424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:49:41.83 ID:8ABDrsMQO
    ファイル03
    突破口


    やあ、みんな。俺のことを覚えていてくれてる人がいるだろうか。

    そう、ハンクだ。懐かしいな

    今お前は何をしてるんだって?

    ははっ……愚問だなぁ……


    ハンク「絶賛逃亡中に決まってるじゃないか」


    いくら走っても後ろから追いかけてくる怪物。
    もうどれくらい下水道を走ったろうか

    ハンク「しめた!左に扉が!」


    下水道から段差を登り扉に入り抑えつける

    ガタンッガタン

    扉が衝撃で揺れる。あっちから叩いているんだな見なくてもわかる

    ハンク「なんて損な役回りだ……」



最初から読む人はこちら
唯「バイハザ!」【前編】

前の話から読む人はこちら
唯「バイハザ!」〜ラクーンシティ編〜【パート5】

バイハザ!の全作品はこちら



 
432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:55:14.48 ID:8ABDrsMQO
    途端に扉が揺れるのが止む


    ハンク「ん……?何だ?」

    ハンク扉を恐る恐る……


    ハンク「開けるわけねー!!このパターンは開けたら横にいて死ぬパターンだろ!知ってるんだからな騙されんぞ!」

    映画などでそれはみんなわかっていることだ。でもその物語のキャラは必ず開けてしまう。
    それはそう言う設定なんだと言ってしまえばおしまいだが実際その状況下におかれればわかる


    ハンク「ちょっとだけなら……」

    ハンクは少しだけ扉を開け覗き込む─────


433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 00:57:11.09 ID:w92cZrrG0
    覗いちゃらめえええええ


435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:02:12.02 ID:8ABDrsMQO
    「あら?どちら様かしら」

    怪物代わりに美女がいた。美女が怪物が入れ替わる……
    これが本当の美女と野獣


    ハンク「ってやかましいわ!」

    「(大丈夫かしらこの人……)」

    ハンク「さっき化物を見なかったか?」

    「居たわね。でも何発か撃ち込んだら何処かへ逃げて行ったわ」

    ハンク「俺のアサルトライフルが効いていたか!しかし助かったぜねーちゃん」

    エイダ「エイダ、エイダウォンよ」

    ハンク「ハンクだ。いやまだ生き残りがいるとはな。これは澪達に報告しないと」

    エイダ「澪……それって秋山澪のこと?」

    ハンク「おぉそうだ!知り合いか!」

    エイダ「ならレオン達も来てるってことね…ふふふ。」

    妖気に微笑むエイダ


437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:08:27.64 ID:8ABDrsMQO
    ハンク「しかし……」

    何という破壊力……。美人で更にチャイナドレスだと……?
    こいつ…………


    ハンク「(澪もチャイナドレス着てくれないかな…)」

    エイダ「あなたは…見たところUSSの隊員みたいだけど…」

    ハンク「USS?なんだそりゃ」

    エイダ「あなたのその装備よ。その対バイオテロ様のガスマスクはアンブレラのものじゃない」

    ハンク「アンブレラ…の?」

    澪が言っていた……この街をこんなにしたのはアンブレラだと

    律と言う女の子との亀裂が走ったのもアンブレラのせいだと

    俺がその隊員だと……?

    なら俺は……


    ハンク「はは……そ、そうなのか」

    エイダ「?」

    澪の達の敵、仇は……俺か


438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:13:48.70 ID:8ABDrsMQO
    エイダ「そろそろ行くわ。私はここに用事があるから」

    ハンク「そうか…気を付けてな」

    もうそんなことしか言えないぐらいハンクは気を病んでいた。

    どんな顔をして戻ればいいんだ。記憶を失っているとは言え俺はアンブレラ…澪達の敵だ

    話さずこのまま騙し通すか…でももし俺が記憶を取り戻した時にこの記憶が消えてしまい澪達を……

    考えたくもなかった。


    ハンク「……」

    気づけばさっきの美女はいなくなっておりポツンと一人取り残されていた。

    ハンク「……戻るか」

    今はアンブレラのハンクではない。澪を守る男ハンクだ

    俺の記憶よ、頼むからここを脱出するまでは戻らないでくれよ

439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:22:00.32 ID:8ABDrsMQO
    ───────。
    とりあえず今の状況を確認、まとめ、これから行う目標を明確にするために第一回軽音部会議が開催されていた

    唯「異議あり!!本官の発言は矛盾しておりなんら物的証拠になりえません!」ビシッ

    律「バーロー、これが何よりの証拠だ!」

    唯「そ、それは私の作ったクマのキーホルダー!」

    律「君の犯行は明確だよ唯君。犯行現場にこれが落ちていたのが何よりの証拠!」

    唯「私がやりました……」

    律「カツ丼……食うか?」

    唯「りっちゃん警部……」

    澪「そろそろ真面目に話合おうよ」

    和「全くね。久しぶりに再会したから黙ってあげてたけど」

    梓「何か昔の軽音部みたいですね(むぎ先輩はいないけど…)」

    唯「ごめんごめん//」

    律「いや〜唯といるとついつい話がネタに走っちゃって//」

442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:26:55.42 ID:MaiUhIrnO
    律戻るの早すぎだろjk


444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:29:25.59 ID:8ABDrsMQO
    和「見てられないわね。これからの進行は元生徒会の私がします。異議は?」

    一同「ないです…」

    和「ならまずは状況ね。私達がここへ来てからだいぶ時間は立つけど特に街に変化なし。ミサイル攻撃何かは行われてないわね。そしてかなり探してみても生存者はいない…と」

    唯「(ボウガンのおじちゃん…(名はロバート・ケンド))」

    澪「(ベンも死んでしまったし…そう言えばハンク遅いな…)」

    梓「(レオンさん…)」
    和「と言うことで私達は脱出します。異議は?」

    澪と律が手を上げた。


    律「それはまだ…出来ない」

    澪「私も。ベンさんとの約束があるから」

446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:36:48.10 ID:8ABDrsMQO
    和「じゃあ律から、発言して」

    綺麗に一列で体操座りしている中、律が静かに話し出した。

    律「知っている人もいるかもしれないけど…実は私、唯、澪の家族は生きているんだ」

    唯「!?」

    澪「!?(私の家族も…)」

    律「ことの発端は二年前、アンブレラから手紙が来たんだ。その家族を助ける代わりに唯、澪以外のバイオハザードに関わった人を殺せ…だなんて無理な要求を突きつけてきた」

    唯「…………」

    律「私はレオンに説得されて打倒アンブレラを誓った。それからまた数ヶ月して手紙が来たんだ。それらが飲めないから代わりに…Gウイルスと言うウイルスを入手すれば家族を解放すると…そう書いてた」

    澪「Gウイルス…」

451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:45:10.16 ID:8ABDrsMQO
    律「それからと言うものGウイルスの情報を集めつつバイオハザードを未然に予測し叩いたりしていた。そしてこの間、また手紙が来た。約束の時は来たと……。
    それと同時にラクーンシティの警察署でアンブレラの新ウイルス研究が進んでるって情報を入手して……」

    和「なるほどね…。つまり律はGウイルスの奪取が目的と。場所の目安はついてるの?」

    律「この先にある研究室に恐らくは……」

    和「わかったわ。他にも言いたいことがあると思うけど我慢してね。次は澪、発言して」

    澪は静かに頷き、喋り始めた


452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:52:58.86 ID:8ABDrsMQO
    澪「私はこの二年前、律みたいに直接は戦わなかったけど律を探しながらバイオハザードの現場に赴いて写真を撮り続けました。けど…惨劇の後を写す悪趣味なカメラマンと思われたのか反響はあまりなかったの…」

    律「澪……」

    澪「でも、ここに来てベンって人にあったの。その人もジャーナリストで、バイオテロで大切な人を失って……そして死んでしまった」

    律が少し項垂れる。自分が酷いことを言ったことを思い出しているのか。
    律がああなった原因が明確に何かはわかってないが今は間違いなく正常だとわかる。
    だからこそのこの態度の現れなのだ。それに気付いた澪は律の肩に手をポンと優しく置き微笑む。
    それだけで律は救われた気がした。


    澪「彼は一人の人物がこのバイオテロを企てたんじゃないかって疑ってた。この警察署の署長室、ブライアン・アイアンズ…」

453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 01:56:32.98 ID:8ABDrsMQO
    澪「だから私は彼に話を聞くためにさっき署長室へ向かっていたの。その時銃声が聞こえて…」

    律「ごめんなさい」

    澪「いいよ」ニコ

    唯「妬けるぅ」

    梓「ゆ、唯先輩!」

    梓が唯の肩をポンポンと叩く


    唯「なぁにあずにゃん?」

    梓「」ニコリ

    唯「あずにゃん健気でかわいいよぉ!」

    和「泣けるわね……」

454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:04:27.53 ID:8ABDrsMQO
    澪「それで私は…署長室に行きたい。」

    和「なるほどね…真意を確かめるってことか。つまり行動は…」

    1、署長室へ行く
    2、Gウイルスを探す
    3、脱出経路を確保する

    和「の三つになるわけね」

    唯「うんうん!」

    梓「でも一つ一つやると時間がかかりますね…」

    和「そうね、だから私は3つに班を分けることを推奨するわ」

    律「でも三つにわけちゃうと一人のやつが出るから危ないんじゃないか?3.2で分けて各々目標を果たしつつ脱出経路を探せば?」

    和「それもあるわね…。でもいつ何があるかわからないから脱出経路の確保は素早くやっときたい所なのよね。私の通信機もここへ降りた時に壊れちゃったみたいだし」

    「一人お忘れではありませんか!?お嬢さん方!」

457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:13:18.78 ID:8ABDrsMQO
    『ターンターンターンタタターンタタターンターンターンターンタタターンタタターン』

    全員の脳内にダースベイダー降臨曲が再生される。
    知っている澪、和、ちらっと見ていた律はそこまでは驚いていない。
    しかし唯、梓、特に梓の拒否反応は激しくフゥゥゥと怒った猫みたいに唸っている。


    澪「ハンク!無事だったんだな!」

    ハンク「当たり前だのクッキングパパさ澪!しかしなんだい?この森の小動物の集会は」

    ハンクにしては珍しくいい例えだなと澪は思った。


    澪「みんなに紹介するよ。ハンクだ。よくわからない格好をしてるけど記憶がないらしい。とりあえず生存者だからみんな撃たないでやってくれ」

    梓「怪しいです」

    唯「あはっ〜面白い人〜」

460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:23:29.82 ID:8ABDrsMQO
    今思えばハーレムではないか…!さっきの姉ちゃん眼鏡っ子かよ…!
    茶髪の子も良く見れば可愛いだぁ……

    天然っぽい子とツインテール……そしてヴィーナス澪
    ここは美女の博覧会か……


    ハンク「(ふふへ……)」

    澪「手出したらこれで空気口増やすから」

    イーグルをハンクの顎に突きつける。


    ハンク「ぜ、善処します(澪はニュータイプなのか……?)」

    和「さて、これで上手い具合にツーマンセルで組めるわけだけど。何かくじ引き何かで決める?それとも組みたい人の希望があるかしら?」

    体育の時間「は〜いじゃあみんな二人組になって〜」と体育の先生が良く言っていたのを思い出す言い方だった。
    和は教師にになればきっといい先生になるんじゃないか?そんなことをふとみんな思ったかもしれない。

    ハンク「はいはーい!自分は澪と(ry」

    澪「ふんっ!」

    澪がハンクの足を思い切り踏む


461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:30:40.15 ID:8ABDrsMQO
    澪「律、一緒に行こう」

    律「えっ…でも目的が…」

    和「そうね、Gウイルスを探す律が署長室へ行くと効率は悪くなるわね。自然に」

    1 Gウイルスの検索 律
    2 署長室へ 澪


    和「となるわね。」

    澪「そうだよね…」

    律「澪、大丈夫。また会えるさ」

    澪「うん…」

    唯「脱出経路は私が担当するよぉ。警察署に一番詳しいのは私だと思うから」

    和「そうね、お願いするわ」

    梓「はい!なら私は唯先輩と一緒に脱出経路を探します!」

    唯「あずにゃん…//」

    和「はいはいご馳走様。じゃあ脱出経路は唯、梓に任せるわ」

    唯梓「了解っ!」

462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:36:03.04 ID:8ABDrsMQO
    和「下に降りるほど危険そうだし私はGウイルスの検索を手伝おうかしら。(多分途中までは唯と一緒にいられるだろうしね)」

    澪「の、のどかぁ〜」

    いかにも来てほしそうな眼差しで和を見る澪。


    和「彼の扱いを一番よく知っているのは澪じゃない。適材適所よ」

    澪「う〜ん……まあいいか……」


    ハンク「」

    澪「と言うことでまたよろしくハンク」

    ハンク「」

    澪「ハンク?」

    ハンク「」

466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:40:56.21 ID:8ABDrsMQO
    ハンク「ヤダ」

    澪「えっ?」

    ハンク「俺は和の姉御と行く」

    和「それじゃ人数が合わなくなるでしょ?わがまま言わないでハンクさん」

    ハンク「だってさ…こんなのってねぇよ…さっきだって命張って二人の仲直りを演出したってのにさ……みんな俺のこと忘れてるし組決めになればこれだよ」

    唯「ハンちゃん……」

    ハンク「お前らにいらないものを決めるじゃんけんに残された俺の気持ちがわかるか!?どうせお前らは取り合いのじゃんけんで抜けていくタイプだろ!?」

    言っていることは情けないが、何度か経験したことがある人にならわかるだろうこの境遇

467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:42:36.72 ID:MaiUhIrnO
    ハンク落ち着けwwwwwwwwwwww


470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:47:23.31 ID:8ABDrsMQO
    澪「確かに言い方が悪かった…ごめん。こんな見ず知らずの私の為に命を賭けてくれた人を邪険にするなんて…私は最低だ」

    律「まあまあ、拗ねるなよ〜ハンク〜。澪も反省してるじゃん」

    唯「そうだよハンちゃん!りっちゃんと別々になる今澪ちゃんを守れるのはハンちゃんだけだよ!」

    梓「不潔ですっ……けど、澪先輩をよろしくお願いします」

    和「私からも頼むわハンクさん。澪を、よろしくお願いします」

    ハンク「みんな……」

    全世界のハンクコールが聞こえてくるようだ!

    ハーンーク!ハーンーク!ハーンーク!ハーンーク!ハーーーム

    おい今ってハム言ったやつ誰だ


471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:55:20.94 ID:8ABDrsMQO
    ハンク「やはり澪フラグ一本で行けってことか神様。了解しました。この死神ハンク、命に変えても澪を守ると誓おう」

    これでチームは決まった。

    1 Gウイルス奪取チーム 律&和
    2 署長室チーム 澪&ハンク
    3 脱出経路確保チーム 唯&梓

    署長室チーム(チーム死神)の澪&ハンクチームはここでお別れだ。元来た道をまた戻り署長室へ

    Gウイルス(Gチーム)奪取チーム律&和はこの扉の向こうへ、同じく脱出経路確保(うんたんは世界を救うチーム)チーム唯&梓もしばらくはGチームと共に行動することとなった。( )はそのチーム内で決めた名称


473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 02:55:30.64 ID:qAOuF4JdO
    ハンクいいキャラしすぎw


474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:00:54.40 ID:8ABDrsMQO
    唯「確か地下に街の外と繋がる電車があるらしいの。外の物質をそこから運んだりするときに使ってたんだって〜」

    梓「それで脱出するわけですね!」

    律「なるほどな。研究室も確かその辺りだから途中までは賑やかになりそうだな」

    和「そうね」

    澪「うぅ……高校二年のクラス分け思い出した…。でもあの時は和がいたから……」

    ハンク「新入生のハンクっていいます!隣の席だね、よろしくおごっ」

    澪がハンクの顎を拳で跳ね上げる


    澪「宜しく」

    ハンク「(このギャップ……たまらん!)」

477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:12:44.77 ID:8ABDrsMQO
    Gチーム、うんた(ry長いのでうんたんチームが最後のプラグを嵌める。

    すると施錠されていた。分厚いドアのロックは解除された。


    律「また会おう、澪」

    澪「うん!みんなも気を付けて」

    唯「オーケイ!」

    梓「澪先輩もお気をつけて。特にその隣の人に」

    和「下で待ってるわ、澪」

    束の間の休息を経て、またこのバイオハザードの悪夢が始まるのだった。
    この悪夢には、軽音部が集まった、何てことは些細なことに過ぎないと言うことを……思い知らされることになるだろう。

    ビショップ、賢者となりて
    ルーク、往々と
    ナイト、勇敢に戦い
    キング、叡智を

    その扉を潜るものに栄光あらんことを

    建設者フランク・ロイド・ライト


476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:06:10.41 ID:fO2XoW5R0
    このハンクは間違いなく豆腐で出来てるに違いないww


481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 03:18:43.97 ID:8ABDrsMQO
    >>476
    豆腐はさすがにメインで出せないので色々試行錯誤した結果合体したというwww


    ちなみにフランクさんは本当にラクーンシティの建設者ではないのであしからず
    アメリカの有名な建設者さんです

    一応色々と調べて見たんですが載ってなくて……RPD建設者知っている人いたら教えてほしいです


544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:04:30.09 ID:8ABDrsMQO
    チーム死神─────


    下水道を渡り犬舎を出てRPD勤め所通路を行き勤め所を横切りエントランスホールから階段で二階に上がり……と言う長々しい道を戻っていた最中だった。


    ハンク「なあみーちゃん。ちょっと聞きたいねんけど」

    澪「その呼び方……もういいや。何?」

    ハンク「こんな状態で署長生きてんのやろか?とっくにゾンビになってしもうとんやない?」

    澪「それなら署長は白だったってことであっちと合流するよ。まあ例え死んでたりゾンビになってても署長室にGウイルスのデータ何かもあるかもしれないし」

547 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:09:54.86 ID:8ABDrsMQO
    ハンク「さすがみーちゃん!幾重にも作戦張り巡らしてんなぁ!この状況下でそこまで冷静な判断出来る人はそうはおらんで」

    澪「そ、そうかな?//」

    ストレートに誉められたので少し照れながら頭を掻く。


    澪「……ハンク、これから色々あると思う。けど…私についてきてくれるか?」

    ハンク「……澪、言わなきゃならないことと言わなくてもいいことがある」

    ハンクはポンと澪の肩を叩きハンクが澪の前に立つ。

    ハンク「この街を出るまで俺はこうして君の前を守り続けよう。何も言われなくともな」

    澪「ハンク……」

550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:14:13.11 ID:8ABDrsMQO
    署長室─────


    細い一本の廊下の先の扉を開ける。部屋の中には目の前に質の良さそうな机、それに似合った黒い座り心地の良さそうな椅子、その後ろに高そうな絵も飾られており如何にも金持ちが好みそうな部屋になっていた。
    机の上には大きなワシの剥製が飾られており人目でその趣味を垣間見える。


    澪「……いないな。」

    そんな広い部屋ではないのでいないことはすぐわかった。
    しかし左側手にはもう一つドアがある。


    澪「行ってみよう」

    ハンクも何も言わずに辺りを警戒しながら澪に続いた。ハンクも空気は読めるようだ


553 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:20:39.46 ID:8ABDrsMQO
    薄暗くお世辞にも広いとは言えない通路が奥へ続いている。少し行ったところには大きな虎の剥製があるがこの薄暗い中ではただただ不気味だ。

    澪「奥は…暗いな、注意して行こう」

    ハンク「あぁ」

    更に奥に進むと暗くてよくわからないが硝子のショーケースに色々な剥製が入っている部屋に出た。

    ベンの言う通りかなりの悪趣味らしい。


    ガタンッ─────

    不意に音が響く、更に奥の部屋からだ


    澪「署長かな…?」

    ハンク「ゾンビかもしれんぞ」

    澪「確かに…。声をかけてみようか」

    反応があればゾンビじゃない、なければ…


555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:25:36.33 ID:8ABDrsMQO
    「……誰?」

    澪「(女の子の声!?署長じゃない……)あ、あの、そっちに行ってもいいかな?」

    「ゾンビ……じゃないよね?」

    澪「ゾンビは喋らないでしょう?」

    「う、うん…わかった。来てもいいよ」

    澪「大丈夫、怖くないから」

    ハンク「ううううぅぅぅ〜」

    「やっぱりゾンビだ!!!怖いっ……パパ…ママ…」

    澪「やめんかアホ!」
    澪の右ローキックがハンクの左足にクリーンヒットする

    ハンク「あべしっ…」

    前言撤回、やはり空気も読めなかった。

    ハンク「和まそうと思って…」

    澪「和むか!」

556 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:30:54.10 ID:8ABDrsMQO
    優しくもう一度聞いてみる


    澪「ごめんね、大丈夫だから……そっちに行ってもいい?」

    「……うん!何か面白そうな人達だからいいよっ」

    ハンク「ほら!澪はアメリカンジョークがわかってないね〜」

    澪「ハンク一人なら余裕でゾンビ扱いじゃないか…まあいいか」

    暗闇をかき分けながら進む。


    ハンク「電気電気…あった!」

    パチリと音がした後辺りの暗闇がはらわれる。

    小さな部屋の一番奥に、彼女はいた。
    歳は10〜12歳ほどか、髪は綺麗なブロンドで白いジャケット、下は紺のスカートと言う清楚な格好だ。胸にさげているペンダントを大事そうに持っている

557 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:36:38.24 ID:8ABDrsMQO
    澪「(こんな幼い子がなんで……)あなたのお名前は?」

    少し屈み目線を合わせながら話す

    ハンク「(澪かわえぇ…)」

    シェリー「シェリー…シェリー・バーキン」

    澪「シェリー、いい名前ね。お父さんとお母さんは?どうしてあなたはここに?」

    シェリー「お父さんは知らない…お母さんがここに行けば安心だからって…」

    澪は律を襲っていた怪物を思い出す


    澪「……(確かに外よりはゾンビの数は少ない…けど他にもあんな怪物がいるのにこんな場所に一人で来させるなんて…)」

    シェリー「お母さんもどこにいるのかわからなくなっちゃって…」

559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:41:57.54 ID:8ABDrsMQO
    ハンク「ひでぇ親もいたもんだ」

    シェリー「ダース…ベイダー?」

    ハンク「残念ながらライトセーバーはないけどな」

    澪「シェリー、あなたはこれからどうしたい?」

    シェリー「えっ…?」

    澪「私達と一緒に両親を探さないか?」

    シェリー「でも…怖い…」

    澪「お姉ちゃんが絶対守るから大丈夫!」

    シェリー「本当に?」

    澪「約束するよ」

    澪は小指を立てた手をシェリーの前に出す

    シェリー「な、なに?」
    澪「約束する時はこうして小指と小指を絡ませながら…嘘ついたら針千本のーます、指きったってやるんだよ」
    シェリーの手を持ちながら説明する澪。まるでシェリーを妹のような眼差しで見ている


561 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 18:46:31.02 ID:8ABDrsMQO
    シェリー「約束げんまん……」

    澪「そう。約束」

    シェリーは少し悩んだ後に、首を縦に降った。

    澪「じゃあ行こうかシェリー。お母さんとお父さんを探しに」

    シェリー「うん!えっと…お姉ちゃんは…」

    澪「私は秋山澪。澪でいいよ。こっちはハンク。ダースベイダーでいいよ」

    ハンク「それ押すねぇ澪っちwww」

    シェリー「澪お姉ちゃんにハンクさん、よろしく!」

    死神チームは新たにシェリーが増え三人となった。

    とりあえずここにいても埒があかないので部屋を出ることにした三人

590 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:11:45.75 ID:8ABDrsMQO
    ハンクが澪に近寄り小さな声で囁く


    ハンク「(しかしいいのか?この子の両親探してる暇があんのかよ?)」

    澪「(ないけど…このまま放ってはおけないだろ)」

    ハンク「(それはそうだが……)」

    シェリーは健気にハンクと澪の後ろをついてきている。

    ハンク「(確かに……放ってはおけないか。あっちのメンバーが見たりしてるかもしれないしな。まあ生きてればの話だが)」

    澪達が署長室へ戻って来た時だった。


    「なんだ?お前達は。勝手に私の部屋に入ってるとは無礼な奴らだな」

    澪「まさか…」

    RPD署長、ブライアン・アイアンズ


593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:15:04.41 ID:8ABDrsMQO
    中年太りしている男が偉そうに椅子に腰掛けながらこちらを見ている。

    ブライアン「で、何の用かね?こんな非常時に」

    澪「勝手に入ったのは謝ります。私は秋山澪って言うフリーのライターです。少しお話を聞かせてくれませんか?」

    ブライアン「ふん、意地汚いジャーナリストか。どうせこの街についてとかだろう?私だって知りたいさ」

    澪「じゃああなたはこの事件に関係ないと?」

    ブライアン「それはどう言う意味かね?心外だよそんな言われ方をするとは」

    澪「ベン、ベン・ベルトリッチと言う人物をご存知ですよね?」

596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:17:45.44 ID:8ABDrsMQO
    ブライアン「ふん…あのジャーナリストの恋人か何か?奴なら地下牢にぶちこんである。助けたいなら好きにしろ」

    澪「違います。ベンはもう死にました…。それでベンはこの事件の真相を暴くことを私に委ねたんです。ベンの資料であなたがアンブレラに関わっているのは知っています」

    ブライアン「……なるほどな。私が今回のこと馬鹿げた騒動を起こした張本人だと君は睨んでるのかお嬢さん?」

    澪「張本人、じゃなくとも荷担しているんじゃないか、と私は言いたいんです」

    ブライアン「くくく…なるほど、二流だ」

600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:24:20.73 ID:8ABDrsMQO
    澪「なっ」

    ブライアン「お嬢さん、私はね、この警察署が好きだ。ここの署長になるために何年も何年も苦労してようやくなった私がこんな全てを無に帰す事をして何の特になると言うのだ?」

    澪「それは…」

    ブライアン「さっきから憶測で物を語りすぎ何じゃないかね君は?人の残した資料を見ただけで人を犯人と断定するとは侮辱も甚だしい」

    澪「でも!ベンは…!」

    ブライアン「話がそれだけなら帰ってくれ。私は最後をこの警察署で迎えると決めている」

    これで大抵の人間は騙し仰せるだろう、だがこちらには神がいる

    死神と言う名の
    彼にとっては死臭をかぎ分けることなど造作もなかった


    ハンク「ククク……あんた嘘つきだね。ならその机の下に隠している死体はなんだ?」

604 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:30:23.13 ID:8ABDrsMQO
    ブライアン「くっ……」

    ハンクは机の下から少し見えていたヒールの踵を見逃さなかった

    ハンク「あんた剥製が好きみたいだな?あっちにもいっぱい飾ってあったよ。大方彼女を剥製にしたくて荷担したんじゃないのか?」

    ブライアン「何を!」

    ハンク「なら何故首を跳ねない?脳みそを潰さない?でなければ彼女はゾンビとなって襲ってくるだろうに。あんたは知ってるんだ、そうならないと。血を抜いて殺したんだろ?いくらウイルスでも死んだ人間は生き返らないからな。
    それに剥製にするには血を抜かないと腐っちまうからなぁ!」

    ブライアン「貴様ァ!」

    ブライアンは机の引き出しから拳銃を取り出す。澪と同じデザートイーグルだ


608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:35:58.75 ID:8ABDrsMQO
    ハンク「シェリー、下がってろ。」

    シェリーは頷くとハンクの後ろへ隠れた。


    ブライアン「バーキンの娘か、父親が化物になってこの警察署をさまよっていると言うのにのんきなもんだ」

    シェリー「えっ?」

    澪「どう言うこと!?」

    ブライアン「お前達も会ったかもしれんがあの化物はウィリアム・バーキン、そこのシェリー・バーキンの父親さ。奴は自分自身の研究していたGウイルスを自らの体に射ち込み化物になったのさ!」

    ハンク「てめぇ良くも娘の前でそんな事を!」

    ブライアン「何を言ってるんだ?良く見たら貴様USS隊員ではないか!ウィリアムをそうした張本人のお前達がよくもそんな事を言えたものだな!」

611 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:43:19.25 ID:8ABDrsMQO
    ハンク「なに……?」

    ブライアン「アンブレラの工作員、USSの隊員が知らないわけないだろう?お前達はウィリアムからGウイルスを奪うためにここに派遣されたのだから」

    何を言ってるんだこいつは


    ブライアン「そちらのお嬢さんは随分アンブレラを憎んでいるようだが…じゃあ何故こいつといるんだ?こいつは憎いアンブレラの工作員だと言うのに」

    澪「えっ……」

    やめろ……やめてくれ

    ブライアン「はっはっは!こいつは傑作だ!お互い何も知らないまま仲良くこんなところまで来るとはな!」

    偽りの仮面がついに、剥がれ落ちた


615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:50:28.04 ID:8ABDrsMQO
    澪「ハンク……本当なの?」

    ハンク「…………」

    澪「ねえ何か言ってよ!!」

    シェリー「お父さんが…あの化物…?」

    ブライアン「さて、そろそろお別れの時間だ。楽しい茶番をありがとう諸君」

    銃を構えるブライアン。


    ブライアン「冥土の土産に教えてやろう。この事件には私は直接関係していない。これは本当だ。アンブレラと結託しているのは本当だがあくまで場所を提供しただけに過ぎない。どこからウイルスが漏れたかは知らないが私も迷惑していたのだよこの珍事には」

    澪達の頭にはもうそんな言葉は届いていない


    ブライアン「さて、話は終わりだ。誰から死んでもらうとしよう」

    確か澪とか言ったな。彼女は美しいから私がたっぷり可愛がった後に剥製にしてやろう

    ふふふ、ははははは!


618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 22:58:19.10 ID:8ABDrsMQO
    Gチーム、うんたんチーム─────


    4人は下水処理場から奥へ進み、天井から下水が噴射されてる所で立ち止まっていた。


    唯「この下水道の地図によると研究室へ繋がる道はこの先だね」

    律「さすがに頭から被るのは…なあ?乙女としてのプライドってもんが許さないよなそれを」

    和「下水道をジャブジャブ進んでる時点でそんなプライドないけどね」

    梓「スカートが濡れて冷たいです……」

    唯「何かこれにオオカミのメダルとオオワシのメダルを入れると止まるらしいよ〜」

    律「メダルって言うとさっき仏さんが持ってたこれか?」

    律はポケットから出した銀のメダルを落とし口に入れる。

619 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:02:18.15 ID:Ic8WL5S3O
    なんかGチームがゴキブリチームにしか見えなぁ


622 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:07:34.20 ID:8ABDrsMQO

    すると手前の噴射口から下水が止む。だがその先にもう一つ下水が噴射してる。


    律「なるほど、次にオオワシのメダルを入れれば下水は止まるわけだな」

    梓「それを探すより少し濡れるのを覚悟して突っ切った方が早くないですか?」

    和「それはおすすめ出来ないわね。この下水もかなりの汚染されている水な筈よ。触るぐらいならなんともないと思うけどこのまま突っ切ったら必ずびしょ濡れになる。当然頭なんかも……それが口に入り唾液と混じって飲んでしまったら……」

    梓「そ、そうですね!メダル探しましょう」

    耐性がない梓にとってはとても怖いことだった


623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:09:36.04 ID:8ABDrsMQO
    和「じゃあせっかく二チームに別れてるんだから二手に別れましょ。私達はこの巨大なファンを通って下水管理室の方を探してみるわ」

    唯「じゃあ私達はあっちの青いハーブがたくさん生えてた所に行ってみるね」

    各々捜索を開始する。


    律「気を付けてな〜唯、梓」

    梓「はい」

    唯「りっちゃんもね〜」

    和「捜索時間は1時間ね。一時間経っても見つからないならおとなしくここへ戻るって来る、いいわね?時間は体感に任せるわ」

    梓「わかりました。」

    そうして二人と二人は別々の方向へ向かって歩き出した。


627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:23:56.70 ID:8ABDrsMQO
    Gチーム─────


    梯子を登り大きいファン内部をくぐる二人。


    律「くせぇ…それになんか出そうだな……」

    律は鼻を摘まんだまま話している。ファンの内部はあちこちが腐食しており異臭を放っている。


    和「我慢しなさい。こことあそこしか道がないんだから」

    律「あっち選んでてれば良かったじゃん…」

    和「そうね。(唯にそんなことさせられない…とか言ったら律は怒りそうね)」


    ファンの内部を進んで行く二人。


    カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ


631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:36:24.43 ID:8ABDrsMQO
    律「な、なぁ和。あそこ一帯……何か動いてないか?」

    和「き、気のせいよ。疲れてるのよ律」

    律「だ、だよなぁ……あんなデカい゛あれ゛……いないもんなぁ」
    カサカサカサカサカサカサカサカサ



    二人とも自然と早足になる

    律「上見るなよ絶対」

    和「えぇ死んでも見ないわ」

    しかし次の瞬間カサカサは、バサバサに変わるのだった。

    一匹律達の靴の大きさ大ほどもあるゴキブリが二人に向かって飛翔する。

    たまらず二人は走って向こう側の梯子を降りるのだった。

    ゴキブリに好かれている二人だった
    Gチームだけに


634 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:45:16.23 ID:V5WFaKOP0
    ゾンビは平気でもゴキブリはダメかw


635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:46:45.93 ID:8ABDrsMQO
    律「あのゴキブリ共絶対バルサンで燻してやる……」

    和「バルサンで死ぬのかが謎だけど……」

    下水道の管理室にたどり着いた二人は早々に目標の品を発見する。オオカミのメダルの様に死体が握りしめていた。ここの管理人だろうか、大事そうに手に持っている


    律「これってオオワシのメダルじゃないか?」

    和「そうみたいね。ゴキブリの中を駆け抜けた甲斐があったわね……」

    律「ごめんなさい…、私達は前に進まないとならないから」

    そう言い死体からメダルを取る律。

    どうやらゾンビ化はしてないようだ


638 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:56:16.73 ID:8ABDrsMQO
    律「さて、戻るか」

    和「物凄く気が重いけれどね……」

    律「こうバッと行けば大丈夫だよ!きっと……」

    和「そうね……」

    二人は足取り重くファンの前の梯子へついた時だった。


    律「あれ?ファン回ってるぞ」

    和「おかしいわね、さっき来た時は回ってなかったのに」

    律「ここに何か書いてるな、何々」

    1時間事にファンは回転します。点検の為にファン内部に入りたい場合バルブハンドルを差し込み、回し止めてください
    また、止めたファンを回したい場合は左へ、止めたい場合は右へバルブハンドルを回してください


640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/03(月) 23:59:43.33 ID:8ABDrsMQO
    和「と言うことは次にファンが止まるのは一時間後ってことね……。」

    律「それだと唯達かなり待たせちゃうな」

    和「バルブハンドルを探しましょう。ここに使うってことはそう遠くない所にある筈よ」

    律「了解」

    二人は管理室に戻りバルブハンドルを探す。


    和「ないわね……あの穴の形を見る限り結構大きいバルブハンドルだと思うんだけど」

    律「……和、私がこんなこと言うのも変だけど…肩……大丈夫か?」

    和「えぇ。もうそこまで痛みはないわ」

    律「そっか……。」

    和「律、ここへ来る前にも言ったけど…いいのよもう」

645 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:07:15.75 ID:4gB86bovO
    律「そう言ってくれるのは嬉しい…けどやっぱりその傷を見る度私は……」

    和「似合わないわね。あなたはみんなの為に笑ってあげて。私なんかの為なんかにそんな顔をしなくてもいいのよ」

    不意にこぼれてしまう本音

    律「そんな…自分を安く言うなよ!」

    ずっと抱えていた不安が止まらない


    和「…………。いいの、私も気づいてるから。あの中で一番どうでもいい存在は私なんだもの」
    みんながあなたを助けようと頑張ってるのが羨ましかった……

    律「そんな……ことない…」

    和「……、私は強いからって誰も頼れない。S.T.A.R.S.で、みんなを守る側だから…こんな顔を見せられない…。」


    律「なら、私を頼ればいい」

    和「律を…?」

647 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:09:58.71 ID:4gB86bovO
    律「その傷の償い…何て言ったらおこがましいけどさ。みんな誰かを頼って誰かに頼られて、そうやって成り立ってると思うんだ、私は。だから和が誰も頼れないなら私を頼ればいい」

    和「誰かを頼って…誰かに頼られて…」

    律「和は確かに凄いよ。その歳でもうSTARSの少佐で人望も厚い。けど…それが和を孤独にしていってるんだと思う」

    和「……。昔はね、ずっと唯だけが親友だったの。唯だけが私の理解者で……でもそんな唯にもあなた達みたいな良い友達が出来た。それ自体は凄く良いことだと思った。けれど……その度に私が薄れて行くのがわかったの。それがずっと…ずっと…辛かった」

648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:13:44.62 ID:4gB86bovO

    和「唯にはいいことだと思ってるの…大切な友達が出来ること…でも…心の中で素直に喜べない自分もいるのよ…」

    律「……高校二年の時、覚えてるか?澪だけ2年1組になってさ、和と同じクラスになったじゃん」

    和「そう言えばあったわねそんなこと。三年ではみんな一緒だったから忘れてたわ」

    律「その時さ…澪と仲良くしてる和に…ちょっと腹がたった。多分…嫉妬だったのかな。でも私と和ってそこまでの仲じゃなかったからさ…そのイライラを澪にぶつけてライブ前に喧嘩しちゃっておまけに風邪までひいちゃってさ」

650 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:20:08.31 ID:4gB86bovO
    和「律……」

    律「だから和の気持ち凄いわかるんだ。」

    和「律はどうしたの……?仲直りできたの?」

    律「簡単なことだよ。その澪と仲のいい友達とも仲良くなればいい。同じ友達になればいいんだ。和は大切な人に優先順位をつけてる、トップは唯だろ?」

    和「うん……」

    律「友達はみんな大切なんだ。確かに付き合い長いとちょっぴり贔屓しちゃうかもしれないけどな!澪なんてやっぱり私にベタベタだし」ニコ

    律「それじゃあ私の言ってること本末転倒か。まあ私が言いたいことはこういうこと」

    律は和を抱き締める


    律「私の、友達になってください」

653 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:24:28.66 ID:4gB86bovO
    和「なっ」

    律「一人にしてごめんな。和のことも澪と同じくらい私は大切に思ってるよ」

    和「ちょ、りりりりつ!///やめてよっ//」

    律「なんで?」

    和「私にはこういうのは似合わないから!」

    律「そうやってまた自分と相手に壁を作るんだ。和の悪い癖だぞ?」

    和「律……」

    人に抱き締められることがこんなに恥ずかしくてこんなに嬉しくて……思わなかったな。
    唯は梓には良く抱きつくけど私にはほとんどそんなことしなかったもんね……

    和「ありがとう。」

    律「どーいたしまして」ニコ

    髪を下ろしている律の姿が唯にだぶり更に照れる和だった

655 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:30:25.42 ID:4gB86bovO
    律「さーてバルブハンドル探すか〜。私ちょっと下の梯子降りてみるわ」

    和「わかった。気を付けてね、律」

    もう律は唯の友達だから心配してるんじゃない。私は私の友達、田井中律を心配してるいる

    梯子を降りて行く律を見てつくづく思う

    和「確かにあれは惚れちゃうわね、澪」

    さて、早くバルブハンドルを探して唯達と合流しないと



    ───────。

    梯子を降りながらさっきのことを振り返る。


    律「抱きつくのはちょっとやりすぎたかな…。ちょっと唯風にしてみたんだけど」

    ま〜いっか!仲直りできたし


656 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:33:16.78 ID:4gB86bovO
    梯子を降りた先にはスクラップが溜まっている廃水場だった。

    律「ん〜向こうに道っぽいのもあるけど。そう言えばあっちは唯達が行った方に繋がってるんだっけ。案外待ってたらバルブハンドル持って来てくれるかもしれないな」

    そんなのんびりな律を他所に水面がゆらつく……


    律「ん?」

    廃水の中に何か大きな影が……


    律「なんだろ……」

    近づいてその影の正体を突き止めようとする律



    ガアァァァァ──────

661 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:47:15.72 ID:4gB86bovO
    チームうんたん─────


    扉に入った私達は、1つの懸案事項を抱えていた。

    梓「……道ないですね」
    唯「うん…」

    一応5mくらい先に道はあり、更に扉もあるがその間の5mの空間に何もないのだ。


    唯「やっぱり飛ぶの…かな!」

    唯は恐る恐る下を覗いて見るとずーーーと下の方に排水されていく緑色の水が見える。


    梓「落ちたら多分一貫の終わりですね…」

    唯「じゃあ私達もあっちからいこっか!」

    梓「そうですね。行けないものは行けな…ん?」

    梓は右のバルブに気付いた。


    梓「何だろうこれ…」
    梓は少しそれを右に捻ると下から機械音がし床の橋がせり上がって来た。

    唯「おぉ!またしてもあずにゃんお手柄だねぇ」

    梓「ありがとうございます。このバルブハンドル外せるみたいですど…他にどこかで使うかもしれないから持っておいた方がいいですよね?」

    唯「ん?別にいらないよ〜バルブなんて〜。」

    梓「そうですか…じゃあ置いときましょう」

664 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 00:55:19.82 ID:4gB86bovO
    その先を進み扉を開けるとトンネルを連想させるような通路に出た。
    道幅も広くまるで何かが通る為に思えた


    唯「メダルないね〜…」

    梓「案外律先輩達が入手してるかもしれませんよ?確かこの先は律先輩達が進んだ下水道管理室に出ますからそこで合流出来るかもしれません」

    唯「そうだといいねぇ〜」

    横に何故かプロパンガスが置いてあることなんか気にもせず奥へ奥へと進む二人

    しばらく行くと隣に鉄板の板が閉まっている所にたどり着く。

    梓はボタンを押しそれを開けた─────


665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:04:00.89 ID:4gB86bovO
    パァン!パァン!
    銃声がする、


    道を塞いでいた鉄のプレートがせりあがるとそこにはゴミなどがたくさん溜まっている場所に出た。


    唯「りっちゃん?」

    律が何やら水面に向かって発砲している


    梓「ゾンビでもいるんですかね?」

    唯「お〜い!りっちゃ〜ん」

    陽気に手を振る唯に気付いた律。しかしその顔に笑みはなく必死に何かを言っている


    律「唯!───ろ!」
    唯「遠いから聞こえないよ〜!」

    律「唯!───げろ!」

    律はこう言っている、唯、逃げろと

    次の瞬間水面が盛り上がり廃水から巨大なワニが姿を現した

    唯「な、なにこれ!」
    梓「アリゲーター…なんでこんなところに!先輩逃げましょう!かないっこありません!」

    梓は唯の手を引き元来た道を戻る。
    しかし久しぶりに来た餌を逃さまいとその後を追いかけてくるアリゲーター
    命がけの鬼ごっこが始まった


667 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:11:56.14 ID:4gB86bovO
    唯「どうしようあずにゃん!」

    梓「どうするも何もあんな大きなワニに勝てるわけないですよ!元来た道を戻ってあの橋をまた戻すんです!そうすればそれ以上追ってこない、あわよくば落ちます!」

    唯「なるほど!」

    梓「急ぎましょう!」

    二人は走って元来た扉へたどり着く、だが


    ガチャガチャ

    梓「開かない…なんで?!」

    『B.O.W.存在を感知しました、 安全の為出入口をロックします』


    梓「安全も何も私たちが中にいるのに!」

    扉は開かない、武器もない、そして敵は巨大なアリゲーター

    誰が見ても唯達に勝算がないのは目に見えていた

668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:17:59.19 ID:4gB86bovO
    奥の曲がり角からアリゲーターが顔を出す、唯達との距離残り20m程か

    梓「仕方ない…どこまでやれるかわからないけど私のトランザムで……」

    来たときも気になっていたがあの時は確か光は緑だった。そして今は赤……BOWの侵入を拒む出入口……


    唯「もしかしてこのプロパンガス……そうだ!あずにゃん手伝って!」

    梓「は、はい?」

    唯「このプロパンガスを外してワニさんに転がすの!」

    梓「そんなことしてどうするんですか?」

    唯「まあ見てなさいって!私もあずにゃんに負けてないところ見せないと!」

671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 01:27:08.32 ID:4gB86bovO
    二人はプロパンガスを外した後それをアリゲーターに向かって転がす。綺麗な円柱の為に曲がることなく綺麗にまっすぐアリゲーターの口の前に転がった。

    アリゲーターは余程腹が減っているのかそのプロパンガスを餌さと思い口に運んでいる。


    唯「あずにゃん!」

    梓「はい!」

    さっき拾っておいた石をプロパンガスめがけて左義手で思い切り投げる

    すると石はプロパンガスが少しだけ穴をあけ、アリゲーターの口の中で大爆発を起こした

    一瞬の轟音だった。アリゲーターの顔から口上部の部分は爆発で吹っ飛び口の下の部分だけが痛々しく残っている。


    梓「た……倒した」

    唯「何て言うか……あんまり強くないですね!」

750 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:48:29.93 ID:4gB86bovO
    アリゲーターを退けた唯達は再び一番奥から廃水を渡り律達と合流を果たしていた。銃声を聞いてか和の姿もそこにあった


    唯「りっちゃん和ちゃんヤッホー」

    相変わらずのんきな声を出す唯に律は安心したのかふっ……と少し微笑んだ


    律「まさかあのデカいワニを倒すなんてな。どんな魔法使ったんだ?」

    梓「唯先輩の作戦ですよ。凄かったんですから!」

    唯「えっへん」

    和「唯がねぇ。ところであなた達バルブハンドル持ってない?ファンの回転を止める為に必要なのよ」

    唯「あったけど持って来なかったよ〜いらないかなぁって」

751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:51:04.37 ID:4gB86bovO
    律「あほー!」

    唯「ほえ?必要だったの?」

    和「えぇ。ちなみにメダルはこちらで入手済みよ」

    唯「さすが和ちゃんりっちゃんコンビ!抜かりないね!」

    律「そっちはありありだけどな……」

    梓「こんなこともあろうと思って私が密かに持ってきましたよ。」

    律「おぉ!さすが梓!」

    梓「変動式の床はあの上にも伸びますからね。一応と思って」

    唯「よく私に気づかれずそんな大きなものを……!」

    梓「梓式収納法です」

    和「さて、戻るわよ。」

    律「G(ゴキブリ)とご対面か……」

    梓「(G……まさか私の同類…いや、どちらかが偽物、偽りのG…それが私か奴らか)」

752 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:53:47.23 ID:4gB86bovO
    四人はファンの前で立ち止まる。和がバルブハンドルを右へ回してファンの回転を止めた。


    和「さ、行くわよ」

    律「和、顔がひきつってるぞ」

    和「り、律こそ」

    梓「私の邪魔をするなら同類とて容赦はしない……」

    唯「?」

    和、律、梓、唯の順番でファン内部に進行していく────

    和「……いない…わね」

    律「…うんいない」

    二人とも訝しげに辺りの様子を探る


    梓「ファンが回って乾燥したんですね。Gは乾燥を嫌いますから奥へ退避したんでしょう」

    律「詳しいな梓…」

    梓「それほどでも(勝負を拒むか…それもいい)」

756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 21:58:51.47 ID:4gB86bovO
    ──────。
    メダルを入れ奥の扉へと進む4人。


    律「そう言えば梓の着てるジャンパーってレオンのか?」

    梓「そうですよ。唯先輩を助ける為に病院に行った時に会いました。でもその後病院が爆発して…それに巻き込まれる形で…」

    律「そう…か。でもまあレオンなら大丈夫だろ。」

    事も無げにそう語る律。彼のことを信頼しているからこその言動だろうと梓は胸を撫で下ろした。自分もそう思っていたからだ


    律「でもそのジャンパー凄い気に入ってたのにな!梓好かれてるんじゃないか〜?」ニヤニヤ

    梓「からかうのはやめてくださいっ//」

    律「おっ、赤くなった。脈ありだな」

    梓「怒りますよ?!」

    律「冗談だって〜」

758 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:00:36.03 ID:4gB86bovO
    ビービー

    その時不意に異音が響いた。律の腰にかけている通信機が鳴ったのだ。

    律「おっ、噂をすればレオンからか!」

    律は通信機を手に取り口元に持ってくる。


    律「はぁいこちら律ぅ」

    『初めましてかな、田井中律』

    明らかにレオンの声じゃないことに気づき声色を変える律


    律「…誰だ」

    「アルバート・ウェスカーと言うものだ。君に手紙を送った張本人だよ。そろそろ連絡をしようと思ってね。Gウイルスは見つかったかな?」

    律「その前に答えろ…レオンはどうした?」

    ウェスカー『クク……彼には退場してもらったよ』

760 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/04(火) 22:03:33.11 ID:4gB86bovO
    律「ふざけるな!レオンがそう簡単に死ぬわけない!」

    声を荒げる律に反応し、前を歩いていた和と唯も止まる。梓は律の横で心配そうにやりとりを伺っていた。


    ウェスカー『ふふふ、まあそんなことはどうでもいい。時間があまりないのでね、早く私の元へGウイルスを持って来てくれたまえ。ラクーンタワーの最上階で君達を待っているよ。私が君達の家族を預かっていることを忘れないでくれたまえ』

    律「待て!おい!」

    しかし無情にも通信は切られ律の耳には鬱陶しい電波音だけが残った。

    梓「律先輩……?」

    律「依頼人から催促の電話さ。早くGウイルスを入手しないとな…」




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唯「バイハザ!」〜ラクーンシティ編〜【完】へつづく

引用元
唯「バイハザ!」〜ラクーンシティ編〜
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1248442576/
 

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