1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:32:46.31 ID:kM4Xqdqj0
    一歩「って何です?」

    青木「かー。お前本当にプロかよ」

    木村「パンチドランカーってのは、簡単に言うとボクサー特有の病気だな」

    一歩「どういう症状になるんですか?」

    青木「酔っ払いだよ酔っ払い。そういやお前はあまり酒飲まないよな」

    一歩「そうですね。まあちょっとなら飲めますが」

    木村「じゃあ伝わりにくいか〜。船酔いもあまりしたことないんだろ」

    一歩「慣れてますから」

    木村「まあ症状は頭痛、吐き気、記憶障害くらいかな。ちょうど一歩みたいなファイターがよくなるらしい」

    一歩「頭痛……ですか(そういえば最近……)」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:38:42.69  ID:kM4Xqdqj0
    青木「どうした急に黙りこんで。まさか心当たりでもあるのか〜」

    一歩「…そんなことないですよ」

    木村「だけど、一歩は打たれすぎてるからなあ。今は大丈夫でも後で来るかもしれない」

    一歩「怖いこと言わないでくださいって」

    鷹村「お〜う。何の話をしてるんだ」

    一歩「あ、鷹村さん」

    青木「いやね。一歩がパンドラになるかもって木村が言ったんですよ」

    鷹村「ほう。パンチドランカーか。確かにお前のディフェンスは下手だからな。かっかか」

    一歩「うっ!?で、でも青木さんも木村さんももしかしたらそうなるかもしれないじゃないですか」

    鷹村「こいつらは雑魚すぎるからパンドラになる前に引退するから大丈夫だ」

    青木村「!?」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:47:02.77  ID:kM4Xqdqj0
    青木「くっくう〜!!」

    鷹村「どうした悔しいのか。悔しいなら殴っていいぞ。ん?」

    青木「くあ〜!!」

    木村「やめとけ。鷹村さんに殴られたら本当にパンドラになるぞ」

    会長「お前ら何をくっちゃべっている」

    鷹村青木村「うお!?」

    会長「こんなところで雑談してるのは良いが、ロードワークは済ませたんじゃろうな?」

    青木「いやちょっとですね。一歩がパンチドランカーって何って聞いてきたんで」

    一歩「何で僕のせいにするんですか!」

    会長「パンチドランカー?」

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 23:56:53.49  ID:kM4Xqdqj0
    会長「ふむ。まあボクサーなら一度は考える問題じゃな。かつてタコ八郎もそれで引退してからも
    苦しめられたと言うくらいじゃ」

    木村「たしか、夜におもらしをしたりしたんですよね」

    会長「パンチドランカーの症状は理性の崩壊。そうなるのもいたしかたないじゃろ」

    一歩「そうなんですか……ちょっと怖いですよね」

    鷹村「(今の内にこっそり抜けとくか)」

    会長「じゃが、それもきちっとガードを上げとけば防げる問題じゃ。というわけでお前ら練習を……鷹村はどこに行った」

    青木「さっき、こっそりロードワークに行きました」

    会長「ったく。あいつはいつもそうじゃな」

    一歩「じゃ、じゃあ僕も走ってきますね」
    ・
    ・
    ・
    一歩「……最近頭痛が治まらないのは…もしかして」

    ズキリッ


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:13:10.40  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    一歩「ふう…今日の練習もきつかったな。さて家に帰るか、さっき鷹村さんにマニーパッキャオの試合のビデオ借りたから
    帰ってみよう」

    一歩「ただいま〜」

    母「お帰りなさい。ご飯できてるわよ」

    一歩「ありがとう」
    ・
    ・
    母「はい一歩。茶碗」

    一歩「ありがとう」

    ガチャリ

    一歩「あ、ごめん母さん。茶碗割っちゃった」

    母「良いわ。怪我はないかしらね」

    一歩「うん大丈夫。(茶碗をちゃんともっていたはずなのに)」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:34:46.04  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    一歩「ふんふん♪パッキャオのビデオでも見ようか。あれ?リモコンがないな……あ、あったあった」

    一歩「へ〜すごいなあ。階級を超えて世界挑戦かあ。僕もいつかは……いやその前に世界チャンピオンにならないと」

    一歩「そろそろ寝るか。今日も疲れたし。おやすみなさい」

    ズキリッ

    一歩「いつっ!最近頭痛の頻度が増えてきたなあ。薬飲んで寝よ」
    ・
    ・
    ・
    ジム

    一歩「こんにちは〜」

    青木「ういーっす」

    木村「よう一歩。今日は早いな」

    板垣「先輩、こんにちは」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:43:42.79  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「鷹村さんはまだですか?」

    木村「あ〜まだだなあ」

    青木「どうせ、どっか風俗にでも行ってるんじゃねえの?」

    板垣「またまた〜鷹村さんはそんなとこ行かなくてももてるでしょ」

    青木「あ?あんな野人がモテルわけねえだろ。あいつはチャンピオンはチャンピオンでも
    AVチャンピオンなんだからなあ。ひゃっひゃっひゃ」

    木村「……」

    板垣「……」

    青木「何黙ってるんだよお前ら」

    一歩「……青木さん後ろ」

    青木「へ?」

    鷹村「誰がAVチャンピオンだと?」

    青木「い、いや」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:53:57.77  ID:kM4Xqdqj0
    青木「ぐえー」

    鷹村「言ったのはその口か、うん?」

    青木「ひゃ、ひゃかむらさん首をしめないで」

    一歩「あ、鷹村さんパッキャオのビデオ見ましたよ」

    鷹村「おうそうか」

    木村「しかし、パッキャオもすごいよなあ。ウェルターまで制覇できるなんて」

    板垣「P4Pパウンドフォーパウンドの候補でしょ。すごいですよね」

    鷹村「本当の強いボクサーってのは階級を超越できるものだ。チャンピオンは本来一人で良い」

    木村「チャンピオンの中のチャンピオンってやつですか」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 01:56:17.18  ID:kM4Xqdqj0
    鷹村「まあ残念ながら世界で最強は俺と昔から決まってるがな」

    青木「はいはい。すごうございますね」

    鷹村「おやこんなところに日本でもチャンピオンになれないやつがいるな」

    青木「う、人が気にしてるところを……」

    木村「やめとけって青木」

    板垣「あ、先輩走りに行きましょうよ」

    一歩「……」

    板垣「先輩?」

    一歩「あ、ごめんちょっとぼんやりしてた。行こうか」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 03:11:26.93 ID:egw3TlL4O
    確かに一歩ぐらい殴られてたらパンチドランカーになっても不思議はない



32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 03:47:12.33  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    板垣「そういや先輩最近くみさんと会ってるんですか?」タッタッタ

    一歩「ん〜そういや今月になって一回もあってないな」タッタッタ

    板垣「な、何で会わないんですか?」タッタッタ

    一歩「いや〜自分から言うのもちょっと恥ずかしいかなって」タッタッタ

    板垣「先輩。試合のときのようにたまにはアグレッシブに攻めてくださいよ」タッタッタ

    一歩「もう〜板垣君そんなにからかったら……あいた!?」

    板垣「せ、先輩大丈夫ですか?何か今すごい勢いで電柱にぶつかりましたけど」

    一歩「いった〜たんこぶできてるな」

    板垣「今日はもう帰ります?」

    一歩「ん〜まあこれくらいなら大丈夫だから」

    板垣「頑丈な頭ですねえ」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 04:07:20.19  ID:kM4Xqdqj0
    ジム


    青木「おー一歩。スパーしようぜ」

    一歩「良いですよ。お願いします」

    板垣「先輩頭打ったのに大丈夫なんですか?」

    一歩「ん〜まあ青木さんだし大丈夫かな」

    板垣「はは…(さらりとひどいことを言うなあ)」
    ・
    ・
    ・
    木村「おー青木と一歩がスパーしてるんか」

    板垣「そうなんですよ」

    木村「そうか……何か今日の一歩の動き悪くないか?」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 04:33:04.85  ID:kM4Xqdqj0
    板垣「青木さんの変則な動きに戸惑ってるからじゃないですか?」

    木村「あいつと何回もスパーしてるからそんなことはないと思うんだがな」
    ・
    ・
    ・
    青木「(何か今日の一歩は動きが鈍いな)」

    青木「(ジャブ→ストレートのダッキングから俺の必殺技のカエル飛びを叩きこんでやるか)」

    青木「シュッ!」

    ドカッ

    一歩「!?」

    ドスン
    ・
    ・
    ・
    板垣「先輩が尻もちをついた?」

    木村「今のは特別見えにくいパンチじゃなかったがな」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 04:53:38.47  ID:kM4Xqdqj0
    青木「ひゃっひゃっひゃどうした一歩。それで日本チャンピオンなのか」

    板垣「(まださっきのこと根に持ってるな)」

    木村「おい一歩大丈夫か?」

    一歩「あ、大丈夫です。ちょっとスリップしただけで」

    木村「そうか分かった(スリップというかフラッシュダウンな気がするがな……)」

    一歩「じゃあ続きやりましょう」

    青木「ふふふ、どうやら今日の俺は調子が良いようだな」
    ・
    ・
    ・
    鷹村「おうどうした」

    木村「あ、鷹村さんですか。いやさっきね一歩が青木のパンチでダウンしまして」

    板垣「普段の青木さんのパンチじゃ倒れないんですけどねえ」

    鷹村「ふむう。確かに今日のあいつは動きが悪いな」

    鷹村「(動きが悪いというか反応が若干遅れてる感じか)」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 05:34:11.81 ID:V6ULuNbzO
    フラッシュダウン=バランスを崩して踏ん張れなかったのが原因のダウン?


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 05:37:49.44  ID:kM4Xqdqj0
    >>45
    脳が揺れないダウンだったような



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 05:18:13.46  ID:kM4Xqdqj0
    青木「おらおら一歩どうしたどうした」

    ドカッドカッ
    ・
    ・
    ・
    木村「一歩が不調と分かると急に元気になったな」

    板垣「ああいうところが青木さんらしいですね」

    鷹村「あいつは小物だからな」
    ・
    ・
    一歩「(人がダウンしたからって急に元気になって)」イラッ

    ヒュンヒュンヒュン

    青木「い!?」
    ・
    ・
    板垣「デンプシーロール!」

    木村「おい一歩スパーだぞスパー!」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 05:42:01.32  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    一歩「ぜえ…ぜえ…ありがとうございました」

    青木「はあ…はあ…一歩がダウンしたから今回は俺の勝ちだな」

    板垣「足が震えてますね」

    木村「後1Rあったら負けてたな」

    鷹村「おい一歩」

    一歩「はあ…はあ…はい?」

    鷹村「お前スパー中に何ぼんやりしてるんだ。相手がこいつだったから良かったものの
    試合でそんなことすると死ぬぞ」

    一歩「……すいません」

    板垣「あ、先輩はさっき電柱に頭ぶつけたんですよ。多分それです」

    木村「そうなのか。ならしょうがないな」

    鷹村「(脳が揺れる……か)」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 05:53:20.38  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    一歩「ふう今日も練習終わったかあ。今日は鷹村さんに長谷川穂積選手のビデオ借りちゃった
    帰って見よう」

    一歩「でも、今日は調子悪かったなあ。寝不足かなあ?」

    ワンポ「ワンワンワン!」

    一歩「あ、ワンポ。迎えに来てくれたんだ……うっ!あ、頭が!」

    ワンポ「ワン?」

    一歩「はあ…はあ…今までにないくらい痛さだったな……体のどこか悪いのかな?」

    ワンポ「クーン」

    一歩「よしよしワンポ。そんな顔しないでも大丈夫だよ。さ、家に帰ろう」
    ・
    ・
    ・


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 06:04:14.18  ID:kM4Xqdqj0
    母「はい、一歩。昨日あんたが茶碗割ったから新しいの買ったわよ」

    一歩「母さんごめん」

    母「別にこれくらい謝らなくて良いわよ」

    一歩「いただきまーす」

    母「そういや最近薬の減りが早いけど、一歩が使ってるのかい?」

    一歩「うん……たまに頭痛がするから(さっきの頭痛のことは黙ってよう)」

    母「そうかい。でもあまり飲みすぎたら体に良くないよ。ただでさえボクシングなんかやってるんだし」

    一歩「分かった。薬は控えるよ(これからは心配させないように自分で買おう)」

    もしゃもしゃ

    母「あら?あんた口からご飯こぼしてるよ」

    一歩「あれ?あ、本当だ」

    母「もう、しっかりしなさい。そろそろお嫁さんをもらってもおかしくない年なんだから」

    一歩「ごめん(お嫁さんか……クミさんがお嫁さんだったら)」

    母「急に鼻の穴を広げてどうしたの?」

    一歩「い、いや何でもないよ!(板垣君が言ってたみたいに後で電話してみるか)」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 06:15:56.71  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    一歩「板垣君も言ってたし、で、電話してみようか」ドキドキ

    prrrrrrrrrrr

    ガチャ

    一歩「あ、もしもし久美さんですか?」

    「」

    一歩「あ、あのですね。良かったら今度の日曜日。遊園地にでも行きませんか?」

    「」

    一歩「あれ?久美さん?」

    間柴「何、人の妹を勝手にデートに誘ってんだ?」

    一歩「ま、ま、ましばさ!?」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 06:20:32.91 ID:yS10cVpdO
    ( ゚-゚ )
   

    ( ゚-゚ )
    o〇彡 "

    ( ゚-゚ )
   

    ( ゚-゚ )
    o〇彡 "


    ( ゚-゚"
    〇o



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 06:27:28.02  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「い、いやこれはそのう…」

    間柴「あまりなめたまねをしてると本当に殺して…」

    クミ『お兄ちゃん!何勝手に電話に出てるのよ!』

    間柴「いや幕ノ内の野郎が」

    クミ『良いからあっち行って!あ、もしもし幕ノ内さん』ドキドキ

    一歩「あ、久美さん久しぶり。あ、あのさあ今週の日曜日あいてるかな?」

    クミ「あ、うん大丈夫よ」

    一歩「じゃあさ。良かったら日曜のお昼に遊園地に行かない?」

    クミ「うん。分かった。楽しみにしてるね」

    一歩「じゃ、じゃあまた日曜日に」

    ガチャリ

    一歩「ふう…。日曜日楽しみだな」
    ・
    ・
    間柴「おい。幕ノ内の野郎と遊びに行くのか?」

    クミ「どっちだっていいでしょ!そんなの」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 07:25:01.69 ID:VjdM0+NaO
    くみちゃんと一歩は話す時敬語だぞ
    と野暮なことを言ってみる
    支援



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 06:40:24.72  ID:kM4Xqdqj0
    間柴「あ、おい。部屋に戻りやがった。……後であいつに相談してみるか」
    ・
    ・
    ・
    一歩「久美さんをデートに誘えたし良かったよかった。あ、鷹村さんが貸してくれたビデオ見よ」

    一歩「リモコンリモコン……あれ?あ、あった昨日と同じ場所にあったか」

    一歩「最近物忘れが激しいなあ。まあ良いやビデオ見よっと」
    ・
    ・
    ・
    ジム

    一歩「こんにちは〜」

    青木「よう一歩」

    木村「ちーっす」

    鷹村「おう」

    一歩「あ、鷹村さんビデオありがとうございました」

    鷹村「おう見たか?」

    一歩「はい。すごいですよねマニーパッキャオ選手って」

    鷹村「ん?俺が貸したのは長谷川穂積のやつだぞ」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 07:32:16.85  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「あれ?そうでしたっけ?」

    鷹村「……そうだ」

    一歩「あ、思い出しました。すいません」

    木村「まあ長谷川選手のは試合がすごい短いから印象に残らなかったのかもしれん」

    青木「何であんなにKOできるんだろうな」

    木村「バンタムだから一歩の一つ下の階級だからもしかしたら戦えるかもな」

    一歩「そんな僕なんかとてもとても」

    青木「ははっ。まあ穂積は日本の防衛記録更新を狙ってるから当分は大丈夫だ」

    鷹村「…」

    板垣「こんちはー」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 07:39:39.34  ID:kM4Xqdqj0
    青木「おう板垣」

    木村「よう」

    一歩「こんにちは」

    板垣「あ、こんにちは(昨日間柴さんから電話あったことは伏せておこう)」

    一歩「あ、そういえば前板垣君が言ってたこと役に立ったよ」ニコニコ

    板垣「え、あ、そうですか」
    ・
    ・
    ・
    ガチャリ

    鷹村「ジジイいるか?」

    会長「何じゃ鷹村」

    鷹村「ちょっと一歩のことで話がな……」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 07:57:46.36  ID:kM4Xqdqj0
    日曜日


    クミ「幕の内さんまだかな、まだかな〜」そわそわ

    一歩「はあ…はあ…遅れてすいません」

    クミ「いえ、良いですよ。私も今来たとこですから」二コリ

    一歩「そうですか。じゃ、じゃあ行きましょうか(今日の久美さんはいつもより可愛いな)」

    クミ「はい」
    ・
    ・
    ・
    間柴「あの野郎。久美のことを10分も待たせやがって謝罪の言葉もなしか」

    板垣「まあまあ、10分くらい多めに見ましょうよ(なぜか、当日二人で見張ることになってしまった。先輩すいません)」

    間柴「久美に何かしたら叩きのめしてやる」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:01:26.20 ID:V6ULuNbzO
    謝罪してるのに突っ込まない板垣は想像しやすかった

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:05:21.32 ID:MoNN6sVMO
    遅れてすいません は謝罪にならない…と
    メモメモ



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:06:54.65  ID:kM4Xqdqj0
    遊園地


    クミ「幕の内さん。どれから乗ります?」ニコニコ

    一歩「え、あ、そうですね」

    回想


    青木『良いか一歩。女の子と遊園地に行くときは刺激の強いものを選べ』

    一歩『刺激ですか』ゴクリ

    青木『吊り橋効果と言ってだな。女の子がドキドキしたら横にいる男性のせいだと錯覚してしまうんだ』

    一歩『なるほど』

    青木『つまりだな。お化け屋敷とかジェットコースターとかがお勧めだな。しかもお化け屋敷は暗闇だ
    つまり中で何をしてもかまわない』

    一歩『そうなんですか』ゴクリ

    青木『ああ、そこは大胆に手を握ってしまえ。そしてだ。その遊園地の近くはホテル街だ。
    言いたいことは分かるな』

    一歩『つまり』

    青木『これだよこれ!』にぎにぎ(親指を人差し指と中指ではさむ動作)

    一歩『!?』


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:07:51.38 ID:+V02l4zdO
    作中で明確に言われたのは猫ちゃんだけだっけ?


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:11:41.90 ID:WGDOONfg0
    茂田がパンチ・アイでジミーがパンドラの一歩手前って感じだな

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:12:02.69 ID:goWpWWzn0
    スタイル的に、一番パンドラになりやすいのは青木だろうw
    というかあれだけ泥仕合したら、既になっていてもおかしくない。



83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:12:44.87  ID:kM4Xqdqj0
    一歩『い、良いんですか?』

    青木『お前なあクミちゃんと付き合ってどれくらいだ』

    一歩『い、いや別に付き合ってるわけじゃ』

    青木『はたから見たら付き合ってるも同然だ。そして時期的にはそろそろ大丈夫と思うぞ』

    一歩『そ、そうなんですか?』

    青木『一歩。男にはやらねばならんときがあるんだよ』

    一歩『は、はい分かりました!』

    鷹村『さっきから何をごちゃごちゃ話してやがる?』

    一歩『い、いや何でもないです!』
    ・
    ・
    ・
    一歩「お化け屋敷でも行きませんか?」

    クミ「お化け屋敷ですか?良いですよ」ニコ


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:21:11.33  ID:kM4Xqdqj0
    板垣「あ、間柴さん二人ともお化け屋敷の方向に行くみたいです」

    間柴「あの野郎。暗闇に乗じて破廉恥なことをする気だな。行くぞ!」

    板垣「え、あ、ちょっと間柴さん。距離が近いですって尾行がばれちゃいますよ」
    ・
    ・
    ・
    お化け屋敷


    一歩「うわ〜結構本格的なんですね」

    クミ「そうですね。……ちょっと怖いです」

    一歩「ははっ何かあったら僕が守りますよ」

    お化け役「がおー!!」


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:24:17.06  ID:kM4Xqdqj0
    クミ「きゃあ!?」

    一歩「!?(クミさんが僕に抱きついて……)」

    間柴「……」ギロッ

    お化け役「……ひっひい!」

    一歩「あれ?お化けが逃げちゃった」

    クミ「……本当ですね。…あ、すいません抱きついちゃって」ぱっ

    一歩「あ、いや大丈夫ですよ(せっかくのチャンスが……)」
    ・
    ・
    ・
    間柴「……」ギロリ

    お化け役A「(死、死神だ!?)」

    お化け役B「(とんでもない殺意を感じられるから今回の客には近づかないようにしよう……)」

    板垣「間柴さん待ってくださいよ〜」



90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:30:22.73  ID:kM4Xqdqj0
    クミ「結局最初のお化け以外一人も出ませんでしたね」

    一歩「そうでしたね(まさかこんな結果に終わるとは……)」

    クミ「次違うの乗りましょうか」

    一歩「そうですね」
    ・
    ・
    ・
    通行人A「ひっ!?」

    通行人B「どうした?」

    通行人A「い、今お化け屋敷から死神が」

    通行人B「死神?そんなわけ……!?」

    間柴「何かしたら殺す殺す」ブツブツ

    板垣「あ、間柴さん。アイスクリーム食べません?おいしそうですよ」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:36:54.97  ID:kM4Xqdqj0
    クミ「コーヒーカップも久しぶりに乗ると楽しいですね」

    一歩「ははっそうですね(なぜだろう……)」

    間柴「……」

    板垣「間柴さん。せっかくのコーヒーカップなんですから腕組みしないでまわしましょうよ」
    ・
    ・
    ・
    クミ「幕の内さん。メリーゴーランドはどうです?」

    一歩「は、はい楽しいです(……さっきから安らげないオーラがあるのは)」

    間柴「……」

    板垣「間柴さん。手摺持たないと危ないですよ」
    ・
    ・
    ・
    クミ「ふ〜楽しめましたね〜」

    一歩「そうですね(ん〜このまま帰ってしまうのか……そうだ!)」

    クミ「次は何に乗りましょうか?」

    一歩「このジェットコースターにしません?」


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:39:01.79 ID:T7/HxHv/0
    内藤の呂律がおかしくて池沼みたいなのもパンチドランカーだからだっけ?


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:41:16.87 ID:+V02l4zdO
    >>92
    +性格もあるだろうな


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:44:16.02  ID:kM4Xqdqj0
    >>92
    内藤は新人王とったときからあんな感じだった



94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 08:43:34.15  ID:kM4Xqdqj0
    クミ「え?何かすごい迫力がありそうですね」

    一歩「そうですね(少し怖いけどここは我慢)」
    ・
    ・
    間柴「おい、乗るぞ」

    板垣「僕ちょっとジェットコースターは苦手なんです。勘弁してください」

    間柴「うるさい」

    板垣「降りるの待てば良いだけじゃないですか!」
    ・
    ・
    ・
    クミ「シートベルトつけるとドキドキしますね」

    一歩「そ、そうですね。僕もですよ(……これで吊り橋効果になるかな)」

    ガタリガタリガタガタガタ

    クミ「あ、走りだしました」


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 20:26:13.09  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「いやー言うほど怖くありませんね」

    クミ「そろそろきますよ」

    ガタガタガタ……ゴー

    一歩「え?うわぁ!?」

    板垣「ちょっと僕おります!おろしてください!」

    間柴「舌かむから黙ってろ!」
    ・
    ・
    ・
    クミ「楽しかったですね♪昔からジェットコースター好きなんですよ」

    一歩「ぜえ…ぜえ…思ったより刺激が強かったですね(……失敗したか……あれ?)」

    グラリ

    クミ「幕の内さん大丈夫ですか!?」


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 20:40:13.49  ID:kM4Xqdqj0
    幕の内「ははっ。ちょっと酔ったみたいですね(おかしい……こんな酔い方は初めてだ……)」

    クミ「と、とりあえず一度帰りましょうか」
    ・
    ・
    ・
    間柴「おい?クミがどっか行っちまったぞ」

    板垣「おえー。ちょ、ちょっと待ってください。は、吐きそうで」

    間柴「勝手に一人で吐いてろ!」

    板垣「ちょ、ちょっと間柴さんおいてかないでくださ……うぷ!?」
    ・
    ・
    ・
    クミ「幕の内さん大丈夫ですか?」

    一歩「ははっ。こんなところを見せて申し訳ないです(完全に失敗したな……くそう)」


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 21:03:09.70  ID:kM4Xqdqj0
    クミ「いえ、今日はとても楽しかったですよ。幕ノ内さんと一緒にいれて楽しかったです」ニコ

    一歩「え?」ドキリ

    クミ「あの、ボクシングの練習で忙しい中わざわざ誘ってくれてとても嬉しかったというか…」もじもじ

    一歩「(こ、これはチャンスなのか……)く、久美さん!」

    クミ「は、はい」ドキッ

    一歩「……うぷっ。う、吐きそう」

    クミ「え、あ。大変!そ、そうだここのホテルで休ませてもらいましょう」
    ・
    ・
    ・
    間柴「ったくお前がゲロ吐いてたせいで。見失ったじゃねえか」

    板垣「だからジェットコースターは苦手って言ったじゃないですか」

    間柴「うるせえ!……ん?あれは久美と幕の内が……まさか!?」

    板垣「まだ日も明るいのにラブホってやりますねえ」


161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 22:31:02.51  ID:kM4Xqdqj0
    間柴「糞!路地に入りやがった。板垣追うぞ!」タッタッタ

    板垣「先輩も久美さんも大人なんだから別に良いんじゃないですか」タッタッタ

    間柴「うるせえ殺すぞ」タッタッタ

    板垣「す、すいません(今、目が本気だった……)」タッタッタ

    間柴「ぜえ…ぜえ…。いない!?」

    板垣「あきらめましょうよ。もう」

    間柴「おい板垣」

    板垣「はい?」

    間柴「ここのホテル街を片っ端から探すぞ。来い!」

    板垣「ちょ、ちょっと男同士でホテルって誤解されるじゃないですか!?」
    ・
    ・
    ・
    一歩「うぷ……うおえ〜」

    クミ「幕ノ内さん大丈夫ですか?」


188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 06:34:02.39  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「だ、だいじょうぶです……おえ〜」

    クミ「さっきからずっと吐きっぱなしじゃないですか」

    一歩「お、おえ〜。く、久美さん僕のバッグから薬を持ってきてくれませんか?」

    クミ「あ、はい分かりました。じゃあ開けさせてもらいますね」

    クミ「(……薬がいっぱいある。しかもぜんぶ痛み止め……どこか悪いのかしら)幕ノ内さんこれで良いですか?」

    一歩「あ、それでお願いします。ゴクゴク……ふう……」

    クミ「ちょっとはましになりましたか?」

    一歩「ええ、大分。すいませんね。僕のせいで迷惑かけて」

    クミ「いえそんなことは…(何も考えずにとっさに入ったけどここってひょっとして)」
    ・
    ・
    ・
    受付「あ〜うちは男同士で入るのは禁止だから」

    間柴「だから人を探してるって言ってるじゃねえか!」

    板垣「ちょ、ちょっと間柴さん。落ち着いて!」


190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 07:04:26.90  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「(そ、そういえば気分がましになって気付いたけどここって……)」ドキドキ

    回想

    青木『一歩男にはやらねばならんときがあるのだ』

    一歩「(まさか…今がそのとき!?)」

    クミ「(ま、まだ心の準備ができてないけど……どうしよう)」ドキドキ

    一歩「あ、あの!」

    クミ「は、はい!?(え、いよいよなのかしら……)」ドキドキ

    一歩「て、テレビでも見ませんか?」

    クミ「そ、そうですね(何だ……)」がっかり

    ポチっ

    『あんあんあん!』

    『ここか!ここがええんか!』

    一歩・クミ「!?」

    一歩「え!?あ?す、すいません!?」あたふた

    クミ「い、いえ!?こちらこそ!?」あたふたふた


192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 07:22:35.90 ID:94zUpICuO

    あるあるwwwww



191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 07:22:35.34  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「電源消しましょう!あれ?消えない!?」

    クミ「た、確かここのボタンですよ。一歩さん貸してください」

    ポチっ

    一歩「ふう…消えた」

    クミ「そうですね(あれ…いつの間にかこんなに近くに)」

    一歩「(い、今がチャンスなのか?)く、久美さん!」

    クミ「はい!(これって。そのあれなのかしら…)」
    ・
    ・
    ・
    板垣「結局見つかりませんでしたね」

    間柴「……」

    板垣「しかも、ホテルに入るカップルには怪しい目で見られるわ」

    間柴「……ん?あれは」

    板垣「あ、先輩と久美さんだ」


195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 07:44:58.68  ID:kM4Xqdqj0
    間柴「おい!幕ノ内!?」

    一歩「ま、間柴さん!?」

    クミ「お、お兄ちゃん!?何でここに!?」

    間柴「てめえ。人の妹に手出してただですむと思うなよ!」ガシっ

    一歩「ぐえー。お、落ち着いてください」

    板垣「ちょ、ちょっと間柴さん!」

    一歩「い、板垣君!?何でここに!?」

    板垣「え、あ、間柴さんから相談されて……つい。すいません」


197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 08:04:36.08  ID:kM4Xqdqj0
    クミ「ちょっとお兄ちゃんやめてよ!」

    間柴「うるせえ!人の妹を傷ものにしやがって!こいつの命で償わせてやる!」

    一歩「お、落ち着いてください。そ、そんなことはしてませんから!?」

    クミ「そうよ。お兄ちゃん。幕ノ内さんの体調が悪かったから看病してただけで!」

    間柴「男女二人でホテルに入っといてその言い訳が通じるとでも思ってるのか!?」

    板垣「間柴さん!確かに二人ともホテルにいた時間を考えたら、二人の言い訳も信じられると」

    間柴「入って何分くらいだ」

    パッ

    一歩「ぐへっぐへっ(首を絞め落とされるかと思った)」

    板垣「僕らが見失ってから30分くらいですから、二人の言い訳にも信憑性が…」

    間柴「30分でもやろうと思えばできるじゃねえか!?この野郎!」

    ギュウッ

    一歩「ぐえー!?」

    クミ「ちょっとお兄ちゃん!?」


199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 08:08:10.99 ID:/NIR9lfc0
    一歩と亀田がガチでやりあったらどうなるの、っと


200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 08:17:16.68 ID:XC3K95DjO
    >>199
    日本の最短KO記録が更新される


207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 09:59:03.24 ID:j36FFVGbO
    >>200
    一歩の世界じゃ最短は12秒KOで鷹村がやったんだぞ


211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 11:26:12.78 ID:KyqxowCdP

    一歩なら3秒でTKO負けにしてくれる


201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 08:20:47.74  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    板垣「いやあ散々な目にあいましたね」

    一歩「本当に殺されるかと思ったよ」

    板垣「それで先輩。真相はどうなんですか?」

    一歩「うん実はね」

    回想

    一歩『く、久美さん』ドキドキ

    クミ『は、はい』ドキドキ

    一歩『(よし、このまま……ん?あそこに張り紙が一時間4000円?……まずい財布の中に手持ちが)』

    一歩『すいません。やっぱり出ましょう!』

    クミ『え、あの、何で?』

    一歩『今日は手持ちがもうないんで。すいません!急いで出ましょう』

    ぎゅっ

    クミ『それくらいだったら私が……きゃあ』


202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 08:29:05.63  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「やっぱり女性に払わせるのは良くないなと思って出てきちゃったんだよ」てへっ

    板垣「(つくづく女心のわからない人だ……)」

    一歩「じゃあ。また明日ジムで会おうか」

    板垣「はい。分かりました(久美さん怒ってるだろうな…)」

    一歩「ふう…今日は色々あったなあ。さて帰ろうか……う、うぷ!?おえー!!」

    一歩「ぜえ……ぜえ……さっき薬飲んだのにまた…」
    ・
    ・
    間柴宅


    間柴「……(帰ってからまるっきり口聞かなくなったな)」

    クミ「……」トントンっ

    間柴「おい」

    クミ「……」トントントンっ

    間柴「幕ノ内とセックスできなかったから怒ってるのか?」

    クミ「!!!!!!……お兄ちゃんの馬鹿!!!!!」

    シュッドサっ

    間柴「うお!?包丁を投げるな!?」


220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:41:04.09 ID:vcvT1PjiO
    結局宮田とはやらないの?


221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:41:33.94 ID:+1bvfEak0
    >>220
    宮田とはBL同人誌で散々やってます。


226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 15:17:38.22 ID:+1bvfEak0
    姉の部屋に山ほどある一歩の同人誌では一歩可愛いぞ。


227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 15:27:35.07 ID:TVDnFi6xO
    見たいような見たくないような



235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 17:52:04.14  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    ジム


    一歩「こんにちは」

    木村「ういっす」

    板垣「先輩こんにちは」

    青木「よう一歩。そういやトミ子から聞いたんだがクミちゃんと何かあったのか?」

    一歩「え?いや、まあ」

    青木「そうか。クミちゃん機嫌悪かったらしいぞ」

    板垣「(まあそうなるわね)」

    会長「小僧。おるか」

    一歩「あ、はい」

    会長「少しこの問題を解いてみろ」


238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 18:03:45.02  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「これは」

    青木「なになに」

    木村「これは懐かしいなあ」

    板垣「確かプロテストの筆記試験の問題でしたよね」

    一歩「何でこんなものを?」

    会長「良いから解いてみい(あのとき……鷹村が言ってたことが果たして本当か)」

    回想


    会長『一歩がどうしたんじゃ』

    鷹村『最近のあいつだが、ちょっと動きが悪いと思ってな』

    八木『そうかな?前も見たけどとくに問題はないと思うよ』

    会長『うむ。練習もお前と違ってちゃんとこなしておるしな』

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 18:13:28.74  ID:kM4Xqdqj0
    鷹村『そうなら良いが。あいつは少々打たれすぎてると思ってな。前行ってたパンドラの疑いが
    あるんじゃねえかと』

    八木『はは。まさか一歩君がそんなわけ』

    会長『……小僧のダウンした回数はいくつじゃ?』

    八木『そんなの数えきれませんよ。試合に出るたびに一度はダウンかそれに
    近いくらい攻撃をもらってるんですから……確かにそう考えると危ないですよね』

    鷹村『一歩はあの階級でもチビだ。だから相手も一歩の頭部ばかり狙うことになる
    それでダウン回数も数えきれないほど多い。そう考えたらパンドラにならないほうが不思議だ』

    会長『……うむ』

    八木『で、でも一歩君はまた近いうちに試合を控えてるんだよ』

    鷹村『だから俺は一応忠告だけに来た。最終的な判断はジジイが決めてくれ』
    ・
    ・
    ・
    会長「(鷹村の言ってたことは杞憂じゃと思うが念のためじゃ……パンドラの初期症状は記憶障害
    とりあえず昔受けた筆記試験で小僧の記憶力を試してみる)」

    一歩「できました」

    会長「……う、うむ」


241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 18:28:15.03  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「何点くらいですかね?」

    会長「60じゃ」

    青木「おいおい一歩俺でも80は取ってたぞ」

    一歩「え?そうなんですか?」

    板垣「あんなものちょっと勉強したら満点取れるくらいじゃないですか」

    木村「まあ、あれはおまけみたいものだからな」

    会長「(これくらいならまだ通常の範囲内か……)小僧。世界チャンピオンの名前を何人言える?」

    一歩「え?多分10人は」

    会長「じゃあ言ってみろ。引退したやつでも良い」

    一歩「今日の会長変ですよ。何かあったんですか?」

    会長「良いから言わんか!」

    一歩「わ、わかりました。えーと(あれ?覚えてたはずなのにすぐに出てこない?)」

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 18:40:14.97  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「え〜とマイクタイソン」

    青木「いきなりマイクタイソンか」

    木村「まあ一歩の好きなボクサーだしな」

    一歩「シュガーレイレナード、メイウェザージュニア、トーマスハーンズ」

    板垣「海外のボクサーが好きなんですね先輩」

    一歩「う、うん。見てて迫力があるからね」

    青木「確かに海外のボクシングは何か違うよな」

    木村「やっぱり人種の違いってやつかねえ」

    会長「良いから答えんかい!」

    一歩「は、はい!」
    ・
    ・
    ・
    一歩「えっと(9人目まで何とか思い出したけど、頭の中にきりがかかったように思い出せない……何でだろう)」

    会長「……」

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 18:49:37.62  ID:kM4Xqdqj0
    木村「こんだけ思い出せたら十分じゃないですか会長」

    会長「(確かにそう思うが……念のためじゃ)小僧あと一人は?」

    一歩「えっとえっと……」

    鷹村「ういーっす」

    一歩「あ、鷹村さんです」

    青木「まあ鷹村さんもチャンピオンだしな。間違ってはない」

    会長「(一応記憶力には問題はないとしておくか……)うむ。ごくろう。練習に戻れ」

    一歩「分かりました」

    鷹村「そういや一歩聞いたぞ。お前クミちゃんとラブホに行ってながら金をけちってすぐ出たんだな」

    青木村「何だって?!」

    一歩「え!?何でそれを!?……まさか」

    板垣「……すいません帰ってる最中鷹村さんに会って……」

    一歩「ひどいよ板垣君!」

    木村「いやひどいのはお前だ一歩」

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 22:42:17.47  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「いやそれには事情がありまして…」

    鷹村「据え膳食わぬは男の恥という言葉があってだな」

    青木「しかも理由が金がないとか」

    木村「これはもう振られてもおかしくないな」

    一歩「ちょっとやめてくださいよ!」

    板垣「(今の内にこっそり抜けよう)」そろー

    一歩「ちょっと板垣君。説明してよ!……あれ?」
    ・
    ・
    ・
    八木「会長。一歩君の調子はどうでした?」

    会長「多分、小僧は大丈夫じゃ。おそらく鷹村の勘違いじゃろう」

    八木「そうですよね。それじゃあこの試合の話は進めても良いですか?」

    会長「うむ。八木ちゃんに任せる」


275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 00:58:33.26 ID:vifHBoISO
    パンドラって治んの?


279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 01:49:42.64 ID:TCO2hfazP
    >>275
    薬で症状を一時的に抑えられるが治す事はかなり難しいらしい



310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 09:04:22.57  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    一歩「まったく板垣君のおかげでからかわれてひどい目にあったな」

    一歩「でも、今日の会長が言ってたのはどういう意味なんだろ」

    一歩「そういえば最近物忘れが激しいなあ……うっ!?」

    ズキン……ズキ!?

    通行人「おい、君。急にしゃがみこんで大丈夫か?」

    一歩「は、はい大丈夫です……すいませ……ぐっ」

    通行人「気分が悪いようだったら救急車呼ぼうか?」

    一歩「大丈夫ですから!」ダッ
    ・
    ・
    ・
    一歩「何なんだこの頭痛は……脳が溶けていくみたいだ……」


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 09:36:38.42  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    真田「というわけで僕のところに来たと」

    一歩「うん。少し心配になってね」

    真田「確かに幕ノ内君は打たれるのが多い。それも人よりずっとね」

    一歩「で、でも今まで大丈夫だったわけだし」

    真田「脳というのはボウルに入った豆腐のようなものなんだ」

    一歩「?」

    真田「そのボウルをゆっくりゆっくり揺らしていくとどうなると思う?」

    一歩「豆腐の形が崩れていく?」

    真田「そう。それがパンチドランカーなんだ。そして君の話を聞いたら大分それに近いと思う」

    一歩「そ、そんな!」


315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 09:38:17.14 ID:AHxB2Dw20
    真田ひさしぶりだな



316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 09:50:22.12  ID:kM4Xqdqj0
    真田「ダウンするということは、脳が激しく揺さぶられて平衡感覚を保てなくなって、倒れてしまう。まあこれは
    説明しなくても分かるよね」

    一歩「う、うん」

    真田「この揺さぶられると言うのがさっき言ったボウルを
    激しくゆするというのと同じ行動なんだ。つまり脳がゆっくりゆっくりと壊れていく。そして一度壊れた脳は回復しない」

    一歩「な、治す方法はないの?」

    真田「脳みそというやつは非常にデリケートな代物でね。筋肉や関節のように怪我したからと言ってすぐに治るのは無理なんだ」

    一歩「も、もしパンチドランカーになったらどうなるの……?」

    真田「パンチドランカーの症例は頭痛
    認知障害(記憶障害・集中力障害・認識障害・遂行機能障害・判断力低下等)
    人格障害(感情易変、暴力・暴言、攻撃性、幼稚、性的羞恥心の低下、多弁性・自発性・活動性の低下、病的嫉妬、被害妄想等)」


318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 09:56:07.48 ID:6IRniGGiO
    一歩は板垣と梅沢さん以外敬語だぞ


323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 11:06:23.46 ID:OciVsPsnO
    真田にタメ口なのは人格障害が出てきてるのか?



328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 11:55:49.90  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「え……つまりどうなるんですか?」

    真田「分かりやすく言うとアルツハイマー老人のボケのようなものに近い。
    そして鬱などの精神への病気にもなりやすくなる」

    一歩「……」

    真田「このパンチドランカーの怖いところは症状が進み続けること」

    一歩「……真田さん。その状態でボクシングを続ければどうなるんですか?」

    真田「……極端なことを言えば、リング禍として試合中に死ぬかもしれない」


330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 12:11:41.93  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「……死ですか」

    真田「今まで蓄積したダメージが試合中に突然出てきてということもあり得ない話ではない」

    一歩「……そうなんですか」

    真田「ボクシングは他の格闘技の中でも極端に頭を打つ。幕ノ内君に自覚症状があるとしたら
    医学の見地から言えば早めにやめたほうが良いと思う」

    一歩「ありがとうございました」

    真田「幕ノ内君。これは起きてからじゃ遅いんだよ。さっきの君の話を聞く限りパンチドランカーの危険性が高い
    引退と言うことも考えないといけないんだ」

    一歩「忠告ありがとうございます。
    でも……やっぱり僕はボクシングをやめたくないんです……例え僕が死ぬことになったとしても」

    真田「……」ぞわり


332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 12:38:58.80  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    真田「幕ノ内君がパンドラの疑いがあるなんてね。いや彼のファイトスタイルじゃならないほうがおかしい…か」

    真田「(思えば僕との戦いのときでもダウンしていた。あの時は完全に幕ノ内君の
    脳が揺れた手ごたえがあった。でも彼が勝った……)」

    真田「(彼の脅威はパンチ力でも試合をフルに戦いぬけるスタミナでもなく、一番怖いのは彼の
    不屈の精神力……しかし、それが今回のように彼自身をむしばんでいるとは)」

    真田「くくくっ。しかし、僕も不適切なことを言ったもんだな。ボクシングをやめろなんて。
    ボクシングの魅力にとらわれたものならやめるわけがないだろう。ははは」


    真田「(しかし、彼がそこまでして強さを求めた先にあるのは果たして何なんだろう……
    かつては僕もそれを求めていたはずなのに忘れてしまった……)」
    ・
    ・
    ・


337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 13:40:04.78  ID:kM4Xqdqj0
    ジム


    会長「小僧。試合が決まったぞ」

    一歩「試合ですか?」

    八木「うん。相手は元スーパーバンタム級の世界チャンピオンランキングは現在1位になってる選手だよ」

    会長「スタイルは基本に忠実なオーソドックスタイプ。ジャブとジャブからのコンビネーションが武器じゃ」

    八木「現在一歩君は世界ランキング6位。これに勝ったらあのリカルドマルチネスに挑戦することもできるよ」

    一歩「分かりました。頑張ります!」

    青木「一歩試合決まったんか。良いなあ」

    木村「そういや、八木さん俺らはどうなんですか?」

    八木「もちろん青木君と木村君の試合も持ってきたよ。前座で出てもらうから」


340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 13:59:55.00  ID:kM4Xqdqj0
    青木「よっしゃあ!前座とは言え負けないぜ」

    木村「そうだな。練習するか」

    会長「小僧。今回の試合に勝てば世界チャンピオンへの道も夢ではない
    心してかかれよ」

    一歩「はい!分かりました」

    板垣「いやあでもこれで勝てばあのリカルドマルチネスに挑戦できるんでしょ。良いなあ」

    一歩「ははっ。まずは今回の試合で勝たないとね」

    鷹村「……」


351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 16:36:05.82  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    鷹村「邪魔するぜ」

    宮田父「おう鷹村珍しいなどうした?」

    鷹村「いや何、ちょっと顔を見に来ただけだ。そういえば一歩の試合が決まったのは知ってるか?」

    宮田父「ふむそうらしいな。しかも相手は階級が下とは言え、元スーパーバンタム級世界チャンピオン
    幕ノ内でも苦しい戦いになるだろう」

    鷹村「宮田はどう思ってるんだ?一歩がもし勝ったら世界ランキング1位はあいつになるぞ」

    宮田「ふん、関係ないさ。俺は東洋太平洋のベルトはあるし、急いでチャンピオンに挑戦
    しないといけないというわけじゃない」

    宮田父「鷹村は今回の試合はどう思ってるんだ?」

    鷹村「多分、一歩は負ける」


353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 16:53:18.20  ID:kM4Xqdqj0
    宮田父「ほう?なぜだ。確かに今回の相手は強いが幕ノ内がそれほど劣ってるとは思えんぞ」

    鷹村「多分俺の予想が正しかったらあいつは壊れてる」

    宮田「!?」

    宮田父「どこか故障してるのか?」

    鷹村「おそらく一歩はパンチドランカーになりかけていると思う」

    宮田父「パンチドランカー……か。本人が言ってたのか?」

    鷹村「いや、そうじゃないが最近のあいつはどこか変でな。練習に二度来たり物忘れが激しい」

    宮田「まあもともとどんくさいやつだったからな」


356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 17:14:02.74  ID:kM4Xqdqj0
    宮田父「しかし、それだけでパンチドランカーと決めつけるのは早いんじゃないか?
    言っちゃあ悪いがボクシングをしていると物覚えが悪くなるやつは確かに多い」

    宮田「確かにボクサーは大なり小なりそういうことがあるね」

    鷹村「まあ俺の勘だからな。だが、もう今までの頑丈な一歩ではないと俺は思ってる」

    宮田父「……ふむ。確かに症状が出るならおそらくどこか悪いのかもしれんな……。会長には言ったのか?」

    鷹村「一応は言った」

    宮田父「そうか……最終的な判断をするのは会長だしな。おそらく幕ノ内は大丈夫と判断したんだろ」

    鷹村「まあそんなとこだ。宮田にライバルが弱ってるってことを知らせたくてな」

    宮田「別にこっちはライバルとは思ってないさ」

    鷹村「じゃあ帰るわ。もしかしたら一歩とお別れの準備もしといたほうが良いかもしれんぜ」
    ・
    ・
    ・
    宮田父「鷹村は相変わらずだな。しかし一郎よ、もし鷹村の言っていたことが本当だったらどうする?」


358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 17:27:00.95  ID:kM4Xqdqj0
    宮田「どうするって?」

    宮田父「もしも幕ノ内が壊れているのが本当だとしたらお前も無理してフェザーにいなくても
    いいんじゃないかと」

    宮田「……」

    宮田父「こんな形で決着がつくのはお前にとって残念かもしれんが、お前も無理してフェザーに居続けると
    壊れるかもしれん。そうならんために早めに決めたほうが良い」

    宮田「……考えておくよ。父さん」


359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 17:36:03.76  ID:kM4Xqdqj0
    ジム


    板垣「じゃあ先輩お願いします」

    一歩「うん。よろしく」

    会長「今回の相手で警戒すべき点は相手の左。相手との距離を見誤るな」
    ・
    ・
    木村「ほう一歩と板垣のスパーか」

    青木「確か、最近まで板垣と一歩のスパーは禁止されてたのにな」

    木村「今回の相手は左が上手いから左の使える板垣で仮想練習と言うとこか」

    青木「まああいつは何でも器用にこなすからな」
    ・
    ・
    一歩「(板垣君とのスパーは久しぶりだな。……あのときは勝ったけど今回は板垣君も成長してるだろうから
    慎重に行かないと)」


393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 22:40:36.56  ID:kM4Xqdqj0
    板垣「しっ」

    シュッ、パーン

    一歩「!?」

    青木「良い左出すじゃねえか」

    木村「前見たときと全然違うな」

    会長「小僧!ガードを上げろ!!相手の距離に合わせるんじゃなくて自分の距離に相手を
    引き込むんじゃ!」

    一歩「(自分の距離……)」

    板垣「(急に先輩からオーラを感じるな……。さすがに簡単には攻めさせてくれないか……)」

394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 22:49:54.90  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「(板垣君のの左をもらわないように……)」

    ジリジリ

    青木「おい一歩のやつマジじゃねえか?」

    木村「まあ板垣もそれほど成長したということだろ」

    板垣「(できるだけ距離を取りたいな……ん?後ろにコーナーが……)」

    一歩「(今だ!)」

    シュッ!ドサっ

    会長「!?」

    青木「おいおい、どういうことだ?追いつめていたと思った一歩がダウンしたぞ」

    木村「カウンターにしては軽すぎるな……」

    一歩「(あれ?……左を合わせられた?)」

    板垣「(どういうことだ?今のは軽い左でダウンを取れるほどのパンチじゃなかったはず……)」


395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 23:06:27.69  ID:kM4Xqdqj0
    会長「小僧。まだやれるのか?(カウンターのように見えたが、普段の小僧ならとくに問題のないレベルじゃったはず……)」

    一歩「あ、大丈夫で」グラリっ

    板垣「先輩大丈夫ですか?」

    一歩「う、うん……だ、大丈夫だよ(何だこれは……景色が歪んで見える……)」

    会長「当たり所が悪かったようじゃな。小僧休め」

    一歩「は、はいすいません」

    青木「おい、一歩大丈夫か?」

    一歩「だ、大丈夫です……ちょっとロッカーで休ませてもらいますね」

    木村「試合も近いからあまり無理するなよ」
    ・
    ・
    ・
    一歩「頭が……割れそうに痛い……この前ジェットコースターに乗ったよりも気分が悪い……」

    一歩「ぼ、僕の体は、どう、なって、いる…んだ…痛い痛い痛い痛い…頭が痛い」

    一歩「い、痛み止めを飲まないと……」


403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 23:33:47.35  ID:kM4Xqdqj0
    ・
    ・
    ・
    一歩「ふう……薬を飲んでからは少しマシになったかな……。でも最近は薬を飲んでも効きが悪いなあ」

    一歩「飲む量がどんどん増えていってる……」

    クミ「幕ノ内さん」

    一歩「あ、く、久美さん!?どうしてここに」

    クミ「今日は仕事早く終わったんで、ちょっとジムのほうに行かせてもらったんです。それで幕ノ内さんが帰ったって
    聞いたから歩いてたら偶然見つかりました」

    一歩「あ、そ、そうなんですか(なぜか気まずい……)」

    クミ「会ったのはこの前以来ですね」

    一歩「あ、あ、あのときはすいませんでした!」


408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 23:43:15.78  ID:kM4Xqdqj0
    クミ「いえ、気にしてないですよ。こっちこそ兄が迷惑をかけてすいませんでした」

    一歩「あ、あ、そうなんですか(良かった怒ってないみたいだ)」

    クミ「そういえば聞いたんですけど試合が決まったみたいですね」

    一歩「そ、そうなんです。良かったら応援に来てくれませんか?」

    クミ「良いですよ。頑張って応援させてもらいます」

    一歩「あ、ありがとうございます。そ、それでですね良かったら試合が終わったら遊園地にでも行きません?
    この間のお詫びとして」

    クミ「え?」

    一歩「え、あ、だ、駄目ですか。す、すいません。変なこと言っちゃって」

    クミ「いえ、誘ってくれたのは嬉しいんですけど。そのう…確か…前も遊園地に行きませんでした?」

    一歩「……え?」


410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/04(金) 23:55:22.12  ID:kM4Xqdqj0
    一歩「そ、そうでしたっけ?」

    クミ「え、ええ。一緒にジェットコースターに乗ったじゃないですか」

    一歩「あれえおかしいな……すいません。ちょっと今日は帰らせてもらいます」ダッ

    クミ「あ、幕ノ内さん!?」

    クミ「帰っちゃった……前も幕ノ内さんの鞄の中に薬がいっぱいあったけど、もしかしてどこか
    悪いのかしら……」


一歩「パンチドランカー?」【後編】へつづく

一歩「パンチドランカー?」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1260428028/l50
 

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