1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 02:40:36.11 ID:da13HxAM0

カツラ「ない」

ジム員「カツラさん……」

カツラ「ない……これはない。ないって。ね?」

ジム員「しかし、この解析結果です……」

カツラ「ないない。ないって。常識的に考えてこれはない。ね?」

ジム員「カツラさん……っくぅ!」

カツラ「ねぇよ……これは……ねぇよ……」

ジム員「……記者会見を」




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 02:50:09.01 ID:hfOW2YCH0

レッドひきずりおろした奴か

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エリカ「あ、グリーンさんだ」
ミカン「みかんがじむりーだーになうの?」

ポケットモンスタースペシャル 44

元スレ
カツラ「わしのグレン島が噴火する訳がない」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359222036/


 
 
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 02:44:49.40 ID:da13HxAM0

――同日夕刻・ポケモンリーグ本部――

役員A「はぁ!? グレン島が噴火ぁ!?」

役員B「はい。正確な情報らしいです。もう間もなく記者会見が始まります」

役員A「どういうことだよソレ!」

役員B「今すぐじゃないらしいですよ? ただ、近日中に確実に噴火するそうです」

役員A「解析したのはカツラんとこか……あのジジイ」

役員B「どうします? グレンタウン壊滅レベルだそうです」

役員A「そりゃお前。住民避難に金下ろさなきゃならんだろ……はぁぁぁ」

役員B「どっから降ろしますか〜〜?」




5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 02:47:58.61 ID:da13HxAM0

役員A「やだぞオレんトコは……これからゴルフ場つくんのに」

役員B「オレんトコも先月接待しすぎましてねぇ……カツカツだっての」

役員A「わざわざオレらの代で噴火しやがって……あと五十年くらい寝てりゃいいのに」

役員B「こればっかりは仕方ないですね。ま、いいじゃないですか。カツラに借りが作れると思えば」

役員A「せっかく新体制で安定してきたってのに次から次へと……」

役員B「まるで呪いですねぇ……レッドの」




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 02:53:55.16 ID:da13HxAM0

〜翌日・グレンタウン〜

住民「急に避難しろったって……なにをどうすりゃいいんだよおい!」

住民「いや〜確かに最近地震多いなと思ったわ」

住民「あたしゃココに残るよ! この街が滅びるならあたしも死ぬ!」

――――ピンポンパンポン

『え〜、グレンタウンの皆様。さぞ混乱のことかと思いますが、まずは落ち着いてください』

『皆様の避難についてはポケモン教会本部が取り仕切り、安全、迅速に行えるよう全力で支援いたします』

『まずは、夕刻までに荷物を最小限にまとめて頂き、次の指示までお待ちくださるようお願いいたします』




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 02:59:27.04 ID:da13HxAM0

住民「ふざけんなー! 突然すぎるわアホー!!」

住民「どうせもっと前から分かってたんだろコラー! 顔出せボケー!!」

『え〜〜、お気持ちは分かりますが、どうか冷静に』

『この島はもういつ噴火するかわかりません。そして……』

『皆さんの命を守るために、各所から着々と支援が届いております。ご安心ください』

『なにを隠そう、この私もその一人です』

住民「……は?」

住民「あ、そういやこの声どっかで……」

カンナ『元・四天王の一人、氷のカンナ。皆様の危機に及ばずながら馳せ参じました』

住民「「「おォォォォォ!!!」」」

カンナ『ぶっちゃけ引退したあとから召集されるとは思いも寄りませんでした。いやマジで』




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:03:11.02 ID:da13HxAM0

――グレンタウン・市役所――

カンナ「それでは、どうか次の支持までお待ちくださいませ」

カンナ「……はぁぁぁ」

カンナ「あたしもう四天王じゃないんですけど!?」

グリーン「災害支援だ。文句を言うのは理不尽だぞ?」

カンナ「出たわね幻のチャンプ!」

グリーン「よせ」

カンナ「三日天下ぁ〜〜歴代最短ぅぅ〜〜レッドの踏み台ぃぃ〜〜」

グリーン「まだ四天王継がなかったこと根に持ってるのか?」

カンナ「べ〜つ〜に〜〜」




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:07:05.91 ID:da13HxAM0

グリーン「年増がスねても見苦しいだけだぞ」

カンナ「誰が年増じゃ誰が!!」

グリーン「ま、いい。俺は到着したばかりなんだが、実際現場の手はずはどうなってる?」

カンナ「今日明日で100%避難させろってお達し。はっ! 丸投げよ丸投げ!」

グリーン「それはひどい」

カンナ「一応、マっつぁんがコネをコネくり回して船を用意してくれてるみたいだけど……」

グリーン「マっつぁん?」

カンナ「マチスよ。クチバの」

グリーン「あぁ、なるほど」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:15:44.48 ID:da13HxAM0

カンナ「今は連絡待ちね……うまくやってくれるといいけど」

グリーン「ま、元・四天王がいてくれればみんな心強いだろ。じゃ」クルリ

カンナ「待て。どこへ行く」

グリーン「ジムだ。俺は上から頼まれてグレンジムのデータを引取りに来た」

カンナ「データ?」

グリーン「引き継いだばっかで、今、トキワジムのサーバーがガラ空きだからな。最寄りだし。
      一応、パソコン経由でもデータは送ってもらってるが、やはり媒体保存品が要るらしい」

カンナ「オーキド博士のところは……あぁ、あそこには移すわけないか」

グリーン「その点、俺の所なら後からどうとでもなるからな。
      実際まだ、トキワジムのサーバの管理権限は協会本部だ」

カンナ「おそらくそれも計算済みか……」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:18:43.08 ID:da13HxAM0

グリーン「まったく、やることなすことあくどい。この非常事態だってのに」

カンナ「かわいそうにカツラのおっちゃん……」

グリーン「そういう訳で、俺はサラリーマンとしての仕事に向かうが……」

カンナ「ん?」

グリーン「実際どうする? 海を凍らせて道でも作るか?」

カンナ「それも考えたんだけどダメね……お年寄りには危険すぎるわ」

グリーン「考えたのか」

カンナ「とにかく迅速に人を運ばないと……お年寄りと妊婦だけでも早急に」




19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:20:33.74 ID:da13HxAM0

グリーン「そうだな」

カンナ「あ〜んもぉ! 手伝ってくれないの!?」

グリーン「知らん。と、言いたいところだけどな。人命救助だ」

カンナ「お?」

グリーン「手はもう回してある……」クィックィ

カンナ「空?」

カンナ「……」

カンナ「……!!!」




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:24:46.90 ID:da13HxAM0

――グレンタウン・上空――

ハヤト「フハハハハ!!! 見よ! 先祖代々空を総て来たキキョウジム秘蔵の鳥ポケ軍団!!」

ハヤト「そして天空の王の座たるこの飛行船をぉ!!」

マツバ「こりゃすごい。絶景絶景。いいものを隠し持ってたねハヤト」

ハヤト「そうだろうそうだろう!!」

ハヤト「驚きおののけ! 平伏せカントーの民よ! これがジョウトの力だ!」

ハヤト「フハハハハ!!」

マツバ「悪役みたいだぞ〜〜」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:28:03.11 ID:da13HxAM0

――再び市役所――

カンナ「ひ、飛行ポケモンの軍団と飛行船……」

グリーン「ジョウトのジムリーダーだ。この前友達になった。凄いだろ?」

カンナ「四天王もチャンピオン復帰も振って何してるかと思えばこいつは……」

グリーン「連絡先をおいていく。好きに使ってくれ対策本部長」

カンナ「サンキューサンキュー!! もう! 愛してるぅ!!」

グリーン「寒気がする」

……ppppppp!!!

カンナ「おっ!」




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:37:58.46 ID:da13HxAM0

――グレンタウン沖・サントアンヌ号――

マチス「HAHAHAHAHA!!!! 見えてきたデース船長!!」

船長「うむ」

マチス「市民の危機は軍の危機! 軍の危機はつまりミーの危機!!」

マチス「全力でお助けに来たデース!!」ガチャ

マチス『Are you ready guys?』

後方の軍艦『Yeah!!!!!』

マチス『パーリィの始まりデェス!!』




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:41:14.05 ID:da13HxAM0

――三度市役所――

カンナ「ぐ、軍艦……軍艦がいっぱい」

カンナ「やりすぎやマっつぁん……」

グリーン「頼もしい頼もしい」

……pppppp!!!

カンナ「はい!!」ガチャ

カスミ『カンナさま――――!!!!』

カンナ「おぉ! カスミちゃん!」

カスミ『カンナさま――――お手伝いに来ましたぁ――!! カンナさま――!!』

カンナ「うんうん。ありがとう。聞こえてる聞こえてる」

カスミ『カンナさま――!! カンナさまカンナさまカンナさまカンナさまカンナさま!!』




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:44:08.63 ID:da13HxAM0

カンナ「ひぃぃ!」ガチャ

カンナ「なんか怖い子が来る……」ガタガタ

グリーン「うむ。いいことだ。十分にコマが揃ったじゃないか」

カンナ「ちょ、ちょっとコレは揃い過ぎかも……」

グリーン「それじゃ、俺は行くぞ? あとを頼む」

カンナ「おっけーおっけー! なんだかもう負ける気がしないわ!!」

グリーン「Good-bye」スタスタ




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:47:56.05 ID:da13HxAM0

―― 一週間後 ――

TV『……の、懸命な支援活動によりまして、住民の避難は記者会見から翌々日には完了し……』

TV『グレン火山の活動はますますに強まり、研究所では今日にでも噴火が起こるのではないかとの見解が…』

エリカ「〜〜♪」

エリカ「お鍋♪ お鍋♪ 美味しいお鍋♪」

エリカ「だ〜れが最初に来るかしらっと……」




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:50:07.88 ID:da13HxAM0

ピンポーン

エリカ「はいは〜い」スタスタ

エリカ「はい、どちら様ですか?」ガチャ

カスミ「う〜っす」

エリカ「あら、カスミちゃん?」

カスミ「……何よ?」

エリカ「今日は来られないと聞いていたもので……」

カスミ「きちゃ悪い?」ブス

エリカ「いえいえ、どうぞどうぞ」クスクス




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:53:24.44 ID:da13HxAM0

カスミ「おじゃましますっと……」

エリカ「この前はお疲れ様でした。はいこたつあります」

カスミ「う〜寒寒」モゾモゾ

エリカ「大活躍でしたねカスミちゃん」

カスミ「ん〜、ほとんどマチっさんの軍艦とジョウトの飛行船だったけどね」

カスミ「そしてなによりも指揮を取る凛々しいカンナさま」ハァハァ

カスミ「えへへ〜、見てみて、一緒に写真撮っちゃった」デレデレ

エリカ「まぁ」




29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:57:08.07 ID:da13HxAM0

カスミ「まさか一緒に仕事できる日が来るとは思わなかった……私はボランティアだったけど」エヘヘ

エリカ「幸せそうでなによりです」

カスミ「おばあさんを最後まで説得するカンナさまの姿ったらもぉ」ハァハァ

エリカ「」ニコニコ

カスミ「……なんて話を、えんえん彼氏に聞かせてしまいましてね」

エリカ「」ニコ?

カスミ「『なんかキモい』って……」シクシクシクシク

エリカ「あぁ、それで今日のデートが無期限中止に」

カスミ「ディープなファンで悪いかチクショー!」

エリカ「よしよし。なでなで」




30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 03:59:44.82 ID:da13HxAM0

カスミ「ヒックヒク……ダッテアコガレナンデスモン……グス」

ピンポ〜ン

エリカ「はいは〜い」トタトタ

ナツメ「勝手にお邪魔しま〜す。あ、カスミがいる」

カスミ「ナツメぇぇぇぇ〜〜〜〜」ダラダラ

ナツメ「ヤドランみたいな顔なってるわねどうしたの?」

エリカ「居る時点でお察し……」

カスミ「酒だぁ! 酒もってこぉい!」




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:03:47.27 ID:da13HxAM0

ナツメ「なによ? またフられたの? あ、こたつだ〜今年もある」モゾモゾ

エリカ「なには友あれ、なんやかんやお疲れさまでしたカスミちゃん」

カスミ「あんたらさてはアタシのこと心配する気ないわね!」

ナツメ「いつものことだし」

エリカ「ウフフフフ」

カスミ「順応されてるぅぅぅ!!!」ガリガリ




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:09:09.02 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

鍋「コトコトコトコト」

エリカ「いやはやしかし。去年はいろいろございました」

ナツメ「正確にはもう一昨年よ。去年は年明けにレッドが追放されて新体制が完成したじゃん」

カスミ「最初はブーイングの嵐だったけど、なんだかんだで安定しちゃったわね」

カスミ「あ、その肉ちょうだい」

ナツメ「はいはい」ヒョイ

エリカ「セキチクのアンズちゃんも大分板についてきたようですし……」

エリカ「トキワはまぁ、相変わらずのようですが」

ナツメ「あ、あいつまだジム員集めてないんだって?」




35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:11:27.91 ID:da13HxAM0

エリカ「ええ。そのようです」

ナツメ「なに遊んでんだかアレは……」

カスミ「カツラのおっちゃんがかわいそうよね。噴火したらジムごとおじゃんらしいし」

ナツメ「この先どうするんだろ……」

エリカ「……さてさて」

カスミ「せっかくジムが揃ったと思ったら、今度は一つ消失」

カスミ「下がなかなか安定しないわね〜〜」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:15:39.45 ID:da13HxAM0

ナツメ「西……カントーはどんな感じ?」

エリカ「そうですね……今までジムとして機能していた3都市は当然として」

エリカ「以前からジムと類似の業務を行っていたエンジュとタンバは、もう万全の体制のようです」

エリカ「新設した3つのジムも、4月からは活動を開始できるそうですから……」

ナツメ「んじゃ、いよいよ4月には、西にバッチが配られる訳ね?」

エリカ「はい。その時点で正式に東西合同リーグが誕生です」




37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:21:06.15 ID:da13HxAM0

カスミ「いよいよか……で、根回しの方は?」

エリカ「コガネジムのアカネちゃんとはお友達になりました」

ナツメ「こいつは……」

エリカ「フスベは手が出せませんね。アソコはここよりも古く強いですから」

エリカ「ショウジのヤナギさんはテコでも動かなそう……」

エリカ「キキョウのハヤトさん、エンジュのマツバさんはもう、グリーンさん派閥です」

カスミ「外に触手伸ばさないで自分のトコ整えなさいよあの三日天下」

ナツメ「ほぉね」モグモグ




39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:24:06.51 ID:da13HxAM0

カスミ「……アサギの、リンゴちゃんだっけ? 会いに行ってないの?」

エリカ「ミカンちゃんですね。えぇ、お話はしましたけど、難しい話はしてません」

ナツメ「意外ね。アンタなら真っ先に手を出すカワイイ子なのに」

エリカ「えぇ、もうそれが残念でたまりません」

エリカ「あのほっそりした肩……すべすべのお肌……将来有望なバディ!」

エリカ「あぁ、私が守ってあげたかった! 私が育てて上げたかった!」ワキワキ

カスミ「おいこら、手つきがおっさんだぞ〜」

ナツメ「戻ってこ〜い」




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:32:13.46 ID:da13HxAM0

エリカ「ま、ミカンちゃんは先を越されてしまったので。しばらく様子見です」

ナツメ「ほほ〜う」モグモグ

カスミ「まぁそんなこと言って女子会に加えるんだろうけどねこいつは」モグモグ

ナツメ「アンズちゃんだってプライベート限定ならもう身内だし」

カスミ「マジで!?」

エリカ「ウフフ……もうあの子は年によらずグラマーでグラマーで……」ワキワキ

カスミ「あんたその内キョウさんに殺されるわよ!」




44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:36:56.95 ID:da13HxAM0

ナツメ「で、エリカさんエリカさん?」

エリカ「は〜い?」

ナツメ「そろそろ、今日集まったワケを教えてく欲しいんだけど?」

カスミ「アンズ抜きってことは、ちょいちょいアレな話なんしょ?」

エリカ「あらあら、まだ食べ始めたばっかりなのに……」

エリカ「そうですねぇ……そんな重要な話はないんですが……」

エリカ「ちょっと、今年の目標をお聞かせしたくて」ニコ

ナツメ「目標ねぇ」ズズズ

エリカ「それではリクエストにお答えしまして、ババーン、発表します!!」

エリカ「エリカ、今年の目標ぉ〜〜」

カスミ「わ〜〜〜」パチパチ

エリカ「『レッドさんをチャンピオンに戻す』」

カスミ「………」

ナツメ「………」

カスミ・ナツメ「……え?」




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:44:40.17 ID:da13HxAM0

――同時刻・グレンタウン――

グリーン「つまり、トレーナーからの支持率だ」

グリーン「その人間が『右向け右』と行ったとき、その言葉に従う人数が全体の何割か、という数字だな」

マツバ「素直に影響力と言ったらどうだい?」

グリーン「そうとも言う。エリカは以前から、それの数値化をカツラに依頼していた」

グリーン「協会が、俺を経由してデータを引き上げてくれたから良かった」

グリーン「一応、その痕跡は全部俺でストップしてるハズだ」

マツバ「さしずめ、サーバの管理権限を協会のままにしておいたのは、そのエリカさんの指示?」

グリーン「アドバイスだ。ある程度読んでたんだろう。流石に噴火までは知らんが」

マツバ「末恐ろしい……」




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:50:17.67 ID:da13HxAM0

グリーン「で、カツラはその数字に名前をつけていた。『CV』……『Charm level』の略だそうだ」

グリーン「それが高ければ高いだけ、より多くのトレーナーから支持を得ているということだな」

マツバ「なるほど」

ハヤト「待て待て待て待て……」

グリーン「? どうした?」

ハヤト「いや、どうしたじゃない! なんで噴火寸前の火山の直下を歩いてんだ僕ら!」

グリーン「だからそのうちわかるって」

マツバ「怖いなら帰って大丈夫だよ?」

ハヤト「こここ、怖かねぇよ!」




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 04:54:06.48 ID:da13HxAM0

グリーン「なら行くぞ?」

グリーン「で、話が途切れた。エリカがしたかったのは勢力の可視化だ」

グリーン「現時点で協会を取り巻く勢力とその強さを分かりやすく把握したかったんだろう」

グリーン「もっとも、4月からまた体制が変わるから、現時点での数値はあまり意味がないが」

マツバ「それでも、今後の戦略を備えるには重要な情報だな」

グリーン「で、そのCVは各勢力ごとにこんな感じになってる」




50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:16:49.62 ID:da13HxAM0

ー協会派ー
四天王:1911
セキチクジム:1488


ー反協会派ー
タマムシジム:1075
ニビジム:524
ヤマブキジム:644
ハナダジム:1020

ー無所属ー
クチバジム:735
グレンジム:1002
トキワジム:0

タマムシジム:
ニビジム:
ヤマブキジム:
ハナダジム:

無所属
クチバジム:
トキワジム:




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:18:59.39 ID:da13HxAM0

ミスった。こっちが本当

ー協会派ー
四天王:1911
セキチクジム:1488 計:3399

ー反協会派ー
タマムシジム:1075
ニビジム:524
ヤマブキジム:644
ハナダジム:1020 計3263

ー無所属ー
クチバジム:735
グレンジム:1002
トキワジム:0 計:1735




52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:25:18.91 ID:da13HxAM0

カスミ「これを見ると、あたしたちと協会本部の力は拮抗してるように見える、ケド?」

ナツメ「面目ないわね……ヤマブキジムは協会からの援助で成り立ってるから、
    反対勢力にはなり得ないわ」

エリカ「そして、四月からジョウトの正式リーグ参戦で数字はまた変わってきます」

カスミ「CVの及ぼす範囲が東西全域に及ぶわけね」

エリカ「はい。フスベは生粋の協会派です。
    また、エンジュも塔の修繕費用の援助を受けてるらしいですから……」

ナツメ「そして、新設のヒワダ、コガネ、アサギも協会の完全管轄か……」




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:28:56.64 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グリーン「さらに、グレンジムも実質壊滅だ。期待できる数値はさらに下がる」

マツバ「シジマさんは、説得次第で反対勢力にはなり得るかもしれないけど、ヤナギさんは……」

ハヤト「あのじいさんはテコでも動かん。ま、俺は協会は嫌いだがな」

マツバ「ジョウトの数値はどうなってる?」




54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:38:00.04 ID:da13HxAM0

ー協会派ー
ヒワダ:0
アサギ:0
コガネ:0
フスベ:1640
エンジュ:1296 計2936

ー反協会派ー
キキョウ:1560

―無所属―
タンバ:1324
チョウジ:1660 計1384




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:41:20.18 ID:da13HxAM0

グリーン「数値が0のところはまだジムとして機能していない状態だ」

ハヤト「お前のトコとかな」

マツバ「いっとくけど、僕は二つの塔の保護と修繕しか考えてないからね」

グリーン「それでいい。今のところ、協会はエンジュに援助を約束してる」
      お前の判断は合理的だよ。俺を敵だと思えば、そうすればいい……」

マツバ「問題は、その『今のところ』なんだ……」ギリ




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:46:21.50 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ナツメ「『今のところ』協会はヤマブキを援助してくれてる……」

カスミ「ハナダにも、安定した援助金は降りてきてるわ。でも……」

エリカ「この先、どう手のひらを返されるか分からない」

ナツメ「特に、ウチなんかは自営能力がないから。一撃でしょうね……」

カスミ「汚い話をすると、私たち女の子なんかはまぁ、『そういうコト』狙おうとすれば狙えるわけだし」

エリカ「十分にありえる話ですから怖いですわ」ブルブル

ナツメ「常に狙ってる奴がなにをいう」




58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:49:50.41 ID:da13HxAM0

エリカ「そして、レッドさんがトップに戻ってくれれば……」

ナツメ「協会派としての四天王が死ぬし、内部も引っ掻き回される」

カスミ「マヒった上に混乱状態に陥るわけね。便利なやつ」

エリカ「そんな、浅はかな目論見もないではないんですがね……」

エリカ「やっぱり、あの人がいてくれると、安心するじゃないですか」

ナツメ「……まぁ」

カスミ「……逆に不安だけどね」




59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:56:15.07 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グリーン「レッドがチャンピオンを引きずり下ろされたとき、盛大なネガキャンがあっただろ?」

マツバ「任務の現地で逆に被害出したり、招集に無断で欠席したり?」

グリーン「CVを落としてチャンピオン権剥奪もやむを得ずという雰囲気を作り出したんだ」

ハヤト「いちいちあくどい奴らだな」

グリーン「ま、全部本当だから自業自得だが」

ハヤト「……」

グリーン「本部役員、もしくはジムリーダーが規定数以上要請すれば委員会を招集できる」

グリーン「レッドをチャンピオンに戻す会議自体は、おそらく今からでも開ける訳だ」

マツバ「そして、その会議で重要となるのが発言力。つまりさっきのCV」

グリーン「手持ちのカードでは、今は協会派に勝てん。かと言って、4月になるとさらに状況は悪化する」




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 05:59:54.39 ID:da13HxAM0

マツバ「僕はともかく、新設ジムが育って強い数値を手に入れたらもう勝てない、か」

グリーン「ご名答。だが実際、お前とフスベだけでも手に負えない」

ハヤト「やはり、4月までにケリをつける必要があるってことか!」

グリーン「そうだな。で、さっきのお前の発言だハヤト」

ハヤト「お?」

グリーン「なぜ、俺たちは今、噴火寸前のグレンタウンを歩いているのか……」




62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:04:08.06 ID:da13HxAM0

ザッ……

グリーン「ここだ」

マツバ「洋館?」

グリーン「通称『ポケモン屋敷』。行くぞ」

ハヤト「おい待て待て! 置いてくな! なんだココは!」

グリーン「ポケモン研究家の自宅だよ。そして、実験場だ」

グリーン「ここに、あるはずだ。CVの劣勢を背負ってでも、協会をボロクソに出来る切り札が」

ザッ……

グリーン「……そうだろ? カツラ?」

カツラ「……やはり、来たか」




63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:08:52.70 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

エリカ「協会をなぎ倒す切り札はカツラさんが持ってます」

エリカ「けれど、カツラさんはそれを絶対に表へ出さない。封印してるんです」

エリカ「その封印を解くとすれば、それはもう、火山の噴火でもないと……」ウフフ

ナツメ「アンタ……天災まで利用する気?」

エリカ「まぁ、そんなトコです」

エリカ「グリーンさんが動いてくれているので良いですが……
    本当なら、今、私がグレンタウンに行っているはずでした……」

カスミ「その代わりに女子会とはいいご身分ね」ズルズル

ナツメ「カスミ、うどんの汁飛んでるわよ」

カスミ「あっつぃ!」




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:11:44.73 ID:da13HxAM0

ナツメ「も〜〜なにやってんのよ、コラ」

カスミ「ま、それとしてエリカ。アタシ一個だけ確認したいんだけどさ」

エリカ「はい?」

カスミ「先の不安はどうあれ、私達は『今取りあえず』なんとかなってる訳じゃん?」

エリカ「ええ」

カスミ「それは新体制が安定したおかげだし、強いては協会のおかげ」

カスミ「勘違いしないでね。私も先が怖いし、協会のおっさんどもは嫌い。でもね」

カスミ「『今とりあえず守れてる』ものを危険に晒してでも、その首は取りに行くべきなの?」




65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:14:14.47 ID:da13HxAM0

エリカ「……」

カスミ「そりゃ、レッドがチャンピオンに戻って、全てが善転するならいい」

カスミ「でもぶっちゃけ、あいつがチャンピオンだった頃って、近年で一番不安定だったじゃん?」

エリカ「それは、カンナさんやキクコさんの引退とか、サカキさんの疾走が重なって……」

ナツメ「それもあると思うけど……それでも、今ほどの安定感はなかった」

エリカ「……」




67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:19:06.60 ID:da13HxAM0

カスミ「今回の騒動でも、現地を仕切ったのはカンナ様やマチっさんだった」

カスミ「けど、それは裏で治安を守ってくれてた安定した四天王の影があったから」

ナツメ「避難民の受け入れの時は、カリンさんたちが奮闘してたし。船の護衛も四天王だった」

エリカ「それは分かってます」

カスミ「そんな安定した要素を捨ててまで、戦いに行く必要ってあるのかな?」

カスミ「ひょっとしたら、このままの方が良い方向へ向かうかもしれない……」




68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:24:18.74 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カツラ「『今確実に守れるもの』を火にかざしてまで、君は今の協会と戦うのか?」

グリーン「あぁ。そうだ」

カツラ「ジムリーダーになったばかりの君にはないだろうが、だがジムが今。養っているものがある」

カツラ「一般トレーナー。ジム員。事務員。近隣の経営店。フレンドリィショップ」

カツラ「ジムがあることによって職を持てる多くの人々を……」

カツラ「君が協会と戦うことによって、その人々の職を危機に晒すのだぞ?」

グリーン「だな」




69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:27:00.55 ID:da13HxAM0

マツバ「エンジュの塔もそうだ。今の体制が崩れると義援金が降りなくなる」

マツバ「それは僕個人としても、エンジュとしても、とても困る」

マツバ「『今このまま』なら、確実に僕は守るべきものを守れるんだ」

グリーン「今はな。だが先はどうする?」




71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:30:36.16 ID:da13HxAM0

ハヤト「先のことなど分からんことを聞くなたわけが!」

グリーン「そうだな。だが俺はあのおっさんどもがいつまでも善人面している気がしない」

マツバ「もっともだ。お金を理由にいいようにパシられるのが目に見えてる」

ハヤト「お前はもっと自分の主張を固定しろマツバ!」

マツバ「僕は確固たるホウオウの味方だ。多少のパシリは甘んじて受ける!」

ハヤト「清々しい奴……」




72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:32:20.80 ID:da13HxAM0

グリーン「カツラ、あんたも協会からやりたくもない研究を回されてたんだろ?」

グリーン「なんで俺たちの見方をしてくれない?」

カツラ「……」

カツラ「お前が切り札と呼ぶものは、確かにここにある。だが」

カツラ「それはワシに取って、何よりも大切なものだ」

カツラ「革命の道具にされたくない。それだけだ」




73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:37:29.44 ID:da13HxAM0

グリーン「だが置いていけば噴火に巻き込まれるぞ?」

カツラ「それでいい。アレはこの島と共に永遠に葬られるのだ」

ハヤト「それは弔いか?」

カツラ「いや、わしのケジメと供養だよ。もう二度と世にはださん。ここで終わらせる」

ハヤト「おぉ、筋のあるいいおっさんじゃないか。気に入った」

カツラ「君はキキョウのハヤトだな?」

ハヤト「いかにも。古の町で先祖代々ジムリーダーをやってる」

ハヤト「それゆえに、おっさんの言いたいがことはわかる!」




74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:41:57.93 ID:da13HxAM0

ハヤト「おい在籍最短記録!」

グリーン「誰が在籍最短記録だ」

ハヤト「俺はおっさんの味方をする。
    例えばお前、母の忘れ形見のハンカチでケツ拭かれるのはイヤだろ?」

マツバ「どんな例えだい?」

ハヤト「他人の形見を都合よく利用してまで戦わんでいい。別の道を探せ」

ハヤト「拒否れば俺は一人で帰る。お前ら来るとき、どうやってきた? 俺の飛行船だ」

グリーン「別に俺はピジョットで帰れるぞ?」

ハヤト「そ、そんなこと言うな!!」




76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:48:19.20 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

エリカ「『今』が大丈夫だから甘んじるとして……」

エリカ「その大樹の甘い蜜は、しかし毒であるかもしれません」

エリカ「いえ、きっと毒である可能性の方が高い。このままではいずれ毒に殺されます」

エリカ「だから、私たちは動けるうちに、別の樹へ飛んで移るべきだと、考えています」

エリカ「大切なもの全てが、毒に殺されてしまう前に」

エリカ「そのためには、諸共に墜落する覚悟くらい必要でしょう?」

カスミ「レッドに飛び移ったとして……あいつが毒の木じゃないとで……」

カスミ「……ないだろうけども!」

ナツメ「……ま〜、毒ではないわね。確実に」ウンウン




77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:51:19.20 ID:da13HxAM0

カスミ「わかったわよ……アタシらはアンタについて行く」

ナツメ「私も。いざとなったらタマムシに入るわ私」

エリカ「うふふ、ありがとうございます」

カスミ「ま、もっとも、レッド自体がチャンピオンに戻る気あるのかどうか……」

ナツメ「なさそう……いえ、きっと無い! ないと思う!」

エリカ「なくても戻ってもらうつもりです。あらゆる手段で説得して」

エリカ「責任、とってもらうんですから……ふふっ」




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:53:52.82 ID:da13HxAM0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

グリーン「……この展開は予測してなかったな」ポリポリ

カツラ「いや全く」

ハヤト「カ・エ・レ! カ・エ・レ!」パンパン

マツバ「…………」

マツバ「…………うむ」

マツバ「グリーン。ここは僕らの負けだ。みんなでこのまま帰ろう」

マツバ「飛んでるところをハヤトに襲われたんじゃ、適わない」

ハヤト「よしさすがマツバ! 賢明な判断だ!」

グリーン「……だが」




79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 06:58:54.40 ID:da13HxAM0

マツバ「また別の手段を探そう。なに、四月までまだ余裕はあるしさ」ポン

グリーン「………」


……ゴゴゴゴゴゴ


ハヤト「!! 地震!!」

カツラ「ヤベ、噴火が近いなこりゃ」

ハヤト「だいたいおっさん! なんでこんなとこに一人でいたんだ!」

カツラ「お前らのような奴がもって行かんように見張ってたんだよ。最後までな」チラ

???「……」チッ、バレタカ、シュタタタタ

グリーン「協会の諜報員か」

カツラ「ずっとわしがアレを持ち出すのを待っていたらしい。
    それか、わしのいないあいだに屋敷をひっくり返すつもりだったんだろう」

カツラ「もういいだろう。そら、みんなで逃げるぞ」ポィ

ファイヤー『ピャァァァァ!』ボフン




80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:01:49.42 ID:da13HxAM0

グリーン「…………」

マツバ「…………」

グリーン「……分かった」

ハヤト「よしいい子だ!!」

マツバ「そうと決まれば撤退撤退……」


………ズゴゴゴゴゴ!!!


マツバ「やばいマジで急ごう!!」

ハヤト「っしゃぁ!!」

グリーン「………」ポイ

ハヤト「おいこら一人だけピジョット出すな!! ずるいぞ!!」




81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:05:57.58 ID:da13HxAM0

カツラ「ハハハ、さらばだぁ〜〜」

ファイヤー「」バサァ!

グリーン「マツバ、乗るか?」

マツバ「助かる」

ピジョット「」バサァ!!

ハヤト「あ、ちょっと待って! みんな行くな!!」

………ドゴゴゴゴ!!!

ハヤト「うぁぁぁ!! 噴火する! 噴火する!! 待て! まだだ!」シュタタタタ

ハヤト「マツバのアホーボケー!! ギヤァァァァ!!」シュタタタタタ

グリーン「……あいつ、飛行タイプは? 持ってるもんだとばっかり」

マツバ「あはは、今はポッポしか持ってないよ。一から育ててるんだってさ」

ハヤト「ぬらまぁぁあぁっぁぁぁ!!!」ドドドドド




82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:10:30.54 ID:da13HxAM0

――グレン島・上空――

ヒュォォォ……

マツバ「さて、カツラさんは避難所に向かって飛んでったな」

グリーン「で、何か策があるのか?」

マツバ「作戦なんかない。ただ、悪癖があった」

マツバ「見張りに散らしてた僕のゴーストポケモン。でもこいつらたまに道具を拾っちゃうんだよ」

マツバ「価値のあるものから、無い物までね」ピッ

グリーン「……そのノート」

マツバ「隠すようにして床下にあったらしい。おそらくは」

グリーン「お前は」




83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:13:12.00 ID:da13HxAM0

マツバ「悪党じゃないよ。ハヤトの言い分が最もだと思ってる」

マツバ「けれどやっぱり、牙はあった方がいい」

マツバ「どうする? 捨てるかい?」

グリーン「……」パシッ

マツバ「使うんだね。それがカツラさんの気持ちを踏みにじる行為でも」

グリーン「あぁ」




84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:15:59.89 ID:da13HxAM0

マツバ「じゃ、いいよ。僕は僕のことしか考えてないしね。任せる」

マツバ「自分に都合が悪くなったら、君に敵対させてもらう」

グリーン「そうならないように努力しよう……」

ヒュォォォ


――――

――






85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:19:45.85 ID:da13HxAM0

―― 一週間後 ――

ハナダシティ・街道

エリカ「あ、グリーンさんだ」

グリーン「よぅ」

エリカ「いや〜、噴火しましたね。グレン島」

グリーン「まさか本当にグレンタンそのものが壊滅するとはな」

エリカ「被害者が一人もいなかったのがなによりです」

グリーン「島民にしてみりゃ故郷を失ったわけだから、そりゃ被害者だろうけど」

エリカ「でも、怪我人なしというのは功績ですよ?」




86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:22:07.92 ID:da13HxAM0

ナツメ「あ、エリカとグリーン」

グリーン「よぅ」

エリカ「こんにちは」

ナツメ「噴火したわね〜グレン島」

グリーン「その話はもういい」

ナツメ「カツラさん、これからどうするのかな?」

グリーン「ふたご島にジムと研究所を再建するそうだ」

ナツメ「たくましっ!」

エリカ「不死鳥のような人ですわね……」




87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:24:15.41 ID:da13HxAM0

――ハナダジム――

ピンポーン

カスミ「よ、来たわね!?」

エリカ「こんにちは〜〜」

カスミ「ねぇ見たTV! グレン島の噴火すげぇ!」

グリーン「それはもういい」

カスミ「あいかわらずドライねあんた……」

ナツメ「まぁまぁ……」




88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:27:49.23 ID:da13HxAM0

グリーン「準備はもういいのか?」

カスミ「もち。いつでも行けるわ」

グリーン「別に俺ひとりでもいいんだが……」

ナツメ「何言ってんの危ないでしょが」

エリカ「腕がなります。ワクワクします」ニコニコ

グリーン「……あっそう」

グリーン「じゃ、行くぞ……」

グリーン「『ハナダの洞窟』……」



終わる




89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/27(日) 07:28:37.75 ID:da13HxAM0

エリカさんのえっちなSSが書きたいです

レッド「目があったらバトルだろ?」へつづく


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