1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:25:57.36 ID:6A0A3wRLP
男「……いや、すまん」
女「気にしてないから」
俺にニッコリと笑って見せる。
男「いや、でも……」
女「ふふ、ボクの体にそんなに興味を持ったのかい?」
んなわけあるか。
パンティー生着替え
スポーツ少女たちの校内着替え
就業前の身だしなみ… OLロッカー室生着替え
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:27:24.32 ID:6A0A3wRLP
男「そんなことは決してない」
女「おや、残念だ」
思ってもないことを、残念がる。
男「……お前さあ」
女「ん?」
男「なんでそんなに平気なんだ?」
普通、もっと恥じるべきだ。
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:28:20.25 ID:NwtCK8T9O
構わん続けろ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:30:20.88 ID:6A0A3wRLP
女「気にしていないからさ」
男「気にしてない?」
それは逆にダメだろ。
痴女か。
女「あ、今痴女だと思ったかい?」
ああ、思いましたとも。
女「安心したまえ。ボクは『君に』見られても気にしていないということさ」
俺はまったく、そういうので見てないのか。
まあ、そうなんだろうな。
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:33:22.87 ID:6A0A3wRLP
女「君だって、ボクの体で興奮するわけでもないだろう?」
男「……」
そうだな。
女「家に帰った後、ボクをおかずに……こほんっ」
わざとらしい咳をするな。
ニヤニヤするな。
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:35:49.34 ID:6A0A3wRLP
男「興奮もできないやつでするかよ」
女「じゃあ、何でするんだい?」
男「……」
くそ、鎌かけられた。
このせいで、俺がしていることがバレた。
女「ふふ、言いたまえ」
偉そうだな。
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:40:00.51 ID:6A0A3wRLP
男「別に、なんでもいいだろうが」
ゆっくりと近づいてきて。
女「ふぅ〜ん?」
なんだその……なんか、むかつく。
女「ふふ、やはり、君も男の子だね」
ほっとけ。
女「おかずにされている子の身になると……怖いなぁ」
男「お前がなることはないから安心しろ」
女「ふふ、そうかい」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:43:10.66 ID:6A0A3wRLP
……。
ああ、なんだよこいつ。
余裕だよなぁ、本当。
女「それで」
男「ん?」
女「着替えを見てしまった君が、ボクになんのようだい?」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:47:31.78 ID:6A0A3wRLP
いや。
こいつ意外と気にしてないか?
男「えっとだな、これだ」
女「?」
男「お前が欲しがってた本があったから、買った」
女「……おや」
すげえ驚いてる。
女「ふふ、それだけのために、来てくれたのかい?」
それだけのためにって……。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:52:14.42 ID:6A0A3wRLP
男「忘れるといけないと思ってな」
女「ありがとう。いくらだったんだい?」
男「1800円。意外と値段張るんだな」
女「そうか……えっと」
男「気にするな、今回は俺のおごりだ」
女「君の驕りかい?」
男「驕ってねぇよ」
奢りだ奢り。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:01:03.65 ID:6A0A3wRLP
女「でも……それは困ったな」
男「あん? 別にいいだろ」
こんなことで、何心配してんだ。
こいつらしくないな。
女「だって、そのお金で、ピンクの本を買うつもりだったんだろう?」
……こいつらしくてむかつく。
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:05:58.78 ID:6A0A3wRLP
女「おや、図星?」
男「俺をエロスの塊かなんかと間違えてないか?」
女「ふふ、間違いない」
男「どういうことだ」
女「ああ、エロスがボクに近づいてくる」
畜生。
そんなこと言われたら、近づきづらいだろうが。
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:08:27.97 ID:6A0A3wRLP
男「もういい、用事済んだから帰る」
女「帰るのかい?」
エロスはさっさと帰ります。ええ。
女「……するために、帰るのかい?」
どういう解釈だ。
男「そんなわけあるか!」
女「じゃあ、お茶でも飲んでいってくれ。美味しいよ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:15:16.27 ID:6A0A3wRLP
男「……」
まあ、それくらいなら。
女「急用なら、別にいいんだけど」
男「ああ、大丈夫だ」
女「ふふ、それじゃあ、ちょっと待っててくれ」
そう言って、部屋をあとにする。
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:03:40.74 ID:6A0A3wRLP
男「……」
さて。
いたずらでもしようかな。
でも、お茶の用意ならすぐに帰ってくるだろうし。
とりあえず、なにかできることはないだろうか……。
男「……下着……」
いや、ダメだ。
何考えてんだよ、バカ。
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:14:15.80 ID:6A0A3wRLP
それじゃあ余計にダメだ。
変態だと、確定しちまうじゃねぇか。
ほら、なんかもっと簡単ないたずらでいいんだ。
男「そうだ、日記とか……」
がらっと。
あった。
『日記』。
普通に、日記と書いてある。
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:17:51.99 ID:6A0A3wRLP
男「……」
男「……」
チキンだな。
本当に、チキン。
女「ほほう、いい趣味しているね」
男「!」
女「ふふ、女の子の部屋を、勝手に漁るのかい?」
男「えっと……」
これはまずい。やっちまった。
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:21:55.88 ID:6A0A3wRLP
女「ふふ、その感じだと、まだ見ていないようだね」
男「……」
女「見るかい?」
なぜ一番上のボタンを開けたんだ。
男「いいよ、別に」
女「そうかい?」
男「ああ、ちょっとしたいたずらをしようと思っただけだから」
女「君になら、見られてもいいのにな」
どういうことだ。
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:28:08.62 ID:6A0A3wRLP
女「ここにはボクの全てが書かれてる」
なんだそりゃ。
女「君には、ボクを知って欲しいし、ボクは君をもっと知りたい」
いきなり、変なことを言う。
まあ、いつもどおりで安心。
女「……見るつもりが無いなら、強制はしないよ」
男「そうかい」
女「ふふ、お茶、飲もう」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:32:33.19 ID:6A0A3wRLP
といって、ニッコリと笑った。
女「紅茶、好きだよね?」
男「ああ、まあな」
女「よかった」
オシャレなコーヒーカップに、紅茶を注ぐ。
うん、いい匂いだ。
女「暖かいから、火傷しないようにね」
俺は子供か。
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:39:53.71 ID:6A0A3wRLP
男「そんなこと、気にせんでいい」
女「そうか、それならいいんだ」
あつっ。
ビシャッと。
やつの下半身にぶっかかる。
女「おっと……」
男「! だ、大丈夫か!?」
女「ふふ、すこし、熱かったかな?」
すこしってもんじゃないだろう。
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:44:03.08 ID:6A0A3wRLP
男「本当に大丈夫か!?」
女「心配してくれるのかい?」
俺が悪いからな。
男「火傷してないか?」
女「大丈夫さ」
うおい、いきなりズボンを脱ぐな。
男「バカ」
女「びしょ濡れだから、脱ぐのは当たり前だろう」
タイミングっていうもんがある。
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 00:07:23.85 ID:x6CGo3GnP
女「ふふ、気にしなくていい。ボクは見られても平気だから」
なんだその顔は。
どや顔じゃない、少し違うけどどや顔に近い感じの顔。
男「お前がよくても俺がよくない」
女「君は見ていてもいいさ」
男「なんでそうなる」
意味がわからん。
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 00:12:34.97 ID:x6CGo3GnP
女「元はといえば、君が悪いんだよ?」
そうだけども。
女「だから、ボクがちゃんと着替えることができるか、見ておいたほうがいいんじゃないのかい?」
男「そこまでしなくてもいいだろう」
女「ふふ、そうかもね」
こいつ。
俺で遊んでやがるな。
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 00:23:59.70 ID:x6CGo3GnP
女「ああ、下半身がべちょべちょ……」
色気の無い声でいっても、まったくなにも感じませーん。
女「君にべちょべちょにされてしまったね」
変な言い方するな。
男「うるせえ」
女「それは逆切れだよ」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:07:42.03 ID:x6CGo3GnP
男「悪かった」
女「ふふ、素直でよろしい」
むかつく。
男「……」
女「着替えるから」
男「いちいち報告しなくていい」
女「言わないと怒るくせに」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:13:23.38 ID:x6CGo3GnP
……まあ。
いきなり着替えたら怒るかもな。
男「そうかもな」
女「だったら、ボクは正しいことをしたんじゃないか」
男「ふんっ」
女「……パンツもびしょびしょ……」
そんなことつぶやくな。
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:21:30.26 ID:x6CGo3GnP
女「ふふ、パンツも着替えなきゃ」
男「そうかい」
女「君はどんな色が好きだい?」
男「は?」
んなこと聞いてどうする?
女「黒と言われると、困るんだけれど」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:29:49.28 ID:x6CGo3GnP
男「……黒」
女「困ったなぁ」
笑いながら困ったと言われても。
女「なんで黒なんだい?」
いや。
なんか、いやな予感がしたから。
女「ふむ。じゃあ、今度買ってこよう」
男「何をだ」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 21:41:06.68 ID:x6CGo3GnP
女「わかるだろう?」
男「わかってるけども」
それでも、いやだ。
女「黒……が好きなのか」
男「別に好きじゃない」
女「む? それじゃあ何が好きなんだい?」
男「……わからん」
女「ああ、間違えた。パンツなら何色が好きなんだい?」
最終的にそう聞くのか。
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 23:36:25.71 ID:x6CGo3GnP
男「そんなもん、別に何色でもいい!」
そんなことを、俺に聞くな。
女「むぅ、君の好きな色に合わせたあげるのに……」
合わせてもらいたくない。
どうでもいいわ、そんなもん。
女「ふむ……じゃあ、これにしよう」
いいから、早く穿けよ。
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 23:47:24.85 ID:x6CGo3GnP
女「うん、着替えが終了したよ」
男「本当かよ」
とか言いながら、こいつ下半身下着一枚とかありえそうで怖い。
女「もちろんさ。嘘はつかないよ」
冗談を言うけどな。
振り向くと。
女「どうだい? こういうフリフリしたものは、あまり好きじゃないんだけど」
なんだそのミニスカート。
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 00:02:34.33 ID:4rssN6YBP
男「さっきのカジュアルな服装はどうした」
女「君の好みはこういうのじゃないのかい?」
男「……」
まあ、合ってるかも。
女「凄いね、制服よりスースーする」
男「言わんでいい」
女「ボクもすこしは女の子らしく見えないかい?」
言ったら台無しだな。
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 22:17:03.86 ID:f9lblkLlP
男「さあな」
女「微妙な答えだね」
別に。
興味、ないし。
女「さっき、母に買い物を頼まれてね」
男「ふむ」
女「今から行くのだけど、付き合ってくれないか?」
男「ああ」
それなら、いいけど。
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 22:19:53.76 ID:f9lblkLlP
女「ふふ、いいのかい?」
男「おう、暇だし」
女「あれ? 家に帰るんじゃ……?」
男「帰るぞ」
女「あはは、すまない。冗談だよ」
揚げ足取りやがって。
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 22:23:41.44 ID:f9lblkLlP
男「……」
さて、外に出たわけだが。
女「寒いね」
男「そうだな」
女「脚がより一層スースーするよ」
だからどうした。
117:なんでID変わってんの?:2010/10/07(木) 22:35:01.24 ID:f9lblkLlP
男「そんな格好してるからだろ」
女「そうだね」
なんだよ、普通に肯定するのか。
女「とりあえず、さ」
男「なんだ?」
女「くっついても、いいかな?」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 23:25:40.45 ID:f9lblkLlP
男「はぁ……」
何言ってんの、こいつ。
女「マフラーだけじゃ、寒いんだよ」
人肌で暖めろってか。
女「ダメかい?」
男「いやだね」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 23:30:02.79 ID:f9lblkLlP
女「そうか」
何を考えてるのかわからんやつだ。
……。
男「……おい」
女「なんだい?」
男「結局くっついてるじゃねえか」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 23:42:25.42 ID:f9lblkLlP
女「ふふ、そうだね」
そうだね、じゃねえよ。
女「ボクはこっちに行きたいから、寄っただけさ」
男「そうか」
……。
男「おい、なんで俺と同じところに来るんだ」
女「ふふ、ダメかい?」
またそれか。
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 00:15:35.15 ID:xJj0jLx+P
男「邪魔だ」
女「ひどいなぁ」
男「くどい!」
女「ボクは君の邪魔なんかしてないよ」
確実に歩行妨害だ。
女「ふふ」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 18:27:31.32 ID:xJj0jLx+P
男「お前がそういうつもりなら……」
女「おっと」
走ればいい!
女「ふふ、元気だね」
男「うるせー」
女「追いかけたいところだけど……」
なんだ?
女「生憎、ボクはスカートだから」
……そうだったな。
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 18:39:41.18 ID:xJj0jLx+P
女「なるほど」
男「……?」
なんだそのニヤケ面は。
女「ボクのパンツを、見たかったのかい?」
スカートをつまんでちょいちょい上げるのやめろ。
女「ほら、目が行ってる」
男「そんなことしたら誰でも行くだろうが」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 18:51:40.41 ID:xJj0jLx+P
女「ボクが暑くてしているだけかもしれないじゃないか」
さっき寒いって言ってただろうが。
男「じゃあ今暑いのか?」
女「そうだなぁ……」
ゆっくりと俺に近づいてくる。
女「寒いよ」
といって、俺にくっつきやがる。
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:03:28.95 ID:xJj0jLx+P
男「懲りないやつだな」
女「こりないよ」
ニッコリと微笑みかけてきた。
女「君だって、寒いだろう?」
男「そんなに」
女「少なからずは、寒いだろう?」
男「……」
寒いけども。
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:13:46.25 ID:xJj0jLx+P
男「あー、もういい。わかったから」
女「ありがとう」
男「……」
なにがありがとうだ。
女「ふふ、人肌は暖かいね」
そうかい。
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:20:04.38 ID:xJj0jLx+P
女「手が特に冷えてるんだ」
男「そうか」
女「……ふふ」
スーパーまで、あと少しか。
女「風が強いね」
男「そうだな」
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:24:36.84 ID:xJj0jLx+P
女「あっ」
ブワッと。
フワッと。
チラッと。
女「……ははは」
男「……」
見えた。
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:30:29.13 ID:xJj0jLx+P
男「……」
女「見た……かい?」
男「見てない」
女「そうか……」
そんなこと気にしてるとは、なんか雰囲気違うな。
女「自信あったのに……」
前言撤回。
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:36:59.37 ID:xJj0jLx+P
男「変態め」
女「変態でも構わない。見ないか?」
誰が見るか。
女「ほらほら」
チラチラするな。
男「そんなに見せたいならクラスのやつにでも見せてろ」
女「君に見て欲しいんだ」
大・迷・惑、だ。
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:49:24.09 ID:xJj0jLx+P
女「……まあ、そこまで見せるつもりはないけど」
どうでもいいわ、もう。
男「ほら、着いたぞ」
女「うん、そうだね」
男「とりあえず、何買うんだ?」
女「変なものは買わないよ」
スーパーに変なものは売ってない。
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:52:59.61 ID:xJj0jLx+P
男「晩飯か?」
女「うん、ほら」
この材料だと、カレーかな。
女「ボク、カレー大好きなんだ」
男「ふーん」
女「君も、好きだったよね」
なんで知ってるんだ。
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:24:18.76 ID:xJj0jLx+P
女「ふふ、教えてくれたじゃないか」
男「そうだったか?」
覚えてない。
女「ボクも、言ったんだけどな」
ちょっとムスッとする。
なんかレアな顔だ。
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:29:44.15 ID:xJj0jLx+P
男「そういう、お前の記憶力の良さアピールはいい」
女「ふふ、わかった」
いつもどおりに戻る。
男「さて、と」
この材料の書いた紙通りに買えばいいんだな。
女「ふふ、なんだか夫婦みたいだね」
全然そう思わん。
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:37:37.92 ID:xJj0jLx+P
女「あっ……」
男「ん?」
女「これ……」
男「……」
なんだよ、それ。
新しく発売されたお菓子か。
ねったりしてりするやつの、新しいの。
目をキラキラさせやがって。お前は子供か。
女「買う」
男「いやいや、そんなの書いてないだろ」
女「ボクが個人的に買うの。いいじゃないか」
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:04:06.81 ID:xJj0jLx+P
言ってる事まで子供か。
男「わかったわかった」
女「ふふっ」
こいつ、いっつもこういうの買ってるよな。
それじゃあ、俺は。
女「ポッキーかい?」
男「おう、好きだからな」
女「そうなんだ」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:07:08.51 ID:xJj0jLx+P
女「ポッキーって、名前面白いよね」
男「そうか?」
ポキっていう効果音からって感じがするけど、別に面白くは……。
女「一文字間違えれば大騒ぎだね」
男「……」
下品だ。
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:10:22.72 ID:xJj0jLx+P
男「よし、これで全部買ったな」
女「うん、美味しいカレーが目に浮かぶよ」
男「そうかい」
女「買い物に付き合ってくれたんだし、晩も食べないかい?」
男「いいのか?」
女「うん、構わないよ」
なら、俺はいいけど。
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:13:21.15 ID:xJj0jLx+P
女「面白くない冗談言っていいかい?」
お前の冗談で面白かった試しはないけどな。
男「別に、いいぞ」
女「ご飯にかかってるのが、カレーじゃなかったりしてね」
男「……」
下品だ。
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:17:38.38 ID:xJj0jLx+P
男「頼むから、もうすこし離れろ」
女「寒いよ」
男「寒いのはわかってるっつーの」
それでも近すぎる。
いい匂いが、しすぎる。
……おっと、さっきのはなかったことにしてくれ。
女「ボクのこと、嫌いかい?」
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:25:53.10 ID:xJj0jLx+P
男「だったら一緒にいないだろうが」
女「それもそうだね」
これで、いつもなら終わり。
女「じゃあ、好きなのかい?」
……。
男「嫌いじゃ、ない」
パンティー生着替え
スポーツ少女たちの校内着替え
就業前の身だしなみ… OLロッカー室生着替え
女「着替えを見られても恥ずかしくないよ」【パート2】へつづく
転載元
女「着替えを見られても恥ずかしくないよ」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1286277957/l50
男「……いや、すまん」
女「気にしてないから」
俺にニッコリと笑って見せる。
男「いや、でも……」
女「ふふ、ボクの体にそんなに興味を持ったのかい?」
んなわけあるか。
パンティー生着替え
スポーツ少女たちの校内着替え
就業前の身だしなみ… OLロッカー室生着替え
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:27:24.32 ID:6A0A3wRLP
男「そんなことは決してない」
女「おや、残念だ」
思ってもないことを、残念がる。
男「……お前さあ」
女「ん?」
男「なんでそんなに平気なんだ?」
普通、もっと恥じるべきだ。
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:28:20.25 ID:NwtCK8T9O
構わん続けろ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:30:20.88 ID:6A0A3wRLP
女「気にしていないからさ」
男「気にしてない?」
それは逆にダメだろ。
痴女か。
女「あ、今痴女だと思ったかい?」
ああ、思いましたとも。
女「安心したまえ。ボクは『君に』見られても気にしていないということさ」
俺はまったく、そういうので見てないのか。
まあ、そうなんだろうな。
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:33:22.87 ID:6A0A3wRLP
女「君だって、ボクの体で興奮するわけでもないだろう?」
男「……」
そうだな。
女「家に帰った後、ボクをおかずに……こほんっ」
わざとらしい咳をするな。
ニヤニヤするな。
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:35:49.34 ID:6A0A3wRLP
男「興奮もできないやつでするかよ」
女「じゃあ、何でするんだい?」
男「……」
くそ、鎌かけられた。
このせいで、俺がしていることがバレた。
女「ふふ、言いたまえ」
偉そうだな。
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:40:00.51 ID:6A0A3wRLP
男「別に、なんでもいいだろうが」
ゆっくりと近づいてきて。
女「ふぅ〜ん?」
なんだその……なんか、むかつく。
女「ふふ、やはり、君も男の子だね」
ほっとけ。
女「おかずにされている子の身になると……怖いなぁ」
男「お前がなることはないから安心しろ」
女「ふふ、そうかい」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:43:10.66 ID:6A0A3wRLP
……。
ああ、なんだよこいつ。
余裕だよなぁ、本当。
女「それで」
男「ん?」
女「着替えを見てしまった君が、ボクになんのようだい?」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:47:31.78 ID:6A0A3wRLP
いや。
こいつ意外と気にしてないか?
男「えっとだな、これだ」
女「?」
男「お前が欲しがってた本があったから、買った」
女「……おや」
すげえ驚いてる。
女「ふふ、それだけのために、来てくれたのかい?」
それだけのためにって……。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 20:52:14.42 ID:6A0A3wRLP
男「忘れるといけないと思ってな」
女「ありがとう。いくらだったんだい?」
男「1800円。意外と値段張るんだな」
女「そうか……えっと」
男「気にするな、今回は俺のおごりだ」
女「君の驕りかい?」
男「驕ってねぇよ」
奢りだ奢り。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:01:03.65 ID:6A0A3wRLP
女「でも……それは困ったな」
男「あん? 別にいいだろ」
こんなことで、何心配してんだ。
こいつらしくないな。
女「だって、そのお金で、ピンクの本を買うつもりだったんだろう?」
……こいつらしくてむかつく。
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:05:58.78 ID:6A0A3wRLP
女「おや、図星?」
男「俺をエロスの塊かなんかと間違えてないか?」
女「ふふ、間違いない」
男「どういうことだ」
女「ああ、エロスがボクに近づいてくる」
畜生。
そんなこと言われたら、近づきづらいだろうが。
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:08:27.97 ID:6A0A3wRLP
男「もういい、用事済んだから帰る」
女「帰るのかい?」
エロスはさっさと帰ります。ええ。
女「……するために、帰るのかい?」
どういう解釈だ。
男「そんなわけあるか!」
女「じゃあ、お茶でも飲んでいってくれ。美味しいよ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 21:15:16.27 ID:6A0A3wRLP
男「……」
まあ、それくらいなら。
女「急用なら、別にいいんだけど」
男「ああ、大丈夫だ」
女「ふふ、それじゃあ、ちょっと待っててくれ」
そう言って、部屋をあとにする。
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:03:40.74 ID:6A0A3wRLP
男「……」
さて。
いたずらでもしようかな。
でも、お茶の用意ならすぐに帰ってくるだろうし。
とりあえず、なにかできることはないだろうか……。
男「……下着……」
いや、ダメだ。
何考えてんだよ、バカ。
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:14:15.80 ID:6A0A3wRLP
それじゃあ余計にダメだ。
変態だと、確定しちまうじゃねぇか。
ほら、なんかもっと簡単ないたずらでいいんだ。
男「そうだ、日記とか……」
がらっと。
あった。
『日記』。
普通に、日記と書いてある。
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:17:51.99 ID:6A0A3wRLP
男「……」
男「……」
チキンだな。
本当に、チキン。
女「ほほう、いい趣味しているね」
男「!」
女「ふふ、女の子の部屋を、勝手に漁るのかい?」
男「えっと……」
これはまずい。やっちまった。
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:21:55.88 ID:6A0A3wRLP
女「ふふ、その感じだと、まだ見ていないようだね」
男「……」
女「見るかい?」
なぜ一番上のボタンを開けたんだ。
男「いいよ、別に」
女「そうかい?」
男「ああ、ちょっとしたいたずらをしようと思っただけだから」
女「君になら、見られてもいいのにな」
どういうことだ。
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:28:08.62 ID:6A0A3wRLP
女「ここにはボクの全てが書かれてる」
なんだそりゃ。
女「君には、ボクを知って欲しいし、ボクは君をもっと知りたい」
いきなり、変なことを言う。
まあ、いつもどおりで安心。
女「……見るつもりが無いなら、強制はしないよ」
男「そうかい」
女「ふふ、お茶、飲もう」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:32:33.19 ID:6A0A3wRLP
といって、ニッコリと笑った。
女「紅茶、好きだよね?」
男「ああ、まあな」
女「よかった」
オシャレなコーヒーカップに、紅茶を注ぐ。
うん、いい匂いだ。
女「暖かいから、火傷しないようにね」
俺は子供か。
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:39:53.71 ID:6A0A3wRLP
男「そんなこと、気にせんでいい」
女「そうか、それならいいんだ」
あつっ。
ビシャッと。
やつの下半身にぶっかかる。
女「おっと……」
男「! だ、大丈夫か!?」
女「ふふ、すこし、熱かったかな?」
すこしってもんじゃないだろう。
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/05(火) 23:44:03.08 ID:6A0A3wRLP
男「本当に大丈夫か!?」
女「心配してくれるのかい?」
俺が悪いからな。
男「火傷してないか?」
女「大丈夫さ」
うおい、いきなりズボンを脱ぐな。
男「バカ」
女「びしょ濡れだから、脱ぐのは当たり前だろう」
タイミングっていうもんがある。
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 00:07:23.85 ID:x6CGo3GnP
女「ふふ、気にしなくていい。ボクは見られても平気だから」
なんだその顔は。
どや顔じゃない、少し違うけどどや顔に近い感じの顔。
男「お前がよくても俺がよくない」
女「君は見ていてもいいさ」
男「なんでそうなる」
意味がわからん。
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 00:12:34.97 ID:x6CGo3GnP
女「元はといえば、君が悪いんだよ?」
そうだけども。
女「だから、ボクがちゃんと着替えることができるか、見ておいたほうがいいんじゃないのかい?」
男「そこまでしなくてもいいだろう」
女「ふふ、そうかもね」
こいつ。
俺で遊んでやがるな。
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 00:23:59.70 ID:x6CGo3GnP
女「ああ、下半身がべちょべちょ……」
色気の無い声でいっても、まったくなにも感じませーん。
女「君にべちょべちょにされてしまったね」
変な言い方するな。
男「うるせえ」
女「それは逆切れだよ」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:07:42.03 ID:x6CGo3GnP
男「悪かった」
女「ふふ、素直でよろしい」
むかつく。
男「……」
女「着替えるから」
男「いちいち報告しなくていい」
女「言わないと怒るくせに」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:13:23.38 ID:x6CGo3GnP
……まあ。
いきなり着替えたら怒るかもな。
男「そうかもな」
女「だったら、ボクは正しいことをしたんじゃないか」
男「ふんっ」
女「……パンツもびしょびしょ……」
そんなことつぶやくな。
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:21:30.26 ID:x6CGo3GnP
女「ふふ、パンツも着替えなきゃ」
男「そうかい」
女「君はどんな色が好きだい?」
男「は?」
んなこと聞いてどうする?
女「黒と言われると、困るんだけれど」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 20:29:49.28 ID:x6CGo3GnP
男「……黒」
女「困ったなぁ」
笑いながら困ったと言われても。
女「なんで黒なんだい?」
いや。
なんか、いやな予感がしたから。
女「ふむ。じゃあ、今度買ってこよう」
男「何をだ」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 21:41:06.68 ID:x6CGo3GnP
女「わかるだろう?」
男「わかってるけども」
それでも、いやだ。
女「黒……が好きなのか」
男「別に好きじゃない」
女「む? それじゃあ何が好きなんだい?」
男「……わからん」
女「ああ、間違えた。パンツなら何色が好きなんだい?」
最終的にそう聞くのか。
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 23:36:25.71 ID:x6CGo3GnP
男「そんなもん、別に何色でもいい!」
そんなことを、俺に聞くな。
女「むぅ、君の好きな色に合わせたあげるのに……」
合わせてもらいたくない。
どうでもいいわ、そんなもん。
女「ふむ……じゃあ、これにしよう」
いいから、早く穿けよ。
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 23:47:24.85 ID:x6CGo3GnP
女「うん、着替えが終了したよ」
男「本当かよ」
とか言いながら、こいつ下半身下着一枚とかありえそうで怖い。
女「もちろんさ。嘘はつかないよ」
冗談を言うけどな。
振り向くと。
女「どうだい? こういうフリフリしたものは、あまり好きじゃないんだけど」
なんだそのミニスカート。
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 00:02:34.33 ID:4rssN6YBP
男「さっきのカジュアルな服装はどうした」
女「君の好みはこういうのじゃないのかい?」
男「……」
まあ、合ってるかも。
女「凄いね、制服よりスースーする」
男「言わんでいい」
女「ボクもすこしは女の子らしく見えないかい?」
言ったら台無しだな。
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 22:17:03.86 ID:f9lblkLlP
男「さあな」
女「微妙な答えだね」
別に。
興味、ないし。
女「さっき、母に買い物を頼まれてね」
男「ふむ」
女「今から行くのだけど、付き合ってくれないか?」
男「ああ」
それなら、いいけど。
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 22:19:53.76 ID:f9lblkLlP
女「ふふ、いいのかい?」
男「おう、暇だし」
女「あれ? 家に帰るんじゃ……?」
男「帰るぞ」
女「あはは、すまない。冗談だよ」
揚げ足取りやがって。
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 22:23:41.44 ID:f9lblkLlP
男「……」
さて、外に出たわけだが。
女「寒いね」
男「そうだな」
女「脚がより一層スースーするよ」
だからどうした。
117:なんでID変わってんの?:2010/10/07(木) 22:35:01.24 ID:f9lblkLlP
男「そんな格好してるからだろ」
女「そうだね」
なんだよ、普通に肯定するのか。
女「とりあえず、さ」
男「なんだ?」
女「くっついても、いいかな?」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 23:25:40.45 ID:f9lblkLlP
男「はぁ……」
何言ってんの、こいつ。
女「マフラーだけじゃ、寒いんだよ」
人肌で暖めろってか。
女「ダメかい?」
男「いやだね」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 23:30:02.79 ID:f9lblkLlP
女「そうか」
何を考えてるのかわからんやつだ。
……。
男「……おい」
女「なんだい?」
男「結局くっついてるじゃねえか」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/07(木) 23:42:25.42 ID:f9lblkLlP
女「ふふ、そうだね」
そうだね、じゃねえよ。
女「ボクはこっちに行きたいから、寄っただけさ」
男「そうか」
……。
男「おい、なんで俺と同じところに来るんだ」
女「ふふ、ダメかい?」
またそれか。
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 00:15:35.15 ID:xJj0jLx+P
男「邪魔だ」
女「ひどいなぁ」
男「くどい!」
女「ボクは君の邪魔なんかしてないよ」
確実に歩行妨害だ。
女「ふふ」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 18:27:31.32 ID:xJj0jLx+P
男「お前がそういうつもりなら……」
女「おっと」
走ればいい!
女「ふふ、元気だね」
男「うるせー」
女「追いかけたいところだけど……」
なんだ?
女「生憎、ボクはスカートだから」
……そうだったな。
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 18:39:41.18 ID:xJj0jLx+P
女「なるほど」
男「……?」
なんだそのニヤケ面は。
女「ボクのパンツを、見たかったのかい?」
スカートをつまんでちょいちょい上げるのやめろ。
女「ほら、目が行ってる」
男「そんなことしたら誰でも行くだろうが」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 18:51:40.41 ID:xJj0jLx+P
女「ボクが暑くてしているだけかもしれないじゃないか」
さっき寒いって言ってただろうが。
男「じゃあ今暑いのか?」
女「そうだなぁ……」
ゆっくりと俺に近づいてくる。
女「寒いよ」
といって、俺にくっつきやがる。
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:03:28.95 ID:xJj0jLx+P
男「懲りないやつだな」
女「こりないよ」
ニッコリと微笑みかけてきた。
女「君だって、寒いだろう?」
男「そんなに」
女「少なからずは、寒いだろう?」
男「……」
寒いけども。
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:13:46.25 ID:xJj0jLx+P
男「あー、もういい。わかったから」
女「ありがとう」
男「……」
なにがありがとうだ。
女「ふふ、人肌は暖かいね」
そうかい。
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:20:04.38 ID:xJj0jLx+P
女「手が特に冷えてるんだ」
男「そうか」
女「……ふふ」
スーパーまで、あと少しか。
女「風が強いね」
男「そうだな」
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:24:36.84 ID:xJj0jLx+P
女「あっ」
ブワッと。
フワッと。
チラッと。
女「……ははは」
男「……」
見えた。
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:30:29.13 ID:xJj0jLx+P
男「……」
女「見た……かい?」
男「見てない」
女「そうか……」
そんなこと気にしてるとは、なんか雰囲気違うな。
女「自信あったのに……」
前言撤回。
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:36:59.37 ID:xJj0jLx+P
男「変態め」
女「変態でも構わない。見ないか?」
誰が見るか。
女「ほらほら」
チラチラするな。
男「そんなに見せたいならクラスのやつにでも見せてろ」
女「君に見て欲しいんだ」
大・迷・惑、だ。
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:49:24.09 ID:xJj0jLx+P
女「……まあ、そこまで見せるつもりはないけど」
どうでもいいわ、もう。
男「ほら、着いたぞ」
女「うん、そうだね」
男「とりあえず、何買うんだ?」
女「変なものは買わないよ」
スーパーに変なものは売ってない。
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 19:52:59.61 ID:xJj0jLx+P
男「晩飯か?」
女「うん、ほら」
この材料だと、カレーかな。
女「ボク、カレー大好きなんだ」
男「ふーん」
女「君も、好きだったよね」
なんで知ってるんだ。
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:24:18.76 ID:xJj0jLx+P
女「ふふ、教えてくれたじゃないか」
男「そうだったか?」
覚えてない。
女「ボクも、言ったんだけどな」
ちょっとムスッとする。
なんかレアな顔だ。
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:29:44.15 ID:xJj0jLx+P
男「そういう、お前の記憶力の良さアピールはいい」
女「ふふ、わかった」
いつもどおりに戻る。
男「さて、と」
この材料の書いた紙通りに買えばいいんだな。
女「ふふ、なんだか夫婦みたいだね」
全然そう思わん。
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 20:37:37.92 ID:xJj0jLx+P
女「あっ……」
男「ん?」
女「これ……」
男「……」
なんだよ、それ。
新しく発売されたお菓子か。
ねったりしてりするやつの、新しいの。
目をキラキラさせやがって。お前は子供か。
女「買う」
男「いやいや、そんなの書いてないだろ」
女「ボクが個人的に買うの。いいじゃないか」
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:04:06.81 ID:xJj0jLx+P
言ってる事まで子供か。
男「わかったわかった」
女「ふふっ」
こいつ、いっつもこういうの買ってるよな。
それじゃあ、俺は。
女「ポッキーかい?」
男「おう、好きだからな」
女「そうなんだ」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:07:08.51 ID:xJj0jLx+P
女「ポッキーって、名前面白いよね」
男「そうか?」
ポキっていう効果音からって感じがするけど、別に面白くは……。
女「一文字間違えれば大騒ぎだね」
男「……」
下品だ。
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:10:22.72 ID:xJj0jLx+P
男「よし、これで全部買ったな」
女「うん、美味しいカレーが目に浮かぶよ」
男「そうかい」
女「買い物に付き合ってくれたんだし、晩も食べないかい?」
男「いいのか?」
女「うん、構わないよ」
なら、俺はいいけど。
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:13:21.15 ID:xJj0jLx+P
女「面白くない冗談言っていいかい?」
お前の冗談で面白かった試しはないけどな。
男「別に、いいぞ」
女「ご飯にかかってるのが、カレーじゃなかったりしてね」
男「……」
下品だ。
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:17:38.38 ID:xJj0jLx+P
男「頼むから、もうすこし離れろ」
女「寒いよ」
男「寒いのはわかってるっつーの」
それでも近すぎる。
いい匂いが、しすぎる。
……おっと、さっきのはなかったことにしてくれ。
女「ボクのこと、嫌いかい?」
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/08(金) 21:25:53.10 ID:xJj0jLx+P
男「だったら一緒にいないだろうが」
女「それもそうだね」
これで、いつもなら終わり。
女「じゃあ、好きなのかい?」
……。
男「嫌いじゃ、ない」
パンティー生着替え
スポーツ少女たちの校内着替え
就業前の身だしなみ… OLロッカー室生着替え
女「着替えを見られても恥ずかしくないよ」【パート2】へつづく
転載元
女「着替えを見られても恥ずかしくないよ」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1286277957/l50
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