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女「ほほう、これが自慰か」【前編】【後編】


254: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 21:43:16.81 ID:06d97TizP

男「おう」

って、いきなり走り出した。

家で、いきなり。

男「待てよ」

女「ふふっ」

階段を上り、自分の部屋に行こうとしてるようだ。

男「ちょ、おいっ」

俺も中に入る。



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257: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 21:54:13.83 ID:06d97TizP

女「ふふっ」

男「!」

こいつ。

着替えるために走ったのか。

女「こういうときは、どういう反応をとればいいのかな?」

男「笑えばいいんじゃね?」

女「ふふ、新世紀なお答えありがとう」

男「……」

女「おや、出るのかい?」

当たり前だろ。



260: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 22:14:12.67 ID:06d97TizP

男「着替え終わったら言え」

女「別に見てもいいんだよ?」

男「何言ってんだよ」

女「ボクは君の、とんでもない場所を見てしまったんだから」

るっせ。

それとこれとは話が違う。



262: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 22:31:22.29 ID:06d97TizP

男「それとこれとは……」

女「それじゃあ、ボクがいけないとおもうんだ」

男「あれは、事故だったんだ。これは……」

女「君の勘違いで部屋に来たんじゃないか。これも事故さ」

男「……」

女「さあ」

興味がないんだよ。

……いや、おとこに興味があるってことじゃなく。

魅力的でない、ってことだ。



263: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 22:43:29.83 ID:06d97TizP

男「興味ねぇんだよ」

女「……」

素直に言うのも、大事なことだろ。

女「そうか」

男「……」

女「同性愛者だったんだね」

おい、違う。



264: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 22:48:41.78 ID:06d97TizP

女「む? でも、大きな胸が好きだったはず……」

男「おいおい……」

女「大きい胸の男性……難しい相手だね」

こいつは。

マジで。

どうかしてる。

男「はぁ……」

女「ためいき」



269: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 23:33:53.70 ID:06d97TizP

男「お前さ」

女「なんだい?」

男「どうかしてるよ……」

女「同化している? なにが?」

男「普通そんな考え方しないって」

女「考え方? 同化しているのか?」

男「おう」



270: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/16(木) 23:59:21.59 ID:06d97TizP

女「むう……難しいことを言うね」

男「いいから早く着替えろよ」

女「いや、見てもらわないと困る」

男「……はぁ……」

女「またためいき」

だぁ、近づくな……。

うおっ。

どさり。

男「……」

女「……」

ベッドに倒れこんだ。



275: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 00:13:22.46 ID:JPAy/lvAP

男「……」

女「ふふっ、足がもつれてしまったよ」

男「どけよ」

女「ああ、もちろん」

……。

女「……これは、どういうことかな」

やっぱり、俺は正直者だった。



277: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 00:17:20.42 ID:JPAy/lvAP

男「まあ、そういうことだ」

女「……ボクのことを、異性として見ていないんじゃなかったのかな?」

そんなの。

タテマエってやつさ。

女「……性的興奮、というものか」

男「そういうやつだ」

女「制服からここまでテント張りになるんだね、凄い生命力だ」



283: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:14:41.18 ID:JPAy/lvAP

女「……人間は、性に素直なんだね」

男「そうなんだな」

女「……」

ゆっくりと立ち上がり、着替えを再開した。

男「……」

女「はは、まさかこんな雰囲気になってしまうとはね。困ったものだ」

凄く、寂しそう顔。



284: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:20:28.32 ID:JPAy/lvAP

女「……ボクは、気にしてないから」

男「何が」

女「……」

男「何がいいたいんだよ」

女「君がボクを、どう思ってるかわからないけど」

男「……?」

女「ボクは君をそういう目で、見れないんだ」



287: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:22:29.02 ID:JPAy/lvAP

男「……」

俺だって、見たくない。

体が反応するだけである。

別に今すぐに襲いたいとか、そんな衝動はまったくといっていいほどない。

それが普通だろう。

女「だから、気にしてない」

男「俺も気にしてない」

女「そうか、それはよかった」

男「おう」



289: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:25:40.73 ID:JPAy/lvAP

男「で」

女「なんだい?」

男「寄らせるような用事って?」

女「ああ、そうだった」

男「気づけよ」

女「今日ね」

男「おう」

女「雨が相当降るらしいから、ボクの家で雨宿りすれば、ってことさ」

男「は?」



290: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:27:54.21 ID:JPAy/lvAP

すぐにカーテンを開ける。

ざあああああああ。

男「うっおおおおおおお!?」

女「ざーざー降りだね」

男「お前なぁ!?」

女「なんだい?」

男「忠告してくれればさっさと帰ってれば、すこし濡れるぐらいで済んだんだぞ!?」

女「風邪をひいたらどうする。おでかけができなくなるじゃないか」

男「そんなに体よわくねえよ!」



292: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:30:32.55 ID:JPAy/lvAP

女「心配なんだ、君のことが」

男「倒置法を用いて強調するな!」

女「君のこと、心配なんだが」

男「疑問文みたいになってるぞ!?」

女「あはは、面白い」

男「おもしろくねぇ!」

女「じゃあ、このざーざー降りの中、帰るのかい?」



293: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:32:41.66 ID:JPAy/lvAP

男「それは……」

正直、いやだ。

女「ボクは傘も合羽も貸さないから」

男「ひでえ」

女「それくらい帰って欲しくないんだ」

男「わかったよ、わかった。止むまでいるから」

女「本当かい?」

やけに嬉しそうだな。



294: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:35:55.22 ID:JPAy/lvAP

男「ああ、約束する」

女「そうか、それじゃあ君の母親に電話しておくよ」

男「いいよ、俺がする」

女「いやいや、ボクがするよ」

男「だるいっつーの、なんでだよ?」

女「今晩、貴方の息子をお預かりします、と」

男「なんでだよ!」

女「え? この雨、止むのは明日だよ?」

先に言え。



296: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:38:16.89 ID:JPAy/lvAP

男「お前、わかってて……」

女「約束は守るのが、男の子だよ?」

男「……っけ」

女「ふふっ、それじゃあ電話してくるね」

男「はぁ……」

女「ボクがいない間に、ためいきはそれ以上つかないように」

男「へいへい」



298: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 01:39:52.94 ID:JPAy/lvAP

男「……はぁ」

おっと。

ついちまった。

まあ、バレないだろうし。

男「そういえば、あいつの母さん、今日見てないな……」

いきなりあがって、何も言わずに娘の部屋に入るおとこのことを、どう思うだろうか。

俺だったら。

獣だとしか思わないだろう。



363: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 20:42:13.47 ID:JPAy/lvAP

まずいな。

よし、とりあえず挨拶しておこう。

階段を下りる。

男「ん……?」

今、どうやら電話を終えたらしい。

女「待っていられないのかい? ふふっ……」

男「おい、お前の母さんは?」

女「ああ、母なら今日含めて、土日と帰ってこないよ」



367: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 20:58:48.85 ID:JPAy/lvAP

男「マジか」

女「ふふっ、嘘はつかないよ」

男「……」

これは非常にまずい。

いや、考えてみろよ。

男女二人が、一つ屋根の下だぞ。



368: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:06:31.00 ID:JPAy/lvAP

男「はぁ……」

女「ん?」

ためいきをついたから、近づいてきた。

女「また、ためいき。いやかい?」

男「いやじゃないけど……」

女「いやじゃないなら、嬉しいよ」

別に、いやじゃないだけで、良いわけじゃないぞ。



369: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:13:24.04 ID:JPAy/lvAP

女「まだ晩御飯という時間でもないね、何をしようか?」

男「別に、なんでもいい」

女「ナニ、しようか?」

男「だからなんでお前は……」

下ネタっつか、なんつーか。

そういうの多いんだ。



370: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:19:35.43 ID:JPAy/lvAP

女「ふふ、ちょっと、調子に乗りすぎかな」

そうだな。調子に乗りすぎ。

男「ゲームしようぜ、ゲーム」

女「むぅ……残念ながら、ボクの家にはゲームというものがないんだ」

男「トランプも?」

女「アナログなものならあるよ、ほら」

男「なんだそれ?」

女「ツイスターゲーム」

……いや。

おかしいだろ。



374: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:23:33.79 ID:JPAy/lvAP

女「やらないのかい?」

男「疲れるだろ、これ」

女「そうなのかな? ボクは君とやるために買ったものだから、どうやるのかわからないんだ」

なんで俺限定なんだよ。

男「俺だってわからん」

女「さっき疲れると言っていたじゃないか」

男「そうですけども」

畜生、口が滑った。



377: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:29:33.90 ID:JPAy/lvAP

男「ああ、そうだそうだ」

女「む?」

男「これ、つぶやくんだよ、○○なう、みたいに」

女「それじゃあツイッターゲームじゃないか」

くそ、騙されんか。

男「これ、回すやつとかいないといけないから、3人いないといけないんだよ」

女「ああ、これ、ボタンを押すと自動的にやってくれるものらしいよ」

ハイテクじゃん。

アナログじゃないじゃん。



381: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:33:21.94 ID:JPAy/lvAP

女「やらないか?」

男「いい男なお誘いだな」

女「どういうことだい?」

男「気にするな」

仕方ない。

別にホイホイ、やるつもりはないけど。

もう逃げられようもないし。

男「じゃあ、やるか」

女「そうこなくちゃ。ふふっ……」



385: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:39:27.90 ID:JPAy/lvAP

女「どうやるんだい?」

男「えっとだな、まず色があるだろ? この色に指示された部位を置くんだ」

女「なるほど。左右の手足だね。了解した」

男「じゃあやるか」

女「うん」

右足 赤

男「おう」

女「うむ」

左足 緑

男「よっと……て、おい!」

女「なんだい?」

男「いきなりなんでそんなに脚を開く!?」

女「どこでもいいんだろ?」

きつそうな体勢だな、おい。



386: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:46:42.99 ID:JPAy/lvAP

その後……。

男「お前、いいかげんに……」

女「ふふ、なにがだい?」

なんでこんなに絡むんだよ。

おかしいだろ。

女「次は……」

黄色 左足

男「きっつ!」

女「よいしょっと」

男「うおっ、そこは俺が……!」

女「ふふ、お先」



387: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:50:43.38 ID:JPAy/lvAP

男「畜生……あそこしか……」

女「おや、そこにいくのかい?」

男「くぃっぃ……」

女「ふふっ、面白い声だね」

男「つ、次ぉぃぃぃ……」

左手 緑

鬼畜だ。

こっからどうやっていけばいいんだ。



388: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 21:54:25.38 ID:JPAy/lvAP

男「くのおおおお……」

女「うん、苦悩だね」

黙れ。

元はと言えばお前が変なとこに行かなけりゃ……。

女「よいしょ。ボクはできたよ」

男「うのぉぉ……」

とすっ。

女「あにゃ……」

あいつの股の間に、顔が当たった。



392: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 22:04:56.45 ID:JPAy/lvAP

女「……」

ぐらり、と。

倒れた。

男「……むぐ?」

女「あ、あまりそんなところに顔をつけるものじゃないよ……」

地の文では、凄い早い反応だった。

しかし、俺自身が気づいたのは今さっきだ。

男「! す、すまん」

女「……」

ああああ、なんだよその顔。

顔赤くして目を逸らすな。



395: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 22:12:34.32 ID:JPAy/lvAP

唇を尖らせて。

いつもの。

こいつっぽくない。

なんか……。

女「つ、ツイスターゲームはおしまい。ご飯にしよう」

食うにはいい時間だった。

男「じゃあ、食うか」



396: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 22:15:47.01 ID:JPAy/lvAP

女「ふふっ、君がお泊りに来た時のために、母から料理を教わっていたんだ」

だから。

なんで俺限定なんだ。

女「待っててくれ。腕にのりをつけて頑張るから」

男「よりをかけてくれ」

女「かけるなんて……」

男「もういい、早く作業に入れ」

めんどくせーやつ。



397: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 22:25:35.49 ID:JPAy/lvAP

男「ふぅ……」

女「おや、今度はためいきじゃないようだね」

男「疲れたから一息だ」

女「そうか」

いつもの状態に戻った。

さっきの面影は、まるでない。



399: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 22:30:38.63 ID:JPAy/lvAP

男「やれやれ」

なんか、さっきのは正直。

正直に。

可愛かったな、とか。

思ってたり。

女「ふふっ、そろそろできるからね」

男「おう」



401: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 22:33:17.28 ID:JPAy/lvAP

男「……」

やべ、腹鳴った。

意外と腹減ってるんだな。

女「いやしんぼさんだね」

男「おいしんぼだ」

女「ふふっ、そうかい」

綺麗にあしらわれた。



412: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:27:29.41 ID:JPAy/lvAP

女「おまたせ……あ、いや」

男「ん?」

女「おまたせって、ちょっといやらしいね」

そんなことどうでもいい。

女「そう思わないかい?」

男「思わん」

女「そうか、残念だ」

なにがだ。



414: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:32:23.02 ID:JPAy/lvAP

男「……」

飯。

女「さあ、召し上がれ」

男「おう、いただきます」

女「ふふっ」

ぱくり。

……。

いや、まあ。

美味いよ。美味い。

普通に、美味い。



415: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:34:43.75 ID:JPAy/lvAP

女「どうだい?」

男「美味い」

女「そうか」

男「……」

喜んでもいいだろうに。

当たり前みたいに、ドヤ顔か。

可愛くねー。



416: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:37:23.17 ID:JPAy/lvAP

女「良かった良かった」

と、俺の心の中を覗いていたかのように、いきなり喜び始めた。

女「……とか、言ったら可愛いのかな?」

……こいつ、まさか……。

心を読んでやがるのか?

男「さあな」

女「ふぅん」

いや、そんなことできるわけがない。



418: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:40:18.08 ID:JPAy/lvAP

男「ふぅ」

食った食った。

意外と量が多くて困ってことは言わないでおこう。

男「お前、食べないのか?」

女「食欲がないんだ」

男「大丈夫か?」

女「気にしなくてもいい。ボクの用事だから」

男「……?」

あやしいな。



419: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:42:17.80 ID:JPAy/lvAP

男「まあ、いい。そういえば、俺が食っている間に何してたんだ? 姿が見えなかったが」

女「お風呂の用意をしていたんだ」

男「なるほどな」

女「ふふっ、お風呂にするかい?」

男「飯食う前に言うべきだろ」

女「そうだね。順序を間違えてしまったよ」



420: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:52:17.43 ID:JPAy/lvAP

と、笑う。

……うーん。

女「それじゃあ、本当にどうするんだい? 疲れているとさっき言っていたから、このまま寝てもいいんだよ?」

男「いや、別に」

女「じゃあ、入るかい?」

男「入る」

女「そうか」

汗かいてるからな。こんなんで人の家にいることすら、俺は恥ずかしいわけで。



422: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:57:11.21 ID:JPAy/lvAP

男「ついてくるなよ」

女「わからないだろ?」

男「何度来てると思ってるんだ」

女「ふふっ、そうはいかないさ」

男「はぁ……」

女「ほら、ためいきをつく」

ああ、もう。調子狂うぜ。



424: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/17(金) 23:59:29.50 ID:JPAy/lvAP

男「……」

女「シャンプーとリンスを間違えないように、わかったね?」

男「お前は保護者か」

女「ふふっ、そうだよ」

認めるな。

男「わかったから、出てけ出てけ」

女「うん」



426: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:03:24.36 ID:CHq2s6K7P

男「やれやれ」

やっと出たか。

男「さて」

入るか。


男「ふう……」

気持ちいい。

女「湯加減はどうかな?」

話しかけるな。

男「んだよもぉ……」



429: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:06:32.21 ID:CHq2s6K7P

男「いいですから、もう話しかけてくるなよ」

女「そうか。ならいいんだ」

男「けっ」

女「ふふ、ちょっと厚かましかったかな?」

男「物凄くな」

女「ははは、酷い言い様だ」

酷くはないはずだ。



433: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:16:37.72 ID:CHq2s6K7P

俺は。

ただ、話しかけられただけで。

体が正直に反応している。

なんでだろうか。

いつもなら、こんなことはない。

なんでだ? なんで、こんなに反応がいいんだ?

男「……」

考えるだけ、無駄だ。



436: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:23:02.60 ID:CHq2s6K7P

男「あがったぞー」

女「おや、ほかほかだね」

男「そりゃな」

風呂に入ってヒエヒエってのは聞いたことがない。

女「それじゃあ、どうしようか?」

男「風呂入らないのか?」

女「ボクにも色々とあるんだ」

男「ふーん」

いろいろねぇ。



437: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:26:15.66 ID:CHq2s6K7P

女「ボクは、もう寝ることにするよ」

男「じゃあ、俺も」

女「いや、いいんだよ? ボクに合わせなくても」

いやいや。

起きてたところで。

何すればいいんだよ。

女「ボクが寝た後に楽しんでもいいんだし」

男「するかっ」



441: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:38:43.69 ID:CHq2s6K7P

……まあ。

昨日はあの後も結局、してない。

久しぶりだったのに。

する機会っつーか。

なんか、興がそがれたつーか。

見つかるの怖いっつーか。

女「どうしたんだい?」

男「なんでもない」

だからと言って、人の家でするのはどう考えても変態だろ。



444: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:45:06.06 ID:CHq2s6K7P

男「……おい」

女「なんだい?」

男「なんの冗談だ」

女「冗談?」

男「どうなってるだよ」

女「こうなってるのさ」

男「……お前はベッドで寝ろ」

女「じゃあ君もベッドで寝ることになるよ」

なんでだよ。



445: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:50:25.49 ID:CHq2s6K7P

男「いや、じゃあ布団で寝ろよ」

女「じゃあ君も布団で寝ることになるよ」

男「ふざけるな。ベッドがあるのにもったいないだろ」

女「だから、君に決めさせているじゃないか」

男「だから、なんで二つに一つなんだよ」

女「いいからいいから」

おいおい。

こいつ、やっぱりおかしいって。



448: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 00:56:41.30 ID:CHq2s6K7P

男「つまり……」

女「うん」

男「お前と一緒に寝る以外に選択肢はない、ということか」

女「……」

顔赤くして頷くな。

男「わかったよ。寝る。寝てやる。」



452: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:03:59.49 ID:CHq2s6K7P

女「ふふっ、感謝するよ」

男「近づくなよ」

女「意味がないじゃないか」

男「……はいはい」

なんだよ、こいつ。

意味わかんねえ。

女「……こっちを向いてくれよ」

男「……」



454: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:05:06.29 ID:CHq2s6K7P

男「ん」

女「いやかい?」

いやだよ。

なんでお前と一緒に、寝ないといけないんだ。

女「……」

すっげえ近いし。



460: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:12:32.15 ID:CHq2s6K7P

女「ふふっ……」

男「なんだよ」

女「ごめんね」

男「っ……」

いつもの、口調じゃない。

女「ちょっと、わがままが過ぎちゃった。ごめんね」

男「お、おい……」

女「おやすみ、男」

男「……」



464: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:15:57.14 ID:CHq2s6K7P

男「おいっ」

ぎゅっと。

こいつの手を握ってみる。

特に意味はないけど。

女「……?」

男「……えっと」

やべえ。

恥ずかしくて何も言えないぞ。

何か言え、何か……。



465: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:19:53.42 ID:CHq2s6K7P

女「暖かいね」

男「……!」

女「ふふっ、男の手、暖かい」

男「……女」

女「?」

意味はない。

意味はないんだと信じたい。

俺は、女の唇に、そっと唇を合わせた。



471: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:21:51.20 ID:CHq2s6K7P

女「ん……」

男「……」

なんでだろうな。

なんで、こんなことしたのか。

わかんねえや。

女「……バカ」

男「あん?」

女「ボクからしようと思ってたのに……」

なんだよそれ。



472: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:24:10.81 ID:CHq2s6K7P

女「……男」

男「なんだよ」

女「ボクのこと、好き?」

男「嫌いじゃない」

女「微妙な答えだね」

男「……嫌いじゃないし、普通ってわけでもない」

女「ふふっ、そっか」



477: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:28:20.14 ID:CHq2s6K7P

女「ボクは男のこと、大好き」

男「そうかい」

女「ちゃんと返してよ」

男「……嬉しいよ」

女「ふふっ……」



481: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:31:06.55 ID:CHq2s6K7P

さて。

それから俺らがどうしたかって?

もちろん。

もちろん、わかるよな?

寝たよ。

寝ちまったよ。

勇気がなくて悪かったな。

女の笑顔見たらもうどうでもよくなっちまったんだよ。

つくづくダメ男だと思ったよ。ええ。



484: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:35:04.67 ID:CHq2s6K7P

日曜。

男「おーい」

女「やあ」

……どうやら、口調も雰囲気も戻っちまったみたいだ。残念。

でもまぁ、これがこいつなんだし、俺はいいと思ってる。

女「結構遅れたね、どうしたんだい? 自慰かい?」

男「大声でそういうこと言うな、バカ」

むかつくやつだ。

女「ふふっ、それじゃあ、行こうか男」

……名前呼んだから全てノーカンにはならないぞ。

男「……やれやれ」

はしゃぐ女を追いかけながら。

俺は、今日、こいつに渡す誕生日プレゼントを、考えていた。

Fin



485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:35:35.42 ID:4oxhY/oe0

終わっちまった・・・



486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:35:38.78 ID:iHB9xG1u0

おい!下ろしたズボンどうしてくれるんだよ!おい!



494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:37:55.75 ID:PJDXL5ED0

>>486
上げろ

もしくはもっと下げろ



488:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:36:31.02 ID:tG5qp05e0

おい

おい



490: ◆wQe4Th9pu20V :2010/09/18(土) 01:36:59.53 ID:CHq2s6K7P

エロシーンも書けない俺で悪かった。

ボクっ子大好き。
また今度もこんなのあったら、俺かもしれない。

じゃあ。



491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:37:04.42 ID:WH7wH1G00

パンナコッタ…



492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:37:21.66 ID:1ODv5byu0

風邪引いちゃうよお…



497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:39:15.85 ID:idCJLktGP

エロなんて飾りです
エロい人にはそれが分からんのです
>>1



498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 01:40:06.28 ID:4SH5aqeh0

>>1ナイスと言わざるを得ない
こんなににやけたのは久しぶりだ



512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 05:06:22.43 ID:9wjQIrXf0

いい話だった おつおつー



513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/18(土) 05:25:27.84 ID:D0g9pS+X0




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女「ほほう、これが自慰か」おしまい


転載元
女「ほほう、これが自慰か」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284380134/l50
 

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