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ジョジョの淑女な冒険

89:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:24:46 ID:lFRS719.

手口の残虐性は他を寄せつけずッ!
動機!正体!真相は一世紀経った今も闇の中の謎!
ロンドン中を恐怖のどん底に突き落とした男!究極の殺人鬼!

―― 切り裂きジャック!!

ジャック「この夜遅くまで遊んでる堕落した女がァーッ!!」ブッギャアーッ

ジャック「ハァハァ…ハァァァアア…」バドッ バドッ

  クスクス…  クスクス…

ジャック「……ムッ…?」

ディオ「……フ…フフ…ウフフ…フ…」

ジャック「………どこから…いつの間に」

ディオ「あなた……気に……入ったわ………」

ディオ「その…異常性……残虐性………ごくまれに…いるのよね…心にあるタガが…善なるタガが無い人間が……」グジュッ

ディオ「…子宮……ただ切り裂くだけじゃなく…女の象徴を取り出してまで、そんなにも憎いの?怒りを感じるの……幸せそうにしている、楽しそうにしている女が…娼婦が……貴方は…彼女達に誰を重ねているのかしら…?知りたいわ…貴方のことが知りたいわ……」






 
 
90:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:25:59 ID:lFRS719.

ディオ「…ねえ?私達…"お友達"になれるかしら…?ひとつ、貴方の闇を…私に見せてくださらないかしら…」

ジャック「…見られたからには生かしてはおけんなァァ…!」ウシュアア

スパパパァ

ジャック「!!……おん…な…?」

ディオ「……傍までいらっしゃい、ジャック・ザ・リパー。私が貴方に与えてあげる、今以上の快楽を……今以上の安らぎを」

ジャック「………」

ディオ「さあ…いらっしゃい……」

ジャック「………」


ジャック「―― 母さん」


ジャック・ザ・リパー
この殺人鬼はある日を境に犯罪をピタリとやめ…謎の彼方に消える…





91:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:27:22 ID:lFRS719.

〜ジョースター邸・跡地〜

ジョジョ「(あの日の惨事を知るのは私とスピーディワゴンだけ……警察もディオ逮捕時の大事故として納得してくれたけど…)」

ジョジョ「(気になるのは"石仮面"だわ…瓦礫を掘っても出てこない…邸が崩れ落ちた時に粉微塵になった…と思いたい…)」

エリック「ジョジョ。探し物は見つかったかい?」

ジョジョ「…エリック」

ジョジョ「(…粉微塵になった。そう思いましょう!そして早く忘れましょう…)」

エリック「何を探しているのかは知らないけれど、あんまり無理をしてはいけないよ。まだ君の体は完治していないんだ」

ジョジョ「わかっているわ。それにもう大丈夫、探し物は見つからないけれど、それが一番いい答えと思うことにしたから」





92:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:28:42 ID:lFRS719.

エリック「? なんにせよ、また無茶をするようならば、今度からベッドに縛りつけようか」

エリック「勿論、君を留める役目は僕の腕でね。縄などに任せてしまっては、嫉妬でどうにかなってしまいそうだし」

ジョジョ「もう!エリックったら、相変わらずいけないひとッ!!」ブワッシィィン

エリック「ゲブゥッ!!」ドッゴーン

ジョジョ「ああ!ごめんなさいエリック!恥ずかしくなって、つい…」

エリック「ジョジョ…やはり君の平手は最高だ……」ヨロヨロ

ジョジョ「エリック、………」

ジョジョ「(誰かしら、あの女性…奇術師のような格好をして。さっきからずっといるような…)」

エリック「…どうしたんだい?」

ジョジョ「え?いえ、気のせ、……ッ!!?」





93:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:29:58 ID:lFRS719.

?「ミス・ジョーン・ジョースターに……ミスター・エリック・ペンドルトン」

ドーン!

ジョジョ「なっ!?座ったままの姿勢!膝だけであんな跳躍を!何者!?」

?「よく生き残れたものだ、あの"石仮面"の力から!だが生きているぞ、"石仮面"の女も!!」

?「パウッ!」ドズ

ジョジョ「うげェ!」

エリック「ジョジョ!!け…怪我人を殴るなんて…!」

?「おっと、心配しなくてもいいよォミスター。暫く呼吸は出来んだろうが…」

ジョジョ「ぐはっ!な…何!?私の体が…腕が!……痛みが消えていく…!?」ミシ メシ ビキ!

?「痛みが消えたか?それは良かったねえ、しかしそれは君の呼吸が痛みを消したのだよ、…東洋人はそれを"仙道"と呼ぶがね…」

ツェペリ「私はツェペリ…バロネス・ツェペリ。ついて来たまえ、その謎を知りたければ…"石仮面"の力に勝ちたければねえー」





94:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:31:22 ID:lFRS719.

エリック「(謎の奇術師女性はツェペリと名乗り、僕達の前で不思議な技を見せた)」

エリック「(東洋医学…いや医"術"と呼ぶべきか、その神秘性は僕もよく知っている。暫くインドに住んでいたのだから)」

エリック「(だがあれは…ツェペリさんが見せた技は…医学でも医術でもないように思う、いや思いたい…完治に一月、二月はかかるだろう骨折を瞬時に治すなど!"呼吸"!呼吸で!?)」

エリック「………」

エリック「(ジョジョは…僕の事をひたすらに避けているように思う…嫌いだからとかそうじゃなく、むしろ好意からくる事の避け……僕を巻き込みたくないとでも考えているのか?)」

エリック「(でも、あのツェペリさんが見せた技。カエルを潰さず岩だけを砕いたあの技。僕は知っている)」

―― 本を返してあげなさいよ! ――

エリック「(子供の頃、ジョジョがいじめっ子に放った…あのパンチによく似ている…気のせいかもしれないけど…)」





95:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:32:19 ID:lFRS719.

〜ロンドン・食屍鬼街〜

エリック「………」

SPW「………」フゥー

SPW「…それでわざわざアタイを訪ねてきたってのかい、お坊ちゃん」

エリック「貴方とジョジョは友達なんですよね。なら貴方に相談するのが一番良いかと思いました。ジョジョが何を抱えているのか…知りたいのです。どうか教えて頂けませんか」

SPW「よしとくれ!アタイがジョジョに叱られちまう!ジョジョが語らないのが一番の理由だろ、アンタを巻き込みたくないって意思の表れなんだ。わざわざご足労頂いてなんだけどね…藪をつつきゃ蛇に咬まれちまうよ」

SPW「さあ帰った帰った!こう見えてアタイも忙しいんだよ、調べなきゃならないことがあるんだからね」

エリック「でしたら僕にそのお手伝いをさせてください!」





96:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 01:34:49 ID:lFRS719.

SPW「ハァーッ……いいかい、坊っちゃん!二度は言わないよッ、首を突っ込むなってんだ!その股間にぶら下げてるモンを重石にして、どっしり構えてな!」

エリック「…例えジョジョが怒ったとしても、貴方にご迷惑は一切おかけしません。罰は僕ひとりが受けます。むしろ受けたいです!ご褒美です!!」

SPW「」

エリック「…好きな女性を守れなくて、何が男ですか、何が紳士ですか。もう彼女から離れたくないんです!例え何も出来なくても、今度こそ彼女の傍にいたいんです!」

エリック「だからどうか!お願いします!ジョジョのことを教えてくださいッ!!」ビシッ

SPW「………どーしたもんかねぇーっ…」





97:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 12:36:00 ID:lFRS719.

―― 中世時代、王に仕える騎士達を訓練するためにつくられた町。
現在は穏やかに暮らす人々が大半の町…人口517名、ウインドナイツ・ロット。


婆1「ねえ……丘の上の墓地傍の館に人が越してきたのを知っとるかい?」

婆2「ああ…なんでも病人がおられて療養にきとるそーな。それよっかあんた!知っとるけ?ハリーさんとこの娘も家出したそーな」

婆1「んー聞いた聞いた…今時の若いもんは…ったく!」


―― 三方を険しい岩山で囲まれ、残る南の一方は断崖絶壁の海!

ウインドナイツ・ロット!これからこの町は消失するッ!!


ワンチェン「ひぃ…ひぃ……」ヨロヨロ

ワンチェン「ふひぃい……ひいぃ…ディオ様……ディオ様ぁあ〜…」ヨロヨロ





98:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 12:37:20 ID:lFRS719.

〜墓地傍の館・地下室〜

女1「あああ!あああああ!!痛い!痛いィィイイィ!!!あああああ!!」ズブッグチュッ

女2「ううぅ……うげぇ」ギチ… ギチ…

女3「…助け…て………た…すけ……」ギチ… ギチ…

異様ッ!それは醜悪にして甘美でもあり、異様な光景であった!

女が数人、天井から逆さに吊るされ呻き声を挙げている。
長時間下げられているのだろう、彼女達の顔は形容しがたい色に染まり脹れ、鼻や耳や口、目からすら血を滴り落としていた。

その中央には、一見して巨大な鳥かごのように思えるものが揺れている。
かごの鉄柵には外側にも内側にも鋭利な刺が無数にあり、逃げ場が無い。
そこに閉じ込められた女は、刺さる痛みにのたうち回り、逃げようとすればかごは揺れて転がってしまい、再び串刺しになるの繰り返し…

逆さ吊りの女達が漏らす呻き声をアルトとするならば、鳥かごの女が挙げる悲鳴はソプラノ!
地獄の狂想曲が室内を満たしていた!





99:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 12:38:42 ID:lFRS719.

逆さ吊りの女達から絞り出された血が、鳥かごの女が雨のように散らす血が、流れて行き着く先はひとつのバスタブ。

室内の拙い灯りを取ってきらきらと輝く鮮血を浴びながら、まるで特別な宝石を見せびらかすかのように、崩れた臓物を手のひらに乗せて掲げる吸血鬼こそが、このオーケストラの指揮者だった。

ディオ「ああぁ…とっても美しくてよ、貴方達…。とってもとっても素敵。その苦悶に満ちた表情、輝いているわ。喜びなさい、歌いなさい、普通に生きていたら絶対に味わえない快楽なのだから」

女2「たすけて…… たすけて… げぽっ」ゴプ

ディオ「次第に力が甦ってくるわ、傷が癒えるわ、肌が白銀のように輝いくよう。見て頂戴、私の髪。肌が白銀ならば髪は黄金。さらさらと流れるでしょう?さらさら、さらさら、生娘の血の力は素晴らしいわね?」





100:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 12:41:12 ID:lFRS719.

女4「………」ミシ…

ディオ「あら、貴方はお喋りが嫌い?それはごめんなさいね。ジャック、彼女を下ろして差し上げて」

ジャック「………」ギシッ

女4「………げ……ぅ……」

ディオ「食べちゃっていいわよ、そんな意地悪な子」

ジャック「ウシァーッッ!!」

女4「!!! ぎゃあああああああッッ!!」グッシアアアアッッ

ディオ「…あら…なあに?男じゃなきゃ喋らなかっただけなの?なんてはしたなく、いやらしい子なんでしょう」クスクス

ディオ「……傷を完全に癒したら…今度こそ慎重に事を進めるわ……」

ディオ「まず扱いやすい邪悪な人間だけを下僕として…それからこの町の人間を!そしてロンドン!一気に世界を!」

ディオ「この世を手中におさめてやるわ!全ての人間の頂点に立つ、あたしは女王!あーっははははははー!!」





101:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 12:42:34 ID:lFRS719.

ディオ「」ピク

ワンチェン「ディ…ディオ様……」

ディオ「まあ、どうしたのワンチェン。顔が崩れていてよ!まさか、あれほど太陽には気をつけなさいと言ったのに……」

ワンチェン「ち…違うんですゥゥ〜ディオ様ぁぁぁ、ふひぃい…ひ、必死に逃げて来たんです……」

ディオ「!」

ワンチェン「血を…血を飲もうとしたら……あの"仮面"の秘密を知るアイツを殺そうと…襲おうとしたら……」

ワンチェン「な…何を言っているかわからないかも知れませんが……ああぁ…腕が!!腕が伸びて!顔が溶けて!!あああ熱くてェェェエ〜〜ッッ!!ふひぃふひぃふひぃいーぃっ!!」

ディオ「…落ち着いて頂戴、ワンチェン。そしてもう一度話を聞かせなさい」

ディオ「………ジョジョ…!!」ギリリ





102:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 17:04:38 ID:lFRS719.

〜ウインドナイツ・ロット入口トンネル〜

SPW「裏の世界に手ェ回して、確かにあの中国人をその町で見たって情報を確認した!」

SPW「やっぱりそこのツェペリってのの言う通り、ディオはその町に潜んでいるって事になるね…」

ジョジョ「うん!戦いの覚悟はできているわ!」

SPW「アタイもだよ!ここまで首を突っ込んどいて黙ってられんなァ人間じゃねーし、アタイの性分でもないからねェッ!」

ツェペリ「しかし!私があの中国人屍生人を逃がしたのは、ディオの居場所を知るためだったが…引き換えとして奴に波紋法の存在を教えた事にもなる」

ツェペリ「ところで、ねーちゃんコルク抜き持ってなぁい?」

ガガララララ

ジョジョ「…エリックに何の挨拶も無しに出てきてしまったわ…もっとも理由は話せないけれど…でも、必ず帰る!」

SPW「あ!…あー…ジョースターさん、その事なんだがね……」





103:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 17:05:31 ID:lFRS719.

ドガッグン!!

ジョジョ「…え?何故こんなところで止まるの?まだトンネル半ばじゃない」

SPW「おいっ坊っ……御者!何故止め…」

御者「うわあああああっ!!」

ジョジョ「! え、まさか。この声は…」

SPW「ッ!?雨?」ビシャッ

ツェペリ「雨ではないよォー、よく見たまい。赤色だ……早くも来たようだね」

ジョジョ「―― エリック!エリック!?何故貴方が此処にッ!?」

ガボオ!  ガボォッ

御者(エリック)「あああ!なっな…なんだ!?なんなんだ!?い、いきなり馬が串刺しになったと思ったら…!」

SPW「ま…真っ二つになった馬の首から!人間の腕が生えているゥゥ〜ッ!?それが坊っちゃんを捕まえてやがるッ!」

ジョジョ「エリーック!!逃げてェェェッッ!!」

ジャック「フゥゥシシィイーアアァ…」ドボァァ





104:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 17:06:29 ID:lFRS719.

ジャック「……屠所の…ブタのように…青ざめた面にしてから、お前らの鮮血の暖かさを…ああぁ味わってやる!!」

ジャック「捌いてやるゥゥゥ、皮膚を切り裂いてェェェハァァラワタァ〜掻き擦り出してェェェェ!子宮を潰してやるゥゥゥ売女どもがァァァァ!!」

エリック「ジョ…ジョジョ…!ごめ…」ギリリ

ジャック「てめーはディオ様が御所望だァァ…」ブンッ

ジョジョ「エリック!!」

SPW「! 闇の中に引き摺られてったぞ…あ、あいつ!あの中華野郎じゃねーかッ!!」

ツェペリ「フーッ…下がっていなさい2人とも。私が戦う!」

ジョジョ「でも!エリックが!エリックを助けなきゃ!!」





105:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 17:07:23 ID:lFRS719.

ツェペリ「落ち着けいッジョジョ!!呼吸が乱れとるぞ!いついかなる時も呼吸を乱すな!呼吸の乱れは波紋の乱れ!冷静を保ていッ勇気を持つんじゃ!」

ツェペリ「勇気とは怖さを知ることッ!恐怖を我が物とすることじゃ!呼吸を乱すのは恐怖!だが恐怖を支配した時!呼吸は規則正しく乱れないッ!波紋法の呼吸は勇気の産物!!」

ジャック「るえぇいッッ!!」ブァボッ!!

SPW「筋肉の収縮力で体中からメスをッ!?」

ツェペリ「波紋カッター!」パパウ パウパウ

ジャック「ぬうッ!?」

ツェペリ「人間讃歌は勇気の讃歌ッ!!人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ!!いくら強くてもこいつら屍生人は勇気を知らん!」

ツェペリ「ノミと同類よォーッ!!仙道波蹴ーッ!!」ボギャアアウン

ジャック「ヴギャャアアァァ!」ドロオオ





106:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 17:08:14 ID:lFRS719.

エリック「むぐ!うぐぐ!!」ジタバタ

エリック「(な…何が起こっているんだ!?く…臭いッ!トンネル内が腐り水に満ちているかのように、嫌な臭いが充満している!)」

エリック「(そ…それに、僕を捕まえているコイツ…あ、あり得ないくらい冷たいぞッまるで死体のようだ…体温を全く感じない!)」

ジャック「よくもてめえら!必ずブッ殺す!必ず細切れにして喰らってやるぜ!!」ガグン

ゴゴゴゴ

ジョジョ「壁に抜け穴がッ!?トンネル天井に突き刺さっていた剣がスイッチレバーだったのね…!」

エリック「(ジョジョ…!)」

SPW「まずい!坊っちゃんも中に連れていかれちまった!」

ツェペリ「行かにゃあなるまい…エスコートにしちゃあちょーっと乱暴だ〜ねェ…うーん、0点!」





108:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:45:57 ID:lFRS719.

ドサッ!

エリック「うぐっ!…げほッげほ……ど…どこだ、ここは…」

エリック「人間のものじゃない、あんなスピード…!僕もそこそこ体格はいい方と思っていたけど、小柄なご年配に軽々と担がれて…なんだかショックだな…」

エリック「いや、落ち込んでいる場合か!逃げなくては…屋敷の部屋のようだが…ここもあのトンネルで嗅いだ臭いが充満しているようだ」キョロキョロ

コン コン

エリック「!!(ドア…ノック?誰か入ってくる!?)」

ディオ「…失礼」ガチャ

エリック「………?君は…?どこかで…会ったことが……」

ディオ「あるわよ、エリック。忘れてしまった?ふふ、そうよね。貴方はいつもジョジョのことばかり見ていたものね…」

エリック「………、………!まさか!ディアナ?ディアナなのか?君もここに連れて来られたのか!?」

ディオ「………」





109:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:46:51 ID:lFRS719.

エリック「ディアナ…ああ、どことなく面影があるよ。大きく…そして綺麗になったね…」

ディオ「ありがとう、とても嬉しいわ、エリック。私…貴方に会いたかった」

エリック「けれど懐かしんでいる暇はないんだ、ここから逃げよう、ディアナ!僕を連れてきた化け物はどこかに行ってしまったようだ、今のうちに!」

エリック「近くにジョジョ達も来ているんだ、逃げて彼女らと合流して…それからあの化け物達を、」

ディオ「………どうして?」

エリック「え?」

ディオ「ここから逃げる必要なんて、ないわ」

ディオ「今はあまり自由の利かない状況だけれど、大丈夫。もうすぐだから。ジョジョを殺して、晴れて私達は一緒になれる」

ディオ「ごめんなさいね、エリック。少しの間だけ我慢して頂戴。すぐ…もうすぐだから」

エリック「…君は…何を言っているんだ…?ジョジョを……殺す…?」





110:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:47:42 ID:lFRS719.

ディオ「ずっと貴方が好きだったわ、貴方は私の光だったわ。とてもとても眩しくて、遠くからしか眺められなかった。そう、貴方は私の太陽なの」

ディオ「ねえ覚えている?子供の頃、私、貴方に告白したわ。ジョジョじゃないの、私が一番先に告白したの。なのにジョジョが貴方を奪ってしまった。私の方が先だったのに、あの子が、あの子が!」ギリギリ

エリック「ッ…!痛…いよ、ディアナ…!腕に爪が…食い込んで」

ディオ「私、貴方だけでいいわ。私の太陽は貴方だけでいいわ。空に浮かぶものよりも愛しく美しく眩しい貴方。貴方さえいれば、貴方さえいれば!!」

ディオ「ジョジョを殺したその時に、貴方はやっと私のものとなる。私がクイーンならば、貴方はキング。全てが終わったら、王に相応しい冠を被せてあげる…」

エリック「…冠…?あれは……仮面じゃないか…」

ディオ「ああ、早く貴方と永遠を生きたいわ……愛しいひと…」





111:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:48:47 ID:lFRS719.

ディアナの気迫に圧されてしまい、気づくのが遅れてしまったけれど。

ああ僕は知っていたじゃないか。もう知っていたのに。この臭い、この冷たさ、もう知っていた、知っていたのに。気づいた時にはもう遅い。

ディアナの瞳に吸い込まれる。顔を逸らそうにも逸らせない。
ディアナは、ただ僕を見つめているだけなのに…不思議で仕方がなかった。怖くて仕方がなかった。

ぬらぬらと這うそれは、まるで蛇のように感じられた。一生懸命ジョジョのことを考えた。
目を閉じてもディアナが僕を見つめているのがわかる。怖い。とても怖い。

怖い。違う。これは、そうだ…これは……この気分は……

記憶が消えていく …… 全て飲まれていく ………





112:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:49:48 ID:lFRS719.

ジャック「くるゃああーっ!!」ギュルルン

SPW「…!化け物の悲鳴が響いてきたぜ」

ツェペリ「よぉーし、あの恐怖の中からよくぞ呼吸を整え立ち上がったな!ジョジョ!それが勇気じゃっ!」

ジョジョ「……中は迷宮になっていました。正しい道を進めば、ディオの居場所に辿り着くかもしれませんが…」

ツェペリ「うむ、今は道に迷っている暇はない!確実を選ぼう、トンネルを出るぞい」

SPW「すまねェジョースターさん…アタイが坊っちゃんを止めきれなかったから…いや、もっと早く話していたら…!」

ジョジョ「どうか顔を上げて、スピーディワゴン。誰も悪くないわ。こうなってしまった以上、一刻も早くエリックを助けにいく。それだけよ!」

SPW「う…うう……」

ツェペリ「やれやれ、やっとトンネルの出口か。やはり歩くと結構距離があるねぇー」





113:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:50:59 ID:lFRS719.

SPW「ツェペリのオバサン!いや、バロネス・ツェペリ!!アタイにも波紋法とやらを教えてくれよ!」

ツェペリ「えー……無理だよ」

SPW「なんでェーッ!?なんでだよーォッ!こうなった以上、アタイももっとジョースターさんやアンタの力になりたいんだ!!」

SPW「ジョースターさんは気にすんなって言うけど、これはアタイの不始末さ!自分のケツくらい自分で拭かなきゃじゃねーか、なぁ〜ッおせーて!おせーてくれよォ〜!!」

ツェペリ「…うーん……ま、一時的になら君の肺を動かす横隔膜の筋肉を刺激して、軽い波紋なら作れるようにしてやるがな」

SPW「本当か!やってくれッ!!」

ツェペリ「じゃあ行くぞーっ」

SPW「ちょ 待っ、早」ドッス!!





114:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:52:04 ID:lFRS719.

ジョジョ「? ツェペリさん、どうかしましたか?」

ツェペリ「いや……そ、その〜ちょいとミスった、指が滑っちゃった。いや〜ごめん!ごめんちゃい!」

SPW「おおおお…おめ〜なあ〜〜」ズキズキ

少女「………」

ギュウウン

ジョジョ「はっ!?気をつけてッ!何者か襲ってくるぞっ!」

少女「いっただきぃー!!やーい、ウスノロ、ウスノロー!!」バッ キューン

ツェペリ「おっ」

ジョジョ「ツェペリさん、子供ですよ。私達の鞄、盗られちゃったみたいです」

ツェペリ「うむ、子供のひったくりのようじゃ!縄を使って飛び、途中で鞄を盗ってそのまま河に飛び込み逃走……いや〜要領いい子だの」

SPW「2人とも何をトローッとしてんだい!あの鞄にゃ旅費の全財産が入ってんだよ!?」





115:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:54:40 ID:lFRS719.

少女「やーいやーい!」オシリペンペン

SPW「っかー!なんて下品なガキだ!尻丸出してバカにしやがって!」

ツェペリ「よし、あの娘に町を案内してもらうとするか。どーれ、まず私が追いかけよう…」ピシュウ

少女「…え?ゲッ!ゲッー!!なんだぁアイツらーッ!?水面を走って来る!あ、あわわ……さっさと岩壁を登って逃げよ…」

ジョジョ「ふっ!」トッコォーン

ジョジョ「…この辺に立っていればいいでしょうか」

ツェペリ「いや!私は左へもう2メートルとみたね。2ポンド賭けてもいーよ」

少女「よ、よぉーしここまで来れば……へへへ!追ってこれないだろーッ!ザマーミロ、このマヌケ………、え!?」バチ! バチ!

少女「ええええ!?ビリっときたあああああ!!」ドンッ

ジョジョ「っしょ!と!ナイスキャッチ!」ドサッ





116:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:55:38 ID:lFRS719.

少女「ふえぇぇぇぇーっ!!」グワァ

ジョジョ「ん?この少女、様子が少しおかしいです。波紋が強すぎたかしら」

少女「……ハッ!おいたんだえ?」

ジョジョ「うん、やっぱりおかしい」

ツェペリ「いや…おかしいのはその娘だけじゃないぞ!どうやらナイスキャッチされたのは私らの方らしい……その娘は催眠術をかけられとったようだな、ヤツらのステージ…墓場に誘き出されたようだの」

ジョジョ「ッ!!この気配……ディオ!」

ディオ「……陽は落ちたわ…貴方の生命も没する時!」

屍生人「ウジュルルァァアア〜!!」ドドドド

少女「ひええぇぇ!!ななななにー!?あわわわ…化け物ーッ!!」

ジョジョ「貴方、名前は?」

少女「ペ…ペコ」

ジョジョ「よし、ペコ。理由はわからないでしょうけど、私の背に掴まっててね!リュックの帯に手を絡ませて決して振り落とされないように!」

ペコ「うわぁ…お姉さんの背中、すごい広いね」





117:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/21(日) 22:56:25 ID:lFRS719.

SPW「せいッ!…墓場なだけあるね、屍生人の数が多いッ!」ドゴッ バキ

ジョジョ「このまま一気にディオのところまでかけ登るわ!ズームパンチ!!」ドンッ

ツェペリ「ディアナ・ブランドー…個人的には貴様の事は知らん……だが貴様の脳を目醒めさせた石仮面に対してあえて言おう」

ツェペリ「とうとう会えたな!!…そんな不安定なところで戦う気か?降りてこい…」

ディオ「…貴方とっても図々しくてよ、ミセス。私は生物界の頂点…未来を拓く新しい生物となった女王」

ディオ「人間ごときと対等の地に降りていけるわけないでしょう!無礼者ッ!!」ブォアァ

ツェペリ「(ヌウウ…こいつなんと圧倒的な悪の大気よ!既に暴帝になりつつある貫禄か!)」

ディオ「この胸元の傷を癒せば、ジョジョにつけられた火事での負傷は全て完治するわ」ビリィッ

ディオ「いらっしゃい、ミセス。貴方の生命でこの傷の燻蒸消毒をしてあげましょう!」





118:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 03:28:53 ID:/bWXMeak

なんてジョジョらしくて自然なオリジナル展開。
そして引き込まれる。
期待して続きを待つぜッ!





120:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 11:27:10 ID:lFRS719.

ツェペリ「…貴様ーッ…一体何人の生命をその傷の為に吸い取った!?」

ディオ「貴方、今まで食べたパンの枚数を覚えていらして?ねえ、ブリオッシュ」

ツェペリ「………!!」

ジョジョ「ツェペリさん!」

ツェペリ「任しとけい!音をあげさせてやる」コオオオオ

バッシィィン

ツェペリ「流し込む!太陽の波紋!山吹色の波紋疾走!!」ボゴォォッ

ジョジョ「やった!波紋がディオの腕を伝わって行くわッ!」

ディオ「私の太陽はたったひとりだけよ。汚らわしいッ!!」ギィィン!!

ツェペリ「! ディオの腕が…こ、凍っている……」

ツェペリ「ぐあああ!」ボシーッ

ジョジョ「なッ!?ツェペリさんの腕が破裂した!!?」

ディオ「ワンチェンの顔を崩した話も、ジャックを倒した話も聞いているわ。それなのに私が対策を取らぬほど愚かだと思われていたならば、それはとても悲しい事ね」





121:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 11:28:35 ID:lFRS719.

ディオ「ミセス?貴方のエネルギーは血液の流れに関係あるものだそうじゃない。それなら、血管ごと凍らせてしまえばいい。そうでしょう?」

ディオ「このまま腕ごと亀を砕くように頭蓋骨を陥没してあげるわッ!」ドッ グォン

ツェペリ「………!」バシン

ディオ「…ジョジョ…貴方って本当、いっつも邪魔をするのね。嫌な子」

ジョジョ「ディオッ!貴方の野望は私が打ち砕く!」

ディオ「…いいわ。よくも私の拳の動きを止めた、その成長は認めてあげる」

ディオ「けれどジョジョ?私が貴方ならいつまでも私の手に触れていないわよ」

ツェペリ「ジョジョ!」

ジョジョ「わかってます!私とツェペリさん2人ぶんの波紋をディオへ送り込む!」コオオオオ

ジョジョ「くらいなさいッディオ!!」ボッ ガッシャァ!!

ディオ「汚らわしいと言っているッ!!入り込むなァーッあたしの中にィィ!!」ギィイインン!!





122:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 11:29:39 ID:lFRS719.

ジョジョ「あ…あ、ダメ……まだ…足りない!届かない!ディオに波紋が伝わらない、弾かれる!!」ビシバシ バシビシ

ツェペリ「今は!今は!ジョジョだけは負傷させてはいかん!ジョジョの成長の可能性のためにも!」コオオオオ

ディオ「足癖も悪いのね、ミセス。そんな足は捨てておしまい!」ブギン!

ジョジョ「ツェペリさん! っあ!!」ドキュウウン

SPW「なんてこったーッ!ディオが腕を捻っただけで…2人が吹っ飛ばされちまったッ!!」

ジョジョ「うう…っ!」

ジョジョ「すごく冷たい…冷たすぎて火傷するみたいだわ…!」

SPW「ツェペリのオバサンの腕が!このままじゃ血が通わず腐っちまうよ!」

ジョジョ「ディオ…!火事の時より数段強くなっている…!太陽の波紋を送り込めないなんて、ディオは倒せないの…!?」





123:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 11:30:37 ID:lFRS719.

ディオ「正直に言うわね?ジャックを倒したと聞いた時はほんのちょっと驚いたのよ。けれど実際確かめてみて、問題ないと思ったわ」

ディオ「波紋?呼吸法ですって?あはははは!!フーフー吹くなら、あたしの為にファンファーレでも吹いてなさいよッ!!」

ゴゴゴゴゴ

SPW「が…岩盤がさっきから…地震か…?」

ディオ「タルキャス!黒騎士ヴェラフォード!!最早あたしが出るまでも無いわ!出てらっしゃい、こいつらにファンファーレという悲鳴を吹かせてみせなさい!!」

ドドドドド!

ツェペリ「岩盤を割って出て…な、なんだこいつらはーっ!?」

ディオ「英国人なら誰もが知る、伝説の騎士!悲運の女王メアリー・スチュアートに仕えた女傑達よ!!」

ジョジョ「で…でかい…化け物だわ…」

ペコ「(お姉さんも人の事言えない気がするけどなあ…)」





124:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 11:31:49 ID:lFRS719.

ディオ「タルキャス!ヴェラフォード!あんた達に任せるわ。好きにやりなさい、でも必ず殺して死体を持って帰ってくるのよ」

ジョジョ「待ちなさい!ディオ!!」

ディオ「いやよ、飽きちゃったんですもの。だってアンタ、あたしに勝てないじゃない?あははは!あっはははは!!」

ジョジョ「ディオォーッ!!」

SPW「ジョースターさんっ危ない!避けろーッ!!」

ジョジョ「!!」ヒャウッ

ジョジョ「な…に?剣がひとりでに動いた…?痛ッ…!錯覚じゃない、斬られている…」

ヴェラフォード「……ディオ様…必ずや貴方の期待に応えてみせます…」

タルキャス「貴様ら全員生きて帰れると思うな…!」

ジョジョ「く…ッ!!」





127:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 21:11:53 ID:lFRS719.

〜墓地傍の館〜

エリック「………ディアナが戻ってこない。今こそ逃げるチャンスか…?」

エリック「武器がテーブルから引っこ抜いた脚しかないのも心許ないな…連れ去られた時に鞄を落としてしまったからなあ。あ〜簡易医療道具も持ってきたのに…僕の鞄は無事だろうか」ソロリ ソロリ

エリック「(…気持ちの悪い化け物がウジャウジャいるし…ディアナの様子はおかしかったし…一体何が起きているのかさっぱりだ…)」

ディオはジョジョの元へ向かう前に、館に潜む屍生人達にエリックは襲わぬよう、しかし逃がさぬよう命じていた。エリックはそれを知らない。
抜き足差し足と物陰に潜みながら屍生人を避けて逃げているつもりだが、その実、彼はただ追い込まれているだけなのだ。館の奥へ奥へと……

エリック「それにしても…奇妙な館だ…窓という窓はしっかりと塞がれていてビクともしない。ハンマーでもあればな…」





128:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 21:12:50 ID:lFRS719.

エリック「出入口らしい扉の前には更に化け物が揃っているし…どうしたものか」

エリック「……この部屋からは明かりが漏れているな…」ガチャ

ペコ姉「!!」ビクッ

エリック「!?女の子?」

ペコ姉「あ…貴方は人間…ですか?あの化け物じゃあないのッ?」

エリック「…それはきっと、握手してみればわかるよ。こんな状況で無理もない話かも知れないが……どうか…落ち着いてほしい」

エリック「僕は何度か、あの化け物達に触れる機会があったからわかるんだ。彼らはひどく冷たかった。氷よりも、そう、まるで死体のように冷たかった…だから…確かめさせてくれないか」

エリック「君からは人としての暖かみを感じる。化け物を見てからというもの、それがより一層強く感じられる。どうか落ち着いて…そして握手させてくれ」

ペコ姉「………」キュッ

ペコ姉「! …暖かいわ……よ、良かった…貴方は人間なのね?で、でも、あの化け物達の仲間ではないの?」





129:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 21:14:01 ID:lFRS719.

エリック「証拠はないけれど、信じてもらえないかな。僕もこの館に連れ去られてしまったんだ。ここから逃げたい。勿論君も助けてあげたい」

エリック「しかし出入口らしき扉には化け物達が固まっていて、武器もない今は突発する事が難しい…君はどこからここに連れられたんだ?」

ペコ姉「私は…帰りの遅い妹が心配で、探しに出たの…そうしたら、化け物が出てきて…驚いて気を失ってしまって。気づいたらこの部屋に…」

エリック「…そうか…可哀想に、怖かったろう。…天井にあるのは明かり取りの窓か、だからこの部屋だけは不思議と明るかったんだな。もう夜か…月が出ている」

ペコ姉「私がこの部屋で目を覚ました時は、夕陽が沈む頃だったけれど、何故か光が当たるこの位置にいると化け物は近づいて来なかったわ」





130:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 21:15:10 ID:lFRS719.

ペコ姉「まるで太陽を怖がっているようだった。思えば、妹を探していた時も、鬱蒼とした森の中に入った時だったし…妹はそこでよくかくれんぼしているから」

エリック「その話からすると、あいつらは太陽が苦手なんだろうか?窓や出入口を頑なに塞ぐのも、光が入り込まないようにするため…?」

ペコ姉「でももう、陽が沈んでしまったわ…」ガタガタ

エリック「うん…あの明かり取りの窓も、天井が高すぎて届かないな…この部屋にも窓はあるが…割っても飾り枠が邪魔で潜り抜けられるかどうか…」ナデナデ

エリック「…僕が連れ去られた時は、トンネルにあった隠し通路を使われたんだ。君が浚われた時も多分、同じようにしたのかもしれない。どこかに、外へ繋がる抜け道が…」

エリック「逆に考えてみるんだ…地上から外へ出られないなら、逆に地下へ行ってみれば…もしかしたら…」

ペコ姉「……そういえば、あの扉の奥へ…何人か女の人が連れて行かれるのを見たわ」





131:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 21:16:49 ID:lFRS719.

エリック「もしかすると、まだ生きている人が他にいるかもな。君はそこから動かないで。そのテーブルにある燭台から蝋燭を抜いて持っているんだ、いざという時の武器にして」

ペコ姉「あ、危ないわ!化け物が潜んでいるかも…!」

エリック「その時はその時、さ……大丈夫、僕は死なない。死ぬわけにはいかない…大丈夫、大丈夫だ…」ドキドキ

ギギギィ…

エリック「………」

ペコ姉「………」ホッ

エリック「…ホラー小説なんかだと、安心した次の瞬間!ギャー!!…なんて展開だけれど、うん、大丈夫…何もいないな。どうやら地下へ続く階段らしい」

ペコ姉「こんな時にそんな冗談はよして!もっと怖くなるじゃない!」

エリック「ハハ、すまない。しかし暗いな…さっきの蝋燭をくれないか?もう一度火を点けて辺りを照らしたいんだ。中を見てくるよ」

ペコ姉「わ…私も一緒に行きます!」





132:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 21:17:50 ID:lFRS719.

エリック「…結構奥まで続いているな…ついて来るなら足元に気をつけるんだよ、ところどころ何かで濡れているから滑らないように」コツン… コツン…

ペコ姉「なんだか生臭い…暗くてよくわからないけれど、これってもしかして、血じゃないの…?」コツン… コツン…

エリック「…!扉があるぞ…開けてみよう」

キィィ…ィ

エリック「うっ!!」

ペコ姉「ひ…!」

そこには異様な光景が広がっていた。
鋭利な刃のついた磔台、散らばる拘束具、一体何人を傷つけたのか想像もつかないほど、べったりと血糊のついた刃物の数々。
普通の人間ならば、拷問部屋と表すところだろう。しかしここは屍生人にとっての調理場だった。

エリック「惨い……!人間をこんな…ここまで……」

ペコ姉「ねえ!この人、まだ生きているわ!」

女「……うう…」

エリック「大丈夫ですか!?しっかりしてください!今、縄を切りますから!」





133:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/22(月) 21:19:29 ID:lFRS719.

エリック「く…!やたら固いな…手じゃ無理だ、そこのナイフを…」

ガシッ!

エリック「!!?(…冷たい!)」ゾクッ

女「あああ…あああああ!!血ィィィイイ〜血がァァ血が足りない、血が足りないのォォォ!!あたしの血!吸われてしまったァァ〜」グワァ

ペコ姉「きゃああああ!!」

エリック「し…しまった…この人も……!」

女「寒いィィイイ寒いのォォォォ!!貴方の血を分けて、私を暖めてェーッ!!」

エリック「うあああ!!ぐ、く…、な、なんて力だ…腕が…!お、折れる…!!」メキメキ

ペコ姉「お兄さんを離してッ!!」ゴンッ!!

女「うぐっ!」

エリック「花瓶!?あ、ありがとう、助かった」

ペコ姉「早く!早く離れてッ!!逃げるの!」

女「ああああ!!血ィィ!血をよこせェ!飲ませろォッ!寒い!寒いッ寒い寒い寒いんだよォォッッ!!!」ブチブチィッ

エリック「な…なんて事だ…体ごと引きちぎって縄から抜け出すなんて!!」





135:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 01:29:20 ID:lFRS719.

ペコ姉「早く!早くこっちへ!扉を閉めるから!」

エリック「しかし…ナイフを手に入れられたのはラッキーってとこか…!」

バタン!

女「うああああ!!」バキバキィ

エリック「ああ!ああ神様!!なんて事だ!手も下半身も無いのに、扉を突き破ってきた!!」

ペコ姉「もう…ダメなの…?……ッ!」

犬屍生人「ウシャアアア」ビュッ!

女「ギャバァァアア」バキ! バキバキグチャ

ペコ姉「いやああああ!!」

エリック「見ちゃダメだ!!」サッ

エリック「な…なんなんだ、あれは……犬…?いや…人の頭がついている……た、食べている…?」

ディオ「犬と人間の死体同士を合体させて造ってみたのよ。神話に出てくるような生物を…美しいかと思って、ね」

エリック「…!ディアナ!!」





136:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 01:30:41 ID:lFRS719.

女「ギィイイ〜ッ!アギァア!アァァ〜ァ」

エリック「!!…頭だけになっても…動いているなんて……!」

ディオ「醜い」グシァ

ペコ姉「ひぃっ!!ひ…酷い……踏み潰すなんて…」ガクガク

ディオ「酷い?なら何故貴方は彼女から逃げ出したの?酷い、可哀想と思うならば、逃げ出す事は酷くないのかしら?抱き締めてでもしてあげれば良かったんじゃないかしら」

エリック「……やめるんだ、ディアナ。この子を責めるな」

ディオ「そうね。ごめんなさい、お嬢さん。私、今とても気分がよくて。とっても楽しくて、ついはしゃいでしまったわ。どうか許して頂戴ね?」

ペコ姉「………」

ディオ「貴方もわかるでしょう?うふふ…今ね、長年付き合ってきた子と遊んできたばかりだったものだから。とってもとっても楽しかったの」

ディオ「もがいて足掻いて、滑稽だったわ…昔っから礼儀知らずな子だったけれど、どうやら少しは成長したみたい。それでも私には到底及ばなかったけれどね」





137:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 01:31:41 ID:lFRS719.

エリック「ディアナ…!まさかそれは、ジョジョの事か!?」

ディオ「ダメよ、エリック。そんな汚らわしい名を呼んでは、口が曲がってしまうわよ?なぁんてね」クスクス

ディオ「そうよ、ジョジョの事。でも貴方は気にしなくていいわ。それでも気になるなら、もうすぐ会えるんじゃないかしら?」

エリック「ジョジョ!ジョジョは今、どこにいるんだ!?ディアナ!君はジョジョに何をした!?」

ディオ「エリック。貴方、お肉は好き?私が作ってあげるわ、楽しみにしていて。ミートパイにしましょうか?ジョジョのミートパイ、ジョジョのソテーにジョジョのシチュー」

エリック「………!ディアナッ…!」

ディオ「ああどうかそんな顔をしないで、愛しい人。心配しなくても大丈夫よ。…私、料理は得意だから」

エリック「そうじゃない!!ディアナ!君はどうかしている!冗談ならばちっとも面白くないぞッ!?ふざけるのもいい加減にしないか!」





138:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 01:32:56 ID:lFRS719.

ディオ「どうもこうもしていないわ。私は私。貴方の知るディアナ・ブランドーよ」

エリック「…ディアナ……」

エリック「ディアナ、君は……もう、帰っては…来れないんだね……」

エリック「何故……こんな事に……どうして…」

ペコ姉「お兄さん…」

ディオ「ああエリック。嬉しいわ。私の為に泣いてくれているのね?その涙も私のものなのね。ああ、エリック。私とても嬉しい。嬉しいわ」

ディオ「貴方も私と同じ世界に来ればわかる事よ…だから今は泣いて。この世界に踏み入ってしまったが最後、その涙は永遠に失われる事でしょう。今だけのもの…そう思うと、とても美しいわ。とても美しく…儚いものね」

ペコ姉「…あ、貴方は…本当に醜い化け物ね!」

ディオ「ふふ…気の強い子だこと」





139:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 01:33:52 ID:lFRS719.

ディオ「ねえ、お嬢さん。どうして私が貴方を生かしていると思う?本当ならね、エリックにベタベタする女は誰であれ引き裂いてやりたいくらいなのよ?」

ディオ「ねえ、どうしてだか…わかる?」ソッ…

ペコ姉「…!(この人の手…お兄さんの言ったとおりだ、つ…冷たい…!頬が凍りついてしまいそう…)」

ディオ「うふ…。例えば…そう、例えば、よ。貴方の若さを例えるなら、丁度この薔薇くらい。花開く前の、若々しくみずみずしい、生気に満ち溢れた、一番美しい時期」

ディオ「綺麗な肌ね…すべすべして、ふわふわで。ねえ?私、貴方が好きよ。けれど、その美しさはやがて枯れてしまうもの。萎れて枯れて、醜く崩れてしまうもの」

ディオ「けれど、その若さと美しさを永遠に保つ方法を私は知っているわ。ねえ?お嬢さん。私のお友達になってくださらない?私の傍に来ればいいだけの事…」チュ

ペコ姉「!!?」バッ!





140:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 01:34:53 ID:lFRS719.

ディオ「やっぱり、柔らかい頬ね。けれどその唇も素敵。髪も艶々で羨ましいくらいだわ。ふふ…唇も、髪も、味わいたいものだけれど」

ディオ「私、友情を押し付ける程、図々しい女じゃないわ。貴方が決めていいのよ?貴方の運命は貴方のものだものね」

ペコ姉「………」

ディオ「私のお友達となる?ならない?選んでいいわよ…」

バシィッ!

ディオ「!!」

ペコ姉「…な……何度だって言ってあげるわ……あ、貴方は醜い!永遠に呪われた化け物よ!!」

エリック「………」

ペコ姉「お兄さん!お兄さん、しっかりして!逃げましょう、立って!早く!!」

ディオ「…本当に気の強く、美しい子。お友達になれなくて残念だわ。ええ、とっても」

ディオ「…私の顔を叩いたお仕置きはしなくちゃならないのも、残念に思うわよ?」





141:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 01:36:02 ID:lFRS719.

ペコ姉「きゃあっ!」ガッシィ

ドゥービー「………」

エリック「!!やめろ!その娘を離せ!」

ディオ「紹介するわ。彼は怪人ドゥービー…このまま彼に遊んでもらうのも面白いかもしれないけれど」

ディオ「お嬢さん、私は貴方が好きなのよ。ウフフ…だから最期のお別れはきちんとしたいの。私の手でね…」

エリック「ディアナ!やめさせろ!このっ、彼女を離せ……っあ!?」

エリック「な、な…!?へ、蛇…!?どこから、…うぐっ、く、首に巻きついて」ギュウウゥ

ドゥービー「ウシューゥゥ…」

エリック「ふ…覆面の中から、蛇が…ッ!?」

ペコ姉「離して!降ろしてッ!!」

ディオ「お嬢さん、美しい貴方に相応しい、美しい死をプレゼントしてあげるわ」





142:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 13:49:17 ID:lFRS719.

ディオ「ウフフ……ねえ?美しいと思わない?」

ペコ姉「!?」

屍生人が運んできたもの、それは一見すれば鉄製の聖女像だ。ディオが聖女の胸元に手をかけると、像は真ん中からバクリと開く。
それは凶悪ッ!聖女が悪魔へと変わる一動作!聖女像の中は無数!無数の鉄針が犠牲者を待ち構えていたッ!

ペコ姉「なんて悪趣味なの…!」

ディオ「私、これが大好きなのだけれど、一度使うと掃除と修理が大変なのよねえ…中の鉄針がすぐにダメになってしまうの。聖女は生涯一人しか愛さない純粋な存在、きっとそれを表しているのかもしれないわね」

ディオ「さあお嬢さん。聖女に抱かれて死になさい。生娘のまま、清らかに美しく。流れ出る血は私が無駄にしないと約束しましょう、どうか安心してね?」

ペコ姉「いや!いやっ!離して!!」

エリック「くそッ!この、蛇め…!」ザシュ

エリック「その子を離せ!」ドンッ





143:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 13:50:07 ID:lFRS719.

ドゥービー「ウシッ!?」グラ

ディオ「まあエリック!ナイフだなんて、どこから持ってきたの?」

ドゥービー「逃ィィィがァァァァすゥウガァァアアア!!」グワァ

エリック「!!」

ペコ姉「きゃああ!!」

ディオ「おやめ!ドゥービー!!」

ゾンッ

エリック「!?鉄柱?」

ドゥービー「アンギャアアァァアァ!?ダッ誰りダァ〜!?」ブシーッ

ジョジョ「屍生人になど、誇りある我が名を教える必要はないッ!」バン

エリック「君は…!」

ペコ「おねーちゃん!大丈夫!?」

ペコ姉「ペコ!?ペコなのねッ!」

ディオ「…!まさか……しくじったの、あの2人…」

ディオ「もう…興が冷めちゃったわ。着替えてくる。ドゥービー、彼女らをもてなして差し上げて」





144:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 13:51:14 ID:lFRS719.

SPW「待ちやがれッディオ!また逃げるのか、テメーッ!!」

ディオ「イヤね。お客様がいらしたというのに、埃で汚れたドレスで出迎えては失礼というものでしょう?」ス…

ジョジョ「ぬおああ!」グワッ

ドゥービー「ウシシィシィシィ〜…」ボコォ ボコォ

ジョジョ「あの頭の中!…何かいるわ…」

エリック「気をつけろ!そいつ、蛇を出してくるッ!!」

ドゥービー「フシャァッ!!」バリバリ バッ!

ペコ「ああっ!ねえちゃんが蛇に噛まれたよッ!そ…それもいっぱい!」

エリック「た…大変だ!早く手当てをしなくては、猛毒が…」

ジョジョ「大丈夫よ、エリック。これくらい……ふん!」ビュ ビュッ

エリック「なんて事だ!毒を絞り出しただって!?なんて…なんて……たくましいんだ…」ポッ

SPW「………坊っちゃんは相変わらずで良かったよ」





145:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 13:52:56 ID:lFRS719.

ジョジョ「ほんの少しだけ波紋を送り込んで、蛇の血液をとち狂わせてあげるわ!」ドゲッ

ドゥービー「う…うわあぁぁ!!なっ何をする蛇ども…蛇にく、喰われるゥゥゥゥそんなああぁ」ムシャムシャ


ペコ「うわああん!おねーちゃーん!!」

ペコ姉「ああペコ!良かった…!」ギュッ

エリック「…ジョジョ!!すまない…黙ってついて来てしまったばかりに、君に迷惑をかけてしまった」

ジョジョ「いいのよエリック、いいの。貴方が無事で……本当に、良かっ…」ジワ…

エリック「ジョジョ…?」

ジョジョ「う…う、(ダメ……エリックの顔を見たら…涙が)」

ジョジョ「(安心したら…堪えていたものが……ああ、ここまで来て!こんな時に!!お父様、ヴェラフォード、……ツェペリさん!!ダメ…泣いちゃダメ……ダメなのに)ううぅっ!!」ググッ

……いついかなる時も、呼吸を乱すな、ジョジョ!

ジョジョ「……はい…ツェペリさん…!」グッ





146:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 13:54:23 ID:lFRS719.

エリック「………たくさん辛い思いをしてきたんだね、ジョジョ」

ジョジョ「ごめ……なさい、でも、大丈夫。もう大丈夫」

エリック「今は君に涙を飲ませてしまって、すまない。けれど、もう少しの辛抱だ。今度こそ君の傍にいられる。君を支えたいよ、ジョジョ」

ジョジョ「ええ……貴方が無事で、傍にいる。それだけで力が湧いてくるわ!」

ジョジョ「私…ディオを倒すわ!彼女はもう帰ってこない、悪魔に魂を渡してしまったんだもの…」

エリック「うん…僕も見たよ、彼女は…変わってしまった。もう、あれは…ディアナじゃない。ディアナに似た何かだ」

エリック「…スピーディワゴンさんも。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

SPW「まったくだ!…まあ、この戦いが終わったら、旨い酒のひとつでも奢っとくれ。それでチャラにしよう」

エリック「はい、お約束します!」クスクス





147:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 13:55:29 ID:lFRS719.

ストレイツォ「再会の喜びはそろそろそこまでで。潜む屍生人どもは倒しました、あとはあの扉の向こう…あの吸血鬼が逃げた先へ」

エリック「…彼らは?」

SPW「老師トンペティ、ダイアー、ストレイツォっていって…ジョジョのお師匠さんの、そのまた師匠さんとお弟子さん、さ。力を貸してくれるそうだ」

トンペティ「貴方がたはワシらが守りましょう、どうぞご安心くだされ。あの吸血鬼は…石仮面は、ジョジョ。彼女が倒すのです」

エリック「ありがとうございます…足手まといにならぬよう、僕も覚悟を決めます」グッ

SPW「(…ナイフなんざ構えて、いっちょまえに。男の顔になったねェ、坊っちゃん)」

エリック「気合いづけに、ジョジョにひっぱたいてもらいたいところだけれど…自重、自重」ブツブツ

SPW「(と思ったけど、すまんありゃ嘘だった)」





148:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 19:59:20 ID:lFRS719.

バァーン

ジョジョ「…地獄から戻ってきたわよ、ディオ」

ディオ「……ジョジョ…」

エリック「(煌々と輝く満月を背にして佇むディアナ)」

エリック「(飲まれそうになる…追い詰めたと思ったのは嘘で、実際は僕達の方が追い込まれているんじゃないか?そうとすら思ってしまえるほどに、冷たい…ディアナの醸す雰囲気が、深く暗く、黒く冷たい)」

エリック「(あの笑顔が僕は恐ろしい!大胆不敵!いっそ爽やかとも思えるほど、輝く微笑みが!ああ…神様!彼女は悪魔だ!!)」

屍生人1「ディオ様ァァァ!ここは俺達に奴の処刑を命令してくだせえ〜」ザザザ

屍生人2「血もォォ脳髄も臓物も爪の一欠片も残さずゥゥゥゥ喰らってやります〜ゥゥゥ」ゴゴゴゴ

ディオ「…いいえ。ジョジョだけは…ジョジョだけは、私が殺るわ」

ディオ「……ね〜え?ジョジョ…正直に言うとね…私は貴方をこの手にかけたくなかったのよ」

ジョジョ「………」





149:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:00:15 ID:lFRS719.

ディオ「だって幼なじみですもの…長年一緒に暮らしてきたんですもの、そんな貴方をアンデットになんかしたくなかったのよ?だからあの2騎士に処刑を任せてしまったの」

ディオ「けれど貴方は生きている…いっつもそう、貴方はいつもいつも……いつもいつもいつも!!私の邪魔ばかりして、おとなしく言うことを聞いた試しがない」

ディオ「子供の頃から何度も思い知ったことだったのにね。私の詰めの甘さ…女王としての精神的甘さ、弱さと悟ったわ」

ディオ「もう躊躇わない。ドレスが汚れようとも手が汚れようともかまわないわ。今!貴方を惨殺処刑してくれる!!」

ジョジョ「……ディオ…貴方だけは許せない。私は迷いを捨てた!貴方を葬ることに罪悪感などない!!」

ディオ「………」クスクスクス





150:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:01:09 ID:lFRS719.

ディオ「ねえ?それはそうと、ジョジョ。あの足癖の悪いミセスはどうなさったの?うふふ、是非ご挨拶したいのだけれど、どちらにいらして?」

ジョジョ「!!………ディオ!!」ガシィ

ダイアー「ジョジョ!お前は下がっていろ!奴への恨みなら、このダイアーが先に晴らす権利がある!」バン

ダイアー「ツェペリさんとは共に苦行を乗り越えた20年来の親友だったのだ!」

ジョジョ「ダメよ!ダイアーさん!ディオには貴方の知らない隠された能力があるの!」

ディオ「ふふ…友人、ねえ……はたしてそれだけだったのかしらね?」

ダイアー「………」スオオオ

ディオ「まあ、面白い動き。それは武道か何か?人間も捨てたものじゃなかったのかしら、修業次第でこんな不思議な軽やかさも手に入れられるのね。貴方とダンスを踊ったら楽しそうだわ」

ダイアー「その寝言ばかり垂れる口!今すぐ封じてくれる!!」フワッ





151:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:02:00 ID:lFRS719.

ディオ「…あのミセスも、貴方も…本当に足癖の悪いこと。とてもお似合いよ、貴方達。私に敵わないところもねッ!!」バシィーン!

ダイアー「かかったなアホが!くらえ!稲妻十字空烈刃!!」ギャァァーン!!

ディオ「言ったでしょう?私には敵わない、って。無駄よ!無駄無駄無駄無駄ァーッ!!」

SPW「あ…あれはッ!!」

ダイアー「う…う動かん!?」ピッキイーン

ジョジョ「ディオの気化冷凍法!!相手の体内水分を一瞬にして気化させ凍らせる技…でも、あれは!」

SPW「前に見た時よりも遥かに早く強力だ…ダイアーの体が一瞬にして凍っちまった!」

ダイアー「き…貴様ッ…!」ピキピキ

ディオ「ウフフ…あの世で会えるといいわね、ミセスと。よろしく伝えてくださる?」

ジョジョ「やっ!やめてーッ!!」

ドバァァアン!!





152:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:03:07 ID:lFRS719.

ジョジョ「うあああああーッ!!ダイアーさんーッ!!」

ディオ「砕け散る氷の破片の美しいこと……足癖は悪くても、とても素敵だったわよミスター。無駄死にだったけれどね!あっははははは!!」

ドサァ

エリック「な…なんて事を…ッ!」

ダイアー「………せ…青年……どうか…私の頼みを聞いてくれ……」

エリック「!!貴方、まだ意識が!?」

ダイアー「わ…私の顔を奴に…ディオの方角に転がしてくれ…!早く!!今しかない…ッ!」


ジョジョ「ディオ…!ディオ…ッ!!」

ディオ「さあジョジョ、次は貴方の番よ。貴方にも残酷で美しい死を贈ってあげるわ…」

ビュオッ

ディオ「ぐ!?」ドズゥッ

ダイアー「フフ……は…波紋入りの薔薇の棘は…い、痛か……ろう…、淑女には………薔薇が似合う…ぞ?フフ…フ」ピシ バシッ

ガシャン!!

エリック「ダイアーさん!!最期の力を振り絞ってまで…!」





153:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:04:17 ID:lFRS719.

ディオ「よ…よくも…よくもよくもよくも!!!」ボシューッ

ディオ「カエルの小便よりも下衆な!下衆な波紋なぞをよくも!!よくもこの私に!!このあたしの顔に傷をつけたわねェェェェッッ!!!」

SPW「本性を表しやがったな、性悪女が!どう着飾ろうと、ひっぺがしゃこんなもんだ!!」

ディオ「いい気になってるんじゃないわよ!!あんた達全員!亡者どものエサにしてやる!!亡者どものクソになり下がれェーッ!!」

ペコ「ひぃぃい!!亡者が回りを囲んでいるよォォ!!」

ペコ姉「ペコッ!!」ギュッ

ストレイツォ「このストレイツォ容赦せん!」

SPW「ペコ達はあいつらが守ってくれている…しかし問題はディオ!!」

SPW「素早く怪力であるアイツを仕止めるのに……勝負は一瞬!!2人のすれ違いざまに決着がつくはず!」

エリック「ジョジョ…!」





154:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:06:22 ID:lFRS719.

ディオ「絞り取ってやる!アンタの生命を!」

ジョジョ「浄めてあげるわッその穢れたる野望!この勇者ヴェラフォードの幸運と勇気の剣で!」

バババッ

ディオ「!いつの間に薔薇なんか隠し持って…師匠が足癖なら、アンタは手癖が悪いのね!!」バッ バッ

ジョジョ「今だあーッ!」

SPW「うまいッ!右目が潰れているディオの死角に回り込んだ!」

ディオ「チッ!戦い慣れているわね、コイツ」

ジョジョ「やあああ!!」ドンッ

ディオ「GYYYYAAAAAA!!う…腕がァァァァ!!」

ジョジョ「うおおおお!!」ドッズゥゥ

エリック「ジョジョの剣が!ディアナの頭から首までを斬り裂いた!」

SPW「そのまま真っ二つにしちまえーッ!!」

ディオ「(___だけ…は…ッ!!)」クワァッ

ジョジョ「!?」グッ

SPW「なっ!?何故手を止めるんだいッ!?ジョースターさん!!」





155:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:07:20 ID:lFRS719.

ディオ「……違うわよ…止めたのは、ジョジョじゃないわ……」ゴボ

エリック「あ!あれはッ!!ジョジョの手が凍っている!!」

ジョジョ「!!」ドォスゥ

ジョジョ「(し…しまった!ディオの指が!私の首に…!!に…逃げなきゃ…蹴りを放って!)」ゴォアッ

ディオ「無駄ァッ!!」ガシ ピキーン!

ディオ「暴れちゃダ〜メ、ジョージョォォ…暴れるとこのデリケートな"管"がプチンと切れてしまうわよォ〜っ?このコリコリと弾力のある"頸動脈"がねェェェェ!!」

SPW「ジョースターさん!助けなきゃ……ううっ!?」

エリック「斬り落としたディアナの腕が動いている!」

ディオ「食事の邪魔をしないでね?マナーがなってなくてよ、マナーが」

ジョジョ「…ディオ…勝ったと思わないことね!貴方は今!ミスを犯しているのだからッ!」

ディオ「…なんですって?……!!ジョジョ!あんた何故!凍らせた腕が溶けているの!?」





156:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:10:53 ID:lFRS719.

ディオ「はっ!…剣先を…松明にかざして炙って…伝わる火炎の熱で溶かしたのね!!ッ小賢しい真似を!」バギィン

SPW「ああッ!ジョースターさんの腕が自由になったはいいが!ディオに剣を折られちまった!!」

エリック「ジョジョー!!これを使ってくれーッ!!」ビュッ!

ジョジョ「ナイフ!?」パシィッ

ディオ「ナイフ!!ナイフですって!?」

その時ッ!ジョジョの脳裏に!ディオの脳裏に!!駆け巡るのは過去の記憶!!
ナイフ!野望を貫く鋭き刃!!命運を分ける鋭き刃!!

ジョジョ「このナイフに!!波紋を乗せる!!うおおおお山吹色の波紋疾走ーッッッッ!!!」ボッゴァ

ディオ「KEEEEEYYAAAAAAAA!!!」ドオッシュウッ

ディオ「ああ…ああああ!!あたしの体が!あたしの体が溶けていく!い…痛い!!熱い!!いやあああああ!!!」ジュウウゥゥ





157:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 20:11:58 ID:lFRS719.

SPW「ああ!ディオが崖下に落ちていく!!」

ディオ「グッ!グァァアア……ああああ…!!」バシュゥゥゥ

ジョジョ「崩れていくわ…ディオが……良かった…ちゃんと波紋は流れていたの…ね……」フラッ

エリック「ジョジョ!」

SPW「無理もねえ…たった一晩に何人も死んでいる闘いをしてきたんだ、そりゃ倒れるさ!」

SPW「だが!勝ったんだよ、ジョースターさん!!アタイ達は勝ったんだ!ディオは死んだ!!世界は救われたんだァァッッ!!」

トンペティ「フフ…今は休ませてやりなさい。わしらはあとの屍生人どもを大掃除じゃ!」

ストレイツォ「はいっ!」

エリック「ああ…ジョジョ……!!良かった…本当に…良かった……!!今度こそ泣いていい…ディアナとの青春…辛く苦しい戦い…泣いていいんだ!ジョジョ!!」ギュウッ





158:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 21:54:32 ID:lFRS719.

ディオ「ぐぅぅ……あああ…ッ!!あ…ぁ、…く…波紋……頭に……、……に…到達する…前に……!!」ドンッ

ワンチェン「ディ!ディオ様ぁぁぁ〜!!」

ディオ「ワンチェン…!早く…私の体を切り離せ……!!首だけじゃない…体……腹を!!」

ディオ「私の…私の太陽はたったひとつ……たったひとりだけよ……!!私の中に入ってくるな!死ぬものか…!このままで終わるものかァァァァ〜ッッ!!!」

ワンチェン「おお…おおお、ディオ様…!!その執念……!流石…ディオ様…」

ディオ「ジョジョ…!あたしの弱さが油断ならば……あんたの弱さは、その甘さよ……!!絶対に…死ぬもの……か…ッ!!」ギリリィッ





159:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 21:55:39 ID:lFRS719.

〜数十年後〜

エリザベス「お義父様、お義母様!ジョージから手紙が届きましたわ。…あ、スピーディワゴン様、いらしていたのですね。失礼致しました」

SPW「よっ、エリザベス。元気そうで何より。今日はちょっとね、ジョセフの顔を見に来たんだよ」

エリザベス「それはジョセフもとても喜びますわ、あの子、スピーディワゴン様の事が大好きだから」

SPW「そうかい?こないだなんか耳をもがれるかと思ったけどね〜、いやー誰に似たんだか力が強いんだから、あの子は!」

エリック「ハハハ!きっとジョジョ譲りなんだろうけどね」

ジョジョ「エリックったら。そうそう、エリザベス?さっきジョセフが泣いていたの、今は乳母が見てくれているけれど、これから私達も面倒を見にいこうとしていたところなのよ」

エリザベス「まあ!すぐにジョセフのところへいきます。お義母様達はゆっくりしていてください、あとでジョセフを連れて来ますから」パタパタ…





160:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 21:56:26 ID:lFRS719.

SPW「…いやしかし、上品だが元気な娘だね、エリザベスは」

エリック「波紋の才能も素晴らしいんだ。本人は幼馴染みのジョージに影響されたと言うけれど、僕は絶対、ジョジョの影響だと思うな」

ジョジョ「…本当は2人とも、波紋を継いでは欲しくなかった…というのが、正直なところだけれどね……戦いは終わったのだから…もしも彼らが、事件に巻き込まれてしまったらと思うと…」

SPW「それは考えすぎだろ、ジョースターさん!才能ってのは眠らせとくもんじゃあない、開花させるべきもんだ」

ジョジョ「…そう…そうよね。ごめんなさい、時折ひどく怖くなってしまって」

エリック「……無理もないさ、あんなにも凄まじい戦いだったんだ…けれど、大丈夫だよジョジョ。僕達の子供は強い。真っ当に生きていくさ」

ジョジョ「………ええ。そうね」





161:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 21:58:01 ID:lFRS719.

ジョジョ「(そう…考えすぎよね……数十年前の戦い…ディオの体が崩れるのを私はしっかりとこの目で見たのだから)」

ジョジョ「(ディオ……何故か、腹を…庇っているように見えた。……それで一瞬気が緩んでしまったと思ったけれど…大丈夫。大丈夫よね……波紋はしっかりと伝わったはず)」

SPW「まっ、大丈夫さ!ジョースターさん、今のアンタにゃジョージもエリザベスも、ジョセフだっているんだ。頼もしい戦士達がな?どんな運命だって切り開いていくだろうよ」

SPW「まー、ジョースターさんの一番愛する騎士には敵わないかもしれないけどねェ〜?なあ、坊っちゃん!」

ジョジョ「もう、スピーディワゴンったら!恥ずかしいわ!」ヒュッ

ブワッシィン!!

ジョジョ「あ!ごめんなさいエリック!大丈夫!?鼻血が!」

エリック「うん!ナイススナップだ、ジョジョ!!」ボタボタ

SPW「ついに割り込むように…!」





162:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 21:58:57 ID:lFRS719.

SPW「ったく…というかジョースターさん、アタイさっきからその手紙が気になるんだよ。読んでみようぜ?」

ジョジョ「あ、そうね。スピーディワゴン、読んで聞かせてくれる?」

SPW「ジョージも今や英国空軍か〜、ついこの間までハナタレ坊主だと思っていたのにねェ…月日が経つのは早いもんだ」ガサガサ…


『親愛なる父様、母様。

 お久し振りです。続く冬の寒さに体調など崩されてはおりませんか。
 僕は今、勇敢なる空軍パイロットの一人を目指し、日夜厳しい訓練に励んでおります…

 …ジョセフも元気に育っているでしょうか?休暇を待ち遠しく感じてなりません…』

SPW「ハハハ!まったく、ジョージも随分と子煩悩になっちまって。ほとんどがジョセフの事ばっかりじゃないか」

エリック「ジョージが帰ってきたらパーティを開くとするか」





163:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 22:00:19 ID:lFRS719.

SPW「…どうやら軍の中でも友人ができたらしいね……ん!?」ガタッ

ジョジョ「?どうしたの、スピーディワゴン」

SPW「い…いや……気のせい…だよな、ただの偶然だよな?しかし…でも……!」

エリック「…ちょっと僕にも手紙を見せてくれ」ガサ

『…先日、宿舎に新しい友人が一名入りました。とても気さくな人物で、好感が持てます。
 なんでも、昔大怪我を負った母親がいるとのことで…彼もまた、僕と同じく帰郷を心待ちにしている一人のようです。
 故郷が僕と同じなようで、それにもまた親近感が沸き……』

エリック「……!!まさか…いや…そんなバカな…!!」

SPW「待てよ…!そいつの名前……綴りを見てみろ!!こんな…こんな偶然!いや!考え過ぎなだけだ!あってたまるか!!そんなこと!」

ゴゴゴゴゴ

ジョジョ「………!!そ…そんな……」





164:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 22:01:15 ID:lFRS719.

 「君はジョージ・ジョースターだね」

 「そういう君は……」

 「僕は…ダイオニシアス。大層な名前で少し恥ずかしいんだ、長くて呼びにくくもあるだろう、だからこう呼んでくれないか…頭をとって――」


 「――ディオ。ディオ・ブランドー。これからよろしく……ジョージ・ジョースター…」



【終わり】





165:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/23(火) 22:02:38 ID:lFRS719.

100%中の100%なDIOが三部に出てきたり純度高いジョルノが産まれたり。リサリサと一緒にジョージも戦うかもしれなかったり。

色々すっ飛ばしたり迷走したりとすみません。
読んでくださった方ありがとうございました。





166:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/24(水) 10:14:33 ID:N8kDZvNw

おっつおつ





167:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/24(水) 17:05:54 ID:FRN2CaZY

乙でした

不覚にも「このストレイツォ容赦せん!」で吹きそうになったw
よくネタで見るからかな
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