21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 15:07:07.86 ID:IA4Uilh3O
    梓「軽音部を退部させていただきます」

    唯「ふぇ?」

    律「全く…梓、その冗談は面白くないぞ!!」

    梓「冗談じゃありません」

    澪「いったいどうしたんだ?梓。ようやく慣れてきた頃だろ?」

    紬「そうですよ?何かありましたか梓ちゃん?」

    梓「もう…もう、やめるったらやめるんです!!今までお世話になりました」ダッシュ

    唯「あずにゃん!!」

    澪「梓!!」

    律「…いったいどうしたんだ?梓のやつ」

    紬「今までそんな素振りなんてみせなかったのに…」
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22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 15:18:42.18 ID:IA4Uilh3O
    律「私ら、梓を怒らせるようなことしたかね?唯隊員」

    唯「うーむ…サッパリ思いつきません、りっちゃん隊長!!」

    澪「お前等は…そういうふざけてだらけた態度が梓を怒らせたんじゃないのか?」

    律「何ぃ!?そういう澪だって先輩風吹かせてる割には私らと一緒にお茶してるじゃないか」

    唯「そうだそうだー」

    澪「うるさい」ゴンッ

    律「あだっ!!…何だよ、都合が悪いからって暴力を振るうなよな!!」

    紬「まあまあ、皆さん落ち着いて。責任を擦り付けるよりも先に、梓ちゃんに何があったのかみんなで考えましょう?ね?」

    澪「ムギ…悪かった。梓が居なくなって少し熱くなっていた」

    律「まぁ、わかればいいのだよ。わかれば」ポムポム

    澪「お前は少し自重しろ!!」ゴツン

    律「あだっ!!」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 15:25:48.25 ID:IA4Uilh3O
    紬「最近の梓ちゃんでどこかおかしいところはあった?」

    律「うーん…アタシが見る限りは普通の梓だったと思うな」

    澪「私も思い浮かばないな…練習だって真面目にしてたし、私達と一緒にお茶だってしてたしな」

    唯「うーん、あずにゃんお腹痛かったのかなぁ?」

    律「あぁ、生理中でイライラしてたとか?」

    澪「律!!」ゴンッ

    律「あだっ!!」

    唯「りっちゃん隊長!!」

    紬「あらあら」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 15:35:26.92 ID:IA4Uilh3O
    澪「ここで私達が顔を突き合わせて考えてても仕方ないな」

    紬「そうね。誰一人として梓ちゃんの異変に気づけなかったわけですし…」

    律「唯、今日帰ったら憂ちゃんにクラスでの梓の様子聞いておいてもらえるか?」

    唯「わかった。あーあ、あずにゃん居ないと寂しいなぁ」

    澪「もう、私達軽音部のメンバーだからな。梓は」

    紬「もし何かの事情が有るのなら、ちゃんと聞いてあげたいわね」

    律「よっしゃ、早いとこ梓を捕まえて根掘り葉掘り聞いてやらんとな!!」

    澪「それじゃあ私達も帰ろうか?練習にもならないしさ」

    紬「そうね。早いとこ解決して、またみんなでお茶しましょうね」

    唯「わーい、ケーキケーキ!!」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 15:44:20.98 ID:IA4Uilh3O
    〜平沢家〜


    唯「うーいー、たーだーいーまー」

    憂「あ、お帰りお姉ちゃん。手洗ったら洗濯物出しておいてね」

    唯「りょーかーい。お!!憂、今日はカレーだね?」

    憂「正解。もう少しで出来るから、着替えたらリビングで待っててね」

    唯「わーい。あ、それと憂?」

    憂「どうしたの?アイスはご飯の後だよ?」

    唯「アイスは食べたいけど…じゃなくて、最近あずにゃんの様子変じゃなかった?」

    憂「梓ちゃんが?何かあったの?」

    唯「うん。今日あずにゃん、突然軽音部辞めるーって言って部屋を飛び出しちゃってさぁ」

    憂「そんな事があったの…」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 15:53:20.86 ID:IA4Uilh3O
    唯「それで、クラスでのあずにゃんの様子で何か変なところ無かったかなぁ〜って」

    憂「うーん…私はこれと言って梓ちゃんに変なところは無かったと思うなぁ」

    唯「そっかぁ…万策窮す」

    憂「だけど、気を付けて見てみれば何かわかるかもしれない」

    唯「でも、あずにゃんもう部室には来ないかもしれない…うぅ、あずにゃーん」

    憂「お姉ちゃん…大丈夫!!私が明日梓ちゃんにそれとなく聞いてみるから」

    唯「本当?」

    憂「本当本当。私も梓ちゃんに何があったのか気になるしね」

    唯「うーいー!!ありがとーう!!大好きだよぉ!!」ナデナデ

    憂「もぅ、お姉ちゃんったら…///」

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 16:03:27.98 ID:IA4Uilh3O
    翌日


    唯「おっはよー!!りっちゃん、むぎちゃん」

    紬「おはよう、唯ちゃん」

    律「おーっす唯。で、どうだった昨日」

    唯「へ?何が?」

    紬「梓ちゃんの事よ。唯ちゃん」

    唯「あぁ、あずにゃんの事ね。憂に聞いてみたけどわからないって。今日憂がそれとなく聞いてくれるみたいだけど」

    律「はぁ…そっか。憂ちゃんもわからなかったか」

    紬「困ったわねぇ。何かわかるかもって期待していたんだけど」

    唯「でも、きっと憂なら何か聞き出してくれるよ!!」

    律「それを待つしか無いか。梓捕まえて無理やり聞こう!!って言ったらまた澪に殴られたしさ」

    紬「もしかしたら梓ちゃんにとってプライベートな問題かもしれないもの。梓ちゃんが話してくれるのを待ちましょう」

    唯「そうだね。あぁ、あずにゃーん、あずにゃんをギュッとしたいよぅ」

    紬「あらあら」

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 16:19:08.59 ID:IA4Uilh3O
    澪「おはよう和」

    和「あら、おはよう澪。どうしたの、朝からそんな暗い顔して」

    澪「ちょっと昨日な…昨日部活でゴタゴタがあってさ」

    和「能天気そうなあなた達でも色々あるのね」

    澪「さりげなく酷いぞ」

    和「ごめん。で、それがまだ解決していないわけ?」

    澪「そうなんだ。解決どころか、理由さえわかって居ないんだ」

    和「案外大変な事態なのね。…あぁ、それで一年生のちっこい子が泣いてたわけだ」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 16:20:20.90 ID:IA4Uilh3O
    澪「梓が!?泣いてた!?えっ、和、どこで?どこでだ?」

    和「ちょっと落ち着きなさいよ澪。階段の下でギターケース抱えながら小さくなってわよ」

    澪「よよよ、様子はどうだった?」

    和「様子って…しゃくりあげながら泣いてたわね。唯先輩、唯先輩って言ってたから、喧嘩でもしたのかと思ってたわ」

    澪「唯…?それじゃあ、唯に関係ある事なのか…?」

    和「早いとこ仲直りしなさいよ?ギスギスしてるあなた達なんて、らしくないからさ」

    澪「あぁ、うん。ありがとう和」

    澪(唯が関係してる?でも昨日は唯もわからないって言ってたし…うーん?)

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 16:29:18.81 ID:IA4Uilh3O
    憂「あ…梓ちゃん!!おは、おはよう!!」

    梓「?おはよう憂」

    憂「今日は昨日にもましていい天気だね!!」

    梓「そうだな」

    憂「梓ちゃん今日も可愛いね!!」

    梓「憂…唯先輩から昨日の事聞いた?」

    憂「えっ!?そんなこと無いよ!!も、もう、梓ちゃんったらぁ」

    梓「憂、別に無理しなくても良いよ。唯先輩の事だし、きっと憂には喋ってると思ってたからさ」

    憂「梓ちゃん…梓ちゃん、軽音部辞めるって本当?」

    梓「多分、本当」

    憂「多分って…じゃあ、辞めない可能性も有るんだよね?お姉ちゃんもすっごく心配してるよ?」

    梓「でも、この気持ちのままじゃ、私は軽音部には居られないんだ」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 16:39:35.43 ID:IA4Uilh3O
    憂「もしかして、お姉ちゃん達と喧嘩した?」

    梓「いや、先輩達は良くしてくれてるよ。…お茶の時間と称して堂々とサボってるのは気になるけどね」

    憂「じゃあ、お姉ちゃん達と気が合わないとか?」

    梓「ううん。サボってばっかいるけど、先輩達と過ごすのは楽しいし、演奏するのも好きだよ」

    憂「じゃあ、どうして?…って私聞きすぎだね。ごめん梓ちゃん」

    梓「謝らないで、憂。憂が私の事気にしてくれてるのは凄く嬉しいから。…でも」

    憂「でも?」

    梓「まだ憂には話せない。自分の気持ちもちゃんと整理がついていないから」

    憂「でも、あんまりため込まないでね梓ちゃん」

    梓「ありがとう、憂」

    憂「ちゃんと気持ちが落ち着くまで、お姉ちゃん達にはお休みするって伝えようか?」

    梓「そうしてくれると助かる。本当は自分で言わなきゃならないんだけどね」

    憂「いいよ。協力出来ることはしてあげたいから」

    梓「……ごめんね、憂」

    憂「?いいよ?気にしないで!!」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 16:48:32.88 ID:IA4Uilh3O
    〜放課後〜


    律「やっぱり来ないなぁ、梓」

    紬「ちゃんと梓ちゃんの分もケーキ用意してあるのに」

    唯「あずにゃーん」

    澪「…なぁ、唯。本当に何も知らないのか?」

    唯「へっ?うん。憂に聞いてみたけどわからないって言ってたし…」

    澪「そうじゃなくて、唯自身でだ」

    律「おい、どうしたんだよ澪?何たってそんなに唯につっかかってるんだ?」

    唯「澪ちゃん、私本当に知らないよ?」

    紬「澪ちゃん、何か聞いたの?」

    澪「今日の和に、昨日梓が泣いてたって聞いてな」

    律「梓が泣いてた!?何で自分で出ていったのに泣くんだ?」

    澪「わからないけど…でもその時泣きながら唯の名前を呼んでいたらしい」

    唯「私の!?」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 16:57:17.50 ID:IA4Uilh3O
    紬「それで唯ちゃんを…」

    澪「あぁ。だから唯に知ってることを話して欲しくて」

    唯「ごめん…本当にわからなくて…」

    律「ゆいー、お前実は影で梓の事イジメてたなぁ?」

    唯「りっちゃん!!そんなこと無いよ。確かに、あずにゃんのケーキ食べちゃった事はあるけど…」

    律「それだ!!きっとその事で梓は唯に恨みを抱いてたんだ。食べ物の恨みは恐ろしいからな!!」

    澪「律!!」ゴンッ

    律「あだっ!!」

    澪「今ふざけている場合か!!まったく…」

    紬「まぁまぁ、澪ちゃん?りっちゃんは場の雰囲気を明るくしようとしてたのよ」

    律「むぎー!!やっぱりお前はわかってくれてたんだな!!大好きだむぎ!!」

    紬「あらあら、うふふ」

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 17:09:28.89 ID:IA4Uilh3O
    澪「オホンっ…まぁ律はいいとして、唯、本当にわからないんだな?」

    唯「ごめん澪ちゃん」

    澪「いや、謝らなくてもいい。普段の唯を見ていたらそんな事直ぐにわかるしな」

    律「そうそう。唯は意地悪なんて出来ないもんなー」

    紬「唯ちゃんは良い子ですからね」

    唯「みんな…そんなに私の事を思ってくれてたなんて…あ゛りがどう゛」グスッ

    律「うわっ!!唯、鼻水つけるな!!」

    唯「り゛っぢゃんー」

    律「おぉぉ!!こっちに来るなー!!」

    バタバタ

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 17:10:44.25 ID:IA4Uilh3O

    紬「りっちゃんと唯ちゃんったら」

    澪「まったくあの二人は…しかし、梓は本当にどうしたんだろうな」

    紬「手がかりは軽音部を辞めたいって事と、辞めたいって飛び出した後泣いてたって事だけよね」

    澪「後は、唯の名前を呼んでいた事だな…しかし唯に非があるとは思えないし…」

    紬「唯ちゃんの名前ねぇ…もしかしたら…?」

    澪「どうしたむぎ?何か気付いたか?」

    紬「ううん。ちょっとね…気になることが」

    澪「?」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 17:21:03.11 ID:IA4Uilh3O
    律「よし、今日のところは帰るとしますか」

    澪「そうだな。今日も大した進展は無かったな」

    紬「まぁ、昨日の今日ですし」

    唯「私あずにゃんに嫌われてないといいな…」

    律「何湿気た面してんだよ!!大丈夫だって。梓も落ち着けば帰って来るさ」

    澪「一応今日の様子も憂ちゃんに聞いてみたらどうだ?何か別の事もわかるかもしれないしさ」

    唯「うん。そうするよ」

    紬「唯ちゃん元気出して?明日はとびきり美味しいお菓子を持ってくるから」

    唯「むぎちゃん大好き!!」ギュム

    律「お前は本当、現金な奴だな」

    澪「お前も言えたこっちゃないだろ」

    紬「あらあら」

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 17:35:51.20 ID:IA4Uilh3O
    〜平沢家〜


    唯「ただいまー憂」

    憂「お帰り、お姉ちゃん」

    唯「ういー、今日のあずにゃんどうだった?元気だった?」

    憂「ちょっと元気無かったけど、普通だったよ。でも、梓ちゃんも悩んでるみたい」

    唯「そっかぁ…ういー、私あずにゃんに嫌われてるかもしれない」

    憂「えぇ!?お姉ちゃんそんなこと無いよ!!」

    唯「憂、慰めなくても大丈夫さ…」

    憂「だって今日梓ちゃん言ってたよ?軽音部の先輩達はみんな好きだって」

    唯「嘘だぁ」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 17:36:47.97 ID:IA4Uilh3O

    憂「本当だって!!ちょっと気になるところもあるけど、お姉ちゃんの事は好きだって言ってたもん」

    唯「本当?本当に本当?」

    憂「うん。それに梓ちゃんが悩んでるのは自分の気持ちに整理がついていないからだって、だからお姉ちゃん達のせいじゃないって」

    唯「そっかぁ〜…良かった〜。あずにゃんに嫌われたわけじゃないんだね」

    憂「うん!!あ、それで気持ちに整理がつくまで部活はお休みしますって、梓ちゃんから」

    唯「うんうん。わかったよ。そういう事なら合点承知ノ助さ!!」

    憂「でも梓ちゃん、相当悩んでるみたいだったから、お姉ちゃんに話がいったときはちゃんと聞いてあげてね」

    唯「うん。早くあずにゃん帰って来るといいなぁ」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 17:46:22.67 ID:IA4Uilh3O
    〜翌日〜


    律「おいーっす、皆の衆」

    唯「りっちゃん、おいーっす!!」

    律「おぉ!?今日は元気だな?さては何かあったな?話せ話すんだ唯隊員!!」

    唯「りっちゃん隊長ギブギブギブ!!あ、おはよーむぎちゃん」

    紬「おはよう唯ちゃん。今日は元気そうね」

    律「そうなんだよむぎ。コイツなかなか口を割らなくてさ」

    唯「あぁ、もぅ、部活の時に言うから。それまで待っててよりっちゃん」

    律「待てん!!さぁ、今話すのだ」

    紬「まぁまぁりっちゃん?唯ちゃんはみんな揃った時に言いたいんじゃないの?」

    唯「流石むぎちゃん!!だからりっちゃん、部活まで待っててよ」

    律「ちぇー」

    紬「さてと、授業の準備しましょうね?二人とも数学の課題はやってきた?」

    唯律「写させて下さい」ペコリ

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 17:54:09.37 ID:IA4Uilh3O
    〜放課後〜


    唯「…でね、あずにゃん私達の事は嫌いじゃないって。むしろ好きだって」

    澪「そうか」

    唯「それで、気持ちが落ち着くまでお休みさせて欲しいって言ってたらしいよ」

    律「おぉ、じゃあ完全に辞める気じゃ無かったんだな。良かった良かった」

    紬「じゃあまた、梓ちゃんと一緒に演奏出来るかも知れないのね?」

    唯「うん!!あずにゃん早く帰ってこないかな〜」

    澪「根本的な解決にはなっていないが…まぁいいだろう」

    律「そう言って、実は梓の辞める原因が自分じゃなくてホッとしてんだろ?」

    澪「律!!」ベシンッ

    律「あだっ!!…っ澪!!最近手が出るの早いぞ!!」

    澪「律が悪いんだ律が!!」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:00:08.80 ID:IA4Uilh3O
    紬「まぁまぁ二人とも」

    唯「しっかりみんなであずにゃんを待とうよ」

    澪「そうだな」

    律「唯にしっかりとは言われたくないな」

    唯「りっちゃん隊長酷いですぞ!!」

    キャッキャッウフフ

    ガチャッ

    さわ子「あ゛ー、職員会議終わったぁ」

    唯「さわちゃん先生!!」

    さわ子「むぎちゃん、お茶お願い」

    紬「これから準備するので座ってて下さい」

    律「もぅ、さわちゃんの来ない間に大変だったんだからな!!」

    さわ子「あら、どうしたの?何かトラブルでも?」

    澪「梓が辞めるって言って飛び出して…」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:08:45.52 ID:IA4Uilh3O
    さわ子「あら、そう言えば猫ミミの似合う子が居ないわねぇ」

    澪「どういう覚え方ですか!?」

    律「とりあえず、私らが直接的な原因で無いことはわかったんだけどさ」

    唯「気持ちの整理がつくまでお休みするーってあずにゃんが」

    さわ子「ふぅーん…」

    紬「はい先生どうぞ」

    さわ子「ありがとうむぎちゃん。それであなた達はどうするの?」

    澪「とりあえずは梓が話してくるのを待とうかと…」

    さわ子「まぁ、妥当ね」

    律「さわちゃん、顧問として動かないのかよ?」

    さわ子「思春期には良くある突発的な悩みでしょ?私が顔突っ込んだって無駄無駄」

    澪(面倒臭いだけじゃないのか…?)

    さわ子「それに、こういう問題はバンドを組んでいれば偶に起こる事なのよ」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:16:50.16 ID:IA4Uilh3O
    唯「さわちゃん先生もこういう事あったの?」

    さわ子「えぇ。音楽性の違いからファッションの対立まで様々あったわ」

    律「あー、さわちゃんの変遷を考えれば解る気がする」

    さわ子「そのたびにくっついたり離れたりを繰り返して」

    澪「むしろ最後まで一緒だったひとが凄いな…」

    さわ子「だから良くある事だって、腹を括りなさい」

    紬「でも、梓ちゃんはそう言うのとはちょっと違う気がするんですよね」

    唯「私もそう思うなー」

    澪「確かに。音楽性の違いだったら梓はちゃんと意見を言うだろうし」

    律「それに、飛び出したあと泣きながら唯の名前呼んでたのがちょっと気にかかるな…」

    さわ子「泣きながら唯ちゃんの名前を呼んでいた…だと…?」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:25:21.07 ID:IA4Uilh3O
    律「急にどうしたのさ、さわちゃん」

    さわ子「そうなると話は別になりそうだわ」

    澪「あぁ、でも、唯の名前を呼んでたからって唯の事は嫌って無いみたいですよ」

    さわ子「何だか良くわからないわね。むぎちゃんもっとお茶とお菓子お願い」

    紬「はーい。良い子で待ってて下さいね」

    唯「やっぱり私のせいなのかな?」

    律「いや、大丈夫だぞ唯。きっと唯の名前が呼びやすかったから唯の名前を呼んでただけだって!!」

    さわ子「ん〜…でも何かしら唯ちゃんに関係してそうよね?」

    澪「例えば?」

    さわ子「例えば……やっぱりわからない。あなた達でしっかり解決しなさいね」

    律「あぁ!!投げたな!!」

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:34:37.75 ID:IA4Uilh3O
    紬「まぁまぁりっちゃん、さわ子先生は私達で解決する事が大事だって言いたいのよ」

    さわ子「そうよ。さすがむぎちゃん。今日のお菓子も美味しいわ」

    澪「しかしなぁ…検討がつかないと何をして良いのかわからないよ」

    律「そうだな。無理やり聞いたって、梓萎縮するかもしれないしな」

    唯「やっぱり、あずにゃんに一言謝った方が良いのかな?」

    さわ子「それは止めた方が良いんじゃない?」

    唯「どうして?」

    さわ子「何も解らずに突然謝られたら、馬鹿にされてるって思うかも知れないでしょ?それに…」

    律「それに?」

    さわ子「それにある一つの可能性だって考えられるもの。ねぇむぎちゃん?」

    紬「そうですねさわ子先生」

    律「二人とも何を隠しているんだ?」

    澪「むぎ、何かわかったのか?」

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:42:25.35 ID:IA4Uilh3O
    紬「可能性に過ぎないから、私の中に留めておくわ」

    唯「えぇ〜むぎちゃん気になるよぉ」

    律「言うんだむぎ!!」

    紬「内緒です。ね、さわ子先生?」

    さわ子「ね、むぎちゃん」

    唯「あぁ、二人だけズルいんだ」

    澪「そんなに言われると気になって仕方がないよ」

    紬「確実だと思ったら教えてあげるから」

    唯「絶対だからねむぎちゃん」

    さわ子「その前に梓ちゃんにも了承を取らなきゃね」

    律「何だよ〜もぅ」

    紬「さぁさぁ、余ってるお菓子を片づけちゃって下さいな」

    唯律「合点承知ノ助!!」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:49:25.35 ID:IA4Uilh3O
    澪「それじゃあ、今日のところはこれで終わりにするか」

    唯「ほーい」

    律「ほーい」

    さわ子「あぁ、美味しいお菓子で生き返ったわ」

    紬「今度はケーキにしようと思っているので来れるときに連絡を下さいね、先生」

    さわ子「ありがとうむぎちゃーん」

    唯律「ケーキ!!やっふー!!」

    澪「まったく、私達は軽音部なんだからな…もう」

    律「みんなで楽しくがモットー!!」

    紬「ふふふ。あ、私図書室に用事があるので、皆さん先に帰ってて下さいね」

    唯「りょうかーい」

    律「じゃあなむぎ」

    澪「また明日」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 18:58:57.11 ID:IA4Uilh3O
    さわ子「それじゃあ、途中まで一緒に行きましょうか?むぎちゃん」

    紬「はい。さわ子先生」

    さわ子「しかし、梓ちゃんがねぇ…退部とは大胆なことを」

    紬「それだけ梓ちゃんも悩んでいるんですよ。きっと」

    さわ子「むぎちゃん一人に任せちゃって大丈夫?やっぱり私も手伝いましょうか?」

    紬「大丈夫です。バンド内の事はバンド内でって言ったのは先生ですよ?」

    さわ子「そうだけど…」

    紬「多分、私が一番適役なんです。梓ちゃんの気持ちを理解出来るのは私だと思いますから」

    さわ子「偉いわね」

    紬「梓ちゃんに、大事なメンバーに苦しい思いはさせたくないんです」

    さわ子「でも、むぎちゃんも無理しないでね?」ナデナデ

    紬「はい。ありがとうございます。さわ子先生」

    さわ子「それじゃあ、むぎちゃんさようなら。また明日ね」

    紬「はい。また明日」

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 19:06:23.63 ID:IA4Uilh3O
    〜図書室〜


    紬「さぁて、頑張りましょうか」

    ガラガラガラ

    紬「こんにちは、失礼します。図書の返却に来ました」

    司書「琴吹さんこんにちは。これから本を選んでいく?」

    紬「えぇ。そのつもりです」

    司書「それじゃあ一時間ほど留守番しておいてもらって良いかしら?」

    紬「大丈夫ですよ。じっくり選べるので嬉しいです」

    司書「助かるわ。お願いね」

    ガラガラガラ

    紬「さてと、どこかしら…」

    紬「あの奥の机かしら?」

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 19:13:19.22 ID:IA4Uilh3O
    紬「あ、居た居た」

    紬「梓ちゃん?待たせちゃってごめんなさいね?」

    梓「……」

    紬「梓ちゃん?」

    梓「……zzz」

    紬「梓ちゃん疲れてたのね。可愛いわ」

    紬「でも、梓ちゃん起きて下さい梓ちゃん?」ユサユサ

    梓「……!!にゃっ!!」

    紬「遅くなってごめんなさい。疲れてたのに待たせてしまって」

    梓「あ、紬先輩でしたか。ビックリしたぁ…」

    紬「ごめんなさいね」

    梓「いえ、大丈夫です。それで、何の用ですか?退部の事でお説教ですか?」

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 19:22:06.70 ID:IA4Uilh3O
    紬「そんなに構えなくても大丈夫よ。今日は少し梓ちゃんにお話があって来てもらったの」

    梓「はぁ…それで、何でしょうか?」

    紬「うーんとね?もし違ってたらごめんなさいなんだけどね」

    梓「?」

    紬「梓ちゃんが部活を辞めたいって言ったのは、唯ちゃんが関係しているわよね?」

    梓「!?何でそれを!?」

    紬「とある情報筋からね」

    梓「だから何だって言うんですか!!」

    紬「落ち着いて、梓ちゃん。私は梓ちゃんの味方だから」

    梓「フーッフーッ!!」

    紬(本当に猫みたい)

    紬「それで、梓ちゃん。単刀直入に言うけど」

    紬「梓ちゃん、唯ちゃんの事が好きよね?」

    梓「!?」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 19:33:59.14 ID:IA4Uilh3O
    梓「そ、それは、唯先輩だけではなくて、律先輩だって澪先輩だって紬先輩だって好きですよ!!」

    紬「ありがとう、梓ちゃん。だけど、梓ちゃんは唯ちゃんだけは特別よね?」

    梓「それは…」

    紬「likeじゃなくてloveの方よね?」

    梓「だったら、だったらどうだって言うんですか!!気持ち悪いって言うんですか!!」

    紬「だから落ち着いて、梓ちゃん。私は梓ちゃんの味方よ?」

    紬「梓ちゃんが背中を押して貰えない恋に苦しんでいるんじゃ無いかって思ったの」

    梓「……」

    紬「こんな思いを持ってる自分を気持ち悪い何て思ったり、もし知られたら嫌われるかもって苦しんでない?」

    梓「私は…私は…」

    紬「持ってはいけない感情を持ってしまったと悲しんでない?」

    梓「…同情はいらないですよ。私の気持ちなんてわからないくせに…」

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 19:42:25.36 ID:IA4Uilh3O
    紬「確かに私は梓ちゃんでは無いから、梓ちゃんの気持ち何て想像するしかないわ」

    梓「……」

    紬「だけどね?梓ちゃん。私は梓ちゃんの気持ちは理解出来るのよ」

    梓「だから同情なんていらないですと…」

    紬「同情なんかじゃないわ。私も梓ちゃんと同じ道を通って来たのですもの」

    梓「…えっ?」

    紬「私も声を大にして言えない恋をしていたの」

    梓「紬先輩が…?」

    紬「えぇ、そうよ。世間一般では許されない恋で、誰にも言えず苦しかったわ」

    梓「先輩…」

    紬「何でもっと、普通な人に恋をしなかったのか?普通の恋が出来ない自分は欠陥品じゃないのか?って悩んだわ」

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 19:52:24.58 ID:IA4Uilh3O
    紬「悩んでも、誰にも相談出来ずに苦しくて」

    紬「友達に気持ち悪いって罵られるのが怖くてたまらなくて」

    紬「自分は何て最低なんだろうって思ったわ」

    紬「諦めよう、諦めようとしてもその人への気持ちは大きくなるばかりで」

    紬「いっそ、遠くに離れちゃおうって思ったの」

    梓「!!」

    紬「でも離れることは出来なくて」

    紬「もう、見てるだけで、同じ空間に居れるだけで良いってそう思うようになったの」

    梓「…先輩はそれで、それで満足出来たんですか?」

    紬「その後は内緒♪」

    梓「!?」

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:01:03.35 ID:IA4Uilh3O
    紬「つまり、私が言いたいことはね」

    紬「梓ちゃん、あなたの恋は確かに背中を押されるものではないし」

    紬「むしろ、指をさされて避けられるものかもしれない」

    紬「だけどね、その思いは正しいものなのよ?」

    梓「…正しいもの」

    紬「そう。決して人に笑われていいものでもないし、蔑むべきものでもない」

    紬「梓ちゃんが唯ちゃんに抱く気持ちは、稀なものかもしれないけれど、ごくごく自然なものよ」

    紬「だから自分を気持ち悪いとは思わないで」

    紬「自分をおかしいとは思わないで」

    紬「あなたは素敵な恋をしているのだから」

    梓「…先輩…」グシュ

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:09:11.14 ID:IA4Uilh3O
    梓「せんぱぁぁい!!うわぁぁぁん!!」グスグス

    紬「凄く悩んだのよね?凄く苦しんだのよね?」

    紬「もう大丈夫。私が相談にのってあげるし、話を聞いてあげるわ」

    紬「だからこれからのことは一人で考えずに一緒に考えましょう?」ギュム

    梓「はい」ギュム

    紬「梓ちゃん?」

    梓「?」

    紬「いいこいいこ」ナデナデ

    梓「…うわぁぁぁん!!」

    紬「いいこいいこ」ナデナデ

    梓「うわぁぁぁぁぁん!!」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:13:30.45 ID:MDbnphuKO
    ここで挿入歌

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96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:20:09.11 ID:IA4Uilh3O
    梓「…ヒック…ヒック」

    紬「落ち着いた?梓ちゃん」

    梓「はい…ヒック…ごめんなさい…」

    紬「どうして?」

    梓「先輩は私の事を助けに来てくれたのに…ヒック…私は酷い態度をとってしまいました」

    紬「気にしなくて良いのよ?仕方のない事だもの」

    梓「でも、先輩は私を信じて自分の気持ちをさらけ出してくれました」グスグス

    梓「先輩はそこまでしてくれたのに私は可愛くない態度で…」

    紬「そんなこと気にしちゃいけません!!それよりも梓ちゃん?」

    梓「?」

    紬「梓ちゃんは軽音部に戻ってくれる?」

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:29:30.63 ID:IA4Uilh3O
    梓「……悩んでいます」

    紬「うん?」

    梓「唯先輩の側にいて唯先輩と一緒に演奏したいですし、一緒にお茶もしたいです」

    紬「はい」

    梓「だけど、唯先輩の側にいて苦しくなるのが悲しくて」

    梓「いつか唯先輩に自分の思いを押し付けて困らせてしまうのが怖いんです」

    紬「そうね。私達の恋は決してそれ以外の人に押し付けて良いものではないからね」

    梓「でも、外から見てるだけで満足出来るのかも心配なんです」

    梓「唯先輩を恋人として欲しくなってしまったらどうしようって」

    梓「唯先輩に嫌われるのは嫌なんです…」

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:38:57.33 ID:IA4Uilh3O
    紬「唯ちゃんは決して梓ちゃんを嫌うような子では無いけど、怖いわよね」

    梓「はい…」

    紬「でも、ここから先は梓ちゃん本人が決めないといけないわ」

    梓「先輩!?」

    紬「もちろん、話も聞くし梓ちゃんを突き放す訳じゃないの」

    紬「ただ、私の出来ることはそこまでで、後は梓ちゃんの意志にそって動かなくちゃいけないわ」

    梓「…はい」

    紬「せっかく梓ちゃんの素敵な恋なんだから、梓が思う通りに進まないと」

    梓「わかりました…でも、相談にはのって下さいね」

    紬「さっきも言ったとおり、もちろんのらせてもらうわ」

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:46:45.10 ID:IA4Uilh3O
    梓「それから…戻れたら軽音部には戻りたいです」

    梓「でも、どうなるかは自分でもわからないのでもうちょっと待ってて欲しいです」

    紬「わかったわ。何かあったらいつでも言ってね」

    梓「はい!!」

    紬「ちなみに言うと、唯ちゃんは梓ちゃんのことを待ってるわよ」

    梓「ほほ本当ですか!?」

    紬「えぇ。だから、いつでも帰ってらっしゃい」

    梓「はい、先輩」グスッ

    紬「ほらほら泣いちゃダメよ?そうだ、これから美味しいケーキのあるカフェに行きましょう?ね?」

    梓「…はい」

    紬「そこで唯ちゃんのどこを好きになったのか、いっぱい聞かせてね?」

    梓「先輩…はい///」

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:56:18.61 ID:IA4Uilh3O
    〜数日後〜


    律「むぎ〜紅茶おかわり!!」

    唯「むぎちゃん私も!!」

    紬「はいはい」

    澪「お前ら少しは遠慮と言うものを覚えろ!!」

    律「とかいって、澪だっておかわり欲しいくせに」

    澪「う、うるさい!!」ゴツン

    律「あだっ!!なんだよ澪!!理不尽だ!!」

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:57:12.81 ID:IA4Uilh3O
    紬「みんなの分はちゃんとありますから、良い子にしてないとあげませんよ?」

    律澪「ごめんなさい」

    紬「さわ子先生はいかがです?」

    さわ子「紅茶もお菓子もお願いするわ」

    紬「はい」

    唯「さわちゃん先生だけずるーい。むぎちゃん私もお菓子!!」

    紬「はいはい」





    ギィ-ッ


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 20:58:23.48 ID:3i0vMfvz0
   


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:05:02.42 ID:IA4Uilh3O
    梓「あ、あのぉ…」

    唯律澪「!!!!」

    梓「お、お久しぶりです…」

    澪「梓!!!」

    律「どこ行ってたんだよもぅ!!」

    唯「あずにゃーん!!」ダキッ

    梓「キャッ…」

    紬「皆さん落ち着いて?まずは梓ちゃんの話を聞いてあげて」

    梓「ありがとうございます紬先輩」

    梓「えぇっと、この間は急に退部するなんて言って飛び出してしまい、すみませんでした」

    律「ビックリしたんだからな!!」

    梓「はい、すみません。それで、色々考えまして、やっぱり私は軽音部に居たいです」

    梓「我が儘ばっかり言っているのはわかってます。でも、どうかまた私を軽音部にいれて下さい」

    梓「お願いします!!」ペコリ

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:11:54.36 ID:IA4Uilh3O
    律「そりゃあなぁ…」

    澪「あぁ、私たちの気持ちは決まっている」

    唯「あずにゃん、お帰り!!寂しかったよぉ」

    梓「いいんですか…?」

    律「良いも何も、梓は私らのバンドのメンバーだからな」

    澪「唯のギターだけじゃ心許なくてな。お帰り梓」

    梓「あ、ありがとうございます…」グスッ

    律「おぉ!!梓が泣いてるぞ!!梓が泣いてるぞ!!」

    澪「茶化すな!!」ゴツン

    律「あだっ!!」

    紬「もう、りっちゃんったら」

    唯「あはははは」

    梓「あぁ、私の軽音部だ…」

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:19:08.36 ID:IA4Uilh3O
    澪「それにしても、一体どうしてたんだ梓?」

    唯「私も気になるなぁ」

    梓「あぅ…えぇっとですね…」

    さわ子「あんまり深く聞いてあげたら可哀想よ。思春期なんだから」

    律「そうか、梓思春期かぁ」

    唯「ごめんねあずにゃん、思春期に気付いてあげられなくて」

    梓「えぇっ!?」

    さわ子「梓ちゃんは思春期特有の悩みで悩んでたって事でいいじゃない?ね?」

    紬「ね?」

    梓「あ…はい!!ありがとうございます」

    唯「あずにゃんこっちおいで!!今日のお菓子も美味しいよ!!」

    律「さて、ティータイムの仕切直しといきましょうか?」

    澪「そうだな。梓、こっちおいで」

    梓「…はい!!」

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:28:21.60 ID:IA4Uilh3O
    唯「それでさぁ、りっちゃんったらさぁ」

    律「何を!?唯それを澪に話すんじゃない!!」

    澪「何の話だ?律」

    律「逃げるぞ唯!!」

    唯「がってん!!りっちゃん隊長!!」

    澪「あ、こら、待て!!」

    バタバタキャッキャッ

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:29:11.19 ID:IA4Uilh3O

    紬「それで、梓ちゃんの気持ちは決まったの?」

    梓「軽音部には帰って来ましたが、まだ、ちゃんとは決まって無いです」

    梓「でも、やっぱり側に居たいんです。唯先輩のそばで過ごしたいんです」

    紬「そう」

    梓「まだその後の事は考えていないんですけどね…」

    さわ子「まぁ、それでもいいんじゃない?そういう答えも有りよ」

    梓「そうですか…って先生!!」

    紬「大丈夫よ。先生は大方知っているから」

    さわ子「大丈夫よ」

    梓「…はぁ…」

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:44:10.49 ID:IA4Uilh3O
    さわ子「でも側に居るとなると、苦しくなる時がくるんじゃない?」

    梓「多分大丈夫じゃないと思います…そんなに甘いものじゃないこともわかってますし…」

    梓「だけど、それでも私は唯先輩の側にいて、唯先輩の見ている世界を一緒にみたいんです!!」

    紬「素敵ね」

    さわ子「若いわねぇ」

    梓「唯先輩と上手くいくことなんて限りなくゼロに近いとわかってます」

    梓「だけど、私は、紬先輩が言ってくれた私の素敵な恋を誇れるように」

    梓「後悔しないように、頑張りたいんです!!」

    さわ子「そう。安易に応援出来ないけれど、見守ってるわ」

    紬「梓ちゃん…」ギュム

    梓「紬先輩…」

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:45:17.60 ID:IA4Uilh3O

    紬「梓ちゃん…自分でちゃんと選んだのね。いいこいいこ」ナデナデ

    梓「先輩…ありがとうございます」ギュム


    唯「あー!!むぎちゃんが私より早くあずにゃんにいいこいいこしてる!!」

    梓「唯先輩!!」

    唯「もぅ、むぎちゃんったら」

    紬「ふふっ」

    唯「よしよし、あずにゃん、いいこいいこ」ナデナデ

    梓「唯先輩…///」

    唯「いいこいいこ」ナデナデ

    梓「…先輩?」

    唯「んん?」ナデナデ

    梓「大好きです」

    唯「私もだよ!!あずにゃん」

    終


122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 21:56:17.94 ID:YfXJKFyA0
    おっつー、面白かったよ!


126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/25(土) 22:16:44.17 ID:qYXJ7QMY0
    >>120
    面白かった!ムギちゃんはやっぱり最高です

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律「やっぱ軽音部は最高だぜ!」
澪「翼をください」
澪「律、ギャラの分配おかしくない?」
律「もしも体験してみたいぜ!」
澪「放課後ティータイムは解散します」

引用元
梓「軽音部を退部させていただきます。」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1248497380/
 

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