311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 06:22:00.01 ID:K6no63LZ0
    妹「でね、そのとき、あたしのお母さんの代わりに一緒に遠足に来てたお姉ちゃんがね、その時に海に落ちたの」

    友「……」

    妹「何人も海に落ちちゃったみたい。あたしももう詳しく覚えてないんだけどね」

    友「……で、その話に男君は出てくるの?」

    妹「それがなんと!出てくるのですよ」

    友「…聞きましょうか?」

    妹「でね、フェリーはどんどん傾いていってね、海に沈みそうになっちゃうの」

    友「……」


妹「お帰り、お姉ちゃん」【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】



 

313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 06:23:49.06 ID:K6no63LZ0
    妹「そのときさ、あたし遠足に、ぬいぐるみ持って行ってたのね」

    友「え?ぬいぐるむ?」

    妹「うん、今でもあたしの部屋にあるよ?クマさんのぬいぐるみ」

    友「それで?」

    妹「それがさ、今考えると子供だなあって思うんだけどね?お姉ちゃんが海に落ちちゃってるのなんて構わずに、あたしったらぬいぐるみを探すの」

    友「………………ひどい妹もいたもんだね」

    妹「だってさ、お姉ちゃんいなくなるし、トモダチのクマさん捜さなきゃ―って思って、あせってたのかな?あたし。もうよくわかんないや」

    友「ふうん」

    妹「そのときね、『これ君んだろ?』ってクマさんを持ってきてくれたのが男君だったの」

    友「ほうほう、ついに出てきたね」

317 :◆ehXa/UXTys :2009/02/07(土) 06:49:52.06 ID:p1qAFcn/O
    妹「あたしね、それからのことよく覚えてないんだけどね?えと、フェリーがぐるんと横にひっくり返って、ぼごぼご音がして、どっかに男君と一緒にしがみ付いて」

    友「………………………………え?」

    妹「なんかこうギラギラっと、光るぎざぎざの歯がたくさん生えてる、こーんなでっかい魚が近寄ってきて、それを男君が、板か何かでこんなうふにバシバシって叩いて追っ払って」

    友「作ってない?」

    妹「ん―――――――?さあ、どうだろ?ふふふ、もうあんまり覚えてないや。案外男君と一緒にびーびー泣いてただけかも」

    友「……」

    妹「それで、どれくらい待ったかな?かなり待った気がする。空の上からばらばらって音がして、ヘリコプターが来たの」

    友「ふうん」

    妹「ふふ、あたしたちね、ヘリコプターに乗って帰ったんだよ?幼稚園の遠足」

    友「どこまでホントなんだか」

319 :◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 06:54:15.13 ID:p1qAFcn/O
    妹「でね、後で分かったことなんだけどね?その事故のときにね、男君のお父さん、死んじゃったの」

    友「…え?」

    妹「サメに喰われたらしいって」

    友「……それってさ、作り話でしょ?」

    妹「ホントのところ、あたしもよくわかんないの。だって、そっから先は、お姉ちゃんの話になるんだもん」

    友「え?」

    妹「お姉ちゃんがね、自分を助けてくれた人がサメに喰われたって言ってたんだけどね、その事故で行方不明になっちゃったのは男君のお父さんだけなの」

    友「あの…えと…あ…そういえば、男君って、お父さんいなかったっけ?」

    妹「うん、男君のところ、お母さんと男妹さんの二人だけになっちゃった」

    友「そう言えば、男君も、小さい女の子庇って、代わりに交通事故に遭ったって、お医者さんが言ってたよね、確か」

    妹「……そうだっけ?」

    友「案外、家系だったりして?」

    妹「…そうかも」

321 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 06:57:01.68 ID:p1qAFcn/O
    友「馬鹿だね?」

    妹「……うん、ホント馬鹿」

    友「ふうん、あの男君がねえ」

    妹「あの事故からかな?男君とはあんまりっていうか、ほとんど話とか、してなかったんだけどね、あれからずーっと気になって。ふふ、やっぱ変だよね?あたしって」

    友「それで今に至ると?」

    妹「うん」

    友「…もっと早く、男君に言えば良かったね?」

    妹「うん……そうだよね……そうだよね……ぐす……」


    水泳部「……」(あ、あのう……全部、ま…まる聞こえなんスけど……立ち入る隙は微塵もないっスか?俺)

323 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:02:42.41 ID:p1qAFcn/O
    ―― 30分後

    妹「ふう……」

    友「ね?ね?このシャツ、水泳部君の匂いがする」ドキドキ…

    妹「わ、トランクスって変な感じ…」

    水泳部「よ」

    友「え?あ……」

    妹「あの、水泳部君、ごめん、なんか、長風呂しちゃったね?」

    水泳部「いいよ、お前ら疲れたろ?俺も疲れたよ。もう寝ちまおうぜ?いい加減しないともうすぐ朝になんぞ?」

    友「え?やだ、もうこんな時間?」

    水泳部「今日はうちの親父帰ってこないってさ。俺は押入れで寝るからお前らは、こっちの布団使えよ」

    友「あ、あの、家に連絡しなきゃ……」

    水泳部「ああ、それなら、今さっき携帯に、友ちゃんとこのお姉さんからメールが来てたから、俺が返信しといた。まあ、大丈夫なんじゃね?」

    友「え?」

324 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:06:45.70 ID:p1qAFcn/O
    水泳部「見る?」


from:友姉

to:水泳部

件名:友ちゃんいました?

本文:見つけたら連絡してください。お願いします。


    友「お姉ちゃん……」

325 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:07:59.39 ID:p1qAFcn/O
    水泳部「で、こっちが俺の返事」


from:水泳部

to:友姉

件名:友ちゃんは確保しました。

本文:友ちゃんの身柄は確保しました。全然無事でした。
妹ちゃんも一緒です。
今日はもう遅いので、家に泊ってもらうことにしました。
大丈夫です。何もしてませんし、何もしません。
ホントです。ガチです。信じてちょんまげ。


    友「……」

    妹「信じてちょんまげって…、水泳部君」

328 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:13:32.90 ID:p1qAFcn/O
    水泳部「嘘は書いてない。つーかさ、友ちゃんさ、お前、携帯の電源切ってるだろ?」

    友「ん?ああ、これ?じゃーん。なんと電池切れなのですよ」

    妹「…………………」

    水泳部「………………ああ、なるほど?」

    友「この分じゃ、電源入れたらたくさんメールが来そうだね」

    妹「そうだね…」

    水泳部「はあ、もう俺眠いや、なあ、もう寝ようぜ?じゃあな」ゴロン

    水泳部「…………」

    友「あーあ、水泳部君寝ちゃったよ?」

    妹「じゃあ、あたしたちも寝ちゃおうっか?」

    友「そうだね…ふふっ、水泳部君の布団♪」

332 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:20:14.82 ID:p1qAFcn/O
    妹「……えと、スイッチこれかな?じゃあ、電気消すね?」

    友「うん。えへへ」

    パチ

    妹「おやすみ、友ちゃん」

    友「おやすみ、妹ちゃん」

    水泳部「…………」

333 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:22:17.18 ID:p1qAFcn/O
    ブ――――――――――――――ン、ブ――――――――――――――ン

    水泳部「ん?メール?………友姉さんから?」


from:友姉

to:水泳部

件名:RE: 友ちゃんは確保しました。

本文:よかったです。よかったですー。
それと、何もしませんじゃなくて、忘れられない夜にしてあげて☆
おねえさんからのお願い!


    水泳部「…なんだこりゃ?」

    水泳部「……」

    妹「すーすー」

    友「こーこー」

    水泳部「………俺にどうしろと?」

335 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:26:06.81 ID:Sj9zRWD20
    ―― 数時間後

    水泳部「ふあ…んんんん!!!!!!!あ―――――――なんか、よく寝ちまったな……」

    水泳部「…………」ぼ―――――っ

    水泳部「ん?なんで俺、押入れなんかで寝てんだ?」

    水泳部「………」

    水泳部「あ……」

    妹「す――――――、す―――――――

    友「す――――――、す―――――――

    水泳部「思い出した……、うわあ、なんて晩だよ?」

    妹「す――――――、す―――――――

    水泳部「良く眠ってんな」

336 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:28:54.29 ID:Sj9zRWD20
    水泳部「……………」

    妹「す――――――、す―――――――


      妹『10年!もう10年だよ!!!!ぐす…それなのに……ぐず…うう…!やっと、…やっと、去年、ちょっとだけ普通に話せるようになって………』

      妹『あの事故からかな?男君とはあんまりっていうか、ほとんど話とか、してなかったんだけどね、あれからずーっと……………』


    水泳部「…くっそー、男の野郎、モテやがんなー、勝ち逃げかよー?」

    妹「す――――――、す―――――――

    水泳部「………」

    水泳部「ま、いっか、泣いてたもんな妹ちゃん」

    妹「ふあ」ゴロン

    水泳部「あ!?」ドキッ

    水泳部「わ…、妹ちゃん、寝返った拍子にシャツがはだけて…胸が……う……意外と…お…大きい?」

    妹「むにゃむにゃ…」

339 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:32:01.62 ID:Sj9zRWD20
    水泳部「だ、ダメだダメだ。いかん、いかん、いかん、いかん、いかん、いかん」

    水泳部「冷静になれ、冷静になれ、冷静になれ……」

    友「……う…ん」ゴロ

    水泳部「う……こ、今度は友ちゃん?……あ、あの?友ちゃん?…トランクスがずれてますよ?」

    水泳部「それに あの、友ちゃん?お…お尻がかなり丸出しですよ?すいません、見えてますよ?後ろから全部見えてますよ?」

    友「す―――――す――――――


      友『ぐす…あたし!ずっと、ずっと、水泳部君のことが好きだったんだから――――――――――!!!!!』

      友『まるでメロドラマのヒロインだよねー?いいよねー可愛い子は。すぐに他の男の子が寄ってくるしさー』


    水泳部「あんなこと言わなくても、友ちゃんだって結構可愛いのに」

    友「す―――――す――――――

    水泳部「あ――――……、いかんな、いかんですよ?これは」ボリボリ…

341 :◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:35:57.39 ID:Sj9zRWD20
    水泳部「………ったく、なにやってんだ?俺」

    水泳部「ちょっと表に出るか?」

    水泳部「ついでに親父にも連絡しとくか」

    ガチャ…、バタン



    ―― 更に数時間後

    友「ふあ…、んん!……あれ?」

    友「ん?あ、そっか、ここ水泳部君ちだ」

    友「あれ?水泳部君は?」キョロキョロ

    妹「むにゃ…あ、友ちゃんおはよ、ふあ…」

    友「ね、水泳部君知らない?」

    妹「ん?あ、そっか、ここ水泳部君ちだ」

    妹「あれ?水泳部君は?」キョロキョロ

    友「…あたしと全く同じ反応だね…」

    妹「?」

342 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:38:48.42 ID:Sj9zRWD20
    友「どこか出かけたのかな?」

    妹「…今何時?あたし、まだすごく眠いかも……」

    友「わかんない、あたしの携帯は電池切れだし、妹ちゃんのは?」

    妹「えと……」

    妹「………」

    友「どうしたの?」

    妹「午後4時……」

    友「………」

    妹「………みたい」

    友「………」

    妹「とりあえず、お家帰る?」

    友「うん」

343 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:40:54.00 ID:Sj9zRWD20
    妹「水泳部君には連絡しとく?」

    友「うん」

    妹「友ちゃん、水泳部君の電話番号分かる?」

    友「えと……」

    妹「どうしたの?」

    友「覚えてない…携帯電池切れだし」

    妹「……」

    友「妹ちゃんは水泳部君の電話番号知らないの?」

    妹「うん」

    友「………」

    妹「………」

    妹「書置きしとこ?アナクロだけど」

    友「そうだね…」

344 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:43:21.77 ID:Sj9zRWD20
    妹「服どうする?男物のワイシャツとトランクス一丁でさすがに表は歩けないよ」

    友「そうだよね、これってかなりエッチな格好だよね」

    妹「そうかな?」

    友「うん、妹ちゃんエロい、前はだけてるし」

    妹「やーん、友ちゃんも良く見たらお尻丸出しだよー」

    友「やだ、なにこれ」

    妹「……」

    友「……」

    妹「あたしたちの服かわいてるかな?」

    友「ちょっと待ってね………あ、ダメ。洗濯機の中で脱水が終わったまんま放置されてるっぽい」

    妹「うっそー、しわになっちゃうよ?ってこれ全部友ちゃんのだっけ」

    友「水泳部君の服、物色して行く?」

    妹「うん」

    友「わーい、物色物色ー」

    妹「友ちゃん……」

346 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:46:49.63 ID:Sj9zRWD20
    ―― 10分後

    友「こんなもんかな?」

    妹「うわー、このGパンだぼだぼだー。皮ジャンも大きいね?」

    友「こっちの羽付きダウンジャケット。すっごい大きいねえ?」

    妹「やだなあ、シャツは大きいのに胸だけぴちぴちだよう。ブラがないから締まり悪いし」

    友「トランクスにズボンってこんな感じなんだね」

    妹「なんかさ、自由度高いよね」

    友「そいえば妹ちゃんて、胸大きいよね?」

    妹「やだ、お姉ちゃんのほうがもっと大きいよ、なんかもうロケット砲だよあれ?」

    友「…くだらないことやってないで行こっか?」

    妹「そだね」

347 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:48:30.92 ID:Sj9zRWD20
    ガチャ…

    友「闇を抜け、ドアを抜けると、そこは学校の前だった…なんちて」

    妹「わあ、もう夕焼けになってる…なんか変な感じ」

    友「んじゃ、あたしはこっちだから」

    妹「うん!それじゃあね!ばいばいーい」

348 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:51:26.29 ID:Sj9zRWD20
    ―― 妹宅

    妹「ただいまー」

    ガチャ…

    妹「お姉ちゃんまだ帰ってないみたいだけど……」

    妹「……って、あれ?」

    妹「えと…なにこれ?」

    妹「え???????!!!」

    妹「なにこれ?なにこれ?なにこれ?部屋の中がめちゃくちゃになってる????」

    妹「……あちこち引っ掻きまわしたような感じだけど…泥棒…が入ったのかな?」

    妹「ええええええええ!うそ?!なんで?ホントに?!部屋の中が足跡だらけ?!」

    バタン!!

    妹「ひいい!?」

    バスン!バタン!

    妹「お、押入れから?変な音が?」

    バタンバタン……ドスン

350 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 07:59:46.71 ID:p1qAFcn/O
    妹「ど…泥棒さん?!かな……」

    ?「もがが――――――――――――――――――!!!????」

    妹「ひぃ!?」

    妹「うう……なんか…変なにおいするし……」

    妹「ど…どうしよ?け…警察呼ぼうかな?」

    ガチャ…

    姉「ただいまー。あーしんどー、だるー」

    妹「ひぃ!??」

    姉「ええ!?だ、誰?誰かいるの?」

    妹「え?…お姉ちゃん?」

    姉「な…、え?妹?」

    妹「あ…あの?……お……」

    姉「お?」

    妹「お帰り、お姉ちゃん」

    姉「…へ?何で?なんであんたがここにいんの?…スキー旅行に行ってるんじゃないの?」

352 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:04:22.00 ID:p1qAFcn/O
    妹「お姉ちゃんこそ、お仕事どうしたの?なんでパジャマなの?」

    姉「そっちだって、なんて格好してんのよ?流行り?」

    妹「あ、こ…これは、その…借りたの。水泳部君に」

    姉「だからー、私、もうすっごい大変だったんだから!あんたさーTV見てないのー?」

    妹「こっちだってすっごい大変だったんだもん!!」

    バスン!バタン!ドタン!

    姉「!!!??」

    妹「!!!??」

    姉「何?今の?」

    妹「知らない、あたし何にも知らない……」フルフルフル

    姉「…あの子たちはもうあっちにいっちゃったから、…これって違うよね?」

    妹「???」

353 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:13:55.18 ID:p1qAFcn/O
    姉「今の音、押入れからだよね?」

    妹「……」コクコク

    姉「あんたさ、下駄箱に入ってる金属バット持ってきて?」

    妹「……」コクコク

    姉「いい?開けるよ?」

    妹「……」コクコク

    姉「変なのが出てきたら、容赦なくぶん殴っていいから」

    妹「……」コクコク

    妹「……」(…って、あれ?なんで金属バットの役があたしなの?)

    姉「うりゃ!」

    ガララ――――――――ッ

    ?「もごご――――!??」ジタバタジタバタ

    ?「……………」(白目)

    妹「え?」

    姉「なにこれ?」

355 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:24:22.22 ID:p1qAFcn/O
    姉「やだ…、すごい臭い…なにこれ?押入れの床に変な水たまりが出来てる……」

    ?「ふんご―――――??!!」ジタバタジタバタ

    ?「……………」(白目)

    妹「男の人が2人…、ガムテープでぐるぐる巻きになって…」

    姉「うう…芋虫みたいにぐねぐね動いてるし…なにこれ……いったいいつから……?」

    妹「ねえ、お姉ちゃん、この人達の口に張ってあるガムテーム剥がしてみる?」

    姉「う…なんかやだなー、あんたやんなさいよ?」

    妹「えー?やだよー、気持ち悪い」

356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 08:25:40.89 ID:p1qAFcn/O
    姉「分かったわよ!私がやるから!もう…。う、ちょっとねちねちする…」

    ビイィイイイイイイイ――――――――――ッ

    ?「ぜい…ぜい…ぜい……」

    妹「……」

    姉「…あんた、誰?」

    ?「きゅ…」

    妹「きゅ?」

    ?「救急車を呼んでくれ?頼む……」

    姉「は?」

    ?「救急車だ。大至急で、頼む!」

357 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:28:38.51 ID:Sj9zRWD20
    ―― 1時間後

    私服「―――――それでは我々はこれで失礼致します。ご協力に感謝致します」

    姉「あーはいはい、そいじゃねー、さいならー」

    ガチャン

    姉「だ―――――――――!!終わった…。あ―、しんど―――」

    妹「お…お姉ちゃん?」

    姉「ん?どしたの?」

    妹「いまのって、警察の人?」

    姉「あーうん、そうみたいだねー」

    妹「そうみたいって…、お姉ちゃん?いったい何があったの?」

    姉「ああ、説明すんのもなんかすごいしんどいわ―…って、私、昨日から寝てないから、なんかもうダメ、…もう無理」

    妹「で、でも!さっきの押し入れに入ってた人たちも警察の人だーって言ってたじゃん?ね?これどういうことよ?!」

    姉「だからー、言ったじゃん。私さー、もうすっごい大変だったんだから」

    妹「わけわかんない、何これ?」

360 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:34:43.14 ID:Sj9zRWD20
    姉「…あんただってさ、どうしたのよ旅行行ってんじゃなかったの?」

    妹「そ…それがね…あの」

    姉「……」

    妹「その…」

    姉「……」

    妹「あのね、男君が交通事故で死んじゃって、旅行は中止になっちゃったの…」

    姉「すー、すかー」

    妹「…って、あれ?お姉ちゃん?」

    姉「すかー、すー」

    妹「寝てるしー」

    姉「すー、すかー」

361 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:36:21.06 ID:Sj9zRWD20
    妹「もうお姉ちゃんたらソファーで寝てる……ねえ、何これ?なんで部屋の中がめちゃくちゃなの?…って、なんでお姉ちゃんがそれに驚かないの?」

    姉「…ん、むにゃむにゃ」

    妹「なんで警察の人に『はいはい、そいじゃねー、さいならー』なんて平気で言えちゃうの―――!!??」

    姉「すー、すかー」

    妹「それにさー、お姉ちゃん、ちょっと臭うよ?」

    妹「何これ?意味わかんない…」

    姉「すかー…すこー」

    妹「…ああもう、なんだか、あたしもすごい眠い……」

363 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:39:09.96 ID:Sj9zRWD20
    ―― 翌日

    姉「ふあーよく寝たー」

    姉「ん?あれ?布団が掛けてある?」

    妹「すーすー」

    姉「あれ?妹ちゃん?何で私この子と一緒にソファで寝てるの?」

    姉「…今何時だろ?」

    姉「ええ?お昼?うそ、もう?あれから一日経ってるの?」

    姉「ん―――――――なんか約束があったような……」

    姉「有給の届は出しといたよね」

    姉「………」

    姉「あ」

    姉「そっか、今日か……」

364 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:41:13.17 ID:Sj9zRWD20
    妹「ん?むにゃ……、あ、おはよお姉ちゃん」

    姉「あのね、妹ちゃん?私これからちょっと出かけるから」

    妹「ん?会社は?」

    姉「知り合いのねお葬式なの」

    妹「お葬式?…………あ!!!!!」ガバッ

    姉「妹ちゃんは旅行どうしたの?行かなかったの?」

    妹「お葬式!?あれ?いま。何時だっけ?あたし、お通夜行かなきゃ!」

    姉「そんな恰好で行くつもり?」

    妹「え?あ?あれ?そ、そうだよね、着替えたほうがいいよね」

    姉「出かけるんだったらあんたもシャワー浴びてったほうがいいよ?頭ぼさぼさだよ?」

    妹「ええええええええ?!!やだ…鏡…手鏡…あれ?…あ、そうだ荷物!ひょっとしてあたし荷物を友ちゃん家に置いてきたまま?」

    姉「じゃあね、私は先に行くから?詳しい話は後で話聞かせてね?」

    ガチャ…バタン

366 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:44:27.97 ID:Sj9zRWD20
    妹「ふえ?」

    妹「あわわわわ、い、急がなきゃ学校の制服でいいのかな?」

    妹「数珠とかいるのかな?」

    妹「お線香!…えと、お線香はいらないか…」

    妹「やだ、あたし、水泳部君のトランクス履いたままだ」

    妹「あ…携帯に、委員長と友ちゃんから何度か着信が入ってる…」

    妹「もう、どれから準備すればいいんだろ?」


368 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:49:57.24 ID:Sj9zRWD20
    ―― メモリアルホール 玄関

    妹「はあ、はあ、はあ、はあ…、うそ…あれからもう一日経っちゃってるなんて……」

    委員長「あ、妹ちゃん来たよ?」

    友「あ…」

    男友「おーい、こっちこっち」

    妹「はあ、はあ、はあ…み、みんな……」

    友姉「こんにちは妹ちゃん」

    妹「あ、こんにちは友姉さん、すごい人だね」

    男友「よ、妹ちゃん」

    妹「男友君こんちは、って、あれ?男友君、右目の回りだけ青くなってるよ?どうしたのそれ?」

    男友「ん?ああこれ?ははは、何でもないよ」

    妹「?」

369 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:52:30.61 ID:Sj9zRWD20
    水泳部「おっす、妹ちゃん。昨日の晩はどうしたの?通夜には来なかったけど」

    妹「……え?あの…その……」

    友「妹ちゃん…大丈夫?」

    妹「…え?…う、うん」(あれからずっと…寝こけてたなんて、とても言えないよう…)

    図書委員「あ、妹ちゃん…こんにちは……」

    妹「あ、図書委員さん、こんにちは」

    姉「あれー?なんであんたがここにいんの?」

    妹「へ?お…お姉ちゃん?」

    図書委員「え?え?え?あ…あの、あの…姉さん?こ…これって???」

    姉「そうよー、この子はね、私の妹なの。言わなかったっけ?」

    図書委員「そ、そうだったんですか?」

370 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:55:44.76 ID:Sj9zRWD20
    妹「お姉ちゃんと図書委員さんて、知り合いだったの?」

    姉「んー。まあ、ちょっとだけね、ね?」

    図書委員「え…ま、まあ。えへへ」

    妹「???」

    写真部「あ、出てきました、これから男君の出棺みたいですね」

    妹「男君……」

    男友「やれやれ、お別れか」

    水泳部「…勝ち逃げ野郎が」ボソ

    男友「ん?どうした?」

    水泳部「なんでもねえよ」

371 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 08:58:12.23 ID:Sj9zRWD20
    図書委員「男君…私…男君の分も生きるから……」

    妹「図書委員さん、どうしたの?」

    図書委員「へ?ううん、何でもないの」

    姉「ホントに人騒がせな子だったね、じゃあねバイバイ」

    妹「お姉ちゃんってさ、男君のこと知ってたんだ」

    姉「うん、ちょっとね…」

    妹「……」

    姉「さっき図書委員さん達から聞いたよ。あの子が死んじゃったからあんたらの旅行が無くなっちゃったんだよね?」

    妹「うん」

    姉「…残念だったね」

    妹「うん……うん…ぐす…うぅう…男君……」

372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 09:01:52.40 ID:S7xqj/l70
    姉が妹の気持ち知ったら複雑だろうな

373 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:04:07.75 ID:Sj9zRWD20
    姉「ひょっとしてさー妹ちゃんの初恋の相手って男君?」

    妹「ち!違あqくぁすぇdfrgthyじゅきぉzwsxcdvfrbgthyんじゅm、き。ぉp;!!!!??」

    姉「何語?」

    妹「うううう」

    姉「そっかー、あの子だったのかー」

    妹「……」

    姉「なるほどねー、いやー。そうですかー。あの子だったんですかー」

    妹「お姉ちゃん?」

    姉「…案外いいやつだったもんね?」

    妹「だから、なんでお姉ちゃんが男君のこと知ってるの?」

    姉「ん――――――――。内緒」

    妹「えええ?」

    姉「まあまあ、今度教えてあげるよ」

    妹「なんだかなあ」

374 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:08:10.31 ID:Sj9zRWD20
    男友「男君を乗せた霊柩車、行っちまったな」

    友姉「そうですね」

    姉「ね?妹ちゃん、火葬場まで行ってみる?」

    妹「え?」

    姉「私、車で来てるから、図書委員さんも。ね?」

    図書委員「え?あ…はい」

    妹「お姉ちゃんと図書委員さんてさ、いつから知り合いだったの?」

    図書委員「…え…えと……」

    姉「ん―――と、昨日から…だったかな?」

    図書委員「そうですね、昨日ですね」

    妹「???」

375 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:11:12.86 ID:Sj9zRWD20
    友「妹ちゃんこれからどうするの?」

    妹「あ、友ちゃん、えとね、これからお姉ちゃんの車で火葬場まで行こうって話してたの」

    友「あたしも一緒に行っていい?」

    妹「どうかな?お姉ちゃん」

    姉「うん、いいんじゃない?」

    委員長「なあに、友ちゃん、どうしたの?」

    友「あ、委員長ちゃん、あのね、これからね……」

    友姉「友ちゃん、どうしたの?」

    男友「なになに?」

    友「えと…あの……」

376 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:15:45.59 ID:Sj9zRWD20
    男友「火葬場まで行くの?だったら、俺も行きたいとこだけど」

    委員長「あ、あの…男友君が行くんだら、私も」

    友「ど、どうかな?姉さん」

    姉「あらら、私の車、こんなに大勢乗れないよ?」

    水泳部「だったらさ、みんなで行こうよ」

    妹「え?水泳部君?」

    水泳部「うちの親父がさ、車で来ててさ」

    友「水泳部君のお父さん?」

    水泳部「うん、うちの車大きいから、2台あったら多分みんな乗れると思うし、俺、頼んでみるよ」

    私服「おお水泳部、ここにいたか?」

    水泳部「ああ、親父」

377 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:18:50.43 ID:Sj9zRWD20
    姉「あ――――――!!」

    妹「!!??」

    私服「やあ、姉さん、どうもどうも」

    姉「あんたはあの時の!!!」

    私服「いやあ助かりましたよ。あなたの証言があったから、被疑者逮捕が早まりました。…おかげでわたしは自宅謹慎処分ですがね?」

    姉「ホントに……私が、あの後どれだけ……」

    私服「でもあなたの容疑が晴れて本当に良かった。あなたに張り付かせといた彼らも命に別条はないそうですし、わたしとしちゃ万々歳ですよ。ははは」

    姉「…なんか、素直に喜べないや」

    妹「ねえ、そいえば、水泳部君のお父さんて、仕事は、何してる人?」

    水泳部「ああ、言わなかったっけ?うちの親父、警察官だよ」

    友「え?そうだったの?」

    水泳部「いい歳こいてさ、熱血刑事の真似事なんてやってっからお袋に愛想尽かされるんだよ」ボソ

    妹「………なにこれ?」

379 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:24:17.22 ID:Sj9zRWD20
    ―― 火葬場

    男友「ここか」

    姉「おっきいとこだねえ」

    妹「お、お姉ちゃん…」

    友「不思議な感じのするところだね」

    私服「それじゃあ皆さん、わたしは駐車場のほうに車を置いてきます」

    姉「そいじゃね、私も車置いてくるよ」

    妹「うん」

    水泳部「ありがとな親父」

    友姉「ここから入るのかしら?」

    写真部「あ、あっちに男君の名札がありますよ?」

    男友「あ、ホントだ」

380 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:30:26.47 ID:Sj9zRWD20
    男母「…………」

    男妹「…………」

    委員長「ほら、あそこに男君のお母さんと妹さんがいるよ?」

    男友「行ってみようぜ?」


    男母「あ、あなたたちは」

    図書委員「あ、あの、その…………」

    男妹「…あ、図書委員さん」

    男母「…………」

    図書委員「…………」

    男母「…………」

    図書委員「……………」ペコリ…

    妹「?」

381 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:33:13.71 ID:Sj9zRWD20
    お坊さん「え―――、これから男君の棺を、こちらでお焚き上げします。最期のお別れになりますので、ご親族の皆様だけこちらにおいでください」

    男妹「行こ?ママ」

    男母「……」

    友「いよいよだね妹ちゃん」

    妹「うん」

    男友「じゃあな、あばよ」

    水泳部「……っんとに人騒がせなヤツ」

    図書委員「…………」

    友姉「…………」

    委員長「………」

    写真部「………いやーそれにしても広いところですねー。あとで記念に撮影しときましょう」

    水泳部「おい!なんでこんなやつ連れて来たんだよ?」

    男友「だから、俺に聞くな」

384 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:37:15.91 ID:Sj9zRWD20
    ……ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    妹「?」

    図書委員「?」

    水泳部「?」

    友「…何の音?」

    男友「始まりの合図とか?」

    友姉「さあ?」

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

386 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:43:08.56 ID:Sj9zRWD20
    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    水泳部「…やけに長い合図だな」

    委員長「?係員が集まって来たよ?」

    男友「なんだなんだ?」

    お坊さん「ひ!ひいいいいいいいいい――――――――――――――――――――――――――――――!!!!

    友「あ…さっきのお坊さんが飛び出してきた…?」

    お坊さん「ひ…ひ…ひ…ひ…、なんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶ…うぐ…ぐひ…!!!!!」

    水泳部「お…おい?お坊さんが、青い顔で泣いてるぞ?」

    友「なにこれ?」

    お坊さん「なんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶなんまんだぶ」ジョジョーーーーーーーーーーーーーッ

    男友「げ――――――――――――!!!!???な?あの坊さん!漏らしてねえか?」

    水泳部「えええええええええええええええええ?」

    委員長「やだ……」

387 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:49:35.89 ID:p1qAFcn/O
    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    お坊さん「ひ…ひぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」

    妹「???」

    男友「なんなんだよいったい……?」

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    男妹「た!大変なんです!!!!!!!」ダダッ

    男友「あれ?男妹ちゃん、どうしたの?」

    男妹「お棺が!!!お兄ちゃんのお棺が!!!!!」

    委員長「え?お棺?」

389 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:53:12.70 ID:p1qAFcn/O
    図書委員「あ、あの…男君がどうしたんですか?!」

    妹「…図書委員さん?」

    男妹「あの!お兄ちゃんのお棺が!!!火を点けた直後に!!!お棺の内側から誰かがノックしてるみたいなんです!!!!!!!!!」

    全員「はあ???!!!!!!!!」

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    男友「この音ってまさか…」

    委員長「………うそ…」

    水泳部「……っんとに人騒がせなヤツ」

391 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 09:56:38.01 ID:p1qAFcn/O
    係員1「おい!すぐに火を消せ!!!!」

    係員2「待って下さい、今手動で!!!」

    姉「あ、いたいた、妹、来たよ…って、ねえ、なにこれ?」

    妹「あ、お姉ちゃん…」

    私服「…これは一体、何の騒ぎですか?」

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    姉「ねえ、これ、何の音?」

    妹「……あたしが聞きたいよ」

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ゴ――――――――――――――――――――――――――ン

    ………………

    …………

    ……

392 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:04:23.49 ID:p1qAFcn/O
    ――― 数日後 総合病院売店前

    妹「……ふう」

    妹「えと、お見舞いのお菓子はこれとこれでいいかな?」

    妹「……」

    妹「でもホントにびっくりしたな……」

    妹「まさか、男君がお棺の内側からノックするなんて……」

    妹「……」

    妹「は…」

    妹「ははははは……」

    妹「ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

    店員「!?」ビクッ

    妹「は―――――――――――――――――――――――――――――――」

    妹「なんだかもうよくわかんないや……」

393 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:06:33.42 ID:p1qAFcn/O
    妹「どうしよ…、今日、男君に言おうかな」

    妹「……え?…告白するの?……今日?」

    妹「………」

    妹「やだ…なんか恥ずかしくなってきちゃった」

    妹「いいもん、まだ卒業式まで時間あるし、今度ゆっくりしたときに言おっと」

    妹「告白かぁ…」

    妹「えへ…」

    妹「えへへへへへへ…」

    妹「えへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ」

    店員「…………!?」じーっ

396 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:11:12.60 ID:Sj9zRWD20
    図書委員「………………」タッタッタッタッタッタッタッ

    妹「あ、図書委員さん?」

    図書委員「え?あ…、妹さん?」

    妹「あれ?どしたの?図書委員さんも男君のお見舞い?」

    図書委員「え?え?え?あ、あの」

    妹「あ?涙?…え?あ、あの、その…図書委員さん、ど、どうしたの?」

    図書委員「え?あ、こ…これは、あの……!??」

    妹「?」

397 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:13:10.15 ID:Sj9zRWD20
    幼稚園児1「……ね?見て?お姉ちゃん、あたしの言った通りでしょ?」

    幼稚園児2「うん、これは面白いことになってるね」

    幼稚園児3「くくく、ホント」

    図書委員妹「あー、みんなみつけたー、ねえ、おねえちゃんいたー?」トテトテトテトテトテトテ

    幼稚園児2「え?あ、ああいいるよ、ほらあそこ」

    図書委員妹「あーホントだ、おねえちゃ…むぎゅ」

    幼稚園児1「しー!」

    図書委員妹「どうしたの?」

    幼稚園児3「いいから、ここから見てようぜ?」

    図書委員妹「なんでー?」

398 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:16:07.57 ID:Sj9zRWD20
    図書委員妹「ふうん、ところでさぁ」

    幼稚園児1「なに?」

    図書委員妹「あなたはだあれ?」

    幼稚園児1「え?あたし?」

    姉「ああ、いたいた、君らこんなとこにいたの…って、あれ?1人増えてない?」

    幼稚園児2「あの…あたしたち実は三つ子なんです」

    姉「へえ、そうだったの?」

    幼稚園児1「は、はじめまして」ペコリ

    姉「はい、こんにちは。可愛い子だねえ、今日はどうしたの?」

    幼稚園児1「えへへ、お姉ちゃんたちに付いてきちゃった」

    姉「ふうん、そうなんだ、えらいねー」

    幼稚園児2「ふん、おもらし女が偉そうに」ボソッ

    姉「…い、今何か言った?」

    幼稚園児2「ええ?あたし、なんにも言ってないよう?」

399 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:20:35.79 ID:Sj9zRWD20
    姉「…と、ところであんたたちはこんなとこで何してんだい?」

    幼稚園児3「あれよ、あれ」クイクイッ

    姉「え?あれ?……あ」

    幼稚園児1「ね?」

    姉「ほう、これは……………」


    妹「ふうん、今日は図書委員さん、妹さんと一緒に男君のお見舞いに来てたんだ」

    図書委員「うん」

    妹「で、なんで泣いてたの?」

    図書委員「それが、姉さんが……」

    妹「え?お姉ちゃんも来てるの?なんだかなー。お姉ちゃんてさ、全然教えてくんないんだよ。で、お姉ちゃんが何かしたの?」

    図書委員「え?いや、あの…その…」

401 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:25:40.93 ID:Sj9zRWD20
    妹「ホントにもう、図書委員さんを泣かすなんてお姉ちゃん許せない!行こ図書委員さん」

    図書委員「え、あの、ちょっと…」

    姉「微妙だね」

    幼稚園児1「微妙だよね」

    幼稚園児2「微妙……」

    幼稚園児3「いいの?あの子達こっちにくるわよ?」

    姉「え?あ…」

    幼稚園児1「一抜けた」テテテテテテテテテテテ

    図書委員妹「あ、逃げた」

    幼稚園児2「あたしも逃げよっと」テテテテテテテテテテ

    幼稚園児3「ちょ…、ちょっと待ちなよー」テテテテテテテテテテテテテ

402 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:30:56.69 ID:Sj9zRWD20
    姉「図書委員妹ちゃん、私らも男君の病室でお姉ちゃんが帰ってくるの待ってようね?」

    図書委員妹「えええ?」

    姉「はい、あんたも来る」タタタタタタタ

    図書委員妹「は、はやいよーおねえちゃん」テテテテテ

    幼稚園児2「でもさーあいつよく生き帰ったよねー」

    幼稚園児3「だよなー。未だに信じらんねえよ、けけけ」

    幼稚園児2「ゴキブリ並みの生命力だよねー」


    妹「それじゃ男君のとこに行こ?図書委員さん」

    図書委員「え?あ、あの、ちょっと待って下さい〜」


    おしまい

404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 10:33:20.02 ID:GDoNCqdpO
    >>1乙
    面白かったー!本当に乙ですた

405 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:33:51.39 ID:Sj9zRWD20
    おわりですー。

    付き合ってくれた人ありがとうございました。
    前のとごっちゃになっちゃって、つたない文章でだらだらとすみませんでした。

408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 10:37:24.87 ID:ZVp85xAZO
    前のも読んだが
    前のと繋がってんの?

410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 10:41:27.35 ID:S7xqj/l70
    >>1
    乙

    >>408
    前のと時系列同じだぜ

411 : ◆/1KW3XvcjU :2009/02/07(土) 10:42:22.54 ID:p1qAFcn/O
    >>408こちらの数日後は前スレの後日談の直後の話です

    お暇な方はのくす牧場に前スレあったので見てください

414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 10:43:26.23 ID:lcQbGJwIO
    >>1乙

    キャスト

    妹…15歳。男に10年片思いしていた。姉より霊感?が強い。
      おもらし。おっぱい。割れ目。JC。縞パン。最高である。

    姉…前作よりOL。妹の姉。25歳前後。妹の通う中学のOG。霊感?が強い。おもらし。おっぱいミサイル。
    男を気に入っている。前作ではトラックに轢かれそうになったり、変な奴らに追われたり、
    全国指名手配されたり、おもらしパジャマで動き回ったり、1番大変だったのはこの人かも。
    1番かわいい。萌える。このキャラを生み出した>>1様にキスしてあげたい。

    男…前作から男。妹のクラスメート。そこそこイイ男。
       クラスメートの女の子達、血の繋がっていない妹、年上のお姉さん、
       はたまた幼女ともフラグを立てまくっていた、実にイヤらしい奴である。

    友…妹のクラスメート。若干のツンデレとヤンデレ気質を醸し出す。
      水泳部のパンツや布団に興奮しちゃうやらしい娘である。

    友姉…友の姉。

    水泳部…妹のクラスメート。妹の事が好き。イイ男。前作私服の息子。
        可愛い女子中学生達の生尻と生谷間と生おもらしと生割れ目などを拝んだ。

418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 10:47:33.32 ID:S7xqj/l70
    >>415

    図書医員=前スレ女

    このスレの>>29-40辺りが伏線

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 10:46:10.42 ID:lcQbGJwIO
    キャスト

    図書委員…前作より女。妹のクラスメート。
         男の事が大好きだが、ほとんど話した事がなかった。無垢な女の子である。

    図書委員妹…図書委員の妹。男は命の恩人。三輪車に乗る歳。
       死神三つ子を友に持つ。ちょっぴり恥ずかしがり屋さん。

    男友…妹のクラスメート。委員長との関係が怪しい。

    委員長…妹のクラスメート。テンプレ委員長である。

    写真部…妹のクラスメート。なんだかよく分からない。

    男妹…男の妹。男とは血が繋がっていない。今作でも若干空気。

    男母…妹の母。男は再婚した夫の連れ子。優しいお母さん。

    幼稚園児1…幼女。今作の死神。
          前作より登場した死神は三つ子で、その1人らしい。
          やんちゃでイタズラ好きな一面が見られる。割れ目。

    幼稚園児2…幼女。前作の死神。
          初対面の人には最初は礼儀正しいがすぐにフランクに。
          姉より凶暴な一面がある。男の担当だった。割れ目。

    幼稚園児3…幼女。前作の死神の姉。
          口調がかなり乱暴で行動も荒い。
          男の事が気に入らない?女(図書委員)の担当だった。割れ目。

422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 11:01:39.86 ID:ONI5MjKg0
    乙です
    しかし写真部が気になるな
    意外と死亡フラグクラッシャーだったりしてw

424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/07(土) 11:23:10.14 ID:E8G4kSyOO
    死神が3人ということは…
    続き期待していいんだよな?



妹「お帰り、お姉ちゃん」【パート1】【パート2】【パート3】【パート4】おしまい

次スレ
妹「ただいま、お姉ちゃん」【パート1】へつづく


引用元
妹「お帰り、お姉ちゃん」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1233917731/
 

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