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未完結の続編を記事末に追加

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 01:59:39.80 ID:5sUwHKxc0
こないだ両親が旅行に行く間留守番してろって言われたから、久しぶりに実家に帰った
夫婦水入らずで3泊4日温泉だとふざくんな老夫婦風情がと思いながら家に帰ると妹がいた

妹「あれ、なんでおにぃかえってきたの」

上下ぶかぶかのスウェットでリビングで転がっている妹 どう見ても今時の中学生
結構久しぶり(っていっても半年ぶりくらい)に会ったらちょっと大人になってた気がした

兄「お前が非行に走らんように監視を頼まれた。晩飯食ったの」

妹「はーあたし超いい子なのに。食べてないよ」

とか要するに生意気
まぁ、身内褒めになるけどブスではないし、ちょっと栗色かかったさらさらロングは可愛い 認める


めんどくさ…




元スレ
中1の妹に援助交際を申し込まれた
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1263833979/


 
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 02:09:31.37 ID:5sUwHKxc0
何も食ってないらしいので適当に作ってやる

妹「おにぃ料理出来たんだ」

兄「自炊してるしな」

妹「いいお嫁さんになるね」

とかなんとかいいながら食べ終わり、食器も片付ける 俺が
片付けが終わったらちょいとリビングで休む どうやら妹は風呂らしい
テレビをつけたら丁度見たかったファンタジーものの映画がやってて、それを見てた

妹「あっつーい!おにぃ、おちゃ」

兄「自分で入れろよ…」

風呂上がりキャミソールにホットパンツ?みたいなかっこで首からタオル
おっさんかよとか思いながらお茶を入れてやると俺の隣にストンと妹が座った
濡れた髪からいくつか水滴が顔に飛ぶ

兄「つめてー、髪ちゃんとふけよ」

甘い香りがした




23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 02:17:49.95 ID:5sUwHKxc0
シャンプーだかボディソープだか化粧水だかよくわからんけど、甘ったるい匂いにちょっとドキっとしてしまう
風呂上がりで少し赤く火照った妹の足が俺の足に当たる それくらいの距離で暫くテレビを見ていた

妹「これあたし見たよ。オチ言ったげよっか?」

兄「わー!ほんとにやめてくれまじで頼む」

妹「えー幾らくれんの」

お互いテレビから目を離さずに会話する
俺はその辺にあったお菓子を一個妹にあげた

妹「やすっ!あのねーこの男の人最後は」

兄「ちょー!!ほんっとに頼むからやめろ!」

妹に向き直って俺は叫んだ
俺の隣には頬の赤い 妙に色っぽい少女が座っていた
自分でも幼い子が好きだと認めてる俺にとって それはとても魅力的な女の子だった




27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 02:28:38.45 ID:5sUwHKxc0
妹「幾らくらいもらってんの」

兄「給料?手取りで○万くらい」

妹「えー何か買ってよ」

兄「何が悲しくてお前に買ってやらにゃあならんのだ」

妹「ケチ!死ね!」

兄「死なん!」

さっきの一瞬がなんか恥ずかしかったのか知らないけど妙にテンションをあげる俺
映画もだんだんとクライマックスに入ってきて、ヒロインとのちょっとエロイシーンになった

妹「……えろー」

兄「こんなもん健全だろ」

妹「変態きもい

兄「変態は認めるけどきもくはない」

妹「……おにい彼女は?」

段々トーンが低くなってきた




31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 02:39:15.64 ID:5sUwHKxc0
兄「聞くなよ。居たら週末に家に居るか」

妹「ふーん……」

なんか変な沈黙

妹「ふぇっくしゅ!」

兄「あほ、だから頭乾かせって言ったのに。ていうか服着ろよ」

妹「着てるし!」

ほんとにちょっと寒そうだったんでブランケットを肩にかけてやる

妹「何やさしいきもい」

兄「やかましい」

でテレビはCMになって、そん時はやってたDSかなんかのゲームのCMが流れた

妹「あ、これ買ってよ」

兄「自分でバイトして買え」

妹「まだ無理だもん。金くれ」




35:急いで書くけどさるさんなったら知らない:2010/01/19(火) 02:44:07.91 ID:5sUwHKxc0
CMの途中で冷蔵庫にビールを取りに行く

妹「あー」

兄「もうとっくに成人しとるわ」

妹「ちょっとちょーだい」

兄「不良め」

なんか変な緊張で喉が乾いてたので、半分以上一気に飲む 死にそうになった
キンキンに冷えたビールの缶を妹に手渡す

妹「…にがっ!よくこんなん飲めるね」

ペロリと缶の淵を舐める妹を見て、またどきっとした
俺は酒が好きだけど、猛烈に弱い 缶ビール一本で結構酔える
いい感じにほろ酔いになった気がしてきた俺はちょっとちょっかいを出す事にした

妹「もーなにーいたいー」

文句を言う妹をズリズリとソファーの前方にずらしその後ろに座る
丁度俺の足の間に妹を座らせる格好で そのまま腕を妹にまわす

兄「あーぬくいー…」

妹「もーきもいー」

とか言いながら、あんまりいやそうには聞こえなかった




37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 02:49:42.60 ID:5sUwHKxc0
妹はチビだから俺の顎が丁度肩に乗るくらいの高さ
頬に触れる髪は結構乾いてて、ほんの少しだけ濡れている
首にかけたままのタオルが冷たい そのタオルを取って頭をわしゃわしゃしてやった

妹「あーぁーあー」

がくんがくんと首を揺らしながら変な声を出す妹 なんだ結構可愛いじゃないか

兄「お前がちっさい頃はよく頭拭いてやったなー。今もちーせーけど」

妹「うーるーさーいーぃいーめがまわるーあはははは」

ほんのちょっと舐めただけでテンションが少し酔ってるみたいな妹 暗示とかにかかりやすいタイプかもしれない

兄「ほれ、ちゃんと頭乾かしてこい」

妹「いやー」

どさっと俺に背中を預けて天井を見上げる妹
よく見れば産毛なんかが生えてそうな、幼い顔は健康的な赤さだった

妹「ねーお小遣いくれよー」

兄「タダじゃなぁ」

腰にまわした手を揺さぶりながら妹がねだってくる 俺はこの時もう結構ムラムラきてた




38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 02:51:44.61 ID:1mc1NMxY0
誰もお前の妹に興味ないぞ




43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 02:56:21.49 ID:5sUwHKxc0
>>38 お前の妹だと思えよ 俺も姉しかいねえよ


妹「えー……じゃ肩もんだげる」

兄「子供か!」

妹「あはははーじゃあねー」

一心不乱にシャンプー臭い髪を嗅ぎながら正直心の中でいやらしい事言えと叫んでた

妹「んー…エンコー?」

兄「ぶはっ」

俺は思わず噴き出した まさか本当に言うとは思わなかった
しかし声のトーンがどうもさっきと調子が違うので、あんまり冗談っぽくない

兄「お前なぁ、そういうのはマジでやんなよ?」

妹「するわけないじゃん!きもいよ」

兄「……」

妹「……」

俺は何故かテレビを切った




46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:01:32.73 ID:5sUwHKxc0
兄「まぁお前だったら1000円でも誰もかわねーなー」

妹「はー?失礼すぎる」

兄「お前そんな金困ってんの?」

痛い 超心臓が痛い 妹相手にこんなに興奮するなんて思ってもみなかった

妹「べっつにー… 困ってたらなんかくれんの?」

兄「タダじゃなぁ」

妹「なんなのそれさっきから!ケチか」

足をパタパタとしてる妹が可愛すぎて 正直俺のナニはガチガチになってた
酔ってる気分の俺はそれを構わず妹の腰辺りにグイグイと当てる
妹は気付いてるのか気付いてないのか、無反応だった




55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:14:20.01 ID:5sUwHKxc0
バツが悪くなったのか妹がテレビをつける ファンタジーはとっくに終わってて、よくわかんない音楽番組が流れてた
俺は構わずナニをすりつける 骨ばった妹の腰に擦れる度に凄まじく気持いい

暫くすると妹がやっと口を開いた

妹「……なんか当たってるんだけどきもい」

兄「あー…仕方ない、生理現象だし」

酒の力を借りて開き直った俺 もうどうにでもなれ状態だった

妹「はー…?なんでそうなんの」

妹はうつむいたまんま小さな声で言う

兄「んー…眠い時とか興奮してる時になる」

妹「興奮してんの?」

兄「…若干」

なんか猛烈に妹が可愛く思えて思い切り抱きしめた

妹「もーいたいー…」




59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:22:27.77 ID:5sUwHKxc0
妹「変な事するんならお金とるよ」

振り向きながら言う妹 チャンス到来だと思った

兄「幾ら?」

妹「え……2万ぐらい」

咄嗟の質問に答えが浮かばなかったのか、随分安い金額を言う妹

兄「じゃあその倍お小遣いやるから、今だけ彼女な」

妹「え…え…?」

飲み込めてない妹をまた抱きしめる ちょっと胸も触る

妹「ちょ…おにぃ!ほんとないから、ないって」

グイグイと俺の手をどけようとする妹 しかし俺は負けない

兄「お前が悪い、酔ってるからもうとまんないわ」

そういうと俺は妹を抱っこして、ソファーに放り投げた




64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:26:11.60 ID:5sUwHKxc0
妹「いたっ!もー酔っ払い!きもい!」

ガンガン蹴ってくる 構わずに覆いかぶさろうとすると妹の放った蹴りが俺の股間に直撃した

兄「!!!!!!!」

思わずソファーに倒れこむ俺 下腹部辺りに鈍痛が走る

兄「いってぇー……」

妹「だ、大丈夫?ごめん……大丈夫?」

妹は起き上がって俺のそばにきた 妹が動く度に甘い香りが鼻について仕方ない

兄「あー…大丈夫…大丈夫だけどちょっとやばいわ」

妹「え?どうしたの?折れた?」

折れたとかいう発想がなんか無知な感じでちょっと笑ってしまった

妹「え?なんで笑ってんの?痛いんじゃないの?」

兄「いてーよ……。なぁ、にーちゃんの事嫌いか?」

妹「え……嫌いじゃないよ…」




70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:31:37.29 ID:5sUwHKxc0
ソファーに座った俺の足の間に膝まづく形で妹が立ってる
心配そうに俺を見る妹は、すごく可愛く思えた

兄「じゃあ、今だけ彼女になってよ」

妹「えー…なんで」

兄「…エンコーだろ。お小遣いやるからさ」

妹「……なんかそーゆーのは嫌。なんかいやだ」

兄「あーもーめんどくせー……。おいで」

なんでか顔を真っ赤にした妹の手を引いて膝に座らせる
柔らかいお尻の肉の感触が心地いい

妹「えーもー…」

とはいいつつ、抵抗するような感じでもなかった

兄「今から1時間だけお前はにーちゃんの彼女な」

妹「……彼氏とか居たことないしわかんないよ」

兄「…んー……じゃあ、とりあえずお前が蹴ったとこ、見る?」

妹「えー…」




72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:37:03.81 ID:5sUwHKxc0
あんなに激痛が走ったというのに、俺のアレはまだガチガチだった
ピンチになると立つっていうのは本当かもしれないなぁとか思ってた

兄「お前が蹴ったんだから、ちゃんと見ないと」

妹「えー…」

兄「ていうか、別に一緒に風呂とか入ってたから見たことあるだろ」

そう言うとそういえば恥ずかしがる必要ないなと開き直り、俺は妹を支えている右手はそのままに
左手でジャージを下した パンツ一枚になるとボクサーパンツは見事な張り具合

妹「うわー…どうなってんのこれ」

兄「ん、立ってる」

妹「それは…わかるけど」

妹の視線は股間に集中しているようだった 俺はそれがまた可愛くて、更に硬くなる

妹「あ…う、動いてるよ?なんで?」

兄「俺の意思で動かせるんだよ」

妹「うそだー」

兄「ほんとだって、ほら」

ビクンビクンと下半身に力を入れ、アレを動かす 妹は動く度におーとかわーとか言ってた




74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:40:18.57 ID:/m1MWwbM0
いいから友達でも作れよおっさん




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:43:12.19 ID:blX2fpKt0
>>74お前・・・友達とこんな話できないだろ・・・・




75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:40:28.25 ID:5sUwHKxc0
兄「な、すごいだろ。で、見る?」

妹「え……」

見つめたまま黙っている妹を無視して、俺はパンツを下した
跳ねるように天井を向いた俺自身は、自分でも驚くほど膨張していた

兄「なんで目つぶってんの」

妹「えー……なんか恥ずいよ」

兄「別に見たことあるだろ。ほら」

妹「……でっかー……」

感心したような眼で見る妹 俺は左手で妹の右手をつかむ

妹「なになになに!」

兄「彼女なんだろ、ほら、触ってみ」

妹「うー……きたないからいや」

兄「綺麗だって。さっき洗ってきたから」

妹「うそー絶対うそ…」

俺が引っ張るまでもなく、そういいながらも妹は指先で俺自身の裏筋を少しつついてきた




79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:45:29.08 ID:5sUwHKxc0
つんと指でつつかれる度に、俺はそのあまりの快感に軽く体が跳ねてしまう

妹「うわっ…なに?痛い?」

兄「いや、気持ちいい」

妹「ふーん…気持ちいいんだ…」

段々慣れてきたのか、妹の指でつつくから、指でそっとなじるようになってきた
知ってか知らずか、裏筋をつつぅー…っと這わされると、歯が鳴ってしまうほどの快感に襲われる

兄「うぁー…」

妹「え?痛い?」

兄「痛くない。それやばい…」

妹「これ…?」

またつつぅー…っと撫でる 今度は執拗にゆっくりと
引きつり気味だった妹の顔には 少し笑顔が戻っていた

兄「それ…うわ…やべ」

妹「…なんかすごい…人間の体ってふしぎ」

俺はなんか拍子抜けする妹のほうが不思議に思えた




84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:51:01.53 ID:5sUwHKxc0
妹「あ…なんか出てきた」

妹はもうふつーに俺のアレを小さい手で握っていた
ゆっくりと優しく優しく上下に動かす妹 俺はもうイクのを我慢する事で頭がいっぱいだった

兄「きもち…よすぎると出る… なめてみ」

妹「えーぜったいいや!」

妹にナニをしごいてもらいながら普通に会話してる状況がなんかおかしかった
このままこすられるとどう考えてもイッてしまうので、俺は妹の手をアレから離す

妹「え、何?もう終わり?」

兄「なんで残念そうなの」

妹「ちょっと楽しかった」

合間合間に新しく持ってきたチューハイを二人で飲んでたせいか、妹は結構ふわふわしてた
顔とか耳とか真っ赤で、火傷しそうなほど熱い

兄「交代」

妹「え?」

兄「だから、交代」

俺は妹をソファーに座らせて、妹の足の間に 膝まづいた




88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 03:55:29.76 ID:5sUwHKxc0
妹「あーそれは無理!ほんと無理だって」

妹は俺がこれから何をしようとしているのかわかったのか、必死で足を閉じようとする

兄「何が何が、別に変な事しないって」

妹「もう変だから!もーむりむりむり」

酔った中1の力なんざあってないようなもの 俺は難なく妹の足を開かせた
妹も嫌だとはいいつつ、両手で顔を抑えるだけでそれ以上の抵抗はしない
たぶん、オ●ニーくらいはしたことあるみたいだった

妹「もー……ほんとむり」

兄「俺が何するかわかってんの?」

妹「………変態なこと」

兄「よくわかったじゃん」

顔を両手で塞いだまま、赤い耳が更に赤くなったように思えた
映画を見てる最中にリビングを間接照明だけにして、正解だった すごくエロい空気だ

兄「うわー足あっつい」

妹「だって熱いもん」

俺は妹のうち腿辺りに、そっと手を置いた




94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:00:25.00 ID:5sUwHKxc0
妹「うわーもう…むりだってー…」

そう言いながら足は開いたままだ 俺はもう妹の下半身がどうなってるか、容易に想像できていた

兄「このホットパンツ?可愛いな」

妹「……おかーさんに買ってもらった」

和ませようと思って言ったのだが、不意にお母さんなんて言葉が出てきて 少し心臓が跳ねた
こんな事だめだとはわかってても もう止められる理性は残っていなかった

兄「するするする…」

我ながら気持ち悪い事を言いながら手を右手を段々とうち腿の奥に滑らせていく

妹「くすぐったいし…」

左手でしっかりと足を開かせたまま、ゆっくりと確実に奥へ奥へ

妹「……」

兄「……怖い?」

妹は何も言わずに首を縦に振った 俺は右手を足から離して 頭を数回撫でてやる

妹「……あたしもちょっと変になってきた」

それが 合図だった




97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:06:41.07 ID:5sUwHKxc0
くしゃくしゃと撫でてから手を足の間に戻す うち腿に触れた瞬間妹の肩が少し跳ねた

兄「嫌になったら言えよ」

言ってはみたものの、止まるかどうかはわからなかった
でも 変態の兄としてせめてもの妹への優しさのつもりだった

妹「……はずー…」

妹のホットパンツはそういうものなのか 妙に緩い作りで 布の間からそのまま下着が見えていた
よく言えば子供らしい 逆にとれば狙っているような白の無地 妹の下着が見えたというだけで、俺自身がまた膨張する

兄「体あっつー…」

妹「…うるさい」

ゆっくりと奥へと進むと 指先が下着の布に触れた それと同時に俺の心臓もまた一つ踊る
妹は段々と肩で息をするようになってきた 相当興奮しているようだ

兄「すげーエロいな…」

妹「…変態ぃー…」

指を反らせて 下着の上から大事な部分を撫でる 割れ目の上部触れると 妹は一度大きく跳ねた
ホットパンツの中は その名の通りすごい熱と湿り気をもっていた




100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:13:01.19 ID:5sUwHKxc0
ごく小さい音で流れるテレビの音が聞こえなくなるほど 二人の荒い呼吸で薄暗い部屋は満たされていた
俺は高鳴る心臓を深呼吸で落ち着かせながら そっと割れ目の部分に指を伸ばしていく

妹「まってまって…ちょっとまって」

兄「どした…怖い?痛い?」

妹「ちがうけど… まって… はぁー…」

手を顔から離し 今度は胸に手をあてて大きく深呼吸する
さすが兄弟だ 自分の落ち着かせ方が同じでちょっと和む

妹「んー… いい…よ」

ソファーに放り投げていた濡れたタオルを顔に当てて 妹が呟いた

兄「ん…」

俺はまたゆっくりと割れ目へと指を伸ばす そうっと指で撫でると、微かな窪みを感じる
妹の割れ目は ほんの少し下着の上から触れただけで分かるほど熱く湿っていた

兄「すげー熱い…」

妹「……」

ゆっくりと慎重に 俺はその窪みにそって 指を下へ下へと下していった
焼けるように熱い窪みの中心に触れた時 タオルの下から甘い声が漏れたのを聞き逃さなかった




103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:18:05.50 ID:5sUwHKxc0
何度か上下に往復させていると 下着の中心はじっとりと濡れた

兄「すげー濡れてるけど…?」

妹「…しんない、汗」

肩で荒い息をしながら妹が強がる そんな姿に俺の悪戯心に火がつく
妹に確認を取る事もしないで 俺は下着の横から指を滑り込ませた

妹「ちょ…!」

一瞬身をよじって逃げようとするが 俺は左手で体抑える

兄「だいじょーぶ…痛くしないからじっとしてろ」

その一言で妹の体は大人しくなった なんだかんだでやっぱり自慰くらいはしてるんだろう

滑り込ませた指をもう一度割れ目の上からそっと下におろしていく
本当に申し訳程度に生え始めた陰毛が 女を感じさせた
あえて一番敏感な所を避けて ぬるぬるとぬめる割れ目の中心へ指を滑らせる
まるでローションの瓶に指をつっこんだように 愛液にまみれていた

妹「ふぁ… ん… やぁ…」

妹はもう 構う事無く甘い声を出し続けていた




107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:23:12.98 ID:5sUwHKxc0
兄「入れるぞ…」

俺は小声でつぶやくと 濡れた割れ目の中心 最も熱い部分へ指を押し込んだ

妹「ふぁぁぁああ…!」

妙に甲高い声で鳴く妹 俺の中指はするりと簡単に第二関節あたりまで飲み込まれた
初めて触れる妹の中は焼けるように熱く狭く そして艶めかしく動いていた

兄「めちゃくちゃ熱い… お前…こういうことしたことあんの?」

わかりきった事をあえて聞く 妹は本当に微かに首を振ったように見えた
それを確認すると 俺は更に大胆に指を動かす

妹「あ…っ!や……!……!」

指をぬるぬると出し入れすると 妹は声にならない甘い声を上げて体を跳ねさせた
時折一番敏感な部分に指を滑らせると 面白いように腰が浮く

妹「……!!んぁ……はぁっ…・!はぁ…おにぃ…」

妹の割れ目をなじる度に 俺は俺自身をしごいているような感覚に襲われた
どれくらい甘い声に聞き惚れていたかわからないが 俺は下着から指を抜くと 妹の下着とホットパンツに手をかけ
一気にそれをずり下した




109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:28:52.02 ID:5sUwHKxc0
妹「ちょっ…!やめ…!」

唐突にむき出しになった自分の下半身を隠そうと 妹は必死に足を閉じようとする

兄「暴れんなって… 俺も脱いでるからおあいこだろ」

よくわからない理論だが 俺はむき出しで反りかえったアレを妹に見せつけるようにする
何故か納得したのか 妹はまた足の力をゆっくりと抜いた

妹「………するの?」

兄「……悪いけどもうとまんない」

妹「……痛い?」

兄「痛くないようにするよ」

兄弟がどうとか そういう事にはもうお互い触れようとしなかった
妹は女の顔になっていたし 俺はもう兄ではなく男だった
淡い光が反射してぬらぬらといやらしく光る妹の愛液にまみれた割れ目
それを見ただけで 俺自身は破裂しそうなほど膨らみ 跳ねた

妹「……あかちゃんできない?」

兄「…お前あれきてる?」

妹「……まだ」

もう始まっていると思っていたが まだだった 俺は内心 最低だが心底喜んだ




111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:35:16.20 ID:5sUwHKxc0
妹は処女だ それは間違いない 俺は唯一ひっかかる疑問を口にする

兄「……最初、俺でいいの?」

沈黙 お互いあられもない姿のまま黙りこくっているのは酷く滑稽だった

妹「……よく知らない人よりは、おにぃがいい」

それが俺を気遣ったのか 欲望に負けたのか 妹の本心なのかはわからなかったが
俺はその言葉でもう考える事をやめた

兄「……ゆっくり息しろよ」

妹「うん……」

ゆっくりと上下する下腹部 先走りでぬらぬらと光る俺の先端を割れ目の上にそっと当てる
少しびっくりしたように俺を見る妹 俺は声には出さず 口だけで「だいじょうぶ」と呟いた
何が大丈夫なんだろうか 一番不釣り合いな言葉で 俺は妹を落ち着かせた

兄「ゆっくり入れるからな」

妹「……こわー… んっ…!」

先端を妹の割れ目からあふれ出た愛液で濡らす 敏感な部分に触れるたびに妹が腰を浮かせた
ぬるぬると膨張した先端を滑らせるだけで 背中を電撃のように快感が押し寄せてきた




117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:42:29.29 ID:5sUwHKxc0
左手で妹の骨ばった腰を抑えると 俺は右手で一番濡れた中心部に先端を押しあてた

妹「もう…入れる?」

兄「うん……ゆっくりいれるから、ふーって息吐け」

息を吐いている間は 筋肉が緩んで入りやすい そんなどこかで聞いた話をまさか妹で実践するとは
俺の言葉どおり 深呼吸の要領で息を深く吐く妹 俺はそれに合わせて 腰を少しずつ少しずつ前へと押し出す

妹「ふぅー……んっ…!ふぁ……!」

先端は熱い愛液にまみれて火傷しそうだった こんなにも熱いなんて
俺は妹の呼吸に合わせてゆっくりと腰を動かす 予想以上にすんなりと先端がずぶずぶと飲み込まれていく

妹「んぁ……!はぁ…はぁ… もう全部はいった…?」

兄「も…うちょっと… 痛くないか?」

妹「うん…… 平気っぽいかも… あっついよー…」

両手で顔をぱたぱたと扇ぐ妹 俺はその言葉を信じて更に腰を推し進める
ぬる… ずずっ… ずぶ…

妹「ふぁ……ぁ……く…っ…ぁ…」

奥に行くにつれ 抵抗が強くなる 俺はそれをゆっくりと 強引に押し進んだ




120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:49:10.24 ID:5sUwHKxc0
妹「く…っ…!はぁー…はぁー…」

兄「うぁ……ぜんぶ……入った…」

信じられないが 俺自身が妹の割れ目に全部飲み込まれていた しっかりと
妹の中は握りしめられたようにきつく それでいて指で感じる数倍も熱かった
狭いせいか 内側のいやらしい凹凸さえ 敏感になった俺自身ではっきりと感じ取れる

妹「はぁー……はぁー……お腹…くるし…あはは…」

妹の体を貫いた
背徳感と征服感 そして狂おしいほどの快感の渦に飲まれた俺の意識は飛びそうだった

兄「すげー……きもちいい…」

妹「ん……中でうごいてる…うぁ…はぁ…はぁ…」

妹の腰の下に両手を滑り込ませ 細い体を抱きしめる
汗と甘い香りを嗅いで 妹の中に入り込んだ俺自身が何度も跳ねる 小さい射精感に何度も襲われる

兄「…痛く…ないか…?」

妹「……思ってたよりは… 大丈夫…そう… 脱処女だぁ…あはは…」

妹の乾いた笑いは 俺の胸を刺し さらに下半身を膨張させた




123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 04:54:37.77 ID:5sUwHKxc0
暫く繋がったままでじっとしていた
たぶん何でもない話みたいなのもしたと思う
でも気がついた頃には 俺はゆっくりと腰を動かし始めていた

兄「うぁ……すげー…きもち…い…」

妹「はぁ…はぁ…んっ…あ…ぁ…」

薄暗い部屋にぬちゃぬちゃと淫猥な音が響く
荒い声と 布の擦れる音がする

妹「お……にぃ…んぁ…あっ…ん…くぁ…」

兄「はぁー…はぁー…」

ぎゅうぎゅうと締め付けられる俺自身は ねっとりとした愛液にまみれて妹から出てくる
それをまた抵抗を押しのけて 熱い奥へと推し進めていく
単純な反復運動で 俺は全身の毛が逆立つほどの快感を覚えていた
頭の先から 足の先まで 電流を流されたような衝撃 限界は近かった

兄「く……ぁ…もう…やばい……」

妹「え……ど、どーする……んぁ…のっ…はぁ…」

兄「このまま……出すぞ…」

妹「え…出来ちゃう…かもしれないじゃん…はぁっ…!あぁ…んっ…」




126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:00:45.52 ID:5sUwHKxc0
妹の言葉に耳を貸さず 俺はストロークを少しずつ速めていく

妹「やっ…!お…にぃ……!はっ…ぁっ…くっ…あ…んっ…!」

兄「うぁ……イ……く……!!」

両手で俺の胸を抑える妹 その手にもう力はない
俺は湧き上がってくる射精感を抑える事なく そのまま高めていく

妹「だ……だ…めぇ…ぁっ…ん!」

兄「うぁ……!!!」

先端から熱いものが飛び出る どくん… どくんと腰が抜けそうになるほどの快感と共に
妹のまだ幼い子宮へと 大量の精液を注ぎ込んでいく

妹「ぁあ……あつぃ…よぉ…」

膝ががくがくと震え 立っていられない 妹の胸へと倒れこむ 射精はまだ止まらない
妹も俺の背中に腕を回し 痛いほど抱きついてくる
何度脈打ったかわからないほどの射精を終え 俺たちは荒い息のまま 長い間抱き合っていた




128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:05:14.69 ID:5sUwHKxc0
膨張が収まり 半分ほどになった俺自身を 妹の中から引き抜く

妹「ん……っ」

甘い声と同時に どろりと大量の白い液体が 赤く火照った割れ目から流れ落ちた

兄「うわっ……やば……」

俺は急いでティッシュをあてがったが 幾らか床にこぼれおちた

妹「あーあー……」

少し落ち着いてきた妹が 笑顔で言う
ティッシュを見ると 少し 赤い血が混じっていた

妹「……ちっさくなってる」

兄「あ、あぁ…… そういうもんなの」

妹「……ふーん… あーいたかった」

兄「え…大丈夫…か?」

妹「……最初だけほんとは痛かった。まぁ、慣れてからは…」

それだけ言うと 妹は今気付いたかのように 急いでむき出しの下半身にタオルをかぶせた




134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:08:06.56 ID:5sUwHKxc0
後片付けは放っておいて 俺たちは一緒に風呂にはいった
二人して湯船に浸かるのは 相当久しぶりだった

妹「あー……いてて…」

兄「染みるか?」

妹「…ちょっと… 血出てたもん」

兄「……なんかすまん」

妹「今さら謝られたって遅いんですけど」

兄「…それもそうか!」

妹「開き直んな!変態!」

兄「うわっぷ…やめろ!」

妹「変態!変態ー!」

予想していたよりもごく普通に 俺たちは話せた
これが終われば 触れる事もないと思っていた妹の肌も
ごく自然に 触れられていた




139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:11:16.85 ID:5sUwHKxc0
母「ただいまー!」

父「ただいまー」

妹「おかえりー!!」

両親達が帰ってきた あんな事があったから なんだか顔を合わせるのが気まずく思えた
妹はその点 天然なのか大人なのか いつも通りだった

母「ちゃんと留守番してた?」

妹「おにぃはしてなかった」

兄「してただろ!飯も作ってやったのに」

父「なんだお前料理出来るようになったのか」

兄「自炊してるからな…。腹減ったからなんか作ってよ」

母「はいはい。ちょっと手伝って」

妹「はーい」

荷物を置いて 父がソファーに座りこむ時だけは 心底ヒヤリとした




146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:15:34.49 ID:5sUwHKxc0
母「あら、それどうしたの?」

妹「これ?おにぃに買ってもらった」

母「お兄ちゃんに?めっずらしいこともあるもんねー…」

妹「シスコンなんじゃない」

母「やめてよ」

妹「ほんとにねーきもいきもい」

そう言いながら俺の方をちらりと見る妹 いつもと変わらない家があった
でも 妹の目の奥は もっと違う何かを語りかけてるように思えた

父「? なんだ、絨毯のここ何かこぼしたか?」

兄「あ、あぁ… 俺アイス落としたんだよ。悪い、後でもっかい拭いとく」

父「そうか…。腹減ったなぁ」

兄「そーだな」

俺の”元カノ”が料理を手伝っている たぶん 出来はよくないだろうな なんて思っていた

                おわり




148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:17:50.19 ID:5sUwHKxc0
3時間以上も何書いてんの俺超眠い 風呂入って寝る…
起きてから抜くから落ちてないといいな




149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:18:20.97 ID:M4BHu9XI0
すんなり終わって良かった。
これで寝れるよ。
1乙でした。




151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:20:08.83 ID:u7xk2QGH0
あ〜やっと寝れる
締めが個人的には好きだわ
1乙




154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:21:45.87 ID:blX2fpKt0
明日まで残ってたらあとがきを




155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:23:19.36 ID:5sUwHKxc0
あとがきってこれ以上なんのあとがきがあんの
ムキになって書いてたら文体思い切り変わってるし怖い




158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:27:18.72 ID:Nd6muA+p0
書いてて辛くなかったの?




163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 05:32:30.41 ID:5sUwHKxc0
>>158
本当に居たら犯罪になっちゃうしどうせ可愛くないし、妄想で満足して抜ける俺は幸せです




197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 18:13:51.50 ID:5sUwHKxc0
あれ以来暫く家には帰ってなかった俺の携帯に 妹からメールが来た

件名:ひま
本文:『どっかつれてけ』

こういうメールはちょくちょく来る 俺たちは歳も離れてるせいか 世間一般の兄弟よりは仲がいいらしい
と友人に言われた事がある

兄「めんどくせぇー…」

とは言うものの 久しぶりに家庭の味も恋しくなってきた事だから 俺は週末に家に帰る事にした




217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 23:33:50.81 ID:5sUwHKxc0
夕方、二時間ほどかけて実家に帰ると 両親の車があった

兄「ただいまー」

母「あらほんとに帰ってきたの。なんも作ってないよ」

兄「えー腹減ったんだけど…」

母「連絡してきなさいよ」

兄「したじゃん昨日」

うちの母は基本的に俺の言う事を本気にしない癖がある
完全に家で飯が食えると思っていた俺は朝から何も食っていなくてかなり空腹だった

母「あ、じゃあ妹と食べてきたら?」

兄「食ってないのあいつ」

母「うん。学校のなんかで居残りしてるんだって。ついでに迎えに行ってよ」

兄「めんどくせー…」

聞けば生徒会だかなんとか委員会だかそんな理由で遅くまで学校に居るらしい
車は親のがあるし 母は免許無し 父は呑んでるとなったら俺しかいない
仕方ないから妹にメールをすることにした




218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 23:43:33.84 ID:5sUwHKxc0
件名:
本文:『今何処だー迎えにいってやる(絵文字)』

出掛ける用意をしてると5分くらいで返事が来た

件名:まじ?
本文:『学校だよ。さっき終わったから待ってる。電話して』

こっちが絵文字とか使ってやったのに愛想のないメールだ
俺は空腹のためにやや急ぎ足で車を発進させた 久しぶりに乗るからなんだかシートの位置が全然合わない
妹の学校までは10分もかからずに着くから、俺は携帯をハンズフリーにして妹に電話をかけた

妹『もしもし』

兄「俺だけど、もうちょっとで着くから校門でまっとけよー」

妹『わかったー。車でくんの?』

兄「うん。徒歩で行っても仕方ないだろんじゃ」

妹『あははは、そうだけど。え?ううんおにーちゃんだってー』

電話の向こうで何やらきゃぴきゃぴした声が聞こえてくる なんか気まずくなって電話を切った

兄「んじゃ後でな」

学校まであと1分 俺は何故か深呼吸なんかしていた




220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/19(火) 23:51:56.65 ID:5sUwHKxc0
学校に着くと妹が校門の前に立っていた 一人だ
長袖のブラウスに紺のハイソックス スカートの丈は まぁまぁ
俺の車に気付いてとことこと小走りで近づいてくる
この感覚はどこかで味わった事があった 女の子との初めてのデートのような 妙な緊張感

妹「おっそー」

兄「おつかれー。電話きってから2分しかたってないけどな」

妹「2分待った」

兄「そういうのはいい」

あんな事があってからも 俺と妹の距離感は変わっていない と思う
普通に話して普通に笑って そんな事なかったかのように

妹「お腹すいたー」

兄「母さんが何か食ってこいってさ。何食いたい」

俺はギアをドライブに入れながら話す 車の中が子供っぽい香りになっているのに気付いた

妹「なんでもいい?」

兄「まぁ、大体なんでもいい」

眉間にしわを寄せながら腕組する妹 こういう仕草は たぶん誰がやっても可愛いだろ きっとそうだ




221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 00:07:54.33 ID:5sUwHKxc0
結局妹のリクエストで 近所の回転寿司に行くことになった
飯時からはちょっとずれてたけど 金曜日だからか結構込んでた

妹「いただきまーす」

兄「いただきまーす」

妹「あ、パイナップル食べる」

兄「えぇ、先に寿司食えよ…」

妹「寿司も食べる」

兄「そうか…好きに食べろ」

小学生の頃から妹は何故か回転寿司に来るとパイナップルばっかり食べる
俺はすっぱいの苦手だからパクパクと食べるのを見てるだけで唾液が溜まる

妹「おにぃ、どっか連れてってよ」

何皿目かの寿司を食べながら妹が言う どっかって どこだ

兄「連れてきたじゃん、寿司に」

妹「これご飯だし。言うよ?バラすよ?」

一瞬何の事かわからなかったが 理解してから俺は思わずガリを噴き出した




223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 00:21:15.44 ID:5sUwHKxc0
妹「きたなー!もー最悪ー」

しかめっ面でおしぼりを手渡す妹 結構気はきく 昔から
俺は口からオフサイドしたガリを片付けながら 小声で妹に呟いた

兄「(あんまそういうのはでかい声でいうなよ)」

妹「なんで?別に何の事かわかんないじゃん」

女の方が肝が据わっているとはよく言うが 妹も御多分に漏れず しっかりしている
というより 何も考えていないのか

兄「……どっかってどこいきたいんだよ」

ともかくどう考えてもやばそうな話題から離れたくて 聞いてみる

妹「えー… 買い物はこないだ連れてもらったし…」

兄「あ、そういえばつけてないじゃん。せっかく買ってやったのに」

妹「学校つけていったら取り上げられるもん。いちおう大事だし」

一応 を強調して言う妹 大事にしてくれているのが 少し嬉しかった たぶん 兄として

妹「あ、じゃああそこ行ってみたい!」

こっちに向き直りひと際声の大きくなる妹 おいまさかとは思うけど やめてくれよ




226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 00:48:33.53 ID:5sUwHKxc0
妹「ネットカフェ?ってやつ。行きたい。漫画いっぱいあるんでしょ」

俺は自分のいやらしい妄想を激しく後悔した すまん妹

兄「あ、あぁ満喫か…。今から?お前入れっかな」

最近のネットカフェは学生服とか未成年の立ち入りに厳しい所が結構ある
どうみても幼い妹 しかも学生服だし とても今からは入れそうもない気がする

妹「○○にあるとこは入れるよ。こないだ友達がもっと遅くに制服で行っても入れたって」

兄としてもっと遅くに満喫に行くような友達が居るのかと少し不安になったが しかしいけるなら満喫に俺も行きたい
実家には大量の漫画が置いてあるほどの漫画好きだけど 一人暮らしをするようになってから かさばるので本はほとんど買っていない

兄「ほんとか?まぁ、駄目なら諦めて明日な。一応行ってみるか」

妹「やったー!あ…でも、あたし汗臭くない?体育あったし…ほら」

唐突に何をするのか 妹は自分のうなじ辺りを俺の鼻先に伸ばしてきた
ふわりと甘い香りがする 汗の香りも 少しばかりした 不覚にもそんな仕草に また心臓がどくんと跳ねた

兄「ちょ… 別に大丈夫だって。誰も気にしねーよ…。もうお腹いっぱいか?」

妹「あ、もいっこパイナップル食べる」

俺は満腹の腹をお茶で誤魔化しながら その日5皿目のパイナップルを食べる妹の横顔を眺めていた




229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 01:13:58.07 ID:5sUwHKxc0
満喫に行けるのがよほど嬉しいのか 助手席の妹は随分ご機嫌だった

妹「もちょっと先でたぶん右っかわにあるよ。ねえ漫画しかないの?」

兄「右か…。ぐるっと回るわ。漫画とー映画があるな。たぶんゲームもある」

俺は右側に並ぶ店に注意しながら、車を走らせる
つけっぱなしだったラジオでは聞いたことのある 軽いトーンの音楽が流れていた
それに合わせて妹は鼻歌を歌っている

妹「ゲームもあんの?すごーい。あ、お母さんに電話しないと」

兄「メール入れといたからいいよ。でも日変わる前には帰るぞ」

妹「わかってるってー」

兄「あいよ、到着ー」

珍しく一発で車を駐車する 車の数はまばらだ

兄「あ、お前はこれ着とけ」

妹に俺のパーカーを貸してやる

妹「なんで?別にいいよ」

無視して肩にかけてやると もそもそと袖を通す妹 なぜってそれは
制服じゃなんだか嫌な気がしたのと どう見ても 下着が透けていたから




231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 01:24:25.20 ID:5sUwHKxc0
店に入ると一瞬店員の目が気になったが 別段何を言われるわけでもなく すんなりと受付を済ませた
ブースに入ると 露骨に妹のテンションが高くなる

妹「すごいすごい!え?脱ぐの?靴は脱ぐ?脱いで入るの?」

兄「おぉ、くつろぎシートって、マットレス的な事か…。あ、靴は脱げよ」

妹「お、おー…。あー…これは寝れるなー…」

何と勘違いされたのかわからないが 店員がやたらとこのブースを勧めるのでここにした
黒いフェイクレザーが張ったマットレスのような物が敷き詰めてあるブースで 広さはぼちぼち
小柄な妹がごろごろと転がれる程度だった

兄「せっかく来たのに寝るのかよ。飲み物とりにいくけど」

妹「あたしも行く!」

元気に跳ね起きる妹 こんなに元気な妹は結構久しぶりに見たかもしれない
ドリンクコーナーに行く途中何組かのカップルとすれ違った 何故か俺はよくわからない気持ちになった

妹「あーどれにしよう… ココア?あ、コーンスープだって」

兄「ここアイスもあるな。あ、食いたかったらそこに皿あるからな」

妹「えーもー迷う…!おにぃは?」

兄「ん、俺コーヒー。先戻ってんぞ」

何はともあれ 随分楽しそうにしているから少し安心した これでバラされずにすむかな なんて




232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 01:29:21.81 ID:5sUwHKxc0
結局妹はコーンスープと色とりどりにトッピングしたアイスを取って戻ってきた

兄「アイスとコーンスープってどんな組み合わせだよ」

妹「え?これ一個しか駄目とかそういうの?」

兄「違うけどな。結構人多いな」

妹「うん、カップルばっかり」

少し広いブースの端 壁にもたれるように妹が座ると 俺は扉を閉めた
今時こういう扉がついてる所も珍しい 田舎だからだろうか

妹「閉めんの?」

兄「まぁ皆閉めてるからな」

妹「ふーん……」

妹が少し 妙な表情をしたのを俺は見逃さなかった
警戒か 期待か 恐怖か それが何かはわからなかったけど




234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 01:37:12.49 ID:5sUwHKxc0
暫く俺たちは各々漫画や雑誌を読んだりして過ごした
妹がやたらに線の細い少女漫画ばかり読んでいたから 俺は横から一冊取って読んでみた

妹「あ…」

しまった みたいな顔
その顔の理由は その漫画の中身でわかった

兄「お前……。これお前の年で読んでいいやつか?」

妹「ふつーの漫画だし…。皆読んでるから読んでるだけ」

さっきまでのハイテンションはどこへやら 妙にトーンダウンしてしまった
漫画の中身はとても中学生が読むような内容には思えなかった
直接的な性描写や台詞 妹が何故あんな事を出来たか 少しわかった気がした

兄「ふーん……。ただのエロ本じゃん」

妹「そういう意味で読んでないし。きもい」

俺はその漫画を置くと 寝転がってくつろいでみた
妹は漫画にかじりついたまま 俺とはあまり目を合わせてくれなくなった




236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 01:43:36.26 ID:5sUwHKxc0
漫画を読み終えたのか 妹も何やら退屈そうにしている
俺はちょっと気まずい空気を変えようと 妹に切り出した

兄「映画みるか?」

妹「んー…何の映画?」

兄「そりゃぁ…ホラーだろ」

妹「えー…むりこわいのやだ」

兄「俺が居るから平気だろー」

妹「余計怖いしー」

案外あっさり空気は元に戻り 結局妹も怖いものみたさでホラー映画鑑賞に賛同した
映画を見る時はヘッドホンをつけなくちゃならない 俺は自分のヘッドホンをジャックに差すと もう一つを妹に渡した
気味の悪いオープニングを早送りしたから 本編はもう始まっていた

妹「え、ヘッドホンとか怖すぎるし」

兄「でも音ないと意味わかんないだろ、びびんなよー」

妹「やだ無理無理!おにぃの横で漏れてくるの聞くからいい」

そう言うと妹は 俺の肩によりそうように 顔を近づけてきた




239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 01:53:06.84 ID:5sUwHKxc0
ふわりと香る汗と甘い香りに 俺は少しドキリとする
しかしヘッドフォンで二人で音を拾うには少し無理がある
パーカーのポケットに音楽プレーヤーを入れていたのを思い出して そのイヤホンを引っこ抜いた

兄「これで聞こうぜ。ヘッドホンはちょっと無理」

妹「えー…。両方おにぃがつけてよ」

兄「それじゃ意味ないだろ」

そう言うと半ば強引に妹の耳にイヤホンを突っ込む 妙に耳が赤かった
極力音を小さめにして 片方ずつのイヤホンで暫く映画を見た
あぐらをかく横で体育座りの妹 怖いのか目を細めて画面を見る顔が 面白い

兄「怖い?」

妹「ホラーだもん怖いよ」

兄「……こっちこい」

俺は妹を自分の足の間に 引き寄せた

妹「えー…。もー…」

そう言いながら 肩越しに回した手を小さく握る妹がとても可愛く思えた




240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 02:00:42.17 ID:5sUwHKxc0
少し前まで 妹はこんなにもすんなりと腕の中に収まっただろうか
ベタベタの展開を繰り返すホラーを見ながら そんな事を考えていた

妹「……っ!!!びっくりしたぁ……」

小声で恐怖を口にする妹は 驚く度にぴょんと跳ねて 手を強く握る
すこし汗ばんだ手が子供っぽくて変な感じがした

兄「びびり」

妹「びびってないし」

そんなやりとりをしながら 俺は腕の中の妹に 触れたくて仕方がなくなっていた
さらさらと頬にあたる髪が 握られる手が 鼻をつく香りが 俺をおかしくしていく

兄「……ああいうの、漫画で覚えたの?」

妹「え…?」

疑問に思っていた事を 聞いてみる
映画は恐ろしいシーンに差し掛かっていたが そんな事は気にならない様子で妹はうつむいてしまう




245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 02:14:29.85 ID:5sUwHKxc0
俺はそんな妹がとても愛おしく思えてしまう おかしい兄だと思われても 妹が愛おしい
回した手で 妹のブラウスをスカートから少しずつひっぱりだす

妹「もー…だめだって…」

兄「……」

小さく一言言うだけで 妹はうつむいたまま何もしない
俺は静かにBGMが流れる店内に響くかと思えるほど心臓が高鳴っていた

兄「ほら…映画みないと」

妹「ん……」

耳元で囁く さっきにも増して妹の耳は真っ赤になっていた
少しずつ少しずつ 引っ張り出す やがてブラウスは全て外に出た

妹「もー……」

少しばかり妹の呼吸は 早くなっているようだ
俺は下半身に血流が巡るのを感じた




247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 02:26:55.90 ID:5sUwHKxc0
映画などそっちのけで 俺は妹のうなじに唇をあてる

妹「ふぅ…ん…」

気の抜けた声と共に 華奢な体が震えた
俺はわざと口で呼吸をしながら 耳のあたりからうなじをすぅっと唇で触る
妹は俺の手をきゅっと握り うつむいたままだ

兄「声……静かにな」

耳元で呟くと 何かを察知したように一瞬身を強張らせる妹

妹「え…駄目…だよ?」

兄「わかってる」

そう言いながらも 俺はゆっくりと妹のブラウスの中に手を入れていく
さらりと下腹部に指先が触れ 荒くなる呼吸を整えながら腰に手を廻す
直に触れた妹の体はほんのりと暖かくて その手触りで俺の下半身は膨張を始めた

妹「駄目…だってぇ…」

消え入りそうな声を聞いて 俺はまた 理性が消えそうになる




249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 02:37:24.41 ID:5sUwHKxc0
妹「……また当たってるし」

俺はほぼ無意識のうちに 膨張した下半身を妹の腰にすりつけていた

兄「……これは…仕方ない」

妹「…変態…」

ブラウスの下の手を 徐々に上へと上げていく するするとよく滑る肌は 俺をより興奮させた

妹「くすぐったいよ…」

周りに聞こえる事に注意しているのか 妹の声は酷く小さい
少し浮いた肋骨を撫で 指先は妹の下着に触れた
俺はそっと下着の上から妹のまだ申し訳程度にしか膨らんでいない乳房に触れる

妹「はぁ…ぁ…」

ため息のような細い声 心臓も 俺自身も 激しく脈打って爆発しそうだった
俺は顔を真っ赤にして身悶える妹に 最低な事だが 欲情しきっていた

兄「……すげー… 可愛い」

妹の仕草に 俺は思わず本心から呟いた
すると妹は暫く黙った後 くるりと振りむき 乱暴に 唇を押しあててきた




250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 02:44:17.36 ID:5sUwHKxc0
兄「ん…!」

妹「………!!」

それは キスなんて呼べるものじゃなかった ただ乱暴に唇をおしあてているだけだった
それでも俺は 目をつぶり必死に唇を求める妹に 背筋が冷たくなるほどの 愛おしさを感じた

兄「ぷぁ…お前…」

妹「……トイレ!」

時間にすれば10秒にも満たなかったと思う 妹は唇を離すと立ちあがりブラウスも直さぬままブースを出て行ってしまった
一瞬の出来事に 俺はただ茫然と 垂れ流される面白くもない映画を眺めていた




253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 02:54:31.72 ID:5sUwHKxc0
妙な熱だけが残されたブースの中で 俺はぼうっと今までの事を考えていた
そういえば今まで 俺は妹をどう思っていたんだろうか
10以上歳の離れた妹は 生まれた頃からどこか兄弟とは違う 不思議な距離感があった
俺によく懐き 遊びにも連れて行ってやった 泣けば慰めてやったし 叱る事もあった

兄「はぁ……」

大きい 大きいため息を吐く
吸い込んだ空気は 少し汗の香りがした
パタパタとスリッパの音が近づいてきて 扉が開いた

妹「……」

無言で扉を閉める妹 あえて 目は合わさない
テーブルに二つ 冷たく冷えた炭酸飲料と アイスクリームが置かれた

妹「…食べる?」

兄「……ん、食うよ」

アイスの器を受け取って 壁にもたれる
妹の顔は さっきよりいくらか 元の調子に戻っていた




259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 03:08:07.88 ID:5sUwHKxc0
冷たいアイスクリームが喉を通りぬける 体に冷たさが伝わって 火照った体が少し落ち着く
妹はぼぅっとジュースを飲みながら 下を向いていた

妹「…一口ちょーだい」

そう言うと妹は 自分から俺の足の間にちょこんと座りなおした
兄弟なら なんでもない事のはずなのに 俺の心臓はまた少し踊りだす

兄「ん…」

食べやすいよう小さくして 口の前にスプーンを差し出す

妹「…おいしー」

兄「うん、うまいな」

妹の口の周りに 白いアイスがついている
それを暫く眺めていると 俺は 妹の唇に吸い寄せられた




260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 03:14:57.18 ID:5sUwHKxc0
今度はごくゆっくりと 唇を重ねる
妹はそれを拒む事なく 目をつぶり 俺を受け入れた

妹「ん……ちゅ…ぷぁ…」

唇を離し 端についたアイスを舌で舐めとる
ぬるりとした妹の唾液と 甘いアイスが口の中に広がる

妹「……エロいよ…」

兄「…お前もな…」

そうしてまた 唇を重ねる 荒い呼吸を抑えながら 妹の小さい口に舌を滑り込ませる
どうしていいかわからないのか 妹は必死に 舌を絡ませてくる それがまた愛おしい
どれくらいの時間がたったかわからないが 俺たちは唇を離した 透明な糸が二人の口から垂れていた




261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 03:21:12.72 ID:5sUwHKxc0
妹「…はぁ…はー…」

兄「……パイナップルの味がした」

妹「…コーヒーの味がした」

二人同時に くすりと笑みを漏らす 俺の奥底にあった気持ちは ほぼ固まりつつあった
俺に背中を預けて座る妹 手元にあった漫画を拾い上げて パラパラとめくる

妹「……ほんとに思ってる?」

兄「え…なにが」

妹「………さっき可愛いって言った」

兄「あー……」

絞り出すように言う妹 伸ばした足の指先はもじもじと落ち着きがない

兄「……思ってるよ。今も思ってる」

妹「………ぜったいうそ」

気のせいか 妹の声は 母に叱られて俺に泣きついてきた時の声に似ていた




263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 03:35:07.62 ID:5sUwHKxc0
兄「……お前泣いて」

妹「泣いてない」

わかりやすい嘘だ 小さな肩が上下に不規則に揺れる 短く息を吸い込む妹
俺は自分のしたことの重大さに 今更胸を痛めている
妹が何故泣いているのか 俺にはわからない 悲しいのか 嬉しいのか
わからないけど ただ揺れる肩を抱きしめる 回した腕に 一つ二つ 滲みが出来た

妹「……この漫画ね、実は兄弟じゃないんだよ」

手に持った漫画をパラパラとめくる 偶然止まったページは 男女が泣きながら体を重ねている所だった

兄「……」

妹「……おにぃが……おにぃじゃなかったらよかっ…たな」

途切れ途切れに それでもはっきりと その言葉は俺の胸に届いた
俺の腕に また幾つもの滲みが広がっていった
何も言えず 震える肩を 壊しそうになるほど強く抱きしめた




267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 03:51:39.86 ID:5sUwHKxc0
俺はどうしようもない こんなにも健気に思いを告げる妹に 淫らな欲望を抱いてしまう
下半身が膨張し また鼓動が早くなる

兄「……俺、好きだよ。お前の事」

妹「……なんで言うの…」

きつく腕を握る妹

妹「……あたしもすきぃ……っく…」

あぁ もうどうしようもない 俺たちはレールから外れてしまった
妹の顔をこっちに向かせる 涙でボロボロだ それでも 愛おしい
どちらともなく唇を重ねる 涙の味は 二人を口漬けに没頭させた




269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 03:57:08.94 ID:5sUwHKxc0
俺の脚の間に 妹の顔がある その妹の目の前には
オレンジの光を受けてぬらぬらと先端を光らせる 俺自身がそそり立っている

兄「…ほんとに…いいのか?」

小さな小さな声で 俺自身を握る妹に聞く
ゆっくりとした手つきで上下に動かされる度 声がうわずりそうになる

妹「…うん……。すき…だから」

”好き”という言葉が 妹の口から出る それだけでも信じられない
だが 今からその小さな口に 俺自身が入ってゆく事の方が 信じられなかった




270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 04:04:32.32 ID:5sUwHKxc0
そっと妹の唇が近づく 裏筋に熱い息がかかる
それだけで敏感になった先端から 全身に電流が走る

妹「まだ何もしてないよ…?」

上目遣いでくすりとほほ笑む妹 その顔は明るくも見えたし ひどく沈んだようにも見えた

兄「……すぐ…イクかも…」

妹「……ちょっと嬉しいな…」

口から伸びた舌が ゆっくりと裏側に触れた

兄「んっ……!く…ぁ…」

びっくりしたような顔でこっちを見上げる ほほ笑むと また俺自身に向き直る
今度は下から上へ ゆっくりと舌の先端が這う
暫く前から膨張しっぱなしだった俺には 凄まじいまでの快感
どこで覚えてきたのか きっと漫画だろう その後も舌先でちろちろと舐めながら 絶えず右手はゆっくりと上下に動く
あまりに背徳的な光景に 俺は既に限界が近かった




272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 04:16:49.84 ID:5sUwHKxc0
妹「ふぁ……ん……!」

大きく口を開け ゆっくりと口の中に入れていく妹
熱さと 唾液のぬるりとした感触 そして生き物のように動く舌
全てがあまりにも気持ちよく 腰が抜けそうになる

兄「ぁ……あ…!」

懸命に奥までくわえ込もうとする しかし喉につっかかってしまう
こほこほとむせながら 俺自身は口から出された

兄「大丈夫か…?」

妹「うん…… おにぃ…… きもちいいの?」

兄「…うん。もう…正直イキそうだ」

妹「……我慢しなくて…いいよ」

もう一度しゃがみこみ くわえ始める その健気な姿勢に
俺の射精感は急激に高まっていった




273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 04:38:36.43 ID:5sUwHKxc0
テクニックとか そういうものは皆無だった
ただゆっくりと規則正しく 上下に頭を動かす妹
両足の間で揺れる妹の黒髪が 汗と体液と 少女の甘い香りを振り撒く
痺れるような快感の渦の中で 俺はその髪を何度も撫でた

兄「やば……イク…もう…」

俺は置いてあったティッシュを数枚引き抜くと 左手で妹の肩を押した
妹は 退かなかった ただ首を少し横に振ると そのままさっきよりも早いペースで頭を動かす
その快感に頭が真っ白になる

妹「んっ……ぐ……っちゅ……」

兄「イ………!!」

目の前が白くなるほどの高まり
一度目の射精の波は 数秒も続いたように感じた
二度 三度 脈打つと同時に大量の精液が口内に流れ込む

妹「んー…っ…!」

幾度目かの脈動で 射精は止まった まだ敏感な俺自身が ぬるりとした感触を感じる
荒い呼吸で妹を見ると 顎の下に手をやりながら しかめっ面で上を向いている




275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 04:54:16.24 ID:5sUwHKxc0
妹「…!んー…ん!」

ばたばたと暴れながら 必死に何かを指差している
俺は咄嗟にティッシュを渡すが 違うらしい 快感の余韻で頭がぼおっとしている俺は
妹が欲しがっているものがすぐに理解出来なかった
混乱する俺の目の前で 妹は

妹「ん……く…。うぅー……うぇー…」

口いっぱいに溜まった兄の精液を 喉を鳴らし 嚥下した
端に糸を引く精液をつけたままの妹 その淫猥な光景に 俺は現実感を失いそうになる

兄「おま……」

妹「のーみーもーのー…」

兄「あ…飲み物か… ほい」

氷も溶けかけ 汗をかいたグラスを妹に手渡す 俺はむき出しの下半身を戻しながら
ゴクゴクと半分ほど一気に飲み干し 風呂上がりの一杯のような息を吐く妹を見つめた

妹「……ぁー……すっごい……変な味… 喉がイガイガする」

兄「無理して飲む事なかったのに……大丈夫か?」

妹「……アイスとってきて…おにぃ」

兄「わ、わかったよ」

くすりと笑い合い 俺は力の入らない膝に鞭打って 立ちあがった




276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 05:11:28.24 ID:5sUwHKxc0
帰りの車中 俺たち兄弟は馬鹿みたいに大声で歌いながら帰った
ラジオから流れてきた 馬鹿みたいなロックを 笑いながら歌った
自由に生きろだとか はみ出せだとか そんな事を叫んでる歌だった

兄「満喫、楽しかったか?つってもほとんど漫画とか読んでないけどさ」

妹「楽しかったよ!また連れてってよ。あ、でも変なのは無しで」

冗談なのか本気なのかわからなかったけど 二人して笑った
何かを踏み外した俺たちは 何かを得た
たぶん いつか消えてなくなる 何かを




278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 05:17:44.73 ID:OvPuj3Id0
今、読んでる途中だが1の成長が素晴らしい




279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 05:18:10.28 ID:5sUwHKxc0
家に着いたのは もう日が変わるギリギリの時間だった

妹「ただいまー」

兄「ただいまー」

母「遅かったじゃないー。何してんのよ」

妹「おにぃが全然帰ろうとしないんだもん、超困った」

兄「おま…!」

母「あんたね、ちょっとは歳を考えなさいよ歳を…大体…」

その後十分ほど常識がどうのという説教を聞かされた
呑気にお菓子を食べながら 妹は俺をにやにやしながら見ていた
俺はというと 説教の間 母の顔をまともに見る事さえ出来なかったというのに

その後俺は 風呂に入って 寝る準備も済ませて久しぶりに帰る自分の部屋に上がった

妹「おにぃ」

兄「おぉ… まだ寝ないのか」

妹「もう寝る所…。あのね…」




281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 05:26:58.57 ID:5sUwHKxc0
お気に入りの赤いパジャマ姿で長い間うつむく妹

兄「どした…?」

妹「……おやすみ!」

突然顔を上げ 満面の笑みを作って 自分の部屋に駆け込んだ
床は大きな滴が二粒 光っていた

ベッドに倒れ込み 色々と考えるけど 何もまとまらない
頭にあるのは 一人の少女と 醜い自分だけだった
絞り出した声で 思いを告げる切なげな声が 何度も何度も 繰り返し響いた

兄「……ごめんな……」

懺悔の言葉は誰に向けたのか 自分でも分からない
俺は 自分の瞳から流れてきた何かの味で 許されない口漬けを思い出す

今はただ 温もりだけが欲しかった 例えそれが偽りだったとしても


おわり




282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 05:29:51.73 ID:4ohbm74cO
昨日は2回抜いたので
今日はもういいかと思っていたら
まだこのスレが生きてる事に感動し
また2回抜いた




283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/20(水) 05:31:05.29 ID:5sUwHKxc0
二日通して何やってんだ俺
さぁ、風呂に入ってすっきりしたらじっくり鑑賞するとするか!
だれか妹描いといてくれな お疲れ様




412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/21(木) 22:40:57.80 ID:u6WrrJ9O0
これ元ネタあるんだよな?
なかったらこいつ天才だろ




415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/21(木) 22:54:38.61 ID:4k7cUWOY0
>>412
似た話しがあったんならごめんだけど即興だよ




414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/21(木) 22:52:14.90 ID:5sUwHKxc0
雨… 雨は嫌い 冷たくて 暗いから

友「雨全然止まないねー。うち今日傘持ってきてないのにぃ」

妹「えー大変だね、どうやって帰るの?」

友「誰かに入れてもらおっかなー」

友「○○君とか?」

友「ちょっとやめてよ!もー!」

騒がしい教室で あたしは何故か一人ぼっちな気がしてる
笑い声と 雨音が混じりあう灰色の教室の中で 一人ぼっち
あの日以来 あたしは何故か学校で孤独を感じるようになった
いじられてるわけでも 無視されてるわけでもない
たぶん あたしが背伸びをしたせい

友「ねぇ、あいつ、かっこいいと思う?」

友「ねぇ、好きな人いる?」

妹「えーいないよー…」

いるわけがない だって
あたしが好きな人は 好きになってはいけない人だから




417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/21(木) 23:02:02.42 ID:5sUwHKxc0
兄は仕事が忙しいと言って ほとんど家には帰ってこなくなった
たまに顔を合わせても いつも通り”兄と妹”の会話をして終わってしまう
まるで あんな事など無かったみたいに

友「あの漫画読んだ?やばくない?」

恥ずかしそうに でも嬉しそうに 友達が聞いてきた
やばいよね って答えたけど あたしには何がやばいのか わからなくなった

妹「兄妹であんな事しちゃダメだよね」

友「絶対無いよねー!きもいもん!」

友「ありえないよねー!」

ありえないか ありえないよね 兄妹だもん
漫画の中の二人は 最後には本当の恋人になった でも あたしは

先生「雨が降ってるから、気をつけて帰るようになー」

終礼を告げるチャイムの音が聞こえる 帰る時間になる
兄の居ない あの家に




428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 00:30:59.98 ID:5sUwHKxc0
小学校の頃 こんな雨の日はよく兄が迎えに来てくれた
10個以上歳の違う兄は あたしをとても可愛がってくれていたから
傘をさして 二人で歩いた道 雨は冷たかったけど 兄の手の温もりが心地よかった

友「……」

傘が無くて立ち往生している友達が ぼおっと空を眺めている

妹「ねえ、この傘、使っていいよ」

友「え?どうして?」

妹「あたし、教室に一個置き傘してるの。だから、いいよ」

友「本当に?ありがとう!明日もってくるね!」

お気に入りだった花柄の傘が ぱっと開いて 友達は去って行った
それを見届けてから あたしは冷たい雨の下歩きだす 大嫌いな雨に濡れながら

妹「……つめたいな…」

こうして歩いていれば 迎えに来てくれるような気がして




431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 00:49:33.94 ID:5sUwHKxc0
雨… 雨は嫌いだ 冷たくて 暗いから

上司「しっかりしてくれよ、最近、力抜けてんぞ」

兄「すいません、気をつけます…」

今月に入ってから、何度目かの叱責を受けた後 俺は帰り支度を始める
頑張ろうと思うのだが どこか力が入らない
飲み会の誘いも 仲間と食べる昼食も ほとんど断っていた
あれ以来 家にはほとんど帰っていない

兄「お疲れ様でした」

一礼して 部屋を後にする
外は大粒の雨 傘を叩く雨音が 街の音を消していく
腕に落ちる滴の広がりは あの日の夜を 思い出させた




432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 00:57:03.10 ID:5sUwHKxc0
兄「ただいま」

もちろん 返事はない
仄暗い部屋の真ん中 くたびれたソファーに座りこむ
雨に濡れた体は すっかりと冷え切っていて 吸い込む空気も冷たい

窓を流れる 幾粒もの滴を眺める
流れて くっついて また流れて 弾ける
力なく天井を見上げて 大きく息を吐く
まだ 電気も点けていないのに気付いた




433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 01:06:45.31 ID:5sUwHKxc0
夜半過ぎ 枕元の携帯が不愉快な音を立てて震え 飛び起きた
電話の相手は 母だった

母『もしもし?寝てた?』

兄「…いや、大丈夫。どうしたの」

母『いやね、あの子、風邪引いたみたいですごい熱出してるのよ』

兄「え…?」

奥底にしまい込んだ妹の名前を聞いて 心臓が途端に早くなる
聞けば妹が熱を出したのだが 母は朝から出掛けなければならないらしい
普通なら そんな時ぐらいどうにかして家に居てやれ と言うだろう
でも俺は 言えなかった

兄「…わかった。丁度休みだから、帰るよ」

遠ざけていた何かに また触れたかったから




436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 01:26:48.65 ID:5sUwHKxc0
母「昼過ぎにお兄ちゃんが帰ってきて代わりに看ててくれるらしいから、寝てるのよ」

妹「っふぇ…?」

思わず 自分でも聞いた事もないような声が出てしまった
母が出掛ける事は知っていたけど 薬を飲んで 一人で寝ているつもりだった

母「それじゃお母さんいくからね、夜には戻るから」

そういうと母は足早に出掛けてしまった
もう一度枕に頭を沈める 見慣れた天井とにらめっこする
熱のせいか 耳の奥で ドクンドクンと音がする

嬉しい 会える

あたしは一瞬 喜んだ
でも 一瞬だった
もう終わったんだ あたしたちは もう終わった
だから兄は 帰ってこようとしなかった
あたしにはもう 会いたくなかったから




437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 01:41:49.15 ID:5sUwHKxc0
雨はまだ 振っていた 昨日から ずっと
ざあざあ ぽたぽた
あたしの耳を 休ませてはくれない
ざあざあ ぽたぽた
とても悲しい 音がする

枕元の携帯が二度三度光り メールの着信を告げた

妹「あ……」


件名:
本文『大丈夫か?あと1時間くらいで着くから』

携帯を持つ手が震える 押しつぶしていた感情がどんどん強くなる
会いたい 会いたい 会いたい 会いたくない
雨音は もう聞こえない




439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 01:48:41.10 ID:iukJ04lM0
最初のころより文章うまくなってるなww




440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 01:52:10.30 ID:5sUwHKxc0
兄「ただいまー」

久しぶりに帰る実家の空気に ひとまず安心する
荷物をソファーに放り投げる
絨毯には あの日の名残りがまだ残っていた

兄「……拭くの忘れてたな…」

ここで 俺たちは
思い返したくない思い出が 鮮明に脳裏に浮かぶ
違う もう 違う
踏み外した道なら 戻ればいい まだ戻れる
口の中で呟いて 俺は階段を一段一段 踏みしめて昇る

どんな顔をすればいいのだろう
もう そんな事さえわからなくなっていたみたいだ




442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 02:01:55.59 ID:5sUwHKxc0
妹の部屋の扉 もう何年も見ていない気さえする
胸に手を当てて 大きく息を吐く
実家の 妹の部屋に入る それだけの事で これほどまでに胸が苦しい

コン コン コン

落ち着かせるために叩いた扉は 俺の鼓動を 更に早めた
返事はない 寝ているのだろうか
俺は大きな音を立てないように そっとドアノブを握る
手は しっとりと汗ばんでいる

兄「…入るぞ」

そっと開けた扉の隙間から あの香りが 漂ってきた
鼻の奥をくすぐる甘い香りと 可愛らしくまとめられた 妹の部屋
扉には背を向けて 妹は眠っていた
その小さく上下する肩を見て 俺は歯をくいしばる
違う 俺たちは まだ




443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 02:09:15.72 ID:n8MrH4aB0
作風変わりすぎってレベルじゃねーぞ!




444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 02:15:55.71 ID:5sUwHKxc0
兄「寝てるのか?」

きしりきしりと音を立てる床をゆっくりと歩き 枕元に座った
背の低いベッドの上で 妹は小さな寝息を立てている
枕元のサイドテーブルには 薬と飲み物 タオル 顔はまだ赤くて 熱っぽい

白いシーツの上に流れる髪も 時折揺れる長いまつ毛も 小さな唇も
何も変わらない あの日のまま 俺を愛してくれた少女は眠っていた

妹「……」

時折苦しそうに咳き込む その姿が 可哀想で 俺は頭に手を伸ばす
小さい頃 寝付かない時は俺がそっと髪を撫でてやると すぐに寝付いた
そして次の朝こう言うのだ おはよう ありがとう と

あとほんの少し ほんの少しで触れる所で 俺は手を止めた
艶やかな髪の上で 拳を握る
触れない 触ってはいけない うつむいて 立ち上がる

来た時と同じようにそっと 扉を閉めた
冷たい廊下で 胸に溜まったものを吐き出すように 息を吐いた




445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 02:22:29.24 ID:5sUwHKxc0
コン コン コン

痛い どうしよう 心臓が爆発しそうになる
なんて言えばいいの どんな顔をすればいいの
兄が扉の前に立っている あんなにも会いたかった兄が

早くなる呼吸を落ち着かせようとしたけど 熱のせいか 出来ない
あたしは扉に背を向ける 顔なんて 見れそうになかったから
それに 熱で腫れぼったい顔を 見られたくなかったから

兄「…入るぞ」

心臓は全力疾走したみたいに鳴っている 呼吸が乱れる
小さな音で扉が開いて 兄が部屋に入ってきた
部屋は散らかってないかな 服は 髪は
余計な事ばかりが頭をよぎる

一歩 一歩 ゆっくりと近づいてくる足音
兄はいつだって 寝てるあたしを起こすまいと静かに動いてくれる
そういう優しさが ずっと兄を好きな理由だった




451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 02:39:44.96 ID:5sUwHKxc0
あんな事があったからじゃない あたしは 昔から兄が大好きだった
たぶん 気付いてないだろうけど 
兄が可愛いと言ってくれた服は その日から大のお気に入りになったし
母に怒られた日は 泣きじゃくるあたしを慰めてくれた
最初は 兄として好きだったんだろうけど 兄は いつからか一人の男の人になっていた
大好きな人に好きなだけ甘えらる毎日は とても幸せだった

きしり

兄が枕元に座ったみたいだった
近くに居るだけで 部屋の空気が温もりを持ったように感じる

兄「寝てるのか?」

近くで聞く 兄の声
小さいころから聞きなれた 少し低い 心地よい声
あたしのために 帰ってきてくれたんだ
そう思うだけで 目の奥が なんだか熱くなってくる
それを誤魔化すために 大きな咳をする
そして小さい頃 いつもしていたように 兄の前で 寝ているふりをする




453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 02:51:26.16 ID:5sUwHKxc0
耳の上を 兄の手が通り過ぎたのを感じた
そっと薄く目を開けてみる 兄の手が 頭の上にあった
あたしは兄に頭を撫でてもらうのが大好きだった
あたしが眠っていると 兄は必ずそっと頭を撫でてくれた
眠れない夜 それだけで安心して眠る事が出来た

妹「……」

兄は 触れてくれるだろうか
あれ以来 一度も触れる事のなかった あたしに

ドクン ドクンと心臓の音が響く

触れられたら どんなに嬉しいだろう
でも きっと駄目だ
兄は 真面目な人だから きっと後悔しているはず
だからきっと もうあたしには触らない




454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 02:58:47.38 ID:5sUwHKxc0
きしり

ほら やっぱりね

きしり きしり

小さな足音は 少しずつ 遠ざかっていく

きしり きしり きしり

遠ざかる足音は あたしと 兄の距離
もう近付く事はない 二人の距離

ゆっくりと 扉が閉まる音が聞こえた
爆発しそうだった心臓は もう跳ねるのを止めて
あたしの眼から 冷たい涙が 溢れた

妹「……っ…く…っ…にぃ……おにぃ……ぃ…」

このまま 心臓なんて 止まればいい
貴方が触れない あたしなら 無いのと同じだから




457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 03:08:33.04 ID:5sUwHKxc0
妹「ん……ぁ…っ…ふぁ…ん…」

何をやっているんだろう

妹「ぁ…っ…あっ…っん…」

ただ 温もりが欲しかっただけ

妹「んっ…くぁ……はぁ…んっ…」

兄に触れられた身体を あたしは無意識のうちに触っていた
自分で自分自身を触ったのは 初めてじゃない
友達に勧められた漫画には やり方も どうすれば気持ちいいかも 全部書いていた
だから 触るのは 初めてじゃない




460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 03:16:41.77 ID:5sUwHKxc0
頭まで被った布団の中 暗闇 熱
指先に感じる ぬるぬるとした愛液
触るのは初めてじゃないけど こんな事 意味なんかないよ

妹「んっ…く…ひっ…ぐ…はぁ…んっ…」

あたしは 兄に触れてほしかった ただ髪を撫でてほしかった
一瞬でも期待したあたしが馬鹿だった
身体は 焼けるように熱い 眩暈さえする

敏感な部分を執拗に指先で弄る
兄が触れたこの場所を 兄の手を思い出しながら

快感と揺れる暗闇の中で あたしは今度こそ 心臓が爆発すればいいと思った
苦しいよ おにぃ




461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 03:29:16.09 ID:5sUwHKxc0
家に帰らなくなって 妹にも会わなくなって
会っても一言二言 兄妹の会話をするだけ
そんな日々が暫く続いていたから 俺はもう 大丈夫だと思っていた

違った

俺はあいつが 好きで仕方ない どうしても どうしても
あいつに触りたい 触れてやりたい
好きだと 言ってやりたい

俺は頭を抱えて ベッドに倒れ込む
ポケットで 携帯が震えた




462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 03:34:34.34 ID:5sUwHKxc0

件名:
本文『へや きて』

一瞬 呼吸が止まる
何度も何度も 送り主と 文章を読み返す

俺は早くなる鼓動を必死で落ち着かせながら立ちあがる
軽い眩暈

何を期待しているのだろうか
妹は 熱でうなされて俺を呼んでいるのかもしれない
ただそれだけかもしれないのに 
俺はそれ以上の事を 考えてしまっている

部屋を出て すぐ隣の部屋 微かな声が聞こえる
今度はノックもせず 勢いよく 扉を開けた




464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 03:45:11.89 ID:5sUwHKxc0
妹「んっ…く…ひ…っく」

部屋に入ると 妹は 泣いていた
仰向けになり 携帯を握りしめて 片方の腕で 濡れた瞳を隠しながら

兄「…お前…」

妹「おっ…にぃ……っぐ…ひ…っく」

小さな声で俺を呼ぶ妹があまりにも愛おしくて 胸が苦しい
俺は何を悩んでいたんだろう 扉を閉め ゆっくりと近づく
枕元に膝をつき 震える手を そっと握った

兄「…なんで泣いてんだよ…」

妹「だっ……って…っひっ…く…」

妹の手は 汗ばんでいて 熱かった
泣きはらした眼は真っ赤で 痛々しい

兄「……大丈夫か?落ち着け…」

久しぶりに触れる妹の手を 強く握りながら 俺は声をかける




465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 03:50:46.34 ID:5sUwHKxc0
妹「…なんで…?なっ…んで…きたの…?」

兄「なんでって…。来いって言ったのは、お前だろうが」

妹「ばかぁ…おにぃの…ばかぁ…っ…」

妹は その後も暫く泣き続けた 何度も痛々しい咳をしながら
俺はその間 背中と 髪を 優しく撫でてやった
塞いでいた気持ちを 掘り起こすように 何度も何度も

兄「……落ち着いたか?」

妹「……ん…」

もう枕も水を溢したように濡れた頃 妹はやっと 泣き止んだ




469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 04:26:10.30 ID:5sUwHKxc0
兄「…なんで泣いてたんだよ」

妹「……おにぃのせい」

兄「俺の?」

妹「……」

起き上がって ベッドの上に座った妹は また眼に涙を溜めながら 口を開く
握ったままの手は 汗に滲んでいる

妹「……おにぃが…もう来てくれないと思った」

兄「……」

妹「もう会いたくないんだって思ったの」

途切れ途切れ すすり泣くように話す妹は 俺の手を痛いほど強く握る
俺はその手を握りかえし このまま二人の手が 溶け合えばいいとさえ思っていた




470:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 04:35:54.70 ID:5sUwHKxc0
酸素が足りないのかな くらくらする頭
兄があたしの手を握ってくれている それだけで夢のようだった

兄「……そんなわけないだろ…」

そう言うとあたしの手を離し 立ちあがった

妹「え……」

やっと触れた手を離されて 汗ばんだ掌に触れる空気が冷たくて 心まで冷えてしまいそうになる
でも兄は立ちあがってすぐ あたしの隣へ座ってくれた
ふわりと香る兄の香り 香水や何かじゃなくて 大好きな 兄の香り

兄「……ほんとバカだな…お前は」

ため息を吐きながら 乱暴に肩を引き寄せられる
その途端 ただでさえ早かった鼓動が また加速する

妹「…熱…あがっちゃうよ…」




471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 04:47:44.91 ID:5sUwHKxc0
同じベッドで並んで二人 座っている
もう 触れる事はないと思っていた兄の手を 握っている
何も言わないけど 何も言わなくていい
肩に乗った手が 時折髪を撫でてくれる それだけで よかった

妹「……ゴホゴホッ…」

兄「大丈夫か?そういえばお前、風邪なんだったな」

妹「忘れてたとか酷いよ…ゴホン…」

声を出して 笑う兄の横顔 細い首 喉仏 全部が好き
暫く兄の肩にもたれて座っていたら なんだか 熱っぽくなってきた

妹「落ち着いたら…喉…乾いたな……」

兄「ん、飲み物か……」

そういうと兄は サイドテーブルに置いてあったペットボトルのお茶を手に取った

妹「あ、ありがとう……え?」

こんな時まで 悪戯するの?
兄はペットボトルを開けるなり あたしにはくれず 自分で飲んでしまう




475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 04:56:24.46 ID:5sUwHKxc0
妹「あたしも飲みたいのに……」

兄「……」

肩を引き寄せられ 兄の顔が近づいてくる 一瞬で顔が赤くなる

妹「待って…え?」

抵抗 したほうがいいのかな でも 出来ないよ
あたしは兄に促されるまま 眼をつぶって 唇を重ねた
暖かい唇に触れたかと思うと 少しずつ あたしの口に 液体が流れ込んでくる

妹「…ーっ!」

口移しだ 兄が何をしようとしたか理解したあたしは その行為のいやらしさに眩暈がした
こくん こくん 兄の口を通して流れ込んでくる 液体を飲んでいく
長い時間をかけて 少しずつ 少しずつ
全部飲み終わる頃 あたしと兄は 気付かぬうちに お互いをきつく抱き合っていた




477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 05:06:02.58 ID:5sUwHKxc0
ゆっくりと唇を離す じっとあたしを見つめてくる兄 恥ずかしくて 見返せない 

妹「はぁ…はぁ……もう…おにぃのばかぁ…」

兄「ごめん…。でも、たまにはこういうのもいいだろ」

そう言うなり また肩を引き寄せられる

妹「待って!待って…。風邪移っちゃうよ…仕事も、あるでしょ…?」

あたしは精いっぱいの言い訳を口にする
本当に風邪を移してしまったら 兄に迷惑がかかると思っているけど
それ以上に またこんなキスをされたら おかしくなってしまうから

兄「……移せよ。お前の風邪なんて、俺がもらって治してやるから」

胸が 苦しい どうしてこんな事が言えるんだろう
こんなまっすぐな眼で こんなにあたしの心をくすぐるんだろう
無理だ あたしには この気持ちを抑える事なんて

妹「ばか……知らない」

兄「……」

艶めかしい舌が あたしの舌を愛撫していく
その心地よさに あたしの身体は ますます 火照っていく




479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 05:23:43.39 ID:5sUwHKxc0
妹のぬるぬるとした口の中を丹念に愛撫する
熱っぽい身体を 力いっぱい抱きしめる
俺の頭の中は もう 妹を求める気持ちだけで いっぱいだった

妹「ぷぁ…はぁ…はぁ…あーあ…これで移っちゃったよ…たぶん」

妹は顔も耳も赤くして うつむいて俺の眼を見ない
いじらしくて 可愛い

兄「…今日だって有給使ってきたんだぜ、今更風邪くらいいいよ」

妹「え…?お休みじゃなかったの?」

兄「お前のために、休みをもらったの」

眼を白黒させて驚く妹 抱きしめると ほんのりと汗の匂いがする

妹「や…汗くさいよ…ふぁ…」

首筋はしょっぱくて それが余計に興奮を掻き立てる
俺は肉にありついた野生動物のように 妹の身体を味わう

妹「ふぁ…おにぃ…やぁ……」

パジャマのボタンを一つ 二つ はずしていく




480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 05:31:35.82 ID:5sUwHKxc0
妹「おにぃ……」

兄「……身体、熱いな」

妹「…熱の…せい…」

可愛らしいパジャマのボタンを全て外す 妹は 拒まない
するりと脱がせると 華奢な上半身が 露わになった 下着は つけていない

兄「…ノーブラかよ」

妹「…寝る時は苦しいもん」

兄「ていうか、つけるほど無いもんな」

妹「…!!!」

病人とは思えないほどの威力の平手が飛んでくる こうして笑いあえる事に もう迷いはない

妹「……恥ずかしいよ…」

兄「…すげー可愛い…」

妹を そっとベッドに寝かせた俺は 手早く上半身の服を脱ぐ
素肌で触れる外気は 少し冷たかった




481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 05:39:48.77 ID:5sUwHKxc0
華奢な身体つきに まだ膨らみかけの乳房 その先端は 硬く敏感になっていた
俺は妹の火照る身体を抱きながら 小さいが ふわふわとさわり心地のよい乳房を愛撫する

妹「んっ…!おにぃ……胸…恥ずかしい…ぁ…っんっ…」

兄「今更照れる事ないだろ…」

綺麗な淡いピンク色をした乳 首を 舌の先で一舐めする

妹「…っ!!」

びくんと妹の身体が跳ねる 俺は胸を口に含むと 口の中でコロコロと弄ぶ
汗の味と 妹のすべすべとした肌のさわり心地が 俺の興奮を高めていく

妹「やぁっ…!はぁ…はぁ…っそこぉ…だ…め…!」

こんなにも愛おしい身体を 味わう事が出来ないなんて 俺は考えれない




483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 05:53:44.31 ID:5sUwHKxc0
兄「…腰あげて」

言われるがまま あたしはあっという間に裸になった

妹「うぅー…」

恥ずかしくて とてもまともに兄の顔を見れない
初めての時は 部屋が薄暗かったけど あたしの部屋は とても明るいから

兄「……今更だけど、身体大丈夫か?」

心配そうに顔を覗き込む兄 余計に恥ずかしくなる

妹「…大丈夫…。ちょっと、寒いかな…」

兄「裸だからなぁ…。すぐあっためてやるから」

上から優しく抱きしめられる 素肌で触れる兄の身体
細すぎでもなく 結構筋肉質だなんて ちょっと冷静に考えられるあたしは
少し慣れてきたのかな 血管の浮いた腕や 胸 なによりその肌の温もりが
あたしの身体を紅潮させた

兄「…じっとしてろよ…」

そう言うと 兄が視界から消える 何をするんだろう…
すると あたしは両足をそっと掴まれ ゆっくりと 開かれる
あり得ないほど恥ずかしい けど 早く 早く 愛してほしい
されるがまま足を開かれると シーツまで濡れてしまいそうなほど 愛液が溢れた 




484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 06:01:32.96 ID:5sUwHKxc0
妹「え…?え…!ちょ…駄目…!」

兄の顔があたしの両足の間 恥ずかしい部分を間近に見つめていた
知識だけは ある
だから 兄がこれから何をしようとしているのか 検討がついた

兄「じっとしてろって…大丈夫だから」

妹「やだ!駄目…!あ、あたしお風呂はいってないから…」

兄「しー…」

ただでさえ体格の全く違う兄に 病人のあたしがかなうはずもなく
必死に抑えた兄の頭は いとも簡単に 愛液まみれの部分に密着した

兄「すげー…溢れてる」

妹「…!!もぅ…やだ…汚いよ…」

兄の吐息が 濡れた割れ目に当たって背筋がゾクゾクする
これからされる とてもとても いやらしい事に 心臓の鼓動が信じられない早さで踊る

兄「お前の身体に、汚い所なんてないって…」

ぬるり
あたしの身体に電流が走った




508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 13:36:49.72 ID:5sUwHKxc0
妹「…ーっ!!」

声が出ない 叫びたいほど気持いいのに
兄が あたしの恥ずかしい部分を 舐めている
両足の間で ぴちゃぴちゃと水っぽい音を立てる

兄「……」

妹「おにぃ……っんっ!はぁ…!あ…きもち…」

硬く尖らせた舌が あたしの奥から溢れてくる愛液を舐めとる
兄の舌は まるで生き物のように 柔らかくなったり 硬くなったりを繰り返しながら
あたしに快感を絶え間なく与え続ける

妹「やぁ…お…かしく…なっちゃ…ぅ…」

兄の舌が 一番敏感な部分に触れる

妹「っ!そこっ…!駄目…!…ーっ!」

兄「止めない」

その言葉に真っ白になる 背中が仰け反ってしまう
兄の舌が ゆっくりと あたしの中へ入ってくる

妹「おにっ…ぃい…手…てぇ…」

手を伸ばす ごく自然に 握ってくれる 兄の指先は ぬるぬると濡れていた




510:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 13:47:13.61 ID:5sUwHKxc0
硬く尖らせた舌で 妹の割れ目を上下に 丹念に舐める
溢れ出る愛液は 汗と 少女の味がする

妹「おにっ…ぃい…手…てぇ…」

握った手は 俺が快感を与える度に強く 時に弱々しく握られて
まるで このいやらしい部分が 妹の全身を操っているように感じる

兄「じゅ…ちゅ…ぷぁ…。…甘いよ」

妹「はぁー…はぁー… 嘘…だぁ…」

赤く充血した割れ目から口を離す 舌先から透明な糸が垂れる
妹の愛液の味は 俺にとって甘くさえ感じていた

妹「おにぃ…駄目…もう駄目だって…!」

真っ赤な顔で制止する妹 いじらしい姿に下半身が膨張する
早く 感じたい 妹を 抱きたい
その気持ちを自らもっと高ぶらせるために もう一度 濡れた割れ目を愛撫する
愛液に満ち 汗で蒸れた妹のそこは独特の香りがする
鼻をくすぐるその匂いは 妹から女を感じさせた

兄「…もう……我慢出来ない」

背を反らせ 身をよじり か細い声で鳴く妹に もう限界だった
唯一纏っていた下着を脱ぐと 俺自身が 跳ねるようにそそり立った




511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 13:55:09.77 ID:5sUwHKxc0
妹「…はぁ…はぁ……」

執拗な愛撫で呼吸を荒げる妹
黒く艶やかな髪が汗で額に貼り付いて 猛烈な色香を放つ
あの小さな唇も 細い身体も 柔らかな胸も そして妹自身も
全部俺のものだ 強い征服欲と 肉欲 狂おしいほど 愛おしい

妹「…はぁ…すごい…ね…」

胸を上下させながら 俺自身を軽く指差し 妹はほほ笑んだ
確かに 自分でも驚くほど膨張している

兄「…仕方ない。お前が可愛いから」

妹「……ほんと…?」

妹の顔が 強張る

兄「そんな恥ずかしい嘘、つかねーよ」

妹「……あたしも…、舐めて…いい?」

眼を逸らしながら恥ずかしそうに言う妹 その思わぬ提案に 俺自身はどくんと一度脈打った
さらりと流れる髪 妹は膝をつく俺の前にちょこんと座り 濡れた細い眼で 俺を見上げた
雨音が また聞こえ始める




548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 21:11:30.07 ID:5sUwHKxc0
妹の香りが染み付いたベッドに横になる

膨張した俺自身は 天井を向き ビクビクと跳ねながら快感を待ち望んでいた

妹「…なんか緊張する」

兄「俺もだって。大丈夫か?」

妹「うん、お薬が効いてきたんだと思う。マシだよ」

足の間で布団を頭にのっけて 妹は笑う

俺が聞いたのは こんな事をすることに対してだったんだけど

兄「なんで布団かぶってんだよ」

妹「だって…恥ずかしい…もん」

鳶座りで顔を赤らめる姿に 俺の先端からまた少しぬめったものが溢れた




549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 21:14:04.50 ID:5sUwHKxc0
妹の姿勢が低くなり 柔らかな指が付け根のあたりに触れる

兄「っ…!」

妹「まだ何もしてないよ」

くすくすと笑いながら そっとそれを握る妹

暖かくて柔らかい手の平の感触は 俺をたまらなく興奮させた

妹「…こないだより…硬い…ね」

兄「…正直、すげー興奮してる」

両手で包むように握り直すと 顔を近づける

吐く息が 濡れた先端にあたって 鳥肌が立つ

兄「う…ぁ…っ!」

途端 震えるような快感が全身に走る

妹は 指先で俺の濡れた先端や裏筋を くるくると撫でていた




551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 21:20:28.13 ID:5sUwHKxc0
妹「ぬるぬる…してる…。い…、いっちゃったの?」

兄「う…っ、違うよ…、お前が濡れちゃうのと、似たようなもんだ」

妹「そう…なんだ。不思議…」

親指と人差し指で 俺の先端から出た液体を伸ばす

それを不思議そうに眺める妹は とろける様な 眼をしていた

妹「じゃあ…するね」

小さく深呼吸する音が聞こえる これから襲われる快感の渦を想像して 眩暈がする

兄「うぁぁ……っ」

寒気 余りの快感は 全身に鳥肌を立て 悪寒さえ感じさせた




556:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 21:58:06.26 ID:5sUwHKxc0
妹の舌は俺の濡れた先端を綺麗にするかのように 丹念に ゆっくりと舐めている

妹「ちょっとしょっぱい…。おにぃもそんな声…出すんだね」

何か弱みを握ったような そんな悪戯っぽい顔をする
零れ落ちるアイスクリームでも舐めるように 横からも妹の舌が絡みつく
荒い呼吸が 妹の唾液まみれになった先端に当たる

妹「…全部入るかな…ぁー…」

俺の下半身の上で さらりと黒髪が揺れた

兄「うぁ…す………」

声にならない 精一杯口を開けて俺自身を口に含む妹
その口内は熱のせいか こないだの数倍も熱く感じた

妹「ふ……ん…ちゅ……はぁ……ん…」

呼吸を落ち着かせながら 何度も小さな口に出し入れを繰り返す




557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 22:01:06.34 ID:5sUwHKxc0
根元に添えられた手は ゆっくりと上下に動く
唾液とぬめる液体にまみれた妹の唇
膨張した俺自身と その唇のコントラストが強烈な快感を生む

兄「あぁ……気持ち…いい…よ」

熱い口内で 先端に妹の舌が絡みつき 小さな手が 更に快感を加える
俺は湧き上がる激しい射精感を抑えきれそうにない
妹の両肩を押し それを止めさせた

妹「ぷぁ……はぁ…はぁ…ケホ…どうしたの?」

口の端から透明な糸を垂らしながら軽く咳き込む妹
その妖艶な姿に 強い欲望は加速していく

兄「これ以上されたらもう…やばい……いいか?」

俺の問いに 妹は微笑みながら うなずく

妹「…嫌なわけ…ないじゃん……」

一度は踏みとどまった境界線を 俺達はまた 超えようとしている




566:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 23:10:12.86 ID:5sUwHKxc0
兄「…ほら、手ぇ」

妹の両手を握って 引っ張る

妹「うわっ…!」

引っ張られた身体は 俺の胸の上に倒れこんだ
胸板に感じる乳房の感触 細いのに やわらかな身体

妹「びっくりするじゃん…もう…」

互いの胸と胸が重なる 耳元で感じる妹の呼吸
抱きしめた身体は 熱く火照っていた
交じり合う鼓動が 心地よかった




569:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 23:19:29.38 ID:5sUwHKxc0
兄「ほら、座ってみ」

妹「座るって……おにぃの上に?」

兄の上に座る 自分の口から出た言葉で悟ったのか
口をつぐみ 恥ずかしそうにする妹
その仕草が愛らしくて 俺は抱きしめたまま上体を起こす
妹の足の間から 天井に向いてそそり立っていた俺自身を
起きるに従って 妹の割れ目を撫でるように 股下をくぐらせる

妹「んっ…!ふぁぁ…」

兄「…お前…すげー濡れてるな」

妹「…!…仕方ないもん……」

あぐらをかいた足の上で 顔を塞ぎこむ妹
その細い腰を引き寄せ 濡れた割れ目に擦り付ける

妹「ひゃ……んっ…!なに……これ…」

裏筋が ぬるぬるとした割れ目に沿って 滑る
これだけでもう 十分と言えるほどの快感だった




570:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 23:24:40.47 ID:5sUwHKxc0
首にしがみついた妹は 俺の耳元で淫靡な声を漏らす
耳に掛かる熱い吐息が 全身に鳥肌を立てる 

兄「……入れるぞ…」

妹「…はぁ…はぁ…、うん…いい…よ」

肩口に額を押し付けたまま 答える妹
俺は腰を引き 本当に入るかどうかわからないような 割れ目にあてがう

妹「やぁ…ぁ…おに…ぃ…っ」

ぬるりとした愛液を 先端に擦り付けて
妹の最も濡れた熱い部分へ ゆっくり ゆっくり 腰を沈めていく

兄「くぁ……あつ…」

妹「はぁー…はぁー……んっ…ぁ…」

先端が熱い蜜の海に沈むと 俺は全身の力が抜けそうになる




572:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 23:31:15.71 ID:5sUwHKxc0
熱い愛液と 狭い肉壁は 容赦ない快感を与えてくる

兄「はぁ…支えてやるから…後は……お前のペースで…やってみ」

俺の言葉を理解したのか 妹は俺の首をきつく抱いたまま
ごくゆっくりとした動きで 少しずつ 少しずつ 腰を下ろす
布団はとうにずり落ち 露わになった結合部が はっきりと見える

妹「あ……はぁ……っ……ぁ」

ぬるぬると愛液にまみれながら 少しずつ飲み込まれていく

妹「ん…っ…!はぁ……はぁ…全部…はいったよ…ぉ」

妹の中は 荒い呼吸に合わせてひくひくと収縮を繰り返していて
狭い肉壁が 容赦なく締め付けてくる

兄「ぅあ……中…すげー熱い…」

下半身から全身へと 快感の波がざぁっと押し寄せてくる
妹の重みで 俺自身は更に妹の奥へ 飲み込まれる 

妹「ふぁ…おにぃ…のせい…だよ…」

肩で息をしている妹は そう言うと顔を近づけてきた
俺は 妹としっかり繋がったまま 長い長い キスを交わした
窓を打つ雨音が 激しさを 増してゆく




573:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 23:35:54.52 ID:5sUwHKxc0
もう何も 考えられない
兄に抱かれている ただそれだけで何も

妹「はっ…ぁ…ん…っ!んっ…ーっ!」

お腹が苦しくなるほど しっとりと汗をかいた首筋にしがみつきながら
あたしはまるで 吊られた人形のように兄の上で跳ねる

兄「はぁっ…は…っ…う…ぁ…!」

太くて 硬いものがあたしの中に出入りしている
ぞくぞくと背中を走る快感に 力を入れていられない
引き抜かれる時には あたしの魂まで抜かれてしまいそうになる
支える力が尽きてへたり込むと 今度は 
兄が奥に当たって 苦しいほどの快感に身体が引きつりそうになる




582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 23:58:35.60 ID:5sUwHKxc0
妹「おっ…にぃ…はっ…はぁ…あぁ…っ!んっ……っ!」

まるで焼かれているような熱さで 二人とも汗だらせで抱き合う
ぬちゃぬちゃと部屋に響くいやらしい音に あたしは耳まで犯されているような感覚に陥ってしまう

兄「はぁ…はぁ…っ…。痛く…ないか?」

妹「大丈夫っ…はぁ…はぁ…。きもち…いよ…ぉ…っ!」

下腹部は 兄で埋め尽くされているようで苦しい でも 嬉しい
漫画で読んで 想像するだけだったこれが こんなにも幸せなものだったなんて

兄「はぁ…はぁ…」

激しい上下運動が収まり あたしは自分が快感に没頭していた事に気付いた




585:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 00:04:20.65 ID:5sUwHKxc0
妹「はぁ…ぁ…はぁ…おにー…」

兄はとても色っぽい顔をしていた 汗をかいたうなじに 胸が苦しくなる
朦朧とするあたしを見て 兄は一度 額にキスをしてくれた
そういう行動の一つ一つが あたしを狂わせているのを わかっているんだろうか
言わないでおこうと思っていたのに 我慢出来ない
繋がったままの快感と 熱っぽい頭が あたしをおかしくする

妹「…おにぃ…。やっぱり…大好き…大好きだよ…ぉ…」

留めていた想いが こぼれ出てしまう 違う 溜まりすぎて 溢れ出てしまう

妹「だって好きぃ…だもん…っ…っく…我慢なんて……出来…ないよぉ…」

黙ってあたしを見つめる兄 ただそっと 髪を撫でてくれる
でもほら やっぱり 兄は何も言ってくれない

流れ落ちる涙は 流れていく
拭っても拭っても 流れていく

まるで今日の 雨みたいに




589:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 00:17:44.39 ID:5sUwHKxc0
妹「…っく…ひ…っく…。っ…!」

突然 兄の腕に支えられながら あたしはベッドに押し倒された

妹「あ…っ!」

一瞬の鋭い快感と共に ぬるりとあたしの中から 兄が出て行ってしまう
身体と心が 同時に冷える

兄「……」

あたしの上に覆いかぶさる兄 その顔は影になってよく見えない

妹「…お…にぃ…」

さぁさぁと 冷たい雨の音が部屋に満ちる
するとあたしの頬に 一粒の雨が 降ってきた




592:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 00:29:15.94 ID:5sUwHKxc0
妹「……おにぃ…?」

兄「……俺だって…同じだ…」

妹「え…?」

聞いた事のないような 兄の絞り出した声
きゅっと胸が縮む

兄「……俺だって、お前が…大好きだ…っ…」

どくん 痛いほど強く 心臓が跳ねる
そして あたしの頬に もう一粒 もう一粒と雨が降り続いた

妹「……う…っ…ひっ…くっ」

大好きな兄が 好きだと言ってくれた
また涙が溢れてくる

妹「も…いっかい…きこえなかったぁ…っ」

兄「あぁ…何回だって…言ってやるよ…!お前が好きで好きで…たまらねえよ…!」

何度でも何度でも 何度でも聞きたい 何度聞いても 足りない

妹「ひっ…く…おに…ぃ…!ぎゅぅ…って…して…っく…っ…」

溢れだした想いは一人じゃ受けきれないから 二人で身体を重ねるんだ




603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 00:58:02.58 ID:5sUwHKxc0
なんで なんで神様は俺たちを兄妹にしたんだ
こんなにも愛おしい人が 妹だなんて

妹「痛い…よっ…おにぃ…」

兄「ごめんな……ごめん…っ」

父さん 母さん ごめん 俺は妹を愛してしまった
ごめん 俺が兄ちゃんで ごめんな
怒りも 悲しみも 後悔も 瞳から流れていってしまえばいいのに

妹「なんでっ…っく…あやまるの…ばかぁ…!」

震える小さな身体を 強く抱きしめて 何度も何度も キスをする
涙の味がするキスは 冷え始めた二人の身体を また熱く火照らしていく




611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:19:09.28 ID:5sUwHKxc0
下半身に血流が巡っていくのを感じる
俺達はもう 自分の想いに壁を作る事をやめた

妹「んっ…!んー…っ…ぷぁ…はぁ…はぁ…」

兄「はぁ…はぁ…。俺……」

妹「また……大きくなってる…ね」

ほほ笑む妹の目尻には 乾いた涙の後が こびりついている

妹「おにぃ……あたし……んっ…んー…っ!」

もう 妹が何を言おうとしていたかわかる 俺達は 二人で一つだから
唇を重ねながら 右手を 胸に

妹「んっ…!んー…っふぁ…んー…」

そしてだんだんと下腹部へ 身をよじりながら 俺を求める妹に 俺は更に興奮する




612:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:28:51.69 ID:5sUwHKxc0
指先がまだ細くほんの少ししかない陰毛に触れ
やがて 濡れた割れ目へと 到達する

妹「…ーっ!んーっ…!」

ぬるりといとも簡単に 中指は熱い蜜壺に飲み込まれる
乾いた涙は 愛液へと姿を変え 妹の奥から溢れてきていた
腰を浮かせ 背を反らしながら快感に身悶える妹
それでもその細い腕と 唾液にまみれた柔らかなく唇は 俺を離そうとはしない 

妹「ぷぁ…はぁ…!おに…いっ…!駄目…きもち…いいよぉ…!」

俺の右手は 既に妹の愛液まみれで ぬるぬると濡れている
淫らな声に 俺の膨張はもう 限界だった

兄「こんなに濡れてたら…大丈夫だな…?」

妹「おにぃ…の…ばかぁ…!……して…ほしいよ…おにぃ…」

体勢を取りなおして 俺は大きく開いた細い足の中心
幼くて いやらしくて 濡れた割れ目へと俺自身をあてがった




614:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:42:14.92 ID:5sUwHKxc0
兄「……入れるぞ…」

妹「うん……いっぱい…して…おにぃ」

細くくびれた腰を抱きながら ゆっくりとだが 止める事なく 妹の奥へと進む
愛液に満ちた妹の割れ目は 俺の先端をすんなりと受け入れる

妹「あっ…ふぁ…!おにぃ…が…入って…く…るっ…!」

幼い肉壁はきゅうきゅうと締め付けてくるが 柔らかくて 熱い
1センチ進むだけで 身体を支える腕の力が 抜けそうになる

兄「くぁ…きもち…いぃ…」

とん 俺の先端が 妹の一番奥に触れた
呼吸に合わせてぐにぐにとうねる肉壁は 絶え間ない快感を与えてくる

妹「はぁー…はぁ…おにぃ…きもち…いいよぉ…」

兄「俺も…すげー気持ちいい…。動くぞ…?」

妹「ん……いっぱい…動いて…」




615:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:52:06.34 ID:5sUwHKxc0
身体と身体がぶつかる 鈍い音が部屋中に響いて
俺と妹は 二人の愛情を深く確かめ合う

妹「あ…っあ…っ!お…にぃ!ふぁ…ぁ…!」

まるで妹の身体は 元から俺のために出来ていたかのように
俺が何をしたくて 何を求めているかをわかっているかのように
時にきつく 時に柔らかに俺を受けとめる
小さな身体で俺を受け止めている妹の髪が 揺れる

兄「はっ…はっ…!んっ…はぁ…大丈夫か…?」

妹「うん…っ!だい…じょうぶ…もっと…もっときて…っ」

俺達は身体を重ねる事のなかった年月を埋めるように 求めあう
太いものがずぶずぶと飲み込まれる結合部は 愛液が白っぽくなっている




617:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:03:19.68 ID:5sUwHKxc0
妹の小さな身体は 俺のストロークでガクガクと震える
それでもなお 俺を求める声をあげ続ける

妹「おにぃっ…!おにぃ…!ふぁあっ…あっ…!キ…ス…っ!してっ…!」

腰の奥から高まってくる射精感に堪えながら
汗ばんだ妹の身体を抱き キスをする
部屋は唇が触れあう音と 湿っぽい音が響く

妹「なんか…っおかし…く…っなるっ…おにぃ…!」

髪を振り乱して揺さぶられながら 俺の胸を抑える

兄「一緒に…イこう…な…っ!」

ゾクゾクと背筋が泡立ち 抑えきれない射精感が襲う
妹の肉壁は 膨張する俺自身を包み込んで 痛いほどに収縮している

妹「おにぃ…ぎゅっ…て…ぎゅってしてて…!」

兄「おいで…!あ…っ…くぁ…イ…く…っ!!!」




618:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:10:53.92 ID:5sUwHKxc0
妹「んー…ーっ!」

兄「か…はぁ…ぁ…」

強烈な勢いで精液が飛び出す 一度の射精が 経験した事がないほど長い
二度 三度 四度 何度も何度も脈打ち その度に大量に射精する

妹「ぁ…ぁあ…」

うつろの眼で ひくひくと身体を痙攣させる妹
それを抱きしめる俺の身体も 射精の度に跳ねる

妹「はぁー…はぁ…」

妹の幼い子宮に 実の兄の 俺の精液が大量に注ぎ込まれる
俺は 腰を押しつけて 更に深い所に 注ぎ込んでゆく




623:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:20:46.59 ID:5sUwHKxc0
枯れるほどの射精を終えても 俺は妹から引き抜こうとしなかった
注ぎ込んだ愛情が 妹の身体に深く染みていく事を祈って

妹「はぁー…はぁ…おにぃ…お腹…あったかいよ…」

俺の顔に 髪に触れながら 妹は笑う
その目尻には また 一筋の涙が流れていた

兄「……ずっと…こうしてたいな…」

妹「……うん…」

軽いキスと 長いキス 交互に繰り返しながら
俺達はそのまま長い間抱き合ったまま 愛し合った




624:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:27:28.75 ID:5sUwHKxc0
もう呼吸も落ち着いた頃 俺はやっと 妹の中から俺自身を引き抜いた

妹「ぁ……」

名残り惜しむように 妹の中は締め付けてきた
ぬるりとした感触を伴って抜けると
口を開けた妹の割れ目からは 白い液体がどろりとこぼれる

妹「おにぃの……こぼれちゃった…」

汗まみれのシーツに べっとりと染みを作る
俺は妹の隣に横たわると 汗で湿った髪の頭の下に 腕を滑り込ませた

兄「……こぼれたら、また、注いでやるよ」

妹「……ばか…ぁ」

腕の中で 泣いているのか 笑っているのかわからない声を出す妹
抱きしめると 汗の香りと 未だ残る 妹の甘い香りがした




627:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:33:12.44 ID:5sUwHKxc0
妹「……おにぃちゃんと寝るの…久しぶり」

兄「そうだな…。お前、眠れないといつも俺んとこ来てたな」

妹「だって…、ここはね、あたしが一番…安心する場所…」

うつむく妹の額にキスをする
あの頃のお前は こんな未来が来る事 わかってたか?

兄「…そういえば、身体…大丈夫か?」

俺はサイドボードに乗っていた薬を見て 妹が風邪をひいていた事を思い出した

妹「あ…、そういえば…」

兄「…どれ…」

俺は妹の髪掻き上げ 自分の額とくっつける

妹「…!もぉ…子供みたい…」

兄「子供だろ…。熱はないな、よかった」

妹「…子供じゃないもん」

むくれた顔のふくれた頬に 軽くキスをして もう一度しっかり 腕の中に抱く




629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:39:10.65 ID:5sUwHKxc0
俺は 雨の音を聞いていた
妹は 腕の中で 小さな寝息を立てている

兄「……寝顔は、やっぱり子供だな…」

時計を見れば 母が帰ってくる時間まであと数時間
これからしなければならない事を考えて 憂鬱になる
汚れたシーツや 服なんてどうでもよかった
ただ 腕の中で幸せそうに眠る妹を 起こしたくなかった

妹「…………」

俺は… もう戻れないだろう
もう 戻れない所まで 歩いてきてしまった
兄である俺が 止めなければならなかったのに

兄「……ごめんな…」

起こさないように 髪を撫でる
ふと 携帯が光っているのに気がついた
妹の乗った右腕を動かさないように そっと携帯を開く
母からのメールだった




630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:43:46.11 ID:5sUwHKxc0
夢なのかな…
あたしは兄と二人で 夕暮れの道を歩いている
見た事はないけれど とてもとても 綺麗な道

兄「……手、離すなよ」

妹「うん、離すわけ、ないよ」

強く握られる手
兄の細くて長い指が あたしの指と指の間に入り込む
周りにはだれも居ない あたしと兄の 二人だけだった

兄「……道に、迷ったかもしれないな」

兄は 夕日が沈みゆく遠くを眺めて言った

妹「道…?あたし、おにぃと一緒なら、怖くないよ」

それは本当 ここが何処だろうと
あたしはおにぃと一緒なら 何も怖くない
一つだけ怖い事があるとしたら

兄「……もし、俺が居なかったらどうするんだ?」

兄が あたしの手を 離してしまう事




631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:48:21.89 ID:5sUwHKxc0
ハッと眼を覚ます

妹「…!あれ……おにぃ…?」

あたしはまだ 自分の部屋のベッドの上に居た
兄も隣に居て あたしはその 腕の中で眠っていたようだった

兄「…ん?あぁ、おはよ。ぐっすり寝てたな」

妹「…起こしてよぉ…せっかく…一緒にいるのに…」

何か怖い夢を見ていたような気がしたけど もう忘れた
隣には大好きな兄が居たから

妹「……あ…そうだ!お、お母さんが帰ってくる…!」

ふと時計に気が付き 全身に寒気が走った
どうしよう どうしよう
でも兄は 全く焦る事なく あたしの身体をそっと抱いて 髪を撫でた

兄「…それなら、大丈夫。母さんは明日の夕方に帰ってくるってさ」

妹「え……ほんと…?」

兄の笑顔に あたしはまた違う寒気が 体中に走るのを感じた




632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:53:43.08 ID:5sUwHKxc0
妹「…お風呂…はいんなきゃ…ね」

暗くなってくる部屋の中で あたし達は抱き合っている

兄「ん……まだ、こうしてたい」

妹「…じゃあ、そうする」

兄の暖かい身体があたしを包んで 心の奥に じんわりと火が灯る
背中に 兄の力強い鼓動を感じている

兄「……後悔、してないか」

頭の後ろで 小さい声

妹「そんな事……」

あたしは振り返って 切なそうな兄の顔に 思わず噴き出してしまった

兄「な、なんで笑うんだよ……」

妹「そんな事……」

眼を閉じて そっと キスをする




633:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:58:20.02 ID:5sUwHKxc0
雨… 雨は嫌い 冷たくて 暗いから

相変わらずやかましく 部屋の窓を叩く雨音

でも あたしはこれから先 こんな雨の日は

きっと今日の事を思い出すんだろう

あたしが誰よりも愛して 誰よりもあたしを愛してくれる兄との今日を

ざあざあ ぽたぽた

雨は降る

ざあざあ ぽたぽた

あたしの瞳からも 雨が一粒 流れ落ちた



おわり




634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:59:11.36 ID:3vCrgcG70

ありがとう




635:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 03:00:03.42 ID:0Rh3sezS0
ここで終わりかw
ちょっぴり先が気になるな
超乙!




643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 03:22:28.57 ID:8ZIO9uC/O

毎日読みにきてよかった




646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 03:33:35.74 ID:0Rh3sezS0
しかし改めて見ると援交でもなんでもねぇw




694:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:06:39.57 ID:5sUwHKxc0
眼球の奥を圧迫されるような刺激に 俺は顔をそむける
少しずつ目を開けると 全ての輪郭がぼやけた世界が広がっている
二度 三度の瞬きで 見慣れた妹の部屋が 戻ってきた

兄「……ん…あれ…」

身体を伸ばす 心地よい疲労感が残っている
先に起きたのか 右腕に温もりだけを残して 妹は居なくなっていた
時計は午前を差している 窓の外は 爽やかな青と白で満ちていた




697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:13:38.85 ID:5sUwHKxc0
兄「…服……」

俺は朝のぴんと張った空気に触れて まだ裸で居る事に気がついた
シンプルなピンク色の布団をめくって 服を探す
そこかしこに出来た染みが 昨夜が夢でない事を俺に教えてくれた
妹の服はもう無い 俺の服も 見当たらない

兄「おかしいな……」

寝ぼけた頭を掻きながら辺りを見回すと 机の上に 綺麗にたたまれた服を見つけた
あの妹が こんな細かな気遣いが出来るとは 今まで気付かなかった
少しにやけた顔をぱんと叩いて 俺はベッドから立ち上がった




702:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:33:15.65 ID:5sUwHKxc0
下着とTシャツだけを身につけて 階段を降りる
すると洗面所から聞こえる水音 たぶん 妹だろう
俺は足音を立てないように こっそりと音の方に向かう

妹「んーんー…んー…」

他よりもトーンの明るい色の洗面所 
妹は 部屋着代わりの大きなTシャツだけを着て 顔を洗っていた
軽快な鼻歌は 機嫌のいいサイン

兄「……」

妹はヘアバンドで髪をまとめて ばしゃばしゃと顔を濯ぐ
その姿に 俺はまた愛おしさが込み上げてくるのを感じる
水に濡れた目をつぶったまま タオルで顔を拭う妹の背中を 俺は思わず抱きしめていた




705:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:50:57.23 ID:5sUwHKxc0
妹「…っ!!びっくりしたぁ……」

妹は声に鳴らない悲鳴をあげて
手に持ったタオルをぎゅっと握りしめながら 身体を強張らせた

兄「……おはよ」

さらさらとした髪に額をあてる なんだかまともに顔を見れない

妹「おにぃ……おそいよ、おはよ」

肩に回した腕に頬を当てながら くすりと笑う

妹「……どうしたの?」

兄「いや…なんか、顔見れない」

妹「……もー…」

腕の中でこっちに向き直る妹
きょろきょろとよく動く瞳が 可愛らしい

妹「……あたしだって、なんか照れくさいよ」

まだ少し水滴の残る額に 俺はキスをした

妹「あー…。おはようの…ってやつ?」

顔を見上げながらくすくすと笑う妹は 俺の唇にそっとキスをした
ふわりと香るミントの匂い こんな幸せな時間が 永遠に続けばいいのに




708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 19:07:38.78 ID:5sUwHKxc0
妹「顔、洗いなよ。あたし、朝ごはん作るね」

兄「ん…お前、身体大丈夫か?熱とか…」

妹「大丈夫!おにぃのせいでいっぱい汗かいたから…治った」

そう言うと もう一度強く 俺に抱きつく
こういうのを きゅんとする というんだろうか 胸が締め付けられる

兄「なんかごめん……。なんか、今日は可愛いな」

妹「え……ばかぁ…早く顔洗え…」

俺の腕をするりと抜けだし 洗面所を出ていく妹
腕に残る水滴と温もりに幸せを感じながら 歯ブラシを取りだす
冷たい水が 心地いい
背後で音がする 妹が突然戻ってきた 俺は歯を磨きながら振り返る

兄「……んー?」

妹「今日は!……甘える日!!大好き!」

唐突に叫ぶと また 走り去る
やっぱり熱があるんじゃないか 妹の顔は 真っ赤だった




709:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 19:08:39.29 ID:0Rh3sezS0
ちくしょうグッとくるな




712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 19:25:09.09 ID:5sUwHKxc0
妹「……おいしい?」

ハムエッグ 味噌汁 お漬物に 白いご飯 どう見ても朝食だ
湯気を立てる味噌汁を啜る俺を 妹が不安そうな目で見つめている

兄「……どっちだと思う?」

妹「もー…!」

眉間にしわを寄せて怒る妹
そういう仕草がいちいち可愛くて つい悪戯してしまう

兄「おいしいよ。料理、上手くなったな」

妹「ほんとに?ほんと?」

兄「嘘ついたって、ためになんないだろ」

満面の笑みで喜ぶ姿に 何故か俺まで嬉しくなる

妹「頑張って練習したんだよ、この日のために!」

兄「ほんとかよ」

妹「それは嘘だけどね」

二人きりの食卓は 暖かい笑顔で包まれていた




714:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:00:38.75 ID:5sUwHKxc0
和やかな食事を終え 二人で片付けを済ませると
俺達はソファーに腰かけた あのソファーに
妹はちゃっかりと俺の足の間に座り テレビを眺めている

兄「……お前、風呂はいった?」

妹「え?やっぱり汗臭い…かな」

兄「……俺もな」

妹の髪は昨日にも増して汗の匂いがする
その匂いにさえ愛おしさを感じる俺は 馬鹿なのだろうか

兄「起きてから入ってると思った」

妹「入りたかったけど……だって…」

兄「だって?」

妹「おにぃと……入りたかったから…」

兄「……今日は甘える日だもんな。ほら、服とっておいで。俺の適当に頼む」

妹「…うん!」

跳ねるようにニ階へと上がっていく妹の後ろ姿
今日は 今日だけは




719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:30:36.38 ID:5sUwHKxc0
どうしよう どうしよう 顔が 変

妹「おにぃの服…。これでいいか」

兄の服 兄の下着 兄の部屋の香り
そしてこれから二人で入るお風呂
あたしのから笑みが消えない どうしよう

兄「先入るぞー」

下から兄の声がする どんどん心臓が早くなってくる

妹「ま、待って!今おりるから!」

服をまとめて 急いで階段を降りる
緊張のせいか足がもつれて 転びそうになる
階段の途中に兄の服を落としてしまう

妹「あー…もう…っ!」

拾い上げると兄の香りがして また顔がほころぶ
駄目だ あたし 今日はおかしい




720:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:50:12.77 ID:5sUwHKxc0
水音 すりガラス越しに見える兄のシルエット
兄と入るお風呂は 初めてじゃないのに こんなにも緊張するなんて
鏡の前で裸になる この小さな乳房を 兄の細い指が
そして ここに 兄が入ってきていたなんて

妹「……はぁ…」

胸に手を当て 深呼吸してから あたしは扉に手をかけた

妹「お、おにー…はいるよー」

兄「おー」

響く声 開いた扉から白く湿った湯気が素肌を濡らす
後ろでで扉を閉める ぽたぽたと水の滴る愛しい人が居た




721:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:08:54.35 ID:5sUwHKxc0
妹「お、おっす…」

兄「あれ、なんでタオル?」

あたは身体にタオルを巻いて 浴室に入った
だって なんだか恥ずかしかったから

妹「い、いいじゃん別に…恥ずかしいの」

兄「ふーん…最初の時は普通に裸だったのにな」

妹「ーっ!それとこれとは別なの!」

あの日は あの夜は まだ兄を兄だと思っていたから
思おうとしていたから でも今は違う

兄「…でも隠されると、見たくなる」

妹「え……ちょ…!」

あたしは兄の手で 一気にタオルをはぎ取られてしまった
それと同時に 濡れた手で抱き寄せられる

兄「……すげー可愛いよ」

素肌で触れる兄の身体 奥からまた 何かが溢れてきそう




724:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:34:08.57 ID:5sUwHKxc0
兄「…やべ…」

妹「…?どしたの…」

二人でくっついたままシャワーを浴びていると 兄の様子がおかしい
抱き合っていた手を離して あたしに背を向ける

妹「おにぃ……?」

あたしは一瞬 風邪が移って気分でも悪いのかと思った
水滴が流れ落ちる兄の背中に しがみつく

妹「おにぃ…?気分悪い?大丈夫?」

兄「いや……ごめん、大丈夫だけど……」

妹「けど…?」

兄がゆっくりと振り向くと
先端からぽたぽたと水を垂らすものが 硬く 膨張していた

妹「わ……なんで…?」

わからない と恥ずかしそうにする兄が可愛くて 思わず笑ってしまった

妹「…あたしのせい?えっちだなー…」

そっと触れると 小さくぴくんと脈打った




728:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:45:08.05 ID:5sUwHKxc0
妹「これが……入ってたんだよね…すごい…」

熱くて 硬いそれを触りながら 昨日の事を思い出す
兄を見上げると あたしがきゅっと握る度に 切なそうな顔をする
あたしの手で 感じてくれているのだと思うと 胸がくすぐったい

兄「う……あ…」

妹「……きもち…いい?」

兄「そりゃ……そんなとこ触られたら、気持ちいいって…ぁ…っ」

先端を指先でつついてみる 兄はあたしの肩を痛くなるほど握ってくる
流れ落ちるシャワーのせいか 身体が熱くなってきた

妹「……誰に触られても……気持ちいいの?」

指先一つで身を震わせる兄 急に不安な気持ちに駆られてしまう
手を離し 抱きつく お腹のあたりに 脈打つ熱いものが当たる

兄「……お前だけだよ…。お前にしか、触られたくない」

妹「……ほんと…?」

兄「…ほんと。それに……お前を誰にも…触らせたくない」

湯気の中 濡れた二人は抱き合って キスをした




730:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:59:31.32 ID:5sUwHKxc0
浴室の椅子に座ると 丁度目の前に 兄の硬いものがある
片手で握ると 指がくっつかないほど太くて 熱い

兄「ふっ…ぁ…」

妹「すっごい動くね…生きてるみたい…」

膨張したそれは あたしが手を動かすと 陸にあがった魚みたいに
びくんびくんと手の中で跳ねる あたしはそれが楽しくなって 更に手を動かす

兄「ちょ…あー……」

タイルにもたれた兄は ため息のような声を漏らして あたしの髪を撫でた
本当にこれが あたしの中に入っていたなんて
あたしは無意識のうちに 空いた手で 自分の下半身に触れていた




731:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:25:26.11 ID:5sUwHKxc0
シャワーを止めた浴室の中に 響く二人の呼吸
兄の甘い声が あたしの奥から蜜を溢れさせる

兄「うぁ…はぁ…くっ…」

唾液を溜めて 口を開ける
一瞬 兄が一際切なそうな目をした
熱いものが舌先に触れる 歯を当ててしまわないように そっと そっと

兄「あぁー……っ…きもち……い…」

あっという間に口の中が兄でいっぱいになる
髪を掴んで身をよじる兄 もっと もっと見たい
あたしは唇を唾液まみれにしながらも 精いっぱい快感を与える
左手で擦るあたしの割れ目は もう止めどないほど濡れている

妹「んっ……ぷはぁ……ぁ…ん…」

口内で 舌で 右手で 先端からぬめる液体を出すそれを 弄ぶ
舌に感じる太く浮き出た血管 張り詰めた 裏の筋
首を横にして 下から上に 舌を這わせる
それを握る右手も もう唾液にまみれ ぬるぬると滑っている

兄「やば……もう……」




732:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:44:27.02 ID:5sUwHKxc0
風呂場で 裸の妹に 果てさせられる
こんなにも背徳的な事が 他にあるだろうか
頬も耳も赤く染めて 俺自身に快感を与え続ける妹の姿に
俺の射精感は限界近くまで高まっていた

妹「ぷぁ……はぁ…はぁ…」

兄「あ…ぁ…」

腰の奥から湧き上がる快感が 噴き出そうとした途端
妹は口から俺を引き抜き その手も離してしまった
生殺しという言葉では到底表せないほどの 寸止め
俺は思わず 情けない声をあげる

兄「どした…?疲れた…か?」

びくびくと射精を請う俺自身をなだめながら しゃがみ込む

妹「おにぃ……ょ…」

自分を抱きながらうずくまる妹の声は
震えていて よく聞き取れない

兄「なんだって…?」

妹「……したいよぉ…おにぃ…」




735:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 23:00:31.77 ID:5sUwHKxc0
絞り出すような声 潤んだ瞳で俺を見上げる
肩は上下に大きく揺れて 足の隙間からは いやらしい水音が聞こえる

妹「おにぃ…駄目だよ…あたしおかしいの……したいよ…おにぃに…触ってほしいの…」

兄「お前……おいで」

震える妹を立ちあがらせて 抱いてやる
硬くなった乳房の先端が当たって くすぐったい
上を向かせて 唇を重ねる
妹の口内は 暖かい唾液に満ちていた

妹「んっ…ふぁ……あっ…!あっ…」

割れ目に指を這わせると もうぐっしょりと濡れてる
ぬめった愛液で 俺の指を簡単に受け入れる

妹「あっ…だめぇ…っ…そこ…へんに…なるっ…!」

俺は十分に妹の肉壁を指で味わってから 引き抜いた
つぅっと透明の糸が垂れる




737:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 23:07:47.46 ID:5sUwHKxc0
妹「はぁ…はぁ…」

兄「後ろ…向いて」

妹を振り向かせてから 首筋に舌を這わす
さすがに代謝がいいのか シャワーをしたばかりなのに もう汗の味がした

妹「ふぁ……え…後ろ…から…するの?」

兄「だって、ここじゃ寝転がれないだろ?ほらそこ、手ついて…」

妹「こう…?うわ…これ…すっごい恥ずかしいよぉ……」

湯船の淵に手をついて 張りも形も良い尻をこちらに向けさせる
足を内側に折り曲げて 不安そうにこちらを振り返る妹
そのあまりにもいやらしい光景に 眩暈さえする




748:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:19:00.90 ID:5sUwHKxc0
妹「うー…こ…こけそう……」

兄「支えてやるって…入れるぞ…?」

妹「うん……」

丸見えになった妹の割れ目は 綺麗なピンク色をしていた
きらきらと光る愛液にまみれたそこは とても少女とは思えない色香で俺を誘惑する
すぐにでもそこに挿入したい気持ちを堪えて 先端で 優しく上下に愛撫を繰り返す

妹「ふぁぁ…あっ…おにぃ…それ…気持ちいい…ょ…っ」

兄「濡れ方…すごいな…うぁ…」

細い腰を持って もう片方の手で俺自身の狙いを定める
下から上に 濡れた割れ目の熱い部分を探し当てて 腰を突き出していく




752:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:38:04.02 ID:5sUwHKxc0
もう何度も俺を受け入れてきた妹は 昨日よりもすんなり俺を飲み込む
ずぶずぶと 綺麗な色をした尻の合間に飲み込まれていく
狭くても広がりのある肉壁は 寒気のような快感を背中に走らせた

妹「あ…あぁー…っ…っく…!」

兄「はぁー…はぁー…」

力なく崩れ落ちそうになる妹の腰を支えながら
俺までも快感で腰がぬけそうになる

妹「おにぃ……これ…気持ちいい…よぉ…」

まだ入れただけで 妹の中は果てる直前のように きゅっと収縮を繰り返す
それだけでやっと収まった射精感が また湧きたってくる

兄「動くけど…大丈夫か?」

妹「ん……うご…いて…んっ…!」

細いくびれを抱いて 俺はストロークを開始した

妹「やぁっ…!はっ…はっ…んっ…!」

妹の肉壁がこすれる音が 静かな浴室に響く




754:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:54:00.85 ID:5sUwHKxc0
背を反らせキスを求める妹 口が開きっぱなしなのか
下の先から唾液が糸を引いて垂れる

妹「んっ…ぷはぁ…っ!はっ…!あっ…!おにぃ…!も…駄目…!」

いつまでも繋がっていたい いつまでも味わっていたい
そう思えば思うほど 湧き上がってくる衝動
一度は収まった妹の口淫で高められた波は
更に破壊力を増して 舞い戻ってくる

兄「俺も…っ!もう……!」

妹「あぁあ…!あぁ…っ…!おにぃの…欲しっ…いっ…!」

より一層狭くなり ぐにゅぐにゅと動く肉壁の奥からは どんどん愛液が溢れだし
潤滑油のように 自然とストロークを早めていく

兄「はっ…はっ…!イく…!!」

痙攣するように仰け反った妹の両腕を握って 俺はまた
妹の子宮へ 熱い射精を繰り返した




756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:14:23.18 ID:5sUwHKxc0
妹「ふぁ…はー…っはー…熱い…よ…」

兄「く…ぁ…あ…」

最後の一滴までも絞り出すように きつく入口が閉まる
淵につかまったまま 力なくへたり込む妹
俺は抜けてしまわないように気をつけながら それを支えてやる

妹「はぁー…はぁー…。た…立てないよ…」

兄「俺も……腰抜けそうだ…」

大量の射精を終えた俺自身は 次第に縮小していく
溢れそうな精液に押し出されるように ぬるりと抜け落ちた

妹「んぁ…っ…また…おにぃのこぼれる…」

兄「……欲しかったら、いつでも注いでやるよ」

白い泡と透明の愛液にまみれた精液が ひくついた割れ目から流れ落ちる
振り返ってへたりこんだ妹を 抱き上げながら 湯船の蛇口を捻った

兄「汗流しに来て…また汗かいちゃったな」

妹「ほんとだぁ…今日は…甘える日だからいいの…」




767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:44:08.67 ID:5sUwHKxc0
熱い湯船に浸かると 骨にまで染みるような暖かさが身を包む

妹「あーぁー……っ」

妹は先に浸かっている俺の足の間に すっぽりとはまり込んで 長いため息を吐く

兄「おっさんか」

妹「おにぃだってさっき言ってたじゃん。あー…あったまるぅー…」

胸の上でくつろぐ妹 濡れた髪が頬にあたる
もう汗の香りはしなくなって いつもと同じ あの甘い香りがする
もっとも 今は俺も 同じ香りがするはずだけれど

兄「ちょっと熱くないか?お湯」

妹を構うのにかまけて 水とお湯の配分を間違えたのか
今日の風呂はいつもりか少し熱く感じた

妹「えーそうかなぁ…?あたしと一緒に入ってるからだよ」

振り返り悪戯っぽい笑顔を振りまく 揺れた髪からは光った粒が散る

兄「そうかな…?まぁ、確かにお前は、すぐ身体が熱くなっちゃうもんな」

妹「…っ!もうっ!馬鹿!!」

思い切り顔面にお湯を浴びる 二人して笑いが止まらない
確かに妹と一緒なら 例え真冬の海でも 心の底から暖かいだろうなと 思う




773:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:59:10.96 ID:5sUwHKxc0
自分の頭にタオルを乗せたまま 妹の髪を拭いてやる

妹「あーあーぁー…ゆーれーるー……」

下着だけを履いた妹は 首の力を抜いて ぐらぐらと頭を揺らす
ちらちらと鏡に映る顔はほころんでいて 湯上りだけに 頬は紅潮している

兄「あーもー拭きにくい…子供か!」

妹「子供じゃないけどー今日はいいの」

結局自分の髪を拭こうとするころには 既に半分以上乾いていた
首にタオルをかけて 手慣れた手つきでドライヤーをかける妹は
なんというか 女の子らしかった

妹「なにみてるのー!」

その姿に見とれていると
ドライヤーに負けない音量で 妹が声をあげる

兄「なーんーでーもーなーいーよ!」




774:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:10:20.58 ID:5sUwHKxc0
俺も負けないように声を張り上げた
やかましい音が止むなり 妹はさらさらと髪をなびかせて 俺の身体に腕を回す

妹「出来たー!おにぃは乾かさないの?」

いつもより柔らかな香りが 鼻をつく

兄「お前の頭拭いてる間に、乾いたよ」

妹「えー…それはおいといて、今何時くらいかな?」

兄「おいとくのかよ…」

声をあげて笑う妹は 俺の腕の中で前に後ろにと
くるくると回ってはしゃいでいる その姿に俺まで顔がほころんでしまう

妹「じゃあ…おやつの時間だね?」

大きな瞳を一際輝かせて 俺を見つめる

兄「そ、そうだな…」

妹「じゃあ…、これからデートだね!よし、着替えてくる!」

ぽかんと口を開けた俺を尻目に 鼻歌まじりにニ階へ駆けていく妹
俺は突然一人になった洗面所で 頭を掻きながら笑ってしまう




777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:21:12.22 ID:5sUwHKxc0
妹が持ってきてくれていた服を着て 乾いた髪を一応整えていると
ばたばたと騒々しく足音が近づいてくる

妹「おにぃ!」

色とりどりの服を抱えた妹が 洗面所に現れた

妹「…ど、どれがいい…かな?」

キャミソール姿の妹は 照れくさそうに服に顔を隠す
その気合の入り方に 俺は自然と笑みがこぼれる

兄「……お前は何着ても似合うよ」

妹「んー…っ!そういうのじゃなくて!」

足を踏みならしてむくれる妹 選んでやるまで帰りそうにない

兄「じゃあ…白がいいんじゃないか。それが可愛い」

妹「ほんと?あたしもこれにしようと思ってたの…さすがおにぃだね」

服を抱えたままかけよって 軽く跳ねるようにして 頬にキスをしてくれた
そしてまた慌ただしく駆けていく あんな妹は見た事なかった
きっと妹は 今を楽しもうとしているんだろう
そう割り切って考えられる妹のほうが 俺より大人なのかもしれない




780:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:34:55.28 ID:5sUwHKxc0
妹「鍵、ちゃんと閉めた?」

兄「ん…おぉ、思ってたより外寒いな」

妹「ほんとだね…。でも、くっついて歩けるからいいよ」

兄「……そうだな」

お気に入りの短いパンツに ニーハイ
妹の私服姿を見るのは 随分久しぶりだった
ぴったりと腕にくっついて歩く妹 傍から見れば 仲のいい兄妹だろう

兄「どこ行きたいんだ?」

妹「んー…どこでもいいよ。おにぃと一緒なら」

俺も そう思っていた
行く先知らずは俺達の道と同じ
何処へ行こうと 俺達は迷子だ

街は もうすぐ夕暮れ時だ
俺はしっかりと妹の手を握る 離したくない この小さな手を

ゆっくりとした足取りで 俺達は二人で 歩き出した


おわり




781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:36:53.40 ID:BBp9s1nu0
乙!
今回は少し明るい終わり方だね
中身は変わってないけどw




782:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:39:58.78 ID:5sUwHKxc0
まためちゃくちゃ時間かかった… 本当に幸せなオ●ニーライフを送れていつ死んでもいいです
ほんとうにありがとうありがとう




786:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:50:47.40 ID:J9XJM0RB0
超乙!
まさか齢三十を超えて一日十回以上も射精する機会に恵まれるとは思わなかった
まぁ最後のほうは透明な液体すら出なかったが
荒れた手でこすったからカリから血が出てしまったよ




808:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 08:06:48.96 ID:e4hD8lC40
書いてる間に成長してるだと・・




846:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 20:34:30.27 ID:5sUwHKxc0
妹ちゃんがこの後のデートの話も伝えてほしいらしいので、
ご飯作ってからちょっと書きます
あれ、自分頭おかしくなってきたのかな




866:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 23:36:01.00 ID:5sUwHKxc0
妹にせがまれて 最近出来たという大型のショッピングモールにやって来た
新しい上に休日というだけあって 人の多さは 俺の想像をゆっくりと超えていた
家族連れやカップルが俺たちの前を 何組も通り過ぎていく

兄「すごい人だな…。話には聞いてたけど、でかいな」

妹「でしょ?あたしもまだ何回かしか来たことないんだー」

長い睫毛を揺らして 妹はきらきらと笑っている
俺の手を握る力も 少し強くなった

妹「この中のね、パフェ屋さん雑誌とかによく載ってるの。早く、はいろっ!」

兄「わかったわかった、急ぐと転ぶぞ」

妹「転んでもだいじょーぶ」

握った二人の手を掲げて 俺の指間に自分の指を絡める妹
触れば冷たそうな赤い頬で 得意げに笑った

兄「んじゃ、行くか」

妹「いこーいこー」

膨大な車に 広大な建物を眺めながら
エントランスに向かって歩きながら
街も人も 何もかも変わっていくんだな なんて ひとりぐちる




869:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 23:51:50.49 ID:5sUwHKxc0
建物の中は随分と暖かい そういえばもう そんな季節だった

妹「どっちだっけなー…こっちかな?」

吹き抜け三階建て 少し騒がしい通路を妹に引っ張られるまま歩く
きょろきょろと目当ての店を探す姿は さながら小動物のようだ

兄「焦らなくても店は逃げないだろ?」

最初は可愛らしいと思って眺めていたが 妹はぐいぐいと歩くスピードを速めていく
俺は思わず声をあげた

妹「だって!あのお店、すっごい並んでるから早く行かないと」

俺の手を引いて 半歩先を歩く妹はこっちを見ず答えた

兄「な…並ぶ?」

俺は思わずその場に立ち止まってしまった
女性が怪訝な顔をして追い抜いていく どうやら真後ろを歩いていたようだ

妹「へ?並ぶよ?だって日曜日だもん」

勘弁してくれ 喉元まで出掛かった言葉を飲み込む
二十歳を過ぎた男がパフェを食べるために並ぶ光景を想像して 俺はまた引きずられ始めた




871:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 00:09:28.27 ID:5sUwHKxc0
昇り降りを暫く繰り返して 俺達は目的の店にたどり着いた
目が痛くなるほどのけばけばしいピンクの店構え
店の前に並べられた これもまたピンク色の椅子には 十組程度のカップルが肩を寄せ合っていた

妹「やった!今日は結構空いてるみたい」

兄「これで……?」

妹「あ、椅子空いたよ、座ろ」

並んだ男女たちの視線が刺さる 嫌でもどう見られているのか 考えてしまう
俺はあくまでも自然に絡めた手を離して 妹と少女趣味な椅子に腰かけた

妹「……待つの、嫌?」

立ったり座ったりを何度か繰り返していると 妹が小さく呟いた
その眼を見て 少し胸が痛くなる

兄「俺、嫌そうな顔してた?」

妹「んー……こーんな顔してた」

妹はそれを察したのか 努めて明るく 俺の顔真似をした
もちろん 笑えるだけで似てはいないけど




877:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 00:24:31.35 ID:5sUwHKxc0
兄「俺そんな顔してたか?こーんな顔?」

俺もその空気を払拭しようと その真似をする
周りの恋人達がそうしているように 二人して笑った

兄「嫌なわけじゃないって。ただ…恥ずかしい」

妹「おにぃでも、照れるんだね」

兄を差す言葉に 妹の隣に座っていた女性がちらりとこちらを見た
俺は背中に妙な冷たさを感じて 眼を合わさないように 妹だけを見る
それから数秒たってから 俺はもうごく自然に妹と手を握り合っていた事に気が付いた
急に離すのも不自然に思えて 意味はないだろうが 握り方だけを変えた

兄「それにしても、長いな」

妹「次の次だよ。おにぃ、何食べるの?」

兄「そうだなぁ……」

店員に渡された色とりどりのメニューを眺めていると やっとの事で店内へ案内される
想像を超えた余りにもファンシーな配色と内装 俺の背中はまた妙な冷たさを感じた




880:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 00:48:04.45 ID:5sUwHKxc0
店の最も奥 壁際の席に落ち着いた
隣に誰も座っていないというだけで 何故か安心感がある
鼻をつく甘ったるいバニラの匂いと 内装にやっと慣れ始めた頃 パフェが二つ運ばれてきた

店員「お待たせしましたー!スイートラブベリーと、チョコバナナキュートになります」

大きい 余りにも
本当に女の子が食べられるのか怪しく思えるほどのサイズだ
何より 注文するのも恥ずかしい名前をどうにかしてほしかった

妹「わぁ…ありがとー!」

店員「ごゆっくりどうぞー!」

たぶん この時妹が店内で一番瞳を輝かせていただろう
その笑顔を見ただけで 連れてきてやってよかったと思える




883:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 01:08:56.58 ID:5sUwHKxc0
妹「おいしそー……食べて良い?」

兄「駄目って言ったら、食べないのか?」

妹「え…!おにぃが駄目っていうなら……我慢する…」

予想外の反応 いじらしい表情が俺の愛護欲をくすぐる 
今の光景を傍から見たら どう見てもイチャつくカップルだろう
旅の恥はかき捨てなんて言葉を頭の中で繰り返して 俺は開き直っていた

兄「嘘だって。ほら、溶けるぞ?」

妹「…うんっ!いただきまーす」

一口目を食べた幸福の表情を見届けてから 俺は喉が焼けるように甘いパフェを 食べ始めた




884:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 01:29:22.04 ID:5sUwHKxc0
白は 甘い 黒は もっと甘い
赤は ちょっと酸っぱい
細くて長い銀のスプーンを口に運ぶ度に 色んな味が広がっていく
こんなにおいしい物を 大好きな人と一緒に食べられる
今日は 本当に 甘い一日

兄「お前……食べるの早いな」

妹「んっ…ん…。だって、おいしいんだもん」

兄の器には まだ半分以上残っている
そういえば あんまり甘いのが得意じゃなかったのを思い出した

妹「おにぃ、甘いの駄目じゃなかった?」

喋ってる間もスプーンは止まってくれない 一口 もう一口

兄「駄目じゃないよ、量が食えないだけ。ここのは……まだマシ。おいしいよ」

眉を上げて微笑む 冗談を言う時の 兄の癖
こういう小さな優しさが パフェで冷えたあたしの身体を 暖めてくれる

妹「おにぃ……」

兄「ん?」

机の下で 手を握る
筋張ってて 暖かい手が 心地よかった




886:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 01:41:47.87 ID:5sUwHKxc0
妹「それ、おいしい?なんだっけ…チョコバナナ…」

兄「チョコバナナキュート。恥ずかしいのに言わせんな」

いつも落ち着いている兄が照れてる姿は すごく新鮮で不思議
あれ以来 あたしは兄の色んな顔を見るようになった
優しい顔 辛い顔 切ない顔 気持いい顔
本当に一緒に暮らしていたなんて忘れてしまいそうになる 忘れて しまいたくなる

妹「ちょっとちょーだい?」

握った手を引っ張る

兄「ん?いいよ」

スプーンを置いて器をあたしの方に押しやってくる
優しいのに こういう時はちょっと鈍感

妹「もー……」

兄「え……?あー…、なるほど」

また肩眉を上げて スプーンの上に小さなパフェを作ってくれる
食べやすい大きさに色んなフルーツも載せて 

兄「ん、あー…」

妹「あー…ん…。おいしい!」

本当においしかったけど たぶん こうやって食べたら 何を食べたっておいしいだろうな なんて




892:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 01:58:44.39 ID:5sUwHKxc0
結局 兄が残したパフェもあたしが平らげて お店を出た
レジでお金を払う兄の背中を見てると なんだか誇らしいような 照れくさいような気になった
なんというか 本当にデートなんだと 感じた

兄「うぁー……。甘い」

妹「おにぃにはちょっと、しんどかったかもね」

兄「お前と一緒じゃなきゃ、たぶんもう二度とこないな」

前を向いたまま言う兄 何気なく言っているけど
そういうのがすっごく胸に響いてるの わかってるのかな
広い背中に 抱きつく

兄「おわっ…!いきなりくっつくなよ…、歩きにくいだろ」

暖かい背中 見上げた顔は 言葉の割に笑っている

妹「じゃあ、おんぶにする?」

兄「それも却下」

妹「じゃあ……手」

兄「それなら…よし。ん」

差しだされた手を握って カップルだらけの通路を通り過ぎる
皆が見ていたけど そんな事 今はどうでもよかった




893:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 02:12:04.72 ID:5sUwHKxc0
夕方 たくさんの人でごった返すモールの中を 二人で歩きまわる
通路に面した色んなお店は 見ても見ても 見きれそうにない
モールの中ほどには 待ち合わせや イベントなんかに使われる噴水がある
うろうろと歩きまわったあたし達はそこのベンチで少し 休憩をする

兄「あー…ほんと広いな」

隣に座った兄の顔 周りを歩く人は皆ぼやけていて
あたしの視界には 兄だけが鮮明に映る

妹「歩き疲れた?…ん…しょっと」

左腕を持ち上げて その下に滑り込む
ここはあたしの特等席

兄「まだ若いのに、こんくらいで疲れないよ。どっか見たいお店とかないのか?」

くしゃくしゃと乱暴に頭を撫でられる
髪は滅茶苦茶になるけど 好き
あたしは髪を直しながら 頭の中でこの前読んだ雑誌の特集を思い返した

妹「んー……行きたい所…ある!」

兄「うーし、んじゃそこに行きましょうか。案内よろしく」

妹「はーい。迷子にならないでね?」

兄「なったら、アナウンスで呼ぶよ」

妹「やめてよ恥ずかしいなぁ…ばか」




894:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 02:24:27.49 ID:5sUwHKxc0
ウィンドウに透明のクマのオブジェが飾ってある店に あたし達はやって来た
白で統一された店内には キラキラと光る装飾が眩しい

兄「これはまた…さっきのパフェの店とは違う目の痛さだな」

妹「サングラス持ってきたらよかったね?」

大袈裟に瞬きする兄が可笑しくて 口の中で笑いをかみ殺す
手を繋いだまま 煌びやかな商品を眺めて回った
明るいスポットを浴びたクリスタルの花や動物達が きらきらと光を乱反射している

兄「すげー綺麗だけど…何か欲しい物あるのか?」

妹「えっとねー……これ?」

一際豪華なウィンドウに展示されたクリスタルのティアラを指差す
ぱっと見ただけでは ゼロの数が数えられない
兄が目を見開いて 見を乗り出す

兄「え……えぇ?これ?」

あんまりにも本気で驚いている姿に 今度は声を出して笑ってしまった

妹「嘘嘘!これは、もっと大人になってから買ってもらうよ」

大人になってから
そんな事 きっとあり得ないのに あたしは笑いながら 兄にけしかけた




897:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 02:42:24.04 ID:5sUwHKxc0
目当てのコーナーに張り付いていた数組のカップルが退いてから 兄を連れていく
六角形に仕切られたコーナーの中で 菱形のクリスタルが輝いている

兄「おぉ…可愛いな」

妹「でしょ?これはね…」

ああしが説明しようとしていると 商品を耳や首につけた店員さんがやってきて 話始めた
少しむっとしたけど あたしよりは丁寧な説明をしてくれるだろう

店員「こちらの商品はお好きな文字をこのクリスタルの内部に彫る事が出来るんですよ」

兄「中にですか?すごいな……」

サンプルを指の間で転がして関心する兄 それを横から覘くと 確かに綺麗
中に浮かぶように彫られたハートの模様 どうやって作っているのか 本当に不思議

店員「耐久性の強い素材で、他の商品よりも大変お安くなっております」

妹「ね?綺麗でしょ?連ねてストラップにするんだよ」

顔中に光をくっつけて 見入る顔に あたしは見入る

店員「是非彼女さんとお揃いでどうですか?」

あたしを見て微笑む店員さんの言葉に ちょっとだけ本当に 心臓が止まった




899:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 02:53:24.18 ID:5sUwHKxc0
妹「えっ…あ…!」

息が 言葉が詰まる 思わず兄の後ろに隠れてしまった
たぶん 店員さんから見たら すごく怪しい子だったと思う

兄「あぁ…まぁ、そうですね。これ、時間かかりますか?」

兄の背中にもたれながら 胸に手を当ててみる 乱暴な脈 胸が痛い
顔色一つ変えずに流せる兄は やっぱり大人なんだと思う
でも 妹だって訂正しなかった所が すごくすごく嬉しい

兄「で、何て入れて欲しいんだ?」

振り返りながら にやつくあたしに聞いてくれる
どうやら あたしのおねがりはOKが下りたみたいだった
心の奥で あたしは飛び跳ねた




901:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 03:02:06.34 ID:5sUwHKxc0
店員「彼女さん、可愛いですね」

あたしが必死になってクリスタルを選んでいると
店員のお姉さんがどちらにともなく 笑いかけた
アップで纏めた髪が綺麗で 笑顔の奥から優しいのが伝わってくる
あたしはわざとその言葉を聞こえなかった事にして うつむいたまま石を選んだ

兄「そうですか?生意気ですよ」

下を向いたまま 思い切り足を踏み付ける

兄「いっ…!!!」

妹「どうしたの?」

兄「お前…!」

店員「仲、良いですね」

くすくすと上品に笑われてしまった なんだか 嬉しい
社交辞令だとしても 誰かに恋人だと 認めてもらったみたいで

兄「決まった?」

妹「うん!じゃあ、これでお願いします」

あたしは 薄いブルーがかかったクリスタルに決めた
一番綺麗だったし 青は 兄が好きな色だから




902:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 03:18:10.74 ID:5sUwHKxc0
店員「では、彫られる文字はどうなさいますか?お互いの名前を横文字で彫られる方が多いですね」

名前 その言葉を聞いてあたしは固まってしまう
あたし達の名前は 苗字が同じ フルネームを書いたら おかしい

兄「……じゃあ、名前だけでお願いします。それでいいか?」

妹「えっ…!う、うん。それでいい」

そうだ 冷静に考えれば名前だけでいい
それでもさっきからどっぷりと恋人気分に浸っていたあたしは
急に現実に引き戻された気がした

店員「お二人のお名前よろしいですか?」

兄「はい、俺は――」

そんなあたしを知ってか知らずか 兄は要領よく話を進めていく

兄「こいつは――」

あたしといえば うつむいて 兄の服の裾を掴む事しか出来なかった




904:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 03:41:37.15 ID:5sUwHKxc0
細工が終わるまでの間 ウィンドウショッピングをして時間を潰して 受け取りに来た
箱には綺麗な白のラッピングが施されていて 店の外まで店員さんが見送ってくれる

店員「ありがとうございました」

兄「どうも」

店を後にして 少しばかり人が減った通路を歩く
なんだかさっきの事で 気分が盛り上がらない
手じゃなくて 裾を掴んだまま 兄の後ろをついていく

兄「…どした?さっきから元気ないな…。違うのがよかったの?」

振り返りあたしを覗き込む兄の顔は 本当に心配そうだった

妹「え…!違う!違う違うよ…。ごめん、なんでもない!」

兄「ほんとか?ならいいけど…。しかし、やっぱり女の子だな、ほら」

強く握りすぎて 少し冷たくなった手を握りながら 兄が言う

妹「え?」

兄「こういうの、お前にあげたくても俺じゃあとても見つけらんないよ」

兄の手の温もりと 優しさが 胸を締め付ける
眼の奥が熱くなったけど 今泣いたら 面白くない
あたしは笑って 兄の手をもう一度強く握った




906:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 04:02:59.60 ID:5sUwHKxc0
兄「晩御飯、どうしようか?さっき電話したら食べといてって言われたけど」

妹「ほんと?やった!」

腕にしがみつく
さっきまでの不調は何処へやら あたしは結構単純らしい
もう母が帰ってきてしまう事には 少し残念に感じてしまうけど
それよりもまだ兄と二人で居られる事で 顔がにやついてしまう
飲食店の写真が並んだ案内板の前で立ち止まって 晩御飯の相談会

妹「んー…。こういうの見てると、お腹すいてくるね」

兄「そうだなぁ…。そういえば、今日まともなもの食べてないからな」

うんうん と納得したけれど
そういえば今朝あたしが朝食を作った事を思い出した

妹「ちょっと!あたしが作ったご飯はまともじゃないの?」

兄「そういう意味じゃないって!おこんなよ」

妹「知らない!ばか!」

お腹の虫も鳴き始める頃 あたし達はすっかり恋人に戻っていた




910:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 04:23:21.41 ID:5sUwHKxc0
如何にもカップルが好みそうな店に決めて そこに向かう
途中 色んな話をして笑ったり 追いかけたり追いかけられたり
本当に今日は とても幸せな一日だと思った

妹「あーあ、ほんと今日が永遠にループしたらいいのにな」

兄「どっかのアニメじゃあるまいし、永久にモールの中ってのも俺は嫌だけどな」

妹「えー、あたしはおにぃと一緒だったらいいよ?」

兄「モールが嫌って言っただけで、俺だってお前と一緒だったら別にいいよ」

妹「なにそれ……ばーか」

兄に後ろから抱かれながら歩く
歩きにくいけど それはそれで 楽しい

女「あれ……?」

あたし達の前で スーツ姿の女の人が立ち止まった




914:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 04:37:08.01 ID:5sUwHKxc0
女「久しぶりー!わーすっごい偶然!」

兄「おー…!久しぶりだなぁ、何してるの?仕事?」

妹「え……?あ……」

女「ううん、今仕事帰りで……」

あたしは いつの間にか兄の腕の外に居て
久しぶりの再会に 旧友を深める二人の隙間に取り残された
ヒールを履いて 兄と同じくらいの身長の女の人 顔は 綺麗
一瞬 あたしは自分が消えてしまったような錯覚に陥った
あたしは? どうしてあたしを無視するの
周りの音が すごく遠くに聞こえる 兄の声も 見知らぬ人の声も
時間にすればほんの数十秒 いや 数秒だったかもしれないけど
あたしには 永遠にさえ思えた




916:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 04:46:23.59 ID:5sUwHKxc0
兄の手が頭に触れる あたしの心は一瞬で兄の隣に引き戻された
たぶん 手持ち無沙汰になった人が腕を組むような そういう意味の 触れ方だったけれど
あたしは兄の少し後ろで 服の裾を引っ張る
きっと この人はあたしが小さいから 見えなかったんだ そう思って

兄「あ、ああ…悪い。高校の友達だよ」

やっと兄があたしの顔を見た 冷え切った心臓 やっと血液が巡る

女「あ…ごめん、思わず声かけちゃったけど……邪魔だったかな?」

邪魔だよ 兄を あたしの時間を盗らないで
あたしはその人を見上げながら 心の中で絶叫した

兄「あぁ、大丈夫だよ」

妹「え…?」

あたしの頭を撫でながら 何を言ってるの?




919:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 04:57:01.49 ID:5sUwHKxc0
何が大丈夫なの 
帰ってきたはずのあたしの心は また何処かへ流れ去っていく
どうして笑ってるの
脈動は早くなるけど 全身を巡る血は 氷のように冷えていく

女「えっと……、彼女…さん?」

遠い遠い 遥か遠くから知らない人の声
砕け落ちそうな意識が かろうじて形を保つ

兄「えーと……」

違う やめて

兄「こいつは…」

いや いや いや いや

兄「俺の……」

さっきは何も 言わなかったじゃない

兄「………妹だよ」

あたしの心は 潰された




921:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 05:11:30.16 ID:5sUwHKxc0
旧友との再会 その事実に喜んだ俺は 一瞬
たった一瞬だけ 妹の存在を小さなものにしてしまった

女「えっと……、彼女…さん?」

浮かれた心に深く刺さる言葉 全身が泡立つ
当然の疑問を 戸惑うように問いかける友人に
さ迷うように中空に浮かんだ俺の心は 何故 そう言わせたのか

兄「えーと……」

違う やめろ

兄「こいつは…」

違う 違う 違う 違う

兄「俺の……」

さっきは何も 言わなかったじゃないか

兄「………妹だよ」

俺の手を振り払って 何処かへ駆けていく妹の後ろ姿は
見た事もないほど 暗い色をしていた




923:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 05:20:52.28 ID:5sUwHKxc0
女「あ……、あたし…まずい事、言った?」

それは 俺の方だ
走り去っていく背中を見つめたまま 俺は取り繕う
ここで取り乱したら 妹を突き落とした嘘は なんの意味もなくなってしまう

兄「いや、大丈夫大丈夫。たぶん、お手洗いだと思う」

女「そう……。大丈夫?随分慌ててたよ。気分悪かったんじゃない?」

本当は すぐにでも追いかけて行きたい
追いかけて 流れる涙を拭ってやりたい
でも 今は

兄「大丈夫、すぐ追いつくよ」

女「そっか……。妹、すっごい可愛いから、彼女かと思った」

兄「そんな訳ないだろ…!それに、可愛くないよ」

嘘 うそ ウソ

俺達はもう 誰にも本当の事は言えないから
俺は 自分にも嘘をつく 握った拳が ぎりぎりと音を立てた

兄「じゃあ俺行くわ。また、どっかで」

女「う、うん!妹さんによろしくね」

走り出す俺の手の先で 二人の絆が揺れていた




925:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 05:41:44.35 ID:5sUwHKxc0
もう人の少ないモールの中を 走る
心臓が悲鳴をあげている それでも構わない
もっと悲しい声をあげているのは あいつのはずだから

兄「はっ…!はぁっ…はぁっ…!っはぁ…!」

苦しい 胸が裂けるそうになる
身体は酸素を求めている 俺は そんなものいらない
まだそう遠くには行っていないはずなのに 妹の姿何処にもない
あの小さな後ろ姿が 瞼に張り付いて離れない

兄「……くそっ…!」

壁にもたれかかる 耳の奥で暴れる脈動が響く
俺は今更ポケットに入った携帯に気付いた
汗ばむ手で キーを押す
一度 二度 三度 無機質なコール音

兄「…出てくれよ……」

十数度目のコールで 消えいりそうな 水っぽい呼吸音が聞こえた




926:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 05:53:00.68 ID:5sUwHKxc0
兄「……もしもし?お前…何処に」

長い 長い沈黙
電話の向こうからは 同じ音が聞こえている
妹は 泣いている 俺にはそれしか分からない

妹『……っく…ごめ……んね…っひ…っ』

兄「…もしもし?もしもし…!」

消えるような妹の声を残して 電話は切れた
その声は あまりにも弱々しくて 俺は 唇を噛む
どこに居るんだ 教えてくれ
繰り返しリダイヤルボタンを押してみても もう 電波は届かない
俺は足元の段差に座りこんで 暴れる鼓動を落ち着ける
胸に手を当て 大きく呼吸を吸いこんでいく

兄「………」

次第にゆっくりと打つ脈の音を聞きながら
俺は不意に 妹がまだ小さい頃を思い出した
妹は小さい頃 叱られると いつも階段で泣いていた
誰も居ない夜の階段の中腹で 一人小さくなって
それと同時に さっき電話越しに聞いた 響く妹の声を思い出す

兄「……あそこか…」

俺は 通り過ぎた道を戻り
緑の蛍光灯がついたドアを開けた




927:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 06:03:25.31 ID:5sUwHKxc0
冷たくて 薄暗い もう涙を拭う力も出ない
散々に暴れまわった心臓は もう落ち着いたけれど
兄が可愛いと言ってくれた服に落ちる滴は 止まらなかった

妹「……おにぃ……っく…」

どうして? 仕方なかったじゃない
わかってるよ わかってる
早く戻りなよ
それもわかってる でも嫌なの
終わりのない自問自答を繰り返して
あたしはどんどん 深い闇に沈んでいく

妹「寒いよ……おにぃ…」

今日は本当に 幸せだった
兄と二人で 抱き合って お風呂に入って
あたしが作ったご飯 笑って食べてくれて
パフェもおいしかったな ちょっと 甘すぎたけど
何もかもが幸せで 暖かかったのに
終わりなんて 唐突にやってくるみたい




929:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 06:18:29.77 ID:5sUwHKxc0
あの日 あのソファーで兄に触れられてから
あたしのぼんやりした気持ちが 急速に形を作っていった
漠然とした想いが 純粋な想いに
心のどこかでストップをかけていたはずなのに
いつの間にか 止まらなくなっていた

会えない日が 会えない時間が
あたしの気持ちを増幅させていったんだ

兄妹だから 兄妹なのに
それの何がいけないの?
誰も傷つけないから 誰も壊さないから
どうか どうかあたし達を許して下さい 神様

うつむくあたしの遠くで 何かが聞こえる
でも もう何も期待しない
こんなわがままな妹は きっと嫌われたはずだから

冷えた頬を伝う涙
ぽたり ぽたり
あたしの身体に 落ちる雨
雨は嫌い
冷たくて 暗いから 




930:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 06:34:30.08 ID:5sUwHKxc0
鉄製のドア 隙間からは嫌に冷ややかな空気が流れてくる
後ろで重い音を立て ドアは閉まった
この薄暗い階段の何処かに 妹は必ず居る
耳を澄ましても 何の音も聞こえない
無機質なコンクリートの壁は 俺の心を更に灰色に染めていく

どうして 俺達はこうなってしまったんだろう
あの日 あのソファーで妹に触れてから
ずっと抱えていた心のしこりが 取り除かれたのかもしれない
無意識のうちに押し殺した自分を 取り戻せたのかもしれない

兄妹だから 兄妹なのに
止めるべき想いは 止まらない
もしも世界に神が居るなら 俺は殺したっていい
あいつを愛せない世界なら 滅びたっていい

昇り続ける俺の遠くで 何かが聞こえる
きっと そうだ 待っていてくれ
こんな優柔不断な兄は きっと嫌われているだろうけど

一段 一段
ゆっくりと階段を昇る
もう 吐く息も白く変わっていた




933:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 06:44:05.67 ID:5sUwHKxc0
薄暗い蛍光灯の下で 小さな声をあげている
耳を澄まさなければ聞こえないような 小さな小さな 俺を呼ぶ声
一人の少女が 俺を 呼んでいた

声が出ない その弱々しい姿に 胸が 心が 苦しい
俺に気付いた少女は 茫然と顔を上げる
途端 時間が 止まる
音が消え去った世界で 二人は見つめ合う


兄「――っ!!!!!」


身体の底から その少女の名を叫んだ

妹「……お…にぃ…ぃ…!」

白い肌の 綺麗な顔は 俺の名を呼びながらくしゃくしゃになる
俺は 何度も名を呼んで 走り寄る
ふらふらと立ちあがった身体を 壊れるほどに抱き締めた




937:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 06:50:46.77 ID:5sUwHKxc0
妹「お…にぃい…!おにぃ……!」

兄「――っ…!」

抱きしめた細い身体は 雪のように冷たい

兄「…ごめん…!ごめんな……寒かったな…寂しかったな…」

妹「う……ぇ…ふ…ぇ…ええぇ……!」

非常階段に響く泣き声は 冷酷なほど 俺の胸に響く
子供のように 胸の中で泣きじゃくる妹を
俺はただひたすらに 抱きしめた
二人の身体が溶け合って もう二度と離れなくなればいい そう思いながら




938:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:01:35.90 ID:5sUwHKxc0
冷え切った頬に 熱いほどの涙が伝っていく
俺はいつから こんなに涙脆くなったのだろう
妹の震える髪に 幾粒もの滴が落ちていく

どれ程の時間 そうして居たかは分からない
不規則に揺れる小さな肩は いつの間にか 落ち着いていた
俺は妹に見られないように 顔に流れる涙を乱暴に拭いた

妹「………っく……」

兄「………大丈夫か…?」

妹「……ん……」

兄「…冷たい身体して……また風邪ひくぞ…」

冷えた髪を そっと撫でると
妹が やっと 口を開いた

妹「……おにぃ…」




939:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:08:07.01 ID:5sUwHKxc0
暖かい兄の胸の中で あたしは涙をやっと止める事が出来た
暗い暗い闇の中に あたしを迎えに来てくれた
声を上げて あたしの名を呼んでくれた あたしのために 泣いてくれた
例えそれが最後だったとしても あたしには 何よりも嬉しかった
でも

妹「……おにぃ…」

兄「…どうした」

顔はまだ 見れない 胸に顔を埋めたまま 話す

妹「……おにぃにとって……あたしは…何?」

話しながら あたしの声は どんどん潤んでゆく

妹「…ただの……妹なの…?」

兄「…そんな…お前は…」

妹「だって…!あたしは…!どうやったって…、それ以上に…なれないもん…」




940:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:16:56.28 ID:5sUwHKxc0
そう あたしは妹
それ以上には 絶対になれない
頭の上で 兄の息使いだけが聞こえる
きっと 困ってる 貴方は優しいから

兄「……聞いてくれ」

妹「……」

兄「お前は俺の……妹だ。その事実は…変わらない」

一言一言 絞り出すように話す
あたしを抱く腕の力も 痛い程にきつくなってくる

兄「でもな……俺はお前が大好きだよ。いや……、愛してる」

兄の言葉一つ一つで 胸が 苦しい
また 瞳の奥から 涙が溢れてくる

兄「ほら…、これ見て」

妹「…え…?」

兄の手には さっきのクリスタルが握られていた




942:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:22:06.60 ID:5sUwHKxc0
妹「…これ…」

手の平でキラキラと光るクリスタル まるで 涙みたい

兄「…よく見て」

菱形の石の中に 浮かんでいる文字
名前だけのはずだったのに 二つとも フルネームで彫ってある

兄「……普通は誓い合ってやっと、同じ名前が持てるだろ」

妹「……」

兄「でも、俺達の身体には、悔しいけど同じ血が流れてる」

妹「……」

兄「俺は、こんな運命にした世界が恨めしいけど」

妹「………」

兄「俺達は、生まれる前から誓い合って、同じ家に生まれたんだって、思うんだ」

あぁ
あたしはやっぱり




943:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:26:20.90 ID:5sUwHKxc0
兄「だから、この名前は、俺達の証だ。俺は、これから先も、ずっとお前を…」

あぁ やっぱり
あたしには 貴方しか見えないよ
だから 今すぐに ここで

妹「……キス…して…おにぃ…」

兄「……」

あたし達のキスは 涙の味
苦くて しょっぱい 涙の味

何度も何度も 溶け合うほどキスをした
あたしは兄を愛してる 誰よりも 何よりも




947:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:31:59.73 ID:5sUwHKxc0
妹「顔……ぼろぼろだよ」

兄「…お前だけじゃないって」

妹「……ばか兄」

兄「……ばか妹」

繋いだ手は もう離す事は無いと思う
例え 何があっても

妹「……いっぱい泣いたら…お腹すいた」

兄「…俺も」

きっとこれから色んな事がある
もしかしたら 立ち直れないような事だって

妹「あ…ここ…屋上に出れるよ」

兄「え…?ほんとだな」




948:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:39:32.01 ID:5sUwHKxc0
妹「ほらほら頑張って!」

兄「もー…ちょい…錆びてて…このっ…!」

妹「開いたぁ!」

でも それでも
あたしはこの手を離したくない
こんなにも愛しい 貴方の手を

妹「わぁ……きれー…」

兄「…ほんと…だな…」

冬の香りがする十月の空は 何処までも広がっている

あたし達の手の中には どの星よりも輝く 青い星がある

妹「あ……!」

兄「あ……!」

今 一筋の光が あたし達の空を いっとう明るく 輝かせた



fin




949:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:43:04.96 ID:5sUwHKxc0
本当に 長い長い間ありがとうございました
まさかこんなにも二人が自分を引っ張って行ってくれるとは、思いもしませんでした
それはひとえに皆々様の生温かい声援のおかげだと思っています
素晴らしいイラストも 応援の声も 全てを噛みしめながら オ●ニーをしたいと思います
二人の話はここで終わりではないので また妹ちゃんが自分頭を蹴っ飛ばしたら スレを立てます
本当に ありがとうございました!




950:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:51:03.22 ID:jwvTtsWzO
親にバレる展開を期待してたけど>>1




951:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 07:51:03.66 ID:175PUU6f0
>>1の成長と同時にハッピーエンドを望んだよ
よく頑張った!お疲れ!




954:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 08:06:33.27 ID:U6PTbRNf0
節約のためのROMが辛かった
辛かった分、ちゃんと完結してホッとしました






961:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 09:55:02.87 ID:TqsMmZaM0
自分は途中から見始めたけど、とても楽しめたww

どんだけ壮大なオ●ニーだよwwww
>>1乙!!!




982:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 15:35:27.46 ID:5sUwHKxc0
>>966
わざわざありがとう すごい助かりました
これだけ貼っておきます。書きながら聴いていた歌です。是非聞きながらどうぞ



>>1000なら皆に可愛い妹が出来る!




973:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 13:28:12.57 ID:43Ia5z8/0
>>1おつー!

ずっとROMってたけど完結してほんとよかった!
また書いてくれるの楽しみにお●にーするわ




984:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 15:47:07.20 ID:i/ddf84p0
>>1
楽しませてもらった
ありがとう




987:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 17:11:41.45 ID:QXwxs5970
スレタイに釣られ早4日
慣れ合いは好きじゃないけどなんだかんだ楽しかったぜ
>>1ありが
ってかBGMいいねw




990:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 17:57:55.21 ID:5sUwHKxc0
>>987
よく荒れもせず続けられた本当に幸せな時間でございました
それを聞きながら書いてたら、なんか泣けてきました。
最後の妹ちゃんの語りは是非をBGMに読み返してもらいたい
オアオアー!




989:Sage:2010/01/25(月) 17:55:57.28 ID:7tn0G2FiO
まさかの純愛ぶりと>>1の成長に感無量。
とっても楽しかった。
常に見てはいられなかったので、
落ちてないか、埋まっちゃってないか冷や冷やしたのも良い思い出




991:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 17:59:22.74 ID:zA6OM6xe0
乙!
すげえ楽しませてもらったぜ




992:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 18:00:31.60 ID:U6PTbRNf0
BGMを流しながら読むのか

ちょっと感動してくる




997:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 18:06:18.36 ID:0iQX87XT0

ち●こ傷ついたし風邪ひいたが満足だ




975:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/25(月) 13:44:38.55 ID:e1lZRTQB0
                            
                    
                  
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『抜く気マンマンで最終章を読んだら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにかせつなくなってた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    イけなかっただとか萎えただとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…





中1の妹に援助交際を申し込まれて二年が過ぎた
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366381692/

※ここから続編ですが未完結です。

3: ◆I2gKArcSuk :2013/04/19(金) 23:34:34.61 ID:A6O2AFMd0

俺には中学一年生の妹が居た
一回りと随分歳の離れた妹で、生意気だけど、とても整った顔立ちをしていた

そんな妹と会わなくなってもう二年が過ぎた

俺は実家から離れ、少し遠くに暮らしている
別に帰れない距離じゃない
帰りたくないわけでもない

俺にとって、たった一つの家だし
俺にとって、たった一人の妹だ

でも もう会わなくなって 二年が経ってしまった
終わりなんてものは実に唐突で 冷酷で 滑稽だ
ただ愛しい人を抱きしめて ただぬくもりを求め合っていた
ただ それだけだったのに

人は誰でもそうするように 一人の人を愛した
本当に ただそれだけだったのに

一つだけ掛け違えたボタン

俺の愛した人は その妹だった





4: ◆I2gKArcSuk :2013/04/19(金) 23:44:00.01 ID:A6O2AFMd0

きっかけは些細な好奇心と 悪戯心
いや、そう思おうとしているだけで 俺は初めから妹を愛していたのかもしれない

両親の居ない隙に 踏み越えてしまった一線
まるで底のない虚空へひたすらに落ちるように 俺の心は彼女へと堕ちていった

血の繋がりは心の繋がりなのか

そして彼女も

同じ様に いや それ以上に

俺を愛してくれた





11: ◆I2gKArcSuk :2013/04/19(金) 23:50:35.04 ID:A6O2AFMd0

―――――――――――――――

あたしにはずっと年上の兄が居た
物心ついた頃には兄はもう大人で とてもとても かっこよかった

兄がこの家を出て行ってから もう二年も過ぎてしまった
きっとあの頃と変わらず 一人で 遠い街で 頑張っているんだと思う

会いに行けない距離じゃない
会いたくないわけがない

でも もう会わなくなって二年も過ぎた

あたしと彼は 愛し合っていた

自分と 相手と 二人だけが居れば何もいらないし
何も欲しくなかった

そう言うと すごく簡単に見えるけど
現実っていう世界は あたしが思うほど 全然簡単じゃなかったみたい

あたしが愛した人は 血の繋がった兄で
あたしは愛した人の 血の繋がった妹

歩んだ道に 先はなかったみたい





13: ◆I2gKArcSuk :2013/04/19(金) 23:52:27.27 ID:A6O2AFMd0

兄と愛し合った日々はあたしだけのリアル

あの人の声 あの人の優しさ 弱さ
あの人の 肌の温もり

どれだけ願っても どれだけ泣き叫んでも
あたしのリアルは もう戻ってはこない


母「もう寝るの?」

妹「うん、明日早いから。おやすみ」

母「そう……おやすみ」

暗い廊下 今日初めてすれ違った母と交わす会話は それで終わりだった
母は私の目を見ない
そして 自分の部屋へと消えていく母の背中からあたしは目を背ける

あの日以来繰り替えされる 同じ光景

家の空気は吐く息も凍るほどに冷たくて
あたしの肌を刺す





16: ◆I2gKArcSuk :2013/04/19(金) 23:55:57.67 ID:A6O2AFMd0

誰も居ないリビングの 机の上には薬箱

中身は詳しく知らないけれど
いつの間にか置かれていた その中に入っている薬が父のものだと知ったのは 一年前
たぶん 父が父であるために そして「人」であるために飲まなくてはならないものなんだと思う

父と最後に言葉を交わしたのはいつだったんだろう
味のしないミルクを飲んで あたしは目を瞑って考える

妹「……だめだなぁ」

小さくため息 独り言

だって 目を瞑って出てくるのは父なんかじゃない

あのソファーで あのテーブルで あの玄関で
この家の至る所に存在した あの人が浮かんでくるだけだから





17: ◆I2gKArcSuk :2013/04/19(金) 23:59:08.32 ID:A6O2AFMd0

―――――――――――――――

「…君、入力は別に明日でいいから、あんまり居残るなよー」

兄「あ、はい! すみませんこれだけ終わらしてから帰ります」

「そうか。 最近やたら頑張ってるけど、身体壊すなよ。 じゃあお先に」

兄「はい、お疲れ様です」

扉をロックする電子音と 革靴の重い足音を響かせて 上司は出て行った
十数席程度 そう広くないオフィスに残っているのは俺と ぼんやりと光るPCが1台
節電意識が高い人間じゃないが 会社のルールだから明かりは最小限に落としてある

兄「終わらしてから、か」

既に仕上がったデータを眺めながら 俺は一人浅い笑いを漏らした
仕事は随分前に終わっているし 今日やるべき事はもう何も無い
上司に嘘をついた理由も オフィスに残りたかった理由も 何も無かった

しん と冷えて 静まり返った空間で一人
このままこの静寂の中に溶けてしまいそうになる
壁にかけられた時計 針は進む 等しく ただ単調に

いつから俺の時間は止まってしまったんだろう
いつから俺は 自分に嘘をつけるようになったんだろう





22: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:07:37.82 ID:A6O2AFMd0

実の妹を愛して 実の妹を 抱いた
そんな過去は無いんだ 俺の妄想で 俺の夢

ずっと心に嘘をついて 俺はあくまで 普通の人を演じている
普通の顔をして挨拶をして 普通の顔をして仕事をして 普通に 生きている

あの日以来俺に出来る事は ただ普通に 生きている事だけだった

どれだけ嘘をついて どれだけ強く願っても
あの日々の思い出は消えてはくれない
同じ画面を映し続けて 焼きついた残像の様に

俺の心には 彼女しか映っていなかったから

冷え切ったペットボトルのコーヒーを飲む
身体の芯へと落ちていく冷たさが あの日の事を 思い出させる

二年前の冬

俺達の現実が 儚く脆い うたかたの夢だと知らされた

冷たい あの日





26: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:09:55.93 ID:A6O2AFMd0

―――――――――――――――


妹「さっっっっっ……むい!」

隣を歩く妹は自分の両の手をぎゅっと握り締めながら顔をしかめた
真っ白な吐息が鉛色をした年の瀬の空へと溶けてゆく
今年は比較的暖かい年だが 広い道路の片隅や木々の葉には昨晩降った雪がうっすらと残っている

兄「そんな格好してるからだろ? 暖かい格好して来い、って言ったのに」

妹「おしゃれは我慢! それに……脚出してるの、好きなくせに」

兄「ぐ……」

言い返せない上に すらりと伸びた妹の脚へと視線が動く自分が恥ずかしい
お約束の様なニーソックスとスカートの隙間から見える肌色が眩しかった





29: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:14:40.99 ID:A6O2AFMd0

妹「まー寒いのは嫌いじゃないけどねー!」

兄「おわ……っ!」

妹「えへへ。 だって、こうしてても暑くないもん」

兄「暖かいけど、あんまりくっつくと歩きにくいって……」

照れ隠しに何でもない顔をして見せたものの しがみつく妹からふわりと香る甘い芳香
俺の胸はきゅっと締め付けられる
この香りだけは いつまで経っても慣れないのが不思議だ

妹「あ。 歩きにくいなら、おにぃが抱っこしてくれてもいいよ? もちろんお姫様だっこね!」

兄「……俺はいいけど、今日みたいな日に街中を抱っこされたまま歩きたいか?」

妹「そ、それはちょっと恥ずかしい……かも」

兄「だろ。 ほら、手貸せ」

妹「ん!」

互いの指を絡ませて手を繋ぐ 俺は左手 妹は右手
少し前なら気恥ずかしかったこの歩き方も いつのまにか自然と出来るようになっていた





32: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:25:02.52 ID:A6O2AFMd0

兄「相変わらず冷たい手」

妹「おにぃの手が暖かいから、これでちょうどいいの」

兄「お、たまには可愛い事言うじゃん」

妹「えー? いつも可愛い事しか言ってないし」

兄「その発言がかわいくねーっての」

妹「あはははは!」

ざわつく街の中 見詰め合って 軽口 それから笑い合う
まるでこうしている事が当然であるかのように 並んで歩く
歩幅は妹に合わせて とてもゆっくりだ

兄「流石に今日は人が多いな」

妹「だってー、今日お出かけしなきゃいつするの?」

兄「ははは、それもそうだ」

俺達二人は 家から車で一時間程の街へと遊びに来ていた
妹は電車で 俺は車で向かい 現地で合流する

それが あれ以来二人で自然に決めた”ルール”だった





36: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:34:39.89 ID:A6O2AFMd0

―――――――――――――――

もう 駄目

頭が 心が おかしくなる

妹「あーもー……だめだぁ」

兄「どうした?」

呟くあたしを心配そうに覗き込む兄
そんな顔されたら もっと もっと心配かけたくなっちゃうよ

妹「……嬉しすぎて、泣きそう」

兄「な、何言ってんだよ……」

恥ずかしそうに笑う顔が 大好き
逆の手で乱暴に頭を撫でてくれるその手が 愛おしい

すごく不思議 泣きそうなのに 顔は笑っちゃう
きっと あたしの心もどうしていいかわからないんだ

今日はとっても寒いけど 繋いだ手から伝わる体温があたしの全てを暖かくしてくれる

特別な日を 特別な人と過ごす幸せを知った 25日





39: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:42:14.74 ID:A6O2AFMd0

妹「……」

兄「え? な、泣く……なよ?」

緑と 赤と 黄色と白
ビルも 樹も 人も 今日は何処を見ても綺麗

だけど 今のあたしには

兄「ほ、ほら! 今日はお前の大好きなあっまーいの食べに連れてってやるから、な?」

なんて

複雑な顔をしてるあたしを気遣って必死になってくれる

この人を見てるのが いちばんなの





41: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:45:30.33 ID:A6O2AFMd0

妹「……ぷっ」

妹「あははははは!」

兄「な、泣きそうって言ったのにいきなり笑うな!」

妹「泣かない泣かない! だってこんなとこであたしが泣いたらおにぃ不審者扱いされちゃうもん」

兄「お前な……そういう冗談は冗談にならんからやめてくれ」

妹「誰にも言えないもんね?」

兄「……そうだな」

困り顔の兄の腕に ぎゅっとしがみつく
あたしはわがままだし 泣き虫だし おまけに手も冷たい

なのに なのに

兄「迷子になったら困るから、ちゃんとくっついてろ」

妹「……うん」

どうしてこの人は こんなにも温かいんだろう





43: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 00:52:17.84 ID:A6O2AFMd0

妹「ねぇ、今日はお仕事お休みだったの?」

兄「あぁ、休みじゃなかったけど有休がだいぶ余ってたから先月くらいに申請……」

妹「ゆう……」

兄「って、あぁ、有休って言ってもわかんないよな、ごめんごめん」

妹「あー、今ばかにした」

兄「してないしてない! 要するにお休みもらったって事だよ」

妹「ふーん……。 そうなんだ」

兄「なに?」

妹「なんでもなーい」

妹「……えへへ」

兄とあたしがこんな風になってしまってから もう二ヶ月近く経っている
その間 何度もこうして二人で出掛けたし
何度も何度も 一つになった

それでも あたしのためにお休みをもらってくれた ただそれだけであたしの胸は鳴る
単純で 良かったと思う





49: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 01:26:51.68 ID:A6O2AFMd0

妹「そーれーで、今日は何処行くの? このまま歩いてるの?」

少しだけいじわるのつもりで言ってみる
本当は行きたい所なんて特に無いし 兄と一緒に居られるなら何処だって良い
それに 家からは遠いこの街に何があるかも あたしは知らない

だけどあたしだって一応女の子だし
こうしてぶらぶら歩くだけがデートじゃないっていう事は 知ってるつもり
まぁ 手を繋いで歩いているだけで 十分楽しいんだけど

兄「んー……」

手を繋いだまま時計をチラっと見て、顎の先を掻いている
何か考えている時の癖 あたしの好きな仕草の一つ

兄「そだ、カラオケでも行くか!」

妹「カラオケ? 行く!! 行きたい!!」

兄「うーし、決定だな。 えーっと、ここから近いのは……と」

兄がコートのポケットから取り出した携帯に ゆらりゆらり
青いクリスタルが揺れている
二人の名前が彫ってある あたし達の 宝物
調べ物をしてる横顔とそれを交互に見比べて あたしの耳は 赤くなる





73: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 12:14:16.22 ID:A6O2AFMd0

妹「おにぃ、ストラップにして落とさない? 失くしたら怒るよ?」

そうだ もしあれがなくなってしまったら
考えただけで目の奥が熱くなる

あの時の言葉も あの時の光景も あの時の涙も 
目を瞑れば一瞬で思い出せる
初めてもらったお揃いのもの 大切な大切な二人の繋がり

兄「これか? 大丈夫だよ、紐だと怖いから切れないようにチェーンに変えたしな」

妹「だったらいいけど……。 でも」

”いつも見える所に着けていていてくれて 嬉しい”

そう言おうとしたのに

兄「ここだったら、いつも見えるだろ? だからここにつけてたいんだよ」

妹「……〜っ!!」

先に言われちゃった
赤かった耳が 頬が もっと火照るのがわかる
ほんとに いやになる なんでもない”お揃い”が

悔しいほどに嬉しい





76: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 12:36:36.08 ID:A6O2AFMd0

妹「……ばか! あほ」

兄「あはは、照れんなよ。 こっちまで照れる」

まるで あたしの心を全部全部わかってるみたいで本当に悔しい
手のひらの上で踊るあたし それはそれで 悪くない
だって その舞台はあたしだけのもので

あたしだけを見ててくれるって事でしょ

兄「お、あったあった。 あの角だ」

人ごみの街灯を五分も歩かないうちに 目的のカラオケを兄が見つけてくれた
色とりどりの旗が揺れているのが見える





77: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 12:37:07.02 ID:A6O2AFMd0

兄「よっしゃー歌うぞー。 叫んでやる!」

妹「あたしも! ぎゃー! って言う!」

笑いながら 少し駆け足
そういえば 何かの雑誌のアンケートにカラオケデートはつまんないデートって書いてたのを思い出した
あたしはそうは思わない

誰の目も気にしないでくっついて 大好きな人の声を独り占めに出来る
甘いのもあるしね

「いらっしゃいませー!」

開いた自動ドアから 柔らかい空気とざわついた音

兄「時間は……どうする?」

妹「何時間でも」

あたしより先に 胸が歌ってる





80: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 12:53:37.98 ID:A6O2AFMd0

―――――――――――――――

「いらっしゃいませー!」

店内には溢れかえるほどの人が居た
客層の大半は学生と思しき若い子達だ
カラオケ自体は嫌いじゃないが こういううるさい場所は好きじゃない

とか言うと必ず 自分だって若いくせにと言われるけど
俺よりずっと子供の妹に言われるんだから 世話が無いな

兄「……」

違う 違う あいつも違う 
あの後姿はどうだ?

兄「……よし。 大丈夫だ」

妹の手を握る力が 少しだけ緩んだ

同じ空間に居る人の顔を 全て確認する 殆ど一瞬で
探しているのはもちろん俺達の顔を知っている人間だ

例え誰に見つかったとしても 兄妹で歩いている事など別段おかしい話じゃない
それはわかってる
言い訳や言い逃れなんて いくらでも出来る
それでもこれは あの日からついた 俺の新しい癖だった
きっとこの癖は この世界の何処に居ても 消える事は無い

俺達はずっと 逃げなくちゃいけないんだ





85: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 13:54:47.98 ID:A6O2AFMd0

「いらっしゃいませ。 2名様で! お時間はいかがいたしましょう?」

兄「時間は……どうする?」

妹「何時間でも」

兄「100時間でも?」

妹「いいよ? じゃあ100時間でお願いしま……」

兄「ばか。 すいません」

「あはは。 ただ今でしたらフリータイムで入って頂いた方がお得ですよ〜」





86: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 13:58:40.94 ID:A6O2AFMd0

妹の冗談に 若い店員は笑っている
高校生のアルバイトだろうか 小さくて随分若く見える
化粧をした妹と 同じくらいに

兄「じゃあそれでお願いします」

「はい、かしこまりました! 今丁度お部屋が空きましたので、係りがご案内致します」

良かった
入れ替わり立ち替わりで人が出入りする場所で待たされるのは 正直居心地が悪い

妹「んー……」

兄「部屋でゆっくり選んでから頼めばいいよ」

妹「はーい」

「こちらです、どうぞー」

カウンターの甘そうなメニューに見入っている妹の手を引いて 店員の後ろに続く

妹「おー! ひろーい!」

兄「ほんとだ、無駄に広いな」

「こちらしか空いておりませんでしたので……。 それではごゆっくりどうぞ」





91: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 14:31:27.16 ID:A6O2AFMd0

妹「ふかふかー!」

店員が出て行ったのを見計らって 妹はソファーに身を投げてはしゃぐ
スカートの隙間に視線が行きそうになって 思わず目を逸らした

案内された部屋は恐らく五、六人程度の部屋なのだろう
長方形の黒いテーブルの周りをソファーが囲むタイプの部屋だった
部屋の一番奥の部分はマット風になっていて、靴を脱いであがれる様になっている

照明はダウンライトのみで 落ち着いたオレンジ色だ
ダイヤルを触って 少しだけ暗くしておく

妹「さー何頼もっかなー」

言うまでもなく 早々に靴を脱いで 鼻歌交じりにくつろいでいる少女が一人
そんな事考えてもいないのに
”あざとい”部屋に通された偶然を何処かで喜んでいるのか 少しだけどくりと胸が鳴った

兄「よいしょっと。 どれでも好きなの頼めばいい……」

妹「っ!!」

兄「おわっ……!」

隣に座ると同時に 妹が飛びついてきた
俺の胸に顔を押し付けて 背中に細い腕が回る
甘い香りが鼻をくすぐって 反射的に俺も彼女の身体を抱き寄せる





96: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 15:02:53.20 ID:A6O2AFMd0

兄「ど、どした……?」

緊張か 興奮か
自然と高くなる胸音を落ち着かせるように そっと頭を撫でる
ゆるく巻いた髪が 指の間をさらさらと流れてゆく

妹「……たかった」

兄「え?」

妹「……早くおもいっきりぎゅってしたかったの」

吐き出した息の 吸い方を忘れる
消え入りそうな声と 伝わる体温 吐息

兄「……よしよし」

妹「んー……っ!」

背中に回る腕が 更に強く俺を抱く
腕の中にある 柔らかい髪に顔をうずめて 深く息を吸い込んだ
頭の先まで届く淡い少女の香りが 俺の脈動を強めた

本当は俺だって 待ち合わせ場所に来たその時に 思い切り抱きしめたかった
きっと妹も同じ気持ちだったのだろう
でも 人ごみの中で そんな事が出来るほど 俺達はまだ開き直れてはいなかった

ここに来るまで溜め込んだ気持ちが 一気に押し寄せてくる





104: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 16:23:03.31 ID:A6O2AFMd0

兄「……。 こっち向いて」

妹の名を呼び 髪に触れながらこっちを向かせる

妹「……」

思った通り 彼女の瞳は柔い薄明かりをうけてきらきらと光っていた

すっと通った鼻筋に 切れ長でくっきりと大きな瞳
あくまでも自然に整えた眉と 小さな唇
少しでも見た目の年齢を近づけたいのだろう 少しだけ大人びたメイクがよく似合って

俺を見つめている少女は 美しかった
本当に自分と同じ血が流れているのかわからない程に

自分に比べたら胸ほどしかない身長も 彼女の年代からすれば十分に高い
きっと あと数年も重ねれば 今よりもっと 綺麗になるんだろう

その時に俺は 隣に居れるんだろうか

妹「おにぃ……」

兄「……」

目を細める サイン

灰色になった思考回路を放り投げて 唇を重ねた





115: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 18:00:17.79 ID:A6O2AFMd0

―――――――――――――――

熱い 

耳と首筋と 兄に触れられている所の全てが焼け落ちそう

並んで歩いている時から 違う もっと前から
早く早く
抱きつきたくて 甘えたくて 居ても立ってもいられなかった

あたしの頭や顔を撫でる 筋張った細い指も 落ち着いた香りも
硬い胸板も声も呼吸も 身体の奥から聞こえる 心臓の音も

全部がどうしようもなく 大好きなの





116: ◆I2gKArcSuk :2013/04/20(土) 18:02:30.35 ID:A6O2AFMd0

妹「おにぃ……」

兄が じっとあたしの顔を見つめている
あたしとは違う 細くて優しい目 深い瞳

他の誰とも似ていない あたしだけの大切な人

兄「……」 

ゆっくりと 兄が近づいてくる
静かに聞こえる吐息

何も言わなくても して欲しい事をわかってくれる

妹「……」

兄「……」

触れるか触れないか 鼻先で焦らすキスの癖
背筋がぞわぞわするけど 視界にお互いしか存在しないこの時間も 大好き

妹「んっ……」

ふっ と重なった唇から あたしの全身の糸が切れる





157: ◆/xWHBBy0RA :2013/04/20(土) 23:08:06.35 ID:A6O2AFMd0

妹「ん……ぷぁ……はぁ……んっ…!」

呼吸が荒れるのも構わずに キスをする
何度も 何度でも

ぬるぬると滑る唇 力が抜けた口の中に 
硬くなったり 柔らかくなったり 兄の舌が這う
髪がくちゃくちゃになるほどに 強く強く抱きしめられている

腕から伝わる力が 乱れた吐息が 求められてるんだって 分かる 
静かな部屋の中は二人の息遣いと 響く水音

酸素が足りない 胸が割れる 頭がくらくらする 
抱かれてなきゃ 倒れてしまう





158: ◆/xWHBBy0RA :2013/04/20(土) 23:09:46.52 ID:A6O2AFMd0

でも いい

もっと もっとして欲しい

もっともっと長くて甘い キスをして 

兄「はぁ……はぁ……」

妹「ん……はぁ……はぁ」

唇が溶けるくらいに長いキスの後 どちらともなく顔を離す
肩で息をする二人の鼻先が 唇の替わりに触れている

兄「こんなに長いの……息止まっちゃうぞ?」

妹「はぁ……止まっても……良い」

このまま兄の腕の中で 口づけたまま息が止まるなら それでいい
本当にそう思うけど 兄に会えなくなるのは辛い
好きって はっきりしない事ばっかりで嫌になる





164: ◆/xWHBBy0RA :2013/04/20(土) 23:52:13.69 ID:A6O2AFMd0

兄「ばか。 こんなとこで死んでどうすんだ」

言いながら 兄は小さく触れるキスをしてくれた
深いキスをした後は 話しながらそんなキスを何度も繰り返すのが 二人のお決まり

妹「えへへ……。 おにぃのちゅー、大好き」

兄「俺の……」

妹「なに?」

兄「なんか、それだと俺以外のも知ってるみたいだぞ?」

妹「なっ……! 知らない!」

知ってるわけない 何を言い出すの?
あんなに火照っていた顔から 血の気が引いていく

妹「あたしにはおにぃだけだもん!」

兄「わ、わかってるよ! 冗談だっ……」

妹「なんでそんな事言うの……?」




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