:jGbC47Qe0

ミサト『今はネガティブなことは忘れて、しっかりして頂戴』

シンジ「とは言いましても、生来の性格なもので、どうにもならないんですよ」

ミサト『じゃ、じゃあ後ろ向きでもいいから、使徒に向かっていって頂戴』

シンジ「使徒?」

ミサト『……ええ、

    第三使徒『バリゾウゴン』よ』
    
バリゾウゴン「ニコチュウシネェェェェエ!!!!!」

シンジ「どう見たって出オチじゃないですかぁ!! この後話どうやって膨らますんです!?」

レイ『まぁ、この話自体出オチみたいなものだし』

シンジ「あなたは早く病院に行ってください!」

レイ『大丈夫、慣れてるから。動物相手の傷だし』

シンジ「あなたキャラの軸ぶれすぎですよ!」





15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:12:05.20 ID:jGbC47Qe0

バリゾウゴン「リアジュウバクハツシロォォォ!!!!」

シンジ「ていうか、向かって行ってどうにかなるんですか!?」

ミサト『あとは野となれ山となれよ』

シンジ「焼け野原じゃないといいんですけどねぇ……」

リツコ『そうね。とにかく向かっていって、接近したら攻撃されると思うから』

シンジ「淡々と酷い事おっしゃいますね……

    一見理性的に見せて、一番危険な思想をしていそうですよ。
    
    あなたは悪いタイプの政治家か何かですか」
    
リツコ『身を守ることだけを考えて。本能的にエヴァが守ってくれるはずだから』

シンジ「守ってくれるったって母親じゃあるまいし……」

ゲンドウ リツコ『……』ピクッ

シンジ「まぁ、わかりましたよ、防衛本能ですね……」

ゴゴゴゴ……

ミサト『歩いてる……一応、使徒には接近してるわね』

リツコ『ただムーンウォークじゃないと近づけないのかしら……』





16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:12:35.27 ID:jGbC47Qe0

マヤ『初号機、危険区域まで接近』

日向『攻撃、来ます!』

バリゾウゴン「DQNクチクサレロォォォオオオ!!!!」

ドギュウウゥゥッゥン!!

シンジ「!」

シンジ(防衛本能……防衛本能……!!)

ミサト『! シンジ君!』





シンジ「す、」




シンジ「すいませんでしたぁ!!!」ドゲザアアァァァァ……

スカッ

ドゴオオォォォォン!!





17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:13:03.04 ID:jGbC47Qe0

マヤ『初号機、土下座により攻撃を回避!!』

リツコ『助かったわね。初号機を失わず済んだわ』

ミサト『……何か大切なものは失ってそうだけどね』

冬月『勝ったな』

ミサト『絵的には大敗北ですけど……』

ゲンドウ『……ふっ』

ミサト『笑えませんよ……』

レイ『……初号機にも尻尾が似合いそう』





18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:13:33.15 ID:jGbC47Qe0

シンジ「って、土下座してどうする!? ひぃ、! 目の前に化け物が!!」

ミサト『シンジ君、とにかく攻撃して! これ以上町に被害を及ぼさないように!』

シンジ「被害、ですって!?」

ミサト『ええ、今までのバリゾウゴンの言葉で、

    ニコニコユーザーとリア充とDQNの一部が死滅したわ』
    
日向『それでさっきから青葉が居ないんですね……』

マヤ『一体何に当てはまったんだろう……』

リツコ『全部じゃない?』

シンジ「そ、そんな……だからって私にどうしろっていうんですか!?

    私の防衛本能はイコール土下座にしかつながらないんですよ」
    
ミサト『どうしてそうなるのよ』





19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:14:05.15 ID:jGbC47Qe0

シンジ「謝るということはいいことですよ。

    こちらが悪くなくても謝ることで場をとりなすことができます。
    
    自分さえ悪くなれば場が収まる。事なかれ主義の日本人の必須スキルといえなくもありません」
    
レイ『そのせいで外交が不利になったりとかもありそうだけどね』

シンジ「とはいえ、強い姿勢で挑むのも慣れてないと大変なものです

    だから、私は謝ることしかしません!」
    
ミサト『じ、じゃあ……攻撃してから謝りなさい!

    攻撃したことをわびるために、攻撃しなさい!』
    
シンジ「切羽詰ってわけのわからないことを言い始めましたね……」





20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:14:36.34 ID:jGbC47Qe0

シンジ(とはいえ、このままだと私の命も危ない……

    攻撃、するしかないんですかねぇ……)
    


バリゾウゴン「……」スゥゥゥ

シンジ(息を、吸ってる!?)

リツコ『まずいわ、次の攻撃が来る』

シンジ「ええい! ままよ! 近づいて攻撃します!」

グゴゴゴゴ……

シンジ「ああ! 後ろ向きに歩いてしまう……!」

ミサト『……っ』





21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:15:07.44 ID:jGbC47Qe0

バリゾウゴン「ハタラケェェェェェェェエエエエ!!!!!!」





22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 02:15:39.27 ID:jGbC47Qe0

レイ「……で、結局どうなったの?」

シンジ「ええ、それが……最後のバリゾウゴンの言葉で

    書いてる人本人が死んでしまったので、続きが書けなくなったんです」
    





おしまい?





25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 03:44:22.59 ID:yKDvbXWzo


面白かったよ





26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 08:51:52.45 ID:Mh3Ocjm20



俺達の絶望はこれからだエンドですね





27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 13:14:56.08 ID:DS431I+ao

ワロタ







28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/05/25(土) 13:32:31.76 ID:HpN78aLh0

なんなんだこれww

お疲れ様でした


なぜ君は絶望と闘えたのか
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