1:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 00:51:44 ID:rvB7mWvw

エリック(エリナ)「返して!返してくれ!本が破ける!!」

少年1「おいエリック!この医学書買ってもらったのか!?お前の親父ヤブ医者のくせに儲けてっからな!」

少年2「よしッ中を開いて見てやるぜ!解剖図と称して女の裸が載っているか確かめてやる!」

エリック「」ワナワナ

ジョジョ「やめなさいよォ!!本を返してあげなさい!」


 
 
2:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 00:53:33 ID:rvB7mWvw

少年1「なんだお前!?女のくせに、エリックの知り合いか!?」

ジョジョ「知らない子だけど私には戦う理由があるわッ」

ボギャアア!!

少年1「」

少年2「金!!」マエカガミ

エリック「的!!」マエカガミ

少年1「」ピクピク

少年2「なっ!何をするだァーッ!!ゆるさんッ!!」

メメタァ

エリック「ううッ…あの位置は……急所だ…!」マエカガミ





3:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 00:55:19 ID:rvB7mWvw

少年1「くっ…くそ……これ見よがしにハンカチで股間を蹴りつけた足を拭きやがって……」ヒョコヒョコ

少年2「ジョースター家のひとり娘が…覚えてやがれ……」ヒョコヒョコ


エリック「………」

ジョジョ「…勘違いしないで頂戴、私は貴方がイケメンだから助けたわけじゃあないわッ!!」

ジョジョ「私は本当の淑女を目指しているの!女だからって困っている相手がいたら、相手がどうであれ助けを差し伸べるのが淑女と思っているだけよッ!あとイケメンは正義だからよッ!!」ザッ


エリック「………(ハンカチ…ジョーン・ジョースター)」

エリック「(淑女を目指すというわりに迷いの一点もない金的攻撃…ハンカチを出して名前をわざと見せなくとも瞬殺だったのに)」

エリック「(きっと…これも彼女の言う本当の"淑女"になるために必要な事………なの……かな…?)」





4:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 00:56:37 ID:rvB7mWvw

ジョジョ「あら、家の前に馬車が。誰かしら…?」

ジョジョ「(ハッ!そうだ…ディアナ!この子の名前はディアナ・ブランドーだわ!お父様の命の恩人が亡くなられたのでお父様がその娘を引き取り、ジョースター家で生活する事になった…私と同い年の女の子だわ!)」

ジョジョ「貴方はディアナ・ブランドーね?」

ディオ「そういう貴方はジョーン・ジョースター」

ジョジョ「みんなジョジョって呼んでいるわ…これからよろしく」

ディオ「…そう。なら私のこともディオって呼んで頂戴、前の街ではそう呼ばれていたの」

ジョジョ「あら、なんだか男の子みたいな名前ね」

ディオ「………色々あるのよ」





5:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 00:58:33 ID:rvB7mWvw

ワンワンワン!!

ジョジョ「あっ、ダニー!紹介するわ、私の愛犬なの!とても利口なのよ、決して人は噛まないわ」

ディオ「………」



ディオ「(ここで一発ボギャァァとやるのが挨拶と貧民街で教わったけれど…)」

ディオ「でもダメェェェェーッッ!そんなの出来るわけないわァァーッ!だってとってもとってもとーっ………ても!!はしたないんですものォォォ!!」カァァ

ジョジョ「」ビクッ

ダニー「」ビクッ

ディオ「ドレスの裾がめくれちゃうわッ!暴力だなんてはしたないわ!恥ずかしいわッ!!」

ディオ「…ごめんなさい、ジョジョ…私、犬が嫌…怖いの、出来れば近づけないでくださる?」

ジョジョ「あ、あら…そうだったの、ごめんなさい」





6:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 01:00:12 ID:rvB7mWvw

ジョースター卿「疲れたろうディアナくん!ロンドンからは遠いからね。君は今から私達の家族だ。私の娘ジョジョと同じように生活してくれたまえ」

ディオ「ジョースター卿、御厚意大変感謝致しますわ」フワリ

ジョジョ「(…ドレスの裾を軽く持つように、物腰柔らかい優雅な一礼…こやつやりおる)」

ササ…

ディオ「! まあ、何をなさるのジョジョったら!私の鞄に触らないで!」

ジョジョ「え?」

ディオ「この小汚ない鞄に触らないでと言ったのです!」

ジョジョ「あの、運んであげようと…」

ディオ「いけませんわ、貴方の御手が汚れてしまいますもの!自分の荷物くらい私が運びますから、お気を使わないで?」

召し使い「まあディアナ様!それくらい私共に命じて頂ければ…」

ディオ「私のことはディオと呼んで?様付けだなんて…私如きに勿体無いわ…」ポッ





7:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 01:02:55 ID:rvB7mWvw

ディオ「ねえ…ジョジョ」ヒソヒソ

ディオ「最初に言っておくわ。これから貴方の家にお世話になるけれど…あくまでも貴方はジョースター家の次期当主よ。この私という厄介者を受け入れてくださった事だけでも感謝しきれないくらいなのに、これ以上好意を頂いてしまっては申し訳ないわ」

ジョジョ「そんな…私はただ仲良くしようと」

ディオ「もうひとつ。私は犬が嫌……ごめんなさい、苦手なの。扱いがよくわからないから、怪我をさせてしまっては大変だわ。だからこれからもなるべくダニーでしたっけ?彼を近づけないようにお願いするわね…」

ジョースター卿「2人とも何をしておるのだ?早く来なさい」

ディオ「ハイ、今参りますわ」

ジョジョ「………」


それまで楽しかったジョジョの生活はとてもつらいものとなったのだった





8:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 01:03:38 ID:6PG7rC.Q

なんだかんだ言ってイケメンにこだわってんじゃねぇかwww





9:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 01:05:20 ID:rvB7mWvw

バチンッ

ジョジョ「キャッ!」

ジョースター卿「また間違えたぞ、ジョジョ!基本的な間違いを6回も!ディアナを見ろッ!20問中20問正解だ!」

ジョジョ「」ションボリ

ディオ「ジョースター卿!」

ジョースター卿「うんっ?」ビク

ディオ「お言葉ですが、手の甲とはいえ、淑女を鞭で叩くなど酷すぎますわ!あんまりです!私にも同じ罰をお与えくださいませ!」

ジョジョ「えっ、ちょ、ディオ」

ディオ「痛かったでしょう、ジョジョ。でも大丈夫…貴方の痛み、すぐ私にも分けられるからね。あとで薬を塗りましょう」パアア

ジョジョ「(何これ眩しい!ディオの労りが眩しい!?後光が差しているかのようッ!)」

ジョースター卿「(聖者かなにかか…!?)」





10:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 01:06:50 ID:rvB7mWvw

ジョジョ「」ムシャムシャベチャベチャ

ジョースター卿「ジョジョッ!!作法がなっとらんぞ作法が!見ろ!ディアナの作法は完璧だろう!」

ディオ「………」モグモグ

ジョースター卿「もうジョジョの食器を下げたまえ、ディアナが来てからわかった、私はジョジョを甘やかしていたのだと……」


ディオ「」アムアムベチャベチャガフガフ

ジョジョ「!?」

ジョースター卿「!?」

ジョースター卿「ど、どうしたディアナ、いきなりそんな不作法な食べ方をして…!」

ディオ「……いえ、ジョースター卿…普段から私はこの食べ方ですわ…ですから下げるなら、私の食器も下げてくださいませ…」カァァ

ジョジョ「(なんてこと…!私に恥をかかせまいと、わざと礼儀を知らないフリまでしてッ!あんなに顔を真っ赤にしても、貫き通すその精神力…!!)」

ジョースター卿「フィンガーボウルの逸話を思い出すかのような…なんたる気高き淑女…!」





11:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 01:12:44 ID:dpgUZUJo

さすがDIO様、隙がない





13:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 01:28:25 ID:6PG7rC.Q

ディオがいい人すぎる





15:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 08:21:21 ID:RU2HTZQs

どうすればこのディオが石仮面を使うのだ?





16:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 12:53:00 ID:rvB7mWvw

19世紀のスポーツ!
それは精神的な意味において今日のそれと少し違っていたッ!


司会「続いて紹介するはジョーン・ジョースターッ挑戦者ッ!」

司会「彼女は最近実力をつけて来ました!」

ドワァアーッ

司会「そしてチャンピオンはマーク・ワト……うんっ?」ボソボソ

司会「みなさん!みなさん!お静かにッ!」

司会「ここにいるワトキンにかわって、今新しい友人を我々のゲームに参加させたいとの申し入れがありましたッ!新しい"友人"を知るのにボクシングに参加させて見るのもいいと思うのですがいかがでしょうか!」

ジョジョ「新しい友人!ま…まさかッ!」

司会「ディアナ・ブランドーくんです!」

バーン





17:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 12:53:58 ID:rvB7mWvw

外野1「いいぞ、やらせろッ!」

外野2「いったいどんなヤツだ?」

外野3「OK!認めるぜ!やらせてみろォ!」

   \ワーワー  ワーワー/

ジョジョ「………」ドキドキ

司会「みんなの了解を得た所でブランドーくん、我々のボクシングはガキの遊びじゃあない!自分自身にカネを賭けてもらうがいいかな?」

ディオ「………」

ジョジョ「………」



ディオ「えっ、その、私にボクシングだなんて、無理ですわ…」


司会・チャンピオン・外野「ですよねー」

ジョジョ「えっ」





18:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 12:55:47 ID:rvB7mWvw

司会「(普通に強いから参加してたけど、そもそも女の子が殴り合う戦いってなんかおかしいなって思ってた)」

チャンピオン「(誰もツッこまないから普通に受け入れていたけど)」

外野「(あれ、そういえばジョジョも女だったっけ?)」

ジョジョ「(あ…あのみんなの曇りが過ぎた爽やかな空のような顔!洗脳が解けたような顔ッ!)」


ディオ「……あの、私ジョジョの応援に来ていただけなの」オロオロ

ディオ「友達と認めてくださったのはとても光栄です、けれど殴るだなんてできないわ…」

司会・チャンピオン・外野「ですよねー」

ディオ「そ、そうだ!水を差してしまったお詫びになるかわからないけれど、私…お弁当を作ってきたの。たくさんあるから、みんなもどうぞ?」

司会・チャンピオン・外野「!!!!!」

ジョジョ「なっ!」

19世紀だろうが20世紀だろうが、それはいつだって変わらない!
男を捕まえるには"胃袋"から!誰だってマズメシよりウマメシ!

それは男を捕まえるテクニックだったッ!





19:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 12:57:56 ID:rvB7mWvw

外野s「うっ!うんまぁーいッ!!うまいよ、この弁当ッ!」

ディオ「作り方は内緒だけどね、まだ未熟な腕だから恥ずかしいもの…」

ディオ「勿論ジョジョにも内緒よ?ウフフ、いつか上手になってアッと言わせてやるんだから」

ジョジョ「う…うう」

ジョジョ「なぜッ!故意だッ!わざとだッ!何故こんなことを……」

ディオ「はい、あーん」

ジョジョ「むぐ」パクッ


ジョジョ「あれ…おいし…い…?わざと……あれ、故意…?」モグモグ





20:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 13:13:56 ID:6PG7rC.Q

意外な形でジョジョが追い込まれとる





22:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 15:12:50 ID:rvB7mWvw

男勝りともいうジョジョの日常は、ディオという侵略者によってどんどんみじめなものになっていった。
男友達はディオの取り巻きへと変わっていき、元々女友達がいなかったジョジョは孤独に取り残された。

ジョジョ「ディオが来てから比べられっぱなし…どんどん侵略される気分だわ!花嫁修業だなんて…バカにせず、やっておけば良かった!裁縫も料理もディオに敵わない!」

ジョジョ「んもうッ!ディオ!ディオ!ディオ!」ゴロゴロ

パキ

ジョジョ「!」

エリック「………」ジー

ジョジョ「誰かしら、あのイケメン…私をじっと見て…どこかで会った事のあるような気もするけど」

ジョジョ「あっ!バスケットにブドウとハンカチ…これは私のハンカチだわ!思い出した!本を取られていたイケメンだわ!ハンカチ洗って届けてくれたのね!なんたるイケメン!」

ジョジョ「ブドウありがとうーッ!逃げないで一緒に食べましょうよ、イケメンさんー!」

エリック「」ビクッ

エリック「」ズダダダダ!

ジョジョ「へへへ…黙って一言も言わないで、可愛いイケメンね…」





23:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 15:13:58 ID:rvB7mWvw

恋!その素敵な好奇心がジョジョを行動させたッ!
たちまち捕獲された男の子とジョジョは友達になり、ジョジョは彼に夢中になったッ!

ジョジョ「(エリック…エリック!なんて素敵な名でしょう!あとイケメンだし)」ニヤニヤ


〜川〜

キャッ キャッ  バチャバチャ

ジョジョ「ねえッカエル掴んだことはある?」

エリック「うわっ!う、うん…勉強の一環として解剖をやったことはあるけど、いきなり掴むのは嫌だな…」

ジョジョ「私も掴むのは嫌いよッでも紐を結んで引っ張ったりするのは面白いの」


エリック「(快活的で、勉強ばっかりだった僕に知らないことをたくさん教えてくれるジョジョ…)」

エリック「(最初は怖かったけど、一緒にいると楽しいな。僕はジョジョが好きなのかもしれない)」ガリガリ

ジョジョ「あら、エリック。何をやっているの?」

エリック「い、いや。なんでもないよ」

ジョジョ「嘘、何か彫っていたわ…何故隠すの?」





24:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 15:15:02 ID:rvB7mWvw

エリック「(は、恥ずかしい…ジョジョと僕の名前を木に彫っていただなんて、見られたらきっと笑われてしまうよ…!)」

エリック「ダメだって!見せるようなものじゃないから…」

ジョジョ「そう言われるとすごく見たくなるわッ」

エリック「人に言うからダメd」


ジョジョ「このイケメンッ!」カァッ

ジョジョ「どけぃッ!」ブンッ

エリック「!?」

ジョジョ「そんなに恥じらって私をムラムラさせる気かァーッ!ただしイケメンに限る!ならばよし!!」ブワシィ!

エリック「」バッシャーン

ジョジョ「……あら、私とエリックの名前が木に彫られて…まあ!エリックったら、いけないひとッ!」ポッ

エリック「(…ジョジョ…やっぱり君は素敵な人だ…手首のスナップが利いたビンタも最高に…)」ブクブク


ジョジョの張り手を食らって川に落ち溺れかける、何かに目覚めたエリックはダニーが救ってくれた。
命というものを知っているのだ、あっぱれな犬ではないか!





25:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 15:18:22 ID:rvB7mWvw

ジョジョ「じゃあねーっ」

エリック「バイバイ、ジョジョ!」


エリック「………?」

ディオ「………」ドォーン

友人1「ほらっ行きなさいよ、ディオ!」

友人2「ここまで来て何を怖じ気づいているの?」

ディオ「う…」

エリック「な…なんだい?僕に何か…用かい?」

ディオ「あ…あの、貴方…エリックって名でしょう?ジョジョと泳ぎに行ったわね…最近浮かれていると思ったらこういうわけだったのね…」

ディオ「……でもッ!私も貴方の事が好きなの!スクールでずっと気になっていたわ!」

友人s「やっやったッ!!」

ディオ「貴方…もうジョジョに告白はされたの?まだよね…初めての告白の相手はジョジョではないわ!このディオよーッ!!」

エリック「!!」バァァーァン

エリック「ご…ごめんね…僕…ジョジョのことが好きなんだ…」

友人s「おおーっと!ここでまさかの"ごめんなさい"だァーッ!!」





26:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 15:19:38 ID:rvB7mWvw

ディオ「うっ…うっ、えぐ、ヒック」グスグス

エリック「…君の気持ちはとっても嬉しいよ…でも、ごめんね…それじゃあ…さようなら」


友人1「ディオ!泣かないで、貴方は立派だったわ!」

友人2「恥ずかしいのによく頑張って言えたわね!そこに痺れるし憧れるわよッ」

ディオ「うええぇーん!!」



エリック「(ああ…女の子を泣かせてしまった…確かあの子はジョジョの家に住んでいる子だったっけ…気まずいな…暫くジョジョの顔を見られそうにないや…)」





27:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 17:49:40 ID:rvB7mWvw

ジョジョ「ディオーッ!」バァーン

ディオ「…まあジョジョったら、そんなに血相を変えてどうしたの」

ジョジョ「私のことはどうでもいいわ!許せないのはディオ!私になんにも相談無く、貴方が思い詰めていたことッ!」

ディオ「…聞いたのね。愛しのエリックのことを」

ジョジョ「エリックの様子がおかしいから問い質してみたのよ!ディオ!貴方ってひとはッ!」ブワァッシィーン!!

ディオ「ぶげぇッ!」

ジョジョ「ディオォォオオーッ!!」バシバシバシバシ

ジョジョ「貴方がッ!泣くまでッ!殴るのをやめないッ!!」ブワッシィィーンン!!

ジョジョ「相談くらいしてくれても良かったのにッ!ディオの馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ーッ!!勝手に傷ついて!泣きなさい!失恋の痛手は泣いて晴らしましょう!ねッ!?」

ディオ「」ピクピク





28:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 17:50:31 ID:rvB7mWvw

ジョースター卿「ふたりとも一体何事だッ!」

ジョジョ「あっお父様。いえ、これは女同士の友情を確かめあったところで…」

ジョースター卿「いや明らかにジョジョ、今のは一方的にお前がディアナを殴っていただろう!」

ジョジョ「えっ」

ディオ「」

ジョースター卿「ディアナを部屋に運んで手当てしてやりなさい。ジョジョ!お前にはあとで罰を与える!」

ジョジョ「ちょっ!違うのお父様、お父様ーッ!!」


罰を与えられたジョジョは部屋に行き2時間眠った…そして……目を覚ましてから暫くして、罰の厳しさを思い出し…泣いた…





29:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 17:51:20 ID:rvB7mWvw

一方ディオは…

ディオ「(まだ頬が腫れているわ…ジョジョの爆発力は侮れない…あの子は叩けば叩く程成長するタイプなのね、ただし他人を)」

ディオ「(淑女の顔を叩かれた鬱憤を晴らしたいところだけれど……)」

ダニー「わんわん!」

ディオ「………」

ディオ「………」ナデナデ

ダニー「クゥーン」デレデレ

ディオ「(…やっぱり犬は怖いから止めておきましょ。反省しなくっちゃ!よりもっと自分の心を冷静にコントロールするように成長しなくては…)」


そして7年の歳月が経過する…





31:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 20:53:33 ID:rvB7mWvw

―― 7年後

実況「とったァーッ!!ボールを奪いとったのは我がヒュー・ハドソン校の雌ーっ!ジョーン・ジョースターだァーッ!!」

ジョジョ「ウォオオオ」

実況「普段は静かなる淑女!身長195cmジョーン・ジョースター雄叫びをあげてゴールへ突進するゥ!1人!2人!3人にタックルされたまま引きずりながらも突進を止めない!!なんという爆発力なんという根性まるで重機関車です!」

   \ワーワー  ワーワー/

ディオ「やりましたわね、ジョジョ!最後の試合を優勝で飾れて、おめでとう!はい、タオル」

ジョジョ「ええ!ありがとうディオ、貴方が応援してくれたおかげよ!」

実況「ジョーン・ジョースターは考古学の分野で見事な論文を発表!その傍らにいるのは彼女の親友ディアナ・ブランドー、法律でNo.1の成績で卒業予定の双璧を成す才女ペアです!」

ディオ「この勝利は早速お父様に報告致しましょう。ジョジョ、着替えていらして?一緒に帰りましょう、私待っていますわ」

ジョジョ「ええ」





32:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 20:54:37 ID:rvB7mWvw

ジョジョ「(ディオが正式な養子となって、私の父をジョースター卿でなく"お父様"と呼ぶようになってどのくらい経ったのかしら…)」

ジョジョ「(7年…7年か……エリックの事は私が興奮してしまったせい、ダニーが天寿を全うした時も、あんなに犬が苦手と言っていたのに、共に悲しんでくれて…)」

ジョジョ「(ディオはとってもいい娘よ?私よりよっぽど淑女だし!なのに…何故…何故かしら、彼女に対して友情を感じない…)」

ジョジョ「ただの嫉妬…よね。私ったらイヤな子!」

コンコン

ディオ「ジョジョ?着替えは済んだの?」

ジョジョ「あ、うん!今行くわ!」





33:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 20:55:36 ID:rvB7mWvw

〜ジョースター邸〜

ディオ「お父様、ご気分はいかがですか?」

ジョースター卿「うむ……大分いいよ、ゴホッ…ただ咳が止まらないな…今日医者に入院を勧められたよ」

ディオ「入院?それはしない方が良いですわ。こう言ってはなんですけれど…病院は施設が悪くても儲けることばかり考えて入院を勧めたりしますもの」

ジョースター卿「うむ…私も断ったよ。自分の家の方が安心していられる」

ジョースター卿「胸の痛みもなくなったし、手の腫れもひいたみたいだ、良くなっている…」

ジョジョ「お父様…早く元気になってください。本当に!」

ジョジョ「(風邪をこじらせただけなのに、こんなに悪くなって…考古学じゃなくて医学を勉強すれば良かったわ!)」





34:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 20:56:57 ID:rvB7mWvw

ジョースター卿「うむ。可愛い娘2人に囲まれて、病に臥せっている場合ではないしな。そうそう、ジョジョ!優勝おめでとう」

ジョジョ「ええッ!もう知っているの?」

ジョースター卿「大学の友人がさっき来て教えてくれたよ!」ニコ

ディオ「意地悪なご友人ですのね!私達は喜ぶ顔が見たくてすっ飛んで帰って来ましたのに」

ジョジョ「アハハハハ!」

ジョースター卿「ハハハ!いやいや喜んどる!私は鼻が高いよ」

ジョースター卿「ディアナ、君もよく頑張った…卒業したらなりたいものになるといい!援助は惜しまない、君は私の家族なんだからね」

ディオ「…貧しい出身のこの私にチャンスを下さってありがとうございます。ますます励みたいと思いますわ」

ジョジョ「………」


召し使い「ジョースター卿、お薬の時間です」ガチャ





35:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 20:57:52 ID:rvB7mWvw

〜書斎〜

ジョジョ「(この石仮面…血を垂らすと動く仕掛け…)」ガタガタ ガッシィーン

ジョジョ「(ディオは考古学はロマンがあるけれど、その石仮面は不気味だと言っていたわね)」

ジョジョ「だけど私は魅力を感じるわ、なんの為にこの石仮面が作られたのか…亡きお母様の思慕の情もあるし」

ジョジョ「この秘密を解いて発表したらダーウィンの進化論ほどじゃあなくてもセンセーションを巻き起こせるかしらね」

ドサドサ ドドーン

ジョジョ「あ!しまった…本をひっくり返しちゃったわ!でも高価な物じゃなくて良かった……あら?古い手紙…」

ジョジョ「ダリオ……ブランドー…まさかこれは、ディオのお父様の手紙!?こんなところにまぎれていたのね!」

ジョジョ「(ディオのお父様は死を覚悟してこの手紙をくれたのだったわね…死の直前というのはどんな文章を書くのかしら…ちょっと読んでみようかな)」





36:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 20:58:52 ID:rvB7mWvw

召し使い「いつもすみません、ディアナ様」

ディオ「いいのよ、薬を運ぶぐらい私に任せて頂戴」

トン トン

ディオ「!」

ジョジョ「…ディ…ディオ」

ディオ「どうしたの?ジョジョ。顔が真っ青よ、汗もひどいわ」

ジョジョ「…ごめんなさい、貴方のお父様が私の父に出した手紙…偶然見つけて読んでしまったの」

ジョジョ「中には…私のお父様と同じ症状の病に臥せっていると書いてあったわ…。ぐ……偶然?これは偶然…よね?」

ディオ「………お父様…」

ジョジョ「ねえディオ。貴方いつも私のお父様に薬を運んでいたの?ああ…私!今とっても恐ろしい想像をしているわ!なんて酷い!恐ろしい想像を!」

ディオ「ねえ落ち着いて、ジョジョ。貴方が言うように、それはただの偶然じゃないかしら」





37:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 21:00:13 ID:rvB7mWvw

ディオ「偶然という証拠は一切ないけれど…貴方が私を疑うというならば、身体検査してくれても構わないわ…」グスッ

ジョジョ「ううッ!」

ディオ「貴方に疑われる…友情を疑われるのはとても辛いけれど…薬を調べたいというならば、これも差し上げます」シクシク

ジョジョ「……ディオ…淑女として貴方の実の父、ブランドー氏の名誉にかけて誓える?自分の潔白を」

ディオ「…誓い……お父様……」

ディオ「………ええ、誓うわ。私は無実。清廉潔白よ、ジョジョ」

ジョジョ「…そう…でも一応、お父様の周りは信頼のおける医師を揃えるわ。薬も調べてくる…この偶然が本物かどうか…引っ掛かって仕方ないもの」

ジョジョ「薬に詳しい人物がロンドンの食屍鬼街にいると聞いたことがあるわ…そこへ行く」

ディオ「! ダメよジョジョ、そこはとても危険な街!いくら貴方が強くても女性一人で行く場所じゃあないわッ!」

ジョジョ「いいのッ!私は戦う!私はジョースター家のジョーン・ジョースターだものッ!!」ババーン





40:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 22:51:38 ID:c4CwwQd2

スピードワゴンがどんな淑女で現れるのか気になるな





42:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 23:59:27 ID:rvB7mWvw

〜食屍鬼街〜

ジョジョ「なんなの?この街は!また行き止まりじゃないのよ、まるで迷路だわ!」

ジョジョ「壁のひびまで怪物に見えるほど不気味なところね……、…ん?」

ドドドドド

SPW「おい刺青!アンタのナイフに任せるわ!」

刺青「ああ…」ギィラーン

SPW「あのやたらでかくって身なりのいい嬢ちゃんの皮膚を切り刻んで身ぐるみ剥いじまいなッ!」

ジョジョ「なるほど食屍鬼街か……」グッ

刺青「うきゃあああッ!」ドッス

刺青「うへえ〜!こ…こいつバカかあーッ化け物かあーッ!?ナイフを素手で掴んで止めやがったァーッ!」ギチッ ギチッ

ジョジョ「ナイフを動かそうとしているわね…試してみなさいッ!引っ張った瞬間、私の丸太のような足蹴りが貴方の股間を潰すわ!」

東洋「アチャッーッ!何を怖じ気づいているネ、刺青!いくら化け物みたいな女でも、この東洋の神秘中国拳法の蹴r」

ジョジョ「長い!!」ドプッ ブッゴーン

ジョジョ「…東洋…そういえば東洋は漢方などが盛んなのよね。ならそこの東洋人!毒薬を売っている店を知っているなら案内しなさい!」





43:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 00:00:47 ID:rvB7mWvw

SPW「いい根性しているじゃないのさッ金持ちの嬢ちゃん!いいねェ、試してやろうじゃないの!」

ジョジョ「な…なに?あの女性の被っている帽子のつばが刃に…」

ジョジョ「ちょっと待って!私は毒薬を知る人間を探しに来ただけなのに!んもうッ!」ガッシィィン

SPW「なんだいこいつぁ〜?ケンカのド素人ね!護っているのは頭部だけであとは全部…」グオオオ

SPW「スキだらけじゃないのさーッ!!」

ドゴァ

ジョジョ「ぐアァ!うううっ」ドッギャアア!! バキバキ

SPW「アーッハハーッ!!刃が骨まで達した音!ヤツが蹴ってきたナイフのせいで狙った胴には行かなかったけれど、まともにくらったね!」

ドドドドド

SPW「え!?」

ブォッギャア!

SPW「(ゲブッ!な…なんて子だい!この子にゃ指どころか両足だって失ってもいい覚悟があるッ!そして恐怖や痛みに耐える精神力がある!)」

SPW「(やめりゃあよかった!こんなタフガールにケンカふっかけるのはねェ!)」ドサッ





44:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 00:02:01 ID:rvB7mWvw

住民「ギ ギ ギ……」

住民「ウシュルウシュル…」

ジョジョ「…!」

SPW「や…やめな!アンタ達ッ!」

SPW「その淑女に手を出すことは……このスピーディワゴンが許さないよッ!」

ジョジョ「淑女?」

SPW「ひとつ聞きたいね!何故思いっきり蹴りを入れなかったんだい?アンタのその脚ならさァ、アタイの顔をメチャメチャにできたはずなのにさ!」

ジョジョ「私は…父のためにここに来たの…だから蹴る瞬間!貴方にも父や母や兄弟がいるはずだと思ったわ…」

ジョジョ「それに貴方だって女性じゃない!顔をメチャメチャにされたら辛いでしょう、貴方も、貴方のお父様も!貴方の父親が悲しむことはしたくないのッ!」

SPW「(この子…マジにこんなこと言ってんのか?限りなくアマっちょろいヤツだね……)」





46:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 00:03:11 ID:rvB7mWvw

SPW「(しかし……仲間もたいした怪我じゃない。フンなるほどね…外見はさておき、服装だけじゃなく正真正銘の淑女ってわけかい…こいつは精神的にも貴族か…気に入った!)」

SPW「アンタの名前を聞かせとくれ…」

ジョジョ「ジョーン・ジョースター」

SPW「毒薬を調べに来たと言ったね!気をつけな!ヤツはこすずるいよ!」

ジョジョ「……!!知っているの?」

SPW「腕の手当てをしなよ……このスピーディワゴンが店まで案内してやるさッ!」

ジョジョ「あ!ありがとう!!」





47:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 00:26:40 ID:rvB7mWvw

〜ジョースター邸〜

ディオ「…?どうしたの、執事!?何故邸内の明かりを消しているの?」

シボ!

ディオ「! ジョジョ!?」

ディオ「ああジョジョ!帰っていたのね、ロンドンから!良かったわ、無事で…心配したんだから…」

ジョジョ「……ディオ…解毒剤を手に入れてきたの。さっきお父様に飲ませたばかりよ。やっぱりあの症状は…薬は……毒薬だったわ…」

ディオ「…まあ…!なんてこと!酷い話だわ、一体誰がそんなことを!」

ジョジョ「………」

ディオ「…ねえ…ジョジョ?正直に言って頂戴。貴方、私を疑っているんでしょう?」

ジョジョ「うっ!」

ディオ「仲良く姉妹同然に育った私を…お父様に毒薬を盛って殺害しようとした、って」

ディオ「どうしてそんなことを?それもここまでくればわかるわよね、お父様が亡くなられたら、財産が手に入るものね」

ディオ「私は財産に目が眩んで、育てて頂いた恩も忘れた哀れな女…ねえジョジョ?貴方はそう考えているんでしょう?」

ジョジョ「や…やめて!ディオ!」





48:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 00:27:42 ID:rvB7mWvw

ディオ「いいえ、やめないわジョジョ。貴方はとっても純粋で優しい人…疑いを持つのも辛いでしょう?ずっと一緒に過ごしてきたもの、わかるわ貴方の気持ち」

ディオ「でもだからこそ…よ。だからこそ、私は警察に行くわ…調べてもらって、貴方が抱く疑念を晴らしてあげる…」ツゥーッ

ディオ「そうすれば…またお友達に、姉妹に戻れるわよね?私達…」ポロポロ

ジョジョ「ディオ…」


SPW「ジョースターさん……気をつけな!信じちゃダメだよ、そいつの言葉を!」

ディオ「ッ!?」

SPW「誰だ?って聞きたそうな表情してっからねェ自己紹介させてもらうとするかい」

SPW「アタイはおせっかい焼きのスピーディワゴン!ロンドンの貧民街からジョースターさんが心配なんでくっついて来たのさ!」





49:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 00:28:39 ID:rvB7mWvw

SPW「ジョースターさん!甘ちゃんのアンタが好きだからひとつ教えてやるよ!アタイは生まれてからずっと暗黒街で生き、いろんな悪党を見て来たさ」

SPW「だから悪い人間といい人間の区別は"におい"で分かるんだよねェ!」

ディオ「………」

SPW「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーッ!!こんな悪には出会ったことがねえほどになァーッ!」ドガッ

SPW「こいつは生まれついての悪さッ!ジョースターさん、早えとこ警察に渡しちまいな!」

ジョジョ「で…でも!でも、ディオは…」

SPW「おっと!甘ちゃんでネンネちゃんなジョースターさんに、もうひとつ教えてやろうかねッ」

SPW「たまぁにいるんだよ……呼吸をするように嘘を吐く、そんな女がね。息をしなくちゃ死ぬだろ?当たり前さねッ!だから騙される!だから化かされる!だがこのスピーディワゴンの鼻は誤魔化せないよッ!性悪女!」バァーン





50:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 00:32:12 ID:pZrxPbik

ここにきていきなりの性悪女断定!





52:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 12:07:57 ID:rvB7mWvw

・・・

ディオ「お父様…気分が悪いの?でしたらこの薬をお飲みください」

バッシィーン!!

ディオ「あうッ!」

ダリオ「バッキャローッ!!ディアナァ!てめ〜ッ薬を買う金なんかどーやって作ったァ〜ッ!!」

ディオ「チェスをして…勝ったのです、お父さ……」

グワッシャァ

ダリオ「男の名で男の格好をしてかァーッ!?ケッ!だったら薬より酒を買ってこいってんだよ、マヌケがぁ〜!」

ダリオ「酒こそ薬さ!チェスなんてまどろっこしいもんより、すぐ金の作れる方法があるだろ、ボケッ!こいつを着て街に立ってこいィーッ」バサア

ディオ「うっ…こ…これはお母様のドレス…!!」

ダリオ「いいかァディアナ、てめーは金の成る木なんだよ!死んじまったアイツもよ〜く稼いでくれたぜェ?年食ってからは泣かず飛ばずだったがなーッ」

ディオ「………!!」





53:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 12:09:13 ID:rvB7mWvw

ダリオ「こんな汚ェもんをいつまでも取っておいた理由がわからね〜かッ!?ディアナ!」

ディオ「……お…お母様の……思い出が…」

ダリオ「ブァ〜アカァッ!!てめーに着せるために決まってんだろッディアナ!いつまでもグズグズしてんなら俺が着せてやろうか!?俺が仕込んでやろうかぁぁ〜ッゲヒャハハハ!!アイツにもそうしてやったようによーっ」

ディオ「い…い、いや……いやああああああ!!!」

ダリオ「逃げんじゃねェッ、ディアナァァ〜ッ!」


私は地獄に落ちたわ。
私は死んだの。死んでしまったの。

不思議なものね、吐いて吐いて吐き出して、からっぽになったぬけがらのなきがらになると、なんでもできるようになるの。
地獄に引き摺り落としたお父様にも、なんの感情も抱かないの。
ぬけがらなのに皆は称賛してくれるの。

不思議ね。不思議なものね。





54:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 12:10:54 ID:rvB7mWvw

・・・

SPW「こいつの顔に見覚えがあるだろッ!?」グイッ

ディオ「!」

ジョジョ「ディオ…この東洋人が貴方に毒薬を売ったと証言しているわ」

ザザーッ

ディオ「お…お父様!」

ジョースター卿「ディアナ…話は全て聞いたよ。残念で……ならない…君のお父さんは私の命の恩人…そして君には娘と同じくらいの愛情をこめたつもりだったが…」

ディオ「……や……やめて…ください、お父様……私に…父など……」

ジョースター卿「…寝室へ行って休むよ…娘が捕まるのは見たくない…」

ワンチェン「あの女…捕まりやせんよ…占いでそう出てるんじゃ……耳の3つのホクロだけじゃあなく、あいつの顔の相もそうなっているんじゃ」

ワンチェン「奴は強運のもとに生まれついとる!」

ジョースター卿「………!?」





55:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 12:12:10 ID:rvB7mWvw

ディオ「…そう…もうここまで来たら終わりね…私は舞台を降りるわ、ジョジョ。滑稽なダンスはもうおしまい」

ジョジョ「ディオ…」

ディオ「ねえジョジョ?貴方が私に手錠をかけてくださる?7年間も一緒に過ごしたんですもの…最後は貴方の手で終わりにしたいわ」

ディオ「でもごめんなさい、貴方がロンドンへ発ったあと、このとおり、私は肩に怪我をしてしまったの。まだ痛むから…優しくかけてくれないかしら」

SPW「ジョースターさん、気をつけなよ…」

ジョジョ「…わかったわ…私が手錠をかける!」

ゴゴゴロロロ…

ディオ「…ねーえ、ジョジョ?人間というものは…能力に限界があるわね…」

ジョジョ「………?」





56:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 12:13:30 ID:rvB7mWvw

ディオ「私が短い人生で学んだことは……人間は策を弄しても、偽っても化けても飲んでも死んでも…!予期せぬ事態で策は崩れる……人間を越えなければ、完璧にはなれないのね」

ジョジョ「なんのこと?なにを言っているのッ!」

バン!

ディオ「あたしは人間をやめるわ!ジョジョーッ!!」バリバリバリ

警察「ナイフを持っている!奴を射殺しろッ!」

ディオ「あたしは人間を超越するッ!!ジョジョ!あんたの血でねェーッ!!」ゴオッ

SPW「危ないッーッ!!ジョースターさんッ!」

ドス!!

ジョジョ「いやああああああ!!!」

ジョースター卿「ぐ……ジョジョ……」

ジョジョ「お…お父様ッ!!」

警察「奴を射殺しろーッ!!」ドガガ!! ガーン!!

ディオ「あっははははははーッ!!」ファアゴォ





59:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 14:46:50 ID:w7kcAoZ6

運命には抗えないッ!





61:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 17:48:04 ID:rvB7mWvw

ジョジョ「ああ…お父様!なんてこと…ナイフなんて普通ならよけられたのに…ディオが私の研究していた石仮面を何故か持っていたから…気を取られて…」

ジョジョ「お父様…!やっと元気になられたのに…私の身代わりに…!」

ジョースター卿「径が小さいので…小指に…して……いたが…死んだ…母さんの……指輪…だ……」

ジョジョ「あああ!お父様!お父様ーッ!!」

SPW「うう…あのナイフの位置じゃあもう助からない…!ディアナ・ブランドーの仮面なんぞを被ってのバカげた行動も疑問だけど…」

SPW「くそッ!アタイがついていながら奴のナイフを防げなかったなんて!」

警部「わ…わしの責任だ!わしが20年前、ディアナの父親を流島の刑にしていればこんな事にはならなかったんだ!」

SPW「ディアナ・ブランドーの父親?」

警部「そうッ!奴はジョースター卿の命の恩人とのことだが…その実はとんでもない!馬車の事故を幸いに金品を漁った悪党だったのだ!」





62:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 17:49:09 ID:rvB7mWvw

警部「その時ジョースター卿は意識混濁の中にあり…ダリオ…ディアナの父親を恩人と勘違いしてしまわれたが…」

警部「盗まれたジョースター卿の指輪も出てきた!一緒に居た酒場の女の証言も取れた!なのに!ジョースター卿は事もあろうに奴を見逃し、事実を知っていながらディアナを養子にしたのだ!」

警部「あの時…ダリオを島流しにしていれば、こんな事には…ッ!」


ジョースター卿「ジョジョ…ディアナを恨まないでやってくれ…私が悪かったのだ…」

ジョースター卿「実の娘ゆえにお前を厳しく教育したけれど…ディアナの気持ちからすると、かえって不平等に感じたかもしれないな…私は…ディアナの気持ちを…心を…開く事が出来なかった…」

ジョースター卿「ディアナはブランドー氏の傍に葬ってやってくれ…」

ジョースター卿「悪くないぞジョジョ……娘の腕の中で死んでいくと…いう………のは……」

ジョジョ「お父様あああぁぁーァッ!!」





63:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 17:50:14 ID:rvB7mWvw

警部「う…う……あの甘さだ!あの優しさがこんな不幸な結果を招いた…間違いだったんじゃ!死んでしまったらおしまいじゃ!」

SPW「そいつぁ違うよッ!ボウヤ!」バン

警部「ボ、ボウヤ」

SPW「あの父親の精神は…娘のジョーン・ジョースターが立派に受け継いでいる!それは彼女の強い意思となり誇りとなり未来となるだろうさ!」

SPW「(アタイは自分が困るとすぐ泣きぬかす甘ちゃんは大ッ嫌いだがねェ!この親子は違う、自分達のした事を後悔しない最高の大甘ちゃんだね!)」

ゴロゴロ ピカッ

SPW「…?……!死体が…死体が、ディアナ・ブランドーの死体がないッ!?」

SPW「サツの旦那!窓から離れなーッ!!」

ドンッ!!

ディオ「KEEYYYAAAA」バン

SPW「な……なんだいこいつはァーッ!生き返っているッ!」





64:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 17:51:42 ID:rvB7mWvw

警官1「な…なんだこいつは!?あ…あんなに弾丸を食らったのに生きているッ!」

ゴゴゴゴゴ

警官2「け…警部の頭が…あ…あんなメチャメチャに!いっ…い…いったいどうやればあんな風になるんだ!?」ガタガタ

警官3「わ…わからん!気をつけろ!きっと何か武器を持っているに違いない!」ガタガタ

ジョジョ「ま…まさかッ!あの石仮面が…!?」

警官1「こ…こっちに向かって来るぞ…」

SPW「なにしてんだいッ!もたもたしてんじゃあないよっ早く狙撃しちまいな!!きっと急所を外したに違いない!」

ジョジョ「ディオ!止まりなさいッ!」ジャキッ

SPW「襲って来るぞ!」

ジョジョ「ディオ!!ディオーッ!!」

SPW「早く撃て!!早く撃っちまいなーッ!!」

ドオーン!

ディオ「!!」ビスッ バゴッ!

ディオ「まあぁなんて事でしょう……レディの顔に傷をつけるだなんて…酷い事をなさるのね…?」ダラァア





65:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 17:52:47 ID:rvB7mWvw

警官「うわああああぁぁぁぁッ!!!」

SPW「し…死なねえ!頭を撃たれたのに……アタイにはわからない…今…なにが起こっているのかさっぱりわからない…」ガクガク

ディオ「……ジョジョ」ボタボタ

ジョジョ「なっ…なんてこと…!」

ディオ「ジョジョ!あたしはこんなにッ!こんなにも素晴らしい力を手に入れたわ!」

ディオ「石仮面からッ!!あんたの父親の血からッ!!」

ディオ「あーっははははははーッ!!」ドスドス

警官「え?ひっ…」ズギュン ズギュン!!

ジョジョ「(こ…混乱……頭の中が混乱している…ディオ……ディオは…石仮面で…ナイフで刺したお父様の血で……未知の能力…未知の力を…!?まさか…そんな……ディオが!?)」

ディオ「UUURRRRYYY!!!」

ジョジョ「ひっ!に…人間がぐじゃぐじゃに…ひ…ひょっとして吸いとっているの!?人間の中の精気を吸いとっているの!?」

SPW「うわああああああ!!」





66:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 17:54:44 ID:rvB7mWvw

ブオン!

警官「ぎぃっ!」ドッ バァッ

SPW「ぎゃっ!」バギ

ジョジョ「スピーディワゴン!!(吸った人間を投げただけで…当たった他の人間までメチャメチャに!なんてパワーなの!)」

ジョジョ「…か…怪物を生み出したのね……あの石仮面は!…怖い…怖い、けど」ズシィッ

ジョジョ「あのディオをこの世にいさせちゃいけないわ!そもそも私が好奇心で研究していた石仮面が魔物を作り出す道具だったなんて…私の責任だもの!」

SPW「ジョー…スターさん…槍なんか持って…まさか、戦う気かい…!?」

SPW「アタイはッ!アタイは今まで世界各国を放浪していろんな物を見てきたッ!けどこんな化け物は見たこともないよッ!」

SPW「頭を拳銃で撃っても死なないッ!人間をグチャグチャにする、力を越えた力を持つ魔物なんてさァッ!」

SPW「に…逃げなッジョースターさん!あんたに勝ち目はねぇッ!殺されるだけだよッ!」





67:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 20:26:53 ID:XP/uwnIo

SPWだけはどうしても女体化想像できないw





68:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:01:51 ID:rvB7mWvw

ジョジョ「(古代人の作った石仮面の骨針は脳から人間の隠された未知の能力を引き出したに違いないわ!なら頭を完全に破壊しつくせば…ディオは……強い意思持って、やらなくちゃ…!)」

SPW「!」

警官「」ピクピク

SPW「な…なんてこったい!ディオの指から精気を吸われたグチャグチャの死体が!生き返りやがった!」

警官「グァヴォー〜〜あったけェー血ィイィ!ヴェロヴェロなあめたァアアイ」ズルズル

SPW「ひ…ひでえッ!化け物は化け物を生み出すのかいッ!?」

SPW「(く…腕が折れただけじゃなく肋骨まで痛めちまってる…逃げられないッ!)」

バガッ

ジョジョ「うおおおお!!」パンッ

SPW「ジョースターさんが化け物の頭を砕いた!たっ助かったよッ!」

ジョジョ「怪物とはいえ……辛いし怖いわ…お父様…!もっと強い気持ちを与えてください……!」

シュンッ





69:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:02:37 ID:rvB7mWvw

SPW「ジョースターさんっあぶなァーい!上から襲って来るッ!」

ジョジョ「うおおおお!!」ギャン

ディオ「うふっ」ドズ!

SPW「ううッ!突き出した槍を手に串刺して止めやがった!頭の傷も治癒してやがる…不死身なのか!あいつはッ!?」

ディオ「貧弱!貧弱ゥ!」バキィッ

ジョジョ「あうっ!」ドスッ

ディオ「…折れた槍が刺さって痛いでしょう…?でももう少し…もう少し遊びましょうねえジョジョ…最近は学業が忙しくってなかなか一緒に遊べなかったものねぇ…?」

ディオ「この素晴らしい力を一緒に楽しみましょう…自分でも…どこまでできるか…まだわからないんだもの……」クルリ

ディオ「…あら?……ウフフ、195cmのでかい体が持つパワーは相変わらずね。槍が刺さっているのに仲間を抱えて…かくれんぼだなんて」





70:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:03:31 ID:rvB7mWvw

ディオ「でも…ダァーメ」クンクン

ディオ「あたし、かくれんぼは嫌いなの。別の遊びにしましょう?策とも呼べないものなんてつまらないじゃない。…血が垂れていてよ、お馬鹿さん」

ディオ「カーテンの影に隠れて震えている可愛いジョジョちゃん、みぃーつけたぁ」バサッ

ボオッ

ディオ「!」

ディオ「KEEYYAAAAA!!」ゴオオォォ

ジョジョ「"策"じゃないわッ!!"勇気"よ!!」

ディオ「カ……カーテンに…火をつけて……」メラメラ

ディオ「UUOOOAAAAAAAA!!!」ボグオオオ

SPW「や…やった!奴は焼けている!………なッ!?」





71:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:04:32 ID:rvB7mWvw

ディオ「…ああ……」ゴゴオオウゥ

ディオ「ああ、ああ、燃える、燃えるわ、燃えてしまう、お母様のドレスが燃えてしまう、大事なドレスが燃えてしまう」

ディオ「酷いわ、酷いわ、なんて意地悪な子なんでしょう、なんて酷い子なんでしょう、お仕置きなんかじゃあ物足りない、鞭叩きじゃあ済まされない」

SPW「……や…焼かれながら……歌い踊っていやがる…き、狂人めッ!!」

ジョジョ「…皮膚が次々再生しているのね…!あの凄まじい再生力にこの火じゃ倒せないわ!焼かれながら攻撃してくる!」

ジョジョ「スピーディワゴン!邸から逃げて!貴方はもともと無関係の人間だもの!」グィン

SPW「なッ!ジョースターさん!上に逃げちゃダメだ!火が邸中に広がるよッ!」ドサ

ジョジョ「上がってらっしゃい!ディオ!!貴方を世の中に放つわけにはいかないわ!」

ディオ「かくれんぼの次は鬼ごっこ?ウフフ…仲間から注意をそらすために、あたしを誘っているのね?」ボシィッ





72:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:05:33 ID:rvB7mWvw

ディオ「いいわよ、遊びましょう?この火傷は貴方の生命を吸いとって治すから…」バゴ

ディオ「それからスピーディワゴンとかいう雌犬も殺して…舘も全焼!全ての証拠は残さない!」

ドゴーン  ドゴーン

ジョジョ「…!壁に足を突き立てて…昇ってくる…!」

ジョジョ「……お父様…悼みます…」

ディオ「…ウフフ、お父様……悼みますわ…」

ジョジョ「この炎と共に天国へ行ってください…」

ディオ「お一人で天国に行くのは寂しいでしょう?でもどうか、ご安心くださいませ…」

ジョジョ「どうかこれからやり遂げる事ができるように、炎に力をお与えください!!」

ディオ「すぐにも貴方の娘を送って差し上げますわ!!ジョジョ!炎の中で父親とひとつになりなさい!灰になりなさい、シンデレラ!あっははははははははぁぁーッッ!!」


SPW「ジョースターさん!まさか!!その考えはダメだ!ジョースターさんーッ!!」

ゴオオオォォ





73:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:06:45 ID:rvB7mWvw

〜屋根上〜

ジョジョ「(ディオと初めて会った時の事を思い出すわ…あの日、ディオの名前を聞いたあの時……ディオの表情に一瞬だけ、影が差した)」

ジョジョ「(最初から?最初からなの?最初からずっと貴方は"ディオ"を作っていたの…?)」

SPW「ジョースターさんは…あの魔物を倒すにはもっと強い火力が必要と考えているッ!そんな事……よくて相打ちッ!!」

ジョジョ「ウウオオオォッ!!」ズボァ

ディオ「わからない子ねェッジョジョ!!貧弱!貧弱ゥッ!!刺さった槍のガードなんて、あたしにとっては木っ端そのものよッ!」

ドッガアン!!

ディオ「な…体当たり!?」バゴッ

ディオ「あ…あんたッ!こんなことッ!よくも!」

SPW「ジョオースタァーさぁーんッ!!自分もろとも焼き尽くすつもりだァーッ!!」





74:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:08:23 ID:rvB7mWvw

ディオ「(さっきの火傷がまだ完全に治りきっていない今…一階の猛火に落ちてしまうと、この不死身の体でも敵わないかもしれない)」

ディオ「でも!」メキャン!

ジョジョ「うぐっあ!」バキバキバキ

ディオ「肋の5〜6本も折れたァー?あははっ!あたしはね、ジョジョ!こうやって壁に掴まって逃げるのよ!」バゴン

ジョジョ「うおああああっ」

ディオ「good-bye JoJooo!」

ジョジョ「(私は…私は、負けないわ!)」

ジョジョ「(さっきまで私の肩に突き刺さっていた鉄槍の破片!これを使って!飛ぶ!!)」ドッガァ

ジョジョ「ううッ飛んだのはいいけど、あとちょっと足りない…!」

ジョジョ「このおッ!!」ガシッ!

ディオ「なっ!」





75:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:10:58 ID:rvB7mWvw

ディオ「なんて子!あたしのドレスの裾を掴んで!!」

ジョジョ「戻って来たわよ!ディオ!そしてこのナイフ!」ズラァ

ディオ「何故!何故なの!どうしてよッ!あたしの味方じゃないの!?お母様ァァァァーッッ!!」

ジョジョ「うおおおこのナイフはッ!貴方がお父様に突き立てたナイフよォーッ!!」ドオガァッ!!

ディオ「KEEEYAA!!」

ディオ「ッいいわ、ジョジョ!共に猛火の中へ飛び込んであげる!でもね!死ぬのはあんたひとりよッ!」

ジョジョ「お父様ァアアアア最後の力をォオオオオッ!!」

叫び!無心の叫びッ!
その叫びが父の魂に通じたのかッ!!
それとも生まれ育ったジョースター邸の構造を無意識のうちに利用していたのか!!

蹴った!壁をッ!!蹴った先にはッ!!





76:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 21:12:44 ID:rvB7mWvw

ドガッ バゴズブ

ジョースター家の守護神、慈愛の女神像!!

ディオ「ギャヤヤアアア!!」ベゴッ

ディオ「うううッ!ぬ…抜いている暇がッ!炎がァ!あたしの体を焼くゥ!!」ジュージュー

ディオ「よ…よくも!よくもあんたッ!よくもこんなァアアアアアアーッ!!わ…忘れていたわ!子供の頃からあった、侮ってはいけないアイツの爆発力を!!」ジュージュー

ディオ「ジョオジョオオオォオオ!!こんなァ〜…こんなはずじゃあ…あたしィのォ人生…」ボボボ

ディオ「うげっ!」ジュンッ


ゴゴオオオォォ

SPW「ああぁ…邸が燃えちまう…ジョースターさーん!!」

ガッシャアアァ

SPW「はっ!?…ジョースターさんが邸から飛び出してきた!い…生きている!勝った!勝ったんだねッ!ジョースターさん!!」





78:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 22:39:21 ID:WcUCeHto

お、女吸血鬼がドレス燃えて裸に!??





79:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 23:58:51 ID:rvB7mWvw

〜事件から3日後〜

SPW「アンタらはここで待ってな!」

刺青「アネゴォ〜そんな怪我したのにィひとりで行って大丈夫でっかァ?歩けますかァ?」

SPW「バッキャロォーあの人は今、生死の境をさまよってんだッ!それに比べりゃあこんなのはねェ!カスリ傷さッ!」ピョーン

SPW「イデー!イデー!!つ…杖!……杖!早く杖をよこしなー!」

刺青「あーあ、言わんこっちゃねーぜ」


ジョースターさんは戦いに勝った…アタイの命も助けてくれた。
しかし何もかも失った…父親も家も…そして姉妹だった女(ディアナ)も。

3日前の参事のあと、この病院に担ぎ込んだが…

SPW「今!あの人は全くの孤独!心の支えがないんだ!こんなアタイでどーにかできるかわからねーけど、ほんのちょっぴりでも生きる希望を与えてやれりゃあ…!」

SPW「確かここが病室だったな…うッ!?」





80:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/19(金) 23:59:39 ID:rvB7mWvw

?「…なにか?この部屋は面会謝絶ですが」

SPW「め…面会謝絶!アタイはだからこそ来たんだよ!会いたい!アタイは彼女の友人なんだ、会う必要があんだ!」

?「………」

SPW「(な、なんだこいつ!この冷ややかな目は!)」

?「治療、看護ともども我々が十分にやっておりますので、後日、彼女の回復次第改めていらしてください」バタム

SPW「おい!ちょっと待ちなよッ!」

SPW「(くっそォーッ今の医者、イイ男だがなんて冷たい態度だ!この顔のキズを見て貧民街育ちのアタイを見下して閉め出しやがったね…)」

SPW「(普段なら腕ずくでも突破するところだけど、ここは出直して…夜に忍び込んで会う事にするかい!)」


SPW「イデー!イデ!!はぁはぁ……まぁもっとも、この方がアタイらしいしね…」





81:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/20(土) 00:00:43 ID:rvB7mWvw

SPW「んっ!夜中の一時すぎだってのにジョースターさんの病室から明かりが…なにかあったのか?」

バチャ バチャ

SPW「こ…これはッ!!あの男はッ!」

SPW「(さっきの医者じゃないのさ!こんな遅くまで付きっきりの看護をッ!手がふやけて皮膚が紫色になって血がにじんでまで!何百回何千回と冷水タオルでジョースターさんの火傷を冷やしていたのか!?)」

SPW「(ここに運び込まれてからずっと…!?何故そこまで献身的付き添えるんだ!?)」

ジョジョ「うう…」

?「はっ」

SPW「! おおっジョースターさんの意識が!」

?「よかった……」

SPW「やったーッ意識を取り戻したぞッ!!侵入罪だろうが構うもんかい!部屋に入って思いっきり祝うとするかねェ!」

?「久しぶりだね、ジョーン・ジョースター」

SPW「…え? !?」





82:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/20(土) 00:01:38 ID:rvB7mWvw

?「峠は越えたよ、もう大丈夫だ…」

ジョジョ「貴方がずっと…治療を…?貴方は!面影がある…そう、貴方は…い…いや…まさか…」

ジョジョ「そんなはずは…ないわ…すごく似ているけれど……」

エリック「似ているって誰にだい?エリック・ペンドルトンかい?」

ジョジョ「!!」

エリック「ジョジョ」

ジョジョ「エリック!……立派になったのね…ますますイケメンになって…」ジワ…

エリック「ふふっ立派になったのは君の方だろう?逞しくとても美しい淑女になったよ!…でも本当に暫くぶりだ…」

SPW「2人は知り合いなのか、それとも…過去にすごくいい思い出があるらしいな…」

あとで知ったことだが、彼は7年前医者である父の仕事でインドに移り住んだ。

そして最近帰国しジョースターさんが運び込まれたのは偶然にも彼の父親の病院だったわけだ…





83:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/20(土) 00:02:44 ID:rvB7mWvw

だからか…あの献身的な看護ぶりは…冷血野郎に見えたのはアタイの間違いだった…

あの時の険しい態度は、あの男の"必死"な気持ちのあらわれだったんだ…

今はあんなに爽やかに輝いている!あの男がジョースターさんに"心"を注いだんだね!!

SPW「フッ、お邪魔虫にゃあなるつもりはないよ!スピーディワゴンはクールに去るとすっかい」


エリック「」フラッ

ガシィ

エリック「はっ!つ…つい気が緩んで…意識を……」

エリック「あっ!なんてことを、ジョジョ!骨折している腕で僕を支えるなんて!」

ジョジョ「いつだって支えるわよ」

エリック「………!」キュンキュン


SPW「(運命か…人の出会いってェのは運命で決められてんのかもしれないねェ…)」





84:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/20(土) 00:04:08 ID:rvB7mWvw

〜ジョースター邸・跡地〜

ガラガラ ガラガラ

ワンチェン「ウウウヘェッヘェッヘェッ!あったあるね…この仮面……金になるよ…一儲けしてやるねウヘェェヘヘヘヘヘ」

ガバアッ

ワンチェン「ひええーッ!!」

ワンチェン「ぎゃあああああス!!」ズギュン ズギュン


ディオ「う…う……ジョ…ジョ……よくも…よくもこんな…絶対に…許さないわ……」


to be continued...





85:以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/20(土) 00:05:40 ID:rvB7mWvw

>>1のライフはもう0よ。

バロネス・ツェペリとかタルキャスとかヴェラフォードとか幼女のポコとかまで考えたけど無理でした。

読んでくれた方ありがとうございました。

「ジョジョの淑女な冒険」【後編】へつづく

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