関連記事
バタコ「ジャムおじさんっ…!チクビ吸うのらめぇぇ!」
【パート1】【パート2】【パート3】【完】


886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:12:52.06 ID:qVMXlbYRO
深い眠りから覚め、まぶたを開く。
世界が一度揺れ、徐々に視界がはっきりしていく。
心配そうに自分を覗き込むカビルンルン。
傍らには弾き飛ばされたカビにまみれた古い顔。
夜空には、静止したバイキンマンのUFO、そして、自分目指して急降下してくる仲間たちの顔。
ショクパンマンと…そうか、あれはカレーパンマンか…
突然、甲高い鳴き声を知覚する。そちらに目をやると、バタコさんが静かに涙をこぼしながら自分を見つめていた。
傍らにはやせ細ったチーズ…

…そうか、みんなが助けてくれたのか…

まずゆっくりと上半身を起こす。
地面に手を突き、前かがみになりながらのそりと立ち上がる。
両足に力を込め、軽くひざを曲げ、勢いよく地面をける。
ふわりと体が浮き上がるのを感じる。
そのまま空中で大きく体を広げ、慣れ親しんだポーズをとり、アンパンマンが言う。

アンパン「…元気ひゃくばいッ!!!アンパンマンッ!!!!!」

夜の森に、歓声が響き渡った。





 
 


888 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:32:20.13 ID:qVMXlbYRO
ショクパン「無事だったんですね!アンパンマンッ!!」

宙に浮かび上がったアンパンマンのそばでとまり、ショクパンマンが心底うれしそうな声を上げた。

アンパン「…すまない!!どうやら、ずいぶん心配をかけたようだ!!それに…カレーパンマンも…」

そういって、ショクパンマンの後ろで所在無げに浮かんでいるカレーパンマンを見る。

カレーパン「すまん…おいら…おいらぁ…」

そう呟くように言って、カレーパンマンが俯く。

ショクパン「…ふたりとも、気にしてはいけません!!だって、私たちは仲間なんです!!」

そういって、ショクパンマンがさわやかな笑みを浮かべる。

ショクパン「私たち三人は、誇り高きパン戦士!!それだけあれば、充分です!!」

その言葉に、カレーパンマンが、ハっと顔を上げる。
アンパンマンもその新しい顔で、満足げに笑っていた。

ショクパン「あれを見てください、アンパンマン!」

そう言って彼が指差した方向には、こちらの様子を警戒したように伺っている、黒い巨体の何かがいた。


890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 01:48:35.11 ID:qVMXlbYRO
アンパン「あれは…ジャムおじさんなのか…」

おもわず驚きの声が口をついて出た。

ショクパン「そうです。あの大量のイチゴジャムが、突然集まって変体したのです。
スピードはさほどありませんが、パワーが桁違いです。油断できない相手だ…
現に、私は一度やられかけました。カレーパンマンが来てくれなかったら、本当に駄目だったかもしれない」

早口で言って、しかしさらにショクパンマンは続ける。

ショクパン「しかし、私たち三人が揃っていて負ける相手ではありませんね。そうでしょう?二人とも」

そう言って彼は楽しそうに微笑んだ。

アンパン「…ああ、そうだな」

カレーパン「…まったく、そのとおりだぜ!」

すーっと、自然に手のひらが前に出た。微笑んだままショクパンマンがそれに手をかぶせる。
カレーパンマンも、おずおずと片手を差し出し、その上にのせる。たったそれだけの動作だった。
しかし、瞬間体中を燃え盛る炎が駆け巡ったように感じた。それが自分の心に飛び火して
心臓とは別の何かが、音を立てて動き出す…そうか、僕たちはこんなにも…

一度深呼吸して、そして叫んだ。

アンパン「いくぞっ!!!!!!」 ショクパン「いきましょうっ!!!」 カレーパン「やってやるぜっ!!!」

三人の誇り高きパン戦士は、そういって三方向に飛び出していった。


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:48:09.96 ID:hoiDBoK10
三手に別れ、こちらを目指して飛んでくるパン戦士たちを見ながら、
JAMは呆然と宙に浮かんだまま考えていた。

こんなはずではなかった…
パン戦士達のイースト菌をその体に取り込み、至高の存在へと進化した未来の自分…
その輝かしいあるべき姿が、かすみ、歪んでいく…
こんなはずでは…

JAM「ッ!!!」

アンパン「ああああアアアんぱあアアアアンチッ!!!!!」

右腕を大きく振りかぶったアンパンマンが、猛スピードで突っ込んでくる。
かろうじて身をひねってかわす。そのまま自分の横を飛びぬけていくアンパンマンを捕まえようと腕を伸ばすが

カレーパン「カレエエエエエッ!!!キイイイイイイイッく!!」

死角から後頭部を強く蹴りつけられた。
思わず視界が揺れる。あわてて後ろに向き直った。
その顔に

ショクパン「ショオオオオオオクパアアアアアアンチッ!!!」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:49:11.63 ID:hoiDBoK10
強烈なショクパンマンの一撃をくらい、体の力が一瞬で抜ける。
世界が暗転し、揺れる。うまく体勢を維持できない。
仰向けに落下していく自分の無防備な腹部に

アンパン「アアアアンッ!!!キイイイイックッ!!!」

アンパンマンが駄目押しの追撃を加える。
体が意に反してくの字に折れ曲がるのを感じた。

強すぎる…ありえない、神の化身として生まれ変わった私が…ありえない…

…こんなはずでは、なかった…

無限に広がる夜空を見つめ、凄まじい速さで落下していきながら、心の中で何度も呟いた。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:50:25.20 ID:hoiDBoK10
天を見上げる体勢で、蹴りつけられた勢いそのままに衝撃とともに地面に叩きつけられ、意識が混濁する。

作業台の横で、ほほえみを交え談笑する、三人のパン戦士達…
その傍らでバタコが忙しそうに、それでも充実しきった表情で額に汗を浮かべ、パン生地をこねている…
足元では、飼い犬のチーズが楽しそうに尾を振りながらじゃれつき…
そして、そんないつもどおりの光景を見やりながら幸せそうにほほえむ自分…

…頭をひとつ大きく振って、ゆっくりとその巨体を起こした。

考えなければ。上空には、自分を見下ろしながらゆっくりと旋回するパン戦士達。
先ほどの一度の戦闘で充分理解した。このまま闘って、勝ち目はうすい。
そう思って、あたりを見渡す。そうだ!バタコ!あれを人質にとり、何とかこの場を無事に切り抜ければ…
しかし、居ない。

代わりに目に入ったのは、上空に浮かぶバイキンマンとドキンちゃんのUFO。自分を追い込むかのように配置された大足ロボット。
そして……懐かしい、見慣れたアンパンマン号の姿…

…こんなところで命を落とす訳にはいかない。自分には、天から託された絶対的な使命があるのだ。
完璧な身体を手に入れ、唯一絶対の存在として、この世界に君臨する崇高な役割がッ!!!
カレーパンマンのイースト菌を体に取り入れたときの凄まじい衝撃を思い出し、再び全身に力がみなぎる。
自分こそ神に選ばれた唯一の存在なのだ!!!あの時、運命は、確かにこの私の背中を押した!!

奥歯をかみ締め、ひざを曲げ、再び飛び上がる体勢を整える。

そのためだけに、全てを犠牲にしたのだ。こんなところで死ぬわけにはいかない。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:51:20.98 ID:hoiDBoK10
JAM「ガ嗚呼ああああアアッッッ!!!!」

再び起き上がったJAMが恐ろしい咆哮をあげながら、三人目掛けて突っ込んでくる。

アンパン「あぶないッ!!!」

その声を合図に三人のパン戦士がそれぞれ三方向に飛んでかわす。

JAM「オオおおオオお雄オッ!!!!」

雄たけびをあげたJAMが上に飛んで逃げたショクパンマン目掛けて、鋭い鉤爪のついたその手を伸ばす。

カレーパン「シイッ!!!!」

それを見てカレーパンマンが横合いからJAMのわき腹をすばやく蹴りつけた。
JAMが一瞬ひるんでバランスを崩す。
その無防備な背をみて、すかさずアンパンマンが殴りかかる。

アンパン「ヤアアアッ!!!!」

ショクパン「危ないッ!!アンパンマンッ!!」

後ろから飛び掛ってくるアンパンマン目掛けて、JAMが長い尾を鞭のようにしならせて叩きつけようとするが、
それを読みきったショクパンマンが勢いよくJAMの頭頂部を踏みつけた。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:53:31.47 ID:hoiDBoK10
JAM「ガッッ」

予想外の攻撃に、JAMの巨体が空中でよろける。

カレーパン「いったん距離をとるんだ!」

それを聞いて、カレーパンマンに続き二人のパン戦士も一度身を引く。
恐ろしい表情でこちらを睨み付けているJAMから油断なく距離をとり、
空中に浮かんだままパン戦士達が言葉を交わす。

アンパン「…ショクパンマンのいったとおりだな、パワーは凄まじい。しかし、速さが足りない」

ショクパン「ええ、しかし厄介なのはあの長い尾です。どこから仕掛けてくるか予想がつかない。手ごわい相手です」

口ではそういいつつも、ショクパンマンの顔は至って冷静だった。
理由は明白だ。先ほどのように一人で闘っているわけではない、今は頼もしい二人の仲間がいる!


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:55:11.02 ID:hoiDBoK10
それを聞いて、カレーパンマンが少し考え、そしてパッと閃いたようにいった。

カレーパン「なぁるほど!じゃあ、あのしっぽを捕まえちまえばいいんだ!」

言うがはやいかこぶしを固め、JAM目掛けて真正面から飛び掛っていった。

ショクパン「カレーパンマンッ!!」
アンパン「…まったく、彼らしいな」

無謀にも一人で突っ込んでいくカレーパンマンを見ながら、しかしそれでもアンパンマンが何故か微笑みながらいった。
知っているからだ。カレーパンマンの無茶は、後ろに二人が控えているから。頼りがいのある二人の仲間に、背を預けられるからこその無謀。

アンパン「僕達もいこうッ!!」
ショクパン「はいっ!!」

そういって、二人も少し遅れてカレーパンマンの後を追った。


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:56:00.03 ID:hoiDBoK10
カレーパン「くらえええええええッッ!!!!」

そう叫んで、カレーパンマンが飛んできたスピードそのままに、JAMの顔目掛けて蹴りを入れる。

JAM「グッ!!!!」

避けきれないそのするどく重い一撃に、JAMが両腕を交差させて眼前で受け止める。

カレーパン「おおおおおおッッ!!!!」

全体重を乗せた渾身の一撃を受け止められ、なおカレーパンマンがもう片方の足を上げて強烈なかかと落としをJAMに見舞う。

JAM「がああああッ!!!」

痛みにゆがむ視界で、JAMが必死に考えていた。

何故だ!何故カレーパンマン如きがこうも強いのだ!!
カレーパンマンだけではない、アンパンマンもショクパンマンも、自分の知る彼らの地力以上の戦闘力を見せている。
一対一で戦えば、まず自分の勝利は揺るがないだろう。なのに、何故三人集まるとこれほど手ごわいと言うのだ!!

胸に浮かんだ焦燥を振り払うかのように、目の前で再び身構えたカレーパンマンに手を伸ばす。
せめて一人だけでも欠けてしまえばッ…!!!!

しかし、その必死の動作は後方に引っ張られる強い力にさえぎられた。
思い通りにいかないもどかしさにゆがんだ顔のまま、首を曲げ、後ろを振り返り、驚愕する。
いつの間にか背後に回りこんだ二人のパン戦士が、長くしなやかな自分の尾を、両手でしっかりと捕まえている。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 17:56:55.61 ID:hoiDBoK10
カレーパンマン「カレエエエエッ!!!パアアアアアンチッ!!!」

叫び声に思わず全身が震える。
まずいッ!!!今あれを食らってはッっ!!!
向き直ったその顔に、カレーパンマンの力強い右ストレートがぶち当たった。

アンパン「おおおおおおおおッ!!!!!!!」
ショクパン「あああああああああああ!!!!!!!」

二人のパン戦士が、力強いおたけびをあげながら、JAMの巨体を振り回す。

JAM「あッ…がッ!! ああッ…!!!」

高速で流れていく景色を眺めながら、JAMはようやく理解した。
…そうか、わかったぞ…だからお前達は、こんなにも…

アンパン「おわりだっ!!!!!」

その声を合図に、ショクパンマンもパッと両手を離す。

凄まじい速度で硬い地面に落下していくのを感じながら、JAMは静かに、そのまぶたを閉じた。


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:44:05.77 ID:hoiDBoK10
轟音を上げて地面に激突したJAMから距離をとり、三人のパン戦士達がふわりと地面に降り立った。
闘いを見守っていたバイキンマンがカビルンルンたちを従えてゆっくりと三人の後ろから近づいてくる。

バイキンマン「…やったのか?」

アンパン「…ああ、おそらくJAMはもう動くこともないだろう」

そう言ってアンパンマンがゆっくりと振り返る。

アンパン「…ずいぶん世話になってしまったね。君には感謝しても仕切れないよ」

バイキン「けっ…別にてめえに感謝してもらいたくてしたことじゃねえや。
その、なんだ、カビルンルン!そうだ、秘密工場から逃げ出すとき、カビルンルンを助けただろう。
頼んでもないのに恩着せがましいことしやがって…俺様は借りは作らない主義なんだ」

そんなことを言って、バイキンマンがそっぽを向く。

ショクパン「…終わったんですね」

落下したまま、地面に身を横たえピクリとも動かないJAMを見つめ、ショクパンマンが静かに呟いた。


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 18:44:49.68 ID:hoiDBoK10
バイキン「…いや、まだだな」

カレーパン「えっ?」

発せられた意外な言葉に、カレーパンマンが思わず聞き返した。

バイキン「…やつの体は、イースト菌に支配されている。このまま黙って放って置けば、おそらくまた復活するだろうよ。
時間の問題ってやつだな。おい、カビルンルン!」

そういってバイキンマンが後ろに控えていた数匹のカビルンルンに声をかけた。
一団の中には、アンパンマンに助けられた、そしてアンパンマンを助けたあの小さなカビルンルンもまじっていた。

ショクパン「…どうするつもりですか?」

先の読めないバイキンマンの行動に、ショクパンマンが疑問の声を上げる。

バイキン「…カビルンルンには、イースト菌を浄化する力がある。
イースト菌だけじゃない、この世界にそぐわない、不自然なものを取り込んで、
自分達の体の中でゆっくりと時間をかけて自然に帰していく。
はるか昔からこいつらは、そうやってこの星を守ってきた…」

カレーパン「へぇ、詳しいんだな」

一言ずつかみ締めるようなバイキンマンの言葉に、カレーパンマンが感心したように言う。
バイキンマンは無言で曖昧にうなずくと、黙ったまま何故か少し悲しそうな表情で、
倒れ伏したJAMのほうへすすんでいくカビルンルンの一団を見送った。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 19:35:50.87 ID:+r38DZhrO
JAMはジャムおじさんとは別物だから攻撃できるかのねか?


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 19:47:16.36 ID:/vfnNdTGO
んだよ。

適当に考えた初期設定を成り立たせるために、二回目の変体したJAMとショクパンマン様の戦闘の時にちょこっと書いてる。

見切り発車万歳だな。
途中からずっとどうしてこうなった状態


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 20:03:54.65 ID:LbIkUBydO
考えたら負け


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 20:06:32.28 ID:nGOf/dLhO
ばいきんまん様がかっこいいからなんでもいいや


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:29:09.78 ID:qVMXlbYRO
バタコ「アンパンマンッ!!!無事だったのね!!」

そう叫んでバタコさんが今にも泣きそうな顔で駆け寄ってくる。
その目に浮かんだ涙は傷ついた足の痛みによるものばかりではないだろう。

アンパン「バタコさんッ!!」

そう答えて両腕をひろげ、ぶつかるように胸に飛び込んできた大切な思い人の体を受け止める。

バタコ「…」

バタコは、そのままアンパンマンの胸に顔をうずめ、無言でないている。
その涙が少しずつ自分の体にしみこんでいくのが分かったが、気にならなかった。
感情が溢れ、たくさんの流れになって頭の中を駆け巡るが、言葉にならない。
ただ黙って、もう一度、強くその小さな体を抱きしめた。

バイキン「…けっ、あーあー…」

そんな二人の様子を見て、バイキンマンが呆れたように視線をそらす。
その先には同じようにドキンを抱きしめるショクパンマンの姿。

バイキン「……」

もう無言で、星ぼしが瞬く夜空を仰いだ。


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:30:54.87 ID:qVMXlbYRO
横たわって仰向けに倒れているJAMの体をぐるりととり囲んで、カビルンルン達は菌糸を絡ませあい輪を作っていた。
足元は倒れ伏したJAMの巨体を中心に、ちょっとしたクレーターのようになっていて、それが落下の衝撃の凄まじさを十二分に物語っている。

一団の中で最年長のリーダー格であるカビルンルンが、菌糸を揺らして皆に合図を送る。
それを皮切りに、カビルンルンたちの体がゆっくりといっせいに淡く輝きはじめ…

と、そのときだった。力尽きていたはずのJAMの体がピクリと震える。
それに気づいたカビルンルンたちが、絡ませあっていた菌糸を離して騒然と囲みをとく。
生気の感じられないうつろな瞳で、JAMがゆっくりと立ち上がったのだ。
そのままの姿勢で微動だにせず、ただ夜空を見上げて立ち尽くしている。
カビルンルンたちが口々になにか叫びながら、慌ててもと来た道を逃げ帰る。

バイキン「…ん?」
騒がしくなったカビルンルンたちに気づき、夜空を見上げていたバイキンマンが視線をJAMに戻した。
そのときだった。

JAM「………ぁ……ぁあ……ああ、ああああああ、があああああッッ!!!!!!!!」

先ほどまで倒れていたはずのJAMが何故か立ち上がっていた。
突然、耳を劈くような雄たけびをあげる。

アンパン「うわっ!!!!」

不意をつかれ、アンパンマンが驚きの声を上げる。


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:32:03.98 ID:qVMXlbYRO
バタコ「いっ、生きていたの!?」
バイキン「馬鹿なッ!!!!早すぎるッ!!!!」

ショクパン「二人とも、下がってください!!!」

あわててショクパンマンが、バタコとドキンをかばうように前に出た。
それにあわせてアンパンマンとカレーパンマンも、身構えてJAMに向き直る。
しかし、立ち上がったJAMが襲ってくる気配はない。ただ、黙って立ち尽くしたまま夜空を見上げている。

ドキン「…?」

吊られてドキンが夜空を見上げる。その視線の先に…

ドキン「ッ!?見てッ!!空がッ!!」

指差したその先には一面に突然の流れ星、そして少しづつ空がゆがんでいく。
緑を基調とした幻想的な光の帯が、ゆっくりと宙空に浮かび上がっていくのだ。

カレーパン「なっ、なんだこりゃあ…」
突然目の前に出現したこの世のものとは思えない光景に、カレーパンマンの口から自然に言葉が漏れる。

バタコ「…綺麗…」

その迫力に圧倒され、一瞬何もかも忘れてバタコが呟く。
……でも、すごく恐い……
思わず自分を抱き抱えるように身震いする。


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:33:10.86 ID:qVMXlbYRO
アンパン「大変だッ!!!JAMの様子がッ!!!」

その声に、皆がハッとわれに帰る。
アンパンマンが指し示すその先では、JAMが地面に両手両足をつけて、口から滝のように涎をたらしながら激しく身震いしている。
背に生えた翼が見る見るうちにしぼみ、その代わりによりいっそう筋肉質になっていく胴体。
そこから伸びた手と足はだんだんと短く、そしてますます太くなり、最早まるで四足の獣のそれである。

バイキン「三度目の変体だとッ!!?馬鹿なッ!!!!!俺様は…」

あわててバイキンマンが早口で何事か呟くように言う。

アンパン「二人を、頼みますッ!!」

そう言ってアンパンマンが未だガタガタと身震いしているJAM、
いや、最早JAMではない、つい先ほど生まれたばかりのその漆黒の獣めざして飛んでいった。
カレーパンマンとショクパンマンも、急いでその後に続く。

それを見送り、バイキンマンが必死で、今しがた目の前で新たに展開された状況を分析する。

バイキン「俺様は、知らんぞっ…変体は2回だけじゃなかったのかッ!!!?」

いいさしてハッと顔をあげた。
億千万の流れ星が、一面に広がったオーロラを身にまとい、夜空を踊り狂っている。


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/04(木) 23:34:25.40 ID:qVMXlbYRO
バイキン「JAMに…呼ばれたのか…?」

呆然と夜空を見つめながら、そう呟いた瞬間だった。

バイキン「…がッ!?」

頭の中を激痛が走る。思わず屈みこんだ。

バイキン「ああッ!!?ああああッ!?ガァッ!!??」

苦痛に顔をゆがませ、前のめりに倒れ伏す。

ふざけるなッ!!俺様は俺様だッ!!バイキンマン様だぞッ!!

そう心の中で呟くが、声にならない。
全身を流れる血液が、沸騰してしまったように感じる。
体が、熱い。心臓がドクドクと激しく脈打ち、その鼓動する音までもが自分の耳ではっきりと聞き取れるほどだ。

ドキン「バイキンマンッ!?しっかりしてっ!!!」

異変に気づいたドキンが、悲鳴交じりの声を出し、慌てて駆け寄ってくるのが分かった。
体の自由が利かなくなり、だんだんその感覚がなくなっていく。

バイキン「ちがッよル゛なッ゛…!ハな゛、レッ…!?」

気を抜けば一瞬で飛びそうになる意識のなか、それだけ言うのが精一杯だった。


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 00:20:07.05 ID:MgP7OYiDO
うおぉバイキンマン…!


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 00:31:16.71 ID:Mb5aPSIHO
朝まで残りそうにない鬱だ


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 00:40:42.77 ID:qVMXlbYRO

完結だけはちゃんとさせるよ
おち●ぽみゆくのなにかけて

まともに長文書いたのはじめてだわ
ここまでひっぱられるとはおもわなんだ

迷惑かけるの


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 00:41:46.18 ID:9GARstWmO
無駄に長いだけじゃなくて読ませる文章だから無問題


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 01:01:50.04 ID:MgP7OYiDO
完結楽しみにしてる!


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 01:52:28.14 ID:qVMXlbYRO
ちょっと聞いてくれ

>おち●ぽみゆくのなにかけて

>まともに長文書いたのはじめてだわ
>ここまでひっぱられるとはおもわなんだ

この何の変哲もない文章、しかしこの一文一文の頭の文字に注目して欲しい

お ま こ

そうだ 「おまこ」だ 分からない人のためにもう少し詳しく言おう
「ま」と「こ」の間に何か入れたくならないだろうか そう、「ん」だ

つなげてよんでみよう もうお分かりだろう 「おま●こ」だ

恐ろしいことに俺はこの複雑な暗号とも呼べる文章を無意識のうちに書き上げた。
ここから導き出される結論はひとつ…

つまり俺は変態だったんだよッ!!!!!!!!!!!


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 01:54:16.59 ID:mHTVVTGUO
>>100
何を今更


103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 01:56:23.79 ID:q3+ENP8dO
>>100
感動したw


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 02:06:26.55 ID:6NM+/Dq/O
>>100はジャムの四度目の変態


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 03:53:15.61 ID:qVMXlbYRO
暗闇の中で目を覚ます。
ここは…どこだ?体の感覚が、ない…
突然、聞こえてくる小さな声に気がついた。

…生きたい…

その声が、どんどん大きくなっていく。

生きたい!生きたい!生きたい!生きたい!生きたい!

様々な声が揃って同じことを言うが、その中にどれひとつとして同じものはない。

やめろ!それは私ではない!私では…

そして気づく。

…そうか、あの声は自分が取り込んだ多くの命の声。
結局私は数多の他者の命を取り込んだつもりでその実、既にもっと大きな何かに取り込まれていたのか…

抗えない大きな命の奔流に触れて、何故かパン工場ですごした平和だった日々がフラッシュバックする。
そこでジャムおじさんの意識は完全に途絶え、大きく暗い流れの中にゆっくりと溶け込んでいった。


225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:05:43.38 ID:qVMXlbYRO
ドキン「バイキンマンッ!!バイキンマンッたらッ!!」

急に地面に倒れ伏してしまったバイキンマンに、ドキンが必死で呼びかける。

バタコ「ッ!?離れなさいッ!!ドキンちゃんッ!!!」

不安そうにそれを見守っていたバタコが、突然切羽詰った声を上げる。
苦しそうに身もだえしていたバイキンマンの体が、徐々に変体していくッ…!

ドキン「バイキンマンッ!?」

悲鳴に近い叫び声をあげて、ドキンが思わず半歩だけ身を引いた。

バイキン「アッ!!!ガがッ!!!」

その背に生えた二対の小さな羽根が黒く染まり、急激に、まるで天を目指すように広がっていく。
頭から突き出た二本の小さな角が、ここにきてその存在を主張するかのように力強く伸びていく。
尾?骨のあたりから力なく垂れ下がっていた尾が、太く、そして長くなっていき、
体全体が一回りも二回りもその嵩を増して全身の筋肉が張り裂けんばかりに膨張していく。


228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:06:46.10 ID:qVMXlbYRO
バタコ「…あれは、まるで…」

JAM、じゃない…その言葉を懸命に飲み込んだ。

そのとき急に背後から、カビルンルン達が何事か囁きあいながら走りこんできた。
呆然と立ち尽くすドキンを押しのけ、苦しそうに悶えているバイキンマンの周りを囲み、せわしなくその菌糸を絡ませあう。

ドキン「…なに、してるの?」

呟いた瞬間、輪になったカビルンルン達の体が、いっせいに優しく光り出した。
バイキンマンを囲んで円を作り、皆が皆様々な色で輝きあい、その体を静かに揺らしている。
輪をなしていた一匹の小さなカビルンルンの口から、体と同じ色に淡く輝く胞子が吐き出された。
続いて仲間達も同じように、その体を優しく揺らしながら次々と胞子を吐き出していく。
カビルンルンたちの口から吐き出された、様々な色の輝く胞子が宙を舞い、地面に横たわるバイキンマンの体に、
ゆっくりと、まるで季節はずれの雪のように降り積もっていく。

バタコ「…綺麗…」

思わず、呟いた。しかし先ほどの狂ったように踊る星達に感じたような恐怖心は、微塵もない…
ハッとわれに返り、呆然と成り行きを見守っているドキンの手を引く。
何かあってからでは遅いのだ。今のうちにこの場を離れなければ…

しかし、ドキンは、まるで地に根が生えたように頑としてその場を動こうとしなかった。
目に涙をためてこちらを見やり、いやいやをするように首を振る。
それを見て、一瞬何もいえなくなる。


229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:07:46.18 ID:qVMXlbYRO
輪になって踊るように揺れていたカビルンルンたちの発光が突然消えた。
絡みあわせていた菌糸を素早く解き、蜘蛛の子を散らしたように一目散にこちらに逃げてくる。

バタコ「ッ!!」

思わず身構えた。変体を終えたその黒い生き物が、ゆっくりと立ち上がり、巨体を震わせ体に付着した胞子をふるい落とす。

ドキン「…バイキン、マン…?」

震える声でドキンがその名を呼ぶ。答えはない。

ドキン「…ねえ、バイキンマンったらッ!!」

泣き出しそうになりながらドキンが叫んだ。
最悪の結末を予想して、バタコがその身を硬くする。
その後ろに隠れるように集まったカビルンルンたちが、不安げにその菌糸を揺らしている…


230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:08:40.76 ID:qVMXlbYRO
バイキン「…糞ったれの、イスート菌めッ…俺様の体を好き勝手しやがって…」

ドキン「バイキンマンッ!!バイキンマンなのねッ!!!」

ドキンが歓声をあげてバイキンマンに飛びついていった。
張り詰めていた緊張が一気に解け、バタコが安堵の深いため息を漏らす。
カビルンルン達が口々に何か叫びながら、興奮したようにバイキンマンの足元を飛び跳ねまわった。

バイキン「…また、助けられちまったな…」

そう呟いて足元のカビルンルンたちを見るバイキンマンの瞳は、以前と変わらない優しさを湛えていた。

ドキン「…あんまり、可愛くなくなっちゃったね」

変体を遂げたバイキンマンの太くたくましい腕に手をおき、一度足元から頭のてっぺんまでその姿を眺めてから、
ドキンがそんなことを言う。涙でうるんだ瞳が、笑っている。
場違いなその発言に、思わずバタコの顔がほこんだ。
聞きたいことは山ほどあった。しかし、うまくまとまらない。

バタコ「随分、ワイルドになったわね…」

結局、そんな言葉が口をついて出てくる。
それを聞いてバイキンマンが声を上げて笑う。自分でも笑ってしまった。


231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:09:25.82 ID:qVMXlbYRO
バイキン「心配かけたな、もう大丈夫だ」

向き直ったバイキンマンが、しっかりした口調で告げる。

ドキン「体の具合は?痛いところはない?」

ドキンが心配そうにそういった。

バイキン「ああ…JAMの野郎は?」

バタコ「ッ!!アンパンマンたちが様子を見に行ったわ!」

その言葉に、ハッと思い出したようにバタコが答えた。

バイキン「そうか…あの野郎、まだ…よし、俺様もいくぞ!!」

言うが早いか、翼を広げ、夜空に舞い上がっていくバイキンマン。

その姿をみおくり、ドキンがなかば唖然としながらくすくす笑って言う。

ドキン「あの格好見たら、ショクパンマン様たち、どう思うかしら」

バタコ「…それもそうね」

つられてバタコも笑い出した。傍らでカビルンルン達がその菌糸をゆるゆると夜風に揺らしている。


232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:10:15.64 ID:qVMXlbYRO
アンパン「油断してはいけない!!おそろしく早いぞ、先ほどとは段違いだっ!!!」

アンパンマンが鋭い声でそう叫ぶ。指差したその向こうでは、動き出した漆黒の獣が首をたらして低いうなり声を上げ、こちらの様子を伺っている。

カレーパン「ああ…けどさっきから体が異常に軽いぞ?なんだこりゃ」

隣ではカレーパンマンが両腕をぐるぐる回しながら地面をけり何度も飛び跳ねている。

ショクパン「私もです。いったいこれは…」

いいさして、ショクパンマンが後方から高速で飛来する存在に気づいた。

ショクパン「ふっ、二人とも!!!気をつけてくださいっ!!」

そう叫んで後ろを振り返り、身構える。そのとき

バイキン「おいっ!!!勘違いするなっ!!俺様だっ!!」

そう言ってバイキンマンが勢いよく地面に着地した。


233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:10:57.85 ID:qVMXlbYRO
カレーパン「ええっ!!?バイキンマンっ!?」

そのあまりの変わりように、カレーパンマンが驚いて素っ頓狂な声を上げる。

アンパン「バイキンマンなのかっ!?その姿はいったい」

いいさしてバイキンマンに遮られる。

バイキン「話はあとだっ!!JAMの野郎はっ!!」

それを聞き、ハッと振り返る。視線の先には、漆黒の獣が…いないっ!?

カレーパン「うえだっ!!アンパンマンっ!!」

その声にハッと顔をあげる。漆黒の獣が、星が乱れ飛ぶ夜空を背にして飛び掛ってくる!

獣「ガアアアアアアアッ!!!」

アンパン「クッ!!!」

間一髪それをさけ、空中に飛び上がった。
続いてカレーパンマンとショクパンマンが、そしてバイキンマンがその後を追い、宙に飛び上がる。


234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:11:41.85 ID:qVMXlbYRO
バイキン「おいっ!!あれがJAMなのか!?」

翼をはためかせて空中に浮かびながら、バイキンマンが鋭い口調で尋ねる。

ショクパン「え、ええ…しかし、おそらくもう理性は残っていないでしょう。
先ほど目を見て分かりました。あれはもう、完璧な、いうなれば獣そのものです」

バイキン「…そうか…ジャム爺は、既に飲み込まれたのか…」

それを聞き、うめくようにバイキンマンが呟く。

アンパン「どちらにしろ、僕達に敵意を抱いているのは変わりないようだ」

そういってアンパンマンが足元を指差した。
4人の足元では、獣がこちらを見上げながら低いうなり声をあげてうろうろとその場を行ったりきたりしている。

バイキン「…それじゃあ仕方ねえな、生まれたばっかのいぬっころに、いっちょ社会の厳しさというものを叩き込んでやろう。
はじめにしっかり躾とかないと、どこぞのあほ犬みたいになっちまうからな」

そんなことを言って、バイキンマンがニヤリと笑った。


236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:12:30.77 ID:qVMXlbYRO
カレーパン「しっかし、バイキンマン…なんだその体?いったい何があったんだ?」

カレーパンマンが繁々とそのたくましく生まれ変わった身体を眺めていう。
そう言われてバイキンマンが少し考えるような仕草をする。そして、黙って夜空を指差した。

バイキン「……星に呼ばれて、な。手は出すな、俺様の相手だ」

それだけ言うと、翼をたたみ、地面目掛けて急降下して行った。

カレーパン「…どういういみだ?」

カレーパンマンがその答えに訝しげに首をひねる。

アンパン「…分からない、だが…」

何故か、とても懐かしい…

数え切れないほどの流れ星が尾を引き飛び回るその光景を見上げながら、そう思った。

バイキン「…つくづく哀れな野郎だ…」

地に降り立ったバイキンマンが、牙を向く漆黒の獣と対峙しながらそう呟く。
獣はただ低いうなり声を上げて、バイキンマンを睨み付けている。


237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/05(金) 23:13:35.14 ID:qVMXlbYRO
バイキン「…くだらねえイースト菌なんかに踊らされやがって…」

そういってバイキンマンがゆっくりと身構える。

バイキン「俺様がッ!!!ケリぃつけてやるッ!!!」

叫んでこぶしを固め、獣目掛けて突っ込んでいく。

獣「ガアアアッ!!!」

それに呼応するかのように、獣が宙に飛び上がり、鋭いつめを立てバイキンマンに飛び掛ってくる。

バイキン「ッらぁッ!!」

くるりと後ろを振り返ったかと思うと、鋭い雄たけびをあげて、飛び掛ってくる獣目掛けて強烈な後ろ回し蹴りを見舞う。

獣「ガッ!!」

横合いから顔面を強烈に蹴りつけられふき飛ばされた獣が、砂煙を上げながら何とか地面にその四足をつける。


251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:01:04.30 ID:qVMXlbYRO
バイキン「…かかってきやがれ」

あらためて獣に向き合ったバイキンマンが、両足を大きく広げ、挑発するように二本の腕を高く掲げて構える。

獣「ガアアアアアアアッ!!!!」

その大胆不敵なポーズに、獣が、全身をばねのようにして凄まじい勢いで突っ込んでくる。

バイキン「ンギギギギッ!!!!!!!」

その前足をがっちりと捕まえ、まるで力比べをするかのようにバイキンマンが両腕に力を込める。
凄まじい力と力が拮抗しあい、両者の動きがその場で一瞬止まった。

獣「ンンガアアアアアアッ!!!!」

それに耐えかねたように、獣がひとつ叫び声をあげて、大口を開けてバイキンマンに噛み付こうとする。

バイキン「…俺様とッ!!!!張り合おうなんざッ!!!!」

その瞬間、獣の後ろ足がふわりと浮き上がった。
バイキンマンの凄まじい腕力に重力が根負けし、その巨体が浮き上がる。

バイキン「ひゃくまんねんッ!!!!早いんだよオオオオオオッ!!!!!」

獣「ガアアアッ!???」

その凄まじい雄たけびとともに、獣の巨体が空中高く投げ上げられる。


253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:03:30.82 ID:qVMXlbYRO
バイキン「今だッッ!!!!」

それを合図に、上空で戦いを見守っていたパン戦士達が必殺の構えをとる。

獣「ガアッ!!ガッ!!」

空中で四本足をばたつかせながら、獣が必死にもがく。

アンパン&ショクパン&カレーパン「トオオオオオオリプルッ!!!!!」

その巨体目掛けて

バイキン「やっちまえッ!!!!カビパンどもッ!!!!!!!!」

獣「ガアアアアアッ!!」

アンパン&ショクパン&カレーパン「パアアアアアンチッ!!!!!!!!!!!!!!」

三人のパン戦士のフルパワーを乗せた強烈な一撃が火を噴いた。

獣「ガッ!!………………」

そのまま地面と平行に何十メートルも吹き飛ばされたその巨体は、やがて重力に負けて失速し、地面にたたきつけられた。


255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:04:23.33 ID:qVMXlbYRO
ショクパン「…どうやら今度こそ、本当に終わったようですね」

力なく地面に横たわった黒い獣から少し離れて、一同が会話している。

カレーパン「やっとおわったなあ!!さあ、カビルンルンたち!後は任せたぜッ!!」

カレーパンマンがうれしそうにはしゃいだ声を出し、両手を広げて背伸びをする。
見上げた夜空は、いつの間にか静まり返っていて、いつものように小さな星ぼしが優しく瞬いていた。

バイキン「…そのことなんだが」

それまで黙っていたバイキンマンが、いいづらそうに重い口を開く。

バタコ「…どうしたの?」

バイキン「…こいつ、このままほおっておけないか?」

横たわったままピクリとも動かない黒い獣を指差し、バイキンマンがいった。

ドキン「ええっ!!?」

予想外の言葉に、他の面々も口々に驚きの声を上げる。

バイキン「ジャムの野郎の意識は…もうとっくの昔に取り込まれてきえちまったさ。
要するに、こいつぁそこらのいぬっころと変わらないわけだ
なんもしらねえ生まれたての赤ん坊だ…
このまま、見逃してやらないか?」


256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:05:51.13 ID:qVMXlbYRO
ショクパン「しかし、それは…」

ショクパンマンが思わず言い募る。しかし…

アンパン「…わかった。バイキンマンの言うとおりにしよう」

カレーパン「アンパンマンッ!!」

そのままアンパンマンが続ける。

アンパン「確かに、バイキンマンの言うとおりだ。ジャムおじさんの意識が消えてしまったのなら
もうこの獣はただの獣でしかない、僕達と同じ命だ。いたずらに消すことは、許されることではないさ」

それを聞いて、皆が黙り込む。

アンパン「大丈夫だ、僕達でこの森を見張ればいい。この森の入り口に、パン工場を再建してそこで暮らそう」

バタコ「アンパンマン…」

バタコが、潤んだ瞳でアンパンマンを見つめる。

バイキン「けっ…最後までいい子ちゃんぶりやがって…俺様はただ…」

いいかけて、アンパンマンに遮られる。


260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:07:12.54 ID:qVMXlbYRO
アンパン「ありがとうバイキンマン、この感謝は言葉では伝えられないくらいだ。ドキンちゃんも…
本当にありがとう」

ドキン「私はなにもしていないわよ、逆にショクパンマン様に助けてもらったくらいだし」

そういってドキンがショクパンマンを見つめ微笑む。

バイキン「けっ…」

バイキンマンがまた何か嫌味を言ってやろうと口を開いたそのときだった。
カビルンルン達が、再び光り輝きながらバイキンマンに飛び掛り、その身体に菌糸を絡ませていく。

バイキン「まッ!?おまえらッ!?なにっ!!おれさまはッ!!」

ドキン「ちょっと!?なになに!?」

その突然の光景に、一同が騒然とする。

バタコ「あ…」

カレーパン「お!!」

ドキン「あら!?」

ショクパン「…ああ」

アンパン「…ハハ」


262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:08:03.83 ID:qVMXlbYRO
しばらくして発光をやめたカビルンルン達が次々とバイキンマンの体から離れていく。
その身体は…

バイキン「……………あ゛?」

バタコ「元に戻っちゃったわね」

バタコが微笑みながらいった。

バイキン「ああッ!!!おいッ!!カッ、カビルンルンどもッ!!!」

バイキンマンが三度変体した自分の身体を確認して、叫ぶ。

ドキン「よかったじゃないバイキンマン やっぱりそっちのほうが、かわいいわよ」

ドキンがそれをみて、ニッコリと笑っていった。








263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:08:51.77 ID:qVMXlbYRO
数日後、新しく再建されたパン工場の庭では、町の人を招いての、パンの試食会が行われていた。

バタコ「バイキンマンも、くればよかったのに…」

新品の作業台の上で、こねたパン生地を小さく丸めながらバタコさんが呟く。

ドキン「仕方ないわよ、ああいうひとだもん」

その傍らに立ったドキンが、バタコの作業を見よう見真似で手伝いながら答える。

バタコ「…あら?」

突然何かに気づいたバタコが、その手を止める。
作業台の向こうで見慣れた菌糸のさきっぽがひょこひょこと揺れ動いていた。

バタコ「…こんにちわ」

反対側に回り込み、自分に見つかってしまいあわてている小さなカビルンルンに笑顔で声をかける。

バタコ「それはまだ食べられないわよ。こっちを持っていきなさい」

そう言って、焼きあがったばかりのパンが詰まったバケットを手渡す。
それをうけとったカビルンルンが目を輝かせて満面の笑みを浮かべ、手を振るように一本の菌糸をゆらゆら揺らすと
あわてて裏口から外に出て行った。
その姿を見送り、二人がクスクスと囁くように笑う。


264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:09:50.34 ID:qVMXlbYRO
町人「きゃーーーーー!!」

突然外から悲鳴が聞こえてくる。

ドキン「はじまったわね、まったくもう」

それを聞いて、ドキンちゃんがすまなさそうに笑った。

バタコ「いいのよ、にぎやかで楽しいわ」

そう言ってバタコも笑った。


266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:10:55.47 ID:qVMXlbYRO
アンパン「なにがあったのですか!!」

悲鳴を聞きつけ、いそいで工場の前の庭に向かった。

町人「パンが!!パンが!!」

指差さしたほうを見やる。見慣れたUFOがキャノピーを開いて空中でホバリングしている。そのコックピットには…

バイキン「はぁっはっはっはっひふっへほー!!!!!俺様登場ッ!!!」

バイキンマンが町人から奪い取ったパンを大口をあけてむしゃむしゃ食べながら、すわっていた。

アンパン「なんてことを…今日こそ許さないぞ!!バイキンマン!!」

バイキン「けっ!!それはおれさまのせりふだっ!!!!かかってきやがれっ!!!」

そういって両者が身構える。

その様子をみに外に出てきたバタコとドキンが、そんな二人を見ながら微笑を交わす。

ふ、とバタコが後ろを振り返る。

工場の後ろに面した森の中には、漆黒の獣が一匹、静かに暮らしている。



おわり


268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:11:56.52 ID:qVMXlbYRO
おわったぞぉぉ!!!!!

いやまじで大変長らくお待たせいたしました


270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:12:43.05 ID:sWkJNnem0
お疲れ様!!
感動した!


271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:12:51.21 ID:z2KrN5hsO
本当に泣ける





272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:13:16.55 ID:IuQo3lOk0
これでゆっくり寝れるぜ・・・

乙!!


273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:13:20.66 ID:5LwlH+L/0
いやいや、うまくまとめて良かった


274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:13:25.98 ID:zVpaUSx80
>>268
ずっと見てたZE!乙っしたー!おまいすげーよ!!


275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:13:58.19 ID:fHMUSpx20
しょっぱなにフランスパンをケツにつっこまれてた内容とは思えない終わり方wwww


276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:14:09.05 ID:ISLP9bcCO
>>1
乙!楽しませてくれて
ありがとう!


277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:14:20.58 ID:fbmKcTADO
つまりあれか、この世界のばいきんまんはイースト菌に不適合な体にイースト菌を取り込んだ者なのか・・・


278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:15:37.51 ID:vPdkbY2cO
終わっちまった…
久々の良スレだったwwタイトルからは考えられんくらいwww
乙でした!!!


279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:15:43.26 ID:MLKo+b660
乙でした!
前スレからずっと見ててよかった!


280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:17:01.13 ID:qVMXlbYRO
おいwwwwwどっからわいてきたwwwwwwwwwwwwww
猿さん食らってるレベルじゃねーぞwwwww


長々と付き合ってくれてありがとう
保守とか絵とか本当にありがとう

さて、お待ちかねのふぁっきゅーの時間だ!!!!答えないけどね!!!
うどん食べてくる

おち●ぽみゆく!!!


281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:17:31.25 ID:KZe05Zh/O
乙 書き手と前スレ>>2に最大級の感謝を


284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:19:45.99 ID:hnGS28cKO
楽しかった、乙すぎる

バイキンマンについて少し解説あれば嬉しい


285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:20:03.92 ID:b/cNyhQ6O
おち●ぽみゆく乙

スレタイからは想像つかないほどの良スレでした


291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:23:01.05 ID:D64LZDW8O
面白かった!乙でした!
最初からは考えられない流れに笑って……泣いた


294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:26:20.39 ID:qVMXlbYRO
あくまで脳内設定ね

バイキンマンは、元々普通の人間

赤ん坊の時、死にかけて、でも生きたい!っていう本能がこのほしに流れてきた4つのイースト菌のうちのひとつを引き寄せた。

そこで一回暴走しかけるんだけど、そのとうじのかびるんるんの親玉が自らバイキンマンの体に取り込まれることで、今の体に安定する。
だからかびるんるんの言葉が分かるし、色も識別できる。


289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:22:06.83 ID:vPdkbY2cO
なんかライターやってる???


299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:32:09.00 ID:qVMXlbYRO
なんも書いてないよ
むしろ理系
だが脳内で映画化まで行ったブーン系がまだ一本ある
書かないけどね!!!

ちなみにイースト菌はそれじたい意思を持たない。
他者に寄生して、その命にチート作用するだけ

だからある程度宿主の本能に従う。

ジャムの三度めの変体に引きづられて、バイキンマンは大変だったのに、パン戦士たちは体軽いね、くらいですんだのはそのせい。


でもね、ってことは無生物のはずのパンに正義とかそういう心が宿るほどの仕事をしていた当時のジャムおじさんは……ウッ


301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:34:19.19 ID:IuQo3lOk0
>>299
解説中に射精すんな!!1


302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:34:28.10 ID:hnGS28cKO
カレーの中身といい、書き手の裏設定も好きだ
今日はいい夢見れそうだ
良SSをありがとう


303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:36:12.26 ID:vPdkbY2cO
マジかよ。文章が素人じゃないんだがwww

ジャムか…惜しい男を無くしたよな…間違いなくない天才だったのに


300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:33:22.16 ID:iDNHNpuY0
イースト菌は分け与えても効果は変わらないの?
つまり、バイキンマンから次々と…


304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:38:10.54 ID:qVMXlbYRO
>>300 変わらないよ
ただ与えられた本人が受け付けるかどうかは別

ジャモジ=たくさんの命+イースト

パン戦士=イーストのみ

バイキンマン=イースト+自分とかびるんるんのいのち

だからバイキンマンはジャムとパン戦士たちの中間くらいにいる


ジャモジさんは最後は取り込んだ多くの他のいのちに逆にとりこまれちゃったけどね


305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:39:35.38 ID:qVMXlbYRO
射精はしてねーよwwww
揉んだだけだッ!!キリッ


306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:40:44.32 ID:Kh5T8re9O
いやー。仕事が一段落して見たら終わってて…フランスinバタコ書いてよかった…
久しぶりに楽しかったスレだ!


307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:41:05.00 ID:wZhMdgA2O
スレタイと激しく違う内容だったが…真剣に読んでました><

>>1乙


308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:41:15.65 ID:qVMXlbYRO
あと繰り返しになるけどここまで付き合ってくれてありがとう。
多分ていうか十中八九支援なかったらそんなに真面目に書いてなかった。

だからおち●ぽみゆく


309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:42:02.45 ID:vPdkbY2cO
設定ぱねぇww
くそっ、これだからVIPPERはwww


312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:44:44.82 ID:zXgLc53ZO
ありがとう泣いたありがとう
乙っした!!

病気になることはわかってるがあえて言う
ばいきんまんに掘られたい


313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:46:27.16 ID:/YS/FhxhO
久しぶりに最初から最後までリアルタイムで追い続けたスレだったよ
乙そして4日ぶりの安眠をありがとうwww
夢で映画化してもっかい観るわ おやすみちんぽみゆく


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:46:45.77 ID:O4TioswFO
携帯からスマン

久々の神スレ
ずーっと張り付いてた
前スレ>>2は天才か?


315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:48:13.23 ID:A2br88zgO
乙カレー
最初から見てたさー
面白かったー


316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:48:23.05 ID:qVMXlbYRO
と言うわけで長らくお付き合いいただきおち●ぽみゆく



それじゃあ……ばいばいきん!!!!!!

そしておち●ぽみゆく


320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 00:53:54.59 ID:gsjpFedLO
マジで前スレ>>2があげなかったらと思うと…

そして前スレ>>1、スレを捨ててくれてありがとう!!


332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 01:34:43.62 ID:wASoHgOa0
アンパンマンでここまで広げられるとは…
乙!


333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 01:42:41.99 ID:mrKkUhJDO
バタコのアナルも広がりました


336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 01:45:44.63 ID:wASoHgOa0
>>>333
そういえばそんな始まりだったなwwwww


345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 03:11:39.15 ID:0ZgZShtl0
なんという傑作。おち●ぽみゆく乙カレーパン!!























そして、影のMVP前スレ>>1乙wwww


351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 07:04:38.23 ID:Wdz8qAdm0
黒幕はホラーマン


354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/06(土) 07:50:26.22 ID:ScsCvWmBO
数日後………














ホラーマン「…やはりJUMは失敗作だったか」


それいけ!アンパンマン 絵本付CDパックシリーズ アンパンマン ベストソングス


バタコ「ジャムおじさんっ…!チクビ吸うのらめぇぇ!」おしまい


この作者さんのほかの作品はこちら



転載元
バタコ「ジャムおじさんっ…!チクビ吸うのらめぇぇ!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1243788214/
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1244104962/
 

最新記事50件