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503 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 22:06:42 ID:ZWKzJHa7
友「しょうがない。あんまり使いたくなかったけど、これしか方法はないか」

女「なぁに、何か考えがあるの?」

友「名付けて、お兄さんを陸まで引っ張ってくぞ作戦2009よ!」

男「名前そのまんまじゃねーかwwwwwwwwww」

女「陸までって、私と友ちゃんだけでやるの?」

友「あと出来れば、お姉さんにも手伝って欲しいところね」

女「無理よ! だってここからいつもの岩場まで、何十kmあると思ってるの?」

友「だからって、このままお兄さんここに置いてたら、それこそみすみす人魚の餌食だよ」

女「それはそうだけど……」

男「んならさwwwww協力してくれそうな人魚探せばいいじゃんwwwwwwwwww」

友「そんな簡単に言わないで。私には、口が固くて排他的じゃない人魚の心当たりなんてないんだから」

女「右に同じく」

男「けどさwwwwwww二人にばっか負担かける訳には行かないじゃんwwwwwwwwwwww」


 

504 :創る名無しに見る名無し:2009/03/17(火) 22:19:41 ID:ZWKzJHa7
男「ぶっちゃけた話wwwwwww陸まで引っ張ってくれるのも個人的には反対なんだぜ?wwwwwwwwwwwww」

友「何でよ? 何か問題あるかしら」

男「だってwwwww俺の嫁と命の恩人がwwwww俺のせいで疲れるのって耐えらんねーもんよwwwwwwwwww」

女「何を言ってるんですか。私は男さんの為なら、何でもしてあげますよ」

男「気持ちは嬉しいがwwwwwwwやっぱり負担はそれなりに減らした方がいいと思うんだwwwwwwww」

男「だからwww出来るだけ協力は仰いだ方がいいしwwwwwその結果
  他の人魚に殺されても俺は文句言わねーよwwwwwwwwww」

女「男さん…」

友「お兄さん、私たちの体力を心配してるなら無用だよ?」

男「そんなんじゃないってwwwwwww俺はそんな細かい気遣い出来る男じゃないっつーのwwwwwwwwww」

女「……嘘つき」


505 :創る名無しに見る名無し:2009/03/18(水) 07:57:21 ID:NKg6p2a+
男「とにかくwwwww俺を引っ張って渡るなら他の人魚の協力は必須だと思うぜwwwwwwwwwwww」

女「とはいっても、誰が信用出来るかなんて私たちには本当に分からないんですよ」

男「それなら俺がwwwww実際に会ってみればいいじゃないwwwwwwwそしたらwww信用に足る
  人魚かどうかwwwww俺が判断するからさwwwwwwwwww」

友「だからそれは危ないって……」

男「言っただろ?wwwww俺は殺されても文句は言わないってwwwww
  馬鹿には馬鹿なりの筋の通し方があるんすよwwwwwwwwww」

女「それが上手い方向に転がればいいんですけど……」

友「ま、その辺は生きてこの島にたどり着いた、お兄さんの強運に賭けるしかないんだろうねぇ」

男「よっしゃwwwww決まりだなwwwwwwwじゃあ二人は知り合いの人魚
  当たってwwwwwwwwここに連れてきてくれよwwwwwwwwww」

友「オッケー。じゃあ女、私たちは手分けして協力者を探しに行こうか」

女「うん…」


507 :創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 22:25:30 ID:7BC/stL0
そして集められた精鋭数名…

モブ人魚「友ちゃん、話しって何?」

年上人魚「つまんない用事だったら、承知しないわよ?」

幼女人魚「おねーたん、今からなにすゆのー?」

友(ちょっとあんた、子供なんか連れてきても戦力にならないでしょうが!)

女(だって、男さんのこと話せる相手なんか浮かばなかったんだもの……)

モブ「何ごそごそしてるの?」

友「あ、いや、別に……」

年「早くしてくれないかしら。私は自分の時間を奪われるのが嫌いなのよ」

女「すぐ済みますから…」


508 :創る名無しに見る名無し:2009/03/21(土) 22:34:22 ID:7BC/stL0
友(さて、こっからどう切り出したもんかねぇ……)

女「あ、あの、皆さん……」

モブ「何?」

女「実は、ちょっと会ってほしい人がいるんです」

友「あんた、そんな紹介の仕方でいいの?」

女「うだうだ言ってても始まらないわよ。とにかく行動してみないと」

年「誰よ、会ってほしい人って」

女「友ちゃんちにいるんですけど……その人を見ても驚かないって、約束してもらえますか?」

モブ「それは、保証しかねると思うけど」

年「なに、あんたら。そんなに念押しするなんて、まさかジュゴンでも捕まえてきたとでも言うの?」

友(ある意味それより厄介だけどね…)

幼「ジュゴンってなーに?」

年「でっかい海の獣のことよ」

幼「わー! あたちジュゴン見たーい!!」

女(うぅ……なんか、子供騙してるみたいで気が引けるなぁ)


509 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 17:55:16 ID:PWTZYd/G
んで、友んち……

友「イラッシャイマセー」

年「挨拶はいいから、早くその会わせたい人ってのを出しなさいよ」

女「まぁまぁ……(やっぱりまだ心の準備が)」

ガササッ……

モブ「あれ? 今家の中で何か動いたような」

友(うっ。目ぇいいなモブ人魚……)

年「あんたらまさか、本気でジュゴン捕まえたんじゃないでしょうね」

幼「なぁに、なぁに?」ぴょんぴょん

友「女、こうなったら躊躇ってても仕方ないわ」

女「そうだね……。男さん、出てきて下さい」

男「あいよーwwwww」

モブ・年・幼「!!!」


510 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 18:06:49 ID:PWTZYd/G
男「おぉwwwwwこりゃまた美人な人魚さんが勢揃いでwwwwwwwwいいことだwwwwwwwwwwww」

年「に、人間……? これはさすがに、予測出来なかったわ」

モブ「二人とも、何考えてるの!? この島に人間なんて、タブーもいいとこだよ!!」

女「あんまりおっきな声出さないで……外に漏れちゃうから……」

幼「ふえぇぇ〜、人間こわいよ〜」

友「あぁほら、幼女ちゃん泣かないで」

男「俺かっけぇwwwwwwwwwテラ台風の目wwwwwwwwww」

モブ「何なのこの人間……気持ち悪っ! 早く他の人魚に知らせなきゃ……!」

女「待って、それだけはしないで! お願いだから私の話しを聞いて?」

年「モブ、落ち着きな。とりあえず取って食われるようなことはないみたいだし、聞く耳くらい持ってもいいじゃない」

モブ「でも……」

年「女、友。あんたたちはこの島における最大の約束事を破ってんだ。話っ
  てのはそこも含めて、うちらを納得させられるようなもんなんだろうね?」

女「はい、とても重要なお話です」

年「オッケー分かった。話すだけ話してごらん」


511 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 18:15:15 ID:PWTZYd/G
年「なるほどね……恋の熱にあてられて、この人間がここまで泳いできちゃったと」

モブ「女は馬鹿だよ! なんでわざわざ人間なんかを相手にしてんのよ!!」

女「お説ごもっともだけど、私だって最初から好きになると思ってた訳じゃないよ」

年「それにしたって軽率だわね。よく他の人魚に見つからなかったもんだわ」

友「一番最初に出会ったのが私だったってのが、幸運だったんだろうね」

モブ「私は嫌だよ、人間がこの島にいるなんて! ましてや島外に出す手伝いなんて、絶対してあげないから!!」

友「やっぱりこうなっちゃうかぁ……」

女「でも、男さんと話しをしてくれれば、きっといい人だって分かってくれるはず……」

モブ「人間とする話なんて、ないわ!」

友「キッツいなぁ、モブ人魚は」


512 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 18:22:32 ID:PWTZYd/G
年「私ゃむしろ、さっさとこの島から人間を追い出すべきだと思うけど」

友「ですよね。だとしたら行動はなるべく早い方がいいですよね」

年「けど、そこの男がこの島にとって害悪になるようなら、話は別だね。もしもそいつが
  助けたその足で仲間のとこに駆け込んでごらん。数年前の戦争の二の舞じゃないか」

女「だからそれは話を聞いてみて……」

モブ「私は嫌、人間と同じ部屋にいるのも耐えられない」

年「口先だけなら、なんとでも言えるからねぇ」

女「駄目だ、姉さんと話してるみたいだわ」

友「こりゃ思いの外難関だったねぇ」


513 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 18:30:13 ID:PWTZYd/G
男「話が白熱しとりますなぁwwwwwww俺、超蚊帳の外だわwwwwwwww」

じーっ

男「……む?wwwwwどこからか視線を感じるwwwwwwwwww」

幼「……」ぐす、ぐす

男「お前かwwwww俺に熱視線を向けてるのはwwwwwwwwww」

幼「……ふえぇぇん」ポロポロ

男「泣くなwwwwwwてか、泣くほど怖いならこっち見んなwwwwwwww」

幼「えぐ…えぐ…」

男「しょうがねえなwwwwwww向こうは埒開かないっぽいしwwwwwお前の相手してやるかwwwwwwww」

にかっ

幼「ふぇ……?」


514 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 18:41:52 ID:PWTZYd/G
モブ「こんなことになるなら、女になんかついてくるんじゃなかったよ」

女「だから、頭から突っぱねないでちゃんと話をさぁ」

友「年さんからも、説得して下さいよ」

年「悪いけど、私も心境としてはモブちゃん寄りだから、その子が
  話を聞く気にならない限り、聞いてやる訳にはいかないわ」

女「もう、何で人魚ってこんなに頭が固いんだろ……」

キャッキャッ

女「……え?」

男「あるー晴れーた日ーのことwwwwwww魔法みたいな愉ー快がーwwwwwwww」

幼「おいたんのお歌、下手だよー」ケラケラ

男「失礼なwwwwwこれはこの歌が俺の喉に合ってないだけだwwwwwwww」

幼「ねぇ、もっとお歌唄って?」

男「おう、いいぞwwwwwwwじゃあ次は『もってけ!セーラー服』をwwwwwwww」

モブ「幼女ちゃんが、なついてる……」

友「へぇ、お兄さんスゴいなぁ」


515 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 19:09:15 ID:PWTZYd/G
男「あwwwwそっちの話終わった?wwwwwwww」

友「まだだけど。ていうかまるで他人事だね」

女「そうですよ。男さんからも何とか言って下さいよ!」

男「んじゃ言わせてもらうけどwwwwwwwwww」

ずいっ

モブ「な、何よ人間……こっちに寄らないで!」

男「あんたが一番抵抗してるみたいだからあんたに言っとくわwwwwwwwwww」

男「俺wwwwwどんな目にあってもwwwwwww女と幸せになるからwwwwwwwwww」

モブ「はぁ?」

年「ふぅん……」

男「その為に協力してくれるならあんたらに土下座だってするしwwwww
  あんたらが障害になるってんなら相手にもなるぜ?wwwwwwww」

モブ「なっ、なんて野蛮な人間なのっ!」

年「あんた、今の本気で言ってんの?」

男「あたぼうよwwwwwwwwww」

年「ふぅん。なんかあんた、変な人間ね」

 


516 :創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 19:20:23 ID:fJzAVf5/
男がかっけえwww

 


518 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 08:17:25 ID:mvjMksaL
年「いいわよ、私はあんたの脱出に協力してあげる」

女「本当ですか? ありがとうございます!」

モブ「ちょ、ちょっと年さん!」

年「いいじゃない。何にせよ人間がこの島からいなくなるのはいいことだし、それに何より幼女人魚がなついてるみたいだしね」

幼「あたちもきょうりょくするー」

友「良かったね、お兄さん」

年「但し、条件が一つある」

女「え?」

年「協力料と口止め料として、魚一週間分用意してもらうわ」

女「えぇっ!?」

年「当然でしょ。この世にただで手に入るものなんかないのよ」

男「なんという脅迫wwwwwww人魚の世界も世知辛いのぅwwwwwwwwww」


519 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 08:22:38 ID:mvjMksaL
年「まぁ、それはそれとして、ここからその人間を連れ出す算段は考えてあるの?」

女「一応案としては、ロープの様なものを使って男さんを引っ張っていくのが一番じゃないかと」

モブ「そんなの、海流が早いとこに当たったら流されちゃうわよ。実現不可能なこと提案しないでよね」

友「この辺には、そんなに流れの早い潮はないはずなんだけど」

男「それよりwwwwwなんだかんだ言って手伝ってくれるモブ人魚に萌えたwwwwwwwwww」

モブ「誰も手伝うなんて言ってないでしょうがっ!!」

女「……大丈夫かな、これ」


520 :創る名無しに見る名無し:2009/03/28(土) 19:32:57 ID:mvjMksaL
友「とりあえず、やれるだけやってみよう。行動するのは、日が落ちてみんなが寝静まったころがいいね」

女「じゃあそれまで、私と友ちゃんが男さんを引っ張るためのロープを用意しなきゃ」

年「じゃ、それまでは自由行動ってことで。モブ、あんたもちゃんと来るのよ」

モブ「拒否権はなしかい!」

幼「おにいたん、また遊ぼうね」ふわ

男「おうwwwww今度会う時は俺の美声を聞かせてやるからなwwwwwwwwww」


521 :創る名無しに見る名無し:2009/03/29(日) 19:42:43 ID:bLmIp8JC
男「さーてとwwwwwまた暇をもて余した俺がいる訳ですがwwwwwwwwwwwwwww」

男「どうしよっかなwwwwwオナニーでもしよっかなwwwwwww人んちでwwwwwwwwwwwww」

女「……男さん」

男「おぅふwwwwwセルフバーニング発言を嫁に聞かれたwwwwwwwwwwww」

女「今のはさすがの私でも、最低だと思いますよ?」

男「なんでここにいんのwwwwwww出てったんじゃなかったのかよwwwwwwwwwwwww」

女「友ちゃんが、暇だろうから男さんの相手してあげなさいって」

男「まwwwたwwwwかwwwwwなんという気ぃ効かせ上手wwwwwwwwwwwwwww」

女「男さんは、私と一緒にいたくありませんでしたか?」

男「んなアホなwwwww嫁を拒むのは倦怠期の夫だけっすよwwwwwwwwww」

女「そうですか。私も二人きりになれて、嬉しいです」


522 :創る名無しに見る名無し:2009/03/29(日) 23:53:15 ID:bLmIp8JC
男「まぁwwwww横来て座りんしゃいwwwwwwww」ぽんぽん

女「はぁ…」ぺたん

男「なぁwwwwwひとつ言っていいか?wwwwwwwwww」

女「なんでしょうか」

男「俺wwwww幼女人魚と戯れてたら子供欲しくなっちまったwwwwwwwwww」

女「はい!?」

男「いやだからwwwwwお前との愛の結晶が欲しいってことwwwwwwwwww」

女「あの、それってまだ早くありません?」

男「そうか?wwwww俺は愛しあってればいつでもおkだと思うけどなwwwwwwwwww」

女「それは私だって、子供は欲しいですけど…」

男「素直になれよwwwww俺とちゅっちゅしたいってさwwwwwwwww」

女「……馬鹿」


523 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 20:26:15 ID:MbdltrvD
女「男さんは、何人子供が欲しいですか?」

男「そうだなwwwwwどうせなら世界新記録目指したいなwwwwwwwwww」

男「セ・パ両リーグに次ぐ新しい野球のリーグが作れるくらい頑張るかwwwwwwwwww」

女「それって、具体的には何人ですか?」

男「わかんねwwwwwwwwwでも補欠まで入れたら百じゃ効かないだろうなwwwwwwwwwww」

女「それじゃ、私の方が体を壊しちゃいますよ」

男「wwwwwwwwww」


524 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 20:30:10 ID:MbdltrvD
男「お前は何人子供欲しいよ?wwwwwwwwwwwww」

女「私は……あなたとの子供なら、何人でも」

男「うはwwwwwwwじゃあやっぱり新リーグ設立目指すしかないかwwwwwwwwww」

女「無理ですってば」

男「そうかwwwwwwwww」

女「でも、その為にはまずここから抜け出さないといけませんね」

男「おうwwwwwまぁやってみりゃなんとかなるだろwwwwwwwwww」

女「楽観視し過ぎると、ろくなことになりませんよ」


525 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 20:38:09 ID:MbdltrvD
女「今はひとまず、子供云々より生き残ることから考えましょう」

男「だなwwwwwいっちょ踏ん張るかwwwwwwwwww」

男「踏ん張りついでに女、一つ約束してくれwwwwwwwwww」

女「なんでしょう」

男「俺が無事にいつもの岩場に着いたらwwwww誰が見てても構わずに思いっきりちゅーしようぜwwwwwwwwwwwww」

女「えっ……」

男「その約束があればwwwwwww俺はどんな困難でもwww乗り越えられる気がするwwwwwwwwwwwww」

女「…分かりました。その約束で男さんが頑張ってくれるなら、私も覚悟を決めます」

女「あそこに帰ったら、いっぱいちゅーして全力で甘えましょう。約束です」

男「おkwwwwwwこれでやる気百倍だぜwwwwwwwww」


526 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 20:53:24 ID:MbdltrvD
女「……男さん」

ぎゅっ

男「どうしたwwwwwさすがに不安か?wwwwwwwww」

女「当たり前です。だって、失敗したら死ぬかもしれないんですよ?」

男「死なねーよwwwww今回は協力者もいるしなwwwwwwwwww」

女「それでもやっぱり、もしもを考えると怖くって……」

男「安心しろwwwwwww俺はお前とセクロスするまで死なないって決めたからwwwwwwwwwwwww」

男「だからさ、そんな悲しい顔すんなってwwwwwwwwwwお前は笑顔が素敵な人魚なんだぜwwwwwwwwww」

女「台詞が臭いですよ。でも、そこまで言うなら、私はあなたを信じます」

男「よしwwwwwそれでこそ俺の恋女房だwwwwwwwwww」

なでなで


527 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 21:09:05 ID:MbdltrvD
そして、夜……

友「やっと日が暮れたわね」

年「やっぱりやるのね、面倒くさい」

モブ「いつもならもう寝てる時間なのに……」

女「男さんを運ぶ途中に寝ないでよ、モブちゃん」

幼「くぅ……くぅ……」

男「おいwwwwwここに既に寝てる奴がいるぞwwwwwwwwww」

女「よ、幼女ちゃん寝ちゃ駄目よっ!」

友「前途多難だね……」


528 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 21:17:03 ID:MbdltrvD
友「とりあえず最終確認として、それぞれの役割分担を確認します」

女「といっても、幼女ちゃん以外は全員引っ張り要員だけどね」

友「そゆこと。幼女人魚は、お兄さんが疲れてないか、水中から確認して報告するのよ?」

幼「ふぁーい……」

男「大丈夫かよwwwww幼女は外した方がよくないか?wwwwwwwwww」

女「人手が足りない今は、猫ならぬ幼女の手も借りたいんですよ」

男「でもwwww戦力になるとは到底思えんのだがwwwwwwwwwww」

幼「わ、わたしだってがんばれるもん!……ふぁ」

友「そんなに怒らなくても、みんなあなたを頼りにしてるから」

男「やべwwwww俺もしかしたら今日死ぬかも分からんねwwwwwwwwww」


529 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 21:28:59 ID:MbdltrvD
友「お兄さんは、泳ぎだしたらこの縄に掴まってね」

男「おうともよwwwwwwwwwwwwwww」

女「男さん、絶対生きていつもの岩場まで行きましょうね」

モブ「あーあ、やっぱやめときゃ良かった……」

年「それはそうと、手伝い賃の魚一週間分、忘れんじゃないわよ?」

幼「お兄ちゃん、頑張って!!」

男「おっしゃ、じゃあ行くか!wwwwwwwwwwwwwww」

----ざぷんっ


530 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 21:43:06 ID:MbdltrvD
男「……ぷはっwwwww」

男「何これwwwww潮の流れ早いwwwwwww夜の海怖いwwwwwwwwwww」

女「早くその縄に掴まって!」

男「よく見えんwwwww縄どこだ?wwwwwwwwww」

友「あぁもう、ほらここだよ! 顔の真ん前!」

ぱちゃり

男「おぉwwwwwサンキューwwwwwwwwwwww」

年「幸先不安ね」

モブ「いっそのこと、このまま溺死させた方が早くない?」

友「グダグダ言ってないで、あんたも引っ張って!」

モブ「はーい、はぁ……」

ぐぐっ

男「おぉwwwww進む進むwwwwwwww」

女「皆さん、その調子でお願いします!」


539 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 23:24:07 ID:d20Peb9D
男「しかし思ったより快適じゃないなwwwwwwwこれ体力使うぞwwwwwwwwwww」

女「今さら何を言ってるんです。海で流されて、体力使わないわけないでしょう」

友「私たちが引っ張ってあげるだけ、まだマシよ」

男「正直wwwww甘く見てましたwwwwwwwwwこりゃ駄目かも分からんねwwwwwwwwww」

年「あんまり喋ると、海水飲むよ」

男「おk……うごぶっ」

友「あーあー、言ってる側から……」

女「大丈夫ですか、男さん!」

男「平気とは言い難いwwwwwwwwwwwwwww」

友「進む時は淡々と、だよ」

男「出発する前に言ってくれよwwwwwwwwwwwwwww」

541 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 23:47:46 ID:d20Peb9D
数分後……

女「前方、怪しい影なーし」

友「幼女人魚、お兄さんの様子はどう?」

幼「おっけーでーす」

年「あらそう、静かだから気づかないうちに溺れたのかと思ってたわ」

男「ちょwwwwwせっかく友が水を飲まないようアドバイスしてくれたのにwwwwwwwwww」

女「幼女ちゃんを通して逐一確認しますから、心配しないで下さい」

モブ「……ねぇ、ふと思ったんだけど」

友「なに?」

モブ「これ、引っ張ってる途中で人間の船とか通ったらどうすんの?」

女「一応、この辺では夜中に通っても船に遭遇したことはないですけど……」

年「すごく今さらな疑問ね」

モブ「一つ言い忘れてたけど、人間に見つかったら私はその場で退散するからね?」

友「ちょっと、乗りかかった船なんだから最後まで責任持ちなさいよ」

年「あ、じゃあ私もそうするわ」

女「年さんまで、そんなこと言わないで下さいよ」

年「だって私らは、その人間にそこまでしてあげる義理ないし。ねぇ?」

モブ「そうだよ。誰だって他人の身より自分の身の方が大切よ?」

友「だからって、それはあんまり無責任じゃない」

男「お姉さん方wwwwwwwww議論が白熱してる間に俺が立ち往生してるんですがwwwwwwwwwwwwwww」

女「あっ……す、すみません!」

男「立ち往生しながらwwwwwwwww必死で立ち泳ぎしてますwwwwwwwwwww」

友「ごめんね、こっちでちょっと揉めちゃって……」

男「全部聞こえてるwwwwwwwwwもっそい不安になったwwwwwwwwwww」

 


542 :創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 23:52:39 ID:1AomaQ72
男哀れw


543 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 01:52:57 ID:er2qMua6
サメとか出ないか心配だわぁ

 


544 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 21:13:28 ID:+AgVhrJc
男「まぁでもwwwww逃げるなら逃げるでwwwwwwいいんじゃないか?wwwwwwww」

女「そんな、何を言ってるんですか!」

友「そうだよ。私たちがそんなに薄情に見える?」

男「もちつけwwwww熱くなると俺が死ぬwwwwwwww」

女「あ、すいません」

男「よく考えてみろよwwwwwwww船があるってことはwwwwwそこに人がいるってことじゃねーかwwwwwwwwww」

男「そこに人がいるならwwwwwwwその人に助けてもらえばいいだけじゃんwwwwwwww」

年「なーる、それもそうね。何も危ない橋渡って人里まで行く必要ない訳だ」

男「だからさwwwwwwwお前も友もwwwww船が通りかかったら遠慮なく逃げろよ?wwwwwwww」

女「そういう訳にはいきません」

友「そうよ。他はどうか知らないけど、少なくとも私と女は最後まであなたを見届けるわ」

モブ「私は迷わず逃げまーす」

男「kおwwwwwでも二人とも無理はするなよwwwwwwww」


545 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 21:33:51 ID:+AgVhrJc
しかし、船も何も通らないまま一時間経過……

男「……」ざぶざぶ

女「ハァ…ハァ…」

友「……」

年「…ねぇ、岩場ってまだなの?」

女「今、全行程の半分くらいですかね……」

モブ「疲れたー、眠いー」

男「おいwwwww幼女人魚が浮いてきたぞwwwwwwwwwwこれヤバくね?wwwwwwww」

幼「くぅ…くぅ…」

女「あっ、幼女ちゃん寝ちゃ駄目!」

友「幼女、起きなさい!」

幼「ふぇ……?」

男「起きろ幼女wwwwwお前今カンペキに寝てたぞwwwwwwww」

幼「ごめんなさいお兄ちゃん……ふみゅ」

友「幼女にはちょっとキツかったかもしれないわね……」

年「そりゃそうよ。私らでさえ疲れきってるってのに」

モブ「ねー、もうこの人間ほっといて帰ろうよー」ぶーぶー

友「駄目。辛いだろうけど頑張りなさい!」

男「おいお前らwwwww頼むから仲間割れだけはwwwwwよしてくれよwwwwwwwwww」


547 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 22:07:41 ID:+AgVhrJc
そして更に30分が過ぎたころ……

女「あっ!」

年「なぁに……また何か問題でも?」

モブ「いい加減腕がダルいよー……」

女「皆さん、見て下さい。陸地が見えて来ましたよ!」

年「あのうっすら見えてるのが、陸地?」

モブ「まだまだ全然先じゃない……」

友「そんなことないって。目的地さえ見えてくれば、後は意外に早いもんだよ?」

モブ「あそこまでなら、人間の泳力でも泳げんじゃない?」

友「どうあっても逃げ出したいみたいね、あんた」

男「ちょwwwww遠泳とかwwwwwwむりぽwwwwwwwww」

女「分かってます。男さんのことは、死んでも見捨てさせませんから」

男「今となってはwwwww女と友だけが頼りだなwwwwwww本当に……」

----チクリ

男「うっ!?」

女「男さん? どうしました?」


549 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 22:13:05 ID:+AgVhrJc
男「ぐあぁぁっ!!」

友「え、何々!?」

男「痛い痛い、背中なんかに噛まれた!!」

女「はい!? なんかって、何ですか!?」

男「し、知らん。けど今背中に激痛が……ごぼっ」

友「あっ、ちょっと。焦って縄離したら駄目だって!!」

男「がはっ……駄目だ、縄がどこにあるか見えない……ぐぶっ」

女「男さん、縄はそこです、目の前です!」

男「わかんねー……ごふっ、ごぼっ……」

女「男さん!!」


550 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 22:19:35 ID:+AgVhrJc
年「ちょっとちょっと、一体何事?」

女「男さんの様子が変なんです! てゆーか、それくらい見てすぐ理解して下さい!!」

友「幼女人魚、お兄さんに何があったか分かる!?」

幼「わ、わかりませーん……」

友「くっ……とにかく、取り乱したら死ぬよ、お兄さん!!」

女「落ち着いて、縄をゆっくりつかんで!」

男「かはっ……はぁっ……ぐうぅ!」

友「駄目だ、今の状況じゃテンパるばっかりだよ……」

女「男さん、今そっちに行きますから待ってて下さい!!」

ひゅっ、ざぱんっ

女「男さん、一体何があったんですか?」

男「女ァ―――!!」

がばっ

女「きゃあっ!?」


551 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 22:24:29 ID:+AgVhrJc
女「男さん、しがみつかないで……危ないです……」

男「ごほっ、ごほっ……」

女「男さん……え!?」

ぎゅっ

女「何これ、背中がすごい腫れてる!!」

男「はぁ…はぁ…」

女「男さん、縄はここにあります。きちんとつかめますか?」

男「おk……って言いたいけど、背中痛すぎて手に力が入らん……」

女「そんな……どうしよう……」


553 :創る名無しに見る名無し:2009/04/08(水) 22:46:29 ID:+AgVhrJc
友「女ー、お兄さんの様子はどうー?」

女「原因はわからないけど、背中にすごい腫れが出来てるのー!」

年「あーあ、こりゃ死んだわね」

友「物騒なこと言わないで! ……それで、お兄さんは大丈夫そうなの?」

女「落ち着きは取り戻したみたいだけど、もう自力で縄を握るのは無理だって!」

男「すまん……痛っ!」

幼「お兄ちゃん、どっかいたいの?」

男「平気平気……とは、言いがたいわな。はは……」

モブ「嘘でしょう。こんなとこで立ち往生なんて、冗談じゃないわ」

友「今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ。人一人の命が掛かってるんだよ!?」

年「同じ人魚ならいざ知らず、人間の命なんかねぇ……」

モブ「どうしようもないなら、もうほっときなよ。きっとここで死ぬのがその人間の寿命だったんだよ」

女「違う、私が男さんを死なせたりしない! いいわ、みんなが手伝って
  くれないなら、私一人だけでも男さんを引っ張っていくもん!!」

友「私も手伝うよ」ざぶんっ

モブ「あっそ。なら、私と年さんの手はもういらない訳」

年「残念ねぇ。せっかくちょっと面白いかもと思ってきたのに」

女「え、ちょ、待ってよ! 本当に行っちゃうの?」

モブ「だって、一人でも頑張れるんでしょ? だったら私たちなんか、居ても居なくても同じじゃない」

年「そゆこと。元々乗り気じゃなかったし、終わる時はこんなものよ」

友「この……薄情人魚!!」」

モブ「何とでも呼べばいいわ。どちらにしろ、非は人間なんかに関わったあんたらにあるんだから」

年「という訳で、悪いけど私らはここで離脱するわね」

女「くっ……!」

モブ「じゃあねー、バイバーイ……」

----ザバアァァァッ!!

モブ「ひゃあっ!?」


557 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 07:29:53 ID:2DIyGj2U
----ふわふわ

姉人魚「……」

女「姉さん!?」

モブ「なっ……何なの!?」

姉「……あんたたち、人の妹おっぽり出してどこに行く気?」

モブ「あぁ、なんだ。何かと思ったら女のお姉ちゃんじゃない」

モブ「何、あなたもこの人間の件に一枚噛んでるの?」

姉「まさか。私はたまたま散歩に出たら、変な集団に出くわしたから後をつけてただけよ」

女(嘘だ絶対島からつけて来てたんだ)

友(しっ、今は黙っときな。もしかしたらこれは事態が好転するかもしれないよ)

女(え?)

姉「それよりも、一度はやると決めたことを投げ出すなんて、恥ずかしくないの?」

モブ「だって、相手は人間だよ? 人間が死のうと生きようと私たちには関係ないじゃない」

姉「そうね、本来なら私もその意見に賛成だわ」

姉「でもね、そこの男は私の妹の婚約者なのよ。いくら軽薄でキモくても死なせたら妹が泣くのよ」

女「姉さん……」

姉「だから私はそいつを殺させたりしないわ。もちろん、仕方なく、だけど」

モブ「甘っちょろいなぁ、お姉さんは……」

姉「あら、そうかしら? ねぇ年上人魚、あなたもそう思う?」

年「(ビクッ) あ、いや私は……」

モブ「年さん? なんか顔面蒼白だけど……」

姉「あんたも、モブ人魚と同じこと言うのかしら。どう?」

年「いやいやいや、まさかまさか。私は手伝うつもりだったよ!?」

モブ「年さん!?」

姉「ふむ、よろしい」


558 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 20:07:51 ID:2DIyGj2U
モブ「どうしたの、年さんさっきまでと言ってること違うじゃない」

年「バッ……馬鹿っ、滅多なこと口にするんじゃないの!」

ベシッ

モブ「あいたっ!」

年(あんたは生まれてなかったから知らないだろうけど、あの人ものスゴく怖い人なのよ)ヒソヒソ

年(あの人はね、昔人間に裏切られて以来、『一本線が切れてる』って仲間内じゃ評判なんだから)

モブ(何それ。ただの噂じゃないの?)

年(違うわよ! その証拠に、あの人の相手をして、大怪我した人魚だっているんだから!)

モブ(……マジ?)

年(そうよ。前に男の人魚があの人と口論になった時、うっかり人間に裏切られた
  ことを口走ったら、全身切り刻まれて一生消えない傷を負わされたのよ)

モブ(そんな人がなんで人間の味方してるのよ!)

年(知らないわよ! とにかく、あの人にだけは逆らっちゃ駄目。返事は全部イエスで返すのよ)

モブ(……)ゴクリ

姉「話は済んだ? 済んだなら手伝うか手伝わないか、早く結論が欲しいんだけど」

モブ「は、はい! 不肖モブ人魚、精一杯手伝わせていただきます!」

姉「あらそう、さっきと言ってることが違うけど、まぁいいわ」


559 :なんか変なところで切れた…:2009/04/09(木) 20:24:30 ID:2DIyGj2U
姉「私は妹の方を見てくるから、あんたらは縄が流されないようちゃんと持っておくのよ」

モブ「アイアイサー!」

姉「じゃあね」

ざぶぅんっ

年「……なんでこんなことになったんだろ」


560 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 20:47:13 ID:2DIyGj2U
姉「いい格好ね、人間」

男「フヒヒ……義姉ちゃん……こんなとこまで俺を……見送りに来てくれたのか……?」

姉「相変わらず減らない口だね、忌々しい」

女「姉さん、ありがとう。モブちゃんと年さんを引き留めてくれて」

友「私からもお礼を言わせて下さい。私、お姉さんは絶対に力を貸してくれないと思ってた」

姉「そういう問題じゃないでしょう。あんたたちにも、今の事態を招いた責任はあるんだからね?」

女「え、私たちにも?」

姉「そうよ。島を出るときから見てたけど、あの人選じゃあ明らかに失敗するわよ」

女(やっぱり最初から見てたんじゃないの…)

姉「大体、そこの人間が縄を握れないなら、体に結わえつければいいだけじゃない。
  それに気づかずうろたえて、助けを請うなんてカッコ悪いにも程があるわ」

友「あ、そっか……。焦ってたせいで全然思いつかなかった」

姉「そこが甘いのよ。ちょっと縄を貸してごらんなさい」

ぐいっ

男「いつっ!」

女「姉さん! 男さんは怪我人なんだから、もっと優しく……」

姉「本当なら触るのも嫌なんだから、ちょっとは我慢させなさい」

ぐいぐい

姉「……はい。これで只縄を握ってただけのさっきよりは、遥かに運びやすいはずよ」

男「おぉ…スゲェ…」

姉「感謝して平伏しなさい、人間」


561 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 21:29:49 ID:2DIyGj2U
姉「あ、あとあんたたち、統率力無さすぎ」

姉「こういうことやる時は、有無を言わせぬパワーが大事なのよ」

女「というと……」

姉「いい。今から私が、その手本を見せてあげるわ」

バチャァン

モブ・年(ビクッ)

姉「何をぼさっとしてるの? 私の話はもう終わったわよ。全速前進、急ぎなさい!」

モブ「は、はい!」

年「ただいま!」

姉「あんたらは交代で、縄が外れないよう見張ってなさい。いいね?」

友「え。もしかして、岸まで二人で運ばせる気なの?」

姉「いいじゃない。あんたたちが見捨てられてたら、どんな目にあってたか思い知らせてあげるわ」

モブ「嘘ぉ……陸までまだあんなにあるのに……」

姉「自分たちのしようとしたこと、後悔しながら進むといいわ。さぁ、早く行きなさい!」

男「義姉ちゃん……鬼畜だな……www」

 


562 :創る名無しに見る名無し:2009/04/09(木) 22:23:16 ID:N/KeS+Ae
味方につけるとこれほど心強い存在はないなw
姉ちゃんかっこいい!


563 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 20:00:41 ID:pkxXOnl+
姉すげー!

 


564 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 20:44:04 ID:TfLz4UzJ
モブ「ハァハァ」

年「ひぃひぃ」

姉「あんたら、スピード落ちて来てるよ! やる気あんの?」

モブ「二人でやってるんだから当たり前じゃない…」ボソッ

姉「あ? 何か言った?」

モブ「いいえ何も!!」

姉「だったらさっさと進む!! あんたらに拒否権はないんだからね?」

女「モブちゃんたち、可哀想……」

友「ま、自業自得じゃない? 私たちにとっては願ったりの展開じゃん」

男「後で義姉ちゃんにお礼言わないとな……」

女「そうですね。陸まであと少しですし、着いたら改めてありがとうって言わなきゃですね」

友「それよりお兄さん、背中は大丈夫?」

男「まだジンジンする……痛みは引かない……」

女「一体何だったんでしょう。帰ったらすぐに病院へ行って下さいね?」

男「うん、そうする……金ないけど……」

 


そしてさらに数十分後……

 

565 :創る名無しに見る名無し:2009/04/10(金) 20:54:03 ID:TfLz4UzJ
男「ハァ…ハァ…」

ざばっ

男「やっと……やっと着いた……」

女「お疲れ様でした。よく頑張りましたね」

年「その労いは普通こっちにやるもんでしょ……」

姉「途中で放棄しようとしたあんたに、掛ける言葉なんかないわよ」

友「うわ背中、ミミズ腫れになってんじゃん!」

男「陸に上がってもまだいてぇ……何なんだだこれ……」

姉「その腫れ方からすると、クラゲにやられたわね。まぁこの辺りには
  死ぬ程の毒がある奴なんかいないから、安心していいんじゃない?」

女「良かった……男さん、立てますか? すぐ病院に行かないと」

姉「ちょっと待ちなさい、女」

友「どうしたの、お姉さん」

姉「私がタダで、大嫌いな人間を助けると思ってるの? 私がそいつを助けたのは、そいつに用があったからよ」

男「うぇ……?」


568 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 08:38:17 ID:fYW4DQQ5
姉「あんた、いつまで横になってるの? 早く立ちなさい」

ぐいっ

男「うぃっ……」

女「姉さん! 男さんは怪我人なんだから、もっと気づかってあげてよ!」

姉「うるさい。怪我人だろうと誰だろうと、根性のない奴に妹をやる訳にはいかないのよ」

姉「ほら人間、そこで這いつくばってる限り、妹はあんたのものにならないわよ。それでもいいの?」

男「うぅ……」

姉「たかがクラゲに刺されたくらいで、へこたれてんじゃないよ! 立て、人間!!」

男「相変わらず手厳しいな……こっちゃもうヘロヘロなのに……」

ぐぐっ

男「ご要望通り、立ちましたよっと……」フラフラ

姉「遅いわよ、もっとシャキシャキしなさい」


570 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 08:55:48 ID:fYW4DQQ5
男「それで……俺に用って何……?」

姉「大したことじゃないわ。ただ、私の質問に答えればいいだけよ」

女「そんなことのために、わざわざ男さんを引き止めたの? ひどいよ!」

姉「あんたは引っ込んでなさい。これは、あんたにも関係のあることなんだから」

女「え?」

姉「質問。今から私は四つの例を出す、そのうちで私が許せないのはどれか」

姉「1、妹が笑ってる時に、あんたが笑ってる
  2、妹が笑ってる時に、あんたが泣いてる
  3、妹が泣いてる時に、あんたが笑ってる
  4、妹が泣いてる時に、あんたが泣いてる」

姉「さぁ、どれを選ぶ?」

男「え……あ っと……」

姉「残り10秒。9、8、7、6……」

男「ちょ、ちょっと待って。えーと、えーと……」

姉「5、4、3、2、1……」

男「さ、3番!!」

姉「ふーん、本当にそれでいいのね?」

男「多分……」

姉「……」

男「……」


571 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 09:07:32 ID:fYW4DQQ5
姉「……ま、正解よ。答えは3番、『妹が泣いてる時に、あんたが笑ってる』でした」

男「ホッ……」

姉「この質問の意図は、分かるわね?」

男「女を泣かしたら承知しないってことか…?」

姉「それもあるし、苦労を分かち合えないなら妹は渡さないっていう忠告でもある」

男「任しとけ……プータローの底力を舐めちゃいかんですたい……」

姉「顔にいつもみたいな精気がないけど、納得してあげることにするわ」

姉「妹を不幸になんかしたら、ここにいる全員であんたの命をを
  付け狙うから、そのつもりで肝に銘じておきなさい。分かった?」

モブ「や、なんで私たちも入ってるの!?」

姉「あんたに拒否権はないって、言わなかったっけ?」

年「諦めなさい、モブ……」

モブ「そんなぁ……」


573 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 09:24:08 ID:fYW4DQQ5
姉「これで私の要件は終わりよ」

モブ「疲れた…長かった…」

年「特に私たち二人にはね……」

姉「さて、それじゃ最後の仕上げに移ろうか」

友「まだ何かあるの?」

姉「すぐに終わるわよ。そこの人間、その場で回れ右!」

男「……?」くるり

姉「よろしい。それじゃあ、せーの!!」

バチィィ―――――ン

男「い゛っ!!」

女「ッッ!!」

友「ッッ!!」

男「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!」

姉「これでよし、と」


574 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 17:50:05 ID:fYW4DQQ5
男「うがっ……がはっ! いでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

女「姉さん、なんてことするの!」

姉「これだけ大声出せば、いつかみたいに通りかかった人が、警察に通報してくれるでしょうよ」

姉「それともあんたたち、この人間を海パン一丁で家まで帰す気だった訳?」

友「だからってこんな……あぁ、腫れた患部がなお真っ赤に……」

姉「私だって、初対面のそいつに抱きつかれて嫌な思いしたんだから。おあいこよおあいこ」

女「まだ根に持ってたんだ……」

姉「さて、用も済んだし帰るわよ!」

年「やっと終わったのね……」

モブ「も、やだ。私潮の流れに身を任せて帰る……」

姉「何言ってるの。人間に見つかったらヤバいんだから、急いでここから離れるに決まってるでしょ!」

モブ「えぇー!?」

女「私はここに残って、男さんの容態を見守ってます」

友「私も。このままお兄さんをほっとく訳にはいかないよ」

姉「駄目よ。あんたらが見つかったら他の人魚にまで迷惑かかるわ。今日のところは諦めなさい」

女「でも……」

友「そりゃないよ、お姉さん」

姉「嫌だと言っても、問答無用で連れて帰るけどね」

ぐいぃっ

女「あっ……!」

友「ちょ、ちょっと!」

男「うぐぐ……」

女「男さん!」


575 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 18:09:32 ID:fYW4DQQ5
そして、一人取り残された男……

男「……あー、だりぃ」

男「……背中痛ぇ」

男「……なんだろうこの、空しさというか何というか」

男「寝転がってたら、誰か助けてくれるかな……」

男「……可能性は限りなく低いな。やっぱ自力で帰るしかねーか」

男「叩かれ損だな、俺。ははは、はは……いだっ!!」

男「草生やす余裕もねーや……もしかしたら俺、本当に今日死ぬかもしれんなぁ……」

 

そうして海パン一丁で帰宅した男を、38℃の高熱が襲ったのはその深夜のことであるが、
それがクラゲに刺されたせいか、裸同然で長時間過ごしたせいか、
はたまた姉人魚に傷口を叩かれたせいなのかは、
判然としなかったという……。

583 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 20:18:28 ID:Q/cLxS0W
姉「おーい、女ー。ちょっと石動かすから手伝ってー!」

女「……」

姉「何ボーッとしてるの、早くこっち来て手伝ってよ!!」

女「……」

姉「またあの男のこと考えてるの? 生活に支障が出るから止めなさいって言ったのに」

女「でも、男さんが岩場に来なくなってもう一週間だよ?」

姉「心配しすぎよ。別にあんたのせいじゃないんだから」

女「……」

姉「また黙りこくる。ふさぐのは体動かさないからだよ、いいからさっさと手伝って」

女「うん……」

ふわっ


584 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 20:25:40 ID:Q/cLxS0W
姉「うんせ、ほいせ」

女「…姉さん」

姉「何」

姉「男さん、なんで一週間も音沙汰ないんだと思う?」

姉「またその話題? いい加減聞きあきたから他の話もしてよ」

女「だって、気になるんだもん。あれから毎日会いに行ってるのに、まだ一回も会えてないし」

姉「知らないよ。こっちから連絡する手段がない以上、待つしかしようがないじゃない」

女「そうだよね……はぁ」

姉「よっこいしょ! ……はぁ疲れた」

女「姉さん」

姉「あん?」

女「私って無力だね」

姉「それも聞きあきた。無力なら無力なりに出来ることをすればいいのよ」

女「……」

姉「まただんまりだし。こっちがため息つきたくなるわ」


585 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 20:41:59 ID:Q/cLxS0W
姉「だいたいあんたは心配性なのよ。一週間かそこらで薄れる程、あんたの愛情は薄っぺらいの?」

女「……」フルフル

姉「でしょうが。だったらいつかあの男が来た時のために、ドンと構えて待ってりゃいいのよ」

女「うん……ありがとう姉さん」

姉「礼はいらないわよ。これでも一応、対人間相手の恋愛についてはあんたの先輩ですから」

女「そうだね、いつも男さんにツンツンしてるから忘れてたよ」

姉「同じ体験した者だからこそ、待つだけの身の辛さも分かる。けど、生活を疎かにしては元も子もない」

姉「いつか良い女になってさ、待たされるだけじゃなく、あいつを待たす女になるんだよ」

女「……うん!」


586 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 20:55:46 ID:Q/cLxS0W
女「なんかホッとした。浮わついてた気分が元に戻ったみたい」

姉「そう、やっぱりふさぎこんだ時は体動かすに限るってことね」

女「いや、そうじゃなくてさ……」

姉「でも、これでクラゲの毒にやられて死んじゃってたら、笑えるわよね」

女「…!!」

姉「可能性としてはなくもないのよねぇ。人間って、毒の弱い
  種類のクラゲでもヤバいことがあるって言うし」

女「あ…あ……」

姉「……女、どうしたの?」

女「そっか……そうなんだ。私はもし男さんが死んじゃってても、知ることが出来ないんだよね……」

姉「え?」

女「だってそうじゃない。私と男さんの繋がりって、あの岩場で話すことだけなんだよ?」

女「どうしよう……もし男さんが死んでたら、私生きていけない……」

姉(あちゃー。せっかく落ち着きかけたのに、また地雷踏んじゃったぁ……)


587 :創る名無しに見る名無し:2009/04/17(金) 21:05:41 ID:Q/cLxS0W
女「姉さん、ごめん。やっぱり私もう一回いつもの岩場に行ってみる!」

姉「心配しなくても、殺しても死ななそうな男じゃない」

女「でも、一刻も早く男さんの顔を見て、安心したいのよ」

姉「まぁ……家でウジウジ悩まれるより行動した方がマシか。いいわよ、いってらっしゃい」

女「ありがとう、ごめんね」

ひゅんっ

姉「……恋は盲目ね」


590 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 20:49:27 ID:CjsuIFHh
〜そして、いつもの岩場で〜

女「やっぱりいない。そんなに都合よくは会えないよね……」

女「どうしちゃったのかな……まさか、本当に死んじゃったりなんかしてないよね」

女「そうだとしたら、私のせいだ……私が、姉さんの言いなりになって
  閉じ籠ってたから、男さんはあんな無茶を……」

女「……男さん、男さぁーん!」

女「私を一人にしないで下さい、私はあなたがいないと駄目なんです!!」

女「早く会いに来て、じゃないと私、寂しくて死んじゃいます!」

女「……男さん」


591 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 20:58:36 ID:CjsuIFHh
女「……くすん」

女「ふぇ……うぇぇん……」

女「男さん……どうして会いに来てくれないの? 私のこと、嫌いになっちゃったんですか……?」

女「ぐすっ…ひく…うぇぇ…」ポロポロ

----ザッ

女「……ふぇ?」

男「……よっ」

女「男……さん……?」

男「お久しぶりwwwwお前の最愛の人wwww男さんですよwwwwww」

女「男さん……本物、ですか?」

男「そうwwwww実に都合のいいタイミングで出てくるwwwwwwそれが本物の男さんである証wwwwwwww」

女「男さん……男さぁん!!」

----ガバッ

男「うぉっwwwwwwwwww」


592 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 21:03:52 ID:CjsuIFHh
女「男さん、男さん!!」

むぎゅぎゅ

男「ちょwwwww苦しいwwwwwww首www絞まるwwwwwwwww」

女「一週間も、どこで何をしてたんですか? 私、心配したんですからっ!」

男「らしいなwwwwwさっきのデカい一人言でwwwww大体のところは察したぜwwwwwwww」

女「どうして、ここに顔を出してくれなかったんですか?」

男「それがさwwww俺wwwクラゲにやられたwwww傷のせいでwwwww
  三日くらい入院してたんだよねwwwwwwwwwwwww」

女「入院!?」

男「そうwwww入院wwwww」


593 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 21:14:42 ID:CjsuIFHh
男「義姉ちゃんにひっぱたかれたあの日wwwwww結局派手に叫んでも助けがこなくてさwwwwwwwww」

男「海パン一丁で家まで帰ったらwwwwww夜中に高熱が出たんよwwwwww」

女「姉さん、やっぱりあれ逆効果だったんじゃない……」

男「でwwwwダルいわ痛いわで息も絶え絶えでさwwwwwこりゃヤバいってんで明くる日wwwwwww病院に駆け込んだんだよwwwwwwww」

女「それで、どうなったんですか?」

男「なんかwwwwクラゲに刺されたとこからバイ菌入ってたらしくてwwwww即入院決定wwwwwwwww」

女「そうだったんですか……あれ? でも、入院って三日間だけだったんですよね」

男「そうだなwwwww」

女「ここに来なかったのが一週間ですから、あとの四日は何をしてたんですか?」

男「そうwwww問題はそこだったんだなwwwwwwwww」


594 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 21:23:45 ID:CjsuIFHh
男「女wwww忘れてるかもしれないけどwwwww俺って今無職なんだぜ?wwwwwwwww」

女「あ……そういえばそうでしたね」

男「お前の鱗を売った金でwwwwwなんとか生活してたけどwwwwwwばか高い入院費とか
  人魚島に渡るための漁船のチャーター料とかで金がポンポン消えてく訳よwwwwwww」

男「こりゃヤベェっつうんでwwwww四日ほど再就職の道を探しておりましたwwwwwwwww」

女「それなら、ここに報告しに来てくれてもよかったのに……」

男「お前をwwwビックリさせたかったからだよwwwwwwそれにwww仕事決まる前に
  会いに来たらwwwwなんだかんだでまた女に甘えちゃいそうだったしなwwwww」

女「え? ということは……」

男「おうwwwww仕事、なんとか見つかりそうだぜwwwwwwwww」


595 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 21:37:33 ID:CjsuIFHh
男「つってもまだwwwww確定した訳じゃないけどなwwwwwwwww
  単に手応えあったっうだけの話なんだけどwwwwwwwww」

女「そう、ですか……」

男「ありゃ?wwwww思ったより喜んでくれないなwwwwwwwww
  むしろ何かブルー入ってね?wwwwwwwwww」

女「だって、仕事を始めたらそう頻繁に男さんには会えなくなるじゃないですか……」

男「なんだwwwwwそんなことかwwwwwwそれなら俺はwwww
  仕事帰りに毎日ここに寄ってってやるぜ?wwwwwwww」

女「そんなの、男さんの負担になるだけじゃないですか」

男「そうは言ってもwwwwww俺だってプータローのまんまじゃwww暮らしてけないしなぁwwwwwwwwwww」

女「……よし、私決めました」

男「何をだ?wwwwwwwwww」

女「私、男さんと一緒に暮らします!」

男「ナ、ナンダッテー!?wwwwwwwwww」

 
597 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 21:48:35 ID:CjsuIFHh
女「お願いします、私を男さんの側に置いて下さい!」

男「おいおいwwwww人里まで下りてくるつもりかお前はwwwwwwwwww」

女「そうです、男さんのいるところに、私も一緒に行くんです!」

男「息巻くのはいいけどさwwwwwwwww人魚って存在が人間にバレたらまずいんじゃないのか?wwwwwwwww」

女「それはそうですけど、この際私はバレても構わないと思ってます」

男「ちょwwwww落ち着け女wwwwwwwww」


598 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 21:57:06 ID:CjsuIFHh
男「お前の気持ちはスゴい嬉しいけどさwwwwww他人に迷惑かけてでも
  ってのはやっぱり何か違うと思うぞ?wwwwwwwww」

女「そうでしょうか。堅物な人魚を説得するよりは、手っ取り早いと思います」

男「でもwwwwwそうするとwwwwwwお前の姉ちゃんにまで迷惑かける
  羽目になるぜ?wwwwwそれでもいいのか?wwwwwwwwww」

女「そ、それは……覚悟の上です!」

男「いや、やっぱり駄目だwwwwwwwwwお前がどんだけ俺を好きでもwwwwww
  肉親への恩とwwwww他人への愛情を天秤に掛けちゃ不義理ってもんさwwwwwwww」

男「お前の気持ちは痛いくらい分かったけどwwwwwwwww同棲はちょっと無茶振りだったなwwwwwwwwww」

女「そんな……」


600 :創る名無しに見る名無し:2009/04/18(土) 22:12:30 ID:CjsuIFHh
女「いい提案だと、思ったんだけどな……」

男「そんなにへこむなよwwwwwwwwww」

男「その代わりといっちゃwwwwなんだけどさwwwwwwwww俺たち夫婦
  なんだからwwww近いうちに結婚式挙げようぜwwwwwwwwww」

女「結婚式……?」

男「そうwwwwwそしたら俺とお前の仲ももっと深まるしwwwwww
  会えなくても寂しくなくなるんじゃね?wwwwwwwwwwwww」

女「それは、私を本当のお嫁さんにしてくれるってことですか?」

男「そうだよwwwwwだからさ、友人魚とか義姉ちゃんとかいっぱい呼んでさ
  wwwwwww盛大に盛り上げてやろうぜwwwwwwwwwww」

女「結婚式……それ、いいかもしれません!」

男「よし、決まりだなwwwwwwwwwじゃあ細かいことはおいおい決めて行くかwwwwwwwwww」

女「そうですね」

男「そうだwwwww質屋の奴も呼んでやろうwwwwwww一応あいつも関係者だしwwwwwwwwww」

女「それは止めて下さい。姉さんにまた変なスイッチが入っちゃいます」


614 :創る名無しに見る名無し:2009/04/24(金) 21:37:45 ID:BlMD/1P7
男「んじゃwwwww今日のところはひとまず帰るわwwwwwwwwww」

女「もう行っちゃうんですか?」

男「これでもwwwww病み上がりだしなwwwwwwww寂しい思いさせたのは
  反省するからさwwwww今日まではゆっくり養生させておくれ」

女「…分かりました。けど、その代わりに一ついいですか?」

男「何でしょうかwwwwwwwwww」

女「人魚島から生還できたら、一目をはばからず思いっきりキスしようって言いましたよね?」

男「そういやぁwwwww義姉ちゃんのおかげで達成せず終いだったなwwwwwwwwww」

女「あの約束を今、果たして下さい。今なら誰も見てませんから」

男「いいぜマイハニーwwwwwwwしてあげるから、空から下りてきんしゃいwwwwwwwwwww」

女「……はい」ふよん

男「する前から顔真っ赤にしてどうするwwwwwwwうぶな娘っ子じゃのうwwwwwwwwww」

女「そんな風に言わないで下さいよ」

男「可愛い奴めwwwwwwwwこうしてやるwwwwwwwwwwww」

むちゅーっ

女「んぐっ…!?」


・・・以下、創作発表板のコードに引っ掛かる描写があるため、省略・・・

 

615 :創る名無しに見る名無し:2009/04/24(金) 21:43:58 ID:BlMD/1P7
男「ぷはーっwwwwwwすっきりんこwwwwwwwww」

女「し、舌がなんか変……げほげほ」

男「久しぶりの女の唇wwwww美味しゅうございましたwwwwwwwwww」

女「私は味わう暇がありませんでした……」

男「それならもう一回いっとく?wwwwwwwwww」

女「いえ、今日はもういいです……」

男「せっかくの再開を盛り下げるwwwwwwwそれが男クオリティwwwwwwwwwww」

女「もう少し私のことも考えて下さい……」

男「それは正直wwwwwwwすまんかったwwwwwwwwwww」


617 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 20:08:13 ID:Qr1QCJpB
男「んじゃまた明日なwwwwwwwバハハーイwwwwwwwwww」

女「あ……」

男「ん?wwwww」

女「いえ、何でもありません。明日もまた会いましょうね」

男「……あのさ女wwwww」

女「はい」

男「帰ってほしくなかったらwwwwwwwそう言っていいんだぜ?wwwwwwwwwww」

女「え、は、はい?」

男「なーんか言いたげな顔してたからwwwwwちょっと探りを入れてみたんだけどwwwwwwwwww」

女「そんな、私は平気です。男さんこそ病み上がりなんだから無理しちゃ駄目です」

男「確かにさっきはそう言ったwwwwしかしwwwww愛妻とイチャイチャする事に
  苦痛を感じたらwww男として終わりだおwwwwwwwwwwwww」

男「なんせ一週間ぶりだしなwwwwww甘えたきゃ存分に甘えりゃいいさwwwwwwwww」

女「男さん……」

ふわっ

男「お?wwwww」


618 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 20:18:41 ID:Qr1QCJpB
男「おーいwwwwwなんで空に逃げるんだぜ?wwwwwwww」

女「な、なんでもありません。もう少しだけ、そのままでいて下さい」

男「もしかして泣いてるとかwwwwwそんで泣き顔見せたくないとかwwwww」

女「……」

男「おうwwwwwwまさかの図星wwwwwwwww」

女「あなたはデリカシーがなさすぎます。もっとオブラートに包んだ言い方をして下さい」

男「すまんこってすwwwwwwwwww」

女「なんでそんなに優しいんですか? 自分だって体壊してキツいはずなのに、私なんかに気を使って……」

男「だってwwwwww愛してるんだものwwwwwwwwwお前に一目惚れだったんだものwwwwwwwwww」


619 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 20:29:26 ID:Qr1QCJpB
男「『私なんかに気を使ってって』って言うけどさwwwwwwwwww」

男「今の俺はwwwwwwお前無しでは存在しないんだぜwwwwwwwww」

女「…どういうことでしょう」

男「だってwwwwww自殺しようとした時wwwwww止めてくれたのもwwwwwwwwww
  莫大な借金をwwwww返済できたのもwwww全部女のおかげだったジャマイカwwwww」

女「そうかもしれません。けど私に、そこまでしてくれる価値は本当にあるんですか?」

男「あるあるwwwwwもう俺はwwwwwお前無しでは生きて行けませんwwwwwwwwww」

女「……」

男「だからさwwwww泣くなら下りてきてwwwwww俺の腕の中で泣きな?wwwwwwww」

男「じゃないと俺wwwwww帰宅コースまっしぐらだぜ?wwwwww帰っちゃうぜほらほらwwwwww」

女「……男さん!」

 

----ふわふわ、ぎゅっ

 


621 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 20:38:30 ID:Qr1QCJpB
女「帰っちゃ嫌です。私、もっともっと男さんとお話ししたいです!」

男「そうだwwwwwもっとはっちゃけるんだwwwwwww」

女「大好きです! 私も、優しくていつもニヤニヤしてるあなたが好きなんです!」

男「うんうんwwwww俺もお前を愛してるぜwwwwwwww」

女「ふぇ……うぇぇん……」

男「泣け泣けwwwww泣き顔も笑顔もwwwwww俺に山ほど見せておくれよwwwwwwwwww」

女「はい…ぐすっ…」

男「よしよしwwwwwwwwww」


622 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 20:46:45 ID:Qr1QCJpB
女「ふくっ…うぅ…」

男「嬉しくて泣くなんて可愛い奴だなwwwwwwwwwww頭なでなでしてやろうかwwwwwwwwww」

なでなで

女「ふあぅ…」

男「なんか他にwwwwwしてほしいことあるか?wwwwwwww」

女「ぐすっ……それなら、ずっとこのまま私を抱きしめていて下さい」

男「おkwwwww把握したwwwwwwww」

男「よーしwwwwwお兄さん頑張っちゃうぞwwwww今日は
  徹夜でwww女とお話してやっかんなwwwwwwwwww」

女「……はい」


----なでなで

 

623 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 22:58:53 ID:Qr1QCJpB
男「あぁwwwwwなんかいいわwwwwww」

女「……何が、ですか?」

男「俺さwwwww彼女出来たらwwwこんな風にイチャイチャチュッチュするのが夢だったんだwwwwwww」

男「柔らかくて一生抱いていたくなるような女をwwwwwおもいっきり羽交い締めにしたかったwwwwwwww」

女「私は、あなたの眼鏡にかないましたか?」

男「もちwwwwwお前さんはどんな人間にも敵わない最高の人魚ですよwwwwwwww」

女「そんなこと言うと、また泣いちゃいますよ」

男「俺も泣きそうwwwwwwwwwwバルスwwwwwwww」


624 :創る名無しに見る名無し:2009/04/26(日) 23:16:38 ID:Qr1QCJpB
女「ねぇ、男さん」

男「ほいさwwwww」

女「結婚式の日取りは、いつにしましょうか」

男「泣いたと思ったらもうそれかwwwww現金なお姫様だなwwwwwww」

女「安心したら気になっただけ。急かすつもりはありませんよ」

男「そうだなwwwww俺としちゃあいつでもバッチこいなんだけどwwwwwwww」

男「一応ゲンを担いでwwwwwww次の大安まで待つかwwwwwwww」

女「分かりました。じゃあ、日にちが分かったらまた教えて下さいね」

男「調べてみたら明日でしたwwwwwwとかなったらどうする?wwwwwww」

女「私は、明日でも構いませんよ? 大好きな人との結婚式を、どうして拒む必要がありますか」

男「ちょwwwww人魚つえぇwwwwwワロタwwwwwwww」


625 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 02:10:43 ID:3joaBM5g
それから私と男さんは、朝までいっぱい話しをしました。

姉さんや友人魚の近況とか、会えなくてどれだけ寂しい思いをしたかとか。

その間に、キスもたくさんして、たくさん男さんに甘えることが出来ました。

そして、日が昇り始め、二人でうつらうつらしかけたころ……


626 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 19:34:19 ID:3joaBM5g
男「うー…」

女「むにゃむにゃ…」

男「……う? うぉ、眩し…」

男「あぁ、もう朝か…おい、起きろ女」

ゆさゆさ

女「…ふにゃ?」

男「おはよう」

女「むにゅ……おはようございます」


627 :創る名無しに見る名無し:2009/04/27(月) 19:54:21 ID:3joaBM5g
男「おー体いて…いつの間にか眠ってたなぁ」

女「本当ですね、いっぱいお話ししましたから」

男「寝起きのお前も可愛いなぁ」

女「ありがとうございます。私も、久しぶりに真面目な男さんが見れて嬉しいです」

男「お、そういえば草生やすの忘れてた」

女「今はそのままがいいです。たまにはその顔も素敵ですよ」

男「そうか。じゃあ今日はこのままで女を愛でるか」

なでなで

 
630 :創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 07:29:02 ID:LGH7eXsO
男「……」

なでなで

女「男さん、一日たったら静かになっちゃいましたね。話す話題も尽きちゃいましたか?」

男「うんにゃ。今こうして女の頭なでなでしてたら、じんわり幸せが込み上げてきたから噛みしめてた」

女「幸せですか。私もそうですよ」

男「あんがと。思えば辛いことばっかの人生だったけど、お前に会えたから全部帳消しだな」

女「今までがどれだけ辛くても、これから二人で幸せになればいいんです」

男「そだな、うん」

なでなで


632 :創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 13:26:07 ID:LGH7eXsO
<おーい

男「うん?」

女「おや?」

友「おーい、そこのバカップルー」

男「友人魚じゃないか。おひさ」

友「よっす、久しぶりだねお兄さん。今日はニヤニヤしない日?」

男「まあな、お前はどうしたんだ?」

友「女のお姉さんに、女が帰ってこないから呼んでこいって」

女「姉さんが? 自分でくればいいのに、もう……」

友「多分、気を使ったんでしょ。あの人くると空気悪くなっちゃうから」

男「気にする必要ないのにな。義姉ちゃんも細かい人だ」

女「私は正直、姉さんじゃなくて友ちゃんが来てくれてホッとしました」

友「まぁ、あんたもお兄さんとの仲を妨害されたりしたしね。気持ちは分かるよ」


633 :創る名無しに見る名無し:2009/04/30(木) 23:23:22 ID:LGH7eXsO
友「で? お二人さん、今までずっとここにいたの?」

男「さいで」

女「そうだけど」

友「ふ〜ん…」ニヤニヤ

女「何よ、その笑い方」

友「いやね、ついに女も大人の階段登ったかと思ってね」

女「なっ……」

友「ぶっちゃけ、ヤッちゃったでしょ?」

女「ヤッてないよ!下世話なこと言わないで!」

友「本当にー? 疑わしいな〜」

男「ヤッてねーよ、チューならいっぱいしたけど」

女「ちょっ……!」

友「へぇ〜」


634 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 00:13:29 ID:w0baMSG5
女「なんでバラすんですか、恥ずかしいじゃないですか!」

ぽかぽか

男「痛い痛い、止めろ俺は病み上がりだぞ」

友「バカップルのイチャイチャなんて、今さら恥ずかしくもないよ」

女「私は恥ずかしいの!」

友「ハイハイ。分かったから、早く帰る準備しなさい」

女「うー……」


635 :創る名無しに見る名無し:2009/05/01(金) 00:32:58 ID:w0baMSG5
友「じゃあね、お兄さん。女の身柄は預からせてもらうよ」

男「おう。あっ、そうだ友人魚、帰る前にひとつ報告があるんだった」

友「何?」

男「俺と女、近々ここで結婚式挙げることにしたから」

友「へぇ、いいことじゃない」

男「まだ日にちとかは決めてないんだけどさ、良かったらお前も出席してくれよ」

友「是非とも出させてもらうわ。私も、幸せのおすそ分けしてもらわなくちゃね」

女「むぅ……」

男「まだ拗ねてるし。機嫌直せよ女」

友「そうだよ」

女「だって…」


639 :創る名無しに見る名無し:2009/05/02(土) 01:04:15 ID:Ss81e1BA
男「ぶっちゃけ過ぎたのは謝るからさ、そんなにへそ曲げるなよ」

友「そうだよ。せっかくお兄さんが真面目に謝ってるんだから、むくれるのは止めなさい」

女「む……」ぷいっ

友「駄目だこりゃ」

男「仕方ねえな。おいで、女」

友「え?」

女「……」すぃー

男「よしよし、これで許してくれるか?」

むぎゅ

女「…駄目です。もっと優しくして下さい」

男「ん。こうか」

女「そうです、でももっとして下さい」

いちゃいちゃ

友「何これ。バカップルの心配した私が馬鹿だったわ……」

 


640 :創る名無しに見る名無し:2009/05/03(日) 20:37:44 ID:4D+GkXbu
なんだここらへんの空気やけに甘くてベタベタするんだが


641 :創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 02:32:31 ID:5zgSAPWJ
なあ、このコーヒーやけに甘くないか?
ブラック?いや嘘だろ

 


642 :創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 21:30:42 ID:zmI4w7PH
友「あぁもう見せつけてくれちゃって。ムカつくわねコノヤロコノヤロ」

ぐりぐり

女「いたたたた、ぐりぐり止めてー」

友「お兄さん。楽しんでるとこ悪いけど、あんまりお姉さんを
  待たすのもアレだからそろそろ連れてくよ」

男「なんか私怨混じりっぽいけど分かった。好きなようにせい」

女「そんなぁ、男さ〜ん」

男「また明日も来るから、気長に待っとけよ」

友「今日のイチャイチャフィーバーは終了だよ。また明日に取っときな」

女「そんな殺生な〜…」


643 :創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 21:52:23 ID:zmI4w7PH
友「じゃあねお兄さん。式の日取りが決まったら教えてね?」

男「おいっす、任せとき」

女「男さ〜ん、また明日会いましょうね〜」

男「おいーす。愛してるぜ女ー」

ふわふわ

友「……」ぴた

男「お? どした、友人魚」

友「そういえばお兄さん、今日私に会ってからずっと真面目モードだったね」

男「そうだな。今日は起きてからずっとこの顔してるな」

女「そういう日もあるんじゃない?」

友「ね、どうせ最後なんだし、いつもの顔を私に見せてよ」

女「帰るんじゃ、なかったの?」

友「もののついでよ。あの顔じゃなんか違和感あるし、どうせならいつものにやけ顔の方がすっきりするじゃない」

男「別に構わんけど……こうか?wwwwwwwwwwww」

友「そうそれ、その顔が見たかったの」

友「一目見たらすっきりしたわ。ありがとね」


女「何よそれ……あ、ちょっと待って友ちゃん!」

ふわり

男(……『どうせ最後なんだし』?)


647 :創る名無しに見る名無し:2009/05/07(木) 20:26:30 ID:SLvN/sCJ
友「……」

女「待って友ちゃん、どうしたの?」

友「…ごめん、女。ちょっと辛くなっちゃったから、逃げるみたいに帰って来ちゃった」

女「どうしたの? ここに来た時は、全然そんな素振り見せなかったのに」

友「うーん、何かね。帰り際になって、唐突に気づいちゃってさ」

女「逃げちゃうくらい何をそんなに……」

友「あのね、お兄さんのあのニヤケ顔は、もう女だけのものなんだなーって思ったの」

女「え?」

友「ビックリしないで聞いて欲しいんだけど、本当言うと私も、お兄さんのこと好きだったんだ」

女「えっ……?」


649 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 00:12:25 ID:cxMsZH3a
友「人魚島にお兄さんが来た時あったじゃない? あの時に私、お兄さんに一目惚れしちゃってた」

女「友ちゃん。それ、本気で言ってるの?」

友「うん、残念だけど本気。お兄さんには女がいるの知りながら、告白までしちゃったんだから」

女「……」

友「その時は断られたんだけど、今になって急にその時のこと思い出してさぁ……」

友「黙ってるのもズルいし、今思いきって言っちゃった方が楽かと思ってさ」

女「……」


653 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 12:32:55 ID:cxMsZH3a
友「ごめんなさい、私は卑怯だね。友達顔して、親友の旦那に言い寄るなんて……」

女「ううん、そんなことない。そんなことないけど……」

友「もう、お兄さんとは会わない方がいいのかな……」

女「そんなっ、それはあんまりだよ友ちゃん!」

友「安心して。結婚式まではちゃーんと出席するからさ」

友「なんか私のせいで湿っぽくなっちゃったね。お姉さんも待ちくたびれてるだろうし、もう帰ろ?」

女「友ちゃん……」


654 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 17:32:48 ID:cxMsZH3a
〜二人、無言のまま帰宅〜

友「じゃあね、女」

女「うん…バイバイ…」

ふわっ

姉「遅かったじゃない、女」

女「ただいま……」

姉「久々に会ったからハッスルしちゃったのは分かるけど、朝帰りは感心しないわねぇ」

女「ごめん……」

姉「まぁ、今日だけは特別に許してあげるから、昼ご飯の魚取り手伝いなさい」

女「はい……」

姉「……あんた、何かあったの? やけに雰囲気が沈んでるけど」

女「姉さん、私どうしよう……」

姉「?」


656 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 18:07:41 ID:cxMsZH3a
女、友との事情を話す……

姉「ふーん」

女「ふーんって姉さん、それだけ?」

姉「だってそれ、あんたにはどうしようもないことじゃない」

女「そうかもしれないけど、これは私の問題でもあるし……」

姉「本人がけじめつけるためにもう会わないって言ってんだから、あんたに出来ることはないの」

姉「それでも気にするなら、具体的にどうするのか教えなさいよ。ほらほら」

女「ぐっ……それは」

姉「ね? 何も浮かばないでしょ。むしろあんたは友の態度に怒ってもいいくらいなんだから」


657 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 18:26:39 ID:cxMsZH3a
女「でも私、このまま三人の関係が終わるなんて嫌だよ」

姉「だからって下手なことしたら、友がますます居づらくなるだけだっての」

女「……そうだよね。やっぱり私には、何も出来ないのかな」

姉「ま、手は一つだけ残ってると言えなくもないけどね」

女「えっ?」

姉「要は、友はあの男を好きだった事実を気にしてもう会わないって言ってるんでしょ?」

姉「だったら、男に相談して関係を精算させればいいだけじゃない」

女「男さんも巻き込んじゃうの!?」

姉「巻き込むっていうか、まんま当事者じゃない。話さない方がどうかしてるっての」

女「でも……」


660 :創る名無しに見る名無し:2009/05/08(金) 19:00:31 ID:cxMsZH3a
姉「私に言えるのは、友に気を使って自分の幸せを逃していいの? ってことだけね」

女「うーん……」

姉「あの男がどういう結論を下すかは知らないけど、あんなのでもたまには頼ればいいじゃない」

女「……うん、分かった。明日、男さんに会って話をしてみるよ」

姉「分かったら、さっさと魚取りに行く準備をなさい」

女「うん……あ、姉さん」

姉「なに?」

女「ありがとうね、相談に乗ってくれて」

姉「あら、お礼を言われたってことは、今日の魚取りは期待していいのかしら?」

女「う。あんまり過剰な期待はしないで欲しいな」

姉「ふふん。さ、行くわよ」



新ジャンル「空中人魚」【完】へ続きます


転載元
新ジャンル「空中人魚」
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1232358971/

 

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