70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 01:49:21.79 ID:ijLDA/T10
    天国界


天使B「・・・・・」

天使B「なんか久しぶりな感じがするな」

天使「・・・・・」

天使「俺もそう思った」

天使B「てかお前数時間の間に随分やつれたな」

天使「きのせいきのせい」

天使B「・・・まぁいいか、早く本題に移りたいだろうしな」

天使「おお、話が早い」

天使B「何年の付き合いだと思ってんだ」


天使「やってしまった・・・」【前編】【中編】【後編】
友達「やってしまった・・・」【前編】【後編】
死神「やってしまった・・・」【前編】【中編】【後編】
兄「やってしまった・・・」【前編】【後編】
男「やってしまった・・・」【前編】【中編】【後編】
女「やってしまった・・・」【前編】【後編】




71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 01:59:48.49 ID:ijLDA/T10
    それから俺はあっちの世界での経緯を話した

    数時間程度の出来事なのにまるで何日もいたみたいな感じがする


    天使「・・・というわけだ」

    天使B「なるほど」

    天使B「優しい妹さんだね」

    天使「ああ」

    天使「だからこそ何とかしてあげたい・・・」

    天使B「なんとかって・・・なにを?」

    天使「例えば・・・神様に直談判するとか」

    天使B「門番に追い返されて終了だな」

    天使「そこだ」

    天使「そこで頼みたいことがあるのよ」

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 02:08:18.09 ID:ijLDA/T10
    天使「お前結構信頼あるじゃん、お前の力で面会許可証位貰えない?」

    天使B「まぁ確かに問題児のお前と違って信頼と実績はあるな」

    天使「さりげなく傷つけないでくれ・・・」

    天使B「だが許可証となると話は別だ」

    天使B「俺が熱弁してもせいぜい神様との面会に取れる時間は数十分がいいとこだ

    天使B「おまけにお前が何をしてかすかも分からないのに許可証をやすやす渡せっかよ」

    天使B「ま、おまえが今ここで全裸になって踊ったりなんかしたらやらないこともないけどな」

    天使「おい・・・」

    天使「それは本当か?」

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 02:12:14.54 ID:ijLDA/T10
    天使B「え?何が?」

    天使「今ここで全裸になって踊ったら許可証取ってくれるって」

    天使B「い、いや、冗談だって」

    天使「じゃあさらに踊りながら走ってやるぞ」

    天使B「いやだから冗談だから・・・」

    ヌギヌギ

    天使B「って、何してんの君」

    天使「見て分かるだろ、儀式の準備だ」

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 02:18:25.49 ID:ijLDA/T10
    天使B「分かった!分かったから!服着よう!な!」

    天使「何が分かったんだ?」

    天使B「許可証だろ?取ってやるから色んな物しまってくれ」

    天使「なんだ、分かってるじゃないか」

    天使B「はぁ・・・」

    天使「じゃあ頼むぜ、相棒」

    天使B(なんか人格変わっちゃってるよこいつ・・・)

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 02:24:34.61 ID:ijLDA/T10
    天使B「面会の期日は今日の夕刻」

    天使B「時間は9分」

    天使「短いな」

    天使B「まぁ妥当だろう」


    天使B「お前が何をする気か分からんが」

    天使「大丈夫、お前を巻き込んだりしないって」

    天使B「それはもう諦めてるから安心しろ」

    天使B「それより」

    天使B「天使としての格を下げる行為だけは慎めよ」

    天使「了解

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 02:29:55.89 ID:ijLDA/T10
    神の間 門前


    天使「緊張するな」

    天使B「そりゃあな」

    天使「宴会の時を思い出す」

    天使B「あれはお前が滑っただけだろ」

    天使「お前凍りついた空気の中にいる時の緊張がどれだけのものか・・・」

    天使B「いいからいくぞ、まずは礼を三方向にして右足から入るんだぞ」

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 10:59:52.15 ID:ijLDA/T10
    門番「神様」

    神様「どうした?」

    門番「門前に許可証を持った二人組がおります」

    神様「名前は?」

    門番「天使Bと名乗ったそうです」

    神様「ああ、ちゃんと話はついているよ。入れてあげなさい」

    門番「はっ」

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:04:32.29 ID:ijLDA/T10
    天使(・・・まず入ったら三方向に礼・・・・)

    ペコ ペコ ペコ

    天使(そして最初に・・・・・)

    天使(・・・どっちの足から入るんだっけ?)

    天使B(右足だバカ、そしてお前が今出そうとしてる足は左足だ)

    天使(まじごめん)



    神様(ププ・・・・緊張してるな・・・)

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:09:42.43 ID:ijLDA/T10
    神様「君たち、一応名前を確認の為教えてくれるかい?」

    天使B「はい、わたくし中央管理局第三管轄事務官の天使Bと申します。」

    天使(天使Bのこんな真面目な姿久々に見たな・・・)

    天使B(おい、お前も自己紹介しろい)

    天使(あ、ごめん)

    天使「同じくわたひゅし、中央管理局第三管轄平官の天使と申します」

    天使B(噛みやがった・・・・)

    天使(ほんとごめん・・・・)




    神様(プププッ・・・・・)

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:18:37.55 ID:ijLDA/T10
    神様「ははっ、そうあんまり緊張しないでくれよ」

    神様「といっても、緊張するなという方が厳しいかな?」

    天使B「お心気遣いありがたくぞんじます」

    天使B「しかし、時に緊張感を持つことも引き締める意味で必要」

    天使B「そう私は考えておりますゆえ、どうかお気になさらずに」

    神様(・・・いい返し方だ)

    神様「そうか、まぁ出来るだけ楽にしてくれ」

    天使B「有難う御座います」

    天使B(ほら、お前も・・・)

    天使(あ・・・)

    天使「お心気遣い、あ、有難う御座います」

    神様(もう1人もそれはそれでいいなププ)

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:24:56.35 ID:ijLDA/T10
    神様「さて、そろそろ本題に入ろうか」

    神様「時間も少ない事だし」

    天使B「はい」

    神様「何かの相談って言っていたけど、それは君たち2人一緒の事かい?」

    神様「それとも、別々に相談があるとか」


    天使B「いえ、実はお話があるのは隣の天使の方でして」

    天使B「私は平官が神様の面前で失礼の無いように見張る付き添いみたいなものです」

    天使(そうだったの?!)

    天使B(適当に言っただけだ)

    神様「つまり話があるのは隣の天使君って事かな?」

    天使B「さすがご理解が早くて助かります」

    神様「なるほどね」

    神様「さて、じゃあ天使君」

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:28:50.40 ID:ijLDA/T10
    天使「は・・ははい」

    神様「私に話があるらしいね」

    天使「ははい!全くもってその通りでごぜえます!」

    神様「どんな話かな?」

    天使「はっははひ!実はですね!」





    天使B「頼むから落ち着いてくれ・・・・」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:31:59.24 ID:ijLDA/T10
    神様「ははっ、別に気にしなくていい。」

    神様「私は天使B君みたいに礼儀を知っている子も好きだが、天使君みたいな子もそれはそれで好きだ」

    天使B「お慈悲感謝いたします」

    天使「そっ、それでですね!えっと!」

    神様「・・・フフッ」







    神様「天使君、ちょっと待って」

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:33:42.13 ID:ijLDA/T10

    神様「時間がないって自分で言っといてあれだけど」

    神様「少しゲームをしないかい?」

    天使「え・・・?」

    天使「・・・ゲーム・・・・ですか?」

    神様「そう」

    神様「ルールは実にシンプル」









    神様「君が今から何を言うか私が当てるゲームだよ」

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:39:06.72 ID:ijLDA/T10

    天使B(まじかよ・・・)

    天使「え・・・そ、それって・・・・」

    天使「もしかして俺達が何故ここに来たのか分かっているということですか・・・?」

    天使B(おい!俺達とかいう言葉神様に向かって使うな)

    天使(ああっ、ごめんつい・・・)

    神様「フフ」

    神様「私はこの天国界、管理局全央、天使人間の全て、そして時に自然の一部すら預かる存在」

    神様「私に分からない事など私が関与していない世界でしかありえない」

    天使B「・・・御見それしました」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:43:49.61 ID:ijLDA/T10
    神様「・・・・例の姉妹」


    天使(!!)


    神様「君は誤って殺す人間を間違えた」

    神様「そして君は、それを払拭する為に」

    神様「人間界に発った」

    天使B(人間界に行った事までばれてんのか・・・)

    神様「そして君は妹を見つけ」

    神様「予想外の優しさと温かさに触れた」

    神様「いや、触れてしまったと言うべきかな」

    天使(・・・・・・)

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:45:29.80 ID:ijLDA/T10
    神様「そして天使君、君は妹さんの優しさに感化され」

    神様「私にこうお願いしに来た」




















    神様「『どうか姉妹どちらとも生きれるようにして欲しい』と」

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:49:15.17 ID:ijLDA/T10
    神様「どう?当たってたかい?」

    天使「・・・・寸分の狂いもございません」

    神様「そう、それは良かった」

    天使「でも・・・・」

    天使「・・・・でもなぜなのですか?」

    神様「何がだい?」

    天使「そこまで分かっていたのに今まで何もされなかったのは」


    神様「・・・それにはいくつか理由があるよ」

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:49:21.89 ID:fzKVCbHl0
    天使バレバレwww
    神様万能すぎwww

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:52:51.07 ID:ijLDA/T10
    神様「一つ目の理由は結構簡単。」

    天使B「・・・・私達がいずれここに来ると分かっていたからですね」

    神様「おお、やはり天使B君は回転が早いなぁ」

    神様「その通りだよ」

    神様「君達がいずれ私を頼りにここに来るだろうと思った」

    神様「だから催促する必要もないだろうと思ってね」

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:56:35.79 ID:ijLDA/T10
    神様「二つ目は個人的な理由なんだけど」

    神様「君達がどう動くのか見たかったから・・・ってとこかな」

    天使天使B「え?」

    神様「君達がどの選択をするのか見たかった」

    神様「失敗を無かったことにするのか、それとも妹さんに甘えるのか、それとも」

    神様「責任を自分で取るのか」


    神様「そして天使君は私のして欲しかった選択をした」

    神様「だからこそ、私は君達との面会に応じたんだよ」

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 11:58:38.51 ID:ijLDA/T10
    神様「そして三つ目」

    神様「多分これは、一番ショックをうけるものだと思う」

    神様「だからこれは最後に言うことにした」

    神様「・・・・・・」














    神様「・・・これを見てほしいんだ」

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:01:50.14 ID:ijLDA/T10
    俺達は、見た

    神様が出したモニターに映っていたものを

    なんと悲痛な物なのだろうか

    吐き気すらしてくるほどに胸底が悪い

    そこには











    妹さんのお姉さんの姿が映っていた

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:04:48.90 ID:ijLDA/T10

    ただお姉さんが映っていただけならさほど問題はない

    でもそこには









    ―あんな根暗の妹死んで正解だったのよ―

    ―ホントうざいしきもいし―






    映像から、声が聞こえた

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:08:51.87 ID:ijLDA/T10

    神様「これ以上見るのはやめようか」

    神様はモニターの電源を切った

    天使B「これは・・・」


    神様「ひどいもんだろ?妹の死を喜ぶ姉なんて」

    神様「君達は恐らく知らないだろうが、妹さんは学校でも家族の中でも居場所なんてほとんどない」

    神様「そんな子だった」


    天使「そんな・・・」


    神様「きっとさほど楽しくない人生だったのかもね」

    神様「だからこそ、このままでいいと君に願った」

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:12:37.30 ID:ijLDA/T10
    神様「確かに妹さんは天使君やお姉さんの事を思って身代わりになろうとしたかもしれない」

    神様「でもそれだけじゃない」

    神様「どうせこの先生きてても」

    神様「そんなことを考えていたのかもしれない」



    “決心がついたのではなく”


    “諦めがついたのだと”



    天使「・・・・・」

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:09:34.29 ID:ASML+CcKO
    まさかの鬱展開・・・・

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:16:22.45 ID:ijLDA/T10
    >>125多分どこかで俺は道を踏み外した気がする


    神様「三つ目の理由はこれを調べるのに手間取ってたから」

    神様「・・・といってももう私の理由になんて興味は無いかな」

    天使天使B「・・・・・・」

    神様「さて、そろそろ時間だね」

    神様「最後に言いたい事は何かあるかい?」

    天使天使B「・・・・・」

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:20:47.11 ID:ijLDA/T10
    天使「俺の犯した失敗は・・・・」

    天使「想像以上に酷い物だったんですね・・・・」

    神様「まぁ同情せざるをえない」

    天使「こんなことを言うのはおこがましい事ですが」

    天使「言ってもよろしいでしょうか」


    神様「どうぞ」

    神様「色々と吹っ切りたいだろうしね」









    天使「姉が死ねばよかったんだ・・・・・本当に・・・」

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:23:28.52 ID:ijLDA/T10
    神様「私も少なからずそう思うよ」

    神様「でもその失敗を犯したのは君、天使君だ」

    天使「・・・そうですね」

    天使「すいませんでした」

    神様「謝ることは無い、捨てる神あれば拾う神ありだ」


    天使「え?」

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:28:06.97 ID:ijLDA/T10

    神様「君が奥深く願うなら」

    神様「一瞬の刹那ではなく、永劫の意思で願うなら」

    神様「私が君の願いを叶えてやらない事もない」

    天使「!!」

    天使「ほ、本当ですか!」

    神様「ああ」

    神様「温厚な私としても、少し許せないものがあってね」

    天使「それじゃあ・・・」

    神様「ああ」


    神様「妹さんを生き返らせてあげよう」

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:32:53.87 ID:ijLDA/T10

    神様「ただしお姉さんは身代わりになるが」

    神様「・・・むしろ一石二鳥になるのかもしれないな」


    天使B(やったじゃねえか!)

    天使B(神様が直々にしてくれるなんて滅多にねえぞ!)



    天使(俺は成し遂げた!)

    天使(妹さん、俺はやったよ)







    あれ?

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:33:42.11 ID:gO8BhmiCO
    (´;ω;`)ブワッ

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:35:05.80 ID:ijLDA/T10
    俺は何かに違和感を覚えた


    何にだ?


    いや、どこにだ?


    これは違和感か?




    あれ?

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:37:46.88 ID:ijLDA/T10

    神様「それじゃあさっそく取り掛かるとしようか」

    神様「意外と手間と時間がかかるもんでね」

    神様「それに早くやるに越したことは無いだろう」

    天使B「はい!ありがとうございます!」

    天使B(ほら!お前も礼言えよ!)







    何だろう・・・・・

    声が聞こえる・・・・

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:41:44.59 ID:ijLDA/T10
    俺は心の中で自問自答した



    そりゃあ近くで喋ってる奴がいるんだから、声くらい聞こえるだろう


    違う


    じゃあ幻聴じゃないのか?


    違う


    じゃああれだろう



    なんだ?



    耳以外のところから聞こえてくる声だろう

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:43:54.70 ID:ijLDA/T10
    ―・・・・だめです・・・・―


    なにがだ


    ―・・・・絶対にだめです・・・・―



    何がだって






    ―・・・・・・・・―


    『でも代わりにお姉ちゃんが死ぬなんて絶対にダメです』






    何故だろう

    その言葉を俺はふいに思い出した

146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 12:46:25.49 ID:ijLDA/T10
    神様「じゃあ私はそろそろ行くよ」

    天使B「よろしくお願いし






    天使「あの、少し待ってもらえませんか?」

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:09:30.81 ID:ijLDA/T10
    天使「少しだけ時間をもらえませんか?」

    神様「?」

    天使B「え?」

    天使「いや・・・その・・・なんていうか・・・・」

    天使「少しやりのこしたことがありまして・・・・・」

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:09:54.39 ID:5fiqdfTPO
    天使新ぢゃらめぇーっ!

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:11:31.41 ID:ijLDA/T10
    天使B「やり残したことってなんだよ」

    天使「いや・・それは・・・」


    神様「・・・それはここじゃあ出来ないことかい?」

    天使「出来ないです・・・」

    神様「じゃあ私か天使B君に出来ることかい?」

    天使「多分出来ないです・・・」

    神様「じゃあそれは」


    神様「大事なことかい?」


    天使「・・・多分そうです」

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:16:49.25 ID:ijLDA/T10
    神様「なるほどねぇ・・・」

    神様「分かった、準備だけ済ませておくよ」

    神様「もし全て終えたら私のところに来なさい」

    天使「はい、ありがとうございます・・・」

    神様「じゃあさっそくそのやり残した事をやってくるといい」

    神様「面会時間もとっくに終わっているしね」

    天使B「!!お手数おかけして申し訳ありません」

    神様「気にしないでくれ、とても充実した時間だったよ」

    天使「ありがとうございます」

    天使「それではお先に失礼いたします」



    ガチャ

    そう言って天使は神の間を後にした

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:23:45.90 ID:ijLDA/T10

    神様「・・・・・」

    神様「さて天使B君、彼は何をする気だと思う?」

    天使B「はてさて、わたくしには見当もつきません」


    神様「・・・やっぱり君は賢いね」

    神様「面会許可証をあらかじめ2枚取っておくあたりも」

    天使B「お褒めの言葉有難う御座います。しかし、私にはどういう事かさっぱり」

    神様「私と天使君は二回会う必要があるって予想していたんだろう?」

    天使B「いえ、ただ私は機会は多いほどいいかと思いまして」

    神様「ははっ」

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:28:38.03 ID:Rfn1RaLQ0
    天使Bもなかなかやるな

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:30:14.49 ID:ijLDA/T10
    神様「君が天使君が何をする気なのか予想がついてるのに言わないのも」

    神様「無断で人間界に行くのが罪に問われる事を知っているからだろう?」

    天使B「・・・とすると神様は彼が無断で人間界に行くと予想しておるのですか?」

    神様「私はね、そして多分」

    神様「君もだろう?」


    天使B「・・・そう予想していたのでしたら、何故お引き止めにならなかったのです?」

    神様「その予想がついたのはさっきさ」

    神様「それまではてっきり緊張しすぎてトイレに行くのかなとか思っててね」

    天使B「フフッ」

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:31:45.10 ID:VTItfx48O
    天使Bも神様も良い人すぐる……

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:35:17.45 ID:ijLDA/T10

    天使さんに言われた数日間

    私は色んなところを見て回りました

    幽体というのは結構楽なもので

    邪魔な壁もすり抜けられるし、疲れないし、空を飛べるし(浮けるしって言った方がいいのかな)

    とにかく私は自分の周りをうろついてみました


    公園、商店街、駅、図書館、林道、道路



    色んなところへ行きました

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:36:50.49 ID:ijLDA/T10
    でも何故でしょう・・・・


    私の姿も声も普通の人には届かないのに


    なのに・・・・















    学校や家には行くことはしませんでした

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:36:44.91 ID:Rfn1RaLQ0
    俺、死んだら女湯覗くんだ・・・

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:40:55.00 ID:ijLDA/T10
    >>167もしかしたら俺達も知らないババアに風呂覗かれているかもしれない・・・




    私は最近気付いたことがあります

    多分それは普通の人には絶対に分からないことで

    私もこうならなければ分からなかった事で






    妹「・・・・・・」

    妹「幽霊って・・・泣くんだね・・・・グスッグスッ」







    幽霊は泣くんです

    色んな感情を持って

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:45:55.12 ID:ijLDA/T10
    妹「ひっぐ・・・ひっぐ・・・」

    妹「うぇぇん・・・・・」








    天使「前も・・・・」

    妹「!!」

    天使「最初に会った時も泣いてたよね・・・・」

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:51:06.26 ID:ijLDA/T10
    妹「天使さん・・・」

    天使「お久しぶりです」

    天使「ってそんなたってないけど・・・・」

    妹「ど・・どうしたんですか?期日はまだあると思うんですけど・・・」

    天使「ちょっと用事がありまして・・・」

    妹「そ、そうなんですか」

    天使「はい・・・・」

    天使「それより・・・・」

    妹「・・・・・」

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 13:54:45.20 ID:ijLDA/T10
    天使「やっぱり・・・まだ悲しいですか・・・?」

    天使「そうですよね・・・誰だって死んだって聞かされたら・・・・」

    妹「・・・・・・」

    妹「確かにそれもあります・・・・」

    妹「でも・・・それだけじゃないんです・・・・」

    天使「?」

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:04:07.43 ID:ijLDA/T10
    妹「天使さんは知らないと思うんですけど」

    妹「実は私、クラスとかにもあまり馴染めてなくて・・・」

    妹「友達もあんまりいなくて・・・・」

    妹「なんか私、いつも1人だなぁって思ったら・・・・」

    妹「なんだか悲しくなってきちゃって・・・・・」


    天使(知ってます・・・全部・・・)



    天使「・・・それで」

    天使「それで泣いていたのですか・・・」

    妹「はい・・・」

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:10:52.89 ID:ijLDA/T10
    妹「・・・でも私、決心は変わってません」

    天使「え・・・?」

    妹「確かに私は普通よりはちょっとつまらない人生だったかもしれません」

    妹「でも、それでも充実していました」

    天使「充実・・・・?」

    妹「私、身代わりになることに後悔はしていません」

    妹「救うために死ぬことを恐れてはいません」











    天使「・・・・おかしいよ」

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:17:15.27 ID:ijLDA/T10
    妹「おかしい・・・ですか?」


    天使「・・・・ああ」

    天使「ああおかしい!!狂ってる!!!」

    妹「ど、どうしたんですか天使さん!」

    天使「お前本当は気付いてたんだろ!?」

    天使「家族からも友達からも必要とされてないって!!」

    天使「クラスに馴染めないとかオブラートな言い方してたけど!!」

    天使「本当は天涯孤独だったんだろ!?」

    妹「!!・・・そ、そんな言い方しなくても・・・」

    天使「なんでそんな人生で充実してたって言えんだよ!!」

    天使「あんな姉の為に死ぬなんてバカらしいとかおもわねえのかよ!!」




    妹「・・・・・」

    妹「・・・・うるさいうるさいうるさい!!」

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:20:30.37 ID:ijLDA/T10
    妹「うるさいうるさいうるさい!!」

    妹「そもそも天使さんがこんなミスしなければこんなややこしいことにはならなかった!!」

    天使「ややこしくしてんのはお前だろ!!」

    天使「お前の好きなほう選べって言ってんのに、いつも姉がどうとか俺がどうとか言いやがって!!」

    天使「あんな姉に気遣ってんなよ!!」


    妹「・・・・だまれ」

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:23:52.76 ID:ijLDA/T10
    妹「確かに私は正直まったく充実してない人生だと自分でも思います」

    妹「でもそれでも幸せな時もあったんです?」

    天使「・・・・幸せな時?」

    妹「・・・・・・」

    妹「・・・昔は優しいお姉ちゃんだった」

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:28:19.75 ID:ijLDA/T10
    妹「天使さんがいつのお姉ちゃんを知ってるかはしらないですけど」

    妹「昔のお姉ちゃんは凄く私に優しくしてくれた」

    妹「人付き合いの苦手な私をいつも笑わせてくれた」

    妹「例え今お姉ちゃんがどんなに私を嫌っていても」

    妹「私はあの頃の事を忘れない限り、後悔はありません」

    妹「だから・・・・」


    妹「お姉ちゃんを侮辱しないでください!」

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:32:08.45 ID:ijLDA/T10
    そうだ・・・・・


    俺が見たのは妹さんが死んでからのお姉さんだけ・・・・


    昔のことなんて何一つ考えようともしなかった・・・



    なんで俺はこう・・・・・




    ダメなんだろうか・・・・・



    天使「・・・侮辱したことを深くお詫びします」

    天使「すいませんでした」

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:34:24.17 ID:ijLDA/T10

    きっと謝れば妹さんは俺を許すだろう



    そして妹さんはその言葉に続き



    決心が変わらないことを俺に告げるだろう



    もしそうしたら



    俺は何を選択するのだろう

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:37:56.78 ID:ijLDA/T10

    妹「謝ってもらえればそれでもういいです・・・」

    妹「私も言い過ぎました・・・・・」


    妹「でも・・・」

    妹「期日は来てないけど、これだけは知っておいて欲しいです」


    妹「私は、自分の人生が嫌だから投げ出すんじゃない」

    妹「お姉ちゃんを好きだからこそ、身代わりになるんだって」

    妹「そして、この決心は絶対に揺らがないってことを」


    天使「・・・・・」

    天使「・・・分かった」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 14:41:35.79 ID:ijLDA/T10

    正直今でも俺は、妹さんの方に生きてて欲しいって思っている


    だが、妹さんはお姉さんに生きてて欲しいと願っている


    そして一定量の自然法則


    俺は、どちらを選べばいいのか・・・・・


    妹さんの意志か、俺の願いか

193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/10(金) 15:00:12.40 ID:ijLDA/T10
    天使「・・・・・・・」

    天使「妹さんだって決断したんだ・・・・」

    天使「次は俺の選択の時だ・・・・」









    そして俺は天国界に帰った

    答えを持って


天使「やってしまった・・・」【後編】へつづく


引用元
天使「やってしまった・・・」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1239285914/

 

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