しばらくの間、再投稿の記事ですがご了承下さい。

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:28:38.58 ID:yax0Asey0
「くすくす…久しぶりねぇ、真紅…」
「…ええ、久しぶりね、水銀燈」
「あいかわらず不細工な子……くすっ、『それ』があなたの新しいミーディアム?
情けなぁい…腰抜かしちゃってるみたいよぉ?あなたにお似合いねぇ」
「なにやってるのジュン。それでもあなたはこの真紅の下僕なのかしら。しっかり…」

    「あ…あぁ…」

    「…ジュン!いい加減に…」
    「あはっはははっ!真紅!あなたのミーディアム、もう壊れちゃったみたい!さすがあなたのミーディア…」

    「ああ…なんて…なんて…………

     なんて綺麗なんだ…!」



 

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:29:29.05 ID:yax0Asey0
    「………はぁ?」「………ジュン?」
    「美しい…美しすぎる…!この世にこんな美が存在したのか!存在できたのか!
    黒!くろ!!B L A C K ! ! !全ての色を包括し全ての色を体現する色の究極!
    その究極に染められたドレス!まさに究極の美衣!羽衣!!
    そう、羽衣!なにより翼!天使の象徴!それが黒!究極!究極の天使!!」

    「ちょっと、ジュン」

    「うわぁ究極だって!ただでさえ天使美しいのに!それが究極!究極の美天使!
    それだけじゃない!銀!白の極致!究極の逆の極致!T H E S I L V E R ! ! !
    銀の髪!究極の中で映える逆究極!いやもはや至高!?究極を越えた至高!
    至高の美!至高の美天使!!うわもうなにこれ美なんて超越した!神!いや神すら凌駕して久しい!!!」

    「…なにこの人間…」

    「神じゃない!神なんてもんじゃない!じゃあなに!?なんて言えばいいの!?
    言葉がないよ!この地上にこんな奇蹟の言葉はないよ!!
    !!!!!ああ!!そうだ!!そうだよ!!奇蹟そのものの名前!!水銀燈!?水銀燈だよね!?
    そうだ!!水銀燈だ!究極の至高!超越の凌駕!世界の奇蹟!水銀燈!!!!」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:>>4本人ですが :2008/08/19(火) 01:31:34.25 ID:yax0Asey0
     
    「そう…そうだよ……ふふ…は…うふふ…」
    ジュンは陶然と自分の世界に浸り、うすらわらって天井を見上げたまま動かなくなった。

    「…この人間頭おかしいんじゃなぁい?真紅、さすが貴女のマスターねぇ」
    「…ホーリエはなんでこんなのを選んだのかしら」
    「ふふっ…でも私の美しさを理解してはいるみたいねぇ
    あなたには見向きもしてなかったんでしょう?可笑しぃぃ、やっぱり貴女はアリスには程遠いのよ。
    まあ、こんなのに認められたくもないけどぉ…、貴女はこんなのにも認められなかったのよねぇ…
    くすくす…恥ずかしいわぁ?」
    「くっ…!」
    「うふふ…気分がいいし、今夜はもういいわ…
    じゃあねえ真紅。今度はnのフィールドで…きゃっ!?」
     

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:32:21.41 ID:yax0Asey0
     
    鏡の向こうに去ろうとする水銀燈の腕を、いつの間にか傍まで来ていたジュンが掴んでいた

    「だっ駄目だ!奇蹟が!水銀燈が!!」
    「なっ…!離しなさいっ!」
    「い、行かないで!水銀燈!僕を置いてかないで!君を見てしまった!
    君の美しさを知ってしまったんだ!もう君無しではいられない!」
    振り払おうとする水銀燈に必死でしがみつきながら叫ぶジュンに、
    水銀燈は恐怖の混じった嫌悪の表情を向ける
    「このっ…!気持ち悪い!」
    「駄目だ!行かないで!」
    「きゃあっ!」
    その瞬間ジュンはひきこもりとは思えない機敏な動きで、手近にあった布で水銀燈の両手を縛り上げた
     
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:33:23.69 ID:yax0Asey0
     
    「なんてことするのよぉ!死になさい!」
    黒い羽根が、ジュンの肌を切り裂く。
    「痛っ……はっ!?ぼ、僕は何を…」
    黒い羽根の攻撃は止まない。
    「イタっ!痛っ!痛い!…あ、でも皮膚が切れるぐらいでそれほど危なくはないな」
    「なっ!?」
    「紙で指を切るみたいなものか…」
    「こ、このっ!」
    「痛っ、あっ、アッ……これは新しい快感…」
    「変態…!!?」
     
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:34:03.63 ID:yax0Asey0
     
    大きな鏡の置かれた物置に、黒い羽が舞う。

    「水銀燈…綺麗だな…本当に奇蹟としか言いようがない…」
    「いいかげんに放しなさい。さもないと…」
    「綺麗だ…美しすぎる…水銀燈…」
    捕われた美少女。
    見下ろす男。
    薄暗い物置。
    誰もいない。
    抵抗できない。
    ふたりきり。
    美少女、
    男、
    物置、
    ふたりきり…!
     
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:35:08.67 ID:yax0Asey0
     
    「う…ぉ…あ…」
    「な…なによ…」
    侵食される。
    思考が染められる。
    体の一部に血が集まる。
    「あ…あぁ・・!ダメだ!だめだ!汚すことに…っ!そんなこと!」
    「ちょっと…なにを…」
    (ちょっと…ちょっとくらいなら…)
    (いやダメだ美を侵す気か)
    (美を変化させないなら)(僕は汚い、汚れる)(美少女)(穢しちゃダメだ)(女の子)(だめだって…)
    (女)(だ、だめだ…)(美少女)(だめ)(美少女)(だm(美少女美少女美少女美少女美少女美少女美少j
    「……さ…さわるだけなら…」
    「…!?なにするつもり…!?」
    「…さわるだけ…さわるだけ…」
     
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:36:03.32 ID:yax0Asey0
     
    「……」
    震えた手を、水銀燈の頬にあてる
    「お…おぉ…」
    「…っ、触るんじゃないわっ、気持ち悪い!」
    片手で頬をなで、首やうなじに反対側の手をまわす
    「やめなさい!人間ごときが!」
    水銀燈が暴れ、黒いゴシックドレスのすそから白い細足が覗く
    うなじをなでる一方で、そちらに手が向かう
    わずかに覗くひざの部分に触れ、そしてドレスの内側へと、撫でるように移動させる
    「やっ…!この…!」
    「ぎゃっ!!!」
    うなじをさわっていたほうの手首を噛まれた。
    とっさに、彼女を拘束している布の余った部分で、彼女の口を覆い、そのまま縛る
    「ん゛ーーー!!」
    ふう、と一息つき、あらためて水銀燈と向き合う
    (…服の下…裸…)
    「……」
    (美少女)
    「見るだけ…見るだけ…」
     
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:37:03.73 ID:yax0Asey0
     
    水銀燈のドレスに手をかける
    「ん…んーーーー!!」
    上着のような黒いドレスを丁寧に脱がし、白い薄着だけの姿にする
    すでにこの時点で、かなり卑猥な姿。欲情をそそった
    「…さわるだけ…さわるだけ…」
    薄着ごしに水銀燈の胸に触れる。
    「ん゛ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
    「柔らかい…」
     

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:37:43.85 ID:yax0Asey0
     
    それほど大きいものではないが、柔らかく張りのある膨らみから、両手が離れない
    「ん゛っん゛ん゛ん゛っ!!!!」
    ふたつの膨らみを優しくゆっくりと、手のひらで味わうように揉みしだく
    「ん゛ん゛ん゛っ」
    水銀燈はいやいやをするように暴れるが、まったく気にすることなく胸を揉み続ける
    揉んでいるうちに、薄着の胸の先端部分に、小さな突起があらわれた。
    「あ…乳首…人形も反応するんだ…」
    「ん゛ん゛ん゛ん゛っ!!!」
     
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:38:18.28 ID:yax0Asey0
     
    胸を揉む動作のなかに、突起をさすったりつまんだりする愛撫を加える
    執拗に弄り続けるうち、水銀燈のうめき声に、違う色が混じり始める
    「んん………んっ……」
    罵声を浴びせようとする「声」ではなく、抑えようとしてなお漏れ出る「反応」が、彼女の口から聞こえてくる
    そのことに若干どころではない喜びを感じながら、水銀燈の胸を弄り続ける
     

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:39:12.06 ID:yax0Asey0
     
    ふと、水銀燈の様子がおかしいことに気付く
    「…?」
    なんだかもじもじしている。
    両足をこすり合わせ、なにかかゆそうな、物欲しそうな。
    「…あ…そっち?」
    問いかけるが、水銀燈は怒ったように睨みつけてくる。声をだす気力はないのか、無言のまま。
    わずかに、悩む。
    (…さわるだけ…彼女もやって欲しいみたいだし…)
    ゆっくりと、内腿からドレスの内側へ手を進めていく
     

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:40:00.65 ID:yax0Asey0
     
    「ん゛ん゛!!!」
    久しぶりに、水銀燈が怒りの声をあげる
    それにかまわず、ドレスをめくりあげながら、女性の秘所に触れる
    清廉なシルクのショーツが、溢れた愛液にしとどに濡れていた
    ショーツ越しに見えるワレメに指を添え、軽く優しくこする
    「ん゛ん゛ん゛!!!!」
    軽く触れられただけだというのに、水銀燈は体を弓なりにしてのけぞった
    その素直な反応に愛しさを感じながら、何度も割れ目を指でこする
    「ん゛ん゛っ!ん゛っ!ん゛ん゛ん゛!!ん゛ん゛!ん゛ん゛ん゛!」
    水銀燈の反応は嬉しいが、びちゃびちゃのショーツに透けて見える大事な部分を、直に見たくなってきた
     

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:41:02.45 ID:yax0Asey0
     
    「ん゛…?」
    愛撫の手が止まったことに、安堵したような、あるいは拍子抜けしたような表情で、水銀燈はジュンを見る
    だが、ジュンがショーツに手をかけ、脱がしにかかったのに気付き、今度こそ悲鳴をあげる
    「ん゛ーー!!ん゛ん゛!!!!」
    だが何ができるわけでもなく、すんなりと最後の鎧は剥ぎ取られた
    「わあ…やっぱり…すごく、綺麗だ」
    「ん゛ん゛!ん゛ん゛!!」
    「ここから出る愛液・・・どんな味かな…」
    「ん゛ん゛!?」
    毛などわずかにも生えていない少女の割れ目に口をつけ、なめる
    「ん゛!!!!!!」
    「おいしい…!ぴちゃぴちゃ…じゅるっじゅるるっ」
    「ん゛ん!!ん゛ん゛ん゛ん!!!!!」
     

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:42:00.96 ID:yax0Asey0
     



    …ぴちゃぴちゃ…じゅる・・・ぴちゃ…じゅる…れろ…ぴちゃぴちゃぴちゃ…


    …かれこれ、三時間ほど味わい続けただろうか
     
     

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:43:04.00 ID:yax0Asey0
     
    「ほんとうにおいしい…いくらなめてもまだ足りないや…」
    一息ついて、三時間ぶりに立ち上がる
    水銀燈は、もうどこを見ているかも分からない目で、天井を見ている
    体はビクビクと痙攣し、弛緩した両足を放り出している
    その姿は、どこまでも、卑猥で、淫靡で、そして美しい。
     

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:44:20.92 ID:yax0Asey0
     
    いくらかして、刺激がなくなったことに気付いたのか、水銀燈はぼやけた表情のままジュンを見る

    そして、何か言おうとしたようだが、布に遮られ聞き取れない。
    「ん?どうした?」
    もう噛まれる心配もなさそうなので、口の布を取ってやる
    「………ぃ……」
    「え?」
    「…せ、つなぃ…、………どうに、か・・・して……」
    「…」
    それは、つまり。
    「…欲しい、の?」
    水銀燈は、答えない。
    「…うん、じゃあ、…いい、よね」
     

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:44:31.82 ID:1Sxc5EWG0
    エロいというよりもカオスだな

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:45:06.28 ID:yax0Asey0
     
    ズボンを、脱ぐ。カウパーで、先走りの精液で、パンツがぐちゃぐちゃだった。
    その惨状にうわあ…となんとも言いがたい感覚になりながら、パンツも脱ぎ捨てる
    せつなそうに待つ水銀燈の両足を掴み、ペニスを割れ目にあてがって…










    真紅「・・・・・・・・」
     

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:46:57.95 ID:yax0Asey0
     
    「あああ!ああああぁぁっ!っあうぅぅ!」
    美しく濡れそぼる水銀燈の割れ目に、ジュンのペニスがゆっくりと侵入していく。
    「うあぁ!水銀燈!すごいよ!気持ちいい!ああ!あはは!なにこれ気持ちよすぎっ…!」
    ジュンは初めての快感に、我を失い、水銀燈の小さな体を好き勝手に蹂躙する。
    「ああぁんっ!あっ!あっ!やあああぁ!あぁああああぁ!!」
    快楽とも恐怖ともとれない悲鳴が、幾度も部屋にこだまする。
     

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:48:01.54 ID:yax0Asey0
     
    「ははっ!はっ!あはははは!」
    「あぅん!あああ!あああああぁ!」
    その行為に、理性など欠片もない。

    「気持ちいい!いいよ!うああ!こんなの初めてだ!」
    「やあっ!あっ!んっ!あああっ!」
    その言葉に、思い遣りなどわずかすらない。

    「出る!ダメだ!射精るよ!射精ちゃう!」
    「ぅああ!ああんん!!あっああぁ!」
    ただ、一方的に。ひたすら、蹂躙する。

    「うあああああ!」
    「あああぁ!んぅっ!?あああぁやああぁっ…!」
     
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:49:13.32 ID:yax0Asey0
     
    「はあっ……はあっ……」
    「…はっ…、…あっ…」
    部屋に、静寂が戻る。
    「はあっ…、はあっ…、…ふぅ」
    「……んっ…」
    「気持ち、よかったよ、水銀燈」
    「………」
    「…水銀燈?」
    「………ひぅっ」
    「…え?」
    「ひぅっ、えぅっ、うぁ…」
    「あ…」

    「…汚れ、っ、ちゃった、ひぅっ、…おとうさまぁ…」

    「…水、銀…燈」
    「うぁぁぁぁぁっ、ぁぁぁぁぁぁん…」
    「……」
     

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:50:11.85 ID:yax0Asey0
     
    水銀燈は、無言で、嗚咽を漏らしながら、ドレスを身につけていき、そして鏡の中に消えていった

    「……」
    水銀燈が消えていった鏡を見つめ、ジュンは立ち尽くす

    そして

    ドガアッ!!!

    「っ!!!」

    これまでに出したことのないような力で、自分の顔面を殴る。
     

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:51:00.40 ID:yax0Asey0
     
    「…僕は何をやっている…」
    再び鏡を、鏡に映った己の姿を見る。

    「奇蹟を、水銀燈を踏みにじり、汚し、あまつさえ涙まで流させるだと…
    いや、涙する水銀燈も美しかったが…
    いや違う!あれは違う!断じて違う!
    あれでは駄目だ!水銀燈を、彼女自身を汚した上の美しさだ!
    汚れてる!そんな美しさは汚れてる!許しようのない汚れだ!!
    畜生が!僕自身が許せない!奇蹟を汚した桜田ジュンが!
    僕ごときが『水銀燈』を汚してしまった!こんなくだらない僕ごときが!!!」

    ドゴッ!!!

    割れたメガネの破片が、拳にいくつも突き刺さる。
    鉄錆のような味が、口の中に広がる。

    「僕はなにをやっている…!!!」
     

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:52:04.62 ID:yax0Asey0
     
    「…これじゃ、駄目だ」
    いくら自分を殴っても、失われた彼女の純潔は戻らない。
    「何をするべきだ」
    償わなくてはならない。そして彼女の美しさを取り戻さなくてはならない。
    「僕に何が出来る」
    何が出来るか、それを知るためにはまず、
    「彼女のことを知らなければ…!」

    水銀燈。ローゼンメイデン第一ドール。
    ローゼンメイデンについて調べる。
    人形師ローゼンが生み出した幻の傑作、ローゼンメイデンシリーズ。
    人形師ローゼン。『お父様』とは彼のことか?
    情報が足りない。ローゼンについての情報はあまりに少ない。
    手詰まりか。インターネットで調べられることなどたかが知れている。
    水銀燈のことを、まだ何もわかっていない。
    「どうすればいい、どうすれば…ん?…何か忘れているような…」



    真紅「なぜあんなのを選んだのホーリエ。私にはふさわしくないわホーリエ。
       待ちなさい逃げるのではないわ泣き言を言っても許さないのよホーリエ」
     


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:54:36.29 ID:yax0Asey0
     
    とことん忘れられて不機嫌な『ご主人様』をなだめすかし、
    ジュンはなんとかローゼンメイデンシリーズやアリスゲームの情報を手に入れることに成功した

    「…つまり、ローゼンのドールはみんなアリスになることが目的なのか?」
    「どうかしらね。この『真紅』はもちろんアリスになるために戦うけれど、他の子も全てそう、ではないかもしれないわ。」

    「『翠星石』『蒼星石』はお互いを最も大切に思っている二人でひとつのドールであり、
    『雛苺』は難しいことは考えない子よ。
    『七番目』のことは知らないけれど、正直アリスになろうと必死な子はあまりいないわね。
    …けれど、『水銀燈』はその、『必死な子』ね。
    あの子は、特殊だから」
    「特殊?」

    「ローゼンメイデン第一ドール。最初のドール。
    契約者から、強制的に力を引き出す能力を持つドール。
    …そして、唯一の未完成のドール」
     
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:55:51.71 ID:yax0Asey0
     
    「未完成だって?あんな美しいのに?」
    「…あなたの基準は知らないわ、この不誠実な下僕…。
    …あの子はね、体の一部、お腹とか腰と言える部分が、つくられていないのよ」

    「…そういえばなかったな」
    ジュンは一度水銀燈を薄着に剥き、その全身を堪能している。
    だが、その欠損はたいして気にしなかった。その理由は、
    「…別になくてもいいように思うな。全体として美しいし」
    それに比較対象もなかったというのもある。
    ドールはそういうものなのか、とどこかで思ったのも確かだ。
     

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:57:10.42 ID:yax0Asey0
     
    「あなたが気にしなくても、あの子はそれをひどく気にしているの」

    「お父様は自分をどうして不完全な状態にしたのか。
     お父様は自分をどう思っているのか」

    「それが分からなくて、不安で、怖いから、
     あの子はアリスになって、お父様に愛して欲しいのよ。
     そのためにも、完全になりたいと思っている」

    「未完成な自分を、完璧な少女にしたいと、ね」
     

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:58:04.77 ID:yax0Asey0
     
    「…つまり、水銀燈の目的は、ローゼンに愛されること、そのためにアリスになる、つまり完全になること、か」
    アリスゲームで勝つことが水銀燈の目的。それをサポートするのが自分の役割かもしれない。
    「…いや、でも」

    ローゼンはアリスを「完全な少女」と言ったらしい。
    もし水銀燈が本当に『未完成』ならば、アリスゲームで勝ったとして、

    水銀燈はアリスになれるのか?

    ジュンからすれば水銀燈は完全無欠のアリスだが、ローゼン、そして水銀燈にとってそうであるとは限らない。
    「…まず、水銀燈を完成させることが必要なのかもしれない」
     

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 01:59:04.66 ID:yax0Asey0
     

    朝起きたら、鞄がふたつに増えていた。

    「…おい、呪い人形。なんだこのちっこいのは」
    真紅の後ろに隠れているのは、結構可愛らしい、はじめて見るドール。
    「雛苺よ。話したでしょう?ローゼンメイデンのドールの一人よ」
    「だからなんでもう一体増えてるんだよ」
    「私の下僕になったのよ。…アリスゲームが始まったの」
    「!」
    「雛苺、これがもうひとりの下僕よ。仲良くしなさい」
    「・・・にゅ〜、しらないひとなの・・・トモエがいいの〜」
    「ワガママ言うんじゃないのよ」
    「きゃあっ!いたいのお!トモエ〜!」
    「この子はもう…」
    姉妹喧嘩?を前にしながら、気になる単語があった。
    「…巴?」
     

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:00:01.95 ID:yax0Asey0
     
    話を聞いてみると、どうやらこの幼女のミーディアムはジュンの幼なじみの柏葉巴だったらしい。
    そういえば数日前彼女がジュンの家に来たと聞いた。
    そのときジュンは近所の骨董屋や人形屋を訪ねてまわっていて、家に居なかったが。
    真紅はその際に彼女がミーディアムであると当たりをつけていたらしい。

    そして昨夜、柏葉家を急襲し、幼女をかどわかしてきたということだ。奴隷として。
    「なんという人でなし…いや人形だから当然か?」
    「ジュン、貴方なにか曲解しているような気がするわ」
     

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:01:04.79 ID:yax0Asey0
     
    かくしてドールは増えた。
    (…真紅は絶対させてくれないから先送りしてたけど、この子なら…
    いや、それは人として…だが手段を選ぶ権利が僕にあるとでも…)
    あることでジュンが悩んでいたとき。

    「うにゅーがたべたいの〜!」
    「あらあら、困っちゃったわねぇ」
     

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:02:05.26 ID:yax0Asey0
     
    「…なにやってんだ」
    いつのまにか人形と打ち解けている姉ののりが、雛苺をあやしている。
    「雛苺ちゃんが何も食べてくれないのぅ」
    「うにゅーがいいの〜!う〜にゅ〜う〜!」
    「あーん、、、うにゅーってなんなのぅ?わかんない、、、っは!絵に描いてみたらいいかしら!?
    雛苺ちゃん?絵に描いてくれるかしらぁ?」

    そして出来上がる物体。

    「………これは何なのかしら雛苺」
    「あらあらピカソに通じるものがあるわぁ雛苺ちゃん」
    「びええええええええん!!!!!」
    それを尻目に、
    (…なんで分かっちゃうんだ僕…)
    迷い、
    (…ああ、しかたない)
    外に出る。
     

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:03:51.74 ID:yax0Asey0
     

    一時間ほど後。
    「おい、ちびっこ。さっき言ってたやつって……あ」
    「…お邪魔してます」
    久々に会う幼なじみの少女。学校の制服を見るのも久しぶりのこと。
    「雛苺がこれを欲しがってるんじゃないかと思って…」
    そう言って巴は皿に山積みにされたいちご大福を指さす。
    「あ…やっぱりそうだったか。さすがにそれ以上はいらないかな…」
    「…桜田君の持ってるそれ、もしかして」
    「あぁ、うん、まあ…なんか泣いてたから。でも余計だったか…」
    「…そう、でも、大丈夫よ」
    「え?」
    「うにゅーがいっぱーい!わあーい!」
    「ほら、ね?」
    「…結構食うんだな」
    「にゅー!」
    『うにゅー』を頬張りながら雛苺は笑む。
    「ジュン大好きー!」
     

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:05:02.58 ID:yax0Asey0
     
    「ふふ…、良かった。桜田君なら、雛苺を預けても安心できる」
    「柏葉?」
    「ちょっと不安だったの。長い間、桜田君とは話してもなかったから。でも良かった。…変わってない」
    「まあ、ひきこもってたしな…いや今も学校は行ってないけど」
    不登校の理由は、以前とは違っている。
    恐怖や恥が原因だった以前とは違い、今は大事な目的がある。
    学校に行くことより遥かに優先される目的。
    ふと、その為に考えていたことが、頭に浮かぶ。
    「…柏葉」
    「桜田君?」
    「…話があるんだ」
    声を潜め、切り出す。
    「……何?」
    「その、だな」
    口を濁させる羞恥心とプライドを、振り払う。

    「…雛苺を調べさせて欲しい」
     

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:06:01.83 ID:yax0Asey0
     
    「…雛苺を?調べるって、雛苺の、何を?」
    「…身体とか。…いや、『とか』じゃないな。身体を。
     雛苺の身体を調べさせて欲しい」

    「なぜ?それにどうして私にそれを言うの?」
    「僕は本人の理解を得て調べさせてもらおうと思ってる。でも、雛苺は子供だ。
     簡単に騙せてしまうし、本当に理解してもらえるか、あやしいよ。
     だから、まずあの子のことを本当に想ってる、保護者みたいな立場の柏葉に僕のしようとすることを伝えて、
     そして柏葉から雛苺に是非をきいてほしい。僕が尋ねるより、そのほうが雛苺に正しく伝えられそうだ。
     自分で話すと、どうしても自己擁護してしまうだろうし。雛苺を騙すことになるかもしれない」
     


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:07:00.71 ID:yax0Asey0
     
    「…なぜ、桜田君は雛苺を調べたいの?」
    「…話すと長くなるし、真紅や雛苺がいると話がなかなか進まなそうだな…僕の部屋でいいかな」
    「ええ。雛苺は食べるのに夢中だし、当分はここに置いておいてよさそうね」
    にゅー、にゅー、にゅー!と楽しげに歌いながら頬張っている雛苺。
    「…だな。じゃあ、こっちに」
    「あら、ジュン。部屋に戻るの?私も…」
    「あらあら真紅ちゃん駄目よう、大人のじかんよぅ」
    なにか勘違いしたのりが真紅を捕獲しながら親指を立てて見送っているが、気にしないことにした。
     

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:08:01.62 ID:yax0Asey0
     
    ジュンは巴に、全てを話した。
    水銀燈と出会い、魅了され、そして踏みにじってしまったこと。
    それを償うと決意し、水銀燈をアリスとして完成させてあげたいと思っていること。
    そのために、ローゼンメイデンを知り、ローゼンを理解しようとしていること。
    「…その手段のひとつとして、ローゼンメイデンの雛苺を調べたいと思ってる」
    「………」
    巴はジュンの話を無表情に聞いていた。水銀燈を陵辱した話のときも、わずかに眉を寄せた程度で、何も言わなかった。
    (…軽蔑されたよな。…されて当然だ。これはどこまでも、僕の自分勝手だからな)
    話すことは全て話した。あとは、巴の言葉を待つだけだ。巴はずっと、ジュンの目を見ている。
    そして巴は口を開く。
    「……自分勝手だね」
     
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:09:04.22 ID:yax0Asey0
     
    「…っ……その、通りだよ」
    直球の批判に一瞬怯むが、目は、そらさない。
    巴が再び口を開く。次なる批判の言葉を覚悟する。だが、
    「…だけど、前を見てるんだね」
    「…え?」
    巴の瞳は、優しかった。
    「自分を責めて、でもそこでどどまらない。自分を嫌って、でもそこで何もしなくなったりしない。
    奪ってしまって、踏みにじってしまって、でもそれを正当化しない。忘れたりもしない。
    奪ってしまったから、踏みにじってしまったから、その子を幸せにしてあげようと考える。
    自分勝手だと分かっているのに、自分を軽蔑しているのに、その子のために、嫌いな自分をやめない。
    …うん、…優しいね。変わってない…ううん、昔より……」
    巴は、どこか嬉しそうな苦笑を浮かべる。
    「…柏葉?」
    「…わかった」
    「え?」
    「…雛苺に話してみるね。あの子も優しいから、きっと分かってくれると思う」
     

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:10:07.86 ID:yax0Asey0
     
    「え?…ええ?いや、いいのか?こう、頼んでおいて言うのもなんだけど、
    僕は、僕の自分勝手のために雛苺を裸に剥こうとしてるんだぞ?」
    「…そうね。桜田君は自分の性欲を抑えきれず女の子を辱めたことを後悔して、
     その後始末のために今度は小さな子供の裸が見たい、って言ってるのよね。…自分勝手とかそういう話じゃないような気もするわ」

    「うぐっ………、で、でもそれが分かってるなら、なんで…」
    「…もう起きてしまったことはどうしようもないわ。その子は傷ついてしまった。その傷はなかったことにはならない。
     …だったら、癒してあげないといけない。あなたがそうしたいと思っているなら尚更。その子の幸福を、築かなくちゃいけない。
     自分勝手な行動でも、それで悲しんでいる子が幸せになれるのなら、するべきだと思う。
     雛苺の姉妹だもの、私だって、幸せになって欲しいと思うわ」

    凛とした声で、瞳で、宣言する。
    「…これは桜田君の自分勝手から始まったことだけれど、だからこそ、桜田君は償いきらなくちゃいけないと思う。
     …私は、その手伝いをするわ」
     

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:11:02.40 ID:yax0Asey0
     
    「…あ、ありがとう…柏葉。じゃ、じゃあ、早速雛苺を…」
    「…ねえ、桜田君」
    「え?」
    「…雛苺を調べるのはいいけど…桜田君って、その、女の子の身体のこと…知ってる、の?」
    「…へ?」

    「だ、だって…ローゼンのドールが、どういう特徴を持つのか、どういうつくりをしてるのか、とか、調べるんでしょ?
     それだったら、人間の女の子の身体についても知らないと、どこが人間と違うのかとか、わからないと…思うんだけど…」
    「そ、それはそうかもしれないけど」

    確かに、最初に水銀燈の腹部の欠損に気付かなかったのも、ドールの本来の構造を知らなかったからだ。
    ローゼンメイデンが普通の人形とどう違うのかは、一般的な人形を見ていけば分かるだろうが、
    人間と比べてどうなのかは、実際に人間の少女を知らないとわからないだろう。
     

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:12:02.75 ID:yax0Asey0
     
    巴は目を伏せ、視線をさまよわせながら問いかけてくる。
    「だから、その…、知って…るの?」
    「い、いや…」
    人見知りの引きこもり少年に経験があるわけがない。

    以前居間で姉が『やん…だめ、私たち姉弟よジュン君…あっああんっ』とか一人でなにかをしていたのを見たことはあるが、
    光の速さで部屋へ引き返したため何もなかった。というかあれは幻覚だ。きっとそうだ。
     

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:13:03.13 ID:yax0Asey0
     
    言いにくいことに口を濁していたところに、忘れようとしていたことを思い出し、
    完全に無言になったジュンに、巴は追い討ちをかける。

    「…水銀燈の話のとき…『そういう経験なかったし…』って言ってたよね…」
    墓穴はすでに掘られていた。諦めざるを得ない。
    「…ああ、うん、経験ないし、知らないよ……。でもこう、知りようがないっていうか、
     僕みたいなのがどうやって知ればいいんだっていうか…」
    「…だったら、その、」

    「…私で、どうかな」
     

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:14:01.68 ID:yax0Asey0
     
    「………は?」
    「…何回も言わせる気?」
    「え、いや、ちょ、意味が」
    「わからない?」
    「わ、わからないっていうか、なんで」
    「…私じゃ、…嫌?」
    声に、わずかな悲しみが混じる。
    「いやいやいやいや違嫌じゃなくていやいやいやだよ嫌じゃなくていやいや嫌じゃないよいやいやいあいあ」
    「桜田君、…深呼吸」
    「スー・・・はー・・・・・・」
     

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:15:02.26 ID:yax0Asey0
     
    「…いや、だからさ、柏葉はなんでそんなこと言うんだよ…こう、そんな感じで言っていいようなことじゃ…」
    「…桜田くんの、手伝いをしたい、って…そう思ったから」
    「手伝いにしてもさすがにそれは…」
    「…いいよ、私は。」
    一呼吸。
    「私は、桜田君が好きだから」
     
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:16:02.24 ID:yax0Asey0
     
    「………………は?」
    「…二番煎じ?」
    「え、いや、ちょ、二番煎じにはしないけど」
    「好きな人を手伝いたいって思うし、好きな人に触れて欲しいとも思うわ。
     私にとってこの『手伝い』はなんの問題もないの」
    「いや、え?な?ぇえ?」

    「…あなたは今水銀燈のことを見ているようだけど、そんなこと関係ない。
     それでもいい。私はあなたを支えるわ」

    「い、いや、でも、なんで」
    「これ以上の言葉は、蛇足だと思うわ」
    ベッドに腰掛けた少女が、みつめてくる。

    「………」
    「………」
     

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:17:03.37 ID:yax0Asey0
     
    「…柏葉。…ありがとう」
    少女を、抱き寄せる。

    「…っん…」

    「…柏葉は、こういうこと、経験あるか?」
    「…ないわ。…キスだって、今のが初めてよ」
     

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:18:13.42 ID:yax0Asey0
     
    「じゃ、初めて同士だな……ん」
    「…ちゅ………んっ……水銀燈のときはいれないの?…人形だから?」
    「あのときは、一方的だったから。でも柏葉はさ、……ん」
    「ん…?……くちゅ………ちゅぅ………ちゅっ……んちゅ……」
    「ん…、…ちゅ…………ほら、柏葉は、…すごい求めてきてる」
    「……嫌?」
    「…うれしいよ」
    「じゃあ、もっと……ん……」
    こちらに強く抱きつきながら熱く甘えるように唇を貪ってくる巴が、とてつもなく可愛い。
     
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:19:05.25 ID:yax0Asey0
     
    舌で巴の甘えに応えながら、指先が緩やかな動きで巴の制服をはだけさせていく。
    「ちゅぅ……ん…………あ…」
    指先が、スポーツブラの内側に入り込み、少女の胸に触れる。
    「…桜田君………その…ごめんなさい…」
    「え?…何?」
    「えっと…そ、の、…小さくて…」

    なんかすごいきた。

    「…可愛いよ、柏葉」
    胸の先端に、指が行きつく。
    「あ………っ、……桜田君に触れられるの、…嬉しい」
    微笑みながら、再び甘い口付けをはじめる。
    「ん……、柏葉、柔らかいな。それに、熱い…」
     

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:20:03.31 ID:yax0Asey0
     
    「…恥ずかしい……ん、ちゅ…」
    さわさわと、優しく、胸の突起を愛でる。
    「ん…」
    「気持ちいい?柏葉」
    「…ふふ、なんだか、くすぐったいわ」
    巴は、うれしそうに笑う。

    「ん…」
    「ちゅ、……んん、…ふふっ」
    互いの唇と舌、そして唾液を求め合い、お互いの体を確かめるように触りあう。

    ジュンはいつもの私服で、巴はいつもの制服で、恋人のようにささやき合う。

    唇を求めれば幸せそうに応え、胸を愛でればくすぐったそうに笑う巴。
    どうしようもなく、可愛らしい。
     
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:21:02.84 ID:yax0Asey0
     
    「ん……なんだか、変な気分」
    「どんな?」
    「…幸せすぎて、溶けちゃいそう」
    ふふっ、とまた、巴は幸せそうに笑う。
    その表情をいとおしく思いながら、ジュンは巴の太ももに手を伸ばす。
    「あ…」
    「嫌?」
    「…ううん」
    どちらからともなく唇を触れあわせる。
    巴と舌を絡ませながら、太ももを撫で上げるように、巴のスカートを上にずらしていく。
     

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:22:01.16 ID:yax0Asey0
     
    「ん…ちゅ…んん…」
    巴の太ももを、愛でる。
    「…ちゅう、…ん、…ちゅ、んぅっ」
    巴の下着に、下着越しの大事なところに、触れる。
    「ちゅ、…ちゅう、ん」
    大事なところを、優しく、撫でる。
    「ちゅう、ちゅっちゅっ…」
    ゆっくりと、下着の中に手をいれ…
     

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:23:01.53 ID:yax0Asey0
     
    「……あ」
    突然、巴は思い出したような声を上げる。
    「え?…どうしたの?」
    「えっと、その、待って…」
    ジュンの腕を掴む。
    目を伏せ、考えるように黙り込む。
    「どうしたんだよ、柏葉」
    「その、…忘れてたけど、
     …これはあなたが女の子の体を知るためのものなのに、説明とか、してなかったね」
    「え?」
     

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:24:01.19 ID:yax0Asey0
     
    巴は少し身体を離し、自らの秘部に触れる。
    「えっと、ね。ここには、大陰唇とか、色んなものがあって…」
    「柏葉」
    「…何?」
    「…確かに、僕は柏葉の身体のことを知りたい。僕の目的のために、柏葉を利用したい」
    「…うん」
    「でも、それは後でもできる」
    「え?」
    「これから、僕を手伝ってくれるんだろ?こういうことも、これ一回きりじゃ、ないだろ?
     だったら、『そういうこと』はあとでいい。また今度でいい。今じゃなくていい。今は…」
    離れていた少女を、

    「柏葉の初めての今は、柏葉を幸せにしたい」

    ふたたび、抱き寄せる。
    「……もう…」
    巴が苦笑する。
    「本当に…優しいんだから」
    目尻に溢れてきたものを隠すように、強く少年を抱きしめる。
     

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:25:02.80 ID:yax0Asey0
     
    再び、お互いの唇を、求め合う。
    体を、求め合う。
    巴の下着を脱がし、大事な部分に触れ、
    「…すごい濡れてるね」
    無言ではたかれた。
    「いやごめん悪かった」
     
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:26:01.46 ID:yax0Asey0
     
    可愛らしい唇を吸いながら、
    (…大丈夫だよ、な。これだけぬるぬるなら)
    自分のモノを出し、巴の『そこ』に当てる。
    巴の動きが一瞬止まるが、すぐにまたこちらの舌を求めてくる。
    その目は、微笑んでいた。

    挿れる。
     

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:27:01.85 ID:yax0Asey0
     
    抵抗はある。
    が、押しのけた。

    巴は一層、こちらを求めてくる。

    少女の腕に込められた意思を感じながら、最後まで、貫く。

    巴は、痛みを堪えるような、だがそれ以上に幸せそうな笑みで、受け入れた。
     

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:28:06.06 ID:yax0Asey0
     
    互いの唇をむさぼる音、

    ジュンが腰を打ちつけ、巴がそれを受け止める音、

    淫靡な音が、部屋に満ちる。



    いつしか、打ちつける音はしなくなる。

    唇をむさぼる音も、やむ。


    「…ふふっ…」
    「…ん」

    軽く、唇をつけるだけの口付けの音が、した。
     

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:29:01.05 ID:yax0Asey0
     
    「…はぁ、部屋に入れないのだわ」
    「真紅なにしてるのー?」
    「こら静かになさい」
    「…ジュン君…大人になったのね……あっ…」
     

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:30:03.09 ID:yax0Asey0
     
    部屋の前で盗み聞きしていた赤いのとでかいのを蹴っ飛ばし、
    ちっこいのを巴に渡す。
    「…じゃあ、頼んだ」
    「うん。話しておくわ」
    「なあに〜?」
    「雛苺にね、ちょっとお願いがあるの」
    雛苺の説得を巴に任し、居間で時間を潰す。
    ジュンのベッドでごろん、と穏やかに寝そべりながら雛苺を抱いている姿が、なんだか印象的だった。
     

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:31:02.00 ID:yax0Asey0
     
    そして。
     
    (どうやら僕にロリ属性は無いらしい)
    心中で安堵しながら、雛苺の体を撫でまわす。
    「きゃはははっ!くすぐったいのー!」
    「こら、裸で逃げ回るな」
    「だってくすぐったいんだもんー」

    説得は20秒程だったらしい。
    彼女の姉でもある水銀燈を幸せにしようとしているジュンの、
    手伝いをしてほしいと言われ、迷いもせずうなずいたという。
    水銀燈を好いているわけではないけれど、幸せになってくれるならその方がいいと。
    ジュンに裸を見せることにも、抵抗は無いようだ。
     

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:32:01.45 ID:yax0Asey0
     
    きゃっきゃと楽しそうに騒いでいる雛苺をあしらいながら、
    雛苺というローゼンメイデン第六ドールを観察する。

    最初に真紅を見たときにも、水銀燈を犯したときにも感じたが、
    おそろしくリアルな、人の質感をもっている。

    そのくせ、関節は極めて人形的な球体関節。

    異常なアンバランス感。
     

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:33:01.52 ID:yax0Asey0
     
    「雛苺。口開けて」
    「はいなのー」
    唾液は出る。歯や舌はもちろん人形のものなのに、その機能は人間と変わらない。

    「舌とか口の中、舐めるよ。口ふさぐから息は鼻でな」
    「んむー」
    …うん、人形とは思えない。

    「…排泄器官はないのか?…食ったものはどこ行ってんだ」
    「きゃははっジュンのえっちー」

    「でも女性器はあるのな」
    「うにゃう!?」
     

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:34:01.49 ID:yax0Asey0
     
    「きゃ、あう、や、へんなの、くす、ぐった?、い、の?や、だめ、なんかへんなの…!」
    「そんでもって愛液はでるんだよな…」

    「ふぇ!?なめ!?や、なんかうにょって!?うにょって!!」
    「…ん。水銀燈とも柏葉とも味は違うな」

    「まあこんな感じかな」
     

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:40:13.01 ID:yax0Asey0
     
    「腹部、か…。どうも胴体って感じじゃなくかなり大きい球体関節って感じだ」
    「んにゃあ、ジュン、ジュン、へん、やあ、にゃう」
    「関節なら、曲がるかどうかが要点なわけで、曲がりさえすれば必要ないのか?」
    「ふぇ、うゃ、やぁ、ぁあっ」
    「いや、第一ドールの水銀燈になくて、それ以降のドールに皆あるなら、やはり必要なのか」
    「えぅっ、あぁぁっ、にゃぁあ!」

    「桜田君。さっきから真面目な顔しながら雛苺のアソコをいじってるのはなぜ?」
    「え?ああ、さっき止めたら続けたがったんだよ。しつこかったからとりあえずやってるんだけど」
    「…そう」
     

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:41:17.63 ID:yax0Asey0
     
    「さて」

    雛苺の観察は一通り終わった。
    また必要になったら頼む、と言っておいたが、あのぐったりした雛苺に届いたかはわからない。
    真紅はもう鞄の中でおやすみ中だし、のりは入室禁止にした。
    雛苺はまたなにか物欲しそうにしていたが、「私があやすから」と巴が自宅に連れて行ったので今は居ない。

    「浮かんだことのメモをしとこう。そして、これからどうするか、だけど…」


    視界の端に空から飛来する鞄が映った。
     

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:45:18.92 ID:yax0Asey0
     
    鞄が窓をぶち破り、ガラスの破片を撒き散らしながら目の前を通過する
    「んなあ!?」
    どごうっ!
    そして壁に突き刺さる
    「な、な、なあ!?」
    意味が分からない。
    鞄は壁から抜け落ち、ごどん、と床に転がる。
    「な、なんだ?これ、鞄?て、まさか…」
    鞄はひとりでに開き、そして、

    「いたい、ですぅ…」
     

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:46:12.64 ID:yax0Asey0
     
    鞄の中から、長い髪の、小さな少女が這い出てくる。
    「…ふゅぅ…くらくらするです…」
    それはどう見ても、『ローゼンメイデンシリーズ』のドール。
    「真紅…そう、真紅です…真紅はどこで…」
    目が合った。
    「ひゃあああああああ!?人間んん!?真紅!たすけて真紅う!」
    「なんだよいきなり!?」
     

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:47:11.27 ID:yax0Asey0
     
    怯え、助けを求めるように部屋を見渡し、真紅の鞄を見つける。
    「真紅う!たすけてです!人間が襲ってくるです!」
    「襲ってねえよ!?」
    「やあ!?鳴いたですう!」
    「『鳴いた』!?っておい!」

    「…何かしら、騒々しいわね…」
    鞄が開き、眠たげな真紅が頭を出す。
    「真紅!真紅う!よかったです!会えたですぅ!」
    「…翠星石?」
     

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:48:02.70 ID:yax0Asey0
     
    「どうしたの、翠星石。何をそんなにあわてているのかしら」
    「人間が!人間が襲ってくるです!助けてです!」
    ジュンから身を隠すように、真紅の背中に隠れる翠星石。
    「…ジュン?貴方はこの子にまで手を出したの?ものには限度というものがあるんじゃないかしら」
    「いや出してねえよ!」
     

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:49:01.47 ID:yax0Asey0
     
    とりあえず真紅の誤解を解き、翠星石を落ち着かせる。
    「翠星石。これは私の下僕のジュンよ。あなたは襲わないらしいから安心なさい」
    「…翠星石『は』襲わないってどういうことです?」
    「前科があるのよ。でも今のところ一度だけだからきっと大丈夫だわ」
    「安心できないです…ケダモノですぅ…」
    「うぅ…」
    反論できないのが痛い。

    とりあえず落ち着いた翠星石に、あらためて話を聞く。
    「で、お前は何しに来たんだ。窓突き破って」
    「近づくなですケダモノが!ですぅ」
    「……」
     

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:50:04.74 ID:yax0Asey0
     
    とりあえず落ち着いた翠星石に、あらためて話を聞く。真紅が。
    「翠星石。用件はなんなのかしら。私に、用があるんでしょう」
    翠星石はうつむく。
    「…アリスゲーム、かしら」
    慌てたように顔を上げる。
    「ちがうです!翠星石はそんなことしたくないです!」
    「そう、ね。貴女は、あまり乗り気ではなかったものね」
    真紅は安堵にも見えるため息をつく。
    「…それなら、貴女は、どんな用件で私のところに来たの?」
    「……」
    翠星石はまたうつむき、
    そして、意を決したように顔を上げる。
     

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 02:51:02.10 ID:yax0Asey0
     
    「…真紅なら、人間を見る目があると思ったんです」
    「…どういうこと?」
    「マスターを、探しているです」
    「…?貴女はゼンマイを巻かれたのでしょう。その人間は?」
    「あいつはだめです!!」
    翠星石の目に、怒りが宿る。
    「…あいつは、ローゼンメイデンの力を、悪い事に使おうとしてるです。
     人を、殺せ、って、言ったです」
    「……」
    真紅が眉を寄せる。
    「…貴女の人工精霊が選んだ人間、ではないの?」
    「……」
    口をつぐむ。
     
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: :2008/08/19(火) 03:01:21.70 ID:yax0Asey0
     
    黙ってしまった翠星石に、真紅は諦めるように息をつく。
    「まあ、ローゼンメイデンを人殺しに使おうとする人間と、契約したくないのは分かるわ。
     でも、別の契約者を探したいなら、人工精霊に頼ればいいのではないの?
     貴女に合った人間を、選んでくれるでしょう」
    「…翠星石のマスターなら、そうするです。…ううん。翠星石はマスターなんていらないです」
    「…どういうこと?貴女のマスターを探してるわけではないのなら…」
    何かに気付いたように、真紅は息を止めた。
    「…貴女…」
    「そう、です。翠星石が探してるのは、真紅に探して欲しいのは、」
    翠星石は、自分が入っていた鞄をゆっくりと開く。
    その中には。

    「…この子のゼンマイを巻く、人間です」

    短髪の、翠星石にそっくりなドールが、眠っていた。
     


ジュン「水銀燈……なんて綺麗なんだ……!」【パート2】へつづく

引用元
ジュン「水銀燈……なんて綺麗なんだ……!」
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1219076918/
 
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