しばらくの間、再投稿の記事ですがご了承下さい。

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:03:10.11 ID:GA6qk9dMQ
    女「ロン」
    男「また女の勝ちか」
    女「毒を吐く暇があったらさっさと例の物を渡せ。君は負けたんだ」

    女「今日はポッキーか……ふむ、まあまあだな」

    男「お菓子かけた麻雀ってのもなあ……」




 
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:10:21.98 ID:GA6qk9dMO
    男「甘党なギャンブラーってどうなんだ?」
    女「何を言う。糖分は頭の回転を早くしてくれる」
    男「ギャンブラーっていうと酒を嗜みながらってイメージだ」
    女「馬鹿を言うな。酒など飲んだらロクな思考は出来ん。それに私はまだ未成年だ」
    男「コーヒーは?」
    女「苦いのは嫌いだ!!」

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:13:16.39 ID:GA6qk9dMQ
    男「さて帰るかな」
    女「まあ待て。麻雀でもやってから帰ろうじゃないか」
    男「何をかけるんだ」
    女「内緒だ」

    女「ツモ。大三元、字一色、四暗刻」
    男「そんなのありかよ!?」
    女「君の負けだ。……さて、帰ろうか」
    男「ま、待て。結局何をすればいいんだ?」
    女「何を言っている?君が負けたから、一緒に帰ろうと言っているんだ」
    男「え、あ、ああ……」
    女「……負けた君に断る権利は無い」

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:17:39.76 ID:GA6qk9dMQ
    女「また私の勝ちだ」
    男「くそっ」
    女「さあ、早くお菓子を渡したまえ」
    男「ほらよ」
    女「おお、ここのメーカーのチョコは好きだ……って、おい!!」
    男「何だよ、いきなりデカイ声で」

    女「カフェオレ味じゃ私は食べられないじゃないか……少しは考えたまえ」
    男「知るか」

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:22:11.35 ID:GA6qk9dMQ
    女「スピード?」
    男「ああ、トランプの奴な」
    女「いいだろう……この飴を舐め終わるまでに片付けてくれる」

    男「ス、ス、スーピード!!」
    女「はぁぁぁぁぁあ!!」
    男「は、早い!!まるで手が何本もあるかのようだ!!」

    女「げ、ぼぇ、飴が喉に!!」
    男「あがり」
    女「げほっ……うぅ……私のチョコ…男君に食べられるとは可哀相に…」
    男「一々失礼な奴だな」

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:23:08.37 ID:5Ak7our0O
    ・・・むしゃ・・・・・・むしゃむしゃ・・・

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:26:32.67 ID:GA6qk9dMQ
    女「君はこんなところで何をしている?」
    男「ああ、女がここによく来るって聞いたからさ」
    女「どこから聞いたんだか……まあいい。オヤジ、久しぶりにやるか」
    男「チェスも出来るのか?」
    女「賭けに使われる物なら大体な」
    男「それはそうと……私服も可愛いな」
    女「……それ以上喋らないでくれないか」
    男「へ?」
    女「……対戦前に、私の心が乱れそうだから」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:32:10.96 ID:GA6qk9dMQ
    女「ご愁傷様。チェックメイトだ」
    オヤジ「ちっ……また今度な」
    女「いつでも相手になろう」

    男「あれ、あの人机にお金忘れてるぞ」
    女「おやおやそれは大変だ……私が預かっておこう」
    男(……)
    女「さて、他に金づるは……」
    男「金賭け禁止じゃないのか?」
    女「何のことやら。私は忘れ物を預かってるだけだ」
    男「…………」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:37:32.77 ID:GA6qk9dMQ
    男「チェスのルールはよくわからんな」
    女「将棋と似てはいるが……君、将棋の経験は?」
    男「無い」
    女「まあいい、手取り足取り教えてやる。まず、この駒は……」

    男「すまん、アンパッサンについてもう一度」
    女「もう嫌だ。流石の私も匙を投げた」
    男「ギャンブラーに必要なのは忍耐力だろ」
    女「そうだ……が、これ以上君と近距離で居るのは耐えられないからな」
    男「?」
    女「気にするな、ただの愚痴だ」

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:44:07.82 ID:GA6qk9dMQ
    店主「女ちゃん、金賭けは禁止だって何度胃ったらわかるのぉ?」
    女「貴様も無駄な化粧品に金賭けるのは止めたらどうだ」
    店主「失礼ね、私は乙女よ?サービスでソーセージがついてるだ・け☆」
    女「気色が悪い。……ああ男君、君は同性愛の気があるかい?」
    男「はあ?……ある訳ないだろ」
    女「ならば一つ忠告だ。決して店主に背を向けるな」
    店主「うほっ!いい男発見!!」
    女「予定変更だ。帰ろう男君……今すぐに。そして二度と来ないことだ」
    男「よくわからんけど、従った方がいい気がするな」
    女「だろう」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:49:00.03 ID:GA6qk9dMQ
    女「チェスというのは人よりCPUの方が上手な場合が多い」
    男「よく聞く」
    女「しかし……CPUには見つけ出すことは出来ない常識外の一手」
    女「つまり、閃きの一手。コレばかりは人間以外には不可能だ」
    男「ふーん……なるほど」
    女「正しく、一%の閃きと九十九%の努力の賜物だ」
    男「え?それって努力が大事って意味だろ?」
    女「……真逆だ」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:52:01.57 ID:GA6qk9dMQ
    女「ちょっと北海道まで飛ぶことになった」
    男「いきなりどうした?」
    女「賭け仲間との集まりがあるんだ」
    男「そうか、まあ気をつけろよ」
    女「それでだな……ああいや。とりあえずババヌキをしよう」

    女「私の勝ちだな。……君は本当にわかりやすい」
    男「う……それで、今度は何を賭けた?」

    女「……君の電話番号だ」

    男「普通に聞いてくれ」

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 00:57:44.83 ID:GA6qk9dMQ
    女「実に有意義な時間だったな」
    女「明日はいよいよ帰還する訳だが……」
    女「一度位は男君に……いやしかし…」
    女「……よし、コインで表が出たら電話しよう」ピンッ

    女「裏か…………」
    女「も、もう一回だ!!」ピンッ

    女「……裏か……………」

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:04:21.44 ID:GA6qk9dMQ
    女「……ただいま」
    男「おかえり、北海道はどうだった?」
    女「それよりもだな、君は昨日の夜何をしていた?」
    男「ああ、昨日はちょっと早く寝たんだ」
    女「……七回も粘って表を出したのに………」
    男「何か言ったか?」
    女「別に何も。……さあ、チェスでもしようか」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:08:00.62 ID:h2iuzlgXO
    甘党関係なくなってきた
    だがいい

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:12:32.21 ID:GA6qk9dMQ
    女「コンビニに行こう。甘い物を買いにな」
    男「わかったわかった」

    男「……雑誌買うのか?」
    女「買わない」
    男「弁当買うのか?」
    女「買わない」
    男「じゃあ何で雑誌やら弁当のコーナーに行くんだよ」
    女「馬鹿者、いきなりお菓子のところに行ったら子供みたいで恥ずかしいではないか」
    男「意外に可愛い理由だな」

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:17:46.26 ID:GA6qk9dMQ
    女「……もしもし、男君かい?」
    女「いや何、特に用事は無いが」
    女「君さえ良かったら明日、映画にでも……」
    女「わ、わかった。それじゃあまた明日。楽しみにしてる」

    女「という筋書きになると心の中で賭けて……で、電話してみよう」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:22:46.55 ID:GA6qk9dMQ
    女「も、もひも……んっんー!もしもし」
    男「おお、どうした?」
    女「君、明日は暇かな」
    男「明日?あーごめん、デートの予定がある」
    女「で、デートだと!?」
    男「嘘だ」
    女「……っ!!」

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:26:45.42 ID:GA6qk9dMQ
    女「――じょ、冗談も程々にしろ!!」
    男「いやごめ」
    ツー…ツー…ツー
    女「切ってしまった……もう電話する勇気は無いぞ……」

    女「感情に飲まれたギャンブラーは敗者も同じ、か……」
    女「今日はもう寝よう」

    女「男君の……馬鹿者め…………明日目茶苦茶に負かしてやる……」

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:30:14.51 ID:GA6qk9dMQ
    女「たまには和菓子も悪くないな」
    男「また菓子ばっか食ってるのか」
    女「甘い物は腹持ちもいいからな、重宝する」
    男「……もしかして貧乏なのか?」
    女「……………」
    男「女?」
    女「そんな訳、無いだろう」
    男(今の間は何だ)

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:35:02.69 ID:GA6qk9dMQ
    男「女の家に行ってみたいんだが」
    女「っ!?な、何故だ!」
    男「いや、何か凄そうだと思ってさ」
    女「ま、まあ、ままままあいいが……一つ、言っておく」
    男「ん?」
    女「き、君が寝室に入るのは、チェスで私に勝たない限り駄目だからな」
    男「いや別に寝室に興味は無いけど」
    女(明日から少しずつチェスの特訓をさせることにしよう)

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:41:08.42 ID:GA6qk9dMQ
    女(男君が家に来る……)
    女(男女二人が二つ屋根の下……)
    女(……だ、脱衣麻雀とか?)
    女(私は何を考えているんだ……馬鹿か)

    女「部屋の掃除でもしておくかな」
    ザー……
    女(……と思ったのに、何で私はシャワーを浴びてるんだろうな……)

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:46:19.08 ID:GA6qk9dMQ
    男「えーと……メモによると……この辺なんだが……」
    男「何かやたらデカイ屋敷があるだけだ」
    男「まさか……ここか?」
    男「インターホン無いし……ノッカーかよ」
    ゴンゴン

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:50:00.52 ID:GA6qk9dMQ
    女「き、来た!?」
    女「ま、まずいぞ。まだ服を選んでるのに……」
    女「よ、よし表が出たらこっち、裏ならこっちだ!!」ピンッ
    女「表……よ、よし。これにしよう」


    女「……ああ、来たか。まあのんびりしていけ」
    男「そうする」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:54:13.08 ID:GA6qk9dMQ
    男「すごいな……ルーレットまであるのか」
    女「まあな。ウチはギャンブラーばっかりだから」
    男「ふーん……さ、女の部屋に行こうぜ」
    女「わ、私の部屋?な、何故だ」
    男「折角だから色々と話もしたいしな」
    女「わ、わかった……」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 01:56:58.51 ID:GA6qk9dMQ
    男「ん?何で服がこんなに……」
    女(しまっ……片付けるのを忘れた!)
    男「また旅行に行くのか?」
    女「あ、ああ!そうだ、そういうこと」
    女(馬鹿なのか大物なのか……)
    男「結構派手なのもあるな」
    女「勝手に漁るな、馬鹿者!」

    男「何で枕元にパイン飴が大量にあるんだ?」
    女「寝付けない時に舐めてみろ。気分が落ち着くから」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:03:17.14 ID:GA6qk9dMQ
    男「他に人は居ないのか?」
    女「ああ、私は一人暮らしだが?」
    男「……ご両親は?」
    女「二人共、賭けに生きて賭けに死んでいったよ」
    男「…………」
    女「迷惑な話ではあるが、二人の生き様は嫌いではなかったな」
    男「それなのに、女は賭けを止めないんだな」
    女「逆だ。……二人の賭けの技術を受け継いだのは私だけだからな」
    男「…………」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:06:12.17 ID:GA6qk9dMQ
    男「そろそろ帰るよ」
    女「……ああ。送っていこう」

    女「…………男君」
    男「ん?」
    女「私は今から大きな賭けにでる」
    男「賭け?」
    女「君は結果を見届けてくれ」

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 02:10:07.75 ID:GA6qk9dMQ
    女「私は勝ち目の低い勝負はしない主義だ……が、今回は特別だ」
    男「うん……?」

    女「私は君の事が好きらしい。……良かったら、その、付き合って欲しい」

    男「はへ?」
    女(一世一代の大博打。当たれば天国負ければ地獄……)

42 :1:2009/04/11(土) 02:19:08.61 ID:GA6qk9dMQ
    男「い、いいのか?」
    女「私の台詞を取らないでくれないか」
    女(も、もしかして?もしかして?)

    男「う、嬉しいよ。ありがとう」
    女「別に礼を言われる筋合いは無いが」
    女(嘘……ホントに……?いやいや期待しちゃ駄目かな……)

    男「じゃ……じゃあよろしく」
    女「――やった!!私の人生は春色だ!」
    女(ああ、よろしく頼むよ)
    男「え?」
    女「あ!し、しまった!!」

43 :1:2009/04/11(土) 02:25:05.77 ID:GA6qk9dMQ
    男「素直じゃないな」
    女「……君に言われたくない。それじゃあ、また明日」
    男「ああ、じゃあ」

    女(……賭けに勝った……)
    女「これからは男君が私の『恋人』……」
    女「……駄目だ…いくら私が甘党でも、これは甘過ぎる……ふふ」

44 :1:2009/04/11(土) 02:26:31.41 ID:GA6qk9dMQ
    女「うーむ……どっちを見ようか」
    男「女が恋愛映画を見たがるとはな」
    女「どうせ現実はロクなことが無い。せめて映画でくらい甘い思いをしたいだろう」
    男「じゃあ恋愛映画にしようか」
    女「いやいや少し待て。このゾンビを薙ぎ倒す映画も面白そうだ」
    男「その映画は甘くないだろ」
    女「賭けるか?」
    男「賭けにすらならないだろ」

45 :1:2009/04/11(土) 02:28:08.33 ID:GA6qk9dMQ
    女「私の口調は変か?」
    男「まあ、ちょっと変わってるかもな」
    女「やはりそうか」
    男「……俺は、可愛らしくて好きだけどな」
    女「よくもまあ、そんな甘い言葉が出るものだ」
    男「嫌か?」
    女「全く。……私は甘党だからな」

47 :1:2009/04/11(土) 02:35:41.70 ID:GA6qk9dMQ
    女「いいことを考えた」
    男「また悪巧みか」
    女「私にチェスで勝ったら10000円、負けたらお菓子という店をやればいいんだ」
    男「スラム街でやってそうだな」
    女「そんな訳で男君。チェスをやらないか?」
    男「どうせ負けるから止めとくよ」
    女「なんだ、つまらん」
    男(周りもそう思ってやらないだろうな)

49 :1:2009/04/11(土) 02:42:59.19 ID:GA6qk9dMQ
    女「悪銭という言葉がある」
    男「あるな」
    女「賭け事や窃盗で手に入れた金を言うらしいが……失礼にも程があるな」
    男「と、いうと?」
    女「ギャンブルは実力と経験が左右する。より努力した奴は富を得る」
    女「それは至って普通のことだろう?」
    男「何か妙に納得した」

50 :1:2009/04/11(土) 02:45:29.07 ID:GA6qk9dMQ
    女「朝起きた時スレが残っているか」
    男「それとも落ちているのか?」
    女「正にギャンブル……ゾクゾクするよ」
    男「そうか。……そろそろ限界だな」
    女「ああ、そうらしい。おやすみ、男君」

73 :1:2009/04/11(土) 09:19:21.74 ID:GA6qk9dMQ
    男「ロン。タンピンドラドラ。11600」
    女「む……君はタンピンが多いな」
    男「そうか?女は海底が多いだろ。何か理由あるのか」
    女「麻雀において相手の捨て牌を見るのは基本だ。……後は目線だな」
    男「目線?」
    女「自摸牌を切る場合に、まず手牌のどこに目線が行ったかを見るんだ」
    男「そりゃまた何で?」
    女「大した情報量は得られんが、ほんの少し手牌を予測しやすくなるからな」
    男「へえ」
    女「捨て牌と目線から相手の手牌を予測。後は自分の手牌を調整しておけばいい訳だ」
    男「長い解説はありがたいんだけどさ」
    女「何だ?」
    男「朝一で聞かされることじゃないよな」
    女「馴れろ」

75 :1:2009/04/11(土) 09:28:07.16 ID:GA6qk9dMQ
    女「……ガムか…」
    男「あれ?嫌だったか?」
    女「実はあまり得意では無いんだ、これ」
    男「ガム噛んでると集中力が上がるとか……」
    女「それはリラックスした状態にガムを噛む習慣をつけておかないと駄目なんだよ」
    男「え、ガム自体に効果があるんじゃないのか?」
    女「無い。ガムを噛んでる=自分はリラックスしてると自己暗示しているだけだ」
    男「ふーん……で、何でガムが嫌いなんだ?」
    女「すぐに味が失くなるのにずっと口に入れておいたらお菓子が食べられない」
    男「切実な理由だ」

77 :1:2009/04/11(土) 09:35:00.96 ID:GA6qk9dMQ
    女「ネットでポーカーやチェス、麻雀……何でも出来る世の中だな」
    男「女がネットやってるとこは見たことないな」
    女「……私はネットでやるギャンブルが嫌いなんだ」
    男「そりゃまた何で?」
    女「ギャンブルはあの臨場感がいいんだ。目線、表情、話術、動作の躊躇い。
      それらの全てを駆使、利用してこそギャンブルは楽しい」
    男「……もしかしてネットじゃ勝てないとか?」
    女「うっ……い、いや!本来ギャンブラーというものはだな……」
    男(図星か)

78 :1:2009/04/11(土) 09:42:54.45 ID:GA6qk9dMQ
    女「つぶつぶいちごポッキーだ……ふふ…」
    男「今日も女の勝ちか」
    女「早速いただこうかな」
    男「…………」
    女「君も一本食べるか?」
    男「いやいい、負けたしな」
    女「そうか」
    男(苺苦手だし……最近女の好みに合わせてお菓子買うようになったな…)
    女「何か言ったか?」
    男「いや、別に」

80 :1:2009/04/11(土) 09:48:19.39 ID:GA6qk9dMQ
    女「脱衣麻雀」
    男「ああいや。そういう物もあるよなーって話……」
    女「……やりたいのか…?」
    男「え、や、あの」
    女「私は君が相手なら構わない」

    女「ダブリー一発ツモ。さあ脱げ」
    男「もうこれを脱いだらパンツ一丁ですが」
    女「……君はがっつき過ぎなんだ」

81 :1:2009/04/11(土) 09:53:36.36 ID:GA6qk9dMQ
    男「ロン!それロン!!」
    女「む……脱げばいいんだろ、脱げば」
    男「またYシャツ姿だから何とも無いな…」
    女「あ、あんまりジロジロ見ないでくれ。何だか気恥ずかしい」
    男「いやでも新鮮で……可愛いな」
    女「うあ……い、いいから続けるぞ。君はもう崖っぷちなんだから」
    男「…………」
    女「ええい、ジロジロ見るな!!」
    男(目線と話術……なるほど、こんな使い方もあるのか…)

84 :1:2009/04/11(土) 10:02:15.24 ID:GA6qk9dMQ
    女(負けられない……もう負けられない…)
    男(勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着)
    女「……見ないでくれと言ってるのに……あっ」
    女(しまった……今のは南を切るべきだった)
    男(勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着)
    女「み……見るな、恥ずかしいから…」
    男「勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着勝てば下着!」
    女「や、止めてくれ。顔が火照ってしまう……」

85 :1:2009/04/11(土) 10:07:59.98 ID:GA6qk9dMQ
    女「……ツモ!」
    女(た、助かった……こんなにもプレッシャーがかかるなんて…)
    男「くそっ!!惜しかった!」
    女「君の手牌は何だ?捨て牌から全く予想出来なかった」
    男「え?……あっ」
    女「……まさか私の下着のことしか考えてなかったんじゃあるまいな…」
    男「い、いや……ははは」
    女「全く……ほれ、ソックスを脱ぐという手もあるんだぞ」

    男「足をこっちに延ばすと白いパンツが丸見えですよ」
    女「ふえっ!?み、見るな馬鹿者!!」

    男「ほう、つまり今日は白なんだな」
    女「……君は話術という点ではギャンブラーに向いてそうだな」

87 :1:2009/04/11(土) 10:14:10.21 ID:GA6qk9dMQ
    男「その髪型だけどさ……」
    女「うん?至って普通のポニーテールだろう」
    男「何でポニーテールにしてるんだ?
    女「何かギャンブラーっぽくてカッコイイじゃないか」
    男「……それだけ?」
    女「それだけだ。……何か問題でも?」
    男「いや、別に……」

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:19:16.24 ID:Oy7JErpJO
    ポニテか…
    予想通りだな

89 :1:2009/04/11(土) 10:19:45.04 ID:GA6qk9dMQ
    男「女って何でギャンブルを始めたんだ?」
    女「親とよくやっていてな。勝てばお菓子が貰えた」
    男「なるほど、それでか」
    女「……ところがある日、貰える物がお菓子から紙キレに変わった」
    男「紙キレ?」
    女「それ一枚で沢山お菓子が買える、魔法の紙キレだ」
    男「ああ、なるほど」
    女「……そしてそれを使って」
    男「お菓子を勝ったんだろ?」
    女「いや、親に頼んで馬券を買ってもらった」
    男「…………」
    女「つまり私は、お菓子もギャンブルも堪らなく好きなんだよ」

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:20:00.17 ID:dqRWuUEFO
    とりあえずパンツ脱いだ

91 :1:2009/04/11(土) 10:23:57.12 ID:GA6qk9dMQ
    男「前の悪銭の話だけど」
    女「うむ」
    男「だったらプロの棋士になればいいんじゃないか?」
    女「…………」
    男「悪銭って呼ばれることも無くなるだろ」
    女「……それは駄目だ」
    男「何で?」
    女「私は棋士で無く、ギャンブラーで居たい」
    男「……そ、そうか」
    女「そんな訳で、ポーカーでもしようか」

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 10:28:05.40 ID:uiH47aIlO
    電車の中で脱ぐべきか脱がざるべきか、一種の賭けだな。

93 :1:2009/04/11(土) 10:29:41.90 ID:GA6qk9dMQ
    女「男君、もうすぐ文化祭だな」
    男「そうだな」
    女「き、君は何か予定あるのかい?」
    男「無い。だからここでのんびりしてるよ」
    女「えっ!?そ、それは困る……」
    男「何で?」
    女「…………」ピンッ
    女(表か)
    女「わ、私は君と二人で回りたいんだ」
    男「今のコインの意味は?」
    女「自分に素直になるかを賭けた」
    男「……………」

94 :1:2009/04/11(土) 10:36:11.22 ID:GA6qk9dMQ
    女「うわっ、アイスクリームが……」
    男「おいおい大丈夫か?ほら、拭いてやるから」
    女「あ、ありが……馬鹿者!ついたのは胸元なんだから、さ、触るな!」
    男「おあ、ごめん」
    女「全く……仕方無い。ブレザーを脱ぐか」
    男「脱衣麻雀やらない?」
    女「やらん」

96 :1:2009/04/11(土) 10:42:30.84 ID:GA6qk9dMQ
    女「ひゃあっ!?」
    男「ど、どうした?いきなり」
    女「い……今、人混に紛れて誰か、私のお尻を……」
    男「一般解放だからな……女子高生相手にはしゃいだオッサンか」
    女「むう……男君、ちょっと腕を失礼」(ギュッ)
    男「え、女?」
    女「こ、こうしていれば多少は減るかもしれない……それとも、嫌か…?」
    男「いやいやいや、全然」
    女「そうか……あ、ありがとう。あっ!あっちに綿菓子が!!」
    男「引っ張るなよ」

99 :1:2009/04/11(土) 10:49:24.65 ID:GA6qk9dMQ
    女「お、注文したケーキが来たぞ」
    男「甘い物ばっかりよく食えるな」
    女「何を言うか、甘い物は――」
    (女さん……ケーキ食べてる……)
    (…似合わねー……)
    (……意外に少女趣味…)
    女「…………」
    男「どうした?」
    女「なあ男君……私はそんなに怖いのか」
    男「え?」
    女「どうしたら可愛くなれるんだ……?」
    男「……ぷっ」
    女「なっ!?笑うな、私は本気で――」
    男「いやあ大丈夫大丈夫。……今のままでも可愛いから」
    女「え!?っぁ……ぅ」
    男「可愛いって言われると一瞬どもる所とかもね」
    女「――っ!ちょ、調子に乗るなぁ!!」

101 :1:2009/04/11(土) 10:54:24.01 ID:GA6qk9dMQ
    女「……チェス大会…?」
    男「変わったことやるんだな」
    女「まあ麻雀よりは知ってる奴が多いな」
    男「ふーん……」
    女「さて、行こうか」
    男「あれ?エントリーしないのか?」
    女「馬鹿らしい。私が出たら優勝が決まりきっていて面白くないだろう」
    男「賞品はお菓子詰め合わせ……」

    女「エントリー希望だ。私と……この男」
    男「何で俺まで……」

102 :1:2009/04/11(土) 10:55:41.90 ID:GA6qk9dMQ
    女「……チェス大会…?」
    男「変わったことやるんだな」
    女「まあ麻雀よりは知ってる奴が多いな」
    男「ふーん……」
    女「さて、行こうか」
    男「あれ?エントリーしないのか?」
    女「馬鹿らしい。私が出たら優勝が決まりきっていて面白くないだろう」
    男「賞品はお菓子詰め合わせ……」

    女「エントリー希望だ。私と……この男」
    男「何で俺まで……」

103 :1:2009/04/11(土) 11:00:10.92 ID:GA6qk9dMQ
    女「ほう。斜めに動けるルークとは珍しいな」

    女「その駒はブロッキング中だ」

    女「プロモーションも知らないのか……」

    女「そこは普通キャスリングだろう」

    男(アイツはチェス大会とチェス教室を間違えてるんじゃないのか?)

104 :1:2009/04/11(土) 11:03:26.13 ID:GA6qk9dMQ
    女「チェック」
    男「……チェック」
    女「チェック」
    男「チェックです」

    男「……いよいよ決勝か。まあ相手は……わかりきってるな」
    女「面白い。ここは一つ賭けをしよう」
    男「いいぞ、何を賭ける?」
    女「負けた方は勝った方の言うことを何でも聞く」
    男「な、何でも!?」
    女「ああ、何を言われても従ってやろう」
    男「俄然やる気が出て来た」
    女「…………」

105 :1:2009/04/11(土) 11:07:11.24 ID:GA6qk9dMQ
    女「…………」カッ
    男「…………」カッ
    女(ディスカバードアタック……いつの間にこんな技まで……)
    女「…………」カッ
    男「……チェック」
    女「目先のことに捕われるなと言ったはずだが……チェックだ」
    男「う、えーと……じゃあここに…」
    女「チェックメイト」
    男「うあー……」

    女「さて、お菓子も貰ったし……言うことを聞いてもらうぞ。私の可愛い犬君」
    男「負け犬扱いか……」

106 :1:2009/04/11(土) 11:11:18.99 ID:GA6qk9dMQ
    女「犬は犬らしく、ご主人様の言うことを聞きたまえ」
    男「あー……はいはい」
    女「ん」
    男「?」
    女「……不粋な男だな。ほら、早く……恥ずかしいじゃないか」
    男「えーっと……はい」

    女「ふふ、よしよし。いい子だな」
    男「…………お前なぁ…」

108 :1:2009/04/11(土) 11:16:32.93 ID:GA6qk9dMQ
    女「文化祭も終わりか」
    男「そだな」
    女「あー、ゴホン。一つだけ言っておこう」
    男「ん?」

    女「そ、その……私と一緒に回ってくれて、ありがとう」

    男「いや……こちらこそ」
    女「……さ、さあ帰ろうか」
    男「どこか寄っていくか?」
    女「そうだな、君さえよければ」
    男「じゃー行きますか」

109 :1:2009/04/11(土) 11:21:21.77 ID:GA6qk9dMQ
    女「ふぅ……少し歩き疲れたな」
    男「大丈夫か」
    女「少しベンチで休まないか?この時間なら人も居ないだろう」
    男「え……」

    女「何故そんなに離れて座る?」
    男「抑えられなくなりそうだから」
    女「いいから、もっと近くに寄ってくれ」
    男「え、ああ。わかった」
    女「……………」
    男(……ヤバイかもしれん……)

110 :1:2009/04/11(土) 11:25:57.18 ID:GA6qk9dMQ
    女「男君……」
    男「な、何だ?」
    女「ふふ、ちょっと呼んでみただけだ」
    男「…………」
    女「…………」
    (ポスッ)
    男(よ、寄り添ってきた……!?)

112 :1:2009/04/11(土) 11:34:22.53 ID:GA6qk9dMQ
    女「………スー……」
    男「何だ、寝たのか……」
    男(でもコレはチャンスなんじゃないか?)
    女「……………」
    男(ちょっとくらい触ってもバレないんじゃ……)
    女「………スー……」
    男(ちょっと……ちょっとだけ……)

113 :1:2009/04/11(土) 11:38:45.05 ID:GA6qk9dMQ
    男(いや待て)
    男「まさか……俺が触るかどうか、とかいう賭けしてるんじゃないだろうな」
    女「……ぐ、ぐー………」
    男「急に寝息が不自然になったな」
    女「……ふ、ふあー…よく寝た。さあ行こうか、男君」
    男(…コイツは……)
    女「ふん……意気地無し……」
    男「何か言ったか?」
    女「別に何も」

115 :1:2009/04/11(土) 11:44:39.88 ID:GA6qk9dMQ
    女「パフェが食べたい……」
    男「ファミレスにでも行けばあるんじゃないか?」
    女「今月は文化祭があったからな……お金が…」
    男「じゃあ、賭けに勝ったら奢ってやるよ」
    女「本当か!?……あ、もし私が負けたら?」
    男「その時は……そうだな、バニーガールにでもなってもらおう」
    女「なっ……ま、まあいいか。負ける訳が無い…」

116 :1:2009/04/11(土) 11:52:08.45 ID:GA6qk9dMQ
    女「っ……こ、これでいいんだろう」
    男「おおー、可愛い」
    女「どうして君、ビリヤードだけ強いんだ…」
    男「昔からやってたからな。このタイツがまた……」
    女「んくっ……ば、馬鹿者、指を這わせるな!」
    男「この胸元も……際どい……」
    女「ゃ、あぅっ……くっ!!も、もう止めだこんなの!!」
    男「駄目だ。お前は賭けに負けたんだからな、ハハハハハ!」
    女「う、うう……恥ずかしくて死にそうだ…」

118 :1:2009/04/11(土) 11:57:26.52 ID:GA6qk9dMQ
    女「……21だ」
    男「だああ!!何でそんなに強いんだよ!」
    女「カウンティングという技があるんだ」
    男「カウンティング?どうやるんだ」
    女「君に言っても使いこなせないと思うが……」
    男「失礼だな、やってみなくちゃわからないだら」

    男「こんなの出来る訳ないだろ!アホか!」
    女「それみたことか」

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 12:17:16.97 ID:9AcKYuxqO
    カウンティングって何だ?

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 12:20:54.79 ID:cevGzFVC0
    >>124
    ブラックジャックで確実に勝てるテクニック
    すっごいいろんなことをいっぺんに頭の中だけでやらなきゃいけないから普通の人には無理

120 :1:2009/04/11(土) 12:06:38.38 ID:GA6qk9dMQ
    男「次はメイド服とか着せてみようかな」
    女「前から気になっていたが、君はどうしてそんなものを……」
    男「ご奉仕ってやたらエロいよなぁ……」
    女「……ふん。そんなの、所詮は布じゃないか」
    男「違う!!女の子が天使になるための羽衣だ!!」
    女「君は時々よくわからないことを言うな」

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 12:22:46.64 ID:Oy7JErpJO
    >>120
    名言出たwww

122 :1:2009/04/11(土) 12:11:56.71 ID:GA6qk9dMQ
    女「……………」
    男「今日はやたら口数が少ないな」
    女「ん……そうか?」
    男「ああ。何かあったか?」
    女「いや、別に何も」
    女「……………」

    男「……………?」

123 :1:2009/04/11(土) 12:17:02.21 ID:GA6qk9dMQ
    女「…………」
    男「女?」
    女「…………」
    (ドサッ)
    男「お、おい!?どうした!」
    女「…………」
    男「救急車だ!」


126 :1:2009/04/11(土) 12:21:38.07 ID:GA6qk9dMQ
    女「いやあ参ったよ。まさか入院とはな」
    男「栄養失調……ちゃんと飯食ってるのか?」
    女「両親が残した借金があるからな。一食が限度なんだ」
    男「…………」
    女「まあ何とかなるさ。心配してくれたことには礼を言う」
    男「いや……大丈夫なんだな?」
    女「大丈夫だ。……辛くなった時は君に甘えるから、覚悟しておきたまえ」

130 :1:2009/04/11(土) 12:26:21.81 ID:GA6qk9dMQ
    女「……入院か」
    女(甘い物も無い、ギャンブルも出来ない)
    女(酷く退屈)
    女(そして何より……彼に会えないのはストレスが溜まるな)
    女(今頃何をしているやら)

    男「……バイト始めるか」

132 :1:2009/04/11(土) 12:31:38.70 ID:GA6qk9dMQ
    女(仕方無い。頭の中でチェスの戦略でも練るとしよう)
    女(……………)
    女(男君は何をしているかな)
    女「私のことを、少しくらい思ってくれているだろうか…」
    女(何を言ってるんだか……私も随分のめり込んでしまったものだ)

    男「バイト……結構しんどいな……」

133 :1:2009/04/11(土) 12:37:46.80 ID:GA6qk9dMQ
    女「やっと退院か……思ったより長かったな……ん?」
    男「よす」
    女「やあ。全然見舞いに来ないもんだから、寂しかったぞ」
    男「ははは」
    女「もう少しで泣いてしまうところだった」
    男「冗談は上手くなったんだな」
    女「本気だ、馬鹿者……本当に寂しかった」
    男「…………」

134 :1:2009/04/11(土) 12:43:42.37 ID:GA6qk9dMQ
    女「一体何をしていたんだ?」
    男「ああ、ちょっとね……はい」
    女「何だコレは……封筒に……金?」
    男「少ないけどな。バイト代出たから」
    女「…………」
    男「遠慮するなよ?」

    女「……こういうのは、止めてくれないか」

135 :1:2009/04/11(土) 12:46:35.41 ID:GA6qk9dMQ
    女「私は君と『恋人』で居たいんだ。それがずっと夢だったんだから…」
    男「いや、でも……」
    女「君まで、私の親に振り回されることは無いさ。心配かけて悪かった」
    男「…………」
    女「それじゃあ、また明日学校でな」
    男「……ああ」

136 :1:2009/04/11(土) 12:52:10.49 ID:GA6qk9dMQ
    女「……10。1、2、3、4、5、6、7、8、9」
    女「……よし」
    女「男君と一緒に居られるのも、後二ヶ月か……」

    男「卒業まで後二ヶ月か」
    女「……そうだな」
    男「嬉しくないのか?」
    女「君と毎日会えなくなるというのに、何が嬉しいと言うんだ」
    男「……………」

138 :1:2009/04/11(土) 13:00:38.35 ID:GA6qk9dMQ
    女「……寒いな……」
    男「寒い……自販機で何か買うか?これくらいは『恋人』として奢らせてくれ」
    女「……それじゃあ、ココアがいいな」
    男「はいよー」

    女「暖まるな……」
    男「そうだな……」
    女「しかしまだ寒い……だから、その、くっついてもいいか?」
    男「あ、ああ……うん」
    女「……君は暖かいな…」
    男「……………」

154 :1:2009/04/11(土) 15:51:08.31 ID:GA6qk9dMQ
    女「思い出旅行ねえ……」
    男「いいじゃないか、学生時代最後の思い出になって」
    女「そこじゃあ甘い物を定期的に食べられないし、チェスがあるかもわからんな」
    男「……まあ、そりゃそうかも」
    女「唯一の楽しみと言えば、旅館のオヤジと麻雀するくらいか」
    男「卑屈だなあ……あ、金は?」
    女「両親が一括で払った」
    男(……とんでもない人たちだったんだな……)

155 :1:2009/04/11(土) 15:59:05.83 ID:GA6qk9dMQ
    女「さて、行こう男君」
    男「え?どこに?」
    女「決まっているだろう、旅行のお菓子を買う為だ!!」
    男「…………」
    女「はわ!歯磨きセットも買わなくては…後、タオルも新しいのにしよう」
    男(めちゃくちゃ楽しみなんだな……)
    女「何をぼーっとしている?早く行こう」
    男「はいはい」

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 16:02:50.49 ID:Ml6EWkep0
    女は金持ちなのかそうでないのか

158 :1:2009/04/11(土) 16:07:07.15 ID:GA6qk9dMQ
    女「チョコと、飴と……」
    男「……溶けるんじゃないか?」
    女「冬だから大丈夫だろう」
    男「うっかりヒーターの前に荷物置いて溶けまくったりな」
    女「そんなこと、余程の馬鹿じゃないとしない」
    男「……………」
    女「……訂正だ。お茶目の人じゃないとしない」
    男「あんまり慰めになってない……」

    >>156
    生活費を払い、借金を返しつつも、とある目的の為に貯金中。
    学校関連のお金は親が全て支払い済。

    たまに金があるのは貯金を少しだけ崩していると考えてもらえば。

160 :1:2009/04/11(土) 16:12:28.46 ID:GA6qk9dMQ
    男「しっかし、見事に甘い物しかないな」
    女「まあな。お菓子といえば甘い物だろう」
    男「ピュレグミとかあるぞ」
    女「邪道だ」
    男「じゃ、邪道って……」
    女「あ、しまったセコイヤを買い忘れたぞ」
    男「まだ買うのかよ……」

161 :1:2009/04/11(土) 16:18:26.94 ID:GA6qk9dMQ
    女「斑決めか……」
    男「…………」
    女(男君と、絶対に同じ斑にならなくては……)
    女「お、男く……」
    女友「男君!よかったらウチの斑に入らない?」
    男「え?でも……」
    女友「いいでしょ?……あ、それとも誰かと約束しちゃった?」

    女(ば、馬鹿者!!男君と同じ斑になるのは私だ!!)

    男「視界の端で女がやたら口をパクパクしている……」

162 :1:2009/04/11(土) 16:24:47.59 ID:GA6qk9dMQ
    男「あー……もう一人、いい?」
    女友「もう一人?」
    男「女だけど……」
    女友「あ……………うん、いいよ」
    男「悪いな」

    女友(ちぇ……邪魔者が入ったなあ。折角私以外全員男子にしたのに……)

    女「ふ、ふん。入れてくれ等と言った覚えは無いぞ」
    男「俺が一緒になりたかっただけだから、気にするな」
    女「……な、なら入ってやろうかな。まあ、私も君と同じ斑で嬉しいよ」
    男「それはどうも」

163 :1:2009/04/11(土) 16:29:29.60 ID:GA6qk9dMQ
    男「斑決めに続いてバスの席決めか……」
    女「……………」
    女友「……………」
    男「あの二人はやたら気合い入ってるな……」

    女(座席決めは完全に運……つまりは籤引き……ギャンブラーの血が騒ぐ)
    女友(十年越しの恋も、もうすぐ卒業で終わっちゃう……その前に何とか……)

    男「あ、俺の番か」

164 :1:2009/04/11(土) 16:34:23.06 ID:GA6qk9dMQ
    男「14番」

    女(14!14を引くんだ私のゴッドハンド!)
    女友(大丈夫……神様はきっと私の頑張りに答えてくれる……!!)

    女「……ふっ」
    女友「……たああああっ!!」

    女友「じゅ……14番!!」
    女「じゅう……さんばん……」

166 :1:2009/04/11(土) 16:39:38.02 ID:GA6qk9dMQ
    男「……女、そんなに落ち込むなよ」
    女「何の話だ。落ち込んで等いない」
    男「…………」

    女「こ、これは欠伸をしただけだ!!勘違いするな馬鹿者!」

    女友「よろしく男君!……と、女さん」
    男「あー、よろしくな」
    女「……よろしく」

168 :1:2009/04/11(土) 16:44:54.79 ID:GA6qk9dMQ
    女「……まあいい。メインイベントはここからだ」
    男「メインイベント?」
    女友「部屋決めだよっ!!男女混合も可!」

    男「…………401号室」
    女「……私も401!!」
    女友「私も!!」

    女(………コイツもか)
    女友(この人もか……)

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 16:50:14.19 ID:JpG+OldQO
    部屋が男女一緒…だと…?

170 :1:2009/04/11(土) 16:51:51.86 ID:GA6qk9dMQ
    女「よし、準備完了だ」
    女「…………さて、寝ようかな」
    (ぼふっ)
    女(明日は男君と一緒に色んなところを回ろう)
    女(旅行先でのギャンブルというのもオツだな)
    女(で、出来れば……キスとか、そ、それ以上も……)
    (むくっ)
    女「眠れない……」

171 :1:2009/04/11(土) 16:57:14.62 ID:GA6qk9dMQ
    男「……眠……」
    女友「おっはよう!男君!!」
    男「ん?ああ、おはよう」
    女友「今日楽しみだね!よろしくね?……その、色々……」
    男「色々?」
    女友「う、ううん!何でもない!!」
    男「変な奴だな」
    女友「あー!男君が言う!?」
    男「どういう意味だよソレは」
    女友「さあ?ご自分で考えてくださーい」
    男「……………ったく…」
    女「えへへー」

174 :1:2009/04/11(土) 17:03:40.18 ID:GA6qk9dMQ
    男「……女、そのクマは何だ?」
    女「熊?まだ旅行先にはついていないぞ」
    男「いや……クマ」
    女「何の話だかさっぱりだ」

    女「ミニチェス盤どこにやったかな」
    男「バスの中でやるもんじゃないだろ…」


175 :1:2009/04/11(土) 17:10:39.05 ID:GA6qk9dMQ
    女「…………」

    女友「もおー酷いよソレー」
    男「酷くないだろ、事実だから」
    女(……ち、近すぎだろう)
    女友「あー!男君!海だよ海!!」
    女(お……おい……!!どさくさに紛れてくっつくな馬鹿者!!)
    男「女友……胸が……」
    女友「え?……あわわわわ!ごめ、ゴメンね!?」
    男「い、いや……結構な物をお持ちで……」

    女(さわさわ……ぺたっ)
    女「……くそう……」

176 :1:2009/04/11(土) 17:15:42.37 ID:GA6qk9dMQ
    女「……スー…………」
    女友「あれ?女さん寝ちゃったよ」
    男「ん?……ああ、眠れなかったんだろ」
    女友「へぇー、可愛いところあるんだね」
    男「ああ。可愛いよな」

    女友「……ねぇ、私は?」

    男「え?」
    女友「う、ううん!!!何でもない……」

177 :1:2009/04/11(土) 17:20:40.23 ID:GA6qk9dMQ
    男「女ー……」
    女「……スー………」
    男「女」
    女「ん……」
    男「起きろよ」
    女「っ!?馬鹿者!み、皆の前だぞ!」
    男「もう皆降りたっての」
    女「ふぇ?……も、もうバスは終わりか!?」
    男「ああ」
    女「そんな……ビンゴセットも持ってきたというのに……」
    男「帰りのバスでやろう、な?」
    女「うん……」

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/04/11(土) 17:41:08.95 ID:wNgGkUaW0
    >>177
    男「帰りのバスでやろう、な?」
    女「うん……」

    これはいい

184 :1:2009/04/11(土) 17:44:07.66 ID:GA6qk9dMQ
    >>183
    皆疲れて寝てる時に隠れて……それ何てエロゲ?


新ジャンル「甘党ギャンブラー」【後編】へつづく

引用元
新ジャンル「甘党ギャンブラー」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1239375790/
 
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