1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 04:56:02.16 ID:Ns3NpNKz0
メイド「お帰りなさいませ、ご主人さま」

男「いやいやいやいや、お前明らかに女だよなぁ?」

女「ちっ、気づきやがったか」

男「毎日顔合わせてるんだからいくらなんでも気づくだろ…」




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 04:58:54.89 ID:buqk556d0
メイドじゃないんかい…




元スレ
メイド「お帰りなさいませ」男「え」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1318967762/
DAT:ここを右クリックして名前をつけてリンク先を保存


 
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:02:34.00 ID:Ns3NpNKz0
翌日、学校

男「なんであんなところでバイトしてんの?」

女「いいじゃない理由なんて」

男「実はコスプレ好きとか」

女「コスプレが好きなんじゃなくてメイドになりたいの」

男「え」




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:04:16.98 ID:Ns3NpNKz0
男「レズ?」

女「そうじゃないわ、メイドさんっていう存在に憧れてるの」

男「はぁ…小学生のあこがれの職業、みたいなもんなのか?」

女「そう考えてもらって結構よ」

男「これからご主人さまと呼びなさい」

女「帰れ」




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:07:14.00 ID:Ns3NpNKz0
女「お帰りなさいませ…って」

男「よう」

女「帰れ」

男「つれないな」

女「そうね、じゃあね」

メイド「ご主人さま、いかがなさいましたか?」

男「いや、このメイドさんがね」ドゴォ

女「こちらへどうぞ、ご主人さま」

男「」ピクピク




10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:08:59.30 ID:Ns3NpNKz0
男「いきなりみぞおちなぐるやつがいるか」

女「ここにおりますわ」

男「猫かぶっても遅いし」

女「こちらがお勧めですわ、ご主人さま」

男「一番高いの勧めてくるし」

女「さっさと注文しろや」

男「これでお願いします」




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:11:36.12 ID:Ns3NpNKz0
女「お待たせしました、ご主人さま。愛があれば何でも生まれるてへぺろ☆(・ω<)オムライスでございます」

男「名前長いし」

女「メッセージをお書きさせていただきますね」

女『かえれ』カキカキ

男「相変わらずだな」

女「なんのことですかぁ?」




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:13:14.08 ID:Ns3NpNKz0
男「普通のオムライスだった…」

メイド「いかがでしたかぁ?」

男「あ、美味しかったっす」

女「いかがでしたか?」

男「冷凍食品の味がした」

女「だって冷凍食品だもの」

男「でも愛情もこもってたな」

女「え」




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:15:05.01 ID:Ns3NpNKz0
男「にしても…メイド喫茶って俺みたいなオタクみたいなやつばっかりのイメージだったけどそうでもないんだな」

女「そうね、最近は家族で来る人なんかもいるわ」

男「時代は変わるんだな」

女「あんたは成長しないけどね」

男「女もずっと可愛いままだよ」

女「と、当然ね」テレ




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:17:47.09 ID:Ns3NpNKz0
客「ねぇ、いいでしょ、女ちゃーん」

女「困りますわ、ご主人さま」

男「何だ、絡まれてんのかあいつ」

男「おい、やめ」机ドゴォ

女「いい加減にしないと…お仕置きですわよ、ご主人さま?」

客「ひっ…ごごごごごごごめんなさい!」

女「分かってもらえてうれしいですわ」

男「暴力反対」

女「うるさい」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:19:48.63 ID:Ns3NpNKz0
女「あんた毎日毎日来てるけどよくお金あるわね」

男「愛の力かな」

女「冗談はおいとくとして」

男「本当なのに」

女「お金はどこからでてるの?」

男「毎日親の財布からこっそり…」

女「やめなさい」ギロッ

男「冗談なのに」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:22:39.58 ID:Ns3NpNKz0
男「こんにちはー…」

メイド「お帰りなさいませ、ご主人さま…って、男くん?」

男「あれ、なんで俺の名前を?」

メイド「女ちゃんがよく話してるわよ。毎日毎日よく暇ねって」

男「女に会いに来るのに忙しいんですけどねぇ」

メイド「うふふ、でも今日は女ちゃんはお休みよ」

男「えっ」

メイド「風邪だって。お見舞いに行ってあげたら?」




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:24:18.97 ID:Ns3NpNKz0
女宅
ピンポーン

男「こんにちはー」

女「はい…いまあげまず…」ガチャッ

男「よう」バン、カチャッ

男「おいおいおいおい、ずいぶんな扱いだな」

女「何の用だ」

男「お見舞いなんだけどな」




19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:26:01.58 ID:Ns3NpNKz0
男「とりあえず寝ろ。あ、これお店の人からの見舞」つみかん

女「ああ、ありがと…置いといて」ゴホッ

男「あ、台所借りるぞ」

女「…え?」

男「こう見えても料理は得意でな」




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:27:53.05 ID:Ns3NpNKz0
男「ほれ、おかゆとすりりんごだ」

女「一緒に出すようなものかなぁ…」

男「ほら、あーんしろ、あーん」

女「一人で食べれる」

男「病気でもつれないなぁ」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:31:12.68 ID:Ns3NpNKz0
翌日、男宅

男「うう…女の風邪がうつったのかな…」

ピンポーン

男「あい…今開けます」ガチャ

女「元気?お邪魔します」

男「…って何で?」ゴホゴホ

女「私の風邪がうつったのかと思うと後ろ暗いから。」

男「本当は俺に会いたかったんじゃないの?」

女「良いから寝てなさい」




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:34:45.90 ID:Ns3NpNKz0
女「おじやとコーンスープよ」

男「また微妙な組み合わせを…」

女「昨日あんたが作ったのも似たようなものよ」

男「そりゃそうだが」

女「あーん、です、ご主人様。おくちをお開けになってください」

男「…」あーん

男「…あっつ!あつ!冷ましてから入れろよ普通!」

女「あらあら、失礼いたしましたわ、ご主人さま」




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:37:13.55 ID:Ns3NpNKz0
男「」スヤスヤ

女「黙ってると可愛いのにね、こいつも」

女「…って何言ってるのかしら私/// 早く片付けて帰ろ」スクッ

男「///」

女「」チラッ

女「起きて…ないわよね?」

女「…早く治ってよね」ギュッ

男「///」




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:40:40.32 ID:Ns3NpNKz0
男「いやー、女の手料理で元気元気!」

女「お帰りなさいませご主人さま」

男「ありがとな」

女「何のことでしょうかご主人さま?」バレタ?

男「いや何でもない。あ、オムライスで」

女「かしこまりました」

女「こちらが愛がryです。メッセージを書かせていただきますわね」

女『おだいじに』

男「なんか優しくなったな」

女『しないでね』

男「気のせいだった」




30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:45:34.96 ID:Ns3NpNKz0
女「学校で友達多いのに何でいっつも一人で来るの?」

男「大勢で行ったら女に迷惑かけるだろ」

女「お金落としてくれたらだれでも良いのに」

男「他のやつに見せたくないんだよ言わせんなよ」

女「独占欲強いのね」

男「本当に好きなのだけにな」




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 05:48:57.72 ID:Ns3NpNKz0
女「今日は…来ないのかな」ボソッ

メイド「男くんが来なくて寂しい?」

女「そ、そんなこと///」

メイド「うふふ、青春ね」

男「本当そうですよね」

女「いつの間に来た」

男「俺のことを待ち遠しく思ってるときから」

女「帰れ」

メイド「あらあらまぁまぁ」




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:00:17.32 ID:Ns3NpNKz0
男「そういえば女に聞きたいことがあったんだった」

女「常識的なことなら答えるわよ」

男「誕生日プレゼント何が良い?」

女「…何でも」

男「それが一番困るってことを君は知らないのか」

女「知らなかったわ」

男「本当に何でも良いんだな」

女「別に欲しいものはないし」




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:03:54.40 ID:Ns3NpNKz0
女の誕生日

男「誕生日おめでとう、女」

女「ありがとうございます、ご主人さま」

メイド「あ、女ちゃん。あちらのご主人さまもお呼びよ」

女「あ、はい。じゃあね、男」

男「はぁ…」

メイド「女ちゃんが他のご主人さまと仲良くしてるの見るのってどんな気持ちですか?」

男「メイドさんも良い性格してますね…」

メイド「うふふ、お詫びに良いことを教えてさしあげますわ」

男「?」

メイド「女ちゃんは今日9時上がりですわ」




41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:07:15.17 ID:Ns3NpNKz0
9時

男「はぁ…寒…」

メイド「あ、本当に待ってた」

男「あ、メイドさん」

メイド「じゃあ、行きましょうか」

男「?」

メイド「ご飯でもどう?」

男「いや、俺は女を待ってるから…」

メイド「良いから良いから、ね。行きましょ」ぐいっ

男「はぁ・・・?」




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:12:01.73 ID:Ns3NpNKz0
女「あ…男」

女「もしかして…待っててくれたのかな」

男「ちょっ…ほんと待ってくださいって!」

女「え…?メイドさん…?」

男「だから、ちょっと…」

メイド「いいから、ちょっとご飯だけ、ね?」

女「もしかして、あの二人…」グスッ

女「…え? 泣い、てる…?」

女「そうよね、私なんかより、メイドさんの方が…」ダッ




44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:15:12.98 ID:Ns3NpNKz0
メイド「そろそろかな」ボソッ

男「え…?」

男「あ…女!」

男「止めてくださいっって!」

メイド「そうね、止めようかしら」

男「…え?」

メイド「追いかけなくて良いの?」

男「…?」

メイド「行ってらっしゃい」

男「はぁ…?行ってきます!」ダッ

メイド「…こうでもしなきゃグダグダしたままになりそうだもの」

メイド「がんばれ、青春」




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:18:25.89 ID:Ns3NpNKz0
男「はぁ…はぁ…」ダダダッ

男「見つからない…携帯にかけても出ないし…」

男「あ、いた!」

女「あれ、男…?メイドさんと一緒なんじゃ…」

男「いやいやいやいや、誤解だし! …ちょっと待ってろ」

男「はい、これ」つホットコーヒー

女「あ、ありがと」




49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:21:31.47 ID:Ns3NpNKz0
女「メイドさんとは…」

男「いや、だからあれは俺も良く分かんないんだけど…かくかくで」

女「…そっか。それで、男はどうしたの?」

男「…ああああああ!」

女「大声出さないでよ、びっくりするじゃない」

男「もうこんな時間か、えっと、これ!」

女「…なにこれ?」




50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:26:45.70 ID:Ns3NpNKz0
男「えっと…開けてみて?」

女「…これ…」

男「えっと…メイドカチューシャ?」☆(・ω<)

女「帰って良いかしら。むしろ帰れ」

男「で、話は変わって」

女「人の話を聞きなさい」




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:29:03.43 ID:Ns3NpNKz0
男「実は俺の誕生日も今日なんだよね」

女「…へぇ?」

男「そこでだ。」

男「俺だけのメイドさんになってください」

女「/// ばかじゃないの」

男「そりゃ、馬鹿なりに考えたらこうなったわけで」

女「帰って」

男「(やはり奇を狙いすぎたあああああああ)」

女「…私と一緒にね」




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:32:47.65 ID:Ns3NpNKz0
男「…え?」

女「行きましょ、ご主人さま」

男「…え?」

女「二度は言いませんわよ、ご主人さま?」

男「……」

男「やったああああああああああああああああああ」

女「うるさいわね、早く帰るわよ」

男「うん!帰る帰る!」

女「はいはい、もうちょっと落ち着くの」




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:36:34.86 ID:Ns3NpNKz0
翌日

女「急ですいません、できれば今月限りで辞めさせていただきたいのですが…」

メイド「あらあら、寂しくなるわね。分かったわ。今月いっぱい、よろしくね」

女「お世話になりました。あの、男のことも…メイドさんがけしかけてくれたんですよね?」

メイド「あら、そこまでバレちゃってたのね」

女「男から話を聞いて、そうなだろうなって」

メイド「ふふふ、あら、もうこんな時間。そろそろ休憩も終わりよ」

女「本当だ、お先にフロアに入らせてもらいますね。」

メイド「…もしあのまま男くんが来てたら、男くんもらうつもりだったけどな」

メイド「あーあ、私も恋がしたいわ」




56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:37:56.52 ID:qqVH5sYc0
メイドさんなかなかエグいな




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:38:52.40 ID:Ns3NpNKz0
男「お疲れ様」

女「ありがと」

男「本当に辞めて良いの?」

女「どうして?」

男「だって…メイド好きなんだろ?」

女「いいのよ」

男「へぇ?」

女「だって、私だけのご主人さまがいるんだもの」




58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:39:39.87 ID:Ns3NpNKz0
とりあえずこれでメインストーリーは終了です。

メイドさんの話を書くか悩んでる。




60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:41:04.56 ID:x/0cSaEB0
乙!  メイドルートも気になる




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:41:47.31 ID:LppQxQBC0
いちおつ
メイドルート希望




62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:45:05.77 ID:sq0dmrOpi
とりあえず乙!
メイドさんも読みたいなっ




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:49:40.80 ID:Ns3NpNKz0
メイド「はぁ…私もいつまでここで働いてるんだろ」

メイド「女ちゃんみたいに寿退社もできないし…」

女「あのー…一応私たち結婚はまだなんですけど…」

男「つまり将来はするってことで良いのかな?」

女「ちょっと黙ってて。メイドさん可愛いんだし、すぐに彼氏くらいできますよ」

男「そうですよー、すぐですよすぐ」

メイド「私の誘惑に乗らなかったくせに」

男「メイドさんも素敵ですけど俺は女の方が大事だっただけですよ」

女「///」

メイド「男くんそれ私に失礼。あと爆発しろ」




66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:54:29.34 ID:Ns3NpNKz0
メイド「私だって贅沢は言わないわよ」

メイド「ただ男くんみたいに、相手のことを大事にしてくれさえすればそれで良いのに…」

メイド「はぁ…」ドンッ

メイド「あ…すいません」

DQN「あ…?おい姉ちゃん、ぶつかってそんな謝り方で許されると思ってるのかよ?」

メイド(うざい奴に捕まっちゃったわね…)

メイド「ごめんなさい、気をつけますから。」

DQN「ん…?よく見ると可愛い顔してるじゃん、ちょっと来いよ」ギャハハ




67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 06:57:51.79 ID:Ns3NpNKz0
メイド「…ちょっと、離してください!」

DQN「気の強い姉ちゃんだな、おもしれぇ」ニヤニヤ

メイド「ちょっと…!」

男「いい加減にしてあげてくださいよ」

メイド「男、くん…?」

男「メイドさん、何絡まれてるんですか、らしくないなぁ」

DQN「何だてめぇ、おい、やんのか?」

男「ははは、滅相もない。これでも腕に覚えは一切無いんでね」

男「逃げるっ!」ダッ

メイド「きゃっ、そんな急に…!」

メイド(男くんの手…大きいな…)




71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:02:52.13 ID:Ns3NpNKz0
男「はぁ…はぁ…ここまでくれば大丈夫でしょう」

メイド「そうね…はぁ…ありがと、助かった…わ…」

男「いえいえ、情けないところお見せして…はぁ…」

メイド「情けなくなんか、ないよ」

男「いやいや、あんな逃げるだけしかできなくて…」

メイド「ううん、他の人は見て見ぬふりだったのに、あそこで助けに来てくれて、本当に助かった」

男「メイドさんみたいなきれいな人のお役にたてたなら光栄です、へへへ」むげーんだーいなゆーめのーあとのー

男「あ、女からメールだ。ちょっとすいません」ピッピッ

男「あ、女? うん、メイドさんに途中で会って、〜〜ってことで心配だから、家まで送って行くから遅れそうなんだけど…」

メイド「えっ、いいよ、今からデートなんでしょ?」

男「ここでこのまま待ち合わせに行ったら俺も落ち着かないし、女も怒りますよ。絶対送って来いって今も言われましたし」




72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:06:10.01 ID:Ns3NpNKz0
男「ってことで、嫌でもおうちまで送らせていただきますよ」

メイド「そんな…いいのに」

男「気にしないでください、俺の安心のためでもあるんですから」

メイド「ん…じゃあお言葉に甘えて、お願いします。ありがとね」

男「はい、行きましょう。…って、俺、どこにメイドさんの家があるか分からないんですよね」

メイド「そっか、じゃあ案内するわ」




75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:10:56.25 ID:Ns3NpNKz0
メイド「ここよ」

男「…え?」

メイド「送ってくれてありがと」

男「すいません、ここって公園じゃないんですか?」

メイド「うちの敷地よ」

男「えええええええええええええええええええええええええ」

メイド「驚きすぎよ」

男「だって」

メイド「これくらい普通よ」

男「庶民には考えられない世界です」




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:13:35.68 ID:Ns3NpNKz0
メイド「…はぁ」

メイド母「メイド?いるの?」

メイド「はい」

メイド母「あなたももういい歳なんだから…そろそろあんなお遊びは止めて、早く嫁いで下さいな」

メイド(また小言か)

メイド母「お見合いの写真置いといたからちゃんと目を通しておくのよ。私としては〜〜」

メイド「はい、分かりました、お母様」

メイド(誰が見るかよ)




79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:19:00.41 ID:Ns3NpNKz0
メイド「自分の相手くらい…自分で見つけたい」

メイド「って言ったら、お母さんどんな顔するかな」

メイド「はぁ…」

メイド父「メイド?入るぞ?」コンコン

メイド「どうぞ、お父様」

メイド「珍しいですね、こんな時間に家にいるなんて」

メイド父「たまには早く帰って家族団欒をしたいからな」

メイド「うふふ、それで、何かご用ですか?」

メイド父「うむ、あの、あれだ。母さんはああいう風に言っておるが、お前はまだ若い。焦らず、自分の相手を探して良いのだぞ」

メイド「…え?」




81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:21:16.94 ID:Ns3NpNKz0
メイド父「いや、最近やたらと母さんがお前に見合いを勧めてくるだろう」

メイド「はぁ…」

メイド父「それじゃお前も疲れるだろう。無理をして焦る必要はない。お前はまだ若いんだ」

メイド父「母さんには儂から言っておくから、お前は自分の満足できる恋を探しなさい」

メイド(なにこの父△)

メイド「はい、ありがとうございますお父様」ニコニコ

メイド父「…親はいつでも、子供の幸せを願ってるんじゃよ」




82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:24:40.96 ID:Ns3NpNKz0
メイド「…とはいえ相手がいないわけで」ハァ

メイド「どっかから降ってこないかな…」ガラッ

メイド「あ、お帰りなさいませご主人さまー♪」

客「あ…ど…どうも」

メイド「うふふ、こちらは初めてですか? こちらにどうぞお座り下さい」ニコニコ

客「あ、ありがとうございます…」

客(きれいな人だなぁ)

メイド「メイド喫茶自体が初めてですか?」

客「あ…は…はい…」

メイド(緊張してるのかな?)




86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:31:27.31 ID:Ns3NpNKz0
客「え、えっと…じゃあこの愛ryとコーヒーを」

メイド「かしこまりました、ご主人さま」

メイド(なんか初心な感じで可愛いわね)

メイド「お待たせしました、ご主人さま。メッセージをケチャップで書かせていただきますね」

メイド『祝☆初体験』

客「」ブッ

メイド「あらあら、いかがなさいましたか?」フキフキ

客「そのメッセージはどうかと…」




90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:38:34.40 ID:Ns3NpNKz0
メイド「あら、でももう書いてしまいましたし…今回はこちらで我慢していただけませんか?」

客「…いやまぁ食べれば変わらないし大丈夫っていえば大丈夫なんですけどね…」

メイド「ありがとうございます」

客「…うん、美味しい」

メイド「愛をこめてますから♪」

客「ははは、通りで」

メイド「はい」ニコッ




91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:41:31.72 ID:Ns3NpNKz0
客「また来ます」

メイド「お待ちしておりますわ、行ってらっしゃいませ、ご主人さま」

メイド「ふぅ…今日もこれで終わりかな」

メイド「お疲れ様でしたー」

メイド「…寒い」

女「あ、メイドさん。お久しぶりです」

メイド「あら、女ちゃん。久しぶり。どうしたの?」

女「近くに来たから、もしかしたら誰かそろそろあがりかな、って」

メイド「そっか。ねえ、もし時間あるならお茶でもどう?」




92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:47:48.90 ID:Ns3NpNKz0
女「それで、男が〜〜」

女「なのに男ときたら〜〜なんですよ!」

メイド「うふふふふ」

女「…?どうしたんですか?」

メイド「いや、女ちゃんも男くんも幸せなんだろうなぁって」

女「えっ、いや、あいつなんか、ほんとに…」

メイド「うんうん、分かったから」




94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 07:49:53.61 ID:Ns3NpNKz0
メイド「じゃあね、女ちゃん」

メイド「はぁ…幸せそうだったなぁ」

メイド「私もあんな風になれるのかしら…」トボトボ

DQN「よう、姉ちゃん」グイッ

メイド「…きゃっ」

DQN「この間はよくも恥をかかせてくれたなぁ」




142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:18:13.63 ID:Ns3NpNKz0
メイド(こいつらこの間の…)

メイド「えー、何のことですかぁ?」

DQN「何言ってんだよ、この間の男も呼べよ。早くな」

メイド(男くんか…何度も迷惑かけるとさすがにまずいわよね)

メイド「きゃーっ!この人痴漢です!助けてー!」

DQN「は?何言ってるんだ?おい?」

チカンデスッテー マァヤダワ オンナノコガカワイイカラッテ セイヨクマジン スカモンミタイナカオシテ

DQN「…ちっ、覚えてろよ」

メイド(二回も絡まれたら嫌でも覚えるわよ)




144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:21:36.35 ID:Ns3NpNKz0
メイド「あーあ、男運っていうか、運自体が悪い感じ…なのかしら」

メイド「別に理想が高いってわけでもないと思うんだけどなぁ」

男「あれ」

女「メイドさん」

メイド「あらあら、また会ったわね二人とも。今日はデートかしら?」

男「ああ、そうなんですよ」ニヘラ

女「ちょっと買い物に」

メイド(この荷物がちょっととは…男君も大変ね)

メイド「そう、じゃあお楽しみのところを邪魔しちゃ悪いし、またね」

男・女「またです」ペコリ

メイド「はぁ…嫌なもの見ちゃった、かな」




146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:26:07.22 ID:Ns3NpNKz0
客「こんにちは」

メイド「あら、この間の初体験さん」

客「だからその言い方は…」

メイド「そうね、一度済ませたらDTじゃないわよね」

客「」

メイド「ごめんなさいね、お店じゃなかったらあのしゃべり方はしないようにしてるの」

客「いや、そういう問題じゃ…」

メイド「そ?今日はどちらに?」

客「ちょっと買い物に」

メイド「何?フィギュアとか?」

客「フィギュア買いにこの街に来るかなぁ…服買いに、ですよ」

メイド「あらあら、なんか普通ね。メイドカフェ来る人がファッションに興味あるなんて意外」

客「服オタって呼称もあるんだから別に変ではないと思うけど…」




147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:29:33.20 ID:Ns3NpNKz0
メイド「確かに良いセンスしてると思うわ」

客「そりゃどうも。メイドさんの私服もよく似合ってますよ」

メイド「ふふ、ありがと」

客「じゃあ今日はこれで」

メイド「ええ、またお店にも来てね」ニコッ

客「/// 失礼します」

メイド「はー…こうやってみるとスタイルも良いし顔も悪くないしおしゃれとは…世の女の子は放っておかないんだろうね」

メイド「あれ…ていうかお店みたいにきょどってなかったな、何でだろ」




151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:43:42.92 ID:Ns3NpNKz0
これからメイド母・父はメイドを略します

メイド「ただいま」

父「…すまん」

母「あら、やっと帰ったのねメイド!」

メイド「どうしたんですか、お父様?」

母「急いで正装に着替えなさい。お食事会よ」

メイド「…え?今日はそのような予定は…」

母「いいから早くなさい」

メイド「はぁ…?」




152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:45:51.71 ID:Ns3NpNKz0
メイド「何なんだろ急に…」

母「行くわよ」

メイド「お父様は…?」

母「今日は来られないらしいわ。さ、早く、相手を待たせちゃいけないから…」

メイド「相手…?」




153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:50:28.15 ID:Ns3NpNKz0
母「着いたわ」

メイド「これまた古風な」

母「さ、行くわよ」

〜〜様ですね、蝶の間へどうぞ。

キモヲタ「ブヒヒ、こ、こここ、こんにちはっ、メイドちゃんっ」

メイド(何こいつ)

メイド「失礼します…」

母「こんにちは、キモヲタさん、キモヲタ母さん」

キモヲタ母「こんにちは、メイドさん、メイド母さん。どうぞお座り下さい」

メイド(何これ…お見合い?)




155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:55:34.59 ID:Ns3NpNKz0
メイド「…」

母「座りなさい、メイド」

キモヲタ「ふひひひ、かわいいね〜メイドちゃん」

メイド「ど、どうも…」ゾッ

母「〜〜でキモヲタ家はフィギュア関係で大成功して〜〜資産が〜〜素晴らしい〜〜」

キモヲタ母「いえいえ、そんなことありませんわ。メイドさん一家こそ〜〜」

メイド(そういうことね)

メイド(よくある政略結婚ってやつ…?)

メイド母「じゃ、あとはお若い二人に…」スッ

メイド(じょ、冗談じゃないわ!)

メイド「少しお手洗いに失礼します…」

母「あら、二人になってすぐお手洗いなんてキモヲタさんに失礼よ。しばらく我慢なさい」ガッ

母(逃げさせないわよ)




156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 13:58:04.49 ID:Ns3NpNKz0
メイド(さて困った)

キモヲタ「どうしたのー、メイドちゃ〜ん、緊張しなくて良いんだよぉ…」ブヒヒヒヒ

メイド「あ、はい…」

メイド(誰があんたに緊張するのよ!むしろ慄いてるのよ!)

キモヲタ「子供は…いっぱい欲しいなぁ」

メイド「…え?」

キモヲタ「それだけメイドちゃんとあんなことやこんなことができるもんね!」ブヒヒヒヒ




158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:04:13.74 ID:gmWfUz0s0
このキモオタは逮捕されるレベル




159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:04:42.34 ID:Ns3NpNKz0
メイド「ひっ…」

キモヲタ「どうしたの〜、メイドちゃ〜ん、今から楽しみでしかたないのかい…?」ニヤニヤ ジリ…ジリ…

キモヲタ「怖がらなくていいんだよ〜、痛いことはしないからさ」ガッ

メイド(どうしよう怖いよ泣きそうだよ嫌だよ嫌だよ)

メイド(男くん!)

店員「デザートの和風白玉小豆アイスでございま…すっ!」つアイス→キモヲタ顔面

キモヲタ「ヒッ、ヒッ…」

店員「あらー、いくらお金持ちでもしていいことと悪いことがございますよ、お客様」ニヤニヤ

メイド「…男くん?」




160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:07:02.48 ID:Ns3NpNKz0
男「やぁメイドさん奇遇だね」キラッ

メイド「何でここに…?」

男「知り合いのツテでバイトしててね。そりゃ、毎日メイド喫茶通ってたんだし、俺もバイトくらいしてるさ」

オイ ナニガアッタンダー

男「いやー、お客様がトラブっててちょっとね…」

「ちょっとって…」

客メイド「「あ!!」」

男「ん?知り合い?」




161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:11:59.43 ID:Ns3NpNKz0
客「ほうほう、つまりこちらの××様がメイドさんに襲いかかろうとしてたのを救おうとして、お前は××様にアイスを投げつけた、と」

男「そういうこと。まあいわゆる正統防衛?」

客「何がだ…ったく、××さまは大の常連様だったのに…」

男「女を襲おうとする人が常連で嬉しいわけ?」

客「…」

メイド「あ、あの…すいません。私のせいで」

客「あ、いや、それは構いませんよ。むしろお怪我なんかありませんでしたか?」

メイド「あ、は、はい…。それで、二人は…?」

男「従兄弟。こいつが俺の3つ上。こいつの実家がこの店の創業主で時給も良いしね、バイトさせてもらってたんですよ」

客「そうなんですよ…」




163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:16:02.88 ID:Ns3NpNKz0
客「俺がこの間お店に行かせてもらったのも、こいつが勧めてきたからで」

メイド「ああ、なるほど」

メイド「宣伝ありがと」コソッ

男「で、とりあえず俺たちの身の回りは良しとして…これ、どうする?」

客「うーん…さすがに俺たちが扱うには大事すぎるし、親父呼ぶか」

メイド「そ、そんな…大丈夫よ、私が事情を説明するから…」

客「いいから、うちの店で起きたことなんだから、俺たちで責任とらせてもらうよ」




165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:19:48.56 ID:Ns3NpNKz0
メイド「結局、キモヲタが私を襲ってきたっていうのを広げたくない相手の以降でこの件は不問、ってことになったみたい」

男「あー、良かった、安心安心」

客「お前は散らかしたアイスの片付けとバイト代今月分抜きな」

男「はぁ?何で?」

客「アイスの染みた畳の張替ぶんと、まあ懲罰ってことかな。手を出さずに止めろってことで」

男「ああいうやつは口で言ってもわかんねぇって。権力を盾にするみたいなことしやがってさ」

メイド「男くん、ごめんね。私のお給料から今月の分渡すから…」

男「ああ、気にしないでください。メイドさんに何もなかったんならそれでいいですから」ニコッ




168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:28:26.94 ID:Ns3NpNKz0
翌日

メイド「お帰りなさいませご主人さま…って」

客「こんにちは」

男「は」

女「はー」

メイド「あらあら、みんな揃って。どうしたの?」

女「どうしたもこうしたもありませんよ!」

男「あんなことがあったのに仕事って…」

客「あれ以降何もありませんでしたか?」




169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:29:08.28 ID:Ns3NpNKz0
メイド「あれ以降…ってまだ一日しか経ってませんし、ねぇ…」

男「まぁ確かに」

客「あの、良かったら、うちの店であんなことがあったお詫びに、こ、今度食事でも…」

メイド「はぁ?」

男「あー、こいつ、メイドさんみたいにコスプレ的なものに滅法弱いんだ。日ごろから厳しい家だったから、耐性がないっていうか…」

メイド(なるほど)

メイド「そうですね、それじゃ、都合が合えば、喜んで」ニコッ

客「は、はい。お願いしますっ」




170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:31:44.18 ID:Ns3NpNKz0
メイド「はぁ…それにしてもあのとき何で男くんを心の中で呼んじゃったんだろ」

メイド「そんなに本格的に惹かれだしてる…のかな」モジモジ

メイド「いいや、とりあえずその前に今日の客くんとのデートよね」

ガヤガヤ

メイド「待ち合わせは…ここかしら」

メイド「…ちょっと早く来すぎちゃったかしら」ソワソワ




171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:34:19.11 ID:Ns3NpNKz0
メイド「…遅いわね」

メイド「…」

ガッ コイ! サワグナ!

バタン! ヨシイケ!

メイド「…な、何よ…」

メイド(この声…どこかで…)

メイド「な、何よあんたたち…」




172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:36:54.43 ID:Ns3NpNKz0
DQN「忘れたとは…言わせねェぜ?」

メイド「…?」

DQN「とぼけるんじゃねぇよ!」

メイド(ああ思い出した、あのDQNね)

メイド「…で?こんな手荒い歓迎で何の用かしら?」

DQN「良いから黙ってろ」

メイド(何こいつら…)

DQN「着いたぞ、出ろ」




173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:40:08.99 ID:Ns3NpNKz0
客「はぁっ…はぁっ…仕込みしてたら遅れてしまった…」

客「メールの返事も無いし…怒らせちゃったかな」

客「……うん、俺が悪いよな」

客「…帰るか」

はしれ!かぜよーりはーやくー

客「ん…男から電話か?」




174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 14:42:22.07 ID:Ns3NpNKz0
遡ること30分。


男「やっぱり初デートはキューピッドとして見守ってやらないとな」

女「悪趣味ね」

男「でも女の興味あるんだろ?」

女「…」

男「あ、メイドさんきた」

女「どこっ?」バッ

男「いてて…やっぱ興味あるんじゃん」

女「そりゃ、メイドさんにはお世話になったんだし…幸せになってほしいもの」

男「そっか、そうだよな、うんうん」




179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:02:28.99 ID:Ns3NpNKz0
男「って…あれ!女さんが消えた?」

女「そんなはずないで…え?」

男「ちょ…え…って、いた!あそこ!」

女「何あの男!」

男「車に押し詰めてるぞ! おいっ、やめろっ」ダッ

ヨシイケ! ブオオオオ

男「行っちゃった…」

女「何してるの、追うわよ!」

男「あ、ああ!」




180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:05:00.39 ID:Ns3NpNKz0
男「待てぇぇぇ!」ダッ

女「待ちなさい、これ、乗って」

男「…誰の?」

女「私のだから気にしないで。私は警察に行くから!」

男「あ、ああ任せろ!」ジャアアアアアアアア

男「あ、信号赤!追いついた!」

男「メイドさん!メイドさん!」

シーン

男「防音スモークガラス?! どんだけ金かけてるんだよ・・・」




181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:08:11.29 ID:Ns3NpNKz0
男「止まった…ここは?」

DQN「おらっ、でろ!」

男「おっと危ね…とりあえず連絡…は良いけど、ここ、どこだよ」

男「あ、もしもし、客?」

客『あ、男か?…どうした?』

男「今すぐその公園から南の方向にある山小屋に来い。詳しい場所は知らんけど全力な!目印は赤いチャリが近くに停められてるから!そんなに遠くないところだ!」プツッ

男「あぶね、大声出しちゃった…」


客「なんなんだ一体…?」ダッ




184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:10:03.01 ID:Ns3NpNKz0
男「メイドさんが出てきた…けど、こんな山小屋で何をしようってんだよ?」

男「とりあえず…偵察、かな」ソロソロ


DQN「連れてきました」

メイド(暗い…だれ?)

キモヲタ「久しぶりだねぇ、メイドちゃ〜ん」ブヒヒヒヒ




185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:12:12.50 ID:Ns3NpNKz0
メイド「キモヲタ…」キッ

キモヲタ「ゾクゾクしちゃうねぇ…その目つき」ブヒヒヒヒ

キモヲタ「僕はねぇ、自分のものにならなかったら、どうしてもそれを手にいれたく思っちゃうんだよ」

キモヲタ「まぁ、コレクター魂、ってやつなのかなあ?」ブヒヒヒヒ


男「またあいつか…」




186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:14:51.13 ID:Ns3NpNKz0
キモヲタ「彼らはー、君のことを狙ってるって言ってたから、お金で雇っちゃったんだよね」ブヒヒヒヒ

女「これだからDQNは…」

DQN「あんだとぉ?!」

キモヲタ「おいおい、金は払うんだからそう興奮して僕のコレクションに手を出されちゃ困るんだよね」

DQN「ああ…すいません」

キモヲタ「とりあえず、君たち、メイドちゃんをそこのベッドに縛りつけてもらえるかな」

DQN「おら、こいっ!」ガッ

男「おいおいおいおい、そこまでだ、っつーの!」バーンッ




187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:17:38.51 ID:Ns3NpNKz0
男「お前ら…しつこい男はモテないぜ?」

メイド(男くんにだけは言われたくないだろうね)

キモヲタ「またお前か…この人数相手に勝てると思うのか?」

男「はっはっはっはっ、そこのDQNには前に言っただろ腕に自信は無いって。だから…」

男「守る!」

メイド「ちょっ、男くん!」

男「メイドさん!良いから逃げて!早く!」

DQN「覚悟しろやぁぁぁぁ!」ドゴォ!ボカッ!

男「う…早く…!」




188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:19:44.09 ID:Ns3NpNKz0
メイド「う…う…」

メイド(男くんを置いて逃げるなんてできない…でも…)

メイド「ありがとう、男くんっ!」ダッ

メイド(逃げるんじゃない、救いを求めに離れるんだ、早く、早く人を)

メイド「きゃっ」ドンッ

メイド「ヒ…」




189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:21:32.27 ID:Ns3NpNKz0
客「メイドさん?!どうしてこんなところに!」

メイド「あ、あ、あ…きゃ…客くん!早く中に!男くんが!男くんが死んじゃうよぉ!」

客「何だって?!」ダッ

客「男ぉ!」

キモヲタ「あれれ〜、これは…こないだの男!」ブヒヒヒヒ




191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:23:20.16 ID:Ns3NpNKz0
男「う…きゃ…客…逃げろ…」

客(こんな大人数相手に…くそっ、俺は、俺は!)

客「こいやああああああああああ!」

DQN「っしゃこらああああああ!」

「そこまでだ!」

客「へ?」




199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:52:13.40 ID:Ns3NpNKz0
「警察だ!お前たちはすでに包囲されている!大人しく投降しろ!」

客「へ?」

キモヲタ「え?」

女「間に、合っ、た‥?」

メイド「女ちゃん?!」

女「よ、良かった‥メイドさんが無事で‥」

メイド「それより男くんが!男くんがぁ‥!」

キモヲタ「ぐ、ぐぬぬ‥」

DQN「離せよ、おい!俺はこいつに雇われただけなんだって、おい!」

ウルサイ! コイ! オマエモダ!

男「良かった‥まに、あっ、て‥」




200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:54:50.07 ID:Ns3NpNKz0
女「おとこ?男っ?!」ダッ

メイド「男くん?男くんっ?!」

客「おい、男?大丈夫かっ!おいっ!」

男「大したこと‥ねぇよ‥つっ‥全然、よゆ‥ははっ」

男「たいしたこと、ねぇ‥よ」ガクッ




201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 15:58:59.23 ID:Ns3NpNKz0
女「全く‥信じられない!あんな大袈裟な風だったのにただの骨折だなんて‥」

男「だから大したことないって言ったじゃん」

女「あの状況で誰が信じるっていうのよ!」

男「まあでもこうしてすぐ退院できたし、俺以外怪我人もいなかったし良かったじゃん!メイドさんのお母さんも結婚しろった言わなくなったらしいし」

女「まあ、ね‥」

男「さて、帰るかー‥」




202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:02:13.24 ID:Ns3NpNKz0
男「じゃ、またな‥」

女「ほんとにここまでで良いの?」

男「【ただの】骨折だったしな 」ニカッ

女「うっ‥そ、そうね。じゃあ、また明日」

男「家に帰ってくるのも久しぶりだなー」

男「ただいまー」ガチャ

メイド「お帰りなさいませ」

男「え」ガチャ




204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:06:56.30 ID:Ns3NpNKz0
しばらく時は遡り。

客「俺‥正直メイドさんのことを気になってた、けど‥」

メイド「うん、ごめんね。私今、好きな人がいるの」

客「きっとそいつは自分の身の危険なんか考えないで他の人のことばっかり考えてるやつなんですよね」

メイド「そ、そうね‥」

客「今の俺じゃそいつには到底敵わない、だから、また胸を張ってあなたの前に立てるようになったら、また会いに来ますね」




205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:11:31.48 ID:Ns3NpNKz0
母「ごめんね、メイド。私のせいで‥」

メイド「もういいのよ、お母様。私も油断してたんだし‥」

母「それにしても、メイド。男くん‥だっけ?彼を離しちゃダメよ。自分のことをそんなに守ってくれるお父様みたいな男性って、滅多にいないんだから。ねぇ?」

父「はっはっは、照れるな。まあ、メイドよ、その男くん、一度うちに呼んで来なさい」

メイド「はあ‥でも男くんには女ちゃんっていう恋人が‥」

母「そんなの関係ないわよ!略奪よ略奪!恋は戦争なの!」

父「そうだぞ、かくいう母さんもだなあ‥」




206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:11:42.69 ID:8VngUjWS0
お?

なるほどな




208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:20:41.12 ID:Ns3NpNKz0
メイド「‥というわけで」

男「はあ‥?」

メイド「男くんが怪我したのも私のせいなんだし‥」

男「いやいやいやいや、そんなことないですって!気にしないでくださいよ!ほんとに!」

メイド「【私の安心のためにも】、しばらくお世話させていただきますね、ご主人様♪」


番外、メイド編





210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:24:25.06 ID:8VngUjWS0
メイドの話の方が濃かったな




212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:28:14.20 ID:Ns3NpNKz0
>>210
おっしゃる通りです。
なぜなら自分がメイドの方が好きだから。




213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:32:28.84 ID:jthmXFKm0
結論:メイドが本編




217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 16:37:54.26 ID:8VngUjWS0
楽しませてもらった






225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 17:05:08.30 ID:nFz7dohk0
乙!楽しませてもらったぜぃ!




226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 17:07:04.53 ID:ZMqE8vBW0
大層乙であった

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