592 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 22:01:58.59 ID:pDr7k7RzO
    ファイル2 続き

    和「しかし困ったわね…。歩いて行くには結構な距離があるし…かと言って車は運転出来ないし自転車だと濡れる…。何かいい移動手段があれば…あれは!」

    それらの条件を全て満たす完璧な乗り物が目に入った!

    和「これだわ!自転車より早く…運転も出来屋根もある…そう!」

    ピザ○ットのバイクだった。

    和「鍵は…ついてるわね。少しだけ借りて行きます…すみません」

    ガチャ、ブゥゥン…

    和「快適ね〜。しかしゾンビがいないわね。ゾンビも雨の日は苦手なのかしら…ん?」

    誰かいる…民間人かしら



最初から読む人はこちら
唯「バイハザ!」【前編】

前の話から読む人はこちら
律「バイハザ!」【前編】

バイハザ!の全作品はこちら

 

595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 22:08:32.62 ID:pDr7k7RzO
    クレア「うぅん…」

    女の人が辛そうにしながら歩いている。

    和はすかさずバイクを止め話しかけた


    和「大丈夫ですか?(他にも民間人がいるなんて…でも何で感染してないのかしら…明らかにS.T.A.R.S.じゃないみたいだし…)」

    クレア「えっ…まさか…あなた人間…よね?」

    和「はい。具合悪いんですか?」

    クレア「えぇ…この街に入ってから少しだけ目眩がね…。」

    和「目眩…、ですか」
    何でこれまで発症してないのかはわからないけど…とりあえずワクチンを射ってあげましょう。本当は念のために一本残して置きたかったんだけどそうも言ってられないわね

610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 22:21:54.05 ID:pDr7k7RzO
    和「腕を出してください。」

    クレア「?こうかしら…」

    和「少しだけ痛みますが我慢してくださいね。」

    クレア「注射器?!何するつもり?」

    和「会ったばかりで厚かましいですけど…私を信じてくださいとしか言えません」

    クレア「……。わかったわ。信じる。あなた悪そうな人じゃないもの」

    和「ありがとうございます。」

    チクッ……

    クレア「うっ……」

    和「これで大丈夫だと思います。一人で…大丈夫そうですね」

    彼女が持っている銃を見て言う和。

    クレア「えぇ、大丈夫よ」

613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 22:28:48.59 ID:pDr7k7RzO
    和「差し支えなければ教えて欲しいのだけれど何でこんな場所に?取り残されたって感じじゃないですし…」

    クレア「兄さんを探しに来たの。」

    和「お兄さんを?」

    クレア「えぇ。」

    和「そうですか…見つかるといいですね。お兄さん」

    他人に余り干渉するべきじゃないと思い和は話を切り上げる。こっちも暇ではないのだ

    和「じゃあ私行きますね。行かなきゃならないところがあるので」

    クレア「えぇ。お互い訳ありだし詳しい詮索はなしにしましょう。でも名前だけ、教えてくれない?」

    和「真鍋和(のどか)です」

618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 22:37:06.96 ID:pDr7k7RzO

    クレア「私はクレア、クレア・レッドフィールドよ。」

    和「(レッド・フィールドですって…じゃあ彼女はクリスさんの…。)」

    和「お兄さん、きっと見つかると思いますよクレアさん」

    クレア「ありがとうのどか。」

    和「もしこの先で男と女の子の二人組がいたら、良ければ力になってあげてください」

    クレア「わかったわ。じゃあね、またいつか会いましょう」

    和「はい」

    私って本当に薄情者よね…


620 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 22:47:02.31 ID:pDr7k7RzO
    ようやく和が紬邸についた頃、辺りは真っ暗になっていた。
    雷も酷くとても出歩く状態ではない

    和「早くむぎの家に入って暖まりたいわね…」

    しかし立派な建物ね、アメリカのS.T.A.R.S.本部並じゃないのよ

    開けてもらう為にインターホンを押すが、反応がない。


    和「あれ?どうなってるの?」

    鳴って出ないならまだ納得も出来る、いやそれはそれで怖いものがあるが音さえ鳴らないのはどの様な用件か。


    和「もしかして…」

    ピカッ…

    ゴロゴロ…!


    和「雷でブレーカーが落ちたとかかしら」

    この時和は5分前に紬邸に来ただけで状況など全く知らない、予想する以前の問題である。


623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 22:57:16.49 ID:pDr7k7RzO
    和「みんながブレーカーを上げてくれるまで待つしかないか…さすがにこの壁の高さは越えられないし…」

    和「はあ…」

    バイクにうつ伏せになる和。


    和「(さすがに色々ありすぎて疲れたわ…眠りたい…)」

    ん…

    ボヤッと遠くに人の輪郭が浮かび上がる。

    ゾンビかしら…

    チャキン…

    いつでも対応出来るように刀の柄を親指で少しだけ押し上げて抜く。

    ゾンビ…いや、違う…しっかり直立歩行している…。
    なら……生存者……


    「フリーズ!!」

    和「!?」

626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:08:34.74 ID:pDr7k7RzO
    よくは見えないが拳銃を持っているのか何かをこっちに構えつつ前進してくる。

    和「(喋れるってことはとりあえずゾンビではないみたいね…)私はゾンビじゃありません。銃を下ろしてください」

    「……それは悪かった。すまない、許してくれ」

    銃を下げこっちへ向かって歩いてくる。

    男の人のようだ。


    「少し雨宿り出来るところで話さないか?俺はレオン・S・ケネディ」

    「和、真鍋和(のどか)よ」

    和は今日二度目の自己紹介を口にした


630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:11:40.00 ID:pDr7k7RzO
    むぎの家の向かいにあるマンションの階段に腰かける二人

    レオン「君はどうしてここに?」

    和「私はこの街の学校の生徒で友達と一緒に逃げていたのですが途中ではぐれてしまって。で、あの家が友達の家でもしかしたらいるかなと思って来たんです。」

    レオン「なるほど、大変だったな君も」

    和「レオンさんは?」

    レオン「君と似たような理由さ。日本の警察を勉強する為にって何週間かこっちの警察にお世話になる予定だったんだけどね。今日初日でこの有り様さ」

    和「それは…ついてませんね」

    レオン「あぁ、泣けるぜ…」

632 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:13:59.02 ID:t8lOwqFo0
    レオンは本当に運がないなぁww

634 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:16:09.06 ID:Y6Lerrm20
    レオンは不幸の星の元にでも生まれたのかねw

635 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:18:49.41 ID:pDr7k7RzO
    レオン「良ければ君達の脱出を協力しよう。か弱い女の子達だけ残して男の俺だけ脱出するわけにも行かない」

    和「ありがとうございます。けど私達なら大丈夫ですよ。」

    そう言いながら刀を見せる。


    レオン「まあここまで生き残ってる時点でただ者じゃないとは薄々思ってたがな。」

    和「それにレオンさんも他にやることがあるんじゃないですか?」

    レオン「……」

    和「あんな雨の中を歩き回ってまでやりたいことが」

    レオン「君は本当にただの女子高生じゃないみたいだ。ちょっとこの街で知り合ったエイダと言う女性を探していた」

637 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:20:45.37 ID:hJu0Ehoj0
    エイダも出るのかw

640 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:26:14.48 ID:pDr7k7RzO
    和「エイダさんですか……知りませんね…。(まだ生存者がいるなんて…と言うか…)」
    和「あの、変なこと聞くようで悪いんですが気分が悪くなったり体が痒かったりしませんか?」

    レオン「いや、特にはないな。雨で濡れ続けていたから肌寒いのは寒いが」

    和「そう…ですか」

    雨でウイルスが弱まってるのかしら…。でもどのみち予備はもうないし…


    和「あ、あの。またまた変なこと聞きますけど何かワクチンみたいなものうちました?」
    レオン「いや、うってないな。本当に変なこと聞くな君」

    和「(何なのこの人…)」

644 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:32:56.63 ID:pDr7k7RzO
    和「(まあ今まで発症してないってことはこの人がTウイルスに対して抗体が出来ているとしか考えようがないわね…。S.T.A.R.S.にほしいわ…)」

    レオン「じゃあ俺はそろそろ行く。お互い無事にここを脱出しよう」

    握手を求めて来たレオンに快く応じ握り返す和。


    和「一つだけ頼めますか?」

    レオン「あぁ、何でも言ってくれ」

    和「そのエイダさんが見つかって脱出に困ったらここへ来てください。きっと力になれると思います」

    レオン「その時は頼む。じゃあな」

648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:44:55.42 ID:pDr7k7RzO
    再び雨の中を走って行くレオン。

    和「世の中には色々な人がいるわね。」

    さて、そろそろブレーカーを上げてくれてる筈
    さっさと合流して色々話さないとね


    ───────。

    ピンポーン

    和「あ、鳴った。」
    「……」
    和「出ないわね…」

    ガチャ
    「ギイィィィ」
    ガチャ

    和「何あの鳴き声。……本当に大丈夫かしら…」

    ウゥゥゥ

    和「でも開いたからからいいか」
    中に進む和。

    和「ゾンビとかはいないわね…」
    紬の家なら衛星電話とかあるかも…さすがにそれは期待し過ぎか

652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:52:42.60 ID:pDr7k7RzO
    すんなり中に入れて安心してると入った瞬間緑の体の怪物が襲いかかってきた。

    「ギイィィィ!」

    和「さっき受け答えしてたのってハンターだったのね…」

    右腕を突き出す様に飛びかかってくるハンターの左側に走り込みすれ違い様に斬りつける。

    「ギ、ギイィィィ…」

    和「ふぅ、タイラントに比べるとやっぱり劣るわね。」

    さて、唯達は…
    近くの部屋などを探してみたが見つからない。


    和「ブレーカーを上げに行ったまま戻ってないのかしら…」

    まあ敵にやられたってのはなさそうね。
    銃痕にまみれた死体のハンターを見てそれは確信していた


654 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 23:55:28.71 ID:pDr7k7RzO

    和「まさか本当に衛星電話があるなんて…凄いわね」

    ピッポッパ

    プルルル、プルルル

    クリス「どうした?何かあったのか?」

    和「私よ。クリス、状況を的確に教えて」

    クリス「おぉ居てくれたか。K市だからもしかしたらと思ったが。今は上の許可が出ないのと天候からそっちに行けずにいる」

    和「なるほど…俺から聞いた通りね」

    クリス「あのバカと会ったのか?」

    和「えぇ。今は救助者を守ってもらってるわ」

    クリス「帰って来たら覚悟しておけと伝えておいてくれ」

    和「ふふ、わかったわ」

660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 00:17:55.25 ID:jwQWOtYKO
    和「私はこれから友達…救助者と合流してあなた達が来るのを待つわ」

    クリス「澪達のことよろしく頼む。後「俺」のこともな」

    和「澪達も電話したのね。わかったわ。」

    クリス「爆撃までには必ず迎えに行く」

    和「爆撃?!どう言うこと?」

    クリス「軍お得意の殲滅作戦だろう。今から数時間後に行われるらしい」

    和「大丈夫なの?」

    クリス「生存者がいるのは報告したから多少は猶予をくれるだろう。俺を信じてくれ」

    和「……わかったわ、リーダー。あ、この電話したのは澪達には内緒ね」

    クリス「あぁ、わかった」

662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 00:21:19.46 ID:jwQWOtYKO
    ガチャ

    和「さて、唯達の元に行こうかな」

    しかしどこがどうなってるのか……


    和「あっ、パソコンがあるじゃない。この屋敷の見取図とかあるかも…」

    ウィィン

    和「これも衛星…恐るべし」

    え〜と見取図…見取図…

    ん?


    『琴吹の研究結果によりネメシス型の…』

    和「何このファイル…。…ロックかけられてるのがますます怪しい…」

    思いつくパスワードを片っ端から叩き込む


    和「駄目ね…数字だけじゃなくアルファベットも入ってるのは解読不能に近いわ…。て言うか琴吹って紬の名字…。そう言えば日本のアンブレラ社の代表社長は琴吹だった筈…」

    まさか…ね


665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 00:30:55.65 ID:jwQWOtYKO
    和「……この琴吹って言うのが紬のお父さんだとすると……」

    パスワード

    TSUMUGI


    和「解けた……。」

    そこに書かれていたことは信じられないほど残酷な内容だった

    ネメシスの人体実験による結果報告

    Gウイルスについて

    T002の改良型の計画
    など…


    和「まさかむぎの父親が日本のアンブレラの親玉とはね…」
    でもむぎが悪いわけじゃない…。これで彼女を攻めるのは余りにも酷だ
    和「尚更早く合流しないと…」
    見取図に目を通しブレーカーのある電気室を目指す

671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 00:44:51.32 ID:jwQWOtYKO
    和「参ったわね…まさか電気室にいないなんて…」

    宛もなく途方にさまよっていると…


    「……んな……に……」

    和「声が聞こえる…。唯?」

    声が近づく方へ行く。


    和「ようやく合流出来るわけね…」

    その声がする部屋へ入ろうとした時だった────。


    唯「死のう?」

    和「えっ……」

    壁越しに絶句する…さっきのは間違いなく唯の声だった
    その唯が、死のうって…


    紬「唯ちゃん……」

    唯「私には無理だよ…このままゾンビになる憂を見るのも…それを殺して生きるのも」

673 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 00:50:09.81 ID:jwQWOtYKO
    何言ってるの……唯
    あなたがそんな……こと言うなんて

    唯「憂とはね…ずっと一緒だったの。うちはお母さんやお父さんがよく出掛けたり単身赴任したりするから家で二人のことが多かったの。一緒に泣いたり笑ったり…アイス食べたり…」

    和「(憂ちゃんが…発症したの…?)」

    でも研究所があるここなら治せるはず…
    むぎも知ってるはずなのに…何で黙ってるの?

    唯「憂のこと…誰よりも大好きだからぁ…。」

    どうして!


    唯「ういが死んじゃう゛なん゛て…やだよぉ…」

    むぎ……!ギリッ


675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 00:53:19.35 ID:jwQWOtYKO
    和「そう…そう言うつもりなの…紬」

    なら私も容赦はしない。

    唯が悲しいことは私も悲しい…から

    扉に手をかける、

    この状況を打破するための情報を私は持っている……


    「らしくないわね、あなたたちがこんなお通夜みたいな空気出すなんて」

    唯は、私が守る



    そうして表と裏は繋がった
──────

686 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:09:42.90 ID:jwQWOtYKO
    ファイル3
    梓編


    頭が痛い……。身体中も。一体私に何があったんだろう
    ただ、その痛みが自分が生きていると実感させてくれる。


    梓「……ん…んん」

    目だけは辛うじて開けられた。そこは学校でもなく…知ってる場所でもなかった
    普通の一戸建ての天井、自分はベッドに寝ているのかな

    「目が覚めたか?」

    梓「えっ…」
    聞いたことがない声に反応してそちらへ振り向く。

    俺「体はどうだ?まだ痛いか?」

    梓「あ、あの…あなたは……後、みんなは……?」

    俺「あぁ、紹介が遅れたな。俺は「俺」。和の知り合いだ。みんなは紬って子の家に行ってる」

688 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:10:53.99 ID:jwQWOtYKO
    梓「そうだったんですか…いたたっ」

    俺「無理しない方がいい。骨が三ヶ所も折れてるんだ、当分動けないよ」

    梓「あ、あの……」ビクビク

    俺「怖がることはない。和から君を守るよう言われている。ゾンビが来ても俺が退治してやらぁ」

    梓「……」

    悪い人じゃなさそう……男の人と二人きりなんて初めてだけど……大丈夫かな


    俺「さて、何か食べるか?密封商品なら食べても大丈夫だろう。適当に身繕って持って来るよ」

    梓「ありがとうございます」

693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:19:59.81 ID:jwQWOtYKO
    梓「モグモグ……」

    俺「悪いな、そんな缶詰しか食べさせてやれなくて。衛生面を考えてのことなんだ、悪く思わないでくれ」

    梓「いえ、久しぶり物を口にしたからか凄く美味しいです。俺さんは食べないんですか?」

    俺「食べられそうなものがそれしかなかったからな。あぁ、俺はいいよ、腹減ってないし」

    ぐぅぅぅ……

    俺「あ、アーッ。今のおならな」

    梓「クスクス……これ、半分あげます」

    俺「いらねぇっての。小さいんだからいっぱい食べとけ」

    梓「あー!気にしてるのに!」

694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:20:43.65 ID:jwQWOtYKO
    それから俺さんと色々なことを話した。俺さんと和さんは犬猿の仲で会うたび喧嘩しているらしい。
    和さんが高校2年生の時に知り合ったなど色々話してくれた
    でも、どこで知り合ったのだけは話してくれなかった

    俺「でな?俺が和にこう言ったわけよ!……逃がした魚は……デカかったぜ?ってなぁ!これどう見ても俺が振ってるだろ?俺の勝ちだろー!」

    梓「それって普通に振られてるんじゃ」

    俺「ですよね……」

    梓「俺さん……」

    俺「ん〜?」

    梓「私を置いて、一人で逃げてください」

697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:25:50.62 ID:jwQWOtYKO
    俺「なんで?」

    梓「私が一緒だと足手まといになるから……だから和さんも私をここへ置いて行ったんですよね…みんなも」

    俺「……」

    梓「私…本当に何やっても駄目だなぁ…やっぱり何にも役に立てなかった…」

    俺「……。和はな、俺に君を押し付けたわけじゃないよ。確かにあいつとは仲はわりぃけど……どんなやつかはよく知ってる。和はきっとここで俺に任せた方が梓が安全だからって思ったんじゃねぇかな」

    梓「……。」

    俺「それにあのT002型に襲われても鍵を離さず届けた……誰も君を役立たずなんて思っちゃいないさ」

704 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:36:12.99 ID:jwQWOtYKO
    梓「本当……ですか?」

    俺「あぁ、本当だ」

    梓「良かっ……た」
    涙が溢れ出して来る……人前で泣いたりなんてしたくないのに…

    俺「……。俺にはな、妹がいたんだ。そうだな…生きていればちょうど梓と同い年くらいか」

    梓「……妹さんは…なんで…」

    俺「バイオテロに巻き込まれてね…。俺は丁度街にはいなかったから助かったんだが家族は全滅。全員ゾンビになった後射殺だかなんだかされたんだろうな」

    梓「すみません…」

    俺「俺から話し出したことだから謝らなくていいよ。まあだから…かな、梓を守りたいと思うのは」

707 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:42:08.00 ID:jwQWOtYKO
    俺「すまんな…人の事情を勝手に押し付けて、迷惑極まりないよな」

    梓「そんなこと…ないです。俺さん……必ず、一緒に生き残りましょうね。」

    俺「あぁ、当たり前だ」

    二人は指切りをする、互いの約束を確かめる為に

    俺「あっ!外の雨止んだみたいだな!」

    もうすぐ世が明けまた明日が始まろうかと言う時間だった
────

    ボゴッォォォォォ……
    ぐしゃり……

    俺「えっ……」

    梓「俺……さん?」

    鋭い爪が窓を突き破り更に男の腹を突き破る

    梓「俺さぁぁぁん゛!!!」

708 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:44:49.48 ID:eNBqo3uy0
    俺がああああああああああああああああ

710 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:47:31.69 ID:jwQWOtYKO
    「ウォォォ!!!」

    その爪が引き抜かれ……壁が崩れた先にはおぞましい怪物がいた


    梓「何……これ……」

    目の前には化物、下には血を大量に出して倒れている
「俺」がいた

    俺「あ゛ずさ……逃げろ……早く…」

    梓「そんなっ…俺さんは……!」

    俺「この傷じゃ…どのみち無理だ…」

    梓「なら私が…くっっ…」
    ベッドから降りるもまともに歩くことさえままならない…

    俺「そう゛…だったな。お前も゛…歩けないんだった…」

    タイラントが爪を振りかぶる

    二人とももう駄目かと諦めた時だった
───

714 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:51:51.61 ID:jwQWOtYKO
    ジュュワ

    「ォォォォォ!」

    何かが当たりタイラントの左肩部分が僅かに溶ける


    クレア「さあ来なさい化物!あんたの相手はこっちよ!」

    グレネードランチャーを構えたクレアが叫ぶ。


    「ウォォォガァ!!!」

    タイラントは目標を切り替えクレアに向かって走り込む


    「ウガアアォォオオ!」

    爪を横にスウィング


    クレア「はっ!」

    クレアはそれを低く姿勢を維持した前回転で避ける

    そして後ろからまたグレネードランチャーを発射


    「グワオォッ!」

    四つん這いになり少し動きを止めるタイラント


718 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 01:57:38.91 ID:jwQWOtYKO
    梓「あなたは…」

    クレア「話は後よ!捕まって!」

    クレアは梓を抱える


    梓「待ってください!俺さんが!」

    クレア「……彼は……もう」

    俺「俺がどうかしたって?」

    クレア「そんな……!」

    体の真ん中には穴が開きかけ血を大量に流しながらも男は立っていた。

    梓「俺……さん」

    梓は余りの痛々しい姿に直視出来ないでいた。


    俺「クレアさんとか言ったなこれを。和絡みだと思うがそいつは和と通信出来る。あいつらと合流して脱出してくれ」

    クレア「……えぇ。この子は任せて」

722 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:02:46.17 ID:jwQWOtYKO
    俺「任せたぜ…。」

    梓「俺さん゛…」

    俺「きったねぇな…可愛い顔が台無しだぞ。…お前は幸せになれ、梓。俺の妹の分もな」

    そうしてタイラントの方へ向き直る

    その背中は誰よりも大きく感じられた


    梓「俺さん!約束…しましたよね!?一緒に生きて帰るって」

    俺「クレア」
    クレア「わかったわ。」
    クレアが梓を抱きタイラントとは反対方向へ走る

    梓「絶対…絶対生きて帰って来てください…約束…です。だから…逃げて…」

    俺「あぁ、必ず迎えに行くよ。でもその後は愚問だな、逃げるなんて。梓、一つだけ聞こう。」
    俺「このタイラント、別に倒してしまっても…構わんのだろう?」
    銃を取り出す…

    梓「死なないでね…お兄ちゃん…」

    二人が走り去ったのと同時にタイラントは起き上がる


    俺「あ〜ぁ、一生に一回は言いたいセリフと言われたいセリフを一日でコンプリートとはな。勿体無い勿体無い…。悪いがここは通すわけにはいかないんでな」
    俺は命を賭ける、さあ、お前は何を賭けるんだ


726 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:11:05.39 ID:TF+DtlaQO
    マヂでかっけぇよ、、全オレが俺に泣いた、、、ハゲしく支援 俺が勝っても負けても男の仲の男!!

731 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:16:31.76 ID:jwQWOtYKO
    ファイル4
    律編


    律「Shall we dance?」

    とかっこ良く決めてみたは良いものの…どうしたものか


    「グォォォォォ」

    目の前には前のやつより獰猛そうなタイラントが一体

    私はと言えば武器は残り弾の少ないコルトとマシンガン、手榴弾が4丁のみ


    律「まあこれで何とかやってみるしかないか…」

    「ウォォォ!!」

    タイラントが律に向かって突っ込んで来る

    律「右か左か…」

    タイラントは右の爪を大きく振りかぶる


    律「右か!」

    律はその脇の間に素早く飛び込み回避

    パァン!パァン!
    後ろから二発コルトを撃ち込む


732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:19:28.68 ID:/0NaoHMbO
    律のShall we danceは表のとき身震いした

    かっこよすぎだろ


733 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:22:36.49 ID:jwQWOtYKO
    「ウガアア!!」

    タイラントは振り向き様に左手で律を引っ掻く


    律「くっ……」
    胸の辺りが破け防弾チョッキにナイフで切り裂かれた様な跡が刻みつけられる

    一旦間合いをとるため逃げ様にマシンガンをばら蒔いて牽制

    10mくらいの距離が出来たところでようやく息を整えられた


    律「はあ…はあ…はあ…。こりゃ…しんどいって…もんじゃ…ねーぞ」

    弾はますます減り残り僅かになった。


    「ウォォォォォォ!」

    しかしタイラントは微塵も疲れを見せておらず今にも襲いかかろうとこちらを見ている


734 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:23:51.56 ID:jwQWOtYKO
    律「でもな…澪と約束したからな…絶対生き残るって」

    なら、やるだけやらないと…後で怒られるな


    「ウォォォォォォ!」

    タイラントがまた突っ込んで来る
────

    律「(私の中にあるすべての力……今出さないでどうすんだよ!!!)」

    火事場のバカ力、と言うものをご存知だろうか。人間は普段体に負担をかけさせない為に本来の1/10の力しか出せないようリミッターをかけている

    だが、時と場合によってそれは外れる

    それは自分が究極的に死が近づいた場合のみ、発動する
────

740 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:32:23.81 ID:jwQWOtYKO
    タイラントが右腕を振りかぶる

    全く避ける素振りを見せない律

    「ウガァ!!!」

    タイラントの攻撃が来ると同時に少しだけ動きそれをかわす…余りのギリギリ差に律の茶色の髪の毛が数本宙を舞う

    コルトM19を構え、タイラントの顔面に、0距離


    バァアン!

    タイラント「グォォォォォギャア!」

    さすがのタイラントもこれには悶絶する

    更に律はタイラントのコアらしきところをマシンガンで撃ち続ける

    ガガガガガガガガ

    「ヌォォ!」

    たまらずタイラントが律に爪を降り下ろす

    が、律は冷静に見て、爪を降りそうとしている方の肘を左拳で殴りつける

    するとタイラントの腕はピィンと真っ直ぐとなり…
    また律の集中砲火が始まる


    ガガガガガガガガ

745 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:39:32.39 ID:jwQWOtYKO
    「ウォォォ!!」

    瞬時に学んだのかこのままでは殺されると言う動物の本能が働いたのか

    今度は律を挟み込むように爪を左右から放つ

    律は倒れるようにして回避、目の前を爪が通り過ぎるも顔色一つ変えない。

    そしてギリギリ地面に背中がつく前に右足を後ろへ持って行き、踏ん張り体制を前へ移行する

    目の前には渾身の一撃を避けられ体制を崩しているタイラント

    手榴弾のピンを親指で弾く


    律「お前、口開ける癖、治したほうがいいよ」

    それを口に突っ込み、体制を崩したタイラントが地へつくと同時にそれは爆発した


749 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:43:21.34 ID:1dbG1B680
    ただの女子高生の動きじゃねえw

750 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:45:17.58 ID:jwQWOtYKO
    律「いつっ…も〜駄目だ、動けない。」

    壁に倒れ込むように横になる律

    タイラントは顔が吹っ飛び倒れたまま動かない
    どうやら死んだようだ


    律「はあ…やっぱり開かないか…ドア」

    澪が進んで行った方のドアを見つめるも開く気配はなさそうだ


    律「あ〜ぁ…働き損だな」

    肋骨が音を立てて軋むのがわかる。

    律「そう言えば私…骨折れてたんだっけ…忘れてた」

    律「そろそろ時間か…」

    澪や他の人達は上手く逃げられたのだろうか…

    律「私…死ぬんだな」
754 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 02:51:26.69 ID:jwQWOtYKO
    虚ろな瞳の中でタイラントが動いてこっちへ来るのがわかる

    律「顔潰しても生きてるなんて……凄いなお前……」

    ゆっくりと、ゆっくりと、横になっている律へ近づくタイラント


    律「まあいいさ……どうせ死ぬんだ……ここでお前に殺されても構わないよ」

    ドス……ドス……ドス……

    律「ごめん……澪。約束…守れなかった」
    目から頬を伝い地面に涙が溜まる

    タイラントが目の前まで来る
─────。

    今までもこんなシーンはあったけど…今回だけは絶対助からないってわかっていた。
    だから、ゆっくり目を瞑り、その瞬間を待った


768 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:02:44.92 ID:jwQWOtYKO
    ドォォゥン…

    律「銃…声…?」

    誰もいるわけないのに…何で…

    タイラントがふらっと倒れる

    さっきまでタイラントが見えていた場所に、一人の男が立っていた

    レオン「どうやら間に合ったみたいだな」

    律「あんた…誰?」

    レオンは黙って律に近づき肩を回す

    律「いつっ…もうちょい優しく…」

    レオン「そんなこと言ってる場合じゃないだろう。ここは後10分で爆発する。それまでにここを出るぞ」

    律「それが出来ないから苦労してたわけで…ってあれ?じゃああんたはどうやって入って…」

    レオン「普通に開いてたぞ」

771 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:05:25.31 ID:jwQWOtYKO
    律「えっ…」

    レオン「まあ話は後だ。下に仲間もいる。少し走るが我慢しろよ」
    律「走るなんてむっ…っつっ…」

    レオン「全身ボロボロだな…。仕方ない、」
    レオンは律の前でしゃがみこみ
    乗れ、とだけ言った

    ───────。

    律「しかし本当にあんた何者だ?全く知らない人のおぶられて行くのも嫌なんだけど…」

    レオン「レオンだ。お前のしっかりとした友達にここへ来るよう言われていたんだが来たらこうなってた。本当に泣けるぜ…」

    律「和が…」

    本当に和には助けられっぱなしだったな…最初から最後まで
    次に会ったらきっと何かお礼しよう
    私のセカンドキスなんてどうだろう。ファーストはって?それは予約が入ってるから無理だよ

775 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:07:21.20 ID:cjTB2AOl0
    俺が予約入れたんだよおおおおお

776 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:08:11.93 ID:I2R9YeqR0
    俺が予約した

779 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:09:04.42 ID:5fX0WpDIO
    >>775-776
    口に手榴弾いれてやろうか?


784 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:12:56.34 ID:jwQWOtYKO
    レオン「どうやらお友達はこれで全員みたいだな」

    レオンは律を


    クレア「そうみたいね。」
    クレアは梓を

    エイダ「急ぎましょう」
    エイダは紬をかついでいる

    律「梓ぁああああああああん!」

    梓「律先輩…、生きてて良かった…」

    律「むぎは…むぎは…大丈夫なのか?」

    血が出ている紬を心配してレオンの背中から身を乗り出す律

    エイダ「えぇ。傷は派手だけど幸い急所は外れてるわ」

    律「良かった……でも一体誰が…。残りのみんなは上から脱出したのかな…でもあの部屋は確かにレオンが来るまでは密室だった…」

786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:15:10.58 ID:jwQWOtYKO
    レオン「だが片方の方を見ても誰もいなかったぞ」

    律「そう…か。きっとあんなえげつない部屋は私らのとこだけだったんだなきっと…よ〜しとにかく脱出するぞー!ヒュウィゴー!」

    律の指示で下へ向かって走り出す3人と上に乗る3人

    紬邸爆発まで残り5分を切っていた
────

794 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:21:04.87 ID:jwQWOtYKO
    レオン「このまま走ってたら間に合ない!ショートカットするぞ!」

    レオンは律の持っている手榴弾を壁に向かって投げつける

    ドォォゥ…

    轟音とともに崩れさった壁を抜け一気に中央の大広間に出た


    クレア「後は直線だけよ!みんなしっかり捕まって!」

    大人三人は全力疾走
    子供三人はしがみつくと言う親子対抗リレー絵図が大広間の中で完成している

    だが、本当に休ませてくれないのがバイオハザードと言うものだった

    グォォォォォォォォォォ!

    律「あのタイラント…まだ生きてんのかよ!」

    レオン達の後ろを猛追してくる

795 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:23:53.80 ID:0tFu622A0
    タイラント(゚Д゚)ウゼェェェ

797 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:26:04.38 ID:sk6aPr/e0
    ゲームやってればタイラントウゼェは褒め言葉にしかとれないなw

798 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:29:16.41 ID:jwQWOtYKO
    律「あぉっ!もう頭が再生してるし!」

    レオン「やれやれ…。律、外すなよ」

    レオンは手榴弾を手に持つ


    律「任せとけって!」

    もう一発しか弾が装填されてないコルトM19を握る

    ポイッ

    まるでジュースの缶を投げ捨てる様に後ろへ手榴弾を投げた


    律「偉い偉い。ちゃんと口閉じてるじゃん!まあ関係ないけどさ」

    その手榴弾がタイラントとぶつかろうとする瞬間を律は狙い撃った─────


    パァン!

    弾は見事に手榴弾に命中し、空中で爆発を起こしまたタイラントの顔をふっ飛ばした


802 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:33:22.12 ID:jwQWOtYKO
    後は一目散にただひたすら走る

    律はそれを応援していた

    後残り20秒と言うところで玄関を抜け外へ走り出す

    バババババ…

    上には丁度飛び立とうとするヘリが、下には全力疾走の三人

    そして屋敷は、耳を裂く音と共に爆発し…崩れさって行った…。


804 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:38:23.87 ID:jwQWOtYKO
    律「お疲れレオンちゃん!」

    ぺしぺしと頭を叩く律に何も言い返せないほど疲労していた。

    梓「クレアさん、本当にありがとうございました」

    クレア「いいのよ…私は恩を返しただけなんだから」

    エイダ「終わったのね……」

    レオン「いや、これからが始まりだ」

    クレア「そうね……」

    律「うん……。あっそうだ!澪達に連絡しないと!」

    レオン「もうヘリなら行っちまったよ……俺らに気づく事なくな」

    梓「またきっと会えますよ……生きている限り」

    律「……だな」

805 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:42:44.22 ID:z77T2nXJO
    憂はどこにいった…

806 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:44:02.26 ID:jwQWOtYKO
    律「あぁ!!!そうだった!大切なこと忘れてた…」

    レオン「なんだ?もう何言われても今なら驚かない自信がある」

    律「確か軍がここ一斉爆撃するんだよ!多分後一時間もしない内に!」

    レオン「それを!」
    クレア「先に!」
    エイダ「言いなさい!」

    律「ごめんなさい…」

    でも、きっと何とかなるさ。今までも何とかなって来たんだから

    そして澪、みんな。また、いつかどこかで必ず

    会おう─────
    生きている限り、どんな可能性だってあるんだから!


810 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:57:05.41 ID:jwQWOtYKO
    極秘ファイル
    憂編


    目の前には血だらけで倒れ込む紬の姿があった。失敗をした罰だ
    でも殺しはしない、彼女はまだ次のステージに必要だから

    憂「さて、お姉ちゃんに追い付かないと」


    紬邸爆発まで残り30分
───────。

    憂「お姉ちゃんは……生きて」

    唯「う……う……いぃ……」

    泣きじゃくるお姉ちゃんは凄く可愛かったけどそろそろ時間がない。
    姉妹の生き別れ演出には最高な物が出来ただろう


    憂「じゃあね…お姉ちゃん。また生きてたら会おうね」

    来た道へ戻り扉に手を当てる


813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 03:59:49.75 ID:1dbG1B680
    まさかの憂黒幕…?

814 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:02:31.75 ID:jwQWOtYKO
    「ガガガ、会員登録名、ヒラサワウイ、特別認定許可人……確認」

    ウィィン

    さっきまで開かなかったドアが開く


    憂「ここじゃさすがに来れないからね……ちょっと下へ降りないと」

    ───────。

    階段を降り普通の部屋がある場所に戻ってきた憂


    憂「タイラント〜?いる〜?」

    ドゴォォォォン

    壁を突き破り緑のコートを着た巨体が現れる


    憂「あなたは三人目の子かな?ご苦労。今回の演習はこれで終わりだからデータおくっといてね。私は帰るわ。来てるんでしょ?あの人」

    タイラント「」こくり

815 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:04:07.66 ID:jwQWOtYKO
    タイラントが開けた穴を伝い外に出る。

    そのまま紬邸を出てその側に止まってある車へと乗り込んだ

    憂「遅くなってすいません」

    「憂ちゃんは本当にお姉ちゃんが好きね〜」


    憂「お姉ちゃんは暖かいから。他の人は嫌いだけど」

    「まあいいわ。今回はいい実戦データも取れたし。T002型を5体も投入した価値があったわ」


    憂「しかしビックリしましたよ初めは。ちゃんとそうならそうって言ってくれなきゃ〜」

    「ごめんね〜。でもアンブレラの技術ならあれぐらい容易いってことぐらい知ってるでしょ?」

    憂「それは勿論知ってますよ。さわ子先生

    終わり

817 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:04:45.33 ID:PaMM3PhnO
    マジか…

818 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:04:51.17 ID:jwQWOtYKO
    以上です……本当にお疲れ様でした……っ!

822 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:07:34.07 ID:1dbG1B680
    なんというラスト…
    >>1長い時間乙


    それで、続編はいつなのかね


823 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:07:37.39 ID:PaMM3PhnO
    長編お疲れ様でした
    次回作にも期待してますね

827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:09:03.89 ID:MwK+e5/g0
    まさかのさわちゃんだと!?

    いちおつ!次回作も期待してるぜ

828 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:09:42.70 ID:n6dnv7H80
    なんという衝撃のラスト…
    お疲れ様でした


835 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:13:21.97 ID:jwQWOtYKO
    予告

    あれから二年経った。
    紬邸後
─────

    澪「これ……律の……」

    瓦礫の中から律のカチューシャを見つける


    澪「律……一体どこへ行ったんだ」

    私は律を探すため、それとバイオハザードの実態を世間に明らかにするためにフリーのカメラマンになっていた

    元々カメラを撮るのが好きだったのもあるけど…やっぱり一番の理由は律を探すためだった

    他の軽音部のメンバーも消息がわかっているの唯だけとなっていた。

    澪「でも…諦めないから、私」

840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:18:18.76 ID:jwQWOtYKO
    某警察署────

    「はいじゃあ自己紹介して」

    唯「きょ、今日からこちらで配属になりました平沢唯でで、す!よろしくお願いします!」

    パチパチパチ

    唯「てへへ//」

    あれから二年経ちました。私は私なりに考えて警察官になりました
    これ以上憂や他のみんなみたいな悲しい人を出さない為に

    和ちゃんからはすたぁず?ってところに入らない?って言わたけど…
    私は自分の足で歩きたかったから

    その一歩を今日踏みしめた

    まだみんなでライブする夢を私は諦めない
    だってみんなきっとどこかで生きている。
    そんな気がするから


844 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:24:34.07 ID:jwQWOtYKO
    へっくしっ

    「う〜さむっ…」

    新聞を取りアパートへ戻る


    「え〜と何々…またもバイオテロか?死人は推定5000人、だってさ、レオン」

    レオン「…そうか」

    律「はあ…。…そうか、じゃなくて良いのか?このまま野放しにして。私らはアンブレラを潰す為に動いてんだろ?」

    レオン「……。まだその程度様子見だ。近い内にもっと大規模なやつが起きる…。」

    律「ほんとかよ…」

    レオン「あぁ、間違いない」

    その時が奴等の最後の日だ


845 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:25:50.54 ID:YwBgodtnO
    りっちゃんと同棲だと……

846 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:27:50.48 ID:OQAEVD5L0
    レオン許さん

847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:29:45.93 ID:jwQWOtYKO
    全ての始まりに、終わりを告げる日が来た。

    再会、


    澪「律…?」

    律「伏せろ、澪」

    ──────。

    衝突


    和「あなたが行かないなら無理矢理でも連れて行くわ」

    律「やってみろ…メガネっ子」

    ──────

    S.T.A.R.S.VSアンブレラVS桜高軽音部

    >>1の次回作にご期待ください

848 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:31:24.39 ID:tToxlxVC0
    予告だったのかああああああああああああああ

    >>1おつ!!!!!!!


849 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:32:04.57 ID:jwQWOtYKO
    次回予定
    唯「バイハザ!」ラクーンシティ編

    近い内に書きます

    今回のスレではこれで終わりです

    さすがに疲れました…


851 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:32:21.57 ID:CZgHhT9r0
    これがどっかのまとめブログに載ったらイラスト描く。いや描かせて下さい

ひまっぴー「うちにも描いて下さい」


854 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 04:35:01.10 ID:jwQWOtYKO
    皆さんこの4日間お付き合い頂き本当にありがとうございました

    前スレ>>1から読んでくれた方も途中から追いついてくれた方もまとめを読んでくださった人皆さんに感謝します

    たくさんの保守、たくさん支援もありがとうございます

    また次回作でお会いしましょう

    寝ます


869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 05:19:21.03 ID:LqB5CklOO
    >>1乙!!
    こんな面白いSS久々に見たわ!wwwバイオファンにはたまらないなwwww
    続編が待ちきれん!


871 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 06:40:06.59 ID:9iKO8xqq0
    梓「…………ニヤリ」

    これが気になりすぎて眠れないwww

907 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 12:07:32.23 ID:mnLna7gt0
    >>1 超乙
    ちょっと今からマジでバイオ買ってくる

    続き絶対書けよ!てか書いてくれるよね!?
    お願いだから書いてorz

908 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 12:15:38.57 ID:jwQWOtYKO
    感想いっぱいで嬉しす
    置いてきた伏線も色々ありますが多分次ので回収出来るかと

    次回作はいつ頃書きましょうかね…
    自分はただひたすら書きためてじゃあんまり面白いもの書けないですからまた序盤の50くらいは書き貯めてそれからはお付き合いしてもらうことになりそうですwww

    まあ一週間以内には必ず続き書きます


909 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 12:20:59.62 ID:5oE8L3TIO
    >>908
    次スレタイは?

912 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 12:29:02.19 ID:jwQWOtYKO
    >>909
    唯「バイハザ!」ラクーンシティ編
    だと思います
    その時の気分で変わるかもですがバイハザ!で検索してもらえば間違いなくヒットします

958 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 16:39:40.01 ID:jwQWOtYKO
    最後に出したネタでもまとめましょうかね

960 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 16:45:50.38 ID:iReBwz63O
    >>958
    パ速行くか?

961 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 16:53:15.99 ID:jwQWOtYKO
    >>960
    いえ、ただ出た作品の名前を上げるだけなんで大丈夫です

    わからなかった人もいただろうと思って


969 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 17:41:32.56 ID:jwQWOtYKO
    バイオハザード1.2.3.4
    けいおん!
    メタルギアソリッド3
    ドラゴンボール
    北斗の拳
    名探偵コナン
    ひぐらしのなく頃に
    ジョジョの奇妙な冒険
    木更津キャッツアイ
    天 天和通の快男児
    アカギ
    仮面ライダー
    もののけ姫
    ファーストガンダム
    ギャグ漫画日和
    fate

    作者 >>1
    スペシャルサンクス VIPのみんな

    ご愛読ありがとうごさいました!
    わからない人はどのセリフがどの作品かは頑張って調べてね!

    ではまた次回作に…


971 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 17:53:24.57 ID:x/jcp3nyO
    >>969
    マジ乙!
    次回作楽しみだぜ
    イケメン律の活躍にwktk



    ゾンビも拳銃も描いたことない俺がコソーリ絵を置いていきますね  641240



































    期待しないでくれ(´・ω・`)

972 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 17:58:08.18 ID:jwQWOtYKO
    あ、シェバも一応出たから5もか

    >>971
    俺の100倍うめぇ


    でもイメージ的には律が腕を交差させて突き出し右にコルト左にマシンガン持ってるがshall we dance?のシーンだと勝手に思ってます

    誰か書いてくれる人いないかな〜


973 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 18:07:30.47 ID:x/jcp3nyO
    >>972
    てへ、マシンガン描けないからごまかしちゃったorz
    それマジかっけぇw
    他にもっと素晴らしい絵師さん方がいると思うから、超期待する

    さて、和でも描くかな


1000 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/11(土) 19:52:01.09 ID:tBvhLL8N0
    1000なら今すぐ次回作



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唯「バイハザ!」〜ラクーンシティ編〜【パート1】へつづく

引用元
唯「バイハザ!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1247080692/l100
 

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