過去の良作・時事ネタの再投稿です。
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SS宝庫のオススメSS(2015/02/20追加済み)

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:33:08.58 ID:Suk8Om+x0

男…36歳
女…18歳

始まり始まり





3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:34:14.46 ID:Suk8Om+x0

■吉墨町/バス亭 雨の日

男(バス遅いな… ん、何か落ちてる サイフか? ラッk、いやいや)
 (んー女物か? 金は〜二千チョイ円、
 (身分証は…運転免許、原付か かわいい子だな 
 (氏名は「女」18歳か、若っ 他は〜)

男「ん」

女「ん〜、まいったな〜」

男「お? あれ」

女「はい?」





4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:36:32.77 ID:Suk8Om+x0

男「ひょっとして、これ探してる?」

女「あ、それ!私のサイフ!」

男「ここに落ちてたよ」

女「すみません!私のですそれ」

男「ああ、返すよ ずぶ濡れだけど」

女「あ〜あ〜、ありがとうございます」

男「金とか無くなったりしてない?」

女「んー、はい、平気っぽいです」

男「ハイ、気ーつけてね」

女「はい、どうもありがとうございました!」






6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:39:06.05 ID:Suk8Om+x0

■バス亭/バス待ち中

男(…)

女(間が持たないな)

男(…)

女(よし、話しかけちゃおう)「バス、遅いっすね」

男「ん、そうね 雨だからかね」

女「雨だから使いたいんだけどなぁ」

男「あー、俺もだな」

女「あ、来た」

男「お」





7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:41:49.68 ID:Suk8Om+x0

■路線バス車中

『次は〜東遥橋〜、東遥橋理容専門学校前〜』

女「あ、私ここなんで、それじゃ、どうもありがとう!」

男「ん、ああ、いや」

女「じゃあさよなら!」スタタ

男(元気いいな 最初と言葉遣い違くないか?)
 (サイフ落っことすとか、ドジっ子だな)

『次は〜終点〜絹澤町〜』





8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:45:08.36 ID:Suk8Om+x0

■別の日 吉墨町/路上

バッタリ

女「あ」

男「ん? あ」

女「こんにちわ!」

男「こんにちわ 女さんだっけ?」

女「え、名前言ったっけ」

男(しまった 不躾だったか もう遅いか)
 「サイフ拾った時、免許に書いてあったのを見たんだよ」

女「え、見たの」





10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:50:01.96 ID:Suk8Om+x0

男「そりゃ見るよ 仕方無いでしょ」

女「んーそうか で、おにいさんは?」

男「ん?」

女「名前」

男「ああ、男っていいます」

女「改めまして、女です 今日は?」

男「ん? ああ、ちょっと駅まで」

女「あ、私もだ」






11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 00:53:02.87 ID:Suk8Om+x0

■吉墨町/駒伊吉墨駅への道中

女「え、36!?見えない!」

男「元々童顔なんだよ 君は18だっけ」

女「…そうだよ でもびっくり、20代後半位かと思ってたよ〜」

男「んーそうか〜」

女「若く見られるの、嬉しくないの?」

男「自分の童顔、そんなに好きじゃないんだよ
  最近はバランスが取れてきたと思ってたんだが」

女「そういうもんか でも、結構モテそうじゃない?」

男「全然」

女「そう?」

男「女性と知り合う機会は、そんなに無いなぁ」

女(うーん36かあ〜)





15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:00:03.80 ID:Suk8Om+x0

女「何の仕事してるの?」

男「プログラマだよ 社長なんだよ」

女「え、社長!?プログラマー?」

男「俺の他は社員2人だけだけどね いろんな会社と契約して仕事するんだよ」

女「ふーん、よくわかんないけど、ちっこい会社なんだね」

男「そうね、あんまし儲からないし 君は学生?」

女「専門学校だよ 美容師の」

男「ん、そうか」

女「ん、今ちょっと一瞬、如何にも馬鹿っぽいのが通いそう、とか思ったっしょ」

男「…」

女「…」

男「ごめん、一瞬過った ホント一瞬」

女「いいよ、よくあるんだよ イメージ的にわかる」

男「ゴメンナサイ」

女「うん、わかった」





16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:03:26.93 ID:Suk8Om+x0

女「いや〜でも、男さん36かあ〜」

男「なんだ、36がどうした」

女「いや、私の倍生きてるんだな、と思うと、なんかね〜」

男「…」

女「…」

男「…」

女「…ショックだった?」

男「パンチ力あるね」

女「アハハ あ、駅だね」

男「ん、俺は下りだけど」

女「私は上りだ じゃあここで」

男「ほい、そんじゃね」

 スタスタ

女(結構話せちゃうもんだな… なんかびっくり)





19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:06:24.10 ID:Suk8Om+x0

■別の日 絹澤町/バス亭前

男(なんかエライ渋滞だな バスが全然来ねー
  警官も動き回ってるし、何かあったかなこれは)

男「すんません、何かあったんですか?」

警「ああ、この先でトラックの衝突事故があってね バスは暫く動かないよ」

男「そうすか どうもありがとう」

男(参ったなぁ タクも意味無いしな 地下鉄の駅まで歩くか?)

女「あ、男さん、こんばんわ」

男「ああ女さん、こんばんわ」

女「久々だね」

男「そうなあ」





22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:11:55.49 ID:Suk8Om+x0

女「なんかあったの?これ すごい渋滞」

男「なんかこの先で事故ってて車動かなくなってるんだよ
  暫くバスは来ないって」

女「えー、帰れないじゃん」

男「仕方無いよ でも、待つって言ってもどの位になるかよくわからないよな」

女「時間余っちゃうね」

男「ちょっとそこらへんで時間潰す?」

女「そっすね そこのフォーコーナーズは?」

男「いいよ」(こんな歳離れた奴相手に、凄い人見知りの無さだな、この子)





23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:15:20.47 ID:Suk8Om+x0

■フォーコーナーズカフェ

男「アイスレモンティー 女さんは?」

女「んー、カフェラテ あとそのチョコクッキー」

店「1,280円になりゃっすぇ」

男「ほい」

女「あ、ここ私出す」

男「なんでよ」

女「サイフのお礼、あと『年齢倍』のワビで」

男「ああ〜」

女「お願い!払わして」

男「わかった ご馳走になります」

女「んじゃ、ハイ、1,500円」

店「220円のお返しになりゃす ありゃとござゃす」

女「席どこにしよっか」

男(18の小娘に奢られる俺)





25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:18:57.38 ID:Suk8Om+x0

女「あ、車流れてない?」

男「あ、本当だ バス来るかも知れんね、行ってみようか」

女「うん」

男「どうもごちそうさま」

女「どういたしましてー」




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:20:48.62 ID:Suk8Om+x0

■別の日 拾九堂書店絹澤町店

男「お」

女「ん、あ!」

男「こんにちわ」

女「男さん、バス亭以外で会うなんて、珍しいね」

男「そうだな〜 学校帰り?」

女「うん、ちょっと買い物に来たの その帰り 男さんは?」

男「営業で外回り 本屋寄って、今日はもう帰る所」

女「それでいつもとちょっと違う格好なんだ ちょっとピシっとしてるね」

男「まぁ一応なぁ」

女「お疲れ様〜 帰るんなら一緒に帰ろうよ」

男「ん、ちょっと見てからで良いなら」

女「じゃあ、雑誌のとこにいるから、終わったら声掛けて」

男「了解」





28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:24:01.46 ID:Suk8Om+x0

■バス車中

女「本、何買ったの?」

男「仕事で使う本、参考書みたいなもん あと雑誌 女さんは?」

女「マンガ ワンピース」

男「あれかー あれ見た事無いな」

女「マジ!? そんな人いるんだ!」

男「いるだろそりゃ ジャンプ見なくなってからかなり経つよ もう10年位か…」

女「その頃って、ジャンプって何やってたの?」

男「ん〜、あんま覚えてないな ジョジョの5部が終わった辺りで
  見なくなったって位しか」

女「こち亀とか?」

男「そりゃやってたね ワンピースも始まってた気がするなぁ」

女「始まってたのに見てなかったんだ」

男「全部は見てなかったかな ジャンプ見てるの?」

女「うん じいちゃんが毎週買ってくるんだよ」





29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:26:22.14 ID:Suk8Om+x0

男「え、おじいちゃんがか お父さんとかじゃなくてか」

女「うん 私、じいちゃんと二人暮しだよ」

男「そうなんか」

女「うん」

男「…」

女「こういう時ってさ、マンガとかだと『悪いこと聞いちゃったかな』
  とか言うとこだよね」

男「ああ、そうな〜」

女「言わないの?」

男「うーん、悪いって程でもないでしょ?」

女「だよねー ああいうセリフって何かヘン」

男「ははっ そーか」

『次は〜吉墨〜 吉墨総合病院前〜』

女「あ、次だね」





31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:29:10.11 ID:Suk8Om+x0

■別の日 吉墨町/路上

男「♪〜」

女「お 男さん、こんにちわ!」

男「♪〜」

女「ん、聞こえんかったの こんちわー!」

男「♪〜」

女「ヘッドホンか… ちょっぷ!」

男「うお」

女「こ ん に ち わ」

男「お、君かあ、こんちわ」

女「『君』やめて」

男「ああゴメン」

女「何度も声掛けたよ〜」

男「すまんかった」





33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:32:21.57 ID:Suk8Om+x0

女「何聞いてたの?」

男「QUEENのInnuendoってアルバム」

女「QUEENあんま知らないなぁ」

男「90年代のやつだから比較的新しい方かな」

女「イヤそれ古いって 私90年生まれだよ」

男「…そうか」

女「おっさんはいちいちショック受けるんだから もうデリケート」

男「うるさいなあ」

女(かわいいな、このひと)

男「女さんはどんなん聞くのさ」

女「んー、適当にいろいろ ゆずとか好きだな」

男「聞かないなぁ 今日は駅まで?」

女「うん」





35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:35:10.88 ID:Suk8Om+x0

■駒伊吉墨駅への道中

男「え、じゃあモロに『円周率は3』て習った世代か!」

女「そこらへんちょっと違うけど、まーそんな感じだよ ゆとりってやつ」

男「自分で言っちゃうか でも3ってエライ大雑把だよな 困らないの?」

女「さあ? 普段使わないし」

男「それもそうか」

女「でも、デキる人って、教わんないでも自分で色々するし、そういう人には
  習う習わないは関係無いでしょ?」

男「そうだな つまらん事言ったよ」

女(あれ、ケンカ腰が肩透かしなカンジ 素直なおじさんだな)






37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:38:06.00 ID:Suk8Om+x0

女「ええ?、男さん、自分で髪切ってるの!?」

男「うん、ここ10年位そう」

女「え、そんななるんだ 何かちょっと雑だと思ったよ」

男「そうか?」

女「ちょっとだけね  何で自分で切ってるの?」

男「一時期貧乏でね〜 節約の為に始めたんだけど」

女「アハハハハ、なんで今もやってるの?」

男「いつでも切れるしさ あとあれ、美容院とかって店の人がイロイロ
  話し掛けて来るじゃない?」

女「うん 大事なんだよあれ」

男「そうか でも俺、あれが苦手でな〜」

女「あはっ そうなんだ」





38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:40:20.59 ID:Suk8Om+x0

男「何で笑う」

女「なんか思春期の少年みたいだよ」

男「ああ、子供の頃から苦手だったなぁ」

女「ずっと苦手なままなんだ」

男「もう直す機会は無いね」

女「あはは」

男「美容師の専門学校に通ってるんだったよね」

女「そっすよ」

男「なんでまた美容師?」

女「単純に、他人の頭整えるのが好きなんよ うまく決まると私幸せ
  相手も幸せ もっとこういうスタイルにすれば、この人らしいままで
  良くなるのに、とか考えるのが好きだな」

男「そーか 良いな でも普通、そんな機会あんまり無いよな」

女「昔はとうさんやかあさんのをやってたりしたんだよ 今はじいちゃんかな」

男「なるほどね 原点があるんだな」
 (確か両親とは一緒に住んでないって話だったが…)
 (流石にそこには切り込み辛い このままスルーだ)





40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:43:13.96 ID:Suk8Om+x0

■駒伊吉墨駅前

男「あー、今更なんだが、いつかはゴメンな」

女「何が?」

男「最初に専門学校の話が出たときに、妙な反応したろ」

女「ああ、だってあれは私が引っ張り出した様なものだし 今度奢りだし」

男「うん でもジジイの色眼鏡だったよ」

女「うん あ、そうだ 今!今おごって あ、時間ある?」

男「ん、ああ、そうだな どっか入ろうか」






41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:45:36.01 ID:Suk8Om+x0

■駒伊吉墨駅前/喫茶『此花』

女「今度、機会があったら男さんの髪切らせて貰えないかな」

男「ええ、いきなりだな 何でさ」

女「練習だよ 生の頭カットする機会は出来るだけ欲しいんだ」

男「えー」

女「髪質良さそうなんだもん お願い、かっこ良くしてあげるから
  男さん、もっと短くても似合うよ、きっと」

男「そうかぁ? 今で十分だって」

女「襟足んところ、不揃いでヘンだよ」

男「え」





43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:49:09.42 ID:Suk8Om+x0

■別の日 ビデオレンタル「Media Store MITO」駒伊店

男「あ、よう女さん」

女「あれ、男さん こんばんは」

男「こんばんは 借りにきたの?」

女「うん 男さんはアダルト?」

男「ごめん 違うんだ 済まない」

女(変な返し…)「いや〜 あ、なんかオススメ無い?」

男「おすすめ言っても、女さんの趣味知らんからなぁ どんなんが好きなの?」

女「何か楽しいやつ」

男「全然わからん もっと手掛かりくれよ」

女「んー、何かなぁ」

男「女さんは、映画は結構見る方?」

女「有名なのをたまに位だよ 今日は久しぶりじいちゃんが家空けてて
  お茶の間が占領出来るから、のびのび何か見ようかなって思って」

男「そーか じゃあメジャーって程じゃないヤツから、完全に俺の好みで」





44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:51:39.20 ID:Suk8Om+x0

女「うん、見て決める」

男「えーとな、これなんか良いよ『Lock Stock Two Smoking Barrels』」

女「知らないや どんなの?」

男「チンピラとマフィアと殺し屋とかの犯罪バイオレンスコメディみたいの」

女「普通、女の子には恋愛物とか薦めてきませんか」

男「俺、そういうの見ないから薦められんよ そういうのが好きなの?」

女「いや〜あんまし …そのチンピラのは面白かった?」

男「ああ、俺はスゴイ好きだな」

女「うん、じゃあそれ借りてみる ありがとね あ、ブルーレイ版あるかな?」

男「なんだ、女さんちブルーレイ見れるのか」

女「うん、じいちゃんがPS3持ってるから」

男(PS3を買うじいさんか…)
 「いいなあ、俺、自分ちじゃブルーレイ見れんよ おじいさんってお幾つ?」

女「んーと、72歳かな」

男(俺の倍か…)





46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:54:32.01 ID:Suk8Om+x0

■帰り道

女「男さん、何借りたの?」

男「『ブラッド・ダイヤモンド』 去年だか一昨年だかのやつ
  見に行きたかったんだけど、仕事が忙しくて見逃してたんよ」

女「んー、知らないや 男さんて、結構映画見る方?」

男「見たいヤツは一人で劇場に見に行ったりするな DVDも買うよ」

女「ん、私に薦めてくれたやつは持ってないの?DVD」

男「ん、そう言や持ってるな」

女「えー何それ、貸してよ!」

男「ゴメン、その時には思いつかんかった」





47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:56:10.86 ID:Suk8Om+x0

男「え、『Back to the Future』見た事無いのか 超有名でしょ」

女「有名って言ったって、古過ぎるよ〜 私生まれてた?」

男「Part3が90年とかそこらだったか?」

女「90年生まれだよ、私」

男「言われてみりゃー古いか…」

女「面白い?なんか昔に行くやつだよね」

男「おもろいよー 今見ても楽しいと思う 機会があったらDVD BOX貸すよ」

女「あ、やった、絶対ね」

男「女さんは、何か好きなの無いの?」

女「うーん、何かあったかなぁ」

男「忘れてるんか」





49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:58:54.74 ID:Suk8Om+x0

女「うーん、あ、あれだ 結構古いんだけど『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』」

男「あ、聞いた事あるけど見てないな どんなん?
  つうか、そんな古かったか?それ」

女「私まだ小6か中1位だったし、古いよ 詐欺師と警官が
  おいかけっこする話ね」

男「ふーん 俺には全然古くないが」

女「詐欺師の人がね、親が離婚して家出してから詐欺で大暴れするんだよ
  ちょうどウチの親が離婚した頃見たんで、印象に残ってるの
  話もおもしろいよ」

男「ふーん 詐欺師モノ好きだし、見てみるかな」

女「うん、感想聞かせてね」

男「了解 お、じゃあ俺はこっちだから」

女「あ、うん じゃあまたね! 今度DVD貸してね!」

男「おう 機会があったらね んじゃなー」

女(思わず離婚話しちゃったけど、変に反応したりしなかったな、男さん)
 (サッパリしてるなぁ 大人だからか? あ、単に興味が無いのかも)
 (それはそれで気楽で良いかな…)





50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 01:59:56.77 ID:Suk8Om+x0

■別の日 吉墨町/路上

男(天気いいなぁ 仕事行かないでこのまま自転車でどっかふらつきたいな)

 スタタタタタタタ

女「あぶなっ!!」

男「うお!」キキィ!!

男「あっぶねっつうか、女さんか!危ないっての!いきなり飛び出すな!!」

女「ご、ご、ごめ…ゲホゲホ スッゴイ急いで…て…」

男「前は見てくれよな〜」

女「ホントごめ…、あ!」

男「ん?」

女「お願い!自転車貸して! スゴイ急いでるの!お願い!」

男「えええ!?今かよ!?」

女「お願いお願い!お願いします!頼みます!」ガクガクガク

男「ゆゆゆゆ揺らすなよよよ!わかったよ!わかったから放せてめえ」

女「ありがと!夜には返す!」





53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:02:21.87 ID:Suk8Om+x0

男「夜っつったって、どこで受けとりゃいいんだ… ちょいまって
  …ハイ名刺 裏に自宅の住所があるから」

女「わかった!! ありがと!」

男「サドル調整せんと…」

女「そんな暇無いの! もぉーーーー!」

男「わーったよ! カギかけてくれよ!番号は114ね」

女「オッケ!じゃ!」シャァーーーーーーーーー

男「事故るなよ!気をつけて行けよ〜!」

 シャァーーーーー キキキィ シャァーーーーーーーーー

男(何なんだあいつは 何急いでんだ…)
 (あれ、俺、遅刻するんじゃないか? 電話入れとくか)パカッ ピッ

男「もしもし? 俺だけど、ああおはよう 今日ちょっと遅れるよ
  いや、ちょっと已む無しって感じの理由で わかってるよ自覚持つよ
  外絡みの時は遅れないって!遅れた事無いだろ!
  わーってる、感謝してるって!ありがとうございます!
  はい、うん、了解、そんくらいで じゃ後程 ああOK、そんじゃね」ピッ

男(ふ〜、怖い 朝から汗かいたな)
 (近くのバス亭、どっちだっけ…)





54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:04:08.64 ID:Suk8Om+x0

支援感謝

■バス車中

『次は〜終点〜絹澤町〜 お降りの際は〜』プシュー

男(一度遅刻確定しちゃうと、なんかのんびりだな
  今日は事務所仕事だけだし、朝飯食ってから行こうかな)
 (…いや、止めとくか おっかないし)

 ピロピロピロピロ

男(ん、通話?知らん番号だ)
 「もしもし、男ですが…」

女『あ、男さん、今いい? ていうか鍵の番号いくつだっけ?』

男「んん? ああ女さんか …114だよ」

女『わかった、ありがと! ごめんね!じゃ後で!』ブツッ ツーツーツー

男「なんなのかなあコイツ」
 「出社するかあ」





56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:07:04.59 ID:Suk8Om+x0

■同じ日の夜 絹澤町/路上

男(ふー、今日は捗ったな 事務所仕事は和むね)

 ピロピロピロピロ

男(通話…女さんか)「もしもし?」

女『あの〜、もしもし…』

男「はいはい、お疲れさん 自転車?」

女『うん… ごめんなさい なんかスゴイ強引つうか、迷惑考えないで…』

男(全くだ)「ああ、まあ、もういいや 今どこ?」

女『家だよ 男さんは?』

男「これから帰る所 君んちに寄ればいいの?」

女『いや、悪いよ 私が届けるよ』

男「そうか? じゃあ、名刺の自宅の住所に一時間後位に来てよ」
  マンションの前に来たらまた電話して」

女『うん、それじゃ後でね』

男「うっす、じゃ」ピッ(スゴイ恐縮してたなぁ ようわからんけど、冷静になったかな)





57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:09:27.21 ID:Suk8Om+x0

■吉墨町/男のマンション

 ピロピロピロピロ

男「ハイ男です ああ女さん ちょいまって、降りるから」


女「あ」

男「こんばんわ」

女「こ、こんばんわ」

男「事故ったりしてないね」

女「ごめんなさい!」ペコリ「本当に 自転車強奪しちゃった」

男「そうなあ〜」

女「もうわけわかんない位に本当に急いでて、でも迷惑かけちゃって」

男「うーん、ここで理由聞くのも何だし、取り敢えず上がって何か飲んでく?」





59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:11:19.36 ID:Suk8Om+x0

女「あー、うん… それじゃあ少し… ちょっと電話するね?」パカッ ピッ

男「了解 じゃあ自転車置いてくるよ」

女「もしもし? うん私 ちょっと時間掛けるけどいい?
  うん、わからないけどそんなに掛からないと思う うん、心配無いよ
  わかった それじゃね」ピッ

男「おわり?」

女「うんオッケ」

男「じゃ行こか」

女「かっこいいマンションだね〜」

男(未成年の女の子を連れ込もうとしてるんだなぁ、俺)




61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:13:49.14 ID:Suk8Om+x0

■男の部屋

女(緊張…)

男「どうぞ〜」

女「おじゃましま〜す うわ、なにこれ階段があるじゃん かっこいい
  メゾネットってやつ?」

男「昔はここの下が仕事場だったんだよ 最近事務所借りたんだ
  今でもたまーに仕事で人が入るんで、名残りが残ってる へんだろ?」

女「そうだね〜、半分会社みたい いくつもパソコンあるね」

男「そこのソファー座ってて 茶入れてくる コーヒーと日本茶どっちがいい?」

女「あ、日本茶でー 上はどうなってるのー?」

男「寝室とか、仕事ッ気の無い部分だよ 散らかってるから見せられないよ」

女「え、見たい」

男「勘弁してよ」

女(どんな有様なんだろ… えろ本だらけとかかな)





62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:16:06.72 ID:Suk8Om+x0

男「はいお茶、どうぞ」コトリ

女「あ、ありがとうございます」

男「急に丁寧だね」

女「ちょっと緊張してるの」

男「寛いでいいって」

女「うん」ゴクッ「ふ〜…」

男「今日はどうしたの?」

女「あ!うん、ええと、迷惑かけてごめんなさい!
  私全然自分の事しか考えてなくて…」

男「うん、オッケー、そんで?」

女「いや、あの時ね、病院から電話があって」

男「え」

女「じいちゃんが事故で意識不明みたいなさ」

男「えー! シャレんならん、無事なの!?」

女「あ、うん、大丈夫、ありがと ちょっと気絶してただけみたいで、
  あとは軽い打撲とか擦り傷とか位」





65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:18:41.71 ID:Suk8Om+x0

男「なんだそうかー 良かったなぁ、良くはないか 何?交通事故?」

女「うん、車と モロに当たった訳じゃないんだけど、自転車のってて
  変な転び方して」

男「あっぶないなぁー 大怪我しないで良かったな」

女「まあ不幸中のあれだよ 一応明日精密検査とかで、
  今日は入院してるけど、平気そう」

男「そうか〜 それで急いでたのな」

女「あ、そう、うん、ホントごめんね そこまで急ぐ必要無かったんだけど
  焦っちゃって」

男「いや、いいよ つうかさー、君の方こそ事故りそうだっただろ」

女「そうだね…、私も事故ったら馬鹿みたい…男さんの方は急いでなかった?
  というか仕事じゃなかった? なんか仕事で迷惑かけてたら…」

男「いや、今日は事務所仕事だったんで融通は利くんだよ
  ちょっと怒られる位」

女「ごめんね…」

男「もういいって!万事了解! 俺も本当に急いでたら話聞かずに
  渡してない 結果オーライ気味で」

女「うん」





66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:21:01.73 ID:Suk8Om+x0

男「お茶入れなおす?」

女「あ、うん」

女「社長なのに、怒られるんだね」

男「社長つったって全員で3人だし、全員ツレ同士だしなぁ」

女「へー、友達同士なんだ」

男「元同僚だけどね 揃って独立したんだ」

女「それで怒られちゃうんだ」

男「怖いのがいてなぁ すぐ『社長のクセに』とかいって責めるんだこれが」

女「あははは へんなの あ、そろそろ 一度家帰ってから病院行かないと」

男「あ、ごめん 用事あったか」

女「いや、いいんだよ 訳話したかったし じゃあ、お茶ご馳走様!」

男「あ、そうだ この前言ってたDVD持ってく?」

女「あ、ありがとう!じゃあ借りたい」

男「じゃあ持ってくるよ 玄関で待ってて」

女「ほい」





68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:23:12.10 ID:Suk8Om+x0

男「おまたせ」

女「わーありがとう 箱厚いね 何枚組み?」

男「3枚だね 下まで送るよ 家ってこっから近いの?」

女「15分くらいかな?」

男「そか 近所だなぁ」


■マンション前

男「そんじゃーな 急いで事故るなよ」

女「うん、色々ありがと またね!」

男「うーっす」
 (ふー… なんか緊張したな  …このままメシ食いにいくか)





69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:25:19.63 ID:Suk8Om+x0

■別の日 男の事務所/昼過ぎ

 ピロリン

男(ん、メール 知らんアドレスだな)

 『女です お仕事中だったらごめんなさい
  突然だけど、今週のどこかで夜に時間が空いてる時ってある?』

男(女さんか、珍しいな いきなりなんだろね)

 ピピピピピピピ
 『こんちは 明日明後日は仕事で埋まってる
  今夜か金曜夜なら空いてるよ 何の用事?』(送信、と)

 ピロリン

男(返信かな)

 『じゃあ、今夜、私んちでごはん食べない?
  こないだの事をじいちゃんに話したらね、スッゴイ怒られて、
  礼とワビはしなきゃ、って』

男(うーん…)

 ピピピピピピピ
男メ『ワビはもう受けたでしょ どうしてもってなら行くけど』(送信、と) 






72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:28:13.39 ID:Suk8Om+x0

 ピロリン

男(またか はえーな)

 『うん、出来れば是非
  じいちゃんにさ、ワビに行って逆にもてなされるだけされて
  帰って来るって何だバカタレ、とか怒られちゃって、そんで食事に招けって』

 (うーん…)

 ピピピピピピピ
男メ『わかった 何時頃がいい?』(送信)

 ピロリン
女メ『仕事いつ終わる?』

男メ『今日は7時位には上がれるかな 家には8時前になるけど
   それで平気?』(送信)

 ピロリン
女メ『わかった 家に着く辺りでまたメールして 仕事中ごめんね』

男メ『了解 じゃあ後ほど』(送信)





73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:30:17.27 ID:Suk8Om+x0

男(ふ〜、こんな連続で携帯からメールすんの久々だな…)

美「仕事中にカチカチうるさいなあ」

男「あースマン、もう終わった ああ、今日はちょっと早めに上がるよ」

美「あー、わかった了解 さっきのメール?」

男「そう」

美「女?」

男「そう」

美「ほんと!彼女出来たの?」

男「違うよ…」

美「なんだそっか… そろそろどうにかしなよ、そこらへん」

男「うるさいなあー、仕事しようよ」

美「はーい」

男(やれやれ…)
 (女さんが礼とかワビとかに律儀なのって、そのおじいさんの教育なのかもな)





75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:32:25.93 ID:Suk8Om+x0

■男の事務所/夜

男(うーん、いいキリかな)
 「そんじゃ俺は上がるよ 今朝の仕様までは組んで、
  ローカルでチェックしといたから、後よろしく」

美「はーい、おつかれ あ、明日は同僚男もこっちに入るよ」

男「了解 んじゃお先〜」
 (女さんにメールしとくかね)

 『仕事終了 今から帰宅します どこに行けばいい?』(送信、と)

 ピロリン
女メ『男さんちまで迎えに行くよ オッケーになったらまたメールして』

男メ『了解』(送信)

男(ヘンな事になったもんだなぁ)




76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:34:20.68 ID:Suk8Om+x0

■男のマンション前

男メ『帰宅したっす』(送信)

 ピロリン
女メ『オッケ じゃあ行くから待ってて』



女「男さん」

男「お、こんばんは」

女「こんばんは んじゃ行こう こっちね」

 スタスタ

男「メシって、女さんが作るの?」

女「じいちゃんと2人でだよ うち、交替なんだ、ご飯作るの」

男「ふーん」(しっかりしてんなぁ)

 スタスタ





78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:36:25.23 ID:Suk8Om+x0

■女の家

女「着いた ここだよ」

男「平屋の一軒家か 趣あるな〜」

女「狭いけどね〜 玄関こっちね どうぞ
  じいちゃん帰ったよ〜 連れてきた〜」

 ガラガラ

祖「いらっしゃい わざわざ済みませんね 上がって下さい
  女、茶の間にお通ししてお茶を出しなさい」

女「はーい 男さん、こっちね」

男「どうも、お邪魔します…」(古い家の匂いだな…)





79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:38:33.99 ID:Suk8Om+x0

■女の家/茶の間

男(プラズマTVにPS3に360… 古い家とはまたミスマッチな)

女「ハイどうぞ、粗茶ですが」

男「あ、どうも」
 (普段と掛け離れたシチュエーションで急に畏まった態度をとられると
  緊張するな)

女「男さんは、たくさん食べる方?」

男「最近は、そんなに量は食わないな」

女「なんだ〜、沢山食べてよ お酒は?」

男「スマン、超下戸なんだ」

女「あらら あ、ちょっと待っててね」

 スタタ

女「じいちゃん、ちょっと交代 一休みしなよ 茶も入れたよ」

祖「おう」





81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:40:40.45 ID:Suk8Om+x0

祖「改めて、始めまして 女の祖父の祖と申します 男さんでしたか」

男「はい 男といいます SEをしています 女さんとは友人でして」

祖「この度はウチの女がご迷惑をかけてしまった様で、申し訳無い」

男「いえ、特に迷惑になった訳ではないんですよ それより
  事故に遭われたそうで、お加減は」

祖「それはこの通り、全然大丈夫ですよ ははは」

男「なによりです」

女「じいちゃん、そろそろごはん並べるよー」

祖「おう、頼む」

女「手伝ってよー」

祖「わかった、今行く …少々失礼しますよ」

男「どうぞ、お構いなく」





82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:42:30.65 ID:Suk8Om+x0

■1時間後

祖「ダハハハハ、女!友達とか言ってそんな歳離れたオマエ」ゴクゴク

女「なによーそんなん言ったら自分なんてどんなもんなのよねえ男さん」グビー

男「はあ」チビッ

祖「ハッハッハ、男さん、酒弱いんならビールどうぞビールもっと!ハッハッハ」

男「もう限界ですって!本当に弱いんですってば!」

女「えっへっへ、じいちゃん無理さしちゃ駄目だって!」ゴクゴク

祖「どーぞどーぞどーぞどーぞどー ハッハッハッハッハってえかグビー」

男「うああ、こぼれる」

女「飲んじゃって飲んじゃって! イッヒッヒ」

祖「ハッハッハッハ うーん」

男(酔っ払いどもだー!)「ちょ、ちょっとお手洗いお借りします…」

祖「ハッハッハ、そこ出てあっちいってガーっとハッハッハ」トクトクトク

女「ドーンとどうぞ!」

男(超こまったな)





84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:44:48.58 ID:Suk8Om+x0

 ガラガラ スタスタ ガチャッ バタン

男(ふ〜〜〜〜〜、きっついな うまい飯も何処へやらだな…)
 (楽しいんだか何だか) 

 ジャー バタン スタスタ ガラッ

祖「…ウー…」

女「男さん!無理強いばっかする悪のじいいは倒したよ! えひひひ」

男「そーすかー…」

女「うー…、しまったあ〜同士討ちかぁ〜、やるな…」ゴロリ

男「えーと」 

女「ウフフ…」

男「…寝やがったぞこいつら」
 「どうすりゃいいんですか俺は」
 「もう俺も寝っころがったれ …やっぱ酒きついな、うーん」

  ZZZ…





85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:46:48.86 ID:Suk8Om+x0

■数時間後

男「うんー、んん? んんん!? …ああ、女さんちか」

女「あ、男さん おはよう」

男「え!何時だ今!」

女「0時回った位かな?」

男「え、あー、焦ったわ」

女「ごめんなさい〜 飲んじゃって じいちゃんと酒が入るとこうなるんで
  いつもは入れない様にしてるんだけど こんななっちゃて」

男「ああ… あれ、おじいさんは?」

女「自分の部屋に転がしといたよ 朝まで起きないから〜」

 カチャカチャ ジャー ジャブジャブ

男(いいんかね)「ああ…片づけか 手伝うよ」

女「悪いよ、いいってー」

男「食器運ぶよ 洗ってて」

女「うん、ありがとうー」





88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:48:42.70 ID:Suk8Om+x0

男「はい、食器多いな よく食ったなぁ」

女「うん、どうだった?」

男「かなりおいしかった、どうもご馳走様 ありがとね」

女「いやー、お礼の筈なのに、こんななっちゃってゴメンね」

男「まあ楽しかったよ そろそろお暇するよ」

女「あ、待って ちょっと送るから」

男「いやちょっと、帰り一人だろ 駄目」

女「平気だって」

男「夜をなめるな」

女「わかったよ〜 カッタイなぁ〜へへへ」

男(まだ酒っ気あるんか)

女「はい終わり! じゃあ玄関まで」

男「そうな」





90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:50:42.14 ID:Suk8Om+x0

女「じゃあ、今日は来てくれてありがとう」

男「いや、こっちこそご馳走様 おじいさんにもお礼言っといて」

女「うん あ、DVD見たらまたメールするね」

男「ああ、了解 それじゃ、お邪魔しました」

女「またねー」

 ガラガラ ピシャ

女(あーガタガタな展開に あーもうあー)
 (風呂入って寝よ…)





92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:52:15.19 ID:Suk8Om+x0

■別の日 薫葉駅百貨店デパート街 アパレル複合ビル『エクルベージュ』

男「あれ?、女さん?」

女「あれー、こんにちわ」

男「こんちわ 珍しい所で会うね」

女「そうだね 服買いにきたの?一人?」

男「そだね 女さんも?」(なんとなくハズイ所で会ったな)

女「んー、今日はあんま目的無いかも どんな服買うの?」

男「もう大体済んだんだ」

女「なんだ どんなの買ったの?」

男「大体今みたいなカンジかな 薄手のアウター1着、あとシャツ何枚か」

女「ふーん 今のそれ、かっこいいね」

男「昔バイクにのってた所為で、ライダースぽいのが好きなんよ」

女「へー、今は乗ってないの?」

男「色々あって、乗らなくなったな」

女「ふーん 私も原付免許あるけど、しばらく乗ってないや」





94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:53:51.13 ID:Suk8Om+x0

男「また乗りたいけどなー」

女「そうなんだ でもあれだよね、最近、おじさんぽくないおじさん増えたよね
  服とか」

男「そりゃだって、流行り廃りがあるんだし、昔のおじさん服を今着たりは
  しないでしょ 若いのの服だって変化してるっしょ?」

女「それもそっか」

男「女さんも、大体いつもそんな感じだね、服装 パンツスタイルばっか?」

女「そだねー、カワイイ系のはあんま着ないかな あと密かにヒール苦手なんだ」

男「修行が足りないなぁ」

女「うーん、やっぱそうねー」

女「男さんは、これからまだ時間ある?」

男「んー、そろそろ帰らんとならん時間かな」

女「あら、私の選ぶのに付き合ってもらとうと思ったのに」

男「え〜?」

女「アハハ、流石に冗談だよ ごめん それじゃーね また」

男「はいよ、さいならー」





95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:55:36.76 ID:Suk8Om+x0

支援等感謝


男(若い子が服買うのに1人かぁ 実際はそんなもんなのかも知れんね)


女(ちぇー、付き合ってくれたっていいじゃん ガキの服選びは嫌かなあ?)
 (つーか、私が切らなきゃよかったのか? あーあ)
 (…かえろっかな メシ当番だし)





96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:57:03.78 ID:Suk8Om+x0

■別の日 吉墨町のバス亭

男(何故この路線のバスはいつも遅れるんだ…)

女「ね、ね、男さん、このサイト見てよちょっと」カチカチ

男「ん、携帯? なに?」

女「男さん、よく『それは俺にとってはそんなに古くない』とか言うでしょ?」

男「言うねえ…」

女「そういう『昔より月日が過ぎるのが早くなった』って感覚に基づいた、
  『体感年齢測定サイト』てのを見つけたよ」

男「…どんなもんなの、それは」

女「子供の頃って、時間の過ぎるのが遅かったじゃない?」

男「そうだなぁ」

女「でも、男さん位になると『それはそんなに昔じゃないけどね』とか言うの」

男「そ〜ね〜」

女「その感覚を数値化して、体感的に人生のどの時点まで来てしまったか
  算出するの」

男「…そんな凄まじいレベルの大きなお世話は、久々に聞いたよ」





98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 02:59:21.19 ID:Suk8Om+x0

女「ねーやって、やってみてよ この携帯サイトで出来るよ」

男「え〜 女さんはどうだったん?」

女「80歳まで生きるとして、既に人生の68%が過ぎ去ってました 超ショック」

男「…」

女「ね、次は男さん 男さん長生きしそうだから、寿命100歳設定でいいよ」

男「…ハイハイ、どれ」ピピピピピ

女「…どう?」

男「寿命100歳として、現時点で79%だって」

女「うわお」

男「うーむ、もう隠居して遊んで暮らせって事かねこれは」

女「アハハハ、おじいさんだ」

男「手始めに帰って寝るかぁ」

女「…なんか今日はテンション低いね」

男「話題的にどうしてもハイテンションになっちゃうよね」

女「アハハハハ あ、バス来たよ」





100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:01:05.48 ID:Suk8Om+x0

■バス車中

女「アッハッハッハッハ 79%かぁ」

男(でけえ笑い声)「女さんはいつも楽しそうだよなぁ」

女「そうかな?」

男「そんな感じに見えるよ」

女「私だって、そんなにいい事無いよ」

男「まぁそうか カラ元気?」

女「うん、だって、そうやってれば何か楽しい事が起こるかも知れないじゃん」

男「根拠が無いのに良い事なんか起こらないよ」

女「そうかなぁ 笑う門にはってやつだよ たまーには起こってるよ?」

男「俺には無いかなぁ〜」

女「テンション下がっちゃうなぁ 男さんって、結構ネガティブ思考だよね」

男「そうなあ スマン」





102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:02:43.28 ID:Suk8Om+x0

女「そんなんだと色々楽しくないんじゃない?」

男「精神的にも備えとかないと、後でもっと楽しくない目に遭ったりするよ」

女「暗いな〜、気楽行こうよ!」

男「気楽にやってるって 今だって」

女「いやー、やっぱいつもはもっと明るいよ、男さん」
 (調子に乗って怒らせちゃったかな…?) 

男「ああ、最近仕事が忙しくて、その所為で眠くてね〜」

女「あ、そうなんだ…」(ほっ)





103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:04:28.45 ID:Suk8Om+x0

男「鈍い返しですまんねー、ふぁぁ」

女「でもそれ、ふぇ〜 うつった」

男「ははは、変なアクビ」

女「え、まじ いやそんなん違うよ」

男「はっはっは」

女「もー、男さんがうつすからじゃん!」

 『次は〜東遥橋〜、東遥橋理容専門学校前〜』

女「あ、降りなきゃ それじゃあまたね」

男「おう、いってらっしゃい」

スタッ バタン ブロロロ…

女(ああ、男さんいきなり突っ伏して… バスん中で寝たかったのかな)
 (ごめ〜ん…)





105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:06:21.49 ID:Suk8Om+x0

■別の日 絹澤町の通り

女(あ、男さん! と知らない女のひと …なんか話しながらこっち来る)
 「こんちはー」

男「お、こんにちわ」

女「ちわ…」(うわー美人… 超大人の女性ってカンジ)

男「ああ、こっちはうちの社員の美 …こちら友人の女さん」

美「こんにちわ」

女「初めまして、女です」(美女…)

男「ごめん女さん、今ちょっと仕事の途中なんで失礼するよ」

女「あ、うん、ごめん、またね」(いい女…)

男「それじゃあ」

美(ペコリ)

 スタスタ

女(いるんだなあ、美人って 髪長いなぁー カットしてぇー
  …あんな美人の近くにいて仕事になるのかな、男さん
  それにしても、『失礼するよ』だって 仕事モード? うひひ)





106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:08:52.77 ID:Suk8Om+x0

■絹澤町/男の事務所近く

美「さっきの子、友人だって?」

男「そう」

美「きみは、ああいう若い子とどこで知り合うの?」

男「まあ、そこらへんだよ」

美「かわいいじゃないの〜」

男「そうなあ〜」

美「手ー出さないの?」

男「手って 適当に無責任な事言うなよお前」

美「だって他人事だし、面白い方がいいじゃない」






108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:10:50.26 ID:Suk8Om+x0

男「今だってそれなりに面白いよ」

美「こないだのメールの?」

男「んん、ああ、そうそう」

美「仲良しじゃん」

男「まあ、そうかね」

美「私用の若いのも発注してよ」

男「稟議書提出しろよ っつうか、よく言うよお前、若いのとか興味無い癖に」

美「アハハ」






109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:11:03.95 ID:ockhLqoJO

性格とかも全部正反対なのが、なんか心地よいな

>>1もそれねらってるのかな

展開が楽しみだな




110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:13:01.96 ID:Suk8Om+x0

■別の日 昼過ぎ/東遥橋理容専門学校前

友1「どこで食べる〜?」

友2「コンビニでいーんじゃない? 女はどうする?」

女「うん…」

友1「えー、なんだって?」

友2「もうコンビニでいいって! じゃあ行くよ」

友1「うーす」

女「ああ、うん」

 スタスタスタスタ

女(なんで学校の子達とはいまいち会話が乗らないんだろ…… 
  いい子達なのに)

女(嫌いな訳じゃない、んだけど、なんか話す事が浮かばないんだよね…
  いつも何故か)

女(全然歳離れてる男さんとの方がマシって、変でしょ、ヤバイでしょ)
 
女(最近会わないなぁ〜)





111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:14:47.25 ID:Suk8Om+x0

■別の日 薫葉駅

男(腹減ったな〜、先方での用事が済むまで持たんなこりゃ
  今の内になんか入れとくか そこのゴロゴロバーガーでいいや)

女「いらっしゃいませー ご注文伺います」

男「えーとね、ゴロゴロチーズとコーラのM あとナゲット」

女「男さん!」

男「あれー、女さんか バイトかぁ」

女「そうそう 男さんは仕事中?」

男「ああ、ちょっと移動中にハラへっちゃって」

女「今日は一人なんだ?」

男「大体一人だよ」

女「うん あ、ご注文は以上でよろしいですか?」

男「あ、それで。 ここで食うんで」

女「かしこまりました お会計先によろしいですか」





113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:16:36.19 ID:Suk8Om+x0

女「お待たせ致しました ありがとうございました」

男「ども 頑張ってね」

女「ありがと 男さんもねー またね」

男(あー、びっくりした)





114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:17:41.80 ID:Suk8Om+x0

■同じ日の夕方/薫葉駅ホーム

男(疲れた… どうもあそこの開発は出入りの者に厳しいね)
 (あれ、女さんか)
 「おつかれさん」

女「うヒっ ああ、男さんか びっくりしたよ」

男「そんなびびらなくても良いじゃんか バイト帰り?」

女「うん 男さんも仕事終わり?」

男「いや、俺はこれから事務所に戻ってもうひと働き」
女「お疲れ様です 大変だね〜」

男「女さんだって学校プラスバイトでしょ」

女「稼がないとねー、服とかも欲しいし」

男「自分の小遣いは自分で稼いでるの?」

女「うん あと学費の足しだよ」

男「まじか えらいな」





119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:19:51.45 ID:Suk8Om+x0

女「やめてよ」

男「ん、わかった でも俺が女さん位の時は、まだ親のスネかじってたな」

女「学費ってったって、ほんの一部だよ?」

男「そか でもカッコイイねえ」

女「やめてって〜 おっさんの誉め方はストレートで照れるんですけど」

男「他にどう言えば良いんだか」

女「流してって〜!」

男「オーケー あ、もう次じゃない?」

 『次は〜駒伊吉墨〜駒井吉墨〜』

女「あれ、何だ早いな じゃあ、仕事頑張ってね」

男「あんがとさん お疲れさん じゃね」

女「またねー」

 プシュー

男(うーん、やばいな 自重自重 仕事仕事)





121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:21:39.97 ID:Suk8Om+x0

■別の日 夕方/絹澤町のバス通り

女(あ、あの歩いてんのは男さん! なんか覇気無いな)

女「男さん、こんばんはー 仕事帰り?」

男「ああ、こんばんは イヤ逆だ 今から出社
  着替え取りにちょっと帰ってたんよ」

女「え、仕事?まだ忙しいの?」

男「超正解 ものすげえ忙しい 暫く事務所に篭るよ」

女「え〜、そんなか なんつうか、頑張ってね…」

男「ああ、頑張るよ 頑張りたくないけど」

女(う〜わ〜)

男「そうだ、ちょっとそこ寄ってなんか飲んでかない? 奢るよ」

女「え、男さんから言うなんてめずらしーね どういうの?」

男「逃避 最後の足掻き」





123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:23:33.74 ID:Suk8Om+x0

支援等へ感謝

■フォーコーナーズカフェ

女「逃げ場にされる私、女 上等です」

男「あんがとねー まぁちょっと休憩するだけだよ しないとやっとれんのよ」

女「いいよ、久々だし じゃあ私、カフェラテ ご馳走になります」

男「あいー、カフェラテいっこ あとなんか適当にカフェイン入ったのいっこ」

店「はい?」

女「ああもう カフェラテとブレンドひとつづつ」

店「はい、畏まりました 1,260円になります」

男「ああハイ」ピラリ

店「一万円お預かりします 一万円はいりまーす」

女(スッゴイ適当さ…)





124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:25:10.69 ID:Suk8Om+x0

男「おじいさんはどう? 事故の後」

女「ああ、平気っぽい 全然元気だよ 後から何か出たら嫌だな、
  てちょっと心配だったけど」

男「そりゃーよかった は〜」

女「なんか参ってるね〜」

男「あー、家で一息入れたらちょっと気分的にへばった すぐ戻るよ」

女「たいへんだねー いつもこんななの?」

男「なりたくないから、いつも色々手は打ってる積もりなんだけど
  たまに不意打たれてこうなっちゃうんだよね」

女「そうかー、学校とバイトで大変、なんて言ってらんないね、私」

男「んな事ないでしょ 女さんは家の事もしてるしさ 働きもんでしょ」

女「うん、ありがとう」

男「それに、篭るっつっても自分の事務所だからマシな方だよ 適当やれるし
  出向先に巻き込まれる時に比べれば全然」

女「そうなんだ」(どんな事務所なんだろ)

男「事務所のやつらも気心知れてるしなー まー、出社するまでちょっと
  逃避っぽくなるだけだ〜」





125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:27:16.34 ID:Suk8Om+x0

女「あ、同僚っていったら、ね!こないだの人!」

男「んん、こないだ?」

女「ほら、男さん一緒に歩いてたじゃない」

男「ああ、美か あいつが何?」

女「スッゴイ美人だね〜」

男「あー、そうなあ」

女「反応薄いなあ」

男「いや、だってもうかなり付き合い長いから、あいつとは」

女「つきあってるの?」

男「なんでさ 仕事だけだよ」

女「慣れるまで仕事にならなったんじゃない? あんなキレイな人が
  そばにいたら」

男「それどころじゃ無い時の方が多いぞ」

女「そういうもんなんだ」

男「そういうもんだよ」





127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:28:49.96 ID:Suk8Om+x0

女「…既にフラれ済みとか」

男「…」

女「え、まじで」

男(コイツのこの妙な鋭さときたら…)

女「えー…あの…」

男(そんで、軽くしらばっくれ損なう無能な俺 クソ〜)

女「ごめんなさい…」

男「いーよ、もう昔の話だし」

女「ホントにごめんなさい」

男「聞かなきゃいいのに、そんなの」

女「だって〜」





128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:30:16.55 ID:Suk8Om+x0

男「俺のフラれ話で君がテンション下げてどうすんのさ」

女「うん…」

男「もうとっくの昔の話なんだし、気にすんなって それにあいつ、
  もう旦那持ちだぞ」

女「え!そうなんだ あ、時間大丈夫?」

男「ああ、結構経ったね、知ってたけど そろそろ行っとくかぁ〜」

女(うわー)「私も買物行かないと じゃ出ようか」

男「そうなー そうかなー」

女「も〜、気合入れてよ!」ビシッ

男「アタ OKOK、悪い ダレ過ぎた」

女「がんばってね 無理し過ぎないでよ」

男「はいよー ありがとうね じゃあ行くよ、あ、おじいさんによろしく」

女「うん、言っとく じゃあまたね」

女(大変だなぁ)





131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:32:52.47 ID:Suk8Om+x0

ロシア人感謝

■別の日 夕方/東遥橋理容専門学校前

友「じゃあね女ー」

女「ん、また」
 (んー!今週も終わりですよと)ノビー
 (保健や運営管理の授業は疲れるなぁ もっと実習したいな)

 スタスタ

女(暫く男さんと会わないなぁー 仕事どうだったのかな)
 (たまーに偶然会うだけ、ってあれだよなぁー メールしてみよかな)
 (でもまだ仕事中だったら邪魔だろうし)

女「そうだ、借りっぱのDVDを口実に、短いのをちょっと出してみよ」パカッ

 ピピピピピピピ
女メ『おひさしぶりです お仕事の調子はどう? こんどDVD持って行くよ』

女「送信、と」





134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:34:16.06 ID:Suk8Om+x0

■バス車内

 ハハッ メールダヨー ハハッ
女「おっと お、男さんから」パカッ

男メ『仕事がひと段落ついて、家でくたばってるよ 今日と土日は休みだ
   DVDはいつでもいいよ おもろかった?』

女(あらー、くたばったって、疲れ? 体調壊したの? よくわからん)

 ピピピピピピピ
女メ『DVD楽しかった!感想は今度会った時にでも 体調悪くしたの?』
  (送信)

 ハハッ メールダヨー ハハッ
男メ『ちょいね 休んでれば直る系のやつだよ 寝て過ごすよ』

女(うーん、どうしよう いまいち様子がわかんないな)
 (んー、よし)

 ピピピピピピピ
女メ『明日、DVD返しに行っていい?』(…送信!)

女(送っちまった)

女(返事来ないな〜)

『次は〜吉墨〜 吉墨総合病院前〜』





135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:35:41.55 ID:Suk8Om+x0

■吉墨町/バス亭前

女「は〜」スタスタ

 ハハッ メールダヨー ハハッ
女(おっと!)パカッ

男メ『明日は大体家にいるからいいよ 何時頃来る?』

女(お!よし うーん、夜は迷惑かな)

 ピピピピピピピ
女メ『午後で、2時3時頃でいい?』(送信、と)

 ハハッ メールダヨー ハハッ
男メ『OK 家出る辺りでメールおくれ』

 ピピピピピピピ
女メ『わかった じゃあ明日ね』(送信〜)

女(ふ〜…)




137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:37:45.33 ID:Suk8Om+x0

■次の日 昼過ぎ/女の家の前

女(さて、メール出しとこ)パカッ

 ピピピピピ
女メ『家を出ます そっちは大丈夫?具合は?』(送信、と)

 スタスタスタ

 ハハッ メールダヨー ハハッ
男メ『OK 今起きた所です』

女(ぐうたらだなぁ〜 いつもとスゴイ違いだ あ、そうだ)

 ピピピピピピ
女メ『じゃあ今から行くよ 何か買ってきて欲しい物とかある?』(送信)

 ハハッ メールダヨー ハハッ
男メ『じゃあ、コンビニとかで何か適当に食い物お願いします 悪いね』

 ピピピピピピ
女メ『わかった じゃ』(送〜信)

女(コンビニか… こっからだとアラスカマートかな)





139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:39:13.81 ID:Suk8Om+x0

■男のマンション

 ピンポーン
男(お、来たね)

女『私です 来ましたー』

男「ほい、ロック外すから上がってきて」ピッ


 ピンポーン
男「ほいほい」カチン ガチャッ

女「こんにちわー」

男「はいこんちは いらっしゃい 上がって」

女「買って来ましたよ〜 はい」

男「ほい、なんか多いな… ありがとね、はいカネ」

女「はい それで、調子はどう?」

男「ああ、疲れが溜まっただけだから、ガッツリ寝たらもう回復してきたよ」

女「なんだ、お見舞い気分だったよ」

男「ああ、ありがとなー」





141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:40:26.64 ID:Suk8Om+x0

女「男さん、ごはん食べるでしょ? 私もちょっとオヤツ食べてっていい?
  一緒に買ってきたんだ」

男「それでなんか多いのか いいよ 茶出してくるから座ってて」

女「やだなー、見舞いの積もりで来たんだから、座っててよ 私やるよ」

男「そうかー? じゃあ、台所そっちね」

女「オケー」

男(…こいつの警戒心も怪しいよなぁ 何考えてんだか)





142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:42:02.37 ID:Suk8Om+x0

■男の部屋/応接スペース

女(男さん、流石に家ではラフいな あと不精ヒゲ… グっとおっさん臭いな)

男「じゃ、失礼して俺は食わせてもらうね」

女「うん、どうぞ そうだ、ハイDVD スゴイ面白かった〜」

男「そりゃよかった」

女「最初、いきなりピタゴラスイッチだったね〜」

男「ああ、俺それ見た事無いなぁ」

女「そうなんだ でも、ああいう風にPART3まで直に話繋がってるなんて、
  他にないよね」

男「MATRIXとかってどうだったの?」

女「あ、私あれ見てないや 男さんは?」

男「最初のだけ見たな… 内容あんま覚えとらん」





144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:43:54.25 ID:Suk8Om+x0

女「なんだ 借りたやつ、犬も好きなんだけど、主演のコがかわいいね〜」

男「あれって、あの時点で20代後半位になってるぞ、確か」

女「え、マジ? すごいな、高校生役とか」
 (童顔のおっさんが好み、とかだったらどうしよう、私
  言葉にすると何かイヤだな…)

男「だよなあ 外人の年齢って、元々わかり辛いけどな」

女「そうだね あー、また何か借りてもいい?」

男「いいよ 帰りに選んでいってよ」

女「やった ありがと〜」





146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:45:28.43 ID:Suk8Om+x0

男「モグモグ」

女「自炊とかって全然しないの?」

男「滅多にしないなぁ 面倒でなー」

女「駄目だなぁ」

男「いいじゃないか 適当にバランスは考えてるよ」

女「ここ、キッチン立派なんだし、使わないと勿体無いよ」

男「まあなぁ ここで仕事してた時は、他のヤツが結構使ってたんだよ」

女「ふーん そういや、なんかここ前と違うね 机減った?」

男「ああ、事務所の方が落ち着いてきたんで、仕事は完全にあっちに
  移すんだ それで、家から仕事っ気抜くんで片付けてるんだよ」

女「そうなんだ でも、それじゃ広すぎじゃない?」

男「まーそうなんだよな でも引越し面倒だし、暫くはこのままかな」

女(あ、部屋変わると当然引越しか …うーん)
 (あと、なんで仕事机にガンダムのおもちゃがあるんだろ)





147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:47:05.23 ID:Suk8Om+x0

男「ほい、ごちそうさん 片すかね」

女「男さんは、今日これからどうするの?」

男「いや、俺はなんも予定無いよ つうか家でダラダラする予定
  女さんはどうする?」

女「うーん、そうだなぁー」(どうしよう)

男「まあいいや、適当にしてってよ」

女「うん、ありがとう」(どうしよう)





149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:48:41.09 ID:Suk8Om+x0

女「あのさー、なんつーか」

男「んん?」

女「なんか、話す時って、いつも私から質問してばっかしじゃない?」

男「そうかなぁ?」

女「気が引けるっすよ こないだなんか色々余計な質問しちゃったし
  男さんは、私になんか無いの?」

男(こいつ…)「おっさんが若い子にアレコレ質問て、ちょっと抵抗あるよ」

女「でも私からばっかしだし、ちょっとバランスとろうよ 何か聞いて」

男「そうか じゃあ、女さん、彼氏はいる?」





150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:50:18.42 ID:Suk8Om+x0

女「…」

男「…」

女「いきなりそれかあ」

男「すまん その種のトラブルは面倒だから、ちょっと知っときたかったんだよ
  実は前から」

女「え〜?、何かあったの?そういうので」

男「ま〜…ね〜…」(また、こいつは〜)

女「『悪いこと聞いちゃったかな』」

男「…」

女「ゴメン」

男「ははっ、いいよ」

女「…」

男「…」

女「彼氏、いないよ」

男「そか」(そりゃ良かった)





152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:51:43.29 ID:Suk8Om+x0

男「御両親が離婚してるって話だよね」

女「うん、そう もう5、6年前」

男「12、3の頃かぁ」

女「うん…」

男「…」

女「…そんでね…、親が酷い事になっちゃってて 毎日罵り合い 私の前で」

男「辛いね」

女「うん、すごく 家が嫌いだった」

男「無理も無いよ」

女「でね、親は私を取り合ったんだけど、私はどちらに着いてくのも
  嫌になっちゃって」

男「うん」

女「だって、二人とも私と離れたくないんじゃなくて、相手に渡すのが
  許せないだけ、って思えたんだよ」

男「それは…どうなのかなぁ」

女「うん、当時の私にはそう見えてた」





154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:53:21.70 ID:Suk8Om+x0

男「それで、おじいさん?」

女「そう 家が近くだから、家が嫌になるとよく行ってたんだけど
  離婚が決まったのにどちらにも行きたくなかった私を置いてくれて」

男「うん」

女「それで親に『お前達二人共自分の事しか考えてない大馬鹿だ
  親失格だ氏ね』って」

男「うん」


女「いや、氏ねは言ってないけど、
  …そんで親権はとうさんの方に行ったんだけど、あ、じいちゃんは父方なのね
  それで、その後も色々揉めたんだけど、私を引き取る事になったの
  私も、父さんには着いて行きたくなかったし」





157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:54:46.84 ID:Suk8Om+x0

男「お父さんは、今どうしてるの?」

女「しらない 知りたくもない」

男「そうか」

女「…」

男「おじいさんが居て良かったなぁ」

女「うん、じいちゃんがいなかったら、どうなっちゃってたかわからないよ、私」

男「うん」

女「…ん…」

男「あー、泣く程辛いなら、無理に話してくれなくても良かったのに
  聞いといてあれだけど」

女「ううん、聞いてほしかったの 同い年の子とかに話せないよ、こんな話」

男「そうか」

ポンポン ワシャワシャ

女「んっ…」





158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:56:22.43 ID:Suk8Om+x0

支援に感謝

女「ごめんね 私そろそろ帰らないと メシ当番なんだ、今夜」

男「ああ、送るよ」

女「…休んでないと駄目なんじゃないの?」

男「篭ってばっかしだと気分良くない ちょっと外に出たかったんだよ
  今日はすごく良く晴れてるから、夕日がキレイだぞきっと」

女「そか それじゃあ、うん」

男「あ、出る前に顔洗っときなよ」

女「うん、ありがとう 洗面所借りるね」

スタタ

男(12、3の頃にそんな目に会ったら、両親を通して大人全体に
  失望してしまってもおかしくない)
 (おじいさんが出来た人物だったのが幸いだったか)

男「は〜、それにしても」
 (アイツの隙だらけっぷりって、何なのかね 俺もなァ どうします?アイツ)





163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 03:58:25.50 ID:Suk8Om+x0

■洗面所

女(ハズイっ! これはキツイ! 私のアホ!!なんなんだ私 ああううううあ)
  バシャバシャ
 (ちょっと促されたらベラベラ自分語りとか! このまま音も無く消えてー!)
  バシャバシャ
 (男さんも男さんで、なんか適当に聞いてくれちゃうからさあ〜! ウヒィ)
  バシャバシャ
 (あそこで触るとか!)
  バシャバシャ

女「は〜、タオルタオル」


■玄関

女「お待たせー…」

男「ん、じゃ出るか あ、そこ電気切ってくれない?」

女「あ、オッケ」パチン





164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:00:15.28 ID:Suk8Om+x0

■夕方/女の家の前

女(会話がぎこちないと感じてるのは私だけ? …一人で帰っとけば
  良かったよ)
 (もっと楽しい話にだってなる筈なのに、なんでこうなるかな私)
 (男さんの話のフリもアレだよもぉー ヘタッピ!ぼけ!はげて無いけどはげ!)

男「よし、そんじゃ俺は帰るよ」

女「うん、ありがとう それじゃーね」

女(これはもう完全にウザがられたよ 聞きたかないもん私だったら、こんな話)
 (なんかDVDも借りなかったし! もう家に行ったりも無いかな)
 (あーあーあー、シチューにしようもう 煮込んだるよもうチクショー!)

男「おー、またなー」

女「…」
 「うん、またね」





169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:02:28.33 ID:Suk8Om+x0

■数週間後 男の事務所/昼休み

 ピロリン

男(ん、メール 女さんか…)パカッ

女メ『こんちは、お疲れ様 今日、仕事終わってから時間ある?』

男「…」

 ピピピピピ
男メ『こんにちは どしたの?急に』(送信…)

 ピロリン
女メ『今日、私学校終わってから絹澤町の方に出るから、ついでに
   ちょっと会えたらなって思って』

 ピピピピピ
男メ『今日は業後は空いてる 何か用事?』(送信…)

 ピロリン
女メ『そういうんじゃないけど、ふと思い立ったの 男さんの仕事場って確か近いな、って』

男「んー…」

 ピピピピピ
男メ『メールめんどくない?今通話して平気?』

女メ『いいよ じゃあこっちから掛ける』




170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:04:15.26 ID:Suk8Om+x0

 ピロピロピロ ピッ

男「はいどーも」

女「男さん、久しぶり!」

男「前の時からそんなに経ったっけ?」

女「うん、前に会ったの、何週間前?結構経ったよ」

男「そか んー、そんで、どうしよっか」

女「私、用事終わったら適当に時間潰してるから、仕事が終わったら
  連絡貰える?」

男「ああ、それでいいなら」

女『ついでにどっかでご飯たべようよ』

男「夕飯か?家はいいの?」

女『うん、今日は夜にじいちゃん居ない日だから』

男「そか、じゃあ適当に」

男(あー、OKしちまった ああ、もう厄介だな)
 (何なのかな〜、あの子 楽しいからまた困る)




171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:05:55.34 ID:Suk8Om+x0

諸々へ感謝

■女の家/茶の間

女「は〜」

祖「楽しそうだな こないだの人か?」

女「アレ、じいちゃんいたのか …うん、そう 男さん」

祖「忙しい方なんだろう? あまり迷惑かけたらいかんよ」

女「うん、そだね 気をつける つうか、電話聞かないでよ」

祖「そういう電話は自分の部屋でやらんか、うつけ」

女「へ〜い」

 スタスタ

女(男さん、なんか反応良くなかったな うざがられてるのかな、私)
 (超ありえる)





173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:07:25.76 ID:Suk8Om+x0

■夕方/男の事務所

男「そんじゃ上がるわ お先ー」

美「お疲れさま」

同僚男「お疲れさん 急ぐん?」

男「ああ、ちょっと人と会うんで」

美「この前の若い子?」

男「何だその当てずっぽう 正解だけど」

美「マジ?何?デート?」

同「デートだとォ?」

男「いや?違う?」

美「なにその疑問形」

男「いや、どうなんだろうと思ってな どうなの?」

同「知らねーよ!」

美「どうなのよ」





174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:09:05.02 ID:Suk8Om+x0

男「どうなんだろうなぁ 仲良しではあると思う まあ、友人だな」

美「あんまり下手な事は控えてよ、社長」

男「了解 休日来る人いる? 一応今週は出社は控えて欲しいが」

美「私は休む」

同「来る訳ねえー なめるな つうか暫くは休出勘弁な」

男「OK! じゃあまた来週」

美「はーい」

同「うぃ〜」

 バタン

男(さて、メールしとくか)

ピピピピピ
男メ『仕事終了、おまたせ 現在地は?』(送信と)

 ピロリン
女メ『お疲れさま 拾九堂にいるよ』

 ピピピピピ
男メ『了解 15分くらいで着きます』(送信)




176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:10:12.09 ID:Suk8Om+x0

■拾九堂書店絹澤町店

男(いたいた)「よう、こんばんは」

女「あ、お疲れ様!」

男「うん どうする?いきなりメシにする?」

女「んー、取り敢えず出ようよ」

男「そだね」






179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:11:50.10 ID:Suk8Om+x0

■絹澤駅前

 テクテク

男「…」

女「何か、いらついてる? なんか顔怖くない?」

男「あー、すまん つい出ちった ごめんな」

女「…仕事の事?」

男「ああ、色々考える事が多くて ごめん」

女「もうまた忙しいの?」

男「いや、そういう意味では一段落ついたんだけど、先の話とかねー
  作業に忙殺されてた方が、身体は大変だけど気は楽だったりするんよ」

女「そういうもんなんだ」

男「まあ、俺はそう つうか本当にゴメン、しばらく忘れとくよ」

女「うん」

女(やっぱ私、邪魔くさいかな ガキには何も言えない もどかしいな
  何で私、男さんのこんな事でストレス感じなきゃならないの あー)





181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:14:12.26 ID:Suk8Om+x0

女「あー、あー男さん、今からカラオケ行かない?」

男「え、カラオケか?」

女「ガーっとでかい声だそうよ スッキリするって 私もスッキリしたいし」

男「歌の趣味とか、どうせバラバラだろう俺ら」

女「平気だって よくある話だって 私も超盛り下げソング歌うよ」

男「んー、じゃあ行ってみっか、週末だし」

女「よしゃ!曲数多いとこ知ってるからそこ行こう 夕飯もそこで食べよう」

男「そうするかー」





184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:15:41.84 ID:Suk8Om+x0

■数時間後/絹澤町のバス通り

女「あー、歌ったよー歌いまくったよ 楽しかった〜!」

男「ああ、延長したなぁ 俺も久々でかなり楽しんだ ありがとね」

女「良かった!」

男(くそっ、楽しかったよ畜生 ああ〜)「クソッ」

女「え?」

男「ん、あ、いや、何でもない」

女「んー でも、すっかり遅くなっちゃったね まだ帰れるかな」

男「まだバスが走ってたと思うが…」





186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:17:45.54 ID:Suk8Om+x0

中将その他への感謝


女「バス停こっちだっけ?」

男「この先に…」

 ブロロロロロ

男「ん、あれ?」

女「今追い抜いてったのって…」

男「最終バスじゃないか?」

女「やばいじゃん!」

男「走る?」

女「いそげ!!」





187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:19:01.91 ID:Suk8Om+x0

 タタタタタタ

男(うお、速いなコイツ 負けるか)

女(何この追われるシチュエーション あははは)

男(おおおおお全力!)

女(あははははは)「あははは」

男(ハイになってくるな)「ふははっ」

女「あははははははは〜」

男「うはははは!」

 スダダダダダダダダ





188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:19:56.02 ID:J8NemDIjO

楽しそうだwwww




189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:20:26.52 ID:Suk8Om+x0

■薫葉町行き最終バス車内

男「ま… 間に… ヒー、ふははっ」

女「あははっ 間に合ったね〜、イヒッ」

男「な、なんとか…ははははははは あ〜、疲れた 息切れる」

女「いっひ、あああ、体力無いなあ、男さん」

男「はあ、はあ、俺は歳ナリだよ 君だってさ」

女「『君』はやめてってさあ〜」

男「…ご、ごめ… はあ〜」





190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:20:34.40 ID:hXD/qv8sO

浜辺でやれwww




192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:21:51.99 ID:Suk8Om+x0

■吉墨町/バス亭前

 ブロロロロロ

男「じゃあ、家まで送るとするよ」

女「うん」

 スタスタ

女「何で『君』って言うのかなぁ?」

男「単にクセなんだよ 気を抜くと出るんだ ゴメン」

女「嫌な癖」

男「そうかぁ? なんで?『君』って嫌がるの」

女「ちょっとね 嫌な奴の言い方って印象が付き過ぎちゃって
  どうしても抜けないんだよ」

男「気をつける」

女「もう、呼び捨てちゃっていいよ」

男「抵抗あるんだがなぁ」





195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:23:18.07 ID:Suk8Om+x0

■吉墨町/住宅街の通り

女「抵抗って、男さんもなんか嫌な事あるの?」

男「そういうんじゃない 一度気安くなっちゃうと歯止めが効き辛いんだが
  俺は素だと言葉使い汚いよ」

女「歯止めかあ 適当に効かせてよ 私はさん付けで良いよね」

男「え、なんでさ」

女「だって、超先輩だし …呼び捨てられたいの?」

男「どっちでもいいかな」

女「なんか冷たい言い方」

男「本当にどっちでもOKって思ってるんだよ」

女「そっか じゃあもういっこ」

男「何〜?」

女「付き合って 私と」





197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:24:23.19 ID:9I7WWsJDO

!!!




198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:24:29.16 ID:hXD/qv8sO

なん……だと……!?




199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:24:42.13 ID:3ZR5Lzu10

キタ━━━━ヽ(`エ´ )ノ━━━━!!!!




205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:25:40.74 ID:Suk8Om+x0

■吉墨町/吉墨緑泉公園前

女(い、…言ってしまった… あれ、言った? あああ後戻りが)

男「…んー」

女「い、色々態度に出てたと思うんだけど、私 わからなかった?今まで」

男「嫌われてはいないな、とは思ってたけど 好意を多めに見積もれない
  性格なんだ」

女「そっか」

男「正直自重してたよ オッサンが調子にのって若いのに手ー出すなよ、とか」

女「そっか…」

男「…付き合うってさ…」

女「うん、付き合う、ていうか、もっと一緒に色々遊びに行ったり話したり、
  そいういのもっと気兼ね無く出来る様になりたいの」

男「んー、でもそれ、付き合うっていうより、仲の良い友達って感じじゃない?」

女(そう、なのかな? いや、それも違んだよな…)

男「ちょっと、そこで座ってこうか」

女「…うん」





210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:26:29.30 ID:3ZR5Lzu10

ああやだ この 後にもう引けない感じ




211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:26:29.98 ID:9I7WWsJDO

やだもうドキドキする




212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:27:03.59 ID:Suk8Om+x0

■吉墨緑泉公園内のベンチ

女「男さん、私と話す時、気ー使ってるでしょ 歳の所為で」

男「うーん、まーねえー 下手すりゃ援交オヤジ扱いされる組み合わせだし」

女「そんな理由?」

男「んー、まあ、色々だよ」

女「うん、私もそう やっぱちょっと言いづらい事とか、ある」

男「やっぱそうか」

女「うん、でも、そういうのウダウダ考えるの面倒臭いんだよ、もう
  もっと一緒にあれしようとかあそこ行こうとか、言っちゃいたい
  さっきも言ったけど言いたくてウズウズする 一緒にって」

男「うん」





218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:28:22.56 ID:Suk8Om+x0

女「だから、そういう意味ではやっぱり、付き合って 私と」

男「微妙なんだね」

女「ごめん」

男「いや、話はわかる」

女「流石おじさんだよ」

男「でもさあ、一度ノリが変わると、一緒にどっか行くとかだけじゃ
  済まなくなるかもよ」

女「そうなったら、なった時じゃない?」

男「そうか」

女(そうなった時か… いいのかな)





224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:29:47.94 ID:Suk8Om+x0

男「なんつうかさ」

女「うん」

男「俺ら、いつも歳の差ネタで会話してきたじゃない?」

女「そうだっけ?」

男「まあ、大体」

女「うん、それで?」

男「それで、嫌が応にもそればっかし意識しちゃってな」

女「…子供にしか見えない?」

男「まあ、数字的には」

女「…」

男「でも、本人は結構しっかりした義理堅いイイヤツなんだよな 
  俺は最近の若いのを見誤ってたかと思ったんだけど」

女「…」

男「他の連中を見てると、そうでも無いらしい」





227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:31:20.94 ID:Suk8Om+x0

女「おばちゃん臭いって、よく言われるよ」

男「はははっ そうなんだ」

女「男さんは、歳のワリに結構子供だよね」

男「大人が子供じゃないと思ったら大間違いだ」

女「え〜 なにそれ」

男「ははっ そうだなあ ガキ大人ばっかの職場が多かったからかな」

女「それで…」

男「うーん、わからんなぁ〜」

女「判らないって?」

男「うん、歳の差は凄い気になるんだけど、実際、相手見ればは
  そんなに気にする必要無いんじゃないか?とか、いやでも、とかさ」

女「私もだよ〜〜〜 こんなんなるって思ってなかったからさあ〜
  なんかもうグルグル考えるのが嫌になっちゃって、いいやもう言っちゃえって
  そんな感じ」ブンブン

男「ああ、なんか解るな、そういうのは」

女「男さんなら、言っても大丈夫なんじゃないかって思ったし」




232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:32:47.91 ID:Suk8Om+x0

女「そもそもさ〜」

男「なに?」

女「『いつも歳の差ネタで話』なんて言って、男さんが歳の事気にしてばっかし
  いるからそういう話になるんだよ、いつも 私そんな積もり無いのに」

男「イヤ、女さんだってかなり言ってるよ、オッサンは〜、とか」

女「だって、男さんが歳で距離を置く様な言い方するから」

男「そうだっけ?」

女「絶対そう」

男「まあ、そうだな 女さんはいつも鋭いよ」

女「よく見てるからだよ」

男「気づかなかったな」

女「男さん、いつも逸らしてるから、目」

男「うん それは意識してた」





238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:34:34.63 ID:Suk8Om+x0

女「男さんはさ〜」

男「ん」

女「男さんはさあ〜 ああもうー」

男「あー、あれ、かわいいと思ってるよ それに若いのに結構信用出来る
  いいやつだ」

女「…」

男「話し易いし、話してて楽しいよ 知り合えて良かった」

女「…」

男「ゴメン、ズバっと言えなくて」

女「情けないなあ」

男「オッサンになると、色々考えちゃってね」




242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:36:04.73 ID:Suk8Om+x0

男「オッサンは、何でもそうだけど、この手の事については考えるスパンが長い」

女「長いって?」

男「5,6年経ったらどうなってるか、とか」

女「ああ〜」

男「そういうの考えると、歳の差ってデッカイよ 寧ろカルチャーギャップなんて
  些細な話だと思う そんなのは、単なる趣味の違いってーかね」

女「そうなのかもね…」

男「例えば、今から5年経つとどうなる?」

女「私は23だね、男さんは」

男「41」

女「…あー、なんかびっくり」

男「だろー」




247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:37:46.71 ID:Suk8Om+x0

女「5年かあ…」

男「長い?」

女「そりゃ、5年は長いよ〜」

男「うん、でも俺にはそんなに物凄く長い、て訳じゃない
  30超えてから今までなんて、ほんとにあっちゅー間だったし」

女「そうなんだ…」


女「その頃ってどんなんなってるだろうね、男さん」

男「老けてるね」

女「そうだけど〜、どんな程度なのかな、って」

男「さあね どっかで峠を越えて、急激に老けるかもね」

女「かっこよく老けてよ」

男「そんなん、やり方わからんよ」





252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:39:29.75 ID:Suk8Om+x0

女「ゴメンね」

男「ん」

女「体裁悪いのは男さんの方だよね 小娘連れて歩くなんて
  面倒くさい話しちゃったね」

男「イヤ待った そういうのは無い そういう面倒じゃないぞ」

女「そういうって?」

男「今『大人を困らせるガキ』のニュアンスで言ったでしょ」

女「…うん」

男「俺一人の話ならいいんだよ、だからそういうんじゃないけど 
  そういうんじゃなくてもさ、恋愛沙汰はな」

女「あー、そうだね」

男「…」

女「やっぱり、年齢気にしてるの、私の方かも知れないね」

男「仕方無いでしょ」

女「倍だし?」

男「倍だねえ〜」




256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:41:15.08 ID:Suk8Om+x0

女「倍って言うけど、割合的にはこれから先、近づく一方だよ」

男「先なぁ」

女「歯切れ悪いんだね」

男「スマン」

女「…あのねー、恥かきついでに言っちゃうけどさぁー」

男「何?」

女「男さん、こんな若い子に親しくされて、よろめいたりしなかったの?
  さっきは自重なんて言ってたけど」

男「ああ、そこは、舞い上がりそうになった時点でまず自重するから」

女「舞い上がると自重って…、なんで?」

男「尊敬する先輩に『浮き足立った自分が最大の敵だ』て教わったんだ」

女(ネガティブ思考の先輩だ…)
 「それって仕事の話じゃ… ほんとに全然?」

男「ああ、まあ、色っぽい攻撃とかされなかったし、そこは」

女「そう…」(そういう発想が無かった 私駄目な子)




261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:43:03.79 ID:Suk8Om+x0

男「でも正直ね、最近はちょっとイラついてたんだ」

女「え」

男「ちょっとぶっちゃけるけど、聞いてくれる?」

女「うん」

男「俺は、実年齢はさて置き、自分の事をガキだと思ってるし、
  物事そんなに深く考えないで気楽にやってきたと思ってる 独身だし」

女「うん」

男「でも、女さんと話すと、以外とそうでもなかったんだなって思える
  しっかりオッサンだったし、立場的には大人だ」

女「うん」

男「色々な考えの影響で、やりたいことをそのまま全部やるわけじゃないし
  言いたい事もそのままは言えない 他の大人達程じゃ無いにしろね」

女「うん」

男「だから、女さんと会ったり話したりするが楽しくなるに連れて、どんどん
  やりづらくなってたんだよ もっと適当に話したい、とか、他愛の無い
  理由でふと会いたい、とか思っちゃって オッサンのくせにな」

女「うん…」ウルッ




263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:44:39.35 ID:Suk8Om+x0

男「でも、やっぱり抵抗感強いんだ だからもどかしくてイラついてた 勝手に」

女「うん…」グスッ

男「俺も同じ様な事考えてたんだよ だから、もっと会ったり話したりしたい、
  て女さんが言ってくれて、凄く嬉しかった ただ、凄いビビってる」

女「何に?びびってるって」スン

男「一度思い入れると、固執しちゃうからね」

女「そうだよね」

男「でも、子供は気の変わるのが早いもんだよ 女さんの落ち度じゃないけど」

女「…そんなの、今から考えてるの?」

男「うん、この様に、オッサンと付き合うのはアレコレ面倒臭いのです」

女「うん ガキだって面倒だよきっと」





268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:46:25.55 ID:Suk8Om+x0

男「あー、ウダウダとものを言い過ぎたね 決めた 付き合ってみよう」

女「え、本当に?」

男「いや、いいのか?本当に」

女「ちょっと!」

男「やっぱこう抵抗感強いんだ すまん」

女「わかるけど〜」

男「うん、ああ、もう決めた! 一緒にいよう …ありがとうな 嬉しいよ」

女「え、え!? まじで? あー、わ、私も嬉しいよ いひひひひスゴイ嬉しい」

男「スゴイ照れるんだが」

女「私もだっての くくくくく」

男「取り敢えず、これからは呼び捨てさせて」

女「うん、よろしくね 私がどれだけ信用出来るか見せてやるよ」

男「こちらこそ くっくっく、こんな若い子と付き合う事になるとはなぁ」

女「…おっさんくさ!」

男「その通り」ニヤリ





275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:48:33.79 ID:Suk8Om+x0

■半年後 男の家/階下

女「なんでそんな事ばっかり言うの! さっきから同じ事ばかり!」

男「何回言っても女が理解しないからだろ! あまり我侭自分勝手ばかり言うなよ」

女「もういい!」スタタタタ

男(ふ〜、参るね)





279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:50:08.29 ID:Suk8Om+x0

■男の家/寝室

男「入るよー」

女「…」

 ガチャッ

女「…」

男「…」

女「いつも、こんなんなるよね、私ら」

男「まあ、時々な」

女「説教臭いのが本当に嫌 男さんだって、私の事、ガキっぽいって
  思ってるでしょ?」

男「でもなあ、話せば解るとは思ってるよ 腹は立つけど」

女「よく言うよ」

男「イヤ、話通じるって思ってなかったら、そもそも今だって来ないよ
  面倒になるだけだし」

女「…」

男「…」





283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:51:50.78 ID:Suk8Om+x0

女「…やっぱ、私らってさ…」

男「待て、何言おうとしてるか、解るぞ」

女「何?」

男「考えてみるとさ、こういうケンカって、歳が近くてもするよ そうじゃない?」

女「そうかもね…」

男「そろそろ、歳がどうとか気にするの、止めにしない?」

女「そんなの、男さんが無理でしょ」

男「段々慣らすよ」

女「そんな事言うなら、その上から目線はどう? それに、さっきの事とは
  関係無いし」

男「うん、それは、落ち着いたらもう一回話そう」

女「…」

男「メシの材料でも買ってくるよ」

女「…待って、一緒に行く」

男「ああ」




288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:53:17.09 ID:Suk8Om+x0

■駒伊町/路上

女「…」

男「…」

女「あのさぁ 続くと思う?私ら、こんなんで」

男「割と普通だと思うんだがな どこの奴らだってケンカくらいするだろ」

女「…」

男「同い年だって、大事なもんとか許せないもんとか全然違うなんて
  当たり前だろ
  外面はともかく、俺らの間だけで考えれば、どこの奴らとも変わらないよ」

女「…」

男「終わりにしたい?」

女「んー…」

男「…」

女「わかんない」

男「…ちゃんと考えてみてよ」




291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:54:46.69 ID:Suk8Om+x0

女「男さんは?」

男「俺は終わりたくないよ 女が本当に嫌がってるなら、それを押してまで
  続ける気は無いけど」

女「いつもそんな風に余裕なんだから」

男「そんな事無いって 今だってうろたえてるし」

女「ごめんね」

男「ん、どれ?」

女「いろいろ いつも爆発しちゃうし」

男(ひょっとして)
 (じいさんにも同年代にもぶちまけないから、その分俺ん所に来るのかね…)

女「…」

男「いや、俺もまだ、色々足らないな」

女「うん、ごはん作ろう」

男「そうな 何食う?」

女「店に行ってから、その場の気分で決めよう」

男「そうだなぁ」




294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:56:16.34 ID:Suk8Om+x0

 スタスタ

女「手、繋ごうよ」

男「んん?」

女「何?照れる?」

男「外では、まあなあ」

女「…今更〜 おっさんのくせに」

男「おい!」

女「ほら、手」

男「ん、ああ」

 ギュッ





298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:58:22.90 ID:Suk8Om+x0

女「そろそろ、髪伸びたね」

男「そうだな〜」

女「またカットしてあげるよ」

男「あんまし凝らなくてもいいんだが」

女「ちょっとくらい若っぽく寄せないと、合わないよ」

女「…だって、年齢倍だし!」


 おわり






300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:59:06.27 ID:9I7WWsJDO

おつかれさま!
楽しかった
ありがとう




301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:59:28.67 ID:ockhLqoJO

おつ!
おもしろかったぜぇ




302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 04:59:55.67 ID:zRs2krdkO

お疲れ様!!
凄い良かったです!!




303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:00:02.46 ID:2x8vfyYVO

乙!
さて最初から読み直してみるか




306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:00:18.54 ID:IARzOkuv0

おつー
面白かったよ




313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:02:41.69 ID:Suk8Om+x0

皆々様の支援感想その他等に改めて感謝しつつ
寝るって感じです
それではさようなら





314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:02:57.29 ID:Ea8fg73k0

乙!凄いよかった!




316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:03:49.53 ID:zRs2krdkO

1さん乙!
ありがとう!




317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:04:09.88 ID:Uhs/lD0TO

>>1 ありがとう!おやすみ!





326: ぽんぽん 2009/05/24(日) 05:24:40.56 ID:ys36RMVmO

あぁ♪
心があったまったぁ!!!

起きててよかった☆
1さんありがとッッ(ノ゚O゚)ノ




329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:37:37.44 ID:yVpfacI1O

追いついた1乙
普通に好きな感じだったぜ胸がキュンキュンしてきたwwww




330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/24(日) 05:38:32.07 ID:hZA5qxFc0

>>1超乙!!!!!

久々に萌えしぬ感覚を味わった!
ありがとう!





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