179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 19:40:41.71 ID:jV91RZGP0
任務の参加が決まった私もとい私達は

さっそく向かう事になった

例の町に


総統「やっぱり頼んで正解だった」

総統「町や公共機関への通達は私の方からしておこう」

総統「それでは頼む」

書記官「いってらっしゃいませ」


特級兵1(・・・・なんだあの笑顔)




181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 19:46:39.83 ID:jV91RZGP0
数時間後 駅


ログ「今回は、汽車で向かうのですか?」


特級兵1「その町はある駅の近くだということで」

特級兵1「なぜかそう決まった」

特級兵2「なんででしょうね」

特級兵2「今回に限って」


特級兵1(・・・・総統曰く、汽車内で喋りあって仲良くなれとの事らしい)

特級兵2(・・・・そうでしたか)


182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 19:51:10.61 ID:jV91RZGP0
汽車内


ログ「結構居心地いいですね」


特級兵1「そうだな」

特級兵2「ですね」


特級兵1(・・・・・・)

特級兵2(・・・・・・)


特級兵1(・・・・どうしろってんだよ)

特級兵2(どうしましょうね)



183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 19:56:17.97 ID:jV91RZGP0
特級兵1「そういえば」

特級兵1「ログ君の生まれはどこ?」


ログ「生まれ・・・・ですか?」


特級兵1「そうそう、出身みたいな」

特級兵1「まさかいいところのお坊ちゃんだったりして?」

特級兵2(先輩ナイス質問です)


ログ「いえいえ」

ログ「私が生まれた町はそんな大層なものじゃありませんでした」

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:00:31.32 ID:jV91RZGP0
ログ「私達の町は」

ログ「貧困の差が激しい町でありました」

ログ「泥棒や盗みはしょっちゅうで」

ログ「治安なんて無いに等しい物でした」

ログ「というか僕達も悪くしてる当人でありまして」

ログ「食料に困って家に盗み入ったりして」

ログ「そしてそれが」

ログ「この軍に入ろうと思ったきっかけでもありまして」

ログ「ペラペラ・・・・・」

ログ「ベラベラ・・・・・・」

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:05:21.61 ID:jV91RZGP0
ログ「そんでもって・・・・・」

ログ「・・・ってあれ、どうやら着いたようですね」

ログ「時間が経つのって早いですね」


目的の駅に着くと同時に

彼の話は中断された


特級兵1(・・・・自覚が無いのか)

特級兵2(結局着くまでずーっと1人で喋ってましたね)

特級兵2(しかも内容がやけに重い)

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:09:18.09 ID:jV91RZGP0
駅から歩いて数分


特級兵1「やっと着いたな」

特級兵2「ええ」


落ち着かないのか

彼はやけにキョロキョロしている


特級兵1「落ち着けログ君」

特級兵1「気持ちは分かるが、見た目に出してはいけない」


ログ「・・・・・はい」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:14:06.71 ID:jV91RZGP0
私達は遂に町に着いた


前とさほど変わらない町の景色

まぁ数日しか経ってないから当たり前なのだが


ログ「・・・・そうですよね」

ログ「ここからは心を入れ替えなくては」


服の襟を整える


特級兵1「・・・そうだな」

特級兵2「それではさっそく行きましょうか」


190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:19:15.63 ID:jV91RZGP0
町中


特級兵2「じゃあまずは」

特級兵2「君が言っていた壁画の裏にあった穴とやらを・・・」

特級兵1(おい!)


ログ「・・・へ?」


特級兵2「あーいや」

特級兵2「まずは町の方々に話を聞いていきましょうか」

特級兵2(すまん・・・口が滑るところだった・・・)


191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:24:11.97 ID:jV91RZGP0
とある店


住人「さぁ・・・・そういう話は聞いたことがないわねぇ」

特級兵2「そうですか・・・・ありがとうございます」

特級兵1(ま、当然だわな)


三人は店を出る


ログ「という事は、あまり表ざたにはなってないって事なのでしょうか」


ログ「でも人がいなくなるなんて事件があったら」

ログ「絶対町中に広まると思うのですが・・・」


192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:29:23.04 ID:jV91RZGP0
特級兵1(さすがに鋭いな)

特級兵2「不思議ですねえ・・・・・」

特級兵2「もしかして当事者と関係者以外には広まらないようにしているんですかね」

特級兵2「となると聞き込みはするだけ無駄ですね」


ログ「なるほど・・・・」


特級兵2「やっぱりここは徒歩で」

特級兵2「地道に町中を探して回りましょうか」

特級兵2(そして偶然を装ってあの壁画の所へ・・・)


ログ「はい、わかりました」


193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:33:40.76 ID:jV91RZGP0
ログ「しかし人が多いですねえ」


人ごみを掻き分けながら

進む三人


特級兵1「今日はなにかの記念日らしいな」

特級兵1「商人やそれなりの立場のありそうな人間もいる」


特級兵2「ちょっと人が少ないところに行きましょうか」

特級兵2「例えばあっちの方とか・・・・」


ログ「はい、分かりました」

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:38:18.93 ID:jV91RZGP0
特級兵1(これが彼の言っていた“壁画”という奴か)

特級兵1(・・・後ろに穴らしき物はねえな)


2の誘導の甲斐あってか

不自然なく

例の壁画の前まで来た


ログ「ここは・・・・」

特級兵2「どうしました?」


ログ「いえ、なんでもないです・・・」


197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 20:43:40.32 ID:jV91RZGP0
切ない表情で

壁を見つめる彼


ログ「・・・・・」


特級兵2(・・・やはり少し痛ましい姿ですね)

特級兵2(いくら彼自身の疑いのためとはいえ)


特級兵1(一応裏側も見てみたが、穴は無いな)

特級兵1(壁画自体にも変なところはなさそうだし)


特級兵2(ふむ・・・・)


200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:00:14.61 ID:jV91RZGP0
少しの沈黙を破るように

言葉を切り出す


特級兵2「そろそろ行きましょうか」

特級兵2「今度はこっちを・・・」

特級兵1「また人ごみに入るのか」

特級兵2「仕方がないですよ」


特級兵2「ほら、ログ君も」

特級兵2「ぼーっと突っ立ってないで行きますよ」


ログ「・・・・・・・」

ログ「・・・はい」


201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:04:30.74 ID:jV91RZGP0
人ごみ内



特級兵1「うっへえ人多すぎる」

特級兵2「はぐれないようにしましょうね」

ログ「は・・はい分かりました」


特級兵1「うお」

特級兵1「なんか今ケツ触られた」

特級兵2「何馬鹿なことを言っているんですか」

特級兵2「ちなみにそれ私の手です」

特級兵1「お前かい」


202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:07:55.48 ID:jV91RZGP0
すれ違う

たくさんの人々の影

きっともう会うこともないであろう

見知らぬ人々

だが


そんな人たちの中に








見覚えのある顔を見つけた


203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:11:35.89 ID:jV91RZGP0
ログ「・・・・・・あ」

ログ「あああああ」


突然駆け出す彼


特級兵1「なっ・・・!」


当然の如く驚く2人


特級兵2「ちょっとログ君どこに行くんですか!」

特級兵2「単独行動は厳禁です!戻って下さい!」


特級兵1「くそ、人ごみが邪魔で・・・・・」


205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:15:23.72 ID:jV91RZGP0
今人ごみの先にいた人間


間違いない

あの顔は昔から見ていた


一緒にチームを組んで

試験を受けた同士



ログ「おい、兵1だろ?!」

ログ「俺だよログだよ!」


ログ「・・・おい聞いてんのか!」


207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:20:18.36 ID:jV91RZGP0
走りながら

俺は叫んだ


しかし兵1らしき人物は

俺から遠ざかるように逃げていく


ログ「すいません・・・通してください・・・」


ログ「おい!なんで逃げるんだよ!」

ログ「待てって言ってんだろ!」


私は必死に追いかけた


208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:26:01.17 ID:jV91RZGP0
町の外れ



特級兵1「なんとか人ごみから脱出したのはいいものの・・・」

特級兵2「彼を完全に見失っちゃいましたね・・・・」


ベンチに座り

肩を落とす2人


特級兵1「さて、どうするか」

特級兵2「どうしようもないですね」


特級兵2「とりあえずはぐれた時用に言っておいた」

特級兵2「集合場所で待っていましょうか」


209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage :2009/05/14(木) 21:28:54.33 ID:Ad0OFJrjO
ミュインミュイーン


210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:31:04.77 ID:jV91RZGP0
ログ「どこまで逃げるんだよ・・・・」


人ごみを抜けても

兵1は走るのをやめない


ログ「けどここで見失うわけには・・・・」


私も

足は止めない


ログ「はぁ・・・はぁ・・・・・」


211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:35:25.02 ID:jV91RZGP0
追いかけ続けてどれくらい経っただろうか

ある場所に着いた時ログは


足を止めた


ログ「・・・・・・」

ログ「ここは・・・・」


見覚えがあるぞここは

確かここは


ログ「・・・・私があの時」



212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage :2009/05/14(木) 21:39:12.43 ID:Ad0OFJrjO
ミュインミュ ゴツンッ


213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 21:40:15.16 ID:jV91RZGP0
ログ「あの地下道から・・・・」

ログ「出た時の出口だ・・・・」


そうだ

間違いない


私達が襲われて必死に逃げて

その時


この小さな扉みたいのを開け出て

あの集合場所まで走ったんだ


216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:00:12.59 ID:jV91RZGP0
ログ「あいつもこの中に入っていったのか・・・・?」

ログ「あんな真っ暗な中に・・・・」


段々冷静になり始めた


ログ「それに」

ログ「あのお二方にも無断で来ちゃったし・・・・」

ログ「・・・・・・・」


ログ「どうしようか・・・」


ログ「戻るべきか」

ログ「進むべきか」


217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:05:15.74 ID:jV91RZGP0
集合場所



特級兵1「・・・・・・」


特級兵2「・・・・おかえりなさい」

特級兵2「ログ君」


ログ「勝手な行動をしてすいませんでした」


特級兵1「何があったかは知らんが」

特級兵1「行動は慎むように、な」


ログ「はい、以後気をつけます」


218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:10:13.34 ID:jV91RZGP0
特級兵2「さて、ログ君も戻ってきた事ですし」

特級兵2「改めて調査を開始しましょうか」

特級兵1「それもいいが」

特級兵1「その前に聞きたいことが一つあるな」


ログを睨む


ログ「本当にすいません・・・」

特級兵2「まぁまぁ」

特級兵2「彼も反省しているようですし・・・」


特級兵1「そうじゃない」


220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:13:48.41 ID:jV91RZGP0
特級兵1「お前」








特級兵1「何者だよ」


221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:18:01.40 ID:jV91RZGP0
彼がここに戻ってきた時から

違和感があった


特級兵1「変装した人間が一番緊張する場面ってのは」

特級兵1「間違いなく最初に見知りに会うときなんだよ」

特級兵1「だから俺はいつも」

特級兵1「最初に会う時、再会する時はその様子を過敏に確認する」


特級兵1「現にさっきのお前は」

特級兵1「声も上ずっていたし、表情も固かった」


ログ「・・・・・・」

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:23:08.25 ID:jV91RZGP0
地下道内


普通に考えれば本来は戻るべきなのだが

それだと完全に逃げられてしまうと思った私は


扉を開けて、進む事にした


ログ「・・・・やっぱりあの時と同じ」

ログ「真っ暗なままだ」


ログ「けどあの時とは違う」

ログ「一応こちらも武器がある」


腰の銃に触れる


227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:28:09.00 ID:jV91RZGP0
ログ「・・・・・ちっ」

ログ「くそが」


偽者は逃げ出した


特級兵2「追いかけますか?」

特級兵1「どうせ雇われだろうから放置でいい」

特級兵1「大した情報も持ってないさ」

特級兵1「それに少しばかり」


特級兵1「状況が分かってきた」


特級兵2「と、言いますと・・・?」


228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:32:34.52 ID:jV91RZGP0
特級兵1「ログ君が走っていった時に」

特級兵1「彼が誰かの名前を叫んでいるのが聞こえた」

特級兵2「そういえば何か言ってましたね」


特級兵1「・・・その名前の主が」

特級兵1「もしログ君のチームにいた奴の1人なら」


特級兵2「なら・・・?」


特級兵1「ある可能性が出てくる」


229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:36:54.75 ID:jV91RZGP0
特級兵1「つまり、そいつは死んでなどいなく」

特級兵1「死んだ振りをしてこの町に潜伏した」


特級兵1「そして俺達が人ごみに入り」

特級兵1「はぐれやすくした状況を作った上で」

特級兵1「ログ君だけにその姿を見せる」


特級兵1「そうすれば当然ログ君は」

特級兵1「そいつを追いかけ」


特級兵1「俺達の監視下から外れ1人になる」



230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 22:41:22.03 ID:jV91RZGP0
特級兵2「じゃあさっきの偽者は・・・・」

特級兵1「きっと時間稼ぎの為だろう」

特級兵1「まぁすぐに気づけたが」


特級兵2「!まさか・・・!」


特級兵1「そうだ」

特級兵1「多分全ての目的は」



特級兵1「ログ君を一人のまま、誘い出すため」


234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:00:07.56 ID:jV91RZGP0
その言葉を放つやいなや

2人は走り出した


特級兵2「・・・走ってばっかですね私達」

特級兵1「まったくだ」


特級兵2「・・・しかし目的は何なのでしょうね」

特級兵1「これはあくまで推測だが」


特級兵1「本当のスパイは」

特級兵1「ログ君を誘った」

特級兵1「あの4人の中の1人だけだったんじゃないかな」


235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:04:21.12 ID:jV91RZGP0
走り中


特級兵1「本来はあの地下道で」

特級兵1「ログ君を含めて邪魔な3人を殺し」

特級兵1「その1人だけが合格、軍に侵入する予定だった」


特級兵1「しかしログ君にだけは逃げられてしまい」

特級兵1「おまけにログ君自身が軍に合格してしまった」


特級兵1「怪しまれるのを恐れたそいつは」

特級兵1「せめてログ君だけは始末しようと考えた」


特級兵1「・・・・走りながら喋るのきついなゼェゼェ」


237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:09:07.70 ID:jV91RZGP0
この仮説には

なぜか説得力が感じられる


特級兵2「もしそうだったら」

特級兵2「まんまと私達はハメられたんですね」


特級兵1「ああ」

特級兵1「なぜ相手さんがこちらの行動を熟知しているかは知らんが」




特級兵1「・・・・とにもかくにも急がなければ」

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:14:11.62 ID:jV91RZGP0
地下道内


ログ「今回はあの変な音もしないし」

ログ「今んとこ近くに物音もしない」

ログ「だけれども・・・・」


目のなれない暗闇


時間の経過も進んだ距離も

予想がつかない


ログ「どれくらい進んだか分からん・・・・」


238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:11:15.71 ID:IPrd1aueO
ハクの人キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

粗茶ですが(`・ω・´)つ旦

240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:18:10.10 ID:jV91RZGP0
>>238ゴクゴク


更に歩き続けた

というより足が止まらなかった


なぜ兵1が生きているのか

なぜ逃げるのか

他の奴らはどうなったのか


色んな考えが頭を巡り

混乱し



そんな事を考えているうちに


242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:22:11.16 ID:jV91RZGP0
ログ「先に・・・・・」

ログ「光が見える・・・・・・」


四角に何かが光っているのが見えた

きっと

扉から光が漏れているのだろう


ログ「あの扉の先に・・・・」

ログ「兵1がいるのか・・・・?」」


ログ「そもそもあの扉はどこに繋がっているんだ・・・」



243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:27:05.53 ID:jV91RZGP0
扉前に着いた


ログ「俺が入ってきた扉じゃないよな・・・」

ログ「デザインが少し違うし・・・・」


ゴクリ

唾を飲み込み


扉のノブに手をかける

ログ「・・・・この先に行けば」


全ての答えがあるのだろうか


244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:30:41.11 ID:jV91RZGP0
何度寝ても眠い・・・・


ガチャ


扉を開けた


その瞬間


目を開けられないほどの光が襲った


ログ「・・・・っく」

ログ「まぶしい・・・・」



目が慣れるまで時間がかかった



246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:38:27.84 ID:jV91RZGP0
慣れたログの目に

飛び込んできた光景


ログ「・・・なんだ」

ログ「なんだここは・・・・」


その光景は

地下道に繋がっているとは思えないほどの


ログ「なんで町の地下なんかに」

ログ「こんな大きい空間があるんだ?」


広大な光景

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/14(木) 23:42:48.06 ID:jV91RZGP0
恐ろしく広い空間

地下である事を忘れてしまいそうなくらいの

そう、まるで


秘密基地のような世界


ログ「広い・・・・」

ログ「でも・・・・」

ログ「何の為の空間なんだ・・・・」



『・・・組織のためのだよ』


284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:24:42.03 ID:l97PSJyY0
後ろから声がした

聞き覚えのある声が


ログ「その声・・・・・・」


懐かしい声

ずっと一緒だった声

もう聞けないと思っていた声


少し歪んだ声音


信じられない声色




287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:30:17.10 ID:l97PSJyY0
ログ「兵1、・・・・・か」


振り返った先には

予想通りの人物


兵1「・・・久しぶりだよ、ログ」


ログ「変わってないなお前」




兵1「・・・お前は少し変わったな」


兵1「大人っぽくなった」


289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:35:11.82 ID:l97PSJyY0
久しぶりの再会

だが

祝う気には到底ならない

兵1「お前のその疑いの目」

兵1「やっぱりある程度予想がついてんだろうな」

兵1「俺が一体どういう奴か」


ログ「・・・・・・」


兵1「まぁ事実その通りだから」

兵1「なんとも言えないんだけどね」


290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:38:15.60 ID:ta7LbLrsO
やっと見つけた!
何度も言うがハク様は俺の嫁支援

292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:40:08.03 ID:l97PSJyY0
ログ「他の2人はどうしたんだ?」

ログは問いかける

兵1「あいつらは実際に死んだよ、俺と違って」

兵1「あのチーム内で生きてるのは」


兵1「俺とお前だけ」

ログ「・・・・・・」


兵1「そして2人を殺したのは、この俺」

ログ「お前が・・・・・?」

兵1「それなりの目的があってね」


293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:45:11.49 ID:l97PSJyY0
>>290妹は渡さん 

ログ「目的・・・・」

兵1「そう」

兵1「本来、俺達にはそうなるはずのシナリオがあった」

兵1「お前が全てをぶち壊してくれたがな」


ログ「・・・“俺達”っていうのは」

ログ「お前が言った組織の奴らとお前自身の事か」

兵1「その通り」


兵1「そして、俺達の考えた計画はこう」


294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:49:55.24 ID:l97PSJyY0
兵1「まずあの地下道にお前らを誘い込み」

兵1「中でお前含めて3人を始末する」

兵1「そして俺だけが“何者かから逃れてきた唯一の生還者”として」

兵1「軍に侵入する、誰の邪魔も入らない一人チームになって」

兵1「まぁ実際の場合、それがお前になっちまったんだがな」


ログ「そうか・・・・」

ログ「だからお前あの時町を散策しようって・・・・」


兵1「ああ、誘い出すために」

兵1「わざわざ穴まで作って」


295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:54:49.00 ID:l97PSJyY0
ログ「ということは」

ログ「お前はどこかの組織のスパイ、って事なのか?」

兵1「その通りさ」

兵1「お前らは知らなかっただろうがな」


兵1「そうだ」

兵1「ちなみにもう一ついい情報があるぞ」

ログ「いい情報?」

兵1「実はお前」


兵1「・・・・あの2人にスパイの疑いをかけられているんだぜ?」


296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 11:59:20.62 ID:l97PSJyY0
ログ「あの2人って」

兵1「あの特級兵のお二人さんだよ」

ログ「なっ」


兵1「おかしいと思わなかったか?」

兵1「最初の任務でいきなり特級と合同を組むということも」

兵1「ましてやその任務先が、この町だなんて」

ログ「・・・・・・」


兵1「その答えは簡単」

兵1「町の調査ってのが嘘で、実際はお前自体の調査だから」


297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:04:28.20 ID:l97PSJyY0
違和感を覚える

なぜだ?

なぜこいつはそんな事を知っている?


兵1「もしお前じゃなくて俺が入ってたら」

兵1「俺も同じ様に疑われたかもしれないな」

兵1「そう考えると、失敗した事でかえって」


兵1「いい流れになりそうだ」


ログ「いい流れ・・・・?」


299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:09:25.55 ID:l97PSJyY0
兵1「例えばこういうのはどうだ?」


兵1「スパイのログは、町で俺が生きてる姿を見つけ」

兵1「追いかけて口封じの為に殺そうとする」

兵1「しかし俺が見事に返り討ちにし、お前は死んだという事にするんだ」


兵1「そうすれば俺は軍とお近づきになれる」

兵1「もしかしたらお前の代わりに」

兵1「俺を軍に誘ってくれるかもしれないな」


ログ「・・・辻褄は合うな」

兵1「そうだろう?」


300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:13:23.82 ID:l97PSJyY0

兵1の最後の言葉を合図に



カチャン

カチャン




2人は同時に銃を構えた


兵1「・・・やっぱ簡単には死んではくれないか」

ログ「当たり前だ」

301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:18:31.07 ID:l97PSJyY0
ログ「私は正直かなりむかついている」

ログ「スパイなんて事の為に昔からの仲間を殺すなんて」


ログ「俺は絶対にゆるさねぇ」

ログ「こんなただっ広い面白みのない部屋で死ぬ気もねえ」


兵1「言葉遣いが昔に戻ってきてるな」

兵1「それにむかついてるのは俺も同じだ」

兵1「そもそもここをただっ広い面白みのない部屋にしたのは」

兵1「お前なんだよ」


302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:23:28.62 ID:l97PSJyY0
ログ「なるほど」

ログ「本来ここは組織のアジトになる予定だったわけか」


兵1「ああそうだ」

兵1「だが俺の作戦が失敗に終わり、組織はここから撤退した」

兵1「だからここには何も残っていない」

兵1「お前のせいで全て台無しだ」



兵1「だが今・・・・ここに挽回のチャンスがある」


303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:27:23.93 ID:l97PSJyY0
次の瞬間


強い光が襲った


ログ「うっぐ・・・・」


ログ「なんだいきなり・・・・」


思わず腕で目を覆う



ログ「奴はどこだ・・・・」


304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:32:23.26 ID:l97PSJyY0
ズドン


ガキィン


強烈な金属音


ログ「なっ・・・・」


ログ「し、しまった・・・・・」



光が強すぎて


未だに何も見えない


306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:37:14.22 ID:l97PSJyY0
目が慣れて

ようやくログは目を開けた


兵1「・・・残念だったな」


だが

既に喉元には銃を突きつけられ


ログ「閃光弾にゴーグル・・・・」

ログ「用意周到だな」


ログの銃は手の中には無く

後ろに吹っ飛んでいた


307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:42:47.33 ID:l97PSJyY0
兵1「この閃光弾も耐光ゴーグルも」

兵1「組織がいざと言う時の為に用意した物だ」


ログ「・・・随分」

ログ「随分入れ込んでるなその組織とやらに」


兵1「当たり前だ」

兵1「スパイってのは恐ろしく報酬が高いからな」

兵1「少なくとも生活に困る事はないし」

兵1「ましてや遊びに使っても余るぐらい貰える」


308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 12:46:41.25 ID:l97PSJyY0
兵1「お前も覚えているだろう」

兵1「俺達の故郷・・・・」


兵1「あの最底辺の町を・・・・・」


ログ「・・・・・」

ログ「・・・ああ」


ログ「忘れられる訳がない」

ログ「俺達が軍に入るきっかけでもあるからな」


312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:00:41.38 ID:l97PSJyY0
十数年前  

つまり俺達がまだ一桁年齢の時


俺達の町で

町長の入れ代わりがあった


新しくなった町長は

まさに自分勝手自己中心の言葉の通り


町の金を上層の一部で

一箇所に掌握し始めた


315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:05:12.43 ID:l97PSJyY0
その後貧富の差が広まり


一般市民の俺達は

当然貧しい方に差を広げられ

段々人々はおかしくなり


思い返してみれば

盗み剥奪強盗は当たり前

人殺しも起こり得る



そんな最底辺の町になっていた

317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:10:45.40 ID:l97PSJyY0

兵1「俺はもう・・・あんなのはごめんだ・・・」

兵1「常にお腹をすかせ、苦しみながら」

兵1「金持ち達の娯楽を眺めて憧れる」


兵1「そんなのはもういやだ・・・」

兵1「例え俺はなんて言われようと」

兵1「第一に金を優先する」


ログ「・・・軍に普通に入るだけでも」

ログ「それなりの生活は出来ただろうに」

318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:15:30.34 ID:l97PSJyY0
兵1「こうは思わないのか?」

兵1「『今度は見下す立場になりたい』って」

兵1「たくさんの金があれば、それが出来る」


ログ「・・・それじゃああの町長と一緒じゃないか」

ログ「確かにそうなりたいとは思わなくも無いが」


ログ「あんな最低な町長になんかは」

ログ「一生なりたいとは思わないよ俺は」

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:19:55.13 ID:l97PSJyY0
兵1は

笑みを浮かべた


兵1「お前は優しいな」

兵1「特に昔から俺達には特別優しかった」

兵1「・・・・けれどごめん」


カチャリ

引き金に指を添えた




兵1「俺は、優しくない」


321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:25:13.30 ID:l97PSJyY0
ログ「お前は昔から強情だったからな」


ログも笑う


兵1「・・・もう」

兵1「もう引き下がれない」

兵1「俺は戻る機会を逃してしまった」

兵1「先に謝っておくよ、ごめん」


兵1「あの2人にも」

兵1「あの世でお前から謝っておいてくれ」


兵1「サヨナラ、ログ」


324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:30:12.66 ID:l97PSJyY0
ズドン







ガキィン

326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:35:13.54 ID:l97PSJyY0
兵1「・・・・・・」


空間を響き渡った

銃声と

金属がぶつかり合う音が


兵1「・・・・・・」

兵1「・・・かなりお早い到着ですね」

兵1「お二人さん」


兵1の見つめる先には


二つの影


328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:40:12.39 ID:l97PSJyY0
そのうちの1人は

銃を構えていた


特級兵1「・・・間に合ってよかったぜ」

特級兵2「大丈夫ですかログ君」


ログ「な・・・・」

ログ「なんでお二人がここに・・・」


特級兵1「いやぁ」

特級兵1「まさかあの壁画、動くようになってたなんてな」

特級兵1「気づくのに時間がかかったよ」

331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:45:16.05 ID:l97PSJyY0
特級兵2「調べたら中に穴があったので」

特級兵2「入って歩いてたら、ここに着いたわけです」


兵1「・・・偽者にすぐ気づき、この場所を特定した上に」

兵1「その位置から」

兵1「俺の銃を撃って弾くなんて」


兵1「さすがは特級の方ですね」


特級兵1「・・・・・」

特級兵2(なんで特級だって事を・・・)



332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 13:49:35.64 ID:l97PSJyY0

特級兵1「なんでそんな余裕があるかは分からんが」

特級兵1「お前はもう終わりだ」


特級兵1「本当は本部に連れてって尋問追及したい所だが」

特級兵1「まだどんな隠し玉を持ってるか分からんからな」


特級兵1「早急にここで死んでもらう」



兵1「・・・・・・」


334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:01:01.91 ID:l97PSJyY0
兵1「・・・・そんな目で見るなよ」

兵1「ログ」


ログ「・・・本当は止めたいんだけどな」

ログ「俺にはどうにも出来ない」


見つめ合う二人



ログ「どうやら俺達」


ログ「大分離れちゃったようだね」


335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:05:14.09 ID:l97PSJyY0
兵1「何言ってんだ?」

兵1「目の前にいるじゃないか」


ログ「そうじゃねえ」

ログ「立場的な話だよ」

ログ「せっかく良い事言ったのにぶち壊しじゃないか」


兵1「ああ、そっちか」

兵1「・・・・はは」


ログ「あっははははははははは」

兵1「あっはっはっははははは」


337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:10:13.99 ID:l97PSJyY0
響き渡る

二人の笑い声


特級兵1「・・・・・・」

特級兵2「・・・ここは、色んな音が響きますね」

特級兵1「まったくだよ」


特級兵1「・・・・・・」

特級兵1「・・・俺ともあろう者が」


特級兵1「撃つのにこんな躊躇いを覚えるなんて」



339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:15:19.50 ID:l97PSJyY0
手が震える


特級兵2「手が震えていますよ」

特級兵2「同情・・・ですか?」


特級兵1「さぁな」

特級兵1「ただ、なんでだろうか」


特級兵1「撃つのが少しばかり怖い」


特級兵2「・・・それは」

特級兵2「きっと、無理もない事です」



340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:19:48.39 ID:l97PSJyY0
様子を伺う


兵1「・・・そろそろか」


兵1「それじゃあログ」

兵1「サヨナラするのは俺のほうだったな」


ログ「まったくだ」

ログ「あの世でもお前が自分で謝っとけよ」


兵1「はは、了解した」


ログ「・・・俺もさ」


342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:24:50.47 ID:l97PSJyY0
ログ「俺もいつか」

ログ「いつかきっと死ぬだろうから」


ログ「その時は」

ログ「その時は、また4人で・・・・」


兵1「・・・・ああ」

兵1「待ってるよ、ずっと」

兵1「三人で肩を組みながら」



二人は握手した


343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:30:22.45 ID:l97PSJyY0
握手の直後


銃声がした


その音は、俺の横を通り抜け


彼の体を貫いた



俺の右手から


彼の右手が



落ちていった


344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:35:14.01 ID:l97PSJyY0
特級兵1「・・・・・言っとくが」


特級兵1「悲しんでる暇はねえぞ」

特級兵1「これから事後処理で大忙しだ」


特級兵1「分かったらさっさと来い」

特級兵1「まずは町の代表に事情を話さないとな」

特級兵1「それに総統にも連絡をいれなければ」


特級の二人は

出口に向かった

346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:39:22.49 ID:l97PSJyY0
彼を眺める


床に倒れている、彼を


ログ「・・・・・・」


ログ「・・・サヨナラ、兵1」



そんな言葉を言い残し


二人の後に続いて



ログは、出口に向かった


347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 14:44:36.72 ID:l97PSJyY0

それからが本当に大変だった


町の代表さんはパニくりまくっちゃって

話を終えるのに時間がかかったわ


初めての死体処理や書類整理には

いろんな意味で悶絶するわ


それらによって総統への連絡が遅くなり

何故か連絡した俺だけが総統に怒られるわ


349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:00:17.89 ID:l97PSJyY0
とにもかくにも散々ではあったが

夕刻前にはなんとか全部を終え


軍に帰還する事になった


ログ「・・・そういえば」

ログ「帰りも汽車でしたっけ」


特級兵1「そういえばそうだな」

特級兵2「これだと、汽車内で寝ちゃいそうですね」

特級兵2「もう疲れました・・・・」


ログ「私もです・・・・」


愚痴りながら3人は、駅に向かった


350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:04:03.83 ID:l97PSJyY0
総統室



総統[そうか、分かった]

総統[それでは帰ってきてくれたまえ]

プツン


書記官「・・・・あのお三方からの連絡ですか?」


総統「ああ」

総統「事情を全部事細かに説明してくれたよ」

総統「処理も一通り終えて、帰還するそうだ」


書記官「そうですか」

352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:08:46.76 ID:l97PSJyY0
書記官「それでは」

書記官「迎えの準備をした方がよさそうですね」


総統「そうだな」

総統「だが、その前にやる事がある」


書記官「やる事・・・・ですか?」


総統「ああ」

総統「薄々思ってはいたんだが」


総統「ようやく確信したよ」


354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:12:54.94 ID:l97PSJyY0
ガチャ


突如

総統室に複数の兵達が入ってきた


書記官「?彼らは?」


総統「彼らは私が頼んだ調査隊だよ」

総統「特別任務として、ある事を調査してもらった」


書記官「ある事とは・・・?」


総統「それはね」


355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:16:30.87 ID:l97PSJyY0
総統「君の身辺調査だよ」

総統「書記官」


書記官「な・・・?」


目を見開く書記官


書記官「それはどういう・・・・」


総統「実は君には前々から目をつけていたんだよ」

総統「色々と不自然なところがあったからね」


356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:20:24.98 ID:l97PSJyY0
総統「軍内の資料貸し出し記録を偽造したり」

総統「無断で軍の兵達の情報記録を持っていたり」


書記官「!」


総統「ばれていないと思ったら大間違いさ」

総統「それにさっきの連絡の話」

総統「どうやらこの事件を起こしたのは、ログ君のチームの子だったらしいが」

総統「その子は軍の人間しか知らないはずの情報を知っていたらしい」

総統「・・・一体それは」



総統「誰が教えたんだろうねぇ?」


357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:25:29.82 ID:l97PSJyY0
兵達は

書記官を拘束した


書記官「は、離せ・・・」


総統「連れて行って尋問しろ」

総統「特に“組織”とやらの事について」


「かしこまりました」


書記官は兵達に連れられ


総統室を出て行った


358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:29:17.27 ID:l97PSJyY0
総統「はぁ・・・」


静かになった部屋の中で

総統は


1人呟く


総統「・・・これからが大変だな」

総統「私も軍も」




総統「彼も」


359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:33:59.83 ID:l97PSJyY0
汽車内


特級兵1「・・・・・やっぱりな」

特級兵2「案の定寝ちゃいましたね」


特級兵2「ログ君」


ログは

席にもたれかかり

寝息をたてていた


特級兵1「しょうがないな」

特級兵1「初の任務がこれじゃあ疲れも溜まるよ」

特級兵2「そうですね」


361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 15:38:01.98 ID:l97PSJyY0
特級兵2「でも・・・・」

特級兵2「これからが大変ですよ?」

特級兵2「その組織とやらも、今回の件には目をつけたでしょうし」

特級兵2「ログ君もきっとその内組織に・・・・」


特級兵1「・・・・かもしれないな」

特級兵1「だが」


特級兵1「ログ君がどうなるかは」

特級兵1「俺達が決めることじゃない」

363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 16:01:08.31 ID:l97PSJyY0
特級兵1「彼のこれからは」

特級兵1「彼自身が決めること」

特級兵1「そして俺達は」


特級兵1「彼が迷わないように、後押しするだけさ」


特級兵2「・・・・そうですね」

特級兵2「彼ならきっと大丈夫でしょう」




特級兵2「まがりなりにも、『国構』の兵ですから」


364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします  :2009/05/15(金) 16:02:18.64 ID:l97PSJyY0
特級兵1「がんばれよ・・・・」


特級兵1「ログ・・・・」



彼の寝顔に向けて

たった一言







特級兵1は、そう呟いた


fin



366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 16:06:13.89 ID:1oo77feB0
    >>1乙

    相変わらず良い文を書く
    楽しみにしてるよ

368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 16:09:00.77 ID:h6HEG0l90
    >>1乙
    昨日から見てたけど良かったよ

369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 16:11:39.91 ID:Eow8yiPBO
    いちおつ
    ログって名前に由来とかあるの?

371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/15(金) 16:16:33.48 ID:l97PSJyY0
    >>369新兵だとタイピングだるいので適当に

    皆様支援保守ありがとうございました
    もし次会いましたら宜しくお願いします


この作者さんの他の作品はこちら

新兵「やってしまった・・・」おしまい

引用元
新兵「やってしまった・・・」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1242231039/
 

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