過去作品
暇だしタイトル「>>2の>>3」でSS書くわ
安価で決まったSS「パソコンのの」の続き書くわ
ムシャクシャしてるしタイトル「>>2の>>3」でSS書くか

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 19:50:03.98 ID:tu+LzsX80
版権物は無しでな




2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 19:50:24.27 ID:KZtZxBZJ0

(^q^)




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 19:50:34.99 ID:tt38+Of80

あう




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 19:52:04.59 ID:tu+LzsX80
「(^q^)のあう」か
これは難しそうだ




元スレ
とりあえずタイトル「>>2の>>3」でSS書く
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308307803/
DAT:ここを右クリックして名前をつけてリンク先を保存
安価で決まったSS「(^q^)のあう」の続き書くわ
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308664245/
DAT:ここを右クリックして名前をつけてリンク先を保存


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:02:44.64 ID:tu+LzsX80
<(^q^)のあう>

(^q^)「あうあうあー」

DQN1「何アイツwwwwきしょいwwww」

DQN2「一発殴っとくかwwwwwwwきしょいしwwwwww」

ドゴッ

(^q^)「あうっ!…あうあうー」

DQN1「やっぱきしょwwwwwwwwww」

DQN2「ストレス解消にもってこいだなコレwwwwwww」

ドゴッ ゴッ バキッ

(^q^)「あうっ!!あう〜あうあうあー」



(^q^)(こいつら…僕が言葉を話せないのをいいことに好き勝手やってくれる…!!)




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:07:48.35 ID:tu+LzsX80
(^q^)(この世界じゃなければ…僕だってそれなりに反撃できたはずなのに)

(^q^)(くやしい…くやしいよ…)

ガッ ガッ

DQN2「コイツ泣き出したぜwwwwwww」

DQN1「やべぇwwwwwwwボクちゃん罪悪感wwwwwwww」

ゴスッ ドゴッ

(^q^)「あう…あうぅ…」

(^q^)(もし僕が死んだら、困るのはお前らなのに…!)

(^q^)(誰か助けてよ…だれかぁ…)



DQN1「な、何だてめぇ!!」

DQN2「うおっ!!」

ガスッ ドスン

(^q^)「あ・・・」

???「大丈夫?立てる?」




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:23:41.29 ID:tu+LzsX80
(^q^)「…あうあうあー」

男「随分酷くやられたみたいだな…」

男「よし、ちょっとこっちに来い」

(^q^)「あうあ?」

男「大丈夫、こいつらみたいに殴ったりしないから」

(^q^)「あうあー」



友「男ー、何やってんだよ早くしろよー…って」

(^q^)「あう」

友「誰、そいつ」

男「んー、ちょっとそこで仲良くなった」

友「…まあいつもの事だし、いいけどな」

男「それよりこいつ、怪我してるからさ」

友「また俺の部屋で手当てか?俺んち病院じゃないんだけど」

男「まあまあ、いつもの事だろ?ほら、行くぞ」




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:29:14.63 ID:tu+LzsX80
<友の部屋>

友「で、そいつの名前は?」

(^q^)「あう?」

男「ああ、まだ聞いてなかった」

友「おい…」

男「お前、名前は?」

(^q^)「…あうあうあー」

友「…」

男「あうあうあーかぁ。変わった名前だな」

友「いや、違うだろ…」

(^q^)「あうあうあー」

男「…やっぱ、あうあうあーだって」

友「…」

友「男、今回だけは言っておくがな」

友「やたらと変なモノは拾うな」




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:35:17.75 ID:tu+LzsX80
男「失礼なヤツだな。あうは変なモノじゃないぞ?」

友「なんだよ、あうって…」

男「あうあうあー、だから、あう、かなぁと」

友「いや、だからそれ名前じゃねえって」

友「ほら、お前もなんとか言えよ」

(^q^)「あうあーあうあう」

友「…駄目だこりゃ…」

男「友ー、消毒液どこだっけ?」

友「…そこの引き出しだけどさ、手当てしたらコイツ捨ててこいよ?」

(^q^)「あうあー!ぱしへろんだす!!」

男「捨てるとか言うな。人間だぞ」

(^q^)「あう…」

男「安心しろ。ちゃんと家まで送っていくから」

友「家までって…こいつから住所聞きだせるのかよ…」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:36:32.53 ID:9aVQ4pRZ0
何かまともそうなのが始まったぞ・・・




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:41:21.53 ID:tu+LzsX80
(^q^)(この男とかいう人…ボクが言葉を話せなくても気にしないのかな)

(^q^)(こっちに来てから今まで、こんな人に会ったのは始めてだ…)

(^q^)(この人なら、気づいてくれるかもしれない!)

(^q^)(なんとか伝えなくちゃ!!)


(^q^)「あうあうあー!あうあー!」

男「ん?どうした?」

(^q^)「あう!あうあう!」

友「何か必死に訴えてるっぽいけど」

(^q^)「あーあー!あうー!」

男「あ、もしかして、他にも痛いとこあんのかな」

(^q^)「あーうー!あうー!」 フルフル

友「首振ってるから、違うんじゃね?」

男「んー、何だろ?何か言いたい事があるのか?」

(^q^)「あう、あう!」コクコク




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:48:51.25 ID:tu+LzsX80
友「こいつ、言葉はアレだけど、こっちの言ってる事は分かってるっぽいな」

(^q^)「あうあう!」コクコク

男「じゃあ日本人なのは確かだな」

(^q^)「あう!」フルフル

友「違うのかよ!面倒臭いヤツだな…」

男「おい友、面倒臭いとか言うなよ。傷つくだろ」

友「何でお前こいつを庇ってるんだよ…」

男「誰だって面倒くさいとか言われたら気にするだろ?」

男「とにかく、あうが何か伝えたいのは確かだろうから」

男「こっちから質問して聞きだすしかないな」

友「えー、マジかよー」

(^q^)「あう、あう!」

男「ほら、あうもお願いしますってよ」

友「意思疎通出来てんじゃねえよー…」




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:54:41.47 ID:tu+LzsX80
男「じゃあまず何から聞くかな」

(^q^)「あうあうあー」

友「…てか俺もやんの、それ」

男「え?嫌なのか?」

友「いや、だからさ…」

(^q^)「あうー…」

友「!!てめぇ…悲しそうな顔すんじゃねえよー…」

男「ほら、頼むよ友。あうもこう言ってる事だし」

友「あうしかいってねぇよ…」

(^q^)「あう…」ウルウル

友「分かったよ!今だけだからな!後は知らんぞ!」

(^q^)「あうあうあー」

男「良かったな、あう」

友「…こいつ本当はちゃんと喋れるんじゃねえのか…?」




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:58:34.55 ID:H1WM4ry/0
この>>1・・・出来る・・・っ!




33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:58:42.33 ID:Tnza5mf/0
【愚かなのは誰か】

(^p^)(ふう、……またいつもの朝か)

(^p^)(眠ったまま永久に目覚めないでくれとどんなに願ってもそれは、

   目覚めてしまう、叶うことのない夢だ)

(^p^)(毎日のように健常者たちに奇異の目で見られ、ときには笑われ)

(^p^)(それでも私はおかしな道化を演じなければならない)

(^p^)(健常者たちは分かっていないのだ。本当に愚かで、

   笑われるべき存在は誰なのかを)

(^p^)(パッシヴ・ヘル・アンド・デスー受身の地獄と死……か)

(^o^)「あら、たかしちゃんもう起きてたの?偉いわねえ」

(^p^)「ぱしへろんだすwwwwwwwwwwww」




34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 20:59:38.92 ID:tu+LzsX80
男「じゃあ、あう」

(^q^)「あう!」

男「俺達に何かを伝えたい、それは確かだな?」

(^q^)「あうあう!」コクコク

友「何で俺達なんだ?俺達じゃなきゃ駄目なのかよ?」

(^q^)「…あうあうあー」コクリ

友「今ちょっと考えただろコイツ…」

男「俺達じゃ無くても良かったのか?」

(^q^)「うー…」

友「俺達じゃなくてもいいっぽいぞ、男?」

(^q^)「あう!あうあうあー!!」ガシッ

友「うおっ!!何だよ!!」

男「見捨てないでって事か?」

(^q^)「あうあうあー!!」コクコク

友「分かった!分かったから離せ!意外と力強いし!!」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:06:09.37 ID:tu+LzsX80
友「…ハァ…ハァ…じゃ、じゃあ、お前何か困ってんのか?」

(^q^)「うー…」

男「ん、困ってる訳ではないのか?」

(^q^)「ううー…あうー…」

友「何か迷ってんな」

男「お、だんだんとあうの気持ちが分かるようになって来たか」

友「ち、ちげーよ!!!そんなんじゃねえよ馬鹿!!!」

男「照れるなって友ー」

友「照れて無い!俺は断じて照れてない!」

(^q^)「あうあー」

友「てめぇも嬉しそうにしてんじゃねえよー…」

男「それにしても、あうが困ってるんじゃないとしたら…?」

(^q^)「あーうー!あーうー!」

男「ん?なんか…ジェスチャーか?」




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:11:37.79 ID:tu+LzsX80
(^q^)「あーうー!あーうー!」 グールグール

男「腕を大きく上げて…背伸びの運動から?」

(^q^)「あう!」 バッテン

男「違うのか」

友「んー…なんか大きな物か?」

(^q^)「あうあー!」 マルッ

友「よっしゃ、当たった!」

男「大きな物…がどうしたんだ?」

(^q^)「あヴぉーん!!」

友「あヴぉーん???」

男「あう、もう一回」

(^q^)「うー…」 グググ

(^q^)「あヴぉーん!!」

男「…爆発?」

(^q^)「あうあうあ!!」 マルッ




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:17:27.51 ID:tu+LzsX80
男「何か大きな物が爆発するって言うのか?」

(^q^)「あうあうあ」コクコク

友「爆弾か!?」

(^q^)「あう」フルフル

友「違うか…良かった…」

男「でも大きな物が爆発って、どう考えても危険だよな」

(^q^)「あうあうあー!!」コクコクコク

友「すっげー頷いてるなー…」

男「そうか、もしかして、あうが困ってるんじゃなくて」

男「俺達が困る事になるのか、その爆発で?」

(^q^)「あうあー!」マルッ

友「…おい、男」

男「よっしゃ、当たった!」

友「喜んでる場合じゃねえだろ」




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:22:15.28 ID:tu+LzsX80
友「おい、あう!その大きな物ってなんだよ!」

(^q^)「あう」 グールグール

友「それじゃわかんねえよ…」

(^q^)「うー…あう」

男「ん?下?」

(^q^)「あう」コクリ

男「下…大きい…このアパート?」

(^q^)「あうあう」フルフル グールグール

友「もっと大きいって事じゃね?」

男「もっとか…都市壊滅!」

友「いきなりスケールでかくなってんじゃねえか」

(^q^)「あう」フルフル グールグール

友「…もっとデカイのかよ…」




44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:27:11.04 ID:tu+LzsX80
男「都市より大きい…じゃあ」

男「日 本 壊 滅 !!」

(^q^)「ううー」フルフル グールグールグール

友「…お、おい男…」

男「さらに大きい物かー!よーし思い切って!」

男「地 球 爆 発!!」

(^q^)「…」

(^q^)「…」

男「…」

友「…」




(^q^)9m ドーン




45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:32:01.89 ID:tu+LzsX80
友「…」

男「…」

友「マジかよ・・・」

男「…フッフッフ…」

友「お、男?」

男「…」

男「見たか、友!!俺の勝ちだ!!!」

友「そういうゲームしてんじゃねえだろー!!!」

(^q^)「あうあうあー」パチパチ

友「拍手してんじゃねえよ、あう!何とんでもない事知らせてくれてんだよ!」

(^q^)「あう」

友「ああーもう!どうすんだよー!」

友「…あれ?…ていうか、どうにも出来なくね?」




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:38:56.08 ID:tu+LzsX80
(^q^)「あう!」 ドン

男「友、あうが任せとけって言ってるぞ」

友「任せとけって…」

友「ていうかその前に、お前何者だよ」

(^q^)「あう?」

友「地球が爆発するとか、分かるワケ無いだろ」

男「あー、そう言われればそうかもな」

友「な?たかが人間がそんな事知ってる訳ないんだよ」

(^q^)「あうあー」フルフル

男「え?違う?」

友「何が違うってんだよ。地球爆発なんて信じられるわけないだろ」

(^q^)「あうあうあー!!」フルフル

男「なんだ?何かが違うんだな?」

(^q^)「あうあう!」コクコク




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:48:13.29 ID:tu+LzsX80
男「んー、何が違うんだ?」

友「人間が知ってる訳無いってトコじゃねえの?」

友「それ認めちゃったら嘘ついてるって事になるしな」

(^q^)「あーうー」フルフル

男「違うって」

友「はぁ?何なんだよ…」

男「他の部分が違うのか?」

友「まさかボクは人間じゃありません、神様です!とでも言いたいのかよ」

(^q^)「あうあう」フルフル

友「そりゃそうだよな!」

友「仮に神様だとしても、そん時は地球助けるのも余裕だし
 もしくは破壊する張本人だろうからな」

(^q^)「あう」フルフル

男「ん?それも違う…?」




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:51:56.62 ID:tu+LzsX80
友「はぁ?なんだか訳分かんなくなって来たな・・・」

男「一旦整理してみるか」

男「あう、地球爆発は本当か?」

(^q^)「あう」コクリ

男「じゃあ、何でお前が知ってる?研究者か何かなのか?」

(^q^)「あうあう」フルフル

男「まさか、神様ですか?」

(^q^)「あうあうー」フルフル

友「どうみたって人間だろ」

(^q^)「あう!」バッテン

友「…はぁ?」

男「人間じゃない?」

(^q^)「あうあう」 マルッ




54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 21:57:03.24 ID:tu+LzsX80
友「…」

男「…」

友「…はぁ、アホくさ」

友「何が人間じゃない、だよ…真面目に聞いて損したわ」

(^q^)「あう!あう!」ガシッ

友「あー、もう!掴むなよ!」

(^q^)「あーうー…」

友「おい、男。もうやめようぜ?やっぱコイツ変だって」

男「…証明できるのか?」

友「…は?」

男「あう、人間じゃないって証明できるのか?」

(^q^)「…」

友「男、お前何言ってんだよ。嘘に決まってんだろそんなの…」




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:06:59.39 ID:tu+LzsX80
(^q^)「あう」コクリ

男「…そうか。じゃあやってみてくれ」

友「だから何言ってんだよ男!」

男「友、お前、人間じゃない人間って見たことあるか?」

友「ある訳ないだろ」

男「じゃあ宇宙人はいると思うか?」

友「は?」

男「宇宙人。いると思うか?」

友「んー…そりゃ未知の部分が多いからな、宇宙。いるかもな。どっかには」

友「でも、地球にはいねえよ。地球で見つかったのは信じらんねえな」

男「それは、自分が宇宙人の証拠を実際に見てないからだろ?」

友「・・・そう、か?」

男「あうは、証明できるって言ってる」

男「嘘だと決め付けるのは、証明してもらってからでも遅くないと思う」

友「…はぁ。お前、やっぱり面倒せえよ…」




56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:10:17.41 ID:tu+LzsX80
男「あう、じゃあやってみてくれ」

(^q^)「あうあうあー」コクコク

友「…」

(^q^)「あう」 スッ

ポン

男「…手を、俺らの頭に?」

友「何だよ。あれか、テレパシーとかそういうのか?」

(^q^)「…」

スッ


男「…ん?」

友「終わりか?」

(^q^)「あうあうあー」 トコトコ

男「あ、おい、あう!どこ行くんだ!?」

(^q^)「あうあうあー」 ペコリ

ガチャ キィ バタン




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:13:57.99 ID:tu+LzsX80
男「…?帰った?」

友「…なあ、男」

男「ん?」

友「あのさ」

男「うん」

友「今の、何の証明にもなってなくね?」

男「…そう、かもな」

友「いや、絶対なってないよね??てか、逃げたんじゃね??」

男「…あ、ああ」

友「『嘘だと決め付けるのは、証明してもらってからでも遅くないと思う』」キリッ

男「!!」

友「かっこいい事言ってたっぽいけどな」

男「…忘れてくれ!」

友「『宇宙人、いると思うか?』」

男「忘れてくれ!!!」




58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:20:42.29 ID:tu+LzsX80
友「まあこれに懲りて、変なヤツ助けるの止めとくんだな」

男「今回はたまたま、たまたま変なヤツだっただけで…」

友「変なヤツって言うな!とか言わないのか?」ニヤニヤ

男「…」

友「まあ実際ちょっとビビったけど。地球爆発とかさ」

男「俺もだ」

友「まあ、嘘で良かったな」

男「…」

友「ん、なんだよ男?何か気になる事でもあったか?」

男「いや、あんなに必死だったのに」

男「案外あっさり、引き下がったなー、と」

友「証明できないからだろ?」

男「でも、何か普通の、なんというか、あんな感じの人達とは違うような…」

友「気にし過ぎだって!!まさか、まだ信じちゃってる??」




59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:25:03.95 ID:tu+LzsX80
男「うーん、どうだろうな」

友「忘れろ忘れろ!アレはただの変なヤツだって!」

男「…そうだな」

友「よし、じゃあ俺、これからちょっと用事あるからさ」

男「用事?今日一日暇なんじゃ無かったのか?」

友「野暮なことは聞くな。俺だって口に出したくない用事くらいあるんだ」

男「そうか。じゃあ、帰るわ」

友「おう、すまんなー」

男「急に部屋借りて悪かったな」

友「もう慣れたわ」

男「そっか」

男「それじゃ、またな」

友「おうーまたなー」




60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:30:50.18 ID:tu+LzsX80
<その夜>

男「zzz」

──────────

???『…君、男君』

男『…誰?こんな夜に…』

(^q^)『男君、ボクだよ。あうだよ』

男『ああ、あうか…って、あう!?』

(^q^)『昼間は助けてくれてありがとう!』

男『なんだよあう、お前喋れたのか』

(^q^)『うん、夢の中ならね』

男『…ああ、そうか、夢だからか』

男『夢でまでお前を見るとは…余程今日の事が印象深かったのかな』

(^q^)『違うんだ。これは、証明なんだよ』

男『…ああ、あの事か。あの事は忘れてくれよ』

(^q^)『信じてよ。ボクは今、ボクの意志で男君の夢に出てるんだから』




63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:40:44.66 ID:tu+LzsX80
男『そう言われてもなぁ…俺の夢だし』

(^q^)『男君、ボクは人間じゃない。夢の一部なんだ』

男『…流石にそれは信じられないな』

(^q^)『男君、予知夢って知ってる?』

男『まあ、そりゃあ…』

(^q^)『ボクはその、予知夢なんだ』

男『…は?』

(^q^)『男君達の暮らす世界は、目に見えない必然がいくつも存在するんだ』

(^q^)『予知夢はその必然を集めて、未来を予想しているんだよ』

男『…いや、え?』

男『つまり、あれ?俺は予知能力者なのか?』

(^q^)『正確に言うと、男君が予知能力者なんじゃなくて』

(^q^)『予知能力を持つ夢が男君に干渉してる、って事なんだよ』

男『…すまん、全然分からない』




73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 22:57:14.27 ID:k0oY4E3lP
ののの人か。これは期待だ
しかし相変わらず発想がすげーな。安価でこの速さとか化け物だろ




74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:01:07.06 ID:tu+LzsX80
(^q^)『つまりね、予知夢は、男君達が普段見ている夢とは違った存在なんだよ』

男『…夢と予知夢は、違うのか…?』

(^q^)『夢は、男君の脳が生み出す虚像。
 予知夢は、外部から干渉して、脳に虚像を生成させるんだよ』

男『…そんな事が出来るのか?』

(^q^)『今実際そうしてるんだよ。
 外部からの干渉だから、男君と意識内で会話が出来るんだ』

男『そう言われても、実感が沸かないな。やっぱり夢だし…』

(^q^)『その辺は、きっと明日になればわかるよ』

男『明日?』

(^q^)『そう、明日。きっと信じられるはずだよ』

(^q^)『それより時間が無いから、これだけは予知夢として、言っておきたいんだ』

(^q^)『近い未来、地球が爆発するのは本当なんだ』

(^q^)『これだけは、信じて…欲しい…んだ…』

──────────

男「…信じられるわけ…」




75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:06:05.06 ID:tu+LzsX80
<翌日>

テンテレテンテン テンテレテレテレ

男「ん、ケータイ…友か」ピッ

男「おう、友」

友『おーう…男ー』

男「なんだ、いつものテンションじゃないな」

友『あー、目覚め悪くってなぁ…』

男「一人遊びに夢中になりすぎたんだろ?」

友『…おい、確かに間違ってはいないがな。
 絶対そうだろうって言い方は止めろよ。ちょいヘコむし』

男「違うのか?」

友『今日はな…。あれだよ、あう。あいつが夢に出てきた』

男「…え!?」




76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:11:36.13 ID:tu+LzsX80
男「一応聞きたいんだけど、どんな夢だった?」

友『あー、なんかな。これがボクが人間じゃない証明だってさ』

男「…それで?」

友『あと?何だっけな…
 ああ、そうそう。ボクは予知夢で、普通の夢とは違うとかなんとかな』

男「…友」

友『ん?何よ』

男「…俺も、同じ夢見た」

友『…あうの夢か?』

男「予知夢のくだりまで一緒だ…」

友『マジか…じゃあ、明日になれば分かるって言ってたのは…』

男「この事だろうな、多分…」

友『じゃあ、あうが、予知夢っていうのも?』

男「…信じられないけど、本当かも知れない」




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:19:04.25 ID:tu+LzsX80
友『でもなー…夢だろ?夢がなんで俺達の前に居たんだよ』

男「…俺に聞かれてもな…あうに聞いてみないと」

友『また夢に出てくるんかな?』

男「まだ何か言いたそうだったし、出てくるんじゃないかな?」

友『はぁ…地球爆発か…誰も信じないよなぁ』

男「そうだな…いくらあうが予知できるって言ったって
 信じられないよなー…」

友『それに、俺達にそんな事伝えてもしょうがないだろ
 何か出来るわけでもないしよー』

男「そうだよなー…」

友『あ、そういえばあの時さ』

男「あの時?」

友『質問攻めしてる時』

男「ああ、あの時な」

友『俺達じゃないと駄目か?っていう質問にさ、迷ってただろ?』

男「ああ、そういえば」




80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:26:56.70 ID:tu+LzsX80
友『それってつまり、俺達じゃ無くてもいいけど
 俺達が何かと構ってやってたから、こいつらに伝えとこ、って事だったんじゃね?』

男「…ああー、なるほど」

友『だったら、俺らが何とかしなくてもいいじゃんか』

男「まあ、そうだろうな」

友『だったら俺、次あうが夢に出てきたら、きっぱり言うわ
 別のヤツあたれ、って』

男「…うん、そうだな。それが一番かもしれない」

友『な。すっげー怪しいし、なおかつ面倒くさい
 そして俺らには何も出来ない。それしかないよな』

男「ああ」

友『はぁー…全く、マジでこれからは変なの助けるなよ?』

男「…そうする」

友『じゃあ、俺、もう一回寝るわ
 あう出てくるかも知れないし』

男「おう…」

友『それじゃあなー…』プツッ プー プー




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 22:52:46.38 ID:mdtku+U70
男「確かに、友の言う通りかもな」

男「俺らにあんな事言われたって、何にも出来ないわけだし…」

男「今度あうが出てきたら、俺も断るか…」

男「…」

男「もうすぐ死ぬのか…実感沸かないな」




4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 22:54:46.89 ID:mdtku+U70
<夜>

───────────

(^q^)『こんばんわ、男君』

男『ああ』

(^q^)『どう?信じてもらえたかな?』

男『…半信半疑って所だ』

(^q^)『…そうかも知れないね』

男『なあ、あう』

(^q^)『何?』

男『俺らに地球が爆発するなんて伝えても、何にも出来ないぞ?』

男『どうせなら…アメリカの大統領のトコでも行けばいいんじゃないか?』

(^q^)『そういう訳にも行かないんだ』

男『どうしてだよ』

(^q^)『ボクがここに居るのは、理由があるからね』

男『理由?』




5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 22:56:47.32 ID:mdtku+U70
(^q^)『予知夢を見せる相手は、誰でもいいって訳じゃないんだ』

(^q^)『全く無関係の人間に見せても意味が無いでしょ?』

(^q^)『だから、必然の流れが存在する場所にボクは現れたんだ』

男『…ひつ…何の流れだって?』

(^q^)『必然の流れ、だよ』

男『何だよそれ…』

(^q^)『世の中には目に見えない必然が存在してるって、話したでしょ?』

男『ああ、そういえば、言ってたような…』

(^q^)『その必然は、起点から結末に向けて、時間軸に沿って流れているんだ』

男『うん、さっぱり意味が分からない』




6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 22:58:47.68 ID:mdtku+U70
(^q^)『うーん…そうだね、例えば』

(^q^)『コンクリートを素手で殴ったらどうなる?』

男『…痛いに決まってるだろ』

(^q^)『そう、それが必然の流れなんだよ』

男『…えっとー…』

(^q^)『コンクリートを素手で殴る、という行為が始まった時が起点』

(^q^)『殴って痛い思いをした、というのが結末』

(^q^)『起点が生じた時点で、結果は決まってるんだ』

(^q^)『これが必然の流れ』

男『…まあ、なんとなく分かった』

男『で、それが何だっけ?』

(^q^)『地球爆発に関する必然の流れが、この街に存在してるんだよ』

男『…』




8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:00:48.14 ID:mdtku+U70
男『つまり、だ』

男『地球が爆発する原因が、この街にあるって言うのか?』

(^q^)『そういう事だよ』

男『で、お前はそれを伝えに来た、と』

(^q^)『そうだね』

男『そして俺らに伝えたのは、その原因のそばに居るから?』

(^q^)『うん』

男『でも俺らには何も出来ないぞ?』

(^q^)『そういう訳でもないよ』

男『…は?』

(^q^)『必然の流れは、変える事が出来る』

(^q^)『流れがまだ小さいうちなら、変えるのは難しくないんだ』




11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:04:49.13 ID:mdtku+U70
男『だから俺らに変えろってか』

(^q^)『…本来なら、変えて欲しいなんて言わないよ』

(^q^)『ボクは予知夢を見せて、それでお終い』

(^q^)『あとの行動はお任せなんだ』

男『だったら…』

(^q^)『でも今回は、なんだかいつもと違うんだ』

(^q^)『自分でも分からないけど、変えたい、そう思うんだ』

(^q^)『だから、男君達に手伝って貰いたいんだよ』

男『…』

(^q^)『お願いできないかな』

男『…』




12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:06:49.63 ID:mdtku+U70
男『なあ、あう』

(^q^)『何?』

男『お前、地球爆発までの経緯、知ってるんだろ?』

(^q^)『うん』

男『とりあえず話して見ろ』

(^q^)『手伝ってくれるの?』

男『詳しい話を聞いてから決める』

(^q^)『だったら、実際に見てもらった方がいいかもね』

(^q^)『本来の予知夢を、ね』




13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:08:50.09 ID:mdtku+U70
──────────
『お姉ちゃん、やめて!!』

『もう遅いわ妹!私は魔王を召喚して、世界を終わりにするの…』

『だ、駄目だよ!!』

『何を言ってるの妹!こんな腐った世界は…滅ぶべきなのよ!』

『だって、そんな事したら、私達も…!』

『今更何を言っても遅いのよ妹!私は決めたんだから!』

『そんな、お姉ちゃん…』

『さあ、目を閉じて妹!二人一緒なら死ぬのも怖くないでしょ』

『お姉ちゃん…やめてよ…』

『我、今、闇の契約を交わし!』

『お姉ちゃん駄目ええええええ!』

『現世に、古の魔王を召喚する!!!』

『…ああ、もう駄目…地球が終わっちゃう…』

『いでよ!!魔王!!!世界に終焉をもたらせ!!!』

──────────




14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:10:52.23 ID:mdtku+U70
(^q^)『…これが予知夢だよ』

男『…え?』

男『ちょっと待て』

男『魔王ってなんだよ、魔王って』

(^q^)『魔王は魔王なんじゃないかな?』

男『いや…無いだろ』

(^q^)『でもこれは、このままなら現実になる事だよ』

(^q^)『そして地球は爆発するんだ』

男『魔王によってか?』

(^q^)『そう』

男『…』

男『流石にそれは信じられん』




15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:12:52.69 ID:mdtku+U70
(^q^)『どうして!ボクは…』

男『もっとこう、現実的な、さ』

男『テロ組織とか、核兵器とか、隕石とかさ』

男『そういうのなら分かるけど…』

男『魔王はちょっとな…』

(^q^)『それなら、また証明するしかないよね』

男『出来るのかよ』

(^q^)『するよ。そうしないと地球が爆発しちゃうから』

男『…じゃあやってみろ』

男『それ次第で、信じてやらないことも無い』

(^q^)『じゃあ、明日、ボクの言うとおりにしてみて』

(^q^)『あのね…』



──────────




16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:14:55.13 ID:mdtku+U70
<路地>

男「…あうが言ってたのはここのはずだけど…」

友「おい、男」

男「ん?」

友「なんで俺まで来なきゃいけないんだよ」

男「いや、一人じゃなんとなく怖いって言うか、な」

友「この間二人もぶちのめしたヤツのいう台詞じゃないよな」

男「いや、アレは勢いというか…」

友「はぁ…、で?何が起こるんだ?」

男「俺も分からん」

男「ただ、予知夢が本当だっていう証明をするらしい」

友「えー?だってよー、魔王だろ?」

友「そんなのどうやって証明すんだよー」

男「…さあな」




17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:16:57.41 ID:mdtku+U70
(^q^)「あうあうあー」フラフラ

スーツの男「ちょ、ちょっと、どけって」


友「ん?あれ、あうじゃねえか?」

男「あ、ホントだ」


(^q^)「あう?あうあー?」

スーツの男「いや、急いでるんだから…」


男「…あいつ、また痛い目みるぞ」

男「仕方ない…すいませーん、そいつ俺の知り合いで」

ドンッ!!
???「キャッ!!」
男「うわっ!!」

友「おいっ!大丈夫か!?」




18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:18:57.96 ID:mdtku+U70
女「す、すいません!急いでたもので…」

男「あ、いや、こちらこそ、気づかなくて…」

女「お怪我は無いですか!?」

男「だ、大丈夫」

女「良かった!それじゃ」タタタタッ

男「…」

友「おいおい、しっかりしろよ男ー」

男「ああ、不注意だったな」

友「そうじゃなくて!」

男「え?」

友「出 会 い フ ラ グ だろうが」

男「…なんだそりゃ」




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:21:00.84 ID:mdtku+U70
友「あんなベタな出会いないぞ今時!」

友「あんな時はだな、まずお詫びにちょっとそこの喫茶店でも…」

男「ん?…あ、これ」

友「おい、話聞け…って、財布か?」

男「さっきの女の人が落としたんだな」

(^q^)「あうあー!」

男「うわっ!!びっくりした」

友「いきなり大声出すな!」

(^q^)「あうあうあー」

男「…え、まさか…」

友「何だよ、男」

男「いや…うん、そうだ」

友「だから何だよ」




21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:23:01.27 ID:mdtku+U70
男「さっきの女の人…予知夢に出てきた…」

(^q^)「あう!」

友「は?マジかよ…」

男「ああ、間違いないな」

友「じゃあ、証明って、この事なのか」

(^q^)「あうあう」コクコク

友「でも、あれだ。あの人が魔王云々に関わってるとは…」

(^q^)「うあーうー」

男「…財布、届けろって…?」

友「家に行けって事かよ」




22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:25:02.48 ID:mdtku+U70
男「友、どうする?」

友「んー…」

(^q^)「うー…」

友「行く」

男「えっ、行くのか」

友「…いいか、男」

男「?」

友「これが地球爆発の証明であれなんであれ」

友「女の子と出会える事には変わりない!!」

男「…えー」




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:27:03.00 ID:mdtku+U70
友「と、言うわけで、行くぞ男!」

男「え、あ、ああ」

友「ほら、住所どこだ!何か入ってるだろ!?」

男「いや、勝手に中見るのは…」

友「いいからよこせ!!」

男「うおっ!」

友「…よし、分かったぞ!」

男「お、おい待てってー!」




24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:29:12.41 ID:mdtku+U70
<女の家前>

友「ここだ!!」

男「ハァハァ…急ぎすぎだろ…」

友「さてと」ピンポーン

男「お、おい!行動早すぎだろ」

(^q^)「あうー」

友「大丈夫、あうも了解済みのようだしな」

男「お前も意思疎通出来てるじゃんか…」


『はい、どちら様ですかー?』

友「あ、さっき財布を拾いましてー」

『えっ!もしかしてさっきの…?』

男「えーっと…どうも、です」

『今開けますね!』




25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:31:48.26 ID:mdtku+U70
ガチャ

男「あ、どうも…」

女「先ほどはすいませんでした」

男「いえ、こちらこそ、すいません」

(^q^)「あうあー」

友「あう、ちょっと黙ってろ!…はい、コレ、落し物ですよ」

女「ありがとうございます!助かりましたー」

友「いえいえ、いいんですよー!」

男(友…女の人の前だとこうも変わるのか…)

女「あ、えっと…これ、お礼に」

友「いやー、そんなに気を使わなくてもいいですよー」

女「でも、それじゃあ気がすみませんから」

友「それじゃあ、ちょっと一緒にお茶でも如何ですか?」

男(…でも誘い文句が古いな…)




26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:33:48.73 ID:mdtku+U70
女「え…ちょ、ちょっと今忙しくて…すいません」

友「あ、じゃあ暇になったら連絡下さい!
 これ、僕の電話番号です。あとメルアドも」

女「えっ、えっと…」

男「おい、友、困ってるだろ…いい加減に…」

(^q^)「あうあう!」

男「ん、なんだ、あう?」

(^q^)「うー…」

男「…確認してみろって事か?」




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:35:49.15 ID:mdtku+U70
男「あ、あのー…」

女「はい?」

男「つかぬ事をお聞きしますがー…」

女「?」

男「え、えっと…ま…」

女「ま?」

男「魔王とか…興味あります?」

男(って何言ってんの俺恥ずかしい)

友「何言ってんだよ男ー!すいませんコイツ馬鹿なんでー」

女「…」

男「…あれ?」




28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:37:53.79 ID:mdtku+U70
女「…誰に聞いたんですか?」

男「え?だ、誰って…えと…」

女「もしかして、お姉ちゃんのお友達ですか?」

男「い、いや、そういうわけじゃないんですけど…」

女「そうでなきゃ、魔王の事知ってるはず無いです!」

女「ちょっと待ってて下さい!確認してきますから!」

バタン!!
男「あっ、え!?」

友「おい、男!余計な事言うなよ!折角いいところだったのに…」

男「いや、困ってただろ…それに、あうが、な」

(^q^)「あうあう」

友「ていうか、あうが何でここに居るんだよー…」

ガチャ

女「…お待たせしました」




29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:40:06.34 ID:mdtku+U70
男「あ、えっと…」

女「どうぞ、上がって行って下さい」

男「え?」

友「いいんですか!?」

女「お姉ちゃんが、是非会いたいそうですから」

男「…」

(^q^)「あうあー」トコトコ

友「あ、あう!お前先に行くな!」

女「あなたも、どうぞ」

男「…すいません、それじゃあ」

男「お邪魔します」

男(一体どうなるんだ…)




30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:42:07.80 ID:mdtku+U70
女「今、お茶入れますから」

男「すいません」

(^q^)「うーあー」

友「おい、あう!お前は静かにしろ」

(^q^)「…」

友「口閉じろ」

(^¬^)「…」

友「涎拭け」

(^-^)「…」

友「よし。それでいい。大人しくしとけよ?」

(^q^)「あうー」

友「…」




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:44:08.54 ID:mdtku+U70
女「自己紹介が遅れましたね」

女「私、妹です」

友「俺は友です!宜しくー!」

男「男です」

(^q^)「…」

男「こっちはあう。ちょっと変わってますけど」


???「こやつらか?妹」

妹「お姉ちゃん!」

男「…」

姉「姉だ。妹が世話になったそうだな」

男(姉妹…この人も予知夢に出てきたな…)




32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:46:09.13 ID:mdtku+U70
姉「それで?どいつが魔王の事を知っている?」

妹「こちらの、男さん」

男「…どうも」

姉「ほう…こやつが、な」

男「…」

友「いやぁ、お姉さんも美人ですね!」

姉「」ギロッ

友「ひっ!」ビクッ

(^q^)「あうー」




33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:48:09.58 ID:mdtku+U70
姉「男よ」

男「は、はいっ」(…なんか怖い)

姉「魔王の事、どこで知った?」

男「いや、それは…」

男(予知夢でなんて、言えない…)

姉「言えないか?」

男「…言っても信じてもらえるかどうか…」

姉「いや、言わずとも分かる」

男「…え?」

姉「お主も、預言者の端くれだな?」

男「…ええっ!?」




34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:50:11.28 ID:mdtku+U70
姉「その反応、当たらずとも遠からず、か」

男「えっと…」

妹「そうなんですか!?」

男「そ、そんなもんです…」

男(な、何なんだ?)

姉「ふむ…面白い。
 私意外に魔王の存在に気づく者がいるとはな」

友「あ、はいはい、俺も俺もー」

姉「」ギロッ

友「ヒィッ!ご、御免なさい!」

(^q^)「あうあうあー」

姉「…変わった者がいるな」

男「あ、コイツは…」

姉「そうか…既に汚染が始まっているのか…」

男「お、汚染?」




36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:52:21.68 ID:mdtku+U70
姉「汚染の事までは気づいていないようだな…」

妹「お姉ちゃん…」

姉「妹、お前もそろそろ受け入れたらどうだ」

妹「…」

男「あ、あの…?」

姉「気にするな。妹はまだ世界の終焉を受け入れられないのだ」

男「終焉…」


友「男…」ボソ

男「ん?」ボソ

友「何言ってるか分かるか?」ボソ

男「…いや」ボソ




37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:54:22.37 ID:mdtku+U70
姉「男、お前も気づいていると思うが…」

男「あっ、はい」

姉「この世界は、負の力の連鎖によって、沈もうとしている」

男「…」

姉「それも全て、愚かなる人類によるものだ」

姉「そもそも、生命の進化論だか…」ウンタラカンタラ

友「す、すいませーん!!」

姉「科学による解明にも…なんだ!」ギロッ

友「ヒッ!!あの、僕ちょっと用事があって…」

姉「…ならば、仕方あるまい」

姉「世界が終わろうとしている今
 やっておくべき事はあるだろうからな…」

友「あ、アザース!!帰るぞ男!」

男「お、おう」

(^q^)「あうー」




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:56:22.84 ID:mdtku+U70
<帰り道>

友「おい、どう思う男」

男「…どうって…わけが分からない」

友「俺はもうやだ。痛すぎて見てらんない」

男「…ああ」

友「何だよあれ。完全なる中二病だろ」

男「中二病?病気か?」

友「あー、なんつうか、過剰妄想癖だな」

男「妄想…」

友「で、どうなんだよ。予知夢と一致したか?」

男「それがな…意外と一致してる」

友「まじかよー…中二病で地球爆発すんのかよー…」

(^q^)「あうあうあー」




39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/21(火) 23:58:23.33 ID:mdtku+U70
男「なんとかした方がいいのか?」

友「俺に聞くな、なあ、あう」

(^q^)「あう!」

男「…あうが言うにはな」

男「このまま行くと、地球爆発は必然らしいんだよな」

友「必然?」

男「説明すると長くなるけど、確定って事らしい」

友「ふざけんなよ。中二病に巻き込まれて死ぬのかよ」

男「どうする?」

友「…あう、ちょっと詳しく聞きたいから、夢に出ろ」

(^q^)「あう」コクリ

男「手伝うのか?」

友「まだ分からん」

男「だよな」




40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 00:00:23.91 ID:mdtku+U70
友「とにかく、俺はあんな中二病で死ぬのは嫌だ」

友「だから、場合によっては手を貸すかもしれん」

男「…そうか」

友「だから、お前も覚悟しとけよ?」

男「え?」

友「やるときはお前もだからな!」

男「…分かった」

友「はぁ…まずは帰って寝るか…」

友「じゃあなー…」

男「おう、じゃあなー…」

男(…あうが言ってる事、ホントなのか…?)




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 00:23:19.53 ID:mdtku+U70
<夜>

──────────
(^q^)『男君、どう?』

男『…色々想像を超えててな…何て言っていいか』

(^q^)『ボクの存在自体、想像を超えてるんだろうね』

男『その通りだ』

男『それにしても、あの姉妹、確かに予知夢の通り実在したけど』

男『どうやって魔王を呼び出す気なんだ?』

(^q^)『…言霊って聞いたことある?』

男『ん?まあ聞いたことはある』

(^q^)『あの姉妹、その力が他の人間より強いんだよ』

男『…またそういう話か…』

(^q^)『信じられないのは仕方ないけどね』

(^q^)『でも人間誰でも、少なからず言霊を使ってるんだよ?』

男『そうなのか?』




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 00:28:54.86 ID:mdtku+U70
(^q^)『例えば、「元気出して!」って言われると、元気がでたり』

(^q^)『「自分は大丈夫、出来る」って言い聞かせると
 実力以上の力を発揮したり出来るでしょ?』

男『ああ、それも言霊なのか?』

(^q^)『そう。知らず知らずに使ってるけど
 大昔からある力なんだよ』

男『んー…そう言われると、言霊もあるような…』

(^q^)『あの姉妹の場合、言葉の持つ力が強いからね』

(^q^)『自分の信じた事を言葉にすると、現実に影響を及ぼしたりする』

(^q^)『本人達も気づいているみたいだけどね』

男『そうなのか…』

(^q^)『問題なのは、二人とも、思い込みが激しいって事』

(^q^)『特に姉の方は…今日見てきた通り』

男『…』




48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 00:35:12.15 ID:mdtku+U70
男『確かに、あの調子だと、魔王を召喚してしまいそうだな…』

(^q^)『それが地球爆発の原因になるんだ』

男『はぁ…随分と迷惑な奴らだな…』

男『しかも本気で世界を終わらそうとしてるってのが…』

男『…ん?なあ、あう』

(^q^)『何?』

男『さっき、「信じたことを言葉にする」と「現実に影響を及ぼす」って言ったな?』

(^q^)『そうだね』

男『じゃあ、「信じさせない」か「言葉にさせない」なら…』

(^q^)『現実に影響は及ぼさないだろうね』

男『…なるほどな。お前の考えがようやく分かったよ』


男『あの姉妹の思い込みを、和らげてやればいいんだな?』

(^q^)『そういうこと!』




51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 00:43:38.50 ID:mdtku+U70
(^q^)『やってもらえるかな?』

男『…まだ全部信じられたわけじゃないけど』

男『まあ、そこまで深く考えなくてもいい気がしてきた』

(^q^)『どういう事?』

男『いや、あの姉、あのままにしておけないだろ』

男『中二病…だっけ?』

男『治してやった方がいいかな、ってな』

(^q^)『…やっぱり男君は、正義の味方だね』

男『は?何言ってるんだ?』

(^q^)『ボクが困ってるときも助けてくれたし』

男『あ、いや、あれは…』

(^q^)『ありがとう、男君、本当に…会えて良かった』

男『な、なんだよ…急に』

(^q^)『気にしないで。言いたかっただけなんだ』




52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 00:49:58.33 ID:mdtku+U70
──────────

<朝>
男「…さて…ああは言ったものの…」

男「どうすればいいんだ?」

テンテレテンテン テンテレテレテレ

ピッ

友『おう、男ー!今日暇?』

男「唐突だな。予定はないけど」

友『へへへ、実はな』

友『妹ちゃんからメール来たぞ!』

男「…ま、マジかよ」

友『お話したい事があるので、ってさ!
 ヤバイね、俺の魅力!』

男「…まあいいけど、だったら俺遠慮しとくぞ?」

友『…最後の行に、男さんも一緒に、ってよ』




53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 00:55:33.15 ID:mdtku+U70
<喫茶店>

妹「すみません、呼び出したりして」

友「俺は妹ちゃんの呼び出しならどこにでも行くよ!」

男「ところで、俺も一緒って言うのはどうして?」

妹「…あの、お姉ちゃんの事なんですけど…」

友「ああ!あの美人のお姉さんね!…ちょっと変わってるけど」

男「おい、友!」

妹「いいんです…傍から見たら、確かに変わってると思いますし」

男「お姉さんがどうかしたの?」

妹「はい、あの…ま、魔王のことなんですけど…」

友「あー…」

妹「男さんも、預言者なんですよね?」

男「あっ!…いや、あの、実は…」




54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:02:06.85 ID:mdtku+U70
妹「えっ!違うんですか!?」

男「何ていうか…」

友「どっちかっていうと、あうの方が預言者だな」

妹「あうさん…って、もう一人の?」

友「そうそう」

妹「そ、そうだったんですか…意外ですね」

男「俺達も信じられなかったんだけどね
 まあ、色々あって…」

妹「はぁーそうですかー」

友「あ、ところで妹ちゃん、何か食べる?」

妹「え、あ、私は…」

友「そう?じゃあ、俺、ミックスパフェ食べよ!スイマセーン!」

男「…まあ、コイツはとりあえず放って置いて」

男「魔王の事なんだよね?」

妹「それと、お姉ちゃんのことなんです」




57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:08:17.64 ID:mdtku+U70
妹「男さん…魔王って、居るんですか?」

男「…居ない…と思うけど…」

男(妹の方は、魔王を信じてないのか?)

妹「そうですよね、魔王なんて居ない、ですよね…」

友「何言ってんだ、あうが魔王が地球を爆破させるって言ってただろ」

妹「えっ!?あうさんが!?」

男「おい友!余計な事を…」

妹「やっぱり…魔王が地球を…」

男「いやいや、居ないよ、魔王なんて!」

妹「私もそう思ってたんですけど…」

妹「お姉ちゃんの予言、当たるんです」

男「…へぇ、例えば?」

妹「明日はカレー!っていうと、カレーだったり…」

男「…へぇー」

男(言霊のせいか、それとも希望が聞き入れられただけなのか…)




58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:15:49.38 ID:mdtku+U70
妹「だから、お姉ちゃんが最近言ってる『魔王』っていうのが、怖くて…」

男「魔王に関する予言って、どんなものなの?」

妹「近い未来、世界の腐敗に怒れる魔王が世界を終焉に導く、と」

友「…うわぁ…」

男「それで、予言が当たってしまうんじゃないかって?」

妹「はい…同じ預言者の方なら、何か知ってるんじゃないかと…」

男「そうか・・・ごめんね」

妹「いえ、いいんです!」

妹「でも、あうさんは、魔王が地球を爆破させるって言ってるんですよね?」

男「いやー、どうだろ?あいつ、あうあうーしか言わないから」

妹「…?なのに預言者なんですか?」

男「うん、まあね」

妹「?そうですかー…」




59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:20:51.89 ID:mdtku+U70
ミックスパフェ オマタセシマシタ-

友「きたきたー!あ、それこっちでーす!」

男「嬉しそうだな…」

妹「」ジー

男「ん?妹さん?」

妹「はっ!す、すいません!聞いてなかったです!」

男「いや、何も言ってないけどさ」

男「パフェ、食べたいの?頼もうか?」

妹「えっ!いえ、いいんです!」

友「なんだー、早く言えばいいのに!一口あげるよ?」

妹「い、いえっ!大丈夫ですから!」

友「そう?なら食べちゃうよ?」

妹「」ジー

男「…パフェ、頼もうか」

妹「はっ!…すいません」




61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:29:05.09 ID:mdtku+U70
男「それで、妹さんはさ」

妹「はい」

男「お姉さんが世界の終焉とか言ってるの、どう思ってるの?」

妹「怖い…ですね」

男「でも当たらないかもよ?魔王なんて居ないし」

妹「でも!お姉ちゃんの言った事は…現実に…」

男「…言霊って、知ってる?」

妹「!?」

男「…知ってるんだね?」

妹「…なんで分かったんですか?」

男「勘、かな?」

妹「男さん、凄いんですね…」

男「それほどでも」

男(あうに聞いた事は伏せておこう)




62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:35:42.08 ID:mdtku+U70
妹「ばれちゃったら仕方ありませんね」

妹「私もお姉ちゃんも、言霊っていう力が強いみたいです」

妹「占い師さんが言ってました」

男「…」

妹「お姉ちゃんは、私よりも強くて…だから」

妹「お姉ちゃんは、自分の言った事が現実になるって、分かってるんです」

妹「だから…魔王が…」

男「もしかして、今日俺を呼んだのは
 預言者として、魔王を否定して欲しかったからかな?」

妹「…私一人が否定しても、お姉ちゃんに伝わらないと思って…」

男「それならさ」

男「皆で、お姉さんに、『魔王なんて居ない!』って言いに行くのはどう?」

妹「え!?」




63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:44:30.01 ID:mdtku+U70
妹「そんな事、皆さんに頼めませんよ!」

男「いや、やるよ。なあ、友」

友「ほう!妹ふぁんふぉふぁふぇふぁらはんでほはるほ!」
(訳:おう!妹ちゃんの為なら何でもやるぞ!)

男「…まあ、そういう事だ」

妹「でも…それでお姉ちゃんが予言を止めてくれるかは…」

男「言霊の力って、自分の信じてる事しか現実にならないんだよ」

妹「え、そうだったんですか?」

男「そう、だから、少しでも心が揺らげば
 現実にならないかも知れない」

男「それにね、元々、そういう風にしようと思ってた所だったんだ」

妹「え?」

男「妹さんの助けがあれば、それもやり易そうだ
 どうかな?」

妹「…」

妹「お願いします!」




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 01:53:04.21 ID:mdtku+U70
男「それなら良かった」

友「あ、そうそう、妹ちゃん!」

妹「何ですか?」

友「もし魔王が怖いっつーんならさ、イメージ変えちゃおうよ!」

妹「イメージですか?」

友「そう、例えばー…胸にでっかいハートマーク、とか!」

男「な、何だそれ…」

妹「…ぷっ」

妹「それ、いいですね!…ふふ」

友「そうそう、そんな魔王なら怖くないっしょ!」

妹「ふふ、はい、そうですね!」

男「まあ、召喚されたら何の解決にもならないけどな」

友「おい男ー、そういう事言うなって!」

デラックスパフェ オマタセシマシター

妹「はいっ!!こっちです!」




65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:00:24.32 ID:mdtku+U70
友「それじゃあ、早速、今から行こうかー」

妹「えっ!?今からですか?」

友「善は急げってね!」

妹「こ、心の準備が…」

友「大丈夫!大丈夫!俺らが付いてるし!」

妹「そ、そうですよね」

男「よし、行くか!」

友「おー!」
(^q^)「あうー!」

男・友・妹「うわぁっ!!」


友「き、急に出てくるな、あう!」

(^q^)「あうあー」

男「…でもコレで全員そろったな」

男「行くか!地球を救いに!」




66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:04:22.25 ID:mdtku+U70
<姉妹の家>

妹「…緊張してきました…」

男「大丈夫、妹さんも言霊の力あるんでしょ?」

妹「…はい」

男「じゃあ、大丈夫って信じて、言葉にすればいい」

妹「…はい。大丈夫、大丈夫…大丈夫!」

友「よーし、やるぞー!」

(^q^)「あうー…」




67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:09:00.35 ID:mdtku+U70
妹「お、お姉ちゃん」

姉「何だ妹。どこへ行っていた?」

妹「あのね、お姉ちゃん、お話が…」

姉「ん?お主達か…破滅を受け入れる準備は出来たか?」

(^q^)「あうーあー」

男「その事でお話があって来ました」

姉「ほう?世界の終焉の話を聞きたいのだな?」

男「いえ、違います」

姉「む?」

男「せーのっ!」

男・友・妹「魔王は居ません!!」

(^q^)9m ドーン




68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:14:13.02 ID:mdtku+U70
姉「…何を言っている?」

男「お姉さんは、預言者だそうですね?」

姉「いかにも。私の言葉は神の言葉…すべては世界の意思だ」

男「…言霊ですよね?」

姉「っ!?貴様!何故それを知っている!?」

男「勘、ですかね?」

姉「…まあ、ばれた所で、世界の結末は変わらん」

姉「愚かなる人よ!己の罪は世界の意思によって裁かれようぞ!」

友「…うわぁ…痛い…痛いよー…」

姉「」ギロッ

友「ヒィッ」ビクッ




69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:19:33.71 ID:mdtku+U70
姉「私を愚弄するつもりだな…!馬鹿め!」

姉「うっ!!ぐっ…!」

妹「お、お姉ちゃん!?」

男「な、何だ?」

(^q^)「ああ…あううー…」

男「おい、どうしたあう!?」

姉「…クククッ」

妹「お、お姉ちゃん…?」

姉「新たな予言の葉が…我が魂の大地に舞い落ちた!!」

姉「魔王の出現は…たった今!この時だ!!」

男「な・・・!?」

妹「お姉ちゃん!やめて!!」




70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:25:32.57 ID:mdtku+U70
姉「もう遅い妹!私は魔王を召喚して、世界を終わりにする!!」

妹「だ、駄目だよ!!」

男「そうだ!お姉さんも分かってるだろ!魔王は居ないんだ!」

友「ていうか、アンタも死ぬんだぞ!?」

姉「今更何を言っても遅い!私は決めたんだ!」

妹「そんな、お姉ちゃん…」

友「妹ちゃん!姉ちゃんの部屋どこだ!?」

妹「えっ!?」

友「いいから早く!!」

妹「二階の突き当たりです!」

友「よっし!!」ダッ

姉「さあ、目を閉じろお前達!皆一緒なら死ぬのも怖くないだろう!?」

妹「お姉ちゃん…やめて…それ以上言ったら、現実に…」




71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:27:41.31 ID:mdtku+U70
姉「我、今、闇の契約を交わし!」

妹「駄目えええええええ」

男「やめろおおおおおお」

(^q^)「うーーーーー」

姉「現世に、古の魔王を召喚する!!!」

妹「…ああ、もう駄目…地球が終わっちゃう…」


友「待ったあああああああ!!コレが目に入らぬかあああああ!!」




72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:31:32.03 ID:mdtku+U70
男「…友?」

姉「もう遅いわ!今更何を…って!!」

姉「それはあああ!!!駄目ええええええ!!」

友「ふっふっふ!この黒歴史ノートの中身を見られたくなければ!」

友「今すぐ魔王を消せ!!」

姉「ちょちょちょちょっと!!なんでそれ見つけてきたの!?」

友「引き出しには鍵をかけとくもんだぜ?」

姉「!!!」

友「さて…始めるとするか…」

友「黒歴史、設定朗読会を!!!」

姉「いやあああああああ!!!」




74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:35:47.97 ID:mdtku+U70
友「何々?聖十字軍フェロー・S・クリストファー?
 なんとまあ、自分で書いた設定絵まで…」

姉「やめてええええ!!何でもするからあああああ!!」


男「…友のやつ…あんな酷い事を…」

(^q^)「あうあうあー!!あうー!!」

男「ん?どうしたあう?…あれ?妹さんは?」

(^q^)「あうあうあー!」

男「外、か?」




75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:41:53.79 ID:mdtku+U70
男「妹さん!どうし…えっ!?」

ゴゴゴゴゴゴ

妹「…終わり…世界が…地球が…」

男「な、お、遅かったのか?」

(^q^)「あうあー!」


男「あれが…魔王…!?」


友「おい、男ーコレ見ろよ!自分で考えた黒魔術の魔方陣だってよー!
 何故か両思いになる魔法陣だぞ!」

姉「ぎゃああああ!!駄目駄目駄目!!!それは駄目!!!!」

男「友!それ所じゃない!あれ見ろ!!」

友「なんだよー今いいとこ…おお、これって…」

姉「早く返してえええええ…え?何?どうした…えっ!?」




76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:46:26.52 ID:mdtku+U70
姉「何あれ…魔王?」

友「何あれじゃないだろ!早く消せよ!」

姉「え?で、でも、魔王なんて…居るわけない、でしょ?」

友「…は?」

姉「ちょっと、ほら、影響されて、ね?
 なりきってたけど…え?どうして本物が…?」

男「ちょっと!お姉さんが呼んだんでしょ?」

姉「私の言霊は、心から信じている事しか現実に出来ないはずだし…」

男「は!?魔王を信じてなかったって言うわけですか!?」

姉「当たり前じゃない!!そんなもん居るわけないでしょうが!」

男・友「はあああ!!?」




77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:49:53.77 ID:mdtku+U70
男「じゃあ、世界の終焉とか言ってたのは!?」

姉「…好きな小説のキャラが、ね?」

友「じゃあ今まで、キャラなりきりプレイしてたのかよ!」

姉「だって…なんか楽しくって…」

友「だったら、あの魔王はなんだってんだよ!」

男「…!!友!!」

友「何だよ男!」

男「あの、魔王の…胸のトコ、見てみろ…」

友「は!?…おい、あれって…」


男・友「ハートマーク!!?」




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:52:32.44 ID:mdtku+U70
男「魔王の胸にハートマーク…どっかで…」

──────────
友「あ、そうそう、妹ちゃん!」

妹「何ですか?」

友「もし魔王が怖いっつーんならさ、イメージ変えちゃおうよ!」

妹「イメージですか?」

友「そう、例えばー…胸にでっかいハートマーク、とか!」

男「な、何だそれ…」
──────────




79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 02:54:32.78 ID:mdtku+U70
男「…そうか、あれは…!!」


──────────

妹「…ああ、もう駄目…地球が終わっちゃう…」

──────────

男「お姉さんの言葉を信じた…」

男「妹さんが…召喚したのか!?」




80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:00:24.42 ID:mdtku+U70
妹「…ああ、魔王は…やっぱり居たんだ…」

男「妹さん!しっかり!魔王なんて居ないんだよ!」

妹「だって・・・ほら、あそこに…」

男「あれは言霊が生み出したものだ!
 あんなもの、魔王じゃない!」

妹「でも、お姉ちゃんの言った事は…現実に…」

男「ほら!よく見て!胸にハートマークがある!
 怖くないよ!しっかりしてくれ!!」

妹「駄目…終わり…地球が…」

男「それ以上言ったら駄目だ!!こっちみて!妹さん!!」

妹「…」

男「何とかしないと…」




81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:05:06.09 ID:mdtku+U70
男「おい、友、それにお姉さん!手伝って!!」

友「お、おう!」

姉「え、えっと…」

男「なんとか妹さんに正気を取り戻させないと!!」

友「おう!わ、分かった!!」

姉「そ、そういわれても…」


友「ほら!妹ちゃん!友君だよー!?
 さっきまで一緒に遊んでた友君だよー!」

妹「…終わり」

姉「妹!ほら、お姉ちゃんの黒歴史ノート見て!
 消しゴムと鉛筆の濃厚なラブシーンなんて必見だから!」

妹「…地球が…」

男「妹さん!じゃあ、ほら!さっき行った喫茶店!
 あそこ行こう!!ね!?」

妹「…喫茶店…?」




82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:07:16.07 ID:mdtku+U70
男「反応した!!」

友「喫茶店…?」


男・友「パフェ!!」

妹「…パフェ?」

ゴゴゴゴゴゴゴ

男「えっ、あれ!」

友「魔王、何か様子が変じゃね!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ



ドーーーーーーン




83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:10:03.90 ID:mdtku+U70


男「…なあ、友」

友「ああ、分かってる」

男「…でかいな」

友「ああ、俺でも無理だ」


妹「大きいパフェですね…おいしそう」


男「どういう事だ…?」

姉「…全く、人騒がせな妹ね…」

友「」ギロッ

姉「ヒッ!?」ビクッ




84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:14:28.91 ID:mdtku+U70
友「おー…人集まってるなー…」

男「お姉さん、どういう事か分かりますか?」

姉「パフェに気をとられて、魔王の事を忘れた挙句
 魔王のイメージとパフェのイメージが入れ替わったんじゃないかなー、と」

男「そういうの、ありなんですか?」

姉「あり、なんじゃない?だって、あれ…現実に目の前にあるし、ねー」

姉「何はともあれ、一件落着って事で!」


男「…いいのかなコレで…」

妹「」ジーーーー


友「そういえば、何か忘れてるような…」

男「…あう、は?」



──────────




85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:18:46.61 ID:mdtku+U70
(^q^)『男君、友君…』

男『あう、どこ行ってたんだよ!』

友『突然現れたり居なくなったりすんなよー』

(^q^)『…ボクの頼みを聞いてくれてありがとうね』

(^q^)『信じてくれて嬉しかったよ』

男『いや、素直に信じてやれなくて申し訳なかった』

友『まさか現実に起こるとはな』

(^q^)『必然の流れは、二人の力で流れが変わった』

(^q^)『もう地球が爆発する予知夢は必要なくなったね』

男『そうだな、お疲れさん、あう』

友『じゃあ、今度はお前もパフェ食いに行くか?』

(^q^)『ありがとう、気持ちだけ受け取っておくよ』




86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:23:38.18 ID:mdtku+U70
男『それで、これからどうすんだお前』

(^q^)『…ボクはもう必要ないからね』

(^q^)『ボクを生み出した予測のエネルギーは消えたから』

(^q^)『もうすぐボクも消える…』

男『な、そうなのか!?』

友『また急に消えんのかよ!?』

(^q^)『だから最後にお別れを言いに来たんだ』

(^q^)『きっともう会う事もないと思うから…』

男『おい、これからが楽しい時だろ?行くなよ、あう』

(^q^)『…いつもと違って、ボクが未来を変えたかった理由が分かった気がするよ』

(^q^)『こんなにいい人達に出会えたんだから…』

(^q^)『ボクはその人達を救う助けになれたんだから…』




87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:26:17.51 ID:mdtku+U70
(^q^)『…そろそろ…だね…』

男『おい、あう』

男『必然の流れは、やると決めた時点で生まれるんだよな?』

(^q^)『そう…だよ…』

男『じゃあ、俺はお前にまた会うからな!
 俺はそう決めた!』

友『俺もだぞ、あう!忘れんなよ!』

(^q^)『…うん…ありがとう…』

(^q^)『こんな…会えて…良…』




───────────




88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:29:17.07 ID:mdtku+U70
<数ヵ月後>

男「…本当によく食べるな、友」

友「何言ってんだよ、妹ちゃんの方が食ってるだろ?」

妹「」ジー

姉「私のパフェはあげないからね、妹」

妹「じゃあ、もう一個頼もうかなー…」ジー

男「俺、食べないから食べていいよ?」

妹「喜んでいただきます!」







89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:32:52.59 ID:mdtku+U70
アリガトゴザイマシタ-

男「外は暑いなー」

友「ホントだなー」

男「…なあ、友」

友「あ?」

男「…あいつ、連れてきたかったよな」

友「ああ、ここのパフェ食ってないの、あいつだけだからな」

男「…あれから結構経つな」

友「なんかたまにさ、『あいつのあう』ってのが聞きたくなる時ある」

男「あんだけ『あうあう』言われたらな」

友「中毒性高いよなー」




90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:36:20.91 ID:mdtku+U70
男「会いたいな」

友「…まあな」

妹「大丈夫、すぐに会えますよ、きっと!」

姉「意外と、今日だったりするかもよ?」

男「そんな都合よく…」



『あうあうあうあー!』
ナニコイツキショイwwwナグットクカwwwww


男「…」

友「…」

男・友「行くか!」ダッ

妹「えっ、ちょっと、どこ行くんですか!?」

姉「コラー!置いてくなー!!!」


『あうあうあー!』

-(^q^)のあう 終わり-




91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 03:38:26.83 ID:mdtku+U70
やっと書ききった…寝よう…
お休みなさい




93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 04:07:23.06 ID:MXjyAekt0
お疲れ様




94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/22(水) 05:32:02.77 ID:IQ2WzgJp0
おもしろかった!
>>1


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