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女「○月×日。今日の男君」【前編】【中編】【後編】
326 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 14:36:53.24 ID:OGoTDEEhO
男「ただいま〜」
女「おかえり〜」
男「あ〜疲れた」
女「お疲れ様です」
女「今日お父さんから電話あった」
男「なんて?」
女「ちゃんとご飯食べてるかーとかお金大丈夫かーとか」
男「うん」
女「あと、男に泣かされてないかーとか」
男「え」
女「泣かされてますって言っといた」
男「はぁ!?」
女「嘘嘘ww」
男「泣かされてるのは僕ですってお父さんに直訴してやる」
女「たぶんお父さんって言ったらキレるよw」
男「え。マジ?」
男「じゃあなんて呼んだらいいんだろ」
女「パンデモニウムー!って」
男「愛犬じゃん」
女「まぁお父さんってそういう感じだから」
男「ヒエラルキー低いなぁ」
326 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 14:36:53.24 ID:OGoTDEEhO
男「ただいま〜」
女「おかえり〜」
男「あ〜疲れた」
女「お疲れ様です」
女「今日お父さんから電話あった」
男「なんて?」
女「ちゃんとご飯食べてるかーとかお金大丈夫かーとか」
男「うん」
女「あと、男に泣かされてないかーとか」
男「え」
女「泣かされてますって言っといた」
男「はぁ!?」
女「嘘嘘ww」
男「泣かされてるのは僕ですってお父さんに直訴してやる」
女「たぶんお父さんって言ったらキレるよw」
男「え。マジ?」
男「じゃあなんて呼んだらいいんだろ」
女「パンデモニウムー!って」
男「愛犬じゃん」
女「まぁお父さんってそういう感じだから」
男「ヒエラルキー低いなぁ」
327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 14:38:11.46 ID:xTcXm7ub0
既に夫婦!?
329 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 14:45:58.33 ID:OGoTDEEhO
男「お風呂沸いてる?」
女「あ。ごめんまだ。すぐ沸かすよ」
男「うん」
女「ちょっとー!また靴下そこらへんに脱ぎ捨ててるじゃん!」
男「あ。すまん」
女「もう!いっつも言ってるのに!」
男「ちょ、腹減った。飯ある?」
女「冷蔵庫にラップかけてるのあるからチンして食べてー」
男「あいよー」
チーン
男「…モグモグ」
女「あははははww」
女「チョコレートプラネット超受けるーーww」
男「ちょ、ニュース見せてよ」
女「えーー。チョコプラ見たいー」
男「俺の見たい奴も見させてくれよー」
女「しょうがにゃいにゃ〜」ピッ
男「あ。風呂は?」
女「あ!忘れてた!!溢れちゃってるかも!!」バタバタ
男「…モグモグ」
男「一橋逮捕か。モグモグ」
330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 14:52:51.57 ID:C5OGv5p70
何この微笑ましい夫婦
331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 15:06:27.29 ID:K5J1teYf0
いろいろすっとばしたな
いいけど
333 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:11:34.27 ID:OGoTDEEhO
女「お風呂沸いたンヌ!フォウッ!」
男「おい。お隣さんの迷惑になるだろ」
女「ちぇっ。アパート暮らしは肩身が狭いずぇ…」
女「フォゥッ…」ボソッ
男「飯食ったら入るモグモグ」
女「ところでさ、今度旅行行かない?」
女「どっか旅行行こうよ〜!ね!ね!」
男「う〜ん。でもあんまり余裕ないしなぁ」
女「いいじゃんか〜!行こ!行こ!ね!ねーー!ねーってばー!」
男「そのうちね」
女「もー!!またソレ!?」
女「いっつもいっつもそのうちね〜ってそればっかじゃんか!!」
男「だってバイト休み取れるかわかんないしお金だって余裕ないし」
女「そこをなんとか!」
男「だから!なんとかなる時まで待っててって事だろ!」
女「ぶー」
男「モグモグ」
女「……」
男「モグモグ」
女「……」
女「男」
男「あん?」
女「かまって」
男「……はいコレ」
ヒョイッ
女「わぁ!から揚げだ!やったやった!ってなめとんかーーー!!!」
男「ぷww」
335 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:17:28.07 ID:OGoTDEEhO
夜/ベッド
女「ね…まだ起きてる?」
男「寝てる…」
女「そっか〜…寝てるのかぁ〜…」
女「コチョコチョコチョ〜!」
男「ちょwwバカやめろww」
女「ね。今度ドライブ連れてってよ」
男「あ〜?わかったわかった」
女「絶対だよ!」
男「わかったって。もう寝ようぜ。俺クタクタなんだよ」
女「ほーい」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……寝た?」
男「……寝ろ」
女「はい…」シュンッ
男「……」
337 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:31:14.52 ID:OGoTDEEhO
朝/アパート
男「そんじゃな」
女「うぅ…」
女「やっぱ大学が別って寂しいなぁ…」
男「一緒に住んでるじゃん」
女「いっつも一緒にいたいのぉー!」
男「そんな事言われてもなぁ」
女「バイトで帰り遅いし帰ってきても全然構ってくれないし!」
女「もっと女ちゃんを大切にしてあげとぅえ〜!」
男「……」
チュッ
女「ふ、不意打ちとは卑怯なり…///」
女「えへへ///」
男「そんじゃな」
女「えー!もう行っちゃうのー!!」
男「電車間に合わねぇもん」
女「おめでとう!君には今日学校をサボって私と遊ぶ権利をやろう!」
男「帰ってきたらたっぷり遊んでやるから。WiiやろうなWii」
女「ほんと!?絶対だよ!」
男「おう。そんじゃいってきま〜す」
女「いってらっふぁ〜い!」
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 15:34:34.28 ID:MM/10QW1O
一気に同棲まで進んだなww
339 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:44:45.27 ID:OGoTDEEhO
昼/女の大学
女「あ。いよぅ!」
例の別クラスの女、改め、同じ学科の女「おっはー」
女「昨日合コンだったんでしょ?どうだった?」
同じ学科の女「全然ダメ。イケメン揃いって言うから期待してたのに」
同じ学科の女「どれもこれもジャガイモ小僧ばっか」
女「そうだったんだ」
同じ学科の女「はぁ…やっぱり私には男しかいないわ」
女「絶対ダメ!絶対ダメ!ダメなもんはダメ!!ギギギギ…」
同じ学科の女「冗談よ」
女「なんだ冗談かぁ」
同じ学科の女「でも隙が出来たらパクっと行っちゃうかも」
女「ギギギギギ……」
同じ学科の女「あはwwその顔超ブサイクww男に写メで送ってやろww」
女「いーーやーーー!!撮らないでーー!!」ジタバタ
同じ学科の女「もっかい今の顔しろーー!!この根暗女!!ww」
女「やーーめーーれーー!!」ジタバタ
先生「オホン!!」
女「!」
同じ学科の女「!」
同じ学科の女「落第したらあんたのブサイク写メ束で男に送ってやるからね…」ボソッ
女「……悪魔め…」
340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 15:55:21.21 ID:VU1aLwkM0
おお、仲良きことはいい事かなw
343 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:26:49.35 ID:OGoTDEEhO
夜/アパート
女「男おそいな〜…」
女「……一人でWiiやってもつまんない…」
女「……」
女「お風呂冷めちゃうぞー…」
シーン
女「今日のご飯は自信作だぞー…」
シーン
女「……」
ピロリロリロ♪
女「あ!男からだ!」
女「何々?」
from:男
件名:
すまん。今日残業で遅くなる。
後、飯食ってくる
女「…!」
女「……ハァ……」
女「男のアホ……バカ……美男子……」
346 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:41:59.19 ID:OGoTDEEhO
男「ただいま〜…」
女「……おかえり」
男「風呂沸いてる?」
女「……うん」
男「飯は?」
女「チンして」
男「おい。なんか冷たいな今日は」
女「……別に」
男「残業だったんだからしょうがないだろ」
女「わかってるよ!」
男「……何怒ってんだよ…」
女「……怒ってないもん」
男「怒ってるだろ!」
女「怒ってないってば!」
男「じゃあなんでそんな態度なんだよ!」
女「前からこんな態度なんですぅ!」
女「お母さんのお腹に居た時からこんな態度だったんですぅ!!」
女「紀元前では肉食恐竜だったんですぅ!!」
男「お前なぁ…」
女「ふんだ!」
男「何怒ってんだよ……知らん。もう風呂はいる」
348 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:53:40.47 ID:OGoTDEEhO
女「……Wii」
男「は?」
女「今日一緒にWiiやるって約束した…」
男「あっ……」
女「……忘れてるじゃん……」
男「……すまん…」
女「……」
男「……」
女「……男とは学校も違うし」
女「男はバイトで忙しいし」
女「家帰ってきても全然かまってくれないし」
女「………」
男「……」
女「……私……寂しいよ…」
女「寂しい……」
男「すまん……」
女「……ごめん……男は私と一緒に暮らすためにバイトしてくれてるのに…」
男「……」
女「なんか私……ダメだ…………ごめん…」
男「泣くなよ…」
349 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:59:37.99 ID:OGoTDEEhO
女「ごめん……正直…今辛い」
女「今日は友達の家泊まってくる」
ガチャ
男「あ!おい!待てって!」
女「ごめん!今男と一緒にいたらまた私嫌な事言いそうなの!ごめん!」
タッタッタ
男「……女…」
男「………」
ポツーン
男「……ハァ…何やってんだろ俺」
351 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:07:45.96 ID:OGoTDEEhO
チーン
男「……モグモグ」
シーン
男「……モグモグ」
――ね!ね!見て見て!沖縄って海綺麗なんだよー!――
男「……モグモグ」
――男!今度一緒にドライブ行こうよー!――
男「……モグモグ」
――私は猫将軍!男の膝の上は我が領土とするー!――
男「……モグモグ」
シーーーーーーーーン
男「……今日の料理…気合入ってんな……」
――帰ってきたらたっぷり遊んでやるから。WiiやろうなWii――
――ほんと!?絶対だよ!――
男「……俺バカだな…」
352 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:15:14.46 ID:OGoTDEEhO
男「……なんか高校の頃の写真見たくなったな」
男「確か押入れに…」
ガサゴソ
ゴトゴトゴトッ
男「うおっ!!」
男「押入れちゃんと整理しないと事故るなコレ…」
男「ん…?」
『My日記帳 開けるなキケン!』
男「女の日記帳…」
男「いやいやいや、幾ら同棲してるとはいえそこは治外法権だろ」
男「見ない見ない」
ヒュ〜〜〜
パラパラパラ
男「……あ」
男「……これは不可抗力なんだ……許してくれ女……」
354 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:32:41.19 ID:OGoTDEEhO
男「………これ高校の頃の日記帳か」パラ
○月×日
>>1
男「………崇めよってなんだよw」パラ
○月×日
>>12
男「あいつ日記までバカ丸出しだなwっつか成長してねぇw」パラ
○月×日
>>32
男「……こんな事あったなぁ〜……こいつこんな事思ってたんだ」パラ
○月×日 ○月×日 ○月×日
男「っつーか書いてあるの俺の事ばっかだ……」パラ
――今日男君が――
男「………やべ」パラ
――今日は男君と――
男「泣きそう……」パラ
――男君が――
男「あいつこんなに俺の事好きだったんだな……」
356 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:44:33.39 ID:OGoTDEEhO
同じ学科の女「で!あたしんちに来たわけか」
女「はい……」シュンッ
同じ学科の女「迷惑な女!あたしDVD見る時は一人で見たい派なんだけど!」
女「うぅ…ごめんよぉ…」シュンッ
女「でもそう言いつつも家に上げてくれるお主が好きだぞよ」
同じ学科の女「はぁ!?」
同じ学科の女「家の前で泣きながら体育座りされてたら周りの家から変な噂立つじゃん!」
同じ学科の女「あたしは別にあんたと男が不仲になる事については万々歳だね!はん!」
女「と、言いつつも?」
同じ学科の女「そうそう。本当は女が心配で心配でさ〜」
同じ学科の女「んなわけあるかアホ!」
女「と!言いつつも!?」
同じ学科の女「女のタメならあたしは…あたしはぁ〜!!」
同じ学科の女「もう良いって」
女「と!!!言いつつも!!!?」
同じ学科の女「あーーもーー!ウザイ!!迫ってくんな!!」
女「やっぱ私あんたの事好きw」
同じ学科の女「私は大ッ嫌い」
女「と!!!言いつつも!!!?」
同じ学科の女「もうソレやめろwww」
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 17:47:32.30 ID:Tws7BeLtO
>>1
続編なのにこんなにワクワクさせるとは・・・
そんじょそこらの尻つぼみラノベよりいい
362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 17:52:10.36 ID:l8bguW3TO
>>359
尻すぼみだろ
363 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:03:15.58 ID:OGoTDEEhO
ピンポーン
女「あ。お客さんだよ〜」
同じ学科の女「はいは〜い」
同じ学科の女「も〜誰〜?」ガチャ
男「…ハァハァ……夜遅くすまん」
同じ学科の女「……」
同じ学科の女「どうしたの?」
男「ハァハァ…女……女来てないか?」
同じ学科の女「………来てないけど?」
男「そ、そうか……」
同じ学科の女「……ね。これから遊びいこっか」
男「はぁ?」
同じ学科の女「あんな女やめときなよ。めんどくさいって」
同じ学科の女「…ってかあたし結構可愛いくない?」
男「お前何言ってんだよ」
同じ学科の女「あんな女やめてあたしにしなよ…。絶対損しないよ?」
男「はぁ……女いないんならいいわ。じゃあな」
同じ学科の女「あ!ちょっとー!」
女「ねーねー!誰来たのー?」
男「!!」
同じ学科の女「チッ」
365 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:13:12.41 ID:OGoTDEEhO
男「お邪魔します!!」ガタタ
同じ学科の女「あ!ちょっとー!」
男「女!!」
女「あ……」
女「雲隠れの術!!」ババッ
男「布団に隠れるなよ!」
女「今明かされる事実!!私忍者の家系なの!」
バッ
女「ひっぺがさないでー!」
男「おい!話し聞いてくれ!」
女「身代わりの術!!」ババッ
同じ学科の女「あっ!ちょっ」
女「この女がどうなってもいいのかー!」
男「女…ふざけないで真面目に聞いてくれよ…」
女「……なんか照れくさい」
男「……あーもー」
グイッ
女「はーなーせー!」
ズルズル
男「邪魔したな。女が迷惑かけた」
女「HELP!HELP ME!」
同じ学科の女「ハァ……ラブラブぶり見せつけんなっつの」
371 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:25:27.13 ID:OGoTDEEhO
帰り道/公園
男「……」
女「……」
男「約束忘れててすまん!!」
女「別にいいですよ///」
男「全然かまわなくてすまん!!」
女「気にしてないっす///」
男「そしてさらにすまん!!」
男「お前の日記帳見た!!」
女「え!!!///」
女「それって……もしかして高校の頃の奴…?」
男「う、うん…」
女「////////////」ボシューン
男「……」
女「なんで見るのよーーーーー!!!!!」
女「男のアホーーー!!!バカヤローー!!!イケメーーーン!!!///////」ポカポカポカ
男「す、すまん…」
男「でも……見て良かった…///」
女「はぁ!?////」
男「俺の事ばっか書いてあった…////」
女「//////////」
女「このーーーーーー!!!/////」ポカポカポカ
372 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:33:41.80 ID:OGoTDEEhO
男「女!!//////」
女「は、はい!!/////」
男「その……/////」
女「/////」
男「寂しい思いさせてすまんかった!!!///」
男「好きです!!もう一度俺と付き合ってください!!!//////」
女「////」
女「よろ…こんで///」
男「////」
女「ってか別に別れてないじゃん…///」
男「あ……えっと…うん////」
女「……///」
男「……///」
女「……///」
男「……///」
チュッ
男「あ……///」
女「親愛の印だ…受け取りたまえ///」
チュッ
男「……俺からも///」
女「……足りんなぁ///」
407 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 01:50:43.77 ID:FJqqx1/e0
夜/ベッド
女「ね!明日もWiiしようね!」
男「あぁ」
女「でね!でね!こんどドライブ行くの!」
男「どこでも行くよ」
女「そんでね!でねでね!お金貯めて沖縄行こう?ね!ね!」
男「楽しいだろうなぁ」
女「後ね後ね」
男「うん」
30分後
女「それでね、その後二人で」
男「あぁ」
1時間後
女「それでね……それでね……」
男「あぁ……」
ナデナデ
女「二人でね……むにゃむにゃ」
男「あぁ……」
ナデナデ
男「……愛してるよ」
チュッ
409 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:00:03.49 ID:FJqqx1/e0
女「むにゃむにゃ……ふわぁ〜!」
女「あれ男は…?」
妹「お姉ちゃんもう朝だよー」
女「?」
女「妹?なんで?」
妹「何が?」
女「あれ……」
女「ここ家じゃん。なんで…」
妹「は?」
妹「早くしないと学校遅れるよー」
女「男…男は!?」
妹「はぁ?誰それ」
女「え…」
妹「お姉ちゃん顔洗ってきなよ。寝ぼけ方半端ないから」
女「………」
妹「お姉ちゃん!ど、どうしたの!?」
妹「お母さーーーん!お姉ちゃんがなんか泣き出して」
女「………えぐっ……ひぐっ……」ボロボロ
女「うわぁぁぁああああああああん!!」
410 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:04:14.46 ID:FJqqx1/e0
医者「……何か精神的なショックが原因だと思われます」
女「………」
医者「……根気強くカウンセリングすれば大丈夫ですよ」
お母さん「ありがとうございます…」
夕方/自宅
妹「お姉ちゃんどうだった?」
お母さん「精神的なショックが原因だって…」
女「………」
妹「お姉ちゃ〜ん!」
女「………」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」フリフリ
妹「ほ〜ら!パンデモニウムがお姉ちゃんにかまってほしいってさ〜!」
女「………」
妹「………はぁ」
お母さん「……うっ…うぅ…」
妹「お母さん……大丈夫だよ……お姉ちゃんまた喋れるようになるよ…」
413 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:08:19.92 ID:FJqqx1/e0
妹「お姉ちゃん…学校どうするの?」
お母さん「休学……かな……」
妹「お姉ちゃんどうしたんだろ……」
妹「朝いきなり泣き始めたと思ったら何にも喋んなくなっちゃって……」
お母さん「その前の日まであんなに元気だったのにね……」
妹「………お姉ちゃん……良くなるよね……グスッ」
お母さん「………大丈夫よ……大丈夫に決まってる……」
ギュッ
妹「……グスッ……お姉ちゃん可哀想だよ……うっ……」
お母さん「……」
ギューッ
妹「なんでなの?なんでお姉ちゃんが……うわぁぁああん」
お母さん「……大丈夫よ……絶対大丈夫……先生も良くなるって言ってたから…」
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:09:40.83 ID:IIRH4HXF0
物語はめでたしめでたしで終わると信じている俺にはこの先が怖い
416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:12:39.33 ID:C5r63qK2O
うそ…だろ…?
おい!俺は現実でもネットでも嫌なこと見なきゃいかんのか!!!!そんなのやだ…(´;ω;`)
417 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:13:08.75 ID:FJqqx1/e0
妹「お姉ちゃん……今日もご飯食べなかったね…」
お母さん「……」
妹「……お姉ちゃんこんなんじゃ体壊しちゃうよ……」
お母さん「よっし!」
妹「?」
お母さん「私明日は今日よりもっと美味しそうな料理作る!」
妹「お母さん…」
お母さん「さー!明日は女の好物盛りだくさんよー!!」
お母さん「あんたも手伝ってくれる?」
妹「うん!!」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」ピョンピョンッ
お母さん「おっ。あんたも手伝う?w」
妹「無理無理w」
お母さん「あんたはその愛くるしさで女を元気づけるのよ!」
パンデモニウム「キャンッ!」フリフリ
420 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:20:04.46 ID:FJqqx1/e0
お母さん「さぁ!今日は腕によりをかけて作ったわ!」
お父さん「美味しそうだなぁ〜〜!こりゃ家計に痛いぞ〜w」
妹「うふふふふw私も手伝ったんだ〜w」
女「………」
家族「いただきま〜す」
女「………」
お父さん「うまいなーーー!!母さんこんな料理うまかったっけ!?」
お母さん「うふふw本気だしたのw」
妹「ほんと美味しい〜!!これ最高〜!」
女「………」
妹「ほらお姉ちゃん!これすっごく美味しいよ!?」
お母さん「これもお勧めね」
お父さん「妹の作ったコレも美味いぞ〜」
女「………」
妹「……」
お父さん「……ハァ」
お母さん「女!これ美味しいぞ〜!」
妹「お母さん……」
お母さん「私食べちゃう!ん〜〜〜!!美味しい!女食べないなんてもったいないなぁ〜!」
妹「そ、そうだよお姉ちゃん!!もったいないよ!すっごく美味しいよ!」
女「………」
421 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:24:52.13 ID:FJqqx1/e0
食後/台所
妹「………」
ジャーー
カチャカチャ
妹「今日もお姉ちゃん……食べなかったね」
お母さん「大丈夫よ。お母さん明日はもーっと美味しいの作るから」
妹「このまま…グスッ…お、お姉ちゃん…グスッ…食べなくて……死んじゃったりしないかな」
お母さん「…………」
ジャーー
カチャカチャ
お母さん「さ〜って!明日は何作ろうかしら!」
妹「……グスッ」
お母さん「女他に好物あったかな〜」
妹「お母さん!!」
お母さん「………」
妹「お姉ちゃん…!お姉ちゃん死んじゃわないかな…?」
お母さん「大丈夫よ」ニコ
お母さん「あの子はあたしとお父さんの子だもん。強い子だから」
422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:26:33.42 ID:qYA80D+ZO
どういう事?
今までのは夢?
どっから?
424 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:34:46.53 ID:FJqqx1/e0
夕食/自宅
家族「いただきま〜す!」
女「………」
お父さん「今日も美味しそうだな〜〜!!最近ご飯が美味しくてお父さん感激!」
お母さん「うふふふw」
妹「最近あたしもご飯楽しみ〜w」
女「………」
お母さん「ほら女?あ〜んして」
女「………」
お母さん「美味しいぞ〜!はい、あ〜んは?」
女「………」
お母さん「……これ自信作なんだけどなぁ〜!」
女「………」
お母さん「食べないと……食べないと体に毒だぞ〜?」
女「………」
お母さん「女…食べよ?」
女「………」
お母さん「……食べて…!!お願い……グスッ…」
女「………」
お母さん「うっ……うぅううっ……お願いよぉ……ご飯食べて……あんたそんなに痩せて……うぅうううっ」
425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:36:00.82 ID:C5r63qK2O
ヤバいリアルに泣きそう
426 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:38:28.80 ID:FJqqx1/e0
グゥ〜〜〜〜
お母さん「!!!!」
妹「!!!!」
お父さん「!!!!」
女「………」グゥ〜〜
お母さん「あ、あははははははwww」
妹「ぷっwwwあはははははwwww」
お父さん「はーーはっはっはっはwww」
女「………」グゥ〜〜〜
女「………パクッ」
お母さん「ほらwこっちも美味しいからどんどん食べなw」
妹「んも〜!!wマジ心配したじゃん!!w」
お父さん「ほんとにな〜w女は食い意地はってたから余計になあ〜ww」
女「………モグモグ」
お母さん「はい!あ〜ん!」
女「………パクッ」
妹「でもほんとよかった〜……ほんとに……ほんとに…」
お父さん「あぁ……」
お母さん「は〜い!完食!!次こっち!」
女「………モグモグ」
427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:39:11.11 ID:lWbf5h2w0
家族系のには弱い
うるうるしてきた
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:40:06.93 ID:0oDJh9b7O
なんだこの新展開
あのほのぼのさはどこにいった・・・
しかしこの>>1ならうまくまとめるはず
432 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:52:02.29 ID:FJqqx1/e0
妹「明日私学校お休みだし、お姉ちゃん車椅子に乗っけて外連れて行かない?」
お母さん「いいわね!」
翌日/公園
妹「うっふぁ〜…今日は良い天気すぎる〜!」
妹「お姉ちゃん眩しくない?」
女「………」
お母さん「日傘をさして進ぜよう」
女「………」
妹「なんか噴水の近くって爽やかだよね。お姉ちゃん」
女「………」
お母さん「風も気持ち良いわね〜女」
女「………」
妹「お姉ちゃん喉渇かない?あたしなんか飲み物買ってくるよ」
お母さん「あっ。私のもお願い」
妹「うん!」
タッタッタッタ
お母さん「今日はほんとに良い天気だね〜女」
女「………」
447 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 03:42:51.05 ID:TaIRvjJK0
お母さん「この丘とっても見晴らし良いわね〜。見てご覧女」
妹「ほらお姉ちゃん!たぶんあそこウチの近くだよ!」
女「………」
お母さん「……!」ピクッ
妹「……!」ピクッ
お母さん「私……トイレ……」
妹「………私…も……」
スタスタスタスタ
女「………」ポツーン
パッ
金髪男(男とは別人)「……すまない。君の家族には少々強引に立ち退いてもらったよ」
女「………」
金髪男「本当に君を思ってくれている家族だね……あの人達の心の中は君の事でいっぱいだった」
女「………」
金髪男「異世界から来てもう一週間以上たってしまっているのか」
金髪男「見つけるのが遅れて本当にすまない……」
女「………」
金髪男「…もしかしてしゃべれないのかい?」
455 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 03:55:28.27 ID:4BBy1/wU0
金髪男「どうやらしゃべれないみたいだね……」
女「………」
金髪男「すまない…君の心…ちょっと覗かせてもらうよ…」
ピトッ(女のおでこに指を触れる)
女(……男………男………男………)
金髪男「君の心の中は、その男君とやらの事でいっぱいだね…」
女「………」ピクッ
金髪男「普通は異次元にやってきたら前の世界の事なんてすっかり忘れて」
金髪男「この世界に馴染んでしまうのが普通なんだけどね」
金髪男「君達人間が言う、夢って奴さ…」
金髪男「それにしても君は危ない…」
金髪男「このまま男君の事を忘れないでいると…この世界に馴染めず消滅してしまうよ?」
女「………」
金髪男「すまない……本当にすまないがコレも君のためなんだ…」
ピトッ
金髪男「男君の記憶を…消させてもらう…」
バチィッ!!
金髪男「あぐっ!」
464 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:10:42.37 ID:Il7OF6W90
金髪男「記憶が消せない……こんな事初めてだ……」
金髪男「…君は本当にその男君の事を愛しているんだね……」
女「………」
金髪男「寂しいけど……元の世界へ帰すしかないね…」
女「………」
金髪男「………いいかい?よくお聞き」
女「………」
金髪男「…君はこの現実の世界が夢であると『理解』しなくちゃいけない」
女「………」
金髪男「そのために……」
金髪男「男君を探そう」
女「………」ピクッ
金髪男「この世界の男君が元の世界の男君と違うって事をしっかりと認識するんだ」
金髪男「それだけ男君を愛してる君だ。たぶんそうする事で」
金髪男「この現実が夢だとハッキリ『理解』できると思う」
女「………」
金髪男「心配しなくても大丈夫。僕も一緒に探すから」
女「………」
472 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:22:09.02 ID:j2GaN6dV0
タッタッタッタ
お母さん「女!」
妹「お姉ちゃん!」
金髪男「どうしたんですか?そんなに慌てて…」
お母さん「あ!!あなた誰!?」
妹「誘拐犯!?お姉ちゃんを放して!!!」
金髪男「どうしたんです……?僕の事忘れてしまったんですか?」
お母さん「………!」ピクッ
妹「………!」ピクッ
お母さん「あ、あぁ。ごめんなさいシオン…」
妹「なんで留学生のシオンさんの事忘れちゃったりしたんだろ…」
金髪男 改め シオン「本当はこんな事するのすごく嫌だから普段やらないんだけどね……今回は特例さ」ボソッ
女「………」
お母さん「女、何とも無かった?」
シオン「OH NO!ボク、ママさんのシンヨウマルデナイヨー!HAHA!」
シオン「女さんベリーベリー良い子でしたネー!HAHAHA!」
お母さん「そ、そう。なら良かったわ」
シオン「記憶を弄ってるのに君のお母さんはさすがだよ」ボソッ
女「………」
476 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:30:20.37 ID:j2GaN6dV0
翌日
シオン「ママさーーん!今日も女さんとウキウキハイキングしてきてもCanデスカー!?」
お母さん「あぁ、いつも悪いわね。その子も外に出るの好きみたいだからお願いできる?」
シオン「お任せアレー!!ボク女さんにJoyfulとは何か教えてやりマーース!!HAHAHA!」
お母さん「シオンは外人さんなのに変な英語使うわね」
シオン「OH!!Feel!!Feelが大事デーース!!HAHAHA!」
お母さん「ふふwおかしな子w」
シオン「さぁ……女さん。まずは学校に行ってみよう」
女「………」
シオン「もしかしたら男君がいるかもしれない」
女「………」ピクッ
シオン「そーれ!!ダッシュだーー!!」
トボトボ
シオン「あんまりスピードだすと危ないし、これが最大速度だけどボクはすごくダッシュしているんだよ」
女「………」
477 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:34:35.45 ID:j2GaN6dV0
シオン「着いたよ…ちょうど下校時刻みたいだね」
女「………」
ザワザワ
シオン「う〜ん。男君はいるかなぁ?」
女「………」
ザワザワ
???「あーーーーーーーーーーー!!!!」
シオン「な、何!?」ビクッ
???「女ーーーーーー!!あんたいきなり休学ってどうしたのよ!!」
シオン「き、君は誰だい?」
例の別クラスの女「あ、あなたこそ誰ですか?」
シオン「ボ、ボクはシオン。留学生で今この子の家にご厄介になってるんだ」
例の別クラスの女「へぇ〜〜〜?」ジロジロ
シオン「うっ……」
例の別クラスの女「ってかあんた大丈夫…?なんで車椅子?」
女「………」
例の別クラスの女「お〜い。なんでシカトだー?」
480 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:39:45.66 ID:j2GaN6dV0
シオン「…と言うわけなんデス」
例の別クラスの女「……うっ……グスッ……なんで……なんで女がそんな事に…」
シオン「心中察しマス……」
例の別クラスの女「あんたほんとどうしちゃったのよ…!!んもう!バカ!」
ユサユサ
女「………」
シオン「あ、あの…揺らすと危ないのでやめて欲しいデス」
例の別クラスの女「うぅぅ……グスッ……女ぁあ……」
シオン「女さんとは親しかったのデスカ?」
例の別クラスの女「親しいなんてもんじゃないわよ!!親友だもん!!」
シオン「…それはさぞかし辛いでしょうネ…」
例の別クラスの女「……うぅうう……うわぁぁぁあん!!」
女「………」
シオン「ところで、男君と言う人をご存知ないデスカ?」
例の別クラスの女「グスッ……だれよそれ」
481 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:47:23.02 ID:j2GaN6dV0
シオン「もしかしてあなたの学校にはいないのデスカ?」
例の別クラスの女「知らないわよぉ〜……ふぇ〜ん女ぁ……」
シオン(同じ学校にはいないのか…)
例の別クラスの女「……グスッ…なんでその男とか言う人の事聞くの?」
シオン「えっと」
シオン(なんて言ったら良いんだろう)
シオン「そ、その、男君と言うのは実は女さんの思い人らしくて…」
シオン「その男君と出会えたらもしかしたら女さんの失語症も治るかもしれないんデース」
例の別クラスの女「ほ、ほんと!!?」
シオン「イエ〜ス!」
例の別クラスの女「私そんなの初めて聞いた……」
例の別クラスの女「っていうか女って普段から恋愛とは無縁だったし…」
シオン「うっ……」
例の別クラスの女「でも今はそんなの関係ない!」
例の別クラスの女「私も探す!」
シオン「ほっ……」
例の別クラスの女「特長は?」
シオン「イケメンデース」
例の別クラスの女「イケメン!?」
484 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:04:06.42 ID:HHHKj3VV0
夕方/自宅
シオン「ただいまデース」
女「………」
妹「お帰りデース」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」ピョンピョン
シオン「Oh!パンデモニウムは女さんが大好きで〜す!」
妹「そりゃそうだよ〜!お姉ちゃんが拾ってきたんだもんw」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」フリフリ
シオン「女さんもきっとパンデモニウムの事大好きデース!」
妹「大好きだよw猫可愛がりしてたからw」
お母さん「あら。女、シオン。おかえり」
シオン「ただいまデース!ママさーん!女さんもボクも very ハングリーネー!」
お母さん「はいはい。もうご飯できてるわよ」
485 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:10:01.56 ID:HHHKj3VV0
夕食/リビング
シオン「Hey!妹サーン!」
シオン「Show You!!」
妹「醤油ね」
シオン「Hey!パパさーん!」
シオン「Me So She’ll」
お父さん「味噌汁な」
シオン「Hey!ママさん!!」
シオン「ガッデム!」
お母さん「なんでじゃコラーー!!」
お母さん「シオン飯抜きにするよ!!」
シオン「Oh!!コレはパタゴニアのジョークデース!三段落ちと言うのデース!」
妹「私シオンさんって本当に外国人か真剣に考える時あるのよね」
お母さん「そうね。本当は怪しい人かもね」
シオン「Oh!HAHAHAHA!!パパさーん!何とか言ってやってクラサ〜イ!」
お父さん「今日も母さんの料理は美味しいなぁ〜…」
488 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:15:28.24 ID:HHHKj3VV0
お母さん「でもシオンが来てからなんだか家が明るくなったわね」
妹「うんw」
お父さん「そうだなぁ〜。女の世話も良くしてくれるし」
シオン「Oh!!これが噂に聞いていた褒め殺しデスネー!」
シオン「私殺されマース!!女さんHELP!!HELP YOU!!」
女「………」
妹「なんでお姉ちゃん助けてんのよ」
シオン「ボクは女さんいつでも助けてあげマース!」
お母さん「そうね。シオンにはほんと感謝しなくちゃ」
お父さん「そうだなぁ〜。よく働くしなぁ」
シオン「Oh!!これではエンドレス褒め殺しデース!!照れくさいデース!HAHAHAHA!!」
妹「でもシオンちょっとうるさいよね」
お母さん「そうね」
お父さん「そうだなぁ〜。よく喋るしなぁ」
シオン「ノーー!!この一家手のひら返し半端ネーデース!!」
シオン「女さんもそう思いマスヨネ?」
女「………」
489 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:23:59.67 ID:HHHKj3VV0
夜/女の寝室
シオン「よっこいしょっと…」
トサッ
女「………」
シオン「明日も男君を探そう…」
シオン「ちょっと遠くの方にも高校があるみたいだから」
シオン「電車で行こうね」
女「………」
シオン「おやすみ……女さん」
女「………」
シオン「早く男君に会えると良いね」
女「………」ピクッ
シオン「ふふw」
シオン「心配しなくても大丈夫だよ。必ず会わせてあげる。元の世界の男君にね」
女「………」
490 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:31:40.80 ID:HHHKj3VV0
翌日/駅のホーム
シオン「改札口で思いっきり引っかかってしまいました…」
シオン「女さんごめんなさい…恥ずかしい思いをさせてしまいましたね」
女「………」
シオン「さぁ!!今日こそは男君を見つけましょう!」
女「………」ピクッ
シオン「ふふw女さんもやる気マンマンですねw」
ピリリリリリ
シオン「む?」
ピリリリリリ
シオン「女さんの携帯が鳴ってますね」
ピリリリリ
シオン「あ、あの女の子からです。女さん。ちょっと電話に出ますね」
シオン「ハーイ!シオンデース!」
例の別クラスの女「もしもし!?男って子見つけたよ!!」
シオン「!!」
シオン「You Are Shock!!!!!!!」
492 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:36:55.75 ID:HHHKj3VV0
シオン「どうやらこの世界の男君は隣町の高校に通ってるらしいです!」
女「………」ピクッ!
シオン「電車で二駅の所らしいです!良かったですね女さん!!」
女「………」ピクッピクッ
シオン「シオンダーーーッシュ!!!テリャーーー!!」
トボトボトボ
シオン「前にも説明しましたがやはり車椅子で速度を出すと言う事は危険な行為」
シオン「これは一見遅い歩みに見えますが、通常に比べれば明らかにダッシュしていると言わざるを得ないのです!」
シオン「これがシオンダッシュなのです!女さん!!」
女「………」
ピーーーーーー
駅員「ドア閉まります」
シオン「うおおおおおお!!!」
ダダダダダダ
シオン「ハァハァ……い、今のは例外です……女さん……」
女「………」
493 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:41:44.72 ID:HHHKj3VV0
シオン「ここが男君のいる街ですよ…女さん」
女「………」ピクッ
シオン「一時は電車に乗り遅れるかとヒヤヒヤしましたが……」
シオン「なんとかここまで来れました…」
シオン「後は高校の場所を聞いて…男君に会うだけです!!」
女「………」ピクッ
シオン「スイマセーーン!そこの美人なお姉サーーン!!」
お婆ちゃん「んまっ!お上手ね〜w」
シオン「高校の場所教えてクラサ〜イ」
お婆ちゃん「え〜と……そこを曲がって〜…」
シオン「ン〜フ〜ン?」
お婆ちゃん「それで〜…」
シオン「ン〜フ〜ン?」
お婆ちゃん「そこを真っ直ぐいって〜…」
シオン「ア〜ハ〜ン」
お婆ちゃん「その突き当たりだよ」
シオン「Oh!良くわかりマシター!Veryサンキューネー!」
494 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:51:28.41 ID:bRnoQTem0
ギィ〜〜…ギィ〜〜…
シオン「ハァハァ……まさか……坂道だったとは……」
女「………」
シオン「ハァハァ……しかし負けません……必ず女さんを男君に会わせてあげます……」
女「………」
ギィ〜…ギィ〜…
シオン「ハァハァ……すいません……ちょっと休憩させてください…ハァハァ…」
女「………」
シオン「ハァ……もう体中汗まみれです……目に汗が入って…どうにも…ハァハァ」
女「………」
シオン「よしっ!!もう一踏ん張り!!」
シオン「ンギ……ギギギ……」
ギィ〜〜…ギィ〜〜……
女「………」
497 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:57:19.09 ID:bRnoQTem0
シオン「着きましたーーー!!」
シオン「女さん!ここがこの世界の男君が通っている学校ですよ!」
女「………」ピクッ
シオン「ふぅ〜…それにしても疲れました……」
女「………」ピクッ
シオン「もう汗びっしょりです…」
女「………」
ドサッ(車椅子から落ちた)
シオン「お、女さん!?」
女「………」
シオン「女さんが……自分の意思で動いた……」
シオン「だ、大丈夫ですか!?」
シオン「よっこいせっと……」
トサッ
女「………」
シオン「慌てなくてもすぐ会えますよ!任せてください!」
499 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:05:31.02 ID:bRnoQTem0
シオン「すいません……男君と言う生徒に会いたいのデスガ…」
事務室のお姉さん「ハァ…ご用件は?」
シオン「え〜っと…」
シオン「実はこの子の生き別れの兄かもしれナクテ……」
事務室のお姉さん「え!?」
事務室のお姉さん「わ、わかりました。会議室でお待ちください。その生徒を呼びますので」
シオン「ありがとうございマ〜ス!」
会議室
シオン「ドキドキしますね〜女さん」
女「………」
シオン「もうすぐ男君が来ますよ!」
女「………」ピクッ
シオン「うふふふw」
ピンポンパンポーン
アナウンス「2-Aの男君。男君。生き別れの妹さんが来てらっしゃいます…!!至急…グスッ…至急会議室まで!!」
アナウンス「早く会ってあげなさい…うぅっ」
シオン「うっ……適当な事言いすぎたかもしれないですね……」
500 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:10:37.96 ID:bRnoQTem0
ガララッ
シオン「おっ!」
女「………!」
男「あの……ぼく一人っ子なんですけど……」
シオン「あぁ!ご、ごめんなさい!実はアレ嘘なんです!」
男「……嘘?」ジロジロ
女「……あー……あ”ー…」
ドサッ
シオン「あっ!お、女さん落ち着いてください!」
女「お……とこ……おと……こ……あー……」
ズルッ…ズルッ…
男「う、うわぁ!」サッ
女「!!」
シオン「!!」
シオン「男さん!お願いします!そんな反応しないでください!!お願いします!!」
男「あ……ご、ごめんなさい……」
502 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:31:12.98 ID:bRnoQTem0
シオン「何から話せばいいのやら……」
男「はぁ…」
シオン「この女さんは実は失語症でして………違う……」
シオン「こうじゃない……」
男「??」
シオン「う〜ん……」
シオン(元の世界の男君とこの世界の男君がはっきり違うと認識させるにはどうすれば……)
シオン(元の世界の男君が絶対しないような行動を取らせてみるとか……)
シオン(でもそれならさっきの女さんを傷つけるような行動……元の世界の男君なら絶対しないはず…)
シオン(あれだけじゃ足りないのかもしれない……女さんの男君に対する思いはあんな物じゃ壊れない…)
シオン(結果的に女さんを傷つけるような事になるかもしれないけど……)
シオン(さっきみたいな残酷な思いは女さんにさせたくない……)
シオン(ならば……)
シオン「女さん……ちょっと失礼します……」
ピトッ(女のおでこに指を触れる)
シオン「なるほど……」
シオン「男さん!!!」
男「は、はい!」
シオン「顔は猪木のモノマネをしながら尚且つ白目を剥きつつ、
この世の物とは思えない動きをしながら『やっべお兄ちゃん欲しい』と言いなさい!!!」
504 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:37:22.37 ID:bRnoQTem0
男「…………は?」
シオン「聞こえなかったのですか!?」
シオン「顔は猪木のモノマネをしながら尚且つ白目を剥きつつ、
この世の物とは思えない動きをしながら『やっべお兄ちゃん欲しい』と言うんです!!!」
男「い、いやです!!!!」
シオン「お願いです!!!!」
男「いや!!そんなのできるわけないじゃないですか!!」
シオン「お願いします!!女さんのためなんです!!!!お願いします!!!」
男「しょ、初対面でいきなりそんな意味不明な事言われても困ります!!」
シオン「大変失礼な事は承知の上です!!!ですが!!!ですがこの通りです!!!」
ズザーーッ
男「ど、土下座されても無理な物は無理です!!!」
シオン「そこをなんとか!!!!!この通りです!!!!!女さんはそれで救われるんです!!!」
男「だ…だけど……」
シオン「この通りです!!!!!女さんはそれで本当に救われるんです!!!!お願いします!!!!」
男「で…でも……そんな事……」
シオン「お願いします!!!お願いします!!!!!」
男「うぅ……」
508 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:43:34.15 ID:bRnoQTem0
男「そんなに必死になってお願いするって事は……」
男「僕がそれをやったら本当にその子は救われるんですね?」
シオン「はい!!!!」
男「うぅ……////」キョロキョロ
シオン「大丈夫です!!ここは会議室ですし僕たち3人だけです!!」
男「か…監視カメラとかないよな…?////」キョロキョロ
シオン「ありません!!!」
男「あ、あなた学校関係者じゃないじゃないですかー!!」
シオン「大丈夫です!!ありませんから!!ですからどうかお願いします!!この通りです!!」
男「ど、土下座やめてください!困ります…」
男「やります!やればいいんだろコンチクショー!!/////」
シオン「男さん……!!あなたって人は……さすが女さんが愛した人です!!」
男「へ?」
シオン「あっ!今のは忘れてください!とにかくお願いします!!」
男「わ、わかりました……///」
男「……くっ……1回しかやりませんからね……///」
509 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:51:09.66 ID:bRnoQTem0
男「な、なんだバカヤロー!////」クネクネクネッ
シオン「違います!!!!!!!!!!」
男「うわっ!」
シオン「まるで違います!!!!!!!」
男「ご、ごめんなさい……////」
女「………」ガクガクガク
シオン「あ!!でも女さんに今の結構効いてるみたいです!!」
シオン「でもまだ完璧じゃない……女さん…あなたは本当に偉大です……」
シオン「男さん!いいですか!?」
男「は、はい!」
シオン「まずセリフが違います!『なんだバカヤロー!』はそもそもタケシのネタです!」
男「す、すいません…」
シオン「セリフは『やっべお兄ちゃん欲しい』です!!もう全人類の粋を集めた!
結晶の如きアホさを滲ませつつ言うのです!!」
男「む、無理です!!////」
シオン「男さん!!!!!そんなんじゃ女さんは救われませんよ!!!!」
男「うぐっ……」
510 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:57:23.24 ID:bRnoQTem0
シオン「良いですか!!?それにあなたのさっきの動き!!あれは何ですか!!!」
男「うぅ………///」
シオン「あんな動き若手お笑い芸人でも寒くてやりません!!!」
男「うぐぅ……///」
シオン「この世の物とは思えない動きです!!わかりますか!?」
男「わ、わかりません!!///」
シオン「はぁ……あなたは諦めが早すぎます……良いですか?」
シオン「こうです!!!!!!」
グニャ!シュシュシュシュシュッ!カササッ!クネッ!モコッネチョッ!!
男「す!!すげぇええええ!!!」
シオン「ハァハァハァ……」
男「す、すごい動きでした!!!!」
シオン「ハァハァ……今のは……やりすぎです……」
男「なんでだよ!!充分この世の物とは思えなかったよ!!」
シオン「ふざけないでください!!!」
男「お、おこられた……」
シオン「今の動きをあなたがやったら確実に死にます!!」
511 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:05:55.80 ID:bRnoQTem0
シオン「今のは私だから出来たんです!!すこし思いっきりやりすぎました!!」
男「はぁ…」
シオン「ではテイク2行って見ましょう!」
シオン「私の動きを参考にしつつそこに男さん独自のエッセンスを加え、
尚且つアドリブを効かせてオリジナルと成すのです!!」
男「ハードルたけぇ〜……」
シオン「これはお遊びじゃないんです!真剣なんです!わかってください男さん!」
男「はい…」
シオン「ではテイク2!!3・2・1!キュー!」
男「やっべお兄ちゃん欲しい」クルクルクネッ
シオン「!!」
女「……あ……あぁ……」ガクガクガクガク
シオン「効いてます効いてます!」
シオン「でもまだダメみたいです……何が足りないんでしょう……」
ピトッ(女のおでこに指を触れる)
シオン(!!)
シオン(お、女さんは既に白目を剥いた男君を見た事がある…!?)
シオン(男君が仕事で疲れて熟睡している時に女さんセロハンテープで男君のマブタを開かせてます……なんてひどいイタズラを…)
515 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:29:09.78 ID:bRnoQTem0
シオン「何か……何かないでしょうか……」
男「もう帰りたい…」
シオン「後一歩なんです……」
男「俺何やってんだろう……」
シオン「何かが……何かが足りない……」
男「なんかお腹痛くなってきた…トイレ行ってもいいですか…?」
シオン「トイレ…?」
シオン「それです!!!!」
男「うわっ!びっくりしたぁ!」
シオン「オナラです!!!オナラなんですよ男さん!!!」
男「は?」
シオン「男女間でのオナラは100年の恋も冷めると言います!!!」
シオン「あなたが思いっきりオナラをすれば女さんは間違いなく救われます!!!」
男「い、嫌だ!!!!///」
シオン「男さん!!!」
男「もう嫌だーーー!!!なんで俺がこんな事しなくちゃいけないんだーー!!///」
ダダダダ
シオン「逃がしません!!」
ガチャッ
男「か、会議室の鍵が…!」
517 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:34:55.33 ID:bRnoQTem0
シオン「さぁ……オナラを出してもらうまで帰しませんよ男さん……!!!」
男「もう脅迫じゃないですか……」
シオン「本当にお願いします……女さんは後一歩で完全に救われるんです……」
男「だ……だけど……人前でオナラだなんて……」
シオン「男さん……あなたになら出来ます……」
男「いや、出来る出来ないの問題じゃ…」
シオン「男さん!!!」
男「は、はい!」
シオン「やって……くれますね?」
男「はい…!」
男「ってやるかぁーーー!!」
シオン「男さん!!これは冗談じゃないんです!!本当にお願いします!!!お願いです!!!」
ズザーッ
男「ま、また土下座して…土下座されても……」
シオン「女さんは……女さんは本当に良い子なんです…どうか後生ですから…お願いします…!!!」
男「くぅうううう……チクショーーーーー!!!やってやらぁ!!!!!ヤケクソじゃーーー!!///////」
520 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:44:14.48 ID:bRnoQTem0
男「そ、それじゃぁ行きますよ……////」
シオン「あ。言い忘れましたけど」
シオン「顔は猪木のモノマネをしながら尚且つ白目を剥きつつ、
この世の物とは思えない動きをしながら『やっべお兄ちゃん欲しい』と言い、そして最後にオナラです」
男「はぁ!?それもやりつつですか!?」
シオン「やりつつではありません!やり終えてフリーズしている時にプッと出すんです!」
男「くっ…!!////」
男「チクショーーーーー!!!もうどうにでもなれーーー!!!!/////」
シオン「それではこれがラストです!!3・2・1・キューー!!」
男「やっべ!!お兄ちゃんほっし!!」クニャクニャクニャーーー!!!
クイッ!!クルッ!!バタンバタン!!
ピタッ…
シオン(すごいです男さん……!!!この短時間でこれほど成長するなんて……!!!)
シオン(後はオナラだけです……!!!お願いです!!!オナラ出てください……!!)
シオン(救いの音を響かせてください…!!男さんのお尻から救いの鐘の音を……!!!!)
パッス〜〜〜〜ゥ
524 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:49:33.12 ID:bRnoQTem0
シオン「!!!!」
男「くぅうううう///////」
シオン「やりました男さーーーーーーーーん!!!!!!」
ギューーーーッ
男「く、苦しいです!!は、離して下さい!!」
シオン「ハッ!!!女さんは!?」
女「………ブクブクブク」
シオン「泡を吹いてノックアウトでーーーーーーす!!!」
男「えぇぇええ!!!?ノックアウトしちゃったよコレーーー!!!」
シオン「いえ!!!これで良いんです男さん!!本当にありがとうございました!!!握手悪臭!」
男「は、はぁ…ってか今どさくさにまぎれて悪臭って言いましたね!?」
シオン「パードゥン?」
男「こんの……!!!」
シオン「冗談ですよ!嬉しくてちょっと調子にのってしまいました!ww」
シオン「本当にありがとうございました!!それでは!!!」
男「二度と来るなーーーーーー!!!!」
525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 07:50:45.58 ID:0oDJh9b7O
何がすごいってこれが追加で書かれているオマケに過ぎない点だよな
526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 07:51:03.11 ID:IFsfN9QVO
俺は前半で男とすごしてた世界と今シオンとかがいる世界が平行して存在していて、何かの拍子に女がこっちの世界にきてしまったのだと解釈してるけど違うのかな
527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 07:55:02.14 ID:OQrbys3wO
>>5262つの世界があるって事か
それなら女も2人いないとおかしくないか?
528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:00:47.51 ID:IFsfN9QVO
>>527
例のクラスの女と親友だった女がいたんだと思う。今どこに行ったかは分からないけど。
529 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:02:00.45 ID:GSsAaXng0
学校帰りの坂道
シオン「女さん…良かったですね…あなたは今いるこの世界を、この現実を『夢』だと認識したはずです」
シオン「次に意識が戻った時が……お別れです……」
女「ハッ!!!」ビクゥンッ!!!
シオン「あっ!女さん!お目覚めですか!?」
女「こ、ここどこ!?」
シオン「お目覚めですね……良かった…本当に良かった……」
女「……ど、どちらさまですか…?」
シオン「いえ……名乗るほどの者ではありませんよ…お嬢さん……」
女「はぁ……っていうかなんで私車椅子?」
シオン「ふふふwさぁどうしてでしょう?w」
女「あれ……なんか私光ってない?」
パァァァァ
シオン「お別れです……女さん……」
女「どうして私の名前……あれ…?体浮いてきた……」
シオン「短い間でしたけど…とても楽しかったです……」
530 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:06:04.12 ID:GSsAaXng0
女「……あなた…誰なの……?教えて!あなた誰!?なんかすっごくお世話になった気がする!」
フワァッ
シオン「……私はあなたが元いた宇宙とは別の宇宙の……」
女「何!?よく聞こえなーい!」
パァァァァァ
シオン「……人間の方達には色々な名前で呼ばれてます!数字の0とか、神様とか」
女「ねー!名前はー!?」
シオン「私の名前は――――――――――」
女「………ーーー!!!」
531 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:12:36.90 ID:GSsAaXng0
女「うわぁぁあああ!!!」ガバァッ
男「うわっ!!」
女「ハァ………ハァ……あれ……男?」
男「おはよ」
女「お……おは……あれ…?」
男「なんで泣いてんの?」
女「わ、わかんない……でも……すっごく…すっごく大事な物なくして……」
女「全然覚えてないけど……なんかすごい怖い夢だった……もう死んだも同然な……」
女「すごい…すごい怖い…グスッ…夢ッ…ヒック…で……うっ…」
女「うわぁぁぁああああん!!」
男「お、おい大丈夫かよ」
ギューーーッ
男「お〜よしよし。怖くない怖くない」
女「ふぇ〜〜〜ん!!男〜〜〜〜!!」
女「色んな人が……ヒック……親切に……してくれてっ……うグッ…」
女「でも……名前……思い出せない……ヒグッ……」
男「大丈夫大丈夫……よしよし」
536 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:29:56.12 ID:GSsAaXng0
○月×日
久しぶりに日記をつける。
いつからか日記をつける事をやめてしまって…
本当に久しぶりだ。
昨日、男と喧嘩?
と言うか、一方的に私がスネて家を飛び出した。
そして友達の家に転がり込んだ。
同じ学科の女の子。そして元天敵。
だけど今は友達なんだ☆
何かとアンタなんか嫌いー!だの
私は仕方なくー!だの色々言う。
口は悪いけど、本当はすっごい良い子。ノリも抜群。
結構頼りにしてる。
昔の私は想像もしてないだろうな〜!フッフッフ。
その子の家でDVD見てたら
なんと男が迎えに来てくれた!!!
なんて出来た夫だろうか…(気が早い)
しかもその後公園で告白されてしまった!!キャーーーーーーーーーー!!!!
その後キスの銃撃戦が始まったのは言うまでも無い。
538 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:36:41.72 ID:GSsAaXng0
そして家に帰ってたっぷり遊んでもらった。
お仕事で疲れてるのにごめんよ…
でもすっごく楽しかった!!!
やっぱり男と一緒にいる時間が一番好き!!
世界で一番好き!!!これだけのために私は生きてると真剣に思う!!
そしてベッドに入って、これから一緒にやりたい事、
まぁ、私の夢。全部言ってしまった!!
男は仕事で疲れてるのに全部聞いてくれた…
優しすぎる……ほんとなんで私なんかが男と付き合えて
しかも同棲までできちゃったんだろうと思う
本当に私は幸せ者だ。
そして怖い夢を見た。怖いだけじゃなかった。なんか絶望って感じの夢だった。
でも内容は全然覚えてない……
感情だけ持ってきた感じだ。
でも、絶望的な夢のはずだったんだけど、
なんだかすごく暖かい部分もあるような……そんな夢だった。
今日は男とドライブだ!!!!イヤッフォーーーーーーーーーーーイ!!!!
541 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:44:22.23 ID:GSsAaXng0
○月×日
男と女は結婚した
男は会社員になった。
家族のためにバリバリと働いている。
女は専業主婦になった。
男至上主義で男のために尽くす日々だ。
しかし相変わらずの甘えん坊。
ちなみに子供も生まれた。
同じ学科の女は就職してOLになった。
今も合コンだとかにしょっちゅう行ってるようだが
彼氏が出来たためしはない。
妹は大学生になった。
彼氏や友達と順風満帆なキャンパスライフを送っているようだ。
パンデモニウムは立派な柴犬になった。
女家の番犬として吼えまくっているようだ。
○月×日
―完―
542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:46:11.14 ID:C5r63qK2O
>>1乙!!!!!
544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:48:37.84 ID:gzWcHP7VO
乙
途中の超展開はビックリしたが面白かった
545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:48:44.99 ID:GKjmU2bgO
>>1乙でした!
日記がベースのSSってのは、今までなかった感じで面白かった!
547 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:56:50.37 ID:mEEtHiY20
〆の突き放したような大団円が逆に怖い><
>>1乙
548 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:59:51.68 ID:GSsAaXng0
終わりました〜。読んでくれた方々どうもありがとうございました。
今までたくさん保守してくれた人達にも本当に感謝です。ありがとうございました!!
なんとかここまでたどり着けました。
高校編
大学同棲編
異世界編
と書いてきましたが、
異世界編はギャグです!
Fuckinリア充な男にめちゃくちゃな事させるギャグシーンがパッと頭に浮かんで
その映像に突き進んで行った結果ああなってしまったんです。
書きたかったのはもうアレだけなんです。あのシーンに行くために紆余曲折経ました。
ギャグシーンは思いっきり楽しんで書けたんですっごい楽しかったです!
異世界編は壮大なギャグなんだと受け取ってくだされば幸いです!
それと現実は男と女が大学生で同棲してた方で、
あの男が屁こいてた世界が夢です。高校から同棲までが現実で、異世界に行ってからが夢ですね。
でも厳密に言うと女がアッチの世界に馴染んでたら現実はあっちの世界になってました!
シオンは結構好きです!でも例の別クラスの女さんの方がもーっと好きです!
555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:23:09.46 ID:qqLoPOH9O
>>548
確かにギャグのところはなんていうか妙な安定感があったなw
乙でした
554 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:21:12.59 ID:9X/w43MDO
>>1乙!
夢オチではないってことなんだよな。安心したぜ!
別クラス女も少しは報われてくれ…
最後まで彼氏できないってwww
556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:24:53.84 ID:KZMZanuzO
>>1乙
異世界編はかなり面食らったけど、猪木のあたり笑わせてもらったぞww
561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:50:06.52 ID:AizdVm8tO
面白かった!おまえ天才じゃね?
572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 11:03:38.49 ID:3o0dqWq80
>>1おつ!ああ、恋いしたいな
573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 11:11:45.13 ID:tF9cLV7JO
異世界編は番外編だな。
なかなか楽しめたが好き嫌いが激しそう。
>>1乙
574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 11:16:13.26 ID:u0WFP9oLO
追い付いたら終わってた。
どのパートも持ち味がよく出てて面白かったよ。
労いと感謝の気持ちを持って、>>1と保守した人乙。
586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 13:46:42.09 ID:mmAkTNhyO
ベタが一番面白いんだよな
乙でした>>1
594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 16:47:06.27 ID:lJmy1jvXO
シオンとの別れは正直涙腺きた(´;ω;`)
>>1乙
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 16:56:25.17 ID:JM5/pNyfO
乙!
ヤベェ…高校生に戻りたくなった…
でもよく考えたら俺男子校だった…
ウツダシノウ…
美少女制服レズ日記
女「○月×日。今日の男君」おしまい
転載元
女「○月×日。今日の男君」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1257769887/
女「○月×日。今日の男君」【前編】【中編】【後編】
326 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 14:36:53.24 ID:OGoTDEEhO
男「ただいま〜」
女「おかえり〜」
男「あ〜疲れた」
女「お疲れ様です」
女「今日お父さんから電話あった」
男「なんて?」
女「ちゃんとご飯食べてるかーとかお金大丈夫かーとか」
男「うん」
女「あと、男に泣かされてないかーとか」
男「え」
女「泣かされてますって言っといた」
男「はぁ!?」
女「嘘嘘ww」
男「泣かされてるのは僕ですってお父さんに直訴してやる」
女「たぶんお父さんって言ったらキレるよw」
男「え。マジ?」
男「じゃあなんて呼んだらいいんだろ」
女「パンデモニウムー!って」
男「愛犬じゃん」
女「まぁお父さんってそういう感じだから」
男「ヒエラルキー低いなぁ」
326 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 14:36:53.24 ID:OGoTDEEhO
男「ただいま〜」
女「おかえり〜」
男「あ〜疲れた」
女「お疲れ様です」
女「今日お父さんから電話あった」
男「なんて?」
女「ちゃんとご飯食べてるかーとかお金大丈夫かーとか」
男「うん」
女「あと、男に泣かされてないかーとか」
男「え」
女「泣かされてますって言っといた」
男「はぁ!?」
女「嘘嘘ww」
男「泣かされてるのは僕ですってお父さんに直訴してやる」
女「たぶんお父さんって言ったらキレるよw」
男「え。マジ?」
男「じゃあなんて呼んだらいいんだろ」
女「パンデモニウムー!って」
男「愛犬じゃん」
女「まぁお父さんってそういう感じだから」
男「ヒエラルキー低いなぁ」
327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 14:38:11.46 ID:xTcXm7ub0
既に夫婦!?
329 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 14:45:58.33 ID:OGoTDEEhO
男「お風呂沸いてる?」
女「あ。ごめんまだ。すぐ沸かすよ」
男「うん」
女「ちょっとー!また靴下そこらへんに脱ぎ捨ててるじゃん!」
男「あ。すまん」
女「もう!いっつも言ってるのに!」
男「ちょ、腹減った。飯ある?」
女「冷蔵庫にラップかけてるのあるからチンして食べてー」
男「あいよー」
チーン
男「…モグモグ」
女「あははははww」
女「チョコレートプラネット超受けるーーww」
男「ちょ、ニュース見せてよ」
女「えーー。チョコプラ見たいー」
男「俺の見たい奴も見させてくれよー」
女「しょうがにゃいにゃ〜」ピッ
男「あ。風呂は?」
女「あ!忘れてた!!溢れちゃってるかも!!」バタバタ
男「…モグモグ」
男「一橋逮捕か。モグモグ」
330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 14:52:51.57 ID:C5OGv5p70
何この微笑ましい夫婦
331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 15:06:27.29 ID:K5J1teYf0
いろいろすっとばしたな
いいけど
333 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:11:34.27 ID:OGoTDEEhO
女「お風呂沸いたンヌ!フォウッ!」
男「おい。お隣さんの迷惑になるだろ」
女「ちぇっ。アパート暮らしは肩身が狭いずぇ…」
女「フォゥッ…」ボソッ
男「飯食ったら入るモグモグ」
女「ところでさ、今度旅行行かない?」
女「どっか旅行行こうよ〜!ね!ね!」
男「う〜ん。でもあんまり余裕ないしなぁ」
女「いいじゃんか〜!行こ!行こ!ね!ねーー!ねーってばー!」
男「そのうちね」
女「もー!!またソレ!?」
女「いっつもいっつもそのうちね〜ってそればっかじゃんか!!」
男「だってバイト休み取れるかわかんないしお金だって余裕ないし」
女「そこをなんとか!」
男「だから!なんとかなる時まで待っててって事だろ!」
女「ぶー」
男「モグモグ」
女「……」
男「モグモグ」
女「……」
女「男」
男「あん?」
女「かまって」
男「……はいコレ」
ヒョイッ
女「わぁ!から揚げだ!やったやった!ってなめとんかーーー!!!」
男「ぷww」
335 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:17:28.07 ID:OGoTDEEhO
夜/ベッド
女「ね…まだ起きてる?」
男「寝てる…」
女「そっか〜…寝てるのかぁ〜…」
女「コチョコチョコチョ〜!」
男「ちょwwバカやめろww」
女「ね。今度ドライブ連れてってよ」
男「あ〜?わかったわかった」
女「絶対だよ!」
男「わかったって。もう寝ようぜ。俺クタクタなんだよ」
女「ほーい」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……寝た?」
男「……寝ろ」
女「はい…」シュンッ
男「……」
337 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:31:14.52 ID:OGoTDEEhO
朝/アパート
男「そんじゃな」
女「うぅ…」
女「やっぱ大学が別って寂しいなぁ…」
男「一緒に住んでるじゃん」
女「いっつも一緒にいたいのぉー!」
男「そんな事言われてもなぁ」
女「バイトで帰り遅いし帰ってきても全然構ってくれないし!」
女「もっと女ちゃんを大切にしてあげとぅえ〜!」
男「……」
チュッ
女「ふ、不意打ちとは卑怯なり…///」
女「えへへ///」
男「そんじゃな」
女「えー!もう行っちゃうのー!!」
男「電車間に合わねぇもん」
女「おめでとう!君には今日学校をサボって私と遊ぶ権利をやろう!」
男「帰ってきたらたっぷり遊んでやるから。WiiやろうなWii」
女「ほんと!?絶対だよ!」
男「おう。そんじゃいってきま〜す」
女「いってらっふぁ〜い!」
338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 15:34:34.28 ID:MM/10QW1O
一気に同棲まで進んだなww
339 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 15:44:45.27 ID:OGoTDEEhO
昼/女の大学
女「あ。いよぅ!」
例の別クラスの女、改め、同じ学科の女「おっはー」
女「昨日合コンだったんでしょ?どうだった?」
同じ学科の女「全然ダメ。イケメン揃いって言うから期待してたのに」
同じ学科の女「どれもこれもジャガイモ小僧ばっか」
女「そうだったんだ」
同じ学科の女「はぁ…やっぱり私には男しかいないわ」
女「絶対ダメ!絶対ダメ!ダメなもんはダメ!!ギギギギ…」
同じ学科の女「冗談よ」
女「なんだ冗談かぁ」
同じ学科の女「でも隙が出来たらパクっと行っちゃうかも」
女「ギギギギギ……」
同じ学科の女「あはwwその顔超ブサイクww男に写メで送ってやろww」
女「いーーやーーー!!撮らないでーー!!」ジタバタ
同じ学科の女「もっかい今の顔しろーー!!この根暗女!!ww」
女「やーーめーーれーー!!」ジタバタ
先生「オホン!!」
女「!」
同じ学科の女「!」
同じ学科の女「落第したらあんたのブサイク写メ束で男に送ってやるからね…」ボソッ
女「……悪魔め…」
340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 15:55:21.21 ID:VU1aLwkM0
おお、仲良きことはいい事かなw
343 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:26:49.35 ID:OGoTDEEhO
夜/アパート
女「男おそいな〜…」
女「……一人でWiiやってもつまんない…」
女「……」
女「お風呂冷めちゃうぞー…」
シーン
女「今日のご飯は自信作だぞー…」
シーン
女「……」
ピロリロリロ♪
女「あ!男からだ!」
女「何々?」
from:男
件名:
すまん。今日残業で遅くなる。
後、飯食ってくる
女「…!」
女「……ハァ……」
女「男のアホ……バカ……美男子……」
346 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:41:59.19 ID:OGoTDEEhO
男「ただいま〜…」
女「……おかえり」
男「風呂沸いてる?」
女「……うん」
男「飯は?」
女「チンして」
男「おい。なんか冷たいな今日は」
女「……別に」
男「残業だったんだからしょうがないだろ」
女「わかってるよ!」
男「……何怒ってんだよ…」
女「……怒ってないもん」
男「怒ってるだろ!」
女「怒ってないってば!」
男「じゃあなんでそんな態度なんだよ!」
女「前からこんな態度なんですぅ!」
女「お母さんのお腹に居た時からこんな態度だったんですぅ!!」
女「紀元前では肉食恐竜だったんですぅ!!」
男「お前なぁ…」
女「ふんだ!」
男「何怒ってんだよ……知らん。もう風呂はいる」
348 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:53:40.47 ID:OGoTDEEhO
女「……Wii」
男「は?」
女「今日一緒にWiiやるって約束した…」
男「あっ……」
女「……忘れてるじゃん……」
男「……すまん…」
女「……」
男「……」
女「……男とは学校も違うし」
女「男はバイトで忙しいし」
女「家帰ってきても全然かまってくれないし」
女「………」
男「……」
女「……私……寂しいよ…」
女「寂しい……」
男「すまん……」
女「……ごめん……男は私と一緒に暮らすためにバイトしてくれてるのに…」
男「……」
女「なんか私……ダメだ…………ごめん…」
男「泣くなよ…」
349 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 16:59:37.99 ID:OGoTDEEhO
女「ごめん……正直…今辛い」
女「今日は友達の家泊まってくる」
ガチャ
男「あ!おい!待てって!」
女「ごめん!今男と一緒にいたらまた私嫌な事言いそうなの!ごめん!」
タッタッタ
男「……女…」
男「………」
ポツーン
男「……ハァ…何やってんだろ俺」
351 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:07:45.96 ID:OGoTDEEhO
チーン
男「……モグモグ」
シーン
男「……モグモグ」
――ね!ね!見て見て!沖縄って海綺麗なんだよー!――
男「……モグモグ」
――男!今度一緒にドライブ行こうよー!――
男「……モグモグ」
――私は猫将軍!男の膝の上は我が領土とするー!――
男「……モグモグ」
シーーーーーーーーン
男「……今日の料理…気合入ってんな……」
――帰ってきたらたっぷり遊んでやるから。WiiやろうなWii――
――ほんと!?絶対だよ!――
男「……俺バカだな…」
352 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:15:14.46 ID:OGoTDEEhO
男「……なんか高校の頃の写真見たくなったな」
男「確か押入れに…」
ガサゴソ
ゴトゴトゴトッ
男「うおっ!!」
男「押入れちゃんと整理しないと事故るなコレ…」
男「ん…?」
『My日記帳 開けるなキケン!』
男「女の日記帳…」
男「いやいやいや、幾ら同棲してるとはいえそこは治外法権だろ」
男「見ない見ない」
ヒュ〜〜〜
パラパラパラ
男「……あ」
男「……これは不可抗力なんだ……許してくれ女……」
354 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:32:41.19 ID:OGoTDEEhO
男「………これ高校の頃の日記帳か」パラ
○月×日
>>1
男「………崇めよってなんだよw」パラ
○月×日
>>12
男「あいつ日記までバカ丸出しだなwっつか成長してねぇw」パラ
○月×日
>>32
男「……こんな事あったなぁ〜……こいつこんな事思ってたんだ」パラ
○月×日 ○月×日 ○月×日
男「っつーか書いてあるの俺の事ばっかだ……」パラ
――今日男君が――
男「………やべ」パラ
――今日は男君と――
男「泣きそう……」パラ
――男君が――
男「あいつこんなに俺の事好きだったんだな……」
356 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 17:44:33.39 ID:OGoTDEEhO
同じ学科の女「で!あたしんちに来たわけか」
女「はい……」シュンッ
同じ学科の女「迷惑な女!あたしDVD見る時は一人で見たい派なんだけど!」
女「うぅ…ごめんよぉ…」シュンッ
女「でもそう言いつつも家に上げてくれるお主が好きだぞよ」
同じ学科の女「はぁ!?」
同じ学科の女「家の前で泣きながら体育座りされてたら周りの家から変な噂立つじゃん!」
同じ学科の女「あたしは別にあんたと男が不仲になる事については万々歳だね!はん!」
女「と、言いつつも?」
同じ学科の女「そうそう。本当は女が心配で心配でさ〜」
同じ学科の女「んなわけあるかアホ!」
女「と!言いつつも!?」
同じ学科の女「女のタメならあたしは…あたしはぁ〜!!」
同じ学科の女「もう良いって」
女「と!!!言いつつも!!!?」
同じ学科の女「あーーもーー!ウザイ!!迫ってくんな!!」
女「やっぱ私あんたの事好きw」
同じ学科の女「私は大ッ嫌い」
女「と!!!言いつつも!!!?」
同じ学科の女「もうソレやめろwww」
359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 17:47:32.30 ID:Tws7BeLtO
>>1
続編なのにこんなにワクワクさせるとは・・・
そんじょそこらの尻つぼみラノベよりいい
362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/11(水) 17:52:10.36 ID:l8bguW3TO
>>359
尻すぼみだろ
363 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:03:15.58 ID:OGoTDEEhO
ピンポーン
女「あ。お客さんだよ〜」
同じ学科の女「はいは〜い」
同じ学科の女「も〜誰〜?」ガチャ
男「…ハァハァ……夜遅くすまん」
同じ学科の女「……」
同じ学科の女「どうしたの?」
男「ハァハァ…女……女来てないか?」
同じ学科の女「………来てないけど?」
男「そ、そうか……」
同じ学科の女「……ね。これから遊びいこっか」
男「はぁ?」
同じ学科の女「あんな女やめときなよ。めんどくさいって」
同じ学科の女「…ってかあたし結構可愛いくない?」
男「お前何言ってんだよ」
同じ学科の女「あんな女やめてあたしにしなよ…。絶対損しないよ?」
男「はぁ……女いないんならいいわ。じゃあな」
同じ学科の女「あ!ちょっとー!」
女「ねーねー!誰来たのー?」
男「!!」
同じ学科の女「チッ」
365 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:13:12.41 ID:OGoTDEEhO
男「お邪魔します!!」ガタタ
同じ学科の女「あ!ちょっとー!」
男「女!!」
女「あ……」
女「雲隠れの術!!」ババッ
男「布団に隠れるなよ!」
女「今明かされる事実!!私忍者の家系なの!」
バッ
女「ひっぺがさないでー!」
男「おい!話し聞いてくれ!」
女「身代わりの術!!」ババッ
同じ学科の女「あっ!ちょっ」
女「この女がどうなってもいいのかー!」
男「女…ふざけないで真面目に聞いてくれよ…」
女「……なんか照れくさい」
男「……あーもー」
グイッ
女「はーなーせー!」
ズルズル
男「邪魔したな。女が迷惑かけた」
女「HELP!HELP ME!」
同じ学科の女「ハァ……ラブラブぶり見せつけんなっつの」
371 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:25:27.13 ID:OGoTDEEhO
帰り道/公園
男「……」
女「……」
男「約束忘れててすまん!!」
女「別にいいですよ///」
男「全然かまわなくてすまん!!」
女「気にしてないっす///」
男「そしてさらにすまん!!」
男「お前の日記帳見た!!」
女「え!!!///」
女「それって……もしかして高校の頃の奴…?」
男「う、うん…」
女「////////////」ボシューン
男「……」
女「なんで見るのよーーーーー!!!!!」
女「男のアホーーー!!!バカヤローー!!!イケメーーーン!!!///////」ポカポカポカ
男「す、すまん…」
男「でも……見て良かった…///」
女「はぁ!?////」
男「俺の事ばっか書いてあった…////」
女「//////////」
女「このーーーーーー!!!/////」ポカポカポカ
372 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/11(水) 18:33:41.80 ID:OGoTDEEhO
男「女!!//////」
女「は、はい!!/////」
男「その……/////」
女「/////」
男「寂しい思いさせてすまんかった!!!///」
男「好きです!!もう一度俺と付き合ってください!!!//////」
女「////」
女「よろ…こんで///」
男「////」
女「ってか別に別れてないじゃん…///」
男「あ……えっと…うん////」
女「……///」
男「……///」
女「……///」
男「……///」
チュッ
男「あ……///」
女「親愛の印だ…受け取りたまえ///」
チュッ
男「……俺からも///」
女「……足りんなぁ///」
407 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 01:50:43.77 ID:FJqqx1/e0
夜/ベッド
女「ね!明日もWiiしようね!」
男「あぁ」
女「でね!でね!こんどドライブ行くの!」
男「どこでも行くよ」
女「そんでね!でねでね!お金貯めて沖縄行こう?ね!ね!」
男「楽しいだろうなぁ」
女「後ね後ね」
男「うん」
30分後
女「それでね、その後二人で」
男「あぁ」
1時間後
女「それでね……それでね……」
男「あぁ……」
ナデナデ
女「二人でね……むにゃむにゃ」
男「あぁ……」
ナデナデ
男「……愛してるよ」
チュッ
409 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:00:03.49 ID:FJqqx1/e0
女「むにゃむにゃ……ふわぁ〜!」
女「あれ男は…?」
妹「お姉ちゃんもう朝だよー」
女「?」
女「妹?なんで?」
妹「何が?」
女「あれ……」
女「ここ家じゃん。なんで…」
妹「は?」
妹「早くしないと学校遅れるよー」
女「男…男は!?」
妹「はぁ?誰それ」
女「え…」
妹「お姉ちゃん顔洗ってきなよ。寝ぼけ方半端ないから」
女「………」
妹「お姉ちゃん!ど、どうしたの!?」
妹「お母さーーーん!お姉ちゃんがなんか泣き出して」
女「………えぐっ……ひぐっ……」ボロボロ
女「うわぁぁぁああああああああん!!」
410 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:04:14.46 ID:FJqqx1/e0
医者「……何か精神的なショックが原因だと思われます」
女「………」
医者「……根気強くカウンセリングすれば大丈夫ですよ」
お母さん「ありがとうございます…」
夕方/自宅
妹「お姉ちゃんどうだった?」
お母さん「精神的なショックが原因だって…」
女「………」
妹「お姉ちゃ〜ん!」
女「………」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」フリフリ
妹「ほ〜ら!パンデモニウムがお姉ちゃんにかまってほしいってさ〜!」
女「………」
妹「………はぁ」
お母さん「……うっ…うぅ…」
妹「お母さん……大丈夫だよ……お姉ちゃんまた喋れるようになるよ…」
413 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:08:19.92 ID:FJqqx1/e0
妹「お姉ちゃん…学校どうするの?」
お母さん「休学……かな……」
妹「お姉ちゃんどうしたんだろ……」
妹「朝いきなり泣き始めたと思ったら何にも喋んなくなっちゃって……」
お母さん「その前の日まであんなに元気だったのにね……」
妹「………お姉ちゃん……良くなるよね……グスッ」
お母さん「………大丈夫よ……大丈夫に決まってる……」
ギュッ
妹「……グスッ……お姉ちゃん可哀想だよ……うっ……」
お母さん「……」
ギューッ
妹「なんでなの?なんでお姉ちゃんが……うわぁぁああん」
お母さん「……大丈夫よ……絶対大丈夫……先生も良くなるって言ってたから…」
414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:09:40.83 ID:IIRH4HXF0
物語はめでたしめでたしで終わると信じている俺にはこの先が怖い
416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:12:39.33 ID:C5r63qK2O
うそ…だろ…?
おい!俺は現実でもネットでも嫌なこと見なきゃいかんのか!!!!そんなのやだ…(´;ω;`)
417 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:13:08.75 ID:FJqqx1/e0
妹「お姉ちゃん……今日もご飯食べなかったね…」
お母さん「……」
妹「……お姉ちゃんこんなんじゃ体壊しちゃうよ……」
お母さん「よっし!」
妹「?」
お母さん「私明日は今日よりもっと美味しそうな料理作る!」
妹「お母さん…」
お母さん「さー!明日は女の好物盛りだくさんよー!!」
お母さん「あんたも手伝ってくれる?」
妹「うん!!」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」ピョンピョンッ
お母さん「おっ。あんたも手伝う?w」
妹「無理無理w」
お母さん「あんたはその愛くるしさで女を元気づけるのよ!」
パンデモニウム「キャンッ!」フリフリ
420 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:20:04.46 ID:FJqqx1/e0
お母さん「さぁ!今日は腕によりをかけて作ったわ!」
お父さん「美味しそうだなぁ〜〜!こりゃ家計に痛いぞ〜w」
妹「うふふふふw私も手伝ったんだ〜w」
女「………」
家族「いただきま〜す」
女「………」
お父さん「うまいなーーー!!母さんこんな料理うまかったっけ!?」
お母さん「うふふw本気だしたのw」
妹「ほんと美味しい〜!!これ最高〜!」
女「………」
妹「ほらお姉ちゃん!これすっごく美味しいよ!?」
お母さん「これもお勧めね」
お父さん「妹の作ったコレも美味いぞ〜」
女「………」
妹「……」
お父さん「……ハァ」
お母さん「女!これ美味しいぞ〜!」
妹「お母さん……」
お母さん「私食べちゃう!ん〜〜〜!!美味しい!女食べないなんてもったいないなぁ〜!」
妹「そ、そうだよお姉ちゃん!!もったいないよ!すっごく美味しいよ!」
女「………」
421 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:24:52.13 ID:FJqqx1/e0
食後/台所
妹「………」
ジャーー
カチャカチャ
妹「今日もお姉ちゃん……食べなかったね」
お母さん「大丈夫よ。お母さん明日はもーっと美味しいの作るから」
妹「このまま…グスッ…お、お姉ちゃん…グスッ…食べなくて……死んじゃったりしないかな」
お母さん「…………」
ジャーー
カチャカチャ
お母さん「さ〜って!明日は何作ろうかしら!」
妹「……グスッ」
お母さん「女他に好物あったかな〜」
妹「お母さん!!」
お母さん「………」
妹「お姉ちゃん…!お姉ちゃん死んじゃわないかな…?」
お母さん「大丈夫よ」ニコ
お母さん「あの子はあたしとお父さんの子だもん。強い子だから」
422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:26:33.42 ID:qYA80D+ZO
どういう事?
今までのは夢?
どっから?
424 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:34:46.53 ID:FJqqx1/e0
夕食/自宅
家族「いただきま〜す!」
女「………」
お父さん「今日も美味しそうだな〜〜!!最近ご飯が美味しくてお父さん感激!」
お母さん「うふふふw」
妹「最近あたしもご飯楽しみ〜w」
女「………」
お母さん「ほら女?あ〜んして」
女「………」
お母さん「美味しいぞ〜!はい、あ〜んは?」
女「………」
お母さん「……これ自信作なんだけどなぁ〜!」
女「………」
お母さん「食べないと……食べないと体に毒だぞ〜?」
女「………」
お母さん「女…食べよ?」
女「………」
お母さん「……食べて…!!お願い……グスッ…」
女「………」
お母さん「うっ……うぅううっ……お願いよぉ……ご飯食べて……あんたそんなに痩せて……うぅうううっ」
425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:36:00.82 ID:C5r63qK2O
ヤバいリアルに泣きそう
426 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:38:28.80 ID:FJqqx1/e0
グゥ〜〜〜〜
お母さん「!!!!」
妹「!!!!」
お父さん「!!!!」
女「………」グゥ〜〜
お母さん「あ、あははははははwww」
妹「ぷっwwwあはははははwwww」
お父さん「はーーはっはっはっはwww」
女「………」グゥ〜〜〜
女「………パクッ」
お母さん「ほらwこっちも美味しいからどんどん食べなw」
妹「んも〜!!wマジ心配したじゃん!!w」
お父さん「ほんとにな〜w女は食い意地はってたから余計になあ〜ww」
女「………モグモグ」
お母さん「はい!あ〜ん!」
女「………パクッ」
妹「でもほんとよかった〜……ほんとに……ほんとに…」
お父さん「あぁ……」
お母さん「は〜い!完食!!次こっち!」
女「………モグモグ」
427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:39:11.11 ID:lWbf5h2w0
家族系のには弱い
うるうるしてきた
429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 02:40:06.93 ID:0oDJh9b7O
なんだこの新展開
あのほのぼのさはどこにいった・・・
しかしこの>>1ならうまくまとめるはず
432 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 02:52:02.29 ID:FJqqx1/e0
妹「明日私学校お休みだし、お姉ちゃん車椅子に乗っけて外連れて行かない?」
お母さん「いいわね!」
翌日/公園
妹「うっふぁ〜…今日は良い天気すぎる〜!」
妹「お姉ちゃん眩しくない?」
女「………」
お母さん「日傘をさして進ぜよう」
女「………」
妹「なんか噴水の近くって爽やかだよね。お姉ちゃん」
女「………」
お母さん「風も気持ち良いわね〜女」
女「………」
妹「お姉ちゃん喉渇かない?あたしなんか飲み物買ってくるよ」
お母さん「あっ。私のもお願い」
妹「うん!」
タッタッタッタ
お母さん「今日はほんとに良い天気だね〜女」
女「………」
447 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 03:42:51.05 ID:TaIRvjJK0
お母さん「この丘とっても見晴らし良いわね〜。見てご覧女」
妹「ほらお姉ちゃん!たぶんあそこウチの近くだよ!」
女「………」
お母さん「……!」ピクッ
妹「……!」ピクッ
お母さん「私……トイレ……」
妹「………私…も……」
スタスタスタスタ
女「………」ポツーン
パッ
金髪男(男とは別人)「……すまない。君の家族には少々強引に立ち退いてもらったよ」
女「………」
金髪男「本当に君を思ってくれている家族だね……あの人達の心の中は君の事でいっぱいだった」
女「………」
金髪男「異世界から来てもう一週間以上たってしまっているのか」
金髪男「見つけるのが遅れて本当にすまない……」
女「………」
金髪男「…もしかしてしゃべれないのかい?」
455 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 03:55:28.27 ID:4BBy1/wU0
金髪男「どうやらしゃべれないみたいだね……」
女「………」
金髪男「すまない…君の心…ちょっと覗かせてもらうよ…」
ピトッ(女のおでこに指を触れる)
女(……男………男………男………)
金髪男「君の心の中は、その男君とやらの事でいっぱいだね…」
女「………」ピクッ
金髪男「普通は異次元にやってきたら前の世界の事なんてすっかり忘れて」
金髪男「この世界に馴染んでしまうのが普通なんだけどね」
金髪男「君達人間が言う、夢って奴さ…」
金髪男「それにしても君は危ない…」
金髪男「このまま男君の事を忘れないでいると…この世界に馴染めず消滅してしまうよ?」
女「………」
金髪男「すまない……本当にすまないがコレも君のためなんだ…」
ピトッ
金髪男「男君の記憶を…消させてもらう…」
バチィッ!!
金髪男「あぐっ!」
464 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:10:42.37 ID:Il7OF6W90
金髪男「記憶が消せない……こんな事初めてだ……」
金髪男「…君は本当にその男君の事を愛しているんだね……」
女「………」
金髪男「寂しいけど……元の世界へ帰すしかないね…」
女「………」
金髪男「………いいかい?よくお聞き」
女「………」
金髪男「…君はこの現実の世界が夢であると『理解』しなくちゃいけない」
女「………」
金髪男「そのために……」
金髪男「男君を探そう」
女「………」ピクッ
金髪男「この世界の男君が元の世界の男君と違うって事をしっかりと認識するんだ」
金髪男「それだけ男君を愛してる君だ。たぶんそうする事で」
金髪男「この現実が夢だとハッキリ『理解』できると思う」
女「………」
金髪男「心配しなくても大丈夫。僕も一緒に探すから」
女「………」
472 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:22:09.02 ID:j2GaN6dV0
タッタッタッタ
お母さん「女!」
妹「お姉ちゃん!」
金髪男「どうしたんですか?そんなに慌てて…」
お母さん「あ!!あなた誰!?」
妹「誘拐犯!?お姉ちゃんを放して!!!」
金髪男「どうしたんです……?僕の事忘れてしまったんですか?」
お母さん「………!」ピクッ
妹「………!」ピクッ
お母さん「あ、あぁ。ごめんなさいシオン…」
妹「なんで留学生のシオンさんの事忘れちゃったりしたんだろ…」
金髪男 改め シオン「本当はこんな事するのすごく嫌だから普段やらないんだけどね……今回は特例さ」ボソッ
女「………」
お母さん「女、何とも無かった?」
シオン「OH NO!ボク、ママさんのシンヨウマルデナイヨー!HAHA!」
シオン「女さんベリーベリー良い子でしたネー!HAHAHA!」
お母さん「そ、そう。なら良かったわ」
シオン「記憶を弄ってるのに君のお母さんはさすがだよ」ボソッ
女「………」
476 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:30:20.37 ID:j2GaN6dV0
翌日
シオン「ママさーーん!今日も女さんとウキウキハイキングしてきてもCanデスカー!?」
お母さん「あぁ、いつも悪いわね。その子も外に出るの好きみたいだからお願いできる?」
シオン「お任せアレー!!ボク女さんにJoyfulとは何か教えてやりマーース!!HAHAHA!」
お母さん「シオンは外人さんなのに変な英語使うわね」
シオン「OH!!Feel!!Feelが大事デーース!!HAHAHA!」
お母さん「ふふwおかしな子w」
シオン「さぁ……女さん。まずは学校に行ってみよう」
女「………」
シオン「もしかしたら男君がいるかもしれない」
女「………」ピクッ
シオン「そーれ!!ダッシュだーー!!」
トボトボ
シオン「あんまりスピードだすと危ないし、これが最大速度だけどボクはすごくダッシュしているんだよ」
女「………」
477 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:34:35.45 ID:j2GaN6dV0
シオン「着いたよ…ちょうど下校時刻みたいだね」
女「………」
ザワザワ
シオン「う〜ん。男君はいるかなぁ?」
女「………」
ザワザワ
???「あーーーーーーーーーーー!!!!」
シオン「な、何!?」ビクッ
???「女ーーーーーー!!あんたいきなり休学ってどうしたのよ!!」
シオン「き、君は誰だい?」
例の別クラスの女「あ、あなたこそ誰ですか?」
シオン「ボ、ボクはシオン。留学生で今この子の家にご厄介になってるんだ」
例の別クラスの女「へぇ〜〜〜?」ジロジロ
シオン「うっ……」
例の別クラスの女「ってかあんた大丈夫…?なんで車椅子?」
女「………」
例の別クラスの女「お〜い。なんでシカトだー?」
480 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:39:45.66 ID:j2GaN6dV0
シオン「…と言うわけなんデス」
例の別クラスの女「……うっ……グスッ……なんで……なんで女がそんな事に…」
シオン「心中察しマス……」
例の別クラスの女「あんたほんとどうしちゃったのよ…!!んもう!バカ!」
ユサユサ
女「………」
シオン「あ、あの…揺らすと危ないのでやめて欲しいデス」
例の別クラスの女「うぅぅ……グスッ……女ぁあ……」
シオン「女さんとは親しかったのデスカ?」
例の別クラスの女「親しいなんてもんじゃないわよ!!親友だもん!!」
シオン「…それはさぞかし辛いでしょうネ…」
例の別クラスの女「……うぅうう……うわぁぁぁあん!!」
女「………」
シオン「ところで、男君と言う人をご存知ないデスカ?」
例の別クラスの女「グスッ……だれよそれ」
481 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 04:47:23.02 ID:j2GaN6dV0
シオン「もしかしてあなたの学校にはいないのデスカ?」
例の別クラスの女「知らないわよぉ〜……ふぇ〜ん女ぁ……」
シオン(同じ学校にはいないのか…)
例の別クラスの女「……グスッ…なんでその男とか言う人の事聞くの?」
シオン「えっと」
シオン(なんて言ったら良いんだろう)
シオン「そ、その、男君と言うのは実は女さんの思い人らしくて…」
シオン「その男君と出会えたらもしかしたら女さんの失語症も治るかもしれないんデース」
例の別クラスの女「ほ、ほんと!!?」
シオン「イエ〜ス!」
例の別クラスの女「私そんなの初めて聞いた……」
例の別クラスの女「っていうか女って普段から恋愛とは無縁だったし…」
シオン「うっ……」
例の別クラスの女「でも今はそんなの関係ない!」
例の別クラスの女「私も探す!」
シオン「ほっ……」
例の別クラスの女「特長は?」
シオン「イケメンデース」
例の別クラスの女「イケメン!?」
484 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:04:06.42 ID:HHHKj3VV0
夕方/自宅
シオン「ただいまデース」
女「………」
妹「お帰りデース」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」ピョンピョン
シオン「Oh!パンデモニウムは女さんが大好きで〜す!」
妹「そりゃそうだよ〜!お姉ちゃんが拾ってきたんだもんw」
パンデモニウム「キャンキャンッ!」フリフリ
シオン「女さんもきっとパンデモニウムの事大好きデース!」
妹「大好きだよw猫可愛がりしてたからw」
お母さん「あら。女、シオン。おかえり」
シオン「ただいまデース!ママさーん!女さんもボクも very ハングリーネー!」
お母さん「はいはい。もうご飯できてるわよ」
485 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:10:01.56 ID:HHHKj3VV0
夕食/リビング
シオン「Hey!妹サーン!」
シオン「Show You!!」
妹「醤油ね」
シオン「Hey!パパさーん!」
シオン「Me So She’ll」
お父さん「味噌汁な」
シオン「Hey!ママさん!!」
シオン「ガッデム!」
お母さん「なんでじゃコラーー!!」
お母さん「シオン飯抜きにするよ!!」
シオン「Oh!!コレはパタゴニアのジョークデース!三段落ちと言うのデース!」
妹「私シオンさんって本当に外国人か真剣に考える時あるのよね」
お母さん「そうね。本当は怪しい人かもね」
シオン「Oh!HAHAHAHA!!パパさーん!何とか言ってやってクラサ〜イ!」
お父さん「今日も母さんの料理は美味しいなぁ〜…」
488 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:15:28.24 ID:HHHKj3VV0
お母さん「でもシオンが来てからなんだか家が明るくなったわね」
妹「うんw」
お父さん「そうだなぁ〜。女の世話も良くしてくれるし」
シオン「Oh!!これが噂に聞いていた褒め殺しデスネー!」
シオン「私殺されマース!!女さんHELP!!HELP YOU!!」
女「………」
妹「なんでお姉ちゃん助けてんのよ」
シオン「ボクは女さんいつでも助けてあげマース!」
お母さん「そうね。シオンにはほんと感謝しなくちゃ」
お父さん「そうだなぁ〜。よく働くしなぁ」
シオン「Oh!!これではエンドレス褒め殺しデース!!照れくさいデース!HAHAHAHA!!」
妹「でもシオンちょっとうるさいよね」
お母さん「そうね」
お父さん「そうだなぁ〜。よく喋るしなぁ」
シオン「ノーー!!この一家手のひら返し半端ネーデース!!」
シオン「女さんもそう思いマスヨネ?」
女「………」
489 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:23:59.67 ID:HHHKj3VV0
夜/女の寝室
シオン「よっこいしょっと…」
トサッ
女「………」
シオン「明日も男君を探そう…」
シオン「ちょっと遠くの方にも高校があるみたいだから」
シオン「電車で行こうね」
女「………」
シオン「おやすみ……女さん」
女「………」
シオン「早く男君に会えると良いね」
女「………」ピクッ
シオン「ふふw」
シオン「心配しなくても大丈夫だよ。必ず会わせてあげる。元の世界の男君にね」
女「………」
490 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:31:40.80 ID:HHHKj3VV0
翌日/駅のホーム
シオン「改札口で思いっきり引っかかってしまいました…」
シオン「女さんごめんなさい…恥ずかしい思いをさせてしまいましたね」
女「………」
シオン「さぁ!!今日こそは男君を見つけましょう!」
女「………」ピクッ
シオン「ふふw女さんもやる気マンマンですねw」
ピリリリリリ
シオン「む?」
ピリリリリリ
シオン「女さんの携帯が鳴ってますね」
ピリリリリ
シオン「あ、あの女の子からです。女さん。ちょっと電話に出ますね」
シオン「ハーイ!シオンデース!」
例の別クラスの女「もしもし!?男って子見つけたよ!!」
シオン「!!」
シオン「You Are Shock!!!!!!!」
492 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:36:55.75 ID:HHHKj3VV0
シオン「どうやらこの世界の男君は隣町の高校に通ってるらしいです!」
女「………」ピクッ!
シオン「電車で二駅の所らしいです!良かったですね女さん!!」
女「………」ピクッピクッ
シオン「シオンダーーーッシュ!!!テリャーーー!!」
トボトボトボ
シオン「前にも説明しましたがやはり車椅子で速度を出すと言う事は危険な行為」
シオン「これは一見遅い歩みに見えますが、通常に比べれば明らかにダッシュしていると言わざるを得ないのです!」
シオン「これがシオンダッシュなのです!女さん!!」
女「………」
ピーーーーーー
駅員「ドア閉まります」
シオン「うおおおおおお!!!」
ダダダダダダ
シオン「ハァハァ……い、今のは例外です……女さん……」
女「………」
493 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:41:44.72 ID:HHHKj3VV0
シオン「ここが男君のいる街ですよ…女さん」
女「………」ピクッ
シオン「一時は電車に乗り遅れるかとヒヤヒヤしましたが……」
シオン「なんとかここまで来れました…」
シオン「後は高校の場所を聞いて…男君に会うだけです!!」
女「………」ピクッ
シオン「スイマセーーン!そこの美人なお姉サーーン!!」
お婆ちゃん「んまっ!お上手ね〜w」
シオン「高校の場所教えてクラサ〜イ」
お婆ちゃん「え〜と……そこを曲がって〜…」
シオン「ン〜フ〜ン?」
お婆ちゃん「それで〜…」
シオン「ン〜フ〜ン?」
お婆ちゃん「そこを真っ直ぐいって〜…」
シオン「ア〜ハ〜ン」
お婆ちゃん「その突き当たりだよ」
シオン「Oh!良くわかりマシター!Veryサンキューネー!」
494 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:51:28.41 ID:bRnoQTem0
ギィ〜〜…ギィ〜〜…
シオン「ハァハァ……まさか……坂道だったとは……」
女「………」
シオン「ハァハァ……しかし負けません……必ず女さんを男君に会わせてあげます……」
女「………」
ギィ〜…ギィ〜…
シオン「ハァハァ……すいません……ちょっと休憩させてください…ハァハァ…」
女「………」
シオン「ハァ……もう体中汗まみれです……目に汗が入って…どうにも…ハァハァ」
女「………」
シオン「よしっ!!もう一踏ん張り!!」
シオン「ンギ……ギギギ……」
ギィ〜〜…ギィ〜〜……
女「………」
497 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 05:57:19.09 ID:bRnoQTem0
シオン「着きましたーーー!!」
シオン「女さん!ここがこの世界の男君が通っている学校ですよ!」
女「………」ピクッ
シオン「ふぅ〜…それにしても疲れました……」
女「………」ピクッ
シオン「もう汗びっしょりです…」
女「………」
ドサッ(車椅子から落ちた)
シオン「お、女さん!?」
女「………」
シオン「女さんが……自分の意思で動いた……」
シオン「だ、大丈夫ですか!?」
シオン「よっこいせっと……」
トサッ
女「………」
シオン「慌てなくてもすぐ会えますよ!任せてください!」
499 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:05:31.02 ID:bRnoQTem0
シオン「すいません……男君と言う生徒に会いたいのデスガ…」
事務室のお姉さん「ハァ…ご用件は?」
シオン「え〜っと…」
シオン「実はこの子の生き別れの兄かもしれナクテ……」
事務室のお姉さん「え!?」
事務室のお姉さん「わ、わかりました。会議室でお待ちください。その生徒を呼びますので」
シオン「ありがとうございマ〜ス!」
会議室
シオン「ドキドキしますね〜女さん」
女「………」
シオン「もうすぐ男君が来ますよ!」
女「………」ピクッ
シオン「うふふふw」
ピンポンパンポーン
アナウンス「2-Aの男君。男君。生き別れの妹さんが来てらっしゃいます…!!至急…グスッ…至急会議室まで!!」
アナウンス「早く会ってあげなさい…うぅっ」
シオン「うっ……適当な事言いすぎたかもしれないですね……」
500 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:10:37.96 ID:bRnoQTem0
ガララッ
シオン「おっ!」
女「………!」
男「あの……ぼく一人っ子なんですけど……」
シオン「あぁ!ご、ごめんなさい!実はアレ嘘なんです!」
男「……嘘?」ジロジロ
女「……あー……あ”ー…」
ドサッ
シオン「あっ!お、女さん落ち着いてください!」
女「お……とこ……おと……こ……あー……」
ズルッ…ズルッ…
男「う、うわぁ!」サッ
女「!!」
シオン「!!」
シオン「男さん!お願いします!そんな反応しないでください!!お願いします!!」
男「あ……ご、ごめんなさい……」
502 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:31:12.98 ID:bRnoQTem0
シオン「何から話せばいいのやら……」
男「はぁ…」
シオン「この女さんは実は失語症でして………違う……」
シオン「こうじゃない……」
男「??」
シオン「う〜ん……」
シオン(元の世界の男君とこの世界の男君がはっきり違うと認識させるにはどうすれば……)
シオン(元の世界の男君が絶対しないような行動を取らせてみるとか……)
シオン(でもそれならさっきの女さんを傷つけるような行動……元の世界の男君なら絶対しないはず…)
シオン(あれだけじゃ足りないのかもしれない……女さんの男君に対する思いはあんな物じゃ壊れない…)
シオン(結果的に女さんを傷つけるような事になるかもしれないけど……)
シオン(さっきみたいな残酷な思いは女さんにさせたくない……)
シオン(ならば……)
シオン「女さん……ちょっと失礼します……」
ピトッ(女のおでこに指を触れる)
シオン「なるほど……」
シオン「男さん!!!」
男「は、はい!」
シオン「顔は猪木のモノマネをしながら尚且つ白目を剥きつつ、
この世の物とは思えない動きをしながら『やっべお兄ちゃん欲しい』と言いなさい!!!」
504 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:37:22.37 ID:bRnoQTem0
男「…………は?」
シオン「聞こえなかったのですか!?」
シオン「顔は猪木のモノマネをしながら尚且つ白目を剥きつつ、
この世の物とは思えない動きをしながら『やっべお兄ちゃん欲しい』と言うんです!!!」
男「い、いやです!!!!」
シオン「お願いです!!!!」
男「いや!!そんなのできるわけないじゃないですか!!」
シオン「お願いします!!女さんのためなんです!!!!お願いします!!!」
男「しょ、初対面でいきなりそんな意味不明な事言われても困ります!!」
シオン「大変失礼な事は承知の上です!!!ですが!!!ですがこの通りです!!!」
ズザーーッ
男「ど、土下座されても無理な物は無理です!!!」
シオン「そこをなんとか!!!!!この通りです!!!!!女さんはそれで救われるんです!!!」
男「だ…だけど……」
シオン「この通りです!!!!!女さんはそれで本当に救われるんです!!!!お願いします!!!!」
男「で…でも……そんな事……」
シオン「お願いします!!!お願いします!!!!!」
男「うぅ……」
508 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:43:34.15 ID:bRnoQTem0
男「そんなに必死になってお願いするって事は……」
男「僕がそれをやったら本当にその子は救われるんですね?」
シオン「はい!!!!」
男「うぅ……////」キョロキョロ
シオン「大丈夫です!!ここは会議室ですし僕たち3人だけです!!」
男「か…監視カメラとかないよな…?////」キョロキョロ
シオン「ありません!!!」
男「あ、あなた学校関係者じゃないじゃないですかー!!」
シオン「大丈夫です!!ありませんから!!ですからどうかお願いします!!この通りです!!」
男「ど、土下座やめてください!困ります…」
男「やります!やればいいんだろコンチクショー!!/////」
シオン「男さん……!!あなたって人は……さすが女さんが愛した人です!!」
男「へ?」
シオン「あっ!今のは忘れてください!とにかくお願いします!!」
男「わ、わかりました……///」
男「……くっ……1回しかやりませんからね……///」
509 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:51:09.66 ID:bRnoQTem0
男「な、なんだバカヤロー!////」クネクネクネッ
シオン「違います!!!!!!!!!!」
男「うわっ!」
シオン「まるで違います!!!!!!!」
男「ご、ごめんなさい……////」
女「………」ガクガクガク
シオン「あ!!でも女さんに今の結構効いてるみたいです!!」
シオン「でもまだ完璧じゃない……女さん…あなたは本当に偉大です……」
シオン「男さん!いいですか!?」
男「は、はい!」
シオン「まずセリフが違います!『なんだバカヤロー!』はそもそもタケシのネタです!」
男「す、すいません…」
シオン「セリフは『やっべお兄ちゃん欲しい』です!!もう全人類の粋を集めた!
結晶の如きアホさを滲ませつつ言うのです!!」
男「む、無理です!!////」
シオン「男さん!!!!!そんなんじゃ女さんは救われませんよ!!!!」
男「うぐっ……」
510 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 06:57:23.24 ID:bRnoQTem0
シオン「良いですか!!?それにあなたのさっきの動き!!あれは何ですか!!!」
男「うぅ………///」
シオン「あんな動き若手お笑い芸人でも寒くてやりません!!!」
男「うぐぅ……///」
シオン「この世の物とは思えない動きです!!わかりますか!?」
男「わ、わかりません!!///」
シオン「はぁ……あなたは諦めが早すぎます……良いですか?」
シオン「こうです!!!!!!」
グニャ!シュシュシュシュシュッ!カササッ!クネッ!モコッネチョッ!!
男「す!!すげぇええええ!!!」
シオン「ハァハァハァ……」
男「す、すごい動きでした!!!!」
シオン「ハァハァ……今のは……やりすぎです……」
男「なんでだよ!!充分この世の物とは思えなかったよ!!」
シオン「ふざけないでください!!!」
男「お、おこられた……」
シオン「今の動きをあなたがやったら確実に死にます!!」
511 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:05:55.80 ID:bRnoQTem0
シオン「今のは私だから出来たんです!!すこし思いっきりやりすぎました!!」
男「はぁ…」
シオン「ではテイク2行って見ましょう!」
シオン「私の動きを参考にしつつそこに男さん独自のエッセンスを加え、
尚且つアドリブを効かせてオリジナルと成すのです!!」
男「ハードルたけぇ〜……」
シオン「これはお遊びじゃないんです!真剣なんです!わかってください男さん!」
男「はい…」
シオン「ではテイク2!!3・2・1!キュー!」
男「やっべお兄ちゃん欲しい」クルクルクネッ
シオン「!!」
女「……あ……あぁ……」ガクガクガクガク
シオン「効いてます効いてます!」
シオン「でもまだダメみたいです……何が足りないんでしょう……」
ピトッ(女のおでこに指を触れる)
シオン(!!)
シオン(お、女さんは既に白目を剥いた男君を見た事がある…!?)
シオン(男君が仕事で疲れて熟睡している時に女さんセロハンテープで男君のマブタを開かせてます……なんてひどいイタズラを…)
515 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:29:09.78 ID:bRnoQTem0
シオン「何か……何かないでしょうか……」
男「もう帰りたい…」
シオン「後一歩なんです……」
男「俺何やってんだろう……」
シオン「何かが……何かが足りない……」
男「なんかお腹痛くなってきた…トイレ行ってもいいですか…?」
シオン「トイレ…?」
シオン「それです!!!!」
男「うわっ!びっくりしたぁ!」
シオン「オナラです!!!オナラなんですよ男さん!!!」
男「は?」
シオン「男女間でのオナラは100年の恋も冷めると言います!!!」
シオン「あなたが思いっきりオナラをすれば女さんは間違いなく救われます!!!」
男「い、嫌だ!!!!///」
シオン「男さん!!!」
男「もう嫌だーーー!!!なんで俺がこんな事しなくちゃいけないんだーー!!///」
ダダダダ
シオン「逃がしません!!」
ガチャッ
男「か、会議室の鍵が…!」
517 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:34:55.33 ID:bRnoQTem0
シオン「さぁ……オナラを出してもらうまで帰しませんよ男さん……!!!」
男「もう脅迫じゃないですか……」
シオン「本当にお願いします……女さんは後一歩で完全に救われるんです……」
男「だ……だけど……人前でオナラだなんて……」
シオン「男さん……あなたになら出来ます……」
男「いや、出来る出来ないの問題じゃ…」
シオン「男さん!!!」
男「は、はい!」
シオン「やって……くれますね?」
男「はい…!」
男「ってやるかぁーーー!!」
シオン「男さん!!これは冗談じゃないんです!!本当にお願いします!!!お願いです!!!」
ズザーッ
男「ま、また土下座して…土下座されても……」
シオン「女さんは……女さんは本当に良い子なんです…どうか後生ですから…お願いします…!!!」
男「くぅうううう……チクショーーーーー!!!やってやらぁ!!!!!ヤケクソじゃーーー!!///////」
520 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:44:14.48 ID:bRnoQTem0
男「そ、それじゃぁ行きますよ……////」
シオン「あ。言い忘れましたけど」
シオン「顔は猪木のモノマネをしながら尚且つ白目を剥きつつ、
この世の物とは思えない動きをしながら『やっべお兄ちゃん欲しい』と言い、そして最後にオナラです」
男「はぁ!?それもやりつつですか!?」
シオン「やりつつではありません!やり終えてフリーズしている時にプッと出すんです!」
男「くっ…!!////」
男「チクショーーーーー!!!もうどうにでもなれーーー!!!!/////」
シオン「それではこれがラストです!!3・2・1・キューー!!」
男「やっべ!!お兄ちゃんほっし!!」クニャクニャクニャーーー!!!
クイッ!!クルッ!!バタンバタン!!
ピタッ…
シオン(すごいです男さん……!!!この短時間でこれほど成長するなんて……!!!)
シオン(後はオナラだけです……!!!お願いです!!!オナラ出てください……!!)
シオン(救いの音を響かせてください…!!男さんのお尻から救いの鐘の音を……!!!!)
パッス〜〜〜〜ゥ
524 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 07:49:33.12 ID:bRnoQTem0
シオン「!!!!」
男「くぅうううう///////」
シオン「やりました男さーーーーーーーーん!!!!!!」
ギューーーーッ
男「く、苦しいです!!は、離して下さい!!」
シオン「ハッ!!!女さんは!?」
女「………ブクブクブク」
シオン「泡を吹いてノックアウトでーーーーーーす!!!」
男「えぇぇええ!!!?ノックアウトしちゃったよコレーーー!!!」
シオン「いえ!!!これで良いんです男さん!!本当にありがとうございました!!!握手悪臭!」
男「は、はぁ…ってか今どさくさにまぎれて悪臭って言いましたね!?」
シオン「パードゥン?」
男「こんの……!!!」
シオン「冗談ですよ!嬉しくてちょっと調子にのってしまいました!ww」
シオン「本当にありがとうございました!!それでは!!!」
男「二度と来るなーーーーーー!!!!」
525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 07:50:45.58 ID:0oDJh9b7O
何がすごいってこれが追加で書かれているオマケに過ぎない点だよな
526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 07:51:03.11 ID:IFsfN9QVO
俺は前半で男とすごしてた世界と今シオンとかがいる世界が平行して存在していて、何かの拍子に女がこっちの世界にきてしまったのだと解釈してるけど違うのかな
527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 07:55:02.14 ID:OQrbys3wO
>>5262つの世界があるって事か
それなら女も2人いないとおかしくないか?
528 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:00:47.51 ID:IFsfN9QVO
>>527
例のクラスの女と親友だった女がいたんだと思う。今どこに行ったかは分からないけど。
529 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:02:00.45 ID:GSsAaXng0
学校帰りの坂道
シオン「女さん…良かったですね…あなたは今いるこの世界を、この現実を『夢』だと認識したはずです」
シオン「次に意識が戻った時が……お別れです……」
女「ハッ!!!」ビクゥンッ!!!
シオン「あっ!女さん!お目覚めですか!?」
女「こ、ここどこ!?」
シオン「お目覚めですね……良かった…本当に良かった……」
女「……ど、どちらさまですか…?」
シオン「いえ……名乗るほどの者ではありませんよ…お嬢さん……」
女「はぁ……っていうかなんで私車椅子?」
シオン「ふふふwさぁどうしてでしょう?w」
女「あれ……なんか私光ってない?」
パァァァァ
シオン「お別れです……女さん……」
女「どうして私の名前……あれ…?体浮いてきた……」
シオン「短い間でしたけど…とても楽しかったです……」
530 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:06:04.12 ID:GSsAaXng0
女「……あなた…誰なの……?教えて!あなた誰!?なんかすっごくお世話になった気がする!」
フワァッ
シオン「……私はあなたが元いた宇宙とは別の宇宙の……」
女「何!?よく聞こえなーい!」
パァァァァァ
シオン「……人間の方達には色々な名前で呼ばれてます!数字の0とか、神様とか」
女「ねー!名前はー!?」
シオン「私の名前は――――――――――」
女「………ーーー!!!」
531 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:12:36.90 ID:GSsAaXng0
女「うわぁぁあああ!!!」ガバァッ
男「うわっ!!」
女「ハァ………ハァ……あれ……男?」
男「おはよ」
女「お……おは……あれ…?」
男「なんで泣いてんの?」
女「わ、わかんない……でも……すっごく…すっごく大事な物なくして……」
女「全然覚えてないけど……なんかすごい怖い夢だった……もう死んだも同然な……」
女「すごい…すごい怖い…グスッ…夢ッ…ヒック…で……うっ…」
女「うわぁぁぁああああん!!」
男「お、おい大丈夫かよ」
ギューーーッ
男「お〜よしよし。怖くない怖くない」
女「ふぇ〜〜〜ん!!男〜〜〜〜!!」
女「色んな人が……ヒック……親切に……してくれてっ……うグッ…」
女「でも……名前……思い出せない……ヒグッ……」
男「大丈夫大丈夫……よしよし」
536 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:29:56.12 ID:GSsAaXng0
○月×日
久しぶりに日記をつける。
いつからか日記をつける事をやめてしまって…
本当に久しぶりだ。
昨日、男と喧嘩?
と言うか、一方的に私がスネて家を飛び出した。
そして友達の家に転がり込んだ。
同じ学科の女の子。そして元天敵。
だけど今は友達なんだ☆
何かとアンタなんか嫌いー!だの
私は仕方なくー!だの色々言う。
口は悪いけど、本当はすっごい良い子。ノリも抜群。
結構頼りにしてる。
昔の私は想像もしてないだろうな〜!フッフッフ。
その子の家でDVD見てたら
なんと男が迎えに来てくれた!!!
なんて出来た夫だろうか…(気が早い)
しかもその後公園で告白されてしまった!!キャーーーーーーーーーー!!!!
その後キスの銃撃戦が始まったのは言うまでも無い。
538 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:36:41.72 ID:GSsAaXng0
そして家に帰ってたっぷり遊んでもらった。
お仕事で疲れてるのにごめんよ…
でもすっごく楽しかった!!!
やっぱり男と一緒にいる時間が一番好き!!
世界で一番好き!!!これだけのために私は生きてると真剣に思う!!
そしてベッドに入って、これから一緒にやりたい事、
まぁ、私の夢。全部言ってしまった!!
男は仕事で疲れてるのに全部聞いてくれた…
優しすぎる……ほんとなんで私なんかが男と付き合えて
しかも同棲までできちゃったんだろうと思う
本当に私は幸せ者だ。
そして怖い夢を見た。怖いだけじゃなかった。なんか絶望って感じの夢だった。
でも内容は全然覚えてない……
感情だけ持ってきた感じだ。
でも、絶望的な夢のはずだったんだけど、
なんだかすごく暖かい部分もあるような……そんな夢だった。
今日は男とドライブだ!!!!イヤッフォーーーーーーーーーーーイ!!!!
541 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:44:22.23 ID:GSsAaXng0
○月×日
男と女は結婚した
男は会社員になった。
家族のためにバリバリと働いている。
女は専業主婦になった。
男至上主義で男のために尽くす日々だ。
しかし相変わらずの甘えん坊。
ちなみに子供も生まれた。
同じ学科の女は就職してOLになった。
今も合コンだとかにしょっちゅう行ってるようだが
彼氏が出来たためしはない。
妹は大学生になった。
彼氏や友達と順風満帆なキャンパスライフを送っているようだ。
パンデモニウムは立派な柴犬になった。
女家の番犬として吼えまくっているようだ。
○月×日
―完―
542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:46:11.14 ID:C5r63qK2O
>>1乙!!!!!
544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:48:37.84 ID:gzWcHP7VO
乙
途中の超展開はビックリしたが面白かった
545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:48:44.99 ID:GKjmU2bgO
>>1乙でした!
日記がベースのSSってのは、今までなかった感じで面白かった!
547 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 08:56:50.37 ID:mEEtHiY20
〆の突き放したような大団円が逆に怖い><
>>1乙
548 :>>1 ◆SEBUhSQF9U :2009/11/12(木) 08:59:51.68 ID:GSsAaXng0
終わりました〜。読んでくれた方々どうもありがとうございました。
今までたくさん保守してくれた人達にも本当に感謝です。ありがとうございました!!
なんとかここまでたどり着けました。
高校編
大学同棲編
異世界編
と書いてきましたが、
異世界編はギャグです!
Fuckinリア充な男にめちゃくちゃな事させるギャグシーンがパッと頭に浮かんで
その映像に突き進んで行った結果ああなってしまったんです。
書きたかったのはもうアレだけなんです。あのシーンに行くために紆余曲折経ました。
ギャグシーンは思いっきり楽しんで書けたんですっごい楽しかったです!
異世界編は壮大なギャグなんだと受け取ってくだされば幸いです!
それと現実は男と女が大学生で同棲してた方で、
あの男が屁こいてた世界が夢です。高校から同棲までが現実で、異世界に行ってからが夢ですね。
でも厳密に言うと女がアッチの世界に馴染んでたら現実はあっちの世界になってました!
シオンは結構好きです!でも例の別クラスの女さんの方がもーっと好きです!
555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:23:09.46 ID:qqLoPOH9O
>>548
確かにギャグのところはなんていうか妙な安定感があったなw
乙でした
554 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:21:12.59 ID:9X/w43MDO
>>1乙!
夢オチではないってことなんだよな。安心したぜ!
別クラス女も少しは報われてくれ…
最後まで彼氏できないってwww
556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:24:53.84 ID:KZMZanuzO
>>1乙
異世界編はかなり面食らったけど、猪木のあたり笑わせてもらったぞww
561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 09:50:06.52 ID:AizdVm8tO
面白かった!おまえ天才じゃね?
572 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 11:03:38.49 ID:3o0dqWq80
>>1おつ!ああ、恋いしたいな
573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 11:11:45.13 ID:tF9cLV7JO
異世界編は番外編だな。
なかなか楽しめたが好き嫌いが激しそう。
>>1乙
574 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 11:16:13.26 ID:u0WFP9oLO
追い付いたら終わってた。
どのパートも持ち味がよく出てて面白かったよ。
労いと感謝の気持ちを持って、>>1と保守した人乙。
586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 13:46:42.09 ID:mmAkTNhyO
ベタが一番面白いんだよな
乙でした>>1
594 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 16:47:06.27 ID:lJmy1jvXO
シオンとの別れは正直涙腺きた(´;ω;`)
>>1乙
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 16:56:25.17 ID:JM5/pNyfO
乙!
ヤベェ…高校生に戻りたくなった…
でもよく考えたら俺男子校だった…
ウツダシノウ…
美少女制服レズ日記
女「○月×日。今日の男君」おしまい
転載元
女「○月×日。今日の男君」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1257769887/
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