201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:13:43.06 ID:pHTQmu650
    ―― 海の中

    元サングラス「…はあはあ…ぷは…。くそ!まただ!また何にもなくなっちまった!」

    元サングラス「ふふふ…ははは!まあいいっか!こうなったら逃げのびてやる!俺はどこまでも逃げのびてやる!!!」

    ?「あなたは逃げられない」フワッ…

    元サングラス「…え?」

    ?「あなたは裁かれなくてはならない」

    元サングラス「だ…誰だ!?どこにいる?」

    ?「でも裁くのは、わたしじゃない」

    元サングラス「???」

    ?「この人を裁くのは、あなたに任せてあげる」

    元サングラス「な…なんだ何を言ってやがる。誰だ!?姿を表しやがれ!」

    ?「…ひどいよ……兄貴…」

    元サングラス「な、なんだ!?」

    ?「俺の取り分が少ないから、分け前を増やしてくれって言っただけじゃないかよう…」

    元サングラス「え?な…」


妹「ただいま、お姉ちゃん」【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】


 
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:19:49.77 ID:pHTQmu650
    ?「航空チケット…手配したの俺だぜ?……………ここは寒い。寒いよ…兄貴…」

    元サングラス「こ…この声は…ま…まさか…」

    ?「ひどいよ…俺だけ…………あんなところに置き去りにしてよう……………」

    元サングラス「そんなバカな…ま…待て!お前は確かに俺が撃ち殺した!息の根を止めた!滝壺に捨ててきた!」

    ?「ここは寒い…なあ、兄貴、一緒に行こう」

    元サングラス「ま…待て!頼む!待ってくれ!」

    ?「行こう、一緒に行こう」

    元サングラス「待てっつたろ!?」

    ?「駄ぁ目」

    ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

    元サングラス「な…なんだ?」

    ?「…体長約14 m。おそらく、軟骨魚綱板鰓亜綱に属する魚類だと思う」

    元サングラス「え?な…なんだよそれ!…ひ!ひいいいいいいいいいいいいいいい!で…でけえ!?なんでこんなのがこんなとこにいんだよ!?」

    ?「なあ、一緒に行こうぜ?兄貴」

    元サングラス「な…も…もう許してくれよ…頼むよ!な?な?」

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:25:48.74 ID:pHTQmu650
    ?「もう無理、あなたは自己の欲望のままに生き、そして先の強盗事件で人を殺め過ぎた。許されない。人の道を外れ過ぎた」

    元サングラス「そんな…ちょ…ちょっとタンマ…腹の調子も悪いし…な?…な?」

    ?「さよなら」




ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ




    元サングラス「ぎゃああああああああああああああああああああああ!」

    ?「へへへへ…へへへ…一緒に行こうぜ…………………?」

    ?「…因果応報。あなたの遺体は発見されない」

    ?「行こうぜ兄貴?けけけ…」

    ?「あなたもそろそろ消えたほうがいい」

    スパ――――――――――――――――――――――――ン

    ?「うけけけけけ……………………」スウッ


    ?「…わたし自身も大罪を負ってしまった。理に逆らい、何の許しもなく人の歴史に私情で介入してしまった」

    ?「これは…許されることではない」

    ポウ…

    ?「あれは?…海上にさまよう魂がもうひとつ?」スウッ…

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:28:17.77 ID:83Lx4J26O
    展開から目が離せん…
    やりおるな…

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:31:01.36 ID:pHTQmu650
    ?「この魂は?…たしか、あの男の子の父親のもの?」

    ?「そう…誰にも看取られずに果てた命がここにあるのね?」

    ?「大丈夫、あなたの遺体は明日発見される」

    ?「…え?残してきた家族が心残り?」

    ?「そう」

    ?「でもわたしには、どうすることもできない」

    ?「次期にあなたのところにも、あなたの御霊を天上に導く者が訪れる。でもそれはわたしではない」

    ?「…そう…どんどん自分が何者だったのか忘れていってるのね?」

    ?「心残りだけになっているのね?忘れていくのがつらいのね?」

    ?「…なら、あなたの縁は大罪人のわたしが、この鎌で断ち切ってあげる。わたしが連れて行ってあげる」ガシャコ…

    ?「いい?」

    ?「そう」

    スパ――――――――――――――――――――――――ン

    ?「さまよう魂が天に帰っていく」

    ?「………さよなら…」

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:37:58.48 ID:pHTQmu650
    ?「ん?」

    ?「いま断ち切ったはずの魂のにおいがする」クンクン

    ?「…あの女?」

    姉「……なんか…とんでもないことになっちゃったね」

    ?「…あの父親の命が失われたとき、溺れていたあの女を助けるために、無意識のうちに御霊の一部をあの女に託して、あの女の運命を変えたのね」

    ?「そう、今日尽きるはずの、あの女の寿命が、およそ10年ほど延命されたのには、こういうわけがあったの」

    ?「……………………」

    ?「わたしも帰ろう。わたしがここに留まる理由など最初からないのだから」スッ…

    友「あ?」

    姉「ん?どしたの?」

    友「いま、あそこに女の子が…」

    姉「は?海の上だよ?ま…まさかまだ助かってない子が?!」キョロキョロ……

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:43:29.65 ID:pHTQmu650
    バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ……


    園児C「あ、ヘリコプターだ」

    妹「ほんとだー」

    園児A「すごーい、あ、おりてきたー」

    園児D「ちょwwヤバスwwwwwwwww」

    友「園児Dくんって……最後まで……」


    ………………………………………………………

    ……………………………………………

    …………………………………

    …………………………

    ………………

    ………

211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:50:55.88 ID:pHTQmu650
    ――あの日から、10年経った。その後のことを少しだけ話そう。

    A「な、スキー行こうぜ?スキー」

    C「なんでいきなりスキーなんだよ?」

    ……A君と、C君はいまだに友達同士だった。彼らと私は、奇しくも同じ小学校、同じ中学校とずっと同じ学校で、しかもずっと同じクラスだった。
    そうそう、もう園児じゃないから「園児」は、とることにするね。

    A「妹ちゃんがさ、ぜひ行こうって。他にもBさんや軽音部や、水泳部のヤツにも声掛けてるよ」

    C「軽音部って確か、妹ちゃんと仲の良かったコだったっけ?…Bさんって、委員長だろ?あの人性格キツいからちょい苦手なんだよなあ」

    A「なあ、行こうぜ?引率は軽音部のお姉さんが務めるんだってさ」

    D「なんですか?さっきからなんの話ですか?」

    A「げっ…」

    C「ああ、俺達だけで行く卒業旅行だよ。スキーだってさ、お前も行くか?」

    D「い、いいんですか?ホ…ホントに?テラ感激wwwwwうはwwwww」

    ……D君はいまだによく分からない。けどC君とは仲が良いみたい。…なぜなんだろ?

    A「…Dも来んのかよ?しょうがねえなあ」

    D「これも腐れ縁というものですよ。さあ、カメラの手入れをしなくては」

    ……忘れていた。D君もずっと同じクラスだった。…この人のことは忘れてもいいかも?

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 21:57:27.24 ID:pHTQmu650
    C「何人だっけ?」

    A「えと、俺と、Cだろ?後、水泳部と、妹ちゃんと、軽音部と、そのお姉さんと、Bの委員長さんと…」

    D「ちょwww僕も勘定に入れくれよwww」

    A「なんでこいつ呼ぶんだよ?」

    C「…さあ?」

    A「全部で8人か…」

    C「いいんじゃね?」

    …私は…その輪の中には、入ってなかった。…いつも遠くから見ているだけだった。

    幼い日のあの事件以降、感じ続けていた違和感のせいかも知れない。よくわからない。とにかく『私がここにいる』という実感がどこにもなかった。

    心が空っぽのような気がしていた。でも記憶はあった。もちろんあの事件のことも鮮明に覚えている。クリア過ぎるくらいに。

    だから私は、あの日以降、みんなから距離をとることにした。別にみんなのことが嫌いなわけでもなかったが、私はそれでいいと思った。

    …あの事件は新聞やTVで報道され、大きく問い沙汰された。

    銀行強盗が民間フェリーを乗っ取り、当時幼稚園の遠足に参加していた園児と、その父兄を含む、乗員乗客75名を人質に、1億円の身代金を要求…。

    当日、島で私がロープウェイのゴンドラから見た、黒マントの裸の女の子が立っていた滝壺から、身元不明の遺体が見つかったのは事件から3日経った後だった。

    あの出っ歯が証言したのだ。(…最後には出っ歯じゃなくなって乗客のみんなにスマキにされて、フェリーの後ろに宙吊りにされてたけど。)

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:02:41.55 ID:pHTQmu650
    遺体が見つかったことに関しては、気味が悪いと思う前に、不思議と納得が出来たような気がした。理由は分からないけど。…結局あの女の子は何だったのだろう?

    …海上保安庁の巡視船と民間フェリーの衝突事故。あの規模の事故で、死者1名。行方不明1名、怪我人が5名にとどまったのは奇跡的だったのかもしれない。

    死者1名…。C君のお父さん。…奪われた命。C君のお父さんの遺体は、翌日付近を航行中の漁船に引き揚げられた。

    …はたして、あの事件のことをC君は覚えているだろうか?

    行方不明1名…。あのサングラスをかけていた犯人のおじさんだ。あのおじさんの消息は未だに不明なのだそうだが、私はもうあのおじさんはとっくに生きていないと思っていた。

    そして、あの日あの時、妹ちゃんがサングラスのおじさんに対して発した意味不明の言葉たちの意味は、未だにわからないままだった。

    それは忘れて良いことのようにも思えたが、反面、絶対忘れたらいけないことのように思う自分がここにいた。理由は分からない。でもずっと気になっていた。

    そんなこんなで10年が経った。私は今年中学を卒業する。…不思議と新鮮な言葉のように感じた。

    そうそう、小学生の時、私に妹ができた。…それまで不仲で別居中だった母と父がよりを戻したのだ。

    …よりを戻したからって、子供ができる理由にはならんだろうに。…まったく。やらしいんだから。

    ともかくこの10年の間に紆余曲折あった。

    私は、その日もみんなとは距離を置いて一人本を読んでいた。本を読んでる間だけ、もやもやしたことを忘れられたからだ。

    C「なあ、友さんもスキー旅行、一緒に行こうよ」

    友「…え?」

    だから、C君にスキー旅行に誘われたとき、私はかなり動揺してしまった。


217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:08:59.14 ID:pHTQmu650
    友「あ…あの…私?」

    C「そ、行こうよ?」

    友「でも…」

    A「なに?友さんも誘うの?」

    C「いいじゃん、大勢のほうが面白いだろ?」

    A「ま、Cが良いっていうなら」

    友「あ…あの…」

    C「じゃあ、決定な」

    友「あ…のう」

    …私のスキー旅行行きは、C君の一存であっさり決まってしまった。…なんだかなあ。でも悪い気分じゃなかった。

    そういえば、妹ちゃんと話をしなくなってどのくらい経つだろう。もう私のことなんて忘れてるだろうな。

218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:15:56.67 ID:pHTQmu650
    ―― 2週間後

    …私は病院の売店の前を走っていた。

    結論から言うと、私たちはスキー旅行には行かなかった。…いや、行けなくなったという言い方のほうが良いと思う。

    この数日のことは…思い出したら恥ずかしいというか、なんというか、…とにかく頭がぐちゃぐちゃする日々だった。

    ……なんやかんや。……そ、そう!なんやかんやあったのだ。もうしっちゃかめっちゃかだった。

    思い出すと、たまに恥ずかしさで死にたくなるときがある。正直なところ何をどう考えていいのか分からなかった。

    …C君は相変わらず滅茶苦茶だった。まさか、あんなことになるとは…。

    そうなのだ。私は気がつくと、いつもC君のことばかり考えるようになっていた。いったい、いつからだろう?

    それを思い返そうとすると、これまた恥ずかしさで死にたくなるので、あまり思い出さないようにしていた。

    だから、このあいだ、C君の…"世にも奇妙な告白"を受けた時は完全に頭が真っ白になった。

    友「はあ…なにこれ?」

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:23:25.75 ID:pHTQmu650
    そういえば、こないだの晩、「あの日」の真夜中、TVのニュースで妹ちゃんのお姉さんがTVで報道されたときは肝を冷やした。

    眠れなかったので家でひとりでボーっと留守番してたときだった。…あの晩は、父さんと母さんは、入院した妹に付き添って、家には私一人だった。

    あのときの私は、多分何も考えてなかったと思う。もう全然覚えていないし、思い出したくもない。

    気がついたら、翌日、私は学校の屋上に立っていた。

    そんなだったから、あの場に駆けつけてくれた女の人が、実は妹ちゃんのお姉さんだったなんて、気付くのにずいぶん時間がかかった。

    その後の…C君の世にも奇妙な告白…。

    思い返すだけで顔から火が出るくらい恥ずかしかった。


    妹「あ、友さん?」

    友「え?あ…、妹さん?」

    私と妹ちゃんの距離は、"ちゃん"付けがなくなるくらい離れていた。ちょっと寂しい気もしたけど。私はそれでいいと思っていた。

    妹「あれ?どしたの?友さんもC君のお見舞い?」

    友「え?え?え?あ、あの」

    C君のお見舞い…。そうなのだ。C君はいろいろあって、今、この病院に入院している。

    それが理由で、結局スキー旅行は中止になったのだけど、何があったのか?を思い出すとすごい恥ずかしいので、今は思い出さないことにする。

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:31:52.39 ID:pHTQmu650
    妹「あ?涙?…え?あ、あの、その…友さん、ど、どうしたの?」

    友「え?あ、こ…これは、あの…ち…違うの…!」

    …この涙にも理由はあったけど、恥ずかしいので誰にも話したくなかった。

    別に、C君を疑っているわけではなかったが、…まさかC君が、妹ちゃんのお姉さんと一晩一緒にいたって事実に驚いて、私がC君の病室から泣いて逃げてきたなど、言えるはずもない。

    あの人はいじわるだ。

    妹「ふうん、今日は友さん、妹さんと一緒にC君のお見舞いに来てたんだ」

    友「うん」

    妹「で、なんで泣いてたの?」

    …ど、どうしよう。妹ちゃんのお姉さんが原因なんて言えるはずないよう。

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:36:04.43 ID:pHTQmu650
    友「それが、姉さんが……」

    妹「え?お姉ちゃんも来てるの?なんだかなー。お姉ちゃんてさ、全然教えてくんないんだよ。で、お姉ちゃんが何かしたの?」

    友「え?いや、あの…その…」

    …!?私いま、言葉に出てた?

    妹「ホントにもう、友さんを泣かすなんてお姉ちゃん許せない!行こ、友さん」

    友「え?え?あ、あの」

    妹「それじゃC君のとこに行こ?友さん」

    友「え?あ、あの、ちょっと待って下さい〜」

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:42:23.42 ID:pHTQmu650
    ―― 1ヶ月後 病院前

    妹「今日は、C君の退院の日…」

    妹「今日こそ言うんだもん」

    妹「よし」

    軽音部「おはよ妹ちゃん、どうしたの?こんなとこで」

    妹「ひゃい!違wせdfrgthyじゅきぉp;:@ざxscdvfbghんjmk、?」ビクッ

    軽音部「何語?」

    妹「軽音部ちゃん?どどどうしたの?」

    軽音部「うん、C君のお見舞い。妹ちゃんも?」

    妹「え?う…うん……」

    軽音部「変な妹ちゃん、完全に挙動が変質者だったよ?」

    妹「ふんだ、軽音部ちゃんに言われたくないもんねー」

    軽音部「あ……」

    妹「え?…あ」

    軽音部「……」

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:47:43.75 ID:pHTQmu650
    妹「あのね、違うの!これはその…」

    軽音部「やっぱり"あのこと"ちゃんと警察に事情を話したほうがいいよね?」

    妹「"あのこと"って、軽音部ちゃん…」

    軽音部「うん…たまにね見るんだ、怖い夢…」

    妹「夢?」

    軽音部「うん。…"あのまま"妹ちゃんが死んじゃう夢。目が覚めたら、あたしいつも泣いてるの」

    妹「…………」

    軽音部「今日さ、このあと警察行ってくるよ。ね?」

    妹「………え?」

    水泳部「だからその話はもういいって」ポン

    軽音部「わ、わ、わ」

    妹「あ、水泳部君…」

    水泳部「今日はCの野郎の退院の日だからな、まあ、一応な。Aも後から来るってさ」ボリボリッ

    妹「そう」

    水泳部「ってことは置いといてだな、軽音部ちゃん、これはあまり良い例えじゃないけどさ、
     …被害者が加害者を訴えなければ、犯罪ってのは、成立しないんだぜ?うちの親父の受け売りだけどな?」

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:53:24.96 ID:pHTQmu650
    軽音部「え?」

    妹「だってさ」

    水泳部「だからー、"あのこと"あんま深く考えんなってことだよ」クグリグリ…

    軽音部「水泳部君、あたま痛い…」

    妹「ふふ」

    軽音部「うう、ごべんね?」

    妹「ああ、軽音部ちゃん鼻が出てる……」

    軽音部「うん…ずびー」

    水泳部「う…きたねえなあ」

    軽音部「うう…ごべんね?」

    水泳部「そんなに気にするんだったらよ…。この先しばらく、俺がお前のこと見ててやるよ」

    軽音部「え?」

    水泳部「だ…だから、刑事の息子の俺が!お前と一緒に行動して!お前に問題があるかどうか!ずっと見ててやるっつってんだよ!」

    軽音部「それって???」

    水泳部「……あれから俺、考えたんだ…俺。…ほっとけない…から、お前のこと」

234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 22:59:27.52 ID:pHTQmu650
    軽音部「それって??????どういう???意味分かんない??」

    水泳部「だーかーらー!俺とお前って高校同じだろ?学校は一緒に帰ってやっから!休みには一緒に飯くって…それからずっと一緒にいてやるよ…」

    軽音部「……痛い…頭痛い……」グリグリグリ

    水泳部「あ〜あ、なんか順番がめちゃくちゃだな、俺たち」

    軽音部「?????????」

    水泳部「し、尻軽って言われたくないから、俺言わねえからな!い、言わねえんだからな!」

    軽音部「?????あの…さっぱり意味分からない…」

    妹「うわあ…なにこの意味不明な茶番…」


240 ::2009/05/02(土) 23:06:19.16 ID:pHTQmu650
    ―― C君 病室

    C「やあ、妹ちゃん、軽音部ちゃんも水泳部もいらっしゃい」

    水泳部「おっす」

    軽音部「こんにちはー」

    妹「ど、ど、ど」

    C「ど?」

    妹「どー どー どー」

    C「?」

    妹「どーですか?」

    C「なんですと???」

    妹「あせっちゃダメ…あせっちゃダメ」ゼイゼイ…

    C「…?」

    水泳部「そういや今日は、友さんまだ来てないんだな」

    C「うん、図書委員の仕事があるからちょっと遅くなるんだってさ」

    妹「………………」

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 23:13:57.29 ID:pHTQmu650
    水泳部「そっか…」

    A「ちーっす。今日退院だって?」

    C「よう、A」

    A「友さんから言伝あんぞ。1時間くらい遅れるからゴメンってさ」

    C「うん、聞いてる。まー、しょうがないか」

    妹「あ、あのう…」

    C「ん?なに?」

    妹「C君てさ、…友さんと仲いいよね?」

    A「あ…妹ちゃん…」

    水泳部「え?あ……お、おい!軽音部ちゃん!妹ちゃんに、言ってなかったのかよ?」

    軽音部「…い、言えるわけないじゃん」

    水泳部「あちゃー」

    C「うん、付き合ってるから、友さんとは」ニコッ

    妹「え?」

    A「あー…」

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 23:19:39.09 ID:pHTQmu650
    水泳部「あー…言っちゃった、言っちゃった」

    軽音部「あうあう……あ、あのね妹ちゃん…これは…」

    妹「…………………………………………………………」

    C「妹ちゃん?」

    妹「……………そっか」

    C「あの?」

    妹「なんだーそうだったんだーあたし全然知らなかった」ニコッ

    C「…妹ちゃん?」

    妹「なんだー、そうならそうともっと早く教えてくれればいいのにー」ニコニコッ

    C「わりいな、なんか恥ずかしくて」

    A「…………………」

    水泳部「あーあ、悪気がないってことが、ここまできっついもんだとは、俺知らんかったよ」ボリボリ

    軽音部「あ…あのね、これは…その…」モジモジ

    妹「そっか…みんな知ってたんだね?」ニコ

    軽音部「ゴメン…」

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 23:25:50.72 ID:pHTQmu650
    妹「ははは、なんだ、そっかそっか」ニコニコ…

    C「妹ちゃん??」

    妹「帰る…」クル タタタタタタ…

    C「え?あ、おーい妹ちゃーん?」

    軽音部「あっちゃー」

    A「やった…」

    水泳部「あーあ」

    C「どうしたんだろ?妹ちゃん……」

    軽音部「うう…ばか…このばか…」

    C「?????」

    姉「やー、こんにちはー、って、あんた達そろってどしたの?」

245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 23:31:24.46 ID:pHTQmu650
    ―― 大通り

    妹「う゛う゛う゛………終ばっぢゃっだ…あだじの初恋………告白前に、終ばっぢゃっだよう…うううううううう…ずびーーぐずーーーーっ」タッタッタッタッタッタッタッ

    妹「あーあ、あーあ、あーあ…」しょんぼり  タッタッタッタッタッタッタッ

    妹「……………………………………………」  タッタッタッタッタッタッタッ

    妹「あーあ、あーあ、あーあ…」しょんぼり  タッタッタッタッタッタッタッ

    友「きゃ!?」ドカッ

    妹「きゃ!?」バタ-ッ

    友「あれ、妹さん?」

    妹「友さん?」

    友「あのう…どうしたんですか?」

    妹「友さんこそ、今日は図書委員があるから遅くなるって」

    友「え?ええ、ですから、テプラのカートリッジをそこの文房具店まで買いに来たんだけど」

     C『うん、付き合ってるから、友さんとは』  『付き合ってるから…』  『付き合ってるから…』  『から…』  『から…』

    妹「うう」じわ…

    友「え?」ビクッ

246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 23:46:00.92 ID:pHTQmu650
    妹「びええええええええええええええええええん!」

    友「え?え?え?」

    妹「うえええええええええええええん!うえええええええええええええん!」

    友「あ…あの?…妹…ちゃん?」

    友(は!?しまった!?うっかりちゃん付ーーーーーー!?)

    妹「えぐ…えぐ…」

    友「妹さん?あの?なにか…?」

    妹「えぐえぐ…」

    ボウ…………………………………………………

    友「……え?」

    ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

    妹「えぐえぐ……」

    友「そんな…妹ちゃんの身体が…光ってる????」

    妹「えぐえぐ」

    友「足元!!妹ちゃんの足もとが!?ぐるぐる渦みたいになって回りながら光ってる!?何これ何これ!?」

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 23:57:35.02 ID:pHTQmu650
    幼女A「……これは、輪廻の輪ですよ?」

    友「りんね…って、え?こ…子供?な?え?あ…あなたたち、妹の友達の?え?え?え?」

    幼女B「この女の命は、1ヶ月前にとっくに終わってたんだ」

    友「え?え?え?」

    幼女C「あたしも見るのは初めてだけなんだけどね。輪廻の輪に魂が導かれてるみたいだね」

    友「輪廻の輪????…だ、誰か!誰か!?」

    幼女B「諦めなよ人間、こうなったらもうそいつは誰にも見えないよ」

    友「?????」

    幼女A「周りの人にはあなたが一人で騒いでるようにしか見えてませんよ?」

    友「な…」

    幼女B「すぐそこで変な波動が見えてんなーって思って来てみたら、すげえことがおこってんのな、げっしっしっし」

    友「なんなのよ?」

    妹「えぐ…ぐす…」

    幼女C「その人はね、近所のおじさんの担当だったの」

    友「え?何を言ってるのかさっぱり分からないんだけど?」

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:11:59.76 ID:dxaku2OT0
    幼女A「あたしらもね、詳しいことは分からないんだけどね、聞いたことはあるかな、…時の流れに逆らって一つの魂が何度もぐるぐる転生するって話」

    友「なにそれ……」

    幼女B「その女は、本来1ヶ月前に死んでるはずだったんだ」

    友「???」

    幼女C「つまりアレか?生まれ変わったヤツのほうが現世に存在する力が強かったから、本来死ぬべきだったはずの前世がそれに呼応したってことか?」

    幼女B「さあてねえ、どうだろ、よくわかんねえや」

    友「わからない?さっぱり意味がわからない」

    幼女A「でも何で今になって輪廻の輪が動いたんだろ?」

    幼女B「このあたりのキマリゴトってよく分からないんだよな」

    妹「うううううう」

    しゅー

    友「ああ!?消える!?妹ちゃんの姿が消えて…足元の光の渦に吸い込まれながら消えていくよ?」

    友「……………消える……消える…」

    友「………………………………」

    友「消エタ、妹チャンハドコニイ行クノ?」

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:20:31.46 ID:dxaku2OT0
    幼女A「ええと確か…、強い"魂の縁"に導かれて、その"縁"のまわりをぐるぐる…だったかな?多分」

    幼女B「おお、確かにいたなあ、とびっきりぶっとい縁の奴がよ。けけけ」

    友「なにこれ?なにこれ!意味分かんない!」

    友「…は!?」

    友「……………………私、知ってる…、妹ちゃんが…この後、どこにいくのか…私知ってる……」

    幼女C「へえ」

    友「思い出した!私!思い出した!そう!!!私!!!!!私!!!!!私!!!!!!!!」

    友「私!私なの!!!そう!思い出した!!!!!!全部じゃないけど!!!思い出した!!!私なの!!!!!」

    幼女B「なんだこいつ?」

    友「そっか、そうだったんだ!あはは!そういうことなんだ!だからなんだ!」

    幼女B「頭沸いてんのか?こいつ」

    友「妹ちゃんの行先!私なの!だから!」

    幼女B「ほう」

    幼女A「…それで、どうしますか?止めますか?」

    友「…え?」

251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:27:18.72 ID:dxaku2OT0
    幼女B「なあるほど、こいつか!?けけけ、そういや魂が同じ匂いだぜ?そいつぁいいや、止めるか?輪廻を!」

    幼女C「え?なあに?なあに?わかんない」

    幼女A「はあ…つくづくおバカさんですね?ここで輪廻の輪を止めると、こっちの女が生まれてこないことになるってことですよ」

    幼女C「おお!」

    幼女B「ばーかすぐに気付け!」

    友「止める?輪廻…?ぐるぐる……?止めると……私……どうなっちゃうの?」

    幼女B「さあ、消えるんじゃね?」

    友「………消える……私が……??……そんな……」

    妹「えぐううううううううう…ぐすぐす…」

    友「でも!泣いてる!妹ちゃん泣いてるよ!」

    幼女B「相当ショックなことでもあったんじゃね?そういうや、そのコだけ近所のおじさんがバカ丁寧に扱ってたヤツだったからなあ。いろいろあるんじゃね?」

    友「妹ちゃん!ね?!しっかりして!」

    妹「ひぐ…ひぐ…ううう…終ばっぢゃっだ…あだじの初恋…………C君……」

    友「妹ちゃん?」

    幼女A「もう、あきらめましょ?」

252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:33:15.00 ID:dxaku2OT0
    友「ううううう」

    幼女B「そうそう…こいつはお前になるんだ。それでいいじゃねえか」

    友「でも…でも…」

    幼女C「生まれ変わって一緒になれるんだろ?最っ高のメルヘンじゃん。ひゅーひゅー」

    妹「ひぐ…ひぐ…」

    友「それでも…それでも…」

    友「納得でき―――――――――――――――――――――――ん!!!」

    パ―――――――――――――――ン

    妹「へぎ!???」

    幼女A、B、C「「!?」」

    友「クソダラ――――――――――!!!!起きんかぼけ――――――――!!!!!」

    妹「ぎゃひ」パ―――――――――――――――ン

    妹「びへ」パ―――――――――――――――ン

    妹「ぶべら」パ―――――――――――――――ン

    幼女A、B、C「「!?」」ビクビクビク-ッ

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:40:15.54 ID:dxaku2OT0
    妹「…え?…友さん?」

    友「ちょっとあんたー!あんたの気持ちってそんなもんか―――――――――――――――!!!!!」グイッ

    妹「…へ?」

    幼女A、B、C「!?」ビクビクビクッ

    友「ねえ!あんた!何年も何年もずっとずーっと片思いだったんでしょーが!こんなんで諦めていい想いだったのかって聞いてんのよ!!!!こら!!!」

    妹「…あの…友さん?」

    友「ねえ?そんなんじゃないでしょ?違うでしょ?ずっと想ってたんでしょ?だってあたし知ってるよ?」

    妹「…え?」

    友「知ってるもん…だから諦めちゃだめだよ!」

    妹「…………・」

    妹「当事者に……」プルプルプル

    友「…え?」

    妹「んなこと!当事者に言われたかないわよ――――――――――――――――――――――!!!!」

    パ―――――――――――――――ン

    友「ばべ!?」

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:46:13.61 ID:dxaku2OT0
    幼女A、B、C「「!?」」ビク――――――――――ッ

    妹「だいたいなんなのよあんた―――――!!!!後からC君横取りしちゃったクセに――――――!!!!諦めちゃダメとかわけわかんない!!!」

    友「だって!そうなっちゃったんだもん!!!!!」

    妹「うるさい!泥棒ネコ!!キ―――――――――――――――――――!!!!!」

    友「あたしだってC君好きだったんだもん!!!!」

    幼女A「な…なにこれ…」

    幼女B「り…輪廻の輪が消えちゃった」

    幼女C「これは一体……」

    妹「あたし知ってるよ?とかいったいあんた何様よ!?」

    友「う…うるさい、あんたなんか、あんたなんか!!!!!!」

    幼女A「うわあ、周囲の人が見てる…」

    幼女B「これは痛い…」

    幼女C「やれやれー」

    ?「…おじさんが異変を感じて、特異点の縁に呼応している"3つ"の同じ魂を監視しろと言われてきて来てみたけど、…これは何?」

    幼女A「あ、お姉ちゃん」

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:53:25.79 ID:dxaku2OT0
    幼女B「泥沼だよ、泥沼」

    幼女C「パワー勝負だね」

    ?「あ、あの子は…あの日の…」

    妹「さっきからなんなのよあんたは―――――――――!!」

    友「ふんだ!!」

    幼女A「そう言えば、お姉ちゃんの刑期っていつまでだっけ?」

    ?「あと3年…それでわたしの罪が消えるのなら安いもの」

    幼女B「姉貴も律儀だねえ」

    幼女C「いまどこに住んでるんだっけ?」

    ?「特異点Cという男の隣の家」

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 00:59:43.64 ID:dxaku2OT0
    幼女A「ね、あたしら宿なしだからお邪魔していい?」

    ?「わたし一人ならその家の子供として潜り込めたが、わたしは情報操作はあまり得意ではない」

    幼女B「じゃあ、あたしがやってやるよ」

    ?「そう?」

    幼女C「じゃ、もう少し見てからいこっか?」

    ?「…輪廻の輪から外れた一つの魂が、なぜ同じ世に存在していられる?…新しい輪廻が構築されたとでも言うのか?」

    妹「キ―――――――――!!!!あ、あたし絶対諦めないんだから!!!負けないもん!」

    友「あたしだって負けないもん!!!!!!」

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:00:12.55 ID:PPBU8J9xO



    やば、何この伏線、全部繋がった




265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:05:47.89 ID:dxaku2OT0
    ―― 2時間後

    友「退院おめでとう、C君」

    C「ありがとう…っていうか、あの…、友さん、どうしたの?おでこの絆創膏?」

    友「え?ううん!なんでもないの。あはは」

    C「まあ、退院といってもまだギプスなんだけどね?」

    友「…でも、色々とお世話できるのは嬉しいかな。なんて」

    C「え?」

    友「…」

    姉「ぎゃーーー背中がーー背中がかゆいよーー」

    C、友「「うわぁっっっ!」」

    姉「あのさー、天下の往来でいちゃいちゃすんのは控えてもらいたいんですけど?」

    C「いつの間に…」

    姉「いや、最初からいたし」

    A「俺らもいんぞー」

    水泳部「俺ら邪魔か?」

267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:08:52.55 ID:PPBU8J9xO



    うわー、うわー、これはヤバイ、読み直す度に伏線の出来に関心するわ
    また読み直してくる





269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:11:24.85 ID:dxaku2OT0
    軽音部「そいえば妹ちゃんは?」

    姉「さあ?用事があるからってどっかいっちゃったけど」

    友「う…そうですか」

    姉「それにしても…愛のキューピッドだってのに、扱いヒドイなぁ」

    C「そんなの前スレ見てない人にはわかんないですよ。それに何微妙にパクってるんですか?」

    姉「何言ってんだ?」

    C「さ、さあ?さ、急いで帰りましょう!妹と母さんが待ってる!」

    友「そ、そうだね!」

    姉「こら、私を置いて行くなー」

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:18:29.82 ID:dxaku2OT0
    ―― C宅

    C「ただいま〜」

    C妹「あ、お帰り、お兄ちゃん」

    C母「あら?随分にぎやかねぇ」

    姉「こんにちはでーす」

    A「おじゃまします」

    軽音部「どもです」

    水泳部「ちーっす。C君の荷物はここに置いておきますね?」

    C母「あらあらー、かわいいお客さまも一緒なのね」

    C「?」

    幼女A「こんちはー」トテトテ

    幼女B「おじゃましまーす」トテトテ

    幼女C「わーわー」トテトテ

    C「な!?」

    ?「あの…すみません、うちの妹たちが勝手にお邪魔してしまって」

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:28:37.20 ID:dxaku2OT0
    C「ん?君は?」

    ?「このあいだ隣に引っ越してきた者です」

    C「お隣さんか…って!妹って、君の!?」

    お隣さん「はい、この度はわたしの妹たちが、いろいろとご迷惑をおかけしました」

    C「妹たちってことは、ひょっとして…まさか…君も……?」

    お隣さん「よろしくお願いしますね?」ニコッ

    C「……………ははははは」

    姉「ほほう可愛らしいコだねえ」

    友「む」

    妹「あ、C君おかえりなさい」

    友「え?!あ!」

    C母「それがね、妹ちゃんがC君の退院祝いだって御馳走作ってくれるんだって」

    友「な…」

    妹「………ふん」

    友「………ふん」

276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:36:23.87 ID:dxaku2OT0
    C「あ…、えと、妹ちゃん?っていうか、どうしたのおでこの絆創膏?」

    妹「んと、えへへ、なんでもないの」

    C「そ、そう…」

    C妹「ふうん、モテモテだね、お兄ちゃん」

    A「な?前途多難か?……Dも呼ぶか?」

    C「…………………………」

    幼女B「前途多難だな」

    幼女A「前途多難ですね」

    幼女C「前途多難だよね」

    お隣さん「そう、おそらく前途多難…」

    水泳部「なあ、やっぱ、俺らって、部外者っぽいから、どっか俺らだけで遊びに行くか?」

    軽音部「…え?///」

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:38:27.08 ID:dxaku2OT0
    C「…え?なにこれ?」

    C妹「ばーか」

    妹「ふんだ」

    友「べー」

    姉「やれやれ、我ながら諦めの悪い妹だねえ」

    友「あ、そうそう姉さん?」

    姉「ん?なんだい?」

    友「ただいま、お姉ちゃん」


    おしまい


278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:40:35.83 ID:dxaku2OT0
    すいませんでした。おわりました。
    何の説明もせずにすいませんでした。
    読んでくれた人、保守してくれた人ありがとうございました。

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:40:41.24 ID:PPBU8J9xO
    >>1乙!
    すごく面白かったよ
    三部作って言ってたからこの話は終わりなんだろうけど、新作の予定はないの?

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:44:08.09 ID:dxaku2OT0
    >>279この話は終わりです。
    新作も何もしばらく自重します。

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/03(日) 01:51:29.14 ID:yQuRGVEe0
    乙!!
    ナイス三部作!
    メッチャおもろかった!

    またこれからも頑張ってください!



前々スレ
妹「お帰り、お兄ちゃん」【前編】【中編】【後編】
前スレ
妹「お帰り、お姉ちゃん」【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】
妹「ただいま、お姉ちゃん」【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】おしまい

引用元
妹「ただいま、お姉ちゃん」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1241196665/
 

最新記事50件