340 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 18:36:06.27 ID:ypDwocMb0
    八回表、九回表も1点ずつ取られ、いよいよ最終回

    パ6−ネ1

    九回裏

    パワフル高校投手交代
    江崎→松倉

    ワンアウト、ランナー一塁(田中山)

    パワプロ「(まだまだ!こんな所で終われるか!!)」

    松倉「(後二人か。余裕だな!)」


    松倉が振りかぶって第一球を投げる

    ビシュッ

    ククッ

    パワプロ「(カーブか!だがアスカちゃん程じゃない!!)」


    カキーンッ!

    松倉「げ」

    パワプロの打球はレフト前ヒット

    パワプロ「よし!」


前作から読む人はこちら
パワプロ君「ここが大ハード高校か・・・」【パート1】

最初から読む人はこちら
パワプロ君「ここがネルフ高校か・・・」【パート1】

前の話から読む人はこちら
パワプロ君「ここがネルフ高校か・・・」【パート3】



 

341 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 18:39:48.43 ID:ypDwocMb0
    ワンアウト、ランナー一塁(パワプロ)、二塁(田中山)


    トウジ「よっしゃ!やるで!」

    松倉「(俺のカーブを一発で当てるなんて・・・)」

    松倉「(いや、偶然だ偶然!!)」

    松倉の第一球

    ビシュッ

    ククッ
    トウジ「(なんやそのカーブは!?アスカの方がキレてたで!!)」

    キンッ!
    松倉「なにっ!」

    球は三塁とショートの間を抜け、ヒット

    矢部「おおお!いい展開でやんす!!」

    ケンスケ「これはもしかしたら・・・!」

342 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 18:42:37.96 ID:ypDwocMb0
    ワンアウト、満塁(一塁トウジ、二塁パワプロ、三塁田中山)

    奥居「やるぜ〜!」


    松倉「(くっそ〜!マグレだマグレ!!絶対にマグレだ!)」

    松倉の第一球

    シュッ
    松倉「(げ!すっぽ抜け・・・!)」

    奥居「(もらったぜ〜!)」

    キンッ!!

    トウジ「よっしゃ!」

    パワプロ「よし!!」

    奥居の放った打球はセンター前へ転がる

343 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 18:46:20.17 ID:ypDwocMb0
    田中山「うおおおお!!!」

    田中山がホームへ猛ダッシュ

    パワプリオ「くっ!こんな所で流れを変えられてたまるカ!!」
    ビシュッ

    強肩のパワプリオが急いでホームへ送球する

    田中山「とーーー!!」
    ズザザザザーー!!!

    審判「セーフ!!」

    田中山のスライディングの方が早く、ネルフ高校は1点を取り返す

    パ6−ネ2


    マヤ「やった!!奥居君ナイス!!」

    田中山「ただいま〜」

    アスカ「田中山、よくやったわね」

    矢部「これはいい流れでやんす!!レイちゃん、頼むでやんす!」

344 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 18:51:04.05 ID:ypDwocMb0
    ワンアウト、満塁(一塁奥居、二塁トウジ、三塁パワプロ)

    レイ「・・・」

    松倉「(くっそ〜!こいつら、急に強くなりやがって〜・・・ん?)」

    鮫島「・・・」ギロッ

    松倉「!(す、すいません・・・!これ以上はやらせません!)」


    松倉の第一球

    ビシュッ

    ククッ
    レイ「!」

    バンッ
    審判「ストラーイク!」

    レイ「(・・・フォーク)」

    松倉「(俺がカーブだけしか使えないと思ったら大間違いだ!!)」

346 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 18:59:53.88 ID:ypDwocMb0
    松倉の第二球はまたもフォーク

    ビシュッ
    ククッ

    レイ「(当てれる)」

    キンッ

    レイは難なく松倉のフォークを狙い打つ

    松倉「!」

    打球は三塁頭上へ


    鮫島「ふんっ!」ザッ

    バシッ
    審判「アウトー!!」

    しかし、鮫島がジャンピングキャッチ

    惜しくもアウトになった

    パワプロ「(今のを捕るか・・・!)」

    ケンスケ「あーー!」
    矢部「く〜・・・惜しいでやんす・・・!!!」

347 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:09:26.48 ID:ypDwocMb0
    シンジ「(綾波が駄目だった・・・つ、次は僕か・・・!!)」

    レイ「・・・」スタスタ

    シンジ「・・・綾波」

    レイ「・・後は任せたわ・・・頑張って」

    シンジ「・・・え」



    ツーアウト、満塁

    次打者はシンジ

    シンジ「・・・」

    パワプロ「(シンジ君、頑張ってくれ!)」

    トウジ「(落ち着いてやれば大丈夫や!)」

    奥居「(頼むぜ〜!)」


349 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:14:01.78 ID:ypDwocMb0
    松倉「(・・こいつ、ガチガチに緊張してんじゃん。これなら楽に抑え・・・)」

    鮫島「・・・」

    松倉「(いやいや!何があるかわからない!本気で投げるぞ!)」

    ワー  ワー

    シンジ「(み・・・皆が僕に注目してる・・・!か、身体が重い・・・!)」

    ビシュッ!!

    ズバンッ!!!

    審判「ストラーイク!」

    シンジ「え・・・」


    アスカ「あのバカ・・・!ボーッとして!」

    マヤ「シンジ君、リラックスー!」

350 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:17:50.09 ID:ypDwocMb0
    シンジ「(も、もう始まってるんだ!!振りかぶってたのに気づかなかった!)」

    松倉「(こいつ・・・。そうか、こいつプレッシャーに相当弱いんだな・・・!)」

    松倉が第二球を振りかぶる

    シンジ「(く、来る!)」

    ビシュッ

    ククッ
    シンジ「(変化・・・!)」

    ブンッ
    バスッ
    審判「ストライクツー!」

    松倉「へっへ・・・」

    シンジ「(も、もう後がない・・!)」

    レイ「・・・・・・」

351 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:22:09.42 ID:ypDwocMb0
    松倉「(これで決めさせてもらうぜ!!)」

    ビシュッ

    シンジ「(ス、ストレート・・・?こ、これなら・・・!)」


    ガクンッ

    シンジ「!」
    ブンッ

    バシィッ!!

    パワプロ「!」
    アスカ「!」

    審判「ストラーイク!バッタアウト!・・・ゲームセット!!」

    松倉「(残念、フォークだ)」
    シンジ「・・・・」


    ネルフ高校は最後のチャンスを生かせず、またも予選敗退という結果で終わった

    パ6−ネ2

    試合終了

357 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:30:49.20 ID:ypDwocMb0
    ヒカリ「みんな、お疲れ様!」

    マヤ「いい試合だったよ!」

    トウジ「いや〜・・・惜しかった!」

    パワプロ「ああ、でもいい試合だった」

    矢部「そうでやんすね!久々に燃えたって感じでやんす!!」

    シンジ「・・・」

    奥居「碇〜、落ち込むなよ」

    ケンスケ「そうだよ、気にする事ないって!」

    レイ「・・・」

    シンジ「・・・・・・うん」

358 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:33:09.81 ID:ypDwocMb0
    マヤ「みんな、お腹がすいたでしょ?帰りにラーメン食べに行きましょう!先生ご馳走するからさ!!」

    奥居「うっひょ〜!本当っすか〜?」

    田中山「やったー!」

    パワプロ「レイちゃんも、行くでしょ?」

    レイ「ラーメンなら」

    トウジ「よーし!たらふく食ったるで〜!」

    シンジ「あ・・・ご、ごめん。僕ちょっとトイレに行ってくる」
    タッタッタ・・・

    アスカ「・・・」

    トウジ「・・はぁ、落ち込むなって言う方が無理やな」

    パワプロ「大丈夫、シンジ君ならきっと立ち直ってくれるさ!」

    アスカ「みんな、先に行ってて。私も後から行くから」

    マヤ「え?」

    アスカ「いいから、行ってて」


360 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:38:47.11 ID:ypDwocMb0
    シンジ「・・・はぁ・・・なんで僕は野球部なんかにいるんだろ・・・全然役に立ててないのに・・・」

    シンジ「やっぱり・・・僕なんか何やったって駄目なんだ・・・いたって迷惑かけるだけなんだ・・・」

    アスカ「そうやって、また自虐的になって・・・男のクセに!」

    シンジ「ア、アスカ!?ここ男子トイレ・・・」

    アスカ「関係ない!・皆は気にしないでって言ってくれてるのに、いつまでもウジウジ落ち込んでるのはアンタだけよ?」

    シンジ「・・・みんな、内心では絶対僕の事を鬱陶しがってるよ・・・分かるんだ。雰囲気で・・・」

    アスカ「皆の言葉が偽善だっていうの?」

    シンジ「・・・」


361 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:41:56.62 ID:ypDwocMb0
    アスカ「・・・アンタ、まさか野球部辞めようって思ってるんじゃないんでしょうね?」

    シンジ「・・・」

    アスカ「それだけは許さないわ。アンタがいないとまた数が足りなくなって試合出来なくなるんだから」

    シンジ「・・・」

    アスカ「・・・練習には参加しなくてもいい、だけど席は野球部に置いてもらうわ。アンタがいなくなる事が一番の迷惑なんだから」

    シンジ「・・・」

    アスカ「わかったわね?」

    シンジ「・・・・好きにしてよ」

    アスカ「!・・・ふんっ」
    タッタッタ・・・

    シンジ「・・・もう、僕の事はほっておいてよ・・・」

362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 19:42:09.26 ID:BiLohq/k0
    シンジイライラするって言うけど共感する部分が多すぎて心が痛くなるから困る

363 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:45:06.72 ID:ypDwocMb0
    翌日

    教室


    シンジ「・・・」

    パワプロ「おはよう、シンジ君」

    トウジ「なんや、朝から湿っぽい顔して」

    シンジ「・・・おはよう」

    パワプロ「アスカちゃんから聞いたよ。昨日の試合の事はなんも気にしなくていいんだからね」

    トウジ「そうや、そんなのすぐに忘れて早く部活復帰してくれや!」

    矢部「オイラ達は待ってるでやんす!」

    シンジ「・・・うん」


    シンジ「(どうしてみんな、こんな僕にかまうんだよ・・・)」

    レイ「・・・」


365 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 19:53:45.56 ID:ypDwocMb0
    数週間後

    カキーンッ カキーンッ

    トウジ「シンジの奴、全然来んなぁ・・・」

    ケンスケ「もう一回、呼びかけてみようか?」

    アスカ「いいのよ、ほっときなさい!時間の無駄よ」

    田中山「そ、そんな言い方しなくても・・・」

    アスカ「・・・文句あんの?」ギロッ

    田中山「い、いやないです」

    パワプロ「もうすぐ年があける・・・俺達高校生最後の年かぁ・・・」

    矢部「最後くらい甲子園狙いたいでやんすねぇ・・・」

    加持「よっ、みんなお疲れさん!」

    アスカ「あ、加持先生!」

    パワプロ「どうかしたんですか?」

    加持「伊吹先生に頼まれてた物が出来たんでね」

    矢部「頼まれてた物?」

371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 20:20:00.21 ID:SJyF0I3oO
    カヲルがメンバー入りか、それとも敵か気になる

377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:06:24.35 ID:T2XrDfgO0
    パワプロ風のエヴァ絵マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チン チン

378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:06:51.35 ID:SJyF0I3oO
    >>377 俺もずっと待ってる

380 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:17:13.82 ID:ypDwocMb0
    教室

    シンジ「・・・」

    シンジ「(ん、あれは・・・加持先生だ。野球部に何か持ってきたんだ・・・)」

    シンジ「(・・・なに、気にしてるんだよ。僕はもう・・・)」

    ガララッ

    シンジ「・・・?」

    レイ「・・・」

    シンジ「・・・・・・綾波」

    レイ「・・・もう2週間よ」

    シンジ「・・・僕にはもう関係ないよ」

    レイ「皆、あなたを待ってるわ」

    シンジ「・・・・・・もう放っておいてくれよ。僕なんかいたってなんの役にも立たないんだ」

381 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:18:41.06 ID:ypDwocMb0

    レイ「あなたに期待してる人だっているわ」

    シンジ「そんなの嘘だよ・・・なんの活躍もしてない僕に期待する奴なんかいるわけないだろ!?」

    レイ「・・・そう思うの」

    シンジ「ああ、だからもう僕の事はほっておいてくれ!」

    レイ「わかったわ」
    スタスタ・・・・


    シンジ「・・・」


    レイ「・・・私が試合で言った事」


    シンジ「・・・?」

    レイ「あれは嘘じゃないわ」

    ガララ ピシャ

    シンジ「・・・・」


383 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:21:38.15 ID:ypDwocMb0
    ドギュッ

    パワプロ「!??」

    ズドオォンッッ!!!

    トウジ「おうわっ!!!」ドサッ

    矢部「ト、トウジ君が吹っ飛ばされたでやんす!!」

    加持「あ、あれ?おかしいな。スピード調整はしたハズなんだが・・・」

    パワプロ「だ、大丈夫かトウジ?」

    トウジ「あ・・・ああ、しかし、なんつー速さや」

    パワプロ「目で捉えられませんでしたよ」

    ケンスケ「っていうか発射音が・・・」

384 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:22:44.19 ID:ypDwocMb0
    加持「・・・ああ、悪い悪い。165km/hに設定変わってた」

    トウジ「ひゃ、165!?こ、殺す気か!」

    アスカ「よく捕れたわね・・・」

    加持「機械は気まぐれ屋さんだからな、たまにこういう事もある。さ、直したし遠慮なく使ってくれ」

    矢部「恐くて使えないでやんす」

    レイ「ごめんさい、遅れて」

    パワプロ「あ、レイちゃん」

    アスカ「珍しいわね、アンタが遅刻なんて」

    レイ「・・・」コクリ

    パワプロ「?なんかあったの?」

    レイ「・・・いいえ」

386 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:26:03.00 ID:ypDwocMb0
    碇宅

    シンジ「ただいま・・・」

    ユイ「おかえり、シンジ。今日も部活いかなかったの?」

    シンジ「・・・もういかないよ」

    ユイ「どうして?シンジが自分からやるっていった部活だったからお母さん嬉しかったのに」

    シンジ「いいんだ、もう。僕がいたってなんの役にも立てないから」
    タンタンタンタン

    ユイ「あ・・シンジ・・・」

    ユイ「(・・・友達は気にしないでって言ってくれてるんでしょう・・・?野球は皆でやるスポーツなのに・・・)」



    数時間後

    ゲンドウ「・・・ただいま」

    ユイ「おかえりなさい、あなた」


387 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:29:36.98 ID:ypDwocMb0
    ゲンドウ「・・・シンジは?」

    ユイ「帰ってすぐ、自分の部屋に閉じこもっちゃって・・・野球部はもういかないとか言ってるの」

    ゲンドウ「そうか・・・」

    ユイ「え・・あなた・・・」

    ゲンドウ「・・・」
    タンタンタンタン

    ユイ「(あなたからシンジの部屋に行くなんて・・・珍しい)」



    シンジ「・・・」

    コンコン

    シンジ「・・・ご飯はいらないよ」

    「・・・いつまで殻に閉じこもっているつもりだ?」

    シンジ「え、父さん・・・?」

388 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:31:45.12 ID:ypDwocMb0
    「過ぎてしまった事をいつまでも悔やむな。お前の仲間達は気にするなと言ってくれたんだろう」

    シンジ「・・・」

    「部員達はお前が戻ってくるのを待っているんだぞ」

    シンジ「もう・・・いいんだよ、僕は」

    「部員だけではなく、私達の期待も裏切るのか。お前は」

    シンジ「え・・・?」

    「普段、何事にも消極的なお前が野球をやり出すと聞いた時、母さんはとても喜んでいたぞ・・・勿論、私もだ」

    シンジ「・・・父さんも・・・?」

    「そうだ。何時までもあの試合の事を悔やむな・・・後悔する暇があったら練習をして少しでも皆に追いつけ」

    シンジ「・・・」

    「自信を持て、私達の子供だ。・・・お前になら出来る」
    タンタンタンタン・・・

    シンジ「・・・・・・」

389 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:33:30.53 ID:ypDwocMb0

    数日後

    理科実験室


    カチャカチャ・・・

    加持「脚はこんな感じでいいか・・・ふう、疲れたな。一休みしよう」

    シュボッ ジジジ・・・

    加持「ふうー・・・・・・ん?」

    「・・・」

    加持「あれはシンジ君か・・・?」




    シンジ「・・・」

    加持「よぅ、シンジ君」

    シンジ「あ、加持先生・・・」


392 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:41:24.07 ID:ypDwocMb0
    加持「俺のスイカ畑に何か用かい?」

    シンジ「いえ・・・、もう12月になるっていうのになんでスイカが生ってるのかなって思って・・・」

    加持「ああ、これかい。実験の産物だよ、色んな薬を調合して季節に関係無く育つようにしたのさ」

    シンジ「へぇ・・・」

    加持「ところで・・・もう部活の時間じゃないのかい?」

    シンジ「僕は・・・今は野球部じゃありませんから」

    加持「そうなのかい?みんな、君を待っているようだったが」

    シンジ「・・・知ってるんじゃないですか」

    加持「!・・おっと、いけない」

    シンジ「・・・」

    加持「何時までいじけてるつもりだ?君を待っている人が沢山いるってのに」

    シンジ「・・・本当に僕は必要とされてるんでしょうか」

    加持「ふ・・君だって本当は解っているクセに、彼等の事をさ・・・俺がそれを言わなくちゃならないのか?」

    シンジ「・・・」


394 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:47:15.83 ID:ypDwocMb0

    加持「俺のスイカ畑に何か用かい?」

    シンジ「いえ・・・、もう12月になるっていうのになんでスイカが生ってるのかなって思って・・・」

    加持「ああ、これかい。実験の産物だよ、色んな薬を調合して季節に関係無く育つようにしたのさ」

    シンジ「へぇ・・・」

    加持「ところで・・・もう部活の時間じゃないのかい?」

    シンジ「僕は・・・今は野球部じゃありませんから」

    加持「そうなのかい?みんな、君を待っているようだったが」

    シンジ「・・・知ってるんじゃないですか」

    加持「!・・おっと、いけない」

    シンジ「・・・」

    加持「何時までいじけてるつもりだ?君を待っている人が沢山いるってのに」

    シンジ「・・・本当に僕は必要とされてるんでしょうか」

    加持「ふ・・君だって本当は解っているクセに、彼等の事をさ・・・俺がそれを言わなくちゃならないのか?」

    シンジ「・・・」

396 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:52:45.26 ID:UmeitCVGO
    ボンッ!!

    ガシャーン
    バリーン

    シンジ「!?」

    加持「ん!」

    シンジ「な、なんですか今の爆音?」

    加持「まずい、初号機が暴走した!!」

    シンジ「初号機?」


    理香実験室

    ガシャーン バリーン

    初号機「ウオオオオ」

    シンジ「な、なんですかコレ?」

    加持「野球部の練習に使えると思って作ってたロボットだ!」

397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:53:46.08 ID:biNjtgpt0
    初号機wwwww

399 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:55:40.53 ID:UmeitCVGO
    初号機「ガフッ ガフッ」
    ドガシャーン バリバリ ヴォリヴォリ

    加持「あああっ!実験のデータディスクが!」

    シンジ「た、大変だ」

    加持「シンジ君!俺が初号機を抑えてるからコンセント抜いてくれ!!」

    シンジ「わ、わかりました!!」

    初号機「ウオオオオ!!」

    加持「こら、それ以上暴れるんじゃない!!」

400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 21:56:57.49 ID:izoB/STxO
    コンセントwwwwwwwwwwwwwww

402 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 21:59:11.50 ID:UmeitCVGO
    シンジ「えーと・・・コンセント、コンセント・・・・・・」


    加持「いたたたた!か、髪を引っ張るな!!シンジ君!早くしてくれー!」

    シンジ「えーと・・・あ、あった!・・・それっ」

    ブチッ

    初号機「!!・・・・・」プシュー

    加持「ほっ・・・止まった」

    シンジ「良かった・・・」

    加持「いやぁ、助かったよシンジく・・・・


    冬月「・・・・・・・・・」

    シンジ「あ」

    加持「げっ!ふ、冬月教頭!」

403 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:01:49.91 ID:UmeitCVGO
    冬月「破壊音が聞こえたと思ったら・・・これはどういう事かね、加持先生」

    加持「あ、いやその、これはですね・・・」

    冬月「言い訳は職員室で聞こうか。来なさい」

    加持「わ、わかりました・・・とほほ・・・」

    シンジ「・・・」

    加持「あ、シンジ君!」

    シンジ「は、はい」

405 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:05:57.94 ID:UmeitCVGO
    加持「俺はここで下らない実験をする事しか出来ない。だが、だが君には、君にしか出来ない、君になら出来ることがあるハズだ」

    冬月「・・・」

    加持「誰も君に強要はしない。自分で決めろ、自分が今何をするべきなのか。・・・・まぁ、後悔の無いようにな」

    シンジ「・・・・・」

    冬月「何を偉そうな事を、さぁ来なさい」グイ

    加持「いててて、わ、わかりました」




    シンジ「(・・・自分が何をすべきか・・・・・後悔の無いように・・・・か)」

    シンジ「・・・」

406 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:08:44.86 ID:UmeitCVGO
    数日後

    パワプロ「さて、今日も部活頑張るぞ〜・・・ん?」

    レイ「・・・」

    パワプロ「?レイちゃん、どうしたの?部室の前で」

    レイ「・・・見て」


    シンジ「・・・」



    パワプロ「シンジ君が掃除してる・・・?」

    レイ「ええ」

    アスカ「二人とも、突っ立って何してんのよ?」

    パワプロ「あ、アスカちゃん」

    アスカ「・・・ん?」


408 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:11:25.99 ID:UmeitCVGO
    ゴシゴシ

    シンジ「ふう、こんなモンかな・・・」

    ガラッ

    シンジ「!」

    アスカ「・・・」
    レイ「・・・」
    パワプロ「や、シンジ君」


    シンジ「あ・・・」

    アスカ「これはどういう事?」

    シンジ「・・・散らかってたから・・・その」

    アスカ「そう、・・・・で?」

    レイ「・・・」

    シンジ「・・・わ、ワガママ言ってごめんなさい!」ペコッ

    パワプロ「シンジ君」


411 :1 ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:15:07.89 ID:UmeitCVGO
    シンジ「皆があれだけ言ってくれてたのに、僕一人で塞ぎ込んで・・・本当にごめん!!」

    トウジ「お?なんやなんや?」

    ヒカリ「?」

    矢部「あ、シンジ君でやんす」

    奥居「どうしたんだ〜?頭なんか下げて」


    シンジ「僕にもう一度野球をやらせて下さい!お願いします!!」

    トウジ「・・・」

    アスカ「・・・皆、どうする?こう言ってるけど」


413 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:16:57.47 ID:ypDwocMb0
    レイ「・・・かまわないわ」

    トウジ「ええんちゃう」

    ヒカリ「うん、いいと思うよ」

    パワプロ「別に辞めたわけじゃないしね」

    矢部「オイラ達は待ってたでやんすよ!」

    ケンスケ「・・にしても随分長い間いじけてたな」

    奥居「ったく、もっと早く戻って来いってんだよ〜」

    田中山「そうdアスカ「って事よ。もう二度とワガママは聞かないわよ?いいわね、バカシンジ!」

    シンジ「みんな・・・・ありがとう!」

    レイ「・・・おかえりなさい」


    迷いを振り切ったシンジはパワーアップした!

414 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:18:45.65 ID:ypDwocMb0
    シンジが野球部に復帰し、ネルフ高校野球部の結束力も高まった

    そしてついに高校生活最後の年を迎える



    パワプロ「今日から三年か・・・」

    矢部「高校生活最後でやんす」

    アスカ「ねえ、パワプロ」

    パワプロ「ん?なに?」

    アスカ「いきなりだけど、今日からキャプテン任せるわ」

    パワプロ「・・・・え?」

    アスカ「最後の年だし、私も練習に集中したいのよ。じゃあ頼むわね」


415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 22:19:26.13 ID:SJyF0I3oO
    効果音が自然と頭の中で流れるw


417 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:20:03.98 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「・・・」

    矢部「随分あっさりしてるでやんすね」

    パワプロ「う、うん」

    トウジ「よろしく頼むで、パワプロキャプテン!」

    奥居「いきなり大出世じゃねえか〜」

    パワプロ「冷やかすなよ」

    ケンスケ「あれ?碇は何処行ったんだ?」

    アスカ「新入生の勧誘に行ったわ」

    パワプロ「一人で?」

    アスカ「ええ、暫く留守にしてた罰よ」

    レイ「見つかるかしら」

    アスカ「見つかるまで帰って来ないように言ってあるから、なんとかするでしょ」

    矢部「気の毒でやんす」


419 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:21:12.15 ID:ypDwocMb0
    シンジ「野球、やりませんか?」

    「いえ、結構です」

    シンジ「・・・はぁ、難しいな」

    カサカサ・・・

    シンジ「・・・あ、さっき渡したパンフレット・・・」

    シンジ「・・・せっかく作ったのに、捨てるなんて・・・酷いなぁ」

    「・・・」ヒョイ

    シンジ「あ・・・」

    「・・・野球か」

    シンジ「?」

    カヲル「野球はいいねぇ・・・野球は心を熱くしてくれる。リリンが産んだ文化の極みだよ」

    シンジ「(リリン・・・?)」

421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 22:21:44.62 ID:8dsg/X1f0
    カヲルきたああああああ

422 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:23:28.11 ID:ypDwocMb0
    カヲル「そうは思わないかい?」

    シンジ「う・・・うん、どうだろう」

    カヲル「君は野球部員?」

    シンジ「うん、君は・・・?一年生?」

    カヲル「僕は渚カヲル。昨日この学校に転校してきたんだ・・・君と同じ三年生だよ」

    シンジ「そうなんだ・・・渚君は野球とかやるの?」

    カヲル「カヲルでいいよ。スポーツなら一通りは出来るよ」

    シンジ「カヲル・・・君、もし良かったら野球部に入らない?」

    カヲル「ああ、いいとも。これも何かの運命だ」

    シンジ「え、そんなあっさりと?」

    カヲル「ん?入部希望者を探してるんじゃなかったのかい?」

    シンジ「あ、いやまさかこんなに簡単にオッケー貰えるとは思わなかったから・・・」

    カヲル「そうかい、じゃあ部室に案内してくれるかな」

    シンジ「うん、こっちだよ」

    カヲル「よろしく、シンジ君」
    シンジ「う、うん・・・」


426 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:30:40.21 ID:ypDwocMb0

    シンジ「・・・という訳で連れてきたよ」

    カヲル「よろしく」

    矢部「(イケメンでやんす)」

    トウジ「えらい白いやっちゃなぁ、具合でも悪いんか?」

    カヲル「そうかい?健康そのものだよ」

    アスカ「まずアンタの実力を見てみたいわ、グランドに出てくれる?」

    カヲル「ああ、いいよ」

    アスカ「矢部、零号機用意して」

    矢部「ラジャーでやんす」

427 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:32:26.41 ID:ypDwocMb0
    ビシュッ

    カヲル「フッ」

    カキッィィィンン!!!!

    パワプロ「!」

    アスカ「!」

    シンジ「!」

    トウジ「またフェンス超えたで・・・」

    ケンスケ「す、すげぇ・・・」

    奥居「8球連続ホームランかよ・・・」

    アスカ「つ、次!遠投!」

429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 22:33:44.11 ID:biNjtgpt0
    零号機ってピッチングマシーンかよww

430 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:33:56.03 ID:ypDwocMb0

    カヲル「・・・それっ」

    ビュッッ

    キューーーーンッ!!






    ・・・ボトッ

    レイ「・・・!」

    パワプロ「な、なんて肩だ・・・」

    矢部「凄いでやんす・・・」


    その後、渚カヲルは全てのテストを完璧にこなした


    カヲル「どうかな」

431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 22:34:57.91 ID:0gmxCTk+O
    カヲル君はゼーレ高校だとばっかり

433 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:37:43.44 ID:ypDwocMb0
    アスカ「アンタ、凄いってモンじゃないわ・・・」

    シンジ「うん・・・」

    矢部「天才でやんす」

    トウジ「オリンピックに出れるんやないか・・・?」

    カヲル「ありがとう」

    アスカ「よし、渚!アンタにはショートを任せるわ!」

    カヲル「わかったよ」

    田中山「ショートか〜・・・ん?ショート?」

    矢部「ショートは田中山君のポジションじゃ・・・」

    アスカ「田中山、アンタは今日から投手にコンバートしなさい」

434 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:39:10.26 ID:ypDwocMb0
    田中山「ええ!?今さら?」

    アスカ「パワプロから聞いてたけど、アンタ中学の頃は投手やってたらしいじゃない」

    田中山「た、確かにやってたけど・・・」

    アスカ「そういう訳で頼んだわよ!あたしの足引っ張らないようにね!」

    田中山「りょ、了解・・・」

    カヲル「ごめんよ、ポジションを奪ってしまって」

    パワプロ「(田中山、可哀そうに)」


437 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:42:50.86 ID:ypDwocMb0
    カヲルが野球部に入部して数日後


    マヤ「よーし!ノック行くよー!!」

    パワプロ「おー!」

    矢部「ばっちこーい!でやんす!!」

    マヤ「それっ!」

    カキーンッ!!

    シンジ「! っと」
    パシッ

    マヤ「ナイスキャッチ!」


    矢部「監督、ノック上達して来たでやんすね」

    パワプロ「うん、俺達が帰った後零号機で特訓してたらしいから」

438 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:44:45.50 ID:ypDwocMb0
    マヤ「よーし、次行くよー!」

    キンッ!!

    田中山「わ!  ぎゃふっ!」ガンッ

    マヤ「あ!」

    シンジ「田中山君!」

    パワプロ「なんだ?ピッチャー返しが当たったのか?」

    田中山「う、う〜ん」

    マヤ「大丈夫?田中山君!」

    アスカ「ったく、何ボーッとしてるのよ」

    マヤ「ごめん、私、彼を保健室に連れて行くから。アスカちゃん、ノック代わりに頼める?」

    アスカ「了解」

    マヤ「さ、田中山君行きましょう」

    田中山「あ、は、はい・・・」


441 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:49:14.30 ID:ypDwocMb0
    保健室

    ガラッ

    マヤ「赤木先生、いますか?」

    リツコ「あら、伊吹先生。あ、足元気をつけてね」

    マヤ「え、あ・・・ネコ?」
    ニャー  ニャー

    リツコ「ええ、ここで飼ってるのよ。内緒よ?」

    マヤ「は、はぁ・・・」

    リツコ「で、どうしたの?」

    マヤ「あ、彼が私の打ったボールに顔面直撃しちゃいまして・・・」

    田中山「うーん」

    リツコ「あら・・・田中山君じゃない」

    マヤ「あ、知ってたんですか?」

    リツコ「え・・・あ、ちょっとね。さ、そこに座らせて」

442 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:50:37.56 ID:ypDwocMb0

    ニャー ニャー

    リツコ「大丈夫ね、見かけによらず頑丈な身体してるみたい」

    マヤ「そ、そうですか・・良かったです。ごめんね、田中山君」

    田中山「いえ、大丈夫ですよ」

    リツコ「まぁ、念の為ここで少し身体休めて行きなさい。ベッドは好きなの使っていいわ」

    田中山「はーい」
    ニャー ニャー

    マヤ「赤木先生、何匹ネコ飼ってるんですか?」

    リツコ「何匹かしらね?最初は一匹だったんだけど・・・まぁ、私ネコ好きだし」


    田中山「先生、ベッドが猫に占領されてて寝れないんですけど」

    リツコ「あら、仕方ないわね。コツを教えてあげるわ・・・いい?」

443 : ◆WAKj/OhRKU :2009/07/07(火) 22:53:05.29 ID:ypDwocMb0
    マヤ「(ふふ、変わった保健室・・・)ん?」


    マヤ「赤木先生、この紫色の衣装みたいのってなんなんですか?」

    リツコ「え!?あ、そ、それは・・・」

    マヤ「なんか、アニメに出てくる悪者みたいな衣装ですね。先生が着るんですか?」

    リツコ「ち、違うわよ。演劇部に頼まれて解れた所を縫ってたのよ・・・」

    マヤ「なんだ、そうだったんですか。なんていうキャラなんですか?これ」

    リツコ「え〜となんだったかしら・・・確かゲドー君とか言ってたわね」

    マヤ「あはは、そのまんまですね」

    リツコ「ほ、本当ねぇ。おほほほ・・・」

444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 22:53:47.37 ID:TBUa60kT0
    中身か・・・



パワプロ君「ここがネルフ高校か・・・」【パート5】
へつづく

引用元
パワプロ君「ここがネルフ高校か・・・」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1246893796/l50
 

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