283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:01:32.00 ID:x9RgQg/fO
    この物語は表では語られなかった話にスポットライトを当てるものです。

    もう 一つのバイハザ!へようこそ

    では書きます


    律「バイハザ!」


286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:05:52.26 ID:x9RgQg/fO
    それはバイオハザード発生の翌日に遡る─────

    紬邸

    コンコン

    紬「失礼しますわお父様。今度の合宿の件なんですけど出来れば一番大きな別荘を…」

    父親の書斎を訪れた紬だったがそこには先に先客がおり何やら話込んでいる


    紬父「すまんな紬、今取り込んでる最中だ。それにその手のことに関しては全て斎藤に任してあるだろう。彼にいいなさい」

    紬「はい……。あっ、あの……」

    紬父「まだ何かあるのか?」

    紬「今日…何の日かご存知ですか?」

    紬父「ん?あぁ、そう言えばお前の誕生日だったな。」


最初から読む人はこちら
唯「バイハザ!」【前編】

前の話から読む人はこちら
唯「バイハザ!」【後編】

バイハザ!の全作品はこちら

 
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:09:58.91 ID:x9RgQg/fO
    紬「!お父様…覚えててくださって…」

    紬父「お前がわざわざ構って欲しそうにこんな所に来るからまさかとは思ったが。まさか本当にそうだとはな」ハッハッハ

    紬「……」

    紬父「おめでとう紬。」

    紬「────ありがとうございます」

    バタン……

    書斎の扉を閉めもたれ掛かる。


    紬「なんで…こんな…」

    「……予定……したに……ました」

    中から何かが聞こえる…また仕事の話だろうか。あの忌まわしい…。

    「あぁ……うだ、明日この街で代4回目の実験を開始する。」

    紬「!?」

293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:15:13.73 ID:x9RgQg/fO
    耳を当てて聞き入る紬

    「しかしいいのですか?娘さんは…」

    「私もさすがにそこまで悪い親ではないさ。明日の朝紬と家内には少し外へ出ていてもらう。そう斎藤に計らわすさ」

    「とてもそうは思えませんけどね…先ほどの会話だって…」

    紬「っ!」

    紬は耳を扉から離し一目散に駆ける


    紬「(聞きたくない…お父様の声なんて…もうっ…)」


    「娘には嘘はつきたくないからだ。ありのままの私を見てほしい。紬は良い子だ、だから親の私のようになって欲しくはないのだよ」

    「親心……ですか」

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:23:12.39 ID:x9RgQg/fO
    ヒック……ヒック……

    また、あんなことをするんですね……お父様は…しかも今度は…この街で…

    紬「唯ちゃん…りっちゃん…澪ちゃん…梓ちゃん…」

    このままじゃみんなが死んでしまう…。


    紬「私がみんなを守らないと……!」

    早速行動に移す


    紬「斎藤!斎藤はいる?」

    斎藤「はっ!ここに」

    紬「今から言う材料を持って来て。ケーキをつくるわ」

    斎藤「はっ!」

    紬「ゴニョゴニョゴニョ」

    斎藤「はっ?ゴニョゴニョゴニョ?何言ってるんですか紬様!日本語でお願いします!」

    紬「ニュアンスでわかるでしょ……普通」

297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:28:20.86 ID:5XwA+q380
    空気読めない斉藤www

298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:28:40.35 ID:x9RgQg/fO
    斎藤「すみません…私空気だけは未だに読めないもので…」

    紬「他は何でも出来るのにね…」

    斎藤「では、あれを持って来ます」

    紬「えぇ、お願いね。後このことはお父様にはご内密に」

    斎藤「はっ、御意のままに」

    紬「これで最悪の事態は免れる…」

    後はここをどう脱出するかだけど…。ここのヘリを使うにしても誰も運転出来る人がいない…

    でも斎藤なら…。きっとわかってくれるわ…斎藤なら

    それがお父様に歯向かうことだとしても


302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:42:45.15 ID:x9RgQg/fO
    翌朝、バイオハザード当日

    紬「よし…出来た」

    寝ずに徹夜で作った対Tウイルスの抗体入りケーキ……
    これを食べれば空気感染は避けられる…。


    ケーキをいつも通りラッピングし学校へ行く準備をする。

    部屋を出ると斎藤がいた。私の行動を察したのか複雑な表情をしていた。

    斎藤「紬お嬢様、いくら空気が読めない私でもわかります…」

    紬「斎藤…。」

    斎藤「ケーキに抗体ウイルス剤など入れても美味しくなりませんよ?」

    紬「……」

    この空気の読めなさは究極だ……


303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:45:09.36 ID:hYKbJe2E0
    斎藤wwwwwwwwww

305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:45:34.25 ID:EMGGYyX7O
    斎藤に萌えた

306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:48:34.11 ID:YoW8IDoI0
    斉藤も助けてやれよ麦

310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/09(木) 23:53:27.84 ID:x9RgQg/fO
    紬「斎藤、あなた知っているんでしょう?私が友達を逃がそうとしていることも…バイオハザードから生き残りを出してはいけないことも」

    斎藤「紬お嬢様、私は空気が読めません。だからお嬢様が何をしたいのかも存じません。なのでお嬢様が考えていられることは杞憂です」

    紬「斎藤…」

    斎藤「ちなみに自分は夕方からどこへでも行けます。暇ですから」

    紬「ありがとう…斎藤。じゃあ行ってくるわね」

    斎藤「行ってらっしゃいませ、お嬢さ……ガハッ……グゥォ……」

    紬「斎藤?」

315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:03:52.95 ID:pDr7k7RzO
    斎藤「逃げ…てください…お嬢様…」

    えっ…

    斎藤「ぐ、オォォォォォ!」

    紬「い、一体何が…」

    紬父「ふん…任務を忘れ私情に走るのは若い者の悪い癖だな、お前もそうは思わんか?」

    紬「お父様…何故」

    紬父「私の使用人、特にお前の側近には少し工夫がしてあってな。紬、斎藤の首スジを見てみなさい」

    言われるがままに紬は斎藤の首の後ろ、脊椎の辺りを見てみる…すると

    紬「なに…これ…」

    首の後ろに紫色の何かが蠢いている


    紬父「通称ネメシス、Tウイルスの上を行くものだ」

316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:04:41.60 ID:jlwzxkHHO
    紬「ネメ…シス…」

    紬父「復讐の女神とは良く言ったものだ…首から生える触手がまるで羽のじゃないか、ククク」

    斎藤「ガアア!!!」

    紬「やめてお父様!私が悪かったから!早く斎藤を助けてあげて!」

    紬父「それは無理だな。一度発芽したネメシスを元へ戻すことは出来ん。なーに心配はない。上手くネメシスが起動すれば斎藤はもっともっと強くなってお前を守ってくれるだろう」

    紬「お父様!」

    紬父「さあ見ろ紬!私の素晴らしさをな!」
    斎藤「ウグォォォォォぉ!!!」

317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:04:43.97 ID:WqCeyqEMP
    ムギパパ死ねよ・・・

318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:07:31.10 ID:ds3BTwshO
    紬父…某SSではあんなにイケメンだったのに

322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:11:37.91 ID:OSSmaq860
    >>318
    やっぱり軽音部は最高だぜ!
    って感じのスレタイのか?

323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:15:29.96 ID:jy0G8ZdA0
    >>322
    「全員確保しろ!」みたいなこと言ってたよな

325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:15:57.80 ID:pDr7k7RzO
    斎藤「ウグォォォぉぉぉ……オジョ……ウサマ…にげてくださ…」

    紬「斎藤!」

    紬父「ほぉ…これは驚いた。このネメシスに抵抗出来るとはな。さすがは私が見込んで紬の側近にしただけはある。だがいつまで持つかな?」

    斎藤「グワアアアアア!グォォォォォ…オジョウサマ…ハヤク…」

    紬「斎藤……」

    斎藤「オジョウサマにツカエタコノ10ネンカン……ホントウニタノシカッ……」

    紬「斎藤……」

    斎藤「ウォォォ!はあ…はあ……お友達を、守ってあげてください。紬お嬢様。何より、あなたの為に」

    バタン…

    前のめりに倒れ込む斎藤。

331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:20:11.39 ID:pDr7k7RzO
    紬父「こいつは驚いた。最後には完璧に自我を取り戻すとはな。しかしネメシスの支配に逆らったが故に死んだか。思えば惜しい男を亡くしたな。しかし失敗作だなネメシスは。これからまだまだ調整せねば」

    紬「……」

    紬父「紬、学校へはいかなくていい。お母さんと一緒にパリの別荘へ行きなさい。私も後で行く」

    紬「……ま何なんて……」

    紬父「なんだ?つむ(ry」

    紬「お父様何か死んでしまえ!」

    グサッ……

    紬父「なっ……んだ……と」

    紬「はあ…はあ…はあ…」

    護身用に持っていた短刀で、紬が父の心臓を突き刺した。

346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:33:50.85 ID:pDr7k7RzO
    滴り落ちる血を見てようやく正気に戻った紬

    紬「お父様…私…」

    紬父「ふふ…ゴホッ…父が憎かったか、紬」

    紬「ただ…私…夢中になって…」

    紬父「私が死…んでもバイオハザードは…実行される…、所詮は本部が決めたことだ…。紬、父を憎め…そして私の様には…決してなるな」

    紬「お父様…?」

    紬父「必ず……生きて、……幸せに……」

    ガクッ…ドン…

    膝をつき力なく倒れる。あぁ、私は何てことをしてしまったんだろう

    今頃気づいてもすべては遅かった

    そう、既に時は動き初めている。


347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:36:07.35 ID:ds3BTwshO
    何だよ紬父の野郎…
    最期にイケメンになりやがって……

348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:36:20.40 ID:pDr7k7RzO
    ナイフを拭き鞘に納める。
    父の死体を机の下に移動させる。
    斎藤の死体も一緒に…

    幸いこの部屋には人がほとんど来ない…。
    お父様が気に入っていた暖炉がある部屋…。

    制服も新しいのに着替えないと、血がいっぱいついた

    最後に何であんな優しいことを言ったのだろう。まるで昔のお父様みたいだった…

    でも、やったことは許されることじゃない

    私はみんなを守るためなら親だって殺すの…それぐらいみんなのことが大事

    だからみんなも私を大切にしてほしいの

    私はただ、愛されたかっただけなのかもしれない


352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:48:57.47 ID:pDr7k7RzO
    裏、ファイル2
    和編


    私は何でこんなことしてるんだろうなってたまに思う時がある。
    周りからは責任感がある、とか
    しっかりしている、とか
    賢そう、とか

    良く言われる。そんな人から言われた体裁を守るために自分を演じて、みんなの期待を裏切らないように務める日々

    退屈だった。

    でも、一人だけは違った。

    唯だけは、私を見てくれていた。

    昔唯に「和ちゃんって普段はしっかりしてるけど時々抜けてるよね〜?」と言われたことがある

    正直唯に言われると凄いショックだ。


353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:49:42.24 ID:OSSmaq860
    ファイルとか出ると更にバイオっぽいなww

354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 00:51:11.80 ID:pDr7k7RzO
    でもそれが嬉しくもあった。
    初めて私ってそんなところあるんだなって思えた。

    まあたまに消しゴムやシャーペンの芯を買い忘れたのを唯に貸してもらったりしたことがあった。
    きっと唯はそのことを言っていたのだろう

    本当に良く見ている

    だから、私の一番大切な友達だから

    和「守りたいのよ、唯」

    刀を握る力を強め巨人と対峙する。


363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 01:06:17.79 ID:pDr7k7RzO
    和「はあああ!」

    グゥニャ!

    思いきり降り下ろした刃はタイラントの腕にめり込むだけで切断するに至らない。


    和「(ゴムボールを斬ったような感触、Tウイルスで異常に発達した筋肉に弾かれているのね)」

    ブゥン!

    和「くっ…」

    タイラントの拳をギリギリ避ける。


    和「実戦は久しぶりだからなかなか体が動かない…っ。ブランクとは情けないわ」

    S.T.A.R.S.のメンバーとして恥ずべきことは出来ない…


    和「ブランクは実戦で取り戻すまでよ…!」

    再び距離を詰めタイラントへ走り込む和…


365 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 01:10:45.66 ID:pDr7k7RzO
    私の両親は生粋な日本人だった。お父さんは日本刀が大好きで良く私にも見せてくれた

    和父「ほ〜らのどか〜カッコいいだろう?!」

    のどか「うわぁ〜すごいねぇお父さん!カッコいい!仮面ライダーみたい!」

    和父「だろうだろう!ハッハッハ!」

    和母「あなたまたのどかにそんなもの自慢して……のどかが変な趣味に走ったらどうするんですか?それにのどかが触って怪我でもしたら……」

    和父「ハッハッハ、模擬刀だから大丈夫だよ。これじゃあニンジンもきれないよ。それにのどかは女の子だからそんな興味は持たないだろう」

366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 01:12:13.19 ID:pDr7k7RzO
    のどか「私にっぽんとう好きだよ〜」

    和父「えっ?本当に?」

    和母「ほら〜変に興味持っちゃったじゃない」

    和父「いや!カッコいいぞ〜日本刀を持って佇む女の子なんてそうはいない!俺ならぞっこんだ!」

    和母「……まさかだから結婚したとか…」

    和父「そ、そんなわけないだろ?」アセアセ

    本当はそんなに興味はなかった。でも、お父さんは昔から男の子が欲しかったらしく私にもよくそう言う男の子の遊びを教えてくれたりした

    見限られたくなかった。本当は男の子が欲しかったのに、女の子なんて……のどかなんて
    そんな風に思われたくない一心で子供ながら良く父の言うことに合わせる節があった


371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 01:29:19.34 ID:pDr7k7RzO
    両親がS.T.A.R.S.だと知ったのは中学生に上がったばかりのことだった。

    お父さんがたまたま部屋に置き忘れていた手帳を見てわかったのだ

    中学生ながら私は問い詰めた。S.T.A.R.S.と言えば対テロなどに特化し最近日本にもその支部を置かれる様になった国際の警察組織と言うことは少し調べればわかることだった


    和「お父さん…何で黙ってたの?」

    和父「……和に心配をかけたくなかったんだ。」

    和母「黙ってたのはごめんなさい…でもお父さんは和のことを思って…」

    和「いつ死んでもおかしくない仕事してるのにそれを黙ってるなんて…。」

    和父「わかってくれ、和。誰かがやらなきゃならない仕事なんだ。私がそれをやっているだけのことさ」

    その言葉を聞いて、一つの思いが浮かんだ


372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 01:30:23.40 ID:pDr7k7RzO

    そしてその日が私がS.T.A.R.S.に入る為に訓練し始めた日でもあった。

    聞けば母も元S.T.A.R.S.のメンバーでそこで恋に落ち二人は結婚したらしい。

    まさにS.T.A.R.S.ファミリー。私に子供が出来るかは分からないけど出来ても絶対入れないわ…こんなチームに

    S.T.A.R.S.に入るため毎日毎日格闘術、剣術を学んだ。
    剣術にこだわったのはお父さんのこととお母さんも昔刀で戦っていたと聞いたのが原因だったのかも

    当然両親は反対した、けど私はやめなかった。私がお父さんを、お母さんを助けるんだって


388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 02:01:04.90 ID:pDr7k7RzO
    高校1年の時に試験を受けた。
    S.T.A.R.S.に所属出来るのは16歳以上だったからだ。

    結果は見事一発合格。当時は言わなかったが後に父から、難問と言われた試験を一発合格するとはさすが俺の娘だ!
    と仲間に自慢しているらしい。

    その時私は学校をやめるつもりだった。

    けど両親はそれだけは絶対に駄目だと猛反対し結局学校へ行きつつの勤めになった。

    お父さんはまあまあのお偉いさんらしく特例で認めてもらったらしい。

    でも良かった、唯と離ればなれになるのは確かに嫌だったから

391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 02:22:52.66 ID:pDr7k7RzO

    それからは訓練と実戦の連続だった。

    実際にテロ活動を未然に防ぐ為に動いたことも多々あった。

    けれど本当の実戦、そう、S.T.A.R.S.が作られた本当の目的

    バイオテロの阻止

    それにはここ最近まで出くわしたことはなかった。

    今まで三回あり全てこちらの出鼻を挫かれ市民は全滅…。

    S.T.A.R.S.の信頼は地に落ちていた…。

403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 02:55:26.04 ID:pDr7k7RzO
    和「で…次はこの街ってわけ…ね!」

    ザンッ!

    ブゥン!

    刀と拳の応襲が繰り広げられる。幸い拳の速度は早いが肩の動きなどでおおよそ飛んでくる場所はわかっていた。これも訓練の賜物か

    和「でも……」

    グサッ……グニャリ……
    こう硬いと刀じゃ話にならない。
    腕は駄目だ……異常に強化されすぎている。

    和「なら!」

    和はタイラントの拳を掻い潜り足を切りつける


    「グォォォォォ…」

    和「利いた!足はそこまで頑丈じゃないらしいわね」

    重点的に足を狙って…でもおかしい

    妙に弱すぎる


406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 02:58:58.65 ID:pDr7k7RzO
    弱いと言うか…本気で殺しに来ていない。
    なめてるのかしら

    T002型は対バイオハザード装備のアンブレラの特殊工作員30人を返り討ちにするほどだって書かれていた…。
    その割にS.T.A.R.S.では新米の私に手こずるようなことがあるのだろうか…

    確かこうも書かれてたっけ…。プロトタイプに比べ命令を受け付ける知能を持ったって…。

    私は殺す対象になってないのか…でも梓は…

    「ウガアアォォオオ!」

    和「あら、だいぶ叫ぶ様になって来たじゃない」

407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 03:00:38.53 ID:pDr7k7RzO
    「ウォォォ!」

    ブゥゥゥン!

    和「(来たじゃない、人を殺す拳が。恐らく敵と認識したのね。賢い子)」

    和「……ふっ」

    一回深呼吸をし、和もスピードのギアを上げる。準備運動はこれぐらいでいいだろう

    唯達もかなり遠くへ逃がせただろうしね

    和「はぁっ!」

    足、それもアキレス腱辺りを思いきり斬り込む。

    いくらウイルスで巨体になったとは言え元の人間組織は変わっていないはずだ


    「グォォォォォ!」

    和の思い通りタイラントは足を自由に動かせず膝をつき、そのまま地面に倒れこんだ


408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 03:01:47.02 ID:pDr7k7RzO
    和「今のうちに……」

    倒れている梓を抱え体育館へ向かう。私の予想が正しければ梓は…
    梓「……スゥ……スゥ……」

    和「やっぱりね…。」

    タイラントの威圧からか冷静な判断が出来ていなかった。あんな怪物にこんな小さい子が殴り倒されて生きているなんて誰が思うだろうか。

    和「私達のとんだ早とちりだったわ。早く唯達にも知らせないと」

    梓をおぶりながら体育館の裏を抜け国道に出る。


    ポツ…ポツ…ポツポツ…

    和「雨ね…ついてないわ」

    そんな愚痴を溢しながらも和は紬邸へと向かった。


    梓「…………ニヤリ」

507 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:00:50.40 ID:pDr7k7RzO
    ここに出てくる「俺」は作者ではなく、VIPでよく使われる人物名の「俺」であり、あくまで作者ではありませんのでご了承ください

    つまり俺が…俺自身が俺だ!

    ってことです


508 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:03:58.57 ID:pDr7k7RzO
    ファイル2.5
    俺編

    その頃、隣街T市上空 。
    一機のヘリが上空を旋回していた。

    「悪いな、ここが限界だ。これ以上近寄ったら下手すりゃバックトゥーザフューチャーみたいに過去に飛ばされかねん」

    「ここまでで十分だ。後は現地で足を確保する。」

    「いいのか?仮にも警察が盗みなんてよ」

    「ちゃんと後から返すさ。それに今は、」

    ブォォォォォ

    ヘリの扉が開けられ気圧差で激しい音が渦巻く。


    「人命が最優先だ。」
    ゴーグルをつけ背中にパラシュートを背負う。

    俺「待ってろよ、澪」

513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:10:31.05 ID:pDr7k7RzO
    俺「しかし悪かったなブラッド。こんなバカに付き合わせてよ」

    ブラッド「全くだな。だがお前さんの気持ちもわからなくはない。クリスは立場的に動けないからな。」

    俺「若いS.T.A.R.S.メンバーの独断とでも報告書は書いといてくれよ。じゃあそろそろ行くわ」

    ブラッド「Good luckボーイ」

    運転席から顔を覗かせ親指を立てるブラッドに俺も親指を立てて返した。そうして俺は雨の夜に飛び込んだ

    バッ

    ヒューーーー

    俺「(おぅおぅ何も見えねーな見事に)」

    ヘリからの落下傘じゃ距離が短いからそろそろか…。


514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:16:33.84 ID:pDr7k7RzO
    バアアアアサァッ

    飛ぶには最悪の状況だがなんとかパラシュートは開いてくれた。


    俺「ぐっ……」

    しかし雨と風を受けてパラシュートの向きが変わる。この高度じゃ向きも満足に返られない…このままじゃ目の前のビルに激突する……!

    地面まで数m、このまま待っていては確実にぶつかる……


    俺「うぉぉっ」

    パラシュートを急いで外し勢いを止める為に四つん這いなりながら着地する。

    ビルの手間3mと言うところで止まった。


    俺「ふぅ…」

    K市までおよそ約50Km。T市の民間人の避難は既に完了しているようだ
    俺「誰もいねぇ」


517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:20:12.54 ID:cTyRsgZh0
    やべぇwwww俺かっけぇwwwwwwwwwwwwwww

518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:23:09.29 ID:pDr7k7RzO
    俺「さて、足になりそうなもんは……っと」

    丁度近くの駐輪場にバイクが止まっている。

    俺「こいつはまたピーキーなチューニングされてんな」

    それは所謂ヤン車であった。


    俺「先端が出っぱって宇宙戦艦ヤ○トみたいになってんぞ…」

    まあ仕方ない、これで我慢するかとそのバイクに股がる。


    俺「おっ、偉い偉い。こうゆう災害と言うか事態にはキーはつけっぱなしにしなきゃいけないんだよな。見た目はヤン車だから根はいいやつなのかも。わりぃな、これ借りてくぜ!」

    ドゥゥン…ブォォ〜

519 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:27:47.44 ID:pDr7k7RzO
    K市学校近くの一軒家─────
    和「さすがに街中にゾンビが溢れてるとなると梓を庇いながらむぎの家にいくのは至難の技ね…。」

    学校から出て鍵の開いている家に入り梓を着替えさせて雨を凌いでるとこまではいいのだけれど…


    梓「くぅ…くぅ…」

    ベッドでぐっすりと寝ている梓を見る


    和「さすがにここに一人で置いておくのは危険よね…」

    梓「くぅ…くぅ…」

    和「憂ちゃんといい梓といい…この妹キャラは破壊力ありすぎよ…」

    やっぱり妹も悪くない


520 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:32:49.78 ID:pDr7k7RzO
    車を借りていくのが無難か…でも運転何かやったことないし…。
    それにいくら応急措置はしたと言ってもあちこち骨折してる人間を連れ回すわけにも…。

    和「袋小路か…不幸だわ…」

    和「雨が止むのを待ってから移動するしかないわね」

    こんな時誰かいればいいんだけど…



    ─────

    ブォォォォォォォ!

    俺「こいつの早さの源はこのごちゃごちゃしたパーツか!更にこのヤマ○擬きのヘッドが風を切り裂いて行きやがる!」

    雨の中の道を200kでぶっ飛ばす俺

    バカである


522 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:41:19.83 ID:pDr7k7RzO
    俺「そろそろ検問か」
    ブラッドの話じゃ街全体はかなり頑丈な検問だとか言ってたな…。果たして突破出来るか否か…!

    K市まで残り5K…


    ブゥゥゥン!

    よりアクセルを早める…。

    検問
───────

    アンブレラ社員A「こちら中央通り、異常なし」

    アンブレラ社員B「そりゃあこんなどしゃ降りの中わざわざ危険な地区に突っ込んでくる輩なんかいねーだろうよ。そうだな、いたら…だって本当はクレイジ〜♪だな」

    アンブレラ社員A「それでも見張らないと行けないのは現場の辛いところだよな〜」

    アンブレラ社員C「お、おい!何だあれは!」

    社員が指を差した先には…


524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:53:55.97 ID:pDr7k7RzO
    俺「嵐〜と共に〜やってぇ〜来た〜誰だ、誰だ、悪〜を蹴散らす嵐のお〜と〜こ〜」

    アンブレラ社員A「なんだあいつは!猛スピードで突っ込んできやがる!」

    アンブレラ社員B「ppppppp…なにぃ戦闘力5000だとぉぉぉ!?」

    アンブレラ社員C「つ、突っ込んで来るぞぉぉぉぉぉぉ!」

    ┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
    俺「(思ってたより低いバリケードで助かったぜ、これなら!)」

    門を超えるためには…!

    門の前にある乗用車に目をつけそこにアクセルを全開で突っ込む!


525 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 18:57:00.74 ID:pDr7k7RzO

    アンブレラ社員A「バカめ!ハンドル操作を誤ったな!車に突っ込んでしねぇ!」

    アンブレラ社員B「い、いや違う!あれは!」

    俺「押し通ぉぉーる!!」

    アンブレラ社員C「こいやぁぁぁぁ!」

    その乗用車の更に前にある縁石に上手くタイヤを合わせる…。

    斜行した縁石にタイヤが上手く乗りそのスピードも相まって飛び上がるヤマト、いやバイク
    更に乗用車の上に乗りスピードの勢いを利用してバイクを力一杯上に引き上げる!

    するとバイクは宙を舞い…

    アンブレラ社員A「俺の車を踏み台にした!?」

530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:02:20.19 ID:pDr7k7RzO
    ドスン!!!

    バリケードの向こう側へと着地成功!


    俺「いやっほ〜っ!」
    アンブレラ社員B「やろぉ!」

    カチャッ

    アンブレラ社員C「やめとけ、矢の無駄だ」

    アンブレラ社員B「いや拳銃なんだが…」

    アンブレラ社員A「こちら中央通り!バイクで突っ込んで来た暴走族らしき男にバリケードを突破されました!オーバー」

    ガガガ

    『構わん、放っておけ。そんなガキが死のうと関係はない。だが次はないぞ?』

    アンブレラ社員A「は、はいぃぃぃ」
    俺のスーパーパロディタイム終了
    全部わかった人は人生について考え直そう!


532 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:05:28.19 ID:Dtev0kdV0
    わろた
    応援してるぞw


536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:12:04.56 ID:pDr7k7RzO
    和「雨…止まないわね。このままずっとこうしてるわけにも行かないし…」

    あれから何時たったろうか。唯達は無事でいるだろうか…

    気になることが多すぎる。


    和「仕方ない…何とか車を…」

    そう思い和が玄関を出ようとした時だった


    『パララララパラリララ〜♪』


    和「えっ…何の音かしら…」

    玄関を出て大通りを見る


    『パララララパラリララ〜♪』


    和「まさか…暴走族?いえまさかね…そんなバカな暴走族いるわけないわ…。いやもう寧ろ暴走族なら尊敬するレベルよ」

    和は音がする方を眺める。小さかった影姿が段々…


543 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:19:46.59 ID:pDr7k7RzO

    生きてるやつがいればこの音に反応して何かしら対応があるはず…。


    『パララララパラリララ〜♪』


    さっきとは違い出来るだけ低速で走る。
    目標は澪達のところだが他の要救助者を見捨てるほど俺は非、人道的ではない


    俺「ん…あれは…」

    遠くの一軒家の軒先に人影が見える…。


    俺「生存者か!」

    しかも見た感じ女の子っぽい……激熱……!

    近づくにつれ段々と露になるその姿…。

    おっとメガネっ子じゃねーか!ウホッ!更に制服着てるってことはJKか!なんたる僥幸!!!
    神よ私は全力で貴方を支援します!!!


544 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:20:31.64 ID:j/Wz5+Ac0
    前言撤回。やっぱ俺かっこわるい

545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:22:50.93 ID:pDr7k7RzO
    ん…でも待てよ、右手持ってんのあれ刀じゃねーか?

    まさか…

    家の前で止まる俺…。


    和「こんなとこで何やってんのよ、俺」

    俺「んだよ和かよ!!期待して損したぜ…。てかそれはこっちのセリフだって〜の」

    和「話はともかく中で聞くわ。あなたびしょ濡れじゃない、風邪ひくわよ」

    俺「お、おぉ。」

    俺はバイクを降りて和に招かれるまま家の中に入る

548 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:31:55.96 ID:pDr7k7RzO
    和「はいこれタオル、後上は脱いで。脱水して乾かしておくから。代わりにこれ着なさい」

    俺「おぉ…すまねぇな」

    一通り着替えなども終わり梓のいる部屋で落ち着く


    俺「この子は?」

    一目散にベッドで寝ている美少女に目が行く。

    妹キャラ、ツインテール、 ちっちゃい


    俺「なんだこの反則キャラ…ぐっ…体が耐えられんっ…」

    和「先に言っておくわね、触ったら殺すから」

    俺「サーイエッサー!」

    俺「冗談はさておき、民間人か?」

    和「私の友達よ」

    俺「……酷い怪我だな」
    和「T002型にやられたのよ…」

554 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:36:33.84 ID:pDr7k7RzO
    俺「そんな厄介なやつもいるのか…。しかしよく生きてたな。S.T.A.R.S.隊員…いやクリスさんやジルさん、バリーのおっさんでも無事じゃすまないだろう…」

    和「多分目標設定にされてなかったからでしょうね。私も戦ったけど明らかに殺す気じゃなかった。」

    俺「和がS.T.A.R.S.隊員だとわからなかったのか…他に目標がいるのか」

    和「最もさっきのいざこざで敵と認識されたでしょうけどね」

    俺「で、この子どうするんだ?」

    和「あなたが来てるってことはメンバーが来てるってことよね?」
    俺「いや実は…」

555 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:39:30.52 ID:pDr7k7RzO
    和「単独潜行ですって!?」

    俺「実はそうなんです…」

    和「あんたって人は…」

    俺「…お前はいいよ、のんきに学校行ってたまに顔出せばいいんだから。こっちは穴に火ついてんだよ!前の三回の失態で日本の信用もなくなりつつある…今回だって上の圧力で出動出来ずにいるんだ…。だから俺がこうやって一人で来たわけ」

    和「……。言い返すこともできないわ。事実だしね。でも正直助かったわ本当に困ってた所なの」

    俺「どうゆう意味だ?」

    和「この子を…梓を守ってあげてほしいの」

    俺「この子を?」

558 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:45:00.78 ID:pDr7k7RzO
    和「私はどうしても唯達の元へ行かないと駄目なの」

    俺「し、しかし…俺には澪が…」

    和「澪にはもう相手がいるから言い寄るだけ無駄よ。でもこの子はドフリー言いたいこと…わかるわよね?」

    俺「ごくり…っ」

    和「起きた時にあなたが命がけで守っていた…とわかれば…」

    俺「もっと!」

    和「つり橋効果って知ってるわよね?危険な場所は心が高揚するから一緒にいる異性を意識しやすい…無事ここを切り抜けた暁には…」

    俺「ぬぉぉぉぉ!」
    そ、そんな釣り針に…つ、つ、釣られるか…クマー!
    恐らく釣られない輩は存在しないだろう


559 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:49:04.14 ID:pDr7k7RzO
    俺「(た、確かに澪が可愛いと決まったわけじゃない…。黒髪ストレートを逃すのは惜しいが…っ。この子も文句なしに可愛いしな…いやしかし…)」

    和「あなたがどうしてもと言うなら私が残っても構わないけど…」

    俺「ちっ、しかたねぇな!お前がそこまで言うなら残ってやらあ!(目の前のフラグ優先!命令、フラグを大事に!)」

    和「助かるわ、ありがとう(計画通り…)」

    和「あ、でも、寝込みを襲うなんて真似したら殺すわよ」

    俺「そ、そんなことしませんって」

563 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:53:56.07 ID:pDr7k7RzO
    和「知ってるわ。だから頼んだのよ。でもまあ本人が望んだ場合は……好きにしなさい」

    俺「あぁ。気をつけな。澪によろしく頼む」

    和「えぇ。」

    俺「あ、これ持ってけ。Tウイルス抗体剤。定期で射ってる俺らと違ってそろそろ切れるだろ?それと連絡の為の無線機な。携帯は電波障害がかけられてて繋がらない」

    和「本当にすまないわね。ありがたくもらっておくわ」

    俺から二本の注射器を受け取ると一つは自分の射ち込み一つはポシェットへ入れる。

    和「くれぐれも梓のこと頼んだわよ。脱出の算段が出来次第迎えに来るわ」

    俺「あぁ。また連絡してくれ」

564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/10(金) 19:58:24.76 ID:pDr7k7RzO
    ガチャリ…

    出ていく和を見送りさっきの部屋へと戻る。


    俺「さて…二人っきりになったわけだが」

    梓「くぅ…くぅ…」

    俺「みゃ、脈拍計らないとな!」

    ゆっくりと梓の手を取り脈拍を計る。


    俺「……よし、正常だ。問題なし」

    ドックンドックンドックンドックンッ!

    俺「俺の方が問題あるっての……」

    梓「くぅ……」

    俺「はあ…」

    俺「(やっぱり無理だな…妹キャラは。頑張ってはみたんだけど…。どうしてもそう言う気になれない…あいつのことを思い出したら)」

    でも、絶対に守ってみせる。
    俺の命に代えても




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律「バイハザ!」【後編】へつづく

引用元
唯「バイハザ!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1247080692/l100
 

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