508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 14:31:40.03 ID:3RmOKAAxO


    〜休み明け〜


    男「へ?先輩来てないんですか?」

    社員「ん。風邪ですって」

    男「…風邪…」

    社員「ま、珍しいですけど。こんなこともありますよ」てきぱき

    男「はぁ」

    社員「…あ、男友さーん!資料ですー!」

    男「…」





    男「(風邪って…仮病かもな)」


最初から読む人はこちら
たぶん既出ジャンル「腐上司」【前編】

前の話から読む人はこちら
たぶん既出ジャンル「腐上司」【中編】


 
510 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 14:36:52.54 ID:3RmOKAAxO


    〜昼休み〜



    男「…」カタカタ

    男友「男ー、飯食いに行こーぜ」

    男「え、あーごめん。俺コンビニで買って来ちゃって」ガサ

    男友「ふーん?…じゃ、しょうがねーか」

    男「悪いね」





    男「…」カタカタ


    …ガチャ



    女友「…あれ?」


511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 14:48:37.67 ID:3RmOKAAxO


    男「…あ、女友さん。どうも」ギッ

    女友「こんにちは。女は?」キョロ

    男「先輩は今日はお休みです」

    女友「へ、休み?なんでよ」

    男「風邪らしいです」

    女友「?風邪、ねぇ」

    男「?」

    女友「あ、うん、それじゃしょーがないわよね。おじゃましました」くるっ

    男「あ、ちょっと待って」ガタ

    女友「ん?」



512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 15:01:17.41 ID:3RmOKAAxO



    男「…これ、今ウチでやってるやつに関する資料なんですけど」スッ

    女友「?」

    男「なかなか急を要する話でして。…そんな中、休まれちゃったもんですから」

    女友「あー」


    男「ええ。すみませんが先輩に渡しといてもらえませんか?家近いんですよね」

    女友「ふぅん。ま、いいけど」ガサ

    男「ありがとございます」

    女友「(…!)」



    女友「…でもさ、せっかくだから男くんが行ったら?」



513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 15:05:13.54 ID:3RmOKAAxO


    男「え」

    女友「家の位置、教えてあげたでしょ?」

    男「…はぁ。そうなんですけど」

    女友「?」




    男「……」


    男「先輩今、俺のこと避けてる気がするんですよね」



514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 15:07:44.85 ID:3RmOKAAxO


    女友「えぇ?」

    男「今日のあれももしかしたら仮病で。俺に会いたく無いんじゃないかと」

    女友「なんで?」

    男「いや、まぁ…」

    女友「……」



    女友「きみ、女に何かしたの……?」



516 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 15:26:02.69 ID:3RmOKAAxO


    〜女友、帰路、電車〜


    ――ガタンガタン、ガタンガタン


    女友「…」



    男『まぁ…したかと言えば、したかもしれません。何か』




    女友「(…『何か』って何よ…)」



517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 15:30:41.19 ID:3RmOKAAxO


    女友「(…彼のことだし、悪気があって何かしたとかでは無いんだろうけど)」

    女友「(…)」

    女友「(でも)」

    女友「(万が一押し倒したとか、そーいうのだったら…?//)」

    女友「(え、でも…私の女が…そんな…えぇ?)」←混乱中


    女友「…ハァ」



    女友「(とにかく、女の家に行こう。それから考えよう)」



    『――まもなく、○×駅です。お出口は左側――』



537 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 19:39:20.22 ID:3RmOKAAxO


    カチカチ


    女友「(インターホン…壊れてる)」

    女友「女ー?いるー?」ドンドン

    女友「…」


    シーン



    女友「いない…のかな?」


    …ガチャ


    女友「あ」



538 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 19:41:15.29 ID:3RmOKAAxO


    女友「なんだ…いるんなら最初から――」

    女「」ふらぁっ

    女友「!?」



    ――ぽすっ



    女友「ちょ…ちょっと」

    女「風邪」

    女友「…え?」

    女「ぐるじぃ」

    女友「…」

    女「…ゴホッ」



541 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 19:47:47.12 ID:3RmOKAAxO


    女「…」ぐにゃー

    女友「ほら、良いから。あんたは寝てなさい」

    女「うー」ぼすん

    女友「…つまり一昨日から風邪で…一人暮らしだし、誰にも伝えられずにいた。と」

    女「…」コクコク

    女友「…その間、食事は?」

    女「水」

    女友「(様子見に来て良かった。本当に)」



542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 19:51:55.39 ID:3RmOKAAxO


    女友「こんなに痩せちゃって…可哀想に」なでなで

    女「…//」

    女友「えっと…とりあえず病人食よね。台所借りるわよ」スク

    女「…ありがと」






    女「(三次元、あったかいなぁ)」



544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 19:59:05.17 ID:3RmOKAAxO


    バカ

    女友「(…もやしとネギと、卵しかないんだけど)」


    ダム


    女友「(…この子、もし私がいなかったらどうしてたんだろ)」


    女友「(誰か別の人に、ちゃんとしてもらえた?…でも交友関係狭いのよね女って)」



    女友「(はぁ…なんでこんなに心配かけさすのよ…)」




546 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:09:53.15 ID:3RmOKAAxO


    〜15分後〜


    女友「できたわよ、おじや。…美味しくないかもしれないけど」

    女「…惚れそう」にへ

    女友「ばか。…あんた、熱はあるの?」コト

    女「体温計なら無い」

    女友「はぁ…ほら、おでこ」


    ――スッ



    女友「んー?良くわかんね」

    女「…どうして、おでこコッツンじゃないの」ハァハァ

    女友「いやもうあんた何なのよ」




548 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:19:57.40 ID:3RmOKAAxO


    女友「とにかく食べなさい。で、早く寝ること!」

    女「匙ですくって、食べさせてくりゃれ?」こてん

    女友「…あんた本当は元気なんじゃないでしょーね」

    女「えへ」


    女友「はい…あ、あーん?//」スッ

    女「なんか、嬉しくて」

    女友「へ?」

    女「この二日間、本当に心細かったから…」

    女友「……」

549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:26:01.87 ID:3RmOKAAxO


    女友「…あんた、今日私が来なかったらどうしてたのよ?」

    女「こ、困った」

    女友「平面なお友だちは、画面から出て看病なんてしてくれないのよ?」

    女「この二日間で思い知りました」

    女友「でしょ?だからこれに懲りて、少しは…」


    女「でも、脳内ではいつも応援してくれた!」(キリッ

    女友「…たくましいわねあんた」




552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:33:42.48 ID:3RmOKAAxO



    女友「ふぅ」

    女友「(ちゃんとご飯食べさせたし…簡単に部屋の整理もした)」


    女友「――ねぇ、あと何か私にして欲しいことある?」くるっ

    女「結婚してほしい」

    女友「帰るわよ」

    女「おふろ入りたいな」

    女友「おふろ?」



553 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:38:36.03 ID:3RmOKAAxO


    女「うん……ベタベタで、気持ち悪い」

    女友「あそっか、入れなかったんだもんね。ずっと」

    女「この部屋、汗臭かったりしない?」

    女友「臭かないけど…あんたの匂いがする。充満してるね」

    女「う…//」

    女友「まぁ沸かすのは良いけど…そんなフラフラで入れるの?一人で」

    女「…」フルフル

    女友「はぁ…だと思ったわ」




556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:44:32.64 ID:3RmOKAAxO


    カポーン


    女「……」

    女友「?何よ」

    女「おっぱい少しわけて」

    女友「ばか」

    女「えへー」

    女友「…ほら、来なさいよ。身体洗ってあげるから」

    女「うん」ざぱっ

    女友「あ、足元気をつけて」

    女「うん」




558 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:50:31.49 ID:3RmOKAAxO


    ゴシゴシ


    女友「…」

    女「…」

    女友「あんたさ」

    女「んー」

    女友「男くんと、なんかあったの?」

    女「なんで」

    女友「んー…なんだか気にしてたのよね。
    あんたが顔合わすの避けるために会社休んだんじゃないかって」

    女「そんな…違うのに」

    女友「…」


    ゴシゴシ



561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 20:59:54.16 ID:3RmOKAAxO


    女「好きって」

    女友「ん?」

    女「…」



    女「好きって、言ってくれた。私のこと」

    女友「…ん、そっか」


    女「私、腐女子で…どうしようもない人間だけど」

    女「少なくとも一人には、好かれることができた」

    女友「…」

    女「それがうれしかった。うれしすぎた」


562 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 21:07:55.11 ID:3RmOKAAxO


    女友「…そか」

    女「ん」

    女友「よかったね」わしゃ

    女「んっ…よかった」

    女友「…はい、流すわよ」


    ばしゃー


    女友「…で、彼はどんな返事を受け取ることになるのかしらね?」

    女「いや私の方だよ。返事を受けるのは」

    女友「え?」

    女「まだ打ち明けてないもん。私が腐女子だって」

    女友「……」


563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 21:15:14.83 ID:3RmOKAAxO


    女「私の一番やらしい部分を、あの人はまだ知らない」

    女友「…」

    女「知ったら嫌われちゃうかもねぇ…私」

    女友「w…それはないわよ」

    女「もし」

    女友「んん?」

    女「もしそうなって。お前なんかお断りだーって言われたら」

    女友「…」


565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 21:17:31.08 ID:3RmOKAAxO


    女「女友が、貰ってくれる?」

    女友「――!」



    女友「あははw…良いわよ、貰ったげる」

    女「よかった」とろーん

    女友「(…かわい)」



    女友「…」

    女「…」

    女友「そろそろ、上がろっか」

    女「ん」



586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 22:05:02.35 ID:3RmOKAAxO


    ブォー


    女友「…よし。髪かわいたわよ」くしゃくしゃ

    女「ありがとう」

    女友「これでもう後は寝るだけ、かな」

    女「あ…」

    女友「わ、もうこんな時間…それじゃ私はそろそろ」くる

    女「(´・ω・`)」シューン

    女友「…」





    女友「…と思ったけど、やっぱり泊まってこうかしら」

    女「!」



591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 22:15:14.33 ID:3RmOKAAxO


    女「でも、風邪うつしちゃう…」

    女友「大丈夫大丈夫。私は強いからw」

    女「…ありがと」

    女友「…」



    ぎゅ



    女「!」




593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 22:18:33.69 ID:3RmOKAAxO


    女友「いーのよ。とにかく、あんたは風邪を早く治して――」

    女友「そのあとに、もう一つ大仕事が残ってるんでしょ?」

    女「…あ」

    女友「応援するから。どんな形になっても」

    女「…」





    女「(そか…忘れてた)」


    女「(三次元の人間には体温があったんだなぁ)」




595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 22:24:56.45 ID:3RmOKAAxO


    〜次の日、会社〜


    男「…先輩は、今日も休みですか?」

    社員「え?あーうん、そーですね」

    男「そーですか」

    男「(…これは、いよいよ)」


    ―ガチャ


    男「ん?」




    女友「…あーいたいた。やほー男くん」



596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 22:29:53.76 ID:3RmOKAAxO


    男「…女友さん」

    女友「こんにちは」

    男「先輩なら今日も来てないですよ?」

    女友「ん、知ってる。昨日家行ったし」

    男「あ…そうか、すみませんわざわざ」ペコ

    女友「いやいや、気にしないでw」





    女友「…それより、女から伝言があるんだけど」

    男「!」




601 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 22:42:51.61 ID:3RmOKAAxO


    女『え…今日も休むの?』

    女友『もちろん』

    女『もうだいぶ良くなったよ。会社行けるよ』

    女友『いーのよ、大事をとって休んどきなさい。たまには必要よ』

    女『…そーなの』

    女友『男くんには、私からうまく言っといたげるからさ』スク

    女『あ、待って!』

    女友『?』

    女『…じゃあついでに、こうも伝えてくれる?』





    女友「会社終わったら私の家に来て。だってさ」

    男「…」



603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 22:53:10.55 ID:3RmOKAAxO


    女「…」

    女「(もう、決めたんだ)」



    結局私には、正解なんて分からなかったから。
    こうなったら、私はもう逃げないで、誠実に
    自分の全てを見せるしかない





    男「…えっと、たしかこのアパートだよね」




606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 23:04:39.88 ID:3RmOKAAxO


    男「…」スッ


    ドンドン――ガチャ




    女「…!」

    男「こんばんは」

    女「えと…こんばんわ」ペコ

    男「久しぶりに、顔見た気がします」

    女「ふふっ…そうだね」

    男「…」

    女「…どうぞ。入って」

    男「はい」



610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 23:19:25.06 ID:3RmOKAAxO


    〜女の部屋〜


    男「…!」

    女「驚いた?」

    男「少し」

    女「…隠さなくていい」

    男「正直、だいぶ。驚きました」にこ

    女「…」



613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 23:33:47.01 ID:3RmOKAAxO


    女「男くんさ、前好きって。そう言ってくれたよね」


    女「でも男くんが好いてるのは、本当の私じゃないと思う」


    男「…え」


    女「本当の私は多分、君が思ってる十倍くらい醜いんだよ」


615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 23:40:15.22 ID:3RmOKAAxO



    ぱさ


    女「この本。男同士が抱き合ってるでしょ」

    女「…私最初ね。男くんのこともそーゆー目で見てたんだ」



    …ぽた、ぽた



    女「本人からしたら、どんなに嫌なことかって分かってるのに」


    女「なのに……!」



    ぺたん





618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 23:49:35.35 ID:3RmOKAAxO


    男「先輩!?」


    女「…だから、ごめん。ごめんなさい」スッ

    男「ちょっ…!?」



    ペタ


    女「ごめんなさい…」

    男「先輩、やめっ――!頭上げてくださいって!!」ぐい

    女「ごめん……ごめんね」ぽろぽろ





620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 23:50:53.02 ID:3RmOKAAxO


    男「――!――!」

    女「――…――…!」




    ああ、そうか。



    私はずっと



    こうして、謝りたかったんだ。



622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/05(土) 23:55:54.12 ID:3RmOKAAxO



    でもね男くん



    今まで見せてきた私は、嘘だったかもしれないけど



    あの日「あなたの手が好き」って言った




    あれは、本当


627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 00:09:19.08 ID:kzxAxV5OO


    女「」

    女「」

    女「」パチ

    女「…?」むく



    シーン


    女「(私の部屋…だよね)」

    女「…」

    女「…」

    女「(限界まで頭が真っ白になると寝るんだ。人間って)」



629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 00:13:41.44 ID:kzxAxV5OO


    女「…男くん?」ぽつり



    シーン





    女「………いない」

    女「…」

    女「夢?」

    女「どこまで、夢?」

    女「…」


    ぽす



    女「夢なわけない。…帰ったんだ」



635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 00:27:58.55 ID:kzxAxV5OO


    女「そりゃそうだよ。いきなり部屋に呼んで、同人誌見せたと思えば泣きながら土下座して」

    女「自分でも、わけわかんない女だなw私…」

    女「これで、全て終わったんだ」

    女「全て――――」





    男『そっとしときました。先輩なんだか疲れてたみたいですし…』

    男『良いです良いですw付き合います』

    男『じゃ、好きです』





    女「――――っ……」ポタ、ポタタ



640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 00:37:34.34 ID:kzxAxV5OO




    なで




    女「――――ふぇ…?」

    男「…」

    女「……」

    男「すみません。看病するつもりが、寝てたみたいです」

    女「」

    女「」じわ





    女「うあああぁぁぁ――ん!!!」がばっ!

    男「ちょ胸、顔――!」わぷ




642 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 00:42:13.38 ID:kzxAxV5OO


    〜小休止〜



    男「どうぞ、コーヒーです。先輩の部屋の」スッ

    女「…どうも」

    男「なんか前にもこんなことありましたね。会社で」

    女「…あったかも」

    男「」ズズー

    女「…」



    女「(あったかい…)」



645 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 00:48:17.43 ID:kzxAxV5OO


    女「あの、看病って…?」

    男「先輩倒れたんですよ。病み上がりなのに、あんなに騒ぐから」

    女「ご、ごめん」

    男「…」ズズー

    女「…」コク

    男「『腐女子』、ですか」

    女「!」ビク




    男「腐女子って……なんでしょうね?」



648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 00:53:34.69 ID:kzxAxV5OO


    女「え…えと、一般的にはオタクの趣味のある女n」

    男「そう、そこです。結局『一般的に』の域を出ない」

    女「…?」


    男「『腐女子はきもい』とか。『腐女子は質が悪い』とか」


    男「具体的にどこの誰を指してるの?ってことですよ」



650 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:01:38.37 ID:kzxAxV5OO


    ゲイ レズ

    日本人 欧米人 中国人 韓国人

    右翼 左翼



    男「全ての元凶はカテゴリー分けです。俺はそう思ってます」


    男「それらの集団を挙げて批判したところで、それは意味がないんです」


    男「なぜならその場合は、『その集団に言える傾向』を批判したに過ぎないんですから」



652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:09:51.28 ID:kzxAxV5OO


    女「…話が難しいよ?」

    男「すみませんw性分なんです」

    男「――とにかく俺は、いつでも個人に目を向けてる人間です」





    男「俺が好きなのは、『先輩という腐女子』じゃないんですから」

    男「不器用で、かわいくて――あ、腐女子の一面があることも、さっき知りましたね」

    女「…//」


    男「…そして俺の上司の。『先輩』ですから」




657 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:20:45.29 ID:kzxAxV5OO


    女「…私も男くんにそんな理屈っぽいとこがあるなんて、知らなかった」

    男「意外でしたか?」

    女「うん、少しw」

    男「まぁ結局は『色んな人、いるなぁ』ってことですよ」

    女「『色んな人いるなぁ』?」

    男「…他人といさかい無く生きるコツです」



    全てを認めているようであり

    実はある種の諦観をもって

    ほんの少しの理不尽も感じながら

    それすら受け入れて――――





660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:31:53.54 ID:kzxAxV5OO


    女「…うん。確かに色んな人がいる」

    男「?」

    女「こんな私にも需要があるなんて、夢にも思わなかった」

    男「……」

    女「色んな人いるねぇ」

    男「…色んな人いますね」



    女「…色んな人、いるけど」

    男「?」

    女「とりわけ、私の周りの人が。私は好きです」ぎゅ

    男「……そうですね」にこ



661 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:33:11.95 ID:kzxAxV5OO


    女「男くん」

    男「ああ、はい」

    女「明日から私、もう少し胸を張って生きれる気がするよ」

    男「wそれは何よりですね」

    女「男くん」

    男「はい」

    女「…っ//」もじ

    男「?」




    女「…腐女子で上司の彼女でも、いいですか?」



    Fin

662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:34:04.40 ID:viHZtXjq0
    ごめん萌えて死にそう


665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:35:23.08 ID:qBfTfiQ50
    乙!萌えた


669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:35:52.50 ID:EAzq7WnlO
    乙


    こんな可愛い上司が欲しいw


671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:36:43.07 ID:izONRfzN0
    キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

    ちょっとした後日談なんかあったら俺興奮する


682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:49:25.86 ID:kzxAxV5OO

    後日談あるよー


687 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:58:49.11 ID:+BWC1fti0
    乙乙
    後日談か〜読みたくないような読みたいような 待ってます


689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 01:59:55.74 ID:kzxAxV5OO

    本当にオマケ的なあれです
    良かったらミスチルのone two three を流しながらどうぞ




690 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:00:53.67 ID:kzxAxV5OO


    〜三人での食事〜


    女友「…へぇ、結局うまく収まったわけ」

    男「はい。お騒がせしました」

    女「…//」

    女友「きみ、女を泣かせたら承知しないから」ツン

    男「心得ておきます」

    女友「ねぇ女、幸せでしょう?三次元って素晴らしいでしょう?」くる

    男「あ、オタク趣味は止めてないようで」

    女友「ぶっ!!」

    女「…えへ」

692 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:02:20.91 ID:kzxAxV5OO


    〜会社〜



    男友「なんだよ…女さん、お前と付き合っちゃったの?」

    男「何かひどい言われよう」

    男友「だって普通にかわいいだろ。大人しいし、今どき珍しく清純そうで」

    男「…そういう人にこそ、人に言えない秘密があるのかもよ」

    男友「?」


    女「」ハァハァ

696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:06:43.20 ID:kzxAxV5OO


    〜男の部屋〜



    男「今思えば、あの時の話って先輩のことだったんだなー」

    妹「…!へえ、話されたんだ」

    男「話されたよ。…つーか、何で一度会っただけのお前が相談されてるんだ」

    妹「兄さんのことは何でもお見通しだからね」

    男「え、何それこわい」

    妹「♪」



    妹「(兄さんに彼女…か)」

    妹「(少し複雑だね。これからは私も今までほどまとわりつくわけにいかないかな)」

    男「?妹…?」

699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:15:14.83 ID:kzxAxV5OO


    〜女の部屋〜


    女「え…嫌じゃないの?」

    男「だって好きな人が自分のこと考えてくれて、興奮してくれて?
    …それで嫌がる男はいないでしょう」

    女「そ、そこまではっきり言われると恥ずかしい…かも」



    男「えーと…だからまぁ、俺のことは好きに妄想してくれて構わんですよ」

    女「じ…じゃあ私のことも!好きに妄想してくれて良いよ!?」

    男「!?」

    女「……あっ///」ボンッ

701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:22:11.53 ID:kzxAxV5OO


    女「あ……//いや、今のは」もじ

    男「先輩、今の発言はちょっと…」

    女「…やっ!顔覗き込まないでよぅ//」

    男「……」じーっ



    女「…ああ、もうっ!!」グイッ!

    男「!?せんぱ、ネグダイはくあぁッ!?」

    女「一度やって見たかったの!//」グイッ!




    ――――ちゅっ





    本当におわり

702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:23:21.98 ID:IdhmQgDK0
    鬱病持ちには辛かった
    良い夢がみれるといいな
    おさきにおやすみ


704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:25:40.35 ID:ueBjZm6c0
    色んな人いるなぁで即脳内再生されてた俺に隙は無かった
    社内なんてクソ食らえだと思ってたのになーくそが
    あぁ羨ましい


705 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:27:24.16 ID:O2NZm3MUO
    乙……良いね

708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/06(日) 02:34:21.10 ID:kzxAxV5OO

    ここまで読んでくれた全ての人にありがとう
    お疲れ様でした


    そもそも最近立てたSSが二連続でダメになって、半ばやけで立てたスレでした
    当初一発ネタのつもりだったので途中かなりきつかったですけど
    質問はもしあったらどうぞ


    本当にありがとうございました

    またVIPのどこかで会いましょう
    >>1はそろそろ寝るよ
    本当におやすみなさい



たぶん既出ジャンル「腐上司」おしまい

引用元
たぶん既出ジャンル「腐上司」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1251875135/
 

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