1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:23:16.34 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「今日から高校生かー」

    矢部「パワプロ君、おはようでやんす!」


    パワプロ「あ、矢部君おはよう」


    矢部「今日からオイラ達も高校生でやんすね。よろしく頼むでやんす」

    パワプロ「うん、こちらこそ!」



    教室

    ざわざわ・・・

    パワプロ「中学の同級生は殆どいないなぁ」


    矢部「オイラ人みしりでやんすからパワプロ君が一緒で良かったでやんす!」


    ガラガラ・・・・

    パワプロ「あ、先生だ」



前作から読む人はこちら
パワプロ君「ここが大ハード高校か・・・」【パート1】


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:24:37.62 ID:ypDwocMb0
    マヤ「皆さん、おはようございます。私が皆さんの担任の伊吹マヤです」

    矢部「おお!若々しい先生でやんすー!」

    パワプロ「や、矢部君静かに・・・」

    伊吹「頼りない担任だと思いますが、みんな、仲良くしてやってくださいね?」

    矢部「はいでやんすーー!」

    (わはははは)

    パワプロ「何処が人見知りだよ」

    マヤ「では、皆さんに一人一人自己紹介してもらいましょうか・・・まず、君から」

    ・・・・

    「よろしくお願いします!」

    パチパチ・・

    マヤ「はい、では次・・・碇君」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:25:42.55 ID:ypDwocMb0
    シンジ「・・・碇シンジです。・・・よろしく」

    矢部「・・・」

    パワプロ「・・・」

    「・・・」

    シンジ「い、以上です」

    パチ・・・パチパチパチ・・・

    矢部「暗い感じの人でやんすね」

    パワプロ「うん・・・でも碇って校長先生と同じ苗字だよね」

    矢部「まさか、ただの偶然でやんすよ」

    ・・・・

    マヤ「はい、次はパワプロ君」

    パワプロ「はい、○○中学から来ましたパワプロです!野球が何より大好きです!ヨロシクお願いします!」

    パチパチパチ・・・

    マヤ「(野球好きなんだ・・・でも・・・)」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:32:49.12 ID:0VbA70iBO
    >>4
    >パワプロ「うん・・・でも碇って校長先生と同じ苗字だよね」

    >矢部「まさか、ただの偶然でやんすよ」


    パワプロ的わかりやすい伏線だな
    まぁ分かってしまっているから伏線も何もないか


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:26:41.18 ID:ypDwocMb0
    マヤ「はい、じゃあ最後ね。矢部君」

    矢部「はいでやんす!オイラ矢部明雄でやんす!パワプロ君と同じ中学出身でやんす!どうぞヨロシクでやんす!!」

    パチパチ・・・

    マヤ「以上ね。・・・じゃあみんな、これから一年間よろしくね!」



    パワプロ「さて、さっそく野球部に行こう!」

    矢部「パワプロ君、やる気まんまんでやんす」

    マヤ「え〜っと・・パワプロ君、だったよね?」

    パワプロ「あ、先生!」

    矢部「何か用でやんすか?」

    マヤ「この高校でも野球部に入るつもりなの?」

    パワプロ「はい、それはもちろん!」

    矢部「オイラもでやんす!」

    マヤ「そっか、じゃあ校長先生に会いに行きましょうか」

    パワプロ「はい!(・・なんで校長先生に会いに行くんだ?)」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:27:37.08 ID:ypDwocMb0
    職員室

    マヤ「冬月教頭、すみません。お時間よろしいですか?」

    冬月「ん・・・伊吹先生か、なにか?」

    マヤ「私のクラスの生徒のパワプロ君と矢部君です。彼らが野球部に入りたいと言ってきましたので連れてきました」

    パワプロ「よろしくお願いします!」

    矢部「やんす!!」

    冬月「そうか・・わかった、校長には私から伝えとこう。それで、監督は伊吹先生がやるというのかね?」

    マヤ「はい、頑張ります!」

    パワプロ「???」

    マヤ「ああ、実はね・・・」

    ・・・・

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:28:20.58 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「な・・・」

    矢部「なんだってーーーでやんす!」

    冬月「そんなに大声を出すな」

    マヤ「この高校は去年から野球部は機能していなかったの」

    パワプロ「前の二年生とかはどうしたんです?」

    冬月「去年は入部希望者が一人もいなかったんだ。みんなサッカーやテニスの方に行ってしまってな」

    マヤ「これからは新生野球部として頑張りましょう!」

    矢部「・・・でも、二人じゃ試合に出れないでやんす」

    パワプロ「・・・」

    冬月「今年も入部希望者は0だと思ったが・・・2人でも来てくれると嬉しいものだな」

    マヤ「はい!それに、これからこの子達みたいに野球をやりたいっていう子が増えてくるかもしれませんし!」

    矢部「先生の言う通りでやんす」

    パワプロ「そうだね、俺達みたいに野球が好きな人はまだ何人もいるはずさ。すぐに集まるよ!」

    冬月「そうだといいのだがな」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:29:23.35 ID:ypDwocMb0
    ・・・パワプロ達が野球部に入って二週間後



    矢部「結局、今日まで一人も入部希望者が現れなかったでやんす」

    マヤ「う〜ん・・・どうして?やっぱり皆、テニスとかサッカーに行っちゃうのかな・・・」

    パワプロ「仕方ない、こうなったら俺達が勧誘しよう」

    矢部「勧誘でやんすか!?オイラ、人見知りだから・・・」

    パワプロ「甘ったれた事いうな!矢部君は野球が好きって言ってたじゃないか!!こんな所で簡単に諦めるのか!?」

    矢部「ひえっ!ご、ごめんでやんす」

    パワプロ「俺はキャッチボールがメインの高校野球生活なんてゴメンだ!!絶対にメンバーを揃えて甲子園に行くんだ!!」

    矢部「(パワプロ君、野球の事になると人が変わるでやんす)」

    マヤ「そうだね。私も時間を見つけてパンフレットとか作ってみるね」

    パワプロ「お願いします!よし、矢部君行くぞ!!」

    矢部「ラ、ラジャーでやんす!」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:31:58.73 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「さっそくやるぞ!!!」

    矢部「やっぱり他の部からの勧誘が一番でやんすかね?」

    パワプロ「いや、ウチの高校は野球部以外はだいたい人気があるらしい。それなのに野球部に入りませんかって言っても断られるだけだと思う」

    矢部「じゃあ・・・狙いは帰宅部でやんすか?」

    パワプロ「うん、それが一番説得しやす・・・ん?あれは・・・」

    矢部「?」

    田中山「さ〜て帰ってゲームするぞ」

    パワプロ「田中山じゃないか!」

    田中山「え?あ、お前は同じ中学のパワプロ!」

    矢部「田中山君もこの高校に来てたでやんすか」

    パワプロ「田中山!一緒に野球をやらないか!?」

    田中山「ええ?なんで僕が?」

    矢部「せっかくの高校生活を帰宅部で過ごすなんて勿体無いにも程があるでやんす!!」

    田中山「ええ・・・でも僕は・・・」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:33:55.79 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「よし!決まったな!矢部君、行こう!」
    矢部「やんす!」
    田中山「あ、ちょ・・・」


    パワプロ「・・・というわけで一人目の入部者を見つけてきました!!」

    マヤ「よろしくね、田中山君!」

    田中山「まぁここまで来たら仕方ない。やってやるぞ〜!」

    田中山が入部した!

    矢部「残りは6人でやんすか」

    パワプロ「のんびりしてられないよ!すぐに探そう!!」

    マヤ「待って、パワプロ君。今日は一人でも見つかったから良かったじゃない」

    パワプロ「監督、そんなノンキな事・・・」

    マヤ「焦っても何もいい事ないよ。無理に勧誘を進めたら逆に野球部の印象が悪くなってしまうかもしれないしね」

    パワプロ「う・・・」

    矢部「監督の言う通りでやんす。ゆっくり行こうでやんす」

    田中山「そうだそうだ、今日はもう帰ろう」

    パワプロ「仕方ない・・か」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:39:02.18 ID:TN7IHo5eO
    田中山ってパワプロでは守備が上手かったりするあれか

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:39:30.93 ID:ypDwocMb0
    ピンポンパンポーン♪

    『野球部部員は至急職員室まで来てください』

    矢部「オイラ達でやんす」

    パワプロ「なんだろう?


    職員室

    パワプロ「失礼しまーす」

    マヤ「あ、来た来た」

    田中山「遅いぞ、お前達〜」

    マヤ「喜んで、入部希望者が来たよ!」


    パワプロ「本当ですか!!」

    矢部「やったでやんす!!」

    マヤ「彼がその入部希望者のC組の奥居君」

    奥居「よろしく頼むぜ〜」


    奥居が入部した!

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:40:51.48 ID:ypDwocMb0
    矢部「田中山君と似てるでやんす!」

    田中山「ええ?そんなわけ・・・」

    パワプロ「俺はパワプロ、こっちは矢部君。よろしくな!」

    矢部「よろしくでやんす!!」

    奥居「オイラ、中学で野球やってたんだよ。役に立つぜ〜」

    パワプロ「頼もしいな・・・!」

    矢部「後5人でやんすか」

    マヤ「いい調子で集まってきてるし、夏の予選には間に合いそうだね!」


    ――それから二週間後

    「悪い、俺テニスが好きなんだ」

    パワプロ「あ、待って・・・」

    矢部「今日も失敗でやんすか」

    奥居「後たった5人なんだけどな〜」

    田中山「勧誘ばっかでまともな練習もできないなー」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:41:37.53 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「困ったな・・・ん?」

    シンジ「・・・」

    矢部「どうしたでやんす、パワプロ君」

    パワプロ「同じクラスの碇君だ。そういや彼にはまだ声かけてなかったな」
    タッタッタ・・・


    パワプロ「お〜い、碇くーん!」

    シンジ「ん?・・あ、パワプロ君」

    パワプロ「これから帰り?」

    シンジ「うん、まぁね」

    パワプロ「碇君、野球とかに興味ない??」

    シンジ「え、野球・・・?」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:43:30.39 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「やっぱ高校生は体力が資本だからさ!基礎体力をつけるのにも野球部の練習はあってるし・・・」

    シンジ「でも僕、あまり運動は・・・」

    パワプロ「大丈夫だよ!やっていく内に慣れてくるから!!」

    矢部「そうでやんす!一緒に甲子園行こうでやんす!」

    シンジ「こ、甲子園?」

    パワプロ「うん!皆で協力して優勝するんだ!俺達が高校生活で何かを成し遂げたって事を証明するんだよ!」

    シンジ「(・・・証明か・・こんな僕でも・・・出来るのかな?)」

    矢部「・・・(あんまり掴みはよくないでやんす)」

    パワプロ「無理だったらいいんだよ。ちょっといきなりすぎたよね・・・」

    シンジ「・・・いや、やるよ。こんな僕でも役に立てるなら・・・」
    パワプロ「ほ、本当?」

    シンジ「うん、僕を野球部に入れてよ。役に立つかどうかわからないけどさ」

    矢部「おおお!決まったでやんす!」

    パワプロ「よし!さっそく監督の元へ行こう!!」

    碇シンジが入部した!

    シンジが入部した事により、不足している部員は後4人となった


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:44:26.87 ID:ypDwocMb0

    ――3日後

    体育館

    ミサト「今日はバレーをするわよー?じゃあ男子と女子に別れて初めー!」

    ペンペン「クワックワッ」

    ピーーッ


    パワプロ「またバレーか・・・」

    矢部「雨が降ってるから仕方ないでやんす」

    シンジ「でもバレーばっかりってのも飽きてくるよね・・・」

    矢部「葛城先生がバレー部顧問でやんすからね。どうしても優先されてしまうでやんす」

    パワプロ「まぁ気持ちはわからないでもないよね。俺も体育教師やってたら野球ばっかやってたかも・・・」

    矢部「(パワプロ君はホント野球馬鹿でやんす)」


    シンジ「・・・」

    パワプロ「(ん?碇君、なに見てるんだ?)」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:46:03.21 ID:ypDwocMb0
    「綾波さん、また来るよーー!!」

    バシッ!!

    レイ「! くっ」

    バンッ

    「すごーい!綾波さーん!」

    「二回連続ブロックしたよーー!」

    レイ「・・・」コクリ


    シンジ「・・・すごい横っ飛びだ」

    パワプロ「うん・・・本当だ」

    矢部「同じクラスの綾波レイちゃんでやんすね。物静かでミステリアスな子でやんす」

    パワプロ「あの反射神経は凄いなぁ・・・」

    シンジ「あの子、野球部に入ってくれたら力になるんじゃないかな?」

    パワプロ「うん・・確かにそうかも・・・」

    矢部「あの集中力なら内野手向きでやんすね」

    シンジ「(じょ、冗談で言ったのに・・・)」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:47:42.06 ID:CJ4ue8fI0
    パワプロの方のヒロインキャラは誰が出るのだろうか

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:48:11.79 ID:ypDwocMb0
    放課後

    矢部「教室にカバンを忘れてしまったでやんす。オイラの大事なポタカが盗まれてしまうでやんす」

    ガラガラ

    レイ「・・・」

    矢部「あ、綾波さん・・・でやんす」

    矢部「・・・(なんか気まずいでやんす)」

    矢部「(早くカバン持って部活に戻・・・

    (あの子、野球部に入ってくれたら力になるんじゃないかな?)

    矢部「・・・(まさか・・・まさかでやんすよね)」

    レイ「・・・」

    矢部「・・・・・・あ、あの綾波さん・・・」

    レイ「?」

    ・・・・

    矢部「・・・というわけで連れてきたでやんす」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:49:46.29 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「え・・?あ、綾波さん入ってくれるの?」

    レイ「・・・ええ」

    シンジ「(本当に来ちゃったよ・・・)」

    矢部「監督、いかがでやんしょか?」

    マヤ「本人がやりたいっていうんだからオッケーだよ!綾波さん、頑張ろうね!」

    レイ「・・・綾波レイ。・・・・よろしく」

    奥居「うっひょ〜!まさかの女の子入部だぜ〜!!」

    田中山「レイちゃん、よろしく!」

    レイ「・・・」コクリ

    綾波レイが入部した!

    カキーン

    レイ「!」
    パシッ

    パワプロ「おおっ!」

    矢部「一回で捕ったでやんす!!」

    シンジ「す、すごい」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:51:17.33 ID:ypDwocMb0
    奥居「レイちゃん・・・普通にスゲーぜ〜!」

    矢部「勉強も出来てスポーツも出来る、その上美人でやんす。非の打ち所がないでやんす!」

    レイ「・・・」

    マヤ「うんうん!皆いい感じだよ!!!」


    校長室

    冬月「野球部に女子部員が入ったそうですな」

    ゲンドウ「ああ」

    冬月「伊吹先生は、女子部員はベンチにすら参加出来ない事を知っているのでしょうか・・・」

    ゲンドウ「それぐらいの事を知らないで監督をやるハズないだろう・・・私にはどうでもいい事だ」


    残り不足部員・・・3人

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:52:49.44 ID:ypDwocMb0
    女の子が部に入った事でネルフ高校野球部の活気はあがり、練習にも力が入っていった


    パワプロ「行くぞ!矢部くーーん!!」

    カキーーンッ!

    矢部「やんすーー!」

    パシッ

    パワプロ「次、レイちゃん行くぞ!」

    レイ「・・・」コクッ

    キィンッ!!

    レイ「!」

    パシッ!!

    矢部「レイちゃんお見事でやんすーー!!」

    レイ「・・・」パンパン

    シンジ「(矢部君も、綾波さんも出来てる・・・!僕は・・・)」

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:53:53.90 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「シンジ君、行くぞー!」

    シンジ「あ、う、うん!!」

    キィンッ

    シンジ「わ!」

    ビュッ   コロコロ・・・

    パワプロ「シンジ君、怖がっちゃ駄目だよ!」

    シンジ「ご、ごめん」

    レイ「・・・」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:55:37.18 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「ふうー、今日も疲れたな〜」

    矢部「本当でやんす。オイラお腹減ったでやんす」

    シンジ「・・・」

    奥居「碇〜、守備の事なら気にすんなよ〜。慣れてないから当然だって」

    パワプロ「さっきはキツイ事いってゴメンね。俺、野球の事になると自分忘れちゃうからさ・・・」

    シンジ「いや、いいんだよ。僕が悪かったから・・・」

    矢部「帰りにラメーンでも食べに行かないでやんすか?」

    奥居「おお〜、いいな。行こうぜ〜」

    パワプロ「いいね、シンジ君も行こうよ」

    シンジ「あ・・・ごめん、今日は用事あるから・・・」

    パワプロ「そっか、残念だな。じゃあこのメンツで行こうか」

    奥居「おいおい、レイちゃんは誘わね〜のか?」

    矢部「真っ先に誘ったでやんすが、ラメーンは邪道・・・の一言で断られちゃったでやんす」

    パワプロ「じゃあ仕方ないな・・・このメンツで行こう。シンジ君、また明日ね」

    シンジ「うん、お疲れ様・・・」
    ゾロゾロ・・・

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:56:59.33 ID:ypDwocMb0
    シンジ「・・・はぁ、やっぱ僕に野球なんて出来るわけないんだ・・・」

    ガチャ

    シンジ「!」

    レイ「・・・」

    シンジ「あ・・・お疲れ」

    レイ「お疲れ様」

    シンジ「・・・」

    レイ「・・・」ゴソゴソ

    シンジ「(わ、ここで着替えるの!?)」クルッ

    レイ「・・・」

    シンジ「(綾波さん・・あんな細い身体してるのに向かってくる打球を恐れずにキャッチするなんて・・・)」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 00:58:42.22 ID:ypDwocMb0
    シンジ「(いや・・・綾波さんは昔ソフトでもやってたんじゃないかな・・だからボールにも慣れて・・)」

    レイ「・・・エラー」

    シンジ「!・・・え?」

    レイ「悩んでたってなんの解決にもならないわ」

    シンジ「・・・・うん」

    レイ「・・・じゃあ、さよなら」

    シンジ「え、あ・・・お疲れ・・・」

    バタンッ

    シンジ「(・・・わかってるよ・・・悩んでも無意味な事くらい)」

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:00:17.96 ID:ypDwocMb0
    碇宅

    シンジ「・・・ただいま」

    ユイ「おかえりなさい、ご飯出来てるわよ」

    シンジ「・・・・うん」

    ユイ「初めての部活はどう?」

    シンジ「まだ、わからないよ」

    ユイ「そうか・・・そうよね。頑張りなさいよ?」

    シンジ「う・・・うん」


    数時間後

    ガチャ

    ゲンドウ「・・・ただいま」

    ユイ「お帰りなさい、あなた」

    ゲンドウ「ああ・・・シンジは?」

    ユイ「自分の部屋よ」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:04:06.39 ID:ypDwocMb0

    ゲンドウ「・・・シンジが野球を始めたそうだな」

    ユイ「ええ、疲れたって言ってたわ」

    ゲンドウ「あいつの事だ、長くは続かんだろう」

    ユイ「もう、なんでそういう事言うの・・本当は嬉しいクセに」

    ゲンドウ「・・・今更入っても遅い。野球部は近い内に廃部になるからな」

    ユイ「ええ?なんで?」

    ゲンドウ「結果は出せていない、部員はいない。もう存在する意味がないからだ」

    ユイ「そんな・・・」

    ゲンドウ「ウチの高校はテニス部やバレー部、サッカー部などがいい成績を出している。野球部など消えてしまっても問題はない」

    ユイ「・・・シンジが初めて入った部活なのに」

    ゲンドウ「私一人の決定ではない。秋の予選で結果を出せなければ・・・野球部に未来はない」

    シンジ「・・・」

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:01:20.69 ID:ypDwocMb0
    翌日 学校

    パワプロ「な、なんだってーーーー!?」

    矢部「それは本当でやんすか!?」

    シンジ「う、うん・・・」

    レイ「・・・」

    パワプロ「っていうかシンジ君、校長先生の息子さんだったんだ・・・」

    矢部「今だって部員が足りなくて困ってるでやんすのに!」

    パワプロ「秋の大会までまだ時間はあるけど・・・」

    矢部「急いで部員を集めなきゃでやんす!!」

    トウジ「なに騒いどんのや?」

    ケンスケ「面白い話?」

    パワプロ「あ、トウジに相田・・・」

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:06:49.12 ID:ypDwocMb0
    矢部「野球部が廃部の危機に立たされているのでやんす!!」

    トウジ「な、なんやて?」

    パワプロ「秋の大会までに人集めて結果を出さないと廃部になっちゃうんだよ」

    シンジ「校長の話だから間違いなんだ・・・」

    トウジ「・・・やれやれ・・・しゃあないの〜」

    パワプロ「え?」

    トウジ「ダチの危機や、ワシ達が力になったる!!」

    矢部「ほ、本当でやんすか!?」

    トウジ「モチロンや!!」

    ケンスケ「・・・ん?ワシ、達!?・・って僕も??」

    トウジ「当たり前やろ!!!」

    矢部「やったでやんす!一気に二人入部でやんす!!」

    パワプロ「ありがとう、トウジ、相田」

    トウジ「な〜になに、ワシが入ったからには百人力や!」
    ケンスケ「あ〜あ・・・僕もかぁ〜・・・」

    鈴原、相田が入部した!

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:07:34.35 ID:ypDwocMb0
    シンジ「これで後、一人か・・・」

    レイ「・・・」


    鈴原トウジ、相田ケンスケを新たに加えたネルフ高校野球部

    残るは一人となったが、これが中々見つからなかった


    パワプロ「今日も駄目かぁ〜・・・」

    矢部「オイラ達二人で探すのは効率が悪いでやんす」

    パワプロ「でも、トウジやシンジ君には少しでも練習してもらわないと・・・」

    矢部「今日から夏の地区予選でやんすね・・・秋もあっという間にくるでやんす」

    パワプロ「うん・・・急がないと」

    レイ「・・・ねえ」

    パワプロ「わ!?び、びっくりした!後ろから誰かと思ったよ」

    矢部「レイちゃん忍者みたいでやんす」

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:09:55.69 ID:ypDwocMb0
    レイ「来て」
    スタスタスタ

    パワプロ「え?ちょっと待って・・・」

    矢部「レイちゃん、どうしたでやんすかね?」

    タッタッタ・・・


    レイ「・・・」

    パワプロ「ここはD組じゃないか」

    矢部「ここになにかあるのでやんすか?」

    レイ「・・・・あの子」

    パワプロ「あの子・・・?」

    矢部「げ!でやんす!!」


    レイの指先にはクラスメイトと楽しそうに話している女の子が

    パワプロ「矢部君、知ってるの?」

    矢部「D組の天才少女、アスカちゃんでやんす・・・頭脳明晰、容姿端麗、おまけにいい所のお嬢さんなのでやんす」

    パワプロ「へえー!すごい!!」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:11:29.35 ID:ypDwocMb0
    レイ「・・・本名は惣流・アスカ・ラングレー。中学のソフトボール経験者」

    パワプロ「なるほど、彼女を勧誘するってわけか」

    矢部「パワプロ君!早まっちゃダメでやんす!」

    パワプロ「え?」

    矢部「アスカちゃんはとてもワガママで男顔負けの強気な性格をしているのでやんす!いくら経験者とはいえ彼女を入部させるという事は飢えたライオンの檻に
    ヒュヒュヒュンッ
    ドガッ

    バタッ

    パワプロ「わ、矢部君の後頭部に教科書が!」

    アスカ「誰がライオンですって?誰が?」

    パワプロ「え・・あ、いや・・・」

    レイ「・・・勧誘」

    パワプロ「こ、この状況で!?」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:15:13.53 ID:ypDwocMb0
    アスカ「さっきから何コソコソ話てんのよ?あたしに何か用なの?」

    パワプロ「あ・・・あ〜と俺、A組のパワプロっていうんだ」

    アスカ「ああ、知ってるわよ。野球部のでしょ?・・で、今あたしに踏まれてるのが矢部」

    パワプロ「知ってるんだ?」

    アスカ「あんた達が野球部の勧誘で帰宅部の連中に片っ端から声掛けてる事もね」

    パワプロ「じゃあ、俺の言いたい事もわかるよね」

    アスカ「野球部の勧誘でしょ?悪いけど、お断りするわ」

    レイ「・・・」

    パワプロ「そ、そんなあっさりと・・・」

    アスカ「今、テニス部から勧誘があったのよ。そこに入ろうと・・・ん?」

    レイ「・・・」

    パワプロ「?」

    アスカ「あんたは・・・」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:16:46.81 ID:ypDwocMb0
    レイ「・・・」

    パワプロ「ああ、彼女も実は野球部員なんだよ」

    アスカ「マネージャーじゃなくて?」

    パワプロ「いや、選手として」

    アスカ「ふーん・・・・・・・・・わかったわ、入部してあげる」

    パワプロ「ええ??」

    レイ「・・・」

    アスカ「明日から部活の時間になったら迎えに来なさい。・・・あたしが入ったからにはビシビシやるからね!」
    タッタッタ・・・

    パワプロ「・・・なんなの?」

    レイ「・・・さぁ」

    矢部「うぅ、やっとふみつけから解放されたでやんす・・・」

    パワプロ「何が何だかだけど・・・これで9人揃ったわけだ!これで秋の大会に出れるぞ!!」

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:17:56.57 ID:ypDwocMb0
    翌日

    パワプロ「みんな!集まってくれ!」

    シンジ「?」

    トウジ「なんやなんや?」

    奥居「まさか最後の一人が決まったのか〜?」

    パワプロ「その通りだ、最後の一人はソフトボール経験者という心強い味方だ!」

    ケンスケ「ソフトボール?・・・って女の子!?」

    レイ「・・・」

    パワプロ「そうだ!では入ってもらおう!どうぞ!」

    ガチャ

    アスカ「・・・」

    奥居「(ゲ!D組の惣流!)」

    田中山「(お転婆姫じゃないか〜!)」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:22:53.83 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「知ってる人もいると思う。D組の惣流・アスカ・ラングレーさんだ!」

    アスカ「よろしく」

    トウジ「入るのはええけど・・・ポジションは?」

    パワプロ「本人の希望でピッチャーで」

    ケンスケ「ええ!?女の子がピッチャーって・・・スタミナ持つのかよ?」

    アスカ「そこのメガネ!その女だからって言い方止めなさいよ!」

    ケンスケ「うひっ」

    矢部「ご、ごめんなさいでやんす!」

    シンジ「(なんで矢部君まで謝ってるんだろう)」

    パワプロ「とにかく!これで人数が揃ったし、秋の予選には間に合ったわけだ!!」

    マヤ「あの、パワプロ君」

    パワプロ「はい、監督?」

    マヤ「最近調べて解ったんだけど、女の子って試合に出場出来ないんだよね?それについてはどうするの?」

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:25:24.40 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「・・・・・・・・・・」

    パワプロ「わ」

    マヤ「?」

    パワプロ「忘れてたーーーーー!!」

    矢部「えええっ!?でやんす!!」

    マヤ「た、大変・・・」

    パワプロ「勧誘に必死だからつい忘れてた!監督もっと早く教えて下さいよ!!」

    トウジ「なんで出れへんのや、やる気があれば男女関係ないやんけ!」

    シンジ「監督、なにか方法はないんですか?」

    マヤ「え?う・・うーん・・・やっぱり署名活動かな?・・・でも、今からやっても・・」

    パワプロ「な、なんてこった・・・せっかく苦労して勧誘したのに」

    アスカ「大丈夫よ」

    シンジ「え?」

    パワプロ「惣流さん?」

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:26:36.40 ID:ypDwocMb0
    アスカ「あたしの親は顔が広いから、女子部員二人の出場許可くらいなんとか出来るわ」

    マヤ「ほ、本当?」

    奥居「あぁ、そういや惣流の両親はすげぇ人なんだったなぁ〜」

    矢部「頼もしいでやんす!」

    パワプロ「頼むよ、惣流さん!!」

    アスカ「とにかく!そういう事だからあんた達は何も気にせず練習しなさい!!」

    パワプロ「そうだ!みんな、やるぞ!絶対予選で結果を出すんだ!」

    トウジ「おう!!!」

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:27:53.07 ID:ypDwocMb0
    数日後

    パワプロ「よーし!守備練習やるぞーー!!」

    矢部「おー!でやんす!」

    奥居「どっからでも来い〜!」

    レイ「・・・」

    パワプロ「行くぞ、シンジ君!!!」

    カキーンッ

    シンジ「!(こ、怖がるな!捕れ!)」

    ビュッ・・・

    シンジ「ああっ・・・」

    矢部「また見逃したでやんす」

    アスカ「ちょっと!ボーッと突っ立ってるんじゃないわよ!!!」

    シンジ「ご、ごめん・・・」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:33:38.40 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「気にするなシンジ君!!次セカンド行くぞーー!!」

    レイ「!」

    カキンッ

    バシッ

    ケンスケ「お〜・・・」

    アスカ「・・・(さすがにやるわね)」

    パワプロ「ナイス、レイちゃん!!」

    シンジ「(くそ・・・!なんで僕は手が出ないんだ・・)」

    マヤ「うん、皆盛り上がってるね」

    ピンポンパンポーン♪

    「伊吹先生ー、伊吹先生、校長室までお越しください」

    マヤ「ん・・・?」

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:34:52.93 ID:ypDwocMb0
    校長室

    コンコン

    ゲンドウ「入れ」

    マヤ「失礼します。お呼びでしょうか」

    ゲンドウ「野球部に人員が集まったそうだな」

    マヤ「はい」

    ゲンドウ「先ほど、高野連から連絡があり女子部員二人の試合出場許可が出た」

    マヤ「本当ですか!?」

    ゲンドウ「ああ、間違いない。・・しかし、秋の試合で一勝も出来なかった場合は廃部だ。覚えておけ」

    マヤ「廃部・・・!わ、わかりました。必ず一勝してみせます!」
    バタン

    ゲンドウ「・・・・・出来ると思うか?」

    冬月「・・・さぁ」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:35:51.66 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「よーし!ラスト!シンジ君行くぞーー!!」

    シンジ「!う、うん!!」

    アスカ「最後ぐらいちゃんと捕りなさいよ!!」

    トウジ「碇!怖がったらあかんで!!!」

    カキィンッ!

    シンジ「(逃げちゃダメだ・・・逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!!!)」

    パシッ

    レイ「!」

    矢部「おお!捕ったでやんす!!」

    シンジ「や・・・やった」

    トウジ「やるやないか」

    アスカ「遅いのよ、バカシンジ」

    シンジ「バ・・・」

    マヤ「ちょうど良かった、みんな集まってくれる?」

    パワプロ「あ、監督・・・」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:39:09.00 ID:ypDwocMb0
    マヤ「校長先生から惣流さん、綾波さんの試合出場許可がおりたって報告がさっきあったの」

    パワプロ「おお!!」

    レイ「・・・」

    アスカ「当然でしょ」

    矢部「じゃあこれで試合に参加出来るって事でやんすね!」

    マヤ「うん、でもね・・・秋の試合で一勝も出来なかった場合は即刻廃部だとも言わたの」

    シンジ「(やっぱり)」

    奥居「ええ〜?マ、マジかよ〜?」

    パワプロ「やっぱりか・・・」

    アスカ「なに心配してるのよ?あたしが入ったんだから、負けるわけないでしょう?」

    トウジ「えらい自信満々やな」

    矢部「一回戦の相手が問題でやんすね」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:40:56.40 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「よし、こうしちゃいられない!!練習を再開しよう!!」

    アスカ「ちょっとキャプテンはあたしよ!勝手に決めるんじゃないわよ!」

    シンジ「いつからキャプテンに・・・」

    アスカ「なによ!文句あるの!?」

    パワプロ「まぁまぁ、惣流さんがキャプテンでいいよ。早く練習しよう!」

    トウジ「そうやな、絶対に負けるわけにはいかんしな!」

    アスカ「これからは皆、あたしの事をアスカかキャプテンって呼びなさい!苗字で呼ばれるのはあまり好きじゃないから」

    パワプロ「わかったよ、アスカちゃん!」

    矢部「でやんす」

    アスカ「よろしい!じゃあやるわよ!!」

    「お〜!」

    ゾロゾロゾロ・・・

    マヤ「いいなぁ、こうやって一丸となる瞬間・・・わたしも頑張らなきゃ!」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:41:56.80 ID:ypDwocMb0
    数日後


    アスカ「ちょっとパワプロ!!」

    パワプロ「ん?どうしたの、アスカちゃん」

    アスカ「綾波レイの事なんだけど」

    パワプロ「レイちゃんがどうかしたの?」

    アスカ「あの子、喋らなすぎよ。野球はお互い声掛け合ってやるものでしょ?」

    パワプロ「ん?うん・・・確かにレイちゃんは無口だけど、相手のやりたい事とかはわかってるみたいだし大丈夫じゃないかな?」

    アスカ「実際の試合でそれが通用すると思ってるの?練習みたいにはいかないのよ!?」

    パワプロ「う、うん・・・」

    アスカ「だから、あんたからなんか言ってやってよ!」

    パワプロ「俺が?」

    アスカ「あたしはキャプテンとして試合の事やら何やら考えるのに忙しいのよ!とにかく任せたわよ!!!」

    パワプロ「あ、アスカちゃん・・・」

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:43:08.92 ID:ypDwocMb0
    矢部「あ、パワプロ君。アスカちゃんと何か話してたでやんすか?」

    パワプロ「ああ、まぁね・・・レイちゃんは何処かな?」

    矢部「向こうで碇君とキャッチボールしてるでやんす」



    シュッ パシッ
    シンジ「・・・」

    シュッ パシッ

    レイ「・・・」

    パワプロ「(全く会話無しのキャッチボールか・・・アスカちゃんの言う通り注意した方がいいのかな・・・)」

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:44:03.90 ID:ypDwocMb0
    シンジ「・・・ありがとう、綾波」

    レイ「・・・」

    パワプロ「?」

    シンジ「部活終わった後も練習付き合ってくれて」

    レイ「・・・気にしないでいいわ」

    パワプロ「(へえ・・・)」

    シンジ「少しでも早く上達して、皆の役に立たないと・・・!」

    パワプロ「(シンジ君・・・)」

    綾波「続けましょう」

    シンジ「うん」 シュッ

    パワプロ「(・・・今日は、いいか)」

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:46:11.60 ID:ypDwocMb0
    ミーン・・・ ミーン・・・


    パワプロ「暑い・・・」

    矢部「いよいよ夏でやんすね」

    パワプロ「夏といえば合宿だね」

    矢部「アスカちゃん張り切ってたでやんすね。地獄を見せられそうでやんす」

    パワプロ「やる気があるのはいい事だよ」

    矢部「・・・おお、パワプロ君。あれを見るでやんす」

    パワプロ「あれ、あんな所にスイカが生ってる。いつの間に」

    矢部「行ってみようでやんす」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:48:36.63 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「へぇ〜、理科室の裏にこんな庭があったなんてね」

    矢部「大きいスイカでやんす。美味しそうでやんす」

    加持「ん?おお、野球部か」

    パワプロ「あ、加持先生」

    矢部「このスイカは加持先生が育ててたでやんすか」

    加持「ああ、俺の趣味でね。どうだい、良い出来だろう?」

    パワプロ「ええ、美味しそうです」

    矢部「やんす!」

    加持「・・・あ、そうだ」

    パワプロ「?」

    加持「君達、喉渇いてないかい?」

    矢部「カラッカラでやんす!」

    加持「ちょっと待っててくれ。いい物がある」
    スタスタスタ・・・

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:50:26.30 ID:ypDwocMb0
    パワプロ「なんだろう?」

    矢部「冷えた麦茶でやんすかね??」

    加持「っとお待たせ。どっちがいい?」

    パワプロ「・・・どっちがって先生、その怪しげな色した液体はなんです?」

    矢部「見るからに怪しいでやんす」

    加持「ははは、見た目だけさ。これは俺が特別に作ったスポーツ飲料だよ」

    パワプロ「スポーツ飲料・・・ですか」

    加持「まぁ、嫌だったらいいんだが」

    矢部「パワプロ君、どうしようでやんす」

    パワプロ「・・・せっかくだし、貰おうか」

    加持「お、飲むかい。ほれ」

    矢部「オ、オイラは遠慮するでやんす」

    パワプロ「い、いただきまーす」
    ゴクゴクゴク・・・

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:51:59.79 ID:EZjilOTA0
    加持の白衣姿が想像できる

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:53:15.57 ID:ypDwocMb0
    矢部「・・・どうでやんすか、パワプロ君」

    加持「・・・」

    パワプロ「・・・いや、普通だね。なんもないよ」

    加持「だから言ったろう?普通のスポーツ飲料だって」

    矢部「実験好きの加持先生の事だから何かあったかと思ったでやんす」

    加持「ははは、酷いなそりゃ」

    パワプロ「ご馳走様でした。矢部君、そろそろ部活に戻ろうか」

    矢部「やんす」

    加持「そうだ、これ持って行きなよ」

    パワプロ「スイカ?いいんですか??」

    加持「ああ、野球部の皆で食べてくれ」

    矢部「ゴチでやんす!!」

    パワプロ「ありがとうございます。じゃ、行こう矢部君!」

    矢部「やんす!!」
    タッタッタ・・・

    加持「異常無しか・・まぁ、いいデータが取れたかな」

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:55:10.30 ID:ypDwocMb0
    ミーン ミーン


    パワプロ「相変わらず暑い・・・」

    奥居「力が湧かないぜ〜・・・・」

    矢部「こんだけ暑いと練習にも身が入らないでやんすぅ・・・」

    トウジ「こんな状況で動くと倒れてまうわ・・・」

    シンジ「アイスが食べたいな・・・」

    アスカ「こらこら!男が揃いも揃ってなにダラダラしてんのよ!!!」

    パワプロ「あ、アスカちゃん・・・」

    矢部「この暑さで動き回ってるのはアスカちゃんだけでやんす」

    アスカ「このぐらいの暑さでへばってるんじゃないわよ!男ならしゃっきりしなさい!」

    シンジ「アスカ、無茶言わないでよ。こんな暑い中練習すると熱中症になっちゃうよ・・・」

    トウジ「そやそや、碇の言う通りやで」

    アスカ「・・ったく!・・あれ、綾波レイは?」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:57:00.47 ID:ypDwocMb0
    矢部「あれ、そう言えば見当たらないでやんすね」

    パワプロ「ホントだ、さっきまでいたと思ったのに」

    アスカ「まさかアイツもどっかで涼んでるんじゃないでしょうね?」

    トウジ「アスカ、そんな目くじら立てる事ないやろ」

    ケンスケ「そうそう、こんな暑いんだから無理ないって」

    アスカ「キャプテンのあたしに無言でいなくなるなんて許さないわ!見つけたら説教してやるんだから!」

    パワプロ「(・・・アスカちゃん、レイちゃんに厳しい所あるよね)」

    矢部「(理由があるんでやんすよ)」

    パワプロ「(理由?)」

    ガチャ

    レイ「・・・」

    シンジ「あ、綾波・・・」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 01:59:24.68 ID:ypDwocMb0
    アスカ「あんた、勝手にいなくなるなんていい度胸ね!!一体なにして・・・」

    トウジ「ん?綾波、その袋に入ってんのってなんや?」

    レイ「アイス・・・買ってきたの」ガササ

    アスカ「・・・!」

    矢部「おおお!流石レイちゃんでやんす!!!早速いただくでやんす!!」ガサガサ

    パワプロ「あ、矢部君・・・」

    トウジ「コラ矢部!!ワシらにも見せんかい!!」

    奥居「そうだぜ〜!」ガサガサ・・・

    ケンスケ「僕、これも〜らい!」ガサガサ

    パワプロ「ちょっと皆、落ち着いて・・・」

    レイ「・・・」

    アスカ「・・・ふ、ふんっ!今度から買いに行くなら一言声かけてからにしなさいよね!」

    レイ「わかったわ」

    シンジ「ほら、アスカも選ばないと先に取られちゃうよ」

    アスカ「わ、わかってるわよ!」

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 02:01:11.24 ID:ypDwocMb0
    いよいよ合宿当日



    パワプロ「今日から合宿か〜」

    矢部「アスカちゃんが指定した待ち合わせ場所に来たでやんすが・・・」

    シンジ「当の本人がまだ来てないね」

    レイ「監督を乗せてから向かうって昨日言ってたわ」

    パワプロ「あ、そうだったっけ?」

    矢部「レイちゃんは記憶力がいいでやんすね」

    トウジ「ふぁ〜・・・まだ朝6時前やろ?眠いわ〜・・・」

    奥居「昨日の暑さで寝苦しかたから余計辛いぜ〜」

    ケンスケ「これからクソ暑い太陽背負って練習か〜・・・やんなっちゃうな〜」


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/07(火) 02:02:22.98 ID:ypDwocMb0
    プップー

    パワプロ「ん?」

    レイ「来たわ」


    ブロロロロロ・・・

    矢部「でっかいバスでやんす!!!」

    マヤ「みんなおはようー、遅刻者はいないみたいだね?」


    アスカ「みんな、おはよう!このバスで合宿先に向かうわ!」

    パワプロ「凄い、こんなバスまで用意してくれるなんて」

    トウジ「さすがいい所のお嬢さんやな」

    奥居「よ〜し、早く乗ろうぜ〜」

    アスカ「みんな乗ったわね?じゃあ出発!」



   
かくして、ネルフ高校野球部の夏合宿が始まった




パワプロ君「ここがネルフ高校か・・・」【パート2】へつづく

引用元
パワプロ君「ここがネルフ高校か・・・」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1246893796/l50
 

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