1：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:03:35.69 ID:bT6bW1sZ0
男「その辺のやつらと一緒にしないでくれよ」
女「いやいやいや、どう考えてもストーカーでしょ」
男「本当だって」
女「学校から家までずーっと付いてきて、ストーカーじゃないって？？」
男「いや…そんなことしてｎ」
女「ずっと付けてたでしょ！！」
男「いや、その」
女「付けてた！！」
男「はい…付けてました…」
女「無礼者！！無礼者！！」
2：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/19(日) 18:06:29.19 ID:B9iypzVEi
そうだよな、ホモなだけだよな
尾行 ~夜の帰り道~
逆ストーカー~オタクを愛する巨●美女
女子校生追っかけストーカー
3：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:07:01.94 ID:bT6bW1sZ0
女「その制服、同じ学校だよね？？」
男「うん」
女「毎日うしろ付いてきてたの？？」
男「いや、そんなことは」
女「毎日じゃないの！？」
男「毎日じゃないです」
女「ストーカーなのに？？」
男「ストーカーじゃないってば」
女「じゃあ何よ」
男「…純真な高校生」
女「うそだ！！」
4：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:10:45.48 ID:bT6bW1sZ0
男「だって、いつ下校してるか知らないし」
男「見かけたら、付いて帰ったことが何回かあるだけで」
女「ストーカーなのに私の下校時間把握してないの！？」
男「だからストーカーじゃないって」
女「ストーカーなのに私のことほっといて帰ったこともあるの！？」
男「だから…」
女「まさか私が生徒会の仕事で遅くなる日を知らないの！？」
男「知らなかった」
女「マジで…あんたそれでもストーカーなの？？」
男「いや、だから違うんですけど」
5：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:14:19.50 ID:bT6bW1sZ0
男「えっと、付いて歩いたことは謝ります」
女「うん」
男「もうしません」
女「え」
男「もうしませんから」
女「なんで？？」
男「え」
女「なんでもうしないの？？諦めちゃうの？？私のこと」
男「いや、その」
6：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:18:04.51 ID:bT6bW1sZ0
男「付いて歩いてるってのは、やっぱり気持ち悪いでしょうから」
女「そうじゃなくて！！」
女「私のこと気になってるから付いてきてたんでしょ」
男「あ、それはそうですけど」
女「なのに諦めちゃうわけ？？」
男「諦めるとかじゃなくて…」
男「え、また付いて歩いてもいいんですか」
女「いいわけないでしょ」
男「ええ〜」
7：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:21:52.39 ID:bT6bW1sZ0
女「あんたの気持ちはその程度だったのかって聞いてるの！！」
男「さっきまでストーカーだとか言ってたのに」
女「どうせ教室のドアのところから私のこと覗いてたりしてたんでしょ」
男「いや…」
女「私の顔が見れない日は落ち込んだりしてたんでしょ」
男「ま、まあそんな日もあったけど」
男「でもそれ君が言うことじゃないよね」
9：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:25:24.86 ID:bT6bW1sZ0
女「放課後リコーダー舐めたりしたんでしょ」
男「してないしてない！！」
女「『こ、これがあの子のリコーダー…』とかいってハアハアしてたんでしょ」
男「してないから！！」
女「先っぽだけ自分のリコーダーと交換したりとか」
男「いやいやいや」
女「え、じゃあ逆にリコーダーをおしりに突っ込んだり？？」
男「してないよ！！逆にってなんだよ」
女「じゃ、じゃあさらに逆に、リコーダーに突っ込んだりとか？？」
男「そんなに小さくないよ！！」
12：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:29:04.40 ID:bT6bW1sZ0
女「じゃあでっかいの？？」
男「で、でか…でかくはないけど」
女「並？？」
男「並…かな」
女「そっかあ〜」
男「え、なに、おれのサイズ聞いてどうするの」
女「どうもしないわよ！！エロ！！」
男「食いついてきたのはそっちだろ」
女「『食いつく』とか！！エロ！！」
男「うるせえ！！」
13：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:32:27.34 ID:bT6bW1sZ0
女「リコーダーは初歩じゃないの？？」
男「初歩ってなんの」
女「ストーカー極意？？」
男「そんな極意持ってないから」
女「あ、もしかしてそんな初歩じゃ物足りないとか」
男「ちょ、ちょっと」
女「もっとすごいことじゃないと勃たないんだ」
男「ちょ、コラァ！！」
15：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:36:46.04 ID:bT6bW1sZ0
女「ん〜イヤラシイ手紙とか…」
女「あ！！陰毛はさんだ手紙とか…」
男「受け取った覚えあるのかよ」
女「ないけど」
男「じゃあやってないに決まってるだろ」
女「無言電話とか？？」
男「かかってきた覚えは」
女「ないけど」
男「ああ、もう！！」
16：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:40:07.70 ID:bT6bW1sZ0
女「あ、体操服盗んで、ぶっかけちゃったり」
男「なにを」
女「なにってそりゃあ、せいｓ」
男「言わなくていい！！」
女「なにを、って聞くからじゃない」
男「ストレートに答えてくるとは思わなかったんだ」
女「ていうかあんた、口調乱暴になってない？？」
男「お前のせいだよ！！」
17：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:43:28.21 ID:bT6bW1sZ0
女「あ、ぶっかけるより履く方が好き？？」
男「そんな趣味はない！！」
女「『こ、このブルマをあの子が履いていたのか…ハアハア』みたいな」
男「うちブルマじゃないだろ」
女「でも体操服って言ったらブルマだよね」
男「知らねえよ」
女「『こ、この食い込み…たまりませんなあ』みたいな」
男「お前は体操服をなんだと思ってるんだ」
18：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:47:13.15 ID:bT6bW1sZ0
女「え、盗んでないの」
男「盗んでねえよ！！」
女「でも一回体操服がなくなったことがあるんだけど」
男「え」
女「あんたじゃなかったのか」
男「ほ、本当に盗まれたことがあんの？？」
女「…」
男「おれじゃないからな！！」
女「あ、違うわ」
女「あれは、友達のロッカーに間違えて入れたんだった」
男「てめえ！！」
20：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:51:08.94 ID:bT6bW1sZ0
女「体操服にも手を出さないなんて…」
男「お前はおれをどんな変態だと思ってるんだよ」
女「でも人の後付けてハアハア歩いてるんだよ？？」
男「ハアハアはしてねえよ」
女「じゃあ水着の方が好きなのか」
男「お前の思考は飛びすぎなんだよ」
女「水着嫌いなの？？」
男「…嫌いじゃねえよ」
女「じゃあやっぱり」
男「なにがやっぱりだコラ！！」
21：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:54:55.77 ID:bT6bW1sZ0
女「スクール水着ってエロイもんねえ」
男「…」
女「なんであんなに魅力的なものを学校指定にしてるのかしら」
男「…」
女「で、具体的に私の水着になにしたの？？」
男「なにもしてません」
女「どうしたの、おとなしくなっちゃって」
男「もう真面目に受け答えする気力がなくなったの」
女「そうなの」
男「そうなの」
23：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:57:34.83 ID:bT6bW1sZ0
女「もちろん水着は…」
男「着てません」
女「…なんで私の言いたいことわかったのよ」
男「なんとなく」
女「ははーん」
女「愛しの女の子の頭の中はお見通しってわけ」
男「おおふ…こんな状況でそんなロマンティックな表現が出るとは」
飯食ってきますがすぐ戻ります
25：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/19(日) 19:21:46.80 ID:aPQVawSb0
こういうのって多いけどエロ有りか無しかくらい最初に書いて欲しいよな
26：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:38:08.96 ID:bT6bW1sZ0
遅くなりました。
エロなしです。
女「なんで着ないのよ」
男「なんで着るのが当たり前になってんだ」
女「だって私の水着よ？？」
男「自分で言うんじゃねえよ」
女「女の子が使った水着を着るなんて、すっごく興奮するんじゃないの？？」
男「お前は男に対する認識がおかしい」
27：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:41:46.03 ID:bT6bW1sZ0
女「でも一回、水着がびっしょり濡れてたことがあったんだけど」
男「はあ？？」
女「『こ、これはまさかストーカー？？嫌がらせ？？』って思ったもん」
男「自分で着たんだろ」
女「自分で着る前よ！！」
男「…」
女「…」
男「し、知らない！！知らない！！」
女「ふふん、証拠は出揃ってるわよ」ﾆﾔﾆﾔ
男「『証拠』の意味を辞書で調べてこい！！」
28：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:45:13.86 ID:bT6bW1sZ0
女「覚悟しなさい」ﾆﾔﾆﾔ
男「そんなことしてないもん！！」
女「言い訳したって無駄よ」ﾆﾔﾆﾔ
男「ど、どうせ自分が着る前に別のクラスのやつに貸したとか、そんなんだろ！！」
女「一時間目だったもん」ﾆﾔﾆﾔ
男「…じゃ、じゃあ」
男「前の日に使って、持って帰るのを忘れたとか！！」
女「…」
女「ああ、そうか、そういえばそうね」ｼｭﾝ
男「ええい、くそ！！」
29：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:50:00.44 ID:bT6bW1sZ0
女「あんた探偵になれるんじゃない」
男「うるせえよ！！」
男「人を勝手にド変態に仕立て上げやがって！！」
女「だって人の後付けて…」
男「ハアハアはしてねえから！！」
女「ま、また私の考えを見抜いたわね…」
男「さっきと同じこと言ってるだけじゃねえか」
女「じゃあ逆にエスパーになれるんじゃない？？」
男「お前の『逆に』はどういう基準なんだよ」
30：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:53:59.18 ID:bT6bW1sZ0
女「リコーダーにも体操服にも水着にも手を出さないなんて…」
女「あんた一体なんなのよ」
男「お前はおれになにを求めてるんだよ」
男「ストーカー行為されたいの？？」
女「そんなわけないじゃない！！エロ！！」
男「ここまでの会話では圧倒的にお前の方がエロでしょうよ」
女「そんなことないもん」
32：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:58:51.66 ID:bT6bW1sZ0
男「いや、ぶっちゃけた話ね」
女「ぶっかけた？？」
男「うるせえ！！」
女「ひい」
男「お前の脳内は全面ピンク色なのか」
女「むふふ」
男「否定しろよ」
女「え？？清純って意味じゃないの？？」
男「ドスケベってことだよ」
33：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:03:13.23 ID:bT6bW1sZ0
女「え、でも清純な人はだいたいピンク色だよ…」
男「…」
男「なにが、とは聞かないからな」
女「…聞いてよ」
男「言いたいのかよ」
女「は、恥ずかしいけど…」
男「ああ面倒くせえ」
35：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:07:41.32 ID:bT6bW1sZ0
男「もういいから、真面目に聞きなさい。ぶっちゃけた話を」
女「うん」
男「学校で君のこと見かけて一目惚れしました、と」
女「うんうん、仕方ないよね」
女「私可愛いもんね」
男「まあ否定はしないけど」
女「そうだろそうだろ」
男「でも会話してみて、君がものすごい変態だってことに気付きました、と」
女「異議あり！！」
男「却下だ馬鹿野郎」
37：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:12:08.94 ID:bT6bW1sZ0
女「なによ」
男「こっちがなによだよ」
男「で、今ちょっと引いてます」
男「考え直そうと思います」
女「なんでよ！！」
男「理由はさっき言っただろうが」
女「異議ありって言ったじゃない」
男「どう考えても正当な申し立てだろ」
女「ストーカーの申し立ては却下！！」
男「だからストーカーじゃねえって！！」
38：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:16:37.25 ID:bT6bW1sZ0
女「勝手に惚れて勝手に冷めるなんて！！」
女「私を弄んだのね！！」
男「お前は脳内でおれを弄んでる」
女「このエロ！！」
女「最低男！！」
男「ああ…この部分だけを誰かが見たらどう思うんだろう」
女「『あの男…大したツラでもないくせに美少女を泣かせやがった』と思われるでしょうね」
男「いちいちグサッとくるようなことを言うんじゃねえよ」
女「ま、実際『中の上』くらいよね」
男「あ、意外と評価高くて安心しました」
39：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:20:17.17 ID:bT6bW1sZ0
女「この責任は取ってよね」
男「どの辺に責任があるんだよ」
女「私を弄んだことよ」
男「弄んだことないよ」
女「だから責任取って！！」
男「あれ…会話が成り立たないぞ」
女「責任取ってよね！！」
男「おれが実際にしたことはごくわずかなんですけど」
女「ずるい！！男はいつもそうやって…」
男「ああ、この温度差はどうやったら縮まるんですか」
40：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:23:50.91 ID:bT6bW1sZ0
女「ギュッとくっつけば…」
男「路上でそれしたら問題あるから遠慮します」
女「この臆病者！！」
男「お前はおれを罵るのが好きだね」
女「言葉攻めが好きか！！この変態！！」
男「そっくりその台詞をお返ししよう」
42：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:29:04.51 ID:bT6bW1sZ0
女「温度差がどうこうとか言うから…」
男「熱くなってるのはそっちだろ」
女「いや、まあ…中は熱いと思うけど…///」
男「なに想像してるの！？」
女「『ナニ』とか！！エロス！！」
男「『エロ』からレベルアップしやがった」
43：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:33:10.38 ID:bT6bW1sZ0
女「まあ百歩譲って、あんたがストーカーじゃないことは認めてあげるわ」
男「あれ…ようやくそこに行きついたか」
女「でも、私のことを弄んだ責任は取ってよね」
男「もっとややこしくなっただけか」
女「取って！！取って！！」
男「お前、その性格でどうやって生徒会やってんのか気になるわ」
女「お、私のことが気になるかあ〜」ﾆﾔﾆﾔ
男「前向きすぎるその性格は、ある意味羨ましい」
44：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:37:34.21 ID:bT6bW1sZ0
女「私会長なのよ」
男「は？？」
女「生徒会、会長」
男「知らなかった…」
女「ふふーん、すごいでしょう」
男「誰だよコイツに票入れたやつ…」
女「私可愛いからね」
男「見た目か…やっぱり人間見た目なのか…」
女「あんたも私を見た目で選んだ口でしょう」
男「く…返す言葉もないが…」
45：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:41:09.03 ID:bT6bW1sZ0
女「仕事はちゃんとしてるもん」
男「第一印象がコレだから想像もつかないが」
女「コレって」
男「ド変態、という印象」
女「な！！取り消しなさい無礼者！！」
男「だったら取り消せるように努力しろよ」
女「どうやって」
男「真面目なところアピールしてみろよ」
女「む…」
46：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:45:47.21 ID:bT6bW1sZ0
女「クラス順位１位！！学年順位６位！！」
男「なんのだよ」
女「保健体育！！」
男「…」
女「どうだ、すごいだろ」
男「他は？？」
女「えっと…ぼちぼち」
男「…」
女「なによ」
男「印象変わってないんですけど」
女「なんでよ！！」
男「なんでもだよ」
47：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:50:01.88 ID:bT6bW1sZ0
女「あんたこそ素性が知れないんですけど」
男「…」
男「クラス順位１位！！学年順位１位！！」
女「なんの？？」
男「こないだのテストの総合得点だよ」
女「…」
女「ずるい」
男「なんでだよ」
48：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:58:32.16 ID:bT6bW1sZ0
女「保健体育は何点だった？？」
男「９８点」
女「…」
男「お前は？？」
女「９５点」
男「…」
女「エロス！！エロス！！」
男「くそ！！なんか悔しい！！」
49：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:04:28.65 ID:bT6bW1sZ0
女「エロス以外でアピールするところないの？？」
男「エロスをアピールしたわけじゃねえから！！」
女「もっとこう…いいところを」
男「お前より勉強できるぜ、ってアピールのつもりだったんだが」
女「賢くて変態って、ちょっと引くよね」
男「なんでだよ！！」
男「いや、変態じゃねえけれど」
女「馬鹿で変態だったら可愛らしいんだけどね」
男「どういうことだよ」
50：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:08:41.39 ID:bT6bW1sZ0
女「微分とか積分とか全然わからんけど、パンツ大好きです！！」
男「…」
女「東京株式市場で日経平均は小反落か…ふむ。あ、僕は浣腸プレイが好きです」
男「…」
女「ほら、前者は可愛いけれど、後者は引くでしょ？？」
男「ちょっと待てええええええええ」
女「なによ」
男「異議あり異議あり！！」
男「明らかに後者の方が変態なのは嗜好がおかしいからだろうが！！」
男「パンツ好きと浣腸好きを比べんじゃねえよ！！」
51：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:12:43.83 ID:bT6bW1sZ0
女「うるさい」
男「う」
女「ツッコミがくどい」
男「ぐっ」
男「お前の例えが悪いのがいけないんじゃないか…」
女「じゃあちゃんとした比べ方してみなさいよ」
男「…ううん」
54：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:20:13.24 ID:bT6bW1sZ0
男「微分とか積分とか全然わからんけど、浣腸が大好きです！！」
女「…」
男「…」
女「ただのお馬鹿さんよねえ」
男「だな」
女「むしろ小学生よね」
男「失敗だったな」
56：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:24:12.09 ID:bT6bW1sZ0
女「ああもう、埒が明かないわね」
男「おれの台詞だよ」
女「明日もう一度話し合いましょう」
男「なにをだよ」
女「私たちのこれから…について」
男「なんもないよ！？今日さよならしたら終わりだよ！？」
女「変態に変態扱いされたまま引き下がるわけにはいかないもの」
男「う、うお、ええ？？」
57：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:27:28.80 ID:bT6bW1sZ0
女「明日の放課後、生徒会室に来なさい」
女「そこでケリをつけてあげるわ」
男「は？？」
女「じゃ、待ってるから」
男「…」
女「言っとくけど、ポストとか靴箱に変なことしないでね」
男「しねえよ！！」
58：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:31:04.76 ID:bT6bW1sZ0
男「なんなんだ、あの女…」
男「想像と全然違うじゃねえか…」
男「しかも明日に引きずるなんて…」
男「これで容姿が悪ければ最悪なんだが、美人だしなあ」
男「まあ、仕方なしに行ってみるか、仕方なしに」
61：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:36:43.91 ID:bT6bW1sZ0
―次の日―
女「おっはよう！！」
男「ちょ、なに待ち構えてんだよ」
女「だって登校時も後ろをつけられるとか気分悪いじゃない？？」
女「だからこっちから仕掛けてやろうと」
男「お前頭悪いだろ」
女「な！！取り消しなさい無礼者！！」
62：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:44:37.29 ID:bT6bW1sZ0
男「ていうかどうやってうちの住所調べたんだよ」
女「え、そ、それは…」
男「ん？？なにか後ろめたいのか？？」
女「…」
女「生徒会長の権限で、うちの庶務の人に調べてもらった」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
男「生徒会の人間のやることじゃねえ！！」
63：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:48:50.23 ID:bT6bW1sZ0
女「ま、そういうわけで、早く行きましょう。遅刻するわよ」
男「う、うん」
女「…」
男「…」
女「あなたの通学路にちょうど私のうちがあるのよね」
男「いや、中学の校区はギリギリ違ったけど、かなり近いんだよな」
女「こんな近くにあなたが住んでいて大丈夫かしら？？」
男「どういう意味だよ」
65：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:53:17.76 ID:bT6bW1sZ0
女「またなにかされるとも限らないし、しっかり見張っている必要がありそうね」
男「またってなんだよ！！おれなにもしてないっつうの」
女「だって水着の…」
男「あれはお前の勘違いだっただろうが！！」
女「あれ、そうだっけ」
男「そうだよ！！」
女「朝から叫んで、元気ねえ」
男「誰のせいだよ、ったく…」
66：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:56:30.90 ID:bT6bW1sZ0
ガタンゴトン
女「ねえ」
男「あん？？」
女「身体入れ替えてくれない？？」
男「なんで？？」
女「後ろ、男の人ばっかりだから」
男「ああ、いいぜ」
女「…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
男「…」
68：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:01:31.72 ID:bT6bW1sZ0
女「ねえ」
男「ちょ、近い近い」
女「もうちょっとそっち寄って」
男「あ、ああ」
女「ん…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
男「（近いっての）」
女「ちょっと触られた気がしたの」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
男「うそ！？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
69：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:05:35.46 ID:bT6bW1sZ0
女「守ってて」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
男「おう」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
女「…」
男「…」
ガタンゴトン
女「…」
男「…」
71：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:09:50.23 ID:bT6bW1sZ0
プシュー
女「ふう…助かったわ」
男「おう、大丈夫だったか」
女「うん、ありがとう」
男「気のせいだったらいいんだがな」
女「私可愛いからね、痴漢も寄ってくるってもんよ」
男「冗談にならんな」
73：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:13:21.65 ID:bT6bW1sZ0
女「さ、行こ行こ」
男「どっち行ってんだよ」
女「え？？学校こっちでしょう？？」
男「こっちの方が近いんだって」
女「え？？」
男「ほら、こっち来いよ」
女「う、うん？？」
74：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:17:14.69 ID:bT6bW1sZ0
男「ほらな、この道に出るんだよ」
女「わ、本当だ」
男「明日からこっち通ってみ」
男「１〜２分早くなると思うから」
女「すごいわね、あなた」
男「へへん」
女「ただの変態じゃなかったのね」
男「変態じゃないからな」
女「…そうだったわね」
男「ん？？」
76：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:20:15.36 ID:bT6bW1sZ0
ガヤガヤ
女「ほんとだ、いつもより早く着いたかも」
男「出る時間がいつもと違うからだろ？？」
男「明日ちゃんといつも通り登校して、確かめてみろよ」
女「いやよ」
男「は？？」
女「明日もちゃんと、家の前で待ってるからね」
男「おいおい、じゃあこれから毎日一緒に登校するのか？？」
女「当り前じゃない」
男「あ、当り前じゃない！！」
77：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:24:32.32 ID:bT6bW1sZ0
女「誰かと登校するってのも、悪くないわね」
男「どうして」
女「痴漢されることもないし」
男「あー」
女「近道も新しく知れたし」
女「ね」
男「まあ、そうだな」
男「気が向いたらな」
女「うふふ、ありがと」
女「じゃあ私、こっちだから」
男「ああ」
79：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:34:29.62 ID:bT6bW1sZ0
「か、会長が男子と登校するなんて…」ﾋｿﾋｿ
「数多のイケメン達をフってきたあの会長が…」ﾋｿﾋｿ
「いったいどういう心変わりかしら」ﾋｿﾋｿ
「しかも、あの人たいして男前でもないのに」ﾋｿﾋｿ
「く、悔しい…」ｷﾞﾘｷﾞﾘ
男「…聞こえてるっつーの」
男「まあなんだ、意外と人気あるんだな、会長様は」
81：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:39:37.69 ID:bT6bW1sZ0
―昼休み―
女「さあ、昼食の時間だぞ！！」
男「…」
女「屋上でも行くか！！屋上！！」
男「…お前なんでうちの教室来てんの？？」
女「ん？？それは、あんたのストーカー行為を避けるため、監視をするためよ！！」
ザワザワ
男「…」ｸﾞｲ
女「ちょ、ちょ、どこ触ってんの！！」
男「いいから来なさい」ｸﾞｲｸﾞｲ
女「いやあん！！」
ザワザワ
82：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:42:54.52 ID:bT6bW1sZ0
男「お前、教室であんなこと叫ぶとかなに考えてんの？？」
女「いたた…」
男「クラス中に見られたじゃねえか」
女「別にいいじゃん、本当のことだし」
男「ああ…おれの高校ライフが音を立てて崩れていく」
女「そんなに気にすることないって！！」
女「さ、弁当を食べよう」
女「変なことをしないかしっかりと見張っててやるからな」
男「お前は反省してないのか」
84：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:47:13.32 ID:bT6bW1sZ0
女「あれ？？あんた、お弁当は？？」
男「あの状況で冷静に弁当持ってこれるわけないだろ」
女「じゃあ…半分あげる」
男「いらん」
女「ほれほれ、この唐揚げうまいぞ」
男「…ん」
女「ん」
男「…うまい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
女「でしょ！！」
88：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:51:17.18 ID:bT6bW1sZ0
男「…普通に食っちまった」
女「ほれ、この野菜炒めもあげよう」
男「んあ」
女「ん」
男「…うまい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
女「うふふ、見直したか」
男「え、自分で作ってるのか」
女「家庭科も得意なのよ」
男「へえ」
男「しかしうまいな」
女「うふふ」
89：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:56:23.70 ID:bT6bW1sZ0
男「怒る気も失せたわ」
女「そりゃあよかった」
男「よくねえよ」
女「…」
女「なにか、怒ってる？？」
男「もういい」
女「ふーん」
91：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:01:51.81 ID:bT6bW1sZ0
男「昨日、後ろをついて帰ったことは謝る。ごめん」
女「え？？」
男「だからもう、ああいうことを言うのはやめてくれ」
男「そんなに重大なことだと思ってなかったんだよ」
女「…？？」
男「だからもう、普通に接してくれよ」
男「おれもお前のこと変態扱いしないからさ」
女「あ、そ、そう…」
92：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:05:32.28 ID:bT6bW1sZ0
男「はあーあ」
女「溜息大きいわね」
男「でかいのは溜息だけじゃないぜ？？」
女「？？」
女「…！！」
女「エロ！！エロス！！並のくせに！！」
男「はは、昨日と同じで安心したわ」
女「はあ？？」
93：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:11:36.41 ID:bT6bW1sZ0
男「お前可愛いよな」
女「は？？え？？」
男「…」
女「あ、当り前じゃない」
男「はは」
女「なによ」
男「お前、たくさん告白されたんだって？？」
女「…」
男「で、イケメン達を片っ端からフったんだって？？」
女「…」
94：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:15:44.00 ID:bT6bW1sZ0
男「なんで？？」
女「わ、私が気にいらなかったからよ」
女「別にイケメンだからって興味ないし」
男「へえ」
女「？？」
男「やっぱ本当の話だったのか」
女「ええ、そうよ」
96：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:21:54.85 ID:bT6bW1sZ0
男「朝一緒に登校したじゃん」
女「ええ」
男「周りの視線が痛くてさ」
男「なんかヒソヒソ言ってやがるし」
女「ヒソヒソって？？」
男「会長様が男子と登校するなんて！！とか」
男「あんなさえない男と…とか」
98：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:27:34.03 ID:bT6bW1sZ0
女「そんなの、気にすることないわ」
男「でもさ、おれがその『会長様』と一緒に登校できたのはさ」
男「おれがストーカー行為しないように、って体じゃん」
女「…」
男「それ、周りに言ったりするのか？？」
女「…」
女「別に、言わない」
男「どうして」
女「だってあなた、そんなの嫌でしょう」
男「そりゃあもちろん」
101：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:32:36.16 ID:bT6bW1sZ0
女「だから言わない」
男「へえ」
女「…」
女「あんたが嫌だったら、もう一緒に登校するのやめるけど」
男「…んー」
男「嫌っつうか、周りの反応が嫌なだけだ」
男「お前が嫌なわけじゃない」
女「あ、そ、そう」
103：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/19(日) 23:34:26.16 ID:2lOk8i/T0
何か勢いで付き合った中学生みたいになったな
104：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:36:23.89 ID:bT6bW1sZ0
男「昨日までは、可愛い子だなって思ってた」
男「ちょっと好きだなって思ってた」
女「ふ、ふうん」
男「昨日は、変態だなこの女、なんだコイツ、変態だな、おれなんでこんなやつ好きになったの？？って思ってた」
女「ちょ、無礼者！！」
男「今日は…ちょっとわからん」
女「わからんの」
男「わからん」
109：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:50:52.91 ID:bT6bW1sZ0
男「朝一緒に女の子と登校するとか、今までありえなかったし」
女「あんた、モテなさそうだもんね」
男「昼休みに屋上で女の子と二人、とかもありえなかったし」
男「ってうるせえよ！！」
女「反応遅いわよ」
男「しかしそのやり方が最悪だった訳で」
女「その割にアーンしたら普通に食べたじゃない」
男「姉貴がいるからな、そういうのは慣れてる」
女「ふうん」
110：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:54:56.97 ID:bT6bW1sZ0
男「出会い方がもっと普通だったらな、と思っただけだ」
女「ストーカーと被害者、みたいな出会い方？？」
男「そういうこと」
男「なんであんなことしちまったかな」
女「でも…」
男「ん？？」
女「そうじゃなかったら、私たち、お互い関わらないまま過ごしてたんじゃない？？」
男「まあ、そうだけどな」
女「…」
112：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:59:08.73 ID:bT6bW1sZ0
男「さ、そろそろ教室に帰るわ」
女「あ、そう？？」
男「教室でなに言われるか、想像したら怖いんだけどな」
女「…」
女「ごめんなさいね」
男「いや、もういいって」
女「ごめんね」
男「弁当、うまかったわ」
男「じゃあ、また放課後な」
113：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:03:36.47 ID:yNGysmXg0
「ねえねえ、生徒会長とどういう関係なのお？？」
「お前、いいなあ。幸せ分けてくれよー」
「付き合ってるの？？」
「いつから？？いつから？？」
男「…」
男「別に、そういうわけじゃ…」
「くうー余裕だねえ」
「悔しがる男の子多いと思うよー」
「夜道に気を付けなよーｗｗｗ」
「畜生…畜生…」ｷﾞﾘｷﾞﾘ
117：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:12:33.50 ID:yNGysmXg0
男「意外とストーカー扱いされなかったなあ」
女「ねえ」
男「なんでだろう」
女「ねえ」
男「…なんでお前いんだよ」
女「ほら、忘れ物」
男「あん？？」
女「携帯」
男「お、おお、サンキュ」
121：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:18:07.31 ID:yNGysmXg0
女「じゃ、あとでね」
男「ん」
「あとでね、だって」
「仲良いなあ」
「あの野郎…殺す…殺す…」ｷﾞﾘｷﾞﾘ
女「…雑音は気にするな」
男「気にするわ、馬鹿」
124：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:24:50.83 ID:yNGysmXg0
―放課後―
女「や、いらっしゃい」
男「何気に初めて入ったわ、ここ」
女「ふふ、いい部屋でしょう」
男「そうだな」
男「…で」
女「ん？？」
男「なんの話があるんだ？？」
女「え」
125：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:28:34.70 ID:yNGysmXg0
男「ここでケリつけるとか、昨日言ってただろ」
女「あ、そういえばそうだったわね」
男「はあ？？」
女「単刀直入に言うわ、私と付き合いなさい」
男「はあ？？」
女「どう？？」
男「い、いや、どうと言われましても」
127：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:35:03.76 ID:yNGysmXg0
女「嫌なの？？」
女「変態女じゃ、ダメなのね」
男「いや、そうは言ってないが」
女「じゃあどうして？？」
男「話が急すぎて、だな…」
女「じゃあもっとじっくり私のこと知ってから」
男「お前が言うと卑猥に聞こえるんだが」
女「だってそういう意味だもの」
男「おい」
女「ま、冗談だけど」
男「冗談かい」
128：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:40:00.24 ID:yNGysmXg0
女「よく考えると、私とあんなふうに言い合える人がいなかったのよ」
男「はあ」
女「みんな遠巻きに見てるだけ」
女「うわべだけの付き合い」
女「でもあんたは、なんか違ったのよ」
男「うーん」
女「わかんない？？」
男「いや、よくわかるんだけど」
129：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:51:40.29 ID:yNGysmXg0
女「じゃあなに？？」
男「数々のイケメン達をフっておいて、なぜおれなんだ？？」
女「さっきの理由だけじゃ不満？？」
男「付き合うっていうのは、もうちょっとこうトキメキみたいなものとかさあ」
女「私にときめいてくれないの？？」
男「じゃなくて、お前がおれにときめいてないじゃん」
女「ま、そうね」
男「だったら…」
131：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:57:00.97 ID:yNGysmXg0
女「だからさ、ときめかせてみなさいよ」
男「どうやって？？」
女「努力すんの！！目いっぱい！！」
男「はあ…」
女「そしたら、ね、問題ないじゃない」
男「うーん」
132：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:02:16.80 ID:yNGysmXg0
男「もし仮に、仮にだぞ」
女「うん」
男「おれたちが付き合ったとしてだな」
女「うんうん」
男「変態なプレイとかそういうことを毎日するのか？？」
女「そんなわけないじゃない」
男「あ、そうなの」
女「そうよ、恥ずかしいじゃない」
男「昨日色々すげえこと言ってたよね」
女「あれは、口だけよ」
133：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:06:56.48 ID:yNGysmXg0
女「あ、口だけって言ってもあれよ、お口でシテあげる♪って意味じゃないわよ」
男「あ、そ、そうですか」
女「なに、変態プレイを期待してたの！？エロス！！マジエロス！！」
男「いや、逆に安心したわ」
女「なんだよ！！期待させんなよ！！」
男「お前が期待したんかい」
135：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:10:43.53 ID:yNGysmXg0
女「で、ど、どうなの」
女「付き合ってみるの？？みないの？？」
男「ううむ」
男「ま、いいかな」
女「ほんとに！？」
男「ただ、周りの視線が怖いというか、痛いというか…」
女「そーんなもの、私が振り払ってあげるわ」
男「そっか」
男「ま、期待しておこう」
女「うふふ♪」
136：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:15:51.14 ID:yNGysmXg0
男「さて、と」
女「え、ちょ、なに」
女「え、近い近い近いって」
女「え、ちょ、なになになに」
男「ん？？」ﾋﾟﾄ
女「はわわわわわわわわ」
男「昨日の威勢はどこ行ったんだ」
女「いや、でも、その…」
138：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:21:19.04 ID:yNGysmXg0
女「なにするの！？」
女「え、まさかナニするの！？」
女「脱がすの！？脱がすの！？」
女「いやーきゃー」
男「しないって」
女「え」
男「お前の脳内はすごいピンクなのはわかったが、実践に弱いのもわかった」
女「ちょ、もう！！」
男「期待させてすまん」
女「期待なんてしてないもん！！」
139：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:27:15.17 ID:yNGysmXg0
男「だから」
女「え」
チュ
男「これで勘弁な」
女「きゃ、きゃ、きゃ」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
男「ははは」
女「ちょ、もう…マジエロス！！」ｹﾞｼｯ
140：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:32:21.14 ID:yNGysmXg0
144：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:39:10.82 ID:yNGysmXg0
ありがとうございました。
ストーカーされてる方が変態という設定だけで書いてたらこんなことになってしまいました。
よろしければこちらもどうぞ。
http://hamham278.blog76.fc2.com/
146：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/20(月) 01:54:30.81 ID:SfEL9uzD0
乙
147：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/20(月) 01:56:59.42 ID:pwjITkkHP
乙
148：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/20(月) 01:58:25.36 ID:ZGntQrc/0
おつ
尾行 ~夜の帰り道~
逆ストーカー~オタクを愛する巨●美女
女子校生追っかけストーカー
転載元
男「僕はストーカーなんかじゃないよ」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284887015/
男「その辺のやつらと一緒にしないでくれよ」
女「いやいやいや、どう考えてもストーカーでしょ」
男「本当だって」
女「学校から家までずーっと付いてきて、ストーカーじゃないって？？」
男「いや…そんなことしてｎ」
女「ずっと付けてたでしょ！！」
男「いや、その」
女「付けてた！！」
男「はい…付けてました…」
女「無礼者！！無礼者！！」
2：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/19(日) 18:06:29.19 ID:B9iypzVEi
そうだよな、ホモなだけだよな
尾行 ~夜の帰り道~
逆ストーカー~オタクを愛する巨●美女
女子校生追っかけストーカー
3：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:07:01.94 ID:bT6bW1sZ0
女「その制服、同じ学校だよね？？」
男「うん」
女「毎日うしろ付いてきてたの？？」
男「いや、そんなことは」
女「毎日じゃないの！？」
男「毎日じゃないです」
女「ストーカーなのに？？」
男「ストーカーじゃないってば」
女「じゃあ何よ」
男「…純真な高校生」
女「うそだ！！」
4：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:10:45.48 ID:bT6bW1sZ0
男「だって、いつ下校してるか知らないし」
男「見かけたら、付いて帰ったことが何回かあるだけで」
女「ストーカーなのに私の下校時間把握してないの！？」
男「だからストーカーじゃないって」
女「ストーカーなのに私のことほっといて帰ったこともあるの！？」
男「だから…」
女「まさか私が生徒会の仕事で遅くなる日を知らないの！？」
男「知らなかった」
女「マジで…あんたそれでもストーカーなの？？」
男「いや、だから違うんですけど」
5：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:14:19.50 ID:bT6bW1sZ0
男「えっと、付いて歩いたことは謝ります」
女「うん」
男「もうしません」
女「え」
男「もうしませんから」
女「なんで？？」
男「え」
女「なんでもうしないの？？諦めちゃうの？？私のこと」
男「いや、その」
6：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:18:04.51 ID:bT6bW1sZ0
男「付いて歩いてるってのは、やっぱり気持ち悪いでしょうから」
女「そうじゃなくて！！」
女「私のこと気になってるから付いてきてたんでしょ」
男「あ、それはそうですけど」
女「なのに諦めちゃうわけ？？」
男「諦めるとかじゃなくて…」
男「え、また付いて歩いてもいいんですか」
女「いいわけないでしょ」
男「ええ〜」
7：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:21:52.39 ID:bT6bW1sZ0
女「あんたの気持ちはその程度だったのかって聞いてるの！！」
男「さっきまでストーカーだとか言ってたのに」
女「どうせ教室のドアのところから私のこと覗いてたりしてたんでしょ」
男「いや…」
女「私の顔が見れない日は落ち込んだりしてたんでしょ」
男「ま、まあそんな日もあったけど」
男「でもそれ君が言うことじゃないよね」
9：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:25:24.86 ID:bT6bW1sZ0
女「放課後リコーダー舐めたりしたんでしょ」
男「してないしてない！！」
女「『こ、これがあの子のリコーダー…』とかいってハアハアしてたんでしょ」
男「してないから！！」
女「先っぽだけ自分のリコーダーと交換したりとか」
男「いやいやいや」
女「え、じゃあ逆にリコーダーをおしりに突っ込んだり？？」
男「してないよ！！逆にってなんだよ」
女「じゃ、じゃあさらに逆に、リコーダーに突っ込んだりとか？？」
男「そんなに小さくないよ！！」
12：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:29:04.40 ID:bT6bW1sZ0
女「じゃあでっかいの？？」
男「で、でか…でかくはないけど」
女「並？？」
男「並…かな」
女「そっかあ〜」
男「え、なに、おれのサイズ聞いてどうするの」
女「どうもしないわよ！！エロ！！」
男「食いついてきたのはそっちだろ」
女「『食いつく』とか！！エロ！！」
男「うるせえ！！」
13：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:32:27.34 ID:bT6bW1sZ0
女「リコーダーは初歩じゃないの？？」
男「初歩ってなんの」
女「ストーカー極意？？」
男「そんな極意持ってないから」
女「あ、もしかしてそんな初歩じゃ物足りないとか」
男「ちょ、ちょっと」
女「もっとすごいことじゃないと勃たないんだ」
男「ちょ、コラァ！！」
15：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:36:46.04 ID:bT6bW1sZ0
女「ん〜イヤラシイ手紙とか…」
女「あ！！陰毛はさんだ手紙とか…」
男「受け取った覚えあるのかよ」
女「ないけど」
男「じゃあやってないに決まってるだろ」
女「無言電話とか？？」
男「かかってきた覚えは」
女「ないけど」
男「ああ、もう！！」
16：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:40:07.70 ID:bT6bW1sZ0
女「あ、体操服盗んで、ぶっかけちゃったり」
男「なにを」
女「なにってそりゃあ、せいｓ」
男「言わなくていい！！」
女「なにを、って聞くからじゃない」
男「ストレートに答えてくるとは思わなかったんだ」
女「ていうかあんた、口調乱暴になってない？？」
男「お前のせいだよ！！」
17：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:43:28.21 ID:bT6bW1sZ0
女「あ、ぶっかけるより履く方が好き？？」
男「そんな趣味はない！！」
女「『こ、このブルマをあの子が履いていたのか…ハアハア』みたいな」
男「うちブルマじゃないだろ」
女「でも体操服って言ったらブルマだよね」
男「知らねえよ」
女「『こ、この食い込み…たまりませんなあ』みたいな」
男「お前は体操服をなんだと思ってるんだ」
18：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:47:13.15 ID:bT6bW1sZ0
女「え、盗んでないの」
男「盗んでねえよ！！」
女「でも一回体操服がなくなったことがあるんだけど」
男「え」
女「あんたじゃなかったのか」
男「ほ、本当に盗まれたことがあんの？？」
女「…」
男「おれじゃないからな！！」
女「あ、違うわ」
女「あれは、友達のロッカーに間違えて入れたんだった」
男「てめえ！！」
20：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:51:08.94 ID:bT6bW1sZ0
女「体操服にも手を出さないなんて…」
男「お前はおれをどんな変態だと思ってるんだよ」
女「でも人の後付けてハアハア歩いてるんだよ？？」
男「ハアハアはしてねえよ」
女「じゃあ水着の方が好きなのか」
男「お前の思考は飛びすぎなんだよ」
女「水着嫌いなの？？」
男「…嫌いじゃねえよ」
女「じゃあやっぱり」
男「なにがやっぱりだコラ！！」
21：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:54:55.77 ID:bT6bW1sZ0
女「スクール水着ってエロイもんねえ」
男「…」
女「なんであんなに魅力的なものを学校指定にしてるのかしら」
男「…」
女「で、具体的に私の水着になにしたの？？」
男「なにもしてません」
女「どうしたの、おとなしくなっちゃって」
男「もう真面目に受け答えする気力がなくなったの」
女「そうなの」
男「そうなの」
23：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 18:57:34.83 ID:bT6bW1sZ0
女「もちろん水着は…」
男「着てません」
女「…なんで私の言いたいことわかったのよ」
男「なんとなく」
女「ははーん」
女「愛しの女の子の頭の中はお見通しってわけ」
男「おおふ…こんな状況でそんなロマンティックな表現が出るとは」
飯食ってきますがすぐ戻ります
25：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/19(日) 19:21:46.80 ID:aPQVawSb0
こういうのって多いけどエロ有りか無しかくらい最初に書いて欲しいよな
26：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:38:08.96 ID:bT6bW1sZ0
遅くなりました。
エロなしです。
女「なんで着ないのよ」
男「なんで着るのが当たり前になってんだ」
女「だって私の水着よ？？」
男「自分で言うんじゃねえよ」
女「女の子が使った水着を着るなんて、すっごく興奮するんじゃないの？？」
男「お前は男に対する認識がおかしい」
27：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:41:46.03 ID:bT6bW1sZ0
女「でも一回、水着がびっしょり濡れてたことがあったんだけど」
男「はあ？？」
女「『こ、これはまさかストーカー？？嫌がらせ？？』って思ったもん」
男「自分で着たんだろ」
女「自分で着る前よ！！」
男「…」
女「…」
男「し、知らない！！知らない！！」
女「ふふん、証拠は出揃ってるわよ」ﾆﾔﾆﾔ
男「『証拠』の意味を辞書で調べてこい！！」
28：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:45:13.86 ID:bT6bW1sZ0
女「覚悟しなさい」ﾆﾔﾆﾔ
男「そんなことしてないもん！！」
女「言い訳したって無駄よ」ﾆﾔﾆﾔ
男「ど、どうせ自分が着る前に別のクラスのやつに貸したとか、そんなんだろ！！」
女「一時間目だったもん」ﾆﾔﾆﾔ
男「…じゃ、じゃあ」
男「前の日に使って、持って帰るのを忘れたとか！！」
女「…」
女「ああ、そうか、そういえばそうね」ｼｭﾝ
男「ええい、くそ！！」
29：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:50:00.44 ID:bT6bW1sZ0
女「あんた探偵になれるんじゃない」
男「うるせえよ！！」
男「人を勝手にド変態に仕立て上げやがって！！」
女「だって人の後付けて…」
男「ハアハアはしてねえから！！」
女「ま、また私の考えを見抜いたわね…」
男「さっきと同じこと言ってるだけじゃねえか」
女「じゃあ逆にエスパーになれるんじゃない？？」
男「お前の『逆に』はどういう基準なんだよ」
30：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:53:59.18 ID:bT6bW1sZ0
女「リコーダーにも体操服にも水着にも手を出さないなんて…」
女「あんた一体なんなのよ」
男「お前はおれになにを求めてるんだよ」
男「ストーカー行為されたいの？？」
女「そんなわけないじゃない！！エロ！！」
男「ここまでの会話では圧倒的にお前の方がエロでしょうよ」
女「そんなことないもん」
32：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 19:58:51.66 ID:bT6bW1sZ0
男「いや、ぶっちゃけた話ね」
女「ぶっかけた？？」
男「うるせえ！！」
女「ひい」
男「お前の脳内は全面ピンク色なのか」
女「むふふ」
男「否定しろよ」
女「え？？清純って意味じゃないの？？」
男「ドスケベってことだよ」
33：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:03:13.23 ID:bT6bW1sZ0
女「え、でも清純な人はだいたいピンク色だよ…」
男「…」
男「なにが、とは聞かないからな」
女「…聞いてよ」
男「言いたいのかよ」
女「は、恥ずかしいけど…」
男「ああ面倒くせえ」
35：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:07:41.32 ID:bT6bW1sZ0
男「もういいから、真面目に聞きなさい。ぶっちゃけた話を」
女「うん」
男「学校で君のこと見かけて一目惚れしました、と」
女「うんうん、仕方ないよね」
女「私可愛いもんね」
男「まあ否定はしないけど」
女「そうだろそうだろ」
男「でも会話してみて、君がものすごい変態だってことに気付きました、と」
女「異議あり！！」
男「却下だ馬鹿野郎」
37：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:12:08.94 ID:bT6bW1sZ0
女「なによ」
男「こっちがなによだよ」
男「で、今ちょっと引いてます」
男「考え直そうと思います」
女「なんでよ！！」
男「理由はさっき言っただろうが」
女「異議ありって言ったじゃない」
男「どう考えても正当な申し立てだろ」
女「ストーカーの申し立ては却下！！」
男「だからストーカーじゃねえって！！」
38：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:16:37.25 ID:bT6bW1sZ0
女「勝手に惚れて勝手に冷めるなんて！！」
女「私を弄んだのね！！」
男「お前は脳内でおれを弄んでる」
女「このエロ！！」
女「最低男！！」
男「ああ…この部分だけを誰かが見たらどう思うんだろう」
女「『あの男…大したツラでもないくせに美少女を泣かせやがった』と思われるでしょうね」
男「いちいちグサッとくるようなことを言うんじゃねえよ」
女「ま、実際『中の上』くらいよね」
男「あ、意外と評価高くて安心しました」
39：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:20:17.17 ID:bT6bW1sZ0
女「この責任は取ってよね」
男「どの辺に責任があるんだよ」
女「私を弄んだことよ」
男「弄んだことないよ」
女「だから責任取って！！」
男「あれ…会話が成り立たないぞ」
女「責任取ってよね！！」
男「おれが実際にしたことはごくわずかなんですけど」
女「ずるい！！男はいつもそうやって…」
男「ああ、この温度差はどうやったら縮まるんですか」
40：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:23:50.91 ID:bT6bW1sZ0
女「ギュッとくっつけば…」
男「路上でそれしたら問題あるから遠慮します」
女「この臆病者！！」
男「お前はおれを罵るのが好きだね」
女「言葉攻めが好きか！！この変態！！」
男「そっくりその台詞をお返ししよう」
42：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:29:04.51 ID:bT6bW1sZ0
女「温度差がどうこうとか言うから…」
男「熱くなってるのはそっちだろ」
女「いや、まあ…中は熱いと思うけど…///」
男「なに想像してるの！？」
女「『ナニ』とか！！エロス！！」
男「『エロ』からレベルアップしやがった」
43：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:33:10.38 ID:bT6bW1sZ0
女「まあ百歩譲って、あんたがストーカーじゃないことは認めてあげるわ」
男「あれ…ようやくそこに行きついたか」
女「でも、私のことを弄んだ責任は取ってよね」
男「もっとややこしくなっただけか」
女「取って！！取って！！」
男「お前、その性格でどうやって生徒会やってんのか気になるわ」
女「お、私のことが気になるかあ〜」ﾆﾔﾆﾔ
男「前向きすぎるその性格は、ある意味羨ましい」
44：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:37:34.21 ID:bT6bW1sZ0
女「私会長なのよ」
男「は？？」
女「生徒会、会長」
男「知らなかった…」
女「ふふーん、すごいでしょう」
男「誰だよコイツに票入れたやつ…」
女「私可愛いからね」
男「見た目か…やっぱり人間見た目なのか…」
女「あんたも私を見た目で選んだ口でしょう」
男「く…返す言葉もないが…」
45：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:41:09.03 ID:bT6bW1sZ0
女「仕事はちゃんとしてるもん」
男「第一印象がコレだから想像もつかないが」
女「コレって」
男「ド変態、という印象」
女「な！！取り消しなさい無礼者！！」
男「だったら取り消せるように努力しろよ」
女「どうやって」
男「真面目なところアピールしてみろよ」
女「む…」
46：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:45:47.21 ID:bT6bW1sZ0
女「クラス順位１位！！学年順位６位！！」
男「なんのだよ」
女「保健体育！！」
男「…」
女「どうだ、すごいだろ」
男「他は？？」
女「えっと…ぼちぼち」
男「…」
女「なによ」
男「印象変わってないんですけど」
女「なんでよ！！」
男「なんでもだよ」
47：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:50:01.88 ID:bT6bW1sZ0
女「あんたこそ素性が知れないんですけど」
男「…」
男「クラス順位１位！！学年順位１位！！」
女「なんの？？」
男「こないだのテストの総合得点だよ」
女「…」
女「ずるい」
男「なんでだよ」
48：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 20:58:32.16 ID:bT6bW1sZ0
女「保健体育は何点だった？？」
男「９８点」
女「…」
男「お前は？？」
女「９５点」
男「…」
女「エロス！！エロス！！」
男「くそ！！なんか悔しい！！」
49：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:04:28.65 ID:bT6bW1sZ0
女「エロス以外でアピールするところないの？？」
男「エロスをアピールしたわけじゃねえから！！」
女「もっとこう…いいところを」
男「お前より勉強できるぜ、ってアピールのつもりだったんだが」
女「賢くて変態って、ちょっと引くよね」
男「なんでだよ！！」
男「いや、変態じゃねえけれど」
女「馬鹿で変態だったら可愛らしいんだけどね」
男「どういうことだよ」
50：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:08:41.39 ID:bT6bW1sZ0
女「微分とか積分とか全然わからんけど、パンツ大好きです！！」
男「…」
女「東京株式市場で日経平均は小反落か…ふむ。あ、僕は浣腸プレイが好きです」
男「…」
女「ほら、前者は可愛いけれど、後者は引くでしょ？？」
男「ちょっと待てええええええええ」
女「なによ」
男「異議あり異議あり！！」
男「明らかに後者の方が変態なのは嗜好がおかしいからだろうが！！」
男「パンツ好きと浣腸好きを比べんじゃねえよ！！」
51：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:12:43.83 ID:bT6bW1sZ0
女「うるさい」
男「う」
女「ツッコミがくどい」
男「ぐっ」
男「お前の例えが悪いのがいけないんじゃないか…」
女「じゃあちゃんとした比べ方してみなさいよ」
男「…ううん」
54：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:20:13.24 ID:bT6bW1sZ0
男「微分とか積分とか全然わからんけど、浣腸が大好きです！！」
女「…」
男「…」
女「ただのお馬鹿さんよねえ」
男「だな」
女「むしろ小学生よね」
男「失敗だったな」
56：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:24:12.09 ID:bT6bW1sZ0
女「ああもう、埒が明かないわね」
男「おれの台詞だよ」
女「明日もう一度話し合いましょう」
男「なにをだよ」
女「私たちのこれから…について」
男「なんもないよ！？今日さよならしたら終わりだよ！？」
女「変態に変態扱いされたまま引き下がるわけにはいかないもの」
男「う、うお、ええ？？」
57：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:27:28.80 ID:bT6bW1sZ0
女「明日の放課後、生徒会室に来なさい」
女「そこでケリをつけてあげるわ」
男「は？？」
女「じゃ、待ってるから」
男「…」
女「言っとくけど、ポストとか靴箱に変なことしないでね」
男「しねえよ！！」
58：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:31:04.76 ID:bT6bW1sZ0
男「なんなんだ、あの女…」
男「想像と全然違うじゃねえか…」
男「しかも明日に引きずるなんて…」
男「これで容姿が悪ければ最悪なんだが、美人だしなあ」
男「まあ、仕方なしに行ってみるか、仕方なしに」
61：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:36:43.91 ID:bT6bW1sZ0
―次の日―
女「おっはよう！！」
男「ちょ、なに待ち構えてんだよ」
女「だって登校時も後ろをつけられるとか気分悪いじゃない？？」
女「だからこっちから仕掛けてやろうと」
男「お前頭悪いだろ」
女「な！！取り消しなさい無礼者！！」
62：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:44:37.29 ID:bT6bW1sZ0
男「ていうかどうやってうちの住所調べたんだよ」
女「え、そ、それは…」
男「ん？？なにか後ろめたいのか？？」
女「…」
女「生徒会長の権限で、うちの庶務の人に調べてもらった」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
男「生徒会の人間のやることじゃねえ！！」
63：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:48:50.23 ID:bT6bW1sZ0
女「ま、そういうわけで、早く行きましょう。遅刻するわよ」
男「う、うん」
女「…」
男「…」
女「あなたの通学路にちょうど私のうちがあるのよね」
男「いや、中学の校区はギリギリ違ったけど、かなり近いんだよな」
女「こんな近くにあなたが住んでいて大丈夫かしら？？」
男「どういう意味だよ」
65：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:53:17.76 ID:bT6bW1sZ0
女「またなにかされるとも限らないし、しっかり見張っている必要がありそうね」
男「またってなんだよ！！おれなにもしてないっつうの」
女「だって水着の…」
男「あれはお前の勘違いだっただろうが！！」
女「あれ、そうだっけ」
男「そうだよ！！」
女「朝から叫んで、元気ねえ」
男「誰のせいだよ、ったく…」
66：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 21:56:30.90 ID:bT6bW1sZ0
ガタンゴトン
女「ねえ」
男「あん？？」
女「身体入れ替えてくれない？？」
男「なんで？？」
女「後ろ、男の人ばっかりだから」
男「ああ、いいぜ」
女「…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
男「…」
68：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:01:31.72 ID:bT6bW1sZ0
女「ねえ」
男「ちょ、近い近い」
女「もうちょっとそっち寄って」
男「あ、ああ」
女「ん…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
男「（近いっての）」
女「ちょっと触られた気がしたの」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
男「うそ！？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
69：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:05:35.46 ID:bT6bW1sZ0
女「守ってて」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
男「おう」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
女「…」
男「…」
ガタンゴトン
女「…」
男「…」
71：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:09:50.23 ID:bT6bW1sZ0
プシュー
女「ふう…助かったわ」
男「おう、大丈夫だったか」
女「うん、ありがとう」
男「気のせいだったらいいんだがな」
女「私可愛いからね、痴漢も寄ってくるってもんよ」
男「冗談にならんな」
73：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:13:21.65 ID:bT6bW1sZ0
女「さ、行こ行こ」
男「どっち行ってんだよ」
女「え？？学校こっちでしょう？？」
男「こっちの方が近いんだって」
女「え？？」
男「ほら、こっち来いよ」
女「う、うん？？」
74：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:17:14.69 ID:bT6bW1sZ0
男「ほらな、この道に出るんだよ」
女「わ、本当だ」
男「明日からこっち通ってみ」
男「１〜２分早くなると思うから」
女「すごいわね、あなた」
男「へへん」
女「ただの変態じゃなかったのね」
男「変態じゃないからな」
女「…そうだったわね」
男「ん？？」
76：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:20:15.36 ID:bT6bW1sZ0
ガヤガヤ
女「ほんとだ、いつもより早く着いたかも」
男「出る時間がいつもと違うからだろ？？」
男「明日ちゃんといつも通り登校して、確かめてみろよ」
女「いやよ」
男「は？？」
女「明日もちゃんと、家の前で待ってるからね」
男「おいおい、じゃあこれから毎日一緒に登校するのか？？」
女「当り前じゃない」
男「あ、当り前じゃない！！」
77：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:24:32.32 ID:bT6bW1sZ0
女「誰かと登校するってのも、悪くないわね」
男「どうして」
女「痴漢されることもないし」
男「あー」
女「近道も新しく知れたし」
女「ね」
男「まあ、そうだな」
男「気が向いたらな」
女「うふふ、ありがと」
女「じゃあ私、こっちだから」
男「ああ」
79：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:34:29.62 ID:bT6bW1sZ0
「か、会長が男子と登校するなんて…」ﾋｿﾋｿ
「数多のイケメン達をフってきたあの会長が…」ﾋｿﾋｿ
「いったいどういう心変わりかしら」ﾋｿﾋｿ
「しかも、あの人たいして男前でもないのに」ﾋｿﾋｿ
「く、悔しい…」ｷﾞﾘｷﾞﾘ
男「…聞こえてるっつーの」
男「まあなんだ、意外と人気あるんだな、会長様は」
81：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:39:37.69 ID:bT6bW1sZ0
―昼休み―
女「さあ、昼食の時間だぞ！！」
男「…」
女「屋上でも行くか！！屋上！！」
男「…お前なんでうちの教室来てんの？？」
女「ん？？それは、あんたのストーカー行為を避けるため、監視をするためよ！！」
ザワザワ
男「…」ｸﾞｲ
女「ちょ、ちょ、どこ触ってんの！！」
男「いいから来なさい」ｸﾞｲｸﾞｲ
女「いやあん！！」
ザワザワ
82：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:42:54.52 ID:bT6bW1sZ0
男「お前、教室であんなこと叫ぶとかなに考えてんの？？」
女「いたた…」
男「クラス中に見られたじゃねえか」
女「別にいいじゃん、本当のことだし」
男「ああ…おれの高校ライフが音を立てて崩れていく」
女「そんなに気にすることないって！！」
女「さ、弁当を食べよう」
女「変なことをしないかしっかりと見張っててやるからな」
男「お前は反省してないのか」
84：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:47:13.32 ID:bT6bW1sZ0
女「あれ？？あんた、お弁当は？？」
男「あの状況で冷静に弁当持ってこれるわけないだろ」
女「じゃあ…半分あげる」
男「いらん」
女「ほれほれ、この唐揚げうまいぞ」
男「…ん」
女「ん」
男「…うまい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
女「でしょ！！」
88：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:51:17.18 ID:bT6bW1sZ0
男「…普通に食っちまった」
女「ほれ、この野菜炒めもあげよう」
男「んあ」
女「ん」
男「…うまい」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
女「うふふ、見直したか」
男「え、自分で作ってるのか」
女「家庭科も得意なのよ」
男「へえ」
男「しかしうまいな」
女「うふふ」
89：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 22:56:23.70 ID:bT6bW1sZ0
男「怒る気も失せたわ」
女「そりゃあよかった」
男「よくねえよ」
女「…」
女「なにか、怒ってる？？」
男「もういい」
女「ふーん」
91：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:01:51.81 ID:bT6bW1sZ0
男「昨日、後ろをついて帰ったことは謝る。ごめん」
女「え？？」
男「だからもう、ああいうことを言うのはやめてくれ」
男「そんなに重大なことだと思ってなかったんだよ」
女「…？？」
男「だからもう、普通に接してくれよ」
男「おれもお前のこと変態扱いしないからさ」
女「あ、そ、そう…」
92：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:05:32.28 ID:bT6bW1sZ0
男「はあーあ」
女「溜息大きいわね」
男「でかいのは溜息だけじゃないぜ？？」
女「？？」
女「…！！」
女「エロ！！エロス！！並のくせに！！」
男「はは、昨日と同じで安心したわ」
女「はあ？？」
93：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:11:36.41 ID:bT6bW1sZ0
男「お前可愛いよな」
女「は？？え？？」
男「…」
女「あ、当り前じゃない」
男「はは」
女「なによ」
男「お前、たくさん告白されたんだって？？」
女「…」
男「で、イケメン達を片っ端からフったんだって？？」
女「…」
94：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:15:44.00 ID:bT6bW1sZ0
男「なんで？？」
女「わ、私が気にいらなかったからよ」
女「別にイケメンだからって興味ないし」
男「へえ」
女「？？」
男「やっぱ本当の話だったのか」
女「ええ、そうよ」
96：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:21:54.85 ID:bT6bW1sZ0
男「朝一緒に登校したじゃん」
女「ええ」
男「周りの視線が痛くてさ」
男「なんかヒソヒソ言ってやがるし」
女「ヒソヒソって？？」
男「会長様が男子と登校するなんて！！とか」
男「あんなさえない男と…とか」
98：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:27:34.03 ID:bT6bW1sZ0
女「そんなの、気にすることないわ」
男「でもさ、おれがその『会長様』と一緒に登校できたのはさ」
男「おれがストーカー行為しないように、って体じゃん」
女「…」
男「それ、周りに言ったりするのか？？」
女「…」
女「別に、言わない」
男「どうして」
女「だってあなた、そんなの嫌でしょう」
男「そりゃあもちろん」
101：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:32:36.16 ID:bT6bW1sZ0
女「だから言わない」
男「へえ」
女「…」
女「あんたが嫌だったら、もう一緒に登校するのやめるけど」
男「…んー」
男「嫌っつうか、周りの反応が嫌なだけだ」
男「お前が嫌なわけじゃない」
女「あ、そ、そう」
103：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/19(日) 23:34:26.16 ID:2lOk8i/T0
何か勢いで付き合った中学生みたいになったな
104：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:36:23.89 ID:bT6bW1sZ0
男「昨日までは、可愛い子だなって思ってた」
男「ちょっと好きだなって思ってた」
女「ふ、ふうん」
男「昨日は、変態だなこの女、なんだコイツ、変態だな、おれなんでこんなやつ好きになったの？？って思ってた」
女「ちょ、無礼者！！」
男「今日は…ちょっとわからん」
女「わからんの」
男「わからん」
109：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:50:52.91 ID:bT6bW1sZ0
男「朝一緒に女の子と登校するとか、今までありえなかったし」
女「あんた、モテなさそうだもんね」
男「昼休みに屋上で女の子と二人、とかもありえなかったし」
男「ってうるせえよ！！」
女「反応遅いわよ」
男「しかしそのやり方が最悪だった訳で」
女「その割にアーンしたら普通に食べたじゃない」
男「姉貴がいるからな、そういうのは慣れてる」
女「ふうん」
110：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:54:56.97 ID:bT6bW1sZ0
男「出会い方がもっと普通だったらな、と思っただけだ」
女「ストーカーと被害者、みたいな出会い方？？」
男「そういうこと」
男「なんであんなことしちまったかな」
女「でも…」
男「ん？？」
女「そうじゃなかったら、私たち、お互い関わらないまま過ごしてたんじゃない？？」
男「まあ、そうだけどな」
女「…」
112：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/19(日) 23:59:08.73 ID:bT6bW1sZ0
男「さ、そろそろ教室に帰るわ」
女「あ、そう？？」
男「教室でなに言われるか、想像したら怖いんだけどな」
女「…」
女「ごめんなさいね」
男「いや、もういいって」
女「ごめんね」
男「弁当、うまかったわ」
男「じゃあ、また放課後な」
113：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:03:36.47 ID:yNGysmXg0
「ねえねえ、生徒会長とどういう関係なのお？？」
「お前、いいなあ。幸せ分けてくれよー」
「付き合ってるの？？」
「いつから？？いつから？？」
男「…」
男「別に、そういうわけじゃ…」
「くうー余裕だねえ」
「悔しがる男の子多いと思うよー」
「夜道に気を付けなよーｗｗｗ」
「畜生…畜生…」ｷﾞﾘｷﾞﾘ
117：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:12:33.50 ID:yNGysmXg0
男「意外とストーカー扱いされなかったなあ」
女「ねえ」
男「なんでだろう」
女「ねえ」
男「…なんでお前いんだよ」
女「ほら、忘れ物」
男「あん？？」
女「携帯」
男「お、おお、サンキュ」
121：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:18:07.31 ID:yNGysmXg0
女「じゃ、あとでね」
男「ん」
「あとでね、だって」
「仲良いなあ」
「あの野郎…殺す…殺す…」ｷﾞﾘｷﾞﾘ
女「…雑音は気にするな」
男「気にするわ、馬鹿」
124：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:24:50.83 ID:yNGysmXg0
―放課後―
女「や、いらっしゃい」
男「何気に初めて入ったわ、ここ」
女「ふふ、いい部屋でしょう」
男「そうだな」
男「…で」
女「ん？？」
男「なんの話があるんだ？？」
女「え」
125：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:28:34.70 ID:yNGysmXg0
男「ここでケリつけるとか、昨日言ってただろ」
女「あ、そういえばそうだったわね」
男「はあ？？」
女「単刀直入に言うわ、私と付き合いなさい」
男「はあ？？」
女「どう？？」
男「い、いや、どうと言われましても」
127：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:35:03.76 ID:yNGysmXg0
女「嫌なの？？」
女「変態女じゃ、ダメなのね」
男「いや、そうは言ってないが」
女「じゃあどうして？？」
男「話が急すぎて、だな…」
女「じゃあもっとじっくり私のこと知ってから」
男「お前が言うと卑猥に聞こえるんだが」
女「だってそういう意味だもの」
男「おい」
女「ま、冗談だけど」
男「冗談かい」
128：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:40:00.24 ID:yNGysmXg0
女「よく考えると、私とあんなふうに言い合える人がいなかったのよ」
男「はあ」
女「みんな遠巻きに見てるだけ」
女「うわべだけの付き合い」
女「でもあんたは、なんか違ったのよ」
男「うーん」
女「わかんない？？」
男「いや、よくわかるんだけど」
129：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:51:40.29 ID:yNGysmXg0
女「じゃあなに？？」
男「数々のイケメン達をフっておいて、なぜおれなんだ？？」
女「さっきの理由だけじゃ不満？？」
男「付き合うっていうのは、もうちょっとこうトキメキみたいなものとかさあ」
女「私にときめいてくれないの？？」
男「じゃなくて、お前がおれにときめいてないじゃん」
女「ま、そうね」
男「だったら…」
131：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 00:57:00.97 ID:yNGysmXg0
女「だからさ、ときめかせてみなさいよ」
男「どうやって？？」
女「努力すんの！！目いっぱい！！」
男「はあ…」
女「そしたら、ね、問題ないじゃない」
男「うーん」
132：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:02:16.80 ID:yNGysmXg0
男「もし仮に、仮にだぞ」
女「うん」
男「おれたちが付き合ったとしてだな」
女「うんうん」
男「変態なプレイとかそういうことを毎日するのか？？」
女「そんなわけないじゃない」
男「あ、そうなの」
女「そうよ、恥ずかしいじゃない」
男「昨日色々すげえこと言ってたよね」
女「あれは、口だけよ」
133：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:06:56.48 ID:yNGysmXg0
女「あ、口だけって言ってもあれよ、お口でシテあげる♪って意味じゃないわよ」
男「あ、そ、そうですか」
女「なに、変態プレイを期待してたの！？エロス！！マジエロス！！」
男「いや、逆に安心したわ」
女「なんだよ！！期待させんなよ！！」
男「お前が期待したんかい」
135：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:10:43.53 ID:yNGysmXg0
女「で、ど、どうなの」
女「付き合ってみるの？？みないの？？」
男「ううむ」
男「ま、いいかな」
女「ほんとに！？」
男「ただ、周りの視線が怖いというか、痛いというか…」
女「そーんなもの、私が振り払ってあげるわ」
男「そっか」
男「ま、期待しておこう」
女「うふふ♪」
136：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:15:51.14 ID:yNGysmXg0
男「さて、と」
女「え、ちょ、なに」
女「え、近い近い近いって」
女「え、ちょ、なになになに」
男「ん？？」ﾋﾟﾄ
女「はわわわわわわわわ」
男「昨日の威勢はどこ行ったんだ」
女「いや、でも、その…」
138：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:21:19.04 ID:yNGysmXg0
女「なにするの！？」
女「え、まさかナニするの！？」
女「脱がすの！？脱がすの！？」
女「いやーきゃー」
男「しないって」
女「え」
男「お前の脳内はすごいピンクなのはわかったが、実践に弱いのもわかった」
女「ちょ、もう！！」
男「期待させてすまん」
女「期待なんてしてないもん！！」
139：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:27:15.17 ID:yNGysmXg0
男「だから」
女「え」
チュ
男「これで勘弁な」
女「きゃ、きゃ、きゃ」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
男「ははは」
女「ちょ、もう…マジエロス！！」ｹﾞｼｯ
140：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:32:21.14 ID:yNGysmXg0
男「さて、じゃあ購買でも行かないか」
女「え」
男「ソフトクリームが食べたい」
女「なんで？？」
男「なんとなく、だよ」
女「ふうん」
女「ま、いいわ、行きましょ」ｷﾞｭ
男「ん」ｷﾞｭ
★おしまい
女「え」
男「ソフトクリームが食べたい」
女「なんで？？」
男「なんとなく、だよ」
女「ふうん」
女「ま、いいわ、行きましょ」ｷﾞｭ
男「ん」ｷﾞｭ
★おしまい
144：HAM ◆HAM/FeZ/c2 ：2010/09/20(月) 01:39:10.82 ID:yNGysmXg0
ありがとうございました。
ストーカーされてる方が変態という設定だけで書いてたらこんなことになってしまいました。
よろしければこちらもどうぞ。
http://hamham278.blog76.fc2.com/
146：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/20(月) 01:54:30.81 ID:SfEL9uzD0
乙
147：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/20(月) 01:56:59.42 ID:pwjITkkHP
乙
148：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/09/20(月) 01:58:25.36 ID:ZGntQrc/0
おつ
尾行 ~夜の帰り道~
逆ストーカー~オタクを愛する巨●美女
女子校生追っかけストーカー
転載元
男「僕はストーカーなんかじゃないよ」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284887015/
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周りの酷評がよく分からんな。
