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幽霊「クリスマスが近いですね」【前編】【後編】


元スレ
幽霊「クリスマスが近いですね」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1259569982/


 
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:06:19.30 ID:ixgB84pW0
後輩「男先輩のばかっ、ばかっ、ばかぁ」

友 「飲み過ぎだって、後輩ちゃん」

後輩「何か文句でもありますか?」ギロッ

友 「えーいや、そのありません、ハイ」

後輩「せっかくのイヴなのに振られてさーぐすっ」

友 「男には幽霊ちゃんが居るからなぁ」

後輩「ゆうれい?」

友 「あれ? 後輩ちゃん知らなかったの?」


157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:13:25.81 ID:ixgB84pW0
幽霊「あのお店入りましょー」

男 「また少し高そうな場所をチョイスするな」

幽霊「クリスマスですもん。イヴですもん。楽しまなくっちゃ」

男 「んーまぁ、たまには良いか」

幽霊「男くーん! 早く早くー!」

男 「そんなに急がなくても食いもんは逃げてかねーよ」


160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:23:42.13 ID:ixgB84pW0
後輩「男先輩の部屋に幽霊? まさか」

友 「いやー、それが居るんだよ。すっげー可愛い。すっげー俺好み」

後輩「その幽霊が先輩にとり憑いて、誰とも付き合えないようにしてるってことですか?」

友 「後輩ちゃん、目が怖いよ。幽霊ちゃんはそんな悪い子じゃないよ。
   ただ幽霊なだけで、普通の人間とはあんまり変わらない生活してるらしいし」

後輩「にわかには信じられませんね」

友 「会ってみたら? 多分、今も男と居るだろうし。電話しよっか?」

後輩「お願いします」


161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:28:38.58 ID:KLH5Yc3l0

友の奴いいぞもっとやれ



162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:37:20.72 ID:MVD6DdVj0

病んだ後輩













いいぞもっとやれ



163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:37:26.15 ID:ixgB84pW0
幽霊「うーん、美味しいですねぇ」

男 「クソ高いワイン選びやがってコノヤロウ」

幽霊「ま、ま。飲んで忘れましょ? ね?」

男 「お前は気楽で良いよな」

幽霊「お化けの学校にゃー 試験もなんにもなーい♪」

男 「大声で歌うな。恥ずかしいだろ」

幽霊「えへー、男くん照れてるぅ」

男 「駄目だ。こいつ完全に酔っぱらってる。死人のくせに」

男 「ん? 友から電話だ。何だろ?」


164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:44:51.51 ID:ixgB84pW0
男 「もしもしー? うん、幽霊と一緒だけど」

男 「違う違う。店で食ってる。酒も。もう酔ってるがな」

男 「え? 後輩が?」

男 「うーん今日はちょっとなぁ」

男 「明日? うーんちょっと幽霊に訊いてみる」

幽霊「何の電話ですかー?」

男 「後輩がさ、お前に会いたいって」

幽霊「恋の敗北者が何の用です?」

男 「すげー嫌な言い方だな、それ。もうその辺で飲むの止めとけよ」

幽霊「嫌です! まだいけますっ!」

男 「でさ、明日会いたいってさ」

幽霊「明日ぁ? 明日も男くんと二人っきりで過ごしたいです」

男 「分かった。もしもし? 明日は駄目だって。また空いてる時に会うってことで。じゃーな」


165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:51:47.07 ID:XpM1YJpn0
やべぇTさん呼ばれる


166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 20:59:17.27 ID:MVD6DdVj0
>>165
Gさん




















167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:00:22.56 ID:y2ce5MgN0
>>166
お呼びでない


168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:01:50.77 ID:ThGNqwX20
>>166
Gさんぢゃねーかww



174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:28:33.08 ID:ixgB84pW0
友 「今日明日は駄目だってさ」

後輩「駄目ですか」

友 「あ、でも今度空いてる時に会おうって」

後輩「いいです。明日、会いに行きます」

友 「え。いや、だから明日は」

後輩「悪いですか?」ギロリ

友 「わ、るくないですハイ」

後輩(幽霊だか何だか知らないけど悔しいっ! 死んだ奴より生きてる私の方がいいに決まってるのにぃっ!)

友 (今日の後輩ちゃん怖い)


175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/01(火) 21:39:19.70 ID:ixgB84pW0
幽霊「ふぃー、夜風が気持ちいーい」フラフラ

男 「幽霊のくせに飲んで食って酔ってお前、本当に幽霊なのか?」

幽霊「さて、どうでしょー? 自分でも分からなくなってきまひたぁ。それより、ほら! 見てよ、イルミネーション!」

男 「はいはい、見てる見てる」

幽霊「最高の夜ですねぇ。明日も盛り上がっていきましょっ!」

男 「財布的には最悪の夜だがな」

幽霊「クリスマスなのに現実的なこと言わないのっ! あ」

男 「どうした?」

幽霊「あの人です」スッ

男 「あのオッサンがどうかしたのか?」

幽霊「あの人が、私を刺した奴です」


237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:22:47.08 ID:ixgB84pW0
男 「マジか」

幽霊「あれから十年? 二十年? くらい経ってますからねぇ。豚箱から出てきててもおかしくはえ、男くん?」

男 「おい、おっさん」

おっさん「? な、何ですか?」

男 「お前、人殺したことあるだろ」

おっさん「え。(何でこいつが知ってるんだ!?)」

男 「お前の殺した奴、あっちに居るから」

おっさん「は?」

男 「謝れよ。あいつに」


239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:28:34.58 ID:ixgB84pW0
幽霊「久しぶり、○○くん」

おっさん「う、うわああああ!」

幽霊「すっかりおじさんになっちゃって」

おっさん「ひひいぃっ!」

幽霊「歳を取るのって嫌だねぇ」

おっさん「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃ!」

幽霊「私はあなたのお陰で歳を取らずに済んでるけどね。それだけは感謝してるよ」

おっさん「! !」ガタガタブルブル

幽霊「ねぇ、話し聞いてる?」

おっさん「ひっ! き、聞いてますっ!」


240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:38:56.37 ID:ixgB84pW0
男 「お前さ、殺した張本人に会ったんだからそんな世間話してねーで、一発呪い殺したら?」

幽霊「嫌です。そんなことしたら、この子と一緒でしょう?」

男 「お前、お人好しすぎるぞ」

幽霊「そうですか? でも、こっちにも多少なりとも否はありますし」

おっさん「すみませんでした成仏して下さいぃ」ガクブルガクブル

幽霊「成仏なんてしませんよ」ニヤッ

おっさん「ひぃっ」

幽霊「あの時振っちゃってごめんね。でも、やっぱり貴方のこと好きにはなれないや。じゃーね」スタスタ

男 「お、おい幽霊! いいのかよ、それだけで」

幽霊「だいぶ怖がらせたし、もう充分。それに、今夜はイヴでしょう?」

男 「え?」

幽霊「せっかくの聖夜ですもん。好きな人とだけ楽しまなくっちゃ損ですよ、損」


241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:46:25.45 ID:ixgB84pW0
幽霊「私を殺したい程好いていた筈なのに、死んだ後の私には恐怖しか抱いてくれなかったですね」

男 「そりゃ、殺した筈の人間がひょっこり現れりゃなー」

幽霊「ちょっと残念、かな?」

男 「そんなもんか?」

幽霊「まぁ、また告白されたってなびきませんが。何か調子狂っちゃったなぁ。飲み直しに行きません?」

男 「行きません」

幽霊「えー」

男 「お前の希望全部聞いてたら金が持たねーよ」

幽霊「それじゃ、家で飲みましょうよー。コンビニとかでお酒買って」

男 「んーま、いっか」

幽霊「やった!」


245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 11:56:07.16 ID:ixgB84pW0
幽霊「ただいまー」

男 「酒が重たいこんなに買うなよ。どうせ余るだろ」

幽霊「余っても明日飲めば良いじゃないですか」

男 「良くねーよ。ケーキまで買いやがって。どうせ明日も食うんだろ?」

幽霊「明日の予行演習です」

男 「ケーキ食うのに予行も何もねーだろ」

幽霊「そうですか?」

男 「そうだ」

幽霊「ま、固いことは抜きに楽しみましょ。ケーキをつまみに、ね?」

男 「はいはい」


246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:06:02.82 ID:ixgB84pW0
幽霊「ケーキ美味しい! 酒ウマー!」

男 「この大食らいの大酒飲み幽霊め」

幽霊「幽霊は太らないし、安心して沢山食べられます。幽霊最高っ!」

男 「あー、そうかい。良かったな」

幽霊「へへっ」

男 「何得意気な顔してんだ。ムカつくな」

幽霊「明日はもっと大きなケーキ買いましょうね。サンタさんやトナカイの形した砂糖菓子が乗ってる奴!」

男 「どこまで贅沢なんだよ、お前」

幽霊「で、チョコプレートに『幽霊ちゃん 命日おめでとう』って書いてもらいましょ!」

男 「それはやめろ」


247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:11:22.76 ID:YhLLEPgpO
>>246
全然めでたくねぇww


248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:18:40.71 ID:tntGZ6SM0
微塵もめでたくないからやめろwwwwwwwwww



249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:31:46.32 ID:ixgB84pW0
幽霊「うぃー」バタン

男 「とうとう酔いつぶれたか」

幽霊「おしゃけ、しゃいこーむにゃむにゃ」

男 「どうしようもねー霊だな一応、毛布かけといてやるか」

幽霊「おとこくん」

男 「ん? 何だ?」

幽霊「あしたも、たのしみましょーねぇ」

男 「そだな。何だかんだで俺も楽しかった」

幽霊「ふふふむにゃ」

男 「俺も寝るか」


251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:47:19.14 ID:ixgB84pW0
後輩「除霊除霊」カチカチッ

後輩「何故私はクリスマスイヴにこんなの調べているんでしょう」

後輩「これも男先輩をものにする為堪えるのよ、私!」

後輩「決行日は明日」

後輩「私の手でばっちり除霊してやるんだからっ」

後輩「待っててね、先輩」

後輩「うふ、うふふふふ」


253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 12:59:34.91 ID:ixgB84pW0
―次の朝―


幽霊「んぅ? あれ? 毛布かけてある」

男 「」スヤスヤ

幽霊「えへへ。男くん、ありがとうございます」

男 「」グウグウ

幽霊「朝ごはんはあ、ケーキまだ残ってる」

幽霊「食べちゃえ」ムシャムシャ

男 「んもう朝か?」

幽霊「おふぁようございまふ」モグモグ

男 「食ったまま喋るな、ばか」


255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 13:05:20.88 ID:ixgB84pW0
幽霊「早速ですが、ケーキ買いに行きましょーよ」グイグイッ

男 「分かったから服を引っ張るな。伸びる」

幽霊「ウエディングケーキ並におっきいやつ、食べたいです!」

男 「アホか。普通のホールケーキしか買わねぇぞ」

幽霊「もちろんLサイズですよね?」

男 「はぁかなりでかいだろ、それ。二人で食いきれるサイズにしろ」

幽霊「じゃあ大きく譲歩してMサイズ?」

男 「もうそれでいいよ」

幽霊「やったー!」


266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 14:40:29.88 ID:ixgB84pW0
後輩「ここが先輩のお家」

後輩「除霊グッズも持ってきたことですしこれで勝てるっ」

後輩「うふふ。先輩」

 ピンポーン

後輩「」

 ピンポーン、ピンポーン

後輩「」

後輩「出かけてるのかな? 幽霊と」

後輩「待とう。頑張れ、私」


268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 14:50:02.67 ID:ixgB84pW0
―ケーキ屋にて―


幽霊「これ! これがいいです!」

男 「また生クリームまみれで甘ったるそうなものを」

幽霊「嫌ですか?」

男 「いや、もうそれでいーよ」

幽霊「やった! あの、チョコプレートには『幽霊ちゃん めいにモガッ」

男 「普通にメリークリスマスって書いといて下さい」

幽霊「モガモガーッ!」


269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:02:24.65 ID:otb8lzOV0
やっぱり入れようとしてたのか!!!


「HAPPY MEINICHI」

くらいならよかったのかもしれんぞ


272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:18:39.28 ID:ixgB84pW0
幽霊「うふふ。ケーキ、ケーキ♪ 結局『命日おめでとう』は書いてもらえなかったけど、食べちゃえばおんなじですしねぇ♪」

男 「こんな金のかかる幽霊、こいつだけだろーな」

幽霊「オンリーワン! 希少価値ありますよ?」

男 「嬉しくねぇ希少価値だな。ん? 家の前に後輩が居る?」

幽霊「恋愛敗北者が何の用ですかね?」

男 「さぁ?」


275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:26:35.13 ID:ixgB84pW0
男 「どうした、後輩」

後輩「先輩! えと、どちら様ですか?」

男 「あぁ、こいつだよ。お前の会いたがってた幽霊」

後輩(思ったより怖くないというか、全然怖くない)

後輩(きっと見かけ騙しね。普通の人間みたいな顔してその実態は言うのもはばかれる程に凶悪に違いないっ!)

後輩「喰らえっ! ファブリーズ!」シュッ シュッ!

幽霊「きゃあっ」

後輩「あははは! 効いてる効いてるー!」

男 「お、おい、幽霊!?」

幽霊「HPが1削られました」

後輩「あれ?」


276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:28:10.48 ID:otb8lzOV0
ふぁぶりーずwwwww
HP1wwww


たまにホテルとかで怖いと同じ事やるんだが
意味ないのかもしれんな



277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:31:18.38 ID:6RgGYVxG0
ファブリーズって除霊グッズだったのか



278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:31:43.55 ID:ixgB84pW0
後輩「オカ板で『霊にはファブリーズが効く』って聞いたのに」

男 「なんだそれ」

幽霊「喰らえっ! 天冠ビーム!」ビシッ

後輩「痛いっ! 案外痛い!!」

男 「それ、外してなかったか?」

幽霊「肌身離さずポケットにしのばせていました。お陰で助かったです」

男 「」


282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:38:16.69 ID:ixgB84pW0
幽霊「初対面の人間いや、幽霊にいきなりファブリーズとはなんたる狼藉っ! 男よ、この者を引っ捕らえよ!」

男 「何時代の口調ですか?」

後輩「ま、まだまだ! 除霊基本アイテム・塩!」バッバッ!

幽霊「あ。それは駄目。結構効くから」

後輩「本当!? よーし! まだまだー行くよー! 博多の塩の脅威を思い知りなさいっ!」

幽霊「やられっぱなしじゃいられません! 秘技・マフラーアタック!」ビシッビシッ

後輩「痛い痛い! 止めてよ、この悪霊!」



男 「平和だなー」


286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:50:19.52 ID:ixgB84pW0
後輩「一時休戦にしましょう」ゼイゼイ

幽霊「賛成です」ゼーハー

男 「とりあえず寒いし部屋入る?」

後輩「は、はい!(先輩のお家初めて入るよ!)」

幽霊「あくまで休戦ですからね。後で再開戦しますからね」

後輩「言われずとも分かってます」

男 「二人ともお茶飲むか? 紅茶と緑茶どっちが良い?」

幽霊・後輩「「緑茶で」」

幽霊・後輩「「」」

男 「出会って早々仲良くなったな、お前ら」

幽霊・後輩「「仲良くなんてないですっ!」」

男 「息ぴったりすぎだろ。打ち合わせでもしたのか」


288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 15:58:16.51 ID:ixgB84pW0
幽霊「」ズズ

後輩「」ズズッ

男 「で、どうして後輩は幽霊のこと除霊しようとしたんだ?」

幽霊「どーせ、しょうもない理由でしょう? 嫉妬とか」

後輩「しょうもなくないです! 先輩にとり憑いた悪霊を取り払おうと私は!」

男 「ま、まぁ落ち着けって」

幽霊「そうそう。男くんが私と居ることを望んでいるんだから無駄な足掻きは止めなさい」

後輩「先輩、本当ですか?」

男 「うーん」

後輩「ほら、きっぱり肯定してないじゃないですか!」

幽霊「だからと言って否定してるように見える?」

後輩「ぐぬぬやっぱり除霊してやるんだからっ」

幽霊「できるもんならやってみて下さい。男くん、お茶おかわり」

男 「自分で注げよ」


294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 16:22:15.77 ID:20ynI45j0
幽霊「さて、一服しましたしさっきの勝負の続きを致しましょう」

後輩「望むところです」

男 「部屋の中で暴れるのは止めろ」

幽霊「よーし、じゃあ表出ろ」

後輩「分かりました」

男 「近所迷惑にならない程度にな」

幽霊・後輩「「了解です」」バタンッ!

男 「はぁ、寒いのによくやるわ。茶がうめぇ」ズズズッ


295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 16:31:12.11 ID:20ynI45j0
後輩「塩に続く除霊アイテム・その二! 何かよく分かんない文字が書いてあるお札っ!」

幽霊「本当に何が書いてあるのか分かりませんね」

後輩「漢字?」

幽霊「お経ですかねぇ?」

後輩「うーんって、何で平気なの!?」

幽霊「だって何て書いてあるか分かりませんもん」

後輩「ぬぬぬこれは何としても何が書いてあるのか解明しないと!」

幽霊「日本語ですかね、これ?」

後輩「多分」

幽霊「うーん何でしょうねぇ」


299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 16:38:53.93 ID:20ynI45j0
後輩「うぅ寒い」

幽霊「外ですもんね」

後輩「何で平然としてられるんですか」

幽霊「幽霊ですから。中、入ります?」

後輩「そうですね。あ」

幽霊「わぁ、雪ですよ、雪!」

後輩「ホワイトクリスマスですね」

幽霊「ロマンチックぅ。男くん、男くん! 雪が降ってますよー!」ドンドンッ

男 「うるせーな。扉叩くな」キィ

幽霊「ほら、雪です。雪」

男 「本当だ」


300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 16:49:00.36 ID:20ynI45j0
男 「じゃ、寒いから俺は部屋に戻る」

幽霊「えー」

後輩「せっかくだしもっと見ましょうよ」

男 「一瞬見れば充分だ。寒いの苦手なんだよ、俺は」

幽霊「夏は暑いの苦手って言ってたくせに」

男 「夏は暑いのが苦手になる、冬は寒いのが苦手になる。そういう風に俺はできてんだ」

幽霊「男くんには情緒ってものがありませんよ。ねぇ、後輩さん」

後輩「ですよねぇ」

男 「」


302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 17:01:18.57 ID:20ynI45j0
男 「で、勝負はついたのか?」

幽霊「それは」

後輩「また後々にでも」

男 「あっそ」

幽霊「クリスマスですもんねぇ」

後輩「勝負はお札解読後にでも」

幽霊「そうしましょう」

後輩「私、まだ男先輩のこと諦めてませんからね」

幽霊「いつでも受けて立ちますよ」

男 「もうそろそろお前らも中入ったら?」

幽霊・後輩「「はーい」」


305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 17:15:29.98 ID:20ynI45j0
幽霊「早速ケーキ食べましょうよ」

男 「もうか?」

幽霊「善は急げ、です!」

男 「何だそりゃ後輩もケーキ食う?」

後輩「はいっ」

幽霊「冷蔵庫からお酒も持ってきて下さい」

男 「俺はお前のパシリかよまぁいいや」


308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 17:29:36.38 ID:20ynI45j0
男 「ほらよ」

幽霊「私が男くんの隣に座るんですからね」

後輩「何寝言言ってるんですか」

幽霊「男くんの隣は以前から私の特等席ですが何か?」

男 「喧嘩すんなよ。俺が真ん中に座りゃいいだろ。ほら、ケーキと酒」

幽霊「わーい! では、ローソクの代わりにお線香を」

男 「さすなっ」

幽霊「むー」


311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 17:59:00.20 ID:20ynI45j0
幽霊「チョコプレートもらいますねぇ」

後輩「え」

幽霊「何か文句あります?」

後輩「じゃあ、この砂糖菓子は私のです」

幽霊「え」

後輩「何か文句でも?」

男 「お前ら仲良いんだか悪いんだかはっきりしろよ」

幽霊「悪いに決まってるでしょう。ねぇ?」

後輩「ねぇ」

男 「意気投合してるじゃねーか」


313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 18:12:16.27 ID:20ynI45j0
男 「チョコプレートもサンタ形の砂糖菓子も半分こすりゃ良いだろ。俺はいらねーから」

幽霊「男くんが言うなら」

後輩「仕方ありませんね」

男 「まずはチョコを真っ二つに、と」

幽霊「じゃ、こっちもらいます」

後輩「えー、私もそっちが良いです」

幽霊「そっちの方が大きいでしょ?」

後輩「どう見てもそっちの方が大きいでしょう」

幽霊「もう食べちゃいましたよー^^」モグモグ

後輩「や っ ぱ り 今 除 霊 し て や る !」

男 「チョコごときで騒ぐな、大人げない」


315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 18:23:21.36 ID:20ynI45j0
男 「じゃ、次はサンタの砂糖菓子な」ザクッ

幽霊「あ」

後輩「あ」

男 「何だよ」

後輩「サンタ、真っ二つ」

幽霊「サンタ、惨殺死体」

男 「お前ら俺が好きなのか嫌いなのかはっきりしろよ」

後輩「もちろん好きですよ」

幽霊「私はその倍好きですよ」

後輩「それじゃあ私はその百倍好きでs(ry


318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 18:39:55.37 ID:20ynI45j0
男 「ほら、二人とも取り皿貸せ。切り分けてやるから」

後輩「はーい」

幽霊「このサンタも私とお揃いですね」

後輩「え?」

幽霊「知りませんでしたか? 私ナイフで刺されて死んだんです。服の下には中々生々しい傷跡がまだ」スルッ

後輩「」ドキドキ

男 「見せんでいい! 見せんで!」


320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 18:54:15.04 ID:20ynI45j0
幽霊「じゃ、改めてかんぱーい!」

後輩「乾杯です」

男 「乾杯っ」

幽霊「ぷはーっ、うまいっ!」

男 「ケーキをつまみにビールか。しかもまだ昼なのに」

後輩「さ、さ、先輩も飲んで飲んで」

男 「飲むよ、飲む飲む」

幽霊「ケーキ食いながらのビールは美味いなぁ」

男 「『饅頭食いながらの焼酎うめぇ』みたいに言うなよ」


326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 19:58:55.21 ID:ixgB84pW0
幽霊「で、学校での男くんはどうです?」

後輩「優しいですよぉ。誰にでも」

幽霊「ふーん。私には冷たくあたるくせにぃ。外面良いんですねー」

男 「お前がうぜぇだけだ。二人とも酒はそのくらいにしろって」

幽霊「まだまだ序の口ですよー」

後輩「ですよー」

男 「お前らなぁ」


327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 20:03:32.88 ID:ixgB84pW0
―数時間後―


幽霊「あははは。あなた、結構面白いですねぇ」

後輩「幽霊さんこそー。あれー? 私、何しに先輩の家に来たんだっけー?」

幽霊「何言ってるんですか。ケーキ食べに来たんでしょう?」

後輩「あー、そうでした。お酒飲みに来たんでしたぁ」

幽霊「飲み過ぎですよ。ほら、もう一杯」

後輩「どうもー。何だかフワフワしてきたぁ」

男 「二人揃ってべろんべろんになりやがって」

 プルルル

男 「お、友から電話だ」


329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 20:11:07.05 ID:ixgB84pW0
男「もしもし?」

友「幽霊ちゃん大丈夫か!?」

男 「え? 大丈夫だけど?」

友 「そっかー、良かったぁ」

男 「どーしたんだよ」

友 「後輩ちゃんが今日除霊しに行くって言ってたからさ。メールでも止めたんだけど『除霊グッズ揃えました。もう後戻りはできません』って」

男 「あー後輩来てるよ。除霊グッズ持って」

友 「マジか」

男 「でも、今仲良く酒飲んでる」

友 「どうしてそうなった?」


330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 20:17:48.49 ID:ixgB84pW0
男 「まぁ、最初は除霊する気満々だったけど、何故か今はケーキをつまみに酒盛り状態だ。お前も来るか?」

友 「行く行く!」

幽霊「誰から電話ですかー?」

男 「友から。今から来るらしい」

後輩「じゃ、お酒も残り少ないし買ってくるよう伝えて下さいー」

男 「あー、友? 悪いが来る途中、適当に酒買ってきてくれねーか? 飲兵衛が二人居るから」

友 「え」

男 「よろしくっ。じゃーな」プツッ ツーツーツー


331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 20:26:48.29 ID:ixgB84pW0
友 「お邪魔しまーす」

幽霊「酒ぇ! 酒ぇ!」

後輩「お酒キターー!」

友 「す、すごい盛り上がりぶりだな」

男 「一緒の空間に居ると疲れる」

友 「だろーな」

幽霊「わーい、お酒追加ぁ。友さん最高!」

後輩「最高! 大好き! 愛してないけど!」

友 「」

男 「まぁ、座れよ。お前も飲め。潰れない程度に」


335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 21:05:06.05 ID:ixgB84pW0
男 「寒かっただろ。雪降ってたし」

友 「まぁな。でも、良いんじゃないか。ホワイトクリスマス」

男 「珍しいよな。ピンポイントでクリスマスの日に降るなんて」

友 「今年はラッキーだなぁ。まさに聖夜だなぁ」

男 「聖夜なのに女二人はこの有り様」

友 「ま、こっちはこっちで飲もうぜ。男同士で楽しくな」

男 「だなー」

幽霊「友さんに男くんが盗られるっ! 者共かかれー!」

後輩「わーっ!」ドスッ

幽霊「わーい!」ドスッ

友 「うわっぷ!」

男 「二人がかりでタックルすんなよ」


339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 21:19:36.76 ID:ixgB84pW0
幽霊「やっぱりね、クリスマスってね、良いものだと思うんですよ」

後輩「当たり前でしょー。クリスマスですもん。聖夜ですもん」

幽霊「クリスマスに死んで、数年はクリスマスのこと嫌で嫌で仕方なかったんですけどねぇ」

後輩「クリスマスに殺しなんてナンセンスですよねー」

幽霊「クリスマスが来るたびに殺された記憶が蘇って、怖くて悲しくてどうしようもなかったけど」

後輩「けど?」

幽霊「男くんがここに住むようになってからは楽しみになっちゃいました」

友 「男、お前ってつくづく愛されてんな」

男 「そうか?」

友 「羨ましすぎるぞ、このぅ」

男 「肘でつつくな」


341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/02(水) 21:40:20.46 ID:ixgB84pW0
後輩「でも、フラれたその人の気持ちも少し、分かる」

男 「え」

後輩「私も、先輩にフラれた時にね一瞬、殺意? ですかね。そういうの、感じたんです」

男 「ちょ」

友 「おいおいおい」

後輩「比喩じゃなくって殺したい程好き。でも、大丈夫。今はそんなこと思ってません。好きなのには変わりありませんが」

友 「ヤンデレ一歩手前だな」

幽霊「男くんのこと殺したらただじゃおきませんよ?」

後輩「きゃー、怖い」ケラケラ


388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 11:47:03.81 ID:ixgB84pW0
幽霊「はぁ、ケーキ無くなっちゃいましたねー」

男 「そりゃ食えばいつかは無くなるわ」

後輩「おつまみ欲しいですー」

男 「冷蔵庫に何かなかったかな?」

友 「冷凍庫に枝豆が」

男 「冷凍庫にはスルメとイカの塩辛と、チータラと」

友 「もっとクリスマスっぽいのねーの?」

男 「無いものは無い。今更だろ。見ろ、この惨状を」

友 「食べ散らかされたケーキの残骸と酒の缶の山」

男 「情緒がないよな」

友 「情緒云々以前の問題じゃね?」


389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 11:58:11.25 ID:ixgB84pW0
幽霊「塩辛ウマー」

後輩「枝豆ウマー」

男 「何だかなぁ」

幽霊「後輩さん、塩辛食べないんですか?」

後輩「えー。外見からして気持ち悪いですもん。エイリアンみたい」

幽霊「エイリアンを味わえー」グイグイ

後輩「やめてー。除霊しちゃうよー?」

友 「微笑ましいな」

男 「幽霊にもようやく女友達ができたな」

友 「だな」


392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 12:34:01.04 ID:ixgB84pW0
後輩「違いますっ!」

男 「え? 何が?」

幽霊「私たちはただの女友達などではありませんっ」

後輩「ライバルと書いて親友と読むっ!」

友 「親友と書いてライバルと読むじゃないの?」

後輩「じゃあそれで」

男 「仲が良いようでなによりだよ」

幽霊「男くんがなによりなら!」

後輩「私たちは永遠に仲良くしていく所存です!」

男 「勝手にやってくれ」

後輩「許可がおりましたー」

幽霊「おりましたねー。ふふふっ」


394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:11:39.30 ID:ixgB84pW0
友 「もうすぐ日付が変わるなぁ」

男 「もうそんな時間か」

友 「クリスマスが終わるな」

幽霊「終わるの嫌ぁ」

後輩「ずっと飲んでたいです!」

男 「酒なんていつでも飲めるだろ」

幽霊「分かっていませんねぇ、男くんは」

後輩「クリスマスに飲むお酒の味は最高ですよ」

幽霊「クリスマスですもんね。聖夜ですもんねー」

後輩「聖夜、聖夜ぁ♪」


396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:23:11.33 ID:ixgB84pW0
幽霊「カウントダウンしましょ!」

男 「何の?」

後輩「クリスマスからただの26日になる瞬間を、ですよ」

友 「意味あるの、それ」

幽霊「死に逝く今年のクリスマスを偲ぶ会!」

後輩「過ぎたクリスマスも幽霊になるんですかねぇ」

幽霊「クリスマスはね、思い出になるんですよ。多分」

後輩「ロマンチックぅ」

幽霊「10秒前!」

後輩「9」

幽霊「8」

後輩「7」


398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:27:16.29 ID:ixgB84pW0
幽霊「6!」

後輩「5!」

幽霊「4!」

幽霊・後輩「「3!」」

幽霊・後輩「「2!」」

幽霊・後輩「「1!」」

幽霊・後輩「「さよなら、クリスマスっ!」」

男 「終わったな」

友 「終わったね」

幽霊「はー終わったって感じしますね」

後輩「ですねぇ。また来年のクリスマスもやりましょうね」

幽霊「賛成!」



400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:30:50.72 ID:ixgB84pW0
男 「で、友と後輩、これからどうする?」

友 「じゃ、俺帰るわ」

後輩「先輩の家に泊まりたいですっ!」

男 「うーんうち、狭いしお客さん用の布団もないし」

後輩「むー」

男 「家まで送ってってやるから」

後輩「はーい」

幽霊「じゃあ私もついて行こうっと」

男 「じゃあ行くか」


402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:36:48.12 ID:ixgB84pW0
友 「んじゃ、俺ん家こっちだから」

男 「じゃーな」

友 「また明日なー」


男 「さて、さっさと後輩の家に行くか」

後輩「あはは、こっちですよぉ」タタッ

男 「走るなよ。足元おぼつかないくせに」

後輩「大丈夫です。大丈夫です」

男 「大丈夫じゃなさそうだがな」

幽霊「酔いすぎで地に足がつかない状態です」

男 「実際ついてないぞ。浮くなよ」

幽霊「実はこっちの方が楽なんですよねぇ」

男 「あーそう」


405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:45:37.81 ID:ixgB84pW0
後輩「それじゃ、また明日」

男 「二日酔いになんなよ」

後輩「大丈夫です。幽霊さんも二日酔いなんてならないで下さいよー」

幽霊「幽霊舐めないで下さい。死んでこのかた二日酔い知らずです」

後輩「先輩に変なことしないで下さいねぇ」

幽霊「女同士の骨肉の戦いが!」ゴゴゴ

後輩「今、始まった!」ゴゴゴ!



男 「なんだこのノリ」


406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:49:53.76 ID:ixgB84pW0
男 「さて、帰るか」

幽霊「雪、降り続けてますね」

男 「明日の朝には積もってるかもなぁ」

幽霊「積もってたら雪だるま作りましょう、雪だるま」

男 「嫌だ。寒いから」

幽霊「えー」

男 「一人で作ってろ」

幽霊「じゃあ玄関の前に超特大の雪だるま作ってやりますから」

男 「やめてくれ」

幽霊「うふふ。冗談ですよ」


407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:51:47.04 ID:Q8c2bHkV0
こうなったら男も殺して幽霊にしてやれよ
いつまでも一緒にいられる



409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 13:58:34.35 ID:ixgB84pW0
幽霊「一瞬前まではホワイトクリスマスだったのに、今はただのホワイトですね」

男 「だな。何だかんだで楽しいことはすぐ過ぎ去っちまうもんだな」

幽霊「今年のクリスマスは終わってしまいましたが、来年も、再来年もありますよ」

男 「一年先だがな」

幽霊「来年も再来年も、その次も、そのまた次のクリスマスも一緒に祝いましょうね」

男 「だな」

幽霊「男くんが老いて死んでしまうまで、ずっと一緒です」

男 「俺が死んだら?」

幽霊「向こうでも祝いましょう。永遠に、ずっと。それが幸せってことなんですよ、きっと」

男 「かもな」


410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:06:58.07 ID:ixgB84pW0
幽霊「雪、綺麗ですね」

男 「少し寒いがな」

幽霊「家に帰ったら来年のクリスマスの計画立てましょうねー」

男 「気が早すぎないか?」

幽霊「そうでもありません。一年なんてあっという間ですよ」

男 「まぁ、確かにそうかもな」

幽霊「決まりっ。じゃあ早く家に帰りましょう。家まで競争です! よーい、どん!」フヨフヨ

男 「あ、おい! 待てよ、浮いて進むのは卑怯だろ!」タタタ

幽霊「ルール無用っ!」

男 「ったく、本当にどうしようもねぇ幽霊だな。でも」ボソッ

幽霊「? どうしました?」

男 「何でもねーよ」


413 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:14:16.82 ID:ixgB84pW0
男 「来年の計画より、部屋の片付けが先だろ?」

幽霊「それこそ朝でも良いじゃないですか」

男 「いやいやいや。あの部屋で寝ろと?」

幽霊「安眠間違いなしです」

男 「安眠できるかボケ」

幽霊「片付けってあんまり好きじゃないんですよねぇ。祭の後の静けさというか、そういうのをひしひし感じちゃうから」

男 「どうせまた来年があるだろ? そう言ってたじゃねーか」

幽霊「そーですね」

男 「来年も、よろしくな」

幽霊「こちらこそ。今年よりもっと楽しいクリスマスにしましょうね」

男 「だな」




―幽霊「クリスマスが近いですね」 中途半端だけど、完 ―



416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:17:09.17 ID:9SojnPjS0

ヤンデレ回避でなにより



418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:20:41.07 ID:FR2ZhJgW0
本当に中途半端だなw
とりあえず乙



419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:22:06.68 ID:ruOfLCxQO
えーでも楽しかった! 乙っした。



420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:23:24.24 ID:3h6VoCd2O
いい感じの終わり方だな



421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:25:05.11 ID:OkOo6BNzO
gdgdと続くよりいい終わり方だ
乙!



424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:28:50.20 ID:Dy254MaMO
ふむかわいかったぞ


427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:35:16.28 ID:aqOxyrFo0
鬱エンドじゃなくてよかった


428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:35:30.31 ID:vAqDO1lc0

   △
 (´・ω・) >>1 乙
 (っ旦o
  )ノ


430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:51:32.39 ID:AzfSWuWP0
まぁ一応ハッピーエンドなので良かったww
>>1乙


431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/03(木) 14:56:11.35 ID:hg1Y/8L6O
>>1乙
幽霊たん可愛いよ、幽霊たん



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